JP5605438B2 - 冷却器 - Google Patents
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Description
本発明は冷却器に関し、特に冷媒流量の改善に関する。
従来から、電動機と、電動機を収容する駆動装置ケースと、電動機を制御するインバータとを備えた駆動装置において、インバータや電動機を冷却するための冷却構造を有するものが提案されている。
図18、図19及び図20に、下記の特許文献1に開示された従来の冷却器構造を示す。図18は冷却構造の全体斜視図、図19は冷却構造の縦断面図、図20は冷却構造の主要部の縦断面図である。インバータ3や電動機1等の放熱体が放熱した熱を、冷媒循環路4においてラジエータ42との間で循環する冷媒に対して放熱させて、放熱体を熱的に保護する。
インバータ3は、バッテリ電源の直流を交流に変換するスイッチングトランジスタや付随の回路素子と、これらを配した回路基板からなる。インバータ3は、基板自体又は別部材を基板に取り付けることで基板と一体化されたヒートシンク53の上面側に取り付けられ、ヒートシンク53がインバータ3を収容するインバータケース7の底部に固定される。ヒートシンク53の下面がインバータ3と熱的に接続された放熱面53aとして形成される。インバータケース7は、内部のインバータ3を雨水や埃から保護すべく覆うように形成される。
電動機1は、駆動装置ケース2に収容され、駆動装置ケース2の上面にスペーサ部材6が設けられる。スペーサ部材6の上面には、放熱面53aと対向配置され、かつ、電動機1と熱的に接続された対向面6aが形成される。スペーサ部材6の上面には、ヒートシンク53をスペーサ部材6の上に搭載した状態で、ヒートシンク53の下面、すなわち放熱面53aとの間に冷媒空間Rを形成するための矩形の凹部が形成される。凹部の底面は対向面6aを形成する。スペーサ部材6の下面には、駆動装置ケース2の上面と協働して、流入側冷媒路Riを形成する凹部61及び流出側冷媒路Roを凹部62が互いに平行に形成される。
冷却構造は、ヒートシンク53の放熱面53aとスペーサ部材6の対向面6aとの間に冷媒空間Rを形成し、この冷媒空間Rに放熱面53aから対向面6aに向けて立設された複数の放熱フィン56を並列配置して、複数の放熱フィン56のそれぞれの隣接間に冷媒が通流するフィン間通路Rpを形成してなる。放熱フィン56は、熱交換面積確保のために、ヒートシンク53側の放熱面53aからスペーサ部材6の対向面6aに向けて冷媒空間R内に延出し、冷媒空間Rをその厚さ方向に横断する。
放熱フィン56は、ヒートシンク53の下側を削り起し形成され、放熱面53aはインバータ3側に近接されている。フィン56の立設に際しては、削り起し前の面より立設された部位に関して放熱フィン56の先端部の長さが基端部の長さより短く設定され、フィン間通路Rpの端面が放熱フィン56の立設方向に対して傾斜している。
スペーサ部材6の凹部61と駆動装置ケース2の上面により、流入側冷媒溜Riがフィン間通路Rpの並設方向に延在して形成され、スペーサ部材6の凹部62と駆動装置ケース2の上面により、流出側冷媒溜Roがフィン間通路Rpの並設方向に延在して形成される。流入側冷媒溜Riとフィン間通路Rpの一端とがフィン間通路Rpの並設領域にわたって延在する絞り部Rsにより連通連結され、排出側冷媒溜Roとフィン間通路Rpの他端とがフィン間通路Rpの並設領域にわたって延在する絞り部Rsにより連通連結される。駆動装置ケース2の凹部61,62と対向する位置には、流入側冷媒溜Ri及び流出側冷媒溜Ro内に向けて、フィン21が立設し、伝熱面積を増加させている。
スペーサ部材6の一方側の側端部には、流入側冷媒溜Riに冷媒を流入させる流入側ポート51と、流出側冷媒溜Roから冷媒を流出させる流出側ポート52とが互いに平行に接続される。そして、冷媒循環路に設けられた冷媒ポンプ41により流入側冷媒溜Riに供給された冷媒を、絞り部Rsを介して並列配置された複数のフィン間通路Rpに通流させることで放熱面53aを介してインバータ3が冷却される。インバータ3を冷却後の冷媒は、絞り部Rsを介して流出側冷媒溜Roに流出される。
しかしながら、流入側冷媒溜Riに供給された冷媒は、絞り部Rsのうち冷媒流の上流側に位置する絞り部Rsを介して選択的にフィン間通路Rpに流れるため、下流側に位置する絞り部Rsを介してフィン間通路に流れる冷媒の流量が相対的に少なくなり、流入側冷媒溜の下流側端部にエアが滞留して冷却性能が低下してしまう問題が生じ得る。
本発明の目的は、放熱面の冷媒通路、すなわち冷媒空間に絞り部を介して流入側冷媒溜及び流出側冷媒溜が連通される冷却器において、流入側冷媒溜の下流側における冷却性能を向上させることにある。
本発明は、冷却器であって、冷媒が通流する冷媒空間と、前記冷媒空間の一端側に流入側絞り部を介して連通する流入側冷媒溜と、前記冷媒空間の他端側に流出側絞り部を介して連通する流出側冷媒溜とを備え、前記流入側冷媒溜及び前記流入側絞り部は、第1方向に延在して形成され、前記流入側冷媒溜に供給された冷媒は、前記第1方向に沿って流れるとともに前記流入側絞り部を介して前記冷媒空間に通流し、前記流出側絞り部を介して前記流出側冷媒溜に流出し、前記流入側冷媒溜の下流側端部の近傍領域に、流路断面積を縮小調整してこの領域における冷媒の流速を増大させる調整手段が形成されることを特徴とする。
本発明の1つの実施形態では、前記調整手段はフィンである。前記フィンは、ピンフィンとすることができる。
本発明の他の実施形態では、前記ピンフィンは、前記流入側絞り部が連通する側に偏在して形成される。
また、本発明の他の実施形態では、前記ピンフィンは、前記流入側絞り部が連通する側において相対的にフィン径が大きくなるように形成される。
また、本発明の他の実施形態では、前記ピンフィンは、前記流入側絞り部が連通する側において相対的に密度が大きくなるように形成される。
また、本発明の他の実施形態では、前記調整手段は、前記第1方向に沿って形成されたガイドである。
また、本発明の他の実施形態では、前記ガイドは、前記第1方向に沿って形成された第1部分と、前記第1方向と略垂直方向に延在し前記冷媒の下流への流れを規制する第2部分からなる。
また、本発明の他の実施形態では、さらに、前記下流側端部の近傍領域よりもさらに上流側に、前記流入側冷媒溜の流路断面積を縮小調整する第2調整手段を有する。
また、本発明の他の実施形態では、前記第2調整手段は、前記第1方向に沿って形成されたフィンである。
また、本発明の他の実施形態では、前記調整手段と前記第2調整手段の間に、前記流入側冷媒溜の流路断面積を縮小調整する第3調整手段を有する。
また、本発明の他の実施形態では、前記第3調整手段は、前記流入側冷媒溜内に形成された凸部である。
本発明によれば、流入側冷媒溜の下流側端部におけるエアの滞留を抑制し、冷却性能を向上させることができる。
以下、図面に基づき本発明の実施形態について説明する。なお、図18、図19、図20に示す従来の冷却構造と同一若しくは対応する部材については同一符号を付す。また、以下の実施形態は単なる例示であり、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。
1.基本構成
まず、実施形態の説明に先立って、実施形態の前提となる基本構成について説明する。実施形態における冷却器の基本構成は、図18〜図20に示す従来の冷却構造と同一の部分を備える。すなわち、実施形態の冷却器も、ヒートシンク53の放熱面53aとスペーサ部材6の対向面6aとの間に冷媒空間Rを形成する。この冷媒空間Rには、必要に応じて放熱面53aから対向面6aに向けて立設された複数の放熱フィン56を並列配置し、複数の放熱フィン56のそれぞれの隣接間に冷媒が通流するフィン間通路Rpを形成してもよい。但し、放熱フィン56は必須ではなく、実施形態では放熱フィン56を有しない構成について説明する。
まず、実施形態の説明に先立って、実施形態の前提となる基本構成について説明する。実施形態における冷却器の基本構成は、図18〜図20に示す従来の冷却構造と同一の部分を備える。すなわち、実施形態の冷却器も、ヒートシンク53の放熱面53aとスペーサ部材6の対向面6aとの間に冷媒空間Rを形成する。この冷媒空間Rには、必要に応じて放熱面53aから対向面6aに向けて立設された複数の放熱フィン56を並列配置し、複数の放熱フィン56のそれぞれの隣接間に冷媒が通流するフィン間通路Rpを形成してもよい。但し、放熱フィン56は必須ではなく、実施形態では放熱フィン56を有しない構成について説明する。
スペーサ部材6の凹部61と駆動装置ケース2の上面により、流入側冷媒溜Riが冷媒空間Rに連通して形成される。また、スペーサ部材6の凹部62と駆動装置ケース2の上面により、流出側冷媒溜Roが冷媒空間Rに連通して形成される。流入側冷媒溜Riと冷媒空間Rの一端とが絞り部Rsにより連通され、流出側冷媒溜Roと冷媒空間の他端とが絞り部Rsにより連通される。
流入側冷媒溜Riには、冷媒を流入させる流入側ポート51が連通連結され、流出側冷媒溜Roには冷媒を流出させる流出側ポート52が連通連結される。冷媒循環路に設けられた冷媒ポンプ41により流入側冷媒溜Riに供給された冷媒を、絞り部Rsを介して冷媒空間Rに通流させることで放熱面53aを介して発熱体、例えばインバータ3が冷却される。インバータ3を冷却後の冷媒は、絞り部Rsを介して流出側冷媒溜Roに流出される。また、流入側冷媒溜Ri内を通流する冷媒により、駆動装置ケース2内の発熱体、例えばモータやリアクトルが冷却される。実施形態の冷却器50は、冷却空間Rの上面にあるヒートシンク53により冷却空間Rの上部にある発熱体を冷却するとともに、流入側冷媒溜Riの下部にある発熱体を冷却する。
図1に、本実施形態における冷却器50の基本構成の概観斜視図を示す。また、図2に、冷却器50の平面図を示す。スペーサ部材6に対応するスペーサ部材64が直交する3軸x−y−zにおけるx方向に3つの領域64a,64b,64cに分割して形成される。スペーサ部材64が3つに分割されているのは、冷却器50の上部に位置するインバータ3等の発熱体が大別して3つのユニットから構成されていることに対応したものである。スペーサ部材64a,64b,64cの内部にはそれぞれ流入側冷媒溜Riと流出側冷媒溜Roが形成され、図2に示すように、それぞれのスペーサ部材64a,64b,64cの一端には流入側絞り部Rsiが形成され、流入側冷媒溜Riと連通する。すなわち、スペーサ部材64aの一端には絞り部Rsiaが形成され、絞り部Rsiaは流入側冷媒溜Riと連通する。また、スペーサ部材64bの一端には絞り部Rsibが形成され、絞り部Rsibも流入側冷媒溜Riと連通する。さらに、スペーサ部材64cの一端には絞り部Rsicが形成され、絞り部Rsicも流入側冷媒溜Riと連通する。また、スペーサ部材64のy方向の他端には流出側絞り部Rsoが形成され、流出側冷媒溜Roと連通する。すなわち、スペーサ部材64aの他端には絞り部Rsoaが形成され、絞り部Rsoaは流出側冷媒溜Roと連通する。また、スペーサ部材64bの他端には絞り部Rsobが形成され、絞り部Rsobは流出側冷媒溜Roと連通する。さらに、スペーサ部材64cの他端には絞り部Rsocが形成され、絞り部Rsocも流出側冷媒溜Roと連通する。図2において、冷媒空間Rは、それぞれのスペーサ部材64a,64b,64cの上部(図2における紙面の手前側)に形成される。
流入側冷媒溜Riのx方向の一端には流入側ポート51が連通され、この流入側ポート51から流入側冷媒溜Riに冷媒が供給される。冷媒は任意であるが、例えば冷却水が用いられる。流入側冷媒溜Riに供給された冷媒は、3つのスペーサ部材64a,64b,64cのそれぞれに形成された絞り部Rsia,Rsib,Rsicを介して冷媒空間Rに流れ込む。冷媒空間Rを流れてインバータ3等の発熱体を冷却した後の冷媒は、スペーサ部材64a,64b,64cの他端に形成された絞り部Rsoa,Rsob,Rsocを介して流出側冷媒溜Roに流出する。流出側冷媒溜Roに流出した冷媒は流出側ポート52から冷媒循環路に流出される。
図3に、スペーサ部材64を取り除いた状態の冷却器50の概観斜視図を示す。また、図4に、スペーサ部材64を取り除いた冷却器50の平面図を示す。流入側冷媒溜Ri(図では流入側冷媒溜Riの底面が示されている)がx方向に沿って延在して形成される。また、流出側冷媒溜Ro(図では流出側冷媒溜Roの底面が示されている)もx方向に沿って延在して形成され、流入側冷媒溜Riと流出側冷媒溜Roはy方向に沿って並設される。流入側冷媒溜Ri及び流出側冷媒溜Roはともにスペーサ部材64の並設する凹部内に形成され、それぞれx方向の一端に流入側ポート51及び流出側ポート52との連通孔51a,52aが形成される。これらの連通孔51a,52aを介して冷媒が流入側冷媒溜Riに流入し、かつ、冷却後の冷媒が流出側冷媒溜Roから流出される。
図5及び図6に、流入側ポート51に供給され、流出側ポート52から流出するまでの冷媒の流れを模式的に示す。図5は、スペーサ部材64を取り除いた冷却器50の平面図を示し、図6はスペーサ部材64を備える冷却器50の平面図を示す。流入側ポート51から流入側冷媒溜Riに流入した冷媒は、図中の数字1,2,3,4に従って
1→2→3→4
と流れる。つまり、冷媒は、流入側冷媒溜Riの延在方向(x方向)に沿って流れる。ここで、流入側冷媒溜Riの流入側ポート51に連通する側を上流側、その反対側を下流側と定義する。
1→2→3→4
と流れる。つまり、冷媒は、流入側冷媒溜Riの延在方向(x方向)に沿って流れる。ここで、流入側冷媒溜Riの流入側ポート51に連通する側を上流側、その反対側を下流側と定義する。
また、流入側冷媒溜に流入した冷媒は、流入側絞り部Rsia,Rsib,Rsicを介して冷媒空間Rに流れ込む。すなわち、流入側冷媒溜Riに流入した冷媒の一部は分流してスペーサ部材64aの流入側絞り部Rsiaを介して冷媒空間Rに流れ込む。また、スペーサ部材64bの流入側絞り部Rsibを介して冷媒空間Rに流れ込む。さらに、スペーサ部材64cの流入側絞り部Rsicを介して冷媒空間Rに流れ込む。図6には、これらの分流の流れが数字5,6,7として表現されている。すなわち、流入側冷媒溜Riに流入した冷媒は、
1→2→5
1→2→3→6
1→2→3→4→7
と分流して冷媒空間Rを流れる。
1→2→5
1→2→3→6
1→2→3→4→7
と分流して冷媒空間Rを流れる。
冷媒空間Rを流れ、発熱体を冷却した冷媒は、流出側絞り部Rsoa,Rsob,Rsocを介して流出側冷媒溜Roに流出し、図5の数字8,9,10,11に従って、
8→9→10→11
と流れて流出側ポート52から流出する。
8→9→10→11
と流れて流出側ポート52から流出する。
まとめると、冷却器50内の冷媒の流れとして、
1→2→5→10→11
1→2→3→6→9→10→11
1→2→3→4→7→8→9→10→11
の3つの流れが存在し、これらの冷媒の流れによって冷却空間Rの上面に存在する発熱体を冷却し、かつ、流入側冷媒溜Riの下面に存在する発熱体を冷却する。
1→2→5→10→11
1→2→3→6→9→10→11
1→2→3→4→7→8→9→10→11
の3つの流れが存在し、これらの冷媒の流れによって冷却空間Rの上面に存在する発熱体を冷却し、かつ、流入側冷媒溜Riの下面に存在する発熱体を冷却する。
図7に、スペーサ部材64aが存在する位置における冷却器50の縦断面図を示す。スペーサ部材64aにはy方向に並設して凹部61,62が形成され、それぞれ流入側冷媒溜Ri、流出側冷媒溜Roを構成する。流入側冷媒溜Riに流入した冷媒は、対向面61を冷却するとともにスペーサ部材64aの一端に形成された流入側絞り部Rsiaを介して冷媒空間Rを流れ、ヒートシンク53を冷却する。冷却後の冷媒は、スペーサ部材64aの他端に形成された流出側絞り部Rsoaを介して流出側冷媒溜Roに流出する。
一方、このような冷媒の流れのうち、スペーサ部材64に形成された流入側絞り部Rsia,Rsib,Rsicのうち最も流入側ポート51に近く上流側に位置する流入側絞り部Rsiaを介して流れる
1→2→5→10→11
の流れが最も流量が多く、流入側絞り部Rsiaの次に上流側に位置する流入側絞り部Rsibを介して流れる
1→2→3→6→9→10→11
の流量が多い。従って、
1→2→3→4→7→8→9→10→11
と流れる冷媒は、他の流れと比べて相対的に少なく、流入側冷媒溜Riの下流側端部、具体的には図5に示す領域Xにおいて冷媒の流量が少なく、冷却性能が低下してしまう。また、領域Xにおいてエアの滞留が発生しやすい。
1→2→5→10→11
の流れが最も流量が多く、流入側絞り部Rsiaの次に上流側に位置する流入側絞り部Rsibを介して流れる
1→2→3→6→9→10→11
の流量が多い。従って、
1→2→3→4→7→8→9→10→11
と流れる冷媒は、他の流れと比べて相対的に少なく、流入側冷媒溜Riの下流側端部、具体的には図5に示す領域Xにおいて冷媒の流量が少なく、冷却性能が低下してしまう。また、領域Xにおいてエアの滞留が発生しやすい。
そこで、実施形態では、
1→2→3→4→7→8→9→10→11
と流れる冷媒の流速を増大させるために、基本構成に対していくつかの改良を加える。流入側冷媒溜Riの下流側端部の近傍領域、すなわち領域Xにおいて冷媒の流速を増大させるための基本原理は、領域Xにおいて流入側絞り部Rsicへの冷媒の流れ込みを許容しつつ、冷媒の流路断面積を縮小させて流速を増大させることにある。領域Xにおける流路断面積を縮小させるためには、領域X内に流路断面積を縮小調整するための調整手段を形成する。流路断面積を縮小調整するための調整手段は、例えば領域X内に立設されるフィンや、あるいは領域X内に立設されるガイドである。領域Xの上流側に位置する領域において冷媒の流速を増大させることにより、領域X内の冷媒の流速を増大させることもできる。
1→2→3→4→7→8→9→10→11
と流れる冷媒の流速を増大させるために、基本構成に対していくつかの改良を加える。流入側冷媒溜Riの下流側端部の近傍領域、すなわち領域Xにおいて冷媒の流速を増大させるための基本原理は、領域Xにおいて流入側絞り部Rsicへの冷媒の流れ込みを許容しつつ、冷媒の流路断面積を縮小させて流速を増大させることにある。領域Xにおける流路断面積を縮小させるためには、領域X内に流路断面積を縮小調整するための調整手段を形成する。流路断面積を縮小調整するための調整手段は、例えば領域X内に立設されるフィンや、あるいは領域X内に立設されるガイドである。領域Xの上流側に位置する領域において冷媒の流速を増大させることにより、領域X内の冷媒の流速を増大させることもできる。
以下、実施形態の構成について具体的に説明する。
2.第1実施形態
図8に、本実施形態の冷却器50の概観斜視図を示す。スペーサ部材64を取り除いた状態の斜視図であり、基本構成の図3に対応するものである。
図8に、本実施形態の冷却器50の概観斜視図を示す。スペーサ部材64を取り除いた状態の斜視図であり、基本構成の図3に対応するものである。
図3と図8とを対比すれば分かるように、本実施形態においては流入側冷媒溜Riの下流側端部に無方向性フィン、例えばピンフィン22が複数個立設される。ピンフィン22は、流入側冷媒溜Riの底面から冷媒空間Rに向けて立設される。
図9に、図8に示す冷却器50の平面図を示す。流入側冷媒溜Riの下流側端部の近傍領域、すなわち図5における領域Xに形成されるピンフィン22は、領域X内に均等に形成されるのではなく、領域Xのうちスペーサ部材64cの一端に形成された流入側絞り部Rsicの側に偏在して非均一に立設される。すなわち、ピンフィン22は、領域Xのうち流入側絞り部Rsicのy方向反対側には形成されず存在しない。より詳細には、流入側冷媒溜Riを領域Xにおいてy方向に4等分し、流入側絞り部Rsic側から見て3/4の領域にはピンフィン22が立設し、残り1/4の領域にはピンフィン22は存在しない。もちろん、これは例示であり、流入側冷媒溜Riを領域Xにおいてy方向に2等分し、流入側絞り部Rsic側から見て1/2の領域にはピンフィン22が立設し、残り1/2の領域にはピンフィン22は存在しない構成でもよく、流入側冷媒溜Riを領域Xにおいてy方向に3等分し、流入側絞り部Rsic側から見て2/3の領域にはピンフィン22が立設し、残り1/3の領域にはピンフィン22は存在しない構成でもよい。また、ピンフィン22が領域X内の全てにおいて立設しているが、流入側絞り部Rsic側により多く立設する構成であってもよい。要するに、領域Xにおいてピンフィン22の立設密度がy方向に沿って変化し、流入側絞り部Rsicに近いほど立設密度が大きくなる構成とする。ピンフィン22が流入側絞り部Rsic側に偏在して非均一に立設されているため、領域Xにおいて冷媒の流速に相違が生じ、ピンフィン22が立設している領域では冷媒の流速が低下する一方、ピンフィン22が立設していない領域、あるいはピンフィン22の立設密度が相対的に小さい領域では冷媒の流速が相対的に増大する。
図10に、本実施形態における流入側冷媒溜Ri内の冷媒の流れを示す。流入側ポート51から供給された冷媒は、上流から下流へと流れるとともに、分流して流入側絞り部Rsia,Rsibに流れる。そして、冷媒は下流端部の領域Xに流入する。領域Xにはピンフィン22が偏在して立設しており、ピンフィン22により冷媒の流速が低下する一方、ピンフィン22が存在しない領域あるいはピンフィン22の立設密度が相対的に小さい領域では冷媒の流速が相対的に増大する。従って、領域Xにおいて滞留しているエアが冷媒により排出され、特に図10に符号Pで示す下流側端部の隅部でのエアの滞留が効果的に抑制され、領域Xにおける冷却性能が向上する。ピンフィン22が立設された領域、あるいはピンフィン22の立設密度が相対的に大きい領域は相対的に高圧損領域、ピンフィン22が立設されていない領域、あるいはピンフィン22の立設密度が相対的に小さい領域は相対的に低圧損領域であり、ピンフィン22により領域Xに相対的に低圧損領域と高圧損領域を生成して冷媒の流速を増大するといえる。あるいは、ピンフィン22により領域Xの流路断面積を小さくして領域X内の冷媒の流速を増大するといえる。
3.第2実施形態
図11に、本実施形態における冷却器50の構成を示す。スペーサ部材64を取り除いた状態の冷却器50の平面図である。流入側冷媒溜Riの下流側端部の近傍領域、すなわち領域Xに複数のピンフィン23が立設される。ピンフィン23は、流入側冷媒溜Riの底面から冷媒空間Rに向けて立設される。ピンフィン23は領域Xにおいて略均一に立設されるものの、フィンのフィン径(直径)は同一ではない。すなわち、流入側絞り部Rsicの側ではピンフィン23のフィン径は相対的に大きく、流入側絞り部Rsicと反対側ではピンフィン23のフィン径は相対的に小さい。要するに、ピンフィン23のフィン径はy方向に沿って異なり、流入側絞り部Rsicに近いほどフィン径が大きくなる。ピンフィン23のフィン径の変化は連続的であってもよく、あるいはステップ的であってもよい。
図11に、本実施形態における冷却器50の構成を示す。スペーサ部材64を取り除いた状態の冷却器50の平面図である。流入側冷媒溜Riの下流側端部の近傍領域、すなわち領域Xに複数のピンフィン23が立設される。ピンフィン23は、流入側冷媒溜Riの底面から冷媒空間Rに向けて立設される。ピンフィン23は領域Xにおいて略均一に立設されるものの、フィンのフィン径(直径)は同一ではない。すなわち、流入側絞り部Rsicの側ではピンフィン23のフィン径は相対的に大きく、流入側絞り部Rsicと反対側ではピンフィン23のフィン径は相対的に小さい。要するに、ピンフィン23のフィン径はy方向に沿って異なり、流入側絞り部Rsicに近いほどフィン径が大きくなる。ピンフィン23のフィン径の変化は連続的であってもよく、あるいはステップ的であってもよい。
このような構成によれば、ピンフィン23の直径の大きさに応じて冷媒の流速が変化し、ピンフィン23の直径が相対的に小さい領域では冷媒の流速が相対的に増大する。従って、領域Xにおける滞留エアが効果的に排出され、領域Xにおける冷却性能が向上する。
本実施形態では、ピンフィン23のフィン径はy方向に順次変化しているが、例えばピンフィン23のフィン径が2段階に変化し、絞り部Rsicに近い側には相対的にフィン径が大きいピンフィン23が立設し、反対側には相対的にフィン径が小さいピンフィン23が立設してもよい。
4.第3実施形態
図12及び図13に、本実施形態における冷却器50の構成を示す。図12はスペーサ部材64cが存在する位置における冷却器50の縦断面図であり、図13はスペーサ部材64を取り除いた状態の平面図である。これらの図に示すように、流入側冷媒溜Riの下流側端部の近傍領域、すなわち領域Xにはガイド24が立設形成される。ガイド24は流入側冷媒溜Riの底面から立設し、流入側冷媒溜Riの延在方向(x方向)に沿って延在する。但し、ガイド24は、流入側冷媒溜Riの下流側端部には到達せず、下流側端部との間に空間が形成される。図において、ガイド24は流入側冷媒溜Riの幅方向(y方向)のほぼ中央に立設され、領域Xにおける冷媒流路を2分割する。図12において、ガイド24は流入側冷媒溜Riの底面から冷媒空間Rに向けて立設し、スペーサ部材64cには到達しておらず空間が存在するが、ガイド24はスペーサ部材64cに到達するまで立設してもよい。
図12及び図13に、本実施形態における冷却器50の構成を示す。図12はスペーサ部材64cが存在する位置における冷却器50の縦断面図であり、図13はスペーサ部材64を取り除いた状態の平面図である。これらの図に示すように、流入側冷媒溜Riの下流側端部の近傍領域、すなわち領域Xにはガイド24が立設形成される。ガイド24は流入側冷媒溜Riの底面から立設し、流入側冷媒溜Riの延在方向(x方向)に沿って延在する。但し、ガイド24は、流入側冷媒溜Riの下流側端部には到達せず、下流側端部との間に空間が形成される。図において、ガイド24は流入側冷媒溜Riの幅方向(y方向)のほぼ中央に立設され、領域Xにおける冷媒流路を2分割する。図12において、ガイド24は流入側冷媒溜Riの底面から冷媒空間Rに向けて立設し、スペーサ部材64cには到達しておらず空間が存在するが、ガイド24はスペーサ部材64cに到達するまで立設してもよい。
このような構成によれば、流入側冷媒溜Riの領域Xにおいて流路断面積がガイド24により縮小するので、領域Xにおける冷媒の流速が相対的に増大する。冷媒の流速が相対的に増大することにより、領域Xにおける滞留エアが効果的に排出され、冷却性能が向上する。
5.第4実施形態
図14に、本実施形態における冷却器50の構成を示す。スペーサ部材64を取り除いた平面図である。第3実施形態と同様に流入側冷媒溜Riの下流側端部、すなわち領域Xにガイド25が立設形成されるが、ガイド25の形状はガイド24と異なり、平面視においてL字形状をなす。つまり、ガイド25は、流入側冷媒溜Riの延在方向(x方向)に沿って延在する部分25aと、その一部がx方向に対して略垂直に屈曲して流入側冷媒溜Riの内部側面に当接する部分25bから構成される。部分25bは、流入側冷媒溜Riの延在方向に略垂直であるから、冷媒の下流側への流れを規制し、領域Xにおける冷媒流路を小さくする。ガイド25は、流入側冷媒溜Riの底面から冷媒空間Rに向けて立設するが、スペーサ部材64cに到達せずにスペーサ部材64cとの間に空間を形成してもよく、あるいはスペーサ部材64cまで到達するように立設してもよい。冷媒は、部分25bによりその流れが妨げられ、部分25bが存在していない流路部分を通流して領域X内を流れ、下流側端部で折り返して部分25bの下流側に回り込む。
図14に、本実施形態における冷却器50の構成を示す。スペーサ部材64を取り除いた平面図である。第3実施形態と同様に流入側冷媒溜Riの下流側端部、すなわち領域Xにガイド25が立設形成されるが、ガイド25の形状はガイド24と異なり、平面視においてL字形状をなす。つまり、ガイド25は、流入側冷媒溜Riの延在方向(x方向)に沿って延在する部分25aと、その一部がx方向に対して略垂直に屈曲して流入側冷媒溜Riの内部側面に当接する部分25bから構成される。部分25bは、流入側冷媒溜Riの延在方向に略垂直であるから、冷媒の下流側への流れを規制し、領域Xにおける冷媒流路を小さくする。ガイド25は、流入側冷媒溜Riの底面から冷媒空間Rに向けて立設するが、スペーサ部材64cに到達せずにスペーサ部材64cとの間に空間を形成してもよく、あるいはスペーサ部材64cまで到達するように立設してもよい。冷媒は、部分25bによりその流れが妨げられ、部分25bが存在していない流路部分を通流して領域X内を流れ、下流側端部で折り返して部分25bの下流側に回り込む。
このような構成によれば、流入側冷媒溜Riの領域Xにおいて流路断面積がガイド25により縮小するので、領域Xにおける冷媒の流速が相対的に増大し、滞留エアが効果的に排出され、冷却性能が向上する。
6.第5実施形態
図15に、本実施形態における冷却器50の構成を示す。スペーサ部材64を取り除いた平面図である。第2実施形態と同様に流入側冷媒溜Riの下流側端部、すなわち領域Xに複数のピンフィン23が立設形成される。ピンフィン23の直径は同一ではなくy方向に異なり、流入側絞り部Rsicに近いほど直径は大きい。また、領域Xよりも上流側であって、スペーサ部材64bが存在する位置に対応する領域(便宜上、これを領域Yとする)には複数の矩形フィン26が離散的に立設形成される。複数の矩形フィン26は同一形状であり、かつ立設密度も略均一である。複数の矩形フィン26は離散的に形成されているので、矩形フィン26は底面から立設してスペーサ部材に到達するまで延在していても冷媒はスペーサ部材64bの流入側絞り部Rsibに流れ込む。矩形フィン26により冷媒の流路断面積が縮小し、冷媒の流速が増大する。そして、流速が増大した冷媒が下流側の領域Xに流入するため、相対的に領域Xにおける冷媒の流速が増大する。さらに、領域Xにはピンフィン23が立設形成されているため、冷媒の流速はさらに相対的に増大し、滞留したエアを効果的に排出する。
図15に、本実施形態における冷却器50の構成を示す。スペーサ部材64を取り除いた平面図である。第2実施形態と同様に流入側冷媒溜Riの下流側端部、すなわち領域Xに複数のピンフィン23が立設形成される。ピンフィン23の直径は同一ではなくy方向に異なり、流入側絞り部Rsicに近いほど直径は大きい。また、領域Xよりも上流側であって、スペーサ部材64bが存在する位置に対応する領域(便宜上、これを領域Yとする)には複数の矩形フィン26が離散的に立設形成される。複数の矩形フィン26は同一形状であり、かつ立設密度も略均一である。複数の矩形フィン26は離散的に形成されているので、矩形フィン26は底面から立設してスペーサ部材に到達するまで延在していても冷媒はスペーサ部材64bの流入側絞り部Rsibに流れ込む。矩形フィン26により冷媒の流路断面積が縮小し、冷媒の流速が増大する。そして、流速が増大した冷媒が下流側の領域Xに流入するため、相対的に領域Xにおける冷媒の流速が増大する。さらに、領域Xにはピンフィン23が立設形成されているため、冷媒の流速はさらに相対的に増大し、滞留したエアを効果的に排出する。
7.変形例
以上、本発明の実施形態について説明したが、他の変形例も可能である。例えば、図11の構成において、ピンフィン23の直径を変化させるだけでなく、直径を変化させるとともにピンフィン23の立設密度を変化させてもよい。すなわち、y方向に沿って流入側絞り部Rsicに近いほどピンフィン23の直径を増大させ、かつ、立設密度を増大させる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、他の変形例も可能である。例えば、図11の構成において、ピンフィン23の直径を変化させるだけでなく、直径を変化させるとともにピンフィン23の立設密度を変化させてもよい。すなわち、y方向に沿って流入側絞り部Rsicに近いほどピンフィン23の直径を増大させ、かつ、立設密度を増大させる。
また、図15において、領域Yに立設形成される矩形フィン26に代えてピンフィンを立設形成してもよい。
また、図15において、ピンフィン23に代えて図8あるいは図9に示すピンフィン22を立設形成してもよい。
また、図15において、ピンフィン23に代えて図13のガイド24あるいは図14のガイド25を立設形成してもよい。
また、図15において、ピンフィン23が立設形成された領域Xと矩形フィン26が立設形成された領域Yとの間の領域の流路断面積をさらに縮小するための部材を設けてもよい。
図16に、この場合の構成を示す。図15のA−A断面図である。領域Xと領域Yの間の領域、すなわち領域Xよりも上流側に位置し、領域Yよりも下流側に位置する領域に、流入側冷媒溜Ri内の底部から突出する凸部30を設けてこの領域における冷媒の流路31の流路断面積を縮小する。この構成により、領域Xに流入する冷媒の流速が相対的に増大する。
本実施形態における構成及びその変形例を要約すると、以下の通りである。すなわち、図17に示すように、流入側冷媒溜Riの下流側端部の近傍領域を領域X、領域Xよりも上流側であって冷却器50により冷却すべき発熱体が存在する位置に対応する領域を領域Y、領域Xと領域Yの間の領域であって発熱体が存在しない領域を領域Zとすると、
(1)領域Xに調整手段としてピンフィン22、ピンフィン23、ガイド24、ガイド25のいずれかを立設する
(2)領域Xに調整手段としてピンフィン22、ピンフィン23、ガイド24、ガイド25のいずれかを立設するとともに、領域Yに第2調整手段としてピンフィン22、ピンフィン23、ガイド24、ガイド25、矩形フィン26のいずれかを立設する
(3)領域Xに調整手段としてピンフィン22、ピンフィン23、ガイド24、ガイド25のいずれかを立設するとともに、領域Zに第3調整手段として凸部30を形成する
(4)領域Xに調整手段としてピンフィン22、ピンフィン23、ガイド24、ガイド25のいずれかを立設するとともに、領域Yに第2調整手段としてピンフィン22、ピンフィン23、ガイド24、ガイド25、矩形フィン26のいずれかを立設し、かつ、領域Zに第3調整手段として凸部30を形成する。
(1)領域Xに調整手段としてピンフィン22、ピンフィン23、ガイド24、ガイド25のいずれかを立設する
(2)領域Xに調整手段としてピンフィン22、ピンフィン23、ガイド24、ガイド25のいずれかを立設するとともに、領域Yに第2調整手段としてピンフィン22、ピンフィン23、ガイド24、ガイド25、矩形フィン26のいずれかを立設する
(3)領域Xに調整手段としてピンフィン22、ピンフィン23、ガイド24、ガイド25のいずれかを立設するとともに、領域Zに第3調整手段として凸部30を形成する
(4)領域Xに調整手段としてピンフィン22、ピンフィン23、ガイド24、ガイド25のいずれかを立設するとともに、領域Yに第2調整手段としてピンフィン22、ピンフィン23、ガイド24、ガイド25、矩形フィン26のいずれかを立設し、かつ、領域Zに第3調整手段として凸部30を形成する。
また、本実施形態では、図1に示すようにスペーサ部材64がスペーサ部材64a,64b,64cと3つに分割される場合について例示しているが、スペーサ部材64は必ずしも分割されていなくてもよい。また、スペーサ部材64を分割する場合にも、必要に応じて2つ、あるいは4つ以上に分割してもよい。スペーサ部材64の分割の有無は、冷却すべき発熱体の設置態様に応じて決定される。
22,23 ピンフィン、24,25 ガイド、50 冷却器、51 流入側ポート、52 流出側ポート、64 スペーサ部材、Ri 流入側冷媒溜、Ro 流出側冷媒溜。
Claims (8)
- 冷却器であって、
冷媒が通流する冷媒空間と、
前記冷媒空間の一端側に流入側絞り部を介して連通する流入側冷媒溜と、
前記冷媒空間の他端側に流出側絞り部を介して連通する流出側冷媒溜と、
を備え、
前記流入側冷媒溜及び前記流入側絞り部は、第1方向に延在して形成され、
前記流入側冷媒溜に供給された冷媒は、前記第1方向に沿って流れるとともに前記流入側絞り部を介して前記冷媒空間に通流し、前記流出側絞り部を介して前記流出側冷媒溜に流出し、
前記流入側冷媒溜の下流側端部の近傍領域に、流路断面積を縮小調整してこの領域における冷媒の流速を増大させる調整手段が形成され、
前記調整手段は、ピンフィンであることを特徴とする冷却器。 - 請求項3記載の冷却器において、
前記ピンフィンは、前記流入側絞り部が連通する側に偏在して形成されることを特徴とする冷却器。 - 請求項3記載の冷却器において、
前記ピンフィンは、前記流入側絞り部が連通する側において相対的にフィン径が大きいことを特徴とする冷却器。 - 請求項3記載の冷却器において、
前記ピンフィンは、前記流入側絞り部が連通する側において相対的に密度が大きいことを特徴とする冷却器。 - 請求項3記載の冷却器において、さらに、
前記下流側端部の近傍領域よりもさらに上流側に、前記流入側冷媒溜の流路断面積を縮小調整する第2調整手段を有することを特徴とする冷却器。 - 請求項9記載の冷却器において、
前記第2調整手段は、前記第1方向に沿って形成されたフィンであることを特徴とする冷却器。 - 請求項9記載の冷却器において、
前記調整手段と前記第2調整手段の間に、前記流入側冷媒溜の流路断面積を縮小調整する第3調整手段を有することを特徴とする冷却器。 - 請求項11記載の冷却器において、
前記第3調整手段は、前記流入側冷媒溜内に形成された凸部であることを特徴とする冷却器。
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