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JP5606493B2 - 励振器及び直交誤差補正方法 - Google Patents
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JP5606493B2 - 励振器及び直交誤差補正方法 - Google Patents

励振器及び直交誤差補正方法 Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、ダイレクトコンバージョン方式を採用する送信機で用いられる励振器及びこの励振器で用いられる直交誤差補正方法に関する。
ダイレクトコンバージョン方式では、ベースバンド帯のIQ信号を直接RF(Radio Frequency)信号に変換する。このとき、アナログ直交変復調器の振幅・位相誤差及びDCオフセットにより、信号品質が劣化するおそれがある。また、送信機がDPD(Digital Pre-Distortion)を有する場合には、アナログ直交変復調器の振幅・位相誤差及びDCオフセットにより、DPDの非線形歪補償性能が劣化するおそれがある。このような問題を回避するため、アナログ直交変復調器による直交誤差をデジタル信号処理を用いて推定する方法が広く検討されている。
ところで、直交誤差を推定する際、直交誤差は、周波数依存性がないものとして考えられている。しかしながら、アナログ直交変復調器のEVM(Error Vector Magnitude)を実際に測定すると、直交誤差によるイメージが残留することが観測される。イメージが残留する問題の原因としては、測定系の周波数特性が考えられ、非特許文献1では、周波数依存性を持つ直交変復調器誤差(Frequency Dependent IQ Imbalance)の推定・補正方法が紹介されている。
現状の製品では、IチャネルとQチャネルとのスキューの差に基づく直交誤差の周波数依存性によりイメージの残留が生じている。スキュー差は100psec程度であるため、アナログ回路によりスキュー差の発生を抑えることは難しい。このため、デジタル信号処理でスキュー差を補正することになるが、100psecの遅延差を測定することは難しく、MER(Modulation Error Ratio)、又は、EVM等の測定が必要になる。例えば、ISDBT方式では、キャリア毎のMERを測定できる測定器がある。この測定器により測定したMERの周波数特性を利用し、スキュー差を補正することが可能である。しかしながら、このようなMERの周波数特性を測定できる測定器は限られている。あるいは、例えばCMMB方式等の放送方式によっては、キャリア毎のMERを測定できる測定器は存在しないため、スキュー差を補正できない。
特開平9−247225号公報
Lei Ding, Zhengxiang Ma, Dennis R. Morgan, Mike Zierdt and G. Tong Zhou, "Frequency Dependent Modulator Imbalance in Predistortion Linearization Systems: Modeling and Compensation," Signals, Systems and Computers, 2003. Conference Record of the Thirty-Seventh Asilomar Conference on, vol. 1, no., pp. 688-692 Vol. 1, 9-12 Nov. 2003.
以上のように、IチャネルとQチャネルとのスキューの差は、MER又はEMVの周波数特性を測定できる測定器があれば補正することが可能であるが、このような測定器は一般的でなく、放送方式によっては存在しない場合もある。
そこで、目的は、MER又はEMVの周波数特性を測定しなくてもスキュー差を補正することが可能な励振器、及び、この励振器で用いられる直交誤差補正方法を提供することにある。
実施形態によれば、励振器は、正弦波発生部、フィルタ部、デジタル−アナログ変換部、直交変調部を具備する。正弦波発生部は、予め設定された時間間隔毎に周波数を所定の間隔で変更しながら、第1の正弦波と、前記第1の正弦波と位相が90度異なる第2の正弦波とを発生させる。フィルタ部は、複数のフィルタ係数が記憶され、前記複数のフィルタ係数のうちいずれかを設定可能であり、前記設定されたフィルタ係数で前記第1及び第2の正弦波に対してフィルタ処理を行う。デジタル−アナログ変換部は、前記フィルタ処理後の第1及び第2の正弦波を第1及び第2のアナログ信号に変換する。直交変調部は、前記第1及び第2のアナログ信号を直交変調し、前記第1及び第2の正弦波が発生される周波数に応じた変調信号を生成する。
本実施形態に係る励振器の機能構成を示すブロック図である。 図1に示す励振器が、IQ信号のスキュー差を補正するためのフィルタ係数を設定する際のシーケンス図を示す図である。 図1のスペクトラムアナライザに表示される変調信号のスペクトラムを示す図である。 図1のスペクトラムアナライザに表示される変調信号のスペクトラムを示す図である。 図1のスペクトラムアナライザに表示される変調信号のスペクトラムを示す図である。 スキュー差が補正されていない場合のMERの測定結果を示す図である。 スキュー差が補正された場合のMERの測定結果を示す図である。
以下、実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る励振器10の機能構成を示すブロック図である。図1に示す励振器10は、変調処理部11、切替器12、正弦波発生部13、フィルタ部14、デジタル−アナログ変換部15−1,15−2、直交変調部16、シンセサイザ17及び制御部18を具備する。
変調処理部11は、入力されるTS(Transport Stream)信号に対して伝送路符号化処理及びデジタル変調処理を行い、TS信号をベースバンド帯のI信号及びQ信号へ変換する。変調処理部11は、I信号及びQ信号を切替器12へ出力する。
正弦波発生部13は、NCO(Numerically Controlled Oscillator)131及びカウンタ132を備える。
NCO131は、カウンタ132により設定される設定値phiに従った周波数の第1の正弦波と、第1の正弦波の位相と位相が90度異なる第2の正弦波とを作成する。NCO131は、作成した第1及び第2の正弦波を切替器12へ出力する。
カウンタ132は、予め設定された時間間隔で、設定値phiを所定の間隔でインクリメントし、インクリメントした設定値phiをNCO131へ通知する。設定値phiをインクリメントする所定の間隔とは、設定値phiをインクリメントすることにより生じる正弦波の周波数の差が、スペクトラムアナライザ20の分解能を超えず、かつ、操作者が要望する分解能を満たす間隔である。また、カウンタ132は、操作者が所望する帯域内で、設定値phiを繰り返してインクリメントする。例えば、カウンタ132は、所望の帯域の最大周波数を指定する設定値phiを設定したのち、この帯域の最小周波数を指定する設定値phiへ、設定値phiをインクリメントする。
切替器12は、変調処理部11から供給されるI信号及びQ信号と、正弦波発生部13から供給される第1及び第2の正弦波とのうち、制御部18からの指示に応じた一方の信号をフィルタ部14へ選択的に出力する。すなわち、切替部12は、制御部18から、出力を第1及び第2の正弦波へ切り替える旨の第1の切替信号を受信すると、フィルタ部14へ第1及び第2の正弦波を出力する。また、切替器12は、制御部18から、出力をI信号及びQ信号へ切り替える旨の第2の切替信号を受信すると、フィルタ部14へI信号及びQ信号を出力する。
フィルタ部14は、例えば、FIR(Finite Impulse Response)フィルタである。フィルタ部14の内部メモリには、IQスキュー差を補正する範囲及び解像度に必要な遅延差を持つ複数のフィルタ係数が予め記録されている。なお、解像度とは、スキュー差を評価する上での時間差の最小単位を意味し、例えば、1nsecを100psec毎に10段階でフィルタ係数を切り替えるようにする。
フィルタ部14は、複数のフィルタ係数のうち制御部18からの指定信号に従ったフィルタ係数を用い、切替器12から供給される第1及び第2の正弦波に対してフィルタ処理を行う。第1及び第2の正弦波へのフィルタ処理の結果に基づいて、最適なフィルタ係数が設定される。
また、フィルタ部14は、複数のフィルタ係数のうち、設定されているフィルタ係数を用いて、切替器12から供給されるI信号及びQ信号のフィルタ処理を実行する。フィルタ部14は、フィルタ処理後の信号をデジタル−アナログ変換部15−1,15−2へ出力する。
デジタル−アナログ変換部15−1,15−2は、フィルタ部14から供給される信号を第1及び第2のアナログ信号に変換し、直交変調部16へ出力する。
直交変調部16は、シンセサイザ17で作成されるキャリア信号を、デジタル−アナログ変換部15−1,15−2から供給される第1及び第2のアナログ信号によりそれぞれ変調し、変調したキャリア信号を合成して変調信号として後段へ出力する。図1に示すように、後段にスペクトラムアナライザ20が接続されている場合、直交変調部16は、接続されるスペクトラムアナライザ20へ変調信号を出力する。
以下に、IQ信号のスキュー差が直交誤差へ与える影響を説明する。RF(Radio Frequency)帯(周波数f/2π)の送信信号を
Figure 0005606493
とする。このとき、Qチャネル側にIチャネル側との相対時間差Δtがあるとすると送信信号は、
Figure 0005606493
となる。ここで、送信信号に対してスペクトル解析を行う。Iチャネルの時間信号のフーリエ変換結果を
Figure 0005606493
とし、Qチャネルの時間信号のフーリエ変換結果を、
Figure 0005606493
とすると、送信信号のフーリエ変換結果は、
Figure 0005606493
となる。数式(5)の第3項及び第4項は、ω<0であるため直交変調後のRF領域では無視できる。数式(5)の第2項がスキュー差の影響を受ける。第2項からQ側の周波数領域信号に対して、位相特性e−j(ω−ωc)Δtがかかっていることがわかる。これにより、Q側の周波数領域信号の位相がe−j(ω−ωc)Δtだけずれることにより、本来I側の信号と、Q側の信号とで打ち消しあうものが打ち消されずに残留し、その結果、イメージが生じることとなる。
制御部18は、操作者により、励振器10がフィルタ係数を設定可能な第1の状態となるように要求された場合、第1及び第2の正弦波をフィルタ部14へ出力する旨の第1の切替信号を作成し、第1の切替信号を切替器12へ出力する。
また、制御部18は、第1の状態において、操作者からフィルタ係数が指定された場合、指定されたフィルタ係数をフィルタ部14へ通知する指定信号を作成し、指定信号をフィルタ部14へ出力する。
また、制御部18は、操作者から、励振器10が設定されたフィルタ係数でフィルタ処理を行う第2の状態となるように要求された場合、I信号及びQ信号をフィルタ部14へ出力する旨の第2の切替信号を作成し、第2の切替信号を切替器12へ出力する。
スペクトラムアナライザ20は、励振器10から変調信号が供給される場合、供給される変調信号に対してスペクトラム解析を行い、解析結果を表示する。操作者は、解析結果を参照し、フィルタ係数の指定を励振器10に対して行う。操作者は、フィルタ係数を指定すると、励振器10が第2の状態となるように励振器10へ状態の切り替えを要求する。
次に、以上のように構成された励振器10が、IQ信号のスキュー差を補正するためのフィルタ係数を設定する動作について説明する。
図2は、本実施形態に係る励振器10が、IQ信号のスキュー差を補正するためのフィルタ係数を設定する際のシーケンス図を示す。
まず、制御部18は、操作者により、フィルタ係数を設定可能な第1の状態が要求されると(シーケンスS21)、正弦波発生部13で発生された第1及び第2の正弦波をフィルタ部14へ出力するように、切替器12へ第1の切替信号を出力する。(シーケンスS22)。
切替器12は、正弦波発生部13で発生された周波数fの第1及び第2の正弦波をフィルタ部14へ出力する(シーケンスS23)。
フィルタ部14は、周波数fの第1及び第2の正弦波を現在設定されているフィルタ係数Cを用いてフィルタ処理し(シーケンスS24)、フィルタ処理後の第1及び第2の正弦波をデジタル−アナログ変換部15−1,15−2へ出力する(シーケンスS25)。
デジタル−アナログ変換部15−1,15−2は、フィルタ処理後の第1及び第2の正弦波をそれぞれ第1及び第2のアナログ信号へ変換し、第1及び第2のアナログ信号を直交変調部16へ出力する(シーケンスS26)。
直交変調部16は、第1及び第2のアナログ信号を直交変調し、変調信号をスペクトラムアナライザ20へ出力する(シーケンスS27)。
励振器10は、設定値phiをインクリメントさせて周波数f〜fまで変化させながら、シーケンスS23〜S27の処理を繰り返す。シーケンスS23〜S27の処理により、スペクトラムアナライザでは、図3に示すスペクトラムが表示される。図3において、周波数fでのシーケンスS23〜S27では、f’とf”とが取得され、周波数fでのシーケンスS23〜S27では、f’とf”とが取得され、周波数fでのシーケンスS23〜S27では、f’とf”とが取得される。正の周波数f’〜f’のスペクトラムは、直交誤差を含まない変調信号のスペクトラムを示す。直交誤差を含まない変調信号は、周波数特性を有さないため、このスペクトラムは、周波数が変化しても振幅が変化しない。一方、負の周波数f”〜f”のスペクトラムは、直交誤差成分のスペクトラムを示す。直交誤差成分は周波数特性を有するため、このスペクトラムは、周波数が変化するとイメージ残留量が変化する。
操作者は、図3に示すスペクトラムを参照し、周波数によりイメージ残留量が変化しないように、励振器10にフィルタ係数Cを指定する(シーケンスS28)。
制御部18は、フィルタ係数Cが操作者により指定されると、フィルタ係数Cを指定する指定信号をフィルタ部14へ出力する(シーケンスS29)。フィルタ部14は、指定信号に従い、フィルタ係数Cからフィルタ係数Cへ変更する(シーケンスS210)。
励振器10は、新たに設定したフィルタ係数Cを用い、周波数fの第1及び第2の正弦波に対し、シーケンスS23〜S27に対応するシーケンスS211〜S215の処理を実行する。励振器10は、設定値phiをインクリメントさせて周波数f〜fまで変化させながら、シーケンスS211〜S215の処理を繰り返す。シーケンスS211〜S215の処理により、スペクトラムアナライザでは、図4に示すスペクトラムが表示される。図4において、周波数fでのシーケンスS211〜S215では、f’とf”とが取得され、周波数fでのシーケンスS211〜S215では、f’とf”とが取得され、周波数fでのシーケンスS211〜S215では、f’とf”とが取得される。フィルタ係数Cをフィルタ係数Cに切り替えることで、IQ信号のスキュー差の一部が補正されている場合、図4に示すスペクトラムの周波数f”〜f”での傾きは、図3に示すスペクトラムの周波数f”〜f”での傾きより小さくなる。
操作者は、図4に示すスペクトラムを参照し、周波数によりイメージ残留量が変化しないように、励振器10にフィルタ係数Cを指定する(シーケンスS216)。
制御部18は、フィルタ係数Cが操作者により指定されると、フィルタ係数Cを指定する指定信号をフィルタ部14へ出力する(シーケンスS217)。フィルタ部14は、指定信号に従い、フィルタ係数Cからフィルタ係数Cへ変更する(シーケンスS218)。
励振器10は、新たに設定したフィルタ係数Cを用い、周波数fの第1及び第2の正弦波に対し、シーケンスS23〜S27に対応するシーケンスS219〜S223の処理を実行する。励振器10は、設定値phiをインクリメントさせて周波数f〜fまで変化させながら、シーケンスS219〜S223の処理を繰り返す。シーケンスS219〜S223の処理により、スペクトラムアナライザでは、図5に示すスペクトラムが表示される。図5において、周波数fでのシーケンスS219〜S223では、f’とf”とが取得され、周波数fでのシーケンスS219〜S223では、f’とf”とが取得され、周波数fでのシーケンスS219〜S223では、f’とf”とが取得される。フィルタ係数Cをフィルタ係数Cに切り替えることで、IQ信号のスキュー差が補正されている場合、図4に示す周波数f”〜f”でのスペクトラムは、周波数によりイメージ残留量が変化しなくなる。
操作者は、周波数f”〜f”でのスペクトラムが、周波数によりイメージ残留量が変化していないと判断すると、フィルタ係数Cでフィルタ処理を行う第2の状態を要求する。
制御部18は、操作者により、第2の状態が要求されると(シーケンスS224)、変調処理部11で作成されたI信号及びQ信号をフィルタ部14へ出力するように、切替器12へ第2の切替信号を出力する。(シーケンスS225)。
切替器12は、変調処理部11で作成されたI信号及びQ信号をフィルタ部14へ出力する(シーケンスS226)。
フィルタ部14は、I信号及びQ信号をシーケンスS21〜S223の処理により設定されたフィルタ係数Cを用いてフィルタ処理し(シーケンスS227)、フィルタ処理後のI信号及びQ信号をデジタル−アナログ変換部15−1,15−2へ出力する(シーケンスS228)。
デジタル−アナログ変換部15−1,15−2は、フィルタ処理後のI信号及びQ信号をそれぞれ第1及び第2のアナログ信号へ変換し、第1及び第2のアナログ信号を直交変調部16へ出力する(シーケンスS229)。
直交変調部16は、第1及び第2のアナログ信号を直交変調し、変調信号を後段へ出力する(シーケンスS230)。
図6は、フィルタ部14で最適なフィルタ係数が設定されていない場合に、直交変調部16から出力される変調信号に基づいて測定される、キャリア毎のMERの測定結果を示す図である。また、図7は、フィルタ部14で最適なフィルタ係数が設定されている場合に、直交変調部16から出力される変調信号に基づいて測定される、キャリア毎のMERの測定結果を示す図である。図6及び図7において、横軸はキャリア周波数[Hz]を示し、縦軸は振幅[dB]を示す。図6及び図7から、図6で示されるイメージの残留が、図7では解消されていることがわかる。
なお、図2に示すシーケンス図では、周波数f〜fまで第1及び第2の正弦波の周波数を振る場合を例に説明したが、周波数f〜fの途中で直交誤差の周波数特性が確認できる場合は、操作者は、周波数f〜fの途中であっても、異なるフィルタ係数を指定してもかまわない。
以上のように、本実施形態では、正弦波発生部13は、周波数を振りながら第1及び第2の正弦波を発生させ、発生させた第1及び第2の正弦波を切替器12を介してフィルタ部14へ出力する。フィルタ部14は、操作者により指定されるフィルタ係数を用いて供給される第1及び第2の正弦波に対してフィルタ処理を行う。フィルタ処理後の第1及び第2の正弦波は、アナログ変換及び直交変調を経て、スペクトラムアナライザ20にスペクトラムが表示される。操作者は、スペクトラムアナライザ20での表示を確認しながら、直交誤差の周波数特性が解消されるように、フィルタ係数を指定する。このように、励振器10は、周波数が振られて作成される第1及び第2の正弦波に、指定されたフィルタ係数を用いたフィルタ処理を行うことで、直交誤差の周波数特性をスペクトラムアナライザ20に表示させることが可能となる。このため、操作者は、スペクトラムアナライザ20に表示される直交誤差の周波数特性が解消されるようにフィルタ係数を指定するのみで、IQ信号のスキュー差を補正することが可能なフィルタ係数を指定することが可能となる。励振器10は、このように指定されたフィルタ係数を用い、I信号及びQ信号に対してフィルタ処理を行い、IQ信号のスキュー差を補正する。
したがって、本実施形態に係る励振器10によれば、特別な測定器を用いてMER又はEMV等の周波数特性を測定しなくても、スキュー差を補正することができる。
本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10…励振器、11…変調処理部、12…切替器、13…正弦波発生部、131…NCO、132…カウンタ、14…フィルタ部、15−1,15−2…デジタル−アナログ変換部、16…直交変調部、17…シンセサイザ、18…制御部、20…スペクトラムアナライザ

Claims (5)

  1. 予め設定された時間間隔毎に周波数を所定の間隔で変更しながら、第1の正弦波と、前記第1の正弦波と位相が90度異なる第2の正弦波とを発生させる正弦波発生部と、
    複数のフィルタ係数が記憶され、前記複数のフィルタ係数のうちいずれかを設定可能であり、前記設定されたフィルタ係数で前記第1及び第2の正弦波に対してフィルタ処理を行うフィルタ部と、
    前記フィルタ処理後の第1及び第2の正弦波を第1及び第2のアナログ信号に変換するデジタル−アナログ変換部と、
    前記第1及び第2のアナログ信号を直交変調し、前記第1及び第2の正弦波が発生される周波数に応じた変調信号を生成する直交変調部と
    を具備し、
    前記複数のフィルタ係数は、前記直交変調部におけるIQ信号のスキュー差を補正する範囲及び解像度に必要な遅延差を持ち、
    前記フィルタ部において、前記記憶される複数のフィルタ係数のうち前記スキュー差を補正可能なフィルタ係数が設定される場合、前記変調信号における前記スキュー差による影響が解消されることを特徴とする励振器。
  2. 入力信号をベースバンド帯のI信号及びQ信号に変換する変調処理部をさらに具備し、
    前記フィルタ部は、前記複数の周波数に応じた変調信号のスペクトラム解析の結果に基づいて設定される、前記直交変調部におけるIQ信号のスキュー差を補正するのに適したフィルタ係数により、前記I信号及びQ信号をフィルタ処理し、
    前記デジタル−アナログ変換部は、前記フィルタ処理されたI信号及びQ信号を第3及び第4のアナログ信号に変換し、
    前記直交変調部は、前記第3及び第4のアナログ信号を直交変調することを特徴とする請求項1記載の励振器。
  3. スペクトラムアナライザに接続可能であることを特徴とする請求項1又は2記載の励振器。
  4. 予め設定された時間間隔毎に周波数を所定の間隔で変更しながら、第1の正弦波と、前記第1の正弦波と位相が90度異なる第2の正弦波とを発生し、
    直交変調部におけるIQ信号のスキュー差を補正する範囲及び解像度に必要な遅延差を持つ複数のフィルタ係数を予め記憶し、
    前記複数のフィルタ係数のうち、設定されるいずれかのフィルタ係数により、前記第1及び第2の正弦波に対してフィルタ処理を行い、
    前記フィルタ処理後の第1及び第2の正弦波を第1及び第2のアナログ信号に変換し、
    前記第1及び第2のアナログ信号を直交変調し、前記第1及び第2の正弦波を発生する周波数に応じた変調信号を生成し、
    前記生成した変調信号を、スペクトラムアナライザへ出力し、
    前記記憶する複数のフィルタ係数のうち前記スキュー差を補正可能なフィルタ係数が設定される場合、前記変調信号における前記スキュー差による影響が解消されることを特徴とする直交誤差補正方法。
  5. 前記スペクトラムアナライザにおける前記複数の周波数に応じた変調信号のスペクトラム解析の結果に基づき、前記直交変調の際のIQ信号のスキュー差を補正するのに適したフィルタ係数が設定されると、入力信号に基づいて変換したベースバンド帯のI信号及びQ信号を、前記設定されたフィルタ係数によりフィルタ処理を行い、
    前記フィルタ処理後のI信号及びQ信号を第3及び第4のアナログ信号に変換し、
    前記第3及び第4のアナログ信号を直交変調することを特徴とする請求項4記載の直交誤差補正方法。
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