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JP5608098B2 - キナーゼ阻害薬としてのピラゾロピリジン - Google Patents
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JP5608098B2 - キナーゼ阻害薬としてのピラゾロピリジン - Google Patents

キナーゼ阻害薬としてのピラゾロピリジン Download PDF

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Description

本発明は、新規の化合物に、該化合物を含む製剤組成物に、該化合物の製造方法に、ならびに療法における該化合物の使用に関する。さらに具体的には、本発明は、過剰増殖性疾患の治療および予防に有用な特定の4−置換1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジンに関する。
プロテインキナーゼは、他のタンパク質をリン酸化するキナーゼ酵素である。これらのタンパク質のリン酸化は、通常は、タンパク質における機能的変化を生じる。ほとんどのキナーゼがセリンおよびトレオニンまたはチロシンに作用し、いくつかのキナーゼは3つ全てに作用する。これらの機能的変化により、キナーゼは、多数の細胞経路を調節し得る。タンパク質キナーゼ阻害薬は、これらのタンパク質キナーゼを抑制する化合物であり、したがって細胞経路に影響を及ぼすために用いられ得る。
チェックポイントキナーゼ1(「CHK1」)は、セリン/トレオニンキナーゼである。CHK1は細胞周期進行を調節し、細胞内のDNA損傷応答における主要因子である。CHK1阻害薬は、種々の遺伝毒性作因、例えば化学療法および放射線に対して腫瘍細胞を感作することが示されている(Tse, Archie N., et al., “Targeting Checkpoint Kinase 1 in Cancer Therapeutics.” Clin. Cancer Res. 13(7) (2007) 1955−1960)。多数の腫瘍はGDNA損傷チェックポイント経路に欠陥があり、DNA損傷を修復し、生き残るためにSおよびGチェックポイントに頼っている、ということが観察されている(Janetka, James W., et al., “Inhibitors of checkpoint kinases: From discovery to the clinic.” Drug Discovery & Development Vol. 10, No. 4 (2007) 473−486)。SおよびGチェックポイントは、CHK1により調節される。CHK1の抑制は、SおよびGチェックポイントを取り消し、それによりDNA修復を減損して、腫瘍細胞死を増大する。しかしながら、非癌性細胞は、機能しているGチェックポイントを有して、DNA修復および存続に備えている。
チェックポイントキナーゼ2(「CHK2」)も、セリン/トレオニンキナーゼである。CHK2の機能は、DNA損傷による細胞周期停止およびアポトーシスの誘導にとって重要である(Ahn, Jinwoo, et al., ”The Chk2 protein kinase.” DNA Repair 3 (2004) 1039−1047)。CHK2は、遺伝毒性損傷に応答して活性化され、いくつかの経路に沿ってチェックポイントシグナルを伝播し、これが最終的には、G、SおよびG/M期における細胞周期停止、DNA修復の活性化、ならびにアポトーシス性細胞死を引き起こす(Bartek, Jiri, et al., ”CHK2 Kinase − A Busy Messenger.” Nature Reviews Molecular Cell Biology Vol. 2(12) (2001) 877−886)。癌細胞は、しばしば、1つまたは複数のゲノム完全性チェックポイントを欠き、したがってCHK2の抑制は、抗癌療法、例えばγ放射線またはDNA損傷薬に対して腫瘍細胞を選択的により感受性にする。正常細胞は、依然として他のチェックポイントを活性化し、回復するが、一方、チェックポイントを欠く癌細胞はおそらくは死滅する。CHK2のペプチドベースの阻害薬はG2チェックポイントを無効にし、DNA損傷作因に対してp53欠損癌細胞を感作した、ということが実証されている(Pommier, Yves, et al., ”Targeting Chk2 Kinase: Molecular Interaction Maps and Therapeutic Rationale.” Current Pharmaceutical Design Vol. 11, No. 22 (2005) 2855−2872)。
CHK1および/またはCHK2阻害薬は、既知である(例えば、国際公開番号WO 2007/090493、国際公開番号WO 2007/090494、国際公開番号WO 2006/106326、国際公開番号WO 2005/103036および国際公開番号WO 03/028724参照)。
特定のピラゾロピリジンが知られているが、しかしCHK1/2阻害薬としてではない(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4、特許文献5および特許文献6参照)。
国際公開第2007/103308号 国際公開第2007/073199号 国際公開第2007/059219号 国際公開第2006/130673号 国際公開第2006/077319号 国際公開第2005/051304号
一態様において、本発明は、CHK1および/またはCHK2の阻害薬である化合物に関する。したがって、本発明の化合物は、CHK1および/またはCHK2タンパク質キナーゼの抑制により処置され得る疾患および症状の治療に有用である。
さらに具体的には、本発明の一態様は、式I:
Figure 0005608098
の化合物、ならびにその立体異性体および製薬上許容可能な塩を提供する
(式中、G、R、R、R、R、R、R、R、R、m、nおよびpは、本明細書中で定義されるとおりである)。
さらに具体的には、本発明の一態様は、式I:
Figure 0005608098
の化合物、ならびにその立体異性体および製薬上許容可能な塩を提供する
(式中、G、R、R、R、R、R、R、R、m、nおよびpは、本明細書中で定義されるとおりである)。
本発明の別の態様は、CHK1および/またはCHK2により調整される疾患または障害の予防または治療方法であって、このような治療を必要とする哺乳類に有効量の本発明の化合物、あるいはその立体異性体または製薬上許容可能な塩を投与することを包含する方法を提供する。このような疾患および障害の例としては、過剰増殖性障害(例えば、癌)、神経変性、心肥大、疼痛、片頭痛および神経外傷性疾患が挙げられるが、これらに限定されない。
本発明の別の態様は、癌の予防または治療方法であって、このような治療を必要とする哺乳類に有効量の本発明の化合物、あるいはその立体異性体または製薬上許容可能な塩を、単独で、または抗癌特性を有する1つまたは複数の追加の化合物と組合せて投与することを包含する方法を提供する。
本発明の別の態様は、哺乳類における過剰増殖性疾患の治療方法であって、治療的有効量の本発明の化合物を哺乳類に投与することを包含する方法を提供する。
本発明の別の態様は、療法に用いるための本発明の化合物を提供する。
本発明の別の態様は、過剰増殖性疾患の治療における使用のための本発明の化合物を提供する。
本発明の別の態様は、癌療法を受けている患者の治療においてCHK1および/またはCHK2阻害薬として用いるための薬剤の製造における本発明の化合物の使用を提供する。
本発明の別の態様は、本発明の化合物またはその製薬上許容可能な塩、および製薬上許容可能な担体または賦形剤を含む製剤組成物を提供する。
本発明の別の態様は、過剰増殖性疾患の治療における使用のための本発明の化合物を含む製剤組成物を提供する。
本発明の別の態様は、癌の治療における使用のための本発明の化合物を含む製剤組成物を提供する。
本発明の別の態様は、本発明の化合物の調製方法、分離方法および精製方法を包含する。
本発明は、例えば以下の項目を提供する。
(項目1)
式I:
Figure 0005608098

から選択される化合物、ならびにその立体異性体および製薬上許容可能な塩
(式中、Gは、1〜3個の独立したR 基により任意に置換されるフェニルであるか、あるいはmが0である場合、Gは追加で存在しないかまたはC 〜C アルキルであり、
は、水素、ハロゲン、CN、C 〜C アルキル(ハロゲンで任意に置換される)、−OR 、C 〜C シクロアルキル、5または6員へテロアリール、フェニルまたは−O−フェニル(ここで、該ヘテロアリール、フェニルまたは−O−フェニルは1または2つのR 基で任意に置換され得る)から選択され、
は、水素、CH 、CH CH 、CF 、C 〜C アルケニル(1または2つのR 基で任意に置換される)、NHR または−OR から選択されるが、但し、R が水素である場合、R は−OR であり、
は、水素またはC 〜C アルキルから選択され、
は、ハロゲン、CF 、OCF およびCNから選択され、
およびR は、独立して、水素またはCH から選択され、
およびR は、独立して、水素またはC 〜C アルキルから選択され、
は、水素またはCH であり、
は、水素または5〜6員複素環(オキソ基で任意に置換される)であり、
は、ハロゲンであり、
は、OH、OCH 、オキソまたは5〜6員へテロアリールであり、
は、C 〜C アルキル(OHで任意に置換される)または5〜6員複素環であり、
は、C 〜C アルキル(1つまたは複数のOH基で任意に置換される)であり、
m、nおよびpは、独立して、0または1であるか、
あるいは、式Iの化合物が式II:
Figure 0005608098

(式中、R およびR は、独立して、水素またはC 〜C アルキルから選択され、そして
rは、1または2である)
の構造を有するよう、R は水素であり、R およびR は、それらが結合される原子と一緒になって1個の環窒素原子を有する任意置換5〜6員複素環式環を形成し、R は、水素またはC 〜C アルキル(OHまたはO(C 〜C アルキル)で任意に置換される)からなる群から選択される)。
(項目2)
式I:
Figure 0005608098

から選択される項目1記載の化合物、ならびにその立体異性体および製薬上許容可能な塩
(式中、Gは、1〜3個の独立したR 基により任意に置換されるフェニルであるか、あるいはmが0である場合、Gは追加で存在しないかまたはC 〜C アルキルであり、
は、水素、ハロゲン、CN、C 〜C アルキル(ハロゲンで任意に置換される)、−OR 、C 〜C シクロアルキル、5または6員へテロアリール、フェニルまたは−O−フェニル(ここで、該ヘテロアリール、フェニルまたは−O−フェニルは1または2つのR 基で任意に置換され得る)から選択され、
は、水素、CH または−OR から選択されるが、但し、R が水素である場合、R は−OR であり、
は、水素またはC 〜C アルキルから選択され、
は、ハロゲン、CF 、OCF およびCNから選択され、
およびR は、独立して、水素またはCH から選択され、
およびR は、独立して、水素またはC 〜C アルキルから選択され、
は、ハロゲンであり、
は、C 〜C アルキル(OHで任意に置換される)または5〜6員複素環であり、
は、C 〜C アルキル(1つまたは複数のOH基で任意に置換される)であり、
m、nおよびpは、独立して、0または1であるか、
あるいは、式Iの化合物が式II:
Figure 0005608098

(式中、R およびR は、独立して、水素またはC 〜C アルキルから選択され、そして
rは、1または2である)
の構造を有するよう、R は水素であり、R およびR は、それらが結合される原子と一緒になって1個の環窒素原子を有する任意置換5〜6員複素環式環を形成し、R は、水素またはC 〜C アルキル(OHまたはO(C 〜C アルキル)で任意に置換される)からなる群から選択される)。
(項目3)
がCNである項目1または2記載の化合物。
(項目4)
がC 〜C アルキル(ハロゲンで任意に置換される)である項目1または2記載の化合物。
(項目5)
がメチルである項目4記載の化合物。
(項目6)
がCF である項目4記載の化合物。
(項目7)
がC 〜C シクロアルキルである項目1または2記載の化合物。
(項目8)
がシクロプロピルである項目7記載の化合物。
(項目9)
が、1または2つのR 基で任意に置換されるフェニルである項目1または2記載の化合物。
(項目10)
が、フェニルである項目9記載の化合物。
(項目11)
が3−フルオロフェニルである項目9記載の化合物。
(項目12)
が、1または2つのR 基で任意に置換される−O−フェニルである項目1または2記載の化合物。
(項目13)
が3−フルオロフェノキシである項目12記載の化合物。
(項目14)
がハロゲンである項目1または2記載の化合物。
(項目15)
がClおよびBrから選択される項目14記載の化合物。
(項目16)
が水素である項目1または2記載の化合物。
(項目17)
が水素である項目1〜15のいずれか一項に記載の化合物。
(項目18)
が−OR である項目1〜16のいずれか一項に記載の化合物。
(項目19)
が1つまたは複数のOH基で任意に置換されるC 〜C アルキルである項目18記載の化合物。
(項目20)
が、−OCH 、−OCH CH OHおよび−OCH CH(OH)CH OHから選択される項目19記載の化合物。
(項目21)
が水素である項目1〜20のいずれか一項に記載の化合物。
(項目22)
がイソプロピルである項目1〜20のいずれか一項に記載の化合物。
(項目23)
が水素である項目1〜22のいずれか一項に記載の化合物。
(項目24)
pが1である項目1〜23のいずれか一項に記載の化合物。
(項目25)
が水素である項目1〜24のいずれか一項に記載の化合物。
(項目26)
が水素である項目1〜25のいずれか一項に記載の化合物。
(項目27)
pが0である項目1〜23のいずれか一項に記載の化合物。
(項目28)
が水素である項目1〜27のいずれか一項に記載の化合物。
(項目29)
nが0である項目1〜28のいずれか一項に記載の化合物。
(項目30)
nが1である項目1〜28のいずれか一項に記載の化合物。
(項目31)
mが1である項目1〜30のいずれか一項に記載の化合物。
(項目32)
mが0である項目1〜30のいずれか一項に記載の化合物。
(項目33)
Gが1〜3つのR 基により任意に置換されるフェニルである項目1〜32のいずれか一項に記載の化合物。
(項目34)
Gが、4−クロロフェニルである項目33記載の化合物。
(項目35)
Gが存在しないかまたはC 〜C アルキルである項目32記載の化合物。
(項目36)
Gが存在しない項目35記載の化合物。
(項目37)
mが0であり、GがG である項目32記載の化合物であって、式V:
Figure 0005608098

(式中、G は存在しないかまたはC 〜C アルキルである)
の構造を有する化合物。
(項目38)
が存在しない項目37記載の化合物。
(項目39)
が水素であり、R およびR が、それらが結合される原子と一緒になって1個の環窒素原子を有する任意置換5〜6員複素環式環を形成し、R が、水素またはC 〜C アルキル(OHまたはO(C 〜C アルキル)で任意に置換される)からなる群から選択される項目1〜19のいずれか一項に記載の化合物であって、式II:
Figure 0005608098

を有する化合物。
(項目40)
rが1である項目39記載の化合物。
(項目41)
rが2である項目39記載の化合物。
(項目42)
が水素である項目39〜41のいずれか一項に記載の化合物。
(項目43)
がメチルである項目39〜41のいずれか一項に記載の化合物。
(項目44)
が水素である項目39〜43のいずれか一項に記載の化合物。
(項目45)
がメチルである項目39〜43のいずれか一項に記載の化合物。
(項目46)
が水素である項目39〜45のいずれか一項に記載の化合物。
(項目47)
がIである項目1記載の化合物。
(項目48)
がCH 、CH CH およびCF から選択される項目1記載の化合物。
(項目49)
が−CH=CHC(=O)OCH 、2−(ピリジン−3−イル)ビニルおよび2−(1H−ピラゾール−4−イル)ビニルから選択される項目1記載の化合物。
(項目50)
がNH およびNH−4−ピロリジン−2−オンから選択される項目1記載の化合物。
(項目51)
が水素である項目1〜50のいずれか一項に記載の化合物。
(項目52)
がCH である項目1記載の化合物。
(項目53)
項目1または2で定義され、本明細書中の実施例1〜38のいずれかで名を挙げられる式Iの化合物、またはその製薬上許容可能な塩。
(項目54)
項目1〜53のいずれか一項に記載の化合物ならびに製薬上許容可能な担体または賦形剤を含む製剤組成物。
(項目55)
CHK1および/またはCHK2により調整される疾患または障害の予防または治療方法であって、このような治療を必要とする哺乳類に有効量の項目1〜53のいずれか一項に記載の化合物を投与することを包含する方法。
(項目56)
癌の予防または治療方法であって、このような治療を必要とする哺乳類に有効量の項目1〜53のいずれか一項に記載の化合物を、単独で、または抗癌特性を有する1つまたは複数の追加の化合物と組合せて投与することを包含する方法。
(項目57)
哺乳類における過剰増殖性疾患の治療方法であって、治療的有効量の項目1〜53のいずれか一項に記載の化合物を哺乳類に投与することを包含する方法。
(項目58)
療法に用いるための項目1〜53のいずれか一項に記載の化合物。
(項目59)
過剰増殖性疾患の治療に用いるための項目1〜53のいずれか一項に記載の化合物。
(項目60)
過剰増殖性疾患の治療のための薬剤の製造における項目1〜53のいずれか一項に記載の化合物の使用。
(項目61)
癌療法を受けている患者の治療にCHK1および/またはCHK2阻害薬として用いるための薬剤の製造における項目1〜53のいずれか一項に記載の化合物の使用。
(項目62)
過剰増殖性疾患の治療に用いるための項目1〜53のいずれか一項に記載の化合物を含む製剤組成物。
(項目63)
癌の治療における使用のための項目1〜53のいずれか一項に記載の化合物を含む製剤組成物。
(項目64)
項目2記載の式Iの化合物の製造方法であって:
(a)カップリング試薬の存在下で、式7:
Figure 0005608098

の化合物を、式A:
Figure 0005608098

の化合物を用いてアシル化し、
(b)その後、R を任意に誘導体化し、そして
(c)その後、任意に脱保護して式Iの化合物を提供する
ステップを包含する方法。
ここで、本発明の特定の実施形態について詳細に説明するが、それらの例は、添付の構造および式で示される。本発明を、列挙される実施形態とともに記載するが、本発明はそれらの実施形態に限定されるものではない、と理解されるべきである。これに対して、本発明は、特許請求の範囲により定義されるような本発明の範囲内に含まれ得る全ての代替物、変形物および等価物を網羅するよう意図される。本発明の実行に用いられ得る本明細書中に記載されるものと類似のまたは等価の多数の方法および物質を、当業者は認識する。本発明は、如何なる点でも、記載される方法および物質に限定されない。定義される用語、用語使用法、記載される技法などを含めて(これらに限定されないが)、援用される文献および類似の物質のうちの1つまたは複数が本出願と異なるかまたは相反する事象では、本出願が支配する。
定義
「アルキル」という用語は、炭素原子の直鎖状または分枝鎖ラジカルを包含する。いくつかのアルキル部分は、例えばメチル(「Me」)、エチル(「Et」)、プロピル(「Pr」)およびブチル(「Bu」)といったように短縮され、さらなる略語が、例えば1−プロピルまたはn−プロピル(「n−Pr」)、2−プロピルまたはイソプロピル(「i−Pr」)、1−ブチルまたはn−ブチル(「n−Bu」)、2−メチル−1−プロピルまたはイソブチル(「i−Bu」)、1−メチルプロピルまたはs−ブチル(「s−Bu」)、1,1−ジメチルエチルまたはt−ブチル(「t−Bu」)等といったように、化合物の特定の異性体を意味するために用いられる。略語は、時には、例えばメタノール(「MeOH」)またはエタノール(「EtOH」)といったように、元素略語および化学構造と一緒に用いられる。
本出願全体を通して用いられるさらなる略語は、ベンジル(「Bn」)およびフェニル(「Ph」)を包含する。
「ヘテロアリール」という用語は、酸素、窒素およびイオウからなる群から選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有する5〜6員芳香族環を包含する。
「複素環」という用語は、酸素、窒素およびイオウからなる群から選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有する5〜6員環を意味する。
「治療する」または「治療」という用語は、療法的、予防的、緩和的または防止的手段を指す。本発明の目的のために、有益なまたは所望の臨床結果としては、検出可能である場合でも検出可能でない場合でも、症候の軽減、疾患の程度縮小、疾患状態の安定化(すなわち、悪化しないこと)、疾患進行の遅延または緩徐化、疾患状態の改善または緩和、ならびに寛解(部分的であれ、全体的であれ)が挙げられるが、これらに限定されない。「治療」は、治療を受けていない場合に予期される生存と比較して延長している生存も意味し得る。治療を必要とするものとしては、すでに症状または障害を有するもの、ならびに症状または障害を有する傾向があるもの、あるいは症状または障害が防止されるべきであるものが挙げられる。
「治療的有効量」または「有効量」という語句は、このような治療を必要とする哺乳類に投与される場合、(i)本明細書中に記載される特定の疾患、症状または障害を治療または予防するのに、(ii)本明細書中に記載される特定の疾患、症状または障害の1つまたは複数の症候を弱め、改善し、または排除するのに、あるいは(iii)本明細書中に記載される特定の疾患、症状または障害の1つまたは複数の症候の開始を防止するかまたは遅延するのに十分である本発明の化合物の量を意味する。このような量に対応する化合物の量は、特定の化合物、疾患症状およびその重症度、治療を必要とする哺乳類の独自性(例えば、体重)のような因子によって変わるが、しかし、それにもかかわらず、当業者により普通に決定され得る。
「癌」および「癌性」という用語は、典型的には非調節細胞増殖を特徴とする、哺乳類における生理学的状態を指すかまたは説明する。「腫瘍」は、1つまたは複数の癌性細胞を含む。癌の例としては、癌腫、リンパ腫、芽細胞腫、肉腫および白血病またはリンパ性悪性疾患が挙げられるが、これらに限定されない。このような癌のさらに特定の例としては、扁平上皮細胞癌(例えば、上皮性扁平上皮細胞癌)、肺癌(小細胞肺癌、非小細胞肺癌(「NSCLC」)、肺の腺癌および肺の扁平上皮癌が挙げられる)、腹膜の癌、肝細胞癌、胃(gastricまたはstomach)癌、(消化器癌が挙げられる)、膵臓癌、神経膠芽細胞腫、子宮頸癌、卵巣癌、肝臓癌、膀胱癌、肝細胞癌、乳癌、結腸癌、直腸癌、結腸直腸癌、子宮内膜または子宮癌、唾液腺癌、腎臓(kidneyまたはrenal)癌、前立腺癌、外陰部癌、甲状腺癌、肝癌、肛門癌、陰茎癌、皮膚癌(黒色腫が挙げられる)、ならびに頭部および頚部癌が挙げられる。
「製薬上許容可能な」という語句は、物質または組成物が、ある処方物を構成する他の成分、および/またはそれで治療されている哺乳類と、化学的および/または毒物学的に適合性でなければならない、ということを示す。
「製薬上許容可能な塩」という語句は、本明細書中で用いる場合、本発明の化合物の製薬上許容可能な有機または無機塩を指す。
本発明の化合物は、必ずしも製薬上許容可能な塩でなく、そして本発明の化合物を調製するかおよび/もしくは精製するための、ならびに/または本発明の化合物のエナンチオマーを分離するための中間体として有用であり得る、このような化合物の他の塩も包含する。
「哺乳類」という用語は、本明細書中に記載される疾患を有するかまたはそれを発症する危険がある温血動物を意味し、例としては、モルモット、イヌ、ネコ、ラット、マウス、ハムスターおよび霊長類(ヒトが挙げられる)が挙げられるが、これらに限定されない。
CHK1/2阻害薬化合物
本発明は、CHK1および/またはCHK2により調整される疾患、症状および/または障害の治療に有用なCHK1および/またはCHK2阻害薬である、特定の4−置換1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジンを提供する。
3および/または5位に特定置換基を有する4−置換1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジンはCHK1および/またはCHK2の阻害薬である、ということが、意外にも判明している。さらに、これらの化合物のいくつかは、特定の他のタンパク質キナーゼを上回って、CHK1に対して選択的であることが判明している。
したがって、本発明は、式I:
Figure 0005608098
の化合物、ならびにその立体異性体および製薬上許容可能な塩を提供する
(式中、Gは、1〜3個の独立した独立したR基により任意に置換されるフェニルであるか、あるいはmが0である場合、Gは追加で存在しないかまたはC〜Cアルキルであり、
は、水素、ハロゲン、CN、C〜Cアルキル(ハロゲンで任意に置換される)、−OR、C〜Cシクロアルキル、5または6員へテロアリール、フェニルまたは−O−フェニル(ここで、ヘテロアリール、フェニルまたは−O−フェニルは1または2つのR基で任意に置換され得る)から選択され、
は、水素、CH、CHCH、CF、C〜Cアルケニル(1または2つのR基で任意に置換される)、NHRまたは−ORから選択されるが、但し、Rが水素である場合、Rは−ORであり、
は、水素またはC〜Cアルキルから選択され、
は、各々独立して、ハロゲン、CF、OCFおよびCNから選択され、
およびRは、独立して、水素またはCHから選択され、
およびRは、独立して、水素またはC〜Cアルキルから選択され、
は、水素またはCHであり、
は、水素または5〜6員複素環(オキソ基で任意に置換される)であり、
は、ハロゲンであり、
は、OH、OCH、オキソまたは5〜6員へテロアリールであり、
は、C〜Cアルキル(OHで任意に置換される)または5〜6員複素環であり、
は、C〜Cアルキル(1つまたは複数のOH基で任意に置換される)であり、
m、nおよびpは、独立して、0または1であるか、
あるいは、式Iの化合物が式II:
Figure 0005608098
(式中、RおよびRは、独立して、水素またはC〜Cアルキルから選択され、そして
rは、1または2である)
の構造を有するよう、Rは水素であり、RおよびRは、それらが結合される原子と一緒になって1個の環窒素原子を有する任意置換5〜6員複素環式環を形成し、Rは、水素またはC〜Cアルキル(OHまたはO(C〜Cアルキル)で任意に置換される)からなる群から選択される)を提供する。
したがって、本発明は、式I:
Figure 0005608098
の化合物、ならびにその立体異性体および製薬上許容可能な塩を提供する
(式中、Gは、1〜3個の独立したR基により任意に置換されるフェニルであるか、あるいはmが0である場合、Gは追加で存在しないかまたはC〜Cアルキルであり、
は、水素、ハロゲン、CN、C〜Cアルキル(ハロゲンで任意に置換される)、−OR、C〜Cシクロアルキル、5または6員へテロアリール、フェニルまたは−O−フェニル(ここで、ヘテロアリール、フェニルまたは−O−フェニルは1または2つのR基で任意に置換され得る)から選択され、
は、水素、CHまたは−ORから選択されるが、但し、Rが水素である場合、Rは−ORであり、
は、水素またはC〜Cアルキルから選択され、
は、各々独立して、ハロゲン、CF、OCFおよびCNから選択され、
およびRは、独立して、水素またはCHから選択され、
およびRは、独立して、水素またはC〜Cアルキルから選択され、
は、ハロゲンであり、
は、C〜Cアルキル(OHで任意に置換される)または5〜6員複素環であり、
は、C〜Cアルキル(1つまたは複数のOH基で任意に置換される)であり、
m、nおよびpは、独立して、0または1であるか、
あるいは、式Iの化合物が式II:
Figure 0005608098
(式中、RおよびRは、独立して、水素またはC〜Cアルキルから選択され、そして
rは、1または2である)
の構造を有するよう、Rは水素であり、RおよびRは、それらが結合される原子と一緒になって1個の環窒素原子を有する任意置換5〜6員複素環式環を形成し、Rは、水素またはC〜Cアルキル(OHまたはO(C〜Cアルキル)で任意に置換される)からなる群から選択される)を提供する。
ある実施形態では、Gは、1〜3個のR基により任意に置換されるフェニルである。ある実施形態では、Gは1つのR基により置換されるフェニルである。ある実施形態では、Gは、塩素により置換されるフェニルである。特定の実施形態では、Gは、4−クロロフェニルである。
式IのG基に言及すると、例としては、ハロゲン、CF、OCFおよびCNから独立して選択される1つまたは複数のR基で任意に置換されるフェニルが挙げられる。
ある実施形態では、mは0であり、Gはフェニル(1〜3個の独立したR基により任意に置換される)であるか、存在しないか、またはC〜Cアルキルである。
ある実施形態では、mは0であり、Gは存在しないが、但し、Gが存在しない場合、Rは−ORである。
ある実施形態では、Rは、水素、ハロゲン、CN、C〜Cアルキル(ハロゲンで任意に置換される)、−OR、C〜Cシクロアルキル、5または6員へテロアリール、フェニルまたは−O−フェニル(ここで、ヘテロアリール、フェニルまたは−O−フェニルは1または2つのR基で任意に置換され得る)から選択される。
ある実施形態では、Rは、水素、Br、CN、C〜Cアルキル(ハロゲンで任意に置換される)、−OR、C〜Cシクロアルキル、5または6員へテロアリール、フェニルまたは−O−フェニル(ここで、ヘテロアリール、フェニルまたは−O−フェニルは1または2つのR基で任意に置換され得る)から選択される。
ある実施形態では、Rは、水素、ハロゲン、CN、C〜Cアルキル(ハロゲンで任意に置換される)、−OR、C〜Cシクロアルキル、フェニルまたは−O−フェニル(ここで、フェニルまたは−O−フェニルは1または2つのR基で任意に置換され得る)から選択される。
ある実施形態では、Rは、水素、Br、CN、C〜Cアルキル(ハロゲンで任意に置換される)、−OR、C〜Cシクロアルキル、フェニルまたは−O−フェニル(ここで、フェニルまたは−O−フェニルは1または2つのR基で任意に置換され得る)から選択される。
ある実施形態では、Rは、水素、CN、C〜Cアルキル(ハロゲンで任意に置換される)、−OR、C〜Cシクロアルキル、フェニルまたは−O−フェニル(ここで、フェニルまたは−O−フェニルは1または2つのR基で任意に置換され得る)から選択される。
ある実施形態では、Rは、ハロゲン、CN、C〜Cアルキル(ハロゲンで任意に置換される)、−OR、C〜Cシクロアルキル、5または6員へテロアリール、フェニルまたは−O−フェニル(ここで、ヘテロアリール、フェニルまたは−O−フェニルは1または2つのR基で任意に置換され得る)から選択される。
ある実施形態では、Rは、CN、C〜Cアルキル(ハロゲンで任意に置換される)、−OR、C〜Cシクロアルキル、5または6員へテロアリール、フェニルまたは−O−フェニル(ここで、ヘテロアリール、フェニルまたは−O−フェニルは1または2つのR基で任意に置換され得る)から選択される。
ある実施形態では、RはCNである。
ある実施形態では、RはC〜Cアルキルである。
ある実施形態では、Rは、ハロゲンで任意に置換されるC〜Cアルキルである。ある実施形態では、RはCFである。
ある実施形態では、Rは−ORである。ある実施形態では、Rは、C〜Cアルキル(OHで任意に置換される)または5または6員複素環である。
ある実施形態では、Rは、C〜Cアルキル(5〜6員複素環で任意に置換される)である。ある実施形態では、Rはモルホリニルである。
ある実施形態では、RはC〜Cシクロアルキルである。
ある実施形態では、Rはシクロプロピルである。
ある実施形態では、Rは、1または2つのR基で任意に置換されるフェニルである。ある実施形態では、Rはハロゲンである。
ある実施形態では、Rはフェニルである。ある実施形態では、Rは、水素またはメチルである。
ある実施形態では、Rは、1つのR基で置換されるフェニルである。ある実施形態では、Rはハロゲンである。ある実施形態では、Rは、Fで置換されるフェニルである。
ある実施形態では、Rは、3−フェニル位で少なくとも1つのR基で置換されるフェニルである。ある実施形態では、Rは、3−フルオロフェニルである。
ある実施形態では、Rは、1または2つのR基で任意に置換される−O−フェニル(フェノキシ)である。ある実施形態では、Rは1つのR基で置換される−O−フェニルである。ある実施形態では、Rは3−フルオロフェノキシである。
ある実施形態では、Rはハロゲンである。
ある実施形態では、RはBrである。
ある実施形態では、RはClである。
ある実施形態では、RはIである。
ある実施形態では、RはC〜Cアルキルである。ある実施形態では、Rはメチルである。
ある実施形態では、Rは水素であるが、但し、Rが水素である場合には、Rは−ORである。
ある実施形態では、Rは水素であるが、但し、Rが水素である場合には、Rは−ORであり、そしてRは、1つまたは複数のOH基で任意に置換されるC〜Cアルキルである。
ある実施形態では、Rは水素、CH、CHCH、CF、C〜Cアルケニル(1または2つのR基で任意に置換される)、NHRまたは−ORであるが、但し、Rが水素である場合には、Rは−ORである。
ある実施形態では、Rは水素である。
ある実施形態では、Rは、CH、CHCHおよびCFから選択される。
ある実施形態では、Rは、1または2つのR基で任意に置換されるC〜Cアルケニルである。ある実施形態では、Rは、OH、OCH、オキソあるいは5または6員へテロアリールである。ある実施形態では、Rは、1または2個の窒素ヘテロ原子を含有する5または6員へテロアリールである。ある実施形態では、Rは、5〜6員へテロアリール(ここで、ヘテロアリールはピラゾールおよびピリジンから選択される)である。ある実施形態では、Rは、−CH=CHC(=O)OCH、2−(ピリジン−3−イル)ビニルおよび2−(1H−ピラゾール−4−イル)ビニルから選択される。
ある実施形態では、RはNHRである。ある実施形態では、Rは、水素、または5〜6員複素環(オキソ基で任意に置換される)である。ある実施形態では、Rは、1個の窒素ヘテロ原子を有する5〜6員複素環である。ある実施形態では、Rは、5〜6員複素環(複素環はピロリジンである)である。ある実施形態では、Rは、NHおよびNH−4−ピロリジン−2−オンから選択される。
ある実施形態では、Rは−ORである。
ある実施形態では、Rは、1つまたは複数のOH基で任意に置換されるC〜Cアルキルである。
ある実施形態では、Rは、1つまたは複数のOHで任意に置換されるC〜Cアルキルである。
ある実施形態では、RはC〜Cアルキルである。ある実施形態では、Rは、−OCHである。
ある実施形態では、Rは、1つまたは複数のOH基で任意に置換されるC〜Cアルキルである。ある実施形態では、Rは、1つのOH基で置換されるC〜Cアルキルである。
ある実施形態では、Rは−OCHCHOHである。
ある実施形態では、Rは、1つまたは複数のOH基で任意に置換されるC〜Cアルキルである。ある実施形態では、Rは、2つのOH基で置換されるC〜Cアルキルである。
ある実施形態では、Rは−OCHCH(OH)CHOHである。
ある実施形態では、Rは水素である。
ある実施形態では、mは、0または1である。ある実施形態では、mは0である。ある実施形態では、mは1である。
ある実施形態では、Rはハロゲンである。さらなる実施形態では、RはClである。
ある実施形態では、nは、0または1である。ある実施形態では、nは0である。ある実施形態では、nは1である。
ある実施形態では、pは、0または1である。ある実施形態では、pは0である。ある実施形態では、pは1である。
ある実施形態では、RおよびRは、独立して、水素またはCHから選択される。
ある実施形態では、RおよびRは水素である。
ある実施形態では、RおよびRは、独立して、水素またはC〜Cアルキルから選択される。
ある実施形態では、RおよびRは水素である。
ある実施形態では、RはC〜Cアルキルである。さらなる実施形態では、RはCアルキルである。さらなる実施形態では、Rはイソプロピル基である。ある実施形態では、Rは水素である。
ある実施形態では、Rは水素である。
ある実施形態では、Rは水素またはCHである。
ある実施形態では、Rは水素である。
ある実施形態では、RはCHである。
ある実施形態では、式Iの化合物が、式II:
Figure 0005608098
(式中、R、R、R、R、R、G、m、nおよびrは本明細書中で定義されるとおりである)
の構造を有するよう、Rは水素であり、RおよびRは、それらが結合される原子と一緒になって、1個の環窒素原子を有する任意置換5〜6員複素環式環を形成し、そしてRは、水素またはC〜Cアルキル(OHまたはO(C〜Cアルキル)で任意に置換される)からなる群から選択される。
式IIのある実施形態では、rは1である。
式IIのある実施形態では、Rは水素である。
式IIのある実施形態では、Rは水素である。
式IIのある実施形態では、Rは水素である。
式IIのある実施形態では、RおよびRは水素である。
式IIのある実施形態では、Rはメチルである。
式IIのある実施形態では、Rはメチルである。
式IIのある実施形態では、RおよびRはメチルである。
ある実施形態では、rは1である(式IIaの構造を有する):
Figure 0005608098
(式中、R、R、R、R、R、G、mおよびnは本明細書中で定義されるとおりである)。
式IIaのある実施形態では、Rは水素である。
式IIaのある実施形態では、Rは水素である。
式IIaのある実施形態では、Rは水素である。
式IIaのある実施形態では、RおよびRは水素である。
式IIaのある実施形態では、Rはメチルである。
式IIaのある実施形態では、Rはメチルである。
式IIaのある実施形態では、RおよびRはメチルである。
式IIaのある実施形態では、nは0であり、式IIa1の化合物を提供する:
Figure 0005608098
(式中、R、R、R、R、R、Gおよびmは本明細書中で定義されるとおりである)。
式IIa1のある実施形態では、Rは水素である。
式IIa1のある実施形態では、Rは水素である。
式IIa1のある実施形態では、Rは水素である。
式IIa1のある実施形態では、RおよびRは水素である。
式IIa1のある実施形態では、Rはメチルである。
式IIa1のある実施形態では、Rはメチルである。
式IIa1のある実施形態では、RおよびRはメチルである。
ある実施形態では、rは2である(式IIbの構造を有する):
Figure 0005608098
(式中、R、R、R、R、R、G、mおよびnは本明細書中で定義されるとおりである)。
式IIbのある実施形態では、nは0であり、式IIb1の構造を提供する:
Figure 0005608098
(式中、R、R、R、R、R、Gおよびmは本明細書中で定義されるとおりである)。
ある実施形態では、式Iは、式III:
Figure 0005608098
(式中、R2aは水素またはメチルであり、R、R、R、R、R、R、G、mおよびpは本明細書中で定義されるとおりである)
の構造を有する。
式IIIのある実施形態では、R2aは水素である。
式IIIのある実施形態では、R2aはメチルである。
式IIIのある実施形態では、Rはフェニルである。
式IIIのある実施形態では、Rは、1つのR基で置換されるフェニルである。式IIIのある実施形態では、Rは水素である。式IIIのある実施形態では、RはFで置換されるフェニルである。
式IIIのある実施形態では、Rは、3−フェニル位で少なくとも1つのR基により置換されるフェニルである。式IIIのある実施形態では、Rは、3−フルオロフェニルである。
式IIIのある実施形態では、Rは、1または2つのR基で任意に置換される−O−フェニル(フェノキシ)である。式IIIのある実施形態では、Rは1つのR基で置換される−O−フェニルである。式IIIのある実施形態では、Rは3−フルオロフェノキシである。
式IIIのある実施形態では、RはCNである。
式IIIのある実施形態では、RはCFである。
式IIIのある実施形態では、RはBrである。
ある実施形態では、式Iは、式IV:
Figure 0005608098
(式中、R1aは水素、ハロゲンまたはC〜Cアルキル(ハロゲン(例えばCF)で任意に置換される)であり、R2bは−ORであり、R、R、R、R、Gおよびmは本明細書中で定義されるとおりである)
の構造を有する。
式IVのある実施形態では、R2aは−ORである。ある実施形態では、Rは、1つまたは複数のOH基で任意に置換されるC〜Cアルキルである。
式IVのある実施形態では、R2aは−ORである。ある実施形態では、Rは、1つまたは複数のOH基で任意に置換されるC〜Cアルキルである。
式IVのある実施形態では、R2aは−OCHCHOHである。
式IVのある実施形態では、R2aは−OCHCH(OH)CHOHである。
式IVのある実施形態では、Rは、1つまたは複数のOH基で任意に置換されるC〜Cアルキルである。式IVのある実施形態では、Rは、1つのOH基で置換されるC〜Cアルキルである。式IVのある実施形態では、R2aは−OCHCHOHである。
式IVのある実施形態では、Rは、1つまたは複数のOH基で任意に置換されるC〜Cアルキルである。式IVのある実施形態では、Rは、2つのOH基で置換されるC〜Cアルキルである。式IVのある実施形態では、R2aは−OCHCH(OH)CHOHである。
ある実施形態では、式Iの化合物が、式V:
Figure 0005608098
(式中、Gは存在しないかC〜Cアルキルであり、R、R、R、R、R、R、R、nおよびpは上記と同様である)の構造を有するよう、mは0であり、GはGである。
式Vのある実施形態では、Rは−ORである。ある実施形態では、Rは、1つまたは複数のOH基で任意に置換されるC〜Cアルキルである。
式Vのある実施形態では、Rは−ORである。ある実施形態では、Rは、1つまたは複数のOH基で任意に置換されるC〜Cアルキルである。
式Vのある実施形態では、Rは、1つまたは複数のOH基で任意に置換されるC〜Cアルキルである。
式IVのある実施形態では、Rは、2つのOH基で置換されるC〜Cアルキルである。
式IVのある実施形態では、R2bは−OCHCH(OH)CHOHである。
ある実施形態では、式Iの化合物が、式VI:
Figure 0005608098
(式中、Gは存在しないかまたはC〜Cアルキルであり、R、R、R、R、Rおよびrは本明細書中で定義されるとおりである)
の構造を有するよう、mおよびnは0であり、Rは水素であり、RおよびRは、それらが結合される原子と一緒になって、1個の環窒素原子を有する任意置換5〜6員複素環式環を形成し、Rは、水素またはC〜Cアルキル(OHまたはO(C〜Cアルキル)で任意に置換される)からなる群から選択され、そしてGはGである。
ある実施形態では、式Iの化合物が、式VIa:
Figure 0005608098
(式中、Gは存在しないかまたはC〜Cアルキルであり、R、R、R、RおよびRは本明細書中で定義されるとおりである)
の構造を有するよう、mおよびnは0であり、rは1であり、Rは水素であり、RおよびRは、それらが結合される原子と一緒になって、1個の環窒素原子を有する任意置換5員複素環式環を形成し、Rは、水素またはC〜Cアルキル(OHまたはO(C〜Cアルキル)で任意に置換される)からなる群から選択され、そしてGはGである。
ある実施形態では、式Iの化合物が、式VIb:
Figure 0005608098
(式中、Gは存在しないかまたはC〜Cアルキルであり、R、R、R、RおよびRは本明細書中で定義されるとおりである)
の構造を有するよう、mおよびnは0であり、rは2であり、Rは水素であり、RおよびRは、それらが結合される原子と一緒になって、1個の環窒素原子を有する任意置換6員複素環式環を形成し、Rは、水素またはC〜Cアルキル(OHまたはO(C〜Cアルキル)で任意に置換される)からなる群から選択され、そしてGはGである。
本発明のある化合物は不斉またはキラル中心を含有し、したがって異なる立体異性形態で存在し得る、と理解される。本発明の化合物の全ての立体異性形態、例えばジアステレオマー、エナンチオマーおよびアトロプ異性体(これらに限定されない)、ならびにその混合物、例えばラセミ混合物が、本発明の一部を構成する、と意図される。
本明細書中に示される構造において、任意の特定のキラル原子の立体化学的が明記されない場合には、全ての立体異性体が意図され、本発明の化合物として含まれる。立体化学が特定の立体配置を表す中黒楔または破線により明記される場合には、その立体異性体はそのように明期され、定義される。
さらに、本発明の化合物は、水、エタノール等のような製薬上許容可能な溶媒による非溶媒和ならびに溶媒和形態で存在し得ると理解され、本発明は溶媒和および非溶媒和形態をともに包含する、と意図される。
化合物の合成
本発明の化合物は、特に本明細書中に含入される記述にかんがみて、化学技術分野で周知のものと類似のプロセスを包含する合成経路により合成され得る。出発物質は、一般的に、Sigma−Aldrich (St. Louis, MO)、Alfa Aesar (Ward Hill, MA)またはTCI (Portland, OR)のような商業的供給元から入手可能であるか、あるいは当業者に周知の方法を用いて容易に調製される(例えば、Louis F. Fieser and Mary Fieser, Reagents for Organic Synthesis, v. 1−19, Wiley, N.Y. (1967−1999 ed.)またはBeilsteins Handbuch der organischen Chemie, 4, Aufl. Ed. Springer−Verlag, Berlin(補遺を含む)(Beilsteinオンラインデータベースを介しても利用可能)に一般的に記載された方法により調製される)。
例証のために、スキーム1〜5およびスキームA〜Hは、本発明の化合物ならびに重要な中間体の一般的製造方法を示す。個々の反応段階のさらに詳細な説明に関しては、以下の実施例の節を参照されたい。本発明の化合物を合成するために他の合成経路が用いられることもある、と当業者は理解する。特定の出発物質および試薬がスキームに示され、以下で考察されるが、種々の誘導体および/または反応条件を提供するために他の出発物質および試薬が容易に代用され得る。さらに、下記の方法により調製される化合物の多くは、当業者に周知の慣用的化学を用いて、本開示にかんがみてさらに修飾され得る。
Figure 0005608098
スキーム1は、化合物8の製造方法を示している。式中、R11はハロゲン、CN、CF、アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたは−ORであり、Rは、アルキル、アリールまたはへテロアリールであり、R12はW−Yであり、WはO、CH、NHまたはYとの直接結合であり、YはC〜Cアルキル、C〜Cアルケニル(ここで、Yがアルケニルである場合、WはYとの直接結合である)、C〜Cシクロアルキル、アリール、5または6員複素環、あるいは5または6員へテロアリールであり、ここで、上記アリール、複素環またはへテロアリールはさらに、ハロゲン、OH、CF、CNまたはオキソ(複素環に関してのみ)から選択される1〜3つの置換基で任意に置換され得る;そして上記アルキル、アルケニルおよびシクロアルキルは、アリール、複素環、ヘテロアリール、ハロゲン、OH、CF、CNまたはオキソから選択される1〜3つの置換基で任意に置換され得る;そしてRは、本明細書中で定義されるとおりである。化合物1(式中、PG1は保護基、例えばパラメトキシルベンジル(「PMB」)、または他の適切に置換されるベンジル基である)の調製は、文献(WO 2007/103308)中に記載されたように実行され得る。Br、IまたはN−クロロスクシンイミド(「NCS」)を用いる化合物1のハロゲン化は、化合物2(式中、XはCl、BrまたはIである)を提供する。2のトリフレートへの転化と、その後の適切に置換されたピペラジンとのSAr反応は、化合物3(式中、PG2は、保護基、例えばt−ブトキシカルボニル(「Boc」)、ベンジルオキシカルボニル(「Cbz」)、ベンジルまたは他の適切に置換されるベンジル基である)を生じる。標準カップリング反応(例えば、スキーム2に詳述されるような、鈴木カップリング、エーテル形成など)は、化合物4a〜fを提供する。標準条件下での保護基の除去(例えば、PMBまたはBoc基を除去するためのトリフルオロ酢酸(「TFA」))は、化合物5を生じる。5のさらなる誘導体化(elaboration)は、スキーム3、4および5に示されるように、必要な場合に実行されて、化合物6を提供し得る。次に化合物6は、脱保護されて、化合物7を生じ、その後、カップリング試薬(例えば、2−(1H−ベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート、「HBTU」)の存在下で適切な酸でアシル化されて、化合物8を生じる(式中、R17およびR18は、独立して、水素;C〜Cアルキル(ハロゲン、オキソ、OH、OCH、CF、NH、NH(C〜Cアルキル)、N(C〜Cアルキル)、C〜Cシクロアルキル、4〜6員複素環、C〜Cアリール、5〜6員へテロアリールで任意に置換され、上記シクロアルキル、複素環、アリールおよびヘテロアリールはさらに、ハロゲン、C〜Cアルキル、OH、O(C〜Cアルキル)、CF、CN、シクロプロピルメチルまたはオキソ(シクロアルキルまたは複素環に関してのみ)から選択される1〜3つの置換基で任意に置換される);−O−(C〜Cアルキル)(ここで、上記アルキルは、ハロゲン、オキソ、OH、O(C〜Cアルキル)、CF、NH、NH(C〜Cアルキル)、N(C〜Cアルキル)、C〜Cシクロアルキル、4〜6員複素環、C〜Cアリール、5〜6員へテロアリールで任意に置換され、上記シクロアルキル、複素環、アリールおよびヘテロアリールはさらに、ハロゲン、C〜Cアルキル、OH、O(C〜Cアルキル)、CF、CN、シクロプロピルメチルまたはオキソ(シクロアルキルまたは複素環に関してのみ)から選択される1〜3つの置換基で任意に置換される);C〜Cシクロアルキル、4〜6員複素環、C〜Cアリール、5〜6員へテロアリール(ここで、上記シクロアルキル、複素環、アリールおよびヘテロアリールはさらに、ハロゲン、C〜Cアルキル、OH、O(C〜Cアルキル)、CF、CN、NH、NH(C〜Cアルキル)、N(C〜Cアルキル)、シクロプロピル、シクロプロピルメチルまたはオキソ(シクロアルキルまたは複素環に関してのみ)から選択される1〜3つの置換基で任意に置換される);あるいは−CH(CH)CH(OH)フェニルから選択され;そしてR、R、G、m、nおよびpは本明細書中に記載のものと同様である)。
本発明の別の実施形態では、式Iの化合物の製造方法であって、以下の:
(a)カップリング試薬の存在下で、式7:
Figure 0005608098
(式中、Rは、水素、ハロゲン、CN、C〜Cアルキル(ハロゲンで任意に置換される)、−OR、C〜Cシクロアルキル、5または6員へテロアリール、フェニルまたは−O−フェニル(ここで、上記ヘテロアリール、フェニルまたは−O−フェニルは1または2つのR基で任意に置換され得る)から選択され、
は、水素、CHまたは−ORから選択されるが、但し、Rが水素である場合、Rは−ORであり、
は、HまたはC〜Cアルキルから選択され、
は、C〜Cアルキル(OHで任意に置換される)または5〜6員複素環であり、
は、C〜Cアルキル(1つまたは複数のOH基で任意に置換される)である)
の化合物を、式A:
Figure 0005608098
(式中、Gは、フェニル(1〜3つの独立したR基により任意に置換される)であり、
mが0である場合、Gは追加で、存在しないかまたはC〜Cアルキルであり得;
は、各々独立して、ハロゲン、CF、OCFおよびCNから選択され;
およびRは、独立して、水素またはCHから選択され;
およびRは、独立して、水素またはC〜Cアルキルから選択され;
m、nおよびpは、独立して、0または1である)
の化合物を用いてアシル化し、
(b)その後、Rを任意に誘導体化し、そして
(c)その後、任意に脱保護して式Iの化合物を提供する
ステップを包含する方法が提供される。
Figure 0005608098
スキーム2は、化合物4a〜fを製造するためにR11を導入する方法を示すが、この場合、XはCl、BrまたはIであり、PG1およびPG2はスキーム1で定義されており、Rは本明細書中に定義されているとおりである。種々のPd(0)またはCu(I)触媒反応、例えば、Pd(0)触媒鈴木カップリングが用いられて、4a(式中、Ar=アリールまたはへテロアリール)を生じる。代替的には、Cu(I)触媒エーテル形成は、4b(式中、R=アルキル、アリールまたはへテロアリール)を生じる。シアノ化は、パラジウム触媒反応およびZn(CN)を用いて達成されて、4cを生じ得る。X=Iである場合、Cu(I)Iおよびメチル2,2−ジフルオロ−2−(フルオロスルホニル)アセテートによる処理は、4dを生じる。3の4eへの転化は、パラジウム媒介性カップリング反応を用いて、適切なアルキル亜鉛ハロゲン化物(RZnQ)(式中、Rはアルキルであり、Qはハロゲンである)を用いて達成され得る。3の化合物4fへの転化は、標準リチウム交換反応(例えば、適切な溶媒、例えばテトラヒドロフラン「THF」中のt−BuLi)により実行され、適切な求電子性物質(例えば、N−フルオロ−N−(フェニルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド)でトラッピングして、化合物4fを生じ得る。具体例は、実験の節で詳述される。
Figure 0005608098
スキーム3は、R12基を導入して化合物6を提供するための方法を示す(式中、R12はW−Yであり、WはO、CH、NHまたはYとの直接結合であり、YはC〜Cアルキル、C〜Cアルケニル(ここで、Yがアルケニルである場合、WはYとの直接結合である)、C〜Cシクロアルキル、アリール、5または6員複素環、あるいは5または6員へテロアリールであり、ここで、上記アリール、複素環またはへテロアリールはさらに、ハロゲン、OH、CF、CNまたはオキソ(複素環に関してのみ)から選択される1〜3つの置換基で任意に置換され得る;そして上記アルキル、アルケニルおよびシクロアルキルは、アリール、複素環、ヘテロアリール、ハロゲン、OH、CF、CNまたはオキソから選択される1〜3つの置換基で任意に置換され得る;PG2はスキーム1で定義されており、そしてR11およびRは、本明細書中で定義されるとおりである)。標準条件下での化合物5のハロゲン化は化合物5dを生じ、この場合、Xはハロゲンである。化合物5dは、ピロールN−Hを保護し、その後適切なカップリング反応を実施することにより、化合物6に転化され得る。これらのカップリング反応としては、根岸、Heck、鈴木、または種々のR12基を導入するために用いられ得る種々の遷移金属(例えば、Cu、PdおよびNi)媒介性カップリング法が挙げられるが、これらに限定されない。具体的カップリング手法は、実施例の節で詳述される。次に、脱保護により、化合物6が得られる。
Figure 0005608098
スキーム4は、R12a基を導入して化合物6を提供するための別の方法を示す(式中、R12aはNH−Yであり、YはC〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、アリール、5または6員複素環、あるいは5または6員へテロアリールであり、ここで、上記アリール、複素環またはへテロアリールはさらに、ハロゲン、OH、CF、CNまたはオキソ(複素環に関してのみ)から選択される1〜3つの置換基で任意に置換され得る;そして上記アルキルおよびシクロアルキルは、アリール、複素環、ヘテロアリール、ハロゲン、OH、CF、CNまたはオキソから選択される1〜3つの置換基で任意に置換され得る;PG2はスキーム1で定義されており、そしてR11およびRは、本明細書中で定義されるとおりである)。5のヨード化と、その後のN−H保護(例えばPMB)(ここで、PGは上記と同様である)、tert−ブチルカルバメートとのCu(I)触媒カップリング反応ならびにBoc基の脱保護は、3−アミノ中間体を生じる。次に3−アミノ化合物は、R12a基を導入するための遷移金属触媒カップリング反応、還元的アミノ化またはアルキル化反応で用いられ、その後、脱保護されて、化合物6が得られる。
Figure 0005608098
スキーム5は、R12b基を導入して化合物6を提供するためのさらに別の方法を示す(式中、R12bはC〜Cアルケニル(ハロゲン、OH、CF、CN、C〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、アリール、5または6員複素環あるいは5または6員へテロアリールから選択される1〜3つの置換基で任意に置換され、ここで、上記アルキル、シクロアルキル、アリール、複素環またはへテロアリールは、ハロゲン、OH、CF、CNまたはオキソ(アルキル、シクロアルキルまたは複素環に関してのみ)から選択される1〜3つの置換基で任意に置換され得る)であり;PG2はスキーム1で定義されており、そしてR11およびRは、本明細書中で定義されるとおりである)。化合物5aは、パラジウム媒介性カップリングを用いて3−ホルミル中間体5bに転化され(式中、ZはB(OH)またはSn(Bu)であり、RはH、アルキルまたはアリールである)、その後、酸化的に開裂されて(限定されないが、オゾン分解またはOsO/NaIO等の条件を用いて)、アルデヒドを生じる。次に、種々の置換反応、例えば、ウィティッヒ、ホーナー・エモンズまたはエモンズ・ワーズワース反応(これらに限定されない)により、ホルミル置換でR12bを誘導体化して、化合物6が提供される。
スキーム1〜5ならびに実施例に例示されるような式Iの化合物の合成に用いられるアミノ酸は、商業的に入手可能であるか、あるいは本明細書中に開示される方法に従って調製され得る。例えば、ある実施形態では、式Iの化合物を調製するために用いられるアミノ酸としては、式1Aを有するβ−フェニルグリシンアミノ酸、式2Aを有するγ−フェニルグリシンアミノ酸、式3Aを有するβ−フェニルアラニンアミノ酸、および式4Aを有するγ−フェニルアラニンアミノ酸が挙げられる:
Figure 0005608098
(式中、R17、R18、G、RおよびRは、上記と同様である)。
式1A〜4Aのアミノ酸の製造方法を、スキームA〜Hに示す。
Figure 0005608098
スキームAは、式1A(この場合、tは0〜4であり、PGはアミン保護基であり、R17はアミン保護基であるかまたは上記と同様であり、R18およびRは上記と同様である)の任意置換β−フェニルグリシンアミノ酸14および15の製造方法を例示する。スキームAによれば、酸9は、触媒量の酸(例えば、濃HSO)またはカップリング剤(例えば、ジシクロヘキシルカルボジイミド(「DCC」)/4−ジメチルアミノピリジン(「DMAP」))の存在下で、適切なアルコール(例えば、MeOH)による処理のような標準条件を用いて、あるいは代替的には、適切な温度(例えば、−20℃〜100℃)で、NEt/DMAPのような塩基の存在下で、適切な求電子剤(例えば、MeI、EtBr、BnBr)での処理により、エステル10(この場合、R’はアルキルである)に転化される。エステルの適切な選択は、合成終了時に酸を改質するために必要とされる条件により決定され、多数の適切な例および条件が、’Protective Groups in Organic Synthesis’ by Greene and Wuts, Wiley−Interscience, third edition, Chapter 5に列挙されている。化合物11を提供するためのヒドロキシメチル基の導入は、適切な温度(例えば、−20℃〜室温)で、NaOEtのような塩基の存在下で、適切なアルデヒド(例えば、ホルムアルデヒド)での処理により実施され得る。脱離基(例えば、メシレート、トシレート、ハライド)を形成するための化合物11のアルコール基の活性化は、例えば、適切な温度(例えば、−20℃〜室温)で、NEt、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(「DIEA」)または1,8−ジアザビシクロウンデカ−7−エン(「DBU」)のような過剰量の塩基の存在下で、塩化メタンスルホニルでの処理により成し遂げられ得る。多くの場合、オレフィン12はこの手法から直接単離され得る。他の場合には、加温(30℃〜100℃)または追加の塩基(例えば、ハライドの場合にはDBU)が、脱離を完了して化合物12を提供するために必要とされ得る。活性化オレフィン12は、適切な温度(例えば−20℃〜還流温度)で、適切な溶媒(例えばTHF)中で、所望の第一級アミン(例えばエチルアミン)で処理されて、アミノエステル中間体を生成し得る。化合物12が電子豊富な芳香族環または電子不足な/嵩高い第一級アミンを有する場合、加熱(例えば、密閉管中で30〜240℃)またはマイクロ波化学が必要とされ得る。アミン基の保護(例えば、Boc基)は、標準条件下でジ−tert−ブチルジカルボネート(「BocO」)を用いて成し遂げられて、化合物13(この場合、Pgはアミン保護基である)を提供し得る。代替的保護基が用いられ得、多数の適切な例が、’Protective Groups in Organic Synthesis’ by Greene and Wuts, Wiley−Interscience, third edition, Chapter 7に列挙されている。保護化アミノ酸14を形成するためのエステル13の鹸化は、エステルに適した条件を用いて成し遂げられ得る(例えば、メチルエステルに関しては水性LiOH、ベンジルエステルに関しては水素添加、t−ブチルエステルに関しては酸)。
代替的には、活性化オレフィン12は、適切な温度(例えば−20℃〜還流温度)で、適切な溶媒(例えばTHF)中で、第二級アミン(例えばジエチルアミン)で処理して、アミノエステル中間体(示されていない)を生成し得る。化合物12が電子豊富な芳香族環または電子不足な/嵩高い第二級アミンを有する場合、加熱(例えば、密閉管中で30〜240℃)またはマイクロ波化学が必要とされ得る。アミノ酸15を形成するためのエステルの鹸化は、エステルに適した条件を用いて成し遂げられ得る(例えば、メチルエステルに関しては水性LiOH、ベンジルエステルに関しては水素添加、t−ブチルエステルに関しては酸等)。
Figure 0005608098
スキームBは、式2A(この場合、tは0〜4であり、R、RおよびRは本明細書中で定義されたとおりである)の任意置換γ−フェニルグリシンアミノ酸19の製造方法を示す。出発不飽和エステル12(式中、R’はアルキルである)(スキームAに従って調製され得る)は、適切な温度(例えば、0℃〜室温)で、DBUのような塩基の存在下で、置換ニトロメタン誘導体(例えば、ニトロエタン)で処理されて、ホモログ化付加物16を生じ得る。化合物16のニトロ基は、適切な温度(例えば、室温〜還流温度)で、標準条件(例えば、水素添加、Zn/酸等)を用いて還元され得、その結果生じる中間体は環化されて、ラクタム中間体17を生じる。化合物18を提供するための、例えばBoc基によるアミンの保護は、標準条件下でBocOを用いて成し遂げられ得る。代替的保護基が用いられ得るし、多数の適切な例が、’Protective Groups in Organic Synthesis’ by Greene and Wuts, Wiley−Interscience, third edition, Chapter 7に列挙されている。適切な温度(例えば、0℃〜100℃)で、LiOHまたはKOHのような水性塩基による化合物18の処理は、ラクタムの開環を実行して、適切に置換された保護アミノ酸化合物19を生じる。
スキームBの一代替物では、Bocは化合物18および19では、上記のように、R17に取り替えられ得る。
Figure 0005608098
スキームCは、γアミノ酸23および24(この場合、tは0〜4であり、PGはアミン保護基、例えばBocであり、R、RおよびRは本明細書中で定義されるとおりである)の単一エナンチオマーを形成するための代表的方法を示す。考え得る一方法では、ラセミアミノ酸は、キラル固定相を用いてキラルクロマトグラフィー分離に付される。代替的には、慣用的クロマトグラフィーまたは結晶化技法により分離され得るジアステレオマー混合物が調製され得る。例えば、塩基性アミン(例えば、ヒューニッヒ塩基)の存在下で−20℃〜50℃での、化合物19の活性化(例えば、COCl、塩基)ならびにキラル補助基(例えば、エバンスのオキサゾリジノン)の導入は、化合物21および22のジアステレオマー混合物を生じる(式中、Rはキラル補助基(例えば、エバンスのオキサゾリジノン)である)。この混合物は、標準条件(例えば、カラムクロマトグラフィー、HPLC、SFC等)を用いて分離されて、個々のジアステレオマーを生じ得る。これらは、キラル補助基の開裂により(エバンス補助基の場合は、−15℃〜室温で、(例えば)LiOH/HOOHを用いることにより)、所望の酸に転化されて、化合物23および24を生じ得る。温度は、新規に分離されるキラル中心のラセミ化を防止するために低く保持される必要があり得る。
Figure 0005608098
スキームDは、式3A(この場合、tは0〜4であり、PGはアミン保護基であり、R17およびR18はスキームAで定義されたとおりであり、Rは本明細書中で定義されるとおりである)の任意置換β−フェニルアラニンアミノ酸28、29および30の製造方法を示す。適切に置換されたアルデヒド25は、適切な塩基(例えば、ピペリジン)の存在下で、適切な温度(例えば、室温〜還流温度)で、式CN−CHCOR’’’(式中、R’’’は、アルキル(例えば、エチル2−シアノアセテート)である)のシアノアセテートで処理されて、不飽和エステル26を生じ得る。化合物27を提供するための化合物26のオレフィンおよびニトリル基の還元は、多数の方法で成し遂げられ得る。例えば、オレフィンは、1,4−還元を実行することが知られている任意の試薬、例えばNaBHで還元され得る。ニトリルは、ルイス酸、例えばBF・OEtまたはTFAの存在下で、LiAlHまたはNaBHのような試薬を用いて還元され得る。例えば、’Reductions in Organic Chemistry’ by Hudlicky, ACS monograph, 2nd edition, Chapter 18に列挙されているような、多数の代替的還元剤が用いられ得る。所望により、第一級アミン27は、標準条件(例えば、適切なアルデヒド、ルイス酸および還元剤を用いる還元的アミノ化)を用いて、この段階でモノアルキル化またはビスアルキル化されて、中間体(示されていない)が、化合物28および29生成の途中で、提供され得る。第一級および第二級アミンを調製するために、任意数の保護基を用いて(例えば、’Protective Groups in Organic Synthesis’ by Greene and Wuts, Wiley−Interscience, third edition, Chapter 7)、例えば、0℃〜室温でBoc無水物を用いてBoc基として、保護が成し遂げられ得る。アミノ酸28、29または30を形成するためのエステル基の開裂は、水性塩基、例えばLiOHまたはKOH、あるいは前記の「Protecting Groups」テキストに列挙された代替的試薬のいずれかを用いて、成し遂げられ得る(例えば、ベンジルエステルに関しては水素添加)。
Figure 0005608098
スキームEは、式4A(この場合、tは0〜4であり、PGはアミン保護基であり、Rは本明細書中で定義されるとおりである)の任意置換α−フェニルアラニンアミノ酸34の製造方法を示す。適切に置換された酸31は、例えばLiAlHを用いて、室温〜還流温度の範囲の温度で、ベンジルアルコール32に還元され得る。化合物32のアルコール基は、例えばPBr、MsCl/NEt等を用いて、脱離基(例えば、ハロゲン化物、メシレート等)として活性化され得る。強塩基、例えばジイソプロピルアミドリチウム(「LDA」)またはn−BuLiの存在下で、保護化グリシン誘導体、例えば2−(ジフェニルメチレンアミノ)酢酸エチルを用いたこの脱離基の置換は、アミノエステル中間体33(この場合、R’はアルキルである)を提供する。適切な保護基は、’Protective Groups in Organic Synthesis’ by Greene and Wuts, Wiley−Interscienceに列挙されている。アミン保護基は、この段階で、例えばBoc基を導入するよう変更され得る。適切な温度(例えば、0℃〜還流温度)でのエステル33のその後の脱保護(例えば、3N HCl、LiOH、ベンジルエステルに関しては水素添加等を用いる)は、所望のN−保護化アミノ酸34を提供する。
Figure 0005608098
スキームFに示されたような手法を用いて、β−アミノ酸のどちらかのエナンチオマーが調製され得る。アミノ酸のβ位で所望の化学を生成するための適切な立体化学を備える適切なキラル補助基(R)を有する2−フェニルアセテート35(この場合、tは0〜4であり、Rは適切なキラル補助基(例えばエバンスの補助基またはスルタム)であり、Rは本明細書中で定義されるとおりである)は、イミンまたはイミニウムイオン・シントン(例えば、ルイス酸(例えば、TiCl)および適切に置換されたアルコキシメタンアミンまたはN−(アルコキシメチル)アミド/カルバメートの存在により、−100℃〜50℃の温度で、in situで調製される)で処理されて、化合物36(この場合、R17はアミン保護基であるかまたは上記と同様である)を調製し得る。不斉付加は、最良レベルの立体化学的誘導を生じるために、ルイス酸(例えば、TiCl)、アミン塩基(例えば、ヒューニッヒの塩基)およびより低い温度(例えば、−100℃〜0℃)の存在を必要とし得る。ジアステレオ選択性が必要とされるものより低い場合、(例えば)クロマトグラフィーまたは結晶化により、この段階で別個のジアステレオマーが分離され得る。次に、キラル補助基の開裂は、選択された補助基を開裂することが知られている方法(例えば、エバンス補助基に関しては、−50℃〜50℃で、LiOH/H)を用いて、β位に所望の立体化学的性質を有する所望のN保護βアミノ酸37をもたらす。さらに、R17が保護基でもある場合(例えば、2,4−ジメトキシベンジル)、それは、Boc基の存在下で除去されて(例えば、水素添加またはDDQ等)、Boc−アミノ酸38を生じ得、これは、Boc基の除去時に、第一級アミン(示されていない)を提供し、これはさらに(ピリミジン−ピペラジン単位とのカップリングの前かまたは後に)、アルキル化、アシル化または還元的アミノ化により官能化され得る。代替的には、化合物37のBoc基は、R18(上記)を誘導体化し得る。
Figure 0005608098
スキームGは、式VI(式中、R19およびR20は、独立して、水素、ハロゲン、C〜Cアルキル(ハロゲン、OH、CF、CNまたはオキソから選択される1〜3つの置換基で任意に置換される)から選択され、Rはメチルまたはエチルであり、PGはアミン保護基であり、そしてR、Gおよびrは上記と同様である)の化合物を調製するのに用いられる任意置換アミノ酸44の製造方法を示す。適切に置換されたラクタム39は、例えばLiBEtHを用いて、アミナールに還元され得る。次に、アミナールは、水素化ナトリウムおよび(EtO)P(O)CHCOEtのような試薬で処理されて、不飽和エステル40を提供し得る。保護基PGの除去、ならびに塩基(例えば、EtN)による処理は、環化化合物41を提供する。アミンのその後の保護は、化合物42を生じる。G基の任意の導入は、適切な塩基(例えば、LiHMDS)およびアルキルハロゲン化物を用いて、化合物42に対してで実行されて、化合物43を提供し得る。次に、エステル加水分解が、43に対してで直接実行されて、対応する酸を直接生じるか、あるいは化合物43が任意に脱保護され、その後、R導入およびエステル加水分解が実行されて、化合物44を生じ得る。
Figure 0005608098
スキームHは、式V(式中、R17、R18およびGは上記で定義されたとおりである)の化合物の調製に用いられる任意置換アミノ酸48の製造方法を示す。R17は、市販のアミノ酸メチルエステルの還元的アミノ化、アルキル化または遷移金属触媒カップリング反応により導入され得るか、あるいは対応するアミノ酸により調製されて、化合物46を生じ得る。R18は、同様にして導入され、その後、加水分解されて、任意置換アミノ酸48を生じ得る。
式Iの化合物の調製に際しては、中間体の遠隔官能基(例えば、第一級または第二級アミン等)の保護が必要とされ得る。このような保護の必要性は、遠隔官能基の性質、ならびに調製方法の条件によって変わる。適切なアミノ保護基(NH−Pg)としては、アセチル、トリフルオロアセチル、Boc、CBzおよび9−フルオレニルメチレンオキシカルボニル(「Fmoc」)が挙げられる。このような保護に対する必要性は、当業者により容易に決定される。保護基の一般的説明およびそれらの使用に関しては、T.W. Greene, Protective Groups in Organic Synthesis, John Wiley & Sons, New York, 1991を参照されたい。
分離方法
反応生成物を互いに、および/または出発物質から分離することは有益であり得る。各ステップまたは一連のステップの所望の生成物は、当該技術分野で一般的な技法により、分離され、および/または所望程度の均質性に精製される(以降、分離されると称する)。典型的には、このような分離は、多相抽出、溶媒または溶媒混合物からの結晶化、蒸留、昇華またはクロマトグラフィーを包含する。クロマトグラフィーは、任意数の方法、例えば逆相および順相、サイズ排除、イオン交換、高、中および低圧液体クロマトグラフィー法および装置、小規模分析用、擬似移動床(SMB)および分取薄層または厚層クロマトグラフィー、ならびに小規模薄層およびフラッシュクロマトグラフィーの技法を包含する。所望の分離を達成すると最も考えられる技法を、当業者は応用する。
ジアステレオマー混合物は、当業者に周知の方法により、例えばクロマトグラフィーおよび/または分別晶出により、それらの物理化学的差に基づいて、それらの個々のジアステレオマーに分離され得る。エナンチオマーは、適切な光学活性化合物(例えば、キラル補助基、例えばキラルアルコールまたはモッシャーの酸塩化物)と反応させて、エナンチオマー混合物をジアステレオマー混合物に転化し、ジアステレオマーを分離して、個々のジアステレオ異性体を対応する純粋なエナンチオマーに転化する(例えば、加水分解する)ことにより分離され得る。エナンチオマーは、キラルHPLCカラムの使用によっても分離され得る。
その立体異性体を実質的に有さない単一立体異性体、例えばエナンチオマーは、光学活性分割剤を用いたジアステレオマーの形成といった方法を用いて、ラセミ混合物の分割により生成され得る(Eliel, E. and Wilen, S. “Stereochemistry of Organic Compounds,” John Wiley & Sons, Inc., New York, 1994;Lochmuller, C.H., (1975) J. Chromatogr., 113(3): 283−302)。本発明のキラル化合物のラセミ混合物は、以下のような任意の適切な方法により、分離され、単離され得る:(1)キラル化合物を用いたイオン、ジアステレオマー塩の形成、および分別晶出または他の方法による分離、(2)キラル誘導体化試薬を用いたジアステレオマー化合物の形成、ジアステレオマーの分離、および純粋な立体異性体への転化、ならびに(3)キラル条件下での実質的に純粋なまたは濃化された立体異性体の直接的分離。「”Drug Stereochemistry, Analytical Methods and Pharmacology”, Irving W. Wainer, Ed., Marcel Dekker, Inc., New York (1993)」を参照されたい。
方法(1)下では、ジアステレオマー塩は、エナンチオマー的に純粋なキラル塩基、例えばブルシン、キニン、エフェドリン、ストリキニン、α−メチル−β−フェニルエチルアミン(アンフェタミン)等を、酸性官能基、例えばカルボン酸およびスルホン酸を保有する不斉化合物と反応させることにより形成され得る。ジアステレオマー塩は、分別晶出またはイオンクロマトグラフィーにより分離されるよう誘導され得る。アミノ化合物の光学異性体の分離に関しては、キラルカルボン酸またはスルホン酸、例えばカンファースルホン酸、酒石酸、マンデル酸または乳酸の付加が、ジアステレオマー塩の形成を生じ得る。
代替的には、方法(2)により、分割されるべき基質がキラル化合物の1つのエナンチオマーと反応して、ジアステレオマー対を形成する(E. and Wilen, S. “Stereochemistry of Organic Compounds”, John Wiley & Sons, Inc., 1994, p.322)。ジアステレオマー化合物は、不斉化合物をエナンチオマー的に純粋なキラル誘導体化試薬、例えばメチル誘導体と反応させた後、ジアステレオマーを分離し、加水分解して、純粋または濃化エナンチオマーを生じることにより、生成され得る。光学純度の確定方法は、ラセミ混合物のキラルエステル(例えばメンチルエステル(塩基の存在下での、(−)メンチルクロロホルメート)、またはモッシャーエステル、α−メトキシ−α−(トリフルオロメチル)フェニルアセテート(Jacob III. J. Org. Chem., (1982) 47: 4165))を作製すること、そして2つのアトロプ異性エナンチオマーまたはジアステレオマーの存在に関してH NMRスペクトルを分析することを包含する。アトロプ異性化合物の安定ジアステレオマーは、アトロプ異性ナフチル−イソキノリンの分離のための方法に従って、順相および逆相クロマトグラフィーにより分離され、単離され得る(WO 96/15111)。
方法(3)により、2つのエナンチオマーのラセミ混合物は、キラル固定相を用いたクロマトグラフィーにより分離され得る(W.J. Lough, Ed., Chapman and Hall, New York, ”Chiral Liquid Chromatography” (1989);Okamoto, J. of Chromatogr., 513: 375−378 (1990))。濃化または精製エナンチオマーは、旋光性および円二色性のような、不斉炭素原子を有する他のキラル分子を区別するために用いられる方法により、区別され得る。
投与および製剤処方物
本発明の化合物は、治療されるべき症状に適した任意の便利な経路により投与され得る。適切な経路としては、経口、非経口(皮下、筋肉内、静脈内、動脈内、皮内、髄腔内および硬膜外が挙げられる)、経皮、直腸、鼻、局所的(頬および舌下が挙げられる)、膣、腹腔内、肺内および鼻内が挙げられる。
化合物は、任意の便利な投与形態、例えば、錠剤、粉末、カプセル、溶液、分散液、懸濁液、シロップ、噴霧剤、坐薬、ゲル、乳濁液、パッチ等の形態で投与され得る。このような組成物は、薬学的調製物中に慣用的な構成成分、例えば、希釈剤、担体、pH調整剤、甘味剤、増量剤およびさらなる活性薬剤を含有し得る。非経口投与が所望される場合、組成物は、滅菌性であり、注射または注入に適した溶液または懸濁液形態である。
典型的処方物は、本発明の化合物ならびに担体または賦形剤を混合することにより調製される。適切な担体および賦形剤は当業者によく知られており、例えば、Howard C. Ansel et al., Pharmaceutical Dosage Forms and Drug Delivery Systems, (8th Ed. 2004);Alfonso R. Gennaro et al., Remington: The Science and Practice of Pharmacy, (20th Ed. 2000);およびRaymond C. Rowe, Handbook of Pharmaceutical Excipients, (5th Ed. 2005)に詳細に記載されている。処方物は、1つまたは複数の緩衝剤、安定剤、界面活性剤、湿潤剤、滑沢剤、乳化剤、懸濁化剤、防腐剤、酸化防止剤、不透明化剤、滑り剤、加工助剤、着色剤、甘味剤、芳香剤、風味剤、希釈剤、ならびに薬剤(すなわち、本発明の化合物、またはその製剤組成物)の洗練された体裁を提供するその他の既知の添加剤、あるいは薬学的製品(すなわち医薬品)の製造における助剤も含み得る。
本発明の一実施形態は、本発明の化合物あるいはその立体異性体または製薬上許容可能な塩を含む製剤組成物を包含する。さらなる実施形態では、本発明は、本発明の化合物あるいはその立体異性体または製薬上許容可能な塩を、製薬上許容可能な担体または賦形剤とともに含む製剤組成物を提供する。
本発明の化合物による治療方法
本発明は、本発明の1つまたは複数の化合物あるいはその立体異性体または製薬上許容可能な塩を投与することにより疾患または症状を治療または予防する方法を包含する。一実施形態では、ヒト患者は、CHK1活性を検出可能的に抑制する量での本発明の化合物あるいはその立体異性体または製薬上許容可能な塩、ならびに製薬上許容可能な担体、アジュバントまたはビヒクルで治療される。
本発明の別の実施形態では、哺乳類における過剰増殖性疾患の治療方法であって、治療的有効量の本発明の化合物、あるいはその立体異性体または製薬上許容可能な塩を哺乳類に投与することを包含する方法が提供される。
別の実施形態では、このような治療を必要とする哺乳類における、以下で確認される症状を含めた癌の治療または予防方法であって、治療的有効量の本発明の化合物あるいはその立体異性体または製薬上許容可能な塩を上記哺乳類に投与することを包含する方法が提供される。
多数の抗癌薬の活性を強化するCHK1阻害薬の能力のため、広範囲の腫瘍型が本発明の組成物および方法により治療され得る、と予期される。これらの症状としては、以下のものが挙げられるが、これらに限定されない:心臓性:肉腫(血管肉腫、繊維肉腫、横紋筋肉腫、脂肪肉腫)、粘液腫、横紋筋腫、繊維腫、脂肪腫および奇形腫;肺:気管支原性癌(扁平上皮細胞、未分化小細胞、未分化大細胞、腺癌)、肺胞(細気管支)癌、気管支腺腫、肉腫、リンパ腫、軟骨性過誤腫、中皮腫;消化管:食道(扁平上皮細胞癌、腺癌、平滑筋肉腫、リンパ腫)、胃(癌腫、リンパ腫、平滑筋肉腫)、膵臓(腺管腺癌、膵島細胞腺腫、グルカゴノーマ、ガストリノーマ、類癌腫、ビポーマ)、小腸(腺癌、リンパ腫、類癌腫、カポジ肉腫、平滑筋腫、血管腫、脂肪腫、神経繊維腫、繊維腫)、大腸(腺癌、管状腺腫、絨毛腺腫、過誤腫、平滑筋腫);尿路生殖器:腎臓(腺癌、ウィルムス腫瘍(腎芽細胞腫)、リンパ腫、白血病)、膀胱および尿道(扁平上皮細胞癌、移行上皮細胞癌、腺癌)、前立腺(腺癌、肉腫)、精巣(精上皮腫、奇形腫、胚性癌腫、奇形癌腫、絨毛癌、肉腫、間質細胞癌、繊維腫、繊維腺腫、類腺腫瘍、脂肪腫);肝臓:肝臓癌(肝細胞癌)、胆管癌、肝臓芽細胞腫、血管肉腫、肝細胞腺腫、血管腫;骨:骨原性肉腫(骨肉腫)、繊維肉腫、悪性繊維性組織球腫、軟骨肉腫、ユーイング肉腫、悪性リンパ腫(細網肉腫)、多発性骨髄腫、悪性巨細胞腫、脊索腫、骨軟骨腫(骨軟骨性外骨腫症)、良性軟骨腫、軟骨芽細胞腫、軟骨粘液繊維腫、類骨骨腫および巨細胞腫;神経系:頭蓋(骨腫、血管腫、肉芽腫、黄色腫、変形性骨炎)、髄膜(髄膜腫、髄膜肉腫、神経膠腫症)、脳(星状細胞腫、髄芽細胞腫、神経膠腫、脳室上衣細胞腫、胚細胞腫(松果体腫)、多型性神経膠芽細胞腫、乏突起神経膠細胞腫、神経鞘腫、網膜芽細胞腫、先天性腫瘍)、脊髄神経繊維腫、髄膜腫、神経膠腫、肉腫);婦人科学:子宮(子宮内膜癌)、子宮頚部(子宮頸癌、前腫瘍性子宮頚異形成)、卵巣(卵巣癌(漿液性嚢腺腫、粘液性嚢腺腫、分類不能癌)、顆粒膜−包膜細胞腫、セルトリ・ライディッヒ細胞腫、未分化胚細胞腫、悪性奇形腫)、外陰部(扁平上皮細胞癌、上皮内癌、腺癌、繊維肉腫、黒色腫)、膣(明細胞癌、扁平上皮細胞癌、ブドウ状肉腫(胚性横紋筋肉腫)、ファロピウス管(癌腫));血液学的:血液(骨髄性白血病(急性および慢性)、急性リンパ芽球性白血病、慢性リンパ球性白血病、骨髄増殖性疾患、多発性骨髄腫、脊髄形成異常性症候群)、ホジキン病、非ホジキンリンパ腫(悪性リンパ腫);皮膚:悪性黒色腫、基底細胞癌、扁平上皮細胞癌、カポジ肉腫、奇胎 異形成母斑、脂肪腫、血管腫、皮膚繊維腫、ケロイド、乾癬;乳房:侵襲性乳癌(侵襲性腺管癌および侵襲性小葉癌)等;副腎:神経芽細胞腫。過剰増殖性疾患という用語は、上記の同定症状を包含する。「癌性細胞」という用語は、本明細書中で提示する場合、上記の同定症状のうちのいずれか1つに罹患した細胞を包含する。
本発明の別の態様は、癌の治療のための薬剤の製造における、本発明の化合物あるいはその立体異性体または製薬上許容可能な塩の使用を提供する。
別の実施形態では、CHK1および/またはCHK2により調整される疾患または障害の治療または予防方法であって、このような治療を必要とする哺乳類に、有効量の本発明の化合物、あるいはその立体異性体または製薬上許容可能な塩を投与することを包含する方法が提供される。
別の実施形態では、癌の予防または治療方法であって、このような治療を必要とする哺乳類に、有効量の本発明の化合物を、単独で、または抗癌特性を有する1つまたは複数の追加の化合物と組み合わせて投与することを包含する方法が提供される。
CHK1阻害薬は、このような薬剤(単数または複数)がCHK1依存性細胞周期チェックポイントを誘発する場合、広範囲の抗癌薬の活性を強めると予期される。
本発明は、哺乳類における過剰増殖性疾患の治療のための組成物であって、治療的有効量の本発明の化合物あるいはその立体異性体または製薬上許容可能な塩を、有糸分裂阻害剤、アルキル化剤、抗代謝物質、アンチセンスDNAまたはRNA、挿入抗生物質、増殖因子阻害剤、シグナル伝達阻害剤、細胞周期阻害剤、酵素阻害剤、レチノイド受容体モジュレーター、プロテアソーム阻害剤、トポイソメラーゼ阻害剤、生物学的応答修飾因子、抗ホルモン剤、血管新生阻害剤、抗アンドロゲン、標的化抗体、HMG−CoAレダクターゼ阻害剤およびプレニル−タンパク質トランスフェラーゼ阻害剤から選択される抗腫瘍薬と組合せて含む組成物に関する。
本発明は、哺乳類における過剰増殖性障害の治療のための方法であって、治療的有効量の本発明の化合物、あるいはその立体異性体または製薬上許容可能な塩を、有糸分裂阻害剤、アルキル化剤、抗代謝物質、アンチセンスDNAまたはRNA、挿入抗生物質、増殖因子阻害剤、シグナル伝達阻害剤、細胞周期阻害剤、酵素阻害剤、レチノイド受容体モジュレーター、プロテアソーム阻害剤、トポイソメラーゼ阻害剤、生物学的応答修飾因子、抗ホルモン剤、血管新生阻害剤、抗アンドロゲン、標的化抗体、HMG−CoAレダクターゼ阻害剤およびプレニル−タンパク質トランスフェラーゼ阻害剤から選択される抗腫瘍薬と組合せて、上記哺乳類に投与することを包含する方法にも関する。
別の実施形態は、療法に用いるための本発明の化合物を提供する。
別の実施形態は、過剰増殖性疾患の治療に用いるための本発明の化合物を提供する。さらなる実施形態では、過剰増殖性疾患は、上記の同定症状を含めた癌である。
本発明は、哺乳類における異常細胞増殖を抑制するための製剤組成物であって、当該化合物、立体異性体または塩の量、ならびに化学療法薬の量がともに異常細胞増殖を抑制するのに有効である、量の化学療法薬と組合せて、そのような量の本発明の化合物、あるいはその立体異性体または製薬上許容可能な塩を含む組成物にも関する。多数の化学療法薬が当該技術分野で知られている。ある実施形態では、化学療法薬は、有糸分裂阻害剤、アルキル化剤、抗代謝物質、アンチセンスDNAまたはRNA、挿入抗生物質、増殖因子阻害剤、シグナル伝達阻害剤、細胞周期阻害剤、酵素阻害剤、レチノイド受容体モジュレーター、プロテアソーム阻害剤、トポイソメラーゼ阻害剤、生物学的応答修飾因子、抗ホルモン剤、血管新生阻害剤、抗アンドロゲン、標的化抗体、HMG−CoAレダクターゼ阻害剤および/またはプレニル−タンパク質トランスフェラーゼ阻害剤から選択される。
本発明は、哺乳類における異常細胞増殖を抑制するための、あるいは過剰増殖性障害を治療するための方法であって、ある量の本発明の化合物あるいはその立体異性体または製薬上許容可能な塩を、放射線療法と組合せて、哺乳類に投与することを包含する方法に関するが、この場合、放射線療法と組合せた化合物または塩の量は、哺乳類における異常細胞増殖を抑制するのに、または過剰増殖性障害を治療するのに有効である。放射線療法を施すための技法は当該技術分野で知られており、これらの技法は、本明細書中に記載される併用療法で用いられ得る。この併用療法における本発明の化合物の投与は、本明細書中に記載されるように確定され得る。
本発明の化合物は、このような細胞の増殖を死滅させるかおよび/またはそれを抑制する目的のために、放射線を用いた治療に対して異常細胞をより感受性にさせ得る、と考えられる。したがって、本発明はさらに、放射線による治療に対して哺乳類における異常細胞を感受性にするための方法であって、放射線治療に対して異常細胞を感受性にするのに有効である量の本発明の化合物あるいはその立体異性体または製薬上許容可能な塩を哺乳類に投与することを包含する方法に関する。本方法に用いられるべき化合物、立体異性体または塩の量は、本明細書中に記載されるこのような化合物の有効量を確かめるための手段により、あるいは当業者に既知の方法により、確定され得る。
本発明の別の実施形態は、過剰増殖性疾患の治療のための薬剤の製造における、本発明の化合物あるいはその立体異性体または製薬上許容可能な塩の使用を提供する。さらなる実施形態では、過剰増殖性疾患は、上記の同定症状を含めた癌であり得る。
別の実施形態は、癌療法を受けている患者の治療におけるCHK1および/またはCHK2阻害薬としての使用のための薬剤の製造における本発明の化合物の使用を提供する。
別の実施形態では、過剰増殖性疾患の治療において用いるための本発明の化合物を含む製剤組成物が提供される。
別の実施形態では、癌の治療において用いるための本発明の化合物を含む製剤組成物が提供される。
併用療法
本発明の化合物ならびにその立体異性体および製薬上許容可能な塩は、単独で、または他の治療薬と組合せて、治療のために用いられ得る。本発明の化合物は、異なる作用機序により働く化合物を含めた1つまたは複数の追加の薬剤と組合せて用いられ得る。薬学的組合せ処方物の第二化合物または用量投与レジメンは、それらが互いに悪影響を及ぼさないよう、好ましくは、本発明の化合物と相補的な活性を有する。このような分子は、適切には、意図された目的のために有効である量で、組合せて存在する。化合物は、単位製剤組成物中に一緒に、または別々に投与され、そして、別々に投与される場合、これは、同時的に、または任意の順序で順次的に起こり得る。このような順次投与は、時間間隔が短いか、または時間間隔が隔たることもあり得る。
本発明を例証するために、以下の実施例を包含する。しかしながら、これらの実施例は本発明を限定せず、本発明の実施方法を示唆するよう意図されるに過ぎない、と理解されるべきである。記載される化学反応は、本発明の多数の他の化合物を調製するために容易に適合され得るし、本発明の化合物を調製するための代替的方法は本発明の範囲内であるとみなされる、と当業者は認識する。例えば、本発明による非例示的化合物の合成は、当業者に明らかな修飾により、例えば妨害基を適切に保護することにより、記載されたもの以外の当該技術分野で既知の他の適切な試薬を利用することにより、および/または反応条件の慣例的な修正により、首尾よく実施され得る。代替的には、本明細書中に開示されるかまたは当該技術分野で知られた他の反応は、本発明の他の化合物を調製するための応用可能性を有すると認識される。
下記の実施例では、別記しない限り、温度は全て摂氏で記述される。試薬は、商業的供給元、例えばSigma−Aldrich、Alfa AesarまたはTCIから購入し、別記しない限り、さらに精製せずに用いた。
以下で記述する反応は、一般的に、陽圧の窒素またはアルゴン下で(別記しない限り)無水溶媒中で乾燥管を用いて実行し、反応フラスコには、典型的には、シリンジによる基質および試薬の導入のためのゴム製隔壁を取り付ける。ガラス器具はオーブン乾燥するか、および/または加熱乾燥した。
シリカゲルカラムを有するBiotage系(製造業者:Dyax Corporation)で、またはシリカSepPakカートリッジ(Waters)で、または(別記しない限り)C18Hカラムを用いるBiotageSP4系で、カラムクロマトグラフィーを実行した。400MHzで操作するVarian社製計器で、H NMRスペクトルを記録した。参照標準としてTMSを用いて、H−NMRスペクトルをCDCl、d−DMSO、CHODまたはd−アセトン溶液(ppmで記録)として得た。ピーク多重度を記録する場合、以下の略語を用いる:s(一重線)、d(二重線)、t(三重線)、q(四重線)、m(多重線)、br(広幅)、dd(二重線の二重線)、dt(三重線の二重線)。結合定数(示される場合)は、ヘルツ(Hz)で報告する。
実施例A
CHK1酵素アッセイ
化合物を3倍連続希釈でジメチルスルホキシド(「DMSO」)で希釈し、次に、反応に添加して、最終濃度1%のDMSOを得た。バキュロウイルスから精製したカルボキシ末端に10個の追加のヒスチジン残基を有するアミノ酸1〜273のヒトCHK1キナーゼドメインを用いて、酵素アッセイで、化合物を試験した。基質は、Invitrogenからの蛍光OmniaペプチドS/T11であった。アッセイは、25μLの反応容積中に、25mMのHEPES、pH7.4、10mMのMgCl、1mMのDTT、0.01%のトリトンX100、0.5nMのCHK1酵素、2uMのS/T11ペプチド基質、60MのATP、試験化合物、1%DMSOを含有した。白色384ウエル・ポリプロピレンプレート(Nunc, Inc ., Naperville, ILから入手可能)中で、室温でアッセイを実行し、340nMの励起光、495nMの発光で、Envision読取装置(PerkinElmer, Inc., Waltham, MA)で、45分間、50秒毎にデータを収集した。各ウエルからの収集データを直線にフィットさせて、その結果生じた比率を用いて、対照のパーセントを算定した。各試験化合物に関するIC50値を、4パラメーター適合を用いて、対照のパーセント対化合物濃度プロットから確定した。
実施例1〜38の化合物を上記のアッセイで試験して、10μM未満のIC50を有することを見出した。
実施例B
Figure 0005608098
(S)−3−(tert−ブトキシカルボニル(イソプロピル)アミノ)−2−(4−クロロフェニル)プロパン酸
メチル2−(4−クロロフェニル)アセテート(36.7g、199mmol)およびパラホルムアルデヒド(6.27g、209mmol)を、DMSO(400mL)中に溶解/懸濁し、NaOMe(537mg、9.94mmol)で処理した。混合物を室温で2時間撹拌し、完了した(粗製物の薄層クロマトグラフィー(「TLC」)分析による)。反応物を氷冷水中に注ぎ入れ(700mL;白色乳濁液)、1MのHCl溶液を添加して中和した。水性層を酢酸エチル(3×)で抽出し、有機物を合わせた。有機層を水(2×)、ブライン(1×)で洗浄し、分離し、MgSOで乾燥して、濾過し、真空濃縮して、粗生成物を油として得た。残渣を、シリカゲルを有する大型フリット化フィルター上に載せて、出発物質/オレフィンが収集されるまで、9:1のヘキサン:酢酸エチルで溶離した。次に、純粋な所望生成物が完全に溶離されるまで、プラグを1:1のヘキサン:酢酸エチルで溶離した。濃縮された純粋な分画は、メチル2−(4−クロロフェニル)−3−ヒドロキシプロパノエートを油として生じた(39.4g、92%)。
メチル2−(4−クロロフェニル)−3−ヒドロキシプロパノエート(39.4g、184mmol)をジクロロメタン(「DCM」;500mL)中に溶解し、トリエチルアミン(「TEA」;64.0mL、459mmol)で処理した。溶液を0℃に冷却し、MsCl(15.6mL、202mmol)で徐々に処理し、次いで、30分間撹拌し、完了した(TLC分析による)。溶液を1N HCl溶液で分配して、水性層をDCMで1回抽出した。合わせた有機層を1N HCl溶液でもう一度洗浄し、分離して、希NaHCO溶液で洗浄し、分離した。有機層をMgSOで乾燥して、濾過し、真空濃縮して、油を得た。残渣を、シリカゲルのプラグを有する大型フリット化フィルター上に載せて、9:1のヘキサン:酢酸エチルで溶離して、純粋な所望生成物を得た(TLC分析による)。濃縮された純粋な分画は、メチル2−(4−クロロフェニル)アクリレートを油として生じた(30.8g、85%)。このメチル2−(4−クロロフェニル)アクリレート(500mg、2.54mmol)を、THF(1.35mL)中の溶液として、0℃で、THF(5.0mL)中のi−PrNH(217μL、2.54mmol)の撹拌溶液に添加した。反応物を室温で一晩撹拌して、完了した(LCMS分析による)。BocO(584μL、2.54mmol)を、ピペットで撹拌アミンに添加した。反応物を一晩撹拌して、完了した(混合物のLCMSおよびTLC分析による)。溶液を真空濃縮して、メチル3−(tert−ブトキシカルボニル(イソプロピル)アミノ)−2−(4−クロロフェニル)プロパノエートを油として得た(854mg、94%)。LC/MS(APCI+)m/z256.1[M−Boc]
メチル3−(tert−ブトキシカルボニル(イソプロピル)アミノ)−2−(4−クロロフェニル)プロパノエート(133g、374mmol)をTHF(1.0L)中に溶解し、室温でカリウムトリメチルシラノレート(「KOTMS」、56.0g、392mmol)で処理した。混合物を一晩撹拌して、完了した(粗製物のLCMS分析による)。混合物を真空濃縮して湿潤発泡体を得て、これを真空下で一晩乾燥して、3−(tert−ブトキシカルボニル(イソプロピル)アミノ)−2−(4−クロロフェニル)プロパン酸カリウムを固体として得た(148.7g、105%)。LC/MS(APCI+)m/z242.1[M−Boc−K]
3−(tert−ブトキシカルボニル(イソプロピル)アミノ)−2−(4−クロロフェニル)プロパン酸カリウム(77.2g、203mmol)をTHF(515mL)中に溶解し、室温で塩化ピバロイル(26.3mL、213mmol)で処理した。混合物を3時間撹拌して、混合無水物を得た。別個のフラスコ中で、(S)−4−ベンジルオキサゾリジン−2−オン(46.1g、260mmol)をTHF(600mL)中に溶解し、−78℃に冷却した。溶液をn−BuLi(ヘキサン中の2.50M溶液102mL、254mmol)で処理し、1時間撹拌した。調製された無水物溶液をカニューレで撹拌Li−オキサゾリジノンに添加し、混合物を一晩室温に温めた。飽和塩化アンモニウム溶液を添加して混合物をクエンチし、次に、より多くの水および酢酸エチル間に分配した。水性層を数回抽出し、有機物を合わせた。有機層を水で、次いでブラインで洗浄して、分離し、MgSOで乾燥して、濾過し、真空濃縮した。残渣をクロマトグラフィー(シリカゲル、4:1 ヘキサン:酢酸エチルで溶離)により精製/分離(ジアステレオマー)して、完全に分離されたジアステレオマーを粘性油として得た:tert−ブチル(R)−3−((S)−4−ベンジル−2−オキソオキサゾリジン−3−イル)−2−(4−クロロフェニル)−3−オキソプロピル(イソプロピル)カルバメート(12.16g、1/2の酸ラセミ化合物に基づいて24%)およびtert−ブチル(S)−3−((S)−4−ベンジル−2−オキソオキサゾリジン−3−イル)−2−(4−クロロフェニル)−3−オキソプロピル(イソプロピル)カルバメート(39.14g、1/2の酸ラセミ化合物に基づいて77%)。LC/MS(APCI+)m/z401.2[M−Boc]+。
LiOH−HO(168mg、4.00mmol)を、それが溶解するまで、室温でTHF(30mL)および水(15mL)の撹拌溶液に添加した。混合物を過酸化水素(水中の35重量%溶液658μL、8.00mmol)で処理して、室温で10分間撹拌した。反応物を氷浴中で0℃に冷却し、THF(15mL)中の溶液として、添加漏斗を介して、tert−ブチル(S)−3−((S)−4−ベンジル−2−オキソオキサゾリジン−3−イル)−2−(4−クロロフェニル)−3−オキソプロピル(イソプロピル)カルバメート(1.00g、2.00mmol)を10分間掛けて滴下した。混合物を、室温で一晩撹拌して、完了した(粗製物のLCMS分析による)。反応物を0℃に冷却し、次に、10分間に亘って、添加漏斗を介して、1MのNaSO(9.00mL)溶液で処理した。添加完了後、混合物を、10分間、室温に温めた。混合物を濃縮してTHFを除去し、次いで、水で希釈した。水性層を酢酸エチルで2回洗浄した(廃棄)。水性層を酢酸エチルで分配し、次いで、約2〜約3のpHが得られるまで、撹拌しながら1MのHClを滴下した。水性層を酢酸エチルで2回抽出し、有機物を合わせた。有機物をブラインで洗浄し、分離して、MgSOで乾燥し、濾過し、真空濃縮した。油生成物を、1時間、高真空下で乾燥して、(S)−3−(tert−ブトキシカルボニル)(イソプロピル)アミノ)−2−(4−クロロフェニル)プロパン酸を粘性油/発泡体として得た(685mg、100%)。LC/MS(APCI+)m/z242.1[M−Boc]+。
実施例C
Figure 0005608098
(S)−2−((S)−1−(tert−ブトキシカルボニル)ピロリジン−2−イル)−2−(4−クロロフェニル)酢酸
2−(4−クロロフェニル)酢酸(20.00g、117.2mmol)および(R)−4−ベンジルオキサゾリジン−2−オン(10.39g、58.62mmol)を、トルエン(100mL)中で合わせた。トリエチルアミン(32.68mL、234.5mmol)を添加し、溶液を80℃に加熱した。トルエン(25mL)中の塩化ピバロイル(14.42mL、117.2mmol)の溶液を滴下した。付加後、混合物を16時間、加熱還流した。反応物を冷却し、2N HCl(2×)、水、5%NaCO(2×)、飽和NaClで洗浄し、NaSOで乾燥し、真空濃縮して、固体とした。粗製固体をSiO上でのクロマトグラフィーに付して、4:1のヘキサン/酢酸エチルで溶離した。(R)−4−ベンジル−3−(2−(4−クロロフェニル)アセチル)オキサゾリジン−2−オンを固体として回収した(30.7g、80%)。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.34−7.26 (m, 7 H), 7.16−7.11 (m, 2H), 4.71−4.64 (m, 1H), 4.35−4.16 (m, 4H), 3.26 (dd, J = 2.9, J = 13.2, 1H), 2.76 (dd, J = 9.3, J = 13.2, 1H).
tert−ブチル2−オキソピロリジン−1−カルボキシレート(12.33g、66.57mmol)をEtO(60mL)中に溶解し、−78℃に冷却した。懸濁液を水素化ジイソブチルアルミニウム(「DIBAL−H」;45.27mL、67.90mmol;トルエン中1.5M)で滴下処理し、混合物を−78℃で2時間撹拌した。混合物を浴を用いて周囲温度に温めて、一晩撹拌した。反応物を、MeOH(75mL)中のp−トルエンスルホン酸水和物(0.075g)の溶液の添加によりクエンチした。混合物を、周囲温度で16時間撹拌した。懸濁液を真空濃縮して、固体とした。これを、ロッシェル塩(0.5N)および酢酸エチルの混合物中に再懸濁した。層を分離して、水性層を塩化メチレン(2×)で洗浄した。合わせた有機層を飽和NaClで洗浄し、NaSOで乾燥し、真空濃縮して、油を得た。塩化チタン(IV)の溶液(10.0mL、10.0mmol;トルエン中1M)を0℃に冷却し、ジクロロメタン(20mL)中に溶解された(R)−4−ベンジル−3−(2−(4−クロロフェニル)アセチル)オキサゾリジン−2−オン(3.00g、9.10mmol)の溶液で処理した。5分後、ジイソプロピルエチルアミン(1.74mL、10.0mmol)を添加した。その結果生じた溶液を0℃で1時間撹拌した後、−20℃に冷却した。ジクロロメタン(20mL)に溶解されたtert−ブチル2−メトキシピロリジン−1−カルボキシレート(2.55g、13.65mmol)の溶液を添加し、混合物を−20℃で75分間撹拌した。混合物を飽和NHCl(約100mL)でクエンチし、水で希釈して、固体を溶解した。分離後、水性層を塩化メチレン(3×)で洗浄した。合わせた有機物を水(2×)で洗浄し、NaSOで乾燥して、真空濃縮した。回収油をSiO上でのクロマトグラフィーに付して、8:1のヘキサン/酢酸エチルで溶離した。(S)−tert−ブチル2−((S)−2−((R)−4−ベンジル−2−オキソオキサゾリジン−3−イル)−1−(4−クロロフェニル)−2−オキソエチル)ピロリジン−1−カルボキシレートを粘着性発泡体として回収した(1.55g、40%)。MS(APCI+)[M+Na]521.1。
水酸化リチウム水和物(0.0471g、1.12mmol)を、THF/水(3:1、19mL)の溶液に添加し、溶解するまで撹拌した。混合物を0℃に冷却し、30%過酸化水素(0.231mL、2.24mmol)で処理して、10分間撹拌した。THF(2mL)中の(S)−tert−ブチル2−((S)−2−((R)−4−ベンジル−2−オキソオキサゾリジン−3−イル)−1−(4−クロロフェニル)−2−オキソエチル)ピロリジン−1−カルボキシレート(0.280g、0.561mmol)の溶液を添加した。反応物を、0℃で30分間撹拌した。TLCは大した進行を示さなかったので、反応物を周囲温度に温めて、一晩撹拌した。1.5MのNaSO(1mL)を添加して反応をクエンチして、15分間撹拌した。反応混合物をEtOで希釈して、分離した。水性部分をEtOで2回洗浄し、次いで3NのHClでpHを1に調整した。水性部分を酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機層を水(2×)、飽和NaClで洗浄し、NaSOで乾燥し、真空濃縮して濃い油を得た。これは徐々に固化して、(S)−2−((S)−1−(tert−ブトキシカルボニル)ピロリジン−2−イル)−2−(4−クロロフェニル)酢酸を発泡体として生じた(0.55g、72%)。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.30 (d, 2H), 7.21 (d, 2H), 4.53−4.40 (m, 1H), 4.37−4.27 (m, 1H), 3.34−3.22 (m, 1H), 2.98−2.90 (m, 1H), 2.02−1.90 (m, 1H), 1.83−1.74 (m, 1H), 1.64−1.53 (m, 2H), 1.50 (s, 9H).
実施例D
Figure 0005608098
(S)−2−((S)−1−(tert−ブトキシカルボニル)−5,5−ジメチルピロリジン−2−イル)−2−(4−クロロフェニル)酢酸
5,5−ジメチルピロリジン−2−オン(0.108g、0.953mmol、Ganem, B. and Obsy, JO; Tet Lett 26: 6413 (1985)に記載されたと同様に調製し得る)を、THF(3mL)中に溶解し、−20℃に冷却した。溶液をリチウムヘキサメチルジシラジド(「LHMDS」;1.05mL、1.05mmol)で処理し、−20℃で30分間撹拌した。ジ−tert−ブチルジカルボネート(0.250g、1.14mmol)を添加し、反応混合物を周囲温度に温めた。反応物を周囲温度で2時間撹拌し、次に、飽和NHClでクエンチして、酢酸エチルで希釈し、分離した。有機層を飽和NHCl、飽和NaHCO、飽和NaClで洗浄し、NaSOで乾燥して、真空濃縮して、油とした。粗生成物をSiO上でのクロマトグラフィーに付して、4:1のヘキサン/酢酸エチルで溶離した。tert−ブチル2,2−ジメチル−5−オキソピロリジン−1−カルボキシレート(4:1のヘキサン/酢酸エチル中、0.11のRf)を、固体として回収した(0.087g、43%)。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 2.48 (t, J = 7.8, 2H), 1.85 (t, 2H), 1.54 (s, 9H), 1.47 (s, 6H).
tert−ブチル2,2−ジメチル−5−オキソピロリジン−1−カルボキシレート(1.17g、5.49mmol)をEtO(15mL)中に溶解し、−78℃に冷却した。溶液をDIBAL−H(3.73mL、5.60mmol)で処理した。混合物を−78℃で2時間撹拌し、次いで、周囲温度に一晩温めた。反応物を、MeOH(12mL)中のp−トルエンスルホン酸水和物(0.012g)の溶液のアリコート(7mL)の添加によりクエンチした。混合物を、周囲温度で60時間撹拌した。懸濁液を真空濃縮し、ロッシェル塩(0.5N)および酢酸エチルの混合物中に再懸濁した。分離後、水性部分を酢酸エチル(2×)で洗浄した。次いで、合わせた有機物を飽和NaClで洗浄し、NaSOで乾燥し、真空濃縮して、油を得た(92%)。トルエン中の塩化チタン(IV)(3.71mL、3.71mmol)の溶液を0℃に冷却し、ジクロロメタン(7mL)中に溶解された(R)−4−ベンジル−3−(2−(4−クロロフェニル)アセチル)オキサゾリジン−2−オン(1.11g、3.38mmol)の溶液で処理した。5分後、ジイソプロピルエチルアミン(0.647mL、3.71mmol)を添加した。その結果生じた溶液を0℃で1時間撹拌した後、−20℃に冷却した。ジクロロメタン(7mL)中のtert−ブチル5−ヒドロキシ−2,2−ジメチルピロリジン−1−カルボキシレート(1.09g、5.06mmol)の溶液を添加し、混合物を−20℃で75分間撹拌した。反応物を飽和NHCl(約4mL)でクエンチし、水で希釈して、固体を溶解した。分離後、水性部分を塩化メチレン(3×)で洗浄した。合わせた有機物を水(2×)で洗浄し、NaSOで乾燥して、真空濃縮した。粗生成物をSiO上でのクロマトグラフィーに付して、9:1のヘキサン/酢酸エチルで溶離して、(S)−tert−ブチル5−((S)−2−((R)−4−ベンジル−2−オキソオキサゾリジン−3−イル)−1−(4−クロロフェニル)−2−オキソエチル)−2,2−ジメチルピロリジン−1−カルボキシレートを得た(1.62g、61%)。MS(ESI+)[M+H]526.7/528.8。
(S)−tert−ブチル5−((S)−2−((R)−4−ベンジル−2−オキソオキサゾリジン−3−イル)−1−(4−クロロフェニル)−2−オキソエチル)−2,2−ジメチルピロリジン−1−カルボキシレートを用いて、実施例Cに記載した手順に従って、(S)−2−((S)−1−(tert−ブトキシカルボニル)−5,5−ジメチルピロリジン−2−イル)−2−(4−クロロフェニル)酢酸を調製した。H NMR (CDCl, 400 MHz) δ 7.33−7.21 (m, 4H), 4.60−4.51 (m, 1H), 4.39−4.32 (m, 1H), 2.04−1.92 (m, 2H), 1.78−1.68 (m, 2H), 1.51 (s, 9H), 1.22 (s, 6H).
実施例E
Figure 0005608098
3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−2−(4−クロロベンジル)プロパン酸
ニートのSOCl(25.7g、216.7mmol)を、MeOH(100mL)の−60℃溶液に滴下した。添加完了時に、3−(4−クロロフェニル)プロパン酸(10.0g、54.1mmol)を、数度に分けて添加した。添加の完了時に、冷却浴を除去し、反応混合物を徐々に室温に温めて、一晩撹拌した。次に、反応物を濃縮乾燥し、その結果生じた残渣をDCM(100mL)中に溶解して、飽和NaHCOで洗浄し、乾燥(MgSO)して、濾過し、濃縮して、メチル3−(4−クロロフェニル)プロパノエートを油として得た(10.48g、97%)。
BuLi(5.2mL、ヘキサン中1.6M)を、THF(40mL)中のジイソプロピルアミン(0.91g、9.0mmol)の0℃溶液に添加した。次に、反応混合物を0℃で30分間撹拌し、次いで、−78℃に冷却した。THF(8mL)中のメチル3−(4−クロロフェニル)プロパノエート(1.5g、7.5mmol)の溶液を徐々に添加し、反応混合物を−78℃で40分間撹拌した。THF(5mL)中のtert−ブチル2−ブロモアセテート(4.4g、22.7mmol)の溶液を次に添加した。次いで、反応物を−78℃で30分間撹拌し、その後、室温に温めて、一晩撹拌した。次に、反応物を飽和NHClでクエンチし、濃縮して、THFを除去した。次いで、反応物をEtOAcで抽出し、合わせた抽出物を乾燥(NaSO)し、濾過し、濃縮して、真空乾燥して、4−tert−ブチル1−メチル2−(4−クロロベンジル)スクシネート(1.91g、81%)を油として得た。
TFA(15mL)を、0℃でDCM(30mL)中の4−tert−ブチル1−メチル2−(4−クロロベンジル)スクシネート(1.91g、6.1mmol)の溶液に滴下した。次に、反応混合物を室温に温めて、5時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮乾燥して、3−(4−クロロベンジル)−4−メトキシ−4−オキソブタン酸をシロップ(1.55g、95%)として得て、これをさらに精製せずに用いた。
ジフェニルホスホリルアジド(2.1g、76mmol)を、t−BuOH(40mL)中の3−(4−クロロベンジル)−4−メトキシ−4−オキソブタン酸(1.6g、6.4mmol)およびTEA(0.97g、9.58mmol)の溶液に添加した。次に、反応混合物を加熱還流して、6時間撹拌した。次に、反応物を室温に冷却し、濃縮して、油とした。カラムクロマトグラフィー(9:1〜5:1のヘキサン:EtOAc)により精製して、メチル3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−2−(4−クロロベンジル)プロパノエート(0.64g、31%)を得た。
LiOH−HO(0.09g、2.1mmol)を、2:1のTHF:HO(20mL)中のメチル3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−2−(4−クロロベンジル)プロパノエート(0.64g、1.9mmol)の溶液に添加した。次に反応物を室温で3時間撹拌し、次に、HO(50mL)で希釈して、エーテル(50mL)で洗浄した。次に、水性層を固体KHSOで酸性にして、固体NaClで飽和し、DCMで抽出した。合わせた有機抽出物を乾燥(NaSO)し、濾過し、濃縮して、真空乾燥して、3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−2−(4−クロロベンジル)プロパン酸(0.523g、85%)を固体として得た。MS ESI(−)m/z312検出。
実施例F
Figure 0005608098
tert−ブチル5−メトキシ−2,2−ジメチルピロリジン−1−カルボキシレート
5,5−ジメチルピロリジン−2−オン(0.108g、0.953mmol、Ganem, B., et al., Tet Lett 26: 6413 (1985)に記載のように調製)をTHF(3mL)中に溶解し、−20℃に冷却した。溶液をLHMDS(1.05mL、1.05mmol)で処理し、−20℃で30分間撹拌した。ジ−tert−ブチルジカルボネート(0.250g、1.14mmol)を添加し、反応混合物を周囲温度に温めた。反応物を周囲温度で2時間撹拌し、次に、飽和NHClでクエンチして、酢酸エチルで希釈し、分離した。有機層を飽和NHClで、飽和NaHCO、飽和NaClで洗浄し、NaSOで乾燥して、真空濃縮して、油を得た。粗生成物をSiO上でのクロマトグラフィーに付して、4:1ヘキサン/酢酸エチルで溶離した。tert−ブチル2,2−ジメチル−5−オキソピロリジン−1−カルボキシレート(4:1のヘキサン/酢酸エチル中Rf 0.11)を固体として回収した(43%)。H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 2.48 (t, J = 7.8, 2H), 1.85 (t, 2H), 1.54 (s, 9H), 1.47 (s, 6H).
DIBAL−H(73.65mL、110.5mmol、トルエン中1.5M)を、−78℃に冷却した乾燥EtO(200mL)中のtert−ブチル2,2−ジメチル−5−オキソピロリジン−1−カルボキシレート(23.10g、108.3mmol)の溶液に、一部ずつ添加した。反応物を−78℃で1時間撹拌し、次に、室温に温めて、一晩撹拌した。反応物をNHOH(50mL)でクエンチして、20分間撹拌した。次に反応物をEtOAc(200mL)で希釈し、0.5Mロッシェル塩(100mL)を添加し、層を分離した。有機分画を0.5Mロッシェル塩(2×100mL)、ブライン(100mL)で洗浄し、乾燥(MgSO)して、濃縮し、油とした。油を、MeOH(200mL)中のp−TsOH一水和物(2.06g、10.8mmol)の溶液中に取り入れ、室温で一晩撹拌した。次に、反応物を濃縮し、EtOAc(200mL)中に取り入れ、飽和NaCO(2×100mL)、ブライン(50mL)で洗浄し、乾燥(MgSO)して、濃縮し、tert−ブチル5−メトキシ−2,2−ジメチルピロリジン−1−カルボキシレート(24.07g、収率96.9%)を油として得た。
実施例G
Figure 0005608098
(S)−2−(4−ブロモフェニル)−2−((S)−1−(tert−ブトキシカルボニル)−5,5−ジメチルピロリジン−2−イル)酢酸
2−(4−ブロモフェニル)酢酸(7.85g、36.5mmol)および(R)−4−ベンジルオキサゾリジン−2−オン(3.23g、18.3mmol)をトルエン(30mL)およびトリエチルアミン(10.2mL、73.0mmol)中に合わせた。次に、溶液を80℃に加熱し、トルエン(7.5mL)中の塩化ピバロイル(4.49mL、36.5mmol)の溶液を徐々に添加した。反応物を110℃に加熱し、一晩撹拌した。次に反応物を冷却し、トルエン溶液を2N HCl、水、5%NaCO、ブラインで洗浄し、次に、NaSOで乾燥した。溶媒の除去後、残渣をカラムクロマトグラフィーにより精製して、(R)−4−ベンジル−3−(2−(4−ブロモフェニル)アセチル)オキサゾリジン−2−オン(5.65g、83%)を固体として得た。
トルエン中のTiCl(3.52mL、3.52mmol)を、−78℃で、DCM(30mL)中の(R)−4−ベンジル−3−(2−(4−ブロモフェニル)アセチル)オキサゾリジン−2−オン(1.26g、3.35mmol)の溶液に添加した。次に、DIEA(0.64mL、3.69mmol)を、冷撹拌溶液に添加した。反応物を−78℃で15分間撹拌し、その後、DCM(10mL)中のtert−ブチル5−メトキシ−2,2−ジメチルピロリジン−1−カルボキシレート(1.00g、4.36mmol、実施例F参照)の溶液を添加した。次に、反応物を−10℃に温めて、2時間撹拌した。反応物を飽和NHCl溶液(20mL)でクエンチし、有機分画を単離して、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過して、濃縮した。その結果生じた残渣をカラムクロマトグラフィーにより精製して、(S)−tert−ブチル5−((R)−2−((R)−4−ベンジル−2−オキソオキサゾリジン−3−イル)−1−(4−ブロモフェニル)−2−オキソエチル)−2,2−ジメチルピロリジン−1−カルボキシレート(1.63g、85%)を固体として得た。
30%H(0.67mL、7.0mmol)を、THF/水(2:1、93mL)中のLiOH−HO(0.24g、5.60mmol)の溶液に添加し、溶液を室温で10分間撹拌した。次に、溶液を0℃に冷却し、THF(10mL)中の(S)−tert−ブチル5−((S)−2−((R)−4−ベンジル−2−オキソオキサゾリジン−3−イル)−1−(4−ブロモフェニル)−2−オキソエチル)−2,2−ジメチルピロリジン−1−カルボキシレート(1.60g、2.80mmol)の溶液で処理した。反応物を0℃で2時間撹拌し、室温に温めて、一晩撹拌した。次に、反応物を0℃に冷却し、1MのNaSO(10mL)で処理し、10分間撹拌した。次に、反応物を室温に温めて、10分間撹拌した。反応物を次に濃縮し、EtOAc(2×20mL)で抽出した。次に、水性層を1NのHClで酸性にして、pH約1〜約2とし、DCM(2×20mL)で抽出した。合わせたDCM分画を硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濃縮して、(S)−2−(4−ブロモフェニル)−2−((S)−1−(tert−ブトキシカルボニル)−5,5−ジメチルピロリジン−2−イル)酢酸(1.01g、収率87%)を固体として得た。MS ESI(+)m/z412検出。
実施例H
Figure 0005608098
(S)−2−((S)−1−(tert−ブトキシカルボニル)−5,5−ジメチルピロリジン−2−イル)−2−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)酢酸
2−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)酢酸(1.00g、5.30mmol)を、0℃でTHF(14mL)中に溶解し、トリエチルアミン(0.81mL、5.8mmol)で処理した。次に、塩化ピバロイル(0.69mL、5.6mmol)を溶液に添加し、混合物を0℃で1時間撹拌した。別個のフラスコ中で、(R)−4−ベンジルオキサゾリン−2−オン(0.987g、5.57mmol)をTHF(14mL)中に−78℃で溶解して、n−BuLi(2.54mL、5.83mmol)で処理した。上記の陰イオン溶液を20分間撹拌し、次に、−78℃で無水物中にカニューレで添加した。次に、反応物を−78℃で1時間撹拌して、その後、2時間、0℃に温めた。飽和NHCl溶液(20mL)を添加して混合物をクエンチし、真空濃縮した。次に、その結果生じた残渣を酢酸エチルおよび水間に分配した。水性層を酢酸エチルで1回抽出し、有機分画を合わせ、ブラインで洗浄して、分離し、MgSOで乾燥して、濾過し、真空濃縮した。その結果生じた残渣をカラムクロマトグラフィー(3:1 ヘキサン:酢酸エチル)により精製して、(R)−4−ベンジル−3−(2−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)アセチル)オキサゾリジン−2−オン(0.95g、51%)を油として得て、これを放置して固化した。
トルエン中のTiCl(7.79mL、7.79mmol)を、DCM(60mL)中の(R)−4−ベンジル−3−(2−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)アセチル)オキサゾリジン−2−オン(2.58g、7.42mmol)の溶液に添加した。DIEA(1.42mL、8.16mmol)をこの撹拌冷溶液に添加し、その後、DCM(20mL)中のtert−ブチル5−メトキシ−2,2−ジメチルピロリジン−1−カルボキシレート(2.21g、9.65mmol)の溶液に添加した。反応物を−78℃で15分間撹拌し、次に、−10℃に温めて、3時間撹拌した。反応物を飽和NHCl溶液(20mL)でクエンチして、有機層を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒の除去後、その結果生じた残渣をカラムクロマトグラフィーにより精製して、(S)−tert−ブチル5−((R)−2−((R)−4−ベンジル−2−オキソオキサゾリジン−3−イル)−1−(4−ブロモフェニル)−2−オキソエチル)−2,2−ジメチルピロリジン−1−カルボキシレート(2.62g、65%)を固体として得た。
30%H(0.159mL、1.65mmol)を、2:1のTHF:HO(40mL)中のLiOH−HO(0.055g、1.32mmol)の溶液に添加した。混合物を20分間撹拌し、次に、0℃に冷却した。THF(3mL)中の(S)−tert−ブチル5−((S)−2−((R)−4−ベンジル−2−オキソオキサゾリジン−3−イル)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−オキソエチル)−2,2−ジメチルピロリジン−1−カルボキシレート(0.360g、0.660mmol)を次に徐々に添加した。添加完了時に、反応物を室温に温め、一晩撹拌した。次に、反応混合物を0℃に再冷却し、1MのNaSO(4mL)を添加した。反応物を0℃で10分間撹拌し、次に室温に温めて、さらに10分間撹拌した。次に、反応物を真空濃縮してTHFを除去し、その結果生じた混合物をEtOAcで洗浄した。次に、有機分画を硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濃縮して、(S)−2−((S)−1−(tert−ブトキシカルボニル)−5,5−ジメチルピロリジン−2−イル)−2−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)酢酸ナトリウム塩(0.24g、94%)を粉末として得た。MS ESI(+)m/z386検出。
実施例I
Figure 0005608098
5−シクロプロピル−4−(ピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン
無水エタノール(220mL)中の1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−オール(10.00g、39.17mmol、WO 2007/103308に記載されたように調製)の溶液を0℃に冷却し、臭素(2.15mL、43.09mmol)で滴下処理し、0℃で30分間撹拌した。次いで、氷浴を除去し、混合物を室温に温めた。30分後、水(150mL)および濃HCl(10mL)をスラリーに添加し、混合物を室温で10分間撹拌した。形成された固体を濾過し、水(3×20mL)で、その後EtOH(2×20mL)で洗浄した。収集した固体をCHCNで粉砕し、濾過し、追加のCHCN(2×10mL)で洗浄し、風乾して、5−ブロモ−1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−オール(10.90g、収率83%)を固体として得た。LCMS(APCI+)m/z333.9(M+H)+。保持時間=2.33分。
DMF(130mL)中の5−ブロモ−1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−オール(10.85g,32.5mmol)の溶液を、室温で、DMF(70mL)中の水素化ナトリウムの撹拌懸濁液(鉱油中60%、1.56g、39mmol)に滴下した。一旦添加が完了したら、混合物を40℃で30分間撹拌した。その結果生じた溶液を室温に冷却し、1,1,1−トリフルオロ−N−フェニル−N−(トリフルオロメチルスルホニル)メタンスルホンアミド(13.92g、38.96mmol)で処理した。1時間後、固体tert−ブチルピペラジン−1−カルボキシレート(13.3g,71.43mmol)を撹拌しながら2回に分けて添加し、混合物を80℃で1.5時間撹拌した。その結果生じた混合物を一晩、室温に冷却した。次いで、飽和NHCl溶液(100mL)、水(50mL)およびEtOAc(250mL)を反応混合物に添加した。相を分離し、水性層をEtOAc(2×50mL)で抽出した。合わせた有機相を水(1×50mL)で洗浄し、乾燥(MgSO)して、濾過し、真空濃縮した。得られた残渣を沸騰EtOAc(約30mL)およびヘキサン(約10mL)から結晶化した。生じた固体を濾過し、追加のヘキサン(2×10mL)で洗浄し、乾燥して、tert−ブチル4−(5−ブロモ−1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(14.8g、収率91%)を固体として得た。LCMS(APCI+)m/z504(M+H)+。保持時間=4.56分。
シクロプロピル亜鉛(II)ブロミド(2.5mL、2.49mmol)を、N下で、THF(5mL)中のtert−ブチル4−(5−ブロモ−1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(500mg、0.995mmol)およびPd(PPh(86mg、0.075mmol)の溶液に添加した。反応混合物を、N雰囲気下で18時間、75℃(油浴)で加熱した。次いで、反応混合物を室温に冷まして、飽和NHCl水溶液(50mL)中に注ぎ入れ、EtOAc(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層を乾燥(MgSO)し、濾過し、真空濃縮した。得られた残渣を、15〜90%CHCN/水勾配(14CV)を用いてBiotage SP4ユニット上でのC−18逆相クロマトグラフィー(Biotage25M+)により精製した。該生成物を含有する分画をプールし、溶媒を除去した。残渣をCHCN(3×20mL)から蒸発させて、乾燥して、tert−ブチル4−(5−シクロプロピル−1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(275mg、収率60%)を固体として得た。LCMS(APCI+)m/z464.2(M+H)+。保持時間=4.32分。
tert−ブチル4−(5−シクロプロピル−1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(275mg、0.593mmol)を、25%TFA/CHClで30分間処理した。次いで、溶媒を真空除去し、残渣をトルエン(3×10mL)から蒸発させて、粗製5−シクロプロピル−1−(4−メトキシベンジル)−4−(ピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジンTFA塩(220mg、収率102%)を得た。LCMS(APCI+)m/z364.1(M+H)+。保持時間=2.61分。
ニートのTFA(10mL)を、5−シクロプロピル−1−(4−メトキシベンジル)−4−(ピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン(215mg、0.592mmol)に添加し、混合物を還流で2時間撹拌した。次に、TFAを減圧下で除去し、油状残渣をCHCl(2×50mL)から蒸発させた。エーテル中の2M HCl(10mL)を残渣に添加し、数分間音波処理して、固体を得た。次いで、溶媒を除去し、得られた残渣をさらなるエーテル中2M HCl(10mL)から蒸発させた。その結果生じた残渣をEtOで粉砕し、生成された固体を濾過し、エーテル(2×5mL)で洗浄して、乾燥し、5−シクロプロピル−4−(ピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン塩酸塩(183mg、収率95%)を固体として得た。LCMS(APCI+)m/z244.1(M+H)+。保持時間=1.66分。
実施例J
Figure 0005608098
5−シクロプロピル−3−ヨード−4−(ピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン
CHCl(100mL)中の5−シクロプロピル−4−(ピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン塩酸塩(2.3g、7.27mmol、実施例I参照)、ジ−tert−ブチルジカーボネート(3.17g、14.5mmol)およびN−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(5.1mL、29mmol)の混合物を室温で90分間撹拌した。次いで、溶媒を除去した。得られた残渣をTHF/MeOH(10:1、100mL)中に溶解し、水(10mL)中の水酸化リチウム水和物(916mg、21.8mmol)で処理した。18時間後、溶媒を真空除去した。残渣をEtOAc(150mL)中に溶解し、有機層を水(2×30mL)で洗浄した。層を分離し、有機層を乾燥(MgSO)して、濾過し、真空濃縮した。残渣をTHF:MeOH(100mL)中に溶解し、水(10mL)中のLiOH・HO(610mg、14.53mmol)で18時間再処理した。次いで、溶媒を真空除去し、残渣をEtOAc(250mL)中に溶解した。その結果生じた有機層を水(2×50mL)で洗浄し、乾燥(MgSO)し、濾過し、真空濃縮して、粗製tert−ブチル4−(5−シクロプロピル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(1.48g、収率59%)を固体として得た。LCMS(APCI+)m/z344.1(M+H)+。
DMF(20mL)中のtert−ブチル4−(5−シクロプロピル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(1.44g、4.2mmol)および粉末化水酸化カリウム(692mg,10.5mmol)の混合物をヨウ素(2.13g、8.39mmol)で処理し、混合物を5時間、60℃で加熱した。混合物を室温に冷却し、EtOAc(200mL)で希釈して、順次、飽和Na溶液(2×20mL)および水(2×50mL)で洗浄した。有機層を分離し、乾燥(MgSO)し、濾過し、真空濃縮して、粗製tert−ブチル4−(5−シクロプロピル−3−ヨード−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(2g、収率102%)を固体として得た。LCMS(APCI+)m/z470.1(M+H)+。
tert−ブチル4−(5−シクロプロピル−3−ヨード−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(200mg、0.426mmol)およびジオキサン中の4N HCl(4mL)の混合物を、室温で2時間撹拌した。次いで、溶媒を真空除去し、残渣をCHCNで粉砕した。生じた固体を濾過し、EtOで洗浄し、乾燥して、5−シクロプロピル−3−ヨード−4−(ピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン塩酸塩(179mg、収率95%)を固体として得た。H NMR (400 MHz, d−DMSO) δ 9.47 (br s, 2H), 8.32 (s, 1H), 3.67−3.62 (m, 4H), 3.42−3.35 (m, 4H), 2.09−2.03 (m, 1H), 1.07−1.01 (m, 2H), 0.80−0.76 (m, 2H); LCMS (APCI+) m/z 370 (M+H)+、保持時間=1.87分。
実施例K
Figure 0005608098
5−シクロプロピル−3−メトキシ−4−(ピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン
CHCl(100mL)中の5−シクロプロピル−4−(ピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン二塩酸塩(2.30g、7.27mmol)、ジ−tert−ブチルジカーボネート(3.17g、14.5mmol)およびN−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(5.08mL、29.1mmol)の混合物を室温で90分間撹拌した。溶媒を除去した。反応混合物をTHF/MeOH(10:1、100mL)中に溶解し、水(10mL)中の水酸化リチウム(0.916g、21.8mmol)の溶液で処理し、室温で一晩撹拌した。反応物を濃縮し、残渣をEtOAc(150mL)中に溶解し、水(2×30mL)で洗浄した。層を分離し、有機層を乾燥(MgSO)して、濾過し、濃縮して、粗生成物tert−ブチル4−(5−シクロプロピル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(1.48g、4.31mmol、収率59%)を固体として得た。
DMF(20mL)中のtert−ブチル4−(5−シクロプロピル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(1.44g、4.19mmol)および粉末化水酸化カリウム(0.692g、10.5mmol)の混合物をヨウ素(2.13g、8.39mmol)で処理し、混合物を5時間、60℃で加熱した。混合物をEtOAc(200mL)で希釈して、順次、飽和Na溶液(2×20mL)および水(2×50mL)で洗浄した。有機層を分離し、乾燥(MgSO)し、濾過し、真空濃縮して、粗製tert−ブチル4−(5−シクロプロピル−3−ヨード−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(2.01g、4.28mmol、収率100%)を固体として得た。
1−(クロロメチル)−4−メトキシベンゼン(0.734g、4.69mmol)を、室温で、DMF(30mL)中のtert−ブチル4−(5−シクロプロピル−3−ヨード−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(2.00g、4.26mmol)および炭酸カリウム(0.883g、6.39mmol)の撹拌混合物に徐々に添加し、次いで反応物を2時間撹拌した。EtOAc(200mL)および水(100mL)を混合物に添加し、相を分離した。有機懸濁液を水(3×50mL)で洗浄し、乾燥(MgSO)し、濾過し、真空濃縮して、粗製物を油として得た。残渣を、シリカゲル上でのフラッシュクロマトグラフィー(Biotage Flash 40M+)により精製し、15%EtOAc/ヘキサンで溶離して、tert−ブチル4−(5−シクロプロピル−3−ヨード−1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(1.44g、収率57%)を固体として得た。
tert−ブチル4−(5−シクロプロピル−3−ヨード−1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(0.35g、0.59mmol)、Cu(I)I(113mg、0.59mmol)、Al上のKF(40%)(241mg、4.15mmol)、1,10−フェナントロリン(107mg、0.59mmol)およびMeOH(1.2026mL、29.688mmol)を、トルエン(3mL)中に入れて、アルゴン下で脱気した後、一晩、110℃に加熱した。次いで、反応物を室温に冷ました。EtOAcを添加し、反応物をセライトを通して濾過し、EtOAcで洗浄した。次に、濾液を濃縮し、その結果生じた残渣を、カラムクロマトグラフィー(1:1のヘキサン:EtOAc)により精製して、生成物tert−ブチル4−(5−シクロプロピル−3−メトキシ−1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(0.21g、収率71%)を得た。
tert−ブチル4−(5−シクロプロピル−3−メトキシ−1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(0.300g、0.608mmol)をDCM(5mL)中に入れた。TFA(1.5mL)を次に添加し、反応物を室温で1時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮、乾燥して、粗生成物5−シクロプロピル−3−メトキシ−1−(4−メトキシベンジル)−4−(ピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン(0.239g、定量的)を得て、これをさらに精製せずに次のステップに用いた。
5−シクロプロピル−3−メトキシ−1−(4−メトキシベンジル)−4−(ピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン(239mg、0.6mmol)をニートのTFA(5mL)中に入れて、15時間、100℃に加熱した。次いで、反応物を室温に冷却して、濃縮、乾燥した。残渣を最小量のDCM中に溶解し、エーテル中の1M HClの撹拌溶液に添加した。その結果生じた黄色固体を濾過し、エーテルで洗浄して、乾燥し、5−シクロプロピル−3−メトキシ−4−(ピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン塩酸塩(88mg、収率53%)を固体として得た。LCMS(APCI+)m/z274(M+H)+。
実施例L
Figure 0005608098
5−シクロプロピル−4−(ピペラジン−1−イル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン
tert−ブチル4−(5−シクロプロピル−3−ヨード−1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(300mg、0.5mmol)、メチル2,2−ジフルオロ−2−(フルオロスルホニル)アセテート(0.23mL、1.8mmol)およびCuI(97mg、0.59mmol)を、DMF(5mL)中に入れて、1時間、100℃に加熱した。次いで、反応物を室温に冷まし、EtOAcを添加した。反応物をセライトを通して濾過した。次に、濾液をブラインで洗浄した。有機分画を乾燥し、濾過し、濃縮して、粗生成物を得て、これを、カラムクロマトグラフィー(3:1のヘキサン:EtOAc)により精製して、生成物tert−ブチル4−(5−シクロプロピル−1−(4−メトキシベンジル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(265mg、収率98%)を得た。
tert−ブチル4−(5−シクロプロピル−1−(4−メトキシベンジル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(270mg、0.5mmol)を、室温でDCM(8mL)中に入れた。TFA(1.5mL)を次に添加し、反応物を室温で1時間撹拌し、濃縮、乾燥した。次いで、粗生成物をトルエン(3×)と共沸させて、次に、真空ライン上で1時間乾燥して、粗生成物5−シクロプロピル−1−(4−メトキシベンジル)−4−(ピペラジン−1−イル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン(0.2g、収率91%)を得て、これをさらに精製せずに用いた。
5−シクロプロピル−1−(4−メトキシベンジル)−4−(ピペラジン−1−イル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン(0.212mg、0.491mmol)をニートのTFA(3mL)中に入れて、48時間、100℃に加熱した。次いで、反応物を室温に冷却して、濃縮、乾燥した。その結果生じた残渣を最小量のDCM中に溶解し、エーテル中の1M HClの撹拌溶液に添加した。その結果生じた固体を濾過し、エーテルで洗浄して、乾燥して、5−シクロプロピル−4−(ピペラジン−1−イル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン塩酸塩(92mg、収率60%)を固体として得た。LCMS(APCI+)m/z312(M+H)+。
実施例M
Figure 0005608098
5−シクロプロピル−3−エチル−4−(ピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン
tert−ブチル4−(5−シクロプロピル−3−ヨード−1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(300mg、0.5mmol)、Cu(I)I(5mg、0.02mmol)、PdCl(PPh(18mg、0.02mmol)およびトリエチルアミン(0.3mL、2.5mmol)を、THF(4mL)中に入れて、アルゴン下で脱気した。エチニルトリメチルシラン(0.2mL、1.5mmol)を次に添加し、反応物を一晩室温で撹拌した。次いで、反応物を濃縮、乾燥して、粗生成物tert−ブチル4−(5−シクロプロピル−1−(4−メトキシベンジル)−3−((トリメチルシリル)エチニル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(280mg、収率98%)を得た。
tert−ブチル4−(5−シクロプロピル−1−(4−メトキシベンジル)−3−((トリメチルシリル)エチニル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(280mg、0.50mmol)を、0℃でTHF(8mL)中に入れた。TBAF(0.54mL、0.54mmol)を次に添加し、反応物を室温で30分間撹拌した。次いで、反応物を飽和NaCO中に注ぎ入れて、DCMで抽出した。合わせた有機分画を乾燥し、濾過し、濃縮して、粗生成物を得て、これを、カラムクロマトグラフィーにより精製して、tert−ブチル4−(5−シクロプロピル−3−エチニル−1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(250mg、収率96%)を得た。
tert−ブチル4−(5−シクロプロピル−3−エチニル−1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(200mg、0.4mmol)を、MeOH(2mL)中に入れた。Pd/C(175mg、0.08mmol)を次に添加し、反応物を室温で1時間撹拌した。次いで、反応物を濾過し、濃縮して、tert−ブチル4−(5−シクロプロピル−3−エチル−1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(150mg、収率74%)を得た。
tert−ブチル4−(5−シクロプロピル−3−エチル−1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(0.21g、0.43mmol)を、DCM(5mL)中に入れた。TFA(1.5mL)を次に添加し、反応物を室温で1時間撹拌し、濃縮、乾燥した。次いで、粗生成物をトルエン(3×)と共沸させて、乾燥して、粗製5−シクロプロピル−3−エチル−1−(4−メトキシベンジル)−4−(ピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン(0.16g、収率96%)を得た。
5−シクロプロピル−3−エチル−1−(4−メトキシベンジル)−4−(ピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン(200mg、0.5mmol)をニートのTFA(5mL)中に入れて、15時間、80℃に加熱した。次いで、反応物を室温に冷却した後、濃縮、乾燥した。次に、粗残渣を最小量のDCM中に溶解し、エーテル中の1M HClの撹拌溶液に添加した。その結果生じた固体を濾過し、エーテルで洗浄して、乾燥して、5−シクロプロピル−3−エチル−4−(ピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン塩酸塩(110mg、収率79%)を固体として得た。LCMS(APCI+)m/z272(M+H)+。
実施例N
Figure 0005608098
2−(1−(tert−ブトキシカルボニル)−5,5−ジメチルピロリジン−2−イル)酢酸
乾燥THF(300mL)中の5,5−ジメチルピロリジン−2−オン(33.9g、300.3mmol)の溶液を、−20℃に冷却し、その後、LHMDS(330.4mL、330.4mmol)(1M THF)を添加した。溶液を−20℃で30分間撹拌し、その後、THF(20mL)中のジ−tert−ブチルジカルボネート(72.1g、330.4mmol)の溶液を添加した。反応物を室温に温めて、15時間撹拌した。反応物を飽和NHCl(50mL)でクエンチして、EtOAc(100mL)で希釈した。層を分離した。有機分画を飽和NHCl(50mL)、NaHCO(50mL)、ブライン(50mL)で洗浄し、乾燥(MgSO)して、濃縮し、暗色油を得た。カラムクロマトグラフィー(ヘキサン中10%EtOAc)により精製して、tert−ブチル2,2−ジメチル−5−オキソピロリジン−1−カルボキシレートを得た(38.2g、収率60%)。
DIBAL−H(73.6mL、110.4mmol)(トルエン中1.5M)を、−78℃に冷却した乾燥EtO(200mL)中のtert−ブチル2,2−ジメチル−5−オキソピロリジン−1−カルボキシレート(23.1g、108.3mmol)の溶液に、一部ずつ添加した。反応物を−78℃で1時間撹拌し、室温に温めて、15時間撹拌した。反応物をNHOH(50mL)でクエンチして、20分間撹拌し、次にEtOAc(200mL)および0.5Mロッシェル塩(100mL)で希釈した。層を分離した。有機分画を0.5Mロッシェル塩(2×100mL)、ブライン(100mL)で洗浄し、乾燥(MgSO)して、濃縮し、油とした。油を、MeOH(200mL)中のp−TsOH一水和物(2.0g、10.8mmol)の溶液中に取り入れ、室温で15時間撹拌した。反応物を濃縮し、EtOAc(200mL)中に取り入れ、飽和NaCO(2×100mL)、ブライン(50mL)で洗浄し、乾燥(MgSO)して、濃縮し、tert−ブチル5−メトキシ−2,2−ジメチルピロリジン−1−カルボキシレート(24.1g、収率97%)を油として得た。
TiCl(1.9mL、1.9mmol)を、1M DCM溶液として、N下で0℃で、DCM(10mL)中のマロン酸ジメチル(0.195mL、1.70mmol)の溶液に添加し、反応物を10分間撹拌した。DIEA(0.3mL、1.7mmol)を次に徐々に添加し、反応物を0℃でさらに30分間撹拌した。tert−ブチル5−メトキシ−2,2−ジメチルピロリジン−1−カルボキシレート(325mg、1.4mmol)のDCM(2mL)溶液を徐々に滴下し、反応物を0℃で10分間撹拌した。飽和NHClを次に添加し、反応物をDCMで希釈して、飽和NaHCOで洗浄した。有機分画を次に乾燥し、濾過し、濃縮して、粗生成物を得て、これをカラムクロマトグラフィー(500:50〜500:90のヘキサン:EtOAc)により精製して、ジメチル2−(1−(tert−ブトキシカルボニル)−5,5−ジメチルピロリジン−2−イル)マロネート(0.35g、75%)を得た。
ジメチル2−(1−(tert−ブトキシカルボニル)−5,5−ジメチルピロリジン−2−イル)マロネート(220mg、0.7mmol)を、1:1のTHF:MeOH(3mL)中に入れた。KOH(0.8mL、1.7mmol)を次に添加し、反応物を、6時間、65℃に加熱した。反応物を次に室温に冷却し、濃縮して、THFおよびMeOHを除去した。次いで、反応物を6M HClで酸化して、一晩、85℃に加熱して、脱カルボキシル化を達成した。反応物を次に室温に冷却して、pHが14になるまで、固体NaOHで塩基性化した。THF(10mL)およびBocO(5当量)を次に添加した。反応物を50℃で20時間撹拌し、次いで、室温に冷却した。反応物をDCMで抽出し、有機分画を捨てた。次に、水性分画を10%クエン酸水溶液で酸性にして、pH2とし、次いで、DCMで抽出した。合わせた有機分画を乾燥し、濾過し、濃縮して、生成物2−(1−(tert−ブトキシカルボニル)−5,5−ジメチルピロリジン−2−イル)酢酸(130mg、収率75%)を得た。
実施例O
Figure 0005608098
(E)−5−シクロプロピル−4−(ピペラジン−1−イル)−3−(2−(ピリジン−3−イル)ビニル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン
1−(クロロメチル)−4−メトキシベンゼン(734mg、4.69mmol)を、室温で、DMF(30mL)中のtert−ブチル4−(5−シクロプロピル−3−ヨード−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(2.00g、4.26mmol、実施例J参照)および炭酸カリウム(883mg、6.39mmol)の撹拌混合物に徐々に添加した。2時間後、EtOAc(200mL)および水(100mL)を混合物に添加し、相を分離した。有機懸濁液を水(3×50mL)で洗浄し、乾燥(MgSO)し、濾過し、真空濃縮した。得られた残渣を、シリカゲル上でのフラッシュクロマトグラフィー(Biotage Flash40M+)により精製し、15%EtOAc/ヘキサンで溶離して、tert−ブチル4−(5−シクロプロピル−3−ヨード−1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(1.44g、収率57%)を固体として得た。LCMS(APCI+)m/z590.1(M+H)+。
tert−ブチル4−(5−シクロプロピル−3−ヨード−1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(500mg、0.85mmol)、トリエチルアミン(355μL、2.54mmol)、Pddba(19.4mg、0.021mmol)、トリ−o−トリルホスフィン(19.4mg、0.064mmol)およびDMF(7mL)を投入された50mL丸底フラスコを、N下でパージした(3サイクル)。3−ビニルピリジン(270.24mg、1.7mmol)を添加し、混合物を、N雰囲気下で6時間、100℃で撹拌した。反応混合物を室温に冷却し、温EtOAc(100mL)で希釈して、水(2×30mL)で洗浄した。相を分離し、有機層を乾燥(MgSO)し、濾過し、真空濃縮した。残渣を、シリカゲル上でのフラッシュクロマトグラフィー(Biotage Flash40S+)により精製し、25%EtOAc/ヘキサンで、その後、50%EtOAc/ヘキサンで溶離して、(E)−tert−ブチル4−(5−シクロプロピル−1−(4−メトキシベンジル)−3−(2−(ピリジン−3−イル)ビニル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(390mg、収率81%)を固体として得た。LCMS(APCI+)m/z567.3(M+H)+。
25%TFA/CHCl中の(E)−tert−ブチル4−(5−シクロプロピル−1−(4−メトキシベンジル)−3−(2−(ピリジン−3−イル)ビニル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(385mg、0.68mmol)の溶液を、室温で撹拌した。次いで、混合物を真空濃縮し、残渣をトルエン(3×10mL)から蒸発させた。TFA(10mL)を残渣に添加し、混合物を60℃で4時間撹拌した。次に、溶媒を真空除去し、残渣をトルエン(20mL)から蒸発させた。残渣をCHCl(2mL)中に溶解し、EtO中の2M HClを添加した。混合物を室温で30分間撹拌した。その結果生じた固体を濾過し、追加のEtOで洗浄して、乾燥して、(E)−5−シクロプロピル−4−(ピペラジン−1−イル)−3−(2−(ピリジン−3−イル)ビニル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン塩酸塩(210mg、収率74%)を固体として得た。H NMR (400 MHz, d−DMSO) δ 9.76 (br s, 2H), 9.24 (s, 1H), 9.00 (d, 1H), 8.80 (d, 1H), 8.30 (s, 1H), 8.07 (dd, 1H), 7.93 (d, 1H), 7.59 (d, 1H), 3.78−3.72 (m, 4H), 3.33−3.26 (m, 4H), 2.17−2.10 (m, 1H), 1.06−1.02 (m, 2H), 0.83−0.79 (m, 2H);LCMS(APCI+)m/z347.1(M+H)+、保持時間=2.09分。
実施例P
Figure 0005608098
4−(5−フェニル−4−(ピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イルアミノ)ピロリジン−2−オン
ジオキサン(50mL)中のtert−ブチル4−(3−ヨード−1−(4−メトキシベンジル)−5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(1.55g、2.4780mmol、実施例9参照)、CuI(0.47g、2.48mmol)、N1,N2−ジメチルエタン−1,2−ジアミン(0.53mL、4.96mmol)およびtert−ブチルカルバメート(2.90g、24.78mmol)の混合物を、75℃(油浴)で6時間撹拌した。水(50mL)および酢酸エチル(50mL)を添加し、有機層を分離し、飽和塩化アンモニウムで洗浄し、乾燥(硫酸ナトリウム)して、真空濃縮した。残渣をシリカゲル上でのフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:1)により精製して、1−(4−メトキシベンジル)−5−フェニル−4−(ピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−アミン(1.00g、97%)を固体として得た。この固体をDCM(20mL)中に溶解し、TFA(4.77mL、62.0mmol)を添加した。反応物を室温で4時間撹拌した。溶媒を除去した。残渣を飽和NaHCO(30mL)およびDCM(40mL)間に分配した。有機層を分離し、乾燥(硫酸ナトリウム)し、真空濃縮して、1−(4−メトキシベンジル)−5−フェニル−4−(ピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−アミン(1.00g、97%)を固体として得た。LCMS(APCI+)m/z415(M+H)+。
TEA(0.34mL、2.41mmol)を、DCM(20mL)中の1−(4−メトキシベンジル)−5−フェニル−4−(ピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−アミン(1.00g、2.41mmol)およびBocO(0.53g、2.41mmol)の溶液に添加し、室温で1時間撹拌した。水(20mL)を添加し、有機層を分離し、乾燥(硫酸ナトリウム)して、真空濃縮した。残渣をシリカゲル上でフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、tert−ブチル4−(3−アミノ−1−(4−メトキシベンジル)−5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(1.00g、81%)を固体として得た。LCMS(APCI+)m/z369(M+H)+。
デカボラン(0.014g、0.12mmol)を、MeOH(3mL)およびDCM(0.5mL)中のtert−ブチル4−(3−アミノ−1−(4−メトキシベンジル)−5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(0.20g、0.39mmol)および1−(4−メトキシベンジル)ピロリジン−2,4−ジオン(0.10g、0.47mmol)の溶液に添加し、48℃(油浴)で20時間撹拌した。溶媒を除去した。その結果生じた残渣を酢酸エチル(20mL)中に溶解し、飽和NaHCO(10mL)で洗浄し、乾燥(硫酸ナトリウム)し、真空濃縮した。残渣をシリカゲル上でのフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:1)により精製して、tert−ブチル4−(1−(4−メトキシベンジル)−3−(1−(4−メトキシベンジル)−5−オキソピロリジン−3−イルアミノ)−5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(0.20g、収率70%)を固体として得た。LCMS(APCI+)m/z718(M+H)+。
TFA(0.52mL、6.79mmol)を、DCM(1mL)中のtert−ブチル4−(1−(4−メトキシベンジル)−3−(1−(4−メトキシベンジル)−5−オキソピロリジン−3−イルアミノ)−5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(0.195g、0.27mmol)の溶液に添加し、室温で1時間撹拌した。溶媒を除去した。残渣をTFA(4mL)中に溶解し、密封管中で一晩、100℃で加熱した。TFAを除去した。残渣をDCM(0.5mL)中に溶解し、エーテル中のHCl(1mL)を添加した。生じた固体を濾過により収集して、4−(5−フェニル−4−(ピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イルアミノ)ピロリジン−2−オン塩酸塩(0.20g、収率98%)を固体として得た。
実施例Q
Figure 0005608098
(E)−メチル3−(5−フェニル−4−(ピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル)アクリレート
THF(100mL)中の5−フェニル−4−(ピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン塩酸塩(8.8g、25mmol、実施例1参照)、ジ−tert−ブチルジカーボネート(6g、27.5mmol)およびN−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(18mL、100mmol)の混合物を、室温で90分間撹拌した。次いで、水(4mL)中のLiOH・HO(25mmol)を反応物に添加した。30分後、混合物を真空濃縮した。その結果生じた残渣をEtOAc(200mL)中に溶解し、水(3×50mL)で洗浄した。有機相を分離し、乾燥(MgSO)して、濾過し、真空濃縮した。反応は達成されなかった。したがって、粗生成物をTHF(150mL)中に溶解し、水(15mL)中のLiOH・HO(4.39g、4当量)で再処理し、室温で18時間撹拌した。次いで、混合物を真空濃縮し、残渣をEtOAc(300mL)中に溶解して、水(2×50mL)で洗浄した。相を分離し、有機層を乾燥(MgSO)し、濾過し、真空濃縮した。得られた残渣をEtOAcから結晶化して、tert−ブチル4−(5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(4.75g、収率49%)を固体として得た。LCMS(APCI+)m/z380.1(M+H)+、保持時間=3.66分。
DMF(20mL)中のtert−ブチル4−(5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(3g、7.75mmol)および粉末化水酸化カリウム(1.28mg,19.4mmol)の混合物をヨウ素(3.93g、15.5mmol)で処理し、混合物を60℃で加熱した。4時間後、混合物を室温に冷却し、粉末化KOH(700mg、10.7mmol)およびI(1.97g、7.75mmol)で処理した。混合物を、60℃で1時間撹拌した。混合物を室温に冷却し、EtOAc(200mL)で希釈して、順次、飽和Na溶液(2×20mL)および水(2×50mL)で洗浄した。有機層を分離し、乾燥(MgSO)し、濾過し、真空濃縮した。得られた残渣を沸騰CHCNから結晶化して、tert−ブチル4−(3−ヨード−5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(3.12g、収率79.7%)を固体として得た。LCMS(APCI+)m/z506(M+H)+、保持時間=4.04分。
1−(クロロメチル)−4−メトキシベンゼン(1mL、7.36mmol)を、室温で、DMF(30mL)中のtert−ブチル4−(3−ヨード−5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(3.1g、6.134mmol)およびKCO(1.27g、9.2mmol)の撹拌混合物に徐々に添加した。2時間後、EtOAc(200mL)および水(100mL)を混合物に添加し、温めながら相を分離した。その結果生じた有機懸濁液を温めながら水(3×50mL)で洗浄した。最終有機相をMgSOでの乾燥なしに真空濃縮して、生成物の損失を防止した。残渣をCHCNで粉砕し、生じた固体を濾過し、CHCN(2×10mL)で洗浄し、高真空下で乾燥して、tert−ブチル4−(3−ヨード−1−(4−メトキシベンジル)−5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(2.65g、収率69%)を固体として得た。LCMS(APCI+)m/z626.1(M+H)+、保持時間=4.96分。
tert−ブチル4−(3−ヨード−1−(4−メトキシベンジル)−5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(500mg、0.8mmol)、トリ(o−トリル)ホスフィン(18.25mg、0.06mmol)、Pddba(18.3mg、0.02mmol)、トリエチルアミン(334μL、2.4mmol)およびDMF(7mL)を投入された50mL丸底フラスコを、N下でパージした(3サイクル)。次いで、アクリル酸メチル(216μL、2.4mmol)を添加し、混合物を、N雰囲気下で18時間、100℃で撹拌した。反応混合物を室温に冷却し、温EtOAc(50mL)で希釈して、水(100mL)を添加した。相を分離し、有機層を水(3×30mL)で洗浄し、乾燥(MgSO)し、濾過し、真空濃縮した。得られた残渣を、CHCNから結晶化して、(E)−tert−ブチル4−(3−(3−メトキシ−3−オキソプロパ−1−エニル)−1−(4−メトキシベンジル)−5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(390mg、収率84%)を固体として得た。LCMS(APCI+)m/z584.2(M+H)+、保持時間=4.96分。
25%TFA/CHCl中の(E)−tert−ブチル4−(3−(3−メトキシ−3−オキソプロパ−1−エニル)−1−(4−メトキシベンジル)−5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(380mg、0.65mmol)の溶液を、室温で撹拌した。次いで、溶媒を除去し、残渣をトルエン(2×30mL)から蒸発させた。ニートのTFA(10mL)を、生じた残渣に添加し、60℃で4時間撹拌した。TFAを真空除去し、残渣をトルエン(2×10mL)から蒸発させた。エーテル中の2M HCl(5mL)を残渣に添加し、混合物を2〜3分間音波処理した。生じた固体を濾過し、エーテル(3×10mL)で洗浄し、高真空下で6時間乾燥して、(E)−メチル3−(5−フェニル−4−(ピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル)アクリレート塩酸塩(300mg、収率106%)を固体として得た。LCMS(APCI+)m/z364.1(M+H)+、保持時間=2.61分。
実施例R
Figure 0005608098
(Z)−3−(2−(1H−ピラゾール−4−イル)ビニル)−5−フェニル−4−(ピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン
4−エチニル−1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾール(0.068g、0.32mmol)を、THF(10mL)中のtert−ブチル4−(3−ヨード−1−(4−メトキシベンジル)−5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(0.10g、0.16mmol)、Cu(I)I(0.0015g、0.008mmol)、PdCl(PPh(0.0056g、0.008mmol)およびTEA(0.11mL、0.80mmol)の溶液に添加し、40℃で18時間撹拌した。水(10mL)および酢酸エチル(20mL)を添加した。有機層を分離し、ブラインで洗浄して、乾燥(硫酸ナトリウム)し、真空濃縮した。得られた残渣をフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=5:1)により精製して、tert−ブチル4−(1−(4−メトキシベンジル)−3−((1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾール−4−イル)エチニル)−5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(0.134g、95%)を固体として得た。LCMS(APCI+)m/z710(M+H)+。
MeOH(3mL)およびベンゼン(3mL)中のtert−ブチル4−(1−(4−メトキシベンジル)−3−((1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾール−4−イル)エチニル)−5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(0.12g、0.169mmol)、キノリン(0.011g、0.085mmol)およびリンドラー触媒(0.18g、0.085mmol)の溶液を、1気圧Hで投入し、室温で6時間撹拌した。触媒を濾過により除去し、酢酸エチルで洗浄した。濾液を真空濃縮し、得られた残渣をシリカゲル上でのフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:1)により精製して、(Z)−tert−ブチル4−(1−(4−メトキシベンジル)−3−(2−(1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾール−4−イル)ビニル)−5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(0.089g、74%)を固体として得た。
DCM(1mL)中の(Z)−tert−ブチル4−(1−(4−メトキシベンジル)−3−(2−(1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾール−4−イル)ビニル)−5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(0.084g、0.12mmol)を、TFA(0.5mL)に添加し、室温で1時間撹拌した。溶媒を除去した。残渣をTFA(4mL)中に溶解し、密封管中で一晩、78℃で加熱した。溶媒を除去した。残渣をDCM(0.5mL)中に溶解し、エーテル中の2N HCl(1mL)を添加した。生じた固体を濾過により収集して、(Z)−3−(2−(1H−ピラゾール−4−イル)ビニル)−5−フェニル−4−(ピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン塩酸塩(0.051g、97%)を固体として得た。
実施例S
Figure 0005608098
5−シクロブチル−4−(ピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン
ヘプタン中の1.7M t−BuLi(1.23mL、2.09mmol)を、−78℃で、THF(5mL)中のtert−ブチル4−(5−ブロモ−1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(0.50g、1.00mmol)の溶液に添加した。反応物を−78℃で30分間撹拌し、シクロブタノン(0.23mL、2.99mmol)を添加した。反応混合物を室温に温めて、1時間撹拌した。飽和NHCl(10mL)を添加し、酢酸エチル(30mL)で抽出し、ブラインで洗浄し、乾燥(硫酸ナトリウム)して、真空濃縮した。残渣をトリエチルシラン(2.31g、19.9mmol)中に懸濁し、TFA(2mL)を添加した。1時間後、溶媒を除去し、残渣をTFA(5mL)中に溶解し、68℃で5時間過熱した。溶媒を除去した。残渣をDCM(10mL)中に溶解し、BocO(0.434g、1.99mmol)を添加した。反応物を、室温で1時間撹拌した。溶媒を除去した。残渣をTHF(5mL)中に溶解し、水中の2N LiOH(5mL)を添加した。それを、室温で2時間撹拌した。酢酸エチル(50mL)を添加した。有機層を分離し、ブラインで洗浄し、乾燥(硫酸ナトリウム)して、真空濃縮した。得られた残渣をシリカゲル上でのフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:1)により精製して、固体を得た。それをEtOH(10mL)中に溶解し、10%Pd/C(0.11g、0.10mmol)を添加した。混合物に50psi水素を投入して、6時間振盪した。濾過により触媒を除去し、真空濃縮した。得られた残渣をフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:1)により精製して、tert−ブチル4−(5−シクロブチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(0.14g、39%)を固体として得た。LCMS(APCI+)m/z358(M+H)+。
TFA(0.60mL、7.83mmol)を、DCM(10mL)中のtert−ブチル4−(5−シクロブチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(0.14g、0.39mmol)の溶液に添加し、室温で1時間撹拌した。溶媒を除去した。その結果生じた残渣をDCM(0.5mL)中に溶解し、エーテル中の2N HCl(2mL)を添加した。生じた固体を濾過により収集して、5−シクロブチル−4−(ピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン塩酸塩(0.125g、97%)を得た。
実施例1
Figure 0005608098
(S)−2−(4−クロロフェニル)−3−(イソプロピルアミノ)−1−(4−(5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−イル)−プロパン−1−オン
臭素(1.39mL、27.03mmol)を、0℃で、無水エタノール(60mL)中の1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−オール(6.00g、23.50mmol、WO 2007/103308に記載されたように調製)の溶液に5分間に亘って滴下した。反応物を0℃で1時間撹拌した。次いで、5%重炭酸ナトリウム水溶液(100mL)を添加し、混合物を濃縮して、スラリーを得た。次に、1N HClでpHを4に調整した。その結果生じた固体を濾過により収集し、乾燥した。次いで、この固体をエーテル(50mL)中に懸濁し、10分間撹拌して、濾過により収集し、乾燥して、5−ブロモ−1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−オール(6.8g、87%)を得た。MS ESI(+)m/z334検出。H NMR (400 Hz, DMSO−d6) δ 12.68 (s, 1H), 8.34 (s, 1H), 8.13 (s, 1H), 7.18 (d, J=8.8 Hz, 2H), 6.87 (d, J=8.4 Hz, 2H), 5.47 (s, 2H), 3.70 (s, 3H).
DMF(5mL)中のNaH(0.144g、3.59mmol)を、ジメチルホルムアミド(「DMF」)(10mL)中の5−ブロモ−1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−オール(1.00g、2.99mmol)の溶液に滴下した。反応混合物を40℃に温めて、30分間撹拌した。室温に冷却後、1,1,1−トリフルオロ−N−フェニル−N−(トリフルオロメチルスルホニル)メタンスルホンアミド(1.28g、3.59mmol)を添加し、室温で1時間撹拌した。次いで、tert−ブチルピペラジン−1−カルボキシレート(1.23g、6.58mmol)を添加した。混合物を80℃に温めて、1時間撹拌した。次に、反応物を室温に冷却し、飽和塩化アンモニウム溶液(30mL)を添加した。反応混合物を酢酸エチル(2×20mL)で抽出し、硫酸ナトリウムで乾燥して、濾過し、濃縮した。その結果生じた残渣をカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル、5:1)により精製して、tert−ブチル4−(5−ブロモ−1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(1.23g、82%)を固体として得た。MS ESI(+)m/z504.3検出。H NMR (400 Hz, DMSO−d6) δ 8.42 (s, 1H), 8.28 (s, 1H), 7.17 (d, J=8.8 Hz, 2H), 6.82 (d, J=8.8 Hz, 2H), 5.48 (s, 2H), 3.66 (s, 3H), 3.49 (m, 8H), 1.40 (s, 9H).
tert−ブチル4−(5−ブロモ−1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(0.50g、0.995mmol)、フェニルボロン酸(0.182g、1.49mmol)、Pd(PPh(0.115g、0.0995mmol)およびCsCO(1.30g、3.98mmol)を、ジオキサン:HO(8mL、3:1)中に入れた。溶液を、6時間、80℃に加熱した。エーテル(50mL)およびHO(20mL)を次に添加した。有機層を分離し、ブラインで洗浄して、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濃縮した。その結果生じた残渣を、カラムクロマトグラフィー(DCM:酢酸エチル=5:1)により精製して、tert−ブチル4−(1−(4−メトキシベンジル)−5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(0.442g、89%)を発泡固体として得た。MS ESI(+)m/z500.4検出。H NMR (400 Hz, DMSO−d6) δ 8.26 (s, 1H), 8.10 (s, 1H), 7.51 (m, 2H), 7.44 (m, 2H), 7.32 (m, 1H), 7.20 (d, J=8.4 Hz, 2H), 6.83 (d, J=8.4 Hz, 2H), 5.50 (s, 2H), 3.67 (s, 3H), 3.23 (m, 4H), 3.20 (m, 4H).
DCM(5mL)中のtert−ブチル4−(1−(4−メトキシベンジル)−5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(0.440g、0.881mmol)を、TFA(1mL)に添加し、室温で1時間撹拌した。反応物を濃縮、乾燥し、真空下で1時間乾燥した。TFA(3.39mL、44.0mmol)を次に添加し、混合物を65℃で4時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮、乾燥して、その結果生じた残渣をDCM(3mL)中に溶解した。エーテル中のHCl(2mL、2N)およびエーテル(10mL)を次に添加し、その結果生じた固体を濾過により収集して、5−フェニル−4−(ピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン二塩酸塩(0.29g、75%)を得た。MS ESI(+)m/z280.1検出。
DIEA(0.111mL、0.636mmol)を、DCM(1mL)中の5−フェニル−4−(ピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン二塩酸塩(0.070g、0.159mmol)、(S)−3−(tert−ブトキシカルボニル(イソプロピル)アミノ)−2−(4−クロロフェニル)プロパン酸(0.0543g、0.159mmol、実施例B参照)およびO−(ベンゾトリアゾ−ル−1−イル)−N,N,N,N’−テトラメチルウロニウムテトラフルオロボレート(「TBTU」)(0.0613g、0.191mmol)の溶液に添加し、室温で1時間撹拌した。次いで、混合物をシリカ・カラム上に直接載せて、クロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル、1:1)により精製して、(S)−tert−ブチル2−(4−クロロフェニル)−3−オキソ−3−(4−(5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−イル)プロピル(イソプロピル)カルバメートを固体として得た。次に、固体をあDCM(1mL)中に溶解し、TFA(0.2mL)を添加した。混合物を、室温で1時間撹拌し、濃縮、乾燥した。その結果生じた残渣をDCM(0.5mL)中に溶解し、エーテル中のHCl(1mL、2N)を添加した。その結果生じた固体を濾過により収集して、(S)−2−(4−クロロフェニル)−3−(イソプロピルアミノ)−1−(4−(5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−イル)プロパン−1−オン二塩酸塩(0.044g、48%)を得た。MS ESI(+)m/z503検出。
実施例2
Figure 0005608098
(S)−2−(4−クロロフェニル)−1−(4−(5−(3−フルオロフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−イル)−3−(イソプロピルアミノ)プロパン−1−オン
ジオキサン:HO(8mL、3:1)中のtert−ブチル4−(5−ブロモ−1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(0.30g、0.597mmol、実施例1参照)、3−フルオロフェニルボロン酸(0.125g、0.896mmol)、Pd(PPh(0.0690g、0.0597mmol)およびCsCO(0.778g、2.39mmol)の溶液を、80℃で6時間加熱した。エーテル(50mL)およびHO(20mL)を次に添加した。有機層を分離し、ブラインで洗浄して、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒の除去後、その結果生じた残渣を、カラムクロマトグラフィー(DCM:酢酸エチル、5:1)により精製して、tert−ブチル4−(5−(3−フルオロフェニル)−1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(0.25g、81%)を固体として得た。MS ESI(+)m/z518.4検出。H NMR (400 Hz, DMSO−d6) δ 8.31 (s, 1H), 8.16 (s, 1H), 7.51 (m, 1H), 7.39 (m, 2H), 7.23 (d, J=8.8 Hz, 2H), 7.18 (m,1 H), 6.86 (d, J=8.8 Hz, 2H), 5.53 (s, 2H), 3.70 (s, 3H), 3.29 (m, 4H), 3.25 (m, 4H).
TFA(1mL)を、DCM(5mL)中のtert−ブチル4−(5−(3−フルオロフェニル)−1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(0.25g、0.483mmol)に添加し、室温で2時間撹拌した。次に、反応物を濃縮、乾燥して、真空下で3時間乾燥した。TFA(1.86mL、24.2mmol)を次に添加し、混合物を、3時間、65℃に加熱した。次いで、反応物を濃縮、乾燥した。その結果生じた残渣をDCM(2mL)中に溶解し、エーテル中のHCl(2mL、2M)およびエーテル(5mL)を添加した。生じた固体を濾過により収集して、5−(3−フルオロフェニル)−4−(ピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン塩酸塩(0.17g、94%)を得た。MS ESI(+)m/z298.1検出。
DIEA(d 0.742;0.0790mL、0.454mmol)を、DCM(1mL)中の5−(3−フルオロフェニル)−4−(ピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン二塩酸塩(0.070g、0.113mmol)、(S)−3−(tert−ブトキシカルボニル(イソプロピル)アミノ)−2−(4−クロロフェニル)プロパン酸(0.0388g、0.113mmol、実施例B参照)およびTBTU(0.0437g、0.136mmol)の溶液に添加し、室温で18時間撹拌した。混合物をシリカ・カラム上に直接載せて、クロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル、1:1)により精製して、(S)−tert−ブチル2−(4−クロロフェニル)−3−(4−(5−(3−フルオロフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−イル)−3−オキソプロピル(イソプロピル)カルバメートを固体として得た。固体をDCM(1mL)中に溶解し、TFA(0.2mL)を添加した。混合物を、室温で1時間撹拌し、次いで、濃縮、乾燥した。その結果生じた残渣をDCM(0.5mL)中に溶解し、エーテル中のHCl(1mL、2N)を添加した。その結果生じた固体を濾過により収集して、(S)−2−(4−クロロフェニル)−1−(4−(5−(3−フルオロフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−イル)−3−(イソプロピルアミノ)プロパン−1−オン二塩酸塩(0.022g、32%)を得た。MS APCI(+)m/z521.4検出。
実施例3
Figure 0005608098
(S)−2−(4−クロロフェニル)−1−(4−(5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−イル)−2−((S)−ピロリジン−2−イル)エタノン
DIEA(d 0.742;0.0410mL、0.235mmol)を、DCM(1mL)中の5−フェニル−4−(ピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン二塩酸塩(0.0311g、0.0883mmol、実施例1参照)、(S)−2−((S)−1−(tert−ブトキシカルボニル)ピロリジン−2−イル)−2−(4−クロロフェニル)酢酸(0.020g、0.0589mmol、実施例C参照)およびTBTU(0.0227g、0.0706mmol)の溶液に添加し、室温で1時間撹拌した。混合物をシリカ・カラム上に直接載せて、クロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル、1:1)により精製して、(S)−tert−ブチル2−((S)−1−(4−クロロフェニル)−2−オキソ−2−(4−(5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−イル)エチル)ピロリジン−1−カルボキシレートを固体として得た。次に、固体をDCM(1mL)中に溶解し、TFA(0.2mL)を添加した。混合物を、室温で1時間撹拌し、濃縮、乾燥した。その結果生じた残渣をDCM(0.5mL)中に溶解し、エーテル中のHCl(1mL、2N)を添加した。その結果生じた固体を濾過により収集して、(S)−2−(4−クロロフェニル)−1−(4−(5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−イル)−2−((S)−ピロリジン−2−イル)エタノン二塩酸塩(0.008g、24%)を得た。MS APCI(+)m/z501.3検出。
実施例4
Figure 0005608098
(S)−4−(4−(2−(4−クロロフェニル)−3−(イソプロピルアミノ)プロパノイル)ピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−5−カルボニトリル
ジメチルアセトアミド(「DMA」;5mL)中のtert−ブチル4−(5−ブロモ−1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(0.20g、0.398mmol、実施例1参照)、Zn(CN)(0.0304g、0.259mmol)、Znダスト(0.00625g、0.0955mmol)、Pddba(0.00729g、0.00796mmol)および1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン(「dppf」)(0.00883g、0.0159mmol)の溶液を、20時間、110℃で加熱した。エーテル(50mL)およびHO(20mL)を次に添加した。有機層を分離し、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒の除去後、その結果生じた残渣をカラムフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル、1:1)により精製して、tert−ブチル4−(5−シアノ−1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(0.16g、89%)を固体として得た。MS APCI(+)m/z449.1検出。H NMR (400 Hz, DMSO−d6) δ 8.47 (s, 1H), 7.20 (d, J=8.8 Hz, 2H), 6.86 (d, J=8.8 Hz, 2H), 5.51 (s, 2H), 3.88 (m, 4H), 3.70 (s, 3H), 3.58 (m, 4H).
TFA(1mL)を、DCM(5mL)中のtert−ブチル4−(5−シアノ−1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(0.158g、0.352mmol)に添加し、室温で1時間撹拌した。次に、反応物を濃縮、乾燥して、真空下で3時間乾燥した。TFA(1.1mL、14.7mmol)を次に添加し、混合物を、2時間、65℃に加熱した。反応物を濃縮、乾燥した。その結果生じた残渣をDCM(3mL)中に溶解し、エーテル中のHCl(2mL、2M)およびエーテル(5mL)を添加した。その結果生じた固体を濾過により収集して、4−(ピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−5−カルボニトリル二塩酸塩(0.091g、70%)を得た。MS APCI(+)m/z229.1検出。
DIEA(d 0.742;0.102mL、0.585mmol)を、DCM(1mL)中の4−(ピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−5−カルボニトリル二塩酸塩(0.0661g、0.219mmol)、(S)−3−(tert−ブトキシカルボニル(イソプロピル)アミノ)−2−(4−クロロフェニル)プロパン酸(0.050g、0.146mmol、実施例B参照)およびTBTU(0.0564g、0.176mmol)の溶液に添加し、室温で18時間撹拌した。混合物をシリカ・カラム上に直接載せて、クロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル、1:1)により精製して、(S)−tert−ブチル2−(4−クロロフェニル)−3−(4−(5−シアノ−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−イル)−3−オキソプロピル(イソプロピル)カルバメートを固体として得た。固体をDCM(1mL)中に溶解し、TFA(0.2mL)を添加した。混合物を、室温で1時間撹拌し、濃縮、乾燥した。その結果生じた残渣をDCM(0.5mL)中に溶解し、エーテル中のHCl(1mL、2N)を添加した。その結果生じた固体を濾過により収集して、(S)−4−(4−(2−(4−クロロフェニル)−3−(イソプロピルアミノ)プロパノイル)ピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−5−カルボニトリル二塩酸塩(0.043g、56%)を得た。MS APCI(+)m/z452.1検出。
実施例5
Figure 0005608098
(S)−2−(4−クロロフェニル)−1−(4−(3−(2−ヒドロキシエトキシ)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−イル)−3−(イソプロピルアミノ)プロパン−1−オン
DMF(5mL)中のNaH(0.188g、4.70mmol)を、DMF(10mL)中の1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−オール(1.00g、3.92mmol、WO 2007/103308に記載されたように調製)に滴下した。反応混合物を40℃に温めて、30分間撹拌した。室温に冷却後、1,1,1−トリフルオロ−N−フェニル−N−(トリフルオロメチルスルホニル)メタンスルホンアミド(1.68g、4.70mmol)を添加し、室温で1時間撹拌した。次いで、tert−ブチルピペラジン−1−カルボキシレート(1.61g、8.62mmol)を添加した。混合物を80℃に温めて、3時間撹拌した。次に、反応物を室温に冷却し、飽和NHCl溶液(30mL)を添加した。混合物を酢酸エチル(2×30mL)で抽出し、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒の除去後、その結果生じた残渣をカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル、5:1)により精製して、tert−ブチル4−(1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(1.64g、収率99%)を固体として得た。MS APCI(+)m/z424.1検出。H NMR (400 Hz, DMSO−d6) δ 8.24 (s, 1H), 8.13 (d, J=5.2 Hz, 1H), 7.18 (d, J=8.4 Hz, 2H), 6.84 (d, J=8.4 Hz, 2H), 6.42 (d, J=5.2 Hz, 1H), 5.49 (s, 2H), 3.69 (s, 3H), 3.64 (m, 4H), 3.53 (m, 4H).
TFA(6mL)を、DCM(30mL)中のtert−ブチル4−(1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(1.59g、3.754mmol)に添加し、室温で1時間撹拌した。次に、反応物を濃縮、乾燥して、真空下で3時間乾燥した。TFA(8.68mL、112.6mmol)を添加し、混合物を、2時間、65℃で加熱した。次いで、反応物を濃縮、乾燥した。その結果生じた残渣をTHF(10mL)、LiOH溶液(3.8mL、7.5mmol、2N)およびBocO(0.98g、4.50mmol)に添加し、室温で1時間撹拌した。エーテル(20mL)および水(10mL)を次に添加した。有機層を分離し、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒の除去後、その結果生じた残渣をクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル、3:1)により精製して、tert−ブチル4−(1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(0.55g、48%)を固体として得た。MS APCI(+)m/z304.1検出。H NMR (400 Hz, DMSO−d6) δ 8.21 (s, 1H), 8.08 (d, J=5.6 Hz, 1H), 6.37 (d, J=5.6 Hz, 1H), 3.60 (m, 4H), 3.54 (m, 4H), 2.50 (s, 9H).
(0.920g、3.63mmol)を、DMF(10mL)中のtert−ブチル4−(1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(0.55g、1.81mmol)およびKOH(0.305mg、5.44mmol)(乳鉢と乳棒で磨り潰した)に添加した。その結果生じた混合物を60℃に加熱して、2時間撹拌した。次いで、エーテル(20mL)および飽和NaSO(10mL)を添加した。有機層を分離し、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒の除去後、生じた残渣をクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル、3:1)により精製して、tert−ブチル4−(3−ヨード−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(0.45g、58%)を固体として得た。MS APCI(+)m/z430.0検出。H NMR (400 Hz, DMSO−d6) δ 8.31 (d, J=5.2 Hz, 1H), 6.63 (d, J=5.6 Hz, 1H), 3.63 (m, 4H), 3.18 (m, 4H), 1.44 (s, 9H).
1−(クロロメチル)−4−メトキシベンゼン(0.219mL、1.61mmol)を、DMF(10mL)中のtert−ブチル4−(3−ヨード−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(0.575g、1.34mmol)およびKCO(0.222g、1.61mmol)に添加した。反応混合物を、室温で2時間撹拌した。エーテル(30mL)および水(10mL)を添加した。有機層を分離し、ブラインで洗浄して、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒の除去後、その結果生じた残渣を、クロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル、3:1)により精製して、tert−ブチル4−(3−ヨード−1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(0.59g、80%)を固体として得た。MS APCI(+)m/z549.7検出。H NMR (400 Hz, DMSO−d6) δ 8.37 (d, J=5.2 Hz, 1H), 7.21 (d, J=8.4 Hz, 2H), 6.87 (d, J=8.4 Hz, 2H), 6.68 (d, J=5.2 Hz, 1H), 5.53 (s, 2H), 3.70 (s, 3H), 3.62 (m, 4H), 3.19 (m, 4H), 1.43 (s, 9H).
トルエン(4mL)中のtert−ブチル4−(3−ヨード−1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(0.12g、0.218mmol)、Cu(I)I(0.0416g、0.21mmol)、1,10−フェナントロリン(0.0394g、0.218mmol)、2−tert−ブトキシエタノール(0.774g、6.55mmol)およびAl上のKF(40%;0.222g、1.53mmol)を、120℃で40分間撹拌した。次いで、反応物を室温に冷ました。酢酸エチル(10mL)を次に添加した。反応物をセライトのパッドを通して濾過し、濃縮、乾燥した。その結果生じた残渣を、クロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル、3:1)により精製して、tert−ブチル4−(3−(2−tert−ブトキシエトキシ)−1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(0.080g、68%)を固体として得た。MS APCI(+)m/z540.5検出。
TFA(1mL)を、DCM(1mL)中のtert−ブチル4−(3−(2−tert−ブトキシエトキシ)−1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(0.080g、0.148mmol)に添加し、室温で4時間撹拌した。次に、反応物を濃縮、乾燥して、真空下で3時間乾燥した。TFA(2mL)を次に添加し、混合物を、密封管中で18時間、100℃で加熱した。次いで、反応物を室温に冷却し、濃縮、乾燥した。その結果生じた残渣をDCM(2mL)中に溶解し、エーテル中のHCl(1mL、2N)を添加した。その結果生じた固体を濾過により収集して、2−(4−(ピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イルオキシ)エタノール二塩酸塩(0.050g、100%)を得た。
DIEA(0.0815mL、0.468mmol)を、DCM(1mL)中の2−(4−(ピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イルオキシ)エタノール二塩酸塩(0.0472g、0.140mmol)、(S)−3−(tert−ブトキシカルボニル(イソプロピル)アミノ)−2−(4−クロロフェニル)プロパン酸(0.234g、0.117mmol、実施例B参照)およびTBTU(0.0451g、0.140mmol)に添加し、室温で1時間撹拌した。反応物を濃縮、乾燥した。その結果生じた残渣を、THF/MeOH(2mL、1:1)中に溶解した。LiOH溶液(1mL、2M)を添加し、10分間撹拌した。エーテル(20mL)を添加した。有機層を分離し、ブライン(5mL)で洗浄して、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒の除去後、その結果生じた残渣をクロマトグラフィー(酢酸エチル)により精製して、(S)−tert−ブチル2−(4−クロロフェニル)−3−(4−(3−(2−ヒドロキシエトキシ)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−イル)−3−オキソプロピル(イソプロピル)カルバメートを固体として得た。次に、固体をDCM(1mL)中に溶解し、TFA(0.4mL)を添加した。混合物を、室温で1時間撹拌し、濃縮、乾燥した。その結果生じた残渣をDCM(0.5mL)中に溶解し、エーテル中のHCl(1mL、2N)を添加した。溶媒を除去し、その結果生じた固体をMeOH(2mL)中に溶解した。LiOH溶液(2mL、2M)を添加し、10分間撹拌した。DCM(20mL)および水(10mL)を添加した。有機層を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して、(S)−2−(4−クロロフェニル)−1−(4−(3−(2−ヒドロキシエトキシ)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−イル)−3−(イソプロピルアミノ)プロパン−1−オン(0.018g、32%)を固体として得た。MS APCI(+)m/z487.3検出。
実施例6
Figure 0005608098
(S)−2−(4−クロロフェニル)−2((S)−5,5−ジメチルピロリジン−2−イル)−1−(4−(5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−イル)エタノン
DIEA(0.0475mL、0.273mmol)を、DCM(1mL)中の5−フェニル−4−(ピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン二塩酸塩(0.030g、0.0681mmol、実施例1参照)、(S)−2−((S)−1−(tert−ブトキシカルボニル)−5,5−ジメチルピロリジン−2−イル)−2−(4−クロロフェニル)酢酸(0.0251g、0.0681mmol、実施例D参照)およびTBTU(0.0263g、0.0818mmol)の溶液に添加し、室温で16時間撹拌した。混合物をシリカ・カラム上に直接載せて、クロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル、1:1)により精製して、(S)−tert−ブチル5−((S)−1−(4−クロロフェニル)−2−オキソ−2−(4−(5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−イル)エチル)−2,2−ジメチルピロリジン−1−カルボキシレートを固体として得た。固体をDCM(1mL)中に溶解し、TFA(0.2mL)を添加した。混合物を、室温で1時間撹拌し、次いで、濃縮、乾燥した。その結果生じた残渣をDCM(0.5mL)中に溶解し、エーテル中のHCl(1mL、2N)を添加した。その結果生じた固体を濾過により収集して、(S)−2−(4−クロロフェニル)−2−((S)−5,5−ジメチルピロリジン−2−イル)−1−(4−(5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−イル)エタノン(0.019g、46%)を得た。MS APCI(+)m/z529.3検出。
実施例7
Figure 0005608098
(2S)−2−(4−クロロフェニル)−1−(4−(3−(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−イル)−3−(イソプロピルアミノ)プロパン−1−オン
トルエン(4mL)中のtert−ブチル4−(3−ヨード−1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(0.12g、0.218mmol、実施例5参照)、Cu(I)I(0.0416g、0.218mmol)、1,10−フェナントロリン(0.0393g、0.218mmol)、(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)メタノール(0.812g、6.55mmol)およびAl上のKF(40%;0.222g、1.53mmol)の混合物を、120℃で75時間撹拌した。酢酸エチル(10mL)を次に添加し、反応物をセライトのパッドを通して濾過した。次いで、濾液を濃縮、乾燥した。その結果生じた残渣を、クロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル、1:1)により精製して、tert−ブチル4−(3−((2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)メトキシ)−1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(0.068g、56%)を固体として得た。MS APCI(+)m/z554.4検出。
TFA(1mL)を、DCM(1mL)中のtert−ブチル4−(3−((2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)メトキシ)−1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(0.068g、0.123mmol)に添加し、室温で2時間撹拌した。次に、反応物を濃縮、乾燥して、真空下で1時間乾燥した。TFA(2mL)を次に添加し、混合物を、密封管中で20時間、100℃で加熱した。反応物を濃縮、乾燥した。その結果生じた残渣をDCM(1mL)中に溶解し、エーテル中のHCl(1mL、2N)を添加した。その結果生じた固体を濾過により収集して、3−(4−(ピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イルオキシ)プロパン−1,2−ジオール二塩酸塩(0.042g、70%)を得た。MS APCI(+)m/z294.2検出。
DIEA(0.0514mL、0.295mmol)を、DCM(1mL)中の3−(4−(ピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イルオキシ)プロパン−1,2−ジオール二塩酸塩(0.030g、0.0737mmol)、(S)−3−(tert−ブトキシカルボニル(イソプロピル)アミノ)−2−(4−クロロフェニル)プロパン酸(0.0252g、0.0737mmol、実施例B参照)およびTBTU(0.0284g、0.0885mmol)に添加し、室温で2時間撹拌した。反応物を濃縮、乾燥した。その結果生じた残渣を、THF:MeOH(2mL、1:1)中に溶解し、LiOH溶液(1mL、2M)を添加した。溶液を30分間撹拌し、その後、エーテル(20mL)を添加した。有機層を分離し、ブライン(10mL)で洗浄して、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒の除去後、その結果生じた残渣をカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:MeOH、20:1)により精製して、tert−ブチル(2S)2−(4−クロロフェニル)−3−(4−(3−(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−イル)−3−オキソプロピル(イソプロピル)カルバメートを固体として得た。固体をDCM(1mL)中に溶解し、TFA(0.4mL)を添加した。混合物を、室温で1時間撹拌し、濃縮、乾燥した。その結果生じた残渣をDCM(0.5mL)中に溶解し、エーテル中の2N HCl(1mL)を添加した。その結果生じた固体を濾過により収集し、(2S)−2−(4−クロロフェニル)−1−(4−(3−(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−イル)−3−(イソプロピルアミノ)プロパン−1−オン二塩酸塩(0.014g、33%)を得た。MS APCI(+)m/z517.2検出。
実施例8
Figure 0005608098
(2R)−2−アミノ−3−(4−クロロフェニル)−1−(4−(3−(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−イル)プロパン−1−オン
DIEA(0.0514mL、0.295mmol)を、DCM(1mL)中の3−(4−(ピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イルオキシ)プロパン−1,2−ジオール二塩酸塩(0.030g、0.0737mmol、実施例7参照)、(R)−2−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(4−クロロフェニル)プロパン酸(0.022g、0.074mmol)およびTBTU(0.0284g、0.0885mmol)に添加し、室温で1時間撹拌した。反応物を濃縮、乾燥した。その結果生じた残渣を、THF/MeOH(2mL、1:1)中に溶解し、LiOH溶液(1mL、2M)を添加した。溶液を30分間撹拌した。次いで、エーテル(20mL)を添加した。有機層を分離し、ブライン(10mL)で洗浄して、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒の除去後、その結果生じた残渣をクロマトグラフィー(酢酸エチル:MeOH、20:1)により精製して、tert−ブチル(2R)−3−(4−クロロフェニル)−1−(4−(3−(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−イル)−1−オキソプロパン−2−イルカルバメートを固体として得た。固体をDCM(1mL)中に溶解し、TFA(0.4mL)を添加した。混合物を、室温で1時間撹拌し、次いで、濃縮、乾燥した。その結果生じた残渣をDCM(0.5mL)中に溶解し、エーテル中のHCl(1mL、2N)を添加した。その結果生じた固体を濾過により収集し、(2R)−2−アミノ−3−(4−クロロフェニル)−1−(4−(3−(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−イル)プロパン−1−オン(0.010g、25%)を得た。MS APCI(+)m/z475.2検出。
実施例9
Figure 0005608098
(S)−2−(4−クロロフェニル)−3−(イソプロピルアミノ)−1−(4−(3−メトキシ−5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−イル)プロパン−1−オン
TFA(3mL)を、DCM(10mL)中のtert−ブチル4−(1−(4−メトキシベンジル)−5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(1.7g、3.40mmol、実施例1参照)に添加し、室温で2時間撹拌した。反応物を濃縮、乾燥して、真空下で3時間乾燥した。TFA(13.1mL、170mmol)を次に添加し、混合物を、1時間、65℃で加熱した。次いで、反応物を濃縮、乾燥した。その結果生じた残渣をTHF(10mL)、LiOH水溶液(6.81mL、2M)およびBocO(2.23g、10.2mmol)に添加し、室温で3日間撹拌した。エーテル(50mL)を次に添加した。有機層を分離し、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒の除去後、その結果生じた残渣をカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル、1:1)により精製して、tert−ブチル4−(5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(1.1g、85%)を固体として得た。MS APCI(+)m/z380.1検出。
(0.421g、1.66mmol)を、DMF(10mL)中のtert−ブチル4−(5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(0.63g、0.830mmol)およびKOH(0.140mg、2.49mmol)(乳鉢と乳棒で磨り潰した)の溶液に添加した。その結果生じた混合物を、3時間、60℃に加熱した。エーテル(20mL)および飽和NaSO(10mL)を添加した。有機層を分離し、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒の除去後、生じた残渣をクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル、3:1)により精製して、tert−ブチル4−(3−ヨード−5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(0.40g、95%)を固体として得た。MS APCI(+)m/z506.2検出。H NMR (400 Hz, DMSO−d6) δ 8.30 (s, 1H), 7.60 (m, 3H), 7.49 (m, 2H), 3.63 (m, 4H), 2.95 (m, 4H), 1.51 (s, 9H).
1−(クロロメチル)−4−メトキシベンゼン(0.218mL、0.938mmol)を、DMF(10mL)中のtert−ブチル4−(3−ヨード−5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(0.395g、0.782mmol)およびKCO(0.130g、0.938mmol)に添加した。反応物を、室温で2時間撹拌した。エーテル(30mL)および水(10mL)を次に添加した。有機層を分離し、ブラインで洗浄して、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒の除去後、その結果生じた残渣を、カラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル、3:1)により精製して、tert−ブチル4−(3−ヨード−1−(4−メトキシベンジル)−5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(0.33g、68%)を固体として得た。H NMR (400 Hz, CDCl) δ 8.23 (s, 1H), 7.44 (m, 3H), 7.33 (d, J=8.8 Hz, 2H), 7.26 (m, 2H), 6.84 (d, J=8.8 Hz, 2H), 5.59 (s, 2H), 3.76 (s, 3H), 3.55 (m, 4H), 2.86 (m, 4H), 1.40 (s, 9H).
トルエン(4mL)中のtert−ブチル4−(3−ヨード−1−(4−メトキシベンジル)−5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(0.12g、0.192mmol)、Cu(I)I(0.0365g、0.192mmol)、1,10−フェナントロリン(0.0346g、0.192mmol)、メタノール(0.389g、9.59mmol)およびAl上のKF(40%;0.195g、1.34mmol)を、110℃で20時間撹拌した。反応物を室温に冷ました。酢酸エチル(10mL)を次に添加し、反応混合物をセライトのパッドを通して濾過した。濾液を濃縮、乾燥した。その結果生じた残渣を、カラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル、1:1)により精製して、tert−ブチル4−(3−メトキシ−1−(4−メトキシベンジル)−5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(0.098g、96%)を固体として得た。MS APCI(+)m/z530.4検出。H NMR (400 Hz, DMSO−d6) δ 8.06 (s, 1H), 7.46 (m, 2H), 7.33 (m, 3H), 7.20 (d, J=8.8 Hz, 2H), 6.87 (d, J=8.8 Hz, 2H), 5.38 (s, 2H), 3.98 (s, 3H), 3.71 (s, 3H), 3.29 (m, 4H), 2.94 (m, 4H), 1.37 (s, 9H).
TFA(0.5mL)を、DCM(2mL)中のtert−ブチル4−(3−メトキシ−1−(4−メトキシベンジル)−5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(0.098g、0.185mmol)に添加し、室温で2時間撹拌した。次に、反応混合物を濃縮、乾燥した。その結果生じた残渣をTFA(2.85mL、37.01mmol)中に溶解し、密封管中で5時間、100℃で加熱した。反応混合物を再び濃縮、乾燥した。その結果生じた残渣をDCM(0.5mL)中に溶解した後、エーテル中のHCl(2mL、2N)を添加した。その結果生じた固体を濾過により収集して、3−メトキシ−5−フェニル−4−(ピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン(0.068g、96%)を得た。MS APCI(+)m/z310.1検出。
DIEA(0.0558mL、0.320mmol)を、DCM(1mL)中の3−メトキシ−5−フェニル−4−(ピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン二塩酸塩(0.034g、0.080mmol)、2−(1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムテトラフルオロボレート(0.0308g、0.0961mmol)および(S)−3−(tert−ブトキシカルボニル(イソプロピル)アミノ)−2−(4−クロロフェニル)プロパン酸(0.0274g、0.080mmol、実施例B参照)に添加し、室温で1時間撹拌した。反応物を濃縮、乾燥した。その結果生じた残渣を、THF/MeOH(2mL、1:1)中に溶解し、LiOH水溶液(1mL、2M)を添加した。それを30分間撹拌し、次いで、エーテル(20mL)を添加した。有機層を分離し、ブライン(10mL)で洗浄して、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒の除去後、その結果生じた残渣をカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル、1:1)により精製して、(S)−tert−ブチル2−(4−クロロフェニル)−3−(4−(3−メトキシ−5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−イル)−3−オキソプロピル(イソプロピル)カルバメートを固体として得た。次に、固体をDCM(1mL)中に溶解し、TFA(0.4mL)を添加した。混合物を、室温で2時間撹拌し、濃縮、乾燥した。その結果生じた残渣をDCM(0.5mL)中に溶解し、エーテル中のHCl(1mL、2N)を添加した。その結果生じた固体を濾過により収集して、(S)−2−(4−クロロフェニル)−3−(イソプロピルアミノ)−1−(4−(3−メトキシ−5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−イル)プロパン−1−オン二塩酸塩(0.029g、60%)を得た。MS APCI(+)m/z533.3検出。
実施例10
Figure 0005608098
(R)−2−アミノ−3−(4−クロロフェニル)−1−(4−(3−メトキシ−5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−イル)プロパン−1−オン
DIEA(0.0558mL、0.320mmol)を、DCM(1mL)中の3−メトキシ−5−フェニル−4−(ピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン二塩酸塩(0.034g、0.080mmol、実施例9参照)、(R)−2−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(4−クロロフェニル)プロパン酸(0.024g、0.080mmol)およびTBTU(0.0308g、0.0961mmol)に添加し、室温で1時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮、乾燥した。その結果生じた残渣を、THF/MeOH(2mL、1:1)中に溶解し、LiOH水溶液(1mL、2M)を添加した。それを20分間撹拌し、次いで、エーテル(20mL)を添加した。有機層を分離し、ブライン(10mL)で洗浄して、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒の除去後、その結果生じた残渣をクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル、1:1)により精製して、(R)−tert−ブチル3−(4−クロロフェニル)−1−(4−(3−メトキシ−5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−イル)−1−オキソプロパン−2−イルカルバメートを固体として得た。固体をDCM(1mL)中に溶解し、TFA(0.4mL)を添加した。混合物を、室温で2時間撹拌し、濃縮、乾燥した。その結果生じた残渣をDCM(0.5mL)中に溶解し、エーテル中のHCl(1mL、2N)を添加した。その結果生じた固体を濾過により収集して、(R)−2−アミノ−3−(4−クロロフェニル)−1−(4−(3−メトキシ−5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−イル)プロパン−1−オン(0.036g、79%)を得た。MS APCI(+)m/z491.3検出。
実施例11
Figure 0005608098
(S)−1−(4−(5−ブロモ−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−イル)−2−(4−クロロフェニル)−3−(イソプロピルアミノ)プロパン−1−オン
TFA(0.5mL)を、DCM(2mL)中のtert−ブチル4−(5−ブロモ−1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(0.10g、0.20mmol、実施例1参照)の溶液に添加し、室温で1時間撹拌した。次に、反応混合物を濃縮、乾燥した。その結果生じた残渣をTFA(3.067mL、39.81mmol)中に溶解し、3時間、60℃で加熱した。反応物を濃縮、乾燥した。その結果生じた残渣をDCM(0.5mL)中に溶解した後、エーテル中のHCl(2mL、2N)を添加した。その結果生じた固体を濾過により収集して、5−ブロモ−4−(ピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン二塩酸塩(0.050g、70%)を得た。MS APCI(+)m/z282.0検出。
DIEA(0.0687mL、0.394mmol)を、DCM(1mL)中の5−ブロモ−4−(ピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン二塩酸塩(0.050g、0.0986mmol)、2−(1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムテトラフルオロボレート(0.0380g、0.118mmol)および(S)−3−(tert−ブトキシカルボニル(イソプロピル)アミノ)−2−(4−クロロフェニル)プロパン酸(0.0337g、0.0986mmol、実施例B参照)に添加し、室温で16時間撹拌した。反応物を濃縮、乾燥した。その結果生じた残渣を、THF/MeOH(2mL、1:1)中に溶解し、LiOH溶液(1mL、2M)を添加した。溶液を30分間撹拌し、次いで、エーテル(20mL)を添加した。有機層を分離し、ブライン(10mL)で洗浄して、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒の除去後、その結果生じた残渣をカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル、1:1)により精製して、(S)−tert−ブチル3−(4−(5−ブロモ−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−イル)−2−(4−クロロフェニル)−3−オキソプロピル(イソプロピル)カルバメートを固体として得た。固体をDCM(1mL)中に溶解し、TFA(0.4mL)を添加した。混合物を、室温で1時間撹拌した。反応物を、再び濃縮、乾燥した。その結果生じた残渣をDCM(0.5mL)中に溶解し、エーテル中のHCl(1mL、2N)を添加した。その結果生じた固体を濾過により収集して、(S)−1−(4−(5−ブロモ−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−イル)−2−(4−クロロフェニル)−3−(イソプロピルアミノ)プロパン−1−オン二塩酸塩(0.030g、53%)を得た。MS APCI(+)m/z507.2検出。
実施例12
Figure 0005608098
(R)−2−アミノ−1−(4−(5−ブロモ−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−イル)−3−(4−クロロフェニル)プロパン−1−オン
DIEA(0.0687mL、0.394mmol)を、DCM(1mL)中の5−ブロモ−4−(ピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン二塩酸塩(0.050g、0.0986mmol、実施例11参照)、(R)−2−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(4−クロロフェニル)プロパン酸(0.0295g、0.099mmol)およびTBTU(0.038g、0.118mmol)の溶液に添加し、室温で16時間撹拌した。反応物を濃縮、乾燥した。その結果生じた残渣を、THF/MeOH(2mL、1:1)中に溶解し、LiOH水溶液(1mL、2M)を添加した。溶液を30分間撹拌し、次いで、エーテル(20mL)を添加した。有機層を分離し、ブライン(10mL)で洗浄して、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒の除去後、その結果生じた残渣をカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル、1:1)により精製して、(R)−tert−ブチル1−(4−(5−ブロモ−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−イル)−3−(4−クロロフェニル)−1−オキソプロパン−2−イルカルバメートを固体として得た。固体をDCM(1mL)中に溶解し、TFA(0.4mL)を添加した。混合物を、室温で1時間撹拌し、反応物を濃縮、乾燥した。その結果生じた残渣をDCM(0.5mL)中に溶解し、エーテル中のHCl(1mL、2N)を添加した。その結果生じた固体を濾過により収集して、(R)−2−アミノ−1−(4−(5−ブロモ−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−イル)−3−(4−クロロフェニル)プロパン−1−オン二塩酸塩(0.015g、29%)を得た。MS APCI(+)m/z463.1検出。
実施例13
Figure 0005608098
(S)−2−(4−クロロフェニル)−3−(イソプロピルアミノ)−1−(4−(5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−イル)プロパン−1−オン
エタノール(5mL)中の二ヨウ化物(0.547g、2.16mmol)を、0℃で、無水エタノール(20mL)中1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−オール(0.50g、1.96mmol、WO 2007/103308に記載されたと同様に調製)の溶液に5分間に亘って滴下した。反応物を、0℃で3時間撹拌し、その後、5%重炭酸ナトリウム(20mL)を添加した。混合物を濃縮して、スラリーを得た。次に、飽和KHSOでpHを4に調整した。その結果生じた固体を濾過により収集し、乾燥して、5−ヨード−1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−オール(0.70g、94%)を得た。MS APCI(+)m/z382.0検出。
DMF(5mL)中の水素化ナトリウム(0.0881g、2.20mmol)を、DMF(5mL)中の5−ヨード−1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−オール(0.70g、1.84mmol)に滴下した。次いで、反応混合物を40℃に温めて、30分間撹拌した。室温に冷却後、1,1,1−トリフルオロ−N−フェニル−N−(トリフルオロメチルスルホニル)メタンスルホンアミド(0.787g、2.20mmol)を添加し、室温で1時間撹拌した。次いで、tert−ブチルピペラジン−1−カルボキシレート(0.787g、4.22mmol)を添加した。混合物を80℃で1時間撹拌した。飽和NHCl(20mL)を添加し、反応物を酢酸エチルで抽出し、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を除去後、その結果生じた残渣をカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル、5:1)により精製して、tert−ブチル4−(5−ヨード−1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(0.94g、93%)を固体として得た。MS ESI(+)m/z550.3検出。H NMR (400 Hz, DMSO−d6) δ 8.64 (s, 1H), 8.31 (s, 1H), 7.20 (d, J=7.6 Hz, 2H), 6.82 (d, J=7.6 Hz, 2H), 5.52 (s, 2H), 3.69 (s, 3H), 3.56 (m, 4H), 3.46 (m, 4H), 1.44 (s, 9H).
DMF(3mL)中のtert−ブチル4−(5−ヨード−1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(0.150g、0.273mmol)、Cu(I)I(0.0520g、0.273mmol)およびメチル2,2−ジフルオロ−2−(フルオロスルホニル)アセテート(0.122g、0.956mmol)の溶液を、1時間、100℃で加熱した。反応物を室温に冷ました。酢酸エチル(10mL)を添加した。反応混合物をセライトのパッドを通して濾過した。濾液を水(5mL)、ブライン(5mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒の除去後、その結果生じた残渣を、カラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル、3:1)により精製して、tert−ブチル4−(1−(4−メトキシベンジル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(0.114g、85%)を固体として得た。MS APCI(+)m/z492.3検出。H NMR (400 Hz, DMSO−d6) δ 8.59 (s, 1H), 8.41 (s, 1H), 7.22 (d, J=8.4 Hz, 2H), 6.82 (d, J=8.4 Hz, 2H), 5.55 (s, 2H), 3.70 (s, 3H), 3.52 (m, 8H), 1.43 (s, 9H).
TFA(0.5mL)を、DCM(2mL)中のtert−ブチル4−(1−(4−メトキシベンジル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(0.114g、0.232mmol)の溶液に添加し、室温で1時間撹拌した。次に、反応物を濃縮、乾燥した。その結果生じた残渣をTFA(1.79mL、23.2mmol)中に溶解し、2時間、65℃で加熱した。反応物を再び、濃縮、乾燥した。その結果生じた残渣をDCM(0.5mL)中に溶解し、エーテル中のHCl(2mL、2N)を添加した。その結果生じた固体を濾過により収集して、4−(ピペラジン−1−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン二塩酸塩(0.075g、94%)を得た。MS APCI(+)m/z272.0検出。
DIEA(0.0607mL、0.349mmol)を、DCM(1mL)中の4−(ピペラジン−1−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン二塩酸塩(0.030g、0.0872mmol)、2−(1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムテトラフルオロボレート(0.0336g、0.105mmol)および(S)−3−(tert−ブトキシカルボニル(イソプロピル)アミノ)−2−(4−クロロフェニル)プロパン酸(0.0298g、0.0872mmol、実施例B参照)の溶液に添加し、室温で2時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮、乾燥した。その結果生じた残渣を、THF/MeOH(2mL、1:1)中に溶解し、LiOH水溶液(1mL、2M)を添加した。溶液を30分間撹拌し、次いで、エーテル(20mL)を添加した。有機層を分離し、ブライン(10mL)で洗浄して、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒の除去後、その結果生じた残渣をカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル、1:1)により精製して、(S)−tert−ブチル2−(4−クロロフェニル)−3−オキソ−3−(4−(5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−イル)プロピル(イソプロピル)カルバメートを固体として得た。固体をDCM(1mL)中に溶解し、TFA(0.4mL)を添加した。混合物を、室温で1時間撹拌し、次いで、濃縮、乾燥した。残渣をDCM(0.5mL)中に溶解し、エーテル中のHCl(1mL、2N)を添加した。その結果生じた固体を濾過により収集して、(S)−2−(4−クロロフェニル)−3−(イソプロピルアミノ)−1−(4−(5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−イル)プロパン−1−オン二塩酸塩(0.027g、54%)を得た。MS APCI(+)m/z495.3検出。
実施例14
Figure 0005608098
(S)−2−(4−クロロフェニル)−1−(4−(5−(3−フルオロフェノキシ)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−イル)−3−(イソプロピルアミノ)プロパン−1−オン
NMP(2mL)中のtert−ブチル4−(5−ヨード−1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(0.100g、0.182mmol、実施例13参照)、Cu(I)Cl(0.00901g、0.0910mmol)、2,2,6,6−テトラメチルヘプタン−3,5−ジオン(0.00950g、0.0455mmol)、CsCO(0.119g、0.364mmol)および3−フルオロフェノール(0.165mL、1.82mmol)の溶液を、106℃で20時間撹拌した。次いで、反応物を室温に冷却し、HO(5mL)を添加した。次に、反応混合物を酢酸エチル(15mL)で抽出し、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒の除去後、その結果生じた残渣を、カラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル、2.5:1)により精製して、tert−ブチル4−(5−(3−フルオロフェノキシ)−1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(0.020g、21%)を固体として得た。MS APCI(+)m/z534.4検出。
TFA(0.5mL)を、DCM(2mL)中のtert−ブチル4−(5−(3−フルオロフェノキシ)−1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(0.020g、0.0375mmol)に添加し、室温で1時間撹拌した。反応物を濃縮、乾燥した。その結果生じた残渣をTFA(1mL)中に溶解し、2時間、65℃に加熱した。反応物を濃縮、乾燥した。その結果生じた残渣をDCM(0.5mL)中に溶解し、エーテル中のHCl(1mL、2N)を添加した。反応物を濃縮、乾燥して、5−(3−フルオロフェノキシ)−4−(ピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン塩酸塩(0.014g、99%)を固体として得た。MS APCI(+)m/z314.1検出。
DIEA(0.0271mL、0.155mmol)を、DCM(1mL)中の5−(3−フルオロフェノキシ)−4−(ピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン二塩酸塩(0.015g、0.0388mmol)、2−(1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムテトラフルオロボレート(0.0150g、0.0466mmol)および(S)−3−(tert−ブトキシカルボニル(イソプロピル)アミノ)−2−(4−クロロフェニル)プロパン酸(0.0133g、0.0388mmol、実施例B参照)に添加し、室温で30分間撹拌した。次いで、反応物を濃縮、乾燥した。その結果生じた残渣を、THF/MeOH(2mL、1:1)中に溶解し、LiOH水溶液(1mL、2M)を添加した。反応物を30分間撹拌し、次いで、エーテル(20mL)を添加した。有機層を分離し、ブライン(10mL)で洗浄して、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒の除去後、その結果生じた残渣をカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル、1:1)により精製して、(S)−tert−ブチル2−(4−クロロフェニル)−3−(4−(5−(3−フルオロフェノキシ)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−イル)−3−オキソプロピル(イソプロピル)カルバメートを固体として得た。固体をDCM(1mL)中に溶解し、TFA(0.4mL)を添加した。反応物を、室温で30分間撹拌し、濃縮、乾燥した。残渣をDCM(0.5mL)中に溶解し、エーテル中のHCl(1mL、2N)を添加した。その結果生じた固体を濾過により収集して、(S)−2−(4−クロロフェニル)−1−(4−(5−(3−フルオロフェノキシ)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−イル)−3−(イソプロピルアミノ)プロパン−1−オン(0.006g、25%)を得た。MS APCI(+)m/z537.3検出。
実施例15
Figure 0005608098
(R)−2−アミノ−3−(4−クロロフェニル)−1−(4−(3−((R)−2,3−ジヒドロキシプロポキシ)−5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−イル)プロパン−1−オン
トルエン(4mL)中のtert−ブチル4−(3−ヨード−1−(4−メトキシベンジル)−5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(0.15g、0.24mmol、実施例9参照)、Cu(I)I(0.046g、0.24mmol)、1,10−フェナントロリン(0.043g、0.24mmol)、(R)−(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)メタノール(0.95g、7.2mmol)およびAl上のKF(40%;0.24g、1.68mmol)を、110℃で60時間撹拌した。次いで、酢酸エチル(10mL)を添加し、反応混合物をセライトのパッドを通して濾過した。反応物を濃縮、乾燥して、残渣を、カラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:1)により精製して、(R)−tert−ブチル4−(3−((2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)メトキシ)−5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(0.14g、93%)を固体として得た。MS APCI(+)m/z630.2検出。
TFA(1mL)を、DCM(1mL)中の(R)−tert−ブチル4−(3−((2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)メトキシ)−1−(4−メトキシベンジル)−5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(0.14g、0.22mmol)の溶液に添加し、その結果生じた溶液を室温で4時間撹拌した。次に、反応物を濃縮、乾燥して、真空下で1時間乾燥した。TFA(2mL)を次に添加し、混合物を、密封管中で18時間、100℃で混合した。次いで、反応物を濃縮、乾燥し、その結果生じた残渣をDCM(0.5mL)中に溶解し、エーテル中のHCl(2mL、2N)およびエーテル(3mL)を添加し、その結果生じた固体を濾過により収集して、(S)−3−(5−フェニル−4−(ピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イルオキシ)プロパン−1,2−ジオール二塩酸塩(0.105g、96%)を固体として得た。MS APCI(+)m/z370.2検出。
DIEA(0.055mL、0.32mmol)を、DCM(1mL)中の(S)−3−(5−フェニル−4−(ピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イルオキシ)プロパン−1,2−ジオール二塩酸塩(0.050g、0.079mmol)、(R)−2−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(4−クロロフェニル)プロパン酸(0.24g、0.079mmol)およびTBTU(0.031g、0.095mmol)の溶液に添加し、室温で1時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮、乾燥し、残渣を、THF/MeOH(2mL、1:1)中に溶解し、LiOH水溶液(1mL、2M)を添加した。次に、反応物をさらに10分間撹拌した。酢酸エチル(20mL)を添加し、有機層を分離し、ブライン(10mL)で洗浄して、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒の除去後、その結果生じた残渣をカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:MeOH、20:1)により精製して、tert−ブチル(R)−3−(4−クロロフェニル)−1−(4−(3−((S)−2,3−ジヒドロキシプロポキシ)−5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−イル)−1−オキソプロパン−2−イルカルバメートを固体として得た。次に、固体をDCM(1mL)中に溶解し、TFA(0.4mL)を添加した。混合物を、室温で1時間撹拌し、濃縮、乾燥した。その結果生じた残渣をDCM(0.5mL)中に溶解し、エーテル中のHCl(1mL、2N)を添加した。その結果生じた固体を濾過により収集して、(R)−2−アミノ−3−(4−クロロフェニル)−1−(4−(3−((S)−2,3−ジヒドロキシプロポキシ)−5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−イル)プロパン−1−オン二塩酸塩(0.018g、36%)を得た。MS APCI(+)m/z551.2検出。
実施例16
Figure 0005608098
1−(4−(3−((R)−2,3−ジヒドロキシプロポキシ)−5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−イル)−2−((S)−ピロリジン−2−イル)エタノン
DIEA(0.055mL、0.32mmol)を、DCM(1mL)中の(S)−3−(5−フェニル−4−(ピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イルオキシ)プロパン−1,2−ジオール二塩酸塩(0.050g、0.079mmol、実施例15参照)、(S)−2−(1−(tert−ブトキシカルボニル)ピロリジン−2−イル)酢酸(0.018g、0.079mmol)およびTBTU(0.031g、0.095mmol)の溶液に添加し、室温で1時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮、乾燥し、残渣を、THF/MeOH(2mL、1:1)中に溶解し、LiOH水溶液(1mL、2M)を添加した。混合物を10分間撹拌した。酢酸エチル(20mL)を次に添加し、有機層を分離し、ブライン(10mL)で洗浄して、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒の除去後、残渣をカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:MeOH、20:1)により精製して、tert−ブチル(R)−3−(4−クロロフェニル)−1−(4−(3−((S)−2,3−ジヒドロキシプロポキシ)−5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−イル)−1−オキソプロパン−2−イルカルバメートを固体として得た。次に、固体をDCM(1mL)中に溶解し、TFA(0.4mL)を添加した。混合物を、室温で1時間撹拌し、濃縮、乾燥した。その結果生じた残渣をDCM(0.5mL)中に溶解し、エーテル中のHCl(1mL、2N)を添加した。その結果生じた固体を濾過により収集して、(1−(4−(3−((S)−2,3−ジヒドロキシプロポキシ)−5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−イル)−2−((S)−ピロリジン−2−イル)エタノン二塩酸塩(0.019g、43%)を得た。MS APCI(+)m/z481.2検出。
実施例17
Figure 0005608098
(S)−2−(4−クロロフェニル)−1−(4−(3−((S)−2,3−ジヒドロキシプロポキシ)−5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−イル)−2−((S)−ピロリジン−2−イル)エタノン
DIEA(0.055mL、0.32mmol)を、DCM(1mL)中の(S)−3−(5−フェニル−4−(ピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イルオキシ)プロパン−1,2−ジオール二塩酸塩(0.050g、0.079mmol、実施例15参照)、(S)−2−((S)−1−(tert−ブトキシカルボニル)ピロリジン−2−イル)−2−(4−クロロフェニル)酢酸(0.027g、0.079mmol、実施例C参照)およびTBTU(0.031g、0.095mmol)の溶液に添加し、室温で1時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮、乾燥した。その結果生じた残渣を、THF/MeOH(2mL、1:1)中に溶解し、LiOH水溶液(1mL、2M)を添加した。混合物を10分間撹拌した。酢酸エチル(20mL)を次に添加し、有機層を分離し、ブライン(10mL)で洗浄して、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒の除去後、残渣をカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:MeOH、20:1)により精製して、tert−ブチル(R)−3−(4−クロロフェニル)−1−(4−(3−((S)−2,3−ジヒドロキシプロポキシ)−5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−イル)−1−オキソプロパン−2−イルカルバメートを固体として得た。次に、固体をDCM(1mL)中に溶解し、TFA(0.4mL)を添加した。混合物を、室温で1時間撹拌し、濃縮、乾燥した。その結果生じた残渣をDCM(0.5mL)中に溶解し、エーテル中のHCl(1mL、2N)を添加した。次いで、溶媒を除去した。残渣をMeOH(3mL)中に溶解し、LiOH水溶液(3mL、2N)を添加した。混合物を5分間撹拌して、次に、DCM(20mL)で抽出し、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を除去して、(S)−2−(4−クロロフェニル)−1−(4−(3−((S)−2,3−ジヒドロキシプロポキシ)−5−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−イル)−2−((S)−ピロリジン−2−イル)エタノン(0.011g、24%)を固体として得た。MS APCI(+)m/z591.2検出。
実施例18
Figure 0005608098
(S)−1−(4−(5−クロロ−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−イル)−2−(4−クロロフェニル)−2−((S)−ピロリジン−2−イル)エタノン
NCS(1.57g、11.8mmol)を、室温で、DMF(30mL)中の1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−オール(3.00g、11.8mmol)の溶液に一度に添加した。混合物を60℃で1時間撹拌し、次いで、室温に冷却した。18時間後、NCS(0.5当量)の追加のロットを添加して、反応混合物を室温でさらに48時間撹拌した。反応混合物を水(150mL)中に注ぎ入れ、EtOAc(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層を水(50mL)で1回洗浄し、乾燥(MgSO)し、濾過して、真空濃縮した。粗製物質を、シリカゲル上でのフラッシュクロマトグラフィー(Biotage Flash40M+)により精製し、2%MeOH/CHClで溶離して、5−クロロ−1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−オール(466mg、1.61mmol、収率13.7%)を得た。LCMS(APCI+)m/z290(M+H)+。
DMF(5mL)中の5−クロロ−1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−オール(450mg、1.55mmol)の溶液を、室温で、DMF(5mL)中の水素化ナトリウムの懸濁液(鉱油中60%、74.5mg、1.86mmol)に滴下した。混合物を40℃で30分間撹拌した。その結果生じた溶液を室温に冷却し、1,1,1−トリフルオロ−N−フェニル−N−(トリフルオロメチルスルホニル)メタンスルホンアミド(666mg、1.86mmol)で処理した。反応混合物を室温で1時間撹拌した。次いで、固体tert−ブチルピペラジン−1−カルボキシレート(636mg、3.42mmol)を2回に分けて添加し、混合物を80℃で1.5時間撹拌した。次に、混合物を18時間、室温に冷却した。飽和NHCl溶液(30mL)および水(15mL)を添加し、混合物をEtOAc(100mL)で抽出した。有機層を半飽和ブライン(2×20mL)で洗浄し、乾燥(MgSO)して、濾過し、真空濃縮した。その結果生じた残渣を、シリカゲル上でのフラッシュクロマトグラフィー(Biotage Flash40S+)により精製し、15〜20%EtOAc/ヘキサン(ステップ勾配)で溶離して、高真空下で18時間乾燥後、tert−ブチル4−(5−クロロ−1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(433mg、0.946mmol、収率60.9%)を得た。LCMS(APCI+)m/z458.1、460(M+H)+。
25%TFA/CHCl(10mL)を、tert−ブチル4−(5−クロロ−1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(430mg、0.939mmol)に添加し、溶液を室温で撹拌した。30分後、減圧下で溶媒を除去した。その結果生じた残渣をトルエン(3×10mL)から蒸発させて、高真空下で18時間乾燥して、5−クロロ−1−(4−メトキシベンジル)−4−(ピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン2,2,2−トリフルオロアセテートを得た。ニートのTFA(10mL)をこの物質に添加し、混合物を還流で90分間撹拌した。TFAを減圧下で除去し、残渣をCHCl(2×10mL)から蒸発させた。残渣をCHCl中に再溶解して、エーテル(6mL)中の2M HClを添加した。その結果生じた懸濁液を、真空濃縮した。得られた残渣をジエチルエーテル中の2M HCl(5mL)でもう一度処理して、2分間音波処理した。次いで、溶媒を真空除去し、その結果生じた残渣をEtOで粉砕した。生じた固体を濾過し、エーテル(2×5mL)で洗浄し、高真空下で乾燥して、5−クロロ−4−(ピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン二塩酸塩(280mg、0.901mmol、収率62.0%)を固体として得た。LCMS(APCI+)m/z238.0(M+H)+。
CHCl(5mL)中の5−クロロ−4−(ピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン二塩酸塩(75mg、0.205mmol)、2−(3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピリジン−3−イル)−1,1,3,3−テトラメチルイソウロニウムヘキサフルオロホスフェート(V)(「HATU」;78.0mg、0.205mmol)、N−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(143μL、0.821mmol)および(S)−2−((S)−1−(tert−ブトキシカルボニル)ピロリジン−2−イル)−2−(4−クロロフェニル)酢酸(83.7mg、0.246mmol、実施例C参照)の溶液を、室温で1時間撹拌した。溶媒を除去し、その結果生じた残渣をEtOAc(20mL)中に再溶解し、水で洗浄した。有機層をMgSOで乾燥し、濾過し、真空濃縮した。得られた粗製物を、BiotageSP4ユニット上での10〜90%CHCN/水勾配を用いてC−18逆相カラムクロマトグラフィー(BiotageC−18 12M+)により精製した。生成物を含有する分画をプールし、溶媒を除去して、CHCN(3×10mL)から蒸発させた。EtOAc(約5〜約10mL)を用いて、残渣を、25mL丸底フラスコに移した。残渣を真空濃縮し、高真空下で2時間乾燥して、(S)−tert−ブチル2−((S)−2−(4−(5−クロロ−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−イル)−1−(4−クロロフェニル)−2−オキソエチル)ピロリジン−1−カルボキシレート(95mg、0.170mmol、収率82.7%)を固体として得た。LCMS(APCI+)m/z459.1[(M−Boc)+H]+。
ジオキサン中の4N HCl(2mL)を、CHCl(1mL)中の(S)−tert−ブチル2−((S)−2−(4−(5−クロロ−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−イル)−1−(4−クロロフェニル)−2−オキソエチル)ピロリジン−1−カルボキシレート(90mg、0.16mmol)の溶液に添加した。混合物を、室温で30分間撹拌した。30分後、溶媒を真空除去し、その結果生じた残渣をエーテルで粉砕した。固体物質を濾過し、追加のエーテル(2×2mL)で洗浄して、乾燥し、(S)−1−(4−(5−クロロ−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−イル)−2−(4−クロロフェニル)−2−((S)−ピロリジン−2−イル)エタノン二塩酸塩(71mg、0.13mmol、収率83%)をクリーム状固体として得た。LCMS(APCI+)m/z459.1、461.1[(M+H]。NMR (400 Hz, DMSO−d) δ 9.61 (br s, 1H), 9.08 (br s, 1H), 8.30 (s, 1H), 8.19 (s, 1H), 7.49 (d, 2H), 7.44 (d, 2H), 4.53 (d, 1H), 4.03−3.96 (m, 1H), 3.79−3.70 (m, 3H), 3.69−3.57 (m, 3H), 3.51−3.45 (m, 1H), 3.21−3.14 (m, 2H), 3.09−3.00 (m, 1H), 1.97−1.89 (m, 1H), 1.78−1.71 (m, 1H), 1.63−1.52 (m, 2H).
実施例19
Figure 0005608098
(S)−2−(4−クロロフェニル)−1−(4−(5−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−イル)−2−((S)−ピロリジン−2−イル)エタノン
メチル塩化亜鉛(II)(THF中2M溶液、1244μL、2.488mmol)を、窒素雰囲気下で、THF(5mL)中のtert−ブチル4−(5−ブロモ−1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(500mg、0.995mmol)およびPd(PPh(86.25mg、0.07464mmol)の溶液に添加した。反応混合物を、1.5時間、75℃で加熱して、室温に冷却した。混合物を飽和NHCl水溶液(50mL)中に注ぎ入れて、EtOAc(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層を乾燥(MgSO)し、濾過し、真空濃縮した。その結果生じた残渣を、シリカゲル上でのフラッシュクロマトグラフィー(Biotage Flash40S+)により精製し、2%MeOH/CHClで溶離して、tert−ブチル4−(1−(4−メトキシベンジル)−5−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(470mg、0.806mmol、収率81.0%)を固体として得た。LCMS(APCI+)m/z438.2(M+H)+。
25%TFA/CHCl(25mL)中のtert−ブチル4−(1−(4−メトキシベンジル)−5−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(465mg、1.06mmol)を、室温で2時間撹拌した。溶媒を除去し、得られたゴムをトルエン(3×20mL;水浴60℃)から蒸発させた。ニートのTFAを残渣に添加し、還流で3時間撹拌した。次いで、TFAを減圧下で除去し、その結果生じた残渣をCHCl(2×10mL)から蒸発させた。残渣をCHCl(2mL)中に再懸濁し、ジエチルエーテル(5mL)中の2M HClを添加した。その結果生じた懸濁液を真空濃縮し、残渣を沸騰EtOHから結晶化して、高真空下で4時間乾燥後、5−メチル−4−(ピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン二塩酸塩(175mg、0.603mmol、収率56.7%)を粉末として得た。LCMS(APCI+)m/z218.1(M+H)+。
DMF(5mL)中の5−メチル−4−(ピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン二塩酸塩(75mg、0.194mmol)、ジイソプロピルエチルアミン(135μL、0.775mmol)、HATU(73.7mg、0.194mmol)および(S)−2−((S)−1−(tert−ブトキシカルボニル)ピロリジン−2−イル)−2−(4−クロロフェニル)酢酸(79.0mg、0.233mmol、実施例C参照)の溶液を、室温で18時間撹拌した。反応混合物を、真空濃縮した。その結果生じた残渣をTHF(5mL)中に再溶解し、LiOH水溶液(2mL、0.5M)で30分間処理した。次いで、溶媒を除去し、その結果生じた残渣をEtOAc(50mL)中に懸濁し、水(2×10mL)で洗浄した。乾燥(MgSO)有機相を真空濃縮して、その結果生じた残渣を、5〜80%CHCN/水の勾配を用いて、BiotageSP4ユニット上での逆相クロマトグラフィー(BiotageC−18 12M+)により精製して、高真空下で乾燥後、(S)−tert−ブチル2−((S)−1−(4−クロロフェニル)−2−(4−(5−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−イル)−2−オキソエチル)ピロリジン−1−カルボキシレート(70mg、0.130mmol、収率67.0%)を固体として得た。LCMS(APCI+)m/z539.2(M+H)+。
ジオキサン中の4N HCl(5mL)を、(S)−tert−ブチル2−((S)−1−(4−クロロフェニル)−2−(4−(5−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−イル)−2−オキソエチル)ピロリジン−1−カルボキシレート(68mg、0.13mmol)に添加し、混合物を、室温で撹拌した。30分後、溶媒を減圧下で除去し、その結果生じた残渣をエーテルで粉砕した。固体物質を濾過し、追加のエーテル(2×2mL)で洗浄し、高真空下で24時間乾燥して、(S)−2−(4−クロロフェニル)−1−(4−(5−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−イル)−2−((S)−ピロリジン−2−イル)エタノン二塩酸塩(62mg、0.12mmol、収率96%)を固体として得た。LCMS(APCI+)m/z439.1(M+H)。NMR (400 Hz, DMSO−d) δ 9.98 (brs, 1H), 9.06 (s, 1H), 8.23 (s, 1H), 7.49 (d, 2H), 7.43 (d, 2H), 4.56 (d, 1H), 4.03−3.96 (m, 2H), 3.93−3.87 (m, 3H), 3.71−3.65 (m, 1H), 3.64−3.57 (m, 2H), 3.50−3.46 (m, 1H), 3.19−3.13 (m, 2H), 2.31 (s, 3H), 1.97−1.89 (m, 1H), 1.78−1.70 (m, 1H), 1.63−1.52 (m, 2H).
実施例20
Figure 0005608098
(S)−2−(4−クロロフェニル)−1−(4−(5−シクロプロピル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−イル)−2−((S)−ピロリジン−2−イル)エタノン
シクロプロピル臭化亜鉛(II)(2.5mL、2.49mmol)を、窒素下で、THF(5mL)中のtert−ブチル4−(5−ブロモ−1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(500mg、0.995mmol、実施例1参照)およびPd(PPh(86mg、0.075mmol)の溶液に添加し、反応混合物を、窒素雰囲気下で18時間、75℃(油浴)に加熱した。次いで、反応混合物を室温に冷却して、飽和NHCl水溶液(50mL)中に注ぎ入れて、EtOAc(3×50mL)で抽出した。粗生成物を、BiotageSP4ユニット上で15〜90%CHCN/水の勾配を用いて、C−18逆相フラッシュクロマトグラフィー(Biotage 25M+)により精製して、tert−ブチル4−(5−シクロプロピル−1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレート(275mg、0.59mmol、収率59.6%)を固体として得た。LCMS(APCI+)m/z464.2(M+H)+。
(S)−2−(4−クロロフェニル)−1−(4−(5−シクロプロピル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−イル)−2−((S)−ピロリジン−2−イル)エタノン二塩酸塩を、tert−ブチル4−(5−シクロプロピル−1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−カルボキシレートを用いて、実施例19に記載されたように調製して、固体(51mg、収率60%)を得た。LCMS(APCI+)m/z465.1(M+H)+。NMR (400 Hz, DMSO−d6) δ 9.99 (br s, 0.6H), 9.06 (br s, 1H), 8.13 (s, 1H), 7.50 (d, 2H), 7.45 (d, 2H0, 4.56 (d, 1H), 4.03−3.89 (m, 6H), 3.67−3.61 (m, 2H), 3.44−3.38 (m, 1H), 3.18−3.14 (m 2H), 2.06−1.91 (m, 2H), 1.78−1.71 (m, 1H), 1.61−1.53 (m, 2H), 0.95 (d, 2H), 0.67 (d, 2H).
表1に示した実施例21〜38も、上記の方法に従って製造され得る。
Figure 0005608098
Figure 0005608098
Figure 0005608098
Figure 0005608098
Figure 0005608098
Figure 0005608098
列挙した実施形態と結びつけて本発明を説明してきたが、それらはその実施形態に本発明を限定するものではない、と理解される。これに対して、本発明は、全ての代替物、修正および等価物を網羅するよう意図され、これらは、特許請求の範囲により定義される本発明の範囲内に含まれ得る。したがって、前記の説明は、本発明の原理の例証に過ぎないとみなされる。
「〜を含む(comprise)」、「〜を含んで(comprising)」、「〜を包含する(include)」、「〜を含めて(including)」および「〜を包含する(includes)」という語は、本明細書中で、ならびに以下の特許請求の範囲で用いられる場合、記述される特徴、整数、構成成分またはステップの存在を特定するよう意図されるが、しかしそれらは、1つまたは複数のその他の特徴、整数、構成成分、ステップまたはその群の存在または付加を排除しない。

Claims (47)

  1. 式I:
    Figure 0005608098
    から選択される化合物、ならびにその立体異性体および製薬上許容可能な塩
    (式中、Gは、1〜3個の独立したR基により任意に置換されるフェニルであるか、あるいはmが0である場合、Gは水素またはC〜Cアルキルであり得、
    は、水素、C〜Cシクロアルキル、5または6員へテロアリール、フェニルまたは−O−フェニル(ここで、該ヘテロアリール、フェニルまたは−O−フェニルは1または2つのR基で任意に置換され得る)から選択され、
    は、水素、CH、CHCH、CF、C〜Cアルケニル(1または2つのR基で任意に置換される)、NHRまたは−ORから選択されるが、但し、Rが水素である場合、Rは−ORであり、
    は、水素またはC〜Cアルキルから選択され、
    は、ハロゲン、CF、OCFおよびCNから選択され、
    およびRは、独立して、水素またはCHから選択され、
    およびRは、独立して、水素またはC〜Cアルキルから選択され、
    は、水素またはCHであり、
    は、水素または5〜6員複素環(オキソ基で任意に置換される)であり、
    は、ハロゲンであり、
    は、OH、OCH、オキソまたは5〜6員へテロアリールであり、
    は、C〜Cアルキル(1つまたは複数のOH基で任意に置換される)であり、
    m、nおよびpは、独立して、0または1であるか、
    あるいは、式Iの化合物が式II:
    Figure 0005608098
    (式中、RおよびRは、独立して、水素またはC〜Cアルキルから選択され、そして
    rは、1または2である)
    の構造を有するよう、Rは水素であり、RおよびRは、それらが結合される原子と一緒になって1個の環窒素原子を有する任意置換5〜6員複素環式環を形成し、Rは、水素またはC〜Cアルキル(OHまたはO(C〜Cアルキル)で任意に置換される)からなる群から選択される)。
  2. 式I:
    Figure 0005608098
    から選択される請求項1記載の化合物、ならびにその立体異性体および製薬上許容可能な塩
    (式中、Gは、1〜3個の独立したR基により任意に置換されるフェニルであるか、あるいはmが0である場合、Gは水素またはC〜Cアルキルであり得、
    は、水素、C〜Cシクロアルキル、5または6員へテロアリール、フェニルまたは−O−フェニル(ここで、該ヘテロアリール、フェニルまたは−O−フェニルは1または2つのR基で任意に置換され得る)から選択され、
    は、水素、CHまたは−ORから選択されるが、但し、Rが水素である場合、Rは−ORであり、
    は、水素またはC〜Cアルキルから選択され、
    は、ハロゲン、CF、OCFおよびCNから選択され、
    およびRは、独立して、水素またはCHから選択され、
    およびRは、独立して、水素またはC〜Cアルキルから選択され、
    は、ハロゲンであり、
    は、C〜Cアルキル(1つまたは複数のOH基で任意に置換される)であり、
    m、nおよびpは、独立して、0または1であるか、
    あるいは、式Iの化合物が式II:
    Figure 0005608098
    (式中、RおよびRは、独立して、水素またはC〜Cアルキルから選択され、そして
    rは、1または2である)
    の構造を有するよう、Rは水素であり、RおよびRは、それらが結合される原子と一緒になって1個の環窒素原子を有する任意置換5〜6員複素環式環を形成し、Rは、水素またはC〜Cアルキル(OHまたはO(C〜Cアルキル)で任意に置換される)からなる群から選択される)。
  3. がC〜Cシクロアルキルである請求項1または2記載の化合物。
  4. がシクロプロピルである請求項3記載の化合物。
  5. が、1または2つのR基で任意に置換されるフェニルである請求項1または2記載の化合物。
  6. が、フェニルである請求項5記載の化合物。
  7. が3−フルオロフェニルである請求項5記載の化合物。
  8. が、1または2つのR基で任意に置換される−O−フェニルである請求項1または2記載の化合物。
  9. が3−フルオロフェノキシである請求項8記載の化合物。
  10. が水素であり、Rが−ORである請求項1または2記載の化合物。
  11. が水素である請求項1〜9のいずれか一項に記載の化合物。
  12. が−ORである請求項1〜9のいずれか一項に記載の化合物。
  13. が1つまたは複数のOH基で任意に置換されるC〜Cアルキルである請求項12記載の化合物。
  14. が、−OCH、−OCHCHOHおよび−OCHCH(OH)CHOHから選択される請求項13記載の化合物。
  15. が水素である請求項1〜14のいずれか一項に記載の化合物。
  16. がイソプロピルである請求項1〜14のいずれか一項に記載の化合物。
  17. が水素である請求項1〜16のいずれか一項に記載の化合物。
  18. pが1である請求項1〜17のいずれか一項に記載の化合物。
  19. が水素である請求項1〜18のいずれか一項に記載の化合物。
  20. が水素である請求項1〜19のいずれか一項に記載の化合物。
  21. pが0である請求項1〜17のいずれか一項に記載の化合物。
  22. が水素である請求項1〜21のいずれか一項に記載の化合物。
  23. nが0である請求項1〜22のいずれか一項に記載の化合物。
  24. nが1である請求項1〜22のいずれか一項に記載の化合物。
  25. mが1である請求項1〜24のいずれか一項に記載の化合物。
  26. mが0である請求項1〜24のいずれか一項に記載の化合物。
  27. Gが1〜3つのR基により任意に置換されるフェニルである請求項1〜26のいずれか一項に記載の化合物。
  28. Gが、4−クロロフェニルである請求項27記載の化合物。
  29. Gが水素またはC〜Cアルキルである請求項26記載の化合物。
  30. Gが水素である請求項29記載の化合物。
  31. mが0であり、GがGである請求項26記載の化合物であって、式V:
    Figure 0005608098
    (式中、Gは水素またはC〜Cアルキルである)
    の構造を有する化合物。
  32. が水素である請求項31記載の化合物。
  33. が水素であり、RおよびRが、それらが結合される原子と一緒になって1個の環窒素原子を有する任意置換5〜6員複素環式環を形成し、Rが、水素またはC〜Cアルキル(OHまたはO(C〜Cアルキル)で任意に置換される)からなる群から選択される請求項1〜13のいずれか一項に記載の化合物であって、式II:
    Figure 0005608098
    を有する化合物。
  34. rが1である請求項33記載の化合物。
  35. rが2である請求項33記載の化合物。
  36. が水素である請求項33〜35のいずれか一項に記載の化合物。
  37. がメチルである請求項33〜35のいずれか一項に記載の化合物。
  38. が水素である請求項33〜37のいずれか一項に記載の化合物。
  39. がメチルである請求項33〜37のいずれか一項に記載の化合物。
  40. が水素である請求項33〜39のいずれか一項に記載の化合物。
  41. がIである請求項1記載の化合物。
  42. がCH、CHCHおよびCFから選択される請求項1記載の化合物。
  43. が−CH=CHC(=O)OCH、2−(ピリジン−3−イル)ビニルおよび2−(1H−ピラゾール−4−イル)ビニルから選択される請求項1記載の化合物。
  44. がNHおよびNH−4−ピロリジン−2−オンから選択される請求項1記載の化合物。
  45. が水素である請求項1〜44のいずれか一項に記載の化合物。
  46. がCHである請求項1記載の化合物。
  47. 請求項1で定義され、以下の構造:
    Figure 0005608098

    Figure 0005608098

    Figure 0005608098

    を有する、式Iの化合物、またはその製薬上許容可能な塩。
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