JP5609919B2 - マイクロヒータ素子 - Google Patents
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Description
実施形態に基づく、実施例1の薄膜サーミスタ7を有するマイクロヒータ素子1の具体的な製造方法について、図を用いて説明する。
形成された薄膜サーミスタ電極6上に、フォトリソグラフィにて櫛歯状など所望の形状のエッチングマスク15をフォトレジストで形成した後、エッチングマスク15で覆われていない密着層22および金属層23をイオンミリング法によりエッチングする。
実施例1と同様な製造方法で、比較例1を作成した。実施例1と異なる点は、マイクロヒータ4と薄膜サーミスタ電極6が、比較例1を図5に示すように、積層方向からみて、マイクロヒータ4と薄膜サーミスタ電極6が重なるように配置されている点である。図6は、図5のB−B断面図である。図6に示すように、工程上の段差19が、形成されている。
図7は、実施例2に係わるマイクロヒータ素子1の平面透視図である。実施例1と異なる点は、マイクロヒータ4と薄膜サーミスタ7の一対の櫛歯電極6A、6Bを積層方向からみて、マイクロヒータ4が、図3に示した一対の櫛歯電極によって囲まれた領域20の外で、一対の櫛歯電極6A、6Bの外周をも取り囲むように並行して配置されたことが異なる。製造方法は、実施例1と同じでマイクロヒータ4のフォトレジストマスクが異なり、配線パターンのみが異なる。
実施例3を図8に示す。実施例1と異なる点は、薄膜サーミスタ電極6が薄膜サーミスタ7の上部に形成されていることである。薄膜サーミスタ7の一対の櫛歯電極6A、6Bの積層方向から見た配置は実施例1と同じである。実施例1で示す製造方法において、マイクロヒータ保護膜5を形成した後に、薄膜サーミスタ7を形成し、その後に薄膜サーミスタ電極6を形成する以外は同じである。ここで、薄膜サーミスタ電極6は、以下の通りリフトオフ法で形成した。まず、薄膜サーミスタ7を形成するまでは実施例1の通りで、その後、フォトリソグラフィにより、薄膜サーミスタ電極6を形成する部位以外にフォトレジストを形成した。つづいて、高周波マグネトロンスパッタ法により、厚さ5nmのTi金属薄膜22、および厚さ100nmのPt金属薄膜23を順次、略全面に形成する。その後、フォトレジストで覆われていた部分をレジストごと剥離することで、薄膜サーミスタ電極6を形成した。以降、薄膜サーミスタ保護膜8形成と続く。
実施例4として、1つの例を図9に示す。実施例1と実施例4との違いは次の通りである。実施例1は、図1のように、マイクロヒータ4と薄膜サーミスタ電極6からの基板上へのそれぞれの引き出し配線4A、4B、16A、16Bはメンブレン9の中央から放射状に等間隔かつ交互に配置されている。実施例4については、例えば、図9のように、マイクロヒータ4はメンブレン9に対して対角線上に基板への引き出し配線4A、4Bが接続されている。一方、薄膜サーミスタ電極6の引き出し配線16A、16Bは、例えば、図9のように、櫛歯電極6A、6Bともに4辺で形成された四角いメンブレン内で、対角線上ではなくマイクロヒータ4の引き出し配線4A側に、偏った配置で引き出されている。すなわち、実施例1と異なり基板上への引き出し配線がメンブレン中央から放射状に等間隔かつ交互に配置されていないことになる。
実施例5を図10に示す。実施例1と異なる点は、マイクロヒータ素子1の最表層に温度分布改善層18が形成されている点である。温度分布改善層18はキャビティの幅Lよりも小さい方が好ましい。これは、基板2が下部に存在する領域まで形成すると基板2への熱の逃げが大きくなってしまうためである。特に、温度分布改善層18は熱伝導が良好な材質を使用し、パターン形状にあわせた最適な大きさにするのが良い。温度分布改善層18の材料としては、例えば、Au、銀(Ag)、銅(Cu)、ニッケル(Ni)等があげられるが、これに限定されることはなく、マイクロヒータ素子1の製造工程等の制約を考慮して最適な金属材料を選定すればよい。
実施例6を図11に示す。実施例5と異なる点は、赤外線放射層17が温度分布改善層18の上に形成されている点である。温度分布改善層18および赤外線放射層17はキャビティ幅Lよりも小さい方が好ましい。理由は、実施例5の場合と同じである。赤外線放射層17は、Au黒、Pt黒に代表される黒化膜等があげられるが、これに限定したものではなく、無機、有機材料、等これらを組み合わせたものを使用することができる。実施例4ではAu黒を使用した。ここでは、実施例3のマイクロヒータ素子1において、裏面のD−RIEによるキャビティ10の形成工程前に赤外線放射層17を形成した。まず、フォトリソグラフィにより、赤外線放射層17を形成する部位を露出させたマスクをかぶせ、低真空度においてAu黒を蒸着にて形成した。その後、基板裏面をD−RIEすることでキャビティ10を形成しメンブレン9を得た。また、金属で形成された黒化膜は一般的に密度が低く密着性が低いといった問題があるが、温度分布改善層18は密着層としての機能も兼ね備えるので赤外線放射層17の密着性を向上させることもできる。
2 基板
3 絶縁膜
4 マイクロヒータ
4A、4B マイクロヒータからの引き出し配線
5 マイクロヒータ保護膜
6 薄膜サーミスタ電極
6A、6B 櫛歯電極
7 薄膜サーミスタ
8 薄膜サーミスタ保護膜
9 メンブレン
10 キャビティ
11 電極パッド
12、22 Ti金属薄膜
13、23 Pt金属薄膜
14、15 エッチングマスク
16A、16B 薄膜サーミスタからの引き出し配線
17 赤外線放射層
18 温度分布改善層
19 段差
20 櫛歯電極6A、6Bで囲まれた領域
Claims (4)
- 基板上に、マイクロヒータと、サーミスタが積層されており、さらにメンブレン構造を有しているマイクロヒータ素子であって、
前記サーミスタは、一対の櫛歯電極を有しており、
積層方向からみて、一対の前記櫛歯電極によって囲まれた領域が形成されており、
前記マイクロヒータと一対の前記櫛歯電極は、積層方向からみて、前記領域内で、互いに重ならないように配置されており、
前記マイクロヒータと一対の前記櫛歯電極からのそれぞれの引き出し配線は、積層方向からみて、前記メンブレン構造の中心位置から放射状に等間隔で、かつ交互に配置されていることを特徴とするマイクロヒータ素子。 - 前記マイクロヒータ上に、絶縁層を介して、一対の前記櫛歯電極とサーミスタが、順に積層し形成されていることを特徴とする請求項1に記載のマイクロヒータ素子。
- 基板上に、マイクロヒータと、サーミスタが積層されており、さらにメンブレン構造を有しているマイクロヒータ素子であって、
前記サーミスタは、一対の櫛歯電極を有しており、
積層方向からみて、一対の前記櫛歯電極によって囲まれた領域が形成されており、
前記マイクロヒータと一対の前記櫛歯電極は、積層方向からみて、前記領域内で、互いに重ならないように配置されており、積層方向からみて、前記マイクロヒータが、前記領域外で、一対の櫛歯電極の外周を取り囲むように配置されたことを特徴とするマイクロヒータ素子。 - 基板上に、マイクロヒータと、サーミスタが積層されており、さらにメンブレン構造を有しているマイクロヒータ素子であって、
前記サーミスタは、一対の櫛歯電極を有しており、
積層方向からみて、一対の前記櫛歯電極によって囲まれた領域が形成されており、
前記マイクロヒータと一対の前記櫛歯電極は、積層方向からみて、前記領域内で、互いに重ならないように配置されており、前記サーミスタ上に、絶縁層を介して、温度分布改善層が積層され、前記温度分布改善層上に、赤外線放射層が積層されていることを特徴とするマイクロヒータ素子。
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| JP2012113284A JP5609919B2 (ja) | 2012-05-17 | 2012-05-17 | マイクロヒータ素子 |
Applications Claiming Priority (1)
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| JP2012113284A JP5609919B2 (ja) | 2012-05-17 | 2012-05-17 | マイクロヒータ素子 |
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