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JP5617714B2 - 電子制御装置を用いた車両制御システム - Google Patents
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JP5617714B2 - 電子制御装置を用いた車両制御システム - Google Patents

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Description

本発明は、車両に搭載される電子制御装置を用いた車両制御システムに関する。
車両に搭載される電子制御装置は故障等のために交換されることがある。この場合、交換前の電子制御装置が記憶していた車両に関する車両情報を、交換により装着した電子制御装置に移し替えることが車両制御の観点から望ましい。そのためには、電子制御装置が脱着により交換されたことを検出する必要がある。
例えば、特許文献1に開示されているように、新たに装着された電子制御装置の記憶手段として、EEPROM等の書き換え可能な不揮発性メモリに車両情報として車両識別情報が記憶されていないと装着された電子制御装置が判定することにより、装着された電子制御装置は他の電子制御装置に車両識別情報の送信を要求し、送信されてきた車両識別情報を自装置の記憶手段に書き込むことができる。
また、特許文献1には、装着された電子制御装置の記憶手段に車両識別情報が記憶されている場合、他の電子制御装置を含め過半数を占める車両識別情報と自身の持つ車両識別情報とが異なる場合には、正規ではない電子制御装置が装着されたと判断し、車載機器の機能を制限する等の異常時処理を行う技術が開示されている。
これに対し、正規ではあるが記憶手段に他の電子制御装置とは異なる車両情報が書き込まれている中古品の電子制御装置を交換により装着したいことがある。この場合、他装置と自装置とを合わせて3個以上の電子制御装置の車両情報のうち過半数を占めるものと自装置の車両情報とが異なる場合には、自装置が交換されたと判定し、過半数を占める車両情報を正常であると見なして、自装置の記憶手段に過半数を占める車両情報を書き込むことが考えられる。
特開平11−255079号公報
しかしながら、車両情報を記憶手段に記憶している中古品の電子制御装置を交換により装着した場合に、複数の電子制御装置が記憶している車両情報に基づいて、過半数を占める車両情報と自装置の車両情報とが異なることにより、自装置が交換により新たに装着された装置であると判定するためには、3個以上の電子制御装置が必要である。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、中古品か新品かに関わらず、電子制御装置が脱着された可能性を自装置だけで判定できる電子制御装置を用いた車両制御システムを提供することを目的とする。
本願発明者は、車両の運転が停止されてもバッテリから常時電力を供給される揮発性記憶手段の記憶状態は、脱着されるかバッテリが交換されると、記憶していたデータを失い初期状態になることに着目し本願発明に至った。
すなわち、請求項1から7に記載の発明によると、車両に搭載される電子制御装置において、揮発性記憶判定手段は、車載のバッテリから電力を常時供給される揮発性記憶手段の記憶状態を判定し、揮発性記憶手段の記憶状態が初期状態であると揮発性記憶判定手段が判定すると、脱着判定手段は、自装置が脱着された可能性があると判定する。
尚、電子制御装置の脱着とは、電子制御装置を一旦取り外し、同じ電子制御装置を再び装着すること、ならびに電子制御装置を取り外し、異なる電子制御装置を装着することの両方を表わすものとする。また、バッテリが交換されても揮発性記憶手段は初期状態になるので、自装置が脱着されたと判定するのではなく、自装置が脱着された可能性があると記載している。
この構成によれば、バッテリから常時電力を供給される揮発性記憶手段の記憶状態が初期状態であれば、自装置の書き換え可能な不揮発性記憶手段に車両情報が記憶されているか否かに関わらず、つまり交換により装着された自装置が新品か中古品かに関わらず、脱着された可能性があると電子制御装置自身が判定できる。
さらに、電子制御装置が交換される場合、新品であるか中古品であるかに関わらず、揮発性記憶手段の記憶状態が初期状態であれば、電子制御装置が脱着された可能性があると判定できる。
請求項2に記載の発明によると、電子制御装置は、車両の運転が停止されるときに揮発性記憶手段に所定データを書き込む書き込み手段を備え、揮発性記憶判定手段は、車両の運転が開始されるときに揮発性記憶手段に所定データが記憶されていない場合、揮発性記憶手段は初期状態であると判定する。
このように、車両の運転が停止されるときに揮発性記憶手段に所定データを書き込むことにより、車両の運転が開始されるまでに電子制御装置が交換されると、車両の運転が開始されるときに揮発性記憶手段が初期状態であると判定できる。
さらに、請求項1から7に記載の発明によると、互いに通信可能に接続された複数の電子制御装置を備える車両制御システムにおいて、複数の電子制御装置のうち第1電子制御装置は、車両に関する車両情報を記憶する書き換え可能な第1不揮発性記憶手段を備え、複数の電子制御装置のうち第2電子制御装置は、第1電子制御装置から取得する第1不揮発性記憶手段に記憶されている車両情報を記憶する書き換え可能な第2不揮発性記憶手段を備えている。
つまり、第2電子制御装置は、第1電子制御装置が第1不揮発性記憶手段に記憶している車両情報を自装置の第2不揮発性記憶手段にコピーして記憶している。尚、車両に関する車両情報とは、車両毎に固有に付与された車両識別情報、電子制御装置が車両制御において学習した制御学習値、および故障診断情報等である。
そして、第2電子制御装置の脱着判定手段は、第1電子制御装置または第2電子制御装置の一方の揮発性記憶手段が初期状態であると自装置の揮発性記憶判定手段が判定し、第1不揮発性記憶手段に記憶されている車両情報と第2不揮発性記憶手段に記憶されている車両情報とが異なると不揮発性記憶判定手段が判定すると、揮発性記憶手段が初期状態である方が交換された電子制御装置であると判定する。
このように、第1電子制御装置または第2電子制御装置の一方の揮発性記憶手段が初期状態であれば、バッテリの交換ではなく、第1電子制御装置または第2電子制御装置のうち揮発性記憶手段が初期状態である方が脱着されたと判定できる。
そして、第1不揮発性記憶手段に記憶されている車両情報と第2不揮発性記憶手段に記憶されている車両情報とが異なる場合、揮発性記憶手段が初期状態の電子制御装置は、一旦取り外された同じ電子制御装置が再び装着されたのではなく、取り外された電子制御装置とは異なる電子制御装置が交換により装着されたと判定できる。
請求項3に記載の発明によると、第1電子制御装置および第2電子制御装置の少なくともいずれか一方の揮発性記憶手段が初期状態であると自装置の揮発性記憶判定手段が判定し、第1不揮発性記憶手段に記憶されている車両情報と第2不揮発性記憶手段に記憶されている車両情報とが異なり、第1不揮発性記憶手段または第2不揮発性記憶手段の一方に記憶されている車両情報が初期値であると不揮発性記憶判定手段が判定すると、車両情報が初期値である方の電子制御装置が交換されたと判定する。
このように、第1電子制御装置および第2電子制御装置の少なくともいずれか一方の揮発性記憶手段が初期状態の場合、第1電子制御装置および第2電子制御装置の少なくとも一方が脱着された可能性がある。
そして、通常状態では、第2電子制御装置の第2不揮発性記憶手段は第1電子制御装置の第1不揮発性記憶手段に記憶されている車両情報のコピーを記憶しているので、両装置が記憶している車両情報は等しい。したがって、第1不揮発性記憶手段に記憶されている車両情報と第2不揮発性記憶手段に記憶されている車両情報とが異なる場合は、バッテリの交換ではなく、少なくとも一方の電子制御装置が交換されたと考えられる。
さらに、第1不揮発性記憶手段または第2不揮発性記憶手段の一方に記憶されている車両情報だけが初期値の場合、他方の電子制御装置を中古品に交換する可能性は低いので、車両情報が初期値である方の電子制御装置が新品に交換されたと考えられる。
請求項4に記載の発明によると、第2電子制御装置の書き込み要求手段は、第1電子制御装置が交換されたと自装置の脱着判定手段が判定すると、第2不揮発性記憶手段に記憶されている車両情報を第1電子制御装置に送信し、送信した車両情報を第1不揮発性記憶手段に書き込むことを第1電子制御装置に要求する。
このように、第1電子制御装置が交換された場合には、第2不揮発性記憶手段に記憶されている交換前の第1電子制御装置の車両情報を、第2電子制御装置が交換後の第1電子制御装置に送信するので、第1電子制御装置の復旧手段は、第2電子制御装置から書き込み要求と車両情報とを受信すると、受信した車両情報を第1不揮発性記憶手段に自動的に書き込んで交換前の車両情報の記憶状態に復旧できる。
これにより、交換前に装着されていた第1電子制御装置に記憶されていた車両情報を、交換後の第1電子制御装置に書き込みツールを用いて人手で書き込む工数を省略できる。
また、請求項4に記載の発明によると、第2電子制御装置の復旧手段は、第2電子制御装置が交換されたと自装置の脱着判定手段が判定すると、第1電子制御装置から取得する車両情報を第2不揮発性記憶手段に書き込む。
これにより、交換後の第2電子制御装置は、交換前に装着されていた自装置に記憶されていた第1電子制御装置の車両情報を第1電子制御装置からコピーして交換前の車両情報の記憶状態に復旧できる。
請求項5に記載の発明によると、第2電子制御装置は、車両に関する車両情報を記憶する書き換え可能な第3不揮発性記憶手段を備え、第1電子制御装置は、第2電子制御装置から取得する第3不揮発性記憶手段に記憶されている車両情報を記憶する書き換え可能な第4不揮発性記憶手段を備えている。
つまり、第1電子制御装置は、第2電子制御装置が第3不揮発性記憶手段に記憶している車両情報を自装置の第4不揮発性記憶手段にコピーして記憶している。
そして、第1電子制御装置の脱着判定手段は、第1電子制御装置または第2電子制御装置の一方の揮発性記憶手段が初期状態であると自装置の揮発性記憶判定手段が判定し、第2電子制御装置から取得する第3不揮発性記憶手段に記憶されている車両情報と第4不揮発性記憶手段に記憶されている車両情報とが異なると自装置の不揮発性記憶判定手段が判定すると、揮発性記憶手段が初期状態である方が交換された電子制御装置であると判定する。
このように、第1電子制御装置または第2電子制御装置の一方の揮発性記憶手段が初期状態であれば、バッテリの交換ではなく、第1電子制御装置または第2電子制御装置のうち揮発性記憶手段が初期状態である方が脱着されたと判定できる。
そして、第3不揮発性記憶手段に記憶されている車両情報と第4不揮発性記憶手段に記憶されている車両情報とが異なる場合、揮発性記憶手段が初期状態の電子制御装置は、一旦取り外された同じ電子制御装置が再び装着されたのではなく、取り外された電子制御装置とは異なる電子制御装置が交換により装着されたと判定できる。
請求項6に記載の発明によると、第1電子制御装置および第2電子制御装置の少なくともいずれか一方の揮発性記憶手段が初期状態であると自装置の揮発性記憶判定手段が判定し、第3不揮発性記憶手段に記憶されている車両情報と第4揮発性記憶手段に記憶されている車両情報とが異なり、第3不揮発性記憶手段または第4不揮発性記憶手段の一方に記憶されている車両情報が初期値であると自装置の不揮発性記憶判定手段が判定すると、車両情報が初期値である方の電子制御装置が交換されたと判定する。
このように、第1電子制御装置および第2電子制御装置の少なくともいずれか一方の揮発性記憶手段が初期状態の場合、第1電子制御装置および第2電子制御装置の少なくとも一方が脱着された可能性がある。
そして、通常状態では、第1電子制御装置の第4不揮発性記憶手段は第2電子制御装置の第3不揮発性記憶手段に記憶されている車両情報のコピーを記憶しているので、両装置が記憶している車両情報は等しい。したがって、第3不揮発性記憶手段に記憶されている車両情報と第4不揮発性記憶手段に記憶されている車両情報とが異なる場合は、バッテリの交換ではなく、少なくとも一方の電子制御装置が交換されたと考えられる。
さらに、第3不揮発性記憶手段または第4不揮発性記憶手段の一方に記憶されている車両情報だけが初期値の場合、他方の電子制御装置を中古品に交換する可能性は低いので、車両情報が初期値である方の電子制御装置が新品に交換されたと考えられる。
請求項7に記載の発明によると、第1電子制御装置の書き込み要求手段は、第2電子制御装置が交換されたと自装置の脱着判定手段が判定すると、第4不揮発性記憶手段に記憶されている車両情報を第2電子制御装置に送信し、送信した車両情報を第3不揮発性記憶手段に書き込むことを第2電子制御装置に要求する。
このように、第2電子制御装置が交換された場合には、第4不揮発性記憶手段に記憶されている交換前の第2電子制御装置の車両情報を、第1電子制御装置が交換後の第2電子制御装置に送信するので、第2電子制御装置の復旧手段は、第1電子制御装置から書き込み要求と車両情報とを受信すると、受信した車両情報を第3不揮発性記憶手段に書き込んで復旧できる。
これにより、交換後の第2電子制御装置は、交換前に装着されていた第2電子制御装置に記憶されていた自装置の車両情報を第1電子制御装置からコピーして交換前の車両情報の記憶状態に復旧できる。
また、請求項7に記載の発明によると、第1電子制御装置の復旧手段は、第1電子制御装置が交換されたと自装置の脱着判定手段が判定すると、第2電子制御装置から取得する車両情報を第4不揮発性記憶手段に書き込む。
これにより、交換後の第1電子制御装置は、交換前に装着されていた第1電子制御装置に記憶されていた第2電子制御装置の車両情報を第2電子制御装置からコピーして交換前の車両情報の記憶状態に復旧できる。
本実施形態による車両制御システムを示すブロック図。 電池監視ユニットを示すブロック図。 ハイブリッドECUを示すブロック図。 エンジンECUを示すブロック図。 車両情報の記憶状態を示す模式図。 (A)は運転開始時、(B)は運転停止時のハイブリッドECUにおける交換検出処理を示すフローチャート。 ハイブリッドECUにおける交換検出処理を示すフローチャート。 ハイブリッドECUにおける車両情報の復旧処理を示すフローチャート。 (A)は運転開始時、(B)は運転停止時のエンジンECUにおける交換検出処理を示すフローチャート。 エンジンECUにおける交換検出処理を示すフローチャート。 エンジンECUにおける車両情報の復旧処理を示すフローチャート。
以下、本発明の実施形態を図に基づいて説明する。
図1に、本実施形態の車両制御システムを示す。車両制御システム10は、ガソリンエンジン等の内燃機関によるエンジンと、モータジェネレータ98(図3参照)とを駆動源とするハイブリッド車両の走行を制御するものであり、電池監視ユニット20、ハイブリッドECU(Electronic Control Unit)50、およびエンジンECU100等から構成されている。電池監視ユニット20とハイブリッドECU50とはシリアル通信で通信可能に接続されており、ハイブリッドECU50とエンジンECU100とはCAN(Controller Area Network)等の車内LANで通信可能に接続されている。
図2に示すように、電池監視ユニット20は、電源回路22、マイクロコンピュータ(以下、「マイコン」とも言う。)30、および入出力回路40等から構成されている。
電源回路22は、スタートスイッチ4がオンになると、電池監視ユニット20を構成する電子部品にバッテリ2の電力を供給する。バッテリ2は、車両の駆動源となるモータジェネレータ98に電力を供給するハイブリッドバッテリ42と異なり、車両に搭載されている電子部品等の補機に電力を供給する。
マイコン30は、CPU32、RAM34、ROM36、およびI/O38から主に構成されている。マイコン30は、ROM36に記憶されている制御プログラムをCPU32が実行することにより、電池電流センサ44、電池電圧センサ46、および電池温度センサ48から出力されるハイブリッドバッテリ42の状態を表わす検出信号に基づき、ハイブリッドバッテリ42の充電状態を監視するとともに、ハイブリッドバッテリ42の異常発熱、漏電等を監視する。RAM34は、制御プログラムが作業用に使用する。
I/038は、入出力回路40を介して、各種センサから検出信号を入力するとともに、シリアル通信によりハイブリッドECU50と通信する。
ハイブリッドバッテリ42には、例えば、ニッケル水素またはリチウムイオン等の二次電池が使用される。
図3に示すように、ハイブリッドECU50は、電源回路52、54、マイコン60、EEPROM80、および入出力回路82等から構成されている。
電源回路52は、スタートスイッチ4がオンになると、ハイブリッドECU50の主な電子部品にバッテリ2の電力を供給する。電源回路54は、スタートスイッチ4のオン、オフに関わらず、常にハイブリッドECU50の該当する電子部品、例えば図3のSRAM(スタンバイRAM)68にバッテリ2の電力を供給する。
マイコン60は、CPU62、RAM64、ROM66、SRAM68、およびI/O70から主に構成されている。マイコン60は、ROM66に記憶されている制御プログラムをCPU62が実行することにより、車速センサ90、アクセル開度センサ92、ストップランプスイッチ94等から入力する車両走行状態を表わす検出信号、ならびに電池監視ユニット20から入力するハイブリッドバッテリ42の充電状態に基づいて、ハイブリッドバッテリ42とモータジェネレータ98とを電気的に連通または遮断するシステムリレー96をオン、オフする。
また、ハイブリッドECU50は、各種センサから入力する車両走行状態を表わす検出信号、ならびにハイブリッドバッテリ42の充電状態に基づいて、モータジェネレータ98による駆動量と、エンジンによる駆動量との比率を算出し、モータジェネレータ98を駆動制御するとともに、CANを介してエンジンECU100にエンジンによる駆動量を指示する。
また、ハイブリッドECU50は、電池監視ユニット20からハイブリッドバッテリ42の電流値、電圧値、温度等を劣化情報として取得し、劣化情報からハイブリッドバッテリ42の劣化状態を推定し、劣化が所定範囲を超えると警告灯または警告音等によりハイブリッドバッテリ42の劣化を報知する。
ハイブリッドECU50の制御プログラムが作業用に使用し、スタートスイッチ4がオフになると記憶データが消失するRAM64に対し、SRAM68は、スタートスイッチ4のオン、オフに関わらず、電源回路54を介してバッテリ2から電力を供給されている。したがって、SRAM68に記憶されているデータは、バッテリ2の交換等によりバッテリ2からの電力供給が遮断されるか、SRAM68を搭載しているハイブリッドECU50が脱着されない限り保存される。SRAM68はマイコン60に外付けされてもよい。
I/070は、入出力回路82を介して、各種センサから検出信号を入力し、シリアル通信により電池監視ユニット20と通信し、CAN等の車内LANによりエンジンECU100と通信する。
EEPROM80はマイコン60に外付けされている書き換え可能な不揮発性の記憶手段である。バッテリ2が交換されてもハイブリッドECU50が脱着されても、EEPROM80に記憶されているデータは保存される。
ハイブリッドECU50は、ハイブリッドバッテリ42に関する劣化情報を電池監視ユニット20から定期的に取得して学習し、制御学習値としてEEPROM80のSEG領域(図5参照)に記憶している。SEG領域に記憶する制御学習値は、最新のものだけでもよいし、最新を含む現在までの履歴でもよい。制御学習値の履歴を記憶する場合、SEG領域に所定量の制御学習値を記憶すると新しい制御学習値で古い学習値を順次上書きしていく。
図3および図4に示すように、ハイブリッドECU50とエンジンECU100とは、ほぼ同じ構成である。エンジンECU100の電源回路102、104、マイコン120、EEPROM140、入出力回路142は、ハイブリッドECU50の電源回路52、54、マイコン60、EEPROM80、入出力回路82に相当する。
エンジンECU100のマイコン120は、ROM126に記憶されている制御プログラムをCPU122が実行することにより、酸素濃度センサ(A/Fセンサ)150、エンジン回転数センサ152、エアフロセンサ154、スロットルセンサ156、水温センサ158等から入力するエンジン運転状態を表わす検出信号に基づき、インジェクタ160の燃料噴射、イグナイタ162のスイッチングを制御する。
エンジンECU100は、ハイブリッドECU50の制御学習値をEEPROM140にコピーして記憶している。
(制御学習値)
前述したように、ハイブリッドECU50は、ハイブリッドバッテリ42に関する劣化情報を制御学習値としてEEPROM80に記憶しているので、スタートスイッチ4がオフなっても、EEPROM80に記憶している制御学習値は保持される。
ここで、ハイブリッドECU50が故障等の理由で新品または中古品に交換されると、交換後のハイブリッドECU50は交換前のハイブリッドECU50がEEPROM80に記憶していた制御学習値を引き継げない。
そこで、本実施形態では、図5に示すように、ハイブリッドECU50がEEPROM80のSEG領域に記憶している制御学習値を、エンジンECU100がEEPROM140のMEG領域に記憶するようにしている。
ハイブリッドECU50は、EEPROM80に記憶している制御学習値を更新すると、点線200に示すように制御学習値の更新情報をエンジンECU100に送信する。エンジンECU100は、ハイブリッドECU50から制御学習値の更新情報を取得するとEEPROM140に書き込む。つまり、ハイブリッドECU50は、EEPROM80に記憶している制御学習値を更新すると更新情報をエンジンECU100に通知する通知手段を備えており、エンジンECU100は、ハイブリッドECU50から制御学習値の更新情報を取得するとEEPROM140に書き込む更新手段を備えている。
尚、図5の点線200に示すように、ハイブリッドECU50から送信された更新情報をエンジンECU100のEEPROM140に直接書き込んでもよいし、ハイブリッドECU50から送信された更新情報を一旦RAM124に記憶しておき、車両運転を停止するときにRAM124からEEPROM140に書き込んでもよい。
このように、エンジンECU100がハイブリッドECU50から制御学習値の更新情報を取得して記憶しているので、ハイブリッドECU50が交換されるまで、ハイブリッドECU50がEEPROM80に記憶している制御学習値と、エンジンECU100がEEPROM140に記憶している制御学習値とは等しい。
そして、ハイブリッドECU50が交換されたことが検出されると、エンジンECU100がEEPROM140に記憶している制御学習値を交換後のハイブリッドECU50に送信することにより(図5の実線210参照)、交換後のハイブリッドECU50は交換前のハイブリッドECU50が学習していた制御学習値をEEPROM80に書き込む(図5の実線202参照)。本実施形態では、ハイブリッドECU50は、エンジンECU100から取得した制御学習値を一旦RAM64に記憶してEEPROM80に書き込む。
これにより、交換後のハイブリッドECU50は、交換前のハイブリッドECU50が記憶していた制御学習値に基づいて、ハイブリッドバッテリ42およびモータジェネレータ98に対する制御を継続できる。
一方、エンジンECU100が交換されると、交換後のエンジンECU100はハイブリッドECU50の制御学習値をEEPROM140に記憶していない。そこで、エンジンECU100が交換されたことが検出されると、交換後のエンジンECU100は、ハイブリッドECU50からEEPROM80に記憶している制御学習値を取得し(図5の実線204参照)、EEPROM140に書き込む(図5の実線212参照)。これにより、交換後のエンジンECU100は、交換されていないハイブリッドECU50と同じ制御学習値をEEPROM140に記憶できる。
本実施形態では、エンジンECU100は、ハイブリッドECU50から取得した制御学習値を一旦RAM124に記憶してEEPROM140に書き込む。
(交換検出)
前述したように、SRAM68、128は、スタートスイッチ4のオン、オフに関わらず、バッテリ2が交換されず、ハイブリッドECU50またはエンジンECU100が脱着されない限り、記憶しているデータを保持できる。一方、SRAM68、128が記憶していたデータは、バッテリ2が交換されるか、ハイブリッドECU50またはエンジンECU100が脱着されると消去される。
このようなSRAMの記憶特性から判断して、SRAM68、128の両方の記憶状態がデータの記憶されていない初期状態の場合は、バッテリが交換されたか、両方のECUが脱着されたと考えられる。
さらに、SRAM68、128の両方の記憶状態が初期状態であり、かつEEPROM80とEEPROM140とに記憶されているハイブリッドECU50の制御学習値が等しい場合、バッテリ2が交換されたか、両方のECUが新品に交換されたか、ハイブリッドECU50およびエンジンECU100の両方でそれぞれ同じECUを抜き差ししたために、EEPROM80、140の両方が同じ制御学習値を記憶していると考えられる。この場合には、EEPROM80とEEPROM140に記憶されている制御学習値が等しいので、一方のEEPROMに他方のEEPROMに記憶されている制御学習値をコピーする必要はない。
これに対し、SRAM68、128の一方の記憶状態だけが初期状態であり、EEPROM80とEEPROM140とに記憶されているハイブリッドECU50の制御学習値が異なる場合、SRAM68、128が初期状態である方のECUが新品または中古品に交換されたと考えられる。
また、SRAM68、128の少なくとも一方の記憶状態が初期状態であり、EEPROM80とEEPROM140とに記憶されているハイブリッドECU50の制御学習値が異なり、一方のEEPROMに記憶されている制御学習値だけが初期値の場合、バッテリ2の交換ではなく、制御学習値が初期値の方のECUが新品に交換されたと考えられる。
これらの場合には、交換されていないECUがEEPROMに記憶しているハイブリッドECU50の制御学習値が、交換により装着されたECUのEEPROMに書き込まれる。
また、SRAM68、128の両方の記憶状態が初期状態であり、EEPROM80とEEPROM140とに記憶されているハイブリッドECU50の制御学習値が異なり、一方のEEPROMに記憶されている制御学習値だけが初期値の場合、制御学習値が初期値の方のECUが新品に交換され、他方のECUは中古品に交換されたと考えられる。
しかしながら、一方のECUが新品に交換され、他方のECUが中古品に交換される可能性は低いので、EEPROM80とEEPROM140とに記憶されているハイブリッドECU50の制御学習値が異なり、一方のEEPROMに記憶されている制御学習値だけが初期値の場合、SRAM68、128の記憶状態は両方ではなく一方だけが初期状態であると考えることが適切である。
(交換検出処理、復旧処理)
図6〜図8に、ハイブリッドECU50が実行する交換検出処理と制御学習値の復旧処理とを示し、図9〜図11に、エンジンECU100が実行する交換検出処理と制御学習値の復旧処理とを示す。図6〜図11において、「S」はステップを表わしている。
(ハイブリッドECU50の交換検出処理1)
図6に示すハイブリッドECU50の交換検出処理1において、図6の(A)は、ハイブリッドECU50による交換検出のための車両運転停止時の処理を示し、図6の(B)はハイブリッドECU50による交換検出のための車両運転開始時の処理を示している。
図6の(A)において、スタートスイッチ4がオフになり車両運転が停止されるときに、ハイブリッドECU50は、SRAM68に設定した変数SSRAMに所定のキーワードを設定するとともに(S400)、その他の停止処理を実行してから電源回路52にバッテリ2からの電力供給の遮断を指令し、本処理を終了する。
図6の(B)では、スタートスイッチ4がオンされると、ハイブリッドECU50は、SSRAMに所定のキーワードが設定されているか否かを判定する(S410)。
SSRAMに所定のキーワードが設定されている場合(S410:Yes)、ハイブリッドECU50は、スタートスイッチ4がオフされてからオンされるまでの間に自ECUは脱着されておらず、バッテリ2も交換されていないと判断する。そして、EEPROM80のSEG領域に記憶している制御学習値が初期値でなく何らかのデータが記憶されている場合(S412:No)、ハイブリッドECU50は、EEPROM80は正常であると判断し、RAM64に設定した変数SSTSに「OK」を設定し(S414)、処理をS420に移行する。
SSTSに設定される値は、「OK」、「NG」、「END」のいずれかであり、以下の意味を表わしている。
「OK」 :ハイブリッドECU50は脱着されておらず、バッテリ2も交換されていない。
「NG」 :ハイブリッドECU50が脱着されたか、バッテリ2が交換された。あるいは、ハイブリッドECU50は脱着されておらず、バッテリ2も交換されていないが、EEPROM80が異常である。
「END」:ハイブリッドECU50とエンジンECU100とがEEPROMに記憶している制御学習値が等しい。この場合、両ECUが交換されなかったために一致しているか、あるいは一方のECUは交換されたが制御学習値の復旧処理が終了したために一致しているかのいずれかを表わしている。
SSRAMに所定のキーワードが設定されているにも関わらず(S410:Yes)、EEPROM80のSEG領域に記憶している制御学習値が初期値の場合(S412:Yes)、ハイブリッドECU50は、EEPROM80に異常が発生して記憶データが初期化されたと判断し、SSTSに「NG」を設定し(S416)、処理をS420に移行する。
SSRAMに所定のキーワードが設定されていない場合(S410:No)、ハイブリッドECU50は、自ECUが脱着されたか、バッテリ2が交換されたと判断し、変数SSTSに「NG」を設定し(S418)、処理をS420に移行する。
S420においてハイブリッドECU50は、S414、S416、S418のいずれかで設定したSSTSをエンジンECU100に送信し、S422においてEEPROM80のSEG領域に記憶している制御学習値をエンジンECU100に送信し、本処理を終了する。
(ハイブリッドECU50の交換検出処理2)
図7に示すハイブリッドECU50の交換検出処理2は、例えば64ms毎にタイマ割り込みにより実行される。
ハイブリッドECU50は、エンジンECU100がEEPROM140のMEG領域に記憶しているハイブリッドECU50の制御学習値をエンジンECU100から受信して自ECUのRAM64に設定したMEG領域に書き込む(S430)。次に、ハイブリッドECU50は、エンジンECU100からハイブリッドECU50に対する処理要求であるMREQを受信し、自ECUのRAM64に設定した変数MREQに設定する(S432)。
MREQはエンジンECU100により、「要求無し」、「復旧要求」、「終了要求」のいずれかに設定され、以下の意味を表わす。
「要求無し」:車両運転開始時にエンジンECU100により設定される。エンジンECU100からハイブリッドECU50に対する処理要求はない。
「復旧要求」:ハイブリッドECU50に制御学習値の復旧処理を要求する。
「終了要求」:「要求無し」が設定されてから、エンジンECU100からハイブリッドECU50に対する処理要求がない場合に設定される。
ハイブリッドECU50は、SSTSが「OK」であれば(S434:Yes)、MREQが「終了要求」か否かを判定し(S436)、SSTSが「OK」でなければ(S434:No)、SSTSが「END」であるか否かを判定する(S440)。
SSTSが「OK」であり(S434:Yes)、MREQが「終了要求」の場合(S436)、ハイブリッドECU50はSSTSに「END」を設定し(S438)、S444に処理を移行する。
MREQが「終了要求」ではない場合(S436:No)、ハイブリッドECU50は、自ECUは交換されていないがエンジンECU100が交換されたためにエンジンECU100で制御学習値の復旧処理中であると判断し、SSTSに「END」を設定せずにS444に処理を移行する。
SSTSが「OK」ではなく(S434:No)、SSTSが「END」の場合(S440:Yes)、ハイブリッドECU50は、自ECUで制御学習値の復旧処理が終了したと判断し、S444に処理を移行する。SSTSが「END」ではない場合(S440:No)、ハイブリッドECU50は制御学習値の復旧処理を実行し(S442)、S444に処理を移行する。S442における制御学習値の復旧処理については後述する。
図6のS412の判定で「Yes」になる場合、つまりハイブリッドECU50は交換されていないがEEPROM80が異常の場合にもS442の復旧処理は実行される。この場合、EEPROM80の異常が一時的なものであれば、復旧処理により制御学習値を復旧できる。
S444においてハイブリッドECU50は、エンジンECU100にSSTSを送信し、S446においてエンジンECU100にEEPROM80のSEG領域に記憶している制御学習値を送信し、本処理を終了する。
(ハイブリッドECU50の復旧処理)
図8に示すハイブリッドECU50における制御学習値の復旧処理は、図7のS442で実行される処理である。
ハイブリッドECU50は、MREQが「終了要求」の場合(S450:Yes)、S456に処理を移行し、MREQが「終了要求」ではない場合(S450:No)、MREQが「復旧要求」であるか否かを判定する(S452)。MREQが「復旧要求」ではない場合(S452:No)、ハイブリッドECU50は本処理を終了する。
MREQが「復旧要求」である場合(S452:Yes)、ハイブリッドECU50は、図7のS430でエンジンECU100から受信し自ECUのRAM64のMEG領域に記憶した制御学習値をEEPROM80のSEG領域に書き込み(S454)、SSTSに「END」を設定し(S456)、本処理を終了する。
(エンジンECU100の交換検出処理1)
図9に示すエンジンECU100の交換検出処理1において、図9の(A)は、エンジンECU100の交換検出のための車両運転停止時の処理を示し、図9の(B)はエンジンECU100の交換検出のための車両運転開始時の処理を示している。
図9の(A)において、スタートスイッチ4がオフになり車両運転が停止されるときに、エンジンECU100は、SRAM128に設定した変数MSRAMに所定のキーワードを設定するとともに(S460)、その他の停止処理を実行してから電源回路102にバッテリ2からの電力供給の遮断を指令し、本処理を終了する。
図9の(B)では、スタートスイッチ4がオンされると、エンジンECU100は、MSRAMに所定のキーワードが設定されているか否かを判定する(S470)。
MSRAMに所定のキーワードが設定されている場合(S470:Yes)、エンジンECU100は、スタートスイッチ4がオフされてからオンされるまでの間に自ECUは脱着されておらず、バッテリ2も交換されていないと判断する。そして、EEPROM140のMEG領域に記憶しているハイブリッドECU50の制御学習値が初期値でなく何らかのデータが記憶されている場合(S472:No)、エンジンECU100は、EEPROM140は正常であると判断し、RAM124に設定した変数MEGSに「OK」を設定し(S474)、処理をS480に移行する。
MEGSに設定される値は、「OK」、「NG」のいずれかであり、以下の意味を表わしている。
「OK」:エンジンECU100は脱着されておらず、バッテリ2も交換されていない。
「NG」:エンジンECU100が脱着されたか、バッテリ2が交換された。あるいは、エンジンECU100は脱着されておらず、バッテリ2も交換されていないが、EEPROM140が異常である。
MSRAMに所定のキーワードが設定されているにも関わらず(S470:Yes)、EEPROM140のMEGに記憶している制御学習値が初期値の場合(S472:Yes)、エンジンECU100は、EEPROM140に異常が発生して記憶データが初期化されたと判断し、MEGSに「NG」を設定し(S476)、処理をS480に移行する。
MSRAMに所定のキーワードが設定されていない場合(S470:No)、エンジンECU100は、自ECUが脱着されたか、バッテリ2が交換されたと判断し、変数MEGSに「NG」を設定し(S478)、S480に処理を移行する。
S480においてハイブリッドECU50は、MREQに「要求無し」を設定する。そして、エンジンECU100は、MREQとEEPROM140のMEG領域に記憶しているハイブリッドECU50の制御学習値とをハイブリッドECU50に送信し(S482、S484)、本処理を終了する。
(エンジンECU100の交換検出処理2)
図10に示すエンジンECU100の交換検出処理2は、例えば64ms毎にタイマ割り込みにより実行される。
エンジンECU100は、ハイブリッドECU50がEEPROM80のSEG領域に記憶しているハイブリッドECU50の制御学習値をハイブリッドECU50から受信し、自ECUのRAM124に設定したSEG領域に書き込む(S490)。次に、エンジンECU100は、ハイブリッドECU50からSSTSを受信し、自ECUのRAM124に設定した変数SSTSに設定する(S492)。
そして、S494においてエンジンECU100は、MREQが「要求無し」であるか否かを判定する。MREQは、図9の(B)に示す運転開始時処理のS480で「要求無し」に設定されるので、最初にS494の判定処理が実行される場合、MREQは必ず「要求無し」に設定されている。MREQが「要求無し」であり(S494:Yes)、S498またはS500が実行されると、MREQは「終了要求」または「復旧要求」のいずれかに設定されるので、2回目以降のS494における判定は必ず「No」になる。
エンジンECU100は、MREQが「要求無し」であれば(S494:Yes)、MEGSおよびSSTSの両方が「OK」か否かを判定し(S496)、MREQが「要求無し」でなければ(S494:No)、SSTSが「END」か否かを判定する(S502)。
MEGSおよびSSTSの両方が「OK」の場合(S496:Yes)、エンジンECU100は、車両運転開始時にハイブリッドECU50およびエンジンECU100の両方のSRAMに所定のキーワードが設定されているので、ハイブリッドECU50およびエンジンECU100ともに脱着されておらず、バッテリ2も交換されていないと判断する。そこで、エンジンECU100は、MREQに「終了要求」を設定し(S498)、S506に処理を移行する。
MEGSおよびSSTSの両方が「OK」ではない場合(S496:No)、つまり、MEGが「NG」であるか、SSTSが「NG」であるかの少なくともいずれかの場合、エンジンECU100は学習値復旧処理を実行し(S500)、S506に処理を移行する。エンジンECU100の学習値復旧処理については後述する。
ここで、SSTSが[END」に設定されるのは、図7のS436の判定でMREQが「終了要求」(S436:Yes)のときか、図8のS450の判定でMREQが「終了要求」(S450:Yes)のときか、S452の判定でMREQが「復旧要求」(S452:Yes)のときである。そして、S496の判定はMREQが「要求無し」(S494:Yes)のときに実行されるので、S496の判定においてSSTSは「END」に設定されておらず、「OK」でなければ「NG」に設定されている。
MREQが「要求無し」でなければ(S494:No)、エンジンECU100は、SSTSが「END」か否かを判定する(S502)。SSTSが「END」ではない場合(S502:No)、エンジンECU100は、SSTSは「OK」または「NG」であるから、ハイブリッドECU50とエンジンECU100とがEEPROMに記憶している制御学習値が等しいか、あるいはハイブリッドECU50が制御学習値の復旧処理中であると判断し、S506に処理を移行する。
ハイブリッドECU50とエンジンECU100とがEEPROMに記憶している制御学習値が等しい場合には、MREQは「終了要求」に設定されており、ハイブリッドECU50が制御学習値の復旧処理中の場合には、MREQは「復旧要求」に設定されている。
SSTSが「END」の場合(S502:Yes)、エンジンECU100は、ハイブリッドECU50とエンジンECU100とがEEPROMに記憶している制御学習値が等しいと判断し、MREQに「終了要求」を設定し(S504)、S506に処理を移行する。
S506、S508においてエンジンECU100は、MREQとEEPROM140のMEG領域に記憶しているハイブリッドECU50の制御学習値とをハイブリッドECU50に送信し、本処理を終了する。
(エンジンECU100の復旧処理)
図11に示すエンジンECU100における制御学習値の復旧処理は、図10のS500で実行される処理である。
エンジンECU100は、EEPROM140のMEG領域に記憶されているハイブリッドECU50の制御学習値と、RAM124のSEG領域に記憶されているハイブリッドECU50の制御学習値とが等しいか否かを判定する(S510)。RAM124のSEG領域には、図10のS490において、ハイブリッドECU50から受信したハイブリッドECU50のEEPROM80に記憶されている制御学習値が書き込まれている。
EEPROM140のMEG領域とRAM124のSEG領域とに記憶されている制御学習値が等しい場合(S510:Yes)、エンジンECU100は、ハイブリッドECU50およびエンジンECU100の両方が新品に交換されたか、ハイブリッドECU50およびエンジンECU100の両方でそれぞれ同じECUを抜き差ししたか、バッテリ2が交換されたために、EEPROM140のMEG領域とRAM124のSEG領域とに記憶されている制御学習値が等しいと判断する。
いずれの場合も、EEPROM80およびEEPROM140に記憶されている制御学習値を復旧する必要はないので、エンジンECU100はMREQに「終了要求」を設定し(S512)、本処理を終了する。
MEG領域とSEG領域とに記憶されている制御学習値が異なる場合(S510:No)、エンジンECU100は、バッテリ2は交換されておらず、ハイブリッドECU50およびエンジンECU100の少なくともいずれか一方で同じECUが抜き差しされたのでもなく、ハイブリッドECU50およびエンジンECU100の少なくともいずれか一方が交換されたと判断する。そして、エンジンECU100は、MEG領域に記憶されている制御学習値が初期値であるか否かを判定する(S514)。
ここで、図10のS496の判定でMEGSおよびSSTSの両方が「OK」ではない場合(S496:No)、つまり、MEGSおよびSSTSの少なくとも一方が「NG」である場合に図11の処理が実行されるので、MEGSおよびSSTSの両方が「NG」の場合もあり得る。
そして、MEGSおよびSSTSの両方が「NG」であり、S510の判定が「No」の場合には、ハイブリッドECU50およびエンジンECU100の両方が異なるECUに交換されたと考えられる。ただし、ハイブリッドECU50およびエンジンECU100の両方が交換されるときに、ハイブリッドECU50またはエンジンECU100の一方が新品に交換され、他方が中古品に交換される可能性は低いと考えられる。
そこで、S510の判定が「No」の場合に実行されるS514またはS518の判定において、MEG領域に記憶されている制御学習値が初期値か、SEG領域に記憶されている制御学習値が初期値であれば、MEGSおよびSSTSの両方ではなく一方が「NG」であると判断する。これにより、エンジンECU100のMEG領域またはSEG領域に記憶されている制御学習値が初期値の場合、エンジンECU100またはハイブリッドECU50の一方で制御学習値の復旧処理を実行する。
したがって、MEG領域に記憶されている制御学習値が初期値の場合(S514:Yes)、エンジンECU100は、自ECUは交換により新たに装着されたと判断し、SEG領域に記憶されているハイブリッドECU50の制御学習値をMEG領域に書き込んで、交換前にハイブリッドECU50の制御学習値をEEPROM140に記憶していた記憶状態に復旧させ(S516)、前述したS512に処理を移行する。
MEG領域に記憶されている制御学習値が初期値ではない場合(S514:No)、エンジンECU100は、ハイブリッドECU50から取得してSEG領域に記憶している制御学習値が初期値であるか否かを判定する(S518)。SEG領域に記憶されている制御学習値が初期値の場合(S518:Yes)、エンジンECU100は、ハイブリッドECU50が交換により新たに装着されたと判断し、MREQに「復旧要求」を設定してハイブリッドECU50に制御学習値の復旧処理を要求し(S520)、本処理を終了する。
SEG領域に記憶されている制御学習値が初期値ではない場合(S518:No)、エンジンECU100は、MEGSおよびSSTSの両方が「NG」か否かを判定する(522)。S522の判定においてMEGSおよびSSTSの両方が「NG」の場合(S522:Yes)、エンジンECU100は、ハイブリッドECU50のEEPROM80およびエンジンECU100のEEPROM140のそれぞれの領域で記憶している制御学習値が初期値ではなく、ハイブリッドECU50のSRAM68およびエンジンECU100のSRAM128の両方に車両運転開始時にキーワードが書き込まれていないので、ハイブリッドECU50とエンジンECU100とのどちらかが交換されたか判定不能であると判断する(S524)。そして、エンジンECU100は、MREQに「終了要求」を設定し(S526)、本処理を終了する。
MEGSおよびSSTSの両方が「NG」ではない場合(S522:No)、MEGSまたはSSTSの一方が「NG」で他方は「OK」である。
そこで、MEGSおよびSSTSの両方が「NG」ではない場合(S522:No)、MEGSが「NG」か否かを判定し(S528)、MEGSが「NG」であれば(S528:Yes)、エンジンECU100は、自ECUは交換により新たに装着されたと判断し、RAM124のSEG領域に記憶しているハイブリッドECU50の制御学習値をEEPROM140のMEG領域に書き込み(S530)、MREQを「終了要求」に設定し(S532)、本処理を終了する。
MEGSが「NG」ではない場合(S528:No)、つまりSSTSが「NG」の場合、エンジンECU100は、ハイブリッドECU50は交換により新たに装着されたと判断し、ハイブリッドECU50に制御学習値の復旧処理を実行させるためにMREQを「復旧要求」に設定し(S534)、本処理を終了する。
以上説明した本実施形態では、車両運転開始時のハイブリッドECU50のSRAM68あるいはエンジンECU100のSRAM128に、車両運転停止時に設定した所定のキーワードが記憶されているか否かを各ECUで判定することにより、車両運転停止時に設定した所定のキーワードが車両運転開始時にSRAMに記憶されていない場合、中古品か新品かに関わらず、自ECUが脱着された可能性があると自ECUだけで判定できる。
さらに、SRAM68、128の記憶状態に基づいて判定する、自ECUが脱着された可能性があるか否かの判定結果と、ハイブリッドECU50の制御学習値を記憶するハイブリッドECU50のEEPROM80の所定領域の値と、ハイブリッドECU50の制御学習値を記憶するエンジンECU100のEEPROM140の所定領域の値との比較結果、あるいは初期値であるかの判定結果に基づいて、ハイブリッドECU50またはエンジンECU100のどちらが交換されたかをエンジンECU100が判定できる。
そして、ハイブリッドECU50が交換された場合には、エンジンECU100は、エンジンECU100が記憶している交換前のハイブリッドECU50の制御学習値を交換後のハイブリッドECU50のEEPROM80に書き込ませる。
一方、エンジンECU100が交換された場合には、交換後のエンジンECU100は、ハイブリッドECU50が記憶しているハイブリッドECU50の制御学習値を自ECUのEEPROM140に書き込む。
このように、自ECUが脱着された可能性があることを自ECUだけで判定し、エンジンECU100のように、書き換え可能な不揮発性記憶手段に他のECUの制御学習値を記憶することにより、他のECUが交換された場合に、エンジンECU100が記憶している他のECUの制御学習値により、交換後の他のECUに交換前に装着されていた他のECUの制御学習値を自動的に書き込ませることができる。
これにより、交換前に装着されていた他のECUの書き換え可能な不揮発性記憶手段に記憶されていた制御学習値を、交換後の他のECUの書き換え可能な不揮発性記憶手段に書き込みツールを用いて人手で書き込む工数を省略できる。
本実施形態では、車両制御システム10が本発明の車両制御装置に相当し、ハイブリッドECU50およびエンジンECU100が本発明の電子制御装置に相当し、ハイブリッドECU50が本発明の第1電子制御装置に相当し、エンジンECU100が本発明の第2子制御装置に相当し、SRAM68およびSRAM128がバッテリから電力を常時供給される本発明の揮発性記憶手段に相当し、EEPROM80が本発明の書き換え可能な第1不揮発性記憶手段に相当し、EEPROM140が本発明の書き換え可能な第2不揮発性記憶手段に相当する。
そして、ハイブリッドECU50およびエンジンECU100は、本発明の揮発性記憶判定手段、脱着判定手段、書き込み手段および復旧手段が実行する機能を実現する。
また、エンジンECU100は、本発明の不揮発性記憶判定手段および書き込み要求手段が実行する機能を実現する。
また、図6のS400および図9のS460の処理が本発明の書き込み手段が実行する機能に相当し、図6のS410および図9のS470の処理が本発明の揮発性記憶判定手段が実行する機能に相当し、図6のS418および図9のS478の処理が本発明の脱着判定手段が実行する機能に相当し、図8のS454、図11のS516およびS530の処理が本発明の復旧手段が実行する機能に相当し、図11のS510、S514およびS518の処理が本発明の不揮発性記憶判定手段が実行する機能に相当し、図11のS520およびS534の処理が本発明の書き込み要求手段が実行する機能に相当する。
[他の実施形態]
上記実施形態では、ハイブリッドECU50の制御学習値を、本発明の電子制御装置(ECU)が書き換え可能な不揮発性記憶手段(EEPROM)に記憶する車両情報とした。制御学習値以外にも、自ECUまたは自ECUが制御する制御対象の故障診断情報、あるいは車両識別情報を復旧対象の車両情報としてECUがEEPROMに記憶してもよい。
また、上記実施形態では、エンジンECU100がハイブリッドECU50の制御学習値を記憶し、ハイブリッドECU50が交換された場合に、エンジンECU100が記憶している交換前のハイブリッドECU50の制御学習値を交換により装着されたハイブリッドECU50に書き込ませた。
これに対し、ハイブリッドECU50がエンジンECU100の車両情報を記憶し、エンジンECU100が交換された場合に、ハイブリッドECU50が記憶している交換前のエンジンECU100の車両情報を交換により装着されたエンジンECU100に書き込ませてもよい。この場合、ハイブリッドECU50のEEPROM80が第2不揮発性記憶手段に相当し、エンジンECU100のEEPROM140が第1不揮発性記憶手段に相当する。
また、ハイブリッドECU50とエンジンECU100とが互いに相手の車両情報を記憶し、一方のECUが交換された場合に、他方のECUが記憶している交換前の一方のECUの車両情報を交換により装着された一方のECUに書き込ませてもよい。この場合、エンジンECU100は、第2不揮発性記憶手段に加え、エンジンECU100の車両情報を記憶する書き換え可能な第3不揮発性記憶手段を備える必要がある。
一方ハイブリッドECU50は、第1不揮発性記憶手段に加え、エンジンECU100の車両情報を記憶する書き換え可能な第4不揮発性記憶手段、ならびに、上記実施形態のエンジンECU100と同様に、不揮発性記憶判定手段および書き込み要求手段を備える必要がある。
尚、エンジンECU100の第2不揮発性記憶手段であるEEPROM140が第3不揮発性記憶手段を兼ねてもよいし、ハイブリッドECU50の第1不揮発性記憶手段であるEEPROM80が第4不揮発性記憶手段を兼ねてもよい。
また、2個のECUだけでなく、3個以上のECUの間で、一部のECUが他のECUの制御学習値等の車両に関する車両情報のコピーを記憶しておき、他のECUが交換された場合に、一部のECUが記憶している他のECUの車両情報を他のECUに書き込ませてもよい。
上記実施形態では、一方のECUが交換された場合に、他方のECUが記憶している交換前の一方のECUの車両情報を交換により装着された一方のECUに書き込ませた。
これに対し、自ECUが交換されたと判定したECUは、自ECUの車両情報を記憶していると予め設定されている他のECUに、記憶している車両情報を送信するように要求してもよい。
上記実施形態では、ハイブリッドECU50が交換されたことを交換により装着されたハイブリッドECU50から通知されたエンジンECU100が、EEPROM140に記憶している交換前のハイブリッドECU50の制御学習値を交換後のハイブリッドECU50に送信することにより、交換後のハイブリッドECU50が、交換前のハイブリッドECU50の制御学習値を自動的に取得して自ECUのEEPROM80に書き込んだ。
これに対し、インジケータの点灯、またはスピーカからの音声により、交換により装着されたハイブリッドECU50が交換を報知し、報知を受けたオペレータが書き込みツールを用いて、交換前のハイブリッドECU50が記憶していた制御学習値、またはハイブリッドECU50の制御学習値の基準値をEEPROM80に書き込んでもよい。
また、車両情報を記憶する書き換え可能な不揮発性記憶手段はEEPROMに限るものではなく、書き換え可能で不揮発性であればどのような記憶手段でもよい。
このように、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の実施形態に適用可能である。
2:バッテリ、10:車両制御システム、50:ハイブリッドECU(電子制御装置、揮発性記憶判定手段、脱着判定手段、書き込み手段、復旧手段)、68:SRAM(揮発性記憶手段)、80:EEPROM(第1不揮発性記憶手段)、100:エンジンECU(電子制御装置、揮発性記憶判定手段、不揮発性記憶判定手段、脱着判定手段、書き込み手段、書き込み要求手段、復旧手段)、128:SRAM(揮発性記憶手段)、140:EEPROM(第2不揮発性記憶手段)

Claims (7)

  1. 車載のバッテリから電力を常時供給される揮発性記憶手段と、
    前記揮発性記憶手段の記憶状態を判定する揮発性記憶判定手段と、
    前記揮発性記憶手段の記憶状態がデータが記憶されていない初期状態であると前記揮発性記憶判定手段が判定すると、自装置が脱着された可能性があると判定する脱着判定手段と、
    を備えて車両に搭載される電子制御装置であって、互いに通信可能に接続された複数の前記電子制御装置を備える車両制御システムにおいて、
    複数の前記電子制御装置のうち、第1電子制御装置は、前記車両に関する車両情報を記憶する書き換え可能な第1不揮発性記憶手段を備え、
    複数の前記電子制御装置のうち第2電子制御装置は、
    前記第1電子制御装置から取得する前記第1不揮発性記憶手段に記憶されている前記車両情報を記憶する書き換え可能な第2不揮発性記憶手段と、
    自装置の前記第2不揮発性記憶手段に記憶されている前記車両情報の記憶状態と、前記第1電子制御装置から取得する前記第1不揮発性記憶手段に記憶されている前記車両情報の記憶状態とに基づいて、前記第1不揮発性記憶手段および前記第2不揮発性記憶手段の記憶状態を判定する不揮発性記憶判定手段と、
    を備え、
    前記第2電子制御装置の前記揮発性記憶判定手段は、自装置の前記揮発性記憶手段に対する記憶状態の判定結果と、前記第1電子制御装置から取得する前記第1電子制御装置の前記揮発性記憶判定手段の判定結果とに基づいて、前記第1電子制御装置および前記第2電子制御装置の前記揮発性記憶手段の記憶状態を判定し、
    前記第2電子制御装置の前記脱着判定手段は、前記第1電子制御装置または前記第2電子制御装置の一方の前記揮発性記憶手段が前記初期状態であると自装置の前記揮発性記憶判定手段が判定し、前記第1不揮発性記憶手段に記憶されている前記車両情報と前記第2不揮発性記憶手段に記憶されている前記車両情報とが異なると前記不揮発性記憶判定手段が判定すると、前記揮発性記憶手段が前記初期状態である方が交換された前記電子制御装置であると判定する、
    ことを特徴とする車両制御システム。
  2. 前記電子制御装置は、前記車両の運転が停止されるときに前記揮発性記憶手段に所定データを書き込む書き込み手段を備え、
    前記揮発性記憶判定手段は、前記車両の運転が開始されるときに前記揮発性記憶手段に前記所定データが記憶されていない場合、前記揮発性記憶手段は前記初期状態であると判定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両電子制御システム。
  3. 前記第2電子制御装置の前記脱着判定手段は、前記第1電子制御装置および前記第2電子制御装置の少なくともいずれか一方の前記揮発性記憶手段が前記初期状態であると自装置の前記揮発性記憶判定手段が判定し、前記第1不揮発性記憶手段に記憶されている前記車両情報と前記第2不揮発性記憶手段に記憶されている前記車両情報とが異なり、前記第1不揮発性記憶手段または前記第2不揮発性記憶手段の一方に記憶されている前記車両情報が初期値であると前記不揮発性記憶判定手段が判定すると、前記車両情報が初期値である方の前記電子制御装置が交換されたと判定する、ことを特徴とする請求項1または2に記載の車両制御システム。
  4. 前記第2電子制御装置は、
    前記第1電子制御装置が交換されたと自装置の前記脱着判定手段が判定すると、前記第2不揮発性記憶手段に記憶されている前記車両情報を前記第1電子制御装置に送信し、送信した前記車両情報を前記第1不揮発性記憶手段に書き込むことを前記第1電子制御装置に要求する書き込み要求手段と、
    前記第2電子制御装置が交換されたと自装置の前記脱着判定手段が判定すると、前記第1電子制御装置から取得する前記第1不揮発性記憶手段に記憶されている前記車両情報を前記第2不揮発性記憶手段に書き込む復旧手段と、
    を備え、
    前記第1電子制御装置は、前記第2電子制御装置から書き込み要求と前記車両情報とを受信すると、受信した前記車両情報を前記第1不揮発性記憶手段に書き込む復旧手段を備える、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の車両制御システム。
  5. 前記第2電子制御装置は、前記車両に関する車両情報を記憶する書き換え可能な第3不揮発性記憶手段を備え、
    前記第1電子制御装置は、
    前記第2電子制御装置から取得する前記第3不揮発性記憶手段に記憶されている前記車両情報を記憶する書き換え可能な第4不揮発性記憶手段と、
    自装置の前記第4不揮発性記憶手段に記憶されている前記車両情報の記憶状態と、前記第2電子制御装置から取得する前記第3不揮発性記憶手段に記憶されている前記車両情報の記憶状態とに基づいて、前記第3不揮発性記憶手段および前記第4不揮発性記憶手段の記憶状態を判定する不揮発性記憶判定手段と、
    を備え、
    前記第1電子制御装置の前記揮発性記憶判定手段は、自装置の前記揮発性記憶手段に対する記憶状態の判定結果と、前記第2電子制御装置から取得する前記第2電子制御装置の前記揮発性記憶判定手段の判定結果とに基づいて、前記第1電子制御装置および前記第2電子制御装置の前記揮発性記憶手段の記憶状態を判定し、
    前記第1電子制御装置の前記脱着判定手段は、前記第1電子制御装置または前記第2電子制御装置の一方の前記揮発性記憶手段が前記初期状態であると自装置の前記揮発性記憶判定手段が判定し、前記第3不揮発性記憶手段に記憶されている前記車両情報と前記第4不揮発性記憶手段に記憶されている前記車両情報とが異なると自装置の前記不揮発性記憶判定手段が判定すると、前記揮発性記憶手段が前記初期状態である方が交換された前記電子制御装置であると判定する、
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の車両制御システム。
  6. 前記第1電子制御装置の前記脱着判定手段は、前記第1電子制御装置および前記第2電子制御装置の少なくともいずれか一方の前記揮発性記憶手段が前記初期状態であると自装置の前記揮発性記憶判定手段が判定し、前記第3不揮発性記憶手段に記憶されている前記車両情報と前記第4不揮発性記憶手段に記憶されている前記車両情報とが異なり、前記第3不揮発性記憶手段または前記第4不揮発性記憶手段の一方に記憶されている前記車両情報が初期値であると自装置の前記不揮発性記憶判定手段が判定すると、前記車両情報が初期値である方の前記電子制御装置が交換されたと判定する、ことを特徴とする請求項5に記載の車両制御システム。
  7. 前記第1電子制御装置は、
    前記第2電子制御装置が交換されたと自装置の前記脱着判定手段が判定すると、前記第4不揮発性記憶手段に記憶されている前記車両情報を前記第2電子制御装置に送信し、送信した前記車両情報を前記第3不揮発性記憶手段に書き込むことを前記第2電子制御装置に要求する書き込み要求手段と、
    前記第1電子制御装置が交換されたと自装置の前記脱着判定手段が判定すると、前記第2電子制御装置から取得する前記第3不揮発性記憶手段に記憶されている前記車両情報を前記第4不揮発性記憶手段に書き込む復旧手段と、
    を備え、
    前記第2電子制御装置は、前記第1電子制御装置から書き込み要求と前記車両情報とを受信すると、受信した前記車両情報を前記第3不揮発性記憶手段に書き込む復旧手段を備える、
    ことを特徴とする請求項5または6に記載の車両制御システム。
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