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JP5620066B2 - 管切断装置 - Google Patents
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Description

本発明は、分割構造を有するとともに開閉可能な開口部を備え既設流体管を水密に囲繞する筐体内で、既設流体管の所定箇所を切断する管切断装置に関する。
従来の管切断装置は、既設流体管を水密に囲繞する筐体内に配置され、主に、既設流体管に取付けられる本体部と、切削バイトと連結してその既設流体管の径方向に進退可能にする歩進ネジ部を有し、かつ回転自在に本体部に取付けられる切断ユニットと、切断ユニットの回転経路近傍に固定に取付けられるキッカー部と、から構成され、切断ユニットを既設流体管の周方向に回転し、キッカー部のキッカー片が歩進ネジ部と当接係合し、歩進ネジ部が回転して切削バイトが既設流体管の径方向に進み、既設流体管が切断される(例えば、特許文献1参照)。
特開平3−14996号公報(第4頁、第16図)
特許文献1に記載の管切断装置にあっては、キッカー部の取付状況によって、キッカー片が、歩進ネジ部と不十分な当接量で当接係合し、歩進ネジ部が回転しない虞がある。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、キッカー片との当接係合により確実に歩進ネジ部を回転させることができる管切断装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の管切断装置は、
分割構造を有するとともに開閉可能な開口部を備え既設流体管を水密に囲繞する筐体内で、既設流体管の所定箇所を切断する管切断装置であって、
前記既設流体管に固定に取付けられる本体部と、前記既設流体管の周方向に回転自在に該本体部に取付けられる切断ユニットと、該切断ユニットの回転経路近傍において非回転の所定箇所に固定に取付けられるキッカー部と、を備え、
前記切断ユニットは、前記既設流体管の周壁を前記周方向に沿って切削可能な切削バイトと、該切削バイトと連結し、回転軸回りに回転することで前記切削バイトを前記既設流体管の径方向に進退させる歩進ネジ部と、該歩進ネジ部の回転軸回りに固定に取付けられる回転羽根と、を少なくとも有し、
前記キッカー部は、前記周方向に回転する前記回転羽根の当接面と少なくとも線接触して当接係合する当接面を備え、該当接係合により、前記回転羽根とともに前記歩進ネジ部を前記回転軸回りに回転させるように配設されているキッカー片と、該キッカー片を支持し、前記非回転の所定箇所に固定に取付けられる支持部と、前記回転軸に向かって漸次先細りする先端部を有し、前記先端部には前記当接面が略平面状に形成され、該当接面が前記既設流体管の径方向に位置するように前記キッカー部が前記固定部に取付けられ、前記回転羽根の放射部は前記回転軸から離間する方向に向かって漸次先細りする形状に形成され、前記支持部の調整部を前記固定部へ取付ることにより、前記キッカー片の前記歩進ネジ部に対する当接度合の調整を行うことで、前記キッカー片は、該キッカー片の当接面が前記回転羽根の当接面との当接当初に面接触した後に線接触して当接係合するように配設されていることを特徴としている。
この特徴によれば、キッカー片が、該キッカー片の当接面が回転羽根の当接面と少なくとも線接触して当接係合することにより、回転羽根とともに歩進ネジ部を回転軸回りに回転させるように配設されていることで、キッカー片と回転羽根とが十分な当接量で当接係合するため、該当接係合により確実に歩進ネジ部を回転させ、切削バイトを既設流体管の径方向に歩進させることができ、キッカー片の当接面が、回転羽根の当接面との当接当初に、線接触よりも当接量の大きい面接触することで、両当接面の当接当初の衝撃を和らげ、キッカー片や回転羽根を傷付けることがない。
本発明の管切断装置は、
前記歩進ネジ部は、該歩進ネジ部の回転軸が前記既設流体管の径方向に位置するように配設されていることを特徴としている。
この特徴によれば、歩進ネジ部は、該歩進ネジ部の回転軸が既設流体管の径方向に位置するように配設されるため、歩進ネジ部を、該歩進ネジ部の回転軸が既設流体管の径方向と異なる方向に位置するように配設する場合と比較して、キッカー片の当接面と少なくとも線接触して当接係合する回転羽根の当接面を単純な形状に形成することができる。
本発明の管切断装置は、
前記キッカー片は、前記支持部に対して前記歩進ネジ部の回転軸に向けて調整可能な軸片であることを特徴としている。
この特徴によれば、キッカー片が、支持部に対して歩進ネジ部の回転軸に向けて調整可能な軸片であることで、支持部を非回転の所定箇所に対し、キッカー片の当接面が回転羽根の当接面と少なくとも線接触して当接係合する位置に正確に取付ける必要がなく、キッカー片を支持部に対して回転することで、該当接係合する位置に調整することができる。
本発明の管切断装置は、
前記切断ユニットは、所定の負荷により前記歩進ネジ部の回転を抑制する負荷部材を更に有することを特徴としている。
この特徴によれば、キッカー片の当接面が回転羽根の当接面と少なくとも線接触して当接係合することで勢いを増して歩進ネジ部が回転しようとしても、負荷部材により、歩進ネジ部が過回転することなく、既設流体管が周方向に1回転するあたりの切削バイトの歩進量が増加してしまうことを防止できる。
上部ケースが既設流体管を囲繞して取付けられている状態を示す正面図である。 管切断装置が切除部に配置された状態を示す一部断面図である。 管切断装置を示す一部断面図である。 管切断装置を示す一部側断面図である。 (a)は、図3の切断ユニット及びキッカー部を示す断面図であり、(b)は、(a)の上断面図である。 図4の拡大図である。 調整部により当接度合を調整している状態を示す切断ユニット及びキッカー部を示す上断面図である。 切削バイトが既設流体管の内径方向に移動している状態を示す断面図である。 (a)〜(d)は、キッカー片との当接係合により、切断ユニット1回転毎に放射部が1ピッチ回転する状態を時系列で示す説明図である。 変形例のキッカー部を示す管切断装置の一部側断面図である。 変形例のキッカー部を示す断面図である。
本発明に係る管切断装置を実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。
本発明の実施例を図1〜図9に基づいて説明する。以下、図3の紙面手前側を管切断装置の正面側とし、図3の紙面左右側を管切断装置の左右側として説明する。
一般に、地中に埋設され内部を上水が流れる既設流体管において、水の流れを制御するために既設流体管の所定箇所に制水体を不断水状態で配置する制水体配置工程が行われる。この種の制水体配置工程において、制水体を既設流体管の所定箇所に配置するために、管切断装置を用いて、不断水状態で既設流体管の所定箇所の切断を行う。本実施例は、不断水状態で既設流体管を切断する管切断装置について説明する。
図1の符号Pは、土壌に埋設され内部を流れる流体が上水である既設流体管であって、既設流体管Pの清掃後、既設流体管Pは、H鋼及びコンクリートによる固定部材101,101にて補強及び固定されている。
次いで、筐体2を用いて既設流体管Pを水密に囲繞する。ここで、筐体2の構造について説明すると、図2に示されるように、筐体2は、分割構造であって、主に、2分割構造の上部ケース2d及び下部ケース2eと、内部に弁体2bを備えた開閉弁2aと、から構成されている。
上部ケース2dは、下部ケース2eとにより既設流体管Pをその外周面に沿って囲繞するものであり、下部ケース2eには、ジャッキ75により支持され、下部ケース2eの図示前後方向に突出する支持部材Wが形成されている。
開閉弁2aは、上部ケース2dの上部に取外可能に設けられており、この開閉弁2aが、本発明の開閉可能な開口部を構成している。図2に示されるように、開閉弁2aの上部には、筐体2と開状態の開閉弁2aを介し水密に連通する作業筒11及び蓋部12が取外し可能に設けられる。
蓋部12には、一端側が作業筒11の外方まで延びる駆動長軸106を挿通する挿通孔12aと、駆動長軸106を挿通孔12aに挿通された状態で筐体2及び作業筒11内の密封状態を維持する密封材112と、が設けられている。尚、密封材112は、挿通孔12aに嵌合した状態で蓋部12の上部に取付けられ、駆動長軸106が密封材112に水密に挿通されている。
次に、筐体の囲繞について説明すると、図1に示されるように、先ず、既設流体管Pを水密に囲繞する筐体2の下部ケース2e内に、筐体2内で既設流体管Pの切除部Kを切断する管切断装置1におけるガイド部4の下ガイド4b(図3参照)を支持した状態で、懸吊手段102にて下部ケース2e及び下ガイド4bを既設流体管Pの図示下側における外周面を囲繞するように配置し、複数のジャッキ75で下部ケース2eの支持部材Wを支持する。そして、図2に示されるように、管切断装置1を筐体2内で切除部Kに配置する。
ここで、管切断装置1の構造について説明すると、図3及び図4に示されるように、管切断装置1は、主に既設流体管Pに固定に取付けられる本体部としてのガイド部4と、既設流体管Pの円周方向に回転自在に取付けられる切断ユニット3と、切断ユニット3の回転経路近傍において非回転のガイド部4の所定箇所に固定に取付けられるキッカー部30と、後述の駆動モータ6が発生した回転駆動力が伸縮継手部107を介して伝達されることで切断ユニット3を回転駆動させる駆動伝達部5と、から成る。また、既設流体管Pの外側に水密的に密封された筐体2内において、ガイド部4を構成する2分割構造の上ガイド4a及び下ガイド4bが、既設流体管Pの外周面に固定保持される(図2参照)。
尚、上ガイド4a及び下ガイド4bの周方向に沿って設けられた複数のボルト28が、内径方向に螺挿され既設流体管Pの外周面に当接することにより、上ガイド4a及び下ガイド4bが既設流体管Pに対し位置決めして固定されるようになっている。
ガイド部4の上部には、伸縮継手部107に固定に連結される駆動軸7’と、駆動軸7’の先端部に設けられた歯車7a’と噛合する歯車7aを有する駆動軸7と、回転駆動力を発生する駆動モータ6により駆動長軸106、伸縮継手部107、及び駆動軸7’を介して回転駆動力が付与される駆動軸7の両端に設けられた一対の駆動スプロケット8と、から成る前述の駆動伝達部5が連結されており、駆動モータ6は筐体2外部に突出して駆動伝達部5に取外し可能に配設されるようになっている(図2参照)。
ガイド部4の両端部には、上下2分割構造の上部スプロケット9a及び下部スプロケット9bから成り、既設流体管Pの円周方向に回転自在な一対の従動スプロケット9が配設されている。
ガイド部4の両端部には、図5(a)に示されるように、既設流体管Pの外周回りに、固定リング33が突設されている。従動スプロケット9の背面には、固定リング33に嵌合可能な凹部が形成されており、従動スプロケット9は、既設流体管Pの管軸回りに摺動可能に固定リング33に嵌合されている。
固定リング33に嵌合された従動スプロケット9の背面には、背面リング32が複数の背面止めボルト40により従動スプロケット9と一体化されており、従動スプロケット9が、固定リング33から脱落しないように保持されつつ、既設流体管Pの管軸回りに回転可能となっている。
一対の従動スプロケット9は、図4に示されるように、上部の一対の駆動スプロケット8と巻回された無端チェーン10を介してそれぞれ接続されている。前述した駆動モータ6を作動することで、該駆動モータ6が取付けられる駆動長軸106と、駆動長軸106が着脱可能に連結される伸縮継手部107と、駆動軸7’,7と、を介して駆動スプロケット8が駆動され、この駆動により回転力が従動スプロケット9に付与され、従動スプロケット9が既設流体管Pの外周を周回する。
また、一対の従動スプロケット9の外面には、切断ユニット3が等間隔に4箇所ずつ固着配設され、従動スプロケット9の回転とともに既設流体管Pの外周を回転可能となり、切断ユニット3に設けられた切削バイト19により既設流体管Pを外周回りに切断できるようになっている。つまり、切断ユニット3は、従動スプロケット9を介してガイド部4に取付けられるようになっている。
切断ユニット3について詳しく説明すると、図3〜図5に示されるように、切断ユニット3は、主に、前述した切削バイト19と、切削バイト19を固定に支持する支持部材18を備え、回転軸O回りに回転することで切削バイト19及び支持部材18を既設流体管Pの径方向に該回転の回転角度に応じた所定量進退させる歩進ネジ部20と、図5(a)で示す歩進ネジ部20の軸部材17の上部に、回転軸O回りに固定に取付けられる回転羽根21と、歩進ネジ部20を外周方向に沿って覆う筒状の開口Uを備えたベース部材14及びプレート部材14aと、ベース部材14に固定連設され歩進ネジ部20を回動可能に嵌挿する軸支部材15と、歩進ネジ部20と既設流体管Pの外周面との間に配置され、既設流体管Pから排出される切り粉の歩進ネジ部20への進入を防ぐ防護部材16と、内部にバネ体を有しており、バネ体の弾性力により嵌合部35へ押圧付勢されることで、歩進ネジ部20の回転を抑制する負荷部材23と、を有している。
図5(a)に示されるように、切削バイト19は、支持部材18の外周部に連結する取付部19bと、既設流体管P側に延び、取付部19bよりも外方に位置し、既設流体管Pを切削する切削部19aと、を備えている。またプレート部材14aは、図示しない上下方向に形成された長穴に挿通したネジ14cによりベース部材14に取付けられることで、ベース部材14の図示しない開放部を被覆している。そしてプレート部材14aをベース部材14に対し前記長穴に沿って移動させることで、前記開放部を開放し、切削バイト19を支持部材18に脱着できるようになっている。図5(a)、(b)に示されるように、歩進ネジ部20は、支持部材18に螺合するネジ部17aを有する軸部材17を有している。
回転羽根21は、回転軸Oの周方向に略等間隔おきに位置し、回転軸Oを中心に放射状に延び、後述のキッカー部30のキッカー片31と当接係合可能な複数の放射部34(本実施例では、12個)と、軸支部材15に設けられた負荷部材23を嵌合可能な凹部を有する嵌合部35と、を有している。
放射部34は、回転軸Oから離間する方向に向かって漸次先細りする形状に形成されており、後述のキッカー片31の当接面31aと当接係合する当接面34aは、回転羽根21の回転軸O回りの回転に関わらず、常に、回転軸Oに平行の面上に位置する単純な形状に形成されている。また、図6に示されるように、歩進ネジ部20の回転軸Oが既設流体管Pの径方向に位置するように、切断ユニット3が、従動スプロケット9に取付けられる(図示一点鎖線N参照)。尚、図中符号Cは、既設流体管Pの管軸を示している。
図5(a)に示されるように、防護部材16は、ゴム等の弾性材から成る屈曲可能な屈曲部材であって、ベース部材14の開口Uを覆い、かつ取付部19bに形成されたテーパ面19cと当接する前の状態において、切削部19aと当接するように、ベース部材14に取付けられている。
また、防護部材16は、ベース部材14に固定される本体部16aと、内径方向に移動する取付部19bと当接する当接部16bと、を有している。尚、当接部16bは、防護部材16の一側辺から内方に向かう2箇所の切り込みにより形成され、この当接部が、本体部16aに対して屈曲可能になっている(図8参照)。
図3〜図6に示されるように、キッカー部30は、既設流体管Pの周方向に回転する回転羽根21の当接面34aと少なくとも線接触して当接係合する当接面31aを備え、該当接係合により、回転羽根21とともに歩進ネジ部20を回転軸O回りに回転させるように配設されているキッカー片31と、該キッカー片31を支持し、ガイド部4に固定に取付けられる支持部36と、を有している。
キッカー片31は、回転軸Oに向かって漸次先細りする先端部を有している。この先端部には、前述の当接面31aが略平面状に形成され、図6に示されるように、この当接面31aが既設流体管Pの径方向に位置するように、キッカー部30が、ガイド部4に固定に取付けられる(図示一点鎖線M参照)。
支持部36は、回転経路に沿って上ガイド4aの図3左右に夫々配設され、上ガイド4aに複数のネジ130により固定に取付けられる固定部27と、後述のキッカー片31の歩進ネジ部20に対する当接度合を調整する調整部26と、キッカー片31を、既設流体管Pの円周方向に回転する歩進ネジ部20と当接係合する後述の当接位置と、歩進ネジ部20との当接係合を避ける後述の退避位置と、の間を移動自在にする操作部25と、を有している。
調整部26は、主に、固定部27に対して相対移動可能な移動部材121と、移動部材121に固定に取付けられ、キッカー片31を一部収容する収容部材125と、キッカー片31を押圧するカム部材123と、カム部材123と連結するネジ部材127と、移動部材121に固定に取付けられ、ネジ部材127を回動可能に支持するネジ支持部材128と、を備えている。カム部材123は、短径部123aと長径部123bとを有する偏心した形状となっている。
図5(b)に示されるように、移動部材121には、長丸状の挿通孔121aが複数形成されており、この挿通孔121aと、該挿通孔121aに対応する固定部27に形成された図示しないネジ孔と、に一体的にボルト122を挿通することで、ボルト122が長丸状の挿通孔121aに遊嵌した状態で、移動部材121が固定部27に固定される。よって、この移動部材121の構成により、調整部26が固定部27に対して移動可能に支持される。
尚、移動部材121は、固定部27の図示上下に形成され、紙面手前側に延びるガイド部27a,27a内に嵌合されており、移動部材121が、このガイド部27a,27aにより案内されることで、キッカー片31の位置を図示上下方向に位置ずれすることなく図示左右方向に調整できるようになっている。
収容部材125には、キッカー片31を一部収容する収容孔125aが形成されており、この収容孔125a内における図示右方側には、収容部材125に対して固定されてリング部材124が配置される。また、収容部材125の内部には、キッカー片31の図5(a)上部に設けられた凸部41をスライド可能に収容するスライド溝125bが設けられており、凸部41がスライド溝125b内を摺動することで、キッカー片31は、軸回りの回転が規制されて軸方向に移動可能になっている。
更に、図5(b)に示されるように、リング部材124と、キッカー片31に固定に取付けられたリング状の止輪126と、の間には、キッカー片31に挿通されて弾性部材24が配置される。
カム部材123は、当初、その短径部123aが、キッカー片31の図示左端部と当接し、かつ前述のネジ部材127と、該ネジ部材127に連結された連結片129と、を介して操作部25に接続されており、操作部25を回動することで、カム部材123が回動し、カム部材123の長径部123bがキッカー片31と当接するため、図示実線のキッカー片31が図示右方に向かって移動する(図5(b)一点鎖線参照)。
図5(b)において、実線で示すように、カム部材123の短径部123aと当接するキッカー片31の位置が、歩進ネジ部20の回転羽根21の放射部34との当接係合を避ける退避位置となっており、一点鎖線で示すように、カム部材123の長径部123bと当接するキッカー片31の位置が、歩進ネジ部20の回転羽根21と当接係合する当接位置となっている。この当接位置において、調整部26が、歩進ネジ部20の回転羽根21との当接度合を調整することができるようになっている。
また、前述したように、リング部材124と、リング部材124と止輪126との間に弾性部材24が配置されているため、キッカー片31が退避位置から当接位置に移動するように操作部25を回動することで、キッカー片31の止輪126がリング部材124に対して近づき、弾性部材24が止輪126及びリング部材124により挟持される。
一方、キッカー片31の当接位置から操作部25を回動することで、キッカー片31がカム部材123との当接状態を維持するように、弾性部材24の弾性復帰力が止輪126に作用し、この弾性復帰力により、キッカー片31が当接位置から退避位置に戻る。
このように、既設流体管Pの円周方向に回転する切断ユニット3の回転経路近傍には、キッカー部30が上ガイド4aの外側面に固定配設されており、キッカー部30には、既設流体管Pの周方向に回転する回転羽根21の放射部34の当接面34aと少なくとも線接触して当接係合する当接面31aを備えたキッカー片31が、回転羽根21とともに歩進ネジ部20を回転軸O回りに回転させるように配設されている。よって、既設流体管Pの円周方向に回転動作する(図6白抜矢印参照)切断ユニット3がキッカー部30の近傍を通過する際に、回転羽根21の放射部34の当接面34aが、キッカー片31の当接面31aと面接触若しくは線接触して当接係合し、切断ユニット3がキッカー部30の近傍を通過し終えて、係合が解除されるまで回転羽根21が所定量(所定角度)回転することになる(図6及び図8参照)。
したがって、切断ユニット3が既設流体管Pの円周方向に回転してキッカー部30を通過するたびに、歩進ネジ部20の回転羽根21の放射部34がキッカー片31と当接係合して所定量回転し、歩進ネジ部20の軸部材17のネジ部17aに螺合した支持部材18に固定に支持された切削バイト19が単位あたり量ずつ内径方向に移動動作することにより、切削バイト19の先端刃が既設流体管Pの外周壁を一定量ずつ切削しながら外周を回転し、既設流体管Pを切断するようになっている(図6及び図8参照)。
また、図5(b)に示されるように、回転羽根21の放射部34がキッカー片31との当接係合により所定量回転すると、嵌合部35も同様に所定量回転し、負荷部材23は、嵌合部35が所定量回転した後に対面する嵌合部35の凹部に嵌合される。つまり、嵌合部35は、所定量回転した後にバネ体で押圧付勢された負荷部材23により保持されるため、切削バイト19は、同様に単位あたり量既設流体管Pの内径方向に進行した地点で保持される。
したがって、既設流体管Pの切断時において、既設流体管Pの外壁との摺接により切削バイト19に対し後戻り方向に係る力を、負荷部材23と嵌合部35の凹部との嵌合により受け止めることができるため、回転羽根21が逆回転してしまうことなく、切削バイト19の切削位置を保持することが可能となる。
また当然であるが、嵌合部35に形成される凹部と、放射部34とは、同一の所定角度間隔で設けられているため、既設流体管Pの切断時において、放射部34がキッカー片31により所定量回転した地点で、負荷部材23は、その対面した前記凹部に嵌合されるため、前記所定量回転により付与された単位あたり量移動した地点において、確実に切削バイト19が保持される。
次に、管切断装置1の配置について説明すると、先ず、歩進ネジ部20の回転軸Oが既設流体管Pの径方向に位置するように、切断ユニット3が固着配設された上部スプロケット9aを、ガイド部4の上ガイド4aに取付けるとともに、切断ユニット3が固着配設された下部スプロケット9bを、ガイド部4の下ガイド4bに取付ける。そして、固定部27を、キッカー片31の当接面31aが既設流体管Pの径方向に位置するように、上ガイド4aに対しネジ130により固定に取付ける(図3、図4、及び図6参照)。この固定部27の取付けにより、後述のキッカー片31の歩進ネジ部20に対する当接度合の調整を行うことで、キッカー片31の当接面31aが回転羽根21の当接面34aと面接触若しくは線接触して当接係合する。
このように、歩進ネジ部20は、該歩進ネジ部20の回転軸Oが既設流体管Pの径方向に位置するように配設されるため、歩進ネジ部を、歩進ネジ部の回転軸が既設流体管の径方向と異なる方向に位置するように配設する場合と比較して、キッカー片31の当接面31aと少なくとも線接触して当接係合する回転羽根21の放射部34の当接面34aを単純な形状に形成することができる。
次いで、図1に示されるように、駆動伝達部5と、ガイド部4の上ガイド4aと、を下ガイド4bに取付け、かつ上ガイド4a及び下ガイド4bに設けられたボルト28(図6参照)を螺入してガイド部4を既設流体管Pに固定する。
そして、図7に示されるように、操作部25を操作することで、カム部材123の長径部123bをキッカー片31と当接させる。そして、ボルト122を移動部材121に遊結した状態で調整部26を固定部27に対して移動し、キッカー片31の位置を適宜変えて、キッカー片31の歩進ネジ部20に対する当接度合の調整を行う(図5(a)参照)。
ここで、キッカー片31の歩進ネジ部20に対する当接度合の調整について具体的に説明する。
図7の実線で示すように、調整部26により、キッカー片31を歩進ネジ部20に対し直線方向に進退させることで、キッカー片31の歩進ネジ部20に対する当接度合を調整し、ボルト122を堅結し、移動部材121を固定部27に対して固定する。図7に示す実線のキッカー片31の当接位置は、図9(a)〜(d)に示すキッカー片31の当接位置であって、図9(a)において黒塗矢印は、切断ユニット3の歩進ネジ部20が既設流体管Pを周方向に回転する回転方向を示している。また、この当接位置において、キッカー片31を回転軸Oに向けて進退移動する直線方向におけるキッカー片31の先端と回転軸Oとの離間寸法は、Lである(図5(a)参照)。
先ず、図9(a)に示すように、歩進ネジ部20が前記回転方向に回転することで、キッカー片31の当接面31aが放射部34xの当接面34aと当接当初に面接触して当接係合し、図9(b)に示されるように、更に歩進ネジ部20が前記回転方向に回転することで、放射部34xとキッカー片31との当接部分が変化しながら、すなわちキッカー片31の当接面31aが放射部34xの当接面34aと線接触して、回転羽根21が回転軸Oを中心に図9(a)白抜矢印方向に回転する。
そして、図9(c)に示されるように、更に歩進ネジ部20が前記回転方向に回転することで、放射部34aとキッカー片31とが離間する。前述したように、歩進ネジ部20の前記嵌合部は、所定量回転した後にバネ体で押圧付勢された前記負荷部材により保持されるため、放射部34xとキッカー片31とが離間するとともに、前記負荷部材が前記嵌合部の凹部に嵌合し、回転羽根21が回転を停止する。つまり、回転羽根21は、図8(a)の状態から1ピッチ、すなわち30°回転することになる。
次いで、前記切断ユニットが前記既設流体管の周方向を1回転することで、図8(d)に示されるように、再びキッカー片31の当接面31aが放射部34yの当接面34aとの当接当初に面接触して当接係合することで、回転羽根21が回転軸Oを中心に1ピッチ、すなわち30°回転し、放射部34bとキッカー片31とが離間するとともに、前記負荷部材が前記嵌合部の凹部に嵌合し、回転羽根21が回転を停止する。以降同様に、図示しないが、前記切断ユニットが前記既設流体管の周方向を1回転することで、放射部34zとキッカー片31とが当接係合し、回転羽根21は、1ピッチ(30°)回転する。
つまり、前記調整部は、離間寸法Lとなるようにキッカー片31を回転軸Oに向けて進退移動することで、前記切断ユニットが前記既設流体管の周方向を1回転する毎に、放射部34が1ピッチ回転する、すなわちキッカー片31が、前回当接係合した放射部と隣接する放射部と順次当接係合するように調整可能になっており、この調整部が調整する当接度合が本発明の第1の当接度合を構成している。
このように、キッカー片31の当接面31aが、回転羽根21の当接面34aとの当接当初に、線接触よりも当接量の大きい面接触することで、両当接面31a,34aの当接当初の衝撃を和らげ、キッカー片31や回転羽根21を傷付けることがない。
一方、図7に示されるように、操作部25によりカム部材123の長径部123bをキッカー片31と当接させ、キッカー片31を、前述の離間寸法Lよりも短寸の離間寸法となる図示一点鎖線の位置に配置するように、調整部26を固定部27に対して移動させた後に、調整部26を固定部27に固定することで、放射部34が回転する状態を図示しないが、切断ユニット3が既設流体管Pの周方向を1回転する毎に、放射部が2ピッチ回転する、すなわちキッカー片31が、前回当接係合した放射部から1つ置きに位置する放射部と順次当接係合するようになっている。このキッカー片の歩進ネジ部に対する当接度合が、第2の当接度合に相当する。
尚、切削バイト19は、切断ユニット3が既設流体管Pの周方向を1回転する毎に、放射部34の回転のピッチ数に応じたそれぞれの所定量ずつ内径方向に移動動作して既設流体管Pを切削することになる(図8参照)。
そして、第1の当接度合または第2の当接度合の調整の終了後、操作部25を操作することで、キッカー片31を退避位置に移動させておく。次いで、無端チェーン10を、従動スプロケット9と駆動スプロケット8とに巻回し、駆動軸7’に図示しないモータ台を接続して、このモータ台に駆動モータ6を取付ける。そして、該駆動モータ6を作動させて無負荷状態で切断ユニット3を既設流体管Pの円周方向に試回転させ、無端チェーン10の張り等に異常がないかを確認する(図2及び図3参照)。
切断ユニット3の試回転後、前記モータ台及び駆動モータ6を取外す。そして、既設流体管Pの図示上側を囲繞するように筐体2の上部ケース2dを下部ケース2eの上部に取付け、両ケース2d,2eを既設流体管Pに固定する。そして、パッキン69,69と、押輪Q,Qと、ゴム輪68,68を上部ケース2d及び下部ケース2eの側方開口部に夫々取付け、側方開口部を密封する(図2参照)。
次いで、図2に示されるように、開閉弁2aを上部ケース2dの上部に取付ける。そして、筐体2内、すなわち上部ケース2d、下部ケース2e、及び開閉弁2a内に水を張り所定の水圧をかけ、筐体2内の水圧テストを行う。水圧テストの後、筐体2内の水を排水し、開閉弁2aの上部に作業筒11を取付け、更に作業筒11の上部に蓋部12を取付ける。
そして、伸縮継手部107を、切除部Kに配置された管切断装置1の駆動軸7’と、挿通孔12aに挿通された駆動長軸106の他端側と、の間において接続する。
具体的には、先ず、管切断装置1の駆動軸7’に伸縮継手部107を取付け、モータ台108が嵌挿された駆動長軸106を、密封材112及び挿通孔12aに挿通する。この状態において、駆動長軸106の一端側が作業筒11の外方に延びて露出している。そして、伸縮継手部107と駆動長軸106とを接続し、駆動モータ6をモータ台108に連結する。
次いで、管切断工程について説明すると、駆動長軸106に駆動モータ6を取付け、駆動モータ6を作動させて駆動長軸106を介し回転駆動力を伸縮継手部107に伝達する。この伝達により、図6に示されるように、切断ユニット3が回転し、切断ユニット3が既設流体管Pの円周方向に回転してキッカー部30を通過するたびに、キッカー片31の当接面31aが回転羽根21の当接面34aと当接係合して所定量、すなわち所定角度回転し、図5(a)の状態から、切削バイト19の切削部19aが防護部材16の当接部16bと当接して、支持部材18及び切削バイト19が単位あたり量ずつ内径方向に歩進する。これら支持部材18及び切削バイト19の歩進により、切削バイト19の先端刃が既設流体管Pの外周壁と当接し、図8に示されるように、既設流体管Pが一定量ずつ切削される。この切削により、切除部Kにおいて、2箇所の切断面で既設流体管Pが切断され、すなわち切断面間の図示しない管片が既設流体管Pから分断されることになる。
この切削において、キッカー片31の当接面31aが回転羽根21の当接面34aと当接係合することで勢いを増して歩進ネジ部20が回転しようとしても、負荷部材23のバネ体の弾性力により、歩進ネジ部20が過回転することなく、既設流体管Pが周方向に1回転するあたりの切削バイト19の歩進量が増加してしまうことを防止できる。
以上に説明したように、実施例の管切断装置1において、キッカー片31が、該キッカー片31の当接面31aが回転羽根21の当接面34aと線接触して当接係合することにより、回転羽根21とともに歩進ネジ部20を回転軸O回りに回転させるように配設されていることで、キッカー片31と回転羽根21とが十分な当接量で当接係合するため、該当接係合により確実に歩進ネジ部20を回転させ、切削バイト19を既設流体管Pの径方向に歩進させることができる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、本実施例では、既設流体管Pの内部を流れる流体が上水であるが、流体は必ずしも上水に限らず、例えば工業用水であってもよいし、また気体や気液混合状態の流体が流れる流体管にも適用可能である。
また、本実施例では、キッカー部30は、切断ユニット3の回転経路近傍において非回転のガイド部4に固定に取付けられているが、キッカー部の取付箇所はこれに限らず、例えば、キッカー部は、切断ユニットの回転経路近傍において非回転の筐体に固定に取付けられてもよい。
また、本実施例では、キッカー部30が、片側の回転経路の近傍に2式ずつ、すなわち複数配設されていることで、キッカー部30が片側の回転経路の近傍に1式のみ配設される場合と比較して、切断ユニット3が既設流体管Pの円周方向に沿って回転する1周あたりの切削バイト19の直径方向に進行する量を増加させ、既設流体管Pの切断に要する切断ユニット3の周回数を減らすことができるが、必ずしも2式である必要はなく、既設流体管Pのダクタイル鋳鉄管や鋼管等の材質に応じて、例えば1式のみ配設されていてもよいし、3式以上配設されていてもよい。
更に、本実施例では、キッカー部30が、片側の回転経路の近傍に2式ずつ配設されているため、切断ユニット3が既設流体管Pまわりに一周する度に2式のキッカー片31により歩進ネジ部20が2回駆動されているが、既設流体管Pのダクタイル鋳鉄管や鋼管等の材質に応じて、例えば一方のキッカー片31のみを当接位置に配置し、他方のキッカー片31を退避位置に配置するようにして、切断ユニット3が既設流体管Pの円周方向に沿って回転する1周あたりの切削バイト19の直径方向に進行する量を調整することができる。
また、本実施例では、歩進ネジ部20は、該歩進ネジ部20の回転軸Oが既設流体管Pの径方向に位置するように配設されているが、これに限らず、例えば、歩進ネジ部は、該歩進ネジ部の回転軸が既設流体管の径方向と異なる方向に位置するように配設されるものであってもよい。
また、本実施例では、キッカー片31は、該キッカー片31の当接面31aが回転羽根21の当接面34aとの当接当初に面接触するように配設されているが、これに限らず、例えば、キッカー片は、回転羽根が回転している途中において、キッカー片の当接面が回転羽根の当接面と面接触して当接係合するように配設されてもよい。また、キッカー片は、該キッカー片の当接面が回転羽根の当接面と線接触のみで当接係合するように配設されてもよい。
また、本実施例では、固定部27を、キッカー片31の当接面31aが既設流体管Pの径方向に位置するように、上ガイド4aに対しネジ130により固定に取付け、キッカー片31の歩進ネジ部20に対する当接度合の調整を行うことで、キッカー片31の当接面31aが回転羽根21の当接面34aと線接触して当接係合するようになっているが、これに限らず、例えば、キッカー片の当接面が回転羽根の当接面と線接触して当接係合するように、キッカー片は、支持部に対して軸回りに回転位置が調整可能な軸片に形成されてもよい。
具体的にキッカー部30’の変形例として説明すると、図10に示されるように、キッカー片31の当接面31aが既設流体管Pの径方向に位置するように、キッカー片31が支持部36に対して軸回りに回転し、回転位置が調整されるようになっている(図示一点鎖線囲い部E参照)。
図11に示されるように、収容部材125の上部には、ボルト孔が形成されており、このボルト孔にボルト131が螺挿され、ボルト131の首下部が更にリング部材124に形成された挿通孔を挿通してキッカー片31を図11(a)下方に押圧することで、キッカー片31の軸回りの回転が規制される。
管切断工程において、操作部25によりキッカー片31を退避位置から当接位置に移動させた後に、キッカー片31の当接面31aが回転羽根21の当接面34aと少なくとも線接触して当接係合するために、キッカー片31の当接面31aが既設流体管Pの径方向に位置するように、キッカー片31を支持部36に対して軸回りに回転し、キッカー片31の回転位置を調整する。そして、キッカー片31の回転位置を調整した後に、ボルト131を螺入して、キッカー片31の軸回りの回転を規制する(図10及び図11参照)。
このように、キッカー片31が、支持部36に対して軸回りに回転位置が調整可能な軸片であることで、支持部36をガイド部4に対し、キッカー片31の当接面31aが回転羽根21の当接面34aと線接触して当接係合する位置に正確に取付ける必要がなく、キッカー片31を支持部36に対して回転することで、キッカー片31の当接面31aが回転羽根21の当接面34aと線接触して当接係合する位置に調整することができる。
1 管切断装置
2 筐体
2a 開閉弁(開口部)
3 切断ユニット
4 ガイド部(本体部)
19 切削バイト
20 歩進ネジ部
21 回転羽根
23 負荷部材
30,30’ キッカー部
31 キッカー片
31a 当接面
34a 当接面
36 支持部
K 切除部
O 回転軸
P 既設流体管

Claims (4)

  1. 分割構造を有するとともに開閉可能な開口部を備え既設流体管を水密に囲繞する筐体内で、既設流体管の所定箇所を切断する管切断装置であって、
    前記既設流体管に固定に取付けられる本体部と、前記既設流体管の周方向に回転自在に該本体部に取付けられる切断ユニットと、該切断ユニットの回転経路近傍において非回転の所定箇所に固定に取付けられるキッカー部と、を備え、
    前記切断ユニットは、前記既設流体管の周壁を前記周方向に沿って切削可能な切削バイトと、該切削バイトと連結し、回転軸回りに回転することで前記切削バイトを前記既設流体管の径方向に進退させる歩進ネジ部と、該歩進ネジ部の回転軸回りに固定に取付けられる回転羽根と、を少なくとも有し、
    前記キッカー部は、前記周方向に回転する前記回転羽根の当接面と少なくとも線接触して当接係合する当接面を備え、該当接係合により、前記回転羽根とともに前記歩進ネジ部を前記回転軸回りに回転させるように配設されているキッカー片と、該キッカー片を支持し、前記非回転の所定箇所に固定に取付けられる支持部と、前記回転軸に向かって漸次先細りする先端部を有し、前記先端部には前記当接面が略平面状に形成され、該当接面が前記既設流体管の径方向に位置するように前記キッカー部が前記固定部に取付けられ、前記回転羽根の放射部は前記回転軸から離間する方向に向かって漸次先細りする形状に形成され、前記支持部の調整部を前記固定部へ取付ることにより、前記キッカー片の前記歩進ネジ部に対する当接度合の調整を行うことで、前記キッカー片は、該キッカー片の当接面が前記回転羽根の当接面との当接当初に面接触した後に線接触して当接係合するように配設されていることを特徴とする管切断装置。
  2. 前記歩進ネジ部は、該歩進ネジ部の回転軸が前記既設流体管の径方向に位置するように配設されていることを特徴とする請求項1に記載の管切断装置。
  3. 前記キッカー片は、前記支持部に対して前記歩進ネジ部の回転軸に向けて調整可能な軸片であることを特徴とする請求項1または2に記載の管切断装置。
  4. 前記切断ユニットは、所定の負荷により前記歩進ネジ部の回転を抑制する負荷部材を更に有することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の管切断装置。
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