以下に添付図面を参照して、本発明にかかるスケジュール作成プログラム、スケジュール作成装置およびスケジュール作成方法の実施の形態を詳細に説明する。
<実施の形態>
まず、実施の形態にかかるスケジュール作成例について説明する。実施の形態では、職員のスケジュール情報に、職員の目標キャリアに必要な研修の研修日程が登録され、該研修に関連付けられた利用者についての介護の介護日程が、研修日程よりも後の日程として登録される。これにより、研修で得た知識を活用した介護を職員に経験させることができるため、効率的に職員の育成をすることができる。
(スケジュール作成方法の一例)
図1は、実施の形態にかかるスケジュール作成方法の一例を示す説明図である。図1において、職員マスタ110、キャリアマスタ120、研修マスタ130、利用者マスタ140、利用者計画マスタ150から、職員のスケジュール情報Dが作成される。
職員マスタ110は、職員ごとの職員情報が記憶されているデータベースである。職員とは、被介護者を介護する介護者である。職員情報は、職員に関する固有な情報であり、例えば、職員を特定する情報(職員ID)、目標キャリア、修得済研修を含む。目標キャリアとは、後述するキャリアマスタ120に記憶されているキャリア群の中から選ばれた、職員が目標とするキャリアの識別情報である。キャリアとは、特化した能力の系統であり、例えば、熟練系、教育系のように複数種類の系統が用意されている。修得済研修とは、職員が過去に修了した研修を特定する情報である。研修には、例えば、認知症介護実践者研修や教育研修がある。職員マスタ110の詳細は、図4に後述する。
キャリアマスタ120は、必要研修がキャリア名ごとに記憶されているデータベースである。必要研修とは、後述する研修マスタに記憶されている研修群の中から選ばれた、対応するキャリアの達成に必要な研修の識別情報である。キャリア名は、キャリアの名称である。キャリアマスタ120の詳細は、図5に後述する。
研修マスタ130は、研修日程が研修名ごとに記憶されているデータベースである。研修日程は、研修が実施される日程であり、例えば、研修における講習日程や、研修における試験日程や、合否の発表日が含まれる。研修名とは、研修を識別するための識別情報である。研修マスタ130の詳細は、図6に後述する。
利用者マスタ140は、利用者に関する利用者情報が利用者IDごとに記憶されているデータベースである。利用者は、職員から介護される被介護者である。利用者IDは、利用者の識別情報である。利用者情報には、例えば、研修に関連付けられた特定の病症の有無が含まれる。病症とは、病気の状態や性質を特定する情報である。研修に関連付けられた特定の病症とは、当該関連付けられた研修を修得済みの者にしか介護が許可されていない病症であり、例えば、認知症である。認知症の場合、認知症介護実践者研修に関連付けられており、認知症介護実践者研修を修了した職員のみが認知症である利用者の介護を行うことができる。
なお、図1の例では、利用者マスタ140の特定の病症の項目において、特定の病症の名称が記されている。例えば、認知症の利用者である場合は「認知症」と記されている。また、特定の病症を有さない利用者である場合は「無し」と記す。利用者マスタ140の詳細は、図7に後述する。
利用者計画マスタ150は、被介護日程が利用者IDごとに記憶されているデータベースである。被介護日程とは、利用者が職員による介護のサービスを利用する予定日である。例えば、毎週火、金曜日のように曜日で規則的に指定されていたり、利用者がランダムに指定した日でもよい。利用者計画マスタ150の詳細は、図8に後述する。
以下、職員IDが「A」である職員Aに着目して、コンピュータの実行により、4月のスケジュール情報Dが作成されるまでの処理について説明する。
(1)職員マスタ110から、スケジュール情報の作成対象となる対象職員の職員IDに関連付けられた目標キャリアと修得済研修が取得される。図1の例では、対象職員が職員Aであるため、目標キャリアとして「熟練系」が、修得済研修として「無し」が、それぞれ取得される。
(2)取得された目標キャリアに関連付けられた必要研修であり、修得済研修に含まれない未修得研修がキャリアマスタ120から特定される。図1の例では、未修得研修として「認知症介護実践者研修」がキャリアマスタ120から特定される。
(3)特定された未修得研修の研修日程が研修マスタ130から抽出される。図1の例では、研修日程として「2011/4/1〜2011/4/10」が抽出される。
(4)抽出された未修得研修の研修日程が、対象職員のスケジュール情報Dに登録される。図1の例では、スケジュール情報Dの「2011/4/1〜2011/4/10」に「認知症介護実践者研修」が登録される。
(5)未修得研修に関連付けられた特定の病症を有する利用者が、利用者マスタ140から検索される。図1の例では、未修得研修が「認知症介護実践者研修」であることより、特定の病症が「認知症」である利用者Xが検索される。
(6)検索された利用者の未修得研修の研修日程以降の被介護日程が、利用者計画マスタ150から抽出される。図1の例では、利用者Xの被介護日程のうち、研修日程の「2011/4/1〜2011/4/10」以降の被介護日程である「2011年4月13日」が抽出される。
(7)検索された利用者についての介護の被介護日程が、対象職員のスケジュール情報Dに登録される。図1の例では、スケジュール情報Dの「2011/4/13」に利用者Xの介護の予定が登録される。
このように、対象職員のスケジュール情報Dにおいて、目標キャリアに必要な必要研修の翌日以降の日程であり、当該必要研修に関連付けられた病症を有する利用者の介護日程が登録される。これにより、対象職員に対し、必要研修後に必要研修に対応する業務を実行させることができる。したがって、対象職員に対して、必要研修により得た知識を活用した介護を実行させることができるため、効率的に育成することができる。
(スケジュール作成システムの一例)
つぎに、実施の形態にかかるスケジュール作成システムについて説明する。
図2は、実施の形態にかかるスケジュール作成システムの一例を示す説明図である。図2に示すスケジュール作成システム200では、スケジュール作成装置210と、m個の職員端末201−1〜201−mが、インターネット、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)などのネットワーク202を介して接続されている。
スケジュール作成装置210は、スケジュール情報を作成するサーバである。スケジュール作成装置210は、職員マスタ110、キャリアマスタ120、研修マスタ130、利用者マスタ140、利用者計画マスタ150、介護ポイントマスタ220、スケジュールDB230を記憶している。
介護ポイントマスタ220には、スケジュール情報に予定の日程を登録する際に、予定に添付する介護のポイントのテキストデータが含まれる。介護ポイントマスタ220の詳細は、図9に後述する。スケジュールDB230には、スケジュール作成装置210によって作成されたスケジュール情報Dが登録される。
職員端末201−1〜201−mは、各々の職員が使用する端末であり、例えば、職員の携帯電話やPC(Personal Computer)である。なお、以下の説明では、職員端末201−1〜201−mのうち任意の端末を「職員端末201−i」と表記する(i=1,2,…,m)。
スケジュール作成装置210は、毎月1日に各職員のスケジュール情報を作成し、作成したスケジュール情報を職員端末201−1〜201−mに出力する。その際、スケジュール作成装置210は、自発的にスケジュール情報を職員端末201−1〜201−mに出力することとするが、これに限るものではない。例えば、スケジュール作成装置210は、職員端末201−1〜201−mからの出力要求を受信した場合にスケジュール情報を職員端末201−1〜201−mに出力することとしてもよい。
(スケジュール作成装置210のハードウェア構成)
図3は、実施の形態にかかるスケジュール作成装置210のハードウェア構成例を示すブロック図である。図3において、スケジュール作成装置210は、CPU(Central Processing Unit)301と、ROM(Read‐Only Memory)302と、RAM(Random Access Memory)303と、磁気ディスクドライブ304と、磁気ディスク305と、光ディスクドライブ306と、光ディスク307と、I/F(Interface)308と、を備えている。また、各構成部はバス300によってそれぞれ接続されている。
ここで、CPU301は、スケジュール作成装置210の全体の制御を司る。ROM302は、ブートプログラムなどのプログラムを記憶している。RAM303は、CPU301のワークエリアとして使用される。磁気ディスクドライブ304は、CPU301の制御にしたがって磁気ディスク305に対するデータのリード/ライトを制御する。磁気ディスク305は、磁気ディスクドライブ304の制御で書き込まれたデータを記憶する。
光ディスクドライブ306は、CPU301の制御にしたがって光ディスク307に対するデータのリード/ライトを制御する。光ディスク307は、光ディスクドライブ306の制御で書き込まれたデータを記憶したり、光ディスク307に記憶されたデータをコンピュータに読み取らせたりする。
I/F308は、通信回線を通じてネットワーク202に接続され、このネットワーク202を介して他のコンピュータに接続される。そして、I/F308は、ネットワーク202と内部のインターフェースを司り、外部のコンピュータからのデータの入出力を制御する。I/F308には、例えば、モデムやLANアダプタを採用することができる。
つぎに、職員マスタ110の記憶内容について説明する。職員マスタ110は、例えば、スケジュール作成装置210のROM302、RAM303、磁気ディスク305、光ディスク307などの記憶装置により実現される。
(職員マスタ110の記憶内容)
図4は、職員マスタ110の記憶内容の一例を示す説明図である。図4において、職員マスタ110は、職員ID、目標キャリア、優先業務および修得済研修のフィールドを有する。各フィールドに情報を設定することで、職員特性データ400−1〜400−mがレコードとして記憶されている。なお、以下の説明では、職員特性データ400−1〜400−mのうち任意の職員特性データを「職員特性データ400−i」と表記する(i=1,2,…,m)。
ここで、職員ID、目標キャリア、修得済研修は、上述した通りである。優先業務とは、実務および研修が重なった場合に、いずれを優先してスケジュール情報に登録するかを示している。ここで、実務とは、例えば、介護である。例えば、優先業務が実務であれば、スケジュール作成装置210は、実務と研修が重なった場合に研修の受講の予定を中止して実務をスケジュール情報に登録する。また、例えば、優先業務が研修であれば、スケジュール作成装置210は、実務と研修が重なった場合に研修の受講の予定を中止せずに、他の職員のスケジュール情報に実務の予定の日程を登録する。
一例として、職員特性データ400−2を例に挙げると、職員ID「B」、目標キャリア「教育系」、優先業務「研修」、修得済研修「教育研修」が記憶されている。
つぎに、キャリアマスタ120の記憶内容について説明する。キャリアマスタ120は、例えば、スケジュール作成装置210のROM302、RAM303、磁気ディスク305、光ディスク307などの記憶装置により実現される。
(キャリアマスタ120の記憶内容)
図5は、キャリアマスタ120の記憶内容の一例を示す説明図である。図5において、キャリアマスタ120は、キャリア名および必要研修のフィールドを有する。各フィールドに情報を設定することで、キャリア特性データ500−1〜500−2がレコードとして記憶されている。ここで、キャリア名および必要研修は、上述した通りである。
一例として、キャリア特性データ500−1を例に挙げると、キャリア名「熟練系」、必要研修「認知症介護実践者研修」が記憶されている。
つぎに、研修マスタ130の記憶内容について説明する。研修マスタ130は、例えば、スケジュール作成装置210のROM302、RAM303、磁気ディスク305、光ディスク307などの記憶装置により実現される。
(研修マスタ130の記憶内容)
図6は、研修マスタ130の記憶内容の一例を示す説明図である。図6において、研修マスタ130は、研修名、研修日程および修了条件のフィールドを有する。各フィールドに情報を設定することで、研修特性データ600−1〜600−2がレコードとして記憶されている。
ここで、研修名は、上述した通りである。研修日程は、研修の講習が実施される講習日程と、試験が実施される試験日とを含む。なお、試験の合否は、試験日に発表されることとする。修了条件は、研修を修得するために必要な条件であり、例えば、出席率が所定値以上であることを修了条件とする。出席率は、総研修日数に対する出席日数の割合である。試験日は、研修を修了するために合格が必要な試験の日程である。
一例として、研修特性データ600−1を例に挙げると、研修名「認知症介護実践者研修」、研修日程「講習日程:2011/04/01〜2011/04/10、試験日:2011/04/17」、修了条件「出席率90%」、が記憶されている。
つぎに、利用者マスタ140の記憶内容について説明する。利用者マスタ140は、例えば、スケジュール作成装置210のROM302、RAM303、磁気ディスク305、光ディスク307などの記憶装置により実現される。
(利用者マスタ140の記憶内容)
図7は、利用者マスタ140の記憶内容の一例を示す説明図である。図7において、利用者マスタ140は、利用者ID、心身状態および特定の病症のフィールドを有する。各フィールドに情報を設定することで、利用者特性データ700−1〜700−5がレコードとして記憶されている。なお、以下の説明では、利用者特性データ700−1〜700−5のうち任意の利用者特性データを「利用者特性データ700−j」と表記する(j=1,2,…,5)。
ここで、利用者IDおよび特定の病症は、上述した通りである。心身状態は、利用者の心身に関する特筆事項であり、例えば、「歩行できない」である。特定の病症は、特定の研修を修了した職員のみが介護可能である旨を示す情報である。
一例として、利用者特性データ700−1を例に挙げると、利用者ID「V」、心身状態「歩行できない」、特定の病症「無し」が記憶されている。
つぎに、利用者計画マスタ150の記憶内容について説明する。利用者計画マスタ150は、例えば、スケジュール作成装置210のROM302、RAM303、磁気ディスク305、光ディスク307などの記憶装置により実現される。
(利用者計画マスタ150の記憶内容)
図8は、利用者計画マスタ150の記憶内容の一例を示す説明図である。図8において、利用者計画マスタ150は、利用者IDおよび被介護日程のフィールドを有する。各フィールドに情報を設定することで、利用者計画特性データ800−1〜800−5がレコードとして記憶されている。なお、以下の説明では、利用者計画特性データ800−1〜800−5のうち任意の利用者計画特性データを「利用者計画特性データ800−j」と表記する(j=1,2,…,5)。
ここで、利用者IDおよび被介護日程は、上述した通りである。被介護日程が2011年4月[18(10:00〜12:00)]である場合、2011年4月18日の10:00〜12:00に介護のサービスを利用する予定であることを示す。
一例として、利用者計画特性データ800−1を例に挙げると、利用者ID「V」、被介護日程「2011年4月[・・・、18(10:00〜12:00)、20(10:00〜12:00)、・・・]」が記憶されている。
つぎに、介護ポイントマスタ220の記憶内容について説明する。介護ポイントマスタ220は、例えば、スケジュール作成装置210のROM302、RAM303、磁気ディスク305、光ディスク307などの記憶装置により実現される。
(介護ポイントマスタ220の記憶内容)
図9は、介護ポイントマスタ220の記憶内容の一例を示す説明図である。図9において、介護ポイントマスタ220は、添付条件および介護のポイントのフィールドを有する。各フィールドに情報を設定することで、介護ポイント特性データ900−1〜900−pがレコードとして記憶されている。
ここで、添付条件は、スケジュールに介護のポイントを添付するための条件を示しており、利用者IDと心身状態とを含む。介護のポイントは、添付条件が満たされた場合にスケジュールに添付されるテキストデータである。
一例として、介護ポイント特性データ900−1を例に挙げると、添付条件「心身状態:歩行できない」、介護のポイント「ベッドから起こす際に、転倒に気をつけること。」が記憶されている。すなわち、スケジュール作成装置210は、利用者特性データ700−jに心身状態「歩行できない」が含まれる利用者の介護の予定をスケジュール情報に書き込む際に、介護のポイント「ベッドから起こす際に、転倒に気をつけること。」を添付する。
(スケジュール作成装置210の機能的構成例)
つぎに、実施の形態にかかるスケジュール作成装置210の機能的構成例について説明する。図10は、実施の形態にかかるスケジュール作成装置210の機能的構成を示すブロック図である。図10において、スケジュール作成装置210は、取得部1001と、特定部1002と、抽出部1003と、第1の登録部1004と、検索部1005と、第2の登録部1006と、検出部1007と、第1の判断部1008と、第2の判断部1009と、更新部1010と、判定部1011と、職員マスタ110と、キャリアマスタ120と、研修マスタ130と、利用者マスタ140と、利用者計画マスタ150と、を含む。
この制御部となる機能(取得部1001〜判定部1011)は、具体的には、例えば、図3に示したROM302、RAM303、磁気ディスク305、光ディスク307などの記憶装置に記憶されたプログラムをCPU301に実行させることにより、または、I/F308により、その機能を実現する。各機能部の処理結果は、例えば、RAM303、磁気ディスク305、光ディスク307などの記憶装置に記憶される。
取得部1001は、対象職員の目標キャリアと対象職員の修得済み研修情報とを職員マスタ110から取得する。対象職員とは、スケジュール情報の作成対象となる職員であり、職員マスタ110の中のいずれかの職員(例えば、図1に示した職員A)についてのレコードとして指定される。具体的には、例えば、取得部1001は、職員マスタ1001から職員Aの目標キャリア「熟練系」と、職員Aの修得済研修「無し」を特定し、抽出する。
特定部1002は、取得部1001によって取得された対象職員の目標キャリアに必要な必須研修情報であり、かつ、取得部1001によって取得された対象職員の修得済み研修情報でない未修得研修情報を、キャリアマスタ120から特定する。具体的には、例えば、特定部1002が、まず、取得部1001によって取得された対象職員の目標キャリアに必要な必須研修情報を、目標キャリアに基づいてキャリアマスタ120から検索する。そして、特定部1002が、検索した必須研修情報のうち、取得部1001によって取得された対象職員の修得済み研修情報に含まれない研修情報を、未修得研修情報として特定する。
具体的には、例えば、特定部1002が、まず、取得部1001によって職員Aの目標キャリア「熟練系」が取得された場合、職員Aの目標キャリア「熟練系」に必要な必須研修情報「認知症介護実践者研修」を、キャリアマスタ120から検索する。そして、特定部1002が、検索された必須研修情報「認知症介護実践者研修」のうち、取得部1001によって取得された職員Aの修得済研修「無し」に含まれない研修情報を、未修得研修情報として特定する。すなわち、この場合、未修得研修情報として「認知症介護実践者研修」が特定されることになる。
抽出部1003は、特定部1002によって特定された未修得研修情報の研修日程を、研修マスタ130から抽出する。具体的には、例えば、抽出部1003が、特定部1002によって特定された未修得研修情報に関連付けられている研修日程を、研修マスタ130から特定し、特定した研修日程を抽出する。
具体的には、例えば、上述した職員Aの場合、特定部1002によって特定された認知症介護実践者研修に関連付けられている研修日程「講習日程:2011/04/01〜2011/04/10、試験日:2011/04/17」が特定され、抽出される。
第1の登録部1004は、抽出部1003によって抽出された未修得研修情報の研修日程を、対象職員のスケジュール情報に登録する。スケジュール情報とは、職員ごとに業務内容と業務時期が関連付けられたデータであり、例えば、上述したスケジュール情報Dである。業務内容とは、職員が実行する業務の詳細を示す情報であり、例えば、特定の被介護者についての介護や、研修である。
業務時期とは、職員が業務を実行する日程であり、例えば、研修日程における研修日時や利用者宅への訪問介護日時である。具体的には、例えば、第1の登録部1004が、抽出部1003によって抽出された未修得研修情報の研修日程を対象職員のスケジュール情報に書き込む。具体的には、例えば、上述した職員Aの場合、第1の登録部1004が、抽出部1003によって抽出された未修得研修情報の研修日程「2011/04/01〜2011/04/10、2011/04/17」を職員Aのスケジュール情報Dに書き込む。
検索部1005は、未修得研修情報に関連付けられた特定の病症を有し、かつ、未修得研修情報の研修日程以降に介護可能な日程である被介護者を、利用者マスタ140および利用者計画マスタ150から検索する。研修日程以降の日程とは、研修日程における修了日の翌日以降の日程である。例えば、4月17日が研修日程における修了日の場合、翌日の4月18日以降に介護可能な日程の被介護者が検索されることとなる。
また、未修得研修情報の研修日程以降に介護可能な日程である被介護者とは、利用者計画マスタ150に含まれる被介護日程が未修得研修情報の研修日程以降である被介護者である。具体的には、検索部1005が、利用者マスタ140から、未修得研修情報に関連付けられた特定の病症を有する被介護者を特定する。例えば、上述した職員Aの場合、検索部1005が、利用者マスタ140から、認知症介護実践者研修に関連付けられた特定の病症「認知症」を含む利用者特性データに関連付けられた利用者Xおよび利用者Zを特定する。
そして、検索部1005が、利用者計画マスタ150を参照して、特定した被介護者のうち、未修得研修情報の研修日程以降の被介護日程が関連付けられている被介護者を検索する。例えば、上述した職員Aの場合、検索部1005が、研修日程の終了日が4月17日であれば、利用者計画特性データの被介護日程が4月17日よりも後の4月18日である利用者Xおよび利用者Zを検索する。
また、検索部1005は、未修得研修情報に関連付けられた特定の病症を有し、かつ、未修得研修情報の研修日程以降であり未修得研修情報の研修日程に最も近い介護可能な日程である被介護者を、利用者マスタ140および利用者計画マスタ150から検索する。未修得研修情報の研修日程以降であり未修得研修情報の研修日程に最も近い介護可能な日程とは、具体的には、研修日程以降の直近の被介護日程であり、研修が修了してから最初の被介護日程である。例えば、上述した職員Aの場合、研修日程の終了日が4月17日であれば、検索部1005が、利用者計画特性データの被介護日程が4月17日よりも後であり、被介護日程が4月17日に最も近い4月18日12時〜14時である利用者Xを検索する。
第2の登録部1006は、検索部1005によって検索された被介護者についての被介護日程を、対象職員のスケジュール情報に登録する。具体的には、例えば、第2の登録部1006が、検索部1005によって検索された被介護者についての、未修得研修情報の研修日程以降の被介護日程を、対象職員のスケジュール情報に書き込む。具体的には、例えば、検索部1005によって検索された被介護者が利用者Xである場合、「2011/04/01〜2011/04/10、2011/04/17」以降の被介護日程が、職員Aのスケジュール情報に書き込まれる。この場合、「2011/04/01〜2011/04/10、2011/04/17」以降の被介護日程は、例えば、「2011/04/18」である。
これにより、スケジュール作成装置210は、職員に対して研修の後に介護を経験させるスケジュールを作成することができ、研修の知識を介護にて活用させることにより、効率的に職員を育成させることができる。また、スケジュール作成装置210は、研修から介護までの時間がより短いスケジュールを作成することができ、研修の知識を職員に忘れさせることなく、効率的に育成させることができる。
検出部1007は、第2の登録部1006による登録後に、被介護者群のうち特定の病症を有さないいずれかの被介護者の被介護日程が利用者マスタ140および利用者計画マスタ150に格納されたことを検出する。
特定の病症を有さない被介護者とは、例えば、利用者マスタの特定の病症が「無し」である利用者特性データに対応する利用者である。具体的には、例えば、検出部1007が、利用者マスタ140に含まれる複数の利用者特性データから、特定の病症を有さない被介護者の利用者特性データを特定する。そして、検出部1007が、特定した利用者特性データの利用者IDに対応する利用者計画特性データを利用者計画マスタ150から特定することにより、被介護者群のうち特定の病症を有さないいずれかの被介護者の被介護日程が格納されたことを検出する。
第1の判断部1008は、検出部1007によって検出されたいずれかの被介護者の被介護日程と第1の登録部1004によって登録された未修得研修の研修日程との重複を判断する。具体的には、第1の判断部1008が、検出部1007によって検出されたいずれかの被介護者の被介護日程と、対象職員のスケジュール情報に登録されている未修得研修の研修日程とが、部分的または全体的に一致するか否かを判定する。部分的または全体的に一致するか否かとは、例えば、未修得研修の研修日程が複数日あり、該複数日に被介護者の被介護日程が1日以上含まれるか否かである。
例えば、第1の判断部1008は、未修得研修の研修日程が4/20〜4/24であり、被介護日程が4/23である場合、被介護日程が研修日程に包含されるため、研修日程と被介護日程とが一致していると判断する。
また、例えば、第1の判断部1008は、未修得研修の研修日程が4/20〜4/24であり、被介護日程が4/23〜4/25である場合、4/23〜4/24にて被介護日程と研修日程とが部分的に一致していると判断する。
また、例えば、第1の判断部1008は、未修得研修の研修日程が4/20〜4/24であり、被介護日程が4/25である場合、被介護日程は研修日程よりも後の日程であるため、被介護日程と研修日程とが一致しないと判断する。
また、例えば、第1の判断部1008は、未修得研修の研修日程が4/20〜4/24、4/27,4/28であり、被介護日程が4/25である場合、被介護日程は研修日程と研修日程との間の日程であるため、被介護日程と研修日程とが一致しないと判断する。
第2の判断部1009は、対象職員の優先情報が介護を優先させる情報であるか否かを判断する。具体的には、例えば、第2の判断部1009が、対象職員に対応する職員特性データを職員マスタ110から抽出し、抽出した職員特性データから優先情報を取得し、取得した優先情報が研修を優先させる情報であるか介護を優先させる情報であるかを判断する。具体的には、例えば、第2の判断部1009が、抽出した職員特性データの優先業務が「研修」と「介護」のいずれであるかを判断する。
更新部1010は、第1の判断部1008によって重複すると判断され、かつ、第2の判断部1009によって対象職員の優先情報が介護を優先させる情報であると判断された場合、対象職員のスケジュール情報のうち未修得研修の研修日程をいずれかの被介護者の被介護日程に変更する。具体的には、更新部1010が、対象職員のスケジュール情報をスケジュールDB230から抽出し、抽出したスケジュール情報に含まれる未修得研修の研修日程を削除するとともに、被介護者の被介護日程を登録する。
例えば、未修得研修の研修日程が3月10日〜3月20日であり、被介護日程が3月15日である場合、少なくとも3月15日を含む研修日程がスケジュール情報から削除され、3月15日の被介護日程が登録される。これにより、利用者の被介護日程に対して職員を割り当てられない状態が発生することを防止することができる。
更新部1010は、対象職員のスケジュール情報に登録された未修得研修の研修日程のうち、いずれかの被介護者の被介護日程と一致する日程のみを、いずれかの被介護者の被介護日程に変更することとしてもよい。具体的には、例えば、更新部1010は、一致する日程が特定の一日である場合、当該特定の一日に登録された研修日程を削除するとともに、被介護者の被介護日程を登録する。例えば、未修得研修の研修日程が3月10日〜3月20日であり、被介護日程が3月15日である場合、3月15日の研修日程が削除され、3月15日の被介護日程が登録されることとしてもよい。
判定部1011は、更新部1010によって、いずれかの被介護者の被介護日程と一致する日程のみが変更された場合、未修得研修の研修日程のうち、いずれかの被介護者の被介護日程を除いた残余の研修日程で研修を受けたときに、未修得研修の研修修了条件を満たすか否かを判定する。
研修修了条件とは、研修を修得するために必要な条件であり、例えば、出席率が所定値以上であることや、試験の点数が一定以上であることである。研修修了条件は、研修マスタ130に記憶されている。例えば、研修修了条件が所定の出席率を満たすことである場合、判定部1011が、研修の総日数に対する残余の研修日程の日数の割合を算出し、算出した割合が所定の出席率以上であるか否かを判定する。
この場合、判定部1011は、算出した割合が所定の出席率以上である場合、未修得研修の研修修了条件を満たすと判定し、算出した割合が所定の出席率未満である場合、未修得研修の研修修了条件を満たさないと判定する。具体的に、例えば、未修得研修の研修日程が3月10日〜3月20日であり、3月15日が被介護日程に変更された場合、研修の総日数11日に対する、残余の研修日程の日数10日の割合を10/11と算出する。所定の出席率が100%である場合、算出した割合が所定の出席率よりも低いため、判定部1011は、未修得研修の研修修了条件を満たさないと判定する。
更新部1010は、判定部1011によって判定された判定結果に基づいて、残余の研修日程を更新することとしてもよい。具体的には、更新部1010は、判定部1011によって未修得研修の研修修了条件を満たさないと判定された場合、残余の研修日程を対象職員のスケジュール情報から削除することとしてもよい。具体的に、例えば、研修日程が3月10日〜3月20日であり、3月15日が被介護日程に変更され、未修得研修の研修修了条件を満たさないと判定された場合、更新部1010は、3月10日〜3月14日、3月15日〜3月20日の研修日程を削除する。これにより、研修を受けても修了できない無駄な研修の予定をスケジュール情報Dから削除することで、研修日程であった日に別の予定を割り当てることができ、職員の勤務日程を有効活用することができる。
(スケジュール作成装置210の職員特性データ抽出処理手順)
図11は、実施の形態にかかるスケジュール作成装置210の職員特性データ抽出処理手順の一例を示すフローチャートである。職員特性データ抽出処理は、CPU301によって実行される処理である。職員特性データ抽出処理において、スケジュール作成装置210は、まず、現在の日付が特定の日(ここでは例として毎月の1日)であるか否かを判定し(ステップS1101)、1日でない場合(ステップS1101:No)、1日になるまで待機する。
ステップS1101において、現在の日付が1日である場合(ステップS1101:Yes)、スケジュール作成装置210は、iに「1」をセットする(ステップS1102)。これにより、スケジュール作成装置210は、毎月1日にステップS1102以降の処理を実行することとしている。ステップS1102の後、スケジュール作成装置210は、職員マスタ110から職員特性データ400−iを抽出する(ステップS1103)。
その後、スケジュール作成装置210は、抽出した職員特性データ400−iから目標キャリアと修得済研修とを取得する(ステップS1104)。そして、スケジュール作成装置210は、取得した目標キャリアを参照して、キャリアマスタ120からキャリア特性データを抽出する(ステップS1105)。その後、スケジュール作成装置210は、研修の日程をスケジュール情報に登録する研修登録処理を実行する(ステップS1106)。研修登録処理の詳細は、図12に後述する。
その後、スケジュール作成装置210は、利用者の介護の日程をスケジュール情報に登録する介護登録処理を実行する(ステップS1107)。介護登録処理の詳細は、図13に後述する。その後、スケジュール作成装置210は、iに「1」を加算した値を新たなiとし(ステップS1108)、iがmより大きいか否かを判定する(ステップS1109)。
ステップS1109において、iがm以下である場合(ステップS1109:No)、スケジュール作成装置210は、ステップS1103へ移行する。また、iがmより大きい場合、すなわち、すべての職員特性データ400−iに対してステップS1102〜S1108を実行した場合(ステップS1109:Yes)、スケジュール作成装置210は、本フローチャートの一連の処理を終了する。
スケジュール作成装置210は、上述した職員特性データ抽出処理を実行することにより、すべての職員に対するスケジュール情報に研修の日程や介護の日程を登録することができる。
(スケジュール作成装置210の研修登録処理手順)
図12は、実施の形態にかかるスケジュール作成装置210の研修登録処理手順の一例を示すフローチャートである。研修登録処理は、CPU301によって実行される処理であり、図11のステップS1106に示した処理である。研修登録処理において、スケジュール作成装置210は、まず、ステップS1105において抽出したキャリア特性データの必要研修が、ステップS1103において抽出した職員特性データ400−iの修得済研修に含まれるか否かを判定する(ステップS1201)。
ステップS1201において、抽出したキャリア特性データの必要研修が抽出した職員特性データ400−iの修得済研修に含まれない場合(ステップS1201:No)、スケジュール作成装置210は、ステップS1202へ移行する。ステップS1202において、スケジュール作成装置210は、特定した目標キャリアが二つであるか否かを判定する(ステップS1202)。目標キャリアが二つであるとは、目標キャリアが「教育系、熟練系」であることである。
特定した目標キャリアが二つである場合(ステップS1202:Yes)、スケジュール作成装置210は、qに「2」をセットする(ステップS1203)。qは、ステップS1205以降の処理を実行する残余回数を示している。すなわち、スケジュール作成装置210は、ステップS1205以降の処理を目標キャリアごとに実行する。
ステップS1202において、特定した目標キャリアが一つである場合(ステップS1202:No)、スケジュール作成装置210は、qに「1」をセットする(ステップS1204)。ステップS1203またはステップS1204の後、スケジュール作成装置210は、抽出したキャリア特性データの必要研修に対応した研修特性データを研修マスタ130から抽出する(ステップS1205)。その際、q=2である場合、いずれか一方の目標キャリアに対応する研修特性データを抽出する。また、目標キャリアが二つであり、q=1である場合は、1回目にステップS1205を実行した際に選択しなかった研修特性データを抽出する。
ステップS1205の後、スケジュール作成装置210は、qから「1」を減算した値を新たなqとする(ステップS1206)。そして、スケジュール作成装置210は、抽出した研修特性データに含まれる研修日程が空いているか否かを判定する(ステップS1207)。具体的には、スケジュール作成装置210は、職員特性データ400−iに含まれる職員IDに対応するスケジュール情報をスケジュールDB230から抽出し、研修特性データに含まれる研修日程に予定が登録されているか否かを判定する。
そして、スケジュール作成装置210は、職員IDに対応するスケジュール情報のうち研修特性データに含まれる研修日程に予定が登録されていない場合、研修日程が空いていると判定する。また、スケジュール作成装置210は、職員IDに対応するスケジュール情報のうち研修特性データに含まれる研修日程に予定が登録されている場合、研修日程が空いていないと判定する。
ステップS1207において、研修日程が空いていない場合(ステップS1207:No)、スケジュール作成装置210は、後述するステップS1215へ移行する。研修日程が空いている場合(ステップS1207:Yes)、スケジュール作成装置210は、研修特性データに含まれる研修日程を、職員特性データ400−iの職員IDに対応するスケジュール情報に登録する(ステップS1208)。
その後、スケジュール作成装置210は、登録した研修が認知症介護実践者研修であるか否かを判定する(ステップS1209)。認知症介護実践者研修である場合(ステップS1209:Yes)、スケジュール作成装置210は、研修日程より後の被介護日程を有する認知症の利用者を検索する(ステップS1210)。
具体的には、まず、スケジュール作成装置210は、利用者マスタ140から特定の病症が「認知症」である利用者の利用者IDを特定する。つぎに、スケジュール作成装置210は、特定した利用者IDに基づいて、利用者計画マスタ150から利用者計画特性データを特定し、特定した利用者計画特性データに、研修の終了日より後の被介護日程が含まれるか否かを判定する。そして、スケジュール作成装置210は、研修の終了日より後の被介護日程が含まれる利用者計画特性データに関連付いた利用者を、研修日程より後の被介護日程を有する認知症の利用者として検索する。
ステップS1210の後、スケジュール作成装置210は、ステップS1210の検索結果のうち、研修終了日に最も近い被介護日程が含まれる利用者計画特性データに関連付いた利用者を検索する(ステップS1211)。そして、スケジュール作成装置210は、検索した利用者の介護の日程を、スケジュール情報に登録する(ステップS1212)。具体的には、スケジュール作成装置210は、スケジュールDB230から職員特性データ400−iの職員IDに対応するスケジュール情報を抽出し、介護予定を書き込む。
本実施の形態において、スケジュール作成装置210によってスケジュール情報に登録された利用者の介護の日程は、他の職員のスケジュール情報には登録されないこととする。例えば、スケジュール作成装置210は、利用者の介護の日程をスケジュール情報に登録する際、登録した日程に該当する利用者計画特性データの被介護日程に、スケジュール情報に登録済みである旨を示す登録済みフラグをONにする。そして、スケジュール作成装置210は、該登録済みフラグがONである被介護日程をスケジュール情報に登録しないこととする。
ステップS1212の後、スケジュール作成装置210は、介護ポイント添付処理を実行する(ステップS1213)。介護ポイント添付処理とは、介護対象の利用者が、介護ポイントの添付条件を満たす場合に、添付条件に対応する介護ポイントのテキストデータを、介護の予定に対応付けてスケジュール情報に登録する処理である。
具体的には、スケジュール作成装置210は、介護対象の利用者の利用者特性データに、介護ポイントマスタ220の添付条件に一致する情報が含まれるか否かを判定し、一致する場合に、一致する情報に関連付けられた介護ポイントをスケジュール情報に登録する。登録された介護ポイントは、スケジュール情報に添付されて出力される。例えば、図9に上述したように、特定の利用者ID(例えば、利用者ID「V」)や、特定の心身状態(例えば、心身状態「歩行できない」)が含まれる場合に、介護ポイントが添付される。
また、ステップS1209において、登録した研修が認知症介護実践者研修でない場合、すなわち、教育研修である場合(ステップS1209:No)、スケジュール作成装置210は、研修終了日の7日後に教育現場への出向を登録する(ステップS1214)。具体的には、スケジュール作成装置210は、スケジュールDB230から職員特性データ400−iの職員IDに対応するスケジュール情報を抽出し、出向予定を書き込む。
ステップS1213またはステップS1214の後、スケジュール作成装置210は、qが「0」であるか否かを判定する(ステップS1215)。qが「0」である場合(ステップS1215:Yes)、スケジュール作成装置210は、本フローチャートの一連の処理を終了する。また、qが「0」でない場合(ステップS1215:No)、スケジュール作成装置210は、ステップS1205へ移行する。これにより、スケジュール作成装置210は、qが「0」になるまで、ステップS1205〜S1215を繰り返して実行する。
また、ステップS1201において、抽出したキャリア特性データの必要研修が抽出した職員特性データ400−iの修得済研修に含まれる場合(ステップS1201:Yes)、スケジュール作成装置210は、本フローチャートの一連の処理を終了する。
スケジュール作成装置210は、上述した研修登録処理を実行することにより、認知症介護実践者研修の後に、認知症介護実践者研修に関連付けられた認知症の利用者の介護をスケジュール情報に登録することができる。これにより、目標キャリアが熟練系の職員に対し、認知症介護実践者研修の後に、認知症介護実践者研修に関連付けられた認知症の介護を行わせることができる。したがって、職員に対して、認知症介護実践者研修によって得た知識を、認知症の利用者の介護に実践させることができるため、知識と実務による相乗的な育成を図ることができる。
また、スケジュール作成装置210は、上述した研修登録処理を実行することにより、認知症介護実践者研修を修了した後であり、研修終了日に最も近い被介護日程の認知症の利用者を、スケジュール情報に登録することができる。これにより、認知症介護実践者研修の後に間を空けることなく、認知症の利用者の介護をスケジュール情報に登録することができる。したがって、職員を効率的に育成することができる。
また、スケジュール作成装置210は、上述した研修登録処理を実行することにより、複数のキャリアを目標とする職員のスケジュールに、目的キャリアに対応する研修および該研修に関連付いた実務を、できるだけ多く登録することができる。これにより、複数の目標キャリアを有する職員に対して、早期の育成を促すスケジュール情報を作成することができる。
(スケジュール作成装置210の介護登録処理手順)
図13は、実施の形態にかかるスケジュール作成装置210の介護登録処理手順の一例を示すフローチャートである。介護登録処理は、CPU301によって実行される処理であり、図11のステップS1107に示した処理である。介護登録処理において、スケジュール作成装置210は、まず、jに「1」をセットし(ステップS1301)、利用者マスタ140から利用者特性データ700−jを抽出する(ステップS1302)。
そして、スケジュール作成装置210は、利用者特性データ700−jの利用者が、介護に特定の研修の受講が必要な利用者(以下「要研修利用者」という)であるか否かを判定する(ステップS1303)。具体的には、スケジュール作成装置210は、抽出した利用者特性データ700−jの特定の病症が「認知症」であるか否か、すなわち、認知症介護実践者研修の受講が必要な利用者であるか否かを判定する。
ステップS1303において、利用者特性データ700−jの利用者が要研修利用者である場合(ステップS1303:Yes)、スケジュール作成装置210は、要研修利用者登録処理を実行する(ステップS1304)。要研修利用者登録処理は、要研修利用者の介護の日程をスケジュール情報に登録する処理であり、その詳細は図14に後述する。
ステップS1303において、利用者特性データ700−jの利用者が介護に特定の研修の受講が必要ない利用者(以下「通常利用者」という)である場合(ステップS1303:No)、スケジュール作成装置210は、通常利用者登録処理を実行する(ステップS1305)。通常利用者登録処理は、通常利用者の介護のスケジュールを作成する処理であり、その詳細は図15に後述する。
ステップS1304またはステップS1305の後、スケジュール作成装置210は、jに「1」を加算した値を新たなjとし(ステップS1306)、jが「5」より大きいか否かを判定する(ステップS1307)。そして、jが「5」より大きい場合(ステップS1307:Yes)、スケジュール作成装置210は、本フローチャートの一連の処理を終了する。また、jが「5」以下である場合(ステップS1307:No)、スケジュール作成装置210は、ステップS1302へ移行する。このように、スケジュール作成装置210は、jが「5」より大きくなるまで、すなわち、すべての利用者の利用者特性データ700−jに対して、ステップS1302〜S1307を繰り返し実行する。
スケジュール作成装置210は、上述した介護登録処理を実行することにより、すべての利用者の介護の日程を職員のスケジュール情報に登録することができる。
(スケジュール作成装置210の要研修利用者登録処理手順)
図14は、実施の形態にかかるスケジュール作成装置210の要研修利用者登録処理手順の一例を示すフローチャートである。要研修利用者登録処理は、CPU301によって実行される処理であり、図13のステップS1304に示した処理である。要研修利用者登録処理において、スケジュール作成装置210は、まず、利用者計画マスタ150から利用者計画特性データ800−jを抽出する(ステップS1401)。
その後、スケジュール作成装置210は、抽出した利用者計画特性データ800−jに、職員が割り当てられていない被介護日程が含まれるか否かを判定する(ステップS1402)。職員が割り当てられていない被介護日程とは、例えば、上述した登録済みフラグがOFFである被介護日程である。職員が割り当てられていない被介護日程が含まれない場合(ステップS1402:No)、スケジュール作成装置210は、本フローチャートの一連の処理を終了する。
また、職員が割り当てられていない被介護日程が含まれる場合(ステップS1402:Yes)、スケジュール作成装置210は、ステップS1403へ移行する。ステップS1403において、ステップS1103において抽出した職員特性データ400−iの修得済研修に認知症介護実践者研修が含まれるか否か、すなわち、認知症介護実践者研修を修得済みであるか否かを判定する(ステップS1403)。認知症介護実践者研修が含まれる場合(ステップS1403:Yes)、スケジュール作成装置210は、ステップS1405へ移行する。
ステップS1403において、修得済研修に認知症介護実践者研修が含まれない場合(ステップS1403:No)、スケジュール作成装置210は、ステップS1404を実行する。ステップS1404において、スケジュール作成装置210は、職員特性データ400−iの職員IDに対応するスケジュール情報に認知症介護実践者研修の受講予定が含まれるか否かを判定する(ステップS1404)。具体的には、スケジュール作成装置210は、職員特性データ400−iの職員IDに対応するスケジュール情報をスケジュールDB230から抽出し、抽出したスケジュール情報に認知症介護実践者研修の予定が含まれるか否かを判定する。
ステップS1404において、スケジュール情報に認知症介護実践者研修の受講予定が含まれない場合、すなわち、認知症介護実践者研修を修了予定でない場合(ステップS1404:No)、スケジュール作成装置210は、本フローチャートの一連の処理を終了する。また、ステップS1404において、スケジュール情報に認知症介護実践者研修の受講予定が含まれる場合、すなわち、認知症介護実践者研修を修了予定である場合(ステップS1404:Yes)、スケジュール作成装置210は、ステップS1405へ移行する。
ステップS1405において、スケジュール作成装置210は、職員特性データ400−iの職員のスケジュール情報のうち、利用者計画特性データ800−jに含まれる被介護日程が空いているか否かを判定する(ステップS1405)。具体的には、スケジュール作成装置210は、職員特性データ400−iの職員IDに対応するスケジュール情報をスケジュールDB230から抽出する。そして、スケジュール作成装置210は、抽出したスケジュール情報のうち、利用者計画特性データ800−jに含まれる被介護日程に予定が登録されているか否かを判定する。
ステップS1405において、利用者計画特性データ800−jに含まれる被介護日程のスケジュールが空いていない場合(ステップS1405:No)、スケジュール作成装置210は、本フローチャートの一連の処理を終了する。また、利用者計画特性データ800−jに含まれる被介護日程のスケジュールが空いている場合(ステップS1405:Yes)、ステップS1406へ移行する。
ステップS1406において、スケジュール作成装置210は、利用者計画特性データ800−jの利用者IDの利用者に対する介護を、抽出した職員特性データ400−iの職員IDに対応するスケジュール情報に登録する(ステップS1406)。その際、ステップS1404において認知症介護実践者研修を修了予定である場合には、認知症介護実践者研修の研修日程よりも後の被介護日程の利用者の介護の予定を、スケジュール情報に登録する。そして、スケジュール作成装置210は、上述した介護ポイント添付処理を実行し(ステップS1407)、本フローチャートの一連の処理を終了する。
スケジュール作成装置210は、上述した要研修利用者登録処理を実行することにより、要研修利用者の介護の予定を、認知症介護実践者研修を修得済みの職員または認知症介護実践者研修を受講予定の職員のスケジュール情報に登録することができる。
(スケジュール作成装置210の通常利用者登録処理手順)
図15は、実施の形態にかかるスケジュール作成装置210の通常利用者登録処理手順の一例を示すフローチャートである。通常利用者登録処理は、CPU301によって実行される処理であり、図13のステップS1305に示した処理である。通常利用者登録処理において、スケジュール作成装置210は、まず、利用者計画マスタ150から利用者計画特性データ800−jを抽出する(ステップS1501)。
その後、スケジュール作成装置210は、利用者計画特性データ800−jに職員が割り当てられていない被介護日程が含まれるか否かを判定し(ステップS1502)、含まれない場合(ステップS1502:No)、本フローチャートの一連の処理を終了する。また、利用者計画特性データ800−jに職員が割り当てられていない被介護日程が含まれる場合(ステップS1502:Yes)、ステップS1503へ移行する。
ステップS1503では、スケジュール作成装置210は、職員特性データ400−iの職員のスケジュール情報のうち、利用者計画特性データ800−jに含まれる被介護日程が空いているか否かを判定する(ステップS1503)。具体的には、スケジュール作成装置210は、職員特性データ400−iの職員IDに対応するスケジュール情報を参照して、利用者計画特性データ800−jに含まれる被介護日程に、予定が登録されているか否かを判定することにより、空いているか否かを判定する。
ステップS1503において、職員特性データ400−iの職員のスケジュール情報のうち、利用者計画特性データ800−jに含まれる被介護日程が空いている場合(ステップS1503:Yes)、スケジュール作成装置210は、ステップS1510へ移行する。また、職員特性データ400−iの職員のスケジュール情報のうち、利用者計画特性データ800−jに含まれる被介護日程が空いていない場合(ステップS1503:No)、スケジュール作成装置210は、ステップS1504へ移行する。
ステップS1504において、スケジュール作成装置210は、研修の予定の登録により、利用者計画特性データ800−jに含まれる被介護日程が空いているか否かを判定する(ステップS1504)。研修の予定以外の予定の登録により被介護日程が空いていない場合、すなわち、他の利用者に対する介護が登録されている場合(ステップS1504:No)、スケジュール作成装置210は、本フローチャートの一連の処理を終了する。
また、研修の予定が登録されている場合(ステップS1504:Yes)、スケジュール作成装置210は、職員特性データ400−iの優先業務が研修であるか否かを判定する(ステップS1505)。優先業務が研修である場合(ステップS1505:Yes)、スケジュール作成装置210は、本フローチャートの一連の処理を終了する。
ステップS1505において、優先業務が介護である場合(ステップS1505:No)、スケジュール作成装置210は、スケジュール情報に登録されている研修の予定を削除する(ステップS1506)。そして、スケジュール作成装置210は、残りの研修日程を出席した場合の出席率を算出する(ステップS1507)。
そして、スケジュール作成装置210は、研修マスタ130を参照して、ステップS1507において算出した出席率が必要出席率より高いか否か、すなわち、修了条件を満たしているか否かを判定する(ステップS1508)。算出した出席率が必要出席率より高い場合、すなわち、修了条件を満たす場合(ステップS1508:Yes)、スケジュール作成装置210は、ステップS1510へ移行する。
また、ステップS1508において、算出した出席率が必要出席率未満である場合、すなわち、修了条件を満たさない場合(ステップS1508:No)、スケジュール作成装置210は、研修の予定をスケジュールから削除する(ステップS1509)。そして、スケジュール作成装置210は、利用者計画特性データ800−jに対応する利用者の介護をスケジュール情報に登録する(ステップS1510)。
ステップS1510の後、スケジュール作成装置210は、上述した介護ポイント添付処理を実行し(ステップS1511)、本フローチャートの一連の処理を終了する。
スケジュール作成装置210は、上述した通常利用者登録処理を実行することにより、通常利用者の介護の予定を職員のスケジュール情報に登録することができる。
また、スケジュール作成装置210は、上述した通常利用者登録処理を実行することにより、スケジュール情報の研修が登録されている日程に対して介護の日程が重なった場合、介護の予定を他の職員に割り当てることができる。これにより、優先業務が研修である職員に中断させることなく研修を受講させることができる。
(スケジュール情報の表示例)
図16は、スケジュール情報の表示例を示す説明図である。図16に示すスケジュール情報の表示例1600は、職員Aの4月のスケジュール情報の表示例である。また、スケジュール情報の表示例1600は、スケジュール作成装置210によって作成され、職員端末201−iへ送信され、職員端末201−iの付属のディスプレイに表示された表示例である。
表示例1600は、認知症介護実践者研修の予定1601と、認知症介護実践者研修の試験の予定1602と、通常利用者である利用者Vの介護の予定1603と、要研修利用者である利用者Xの介護の予定1604と、を含む。
認知症介護実践者研修の予定1601は、4/1〜4/10の10:00〜18:00に登録されている。認知症介護実践者研修の試験の予定1602は、4/17の12:00〜18:00に登録されている。通常利用者である利用者Vの介護の予定1603は、4/12〜4/13の16:00〜18:00に登録されている。要研修利用者である利用者Xの介護の予定1604は、4/18の12:00〜14:00に登録されている。
このように、利用者Xの介護の予定1604が、認知症介護実践者研修の予定1601および認知症介護実践者研修の試験の予定1602よりも後に登録されている。これにより、職員Aは、認知症介護実践者研修の修了後に、認知症介護実践者研修に関連付けられた認知症の利用者の介護を行うことができる。したがって、職員Aは、認知症介護実践者研修により得た知識を活用した介護を行うことができる。
また、通常利用者である利用者Vの介護の予定1603には、介護ポイント1610が添付されている。利用者Vは心身状態が「歩行できない」であるため、介護ポイント1610には、「ベッドから起こす際に、転倒に気をつけること。」のテキスト表示が含まれる。また、介護対象の利用者が利用者Vであるため、介護ポイント1610には、「話しかけると機嫌が良くなるので、積極的に話しかけること。」のテキスト表示が含まれる。
これにより、スケジュール情報を確認する職員Aに対して、利用者Vの介護における注意事項を、予め認識させることができる。
以上説明した本実施の形態によれば、目標キャリアが熟練系の職員のスケジュール情報として、熟練系に必要な認知症介護実践者研修よりも後の日程に、認知症介護実践者研修に関連付けられた認知症の利用者の介護を登録することとした。これにより、目標キャリアが熟練系の職員に対し、認知症介護実践者研修の後に、認知症介護実践者研修に関連付けられた認知症の利用者の介護を行わせることができる。したがって、職員に対して、認知症介護実践者研修によって得た知識を、認知症の利用者の介護に実践させることができるため、知識と実務による相乗的な育成を図ることができる。
また、本実施の形態では、認知症介護実践者研修の日程以降の被介護日程を有する認知症の利用者のうち、認知症介護実践者研修の日程に最も近い被介護日程の利用者の介護を、目標キャリアが熟練系の職員のスケジュール情報として登録することとした。これにより、目標キャリアが熟練系の職員に対し、認知症介護実践者研修の修了の直後に、認知症の利用者の介護を実践させることができる。したがって、目標キャリアが熟練系の職員に対して、認知症介護実践者研修によって得た知識を忘れさせることなく、認知症の利用者の介護に活用させることができ、効率的な育成を図ることができる。
また、本実施の形態では、スケジュール情報の研修が登録されている日程に対して介護の日程が重なった場合、優先業務として研修を登録している職員であれば、介護の予定を他の職員に割り当てることとした。これにより、研修の優先的な受講を希望する職員に対して、介護によって研修を欠席せざるを得ない状況が発生することを防ぐことができる。したがって、職員に対し、研修を中断させることなく受講させることができ、効率的な育成を図ることができる。
また、本実施の形態では、研修が登録されている日程に対して介護の日程が重なった場合、優先業務として実務を登録している職員であれば、研修を中止して介護の予定をスケジュール情報に登録することとした。これにより、利用者の被介護日程に対して職員を割り当てられない状態が発生することを防止することができる。
また、本実施の形態では、研修を修了するよりも前に修了条件が満たされないことが判明した職員のスケジュール情報から、研修の予定を削除することとした。これにより、研修の受講を予定していた日程において、研修の修了とは関連付けられていない利用者の介護やデスクワークなどの業務を職員に実行させることができるため、各業務の総合的な効率化を図ることができる。
また、本実施の形態では、介護の日程とともに介護ポイントをスケジュール情報に登録することとした。これにより、職員に対して、スケジュール情報の確認時に介護のポイントを認識させることができるため、介護におけるミスを防止することができる。
また、上述したように、本実施の形態では、認知症介護実践者研修の日程の後に認知症の利用者の介護の予定を登録することとしたが、研修の日程の後に研修と関連付けられた特定の病症の利用者の介護の予定を登録するものであれば、これに限るものではない。
また、本実施の形態では、一人の利用者に対して一人の職員を割り当ててスケジュール情報を作成することとしたが、これに限るものではない。例えば、スケジュール作成装置210は、一人の利用者の介護に対して複数の職員を割り当ててスケジュール情報を作成することとしてもよい。また、本実施の形態では、利用者の条件に合致する複数の職員を特定し、複数の職員のうちいずれかの職員を割り当ててスケジュール情報を作成することとしてもよい。その際、例えば、職員および利用者の住所、職員および利用者の相性、職員の介護に対する経験値などの判断基準に基づいて、割り当てられる職員が判断される。
なお、本実施の形態では、利用者の死亡や入院に関する情報の入力を受け付けた際、当該利用者の介護に関するスケジュール情報を、スケジュールDB230から削除し、スケジュール情報の作成をし直すこととしてもよい。
以上説明したように、本発明にかかるスケジュール作成プログラム、スケジュール作成装置およびスケジュール作成方法によれば、研修から実務への移行を効率的に行うことができるという効果を奏する。これにより、職員の育成の効率化を図ることができる。
なお、本実施の形態で説明したスケジュール作成方法は、予め用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することにより実現することができる。本スケジュール作成プログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。また本スケジュール作成プログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布してもよい。