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JP5632038B2 - 折り畳み容器 - Google Patents
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Description

本発明は、折り畳み容器に係り、特に、食品を入れるのに好適な折り畳み容器に関する。
環境保護運動の一つとして、いわゆるエコバッグの普及が進んでいる。小売店のレジ袋を使わずに消費者が持参したバッグを繰り返し使用することにより、ごみの削減や、温室効果ガスの削減を図るものである。本願出願人は、食品の包装容器について同様の環境保護運動に取り組んでいる。食品を持ち運ぶ際、組立容器(折り畳み容器)に食品を入れて持ち運び、この容器を繰り返し使用することにより、ごみの削減、温室効果ガスの削減を目指している。
そのような容器の理想は、コンパクトに折り畳んで携帯できること、使用中に液体物がこぼれない構造、洗って繰り返し使用できる素材、容器と蓋とが一体になっていること、ケーキ箱のように容器の側部からも食品の出し入れができること、などの多くの条件を満たすものとなる。
引用文献1に開示されたテイクアウト用紙容器は、使用前は折り畳んで保存でき、使用時には容易に組立ができ、さらに内容物由来の油や水が紙容器の四隅から漏れ難い構造となっている。
しかし、容器と蓋とが別体となっており、容器と蓋とを個別に組み立てなければならない。また、容器を組み立てる際に舌片を接着するので、使用後に再度折り畳むということが難しい。また、容器を組み立てた後に当該容器の側部から食品を出し入れすることができない。
よって、食品を持ち運ぶ際、組立容器(折り畳み容器)に食品を入れて持ち運び、この容器を繰り返し使用することにより、ごみの削減、温室効果ガスの削減を図る、という目的に照らし、好適な構造の容器とはいえない。
また、引用文献2に開示された食品収納容器は、不使用時に嵩張らず、使用時に液漏れがなく、組み立て、分解が容易で、再利用が可能であり、衛生的な食品収納容器を提供する。組立時には、一対のコーナー板部6をカバー板部7で外装し、該カバー板部7を係止した構成となる(引用文献2の要約より)。これにより、係止部が、端板部4に重ねる一対のコーナー板部6により形成される。
特開2008−120453号公報 登録実用新案第3161650号公報
本発明は、食品を持ち運ぶ際、組立容器(折り畳み容器)に食品を入れて持ち運び、この容器を繰り返し使用する、という目的に好適な折り畳み容器を提供することを課題とする。このような容器は、食品のテイクアウト、食べきれなかった食品を持ち帰るドギーバッグや弁当箱などに好適である。
この課題を解決するため、本発明は以下の構成を採る。
防水性の1枚のシート材で形成され、方形の底面部材と、この方形の底面部材の四辺に隙間なく繋がれた4つの側面部材と、隣り合う前記側面部材の間に隙間なく繋がれた4つの折り代部材と、一対の前記側面部材から延設された一対の固定部材と、他の前記側面部材に繋がれた蓋部材とを備え、
前記固定部材を容器の外側に折り返して着脱自在に係止するための第1の係止部を、前記側面部材に重ねる部材に形成することにより、当該側面部材に穴を開けることなく形成し、当該第1の係止部は、係止する固定部材と側面部材との間に、2つの前記折り代部材を挟持させ、
さらに、前記容器を閉塞した前記蓋部材を着脱自在に係止する第2の係止部を前記固定部材に設けた、折り畳み容器。
本発明によれば、食品を持ち運ぶ際、組立容器(折り畳み容器)に食品を入れて持ち運び、この容器を繰り返し使用する、という目的に好適な折り畳み容器を提供することができる。
本発明の一実施形態を示すシートの展開図 図1のシートから容器を組み立てる手順の説明図 図1のシートから容器を組み立てる手順の説明図 図1のシートから容器を組み立てる手順の説明図 図1のシートから容器を組み立てる手順の説明図 図1のシートから容器を組み立てる手順の説明図 図1のシートから容器を組み立てる手順の説明図 図1のシートを折り畳む手順の説明図 図1のシートを折り畳む手順の説明図 図1のシートを折り畳む手順の説明図 図1のシートを折り畳む手順の説明図 容器の第1実施形態を示す斜視図 図12の容器を示す透視図 容器の第2実施形態を示す斜視図 図14の容器を示す透視図 容器に取っ手付きカバーを装着した使用状態図 本発明の更に他の実施形態を示すシートの展開図 図17のシートから容器を組み立てる手順の説明図 図17のシートから容器を組み立てる手順の説明図 図17のシートから組み立てた容器の斜視図 図20に示す容器の透視図 図17のシートを折り畳む手順の説明図 図17のシートを折り畳む手順の説明図
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態の折り畳み容器は、図1に示す1枚の樹脂製のシートから組み立てられる。本実施形態においてシートの素材はポリプロピレンである。図1において、シートの外周を示す実線以外の実線は山折りを示し、点線は谷折りを示す。図1では、容器を組み立てた際に、容器の外側となる面を示している。このシートを山折り、谷折りに沿って組み立ててゆくと、最終的に図12のイメージ及び図13の透視図に示す容器となる。この容器は蓋付きの容器である。
図1に戻り、シートの構成を説明する。シートの中央には、長方形の底面部材1が配置されている。長方形の底面部材1の四辺には、それぞれの辺と同じ幅の方形の側面部材2〜5が隙間なく繋がっている。各側面部材2〜5の高さは同一である。隣り合う側面部材2と3、3と4、4と5、5と2の間には、折り畳むことによって当該隣り合う側面部材を底面から垂直方向に立ち上げる折り代部材6〜9が当該隣り合う側面部材及び底面部材1の角に隙間なく繋がっている。
長手面の側面部材3と5の外側の辺には、それぞれの辺と同じ幅の略方形の蓋部材11と12がそれぞれ隙間なく繋がっている。一方の蓋部材11の両脇には、蓋を閉じたときに蓋の両脇を閉塞するための耳部材11a及び11bが隙間なく繋がっている。同様に、他方の蓋部材12の両脇にも、蓋を閉じたときに蓋の両脇を閉塞するための耳部材12a及び12bが隙間なく繋がっている。また、蓋部材を重ねるときに下となる一方の蓋部材11にはスリット状の差込口11cが形成され、上となる他方の蓋部材12には、ベロ12cが切り込まれている。一方の蓋部材11に形成された差込口11cに、他方の蓋部材12に形成されたベロ12cを引っ掛けることにより、閉塞した蓋同士を連結し固定するようになっている。
また、短手面の側面部材2と4の外側の辺には、折り代部材6〜9を側面に固定する固定部材13と14がそれぞれ繋がっている。固定部材13,14には、当該固定部材13,14を側面部材2,4の外面にそれぞれ固定するためのベロ13a,14aが切り込まれている。一方、側面部材2,4には、固定部材13,14に形成されたベロ13a,14aを引っ掛けるための差込口2a,4a(第1の係止部)が設けられている。
ここで、側面部材2,4に設けられた差込口2a,4aは、側面部材2,4に切り込みを入れて形成したものではない。側面部材2,4の外面に樹脂製のリボン状の部材15を重ね、当該リボンの長手方向の両端部を側面部材2,4に溶着し、当該リボンの長手方向に沿ってリボン状の部材15に差込口2a,4aを形成する。
また、固定部材13,14には、蓋部材12の両脇の耳部材12a,12bを固定するための差込口13b,14b(第2の係止部)が切り込まれている。蓋部材12の両脇の耳部材12a,12bには、固定部材13,14に形成された差込口13b,14bに差し込むためのベロ121が形成されている。上述した各差込口は、各ベロを差し込むのに適した位置に、それぞれ配置されている。
次に、このシートから容器を組み立てる過程を図面を参照しつつ説明する。まず、図2に示すように、シートの中央、つまり底面部材1の上に食品を載せる。ここで、図2では容器の内側を示しているので、図1で示した容器の外側とは反対の面を示している。この状態から、図3に示すように、折り代部材6〜9を外側が山になるように折り、固定部材13,14が繋がっている側面部材2,4の外面に重なるように折り畳む(図中(1)の矢印)。更に、固定部材13,14を側面部材2,4の外面に重なるように折り返し、側面部材2,4の外面と固定部材13,14との間に、折り代部材6〜9を挟み込む(図中(2)の矢印)。そして、固定部材13,14に形成されたベロ13a,14aを、側面部材2,4に設けられた差込口2a,4aに引っ掛ける。これにより、図4に示すように、底面から垂直に4つの側面部材2〜5が立ち上がり固定される。
続いて、図5に示すように、2枚の蓋部材11,12を、一方の蓋部材11が下に、他方の蓋部材12が上になるように重ね、容器の上方を塞ぐように折り、一方の蓋部材11に形成された差込口11cに、他方の蓋部材12に形成されたベロ12cを引っ掛ける。これにより、蓋が閉塞され固定される。
更に、図6に示すように、蓋部材11,12の両脇の耳部材11a,11b,12a,12bを側面部材2,4に沿って折り曲げ、重なりが上となる耳部材12a,12bに形成されたベロ121を、固定部材13,14に形成された差込口13b,14bに差し込むことにより、蓋の脇も閉塞され固定される。
ただし、図8のイメージでは、ベロ121を差込口13b,14bに引っ掛けるタイプを示している。蓋を固定部材13,14に係止する構造は、ベロ121を差込口13b,14bに差し込む構造でもよいし、ベロ121を差込口13b,14bに引っ掛ける構造でもよい。こうして、図7に示すように、容器の組み立てが完了する。
固定部材13,14に対する蓋の両脇の係止が差し込みタイプの場合、組み立てた容器のイメージは、図12のようになり、その透視図は図13のようになる。また、固定部材13,14に対する蓋の両脇の係止が引っ掛けタイプの場合、組み立てた容器のイメージは、図14のようになり、その透視図は図15のようになる。
ここで、一つの固定部材13のベロ13a及び差込口13bにおける各係止を解除すると、当該固定部材13と側面部材2との間に挟まれていた折り代部材6,9を開くことができ、当該側面部材2だけを底面部材1と同じ平面に倒して容器の側面だけを開くことが可能であり、側面からの食品の出し入れを行うことができる。
次に、容器を携帯するためにコンパクトに折り畳む方法を説明する。図8に示すように、容器をシート状に戻し、容器の中は空の状態にする。容器をシート状に戻す手順は、上述した組み立てと逆の手順を行えばよい。この状態から図9に示すように、蓋部材11,12及び当該蓋部材11,12に繋がる側面部材3,5を、底面部材1の内面にZ状に重畳するように折り畳む。
続いて、図10に示すように、一方の固定部材14及び当該固定部材14に繋がる側面部材4を蓋部材の上に更に重ねるように折り畳み、更に、図11に示すように、他方の固定部材13及び当該固定部材13に繋がる側面部材2を重ねるように折り畳み、最後に、先に折り畳んだ側面部材4の差込口4aに、後に折り畳んだ固定部材13のベロ13aを引っ掛けることにより、容器のシートがコンパクトに折り畳まれた状態で固定される。
組み立てた容器は、図16に示すように、取っ手付きのカバーを装着することにより、取っ手を持って持ち運ぶことが可能である。このカバーは、容器の長手方向の幅と同じ幅で帯状に形成されており、当該帯の両端部に取っ手となるアーチが形成されている。帯の長さは、容器の底面部材1、長手面の側面部材3,5及び蓋部材11,12を丁度周回する長さに設定されており、容器の上部において帯の両端部に形成されたアーチを対向させることにより当該アーチが取っ手となる。また、帯の両端部には、当該両端部を着脱自在に接続する固定部が設けられており、当該固定部は例えば面ファスナーにより構成される。取っ手を取り外す際は、帯の両端部の固定を解除し、帯を容器から取り外す。このカバーは、図11のように折り畳んだ容器を包むカバーとして用いることができる。
以上のとおり本実施形態によれば、容器をコンパクトに折り畳んで携帯することができ、また、樹脂製の底面部材1及び側面部材2〜5に穴を開けていないので、使用中に液体物が漏れない構造となっている。かつ、固定部材13,14の係止を解除することにより、容器から1枚の樹脂製シートに戻すことができるので、洗って何度も繰り返し使用することができる。更に、容器と蓋とが1枚のシートにより一体になっているので、折り畳んでも容器と蓋とを別々に取り扱う煩わしさもない。また前述のように、容器の側部からも食品の出し入れを行うことができる。
よって、本実施形態によれば、食品を持ち運ぶ際、組立容器(折り畳み容器)に食品を入れて持ち運び、この容器を繰り返し使用する、という目的に好適な折り畳み容器を提供することができる。
次に、本発明の他の実施形態を図17乃至図23を参照して説明する。以下の説明において、先に説明した実施形態と対応する部分には、同一の符号を付する。
先の実施形態では、側面部材2,4に、リボン状部材15を取り付けることにより、側面部材2,4に差込口(第1の係止部)2a,4aを設けた。側面部材2,4に直接差込口を切り込むと、当該切り込みから内容物が漏れ出るおそれがあるため、側面部材2,4に切り込みを入れることなく、リボン状部材15を取り付けることによって、そこに差込口2a,4aを設けた。
しかしこの場合、側面部材2,4にリボン状部材15を取り付けるための工程が必要になる。本実施形態は、この工程、即ち、側面部材2,4にリボン状部材15を取り付けるための工程を不要とする。
図17は、本実施形態の展開図である。図1に示した先の実施形態の展開図と見比べると、本実施形態では、リボン状部材15によって形成した差込口2a,4aに代えて、折り代部材6〜9の組み立てたとき外側となる部分に、それぞれ切り込みによる差込口2a,4aを形成している。
また、固定部材13,14の形状を略方形に変更し、当該固定部材13,14のそれぞれの先端側の2つの角部に、差込口2a,4aの位置に対応したベロ13a,14aを切り込みにより形成している。容器を組み立てるとき、各折り代部材6〜9に1つずつ形成した合計4つの差込口に、各固定部材13,14に2つずつ形成した合計4つのベロを、それぞれ差し込むようになっている。その他の部分の構成は、前述した先の実施形態と同一である。
そして、容器を組み立てる際は、図18に示すように、側面部材2〜5を中央に立ち上げ、折り代部材6〜9を、固定部材13,14に繋がる側面部材2,4の外側に沿うようにそれぞれ折り曲げる。
続いて、図19に示すように、折り代部材6〜9の上に固定部材13,14を被せ、固定部材13,14に形成した合計4ヵ所のベロ13a,14aを、折り代部材6〜9の外側に露出した差込口2a,4aに差し込む。また、先の実施形態と同様に、蓋部材11,12を閉じて固定すると、容器が完成する。図19の反対側から見た側面は、図20のように表れる。また、図20を透視図により表すと、図21のように表れる。
容器を折り畳む際は、図22に矢印で示すように、長手方向の両側面を底面に重ねるように折り畳み、次いで、図23に矢印で示すように、短手方向の両側面を更に折り重ねる。これにより、先の実施形態と同様に、コンパクトに折り畳んで携帯及び収納することができる。
以上説明した本実施形態によると、先の実施形態とは異なり、側面部材2,4にリボン状部材15を取り付けるための工程が不要となる。
ここで、本発明の範囲は、上記各実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載した発明の範囲である。例えば、シートは防水性であればよく、具体的な素材の種類などは問わない。また、実施形態の蓋部材は左右にセパレートに分かれていて中央で重なることにより容器を閉塞するが、これを1枚物の蓋部材として当該1枚の蓋部材が容器の上方全体を覆う構造としてもよい。また、各部材間の係止構造は、側面部材に穴を開けるものでなければ、その構造は問わない。また、容器の寸法の割合や図に示すシートの輪郭線の形状が違っていてもよい。
1 底面部材
2〜5 側面部材
2a,4a 差込口(第1の係止部)
6〜9 折り代部材
11,12 蓋部材
11a,11b,12a,12b 蓋部材に設けられた耳部材
11c 蓋部材11に形成された差込口
12c 蓋部材12に形成されたベロ
13,14 固定部材
13a,14a 固定部材に形成されたベロ
13b,14b 固定部材に形成された差込口(第2の係止部)
15 リボン状部材
121 蓋部材12の耳部材に形成されたベロ

Claims (3)

  1. 枚のシート材で形成され、方形の底面部材と、この方形の底面部材の四辺に繋がれた4つの側面部材と、隣り合う前記側面部材の間に繋がれた4つの折り代部材と、一対の前記側面部材から延設された一対の固定部材と、他の前記側面部材に繋がれた蓋部材とを備え、
    前記固定部材を容器の外側に折り返して係止するための第1の係止部を、前記側面部材に重ねる部材により形成し、当該第1の係止部は、前記固定部材と側面部材との間に、2つの前記折り代部材を挟持させ、
    さらに、前記容器を閉塞した前記蓋部材を係止する第2の係止部を前記固定部材に形成した、折り畳み容器。
  2. 前記側面部材に重ねる部材が、前記折り代部材である、請求項1に記載の折り畳み容器。
  3. 前記一対の側面部材のうち一方の側面部材に設けた前記第1の係止部に、他方の側面部材から延設された他方の固定部材を係止できるように構成した、請求項1に記載の折り畳み容器。
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