JP5639713B2 - セラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤の製造方法 - Google Patents
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Description
本発明のセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤の製造に使用され得る微生物としては、Schizosaccharomyces属の酵母、Pichia属の酵母、Candida属の酵母、Debaryomyces属の酵母、Cryptococcus属の酵母、Hansenula属の酵母、Bullera属の酵母、Rhodotorula属の酵母、Sporobolomyces属の酵母、Brettanomyces属の酵母、及びYarrowia属の酵母から選ばれる少なくとも何れか一種のものであってもよい。
本発明のセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤の製造方法は、酵母を、大豆残渣および糖類を含有する培地で培養することで、培養上清からセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤を得る。該方法の詳細を以下に記載する。
本発明では、上記の微生物の少なくとも1種又は2種以上を、液体培地中で培養することが望ましい。
前記微生物の菌体を、セラミド/グルコシルセラミド産生促進剤製造培地に直接接種することにより行う。セラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤を製造するための培養条件としては、酵母微生物の生理的な特性、酵母微生物の成長に必要な温度・時間の最適化、並びにセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進の効果を高める観点から、20〜40℃、好ましくは27〜35℃の培養温度で、1〜7日、好ましくは48〜96時間、より好ましくは68〜76時間で培養するのが好ましい。
製造物の純度を高める観点から、前記培養により得られた培養液を精製して、上清を得る。精製の方法としては、ろ過、遠心分離、イオン交換または吸着クロマトグラフィー、溶媒抽出、結晶化などの通常用いられる操作を必要に応じて適宜組み合わせて行われてもよい。また、遠心分離により上清を得ることが好ましい。遠心分離の回転数は、2000〜4000rpmが好ましく、2500〜3500rpmがより好ましい。遠心分離の時間は、0〜20分が好ましく、5〜15分がより好ましい。
<セラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤の製造(発酵液の処理)>
まず、以下の方法で培地を調製した。大豆を水に入れ、12時間含浸し、大豆に水を十分に吸収させた。水を吸収した大豆を研削して粉砕し、濾過、滴り乾燥し、大豆残渣を得た。当該大豆残渣を、大豆残渣の濃度が10w/v%、ブドウ糖の濃度が1w/v%になるように、ブドウ糖及び水と混合して、培地とした。
(細胞培養)
まず、正常ヒトの活性化角化細胞(Cascade Co., Ltd)を初代細胞として、75cm2の培養フラスコ(増殖因子を含有する培地2ml)に、37℃、5%CO2のインキュベーターにて80〜90%コンフルエントの状態に達するまで培養した。継代細胞を175cm2の培養フラスコに80〜90%コンフルエントの状態に達するまでに持続培養した。継代培養した後のヒト表皮角化細胞を12well Plate (細胞数1×105個/mL)に2mLずつ播種し、37℃、5%CO2のインキュベーターにて80〜90%コンフルエントの状態に達するまで持続培養した。
前記回収された細胞を含むPBS液に、まず、メタノール:クロロホルム(2.5ml:1.25ml)加え攪拌し、次に、20分間振とうした。その後、遠心分離(3000rpm、5分)を行い、上清aと沈殿bを取り分けて、その上清aをセラミド量及びグルコシルセラミド量解析に供し、沈殿bを次のタンパク量解析に供した。
上清aにPBS:クロロホルム(1.25ml:1.25ml)を入れ、20分間振動し、遠心分離(3000rpm、5分)を行い、下相にあるクロロホルム層を単離、回収した。回収されたクロロホルム層を30℃、窒素雰囲気で乾固させた。乾燥品をクロロホルム−メタノール混合溶媒(容量比=2.5ml:1.25ml)100μlに溶解し、下記の薄層クロマトグラフィーによりセラミド及びグルコシルセラミドの定量に供した。
細胞中のセラミド量及びグルコシルセラミド量を表示するためにタンパク量の解析を行った。上記沈殿bに、900μl SDS(ドデシルスルホン酸ナトリウム)溶液を入れ、混合し、60℃で2時間加熱した後、タンパク質を変性・分解させ、冷却した。次いで、100μl 2N HClを加え、BCA Kit法(タンパク量の解析用のキット)によりタンパク量(Proと記する。μg/mL)を測定した。
本発明品とコントロールの試料のそれぞれに対して、下式のように、Cer/ProとGlyCer/Proを測定した。前記コントロールのCer/ProとGlyCer/Proのそれぞれを1とした場合の、本発明のCer/ProとGlyCer/Proの相対値を算出して表1に示した。また、前記コントロールのwellあたりのタンパク量を100とした場合の、本発明のwellあたりのタンパク量の相対値(Pro.(%))を算出して、それによりwellあたりのセラミド量及びグルコシルセラミド量(コントロールに対する相対量)を求めた。合わせて表1に示した。
Cer/Well=Cer/Pro×Pro.(%)
GlyCer/Well=GlyCer/Pro×Pro.(%)
<セラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤の製造(発酵液の処理)>
まず、以下の方法で培地を調製した。大豆を水に入れ、12時間含浸し、大豆に水を十分に吸収させた。水を吸収した大豆を研削して粉砕し、濾過、滴り乾燥し、大豆残渣を得た。当該大豆残渣を、大豆残渣の濃度が10w/v%、ブドウ糖の濃度が1w/v%になるように、ブドウ糖及び水と混合して、培地とした。
(細胞培養)
まず、正常ヒトの活性化角化細胞(Cascade Co., Ltd)を初代細胞として、75cm2の培養フラスコ(増殖因子を含有する培地2ml)に、37℃、5%CO2のインキュベーターにて80〜90%コンフルエントの状態に達するまで培養した。継代細胞を175cm2の培養フラスコに80〜90%コンフルエントの状態に達するまでに持続培養した。継代培養した後のヒト表皮角化細胞を12well Plate (細胞数1×105個/mL)に2mLずつ播種し、80〜90%コンフルエントの状態に達するまで持続培養した。
前記回収された細胞を含むPBS液に、まず、メタノール:クロロホルム(2.5ml:1.25ml)の溶媒を加え攪拌し、次に、20分間振動した。その後、遠心分離(3000rpm、5分)を行い、上清aと沈殿bを取り分けて、その上清aをセラミド量及びグルコシルセラミド量解析に供し、沈殿bを次のタンパク量解析に供した。
上清aにPBS:クロロホルム(1.25ml:1.25ml)の溶媒を入れ、20分間振動し、遠心分離(3000rpm、5分)を行い、下相にあるクロロホルム層を単離、回収した。回収されたクロロホルム層を30℃、窒素雰囲気で乾固させた。乾燥品をクロロホルム−メタノール混合溶媒(容量比=2.5ml:1.25ml)100μlに溶解し、下記の薄層クロマトグラフィーによりセラミド及びグルコシルセラミドの定量に供した。
細胞中のセラミド量及びグルコシルセラミド量を表示するためにタンパク量の解析を行った。上記沈殿bに、900μl SDS(ドデシルスルホン酸ナトリウム)溶液を入れ、混合し、60℃で2時間加熱した後、タンパク質を変性・分解させ、冷却した。次いで、100μl 2N HClを加え、BCA Kit法(タンパク量の解析用のキット)によりタンパク量(Proと記する。μg/mL)を測定した。
本発明品とコントロールの試料のそれぞれに対して、下式のように、Cer/ProとGlyCer/Proを測定した。前記コントロールのCer/ProとGlyCer/Proのそれぞれを1とした場合の、本発明のCer/ProとGlyCer/Proの相対値を算出して表2−1〜表2−3に示した。また、前記コントロールのwellあたりのタンパク量を100とした場合の、本発明のwellあたりのタンパク量の相対値(Pro.(%))を算出して、それによりwellあたりのセラミドの量及びグルコシルセラミド量(コントロールに対する相対量)を求めた。合わせて表2に示した。
Cer/Well=Cer/Pro×Pro.(%)
GlyCer/Well=GlyCer/Pro×Pro.(%)
実施例2−1に記載の<セラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤の製造>において、Pichia anomalaを Pichia guilliermondii(江南大学工業微生物資源および情報センター(CICIMに番号422-19-3として受託されている。)に替え、また、大豆残渣の発酵後に得られた上清に2.5倍体積のEtOHを加えた混合液を、超音波処理装置で10分間処理し、3000rpm、30mins遠心分離で上清を回収した。その上清(約70mL)をろ紙でろ過して、さらに濾過液を真空乾燥機で乾燥処理して一定の重さになった。乾燥の試料を本発明のセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤2-B、2-Cとし、さらに、乾燥の試料2-B、2-Cを50v/v%EtOHで溶解し、それぞれ1v/v%及び0.1v/v%の濃度の溶液に調製した後、4℃の冷蔵庫で保存して、次の細胞培養に供した。上記以外は、実施例2-1と同様にして、試料2-B、2-Cのセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤の効果を評価した。結果は表2−1〜表2−3に示す。
表2−1〜表2−3から明らかなように、本発明品2-B、2-Cは、セラミド産生促進効果が確認された。
実施例2−1に記載の<セラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤の製造>において、Pichia anomalaをPichia norvegensis(江南大学工業微生物資源および情報センター(CICIMに番号CICIM Y0151として受託されている。)に替えた以外、実施例2−1と同様に培養した。
実施例2−1に記載の<セラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤の製造>において、Pichia anomala(番号360-20-3)をPichia anomala(江南大学工業微生物資源および情報センター(CICIMに番号CICIM Y0297として受託されている。)に替えた以外、実施例2−1と同様に培養した。
実施例2−1に記載の<セラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤の製造>において、Pichia anomala(番号360-20-3)をPichia anomala(江南大学工業微生物資源および情報センター(CICIMに番号CICIM Y0349として受託されている。)に替えた以外、実施例2−1と同様に培養した。
実施例2−1に記載の<セラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤の製造>において、Pichia anomala(番号360-20-3)をPichia membranifaciens(江南大学工業微生物資源および情報センター(CICIMに番号CICIM Y0360として受託されている。)に替えた以外、実施例2−1と同様に培養した。
実施例2−1に記載の<セラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤の製造>において、Pichia anomala(番号360-20-3)をPichia anomala(江南大学工業微生物資源および情報センター(CICIMに番号CICIM Y0420として受託されている。)に替えた以外、実施例2−1と同様に培養した。
実施例2−1に記載の<セラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤の製造>において、Pichia anomala(番号360-20-3)をPichia anomala(江南大学工業微生物資源および情報センター(CICIMに番号CICIM Y0421として受託されている。)に替えた以外、実施例2−1と同様に培養した。
実施例2−1に記載の<セラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤の製造>において、Pichia anomala(番号360-20-3)をPichia burtonii(江南大学工業微生物資源および情報センター(CICIMに番号CICIM Y0424として受託されている。)に替えた以外、実施例2−1と同様に培養した。
実施例2に記載の<セラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤の製造>において、Pichia anomala(番号360-20-3)をPichia guilliermondii(江南大学工業微生物資源および情報センター(CICIMに番号CICIM Y0440として受託されている。)に替えた以外、実施例2−1と同様に培養した。
実施例2−1に記載の<セラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤の製造>において、Pichia anomala(番号360-20-3)をPichia guilliermondii(江南大学工業微生物資源および情報センターCICIMに番号CICIM Y0326として受託されている。)に替えた以外、実施例2−1と同様に培養した。
実施例2−1に記載の<セラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤の製造>において、Pichia anomala(番号360-20-3)をPichia guilliermondii(江南大学工業微生物資源および情報センター(CICIMに番号CICIM Y0329として受託されている。)に替えた以外、実施例2-1と同様に培養した。
実施例2−1に記載の<セラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤の製造>において、Pichia anomala(番号360-20-3)をPichia guilliermondii(江南大学工業微生物資源および情報センター(CICIMに番号CICIM Y0414として受託されている。)に替えた以外、実施例2−1と同様に培養した。
(セラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤の製造)
大豆残渣からセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤を製造する微生物として、キャンディダ・ジラノイデス(Candida zeylanoides)(江南大学から購入され、中国高校工業微生物資源および情報センターCICIMに受託され、原始番号472-20-1)を使用した。
大豆残渣からセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤を製造する微生物として、キャンディダ・ジラノイデス(Candida zeylanoides)(江南大学から購入され、中国高校工業微生物資源および情報センターCICIMに受託され、原始番号406-20-1)を使用し、実施例3-1と同様の方法で本発明のセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤含有の粗抽出物を得た(本発明品3-B−1)。さらに、その粗抽出物を精製して得た大豆残渣の発酵エキスを、本発明のセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤とした。
大豆残渣からセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤を製造する微生物として、キャンディダ・パラプシロシス(Candida parapsilosis)(江南大学から購入され、中国高校工業微生物資源および情報センターCICIMに受託され、原始番号514-20-3)を使用し、実施例3-1と同様の方法で本発明のセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤含有の粗抽出物を得た(本発明品3-C−1)。さらに、その粗抽出物を精製して得た大豆残渣の発酵エキスを、本発明のセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤とした。
大豆残渣からセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤を製造する微生物として、キャンディダ・パラプシロシス(Candida parapsilosis)(江南大学から購入され、中国高校工業微生物資源および情報センターCICIMに受託され、原始番号525-20-2)を使用し、実施例3-1と同様の方法で大豆残渣の発酵エキスを、本発明のセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤とした。
大豆残渣からセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤を製造する微生物として、キャンディダ・メタプシローシス(Candida metapsilosis)(江南大学から購入され、中国高校工業微生物資源および情報センターCICIMに受託され、原始番号510-19-3)を使用し、実施例3-1と同様の方法で本発明のセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤含有の粗抽出物を得た(本発明品3-E−1)。さらに、その粗抽出物を精製して得た大豆残渣の発酵エキスを、本発明のセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤とした。
大豆残渣からセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤を製造する微生物として、キャンディダ・パラプシロシス(Candida parapsilosis)(江南大学から購入され、中国高校工業微生物資源および情報センターCICIMに受託され、委託番号CICIM Y0314)を使用し、実施例3-1と同様の方法で本発明のセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤含有の粗抽出物を得た(本発明品3-F-1)。さらに、その粗抽出物を精製して得た大豆残渣の発酵エキスを、本発明のセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤とした。
大豆残渣からセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤を製造する微生物として、キャンディダ・パラプシロシス(Candida parapsilosis)(江南大学から購入され、中国高校工業微生物資源および情報センターCICIMに受託され、委託番号CICIM Y0322)を使用し、実施例3-1と同様の方法で本発明のセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤含有の粗抽出物を得た(本発明品3-G-1)。さらに、その粗抽出物を精製して得た大豆残渣の発酵エキスを、本発明のセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤とした。
大豆残渣からセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤を製造する微生物として、キャンディダ・ボイディニ(Candida boidinii)(江南大学から購入され、中国高校工業微生物資源および情報センターCICIMに受託され、委託番号CICIM Y0366)を使用し、実施例3-1と同様の方法で本発明のセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤含有の粗抽出物を得た(本発明品3-H-1)。さらに、その粗抽出物を精製して得た大豆残渣の発酵エキスを、本発明のセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤とした。
大豆残渣からセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤を製造する微生物として、キャンディダ・メタプシローシス(Candida metapsilosis)(江南大学から購入され、中国高校工業微生物資源および情報センターCICIMに受託され、委託番号CICIM Y0439)を使用し、実施例3-1と同様の方法で大豆残渣の発酵エキスを得た。
大豆残渣からセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤を製造する微生物として、キャンディダ・パラプシロシス(Candida parapsilosis)(江南大学から購入され、中国高校工業微生物資源および情報センターCICIMに受託され、委託番号CICIM Y0443)を使用し、実施例3-1と同様の方法で大豆残渣の発酵エキスを得た。
大豆残渣からセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤を製造する微生物として、キャンディダ・マグノリアエ(Candida magnoliae)(江南大学から購入され、中国高校工業微生物資源および情報センターCICIMに受託され、委託番号CICIM Y0184)を使用し、実施例3-1と同様の方法で大豆残渣の発酵エキスを得た。
大豆残渣からセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤を製造する微生物として、キャンディダ・マルトーサ(Candida maltosa)(江南大学から購入され、中国高校工業微生物資源および情報センターCICIMに受託され、委託番号CICIM Y0207)を使用し、実施例3-1と同様の方法で大豆残渣の発酵エキスを得た。
大豆残渣からセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤を製造する微生物として、キャンディダ・ステアトリチカ(Candida steatolytica)(江南大学から購入され、中国高校工業微生物資源および情報センターCICIMに受託され、委託番号CICIM Y0221)を使用し、実施例3-1と同様の方法で本発明のセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤含有の粗抽出物を得た(本発明品3-M-1)。さらに、その粗抽出物を精製して得た大豆残渣の発酵エキスを、本発明のセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤とし、4℃で保存して、次のセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進試験に供する。
大豆残渣からセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤を製造する微生物として、キャンディダ・ブチリ(Candida butyri)(江南大学から購入され、中国高校工業微生物資源および情報センターCICIMに受託され、委託番号CICIM Y0233)を使用し、実施例3-1と同様の方法で大豆残渣の発酵エキスを得た。
大豆残渣からセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤を製造する微生物として、キャンディダ・ラギー(Candida rhagii)(江南大学から購入され、中国高校工業微生物資源および情報センターCICIMに受託され、委託番号CICIM Y0248)を使用し、実施例3-1と同様の方法で本発明のセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤含有の粗抽出物を得た(本発明品3-O−1)。さらに、その粗抽出物を精製して得た大豆残渣の発酵エキスを、本発明のセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤とした。
大豆残渣からセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤を製造する微生物として、キャンディダ・ジラノイデス(Candida zeylanoides)(江南大学から購入され、中国高校工業微生物資源および情報センターCICIMに受託され、委託番号CICIM Y0428)を使用し、実施例3-1と同様の方法で本発明のセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤含有の粗抽出物を得た(本発明品3-P−1)。さらに、その粗抽出物を精製して得た大豆残渣の発酵エキスを、本発明のセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤とした。
大豆残渣からセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤を製造する微生物として、キャンディダ・パラプシロシス(Candida parapsilosis)(江南大学から購入され、中国高校工業微生物資源および情報センターCICIMに受託され、委託番号CICIM Y0325)を使用し、実施例3-1と同様の方法で本発明のセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤含有の粗抽出物を得た(本発明品3-Q−1)。さらに、その粗抽出物を精製して得た大豆残渣の発酵エキスを、本発明のセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤とした。
<角化細胞(Keratinocytes)の培養>
まず、正常ヒトの活性化角化細胞(Cascade Co., Ltd)を初代細胞として、75cm2の培養フラスコ(増殖因子を含有する培地2ml)に、37℃、5%CO2のインキュベーターにて80〜90%コンフルエントの状態に達するまで培養した。継代細胞を175cm2の培養フラスコに80〜90%コンフルエントの状態に達するまでに持続培養した。さらに12well Plate (細胞数1×105個/mL)に2mLずつ播種し、37℃、5%CO2のインキュベーターにて80〜90%コンフルエントの状態に達するまで持続培養した。
脂質抽出は、Bligh & Dyer法を用いて行った。具体的には、前記回収した細胞を含むPBS液に、まず、メタノール:クロロホルム(2.5mL:1.25mL)加え攪拌し、次に、20分間振とう混合した。その後、遠心分離(3000rpm、5分)を行い、上清Aと沈殿Bを取り分けて、その上清Aをセラミド量及びグルコシルセラミド量解析に供し、沈殿Bを次のタンパク量解析に供する。
細胞中のセラミド量及びグルコシルセラミド量を表示するためにタンパク量解析を行った。回収した沈殿Bに、900μl SDS溶液を入れ、混合し、60℃の水浴で2時間加熱した後、タンパク質を変性・分解させるように冷却した。次いで、100μl 2N HClを加え、BCA Kit法によりタンパク量(μg/mL)を測定した。
残った上清AにPBS:クロロホルム(1.25mL:1.25mL)を入れ、20分間振動混合し、遠心分離(3000rpm、5分)を行い、下相にあるクロロホルム層を単離、回収した。回収したクロロホルム層を30℃、窒素還流下で乾固させて乾燥品を得た。乾燥品をクロロホルム−メタノール混合溶媒(容量比=2.5ml:1.25ml)100μlに溶解し、下記の薄層クロマトグラフィーによりセラミド及びグルコシルセラミドの定量(それぞれをCer及びGlyCerとし、単位μg/mL)を行った。
上記細胞培養を行わなく、TLC法のみで上記実施例3-1〜3-17で得たのセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤を解析して、その結果として、本発明品の中にはセラミド/グルコシルセラミドは存在しないことを示した。
(セラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤の製造)
大豆残渣からセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤を製造する微生物として、デバリオマイセス・ハンセニ(Debaryomyces hansenii)(江南大学から購入され、中国高校工業微生物資源および情報センターCICIMに受託され、原始番号476-20-1)を使用した。
大豆残渣からセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤を製造する微生物として、デバリオマイセス・ハンセニ(Debaryomyces hansenii)(江南大学から購入され、中国高校工業微生物資源および情報センターCICIMに受託され、原始番号514-20-4)を使用し、実施例4-1と同様の方法で得た大豆残渣の発酵エキスを、本発明のセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤とした。
大豆残渣からセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤を製造する微生物として、デバリオマイセス・ハンセニ(Debaryomyces hansenii)(江南大学から購入され、中国高校工業微生物資源および情報センターCICIMに受託され、受託番号CICIM Y0356)を使用し、実施例4-1と同様の方法で得た大豆残渣の発酵エキスを、本発明のセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤とした。
大豆残渣からセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤を製造する微生物として、デバリオマイセス・ハンセニ(Debaryomyces hansenii)(江南大学から購入され、中国高校工業微生物資源および情報センターCICIMに受託され、受託番号CICIM Y0286)を使用し、実施例4-1と同様の方法で得た大豆残渣の発酵エキスを、本発明のセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤とした。
大豆残渣からセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤を製造する微生物として、デバリオマイセス・ハンセニ(Debaryomyces hansenii)(江南大学から購入され、中国高校工業微生物資源および情報センターCICIMに受託され、受託番号CICIM Y0287)を使用し、実施例4-1と同様の方法で得た大豆残渣の発酵エキスを、本発明のセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤とした。
大豆残渣からセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤を製造する微生物として、デバリオマイセス・ハンセニ(Debaryomyces hansenii)(江南大学から購入され、中国高校工業微生物資源および情報センターCICIMに受託され、受託番号CICIM Y0289)を使用し、実施例4-1と同様の方法で得た大豆残渣の発酵エキスを、本発明のセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤とした。
大豆残渣からセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤を製造する微生物として、デバリオマイセス・ハンセニ(Debaryomyces hansenii)(江南大学から購入され、中国高校工業微生物資源および情報センターCICIMに受託され、受託番号CICIM Y0290)を使用し、実施例4-1と同様の方法で得た大豆残渣の発酵エキスを、本発明のセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤とした。
大豆残渣からセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤を製造する微生物として、デバリオマイセス・バンリジエ(Debaryomyces vanrijiae)(江南大学から購入され、中国高校工業微生物資源および情報センターCICIMに受託され、受託番号CICIM Y0198)を使用し、実施例4-1と同様の方法で得た大豆残渣の発酵エキスを、本発明のセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤とした。
大豆残渣からセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤を製造する微生物として、デバリオマイセス・ハンセニ(Debaryomyces hansenii)(江南大学から購入され、中国高校工業微生物資源および情報センターCICIMに受託され、受託番号CICIM Y0351)を使用し、実施例4-1と同様の方法で得た大豆残渣の発酵エキスを、本発明のセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤とした。
<角化細胞(Keratinocytes)培養>
まず、正常ヒトの活性化角化細胞(Cascade Co., Ltd)を初代細胞として、75cm2の培養フラスコ(増殖因子を含有する培地2ml)に、37℃、5%CO2のインキュベーターにて80〜90%コンフルエントの状態に達するまで培養した。継代細胞を175cm2の培養フラスコに80〜90%コンフルエントの状態に達するまでに持続培養した。さらに12well Plate (細胞数1×105個/mL)に2mLずつ播種し、37℃、5%CO2のインキュベーターにて80〜90%コンフルエントの状態に達するまで持続培養した。
脂質抽出は、Bligh & Dyer法を用いて行った。具体的には、前記回収した細胞を含むPBS液に、まず、メタノール:クロロホルム(2.5mL:1.25mL)加え攪拌し、次に、20分間振とうした。その後、遠心分離(3000rpm、5分)を行い、上清Aと沈殿Bを取り分けて、その上清Aをセラミド量及びグルコシルセラミド量解析に供し、沈殿Bを次のタンパク量解析に供する。
細胞中のセラミド量及びグルコシルセラミド量を表示するためにタンパク量解析を行った。回収した沈殿Bに、900μl SDS溶液を入れ、混合し、60℃で2時間加熱した後、タンパク質を変性・分解させるように冷却した。次いで、100μl 2N HClを加え、BCA Kit法によりタンパク量(μg/mL)を測定した。
残った上清AにPBS:クロロホルム(1.25mL:1.25mL)を入れ、20分間振動し、遠心分離(3000rpm、5分)を行い、下相にあるクロロホルム層を単離、回収した。回収したクロロホルム層を30℃、窒素還流下で乾固させて乾燥品を得た。乾燥品をクロロホルム−メタノール混合溶媒(容量比=2.5ml:1.25ml)100μlに溶解し、下記の薄層クロマトグラフィーによりセラミド及びグルコシルセラミドの定量(それぞれをCer及びGlyCerとし、単位μg/mL)を行った。
上記細胞培養を行わなく、TLC法のみで上記実施例4-1〜4-9で得たのセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤を解析して、その結果として、本発明品の中にはセラミド/グルコシルセラミドは存在しないことを示した。
このことから、本発明品自体には、セラミド又はグルコシルセラミドが存在しないが、セラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進効果を有し、さらに、セラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤として用い得ることが確認された。
<セラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤の製造(発酵液の処理)>
まず、以下の方法で培地を調製した。大豆を水に入れ、12時間含浸し、大豆に水を十分に吸収させた。水を吸収した大豆を研削して粉砕し、濾過、滴り乾燥し、大豆残渣を得た。当該大豆残渣を、大豆残渣の濃度が10w/v%、ブドウ糖の濃度が1w/v%になるように、ブドウ糖及び水と混合して、培地とした。
(細胞培養)
まず、正常ヒトの活性化角化細胞(Cascade Co., Ltd)を初代細胞として、75cm2の培養フラスコ(増殖因子を含有する培地2ml)に、37℃、5%CO2のインキュベーターにて80〜90%コンフルエントの状態に達するまで培養した。継代細胞を175cm2の培養フラスコに80〜90%コンフルエントの状態に達するまでに持続培養した。継代培養した後のヒト表皮角化細胞を12well Plate (細胞数1×105個/mL)に2mLずつ播種し、37℃、5%CO2のインキュベーターにて80〜90%コンフルエントの状態に達するまで持続培養した。
前記回収された細胞を含むPBS液に、まず、メタノール:クロロホルム(2.5ml:1.25ml)加え攪拌し、次に、20分間振とうした。その後、遠心分離(3000rpm、5分)を行い、上清aと沈殿bを取り分けて、その上清aをセラミド量及びグルコシルセラミド量解析に供し、沈殿bを次のタンパク量解析に供した。
上清aにPBS:クロロホルム(1.25ml:1.25ml)を入れ、20分間振動し、遠心分離(3000rpm、5分)を行い、下相にあるクロロホルム層を単離、回収した。回収されたクロロホルム層を30℃、窒素雰囲気で乾固させた。乾燥品をクロロホルム−メタノール混合溶媒(容量比=2.5ml:1.25ml)100μlに溶解し、下記の薄層クロマトグラフィーによりセラミド及びグルコシルセラミドの定量に供した。
細胞中のセラミド量及びグルコシルセラミド量を表示するためにタンパク量の解析を行った。上記沈殿bに、900μl SDS(ドデシルスルホン酸ナトリウム)溶液を入れ、混合し、60℃で2時間加熱した後、タンパク質を変性・分解させ、冷却した。次いで、100μl 2N HClを加え、BCA Kit法(タンパク量の解析用のキット)によりタンパク量(Proと記する。μg/mL)を測定した。
本発明品とコントロールの試料のそれぞれに対して、下式のように、Cer/ProとGlyCer/Proを測定した。前記コントロールのCer/ProとGlyCer/Proのそれぞれを1とした場合の、本発明のCer/ProとGlyCer/Proの相対値を算出して表5に示した。また、前記コントロールのwellあたりのタンパク量を100とした場合の、本発明のwellあたりのタンパク量の相対値(Pro.(%))を算出して、それによりwellあたりのセラミドの量及びグルコシルセラミド量(コントロールに対する相対量)を求めた。合わせて表5に示した。
Cer/Well=Cer/Pro×Pro.(%)
GlyCer/Well=GlyCer/Pro×Pro.(%)
実施例5-1に記載の<セラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤の製造>において、Cryptococcus laurentii(番号CICIM Y0232)をCryptococcus hungaricus(江南大学工業微生物資源および情報センター(CICIMに番号CICIM Y0203として受託されている。)に替えた以外、実施例5-1と同様に培養した。
実施例5-1に記載の<セラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤の製造>において、Cryptococcus laurentii(番号CICIM Y0232)をCryptococcus laurentii(江南大学工業微生物資源および情報センター(CICIMに番号CICIM Y0218として受託されている。)に替えた以外、実施例5-1と同様に培養した。
実施例5-1に記載の<セラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤の製造>において、Cryptococcus laurentii(番号CICIM Y0232)をCryptococcus hungaricus(江南大学工業微生物資源および情報センター(CICIMに番号CICIM Y0219として受託されている。)に替えた以外、実施例5-1と同様に培養した。
(セラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤の製造)
大豆残渣からセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤を製造する微生物として、ハンセヌラ・ポリモルファ(Hansenula polymorpha)(江南大学から購入され、中国高校工業微生物資源および情報センターCICIMに受託され、受託番号CICIM Y0234)を使用した。
大豆残渣からセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤を製造する微生物として、ハンセヌラ・ポリモルファ(Hansenula polymorpha)(江南大学から購入され、中国高校工業微生物資源および情報センターCICIMに受託され、委託番号CICIM Y0205)を使用して、実施例6-1と同様の方法で大豆残渣の発酵エキスを得て、本発明のセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤(本発明品6-B−1)とし、4℃で保存して、次のセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進試験に供する。
大豆残渣からセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤を製造する微生物として、ハンセヌラ・ポリモルファ(Hansenula polymorpha)(江南大学から購入され、中国高校工業微生物資源および情報センターCICIMに受託され、委託番号CICIM Y0257)を使用して、実施例6-1と同様の方法で大豆残渣の発酵エキスを得て、本発明のセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤とした。さらに、その大豆残渣の発酵エキスを50v/v%EtOHで溶解し、0.1v/v%の濃度(本発明品6-C-1)に調製後、4℃で保存して、次のセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進試験に供する。
大豆残渣からセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤を製造する微生物として、ハンセヌラ・ポリモルファ(Hansenula polymorpha)(江南大学から購入され、中国高校工業微生物資源および情報センターCICIMに受託され、委託番号CICIM Y0122)を使用して、実施例6-1と同様の方法で大豆残渣の発酵エキスを得て、本発明のセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤(本発明品6-D-1)とした。さらに、その大豆残渣の発酵エキスを50v/v%EtOHで溶解し、1v/v%(本発明品6-D−2)及び0.1v/v%(本発明品6-D−3)に調製後、4℃で保存して、次のセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進試験に供する。
大豆残渣からセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤を製造する微生物として、ハンセヌラ・ポリモルファ(Hansenula polymorpha)(江南大学から購入され、中国高校工業微生物資源および情報センターCICIMに受託され、委託番号CICIM Y0135)を使用して、実施例6-1と同様の方法で大豆残渣の発酵エキスを得て、本発明のセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤(本発明品6-E−1)とし、4℃で保存して、次のセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進試験に供する。
大豆残渣からセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤を製造する微生物として、ハンセヌラ・シフェリイ(Hansenula ciferrii)(江南大学から購入され、中国高校工業微生物資源および情報センターCICIMに受託され、委託番号CICIM Y0150)を使用して、実施例6-1と同様の方法で大豆残渣の発酵エキスを得て、本発明のセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤とした。さらに、その大豆残渣の発酵エキスを50v/v%EtOHで溶解し、1v/v%の濃度(本発明品6-F-1)に調製後、4℃で保存して、次のセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進試験に供する。
大豆残渣からセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤を製造する微生物として、ハンセヌラ・ポリモルファ(Hansenula polymorpha)(江南大学から購入され、中国高校工業微生物資源および情報センターCICIMに受託され、委託番号CICIM Y0197)を使用して、実施例6-1と同様の方法で大豆残渣の発酵エキスを得て、本発明のセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤(本発明品6-G-1)とした。さらに、その大豆残渣の発酵エキスを50v/v%EtOHで溶解し、1v/v%(本発明品6-G−2)及び0.1v/v%(本発明品6-G−3)に調製後、4℃で保存して、次のセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進試験に供する。
<角化細胞(Keratinocytes)培養>
まず、正常ヒトの活性化角化細胞(Cascade Co., Ltd)を初代細胞として、75cm2の培養フラスコ(増殖因子を含有する培地2ml)に、37℃、5%CO2のインキュベーターにて80〜90%コンフルエントの状態に達するまで培養した。継代細胞を175cm2の培養フラスコに80〜90%コンフルエントの状態に達するまでに持続培養した。さらに12well Plate (細胞数1×105個/mL)に2mLずつ播種し、37℃、5%CO2のインキュベーターにて80〜90%コンフルエントの状態に達するまで持続培養した。
脂質抽出は、Bligh & Dyer法を用いて行った。具体的には、前記回収した細胞を含むPBS液に、まず、メタノール:クロロホルム(2.5mL:1.25mL)加え攪拌し、次に、20分間振とうした。その後、遠心分離(3000rpm、5分)を行い、上清Aと沈殿Bを取り分けて、その上清Aをセラミド量及びグルコシルセラミド量解析に供し、沈殿Bを次のタンパク量解析に供する。
細胞中のセラミド量及びグルコシルセラミド量を表示するためにタンパク量解析を行った。回収した沈殿Bに、900μl SDS溶液を入れ、混合し、60℃で2時間加熱した後、タンパク質を変性・分解させるように冷却した。次いで、100μl 2N HClを加え、BCA Kit法によりタンパク量(μg/mL)を測定した。
残った上清AにPBS:クロロホルム(1.25mL:1.25mL)を入れ、20分間振動し、遠心分離(3000rpm、5分)を行い、下相にあるクロロホルム層を単離、回収した。回収したクロロホルム層を30℃、窒素還流下で乾固させて乾燥品を得た。乾燥品をクロロホルム−メタノール混合溶媒(容量比=2.5ml:1.25ml)100μlに溶解し、下記の薄層クロマトグラフィーによりセラミド及びグルコシルセラミドの定量(それぞれをCer及びGlyCerとし、単位μg/mL)を行った。
上記細胞培養を行わなく、TLC法のみで上記実施例6-1〜6-7で得たのセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤を解析して、その結果として、本発明品の中にはセラミド/グルコシルセラミドは存在しないことを示した。
(セラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤の製造)
大豆残渣からセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤を製造する微生物として、ブレラ・ツガエ(Bullera tsugae)(江南大学から購入され、中国高校工業微生物資源および情報センターCICIMに受託され、受託番号CICIM Y0259)を使用した。
<角化細胞(Keratinocytes)培養>
まず、正常ヒトの活性化角化細胞(Cascade Co., Ltd)を初代細胞として、75cm2の培養フラスコ(増殖因子を含有する培地2ml)に、37℃、5%CO2のインキュベーターにて80〜90%コンフルエントの状態に達するまで培養した。継代細胞を175cm2の培養フラスコに80〜90%コンフルエントの状態に達するまでに持続培養した。さらに12well Plate (細胞数1×105個/mL)に2mLずつ播種し、37℃、5%CO2のインキュベーターにて80〜90%コンフルエントの状態に達するまで持続培養した。
脂質抽出は、Bligh & Dyer法を用いて行った。具体的には、前記回収した細胞を含むPBS液に、まず、メタノール:クロロホルム(2.5mL:1.25mL)加え攪拌し、次に、20分間振とうした。その後、遠心分離(3000rpm、5分)を行い、上清Aと沈殿Bを取り分けて、その上清Aをセラミド量及びグルコシルセラミド量解析に供し、沈殿Bを次のタンパク量解析に供する。
細胞中のセラミド量及びグルコシルセラミド量を表示するためにタンパク量解析を行った。回収した沈殿Bに、900μl SDS溶液を入れ、混合し、60℃で2時間加熱した後、タンパク質を変性・分解させるように冷却した。次いで、100μl 2N HClを加え、BCA Kit法によりタンパク量(μg/mL)を測定した。
残った上清AにPBS:クロロホルム(1.25mL:1.25mL)を入れ、20分間振動し、遠心分離(3000rpm、5分)を行い、下相にあるクロロホルム層を単離、回収した。回収したクロロホルム層を30℃、窒素還流下で乾固させて乾燥品を得た。乾燥品をクロロホルム−メタノール混合溶媒(容量比=2.5ml:1.25ml)100μlに溶解し、下記の薄層クロマトグラフィーによりセラミド及びグルコシルセラミドの定量(それぞれをCer及びGlyCerとし、単位μg/mL)を行った。
上記細胞培養を行わなく、TLC法のみで上記実施例7-1で得たのセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤を解析して、その結果として、本発明品の中にはセラミド/グルコシルセラミドは存在しないことを示した。
<セラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤の製造(発酵液の処理)>
まず、以下の方法で培地を調製した。大豆を水に入れ、12時間含浸し、大豆に水を十分に吸収させた。水を吸収した大豆を研削して粉砕し、濾過、滴り乾燥し、大豆残渣を得た。当該大豆残渣を、大豆残渣の濃度が10w/v%、ブドウ糖の濃度が1w/v%になるように、ブドウ糖及び水と混合して、培地とした。
(細胞培養)
まず、正常ヒトの活性化角化細胞(Cascade Co., Ltd)を初代細胞として、75cm2の培養フラスコ(増殖因子を含有する培地2ml)に、37℃、5%CO2のインキュベーターにて80〜90%コンフルエントの状態に達するまで培養した。継代細胞を175cm2の培養フラスコに80〜90%コンフルエントの状態に達するまでに持続培養した。継代培養した後のヒト表皮角化細胞を12well Plate (細胞数1×105個/mL)に2mLずつ播種し、37℃、5%CO2のインキュベーターにて80〜90%コンフルエントの状態に達するまで持続培養した。
前記回収された細胞を含むPBS液に、まず、メタノール:クロロホルム(2.5ml:1.25ml)加え攪拌し、次に、20分間振とうした。その後、遠心分離(3000rpm、5分)を行い、上清aと沈殿bを取り分けて、その上清aをセラミド量及びグルコシルセラミド量解析に供し、沈殿bを次のタンパク量解析に供した。
上清aにPBS:クロロホルム(1.25ml:1.25ml)を入れ、20分間振動し、遠心分離(3000rpm、5分)を行い、下相にあるクロロホルム層を単離、回収した。回収されたクロロホルム層を30℃、窒素雰囲気で乾固させた。乾燥品をクロロホルム−メタノール混合溶媒(容量比=2.5ml:1.25ml)100μlに溶解し、下記の薄層クロマトグラフィーによりセラミド及びグルコシルセラミドの定量に供した。
細胞中のセラミド量及びグルコシルセラミド量を表示するためにタンパク量の解析を行った。上記沈殿bに、900μl SDS(ドデシルスルホン酸ナトリウム)溶液を入れ、混合し、60℃で2時間加熱した後、タンパク質を変性・分解させ、冷却した。次いで、100μl 2N HClを加え、BCA Kit法(タンパク量の解析用のキット)によりタンパク量(Proと記する。μg/mL)を測定した。
本発明品とコントロールの試料のそれぞれに対して、下式のように、Cer/ProとGlyCer/Proを測定した。前記コントロールのCer/ProとGlyCer/Proのそれぞれを1とした場合の、本発明のCer/ProとGlyCer/Proの相対値を算出して表8に示した。また、前記コントロールのwellあたりのタンパク量を100とした場合の、本発明のwellあたりのタンパク量の相対値(Pro.(%))を算出して、それによりwellあたりのセラミドの量及びグルコシルセラミド量(コントロールに対する相対量)を求めた。合わせて表8−1〜表8−2に示した。
Cer/Well=Cer/Pro×Pro.(%)
GlyCer/Well=GlyCer/Pro×Pro.(%)
実施例8-1に記載の<セラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤の製造>において、Rhodotorula mucilaginosa(番号CICIM Y0250)をRhodotorula mucilaginosa(江南大学工業微生物資源および情報センター(CICIMに番号CICIM Y0433として受託されている。)に替えた以外、実施例8-1と同様に培養した。
実施例8-1に記載の<セラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤の製造>において、Rhodotorula mucilaginosa(番号CICIM Y0250)をRhodotorula mucilaginosa(江南大学工業微生物資源および情報センター(CICIMに番号CICIM Y0430として受託されている。)に替えた以外、実施例8-1と同様に培養した。
実施例8-1に記載の<セラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤の製造>において、Rhodotorula mucilaginosa(番号CICIM Y0250)をRhodotorula glutinis(江南大学工業微生物資源および情報センター(CICIMに番号CICIM Y0148として受託されている。)に替えた以外、実施例8-1と同様に培養した。
実施例8-1に記載の<セラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤の製造>において、Rhodotorula mucilaginosa(番号CICIM Y0250)をRhodotorula mucilaginosa(江南大学工業微生物資源および情報センター(CICIMに番号CICIM Y0324として受託されている。)に替えた以外、実施例8-1と同様に培養した。
実施例8-1に記載の<セラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤の製造>において、Rhodotorula mucilaginosa(番号CICIM Y0250)をRhodotorula mucilaginosa(江南大学工業微生物資源および情報センター(CICIMに番号CICIM Y0337として受託されている。)に替えた以外、実施例8-1と同様に培養した。
実施例8-1に記載の<セラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤の製造>において、Rhodotorula mucilaginosa(番号CICIM Y0250)をRhodotorula mucilaginosa(江南大学工業微生物資源および情報センター(CICIMに番号CICIM Y0394として受託されている。)に替えた以外、実施例8-1と同様に培養した。
実施例8-1に記載の<セラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤の製造>において、Rhodotorula mucilaginosa(番号CICIM Y0250)をRhodotorula mucilaginosa(江南大学工業微生物資源および情報センター(CICIMに番号CICIM Y0418として受託されている。)に替えた以外、実施例8-1と同様に培養した。
実施例8-1に記載の<セラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤の製造>において、Rhodotorula mucilaginosa(江南大学工業微生物資源および情報センター(番号CICIM Y0250)をRhodotorula mucilaginosa(CICIMに番号CICIM Y0423として受託されている。)に替えた以外、実施例8-1と同様に培養した。
(セラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤の製造)
大豆残渣からセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤を製造する微生物として、スポロボロミセス・ロゼウス(Sporobolomyces roseus)(江南大学から購入され、中国高校工業微生物資源および情報センターCICIMに受託され、委託番号CICIM Y0247)を使用した。
大豆残渣からセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤を製造する微生物として、スポロボロミセス・ロゼウス(Sporobolomyces roseus)(江南大学から購入され、中国高校工業微生物資源および情報センターCICIMに受託され、受託番号CICIM Y0193)を使用し、実施例9-1と同様の方法で本発明のセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤の粗抽出物を得た。さらに、その粗抽出物を、超音波処理装置(Branson社製)で10分間処理し、3000rpm、30mins遠心分離で上清を回収した。その上清(約70mL)をろ紙でろ過して、さらに濾過液を真空乾燥機で(40℃以下)乾燥処理して一定の重さになった大豆残渣の発酵エキスを、本発明のセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤とした。
大豆残渣からセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤を製造する微生物として、スポロボロミセス・ロゼウス(Sporobolomyces roseus)(江南大学から購入され、中国高校工業微生物資源および情報センターCICIMに受託され、受託番号CICIM Y0132)を使用し、実施例9-1と同様の方法で本発明のセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤の粗抽出物を得た(本発明品9-C)。さらに、その粗抽出物を、超音波処理装置(Branson社製)で10分間処理し、3000rpm、30mins遠心分離で上清を回収した。その上清(約70mL)をろ紙でろ過して、さらに濾過液を真空乾燥機で(40℃以下)乾燥処理して一定の重さになった大豆残渣の発酵エキスを、本発明のセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤とした。
<角化細胞(Keratinocytes)の培養>
まず、正常ヒトの活性化角化細胞(Cascade Co., Ltd)を初代細胞として、75cm2の培養フラスコ(増殖因子を含有する培地2ml)に、7℃、5%CO2のインキュベーターにて80〜90%コンフルエントの状態に達するまで培養した。継代細胞を175cm2の培養フラスコに80〜90%コンフルエントの状態に達するまでに持続培養した。さらに12well Plate (細胞数1×105個/mL)に2mLずつ播種し、37℃、5%CO2のインキュベーターにて80〜90%コンフルエントの状態に達するまで持続培養した。
脂質抽出は、Bligh & Dyer法を用いて行った。具体的には、前記回収した細胞を含むPBS液に、まず、メタノール:クロロホルム(2.5mL:1.25mL)加え攪拌し、次に、20分間振とう混合した。その後、遠心分離(3000rpm、5分)を行い、上清Aと沈殿Bを取り分けて、その上清Aをセラミド量及びグルコシルセラミド量解析に供し、沈殿Bを次のタンパク量解析に供する。
細胞中のセラミド量及びグルコシルセラミド量を表示するためにタンパク量解析を行った。回収した沈殿Bに、900μl SDS溶液を入れ、混合し、60℃の水浴で2時間加熱した後、タンパク質を変性・分解させるように冷却した。次いで、100μl 2N HClを加え、BCA Kit法によりタンパク量(μg/mL)を測定した。
残った上清AにPBS:クロロホルム(1.25mL:1.25mL)を入れ、20分間振動混合し、遠心分離(3000rpm、5分)を行い、下相にあるクロロホルム層を単離、回収した。回収したクロロホルム層を30℃、窒素還流下で乾固させて乾燥品を得た。乾燥品をクロロホルム−メタノール混合溶媒(容量比=2.5ml:1.25ml)100μlに溶解し、下記の薄層クロマトグラフィーによりセラミド及びグルコシルセラミドの定量(それぞれをCer及びGlyCerとし、単位μg/mL)を行った。
上記細胞培養を行わなく、TLC法のみで上記実施例9-1〜9-3で得たのセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤を解析して、その結果として、本発明品の中にはセラミド/グルコシルセラミドは存在しないことを示した。
(セラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤の製造)
大豆残渣からセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤を製造する微生物として、ブレタノマイセス・クラウセニィ(Brettanomyces claussenii)(江南大学から購入され、中国高校工業微生物資源および情報センターCICIMに受託され、委託番号CICIM Y0125)を使用した。
大豆残渣からセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤を製造する微生物として、ブレタノマイセス・クラウセニィ(Brettanomyces claussenii)(江南大学から購入され、中国高校工業微生物資源および情報センターCICIMに受託され、受託番号CICIM Y0251)を使用し、実施例10-1と同様の方法で本発明のセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤として大豆残渣の発酵エキスを得た。
大豆残渣からセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤を製造する微生物として、ブレタノマイセス・クラウセニィ(Brettanomyces claussenii)(江南大学から購入され、中国高校工業微生物資源および情報センターCICIMに受託され、受託番号CICIM Y0127)を使用し、実施例10-1と同様の方法で本発明のセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤として大豆残渣の発酵エキスを得た。
<角化細胞(Keratinocytes)の培養>
まず、正常ヒトの活性化角化細胞(Cascade Co., Ltd)を初代細胞として、75cm2の培養フラスコ(増殖因子を含有する培地2ml)に、7℃、5%CO2のインキュベーターにて80〜90%コンフルエントの状態に達するまで培養した。継代細胞を175cm2の培養フラスコに80〜90%コンフルエントの状態に達するまでに持続培養した。さらに12well Plate (細胞数1×105個/mL)に2mLずつ播種し、37℃、5%CO2のインキュベーターにて80〜90%コンフルエントの状態に達するまで持続培養した。
脂質抽出は、Bligh & Dyer法を用いて行った。具体的には、前記回収した細胞を含むPBS液に、まず、メタノール:クロロホルム(2.5mL:1.25mL)加え攪拌し、次に、20分間振とう混合した。その後、遠心分離(3000rpm、5分)を行い、上清Aと沈殿Bを取り分けて、その上清Aをセラミド量及びグルコシルセラミド量解析に供し、沈殿Bを次のタンパク量解析に供する。
細胞中のセラミド量及びグルコシルセラミド量を表示するためにタンパク量解析を行った。回収した沈殿Bに、900μl SDS溶液を入れ、混合し、60℃の水浴で2時間加熱した後、タンパク質を変性・分解させるように冷却した。次いで、100μl 2N HClを加え、BCA Kit法によりタンパク量(μg/mL)を測定した。
残った上清AにPBS:クロロホルム(1.25mL:1.25mL)を入れ、20分間振動混合し、遠心分離(3000rpm、5分)を行い、下相にあるクロロホルム層を単離、回収した。回収したクロロホルム層を30℃、窒素還流下で乾固させて乾燥品を得た。乾燥品をクロロホルム−メタノール混合溶媒(容量比=2.5ml:1.25ml)100μlに溶解し、下記の薄層クロマトグラフィーによりセラミド及びグルコシルセラミドの定量(それぞれをCer及びGlyCerとし、単位μg/mL)を行った。
上記細胞培養を行わなく、TLC法のみで上記実施例10-1〜10-3で得たのセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤を解析して、その結果として、本発明品の中にはセラミド/グルコシルセラミドは存在しないことを示した。
(セラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤の製造)
大豆残渣からセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤を製造する微生物として、ヤロウィア・リポリティカ(Yarrowia lipolytica)(江南大学から購入され、中国高校工業微生物資源および情報センターCICIMに受託され、委託番号CICIM Y0311)を使用した。
<角化細胞(Keratinocytes)の培養>
まず、正常ヒトの活性化角化細胞(Cascade Co., Ltd)を初代細胞として、75cm2の培養フラスコ(増殖因子を含有する培地2ml)に、7℃、5%CO2のインキュベーターにて80〜90%コンフルエントの状態に達するまで培養した。継代細胞を175cm2の培養フラスコに80〜90%コンフルエントの状態に達するまでに持続培養した。さらに12well Plate (細胞数1×105個/mL)に2mLずつ播種し、37℃、5%CO2のインキュベーターにて80〜90%コンフルエントの状態に達するまで持続培養した。
脂質抽出は、Bligh & Dyer法を用いて行った。具体的には、前記回収した細胞を含むPBS液に、まず、メタノール:クロロホルム(2.5mL:1.25mL)加え攪拌し、次に、20分間振とう混合した。その後、遠心分離(3000rpm、5分)を行い、上清Aと沈殿Bを取り分けて、その上清Aをセラミド量及びグルコシルセラミド量解析に供し、沈殿Bを次のタンパク量解析に供する。
細胞中のセラミド量及びグルコシルセラミド量を表示するためにタンパク量解析を行った。回収した沈殿Bに、900μl SDS溶液を入れ、混合し、60℃の水浴で2時間加熱した後、タンパク質を変性・分解させるように冷却した。次いで、100μl 2N HClを加え、BCA Kit法によりタンパク量(μg/mL)を測定した。
残った上清AにPBS:クロロホルム(1.25mL:1.25mL)を入れ、20分間振動混合し、遠心分離(3000rpm、5分)を行い、下相にあるクロロホルム層を単離、回収した。回収したクロロホルム層を30℃、窒素還流下で乾固させて乾燥品を得た。乾燥品をクロロホルム−メタノール混合溶媒(容量比=2.5ml:1.25ml)100μlに溶解し、下記の薄層クロマトグラフィーによりセラミド及びグルコシルセラミドの定量(それぞれをCer及びGlyCerとし、単位μg/mL)を行った。
上記細胞培養を行わなく、TLC法のみで上記実施例11-1で得たのセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤を解析して、その結果として、本発明品の中にはセラミド/グルコシルセラミドは存在しないことを示した。
Claims (31)
- 大豆残渣および糖類を含有する培地中で、Schizosaccharomyces属の酵母、Pichia属の酵母、Candida属の酵母、Debaryomyces属の酵母、Cryptococcus属の酵母、Hansenula属の酵母、Bullera属の酵母、Rhodotorula属の酵母、Sporobolomyces属の酵母、Brettanomyces属の酵母、及びYarrowia属の酵母から選ばれる少なくとも何れかの一種の酵母を培養し、得られた培養上清にエタノールを加えて、皮膚におけるセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤を得る、皮膚におけるセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤の製造方法。
- 前記Schizosaccharomyces属の酵母が、Schizosaccharomyces octoporusである、請求項1に記載のセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤の製造方法。
- 前記Pichia属の酵母が、Pichia anomala、Pichia guilliermondii、Pichia norvegensis、Pichia membranifaciens又はPichia burtoniiである、請求項1に記載のセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤の製造方法。
- 前記キャンディダ(Candida)属の酵母が、キャンディダ・ジラノイデス(Candida zeylanoides)、キャンディダ・ボイディニ(Candida boidinii)、キャンディダ・パラプシロシス(Candida parapsilosis)、キャンディダ・マグノリアエ(Candida magnoliae)、キャンディダ・マルトーサ(Candida maltosa)、キャンディダ・ステアトリチカ(Candida steatolytica)、キャンディダ・ブチリ(Candida butyri)、キャンディダ・ラギー(Candida rhagii)又はキャンディダ・メタプシローシス(Candida metapsilosis)である、請求項1に記載のセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤の製造方法。
- 前記デバリオマイセス(Debaryomyces)属の酵母が、デバリオマイセス・ハンセニ(Debaryomyces hansenii)またはデバリオマイセス・バンリジエ(Debaryomyces vanrijiae)である、請求項1に記載のセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤の製造方法。
- 前記Cryptococcus属の酵母が、Cryptococcus laurentii又はCryptococcus hungaricusである、請求項1に記載のセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤の製造方法。
- 前記ハンセヌラ(Hansenula)属の酵母が、ハンセヌラ・ポリモルファ(Hansenula polymorpha)又はハンセヌラ・シフェリイ(Hansenula ciferrii)である、請求項1に記載のセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤の製造方法。
- 前記ブレラ(Bullera)属の酵母が、ブレラ・ツガエ(Bullera tsugae)である、請求項1に記載のセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤の製造方法。
- 前記Rhodotorula属の酵母が、Rhodotorula mucilaginosa又はRhodotorula glutinis である、請求項1に記載のセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤の製造方法。
- 前記スポロボロミセス(Sporobolomyces)属の酵母が、スポロボロミセス・ロゼウス(Sporobolomyces roseus)である、請求項1に記載のセラミド及び/又はグルコシルセラ
ミド産生促進剤の製造方法。 - 前記ブレタノマイセス(Brettanomyces)属の酵母が、ブレタノマイセス・クラウセニィ(Brettanomyces claussenii)である、請求項1に記載のセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤の製造方法。
- 前記ヤロウィア(Yarrowia)属の酵母が、ヤロウィア・リポリティカ(Yarrowia lipolytica)である、請求項1に記載のセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤の製造方法。
- 前記糖類は葡萄糖である、請求項1〜12の何れか一項に記載のセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤の製造方法。
- 前記培地は、大豆残渣、葡萄糖及び水からなるものである、請求項13に記載のセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤の製造方法。
- 前記培地の中に前記大豆残渣を8〜12w/v%、前記糖類を0.8〜1.2w/v%含有する、請求項14に記載のセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤の製造方法。
- 前記培養の温度は27〜35℃である、請求項1〜15の何れか一項に記載のセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤の製造方法。
- 前記培養時間は1〜7日間である、請求項1〜16の何れか一項に記載のセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤の製造方法。
- 前記培養して得られた培養液を遠心分離により、前記上清を得る、請求項1〜17の何れか一項に記載のセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤の製造方法。
- 上記エタノールを加えたものを、さらに、超音波処理、遠心分離、ろ過、真空乾燥処理で精製して、セラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤として得る、請求項1〜18の何れか一項に記載のセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進剤の製造方法。
- 大豆残渣および糖類を含有する培地中で、Schizosaccharomyces属の酵母、Pichia属の酵母、Candida属の酵母、Debaryomyces属の酵母、Cryptococcus属の酵母、Hansenula属の酵母、Bullera属の酵母、Rhodotorula属の酵母、Sporobolomyces属の酵母、Brettanomyces属の酵母、及びYarrowia属の酵母から選ばれる少なくとも何れかの一種の酵母を培養し、得られた培養上清にエタノールを加えて得られる大豆残渣の発酵エキスの皮膚におけるセラミド及び/又はグルコシルセラミド産生促進のための非治療目的の使用。
- 前記Schizosaccharomyces属の酵母が、Schizosaccharomyces octoporusである、請求項20に記載の使用。
- 前記Pichia属の酵母が、Pichia anomala、Pichia guilliermondii、Pichia norvegensis、Pichia membranifaciens又はPichia burtoniiである、請求項20に記載の使用。
- 前記キャンディダ(Candida)属の酵母が、キャンディダ・ジラノイデス(Candida zeylanoides)、キャンディダ・ボイディニ(Candida boidinii)、キャンディダ・パラプシロシス(Candida parapsilosis)、キャンディダ・マグノリアエ(Candida magnoliae)、キャンディダ・マルトーサ(Candida maltosa)、キャンディダ・ステアトリチカ(Candida steatolytica)、キャンディダ・ブチリ(Candida butyri)、キャンディダ・ラギー(Candida rhagii)又はキャンディダ・メタプシローシス(Candida metapsilosis)である、請求項20に記載の使用。
- 前記デバリオマイセス(Debaryomyces)属の酵母が、デバリオマイセス・ハンセニ(Debaryomyces hansenii)またはデバリオマイセス・バンリジエ(Debaryomyces vanrijiae)である、請求項20に記載の使用。
- 前記Cryptococcus属の酵母が、Cryptococcus laurentii又はCryptococcus hungaricus である、請求項20に記載の使用。
- 前記ハンセヌラ(Hansenula)属の酵母が、ハンセヌラ・ポリモルファ(Hansenula polymorpha)又はハンセヌラ・シフェリイ(Hansenula ciferrii)である、請求項20に記載の使用。
- 前記ブレラ(Bullera)属の酵母が、ブレラ・ツガエ(Bullera tsugae)である、請求項20に記載の使用。
- 前記Rhodotorula属の酵母が、Rhodotorula mucilaginosa又はRhodotorula glutinis である、請求項20に記載の使用。
- 前記スポロボロミセス(Sporobolomyces)属の酵母が、スポロボロミセス・ロゼウス(Sporobolomyces roseus)である、請求項20に記載の使用。
- 前記ブレタノマイセス(Brettanomyces)属の酵母が、ブレタノマイセス・クラウセニィ(Brettanomyces claussenii)である、請求項20に記載の使用。
- 前記ヤロウィア(Yarrowia)属の酵母が、ヤロウィア・リポリティカ(Yarrowia lipolytica)である、請求項20に記載の使用。
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