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JP5642304B2 - ロボットペンダント - Google Patents
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Description

本発明は、多関節ロボットを操作するためのロボットペンダントに関する。
ワークに対して自動的に溶接を行う溶接ロボットにおいては、例えば多関節ロボットである溶接ロボットの先端部分(フランジ部)に、溶接トーチ等を備えたツール(工具)が取り付けられている。このような多関節ロボットの動作を制御するコントローラ(制御装置)には、多関節ロボットを操作するためのロボットペンダント(操作装置)が接続されている。
ロボットペンダントは、オペレータが手で持って扱うことが可能であり、主として、手動操作によって多関節ロボットを実際に動作させることによって、ワークに対するツールの移動経路及び位置などを教示(ティーチング)するために用いられる。オペレータが、ロボットペンダントを用いて教示を実施する際は、ロボット本体の近傍に立ってツール先端の動きを見ながらロボットペンダントのキー操作を行い、ツール(ツール先端)を、多関節ロボットに設定されたロボット座標系における所望の方向に移動させる。
特許文献1は、ロボットの教示操作を行うプログラミングペンダント(ロボットペンダント)を開示している。特許文献1のプログラミングペンダントは、アームのハンドに把持した部品と、該部品が組みつけられる部品とを接触遷移させて組立作業を行うロボットを、前記ハンドに設けられた力センサの出力に基づいて前記アームの目標位置修正量を生成するインピーダンス制御部を有し、該目標位置修正量を予め教示された教示データに加算した位置へ前記アームをフィードバック制御する制御装置に接続され、作業者が教示時に指令入力手段を押下して入力した動作指令を前記制御装置に送出して前記ロボットを動作させるものである。
特許文献1のプログラミングペンダントは、特許文献1の図2及び図6に示されるように、ロボットの動作をロボット座標系であるX,Y,Zの三次元直交座標系において指示するためのボタンが設けられている。
特開2007−136588号公報
ところで、特許文献1に開示にプログラミングペンダントにおいて、X,Y,Zの三次元直交座標系におけるX軸方向の動作指示を設定するボタンは、図2及び図6の紙面に向かって左右方向に並べて配置されている。また、Y軸方向及びZ軸方向の動作指示を設定するボタンも、X軸方向の動作指示を設定するボタンと同様に左右方向に並べて配置されている。
そのため、特許文献1のプログラミングペンダントを用いる場合、オペレータは、ロボットの動作方向がロボット座標系のいずれの座標軸に対応するのかについて判断しなくては、適切にプログラミングペンダントのキー操作を行うことができない。従って、プログラミングペンダントを用いたロボットの教示作業などは熟練を要する作業となっており、プログラミングペンダントに不慣れなオペレータや、設備の更新などでボタンの配置が異
なる新たなプログラミングペンダントを操作するオペレータにとって、教示作業は長時間の作業となり、疲労が大きく生産性の低い労働を強いられることとなる。
そこで、本発明は、上記問題点に鑑み、慣れや熟練を必要とすることなく多関節ロボットの動作を確実に指示することができるロボットペンダントを提供することを目的とする。
上述の目的を達成するため、本発明においては以下の技術的手段を講じた。
本発明に係るロボットペンダントは、先端にツールが取り付けられた多関節ロボットへの操作指示情報を設定する複数のボタンが配置された平面状のボタン配置部を備え、前記ボタンによって操作指示情報が設定されることで前記多関節ロボットへの動作指示を行うロボットペンダントにおいて、前記複数のボタンは、前記多関節ロボットの各関節軸の動作方向を指示するための操作指示情報を設定する機能が割り当てられ、前記ボタン配置部は、前記平面上に、前記複数のボタンを、前記操作指示情報による前記多関節ロボットへの動作指示に基づく前記ツール又はアームの動作方向に対応する方向に配置していることを特徴とする。
ここで、前記複数のボタンは、前記ツールの動作方向を指示する直線リモート及び多関節ロボットの各関節軸の動作方向を指示する各軸リモートのいずれにおいても前記多関節ロボットへの操作指示情報を設定することができ、前記ボタン配置部は、前記複数のボタンを、前記直線リモート及び前記各軸リモートのいずれによる操作指示情報の設定であっても前記ツール又はアームの動作方向に対応する方向に配置しているとよい。
また、前記ボタン配置部は、前記複数のボタンを、前記多関節ロボットに設定された座標のX軸及びY軸に沿った前記ツールの動作方向に対応する方向に配置しているとよい。
さらに、前記ボタン配置部は、前記X軸に沿った前記ツールの動作に対応する操作指示情報を設定する2つのボタンを前記X軸方向に沿って配置し、前記Y軸に沿った前記ツールの動作に対応する操作指示情報を設定する2つのボタンを前記Y軸方向に沿って配置して、前記X軸方向に沿った2つのボタンとY軸方向に沿った2つのボタンとを、十字状に配置しているとよい。
本発明によるロボットペンダントを用いれば、慣れや熟練を必要とすることなく多関節ロボットの動作を指示することができる。
本発明の実施形態によるロボットペンダントを含む多関節ロボットシステムの概略構成図である。 本実施形態による多関節ロボットシステムに設定されたベース座標と多関節ロボットの各軸とを示す図である。 本実施形態による多関節ロボットシステムを構成するロボットペンダントの操作面を示す図である。 本実施形態による多関節ロボットシステムを構成するロボットペンダントの操作面を示す図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態による多関節ロボットシステム1(以下、単にロボットシステム1という)を説明する。なお、以下に説明する実施形態において、ロボットシステム1における同一の構成部材には、同一の符号及び同一の名称を付すこととする。従って、同一の符号及び同一の名称が付された構成部材については、同じ説明を繰り返さない。
まず、図1を参照しながら、本実施形態によるロボットシステム1の全体構成を説明する。
図1に示すように、ロボットシステム1は、溶接ロボット2と、例えば教示ペンダントとして用いられるロボットペンダント3を有する制御装置4と、パソコン5とを含む。
溶接ロボット2は垂直多関節型の6軸の産業用ロボット(多関節マニピュレータ)であり、その先端に設けられたフランジ部に溶接トーチなどから構成される溶接ツール6が取り付けられている。この溶接ロボット2は、溶接ロボット2自体を搭載し移動させるスライダ(図示せず)に搭載されていてもよい。
制御装置4は、ロボットペンダント3から出力された溶接ロボット2の動作方向を指示する操作指示情報を基に溶接ロボット2に対して動作指示を出力すると共に、溶接ロボット2に対する動作指示を予め教示されたプログラム(教示プログラム)に従って出力することで溶接ロボット2の動作を制御するものである。なお、操作指示情報は、ロボットペンダント3に設けられた操作ボタンの操作によって設定される。
教示プログラムは、制御装置4に接続されたロボットペンダント3を使用して作成する場合や、パソコン5を利用したオフライン教示システムを使用して作成する場合がある。いずれの場合であっても、教示プログラムは、溶接ロボット2が実際に溶接作業を行う前に予め作成されて、溶接作業中の溶接ロボット2の動作を指示するものである。パソコン5によりオフラインで作成された教示プログラムは、磁気的又は電気的にデータを記憶した媒体等を介して制御装置4に受渡しされたり、データ通信により制御装置4に転送されたりする。
パソコン5、すなわちオフライン教示システムは、表示装置としてグラフィック表示可能なディスプレイを備え、入力装置としてキーボードやマウスを備える。また、ワークのCAD情報を取込むために、読取装置又は通信装置が設けられている。
上述のとおり、本実施形態によるロボットシステム1では、ロボットペンダント3やパソコン5を用いて教示プログラムが作成される。この教示プログラムの作成を教示作業というが、教示作業に限らず溶接ロボット2を操作する際には、ロボットペンダント3を持つオペレータMは、溶接ツール6の稼働範囲外に立って作業を行う。
本願発明は、溶接ロボット2を操作するロボットペンダント3の操作ボタンの配置に特徴を有するものである。このロボットペンダント3の詳細を説明する前に、まずは、ロボットペンダント3で指示することができる溶接ロボット2の動き(各軸リモートモード、直線リモートモード)について、説明を行う。
図2を参照しながら、オペレータMの視線と溶接ツール6の動作方向との関係について説明する。図2は、溶接ツール6の先端点(溶接点)の位置(TCP:Tool Center Point)をワーク上に移動させたときのワーク、溶接ロボット2、及びオペレータMの配置を示し、ロボットシステム1に設定された座標(例えば、ベース座標)と多関節ロボットの各軸とを示す図である。
ここで、ロボットシステム1にベース座標を設定したが、ベース座標に限らず、スライダに設定されたスライダ座標、ポジショナに設定されたポジショナ座標、溶接ロボット2の作業線に設定された作業線座標等をロボットシステム1に設定してもよい。
多くの場合、図2に示すように、オペレータMは、溶接ロボット2の溶接ツール6が差し向けられた方向とは反対側である溶接ロボット2の背後に立って溶接ロボット2を操作する。つまり、オペレータMは、溶接ロボット2の基端部である第1軸J1に設定されたベース座標系のX軸方向に沿って溶接ロボット2の背後から溶接ツール6を見ることになる。
従って、オペレータMの視線を基準にすると、オペレータMの前後方向はベース座標系のX軸方向に、オペレータMの左右方向はベース座標系のY軸方向に、オペレータMの上下方向はベース座標系のZ軸方向に対応する。以下の説明では、X軸の矢印が指し示す方向をX軸の正方向、その反対方向をX軸の負方向といい、Y軸及びZ軸に関しても、矢印が指し示す方向を正方向、その反対方向を負方向という。
具体的には、オペレータMは、後に詳しく説明するロボットペンダント3を用いて、ベース座標系でのX,Y,Z軸に沿った溶接ツール6の移動や、溶接ロボット2の各関節軸である第1軸J1〜第6軸J6の回転を指示することで、溶接ツール6の姿勢及び先端位置を決定し、溶接ロボット2の姿勢も決定する。ここで、第1軸J1〜第6軸J6の各関節軸を動作させる態様を「各軸リモートモード」という。
図2を参照しながら、第1軸J1〜第6軸J6の各関節軸を動作させたときの溶接ツール6の先端点の移動方向(動作方向)について、オペレータMの視線を基準にして説明する。
まず、第1軸J1を回転させたとき、溶接ロボット2はZ軸周りに旋回するように動作するので、オペレータMには、溶接ツール6の先端がY軸方向に沿って左右に移動するように見える。第2軸J2を回転させたとき、溶接ロボット2はほぼY軸周りに旋回するように動作するので、オペレータMには、溶接ツール6の先端がX軸方向に沿って前後に移動するように見える。
第3軸J3を回転させたときも、溶接ロボット2はほぼY軸周りに旋回するように動作するので、オペレータMには、溶接ツール6の先端がX軸方向に沿って前後に移動するように見える。第4軸J4を回転させたとき、溶接ロボット2はほぼX軸周りに旋回するように動作するので、オペレータMには、溶接ツール6の先端がY軸方向に沿って左右に移動するように見える。
第5軸J5を回転させたとき、溶接ロボット2はほぼY軸周りに旋回するように動作するので、オペレータMには、溶接ツール6の先端がX軸方向に沿って前後に移動するように見える。第6軸J6を回転させたとき、溶接ロボット2はほぼX軸周りに旋回するように動作するので、オペレータMには、溶接ツール6の先端がY軸方向に沿って左右に移動するように見える。
このように、第1軸J1〜第6軸J6の各関節軸を動作させると、溶接ロボット2の背後に立つオペレータMにとっては、溶接ツール6の先端が、ほぼベース座標系の各軸に沿って前後、左右に移動(動作)するように見える。
溶接ロボット2の姿勢を決定する際には、溶接対象であるワークに対して溶接ツール6の先端の位置を決めることが重要である。本実施形態によるロボットシステム1において、オペレータMは、ロボットペンダント3に設けられた操作ボタン(ボタン)を操作して第1軸J1〜第6軸J6の各関節軸を動作させることで、溶接ツール6の先端の位置を決定する。このように、ロボットペンダント3のボタンを操作して第1軸J1〜第6軸J6の各関節軸を動作させる態様が「各軸リモートモード」である。
本実施形態によるロボットシステム1では、この「各軸リモートモード」とは別に、「直線リモートモード」を有している。溶接ツール6の先端の位置は、上述の「各軸リモートモード」よりも「直線リモートモード」によって決定される場合が多いので、「直線リモートモード」について、以下に詳しく説明する。
「直線リモートモード」は、溶接ツール6の先端をベース座標系でのX,Y,Z軸に平行に直線移動させるモードである。直線リモートモードでは、ロボットペンダント3に設
けられた操作ボタンを操作して、例えばX軸の正方向又は負方向への動作を指示すると、溶接ツール6の先端は、X座標以外のY座標及びZ座標を変化させることなく、X軸に平行に直線移動する。このように、直線リモートモードにおいて溶接ツール6の先端は、Y軸の正方向又は負方向への動作が指示されるとY軸に平行に直線移動し、Z軸の正方向又は負方向への動作が指示されるとZ軸に平行に直線移動する。
直線リモートモードにおいて溶接ツール6の先端が移動する場合、溶接ツール6の姿勢は変化せずに溶接ツール6の先端が移動するよう、制御装置4によって溶接ロボット2の姿勢が制御される。
また、直線リモートモードでは、溶接ツール6の先端の座標(X,Y,Z座標)を変化させずに、溶接ツール6の姿勢を変化させることもできる。
つまり、溶接ツール6を、溶接ツール6の先端を中心にしてX軸周り、Y軸周り、又はZ軸周りに沿う方向に回転させることができる。この場合、溶接ツール6をX軸周りに沿う方向に回転させると、溶接ロボット2の背後に立つオペレータMにとっては、溶接ツール6がY軸に沿った左右方向に移動するように見える。同様に、オペレータMの視線を基準にすると、溶接ツール6をY軸周りに沿う方向に回転させた場合、溶接ツール6はX軸に沿った前後方向に移動するように見え、溶接ツール6をZ軸周りに沿う方向に回転させた場合、溶接ツール6はY軸に沿った左右方向に移動するように見える。
なお、このときも、溶接ツール6の先端の位置を変えることなく溶接ツール6が回転するように、制御装置4によって溶接ロボット2の姿勢が制御される。
上述のように、ロボットペンダント3に設けられた操作ボタンを操作することで、各軸リモートモード及び直線リモートモードにおいて溶接ツール6を動作させることができる。そして、各軸リモートモード及び直線リモートモードのいずれにおいても、溶接ロボット2の背後に立つオペレータMの視線を基準にすれば、溶接ツール6は、ベース座標系のX軸方向に沿った前後方向か、Y軸方向に沿った左右方向か、Z軸方向に沿った上下方向に動作又は移動するといえる。
そこで、本実施形態によるロボットシステム1のロボットペンダント3は、各軸リモートモード及び直線リモートモードにおいて、制御装置4が溶接ロボット2へ出力する動作指示の基となる操作指示情報を設定する複数の操作ボタンを、溶接ツール6の実際の動作方向に対応する方向に配置している。
つまり、本実施形態のロボットペンダント3は、溶接ツール6をベース座標系のX軸に沿った前後方向に動作させるための操作指示情報を設定する操作ボタンを、ロボットペンダント3上でベース座標系のX軸に沿った前後方向となるように配置している。また、ロボットペンダント3は、溶接ツール6をベース座標系のY軸に沿った左右方向に動作させるための操作指示情報を設定する操作ボタンを、ロボットペンダント3上でベース座標系のY軸に沿った左右方向となるように配置している。
以下、図3を参照しながら、このような本実施形態のロボットペンダント3の構成を詳しく説明する。図3は、本実施形態のロボットペンダント3の操作面を示す図である。以下の説明において、図3の紙面に向かっての左右をロボットペンダント3の幅方向(Y軸に沿った方向)における左右といい、図3の紙面に向かっての上下をロボットペンダント3の長手方向(X軸に沿った方向)における上下という。
図3に示すように、ロボットペンダント3は、T字型で図面に向かって奥行き方向に厚みを有する筐体を有している。ロボットペンダント3の筐体において、該T字型の幅が広い部分には、溶接ロボット2の動作や教示操作に関する情報などが表示される表示部としてのモニタ30が設けられており、図面に向かってモニタ30の下方、つまり、該T字型
の幅が狭い部分には、溶接ロボット2への操作指示情報の設定や教示動作の設定を行うため操作ボタンや、数値を入力するためのテンキー34などが配置される操作面(ボタン配置部)31が設けられている。
操作ボタンとしては、溶接ツール6のワイヤの先端にアークを発生させるためのスイッチである「アークON/OFF」ボタン35、溶接ツール6へワイヤを供給させるための「ワイヤ送給」ボタン36、及び、教示操作などにおいて溶接ロボット2の姿勢を記憶させるための「位置記憶」ボタン37などが設けられている。
ロボットペンダント3の筐体において、操作面31が設けられた側の左右の側方には、オペレータMがロボットペンダント3を保持するための取手(把持部)32,33が設けられており、オペレータMは、操作面31と対向しつつ、右の把持部32に右手を添え、左の把持部33に左手を添えてロボットペンダント3を保持する。このようにロボットペンダント3を保持したオペレータMが、溶接ロボット2の背後に立って溶接ツール6側を見ると、表示部30から操作面31に向かうロボットペンダント3の長手方向が、溶接ロボット2のベース座標系のX軸にほぼ沿うこととなる。つまり、ロボットペンダント3の長手方向が、ベース座標系のX軸、つまりオペレータMの前後方向に対応し、該長手方向に直交するロボットペンダント3の幅方向が、ベース座標系のY軸、つまりオペレータMの左右方向に対応する。
その上で、ロボットペンダント3は、モニタ30の直下にあたる操作面31の上側に、各軸リモートモード及び直線リモートモードにおいて溶接ツール6を動作させるための操作指示情報を設定する五角形の操作ボタンB1〜B12を12個配置している。図3の紙面に向かって操作面31の上側は、ロボットペンダント3を保持するオペレータMの親指の可動範囲にあり、オペレータMの親指が違和感なく自由に移動できる領域である。
12個の操作ボタンB1〜B12は、6個の操作ボタンB1〜B6が配置された左操作グループと、6個の操作ボタンB7〜B12が配置された右操作グループとが、互いにロボットペンダント3の幅方向に隣り合うように配置されている。
まず、左操作グループ内での6個の操作ボタンB1〜B6の配置について説明する。
まず、6つの操作ボタンのうち、操作ボタンB1は、直線リモートモードにおいて溶接ツール6をX軸の正方向に動作させるための操作指示情報を設定するボタンであり、X軸を示す記号「X」と正方向を示す「+」とが描かれている。操作ボタンB1に対してロボットペンダント3の長手方向下側に配置された操作ボタンB2は、直線リモートモードにおいて溶接ツール6をX軸の負方向に動作させるための操作指示情報を設定するボタンであり、X軸を示す記号「X」と負方向を示す「−」とが描かれている。つまり、操作ボタンB1を操作すれば、溶接ツール6はオペレータMの前方へ向かって移動し、操作ボタンB2を操作すれば、溶接ツール6はオペレータMの後方へ向かって移動する。
このような操作ボタンB1,B2を、X軸に沿って正方向に操作ボタンB1が配置され、且つ負方向に操作ボタンB2が配置されるように、ロボットペンダント3の長手方向に沿ってモニタ側に操作ボタンB1を配置し、操作ボタンB1を挟んで反モニタ側に操作ボタンB2を配置する。これによって、溶接ツール6をX軸に沿って動作させる操作ボタンB1,B2がX軸に沿って配置されるので、X軸に沿って正方向に配置された操作ボタンB1を操作することで、溶接ツールはオペレータMの前方へ向かって動作し、X軸に沿って負方向に配置された操作ボタンB2を操作することで、溶接ツール6はオペレータMの後方へ向かって動作することになる。
このような操作ボタンB1,B2の配置によって、オペレータMの視線を基準として前方側の操作ボタンB1を操作すれば溶接ツール6がオペレータMの前方へ向かって動作し、後方側の操作ボタンB2を操作すれば溶接ツール6がオペレータMの後方へ向かって動
作するといった、オペレータMの感覚と一致した溶接ツール6の操作が可能となる。
次に、操作ボタンB3は、直線リモートモードにおいて溶接ツール6をY軸の正方向に動作させるための操作指示情報を設定するボタンであり、Y軸を示す記号「Y」と正方向を示す「+」とが描かれている。操作ボタンB3に対してロボットペンダント3の幅方向右側に配置された操作ボタンB4は、直線リモートモードにおいて溶接ツール6をY軸の負方向に動作させるための操作指示情報を設定するボタンであり、Y軸を示す記号「Y」と負方向を示す「−」とが描かれている。つまり、操作ボタンB3を操作すれば、溶接ツール6はオペレータMの左方へ向かって移動し、操作ボタンB4を操作すれば、溶接ツール6はオペレータMの右方へ向かって移動する。
このような操作ボタンB3,B4を、Y軸に沿って正方向に操作ボタンB3が配置され、且つ負方向に操作ボタンB4が配置されるように、ロボットペンダント3の幅方向に沿って左側に操作ボタンB3を配置し、同じく幅方向に沿って右側に操作ボタンB4を配置する。これによって、溶接ツール6をY軸に沿って動作させる操作ボタンB3,B4がY軸に沿って配置されるので、Y軸に沿って正方向に配置された操作ボタンB3を操作することで、溶接ツール6はオペレータMの左方へ向かって動作し、Y軸に沿って負方向に配置された操作ボタンB4を操作することで、溶接ツール6はオペレータMの右方へ向かって動作することになる。
このような操作ボタンB3,B4の配置によって、オペレータMの視線を基準として左方側の操作ボタンB3を操作すれば溶接ツール6がオペレータMの左方へ向かって動作し、オペレータMの右方側の操作ボタンB4を操作すれば溶接ツール6がオペレータMの右方へ向かって動作するといった、オペレータMの感覚と一致した溶接ツール6の操作が可能となる。
ロボットペンダント3の操作面には、X軸方向に沿って操作ボタンB1と操作ボタンB2を結ぶ線と、Y軸方向に沿って操作ボタンB3と操作ボタンB4を結ぶ線とが交差して十字を描くように、操作ボタンB1,B2と操作ボタンB3,B4とが、十字状に配置されている。このように、X軸方向に沿って溶接ロボット2を動作させる操作ボタンとY軸方向に沿って溶接ロボット2を動作させる操作ボタンを十字状に配置することによって、4個の操作ボタンB1〜B4をオペレータMの親指(例えば、左親指)一本で容易に操作することができると共に、隣り合う操作ボタンを親指一本で同時に操作することもできる。
図3に示すように、左操作グループ(操作ボタンB1〜B6)を左親指で操作可能な位置に配置し、右操作グループ(操作ボタンB7〜B12)を右親指で操作可能な位置に配置しておけば、左操作グループと右操作グループを同時に操作することもできる。
なお、左操作グループ及び右操作グループが十字状に配置されていることより、その他の周囲の操作ボタンと配置形状が異なることから、操作ボタンを目視で確認することなく、左操作グループと右操作グループを操作することができる。
さらに、上述の十字状に配置された操作ボタンに目印となる突起物(つまり、その操作ボタンに固有の形状)を付加することや、左操作グループと右操作グループの間に目印となる突起物を付加することができる。これによって、十字状に配置された複数の操作ボタンを目視で確認せずに、左操作グループと右操作グループを左右の親指の感覚で区別することができ、間違えることなく確実に操作することができる。
また、ロボットペンダント3の重心の位置を左操作グループと右操作グループの間になるようにすることで、左右の親指で安定して操作することもできる。
さらに、左操作グループ内では、十字状に配置された操作ボタンB1〜B4の右隣に、操作ボタンB5,B6を配置している。操作ボタンB5は、直線リモートモードにおいて溶接ツール6をZ軸の正方向に動作させるための操作指示情報を設定するボタンであり、
Z軸を示す記号「Z」と正方向を示す「+」とが描かれている。操作ボタンB5に対してロボットペンダント3の長手方向下側に配置された操作ボタンB6は、直線リモートモードにおいて溶接ツール6をZ軸の負方向に動作させるための操作指示情報を設定するボタンであり、Z軸を示す記号「Z」と負方向を示す「−」とが描かれている。つまり、操作ボタンB5を操作すれば、溶接ツール6はオペレータMの上方へ向かって移動し、操作ボタンB6を操作すれば、溶接ツール6はオペレータMの下方へ向かって移動する。
このような操作ボタンB5,B6を、操作ボタンB1,B2の配置方向に沿って、操作ボタンB1側に操作ボタンB5を配置し、操作ボタンB2側に操作ボタンB6を配置する。つまり、ロボットペンダント3の長手方向に沿ってモニタ側に操作ボタンB5を配置し、操作ボタンB5を挟んで反モニタ側に操作ボタンB6を配置する。
これによって、溶接ツール6をZ軸に沿って動作させる操作ボタンB5,B6が、オペレータMから見て前後方向に沿って配置されるので、オペレータMから見て前方側に配置された操作ボタンB5を操作することで、溶接ツール6はオペレータMの上方へ向かって動作し、操作ボタンB5よりも後方側に配置された操作ボタンB6を操作することで、溶接ツール6はオペレータMの下方へ向かって動作することになる。
このような操作ボタンB5,B6の配置は、前後又は左右方向に沿った平面の操作面上に溶接ツール6の上下方向の動作を対応させるにあたって、オペレータMの感覚に一致した配置であり、溶接ツール6の操作を違和感なく実施することが可能となる。
本実施形態によるロボットペンダント3では、上述のように配置された左操作グループの操作ボタンB1〜B6に、各軸リモートモードによる第1軸J1〜第3軸J3の正方向又は負方向に回転させるための操作指示情報を設定する機能を割り当てている。
図3に示すように、操作ボタンB1には、第2軸J2を示す記号「J2」と正方向(一方向)を示す「+」とが描かれており、第2軸J2を一方向に回転させるための操作指示情報を設定する機能が割り当てられている。また、操作ボタンB1の長手方向下側に配置された操作ボタンB2には、第2軸J2を示す記号「J2」と負方向(他方向)を示す「−」とが描かれており、第2軸J2を他方向に回転させるための操作指示情報を設定する機能が割り当てられている。
従って、各軸リモートモードにおいて、オペレータMの視線を基準として前方側の操作ボタンB1を操作すると、第2軸J2が一方向に回転し、溶接ツール6の先端は、X軸方向に沿ったオペレータMの前方(オペレータから見て離反する方向)へ向かって移動する。また、オペレータMの後方側の操作ボタンB2を操作すると、第2軸J2が他方向に回転し、溶接ツール6の先端は、X軸方向に沿ったオペレータMの後方(オペレータから見て接近する方向)へ向かって移動する。
このように、第2軸J2を回転させるための操作指示情報を設定する機能を操作ボタンB1,B2に割り当てることによって、各軸リモートモードにおいても、オペレータMの感覚と一致した溶接ツール6の操作が可能となる。
また、操作ボタンB3には、第1軸J1を示す記号「J1」と正方向(一方向)を示す「+」とが描かれており、第1軸J1を一方向に回転させるための操作指示情報を設定する機能が割り当てられている。また、操作ボタンB3に対してロボットペンダント3の幅方向右側に配置された操作ボタンB4には、第1軸J1を示す記号「J1」と負方向(他方向)を示す「−」とが描かれており、第1軸J1を他方向に回転させるための操作指示情報を設定する機能が割り当てられている。
従って、各軸リモートモードにおいて、オペレータMの視線を基準として左方側の操作ボタンB3を操作すると、第1軸J1が一方向に回転し、溶接ツール6の先端は、Y軸方
向に沿ったオペレータMの左方へ向かって移動する。また、オペレータMの右方側の操作ボタンB4を操作すると、第1軸J1が他方向に回転し、溶接ツール6の先端は、Y軸方向に沿ったオペレータMの右方へ向かって移動する。
このように、第1軸J1を回転させるための操作指示情報を設定する機能を操作ボタンB3,B4に割り当てることによって、各軸リモートモードにおいても、オペレータMの感覚と一致した溶接ツール6の操作が可能となる。
第1軸J1及び第2軸J2を回転させるための操作指示情報を設定する機能を、上述のように操作ボタンB1〜B4に割り当てることで、第1軸J1を一方向及び他方向へ回転させる機能と、第2軸J2を一方向及び他方向へ回転させる機能とが、十字状に配置された操作ボタンによって実現される。
さらに、操作ボタンB5には、第3軸J3を示す記号「J3」と正方向(一方向)を示す「+」とが描かれており、第3軸J3を正方向に回転させるための操作指示情報を設定する機能が割り当てられている。また、操作ボタンB5に対してロボットペンダント3の長手方向下側に配置された操作ボタンB6には、第3軸J3を示す記号「J3」と負方向(他方向)を示す「−」とが描かれており、第3軸J3を負方向に回転させるための操作指示情報を設定する機能が割り当てられている。
従って、各軸リモートモードにおいて、オペレータMの視線を基準として前方側の操作ボタンB5を操作すると、第3軸J3が一方向に回転し、溶接ツール6の先端は、X軸方向に沿ったオペレータMの前方(オペレータから見て離反する方向)へ向かって移動する。また、オペレータMの後方側の操作ボタンB6を操作すると、第3軸J3が他方向に回転し、溶接ツール6の先端は、X軸方向に沿ったオペレータMの後方(オペレータから見て接近する方向)へ向かって移動する。
このように、第3軸J3を回転させるための操作指示情報を設定する機能を操作ボタンB5,B6に割り当てることによって、各軸リモートモードにおいても、オペレータMの感覚と一致した溶接ツール6の操作が可能となる。
以上が、左操作グループにおける操作ボタンB1〜B6の配置であり、右操作グループには、操作ボタンB7〜B12が配置されている。
図3に示すように、右操作グループにおける操作ボタンB7〜B12が配置は、左操作グループにおける操作ボタンB1〜B6の配置と同様であり、操作ボタンB1〜B4に対応して、操作ボタンB7〜B10が十字状に配置されている。十字状に配置された操作ボタンB7〜B10の右隣には、操作ボタンB5,B6に対応して、操作ボタンB11,B12が配置されている。
操作ボタンB7は、直線リモートモードにおいて、溶接ツール6の先端の座標(X,Y,Z座標)を変化させずに、溶接ツール6を、溶接ツール6の先端を中心にしてY軸周りに沿う方向で正方向(一方向)に回転させるための操作指示情報を設定するボタンであり、Y軸周りであることを示す記号「RY」と一方向を示す「+」とが描かれている。操作ボタンB7に対してロボットペンダント3の長手方向下側に配置された操作ボタンB8は、同様に、溶接ツール6を、溶接ツール6の先端を中心にしてY軸周りに沿う方向で負方向(他方向)に回転させるための操作指示情報を設定するボタンであり、Y軸周りであることを示す記号「RY」と他方向を示す「−」とが描かれている。つまり、操作ボタンB7を操作すれば、溶接ツール6は、溶接ツール6の先端の座標(X,Y,Z座標)を変化させずに、オペレータMの前方(オペレータから見て離反する方向)へ向かって移動するように姿勢を変化させ、操作ボタンB8を操作すれば、溶接ツール6はオペレータMの後方(オペレータから見て近接する方向)へ向かって移動するように姿勢を変化させる。
操作ボタンB1,B2の配置と同様に、上述した操作ボタンB7,B8の配置は、溶接ツール6の姿勢変化の方向と一致しており、オペレータMの感覚と一致した溶接ツール6の操作を可能とする。
次に、操作ボタンB9は、直線リモートモードにおいて、溶接ツール6の先端の座標(X,Y,Z座標)を変化させずに、溶接ツール6を、溶接ツール6の先端を中心にしてX軸周りに沿う方向で正方向(一方向)に回転させるための操作指示情報を設定するボタンであり、X軸周りであることを示す記号「RX」と一方向を示す「+」とが描かれている。操作ボタンB9に対してロボットペンダント3の幅方向右側に配置された操作ボタンB10は、同様に、溶接ツール6を、溶接ツール6の先端を中心にしてX軸周りに沿う方向で負方向(他方向)に回転させるための操作指示情報を設定するボタンであり、X軸周りであることを示す記号「RX」と他方向を示す「−」とが描かれている。つまり、操作ボタンB9を操作すれば、溶接ツール6は、溶接ツール6の先端の座標(X,Y,Z座標)を変化させずに、溶接ツール6の根元からツール先端を見たときにオペレータMの左方へ向かって移動するように姿勢を変化させ、操作ボタンB10を操作すれば、溶接ツール6は、溶接ツール6の根元からツール先端を見たときにオペレータMの右方へ向かって移動するように姿勢を変化させる。
操作ボタンB3,B4の配置と同様に、上述した操作ボタンB9,B10の配置は、溶接ツール6の姿勢変化の方向と一致しており、オペレータMの感覚と一致した溶接ツール6の操作を可能とする。
また、操作ボタンB11は、直線リモートモードにおいて、溶接ツール6の先端の座標(X,Y,Z座標)を変化させずに、溶接ツール6を、溶接ツール6の先端を中心にしてZ軸周りに沿う方向で正方向(一方向)に回転させるための操作指示情報を設定するボタンであり、Z軸周りであることを示す記号「RZ」と一方向を示す「+」とが描かれている。操作ボタンB11に対してロボットペンダント3の幅方向右側に配置された操作ボタンB12は、同様に、溶接ツール6を、溶接ツール6の先端を中心にしてZ軸周りに沿う方向で負方向(他方向)に回転させるための操作指示情報を設定するボタンであり、Z軸周りであることを示す記号「RZ」と他方向を示す「−」とが描かれている。つまり、操作ボタンB11を操作すれば、溶接ツール6は、溶接ツール6の先端の座標(X,Y,Z座標)を変化させずに、オペレータMの左方へ向かって移動するように姿勢を変化させ、操作ボタンB12を操作すれば、溶接ツール6はオペレータMの右方へ向かって移動するように姿勢を変化させる。
なお、図3に示すように、操作ボタンB11,B12を、ロボットペンダント3の幅方向において左右に隣り合うように配置したが、この配置では、4つの操作ボタンB9〜B12が隣り合うこととなりロボットペンダント3の幅方向の寸法が大きくなってしまう場合がある。そこで、図4に示すように、操作ボタンB11,B12を、ロボットペンダント3の長手方向において上下に配置し、操作ボタンB12が、操作ボタンB11に対してロボットペンダント3の長手方向下側となるように配置してもよい。
右操作グループにおいても、上述のように配置された操作ボタンB7〜B12に、各軸リモートモードによる第4軸J4〜第6軸J6の一方向又は他方向に回転させるための操作指示情報を設定する機能が割り当てられている。
図3に示すように、操作ボタンB7には、第5軸J5を示す記号「J5」と正方向(一方向)を示す「+」とが描かれており、第5軸J5を一方向に回転させるための操作指示情報を設定する機能が割り当てられている。操作ボタンB7に対してロボットペンダント3の長手方向下側に配置された操作ボタンB8には、第5軸J5を示す記号「J5」と負方向(他方向)を示す「−」とが描かれており、第5軸J5を他方向に回転させるための操作指示情報を設定する機能が割り当てられている。操作ボタンB7,B8を操作すれば
、溶接ロボット2はほぼY軸周りに旋回するように動作するので、オペレータMには、溶接ツール6の先端がX軸方向に沿って前後に移動するように見える。
また、操作ボタンB9には、第4軸J4を示す記号「J4」と正方向(一方向)を示す「+」とが描かれており、第4軸J4を一方向に回転させるための操作指示情報を設定する機能が割り当てられている。操作ボタンB9に対してロボットペンダント3の幅方向右側に配置された操作ボタンB10には、第4軸J4を示す記号「J4」と負方向(他方向)を示す「−」とが描かれており、第4軸J4を他方向に回転させるための操作指示情報を設定する機能が割り当てられている。操作ボタンB9,B10を操作すれば、溶接ロボット2はほぼX軸周りに旋回するように動作するので、オペレータMには、溶接ツール6の先端がY軸方向に沿って左右に移動するように見える。
十字状に配置された操作ボタンB7〜B10に、各軸リモートモードにおいて第4軸J4〜第5軸J5を一方向又は他方向に回転させるための操作指示情報を設定する機能を割り当てれば、左操作グループの操作ボタンB1〜B4と同様に、操作ボタンB7〜B10の配置方向と溶接ツール6の先端の移動方向とが一致して、オペレータMの感覚と一致した溶接ツール6の操作が可能となる。
操作ボタンB11には、第6軸J6を示す記号「J6」と正方向(一方向)を示す「+」とが描かれており、第6軸J6を一方向に回転させるための操作指示情報を設定する機能が割り当てられている。操作ボタンB11に対してロボットペンダント3の長手方向下側に配置された操作ボタンB12には、第6軸J6を示す記号「J6」と負方向(他方向)を示す「−」とが描かれており、第6軸J6を他方向に回転させるための操作指示情報を設定する機能が割り当てられている。操作ボタンB11,B12を操作すれば、溶接ロボット2はほぼX軸周りに旋回するように動作するので、オペレータMには、溶接ツール6の先端がY軸方向に沿って左右に移動するように見える。
なお、座標切換キー38を押下することによって、直線リモートモードから各軸リモートモードへの切り替え、又は各軸リモートモードから直線リモートモードへの切り替えが行われる。例えば、直線リモートモードが既定の状態であれば、座標切換キー38を押下することで、直線リモートモードは各軸リモートモードへ切り替わる。
これによって、既定の直線リモートモードにおいて溶接ツール6をX軸の正方向に動作させるための操作指示情報を設定する操作ボタンB1は、座標切換キー38が押下されることで、直線リモートモードによる第2軸J2を一方向に回転させるための操作指示情報を設定する操作ボタンとして機能する。
最後に、操作ボタンB13,B14、及び操作ボタンB15,B16には、溶接ロボット2自体を搭載及び移動させるスライダやポジショナのX軸及びY軸に沿った移動方向を割り当ててもよい。その際は、操作ボタンB1〜B4及び操作ボタンB7〜B10と同様に、操作ボタンB13〜B16を、スライダやポジショナの移動方向に対応した方向にも設けることで十字状に配置するとよい。
以上に説明した左操作グループ及び右操作グループにおける操作ボタンB1〜B12の配置を有するロボットペンダント3によれば、直線リモートモードの場合でも、各軸リモートモードの場合でも、操作ボタンB1〜B12の配置が、溶接ツール6の動作方向と一致するため、溶接ロボット2の操作を容易に行うことができる。溶接ツール6が動作する方向が、操作ボタンの配置位置によって一目でわかるので、溶接ツール6の動作方向を、実際に操作ボタンを操作することで確認する必要がなくなる。従って、本実施形態によるロボットシステム1のロボットペンダント3によれば、特に、教示作業において、操作が早くなるとともに、間違いが生じにくくなり、オペレータMの疲労を軽減することができ
るという効果を得ることができる。
また、上述の実施形態によるロボットペンダント3では、溶接ツール6が動作する方向が操作ボタンの配置位置によって一目でわかるので、従来のロボットペンダントのように、「J1」〜「J6」を指示する操作ボタンB1〜B12に加えてジョイスティックなどの操作装置を設ける必要がなくなる。そのため、ロボットペンダントの製作コストを低く抑制することができる。
さらに、上述の実施形態では、操作ボタンB1〜B12を溶接ツール6の動作方向に対応する方向に配置したロボットペンダント3について説明した。しかし、操作ボタンB1〜B12を、溶接ロボット2のアームの動作方向に対応する方向に配置してロボットペンダント3を構成してもよく、その場合でも同様の効果を得ることができる。
ところで、今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。特に、今回開示された実施形態において、明示的に開示されていない事項、例えば、動作条件や測定条件、各種パラメータ、構成物の寸法、重量、体積などは、当業者が通常実施する範囲を逸脱するものではなく、通常の当業者であれば、容易に想定することが可能な値を採用している。
1 ロボットシステム
2 溶接ロボット
3 ロボットペンダント
4 制御装置
5 パソコン
6 溶接ツール
30 モニタ
31 操作面(ボタン配置部)
32,33 取手(把持部)
34 テンキー
35 「アークON/OFF」ボタン
36 「ワイヤ送給」ボタン
37 「位置記憶」ボタン
38 座標切換キー
B1〜B16 操作ボタン
M オペレータ
W ワーク

Claims (4)

  1. 先端にツールが取り付けられた多関節ロボットへの操作指示情報を設定する複数のボタンが配置された平面状のボタン配置部を備え、前記ボタンによって操作指示情報が設定されることで前記多関節ロボットへの動作指示を行うロボットペンダントにおいて、
    前記複数のボタンは、前記多関節ロボットの各関節軸の動作方向を指示するための操作指示情報を設定する機能が割り当てられ、
    前記ボタン配置部は、前記平面上に、前記複数のボタンを、前記操作指示情報による前記多関節ロボットへの動作指示に基づく前記ツール又はアームの動作方向に対応する方向に配置していることを特徴とする多関節ロボットのロボットペンダント。
  2. 前記複数のボタンは、前記ツールの動作方向を指示する直線リモート及び多関節ロボットの各関節軸の動作方向を指示する各軸リモートのいずれにおいても前記多関節ロボットへの操作指示情報を設定することができ、
    前記ボタン配置部は、前記複数のボタンを、前記直線リモート及び前記各軸リモートのいずれによる操作指示情報の設定であっても前記ツール又はアームの動作方向に対応する方向に配置していることを特徴とする請求項1に記載の多関節ロボットのロボットペンダント。
  3. 前記ボタン配置部は、前記複数のボタンを、前記多関節ロボットに設定された座標のX軸及びY軸に沿った前記ツールの動作方向に対応する方向に配置していることを特徴とする請求項1又は2に記載の多関節ロボットのロボットペンダント。
  4. 前記ボタン配置部は、
    前記X軸に沿った前記ツールの動作に対応する操作指示情報を設定する2つのボタンを前記X軸方向に沿って配置し、
    前記Y軸に沿った前記ツールの動作に対応する操作指示情報を設定する2つのボタンを前記Y軸方向に沿って配置して、
    前記X軸方向に沿った2つのボタンとY軸方向に沿った2つのボタンとを、十字状に配置していることを特徴とする請求項3に記載の多関節ロボットのロボットペンダント。
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