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JP5645866B2 - ケースおよびアダプタ - Google Patents
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Description

本発明は、ケースに関するものであり、特に、内部にケーブルが接続された基板を収容し、そのケーブルを外部に導出するケースに関するものである。
中高層住宅において、水道やガスの使用量を検針するために検針員が一戸ずつ訪問して検針用メータの検針を行わずにすむように、集中検針盤を設けることがある。各戸のメータは、アダプタを介して集中検針盤に接続され、検針員は、集中検針盤を操作することで各戸のメータの指針を読み取ることができる。
メータと集中検針盤とを接続するアダプタは、基板と、この基板に一端が接続された2本のケーブルと、この基板およびケーブルの一部を収容するケースとを備えている。このようなアダプタは、ケース外部に導出された2本のケーブルのうち、一方の他端をメータに接続し、他方の他端を集中検針盤に接続することにより、メータと集中検針盤とを電気的に接続している(例えば、特許文献1参照。)。
特開2010−204950号公報
上述したようなアダプタは、一方のケーブルの他端がメータに接続された状態で、メータと共に提供されることがある。このため、メータと集中検針盤の接続作業を行う作業員は、ケーブルを持ってメータを運ぶことがあった。すると、ケーブルに負荷がかかり、ケーブルがちぎれたり、ケーブルと基板との接続部が破損したりして、ケーブルがケースから抜けることがあった。
このようなケーブルの抜けを防ぐためには、例えば、基板とケーブルとを強固に接続するコネクタを設けることが行われているが、この場合にはコネクタを設けるために部品点数が多くなるので、高コストとなるとともに製造工程が複雑になってしまう。
そこで、本発明は、ケーブルをより抜けにくくすることができるアダプタ用のケースおよびアダプタを提供することを目的とする。
上述したような課題を解決するために、本発明に係るケースは、筐体と、この筐体の内部に設けられ、基板を収容する第1の領域を形成する壁部材と、筐体の内部に第1の領域に隣接して設けられ、基板に接続されたケーブルの一部をガイドするガイド部材とを備え、基板に接続されたケーブルは、第1の領域から引き出された後、ガイド部材に沿って向きを変え、第1の領域から引き出された側と反対側の筐体に設けられた開口から外部に導出されることを特徴とする。
上記ケースにおいて、ガイド部材の周囲に設けられ、ケーブルを挟持する挟持部材をさらに備えるようにしてもよい。
また、上記ケースにおいて、ガイド部材および開口は、第1の領域を挟む両側に設けられ、基板に接続された2つのケーブルのうち、一方のケーブルは、一方のガイド部材により向きを変えられて他方の開口から外部に導出され、他方のケーブルは、他方のガイド部材により向きを変えられて一方のケーブル上を通って一方の開口から外部に導出されるようにしてもよい。
また、本発明に係るアダプタは、基板と、この基板に一端が接続されたケーブルと、基板とケーブルの一部とを収容するケースとからなるアダプタであって、ケースは、上述したケースであることを特徴とする。
本発明によれば、基板に接続されたケーブルが、第1の領域から引き出された後、ガイド部材に沿って向きを変え、第1の領域から引き出された側と反対側の前記筐体に設けられた開口から外部に導出されることにより、ケーブルとガイド部材との間で摩擦力が働くので、結果として、ケーブルが抜けにくくなる。
図1は、本発明の実施の形態に係るケースを備えたアダプタの構成を模式的に示す分解図である。 図2Aは、下ケースの構成を模式的に示す平面図である。 図2Bは、図2AのI-I線断面図である。 図2Cは、図2AのII-II線断面図である。 図2Dは、図2AのIII線断面図である。 図2Eは、図2AのIV線断面図である。 図2Fは、図2AのV線断面図である。 図2Gは、図2AのVI線断面図である。 図3Aは、上ケースの構成を模式的に示す平面図である。 図3Bは、図3AのVII-VII線断面図である。 図3Cは、図3AのVIII線断面図である。 図3Dは、図3AのIX線断面図である。 図3Eは、図3AのX線断面図である。 図4は、アダプタの組み立て方法を説明するための図である。 図5は、アダプタの組み立て方法を説明するための図である。 図6は、アダプタの組み立て方法を説明するための図である。 図7は、アダプタの組み立て方法を説明するための図である。 図8は、アダプタの組み立て方法を説明するための図である。 図9は、図8のXI-XI線断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、本実施の形態では、本発明に係るケースをアダプタに適用した場合を例に説明する。
[アダプタの構成]
図1に示すように、本実施の形態に係るアダプタは、基板1と、下ケース3および上ケース4とから構成され、内部に基板1を内部に収容する筐体からなるケース2とから構成される。ここで、基板1には、集中検針盤に接続される検針盤用ケーブル5と、ガスや水道のメータに接続されるメータ用ケーブル6とが接続されている。
<基板の構成>
基板1は、平面視略矩形に形成された公知のプリント基板から構成され、メータから受信した指針値を集中検針盤に送信する回路を備えている。このような基板1上面には、電池11と、端子台12と、パッド13とが配設されている。
電池11は、公知の電池から構成され、基板1と電気的に接続されて上記回路に駆動電流を供給する。このような電池11は、基板1上面における一方の長辺側に設けられている。
端子台12は、検針盤用ケーブル5の端子が接続される公知の端子台から構成され、基板1と電気的に接続されている。このような端子台12は、基板1上面における他方の長辺側の略中央部に配設されている。
パッド13は、メータ用ケーブル6の端部が接続される基板1上面のパッドからなる。このパッド13は、基板1上面における他方の長辺側において、一方の短辺側に形成されている。
<ケースの構成>
ケース2は、長方形の一方の長辺側の両端部を斜めに切り欠いた六角形の平面形状を有する六角柱状の筐体から構成される。このようなケース2は、上面が開口した上記六角柱状の筐体からなる下ケース3と、上面が開口した六角柱状の筐体からなる上ケース4とからなり、下ケース3の上面開口を構成する縁部と、上ケース4の上面開口を構成する縁部とを当接させた下ケース3と上ケース4とを組み合わせることにより、1つの内部空間を形成する。
≪下ケースの構成≫
下ケース3は、図2A〜図2Gに示すように、上面が開口した六角柱状の筐体から構成される。具体的には、上記六角形の平面形状を有する底面部材3aと、この底面部材3aからそれぞれ同じ高さまで立設された矩形の板状の6つの側壁部材3b〜3gと備えている。ここで、底面部材3aの六角形状において、側壁部材3bは切り欠かれた一方の長辺、側壁部材3cは切り欠かれていない他方の長辺、側壁部材3dは切り欠かれた一方の短辺、側壁部材3eは切り欠かれた他方の短辺、側壁部材3fは側壁部材3d側の斜辺、側壁部材3gは側壁部材3e側の斜辺から、それぞれ立設されている。
ここで、側壁部材3bの上面には、略中央部に爪部材3b−1が形成されている。また、側壁部材3cの上面には、略中央部と両端部との間の部分に、爪部材3c−1,3c−2が形成されている。
また、側壁部材3dの上面には、側壁部材3cに隣接する位置に、厚さ方向の断面が半円状の凹部3d−1が形成されている。この凹部3d−1は、検針盤用ケーブル5を導出する開口の一部を構成する。このため、凹部3d−1の形状は、検針盤用ケーブル5の外径に対応している。
同様に、側壁部材3eの上面には、側壁部材3cに隣接する位置に、厚さ方向の断面が半円状の凹部3e−1が形成されている。この凹部3e−1は、メータ用ケーブル6の導出する開口の一部を構成する。このため、凹部3e−1の形状は、メータ用ケーブル6の外径に対応している。
底面部材3a上面における略中央部には、基板1を収容するための収容領域31が形成されている。具体的には、収容領域31は、側壁部材3bと、側壁部材3cの側壁部材3bと対向する部分との間の矩形状の領域から構成される。このような収容領域31の側壁部材3b,3cと接しない両辺には、基板1を支持するための支持部材31aが設けられている。
底面部材3a上面における収容領域31の両側には、半円筒状のガイド部材32,33が、その軸線を底面部材3aの平面と直交させた状態で立設されている。ここで、ガイド部材32とガイド部材33とは、互いの内周面を対向させた状態で配設されている。したがって、ガイド部材32の外周面は側壁部材3c,3d,3fと対向し、ガイド部材33の外周面は側壁部材3c,3e,3gと対向することとなる。
ガイド部材32の外周面には、ガイド部材32の半円形状の中心から放射状に等間隔に立設された板状のリブ部材321〜327が形成されている。このリブ部材321〜327の上面には、ガイド部材32と隣接する位置に凹部が形成されている。例えば、図2Dに示すように、リブ部材323には、厚さ方向の断面が半円状の凹部323aが形成されている。リブ部材321,322,324,325にも、同様の凹部321a,322a,324a,325aが形成されている。ここで、凹部の深さ、すなわち、ガイド部材の上面から下面に向かって切り欠かれる長さは、リブ部材321の凹部321aからリブ部材325の凹部325aに向かって順番により深く形成されている。
また、リブ部材326には、図2Eに示すように、上面から高さ方向における中央部にまで切り欠かれ、その底部が半円状の凹部326aが形成されている。なお、リブ部材332の壁部材3c側の端部は、斜めに切り欠かれた切り欠き部326bが形成されている。
また、リブ部材327には、図2Bに示すように、上面から高さ方向における中央部にまで切り欠かれ、その底部が半円状の凹部326aが形成されている。
さらに、凹部3d−1近傍の領域には、側壁部材3bと平行に底面部材3aから立設された板状の2つの支持部材328,329が等間隔に形成されている。支持部材328,329の上面には、側壁部材3bを正面視したときに、凹部3d−1と連続する凹部328a,329aが形成されている。
一方、ガイド部材33の外周面には、リブ326に対応する部材を除いた以外はガイド部材32と同様に、ガイド部材33の半円形状の中心から放射状に等間隔に立設された板状のリブ部材331〜336が形成されている。
このリブ部材331〜336の上面には、ガイド部材33と隣接する位置に凹部が形成されている。例えば、図2Fに示すように、リブ部材332には、厚さ方向の断面が半円状の凹部332aが形成されている。リブ部材331,322,334,335にも、同様の凹部331a,332a,334a,335aが形成されている。ここで、リブ部材331〜335における凹部の深さは、それぞれ同一の深さに形成されている。
一方、リブ部材336については、図2Cに示すように、上面から高さ方向における中央部にまで切り欠かれ、その底部が半円状の凹部336aが形成されている。
さらに、凹部3e−1の近傍には、側壁部材3eと平行に底面部材3aから立設された板状の2つの支持部材338,339が等間隔に形成されている。支持部材338,339の上面には、側壁部材3bを正面視したときに、凹部3e−1と連続する凹部338a,339aが形成されている。これらの凹部の深さ、すなわち、支持部材の上面から下面に向かって切り欠かれる長さは、支持部材338から側壁部材3eに向かって順番に浅くなるように形成されている。
≪上ケースの構成≫
上ケース4は、図3A〜図3Eに示すように、下ケース3と同様の上面が開口した六角柱状の筐体から構成され、長方形の一方の長辺の両端部を斜めに切り欠いた六角形の平面形状を有する底面部材4aと、この底面部材4aからそれぞれ同じ高さまで立設された矩形の板状の6つの側壁部材4b〜4gと備えている。ここで、底面部材4aが有する六角形状において、側壁部材4bは切り欠かれた一方の長辺、側壁部材4cは切り欠かれていない他方の長辺、側壁部材4dは一方の短辺、側壁部材4eは他方の短辺、側壁部材4fは側壁部材4d側の斜辺、側壁部材4gは側壁部材4e側の斜辺から、それぞれ立設されている。
ここで、側壁部材4dの上面には、側壁部材4cに隣接する位置に、厚さ方向の断面が半円状の凹部4d−1が形成されている。この凹部4d−1は、凹部3d−1とともに、検針盤用ケーブル5の導出口の一部を構成する。このため、凹部4d−1の形状は、検針盤用ケーブル5の外径に対応している。
同様に、側壁部材4eの上面には、側壁部材4cに隣接する位置に、厚さ方向の断面が半円状の凹部4e−1が形成されている。この凹部4e−1は、凹部3e−1とともにメータ用ケーブル6の導出口の一部を構成する。このため、凹部4e−1の形状は、メータ用ケーブル6の外径に対応している。
また、側壁部材4bの上面には、略中央部に爪部3b−1と係合する爪孔4b−1が形成されている。また、側壁部材4cの上面には、略中央部と両端部との間の部分に、爪部3c−1,3c−2と係合する爪孔4c−1,4c−2が形成されている。
底面部材4aの上面には、略中央部に下ケース3の収容領域とともに基板1を収容するための空間を構成する収容領域41が形成されている。具体的には、収容領域41は、側壁部材4bと、側壁部材4cの側壁部材4bと対向する部分との間の矩形状の領域から構成される。
底面部材4a上面における収容領域41の両側には、半円筒状のガイド部材42,43が、その軸線を底面部材4aの平面と直交させた状態で立設されている。このガイド部材42,43の外径は、ガイド部材32,33の内径に対応している。また、ガイド部材42,43の高さは、側壁部材4b〜4gよりもガイド部材32,33の高さの分だけ高く形成されている。このような、ガイド部材42とガイド部材43とは、互いの内周面を対向させた状態で配設されている。したがって、ガイド部材42の外周面は側壁部材4c,4d,4fと対向し、ガイド部材43の外周面は側壁部材4c,4e,4gと対向することとなる。
ガイド部材42の外周面には、ガイド部材42の半円形状の中心から放射状に等間隔に立設された板状のリブ部材421〜427が形成されている。このリブ部材421〜427の上面には、ガイド部材42と隣接する位置に凹部が形成されている。例えば、図3Cに示すように、リブ部材423には、厚さ方向の断面が半円状の凹部423aが形成されている。リブ部材421,422,424〜427にも、同様の凹部421a,422a,424a〜427aが形成されている。ここで、凹部の深さ、すなわち、ガイド部材の上面から下面に向かって切り欠かれる長さは、リブ部材421からリブ部材427に向かって順番により高く形成されている。
さらに、凹部4d−1近傍の領域には、側壁部材4bと平行に底面部材4aから立設された板状の2つの支持部材428,429が等間隔に形成されている。支持部材428,429の上面には、側壁部材4bを正面視したときに、凹部4d−1と連続する凹部428a,429aが形成されている。
一方、ガイド部材43の外周面には、ガイド部材33の場合と同様、ガイド部材43の半円形状の中心から放射状に等間隔に立設された板状のリブ部材431〜437が形成されている。
このリブ部材431〜437の上面には、ガイド部材43と隣接する位置に凹部が形成されている。例えば、図3Dに示すように、リブ部材433には、厚さ方向の断面が半円状の凹部433aが形成されている。リブ部材431,432,434〜437にも、同様の凹部431a,432a,434a〜437aが形成されている。ここで、リブ部材431〜437における凹部の深さは、それぞれ同一の深さに形成されている。なお、リブ部材436の凹部436aについては、図3Eに示すように、側壁部材4c側の端部が円弧状に切り欠かれた形状を有している。
さらに、凹部4e−1の近傍には、側壁部材4eと平行に底面部材4aから立設された板状の2つの支持部材438,439が等間隔に形成されている。支持部材438,439の上面には、側壁部材4bを正面視したときに、凹部4e−1と連続する凹部438a,439aが形成されている。
<検針盤用ケーブルの構成>
検針盤用ケーブル5は、一端に端子5aが形成され、他端に検針盤が接続される公知のケーブルから構成される。端子5aは、基板1の端子台12に接続される。
<メータ用ケーブルの構成>
メータ用ケーブル6は、一端に基板1のパッド13にはんだ付けされ、他端に水道やガスのメータに接続するためのコネクタ61が形成された公知のケーブルから構成される。
[組み立て方法]
次に、本実施の形態に係るアダプタの組み立て方法について図4〜図9を参照して説明する。
まず、図4に示すように、メータ用ケーブル6が接続された基板1を、下ケース3の収容領域31に収容させる。例えば、収容領域31に基板1を嵌め込んだり、基板1の下面に支持部材31aと係合する構造を予め形成しておいたりすることにより実現することができる。このとき、基板1上の電池11と側壁部材3cとの間には、メータ用ケーブル6の幅程度の間隔が形成される。
収容領域31に基板1が収容されると、図5に示すように、メータ用ケーブル6を、ガイド部材32の外周面に巻き付け、電池11と側壁部材3cとの間の空間を通過させた後、支持部材338,339を介して凹部3e−1から下ケース3外部に導出させる。このとき、メータ用ケーブル6は、リブ部材321〜327の凹部321a〜327aの凹部に嵌め込んだ状態で、ガイド部材32の外周面に沿って巻き付けられる。ここで、凹部321a〜325aの深さは、凹部325aに向かうほど深く形成されている。したがって、メータ用ケーブル6は、凹部321a〜325aを進むに連れて底面部材3a側に移動することとなる。また、凹部3e−1近傍において、メータ用ケーブル6は、支持部材338,339の凹部338a,339aに嵌め込んだ状態とされる。この凹部338a,339aは、凹部3e−1に向かって浅くなるように形成されているので、メータ用ケーブル6は、底面部材3a側から上方に持ち上げられて、凹部3e−1に導出されることとなる。
メータ用ケーブル6が下ケース3に取り付けられると、図6に示すように、検針盤用ケーブル5の端子5aを基板1の端子台12に取り付ける。
検針盤用ケーブル5が端子台12に取り付けられると、図7に示すように、検針盤用ケーブル5を、ガイド部材34の外周面に巻き付け、電池11と側壁部材3cとの間に配置されたメータ用ケーブル6上を通って、支持部材328,329を介して凹部3d−1から下ケース3外部に導出させる。このとき、検針盤用ケーブル5は、リブ部材331〜336の凹部331a〜336aの凹部に嵌め込んだ状態で、ガイド部材32の外周面に沿って巻き付けられる。ここで、凹部331a〜336aの深さおよび支持部材328,329の凹部328a,329aは、同等の深さとなっている。また、メータ用ケーブル6と重なる部分では、メータ用ケーブル6が底面部材3a側に配置されている。したがって、検針盤用ケーブル5は、同じ高さのままガイド部材34の外周面に巻き付けられた後、底面部材3a側に配置されたメータ用ケーブル6上を通り、この高さのままその凹部328a〜329aを通過して凹部3d−1から外部に導出されることとなる。
検針盤用ケーブル5が下ケース3に取り付けられると、図7の符号aで示すように、下ケース3に上ケース2を嵌合させる。具体的には、下ケース3の開口と上ケース4の開口とを対向配置させ、かつ、下ケース3のガイド部材33,34の内周面に上ケース4のガイド部材43,44の外周面が挿入するように下ケース3と上ケース4とを互いに近づける。そして、爪部3b−1と爪孔4b−1、爪部3c−1と爪孔4c−1、爪部3c−2と爪孔4c−2とを係合させる。すると、図8に示すように、下ケース3と上ケース4とが一体化され、基板1がケース2内部に収容されかつケース2から検針盤用ケーブル5おおよびメータ用ケーブル6が導出された状態となる。
このとき、検針盤用ケーブル5は、ガイド部材33およびガイド部材43に巻き付いた状態で向きが変えられている。同様に、メータ用ケーブル6も、ガイド部材32およびガイド部材42に巻き付いた状態で向きが変えられている。したがって、それらのケーブルは、ガイド部材に密着した状態となっている。これにより、検針盤用ケーブル5またはメータ用ケーブル6が引っ張られる等により荷重がかかっても、ガイド部材との間に摩擦力が生じるために移動することが妨げられるので、結果として、それらのケーブルの抜けを防ぐことができる。
また、下ケース3のリブ部材321〜327は、上ケース4の対応するリブ部材421〜427と互いの上面が当接した状態となっている。この状態において、凹部321a〜327aと凹部421a〜427aとは、互いに向かい合い、厚さ方向に1つの円形または楕円形の空間を形成する。その空間には、検針盤用ケーブル5またはメータ用ケーブル6が挿通され、一対の凹部によりそのケーブルが挟持された状態となっている。同様の状況が、凹部331a〜336aと凹部431a〜435a,437aとの間にも生じている。例えば、図8に示すように、凹部331aと凹部431aから構成される円形の空間には、検針盤用ケーブル5が挿通され、この検針盤用ケーブル5がそれらの凹部により挟持されている。また、凹部336aと凹部437aとから構成される楕円形の空間には、検針盤用ケーブル5およびメータ用ケーブル6が挿通され、これらのケーブルが2つの凹部により挟持された状態となっている。このように、検針盤用ケーブル5およびメータ用ケーブル6が凹部により挟持されているので、検針盤用ケーブル5またはメータ用ケーブル6が引っ張られる等により荷重がかかっても、その挟持力により移動することが妨げられるので、結果として、それらのケーブルの抜けを防ぐことができる。
ここで、、凹部321a〜327aと凹部421a〜427a、凹部331a〜336aと凹部431a〜435a,437aにとり形成あれた円形または楕円形の空間の径は、検針盤用ケーブル5またはメータ用ケーブル6の径よりも小さく形成するようにしてもよい。これにより、より強固に検針盤用ケーブル5またはメータ用ケーブル6を教示することができるので、結果として、それらのケーブルの抜けをより効果的に防ぐことができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、検針盤用ケーブル5が、収容領域31,41から引き出された後、ガイド部材33およびガイド部材43により向きを変え、収容領域31,41から引き出された側と反対側のケース2に設けられた凹部3d−1,4d−1から構成される開口から外部に導出させる。また、メータ用ケーブル6が、収容領域31,41から引き出された後、ガイド部材32およびガイド部材42により向きを変え、収容領域31,41から引き出された側と反対側のケース2に設けられた凹部3e−1,4e−1から構成される開口から外部に導出させる。これにより、それらのケーブルがガイド部材に密着した状態となるので、検針盤用ケーブル5またはメータ用ケーブル6が引っ張られる等により荷重がかかっても、ガイド部材との間に摩擦力が生じるために移動することが妨げられ、結果として、それらのケーブルの抜けを防ぐことができる。
なお、本実施の形態において、ガイド部材32,33,42,43は半円状に形成される場合を例に説明したが、ケーブルを巻き付けて密着させることができるのであれば、その形状は半円に限定されず適宜自由に設定することができる。
本発明は、ケーブルの一端を内部、他端を外部に導出させる各種ケースに適用することができる。
1…基板、2…ケース、3…下ケース、3a,4a…底面部材、3b〜3g,4b〜4g…側壁部材、3b−1,3c−1,3c−2…爪部、4b−1,4c−1,4c−2…爪孔、3d−1,3e−1,4d−1,4e−1…凹部、4…上ケース、5…検針盤用ケーブル、5a…端子、6…メータ用ケーブル、61…コネクタ、11…電池、12…端子台、13…パッド、31…収容領域、32,33,42,43…ガイド部材、321〜327,321〜336,421〜427,431〜437…リブ部材、328,329,338,339,428,429,438,439…支持部材、321a〜329a,331a〜336a,338a,339a,421a〜429a,431a〜439a…凹部。

Claims (4)

  1. 開口を有する筐体と、
    この筐体の内部に設けられ、基板を収容する第1の領域を挟んで前記開口と反対側に配置された壁部材と、
    前記筐体の内部に前記壁部材に隣接して設けられ、前記壁部材を挟んで前記第1の領域と反対側に向かって外周面が突出した半円筒状のガイド部材とを備え、
    前記壁部材は、前記ガイド部材に隣接して設けられた凹部を有し、
    前記ガイド部材は、前記基板に一端が接続され前記凹部を介して前記第1の領域から引き出されたケーブルが前記筐体の前記第1の領域を挟んで反対側に設けられた前記開口から外部に導出されるように、前記ケーブルの一部を前記外周面に沿ってガイドして前記ケーブルの向きを変える
    ことを特徴とするケース。
  2. 前記ガイド部材の周囲に設けられ、前記ケーブルを挟持する挟持部材
    をさらに備えることを特徴とする請求項1記載のケース。
  3. 前記ガイド部材および前記開口は、前記第1の領域を挟む両側に設けられ、
    前記基板に接続された2つのケーブルのうち、一方のケーブルは、一方の前記ガイド部材により向きを変えられて他方の前記開口から外部に導出され、他方のケーブルは、他方の前記ガイド部材により向きを変えられて前記一方のケーブル上を通って一方の開口から外部に導出される
    ことを特徴とする請求項1または2記載のケース。
  4. 基板と、この基板に一端が接続されたケーブルと、前記基板と前記ケーブルの一部とを収容するケースとからなるアダプタであって、
    前記ケースは、請求項1乃至3のいずれか1つに記載されたケースである
    ことを特徴とするアダプタ。
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