JP5648380B2 - 光電変換素子及び光電変換素子の製造方法、並びに太陽電池 - Google Patents
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Description
[1]一対の電極間に少なくとも活性層と電極バッファー層を有する光電変換素子であって、前記電極バッファー層が下記一般式(1)で表されるホスフィンオキシド又はホスフィンスルフィド化合物からなる電極バッファー材料を含有する光電変換素子。
[2][1]に記載の光電変換素子が用いられてなることを特徴とする太陽電池。
[3][1]に記載の光電変換素子の製造方法であって、前記バッファー層を湿式塗布法により形成することを特徴とする光電変換素子の製造方法。
〔ホスフィンオキシド又はホスフィンスルフィド化合物〕
本発明の光電変換素子材料は、下記一般式(1)で表されるホスフィンオキシド又はホスフィンスルフィド化合物からなる。
前記一般式(1)において、Ar1 は1つ以上の芳香族基を含む基である。その芳香族基としては、具体的には、ベンゼン環、ナフタレン環、アズレン環、ビフェニレン環、アセナフチレン環、フルオレン環、フェナントレン環、アントラセン環、フルオランセン環、トリフェニレン環、ピレン環、クリセン環、ナフタセン環、ペリレン環、ペンタセン環等の芳香族炭化水素環の1価基或いは2価基等の芳香族炭化水素基、フラン環、ベンゾフラン環、ジベンゾフラン環、キサンテン環等の酸素1原子の複素環、ピロール環、インドール環、インドリジン環、カルバゾール環、ピリジン環、キノリン環、イソキノリン環、アクリジン環、フェナントリジン環、フェナントロリン環等の窒素1原子の複素環、イミダゾール環、ピラゾール環、ピリミジン環、ピラジン環、キノキサリン環等の窒素2原子の複素環、トリアジン環等の窒素3原子の複素環、チオフェン環、ベンゾチオフェン環、ジベンゾチオフェン環等の硫黄1原子の複素環、チアントレン環等の硫黄2原子の複素環、オキサゾール環、オキサジアゾール環、フェノキサジン環等の酸素原子と窒素原子の複素環、チアゾール環、チアジアゾール環、フェノチアジン環等の硫黄原子と窒素原子の複素環、フェノキサチイン等の硫黄原子と酸素原子の複素環等の芳香族複素環の1価基或いは2価基等の芳香族複素環基等が挙げられ、Ar1 は、これらの芳香族炭化水素基、芳香族複素環基が単独で、又は、これらが相互に直結、或いはアルキレン基、シリレン基、アミノ基、酸素原子、硫黄原子等を介して連結したものであってもよい。
ン環、イソキノリン環、アクリジン環、フェナントリジン環、フェナントロリン環、イミダゾール環、ピラゾール環、ピリミジン環、ピラジン環、キノキサリン環、ジベンゾチオフェン環、フェノキサジン環等の芳香族複素環の1価基或いは2価基等の芳香族複素環基等が好ましく、ベンゼン環、ナフタレン環、フルオレン環、フェナントレン環、トリフェニレン環、ピレン環、クリセン環等の芳香族炭化水素環の1価基或いは2価基等の芳香族炭化水素基、ジベンゾフラン環、カルバゾール環、ピリジン環、キノリン環、イソキノリン環、アクリジン環、フェナントリジン環、フェナントロリン環、イミダゾール環、キノキサリン環、ジベンゾチオフェン環等の芳香族複素環の1価基或いは2価基等の芳香族複素環基等が更に好ましい。
オレン環、フェナントレン環、アントラセン環、フルオランセン環、トリフェニレン環、ピレン環、クリセン環、ペリレン環等の芳香族炭化水素環の1価基等の芳香族炭化水素基、ジベンゾフラン環、キサンテン環、カルバゾール環、ピリジン環、キノリン環、イソキノリン環、アクリジン環、フェナントリジン環、フェナントロリン環、イミダゾール環、ピラゾール環、ピリミジン環、ピラジン環、キノキサリン環、ジベンゾチオフェン環、フェノキサジン環等の芳香族複素環の1価基等の芳香族複素環基等が好ましく、ベンゼン環、ナフタレン環、フルオレン環、フェナントレン環、トリフェニレン環、ピレン環、クリセン環等の芳香族炭化水素環の1価基等の芳香族炭化水素基、ジベンゾフラン環、カルバゾール環、ピリジン環、キノリン環、イソキノリン環、アクリジン環、フェナントリジン環、フェナントロリン環、イミダゾール環、キノキサリン環、ジベンゾチオフェン環等の芳香族複素環の1価基等の芳香族複素環基等が更に好ましく、前記芳香族炭化水素環及び前記芳香族複素環が単環式芳香族環の1価基であるのが特に好ましく、ベンゼン環の1価基、即ち、フェニル基が最も好ましい。
弗素原子を導入することにより、数多くのユニークな性質、例えば油溶性の増加、ミミック効果、ブロック効果、熱的安定性、化学的安定性さらには低表面特性を示す。このようなフッ素の特性は、主にフッ素原子の独特な性質、すなわち立体的に水素についで小さな原子(ファンデルワールス半径(H:1.2Å;F:1.35Å)であり、電気陰性度が最も高く、炭素との結合力(C−F:116kcal/mol)が水素やフッ素原子以外のハロゲン原子(C−H:99.5kcal/mol;C−Cl:78kcal/mol)に比べ強く、炭素−フッ素結合の結合距離(C−F=1.32Å)は炭素−塩素結合距離(C−Cl:1.77Å)より短く、柔軟性がなく、分極率が低い等の性質に起因するためである。
又、Ar2 としての前記芳香族炭化水素環の1価基等の芳香族炭化水素基、及び前記芳香族複素環の1価基等の芳香族複素環基は、前記A以外に更に置換基を有していてもよい。その置換基としては、シアノ基、カルボニル基、アセチル基、スルホニル基、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アルコキシ基、アリールオキシ基等が挙げられる。
以上の前記一般式(1)で表されるホスフィンオキシド又はホスフィンスルフィド化合物において、m=2でp≧2の場合、Ar1 は2価以上の連結基となり、その場合の具体例を以下に示すが、これらに限定されるものではない。
m=1、p=1の場合の化合物
前記一般式(1)で表されるホスフィンオキシド又はホスフィンスルフィド化合物の原料となるホスフィン化合物の製造方法としては特に限定はない。例えば、Synthesis 2006,2,354に記載されている以下のスキームで得ることができる。
又、前記スキームにおいて、Ar2 =Ar3 で表されるホスフィンオキシド化合物は、Ar1 =フェニル基を例に説明すると以下のスキームで表される。
本発明の光電変換素子材料は、前記ホスフィンオキシド又はホスフィンスルフィド化合物からなり、その光電変換素子材料は、光電変換素子の電極バッファー材料、半導体材料、及び添加剤等として用いられ、電極バッファー材料として用いられるのが好適である。
本発明の光電変換素子材料を例えば電極バッファー材料として用いるにおいては、前記ホスフィンオキシド又はホスフィンスルフィド化合物の何れか一種を単独で用いてもよく、二種以上を併用して用いてもよい。又、前記ホスフィンオキシド又はホスフィンスルフィド化合物のみから構成してもよいが、例えば、その他の高分子化合物やモノマー、各種の添加剤等を添加した構成としてもよい。
ため、ガラス転移温度が80℃以上であるのが好ましく、110℃以上であるのがより好ましく、120℃以上であるのが更に好ましく、130℃以上であるのが特に好ましい。又、電流が取り出しにくくなって光電変換効率が低くなるといった問題をなくすため、電子移動度が10−8cm2/Vs以上であるのが好ましく、10−7cm2/Vs以上であるのが更に好ましく、10−6cm2/Vs以上であるのが特に好ましい。
本発明において、光電変換素子は、1対の電極間に少なくとも活性層とバッファー層を有する光電変換素子において、バッファー層が少なくとも一方の電極に隣接した電極バッファー層であり、その電極バッファー層が前記光電変換素子材料を含有するものである。本発明の光電変換素子材料は金属に配位しうる化合物であり、そのような化合物を電極に隣接したバッファー層に含有させることにより、金属が活性層に入り込んで活性材料を分解するのを阻害するという効果が発現し得る。
本発明に係る光電変換素子は、通常は支持体となる基板を有する。即ち、基板上に、電極と、活性層、バッファー層とが形成される。本発明における基板材料としては従来公知のものを用いることができる。その基板材料の好適な例を挙げると、石英、ガラス、サファイア、チタニア等の無機材料;ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリエーテルスルホン、ポリイミド、ナイロン、ポリスチレン、ポリビニルアルコール、エチレンビニルアルコール共重合体、フッ素樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン等のポリオレフィン、セルロース、ポリ塩化ビニリデン、アラミド、ポリフェニレンスルフィド、ポリウレタン、ポリカーボネート、ポリアリレート、ポリノルボルネン、エポキシ樹脂等の有機材料;紙、合成紙等の紙材料;ステンレス、チタン、アルミニウム等の金属に絶縁性を付与するために表面をコート或いはラミネートしたもの等の複合材料等が挙げられる。ガラスとしてはソーダガラスや青板ガラスや無アルカリガラス等が挙げられる。
基板の厚みに制限はなく、例えば、板状、フィルム状、シート状等のものを用いることができる。但し、通常5μm以上、中でも20μm以上、又、通常20mm以下、中でも10mm以下であるのが好ましい。基板が薄すぎると光電変換素子の強度が不足する傾向となり、基板が厚すぎるとコストが高くなったり重量が重くなりすぎたりする傾向となる。又、基板がガラスの場合は、薄すぎると機械的強度が低下し、割れやすくなるため、好ましくは0.01mm以上、より好ましくは0.1mm以上がよく、又、厚すぎると重量が重くなるため、好ましくは10mm以下、より好ましくは5mm以下がよい。
本発明に係る光電変換素子において、電極は、従来公知のものを用いることができ、1対の電極は、いずれか一方が透光性であればよく、両方が透光性であってもよい。ここで、透光性があるとは、太陽光の光線透過率が40%以上のものを言い、光線透過率が70%以上であることが、透明電極を透過させて活性層に光を到達させるためには好ましい。尚、光線透過率は、通常の分光光度計で測定できる。
ことが好ましい。又、ITO、酸化錫、酸化亜鉛、金、コバルト、ニッケル、白金等の仕事関数の高い材料と、アルミニウム、銀、リチウム、インジウム、カルシウム、マグネシウム等を組み合わせて用いてもよい。尚、電極は、光吸収により生じた正孔及び電子を捕集する機能を有するものであり、従って、電極には、正孔及び電子を捕集するのに適した電極材料を用いることが好ましい。正孔の捕集に適した電極の材料を挙げると、例えば、金、ITO等の高い仕事関数を有する材料が挙げられる。一方、電子の捕集に適した電極の材料を挙げると、例えば、アルミニウムのような低い仕事関数を有する材料が挙げられる。
尚、対向電極の形成方法としては、例えば、真空蒸着、電子線ビーム、スパッタリング、メッキ、CVD等のドライプロセス、又、例えば、イオンプレーティングコーティング、ゾル−ゲル、スピンコート、インクジェット等のウェットプロセスのいずれをも用いることができる。この際、導電性インクとしては任意のものを使用することができ、例えば、導電性高分子、金属粒子分散液等を用いることができる。又、電極は2層以上積層して形成してもよく、電気特性や濡れ特性等の付与のために表面処理を施してもよい。
本発明に係る光電変換素子において、活性層はp型半導体とn型半導体を含む。光電変換素子では、光が活性層に吸収され、p型半導体とn型半導体の界面で電気が発生し、発生した電気が電極から取り出される。その活性層の層構成としては、p型半導体とn型半導体が積層された薄膜積層型、p型半導体とn型半導体が混合したバルクヘテロ接合型、薄膜積層型の中間層にp型半導体とn型半導体が混合した層(i層)を有する構造等が挙げられる。
オリゴチオフェン類;チオフェン環、ベンゼン環、フルオレン環、ナフタレン環、アントラセン環、チアゾール環、チアジアゾール環、ベンゾチアゾール環等を合計4個以上連結したもの;銅フタロシアニン、亜鉛フタロシアニン、パーフルオロ銅フタロシアニン等のフタロシアニン化合物、テトラベンゾポルフィリンやその金属錯体等のポルフィリン化合物及びその金属塩等の大環状化合物等も挙げられる。低分子材料は、蒸着法によって製膜したり、半導体の可溶性前駆体を塗布後、半導体に変換することによって製膜する方法がある。
高分子材料の具体例としては以下のものが挙げられるが、これに限定されることはない。
又、n型半導体としても従来公知のものを用いることができるが、本発明の前記一般式(1)で表される化合物を用いることもできる。又、フラーレン化合物、8−ヒドロキシ
キノリンアルミニウムに代表されるキノリノール誘導体金属錯体、ナフタレンテトラカルボン酸ジイミド、ペリレンテトラカルボン酸ジイミド等の縮合環テトラカルボン酸ジイミド類、ペリレンジイミド誘導体、ターピリジン金属錯体、トロポロン金属錯体、フラボノール金属錯体、ペリノン誘導体、ベンゾイミダゾール誘導体、ベンゾオキサゾール誘導体、チアゾール誘導体、ベンゾチアゾール誘導体、ベンゾチアジアゾール誘導体、オキサジアゾール誘導体、チアジアゾール誘導体、トリアゾール誘導体、アルダジン誘導体、ビススチリル誘導体、ピラジン誘導体、フェナントロリン誘導体、キノキサリン誘導体、ベンゾキノリン誘導体、ビピリジン誘導体、ボラン誘導体、アントラセン、ピレン、ナフタセン、ペンタセン等の縮合多環芳香族炭化水素の全弗化物、単層カーボンナノチューブ等が挙げられる。また、ナフタレンテトラカルボン酸ジイミド、ペリレンテトラカルボン酸ジイミド等の縮合環テトラカルボン酸ジイミド類、ペリレンジイミド誘導体、ベンゾイミダゾール誘導体、ベンズオキサゾール誘導体、チアゾール誘導体、ベンゾチアゾール誘導体、ベンゾチアジアゾール誘導体、オキサジアゾール誘導体、チアジアゾール誘導体、トリアゾール誘導体、ピラジン誘導体、フェナントロリン誘導体、キノキサリン誘導体、ビピリジン誘導体およびボラン誘導体のうち少なくとも1つを構成ユニットとするn型ポリマーなどが挙げられる。
その中でも、フラーレン化合物、ボラン誘導体、チアゾール誘導体、ベンゾチアゾール誘導体、ベンゾチアジアゾール誘導体、N−アルキル置換されたナフタレンテトラカルボン酸ジイミドおよびN−アルキル置換されたペリレンジイミド誘導体並びにボラン誘導体、チアゾール誘導体、ベンズチアゾール誘導体、ベンゾチアジアゾール誘導体、N−アルキル置換されたナフタレンテトラカルボン酸ジイミドおよびN−アルキル置換されたペリレンジイミド誘導体のうち少なくとも1つを構成ユニットとするポリマーが好ましく、フラーレン化合物、N−アルキル置換されたペリレンジイミド誘導体およびN−アルキル置換されたナフタレンテトラカルボン酸ジイミド並びにN−アルキル置換されたペリレンジイミド誘導体およびN−アルキル置換されたナフタレンテトラカルボン酸ジイミドのうち少なくとも1つを構成ユニットとするn型ポリマーを構成ユニットとするn型ポリマーがより好ましい。これらの化合物を一種又は二種以上含んでもよい。
本発明のフラーレン化合物としては、特に制限はないが、一般式(n1)、 (n2)、 (
n3)もしくは(n4)で表される部分構造を有するフラーレン化合物が好ましい。
、C94、C96及びこれらよりも多くの炭素を有する高次の炭素クラスターなどが挙げられる。その中でも、C60もしくはC70が好ましく、C60がさらに好ましい。
d、e、f、gは整数であり、通常d、e、f、gの合計が1〜5であり、好ましくは1〜3である。(n1)、(n2)、(n3)、(n4)中の付加基は、フラーレン骨格中の同一の五員環もしくは六員環に付加される。Lは1〜8の整数である。Lとして好ましくは1以上4以下の整数であり、さらに好ましくは1以上2以下の整数である。
アルキル基としては、炭素数1〜10のアルキル基が好ましく、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基もしくはイソブチル基がより好ましく、メチル基およびエチル基が特に好ましい。
芳香族基としては、炭素数6〜20の芳香族炭化水素基および炭素数2〜20の芳香族複素環基が好ましく、好ましくはフェニル基、チエニル基、フリル基およびピリジル基がより好ましく、フェニル基およびチエニル基がさらに好ましい。
してもよいハロゲン原子としては、フッ素原子が好ましい。
シリル基としては、ジアリールアルキルシリル基、ジアルキルアリールシリル基、トリアリールシリル基、トリアルキルシリル基が好ましく、ジアルキルアリールシリル基がより好ましく、ジメチルアリールシリル基がさらに好ましい。
アルキル基としては、炭素数1〜10のアルキル基が好ましく、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基およびn−ヘキシル基が好ましい。
芳香族基は、炭素数6〜20の芳香族炭化水素基および炭素数2〜20の芳香族複素環基が好ましく、フェニル基、チエニル基、フリル基およびピリジル基がより好ましく、フェニル基およびチエニル基さらに好ましい。
芳香族基が置換基を有する場合、その数に限定は無いが、1〜3が好ましく、1がより好ましい。芳香族基が置換基を複数有する場合、その置換基の種類は異なっていてもよいが、好ましくは同一である。
アルキル基としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、n−ヘキシル基およびオクチル基が好ましく、メチル基がより好ましい。
芳香族基が有してよい置換基として特に限定は無いが、フッ素原子、炭素数1〜14のアルキル基、炭素数1〜14のフッ化アルキル基および炭素数1〜14のアルコキシ基が好ましく、炭素数1〜14のアルコキシ基がより好ましく、メトキシ基がさらに好ましい。
一般式(n3)中のAr5は、置換基を有していてもよい炭素数6〜20の芳香族炭化水素基または炭素数2〜20の芳香族複素環基であり、フェニル基、ナフチル基、ビフェニル基、フェナントリル基、アントリル基、フルオレニル基、ピレニル基、ペリレニル基、ターフェニル基、チエニル基、フリル基、ピリジル基、ピリミジル基、キノリル基、キノキサリル基、ピラジル基、イミダゾイル基、ピラゾイル基、オキサゾール基、チアゾール基、オキサジアゾール基、ピロール基、トリアゾール基、チアジアゾール基、ベンゾチエニル基、ベンゾフリル基、フラノフリル基、ジベンゾチエニル基、チエノチエニル基、ジベンゾフリル基、フェナントリル基、カルバゾイル基、キノキサリル基、ベンゾキノキサ
リル基、カルバゾイル基およびフェニルカルバゾイル基が好ましく、フェニル基、チエニル基、フリル基、チアゾール基、ピロール基、トリアゾール基およびチアジアゾール基がさらに好ましい。
炭素数1〜14のアルコキシ基として、より好ましくは、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシル基である。
炭素数1〜14のアルキルカルボニル基として、より好ましくは、アセチル基である。
アリールカルボニル基として、より好ましくは、ベンゾイル基である。
置換基を有する場合、その数に限定は無いが、1〜4が好ましく、1〜3がより好ましい。置換基が複数の場合、その種類は異なっていてもよいが、好ましくは同一である。
一般式(n3)中のR10〜R13は各々独立して、水素原子、置換基を有してもよいアルキル基、置換基を有してもよいアミノ基、置換基を有してもよいアルコキシ基または置換基を有しても良いアルキルチオ基である。R22またはR23は、R24またはR25との間のいずれか一方と環を形成してもよい。
一般式(n5)中におけるhは前記fと同様であり、Uは、酸素原子、硫黄原子、メチル基およびエチル基等の炭素数1〜6のアルキル基で置換されていてもよいアミノ基、メトキシ基等の炭素数1〜6のアルコキシル基、炭素数1〜5の炭化水素基、炭素数6〜2
0の芳香族炭化水素基または炭素数2〜20の芳香族複素環基で置換されていてもよい炭素数1若しくは2のアルキレン基およびフェニレン基等のアリーレン基である。
、置換基を有していても良い炭素数1〜14のアルキル基または置換基を有していても良い芳香族基である。
アルコキシカルボニル基におけるアルコキシ基は、炭素数1〜12の炭化水素基およびフッ化アルキル基が好ましく、炭素数1〜12の炭化水素基がより好ましく、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、n−ヘキシル基、オクチル基、2-プロピルペンチル基、2−エチルヘキシル基、シクロヘキシルメ
チル基およびベンジル基がさらに好ましく、メチル基、エチル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基およびn−ヘキシル基が特に好ましい。
一般式(n4)の構造として好ましくは、R14、R15が共にアルコキシカルボニル基であるか、R14、R15が共に芳香族基であるか、R14が芳香族基で、かつR15が3−(アルコキシカルボニル)プロピル基である。
該フラーレン化合物は蒸着法や塗布法で製膜できる。特に、塗布法を適用できるようにするためには、当該フラーレン化合物自体が液状で塗布可能であるか、当該フラーレン化合物が何らかの溶媒に対して溶解性が高く溶液として塗布可能であることが好ましい。
非ハロゲン系溶媒としては、例えば、非ハロゲン系芳香族炭化水素類が挙げられる。その中でも好ましくはトルエン、キシレン、シクロヘキシルベンゼンなどである。
本発明のフラーレン化合物の製造方法としては、特に制限はないが、例えば、部分構造(n1)を有するフラーレンの合成方法としては、国際公開WO2008/059771号パンフレットやJ.Am.Chem.Soc.,2008,130(46),15429−15436に記載されている公知文献によって、実施可能であり、部分構造(n2)
を有するフラーレンの合成方法としては、J.Am.Chem.Soc.1993,115,9798−9799、Chem.Mater.2007,19,5363−5372やChem.Mater.2007,19,5194−5199に記載されている公知文献によって、実施可能であり、部分構造(n3)を有するフラーレンの合成方法としては、Angew.Chem.Int.Ed.Engl.1993,32,78−80、Tetrahedron Lett. 1997, 38, 285−288、国際公開WO2008/018931パンフレット、国際公開WO2009/086210パンフレットに記載されている公知文献によって、実施可能であり、部分構造(n4)を有するフラーレンの合成方法としては、J.Chem.Soc., Perkin Trans.1,1997 1595、Thin Solid Films 489(2005)251−256、Adv.Funct.Mater.2005,15,1979−1987やJ.Org.Chem.1995,60,532−538に記載されている公知文献によって、実施可能である。
本発明に係るN−アルキル置換されたペリレンジイミド誘導体は、特段の制限はないが、具体的には国際公開第2008/063609号、国際公開第2009/115513号、国際公開第2009/098250号、国際公開第2009/000756号および国際公開第2009/091670号に記載されている化合物が挙げられる。電子移動度が高く、可視域に吸収を有するため、電荷輸送と発電との両方に寄与する点から好ましい。
本発明に係るナフタレンテトラカルボン酸ジイミドは、特段の制限はないが、具体的には国際公開第2008/063609号、国際公開第2007/146250号および国際公開第2009/000756号に記載されている化合物が挙げられる。電子移動度が高く、溶解性が高く塗布性に優れている点から好ましい。
本発明に係るn型ポリマーは、特段の制限はないが、ナフタレンテトラカルボン酸ジイミド、ペリレンテトラカルボン酸ジイミド等の縮合環テトラカルボン酸ジイミド類、ペリレンジイミド誘導体、ベンゾイミダゾール誘導体、ベンゾオキサゾール誘導体、チアゾール誘導体、ベンゾチアゾール誘導体、ベンゾチアジアゾール誘導体、オキサジアゾール誘導体、チアジアゾール誘導体、トリアゾール誘導体、ピラジン誘導体、フェナントロリン誘導体、キノキサリン誘導体、ビピリジン誘導体およびボラン誘導体のうち少なくとも1つを構成ユニットとするn型ポリマーなどが挙げられる。
その中でも、ボラン誘導体、チアゾール誘導体、ベンゾチアゾール誘導体、ベンゾチアジアゾール誘導体、N−アルキル置換されたナフタレンテトラカルボン酸ジイミドおよびN−アルキル置換されたペリレンジイミド誘導体のうち少なくとも1つを構成ユニットとするポリマーが好ましく、N−アルキル置換されたペリレンジイミド誘導体およびN−アルキル置換されたナフタレンテトラカルボン酸ジイミドのうち少なくとも1つを構成ユニットとするn型ポリマーを構成ユニットとするn型ポリマーがより好ましい。これらの化合物を一種又は二種以上含んでもよい。具体的には国際公開第2009/098253号、国際公開第2009/098250号、国際公開第2010/012710号および国際公開第2009/098250号に記載されている化合物が挙げられる。可視域に吸収を有するため、発電に寄与し、粘度が高く、塗布性に優れている点から好ましい。
悪くなるという問題が生じるため、10〜1000nmが好ましく、50〜200nmが更に好ましい。
光電変換素子におけるバッファー層の役割として、励起子阻止、オプティカルスペーサー、活性層の保護、金属から活性層への逆電子移動等が挙げられる。本発明に係る光電変換素子は、バッファー層が少なくとも一方の電極に隣接した電極バッファー層であるのが好ましく、その電極バッファー層の材料として、本発明の前記一般式(1)で表されるホスフィンオキシド又はホスフィンスルフィド化合物からなる光電変換素子材料が用いられたものであり、その電極バッファー層としての、正孔取り出し層、電子取り出し層のどちらの層にも用いることができるが、電子取り出し層に用いられているのが好ましい。
〔太陽電池〕
本発明の光電変換素子は、薄膜太陽電池における光電変換素子として好適に用いられる。そして、本発明の太陽電池は、基板(A)、光電変換素子(B)、水分及び/又は酸素を吸収する捕捉剤を含む層(C)、該光電変換素子を被覆するガスバリア層(D)を順に積層した層構成を有することが好ましい。該光電変換素子は前述のように、一対の電極を備えるが、基板とは逆側の電極と該水分及び/又は酸素を吸収する捕捉剤を含む層(C)
との間に、単一若しくは複数の防食層(E)を備えていてもよい。
基板(A)は光電変換素子(B)を支持する支持部材であり、前述の光電変換素子の説明において挙げた基板と同一物である。基板(A)を形成する材料としては、例えば、ガラス、サファイア、チタニア等の無機材料;ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリエーテルスルホン、ポリイミド、ポリアミド、ポリスチレン、ポリビニルアルコール、エチレンビニルアルコール共重合体、フッ素樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、環状ポリオレフィン、セルロース、アセチルセルロース、ポリ塩化ビニリデン、アラミド、ポリフェニレンスルフィド、ポリウレタン、ポリカーボネート、ポリ(メタ)アクリル樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリアリレート、ポリノルボルネン等の有機材料;ステンレス、チタン、ニッケル、銀、金、銅、アルミニウム等の金属材料;等が挙げられる。
光電変換素子(B)は、前記〔光電変換素子〕の項で説明した光電変換素子である。
<水分及び/又は酸素を吸収する捕捉剤を含む層(C)>
水分及び/又は酸素を吸収する捕捉剤を含む層(C)は、光電変換素子(B)を水分及び/又は酸素を吸収する捕捉剤を含む層(C)で覆うことにより、光電変換素子(B)の水分、酸素による劣化等を防止し、長期間にわたって発電効率を維持するためのものであり、通常、水分及び/又は酸素を吸収する捕捉剤を含有させた樹脂により構成され、フィルム状或いは塗膜状であるのが好ましい。
、アルミニウム金属錯体、アルミニウムオキサイドオクチレート等の有機金属化合物等が挙げられ、そのアルカリ土類金属としては、Ca、Sr、Ba等が挙げられ、アルカリ土類金属の酸化物としては、CaO、SrO、BaO等の外、Zr−Al−BaO等も挙げられる。これらの中でも、アルカリ土類金属Ca、Sr、Baとその酸化物CaO、SrO、BaO、及びアルミニウム金属錯体が好ましく、CaO、SrO、BaOが水分捕捉性高さの点で更に好ましく、アルミニウム金属錯体が捕捉剤を透明化することができる点でより好ましい。水分を吸収する捕捉剤として好ましい具体的な商品名を挙げると、例えば、「OleDry」(双葉電子社製)が挙げられる。尚、これらの水分及び/又は酸素を吸収する捕捉剤は、1種の捕捉剤が用いられていても、2種以上の捕捉剤が用いられていてもよい。
水分及び/又は酸素を吸収する捕捉剤を含む層(C)を構成する捕捉剤の好ましい組み合わせとしては、水分を吸収する捕捉剤同士の場合では、アルカリ土類金属Ca又はSrとアルカリ土類金属の酸化物CaO又はSrOとの組み合わせ、アルカリ土類金属の酸化物CaO又はSrOとアルミニウム金属錯体との組み合わせが、水分捕捉性能の点から好ましい。又、水分を吸収する捕捉剤と酸素を吸収する捕捉剤の組合せの場合では、アルカリ土類金属の酸化物CaO又はSrOとFeとの組み合わせ、アルカリ土類金属の酸化物CaO又はSrOとアスコルビン酸との組み合わせ、アルカリ土類金属の酸化物CaO又はSrOとヒドラジン化合物との組み合わせ、アルミニウム金属錯体とアスコルビン酸との組み合わせ、アルミニウム金属錯体とヒドラジン化合物との組み合わせが、水分と酸素の吸収を両立させる点から好ましく、アルカリ土類金属の酸化物CaO又はSrOとアスコルビン酸との組み合わせ、アルカリ土類金属の酸化物CaO又はSrOとヒドラジン化合物との組み合わせが、より高い吸収性能を示す点から更に好ましい。
吸収能力が高く光電変換素子の劣化を抑制しうる。又、上限に制限は無いが、通常800mg/cm3 以下である。
尚、これらの水分吸収量は、試験体の水分吸収前後での重量変化から算出する方法、試験体中の水分量を水分測定装置で測定する方法、水分を含む密閉容器に試験体を保管しその水分減少を水分濃度計で検出する方法等で測定することができる。簡便に実施できることから、重量変化から算出する方法が好ましく、具体的には、乾燥状態での試験体の重量を計測した後、同試験体を水分が存在する環境で保管し、重量増加がなくなったときの重量を記録して、その差分を水分吸収量とする。水分が存在する保管環境は、試験体の水分吸収量以上の水分が存在する条件さえ満たせば、水分吸収能力で適宜設定すればよい。具体的には、水分吸収能力が大きい試験体では、試験時間を短くするために50〜100%RH以上の湿度環境とし、水分吸収能力が小さい試験体では、適宜水分濃度をコントロールした環境、例えば1ppm〜1%の範囲で、実施すればよい。重量測定時の環境は、非可逆的に水分を吸収する試験体は、50%RH以上の湿度環境で重量測定すればよいが、可逆的に水分を吸収する試験体は、85%RH以上の高湿環境で重量測定する必要がある。
尚、これらの酸素吸収量は、酸素を含む密閉容器内に試験体を保管し、その酸素減少を酸素濃度計で検出する方法により測定することができる。酸素濃度減少がなくなったときの酸素濃度を記録して、試験前の密閉容器内の酸素濃度との差分を酸素吸収量とする。密閉容器内の初期酸素濃度は、試験体の酸素吸収量以上の酸素が存在し、酸素濃度計の感度に適合した濃度になるように、適宜設定すればよい。又、密閉容器内の試験体量は、吸収による酸素減少分が酸素濃度計の検出感度以上となるように、適宜仕込めばよい。
その一つの実施形態では、水分及び/又は酸素を吸収する捕捉剤を含む層(C)が光電変換素子(B)の受光面側に設けられる。又、他の実施形態としては、必要に応じて水分及び/又は酸素を吸収する捕捉剤を含む層(C)が光電変換素子(B)の裏面側に設けられる。更に、別の実施形態として、受光面、裏面側共に水分及び/又は酸素を吸収する捕捉剤を含む層(C)が設けられる。その場合、水分及び/又は酸素を吸収する捕捉剤を含む層(C)が受光面、裏面共にそれぞれ、光電変換素子(B)と後述するガスバリア層(D)との間に位置するようになっているのが好ましい。
ガスバリア層(D)は、水蒸気及び酸素の透過を防止する層であり、光電変換素子(B)を被覆して、光電変換素子(B)への水蒸気及び酸素の進入を防止する機能を有する。光電変換素子(B)は湿気及び酸素に弱い傾向があり、透明電極、金属電極、有機半導体層が水分及び酸素により劣化することを防止するため、光電変換素子(B)をガスバリア層(D)で被覆することにより、光電変換素子(B)を水蒸気及び酸素から保護し、発電能力を高く維持することができる。
置した面同士を貼り合せて樹脂フィルム基材を外側に向けた積層体としてもよい。
層の透明度を向上させ着色を防ぐためには、酸素原子の比率が酸化物の化学量論的な比率から極端に少なくないことが好ましい。一方、無機バリア層の緻密性を向上させバリア性を高くするためには、酸素原子を少なくすることが好ましい。これらの観点から、例えば金属酸化物として酸化珪素SiOx を用いる場合には、前記xの値は1.5〜1.8が特に好ましい。又、例えば金属酸化物として酸化アルミニウムAlOx を用いる場合には、前記xの値は1.0〜1.4が特に好ましい。
又、無機バリア層の厚みは、厚くするとバリア性が高まる傾向にあるが、曲げた際にクラックを生じやすくなるため、それらの観点からの適正な厚みとしては、通常5nm以上、好ましくは10nm以上であり、又、通常1000nm以下、好ましくは200nm以下である。
アークランプ、キセノンアークランプ、蛍光ランプ、炭素アークランプ、タングステンーハロゲン輻射ランプ、及び日光による照射光等を用いることができる。又、電子線照射や大気圧プラズマ処理を行うこともできる。
又、ポリマー層の厚みとしては、通常10nm以上であり、又、通常5000nm以下、好ましくは2000nm以下、より好ましくは1000nm以下である。ポリマー層の厚みを厚くすることで、厚みの均一性が得やすくなり無機バリア層の構造欠陥を効率よくポリマー層で埋めることができ、バリア性が向上する傾向となる。又、ポリマー層の厚みを薄くすることで、ポリマー層自身が曲げ等の外力によるクラックを発生しにくくなるためバリア性を向上しうる。
/day/atm以下であることが中でも好ましく、1×10-4cc/m2 /day/
atm以下であることがとりわけ好ましく、1×10-5cc/m2 /day/atm以下であることが特に好ましい。酸素が透過しなければしないほど、素子の酸化による劣化が抑えられる利点がある。尚、酸素透過率は、JIS K7126Aに準じた差圧法に基づく装置、或いはJIS K7126Bに準じた等圧法に基づく赤外線センサ、ガスクロマトグラフを備えた装置で測定することができる。
。太陽光をより多く電気エネルギーに変換するためである。又、太陽電池の光入射・出射面とは反対の面に用いられる場合には、必ずしも可視光を透過させる必要がないため、不透明でもよい。
又、本発明において、ガスバリア層(D)は、光電変換素子(B)を被覆して水分及び酸素から保護できるように、本発明に記載の順で積層されていれば、その形成位置に制限はないが、光電変換素子(B)の基板と反対面に備えていることが特徴である。又、光電変換素子(B)の基板設置面背面(受光面とは反対側の面)を同様のガスバリア層(D)で覆っていてもよい。太陽電池においてはその正面及び背面が他の面よりも大面積に形成されることが多いためである。そして、ガスバリア層(D)の縁部をシール材でシールし、ガスバリア層(D)及びシール材で囲まれた空間内に光電変換素子(B)を納められた構造とすることにより、光電変換素子(B)を湿気及び酸素から保護できるようになっている。尚、後述する裏面保護シートが高いガスバリア性能を有する場合には、用途によりガスバリア層(D)を兼ねることができる。
本発明において、太陽電池は、基板(A)とは逆側の電極と水分及び/又は酸素を吸収する捕捉剤を含む層(C)との間に、単一若しくは複数の防食層(E)を備えていてもよい。これにより、水分及び/又は酸素を吸収する捕捉剤を含む層(C)が直接に電極に接することがないようにし、層(C)中の水分及び/又は酸素を吸収する捕捉剤が電極へ拡散することによる電極の腐食を防止する。尚、防食層(E)は、前述の配置位置の他、基板(A)上の光電変換素子(B)が存在しない部分、ガスバリア層(D)上に備えられていてもよい。
陽電池の組上げプロセスの簡易性やコストを考慮するとガスバリア樹脂フィルムの形態が最も好ましい。樹脂膜においては、ガスバリア性を有する樹脂膜を直接に光電変換素子(B)上に形成する場合、塗布法では、塗布液の溶媒が電極のピンホールから光電変換素子(B)中へ浸透して劣化を引き起こす恐れがあることから好ましくなく、一方、真空プロセスをともなうドライ成膜法では、バッチプロセスとなるために生産効率が著しく劣ることとなると共に、樹脂膜の内部応力で光電変換素子(B)が損傷する恐れがあることから好ましくない。
防食層(E)は、用いる樹脂材料の種類に応じて任意の方法で形成することができるが、例えば、溶融押出し成形法、溶液流延法、カレンダー法等でフィルム又はシートを成形する方法、樹脂材料の溶液をロールコート、グラビアコート、ナイフコート、ディップコート、カーテンフローコート、スプレーコート、バーコート、ダイコート、スピンコート、インクジェット、ディスペンサー等で塗布し乾燥させた樹脂膜を形成するウェット成膜方法を用いることができる。又、プラズマCVD、真空蒸着、イオンプレーディング、スパッタリング等のドライ成膜方法も用いることができる。更に、フィルム又はシート成形後、或いは製膜後に、ヒーター、赤外線、マイクロ波等による加熱、紫外光及び/又は可視光照射等により、重合、架橋、硬化反応等を行ってもよい。
/dayの関係にあることが特に好ましく、Pd×10<Pe≦0.1g/m2/day
の関係にあることが特に好ましい。ここでの測定方法も前述した方法による。
又、より好ましい機能としては接着機能を有するものである。接着機能を有することにより、素子と水分及び/又は酸素を吸収する捕捉剤が固定されるため、曲げ等による太陽電池の変形時に、捕捉剤がずれて素子電極に接触するような恐れがなくなる。又、太陽電池製造時に、基板(A)と光電変換素子(B)上に、防食層(E)、捕捉剤を含む層(C)、ガスバリアフィルム(D)が積層されていくが、その際にも、捕捉剤を含む層(C)がずれて素子電極に接触する恐れもなくなる利点が生じる。
又、防食層(E)の吸水率は、一般に0.005〜1%が好ましく、0.01〜0.5%がより好ましく、0.02〜0.3%が更に好ましい。かかる上限を超えると、吸収した水分によりアルカリ拡散が促進され、電極腐食防止効果が劣ってしまう恐れがある。一方、かかる下限より下回ると、素子電極と防食層(E)界面の水分が防食層(E)により遮られて、捕捉剤で吸収することができなくなる恐れがある。
シール材は、前記(A)〜(E)等で構成される積層体の縁部をシールして、これらの内部に水分及び酸素が浸入しないようにシールする部材である。特に、少なくとも光電変換素子(B)の縁部をシールできる位置に設けることにより、少なくとも光電変換素子(B)内に水分及び酸素が侵入しないようにする。通常、太陽電池の周縁部に通常0.5〜
100mm、好ましくは、1〜80mm 更に好ましくは2〜50mmの厚さでロの字型に被覆し、光電変換素子(B)をその内側に封じ込める。
更に、太陽電池は光を受けて熱せられることが多いため、シール材も耐熱性を有することが好ましい。この観点から、シール材の構成材料の融点又は軟化点は、通常100℃以上、好ましくは120℃以上、より好ましくは130℃以上であり、又、通常350℃以下、好ましくは300℃以下、より好ましくは280℃以下である。融点又は軟化点が低すぎると太陽電池の使用時にシール材が融解する可能性がある。
本発明においては、太陽電池の補強等のために、通常は光電変換素子を挟み込むように、封止材が用いられていてもよい。封止材は、太陽電池の強度保持の観点から強度が高いことが好ましく、具体的強度については、太陽電池本体のの強度とも関係することになり一概には規定しにくいが、太陽電池全体が良好な曲げ加工性を有し、折り曲げ部分の剥離を生じないような強度を有するのが好ましい。
脂が挙げられ、そのフィルム等を用いることができるが、EVA樹脂を架橋処理する場合にその架橋処理には比較的時間を要するため、太陽電池の生産速度及び生産効率を低下させる原因となる場合があり、又、長期間使用の際には、EVA樹脂の分解ガス(酢酸ガス)或いはEVA樹脂自体が有する酢酸ビニル基が、光電変換素子に悪影響を与えて発電効率が低下させる場合がある。その場合の他封止材としては、プロピレン−エチレン−他α−オレフィン共重合体のフィルムを用いることもできる。尚、封止材は1種の材料で形成されていてもよく、2種以上の材料で形成されていてもよい。又、封止材は単層フィルムにより形成されていてもよく、2層以上のフィルムを備えた積層フィルムであってもよい。
耐候性保護シートは、温度変化、湿度変化、光、風雨等に係わる太陽電池設置環境から太陽電池を保護するシート又はフィルムである。耐候性保護シートで太陽電池表面を覆うことにより、太陽電池構成材料、特に光電変換素子(B)が保護され、劣化することなく、長期にわたり高い発電能力を得られる利点がある。
耐候性保護シートを構成する材料は、太陽電池を保護することができるものであれば特に限定されるものではなく、例えば、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、環状ポリオレフィン系樹脂、アクリロニトリル−スチレン(AS)系樹脂、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン(ABS)系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、フッ素系樹脂、ポリエチレンテレフタラート、ポリエチレンナフタレート等のポリエステル系樹脂、フェノー
ル系樹脂、ポリアクリル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリイミド系樹脂、ポリアミドイミド系樹脂、ポリウレタン系樹脂、セルロース系樹脂、シリコーン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂等が挙げられ、それらの1種の材料で形成されていても、2種以上の材料で形成されていてもよく、それらの単層フィルム、又は2層以上の積層フィルムとして用いられる。尚、積層フィルムの場合等において、他のフィルム等との接着性の改良のために、コロナ処理、プラズマ処理等の表面処理が行われていてもよい。
尚、耐候性保護シートは、太陽電池の受光面側に用いられる場合、光吸収を妨げない観点から可視光を透過させるものが好ましい。例えば、可視光(波長360〜830nm)の光の透過率は、通常75%以上、好ましくは80%以上、より好ましくは85%以上、更に好ましくは90%以上、特に好ましくは95%以上、最も好ましくは97%以上である。太陽光をより多く電気エネルギーに変換するためである。一方、太陽電池の受光面と反対側に耐候性保護シートを用いる場合は、必ずしも可視光を透過させる必要がなく、不透明でもよい。
裏面保護シートは、太陽電池の受光面と反対側となる裏面に、外部応力に対する保護等を目的として設けられるものであり、前述した耐候性保護シートと同様のシート又はフィルムを用いることができる。尚、この裏面保護シートが水及び酸素を透過させ難いものであれば、裏面保護シートをガスバリア層として機能させることも可能である。
チレン共重合体(ABS樹脂)、ポリ塩化ビニル系樹脂、フッ素系樹脂、ポリ(メタ)アクリル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリエチレンテレフタレート又はポリエチレンナフタレート等のポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリイミド系樹脂、ポリアミドイミド系樹脂、ポリアリレート系樹脂、シリコーン系樹脂、ポリスルホン系樹脂、ポリフェニレンスルフィド系樹脂、ポリエーテルスルホン系樹脂、ポリウレタン系樹脂、アセタール系樹脂、セルロース系樹脂等のシート又はフィルムを挙げることができ、それらの1種の材料で形成されていても、2種以上の材料で形成されていてもよく、それらの単層フィルム、又は2層以上の積層フィルムとして用いられる。尚、積層フィルムの場合等において、他のフィルム等との接着性の改良のために、コロナ処理、プラズマ処理等の表面処理が行われていてもよい。
更に、樹脂と金属との複合材料を用いることができる。例えば、アルミニウム箔の両面に、例えば、一弗化エチレン(デュポン社製、商品名「テドラー」)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、テトラフルオロエチレン−エチレン又はプロピレン共重合体(ETFE)、フッ化ビニリデン系樹脂(PVDF)、フッ化ビニル系樹脂(PVF)等のフッ素系樹脂の1種又は2種以上のフッ素系樹脂のフイルムを接着した防水性の高いシートを用いてもよい。
又、裏面保護シートに、紫外線遮断、熱線遮断、防汚性、親水性、疎水性、防曇性、耐擦性、導電性、反射防止、防眩性、光拡散、光散乱、波長変換、ガスバリア性等の機能が付与されていてもよい。特に、防湿性の観点から、無機酸化物蒸着層によるガスバリア層が設けられていることが好ましい。
本実施形態の太陽電池の製造方法としては、積層する順序が重要である。具体的には、基板(A)、光電変換素子(B)、水分及び/又は酸素を吸収する捕捉剤を含む層(C)、光電変換素子を被覆するガスバリア層(D)を順に積層したものであって、光電変換素子(B)は、一対の電極を備えるように製造し、基板(A)とは逆側の電極と水分及び/又は酸素を吸収する捕捉剤を含む層(C)との間に一層若しくは複数層の防食層(E)を積層するように製造する。
工程1:基板(A)上に1個又は2個以上の光電変換素子(B)を直列又は並列接続させる。
工程2:水分及び/又は酸素を吸収する捕捉剤を含む層(C)に一層若しくは複数層の防食層(E)を積層した積層体を製造する。
好ましい他の製造手順として、以下が挙げられる
工程1:基板(A)上に1個又は2個以上の光電変換素子(B)を直列又は並列接続させる。
工程3' :工程1で製造した基板(A)上の光電変換素子(B)上に、工程2’で製造したガスバリア層(D)と捕捉剤を含む層(C)と防食層(E)との積層体を、基板(A)、光電変換素子(B)、防食層(E)、捕捉剤を含む層(C)、ガスバリア層(D)の順になるように積層する。
り適宜選択できる。例えば、太陽電池構成層を積層後にシールしてもよいし、構成層を積層する時に同時にシールしてもよい。製造工程の簡略化から積層時に同時にシールするのが好ましい。
<太陽電池の性能評価>
本発明に係る太陽電池は、以下のような性能を持つことが特徴である。
加速試験:環境試験機(例えば、エスペック社製「SH−241」)を、好ましくは、40℃、90%RH、又は85℃、85%RHの高温高湿環境に設定し、その環境中に試験体を、例えば24時間以上設置し、その前後で、ソーラシュミレーターでAM1.5G条件の光を照射強度100mW/cm2 照射して電流・電圧特性を測定し、かかる測定から得られる電流・電圧曲線から、エネルギー変換効率(PCE)、短絡電流、開放電圧、FF(フィルファクター)、直列抵抗、シャント抵抗を求める。
PCE変化率=(加速試験後のPCE)/(加速試験前のPCE)
本発明に係る太陽電池のエネルギー変換効率(PCE)変化率は、上記式により算出される値として、通常、初期性能に対して加速試験後の値が、通常0.86以上であり、好ましくは0.88以上、更に好ましくは0.90以上である。
又、本発明に係る太陽電池は、耐候性良好である。屋外暴露試験や耐候性試験機により耐候性試験を実施しても、初期性能を維持し、高い耐久性能を示す。これは、防食層の存在により電極劣化が抑制されているためと考えられ、又、耐候性保護シートを積層した場合にはより高い耐久性能を示すことができる。
下式に示すように、窒素雰囲気下、1−ブロモピレン(東京化成社製)5.6g(20mmol)を脱水テトラヒドロフラン(関東化学社製)100mLに溶かし、―78℃に冷却した後、n−ブチルリチウム(関東化学社製)13mL(1.6M)をゆっくり滴下し、―78℃を保持したまま、45分間攪拌した。続いて、亜リン酸トリフェニル(和光純薬社製)3.1g(10mmol)を滴下し、十分攪拌した後、室温まで昇温し、1.5時間攪拌し、再度―78℃まで冷却した。一方、別の反応容器に4−フルオロブロモベンゼン(東京化成社製)3.5g(20mmol)を脱水テトラヒドロフラン50mLに溶解し、窒素雰囲気下、―78℃の状態で、n−ブチルリチウム(関東化学社製)13mL(1.6M)を加え、30分間攪拌を行った後、最初の容器に滴下し、室温まで昇温し、1時間攪拌した。得られた反応溶液に水20mLを加え、テトラヒドロフランを減圧留去し、塩化メチレンを用いて抽出を行った。有機層を硫酸マグネシウムを加えて乾燥後、濾過濃縮し、カラムクロマトグラフィー(展開溶媒ヘキサン)を用いて精製することにより、3.7gの目的前駆体(F−PPy2)を得た。ここで得られた化合物をアセトン(
関東化学社製)150mLに溶かし、30%過酸化水素水(和光純薬社製)2mLを加え、室温で攪拌した。反応溶液に水20mLを加え濃縮後、アセトニトリルで洗浄することにより、目的物を1.9g得た。得られたホスフィンオキシド化合物1を「F−POPy2 」と称する。
y2)を得た。なお化合物の同定はNMRを用いて行った。
合成例3 ホスフィンオキシド化合物3の合成例 [(CF3)2−POPy2]
2.0g(7.8mmol)を滴下し、十分攪拌した後、室温まで昇温し、1.5時間攪拌した。水でクエンチ後減圧留去によりTHFを除き、ジクロロメタン10mL及び30%過酸化水素水5mLを加え30分間攪拌した。Brineで洗浄し硫酸マグネシウムで乾燥させ減圧留去によりジクロロメタンを除いた後、GPCにより精製したところ目的物((FPh)2−POPy)を得た。
下式に示すように、窒素雰囲気下、1−ブロモピレン(東京化成社製)14g(50mmol)を脱水テトラヒドロフラン(関東化学社製)200mLに溶かし、―78℃に冷却した後、n−ブチルリチウム(関東化学社製)33mL(1.6M)をゆっくり滴下し、―78℃を保持したまま、30分間攪拌した。続いて、ジクロロフェニルホスフィン(東京化成社製)4.3g(9.0mmol)を滴下し、十分攪拌した後、室温まで昇温し、1.5時間攪拌した。得られた反応溶液にメタノール(純正化学社製)30mLを加え、得られた粗精製物を、濾過し、ベンゼンを用いて再結晶することにより、10.7gの目的物を得た。ここで得られた化合物をテトラヒドロフラン(純正化学社製)350mL、塩化メチレン(関東化学社製)300mL、アセトン(関東化学社製)100mLに溶かし、30%過酸化水素水(和光純薬社製)10mLを加え、室温で30分間攪拌した。
<実施例1>
ITO電極がパターニングされたガラス基板上に、正孔取り出し層としてポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)ポリ(スチレンスルホン酸)水性分散液(エイチ・シー・スタルク社製「CLEVIOSTM PVP AI4083」)をスピンコートにより塗布した後、当該基板を120℃のホットプレート上で、大気中10分間、加熱処理を施した。その膜厚は約30nmであった。
更に、得られた電子取り出し層の上に真空蒸着により厚さが80nmのアルミニウム電極を設けた後、120℃のホットプレートで10分間加熱することにより、太陽電池を作製した。
<実施例2>
実施例1において電子取り出し層として用いた「F−POPy2」に代えて、合成例2
で得られた「CF3−POPy2」を用いたこととアルミニウム電極を設けた後に120
℃で5分加熱したこと以外は、同様にして、太陽電池を作製した。得られた太陽電池について、実施例1と同様にして電流−電圧特性を測定し、結果を表1に示す。
実施例1において電子取り出し層として用いた「F−POPy2」 に代えて、合成例3で得られた「(CF3)2−POPy2」を用いたこととアルミニウム電極を設けた後に120℃で5分加熱したこと以外は、同様にして、太陽電池を作製した。得られた太陽電池について、実施例1と同様にして電流−電圧特性を測定し、結果を表1に示す。
実施例1と同様に、基板上にフラーレン化合物(SIMEF)の層までの4層を形成した。次に、合成例4で得られた「(FPh)2POPy」5.0mgをイソプロパノールに室温で30分攪拌しながら熔解させ,0.05wt%のインクを調整した。インクを 3000rpmでスピンコートし、80℃で5分間加熱した。これによって、フラーレン化合物(SIMEF)の層上に約6nmのバッファー層を形成した。更に、バッファー層の上に真空蒸着により厚さが80nmのアルミニウム電極を設けた後、この太陽電池を120℃のホットプレートで5分間加熱することによって、太陽電池を作製した。得られた太陽電池について、実施例1と同様にして電流−電圧特性を測定し、結果を表1に示す。
実施例1において電子取り出し層として用いた「F−POPy2 」に代えて、合成例5で得られた「POPy2 」を用いた外は、同様にして、太陽電池を作製した。得られた太陽電池について、実施例1におけると同様にして電流−電圧特性を測定し、結果を表1に示す。
実施例1において電子取り出し層として用いた「F−POPy2 」に代えて、下記式で表される化合物「BCP」を用いた外は、同様にして、太陽電池を作製した。得られた太陽電池について、実施例1におけると同様にして電流−電圧特性を測定し、結果を表1に示す。
実施例1において電子取り出し層を設けず、且つアルミニウム電極を設けた後に加熱しなかった外は、同様にして、太陽電池を作製した。得られた太陽電池について、実施例1におけると同様にして電流−電圧特性を測定し、結果を表1に示す。
電子供与性分子構造を有するレジオレギュラーポリ−3−ヘキシルチオフェン(P3HT)(アルドリッチ社製)、及び電子受容性分子構造を有する1−(3−メトキシカルボニル)プロピル−1−フェニル(6,6)−C60(C60(PCBM)、フロンティアカーボン社製)を重量比1:0.8として、2.1重量%の濃度でo−ジクロロベンゼンに溶解させた。得られた溶液を、40℃で窒素雰囲気中、4時間スターラーで攪拌混合した後、0.45μmのポリテトラフルオロエチレンフィルターで濾過し、光電変換層塗布液を作製した。
浄後、窒素ブローで乾燥させ、120℃で大気中5分間加熱乾燥し、最後に紫外線オゾン洗浄を行った。
この透明基板上に、0.45μmのポリフッ化ビニリデンフィルターで濾過したポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)ポリ(スチレンスルホン酸)水性分散液(エイチ・シー・スタルク社製「CLEVIOSTM PVP AI4083」)をスピンコートした後、120℃で大気中10分間、加熱乾燥した後、更に窒素雰囲気下で上記基板を180℃で3分間加熱処理を施した。その膜厚は60nmであった。
<比較例4>
実施例5においてバッファー層として用いた「F−POPy2」に代えて、前記合成例5で得られた「POPy2」を用い、その膜厚を6nmとした外は、同様にして、バルクヘテロ接合型有機薄膜太陽電池を作製した。得られた太陽電池について、実施例2におけると同様にして電流−電圧特性を測定し、結果を表2に示す。
101 透明電極
102 電極バッファー層
103 p型半導体
104 p型半導体、n型半導体混合層
105 n型半導体
106 電極バッファー層
107 対向電極
Claims (3)
- 一対の電極間に少なくとも活性層と電極バッファー層を有する光電変換素子であって、前記電極バッファー層が下記一般式(1)で表されるホスフィンオキシド又はホスフィンスルフィド化合物からなる電極バッファー材料を含有する光電変換素子。
〔式(1)中、Ar1 はアセナフチレン環、フェナントレン環、アントラセン環、トリフェニレン環、ピレン環、クリセン環、ペリレン環、ジベンゾフラン環、キサンテン環、カルバゾール環、キノリン環、イソキノリン環、アクリジン環、フェナントリジン環、フェナントロリン環、キノキサリン環、ジベンゾチオフェン環、又はフェノキサジン環を表し、Ar2は単環式芳香族基を表し、Aは弗素原子又はパーフルオロアルキル基を表し、Xは酸素原子又は硫黄原子を表す。mは1〜3の整数、nは1〜5の整数、pは1以上の整数である。但し、mが3のときpは1である。〕 - 請求項1に記載の光電変換素子が用いられてなることを特徴とする太陽電池。
- 請求項1に記載の光電変換素子の製造方法であって、前記バッファー層を湿式塗布法により形成することを特徴とする光電変換素子の製造方法。
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