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JP5656607B2 - 氷飲料ディスペンサ - Google Patents
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Description

この発明は、氷及び飲料を注出可能な氷飲料ディスペンサに関する。
氷及び飲料を注出可能な従来の氷飲料ディスペンサが、例えば特許文献1等に記載されている。従来の氷飲料ディスペンサには様々な構成のものがあるが、その一例の構成を図6に示す。この氷飲料ディスペンサ50は内部に、氷を蓄えるアイスビン51を備えている。アイスビン51には、氷を攪拌するためのアジテータ52と、アイスビン51から氷を放出するためのオーガ53とが設けられている。オーガ53は、アイスビン51内において略水平に設けられ、アジテータ52の回転軸54がオーガ53に対向して設けられている。
アジテータ52は、回転軸54と、ステイ55を介して回転軸54に平行に設けられた2つのブレード56と、ステイ55を補強するためのサポート57と、回転軸54から垂直に延びるように設けられたバー58とを備えている。アイスビン51の底部は、アジテータ52が回転する際にブレード56が描く円弧と同心円状の円弧形状を有している。
アジテータ52が回転すると、ブレード56は、回転軸54を中心とした円を描きながら回転する。この際、ブレード56は、アイスビン51の底部に沿って氷を掻き上げてオーガ53に氷を運ぶ。オーガ53に供給された氷は、オーガ53によって氷飲料ディスペンサ50から放出される。また、アジテータ52の回転によって、アイスビン51内に蓄えられた氷が攪拌されるので、氷間に形成された氷橋や氷塊を崩すこともできる。
特開平9−315493号公報
しかし、アイスビン51の底部が円弧形状であることから、ブレード56によって掻き上げられる氷は、底部の形状と同じ円弧状の軌跡を描きながらオーガ53に向けて運ばれるため、オーガ53に供給される直前で回転軸54側に倒れてしまい、オーガ53への氷の供給効率が悪くなるといった問題点があった。
この発明はこのような問題点を解決するためになされたもので、オーガへの氷の供給効率を向上した氷飲料ディスペンサを提供することを目的とする。
この発明に係る氷飲料ディスペンサは、氷を蓄えるアイスビンと、アイスビン内に回転可能に設けられたアジテータと、アイスビン内の氷をアイスビンの外部へ放出するオーガとを備え、オーガは、アイスビン内に水平に回転可能に設けられ、アジテータは、オーガに対向するように回転可能に設けられた回転軸と、回転軸の回転と共に回転軸の周りを回転可能なブレードとを備え、アイスビンの底部は、ブレードが回転する際に描く円形の軌跡と同心円状の形状の断面を有する湾曲部分と、湾曲部分のオーガ側の端部に接続された一定の勾配を有する傾斜した傾斜部分とを備える。
この発明によれば、アイスビンの底部は、ブレードが回転する際に描く円形の軌跡と同心円状の形状を有する湾曲部分と、湾曲部分のオーガ側の端部に接続された一定の勾配を有する傾斜部分とから構成されることにより、ブレードによって掻き上げられている氷は、オーガに供給される直前で傾斜部分に沿って直線状に移動して、湾曲部分を移動する際に描いていた円形の軌跡よりも外方へ向かうようになるので、オーガに供給される直前で氷が回転軸側に倒れることを防止することができ、その結果、オーガへの氷の供給効率を向上することができる。
この発明の実施の形態に係る氷飲料ディスペンサの斜視図である。 この実施の形態に係る氷飲料ディスペンサの断面図である。 この実施の形態に係る氷飲料ディスペンサの上部を取り外した状態の平面図である。 この実施の形態に係る氷飲料ディスペンサに設けられたアジテータの斜視図である。 この実施の形態に係る氷飲料ディスペンサに設けられた仕切板の傾斜部分の周辺の拡大図である。 従来の氷飲料ディスペンサの上部を取り外した状態の平面図である。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1に示されるように、氷飲料ディスペンサ1の正面部には、氷が放出される放出口2と、ジュースやコーヒー等の飲料が注出される複数の飲料バルブ3とが設けられている。放出口2には、後述する動作で放出口2から氷を放出するための氷放出スイッチ5が設けられている。放出口2及び飲料バルブ3の下方には、例えば、コップ等から溢れる氷や飲料を受けるためのドリップトレイ4が設けられている。
図2及び3に示されるように、氷飲料ディスペンサ1の内部では、仕切板11によって、氷を蓄えるアイスビン10と、アイスビン10の下方に設けられた冷却室12とが仕切られている。ここで、仕切板11は、アイスビン10の底部を構成する。仕切板11には、複数の穴16が形成されており、これらの穴16を介して、アイスビン10と冷却室12とは連通している。アイスビン10には、氷を攪拌するためのアジテータ14と、アイスビン10から氷を放出するためのオーガ15とが設けられている。オーガ15は、オーガ15の長さ方向に沿って螺旋状に設けられた搬送刃15aを有している。また、オーガ15は、アイスビン10内において略水平に設けられ、アジテータ14の回転軸21がオーガ15に対向して設けられている。冷却室12の底部には、コールドプレート17が設けられている。冷却室12内に蓄えられた氷は、コールドプレート17を介して飲料を冷却するようになっている。
アイスビン10への氷の供給は、氷飲料ディスペンサ1の上に図示しない製氷機を設置することによって行ってもよいし、別途製氷された氷を直接アイスビン10に供給するようにしてもよい。アイスビン10に供給された氷の一部は、穴16を介して冷却室12に供給される。
図4に示されるように、アジテータ14は、回転可能に設けられる回転軸21と、回転軸21に固定された3つのステイ22a,22b,22cと、ステイ22a,22b,22cのそれぞれの端部に設けられたブレード23a,23b,23cとから構成されている。回転軸21の長さ方向に関して隣り合うステイ22a及び22bと、ステイ22b及び22cとはそれぞれ、回転軸21を中心として互いに120°の角度をなしている。これにより、ブレード23a〜23cはそれぞれ、回転軸21を中心とした回転軸21のまわりの位置に関して異なる位置に配置されるようになっている。また、ブレード23a〜23cはそれぞれ、回転軸21よりも短い長さを有している。
図2に示されるように、仕切板11は、ブレード23a〜23cのそれぞれが回転する際に描く円形の軌跡Cと同心円状の形状の断面を有する湾曲部分11aと、湾曲部分11aのオーガ15側の端部11a1に接続された一定の勾配を有する傾斜部分11bとを備えている。図5に示されるように、傾斜部分11bのオーガ15側の端部は、オーガ15を収容する円弧状底部18の端部と接続されて、接続部分19を形成している。湾曲部分11aは、実際には端部11a1において終端しているが、湾曲部分11aの曲率半径と同じ曲率半径で端部11a1から延長した仮想湾曲部分11a’(破線部分)を想定すると、仮想湾曲部分11a’が接続部分19を通るように、傾斜部分11bが設けられている。傾斜部分11bの勾配は、接続部分19における仮想湾曲部分11a’の接線T(一点鎖線)の勾配よりも緩やかになっている。
次に、この発明の実施の形態に係る氷飲料ディスペンサの動作を図1〜5に基づいて説明する。
氷を放出するために、氷放出スイッチ5が押されると、回転軸21が回転すると共にオーガ15が駆動される。回転軸21が回転すると、ブレード23a〜23cそれぞれが仕切板11に沿って氷を押し、オーガ15に氷が送られる。オーガ15に送られた氷は、オーガ15の搬送刃15aによって放出口2へ送られて放出される。
氷が仕切板11に沿ってオーガ15に送られる際、氷は、湾曲部分11aに沿って移動した後、オーガ15の近くで傾斜部分11b上に移り、傾斜部分11bに沿って移動した後、オーガ15に供給される。ここで、傾斜部分11bの勾配は、仕切板11が湾曲部分11aのみで構成されている場合に接続部分19における仕切板11(図5においては、仮想湾曲部分11a’に相当する)の接線Tの勾配よりも緩やかであるので、仕切板11が湾曲部分11aのみで構成されている場合にオーガ15の直近にある氷に比べて、傾斜部分11bに沿って移動する氷は、円形の軌跡Cよりも外方へ向かうようになり、回転軸21側に倒れにくくなる。その結果、仕切板11が湾曲部分11aのみで構成されている場合に比べて、ブレード23a〜23cによって搬送される氷に対するオーガ15に供給される氷の割合が増加し、オーガ15への氷の供給効率が向上することとなる。
このように、仕切板11は、ブレード23a〜23cが回転する際に描く円形の軌跡Cと同心円状の形状を有する湾曲部分11aと、湾曲部分11aのオーガ15側の端部11a1に接続された一定の勾配を有する傾斜部分11bとから構成されることにより、ブレード23a〜23cによって掻き上げられている氷は、オーガ15に供給される直前で傾斜部分11bに沿って直線状に移動して、湾曲部分11aを移動する際に描いていた円形の軌跡Cよりも外方へ向かうようになるので、オーガ15に供給される直前で氷が回転軸21側に倒れることを防止することができ、その結果、オーガ15への氷の供給効率を向上することができる。
この実施の形態では、アジテータ14に設けられたブレードは、ブレード23a〜23cの3つであったが、3つに限定するものではない。回転軸21の長さ方向に関して隣り合う位置に設けられる2つのブレードが、回転軸21を中心とした回転軸21のまわりの位置に関して異なる位置に配置されていれば、任意の数を設けてもよい。また、ブレードが複数に分割されて設けられたアジテータに限定するものでもなく、図6に示される従来のアジテータを含む任意の形状のアジテータであってもよい。
1 氷飲料ディスペンサ、10 アイスビン、11 仕切板(アイスビンの底部)、11a 湾曲部分、11a1 (湾曲部分の)端部、11b 傾斜部分、14 アジテータ、15 オーガ、21 回転軸、23 ブレード、C 円形の軌跡。

Claims (1)

  1. 氷を蓄えるアイスビンと、
    該アイスビン内に回転可能に設けられたアジテータと、
    前記アイスビン内の前記氷を前記アイスビンの外部へ放出するオーガと
    を備え、
    該オーガは、前記アイスビン内に水平に回転可能に設けられ、
    前記アジテータは、
    前記オーガに対向するように回転可能に設けられた回転軸と、
    該回転軸の回転と共に該回転軸の周りを回転可能なブレードと
    を備え、
    前記アイスビンの底部は、
    前記ブレードが回転する際に描く円形の軌跡と同心円状の形状の断面を有する湾曲部分と、
    該湾曲部分の前記オーガ側の端部に接続された一定の勾配を有する傾斜した傾斜部分と
    を備える氷飲料ディスペンサ。
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