JP5657993B2 - 伸縮門扉 - Google Patents
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Description
伸縮門扉を開閉操作する際には、内側もしくは外側の一方の把手を引くため、移動端枠体に縦軸回りに捩じる力が加えられ、また、移動端枠体と他の縦枠体とを連結するリンク機構には多少の遊びがあるため、移動端枠体は縦軸回りに捩れる。この捩じれが大きい場合、移動端枠体の下端に設けられた車輪はレールに対して傾き、車輪のフランジがレールの側面に強く接触し、その摩擦抵抗により円滑な開閉操作ができなくなるという問題がある。
図11において、3はレールであり、転動面31と、転動面31の一側から下垂する側面32と、側面32の下端に連接する側面視コの字型の係止溝33とを有している。伸縮門扉の移動端枠体41aの下端には支持ブラケット51が取り付けられており、支持ブラケット51には車輪50が回転自在に軸支され、車輪50が転動面31に沿って転動するようになっている。支持ブラケット51には側面視L字型の転倒防止金具170が取り付けられており、下端の係止部175がレール3の係止溝33に挿入されている。この、係止部175の先端部と係止溝33の垂直面とは、通常3mm程度の隙間が設けられており、伸縮門扉の開閉操作に影響することはないが、伸縮門扉に転倒するような外力が加わったときには、係止部175が係止溝33に係止することで、伸縮門扉が転倒することを防止できる。
第2発明の伸縮門扉は、第1発明において、前記当接部と前記係止部の先端部との間の係止部突出方向の寸法は、前記レールの側面と係止溝の垂直面との間の寸法よりも短いことを特徴とする。
第3発明の伸縮門扉は、第1または第2発明において、前記当接部の前記車輪に対する高さを調整する高さ調整機構を備えることを特徴とする。
第4発明の伸縮門扉は、第1、第2または第3発明において、一対の当接部を備える捩じれ抑止部材が取り付けられており、前記一対の当接部は、前記レールの側面に当接するように、かつ、前記レールが延びる方向に並んで前記車輪を挟んで設けられていることを特徴とする。
第5発明の伸縮門扉は、第1、第2、第3または第4発明において、前記当接部は、サイドローラであることを特徴とする。
第6発明の伸縮門扉は、第1、第2、第3または第4発明において、前記当接部は、摺動部であることを特徴とする。
a)当接部が設けられているので、伸縮門扉を開閉操作する際に縦枠体が縦軸回りに捩じれようとしても、当接部が側面に当接し、縦軸周りの捩じれを抑制することができる。そのため、車輪のフランジがレールに強く接触することや転倒防止金具がレールに接触することを防止できる。
b)係止部を備えるので、伸縮門扉に取り付けられていた転倒防止金具を捩じれ抑止部材に付け替えることができる。そのため、転倒防止金具が取り付けられた従来の伸縮門扉にも適用することができる。また、係止部を備えるので、伸縮門扉に転倒するような外力が加わっても、伸縮門扉が転倒することを防止できる。
第2発明によれば、係止部と係止溝との隙間が当接部と側面との隙間よりも大きくなるので、伸縮門扉を開閉操作する際に縦枠体が縦軸回りに捩じれても、係止部が係止溝に接触することがなく、伸縮門扉を円滑に開閉操作できる。
第3発明によれば、高さ調整機構により当接部の高さをレールの側面と同じ高さに調整できるので、様々な形状のレールに対応することができる。
第4発明によれば、一対の当接部が車輪を挟んで設けられているので、伸縮門扉を開操作する場合にも、閉操作する場合にも一対の当接部のいずれか一方が側面に当接し、縦枠体の捩じれを抑制することができる。そのため、車輪のフランジがレールに強く接触することや転倒防止金具がレールに接触することを防止でき、伸縮門扉を円滑に開閉操作できる。
第5発明によれば、サイドローラはレールに当接しても、レールに沿って回転するので、摩擦抵抗が発生しない。そのため、伸縮門扉を円滑に開閉操作できる。
第6発明によれば、摺動部はレールに当接しても、レールに沿って摺動するので、大きな摩擦抵抗が発生しない。そのため、伸縮門扉を円滑に開閉操作できる。
(第1実施形態)
図1、図2および図3において、1は吊り元支柱、2は戸当たり支柱であって、吊り元支柱1と戸当り支柱2との間には2条のレール3,3が敷設されている。伸縮門扉本体4は、吊り元支柱1と戸当り支柱2との間に配置された複数本の縦枠体41と、各縦枠体41の間隔を伸縮自在に連結するパンタグラフ機構42とを備えている。また、戸当り支柱2側の縦枠体である移動端枠体41a、および他の一部の縦枠体41には、その下端にそれぞれ一対の車輪50,50が取り付けられており、レール3上を走行するようになっている。
なお、通常は、門扉の内側もしくは外側の一方の把手43のみをつかんで開閉操作が行われる。そのため、開閉操作時には移動端枠体41aに縦軸回りに捩じる力が加えられる。
なお、他の一部の縦枠体41の下端にも、同様の構成の車輪50および支持ブラケット51が取り付けられている。
図5に示すように、捩じれ抑止部材60は、フレーム61と、フレーム61の両端に形成された一対の軸受け部62,62とを有している。フレーム61は平板状の部材であり、支持ブラケット51に取り付けるためのボルトを挿入する孔61hが穿設されている。また、フレーム61の上部は、支持ブラケット51に取り付けたときに車輪50の車軸に干渉しないように円弧状の窪みが形成されている。軸受け部62は円筒形の部材であって、軸方向が垂直となるように、その上部がフレーム61と結合されている。一対の軸受け部62,62には、一対のサイドローラ63,63が回転自在に挿入されている。軸受け部62には下方からネジ64が螺合されており、ネジ64の頭部でサイドローラ63が支えられている。なお、サイドローラ63はナイロン樹脂で形成されている。
なお、平面視において、サイドローラ63,63および係止部65はフレーム61に対して突出しているが、係止部65の方がサイドローラ63,63よりも突出している。
支持ブラケット51には上下方向に延びる長孔51hが形成されており、ボルトを捩じれ抑止部材60の孔61hと支持ブラケット51の長孔51hに通し、ナットを螺合することにより、捩じれ抑止部材60が支持ブラケット51に取り付けられている。支持ブラケット51側が長孔であるので、捩じれ抑止部材60の支持ブラケット51に対する高さを調整することができ、サイドローラ63,63の高さをレール3の側面32と同じ高さに調整できる。支持ブラケット51に長孔51hを形成して、サイドローラ63,63の高さを調整可能とした機構が、特許請求の範囲に記載の「高さ調整機構」に相当する。
より詳細には、図6(A)に示すように、移動端枠体41aに取り付けられた一方の把手43a(例えば、門扉の内側の把手)をつかんで図6における右方向に引いた場合、移動端枠体41aは平面視反時計回りに捻じれようとする。そのため、図6(B)に示すように、把手43a側(門扉の内側)に取り付けられている捻じれ抑止部材60は、その右側がレール3に接近するように傾く。そうすると、右側のサイドローラ63がレール3の側面32に当接し、その反力によりそれ以上移動端枠体41aが捩じられることを抑制することができる。同様に、他方の把手43b側(門扉の外側)に取り付けられている捻じれ抑止部材60は、その左側がレール3に接近するように傾く。そうすると、左側のサイドローラ63がレール3の側面32に当接し、その反力によりそれ以上移動端枠体41aが捩じられることを抑制することができる。そのため、車輪50のフランジ50aが側面32に接触しても強い摩擦抵抗が発生することもないし、係止部65が係止溝33に接触することもない。また、サイドローラ63は側面32に当接しても、レール3に沿って回転するので、摩擦抵抗が発生しない。そのため、伸縮門扉を円滑に開閉操作できる。
また、係止部65の先端部と係止溝33の垂直面とは3mm程度の隙間を開けることが好ましく、少なくともサイドローラ63と側面32との隙間よりも大きな隙間を開ける必要がある。係止部65と係止溝33との隙間がサイドローラ63と側面32との隙間よりも小さいと、移動端枠体41aが捩じれた場合に、サイドローラ63よりも係止部65の方が先に係止溝33に接触してしまうためである。
また、係止部65を備えるので、伸縮門扉に転倒するような外力が加わっても、伸縮門扉が転倒することを防止できる。
このように、高さ調整機構によりサイドローラ63の高さをレールの側面と同じ高さに調整できるので、様々な形状のレールに対応することができる。
本発明の第2実施形態に係る伸縮門扉においては、移動端枠体41aの下端に取り付けられた支持ブラケット51に、捩じれ抑止部材60´が取り付けられている。
図8に示すように、捩じれ抑止部材60´は、第1実施形態に係る捩じれ抑止部材60において、一対のサイドローラ63,63に代えて、一対の摺動部66,66を有している。一対の摺動部66,66は、フレーム61の両端に曲げ加工を施すことにより形成されている。摺動部66は、平面視コの字形をしており、係止部65と同一方向に、フレーム61に対して突出している。なお、係止部65の方が摺動部66,66よりも突出している。その余の構成は、第1実施形態に係る捩じれ抑止部材60と同様であるので、同一部材に同一符号を付して説明を省略する。
支持ブラケット51には上下方向に延びる長孔51hが形成されており、ボルトを捩じれ抑止部材60´の孔61hと支持ブラケット51の長孔51hに通し、ナットを螺合することにより、捩じれ抑止部材60´が支持ブラケット51に取り付けられている。支持ブラケット51側が長孔であるので、捩じれ抑止部材60´の支持ブラケット51に対する高さを調整することができ、摺動部66,66の高さをレール3の側面32と同じ高さに調整できる。
より詳細には、図10(A)に示すように、移動端枠体41aに取り付けられた一方の把手43a(例えば、門扉の内側の把手)をつかんで図10における右方向に引いた場合、移動端枠体41aは平面視反時計回りに捻じれようとする。そのため、図10(B)に示すように、把手43a側(門扉の内側)に取り付けられている捻じれ抑止部材60´は、その右側がレール3に接近するように傾く。そうすると、右側の摺動部66がレール3の側面32に当接し、その反力によりそれ以上移動端枠体41aが捩じられることを抑制することができる。同様に、他方の把手43b側(門扉の外側)に取り付けられている捻じれ抑止部材60´は、その左側がレール3に接近するように傾く。そうすると、左側の摺動部66がレール3の側面32に当接し、その反力によりそれ以上移動端枠体41aが捩じられることを抑制することができる。そのため、車輪50のフランジ50aが側面32に接触しても強い摩擦抵抗が発生することもないし、係止部65が係止溝33に接触することもない。
また、係止部65の先端部と係止溝33の垂直面とは3mm程度の隙間を開けることが好ましく、少なくとも摺動部66と側面32との隙間よりも大きな隙間を開ける必要がある。係止部65と係止溝33との隙間が摺動部66と側面32との隙間よりも小さいと、移動端枠体41aが捩じれた場合に、摺動部66よりも係止部65の方が先に係止溝33に接触してしまうためである。
また、係止部65を備えるので、伸縮門扉に転倒するような外力が加わっても、伸縮門扉が転倒することを防止できる。
このように、高さ調整機構により摺動部66の高さをレールの側面と同じ高さに調整できるので、様々な形状のレールに対応することができる。
上記実施形態では、支持ブラケット51に長孔51hを形成することで高さ調整機構を実現したが、他の機構を採用してもよい。例えば、捩じれ抑止部材60のフレーム61に形成された孔61hを長孔としてもよい。また、第1実施形態に係る捩じれ抑止部材60においては、軸受け部62の高さをフレーム61に対して調整できるような機構としてもよい。
2 戸当たり支柱
3 レール
31 転動面
32 側面
33 係止溝
4 伸縮門扉本体
41 縦枠体
41a 移動端枠体
43 把手
50 車輪
51 支持ブラケット
60 捩じれ抑止部材
61 フレーム
62 軸受け部
63 サイドローラ
65 係止部
66 摺動部
Claims (6)
- レール上を走行する車輪が取り付けられた伸縮門扉であって、
当接部を備える捩じれ抑止部材が取り付けられており、
前記当接部は、前記レールの側面に当接するように設けられており、
前記捩じれ抑止部材には、前記レールの係止溝に挿入される係止部が一体形成されている
ことを特徴とする伸縮門扉。 - 前記当接部と前記係止部の先端部との間の係止部突出方向の寸法は、前記レールの側面と係止溝の垂直面との間の寸法よりも短い
ことを特徴とする請求項1記載の伸縮門扉。 - 前記当接部の前記車輪に対する高さを調整する高さ調整機構を備える
ことを特徴とする請求項1または2記載の伸縮門扉。 - 一対の当接部を備える捩じれ抑止部材が取り付けられており、
前記一対の当接部は、前記レールの側面に当接するように、かつ、前記レールが延びる方向に並んで前記車輪を挟んで設けられている
ことを特徴とする請求項1、2または3記載の伸縮門扉。 - 前記当接部は、サイドローラである
ことを特徴とする請求項1、2、3または4記載の伸縮門扉。 - 前記当接部は、摺動部である
ことを特徴とする請求項1、2、3または4記載の伸縮門扉。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP2010234628A JP5657993B2 (ja) | 2010-10-19 | 2010-10-19 | 伸縮門扉 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2010234628A JP5657993B2 (ja) | 2010-10-19 | 2010-10-19 | 伸縮門扉 |
Publications (2)
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|---|---|
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Family Cites Families (3)
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|---|---|---|---|---|
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| JP3586763B2 (ja) * | 1998-12-18 | 2004-11-10 | 日本工機株式会社 | 門扉の転倒防止装置 |
-
2010
- 2010-10-19 JP JP2010234628A patent/JP5657993B2/ja active Active
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