JP5658152B2 - 非細胞毒性融合タンパク質 - Google Patents
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Description
a.SNAREタンパク質を切断することが可能である非細胞毒性プロテアーゼ;
b.前記非細胞毒性プロテアーゼを、哺乳動物細胞のエンドソームから、そのエンドソーム膜を横断し、哺乳動物細胞のサイトゾル中にトランスロケーションさせることが可能であるトランスロケーションペプチド;及び
c.上皮増殖因子(EGF)ムテイン、それにおいて、
(i)前記EGFムテインは、天然に存在するヒトEGFのアミノ酸配列(配列番号1)と少なくとも65%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含み、及び、それにおいて、前記EGFムテインのアミノ酸配列は、配列番号1のアミノ酸位置15〜17又は48〜51より選択される位置での少なくとも1つのアミノ酸の挿入、欠失、又は置換により配列番号1のアミノ酸配列とは異なる;ならびに
(ii)前記EGFムテインのアミノ酸配列は、配列番号1における位置6、14、20、31、33、及び42に出現する全て6つのシステインアミノ酸残基を保持するアミノ酸配列骨格を有する
を含むポリペプチドを提供する。
本発明のポリペプチドは3つの主成分を含む:「弾頭(warhead)」(即ち、非細胞毒性プロテアーゼ);EGFムテインTM;及びトランスロケーションドメイン。そのような融合タンパク質の調製に関連する一般的な技術を、しばしば、再標的化毒素技術という。例示として、本発明者らは以下を参照する:WO94/21300;WO96/33273;WO98/07864;WO00/10598;WO01/21213;WO06/059093;WO00/62814;WO00/04926;WO93/15766;WO00/61192;及びWO99/58571。これらの刊行物の全てが、その参照により本明細書に組み入れられる。
NH2−[プロテアーゼ成分]−[トランスロケーション成分]−[EGF TM]−COOH
エンテロキナーゼ (DDDDK↓)
第Xa因子 (IEGR↓ / IDGR↓)
TEV(タバコエッチウイルス) (ENLYFQ↓G)
トロンビン (LVPR↓GS)
PreScission (LEVLFQ↓GP).
CleanCut (WELQ↓X)
(Xは、プロリンを除く、任意のアミノ酸を示す)
Hisタグ(例、6×ヒスチジン)、好ましくはC末端及び/又はN末端タグとして
MBPタグ(マルトース結合タンパク質)、好ましくはN末端タグとして
GSTタグ(グルタチオン−S−トランスフェラーゼ)、好ましくはN末端タグとして
His−MBPタグ、好ましくはN末端タグとして
GST−MBPタグ、好ましくはN末端タグとして
チオレドキシンタグ、好ましくはN末端タグとして
CBDタグ(キチン結合ドメイン)、好ましくはN末端タグとして
が好ましい。
使用においては、本発明では、ポリペプチドを、医薬的に許容可能な担体、賦形剤、アジュバント、噴霧剤、及び/又は塩より選択される少なくとも1つの成分と一緒に含む医薬的組成物を用いる。
標的成分(TM)は、結合部位と機能的に相互作用し、本発明のポリペプチドと標的細胞(典型的には、哺乳動物細胞、特にヒト細胞)の表面の間で物理的会合を起こす任意の化学的構造を意味する。TMという用語は、標的細胞上の結合部位に結合することが可能である任意の分子(即ち、天然に存在する分子、又は化学的/物理的に修飾されたそのバリアント)を包含し、その結合部位は内在化が可能である(例、エンドソーム形成)−受容体媒介エンドサイトーシスともいう。TMはエンドソーム膜トランスロケーション機能を保有しうるが、その場合おいて別々のTM及びトランスロケーションドメイン成分が本発明の薬剤中に存在する必要はない。本明細書を通じて、特定のTMが、例えば、配列番号の参照により記載される。前記TMの参照は単に例示的であり、本発明はその全てのバリアント及び派生物を包含し、それらは例示されるTMの基本的な結合(即ち、標的化)能力を保持する。
ボツリヌスA型神経毒 − アミノ酸残基(Y1111−L1296)
ボツリヌスB型神経毒 − アミノ酸残基(Y1098−E1291)
ボツリヌスC型神経毒 − アミノ酸残基(Y1112−E1291)
ボツリヌスD型神経毒 − アミノ酸残基(Y1099−E1276)
ボツリヌスE型神経毒 − アミノ酸残基(Y1086−K1252)
ボツリヌスF型神経毒 − アミノ酸残基(Y1106−E1274)
ボツリヌスG型神経毒 − アミノ酸残基(Y1106−E1297)
破傷風神経毒 − アミノ酸残基(Y1128−D1315)
からなる群より選択されるクロストリジウムHCC参照配列を欠く。
ボツリヌスA型神経毒 − アミノ酸残基(1−448)
ボツリヌスB型神経毒 − アミノ酸残基(1−440)
ボツリヌスC型神経毒 − アミノ酸残基(1−441)
ボツリヌスD型神経毒 − アミノ酸残基(1−445)
ボツリヌスE型神経毒 − アミノ酸残基(1−422)
ボツリヌスF型神経毒 − アミノ酸残基(1−439)
ボツリヌスG型神経毒 − アミノ酸残基(1−441)
破傷風神経毒 − アミノ酸残基(1−457)
を含む。
ボツリヌスA型神経毒 − アミノ酸残基(M1−K448)
ボツリヌスB型神経毒 − アミノ酸残基(M1−K441)
ボツリヌスC型神経毒 − アミノ酸残基(M1−K449)
ボツリヌスD型神経毒 − アミノ酸残基(M1−R445)
ボツリヌスE型神経毒 − アミノ酸残基(M1−R422)
ボツリヌスF型神経毒 − アミノ酸残基(M1−K439)
ボツリヌスG型神経毒 − アミノ酸残基(M1−K446)
破傷風神経毒 − アミノ酸残基(M1−A457)
に言及する。
Nグリコシル化:173−NLTR;382−NYTI;411−NFTK;417−NFTG
カゼインキナーゼII(CK−2)リン酸化部位:51−TNPE;70−SYYD;79−TDNE;120−STID;253−SGLE;258−SFEE;275−SLQE;384−TIYD
N末端ミリスチル化部位:15−GVDIAY;141−GSYRSE;254−GLEVSF
プロテインキナーゼC(PKC)リン酸化部位:142−Syr;327−SGK;435−TSK
チロシンリン酸化部位:92−KLFERIY;334−KLKFDKLY
Nグリコシル化:97−NLSG;138−NGSG;161−NSSN;164−NISL;365−NDSI;370−NISE
カゼインキナーゼII(CK−2)リン酸化部位:51−TPQD;67−SYYD;76−SDEE;130−SAVE;198−SMNE;247−TNIE;333−SFTE;335−TEFD
N末端ミリスチル化部位:220−GLYGAK;257−GTDLNI;386−GQNANL
プロテインキナーゼC(PKC)リン酸化部位:60−SLK;166−SLR;191−SFR;228−TTK;234−TQK;400−TGR;417−SVK
チロシンキナーゼリン酸化部位:62−KNGDSSY;300−KDVFEAKY
ボツリヌスA型 FEFYKLL
ラットVMAT1 EEKRAIL
ラットVMAT2 EEKMAIL
ラットVAChT SERDVLL
ラットδ VDTQVLL
マウスδ AEVQALL
カエルγ/δ SDKQNLL
鶏γ/δ SDRQNLI
ヒツジδ ADTQVLM
ヒトCD3γ SDKQTLL
ヒトCD4 SQIKRLL
ヒトδ ADTQALL
S. cerevisiae Vam3p NEQSPLL
ボツリヌスA型神経毒 − アミノ酸残基(449−871)
ボツリヌスB型神経毒 − アミノ酸残基(441−858)
ボツリヌスC型神経毒 − アミノ酸残基(442−866)
ボツリヌスD型神経毒 − アミノ酸残基(446−862)
ボツリヌスE型神経毒 − アミノ酸残基(423−845)
ボツリヌスF型神経毒 − アミノ酸残基(440−864)
ボツリヌスG型神経毒 − アミノ酸残基(442−863)
破傷風神経毒 − アミノ酸残基(458−879)
を含む。
ボツリヌスA型神経毒 − アミノ酸残基(A449−K871)
ボツリヌスB型神経毒 − アミノ酸残基(A442−S858)
ボツリヌスC型神経毒 − アミノ酸残基(T450−N866)
ボツリヌスD型神経毒 − アミノ酸残基(D446−N862)
ボツリヌスE型神経毒 − アミノ酸残基(K423−K845)
ボツリヌスF型神経毒 − アミノ酸残基(A440−K864)
ボツリヌスG型神経毒 − アミノ酸残基(S447−S863)
破傷風神経毒 − アミノ酸残基(S458−V879)
に言及する。
ボツリヌスA型神経毒 − アミノ酸残基(872−1110)
ボツリヌスB型神経毒 − アミノ酸残基(859−1097)
ボツリヌスC型神経毒 − アミノ酸残基(867−1111)
ボツリヌスD型神経毒 − アミノ酸残基(863−1098)
ボツリヌスE型神経毒 − アミノ酸残基(846−1085)
ボツリヌスF型神経毒 − アミノ酸残基(865−1105)
ボツリヌスG型神経毒 − アミノ酸残基(864−1105)
破傷風神経毒 − アミノ酸残基(880−1127)
を含む。
ボツリヌスA型神経毒 − アミノ酸残基(874−1110)
ボツリヌスB型神経毒 − アミノ酸残基(861−1097)
ボツリヌスC型神経毒 − アミノ酸残基(869−1111)
ボツリヌスD型神経毒 − アミノ酸残基(865−1098)
ボツリヌスE型神経毒 − アミノ酸残基(848−1085)
ボツリヌスF型神経毒 − アミノ酸残基(867−1105)
ボツリヌスG型神経毒 − アミノ酸残基(866−1105)
破傷風神経毒 − アミノ酸残基(882−1127)
を含む。
ボツリヌスA型神経毒 − アミノ酸残基(449−1110)
ボツリヌスB型神経毒 − アミノ酸残基(442−1097)
ボツリヌスC型神経毒 − アミノ酸残基(450−1111)
ボツリヌスD型神経毒 − アミノ酸残基(446−1098)
ボツリヌスE型神経毒 − アミノ酸残基(423−1085)
ボツリヌスF型神経毒 − アミノ酸残基(440−1105)
ボツリヌスG型神経毒 − アミノ酸残基(447−1105)
破傷風神経毒 − アミノ酸残基(458−1127)
を含む。
塩基性: アルギニン
リジン
ヒスチジン
酸性: グルタミン酸
アスパラギン酸
極性: グルタミン
アスパラギン
疎水性: ロイシン
イソロイシン
バリン
芳香族: フェニルアラニン
トリプトファン
チロシン
小さい: グリシン
アラニン
セリン
スレオニン
メチオニン
実施例1.LHA骨格構築物の調製
実施例2.LHN/A−EGFv1融合タンパク質の構築
実施例3.LHN/A−CT−EGF v1融合タンパク質の発現及び精製
実施例4.EGF結合親和性アッセイ
実施例5.EGF結合親和性アッセイ
実施例6.慢性気管支炎を患う患者の処置
実施例7.ソマトスタチンアナログに対して抵抗性のある末端肥大症患者を処置するための方法
実施例8.神経内分泌腫瘍細胞を抑制するための方法
実施例9.EGF受容体活性化アッセイにおけるEGF及びEGF融合タンパク質の比較
実施例10.EGF受容体活性化アッセイにおけるEGF、EGFムテイン、及びEGFムテイン融合タンパク質の比較
実施例11.鼻炎を患う患者の処置
実施例12.喘息を患う患者の処置
実施例13.COPDを患う患者の処置
実施例14.喘息を患う患者の処置
実施例15.大腸癌を患う患者の処置
実施例16.乾癬を患う患者の処置
実施例17.湿疹を患う患者の処置
実施例18.結腸直腸癌を患う患者の処置
実施例19.前立腺癌を患う患者の処置
実施例20.肺非小細胞癌を患う患者の処置
実施例21.乳癌を患う患者の処置
配列番号1.天然に存在するヒト上皮増殖因子(EGF)についてのアミノ酸配列
配列番号2.LHAのDNA配列
配列番号3.LHBのDNA配列
配列番号4.LHCのDNA配列
配列番号5.LHDのDNA配列
配列番号6.EGFバリアントH16Nのタンパク質配列
配列番号7.EGFバリアントv1のタンパク質配列
配列番号8.EGFバリアントH16Qのタンパク質配列
配列番号9.EGFバリアントv2のタンパク質配列
配列番号10.EGFバリアントW49Lのタンパク質配列
配列番号11.EGFバリアントv3のタンパク質配列
配列番号12.EGFバリアントW49Iのタンパク質配列
配列番号13.EGFバリアントv4のタンパク質配列
配列番号14.EGFバリアントW49Vのタンパク質配列
配列番号15.EGFバリアントv5のタンパク質配列
配列番号16.EGFバリアントW49Aのタンパク質配列
配列番号17.EGFバリアントv6(G12Q)のタンパク質配列
配列番号18.EGFバリアントW49Gのタンパク質配列
配列番号19.EGFバリアントv7(H16D)のタンパク質配列
配列番号20.EGFバリアントW49Sのタンパク質配列
配列番号21.EGFバリアントv8(Y13W)のタンパク質配列
配列番号22.EGFバリアントW49Tのタンパク質配列
配列番号23.EGFバリアントv9(Q43A)のタンパク質配列
配列番号24.EGFバリアントW49Nのタンパク質配列
配列番号25.EGFバリアントv10(H16A)のタンパク質配列
配列番号26.EGFバリアントW49Qのタンパク質配列
配列番号27.EGFバリアントv11(L15A)のタンパク質配列
配列番号28.EGFバリアントH16N_W49Lのタンパク質配列
配列番号29.EGFバリアントv12(V19E)のタンパク質配列
配列番号30.EGFバリアントH16Q_W49Lのタンパク質配列
配列番号31.EGFバリアントv13(V34D)のタンパク質配列
配列番号32.EGFバリアントH16N_W49Iのタンパク質配列
配列番号33.LHA−EGFv1(Xa活性化)のタンパク質配列
配列番号34.EGFバリアントH16Q_W49Iのタンパク質配列
配列番号35.LHA−EGFv2(Xa活性化)のタンパク質配列
配列番号36.EGFバリアントH16N_W50Aのタンパク質配列
配列番号37.LHA−EGFv3のタンパク質配列
配列番号38.EGFバリアントH16Q_W50Aのタンパク質配列
配列番号39.LHA−EGFv4のタンパク質配列
配列番号40.EGFバリアントH16N_W49L_W50Aのタンパク質配列
配列番号41.LHA−EGFv5のタンパク質配列
配列番号42.EGFバリアントH16Q_W49L_W50Aのタンパク質配列
配列番号43.LHA−EGFv6のタンパク質配列
配列番号44.EGFバリアントH16N_W49I_W50Aのタンパク質配列
配列番号45.LHC−EGFv7のタンパク質配列
配列番号46.EGFバリアントH16Q_W49I_W50Aのタンパク質配列
配列番号47.LHC−EGFv8のタンパク質配列
配列番号48.EGFバリアントH16N_W49L_W50A_E24Gのタンパク質配列
配列番号49.LHC−EGFv9のタンパク質配列
配列番号50.EGFバリアントH16N_W49L_W50A_E24G_A25Tのタンパク質配列
配列番号51.LHC−EGFv10のタンパク質配列
配列番号52.EGFバリアントH16N_W49L_W50A_E24G_A25Sのタンパク質配列
配列番号53.LHC−EGFv11のタンパク質配列
配列番号54.EGFバリアントH16N_W49L_W50A_E24G_A25T_K28Rのタンパク質配列
配列番号55.LHC−EGFv12のタンパク質配列
配列番号56.EGFバリアントH16N_W49L_W50A_E24G_A25T_ K28R_S4Pのタンパク質配列
配列番号57.LHC−EGFv13のタンパク質配列
配列番号58.EGFバリアントH16N_W49L_W50A_E24G_A25T_ K28R_S4P_E5Kのタンパク質配列
配列番号59.LHB−EGFv1のタンパク質配列
配列番号60.EGFバリアントv3のタンパク質配列
配列番号61.LHB−EGFv5のタンパク質配列
配列番号62.破傷風LHN−EGFv1のタンパク質配列
配列番号63.LHD−EGFv6(プロテアーゼ感受性部位)のタンパク質配列
配列番号64.LHD−EGFv3のタンパク質配列
配列番号65.LHD−EGFv11のタンパク質配列
配列番号66.M26−IgA1−HC−EGFv3のタンパク質配列
配列番号67.M26−IgA1−HC−EGFv11のタンパク質配列
配列番号68.破傷風LHN−EGFv3のタンパク質配列
配列番号69.LHA−CP−EGFv2 のタンパク質配列
配列番号70.LHD−EGFv2のタンパク質配列
配列番号71.LHC−CP−EGFv2のタンパク質配列
配列番号72.LHC−EGFv3のタンパク質配列
配列番号73.EGFバリアントv3のタンパク質配列
以下の手順によって、マルチドメインタンパク質発現のための発現骨格としての使用のためのクローンが作製される。この実施例は、血清型Aベースのクローン(配列番号2)の調製に基づくが、手順及び方法は、他のLHN血清型、例えば血清型B(配列番号3)、血清型C(配列番号4)、及び血清型D(配列番号5)などに等しく適用可能である。
pCR 4(Invitrogen)は、 簡単な構築物確認のためのベクター内の制限配列及び隣接シークエンシングプライマー部位の欠如のため選ばれた、選ばれた標準クローニングプライマーである。発現ベクターは、構築物の挿入のために正確な方向でマルチクローニングサイト内に所望の制限配列(NdeI−BamHI−SalI−PstI−SpeI−XbaI−HindIII)を有するpET(Novagen)発現ベクターに基づく。発現ベクターのフラグメントを除去し、非可動性プラスミドを作製しており、種々の異なる融合タグが挿入され、精製の選択肢を増加させている。
DNA配列を、種々の逆翻訳ソフトウェアツール(例えば、Backtranslationツールv2.0(Entelechon))の1つを使用し、LC/Aアミノ酸配列(無償で利用可能なデータベース供給源、例えばGenBankアクセッションナンバーP10845などから得られる)の戻し翻訳により設計する。BamHI/SalI認識配列を、正確なリーディングフレームを保持する配列のそれぞれ5’及び3’末端に組み入れる。DNA配列を、戻し翻訳の間に組み入れられた制限酵素切断配列についてスクリーニングする(ソフトウェア、例えばSeqBuilder, DNASTAR Inc.などを使用する)。クローニングシステムにより要供されるものに共通して見出される任意の切断配列を、Backtranslationツールにより、提示されたコード配列から除去し、E. coliコドン使用が保持されることを確実とする。E. coliコドン使用を、ソフトウェアプログラム、例えばGraphical Codon Usage Analyser(Geneart)などの参照により評価し、%GC含量及びコドン使用率を、公開されたコドン使用表(例えば、GenBank Release 143, September 13 2004)の参照により評価する。LC/Aオープンリーディングフレーム(ORF)を含むこの最適化されたDNA配列を、次に、商業的に合成し(例えば、Entelechon、Geneart、又はSigma-Genosysによる)、pCR 4ベクター中に提供する。
DNA配列を、種々の逆翻訳ソフトウェアツール(例えば、Backtranslationツールv2.0(Entelechon))の1つを使用し、HN/Aアミノ酸配列(無償で利用可能なデータベース供給源、例えばGenBankアクセッションナンバーP10845などから得られる)の戻し翻訳により設計する。N末端にPstI制限配列及びC末端にXbaI−終止コドン−HindIIIを付加し、正確なリーディングフレームが保持されることを確実とする。DNA配列を、戻し翻訳の間に組み入れられた制限酵素切断配列についてスクリーニングする(ソフトウェア、例えばSeqBuilder, DNASTAR Inc.などを使用する)。クローニングシステムにより要供されるものに共通して見出される任意の配列を、Backtranslationツールにより、提示されたコード配列から除去し、E. coliコドン使用が保持されることを確実とする。E. coliコドン使用を、ソフトウェアプログラム、例えばGraphical Codon Usage Analyser(Geneart)などの参照により評価し、%GC含量及びコドン使用率を、公開されたコドン使用表(例えば、GenBank Release 143, September 13 2004)の参照により評価する。この最適化されたDNA配列を、次に、商業的に合成し(例えば、Entelechon、Geneart、又はSigma-Genosysによる)、pCR 4ベクター中に提供する。
LC−HNリンカーを、第1の原理から、リンカー用の既存の配列情報をテンプレートとして使用して設計することができる。例えば、血清型Aリンカー(この場合において、LCとHNとの間のジスルフィド架橋のシステイン間に存在するドメイン間ポリペプチド領域と定義される)は、配列VRGIIPFKTKSLDEGYNKALNDLを有する。この配列情報は、利用可能なデータベース供給源、例えばGenBank(アクセッションナンバーP10845)などから無償で利用可能である。代替リンカーを使用することができ、例えば、グリシン−セリンリンカー(GGGGS3)で構成される。特定のプロテアーゼ切断部位の生成のために、第Xa因子(IEGR又はIDGR)のための天然認識配列を、例えば、改変配列
において使用することができ、エンテロキナーゼ(DDDDK)の軽鎖のための認識配列を、例えば、活性化ループ中に挿入し、配列
を生成することができる。
LCリンカー又はリンカーHNを、それぞれBamHI/Pst1もしくはSal1/Xba1制限酵素又はXhoI/NotIを使用してpCR 4クローニングベクターから切り出す。LHN/A(配列番号2)を含むpET発現ベクターを、同じ酵素を用いて消化し、しかし、また、追加の注意として南極ホスファターゼを用いて処置し、再環状化を防止する。LCリンカー又はリンカーHN領域及びpETベクター骨格をゲル精製する。精製されたインサート及びベクター骨格を、T4 DNAリガーゼを使用して一緒にライゲーションし、産物を、TOP10細胞を用いて形質転換し、それを、次に、BamHI/SalI又はBamHI/PstI又はXhoi/NotI制限酵素を使用してLCリンカー又はリンカーHN挿入についてスクリーニングし、最終的な骨格が正しいことを確実とする。ORF DNAの完全性をシークエンシングにより確かめる。
以下の手順によって、マルチドメイン融合発現のための発現構築物としての使用のためのクローンを作製する。この実施例は、EGFv3融合タンパク質(例、配列番号37)の調製に基づくが、手順及び方法は、本発明の全てのEGFバリアント、ならびに本発明の他のLHN血清型、例えば血清型B(配列番号3)、血清型C(配列番号4)、及び血清型D(配列番号5)などに等しく適用可能である。
活性化スペーサー
HNドメインのC末端でのEGFバリアント配列の提示のために、DNA配列を、スペーサー及び標的成分(TM)に隣接するように設計し、骨格クローン(配列番号1)の取り込みを可能にする。DNA配列をBamHI−SalI−PstI−XbaI−スペーサー−EGFv3−終止コドン−HindIIIとして配置することができる。DNA配列を、種々の逆翻訳ソフトウェアツール(例えば、EditSeqベストE. coli逆翻訳(DNASTAR Inc.)、又はBacktranslationツールv2.0(Entelechon))の1つを使用して設計することができる。一旦TM DNAが設計されれば、好ましいスペーサーをコードするために要求される追加のDNAをインシリコで作製する。正確なリーディングフレームがスペーサー、EGFv3、及び制限配列のために保持されること、XbaI配列が塩基TC(DAMメチル化をもたらしうる)により先行されないことを確実とすることが重要である。DNA配列を、組み入れられた制限配列についてスクリーニングし、任意の追加の配列を残りの配列から手動で除去し、共通のE. coliコドン使用が保持されることを確実とする。E. coliコドン使用を、ソフトウェアプログラム、例えばGraphical Codon Usage Analyser(Geneart)などの参照により評価し、%GC含量及びコドン使用率を、公開されたコドン使用表(例えば、GenBank Release 143, September 13 2004)の参照により評価する。この最適化されたDNA配列を、次に、商業的に合成し(例えば、Entelechon、Geneart、又はSigma-Genosysによる)、pCR 4ベクター中に提供する。
骨格構築物(配列番号1)を使用したLC−リンカー−HN−スペーサー−EGFv3及びEGFv3 TM(配列番号73)をコードする新たに合成されたpCR 4−スペーサー−TMベクターを作製するために、以下の2ステップ方法を用いる。最初に、HNドメインを、制限酵素PstI及びXbaIを使用して骨格クローンから切り取り、同様に消化されたpCR 4−スペーサー−EGFv3ベクター中にライゲーションする。これによってpCR 4においてHN−スペーサー−EGFv3 ORFを作製し、それは、制限酵素PstI及びHindIIIを使用し、同様に切断された骨格又は発現構築物中への続くライゲーションのためにベクターから切り取ることができる。最終的な構築物は、発現用の発現ベクター中へのトランスファーのためにLC−リンカー−HN−スペーサー−EGFv3 ORFを含み、配列(例、配列番号37)の融合タンパク質をもたらす。
この実施例は、第Xa因子により活性化されるCT−EGF−A融合物の調製に基づくが、手順及び方法は、本発明の任意の他の融合タンパク質に等しく適用可能である。
第Xa因子タンパク質により活性化されるCT−EGF v3−A融合物の発現は、以下のプロトコールを使用して達成される。250mlフラスコ中の0.2%グルコサミン及び30μg/mlカナマイシンを含む100mlの改変TBに、CT−EGF v3−A融合物からの単一コロニーを用いて接種する。培養物を37℃、225rpmで16時間にわたり増殖させる。2Lフラスコ中の0.2%グルコサミン及び30μg/mlカナマイシンを含む1Lの改変TBに、10mlの一晩培養物を用いて接種する。培養物を、37℃で、OD600nmが約0.5に達するまで増殖させ、この時点で温度を16℃まで低下させる。1時間後、培養物を、1mM IPTGを用いて誘導させ、さらに16時間にわたり16℃で増殖させる。
35mlの50mM HEPES pH 7.2、200mM NaCl、及び約10gのE. coli BL21(DE3)細胞ペーストを含むファルコンチューブを解凍する。細胞ペーストを、氷上で、30秒間オン、30秒間オフの10サイクル、パワー22ミクロンで超音波処理し、サンプルを冷却したままにすることを確実とする。溶解した細胞を18 000rpm、4℃、30秒間にわたりスピンする。上清を、50mM HEPES pH 7.2、200mM NaClを用いて平衡化した0.1M NiSO4充填キレートカラム(20〜30mlカラムが十分である) 上にロードする。40及び100mMイミダゾールの段階勾配を使用し、非特異的に結合したタンパク質を洗い流し、200mMイミダゾールを用いて融合タンパク質を溶出する。溶出した融合タンパク質を、5Lの50mM HEPES pH 7.2、200mM NaClに対して4℃で一晩透析し、透析した融合タンパク質のODを測定する。1mg当たり10mgの第Xa因子を加え、25℃で静置して一晩インキュベートする。50mM HEPES pH 7.2、200mM NaClを用いて平衡化した0.1M NiSO4充填キレートカラム(20〜30mlカラムが十分である) 上に負荷する。カラムをベースラインまで50mM HEPES pH 7.2、200mM NaClを用いて洗浄する。40及び100mMイミダゾールの段階勾配を使用し、非特異的に結合したタンパク質を洗い流し、200mMイミダゾールを用いて融合タンパク質を溶出する。溶出した融合タンパク質を、5Lの50mM HEPES pH 7.2、200mM NaClに対して4℃で一晩透析し、融合物を約2mg/mlまで濃縮させ、サンプルを分注し、−20℃で凍結させる。精製タンパク質を、OD、BCA、及び精製分析を使用して試験する。
EGFバリアントの結合親和性をwtEGFと比較するために、内因性EGF受容体(ErbB:− EGFR)を欠く細胞(NR6、マウス3T3由来線維芽細胞株;WT−EGF)を、野生型ヒトEGFRを用いて安定的にトランスフェクトし、WT+EGFを生成する。結合アッセイの前に、コンフルエントWT−EGF細胞を、ヴェルセンを用いて組織培養プレートから剥離させた。EGF競合結合を2つの方法で測定し、平衡に達したことを保証した:5×104個のNR6 WT細胞を、Alexa−488標識EGF野生型と30分間にわたり4℃でインキュベートした。増加濃度の非標識EGF野生型又は突然変異体を加え、サンプルを追加の6時間にわたり4℃で、一定で混合しながらインキュベートした。あるいは、増加濃度の非標識EGF野生型及び突然変異体を、最初に細胞に30分間にわたり4℃で加え、Alexa−488 EGF野生型を追加の6時間にわたり4℃で加えた。細胞表面Alexa−488 EGF野生型標識の蛍光強度を、フローサイトメトリーにより測定した。結合アッセイを、1mg/ml BSA(pH 7.4)を添加したPBS中で、リガンド欠乏を無視可能な条件下で実施した。競合結合曲線を、4点結合等式を使用して適合した。標準偏差は、少なくとも3回、異なる日に、2つの異なるタンパク質調製物を使用して実施された反復した結合実験を表わす。
EGF受容体についてEGFバリアントの結合親和性を比較するために、親和性を、パラホルムアルデヒド固定A431細胞への結合について125I−rEGF(組換えEGF)とのその競合を測定することにより決定する。リガンドと受容体内在化プロセスをこのように阻害するシステムである。純粋なrEGFをスタンダードとして使用した。A431細胞を、コンフルエントまで96ウェルプレート中で増殖させ、次に、アッセイの日にPBS中の3%パラホルムアルデヒドを用いて固定した。EGFバリアント及びrEGFを、0.1% BSAを含むPBS中の1.0nM 125I−rEGFを用いて連続希釈した。インキュベーションを、次に、各ウェルを、0.15mg/ml BSAを含むPBSを用いて3回洗浄する前に、37℃で2時間にわたり行った。最後に、ウェルを折って離し、ガンマカウンターで直接的にカウントした。
慢性気管支炎を患う62歳の男性(FEV1が正常な予測値の80%まで低下;1日の喀痰容積30ml)が、彼のGPで呈した。吸入ステロイドを用いた処置にもかかわらず、患者は、持続的な息切れのため、日常の仕事を実施する際に困難を呈した。GPは、6ヶ月治療単位で、本発明のEGFムテイン融合タンパク質をネブライザー形態で処方し、80μgを月1回摂取させた。医師との話し合いに続き、患者は、広範な適したデバイスから、彼らの個人的な状況のために最も適切なネブライザーを選択する。EGFベースの融合タンパク質の1回投与後、低下した喀痰容積(〜15ml)及びFEV1における改善(〜90%)を経験する。
ソマトスタチンアナログ(SSA)による循環GH及びIGF−1の6年間の成功裏の制御後、60歳の末端肥大症の催事会場タロット占い師が、多汗症の結果として、増加する明らかな油性肌及びまた顕著な体臭を報告する。彼女は、グルコース不耐性であり、上昇した循環IGF−1レベルを有したことが見出され、SSA投与量を高めることによってこれらは制御されない。彼女は、本発明のEGFムテイン融合タンパク質の局所注射により処置される。14日間以内に、患者は発汗における有意な低下を報告する。続く1ヶ月にわたり、彼女の油性肌は正常に戻り、この時に、彼女のGH及びIGF−1レベルは両方とも正常の範囲内にある。この状況は次の5年間にわたり残る。
地域のバドミントンチームの35歳の男性メンバーが、腰痛のために脊椎X線を受ける。コンサルタントは異常な骨増殖に気付き、質問時に、男性は、睡眠時無呼吸の増加する発生及びまた増加する油性肌を報告する。医師は、循環IGF−1の測定を勧め、これらは上昇していることが見出される。続く試験によって、また、正常以上のGHレベルが示され、頭蓋MRIスキャンを行う。これは、9mm直径の下垂体腫瘍を示す。患者を、注射により本発明のEGFムテイン融合タンパク質を用いて処置する。1週間の間隔で、循環IGF−1レベルを測定し、最初の測定ではより低く、続く6週間にわたり正常の15%超まで着実に低下することが分かる。循環GHのレベルが、この時点で正常であることが見出される。週2回のIGF−1測定を伴う投薬でのさらなる用量は、このホルモンが正常の上限で安定化したことを示す。第2の処置から6週間後、頭蓋MRIスキャンによって腫瘍の6mmまでの収縮が明らかにされる。治療を、低下させた投与量で、2ヶ月間間隔で継続し、IGF−1及びGHレベルを7週目に測定する。これらは両方とも正常の範囲において安定しており、睡眠時無呼吸及び油性肌は、現在は存在しない。第1の処置に続く1年目での脊椎X線によって、最初の所見から増加した骨サイズは示されない。
A431細胞(1×105)を、増加濃度のEGF、SXN100516(LHN/A−EGF)、SXN100988(LHN/B−EGF)、又はSXN100501(LHN/C−EGF)を用いて20分間にわたり37℃でインキュベートした。
A431細胞(1×105)を、増加濃度のシンタキシンEGFムテイン融合物又はEGFを用いて、20分間にわたり37℃で3通りのエッペンドルフチューブ中でインキュベートした。洗浄後、細胞を溶解させ、溶解物を、EGF受容体のリン酸Y1068に特異的な捕捉抗体を用いてコーティングされたMSD 96ウェルプレートに加えた。
年1回、典型的な季節性アレルギー性鼻炎の症状を呈する24歳の女性を、本発明のEGFムテイン融合タンパク質を用いた局所投与により(点鼻薬により)処置する。2〜7日以内に、患者は症状の鎮静を報告する。効果は、アレルギー季節の残りにわたり持続する。
慢性喘息のため低下したクオリティ・オブ・ライフを伴う43歳の女性を、本発明のEGFムテイン融合タンパク質の全身注射を用いて処置する。3〜7日以内に、患者の症状がなくなり、患者はより自由に呼吸できるようになる。効果は2〜3ヶ月間にわたり持続し、その時、処置を繰り返し、患者のクオリティ・オブ・ライフに対する改善が持続する。
効果的に呼吸することができないため低下したクオリティ・オブ・ライフを有する慢性閉塞性肺疾患を伴う64歳の男性を、本発明のEGFムテイン融合タンパク質の局所投与により(エアロゾルにより)処置する。2〜5日以内に、患者の過剰な気道粘液の大部分がなくなり、より自由に呼吸できるようになる。効果は2〜3ヶ月間にわたり持続し、そこで処置を繰り返し、患者のクオリティ・オブ・ライフに対する改善が持続する。
ライノウイルス感染症のため喘息症状の重度の悪化を伴う25歳の男性を、本発明のEGFムテイン融合タンパク質を用いた局所投与(エアロゾルによる吸入)により処置する。2〜5日以内に、患者は低下した気道粘液を報告し、悪化が鎮まる。
黄疸を伴う32歳の男性が、大腸まで広がった進行性の肝細胞癌と診断される。患者を、本発明のEGFムテイン融合タンパク質の全身注射を用いて処置する。2〜3週間以内に、転移した腫瘍の増殖が止まっている。処置から2ヶ月後、腫瘍のサイズが減少し、黄疸がなくなっている。第2の処置の適用によって、腫瘍サイズの減少が継続し、症状の軽減が維持される。
乾癬と診断され、彼の背中及び腕の罹患部位の掻痒及び引っ掻きから有意な身体的な不快感を経験している32歳の男性患者を、本発明のEGFムテイン融合タンパク質を用いた局所投与により処置する。2〜7日以内に、症状が緩和され、効果が1〜2ヶ月間にわたり続く。第2の処置の適用によって、症状の軽減が維持される。
湿疹と診断され、彼の臀部及び脚の罹患部位の掻痒及び引っ掻きから有意な身体的な不快感を経験している45歳の男性患者を、本発明のEGFムテイン融合タンパク質を用いた局所投与により処置する。2〜7日以内に、症状が緩和され、効果が1〜2ヶ月間にわたり続く。第2の処置の適用によって、症状の軽減が維持される。
70歳の男性患者が(ステージIV)の結腸直腸癌と診断される。手術は勧められない。本発明のEGFムテイン融合タンパク質の全身注射を用いた処置後、転移した腫瘍はサイズにおける増加を止めている。1ヶ月以内に、腫瘍のサイズが減少しており、患者は気分が良くなったと報告している。第2の処置の適用によって、腫瘍サイズがさらに低下し、症状の軽減が維持される。
46歳の男性患者が、椎骨まで転移している前立腺癌と診断される。彼は、脊椎及び骨盤における疼痛を訴える。手術は不適切であるため、患者を、本発明のEGFムテイン融合タンパク質の全身注射を用いて処置する。2週間以内に、腫瘍のサイズが減少しており、患者はより少ない疼痛を報告する。第2の処置の適用によって、腫瘍サイズの減少が継続し、症状の軽減が維持される。
46歳の女性患者が、(ステージIV)の肺非小細胞癌と診断され、予後診断では2年間生存する可能性は2%である。患者を、本発明のEGFムテイン融合タンパク質の全身注射を用いて処置する。2週間以内に、転移した腫瘍の増殖速度が止まっている。処置から2ヶ月後、腫瘍のサイズが減少し、患者の気分が良くなっている。第2の処置の適用によって、腫瘍サイズの減少が継続し、症状の軽減が維持される。患者の2年を超える生存期間の可能性が増加する。
黄疸を伴う36歳の女性患者が、肝臓まで広がった進行性の乳癌と診断される。患者を、本発明のEGFムテイン融合タンパク質の全身注射を用いて処置する。2週間以内に、転移した腫瘍の増殖速度が止まっている。処置から2ヶ月後、腫瘍のサイズが減少し、黄疸がなくなっている。第2の処置の適用によって、腫瘍サイズの減少が継続し、症状の軽減が維持される。
Claims (13)
- 以下:
(a)SNAREタンパク質を切断することが可能である非細胞毒性プロテアーゼ;
(b)該非細胞毒性プロテアーゼを、哺乳動物細胞のエンドソーム内から、そのエンドソーム膜を横断し、哺乳動物細胞のサイトゾル中にトランスロケーションさせることが可能であるトランスロケーションペプチド;及び
(c)上皮増殖因子(EGF)ムテイン、それにおいて、
該EGFムテインは、配列番号11のアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含み、そして該EGFムテインは、EGF受容体に結合する配列番号11の結合親和性を維持している、
を含むポリペプチド。 - ポリペプチドが、配列番号37、64、66及び68からなる群より選択されるアミノ酸配列と、少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、請求項1記載のポリペプチド。
- 配列同一性が、少なくとも95%である、請求項2記載のポリペプチド。
- 非細胞毒性プロテアーゼが、クロストリジウム神経毒プロテアーゼ又はナイセリアIgAプロテアーゼを含む、請求項1〜3のいずれか一項記載のポリペプチド。
- トランスロケーションペプチドが、クロストリジウム神経毒トランスロケーションドメインを含む、請求項1〜4のいずれか一項記載のポリペプチド。
- ポリペプチドが、二鎖ポリペプチドとして存在し、非細胞毒性プロテアーゼが、ジスルフィド結合によりトランスロケーションペプチドに連結される、請求項1〜5のいずれか一項記載のポリペプチド。
- 請求項1〜6のいずれか一項記載のポリペプチドをコードする核酸配列。
- 宿主細胞において、請求項7記載の核酸を発現させることを含む、請求項1〜6のいずれか一項記載のポリペプチドを調製するための方法。
- 宿主細胞が、大腸菌である、ポリペプチドを調製するための請求項8記載の方法。
- 炎症を抑制する際での使用のための、請求項1〜6のいずれか一項記載のポリペプチド。
- 患者において粘液分泌過多及び/又は粘液分泌過多に関連する状態もしくは障害を抑制する際での使用のための、請求項1〜6のいずれか一項記載のポリペプチド。
- 内分泌新生物及び/又は神経内分泌障害を抑制する際での使用のための、請求項1〜6のいずれか一項記載のポリペプチド。
- 神経内分泌腫瘍を抑制する際での使用のための、及び/又は結腸直腸癌、前立腺癌、乳癌、又は肺癌を抑制する際での使用のための、請求項1〜6のいずれか一項記載のポリペプチド。
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