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JP5659318B2 - 無線システム、無線基地局、及び管理装置 - Google Patents
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JP5659318B2 - 無線システム、無線基地局、及び管理装置 - Google Patents

無線システム、無線基地局、及び管理装置 Download PDF

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Description

本発明は、チャネルを無線基地局間で分け合って無線通信を行うことができる無線システム、無線基地局、及び管理装置に関する。
無線通信は、予め割り当てられた周波数帯で行われるが、近年の無線機器の増加やデータ通信量の増加に従って帯域が逼迫しつつある。一方、テレビジョン放送用の周波数帯のように、放送局間の干渉を防ぐため、比較的ゆとりを持って割り当てられている帯域もある。
例えば、日本の地上デジタル放送用の周波数割り当ては、帯域幅が240MHzあり、それぞれ6MHz幅で13ch(470MHz)〜52ch(710MHz)までの全40の物理チャネルに分割して、地域毎に放送局に割り振っている。図12は、日本の地上デジタル放送のチャネルプランの一部であり、各地域で使用されているチャネルを示す。例えば、徳島では、34chと40chと31chの3つが使用されており、残り37つのチャネルが使用されていない。
このように、予め地上デジタル放送用として割り当てられたチャネル数に対して、実際に使用されるチャネルは一部であり、その大半のチャネルが使用されずに空きチャネルとなっている。
そこで、テレビ周波数帯の空きチャネル(テレビホワイトスペース)を使用して無線通信を行う技術が検討されている。例えば、IEEE802.22ワーキンググループでは、テレビホワイトスペースを利用したWRAN(Wireless Regional Area Network)に関する標準規格の策定が進められている(非特許文献1を参照)。
IEEE P802.22/D3.0, March 2011 Draft Standardfor Wireless Regional Area Networks Part 22:Cognitive Wireless RAN MediumAccess Control (MAC) and Physical Layer (PHY) specifications:Policiesand procedures for operation in the TV Bands
ところで、テレビホワイトスペースの利用を目的としたワーキンググループには、802.22の他にも、802.11afや、802.15.4m、TD-LTE等がある。つまり、規格の異なる様々な無線システムが混在する中で互いに共存してテレビホワイトスペースを利用する必要がある。
しかしながら、互いに規格の異なる例えば802.22と802.11afとが同一チャネルを使用するとなると、TDD(Time Division Duplex)方式である802.22は、毎フレーム、キャリアセンスを行わず、規定のタイミングになると802.11afが送信中であっても送信を開始してしまうため、同一チャネル干渉を起こしてしまう。一方、802.11afは、CSMA/CA(Carrier
Sense Multiple Access/Collision Avoidance)方式なのでキャリアセンスを行うが、802.22のTDD方式で電波の存在しない時間であるTTG(Transmit/Receive Transition Gap),RTG(Receive/Transmit Transition Gap)に送信を開始し、TTG,RTG後に送信を開始した802.22のフレームと同一チャネル干渉を起こしてしまう。
また、同一チャネル干渉の原因には、いわゆる隠れ端末問題もある。例えば、図13は、隠れ端末によりチャネル干渉が生じる様子を示した図である。
図示において、無線基地局であるAP(Access Point)1とAP2とは同一チャネルで運用されている。CPE(Customer Premises or Portable Equipment)端末6−1とCPE端末6−2とは近接しているが、CPE端末6−1はAP1のセル内に存在し、CPE端末6−2はAP2のセル内に存在する。AP1とAP2との間には遮蔽物Bがあり、AP1とAP2はそれぞれ互いの電波が届かない環境にある。つまり、AP1とAP2は、互いに隠れた存在である隠れ端末である。そのため、図13では、AP1とAP2とが、同じタイミングでそれぞれCPE端末6−1とCPE端末6−2にデータ送信を行ってしまうと、CPE端末6−1とCPE端末6−2においてAP1とAP2の電波が干渉する隠れ端末問題が生じてしまう。
つまり、テレビホワイトスペースを利用する場合のように、規格の異なる様々な無線システムが所定の周波数帯を分け合って(シェアして)無線通信を行う場合、無線システム間で同一チャネル干渉を引き起こしやすいという問題があった。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、規格の異なる様々な無線システムが所定の周波数帯を分け合って無線通信を行う場合に、無線システム間で同一チャネル干渉を引き起こしにくい技術を提供することを目的とする。
本発明の無線システムは、複数のチャネルの中の一のチャネルを使用して無線通信を行う複数の無線基地局と、前記無線基地局と無線通信を行う複数の端末装置とを備えた無線システムであって、前記無線基地局が使用するチャネルを決定する際に、前記複数のチャネルのうちの一以上のチャネル毎に当該無線基地局との距離が最も近い前記端末装置を検索する検索手段と、前記検索手段によって検索された前記端末装置に報知信号を送信させる指示手段とを更に備え、前記無線基地局は、前記使用するチャネルを決定する際、前記端末装置の前記報知信号の受信状態に基づいて使用するチャネルを決定するチャネル決定手段を備えたことを特徴とする。
また、前記無線基地局の前記チャネル決定手段は、前記複数のチャネルに空きチャネルが存在するか否かを検索し、空きチャネルが存在する場合には当該空きチャネルを使用するチャネルに決定し、空きチャネルが存在しない場合には、受信した前記報知信号に基づいて、自局と同じ規格の前記報知信号または前記制御信号のチャネルを使用するチャネルに決定してもよい。
なお、前記無線基地局の前記チャネル決定手段は、前記複数のチャネルに空きチャネルが存在するか否かを検索し、空きチャネルが存在する場合には当該空きチャネルを使用するチャネルに決定し、空きチャネルが存在しない場合には、受信した前記報知信号、及び/又は、受信した他の無線基地局からの制御信号に基づいて、自局と同じ規格の前記報知信号または前記制御信号のチャネルを使用するチャネルに決定してもよい。
さらに、前記無線基地局の前記チャネル決定手段は、前記報知信号を受信できた場合に自局と規格が同じであると判定し、報知信号を受信できなかった場合に自局と規格が異なると判定してもよい。
また、前記無線基地局は、自局と同じ規格の前記報知信号のチャネルを使用する際、当該報知信号を送信した前記端末装置を介して、当該チャネルを使用している他の無線基地局と当該チャネルを共有するための設定処理を行ってもよい。
本発明の無線基地局は、複数のチャネルの中の一のチャネルを使用して無線通信を行う複数の無線基地局と、前記無線基地局と無線通信を行う複数の端末装置と、前記無線基地局が使用するチャネルを決定する際に、前記複数のチャネルのうちの一以上のチャネル毎に当該無線基地局との距離が最も近い前記端末装置を検索する検索手段と、前記検索手段によって検索された前記端末装置に報知信号を送信させる指示手段と備えた無線システムにおける前記無線基地局であって、前記使用するチャネルを決定する際、前記端末装置の前記報知信号の受信状態に基づいて使用するチャネルを決定するチャネル決定手段を備えたことを特徴とする。
本発明の管理装置は、複数のチャネルの中の一のチャネルを使用して無線通信を行う複数の無線基地局と、前記無線基地局と無線通信を行う複数の端末装置とを備え、前記無線基地局は、使用するチャネルを決定する際、前記端末装置から送信された報知信号の受信状態に基づいて使用するチャネルを決定するチャネル決定手段を有する無線システムの管理装置であって、前記無線基地局が使用するチャネルを決定する際に、前記複数のチャネルのうちの一以上のチャネル毎に当該無線基地局との距離が最も近い前記端末装置を検索する検索手段と、前記検索手段によって検索された前記端末装置に報知信号を送信させる指示手段とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、規格の異なる様々な無線システムが所定の周波数帯を分け合って無線通信を行う場合に、無線システム間で同一チャネル干渉を防止することができる。
本発明に係る実施形態の無線システムの全体を示すシステム構成図である。 図1に示す新設基地局がテレビホワイトスペースの中から運用チャネルを探す様子を示した図である。 図1に示す新設基地局と既設基地局とが無線フレームをシェアする様子を示した図である。 図1に示す新設基地局と既設基地局とが無線フレームをシェアする様子を示したシーケンス図である。 IEEE802.22のフレーム構造を示す図である。 図1に示す新設基地局と既設基地局とが時分割でフレーム送信する様子を示した図である。 図1に示すCPE端末が一様分布でないセルを示した図である。 図1に示す無線システムの処理の流れを示すフローチャートである。 図1に示す新設基地局のREQUESTメッセージの構成を示す図である。 図1に示すTVWSDB装置のINDICATIONメッセージの構成を示す図である。 図1に示す新設基地局の運用チャネル決定処理の流れを示すフローチャートである。 日本の地上デジタル放送のチャネルプランの一部を示す図である。 従来の隠れ端末によりチャネル干渉が生じる様子を示す図である。
以下、図を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1は、本実施形態の無線システムの全体を示すシステム構成図である。
無線システムは、ネットワーク管理システム(Network Management System:NMS)1と、ネットワーク制御システム(Network
Control System:NCS)2と、TVWSDB(Television
White Space Database)装置3と、新設基地局4と、既設基地局5と、CPE(Customer
Premises or Portable Equipment)端末6とを備えている。
ネットワーク管理システム1とネットワーク制御システム2とTVWSDB装置3と新設基地局4と既設基地局5とは、IP(Internet Protocol)ネットワーク7を介して接続されている。また、既設基地局5とCPE端末6とは電波を介して接続される。
なお、図1では、簡略化のために新設基地局4、既設基地局5及びCPE端末6をそれぞれ一つずつ示したが、新設基地局4、既設基地局5は、それぞれ複数(1〜n、1〜m:n、mは自然数)存在してもよく、CPE端末6も複数(1〜l:lは自然数)存在してもよい。
ネットワーク管理システム1は、ネットワークの管理を行っており、例えば、ネットワークのセキュリティ上の保守や、ネットワークを構成する他の機器のパフォーマンス管理等を行っている。
ネットワーク制御システム2は、ネットワーク内のQoS(Quality of Service)を制御している。
TVWSDB装置3は、テレビホワイトスペースデータベース(TVWSDB、以下単にDBと称す)を有し、地域毎にテレビ局が使用しているチャネル情報と、各既設基地局5の位置情報と、各既設基地局5が使用しているテレビホワイトスペースのチャネル情報と、各CPE端末6の位置情報と、各CPE端末6が使用しているテレビホワイトスペースのチャネル情報とを記憶している。ここでは、説明を簡単にするために、全てが一つの領域に保存されているものとして説明するが、複数の領域に分けて保存されてもよい。
CPE端末6は、いずれかの既設基地局5のセル内に存在し、既設基地局5の集中制御の下、無線通信を行っている。また、CPE端末6は、GPS受信機を有し、GPS受信機を介して自端末の位置情報を取得して、自端末をサポートする既設基地局5に送信する。
既設基地局5は、テレビホワイトスペースを利用可能な規格(例えば、802.22や、802.11af、802.15.4m、TD-LTE等)の基地局であり、テレビホワイトスペースのチャネルを利用して無線通信を行っている。つまり、既設基地局5は、利用可能な複数のチャネルのうちの一のチャネルを用いて無線通信を行う。また、既設基地局5は、GPS受信機を有し、GPS受信機を介して自局の位置情報を取得することができる。また、既設基地局5は、自局のセル内に1台以上存在するCPE端末6の集中制御を行い、テレビホワイトスペースのチャネルでセル内のCPE端末6と無線通信を行う。また、既設基地局5は、テレビホワイトスペースのチャネルを使用する場合、自局の位置情報と、自局がサポートする各CPE端末6から送信された位置情報と、テレビホワイトスペース内で使用するチャネルとをTVWSDB装置3に登録する。
新設基地局4は、新たにテレビホワイトスペースのチャネルを使用して運用を開始しようとしている基地局であり、利用可能な複数のチャネルのうちの一のチャネルを用いて無線通信を行う。ここでは、一例として新設基地局4の規格が802.22であるものとして説明する。
具体的に図2を参照して、新設基地局4がテレビホワイトスペースの中から運用チャネルを探す様子を説明する。
新設基地局4は、電源がOnされると、GPS受信機を介して自局の位置情報を取得して、TVWSDB装置3に通知する。TVWSDB装置3は、新設基地局4から位置情報を受信すると、新設基地局4の位置情報に対応する地域のテレビホワイトスペースのチャネル情報をDBから検索して、新設基地局4に通知する。図示では、新設基地局4が使用可能なホワイトスペースのチャネル情報としてf1〜f4が通知されている
それとともに、TVWSDB装置3は、新設基地局4に通知したチャネル毎に、新設基地局4の位置情報に基づいて新設基地局4に距離が一番近いCPE端末6をDBから検索する。次に、TVWSDB装置3は、検索した各CPE端末6と同じチャネルを使用している既設基地局5をDBから検索し、各チャネルで新設基地局4に距離が一番近いCPE端末6が報知信号(例えば、同報信号やバースト信号、ここではCBPバースト)を送信するように、そのCPE端末6をセル内に有する各既設基地局5に指示を出す。図示では、TVWSDB装置3は、f1、f2、f4の既設基地局5−1,5−2,5−4に対し、それぞれCPE端末6−13,6−21,6−41にCBPバーストさせるよう指示を出す。
これにより、TVWSDB装置3からの指示を受けた各既設基地局5は、TVWSDB装置3から指定されたCPE端末6がCBPバーストを送信するようにスケジュールを設定する。そして、スケジューリングされたCPE端末6は、スケジュールに従ってCBPバーストを送信する。CBPバーストは、断続的に送信されるバースト信号であり、新設基地局4がCBPバーストを十分に受信可能な時間送信される。
なお、TVWSDB装置3は、新設基地局4に通知したすべてのチャネル毎にCPE端末6をDBから検索せずに、新設基地局4の位置情報に基づいて近隣エリア(例えば所定範囲内)のCPE端末6や既設基地局5に位置登録されたCPE端末6を検索するようにしてもよい。すべてのチャネル毎に検索することにより、隠れ端末などによる干渉をより確実に防ぐことができる一方、新設基地局4の位置情報に基づいて検索する範囲を絞ることによって、効率を向上できる。
このように、TVWSDB装置3は、無線システム内の管理装置として、新設基地局4が使用チャネルを決定する際に、新設基地局4が使用可能なホワイトスペースのチャネルのうちの少なくとも一以上のチャネル毎に、新設基地局4に距離が一番近いCPE端末6をDBから検索する検索処理を行う検索手段として機能する。
さらに、TVWSDB装置3は、検索手段によって検索した各CPE端末6と同じチャネルを使用している、または、各CPE端末6が位置登録されている既設基地局5をDBから検索し、各チャネルで新設基地局4に距離が一番近いCPE端末6がCBPバーストを送信するように、そのCPE端末6をセル内に有する各既設基地局5に指示を出す指示処理を行う指示手段として機能する。
一方、新設基地局4は、TVWSDB装置3から取得したテレビホワイトスペースのチャネル情報の各チャネルについて、(1)空きチャネルであるか、(2)空きチャネルでない場合、そのチャネルの電波が自局と同一規格であるかを調べる。
(1)空きチャネルであるか否かは、新設基地局4がそのチャネルのRSSI(Received Signal
Strength Indicator)測定を行い、RSSIが所定の規定値より低い場合に空きチャネルであると判定し、高い場合に使用チャネルであると判定する。
(2)チャネルの電波が自局と同一規格であるか否かは、802.22である新設基地局4がそのチャネルで、CPE端末6からのCBPバーストを受信(復調)でき、又は既設基地局5からの制御信号、ここではSCH(Superframe Control
Header:スーパーフレーム制御ヘッダ)を受信(復調)できた場合に、自局と同一規格であると判定する。つまり、新設基地局4は、使用するチャネルを決定する際、CBPバーストの受信状態、及び/又は、既設基地局5の制御信号の受信状態に基づいて、使用するチャネルを決定する。
なお、チャネルの電波が自局と異なる規格である場合、新設基地局4は、RSSIが所定の規定値以上のチャネルを使用している無線システムからの電波を受信(復調)することができないので、そのチャネルが自局と異なる規格で使用されていると判定する。
また、仮にこのとき、チャネルの電波が新設基地局4と同一の規格であっても、電波が何らかの干渉を受けている場合、新設基地局4はその電波(CBPバースト等)を受信して復調することができない。そのため、この場合も、自局と異なる規格のセルのチャネルとみなされて除外される。
つまり、新設基地局4と規格が同一のセルとは、新設基地局4が受信(復調)可能な電波が送信されるセルであり、新設基地局4と規格が異なるセルとは、新設基地局4が受信(復調)不可能な電波が送信されるセルをいう。
そして、新設基地局4は、TVWSDB装置3から通知された全てのチャネルについて調査を終えると、調査結果に基づいて、他の無線システムが使用していないチャネルがあった場合、そのチャネルを運用チャネルとして決定する。図示の場合、空きチャネルであるf3が運用チャネルとして決定される。なお、空きチャネルが複数あった場合、その中で最もRSSIが低いチャネルが新設基地局4の運用チャネルとして決定される。RSSIが低いということは電波がクリアだからである。
一方、新設基地局4は、通知されたホワイトスペースが既に他の無線システムにより全て使用されていた場合(図示でf3がなかった場合)、調査結果に基づいて、自局と同じ規格のセルが存在するか判定する。この場合、新設基地局4は、空きチャネルがないので、他の無線システムとチャネルを共同で使用することになる。
新設基地局4は、自局と同じ規格のセルが存在しない場合、運用を停止する。上述したように、互いに規格の異なる無線システムが同一チャネルを使用すると、同一チャネル干渉が生じやすいからである。
一方、新設基地局4は、自局と同じ規格のセルが存在した場合、そのセルのチャネルを運用チャネルとして決定する。例えば、図示で仮に既設基地局5−4が新設基地局4と同じ802.22であった場合、f4が運用チャネルとして決定される。なお、自局と同じ規格のセルが複数存在する場合、その中で最もRSSIが高いチャネルが運用チャネルとして決定される。ここでRSSIが高いということは、802.22である新設基地局4が、無線フレームに時分割で入りやすいからである。
そして、図3に示すように、新設基地局4は、チャネルの調査時にCBPバーストを受信したCPE端末6−41、すなわち、運用チャネルのセルで自局に距離が一番近いCPE端末6を介して、既設基地局5−4とチャネルをシェアするための調整を行う。このCPE端末6−41は、新設基地局4のセルと既設基地局5−4のセルとが重なる領域に存在する。802.22規格では、コグニティブ無線通信において、新設基地局4と既設基地局5−4とがチャネルをシェアする際の無線フレームの割り当てを、ODFC(On-demand Frame Contention)プロトコルを用いて行うことが規定されている。そこで、新設基地局4と既設基地局5−4間の無線フレームの割り当てのためのODFCプロトコルの送受信に関して、新設基地局4は、自局に距離が一番近いCPE端末6−41を中継させて通信する。このCPE端末6−41は、チャネルのセル内で新設基地局4に距離が一番近いCPE端末6であるため、隠れ端末問題を生じずに新設基地局4と既設基地局5−4との通信を中継することができる。
なお、新設基地局4が既設基地局5と一つのチャネルの無線フレームをシェアするためのシーケンスについては、802.22規格に示されている。具体的には、図4に示すシーケンス図に従って新設基地局4と既設基地局5−4とがCPE端末6−21を介してチャネルを共有するための設定処理を行う。
まず、ステップS101で、新設基地局4がFC_REQを中継先のCPE端末6−21に送信する。ステップS102で、CPE端末6−41は、受信したFC_REQを既設基地局5−4に送信する。ステップS103で、FC_REQを受信した既設基地局5−4は、FC_RSPをCPE端末6−41に送信する。ステップS104で、CPE端末6−41は、FC_RSPを新設基地局4に送信する。ステップS105で、新設基地局4は、FC_ACKをCPE端末6−41に送信する。ステップS106で、CPE端末6−41は、FC_ACKを既設基地局5−4に送信する。ステップS107で、既設基地局5−4は、FC_RELをCPE端末6−41に送信する。そして、ステップS108で、CPE端末6−41は、FC_RELを新設基地局4に送信し、処理を終了する。
これにより、既設基地局5−4は、チャネルを単独で使用するノーマルモードから、チャネルをシェアするself-coexistenceモードに移行して、新設基地局4とチャネルをシェアする。
図5は、802.22のフレーム構造を示す図であり、図6は、新設基地局4と既設基地局5−4とがチャネルをシェアして時分割でフレームを送信する様子を示した図である。このように、新設基地局4と既設基地局5−4とは、10msecずつ時分割して交互にフレーム送信を行うことになる。なお、新設基地局4は、既に複数の既設基地局5でシェアされているチャネルに対して割り込んでもよい。このように、本実施形態では、各チャネルについて新設基地局4に距離が一番近いCPE端末6がCBPバーストを送信している。
ところで、802.22では、セルの存在を周囲に知らせるために、既設基地局5、又はいずれのCPE端末6がCBPバーストを送信しなければならないのかは規定されていない。
仮に、既設基地局5がCBPバーストを送信するとした場合、CBPバーストが隣接セルの基地局に届かない虞があり、隠れ端末問題を生じてしまう。これは、既設基地局5がSCHのみを送信する場合も同様である。
一方、仮に、既設基地局5がセル内のすべてのCPE端末6がCBPバーストを送信するよう設定した場合、既設基地局5がサポート可能な最大CPE端末数が512台であるから、セル内の全CPE端末6がCBPバーストを送信し終えるまでに最大5.12秒程かかってしまう。また、この場合、既設基地局5の近くに存在する、セルの中心に近いCPE端末6もCBPバーストを送信することになるので、セルの存在を周囲に教えるという目的から考えると非効率的である。
一方、仮に、既設基地局5からの距離が遠いCPE端末6(例えば、既設基地局5が送信する報知情報の受信レベルが低いCPE端末6や、802.22のRangingで遅延が大きいCPE端末6等)がCBPバーストを送信するものとしたとする。この場合、CPE端末6が既設基地局5のセルに一様分布していればよいが、一般的に、図7に示すように、地理的な影響等で一様分布していることは少なく、距離が最も遠いCPE端末6−55にCBPバーストを送信させても新設基地局4の(隣接)セルにCBPバーストが届かないという問題が発生する。
そこで、本実施形態では、TVWSDB装置3により、新設基地局4の位置情報に対応するテレビホワイトスペースの各チャネル(各既設基地局5セル内)で新設基地局4に一番距離が近いCPE端末6を検索し、このCPE端末6のみがCBPバーストを送信するよう指示している。新設基地局4は、空きチャネルが存在しない場合、自局の規格と同一の無線システムによって使用されているチャネルを見つけて、CBPバーストを受信したCPE端末6を介して既設基地局5とチャネルをシェアする。その結果、新設基地局4は、隣接セルの存在を確実に検出することができ、隠れ端末を無くして同一チャネル干渉を防止することができる。
次に、図8を参照して具体的に無線システム全体の処理の流れを説明する。
まず、ステップS201で、新設基地局4は、GPS受信機を介して自局の位置情報を受信する。次に、ステップS202で、新設基地局4は、位置情報とそのときの時刻を格納したREQUESTメッセージをTVWSDB装置3に送信する。
図9は、REQUESTメッセージの構成を示す図である。新設基地局4の位置情報はLocation Data String部分に格納され、時刻情報はTimestamp部分に格納されている。
図8に戻り、REQUESTメッセージを受信したTVWSDB装置3は、ステップS203で、新設基地局4の位置情報に対応する地域で使用可能なテレビホワイトスペースのチャネルをDBから検索する。そして、ステップS204で、TVWSDB装置3は、検索したテレビホワイトスペースのチャネル情報を格納したINDICATIONメッセージを新設基地局4に送信する。
図10は、INDICATIONメッセージの構成を示す図である。INDICATIONメッセージには、使用可能なチャネル数や、使用可能なテレビホワイトスペースのチャネル情報を示すNumber of Cannels Available部分が含まれている。
図8に戻り、ステップS205で、TVWSDB装置3は、新設基地局4に通知した使用可能なテレビホワイトスペースの各チャネルについて、そのチャネルを使用しているCPE端末6が存在する場合に、CPE端末6の中で新設基地局4に距離が一番近いCPE端末6をDBから検索する。次に、ステップS206で、TVWSDB装置3は、その検索したCPE端末6と同じチャネルを使用している既設基地局5、すなわち、そのCPE端末6をセルに有する既設基地局5を検索する。そして、ステップS207、S208で、TVWSDB装置3は、各チャネルで新設基地局4に距離が一番近いCPE端末6がCBPバーストを送信するように、その各チャネルの既設基地局5に指示する。このとき、TVWSDB装置3から指示を受けた既設基地局5には、新設基地局4と同じ規格であるものと異なる規格のものとが混在する。
ステップS209、S211で、既設基地局5−1,5−mは、それぞれ新設基地局4に距離が一番近いCPE端末6−1,6−lがバースト信号を送信するようにスケジューリングを行う。ステップS210、S212で、既設基地局5によってスケジューリングされたCPE端末6−1,6−l(新設基地局4に距離が一番近いCPE端末)は、スケジュールに従ってCBPバーストを送信する。
一方、ステップS213で、新設基地局4は、TVWSDB装置3から通知されたテレビホワイトスペースのチャネル情報に基づいて、運用チャネル決定処理を行う。運用チャネル決定処理については、後述する。ステップS214で、新設基地局4は、決定した運用チャネルをTVWSDB装置3に登録する。そして、ステップS215で、新設基地局4は、決定した運用チャネルで運用を開始し、本処理を終了する。
次に、図11を参照して、新設基地局4の運用チャネル決定処理の流れを説明する。
まず、ステップS301で、新設基地局4は、TVWSDB装置3から通知されたINDICATIONメッセージについて、Number Of Channels Available=0であるか、すなわち、新設基地局4の地域で使用可能なホワイトスペースのチャネルがゼロであるか判定する。ステップS301でYesの場合、ステップS316で、新設基地局4は、運用停止となり、本処理を終了する。
一方、ステップS301でNoの場合、ステップS302で、新設基地局4は、カウンタiを1ずつインクリメントする。次に、ステップS303で、新設基地局4は、Number Of Channels Available<iであるか、すなわち、TVWSDB装置3から通知された使用可能なホワイトスペースのチャネル数をカウンタ値が超えたか判定する。
ステップS303でNoの場合、ステップS304で、新設基地局4は、シンセ設定を行う。シンセ設定では、TVWSDB装置3から通知された使用可能なi番目のチャネルの無線周波数に周波数が調整される。次に、ステップS305で、新設基地局4は、その周波数でRSSI(受信電界強度)測定を行う。そして、ステップS306で、新設基地局4は、測定したRSSIが例えば規格等で示された所定の規定値より大きいか判定する。
ステップS306でNoの場合、ステップS308で、新設基地局4は、そのチャネルを空きチャネルとして不図示のメモリ(例えば測定結果テーブル等)に保存して、ステップS302に処理を戻す。
一方、ステップS306でYesの場合、すなわち、いずれかの既設基地局5とCPE端末6とによる無線システムによって使用されているチャネルである場合、ステップS307で、新設基地局4は、そのチャネルの電波が802.22であるか否かを調査する。具体的には、新設基地局4は、そのチャネルで既設基地局5が送信するSCH、CPE端末6が送信するCBPバーストを受信できるか判定し、受信できれば802.22であり、受信できなければ802.22でないと判定する。
ステップS308で、新設基地局4は、測定結果として、チャネル情報と、そのチャネルのRSSIと、802.22セルであるか否かの調査結果とを不図示のメモリに保存する。つまり、測定結果として、各チャネルのチャネル情報と、そのチャネルのRSSIと、空きチャネルであるか否かと、空きチャネルでない場合に802.22セルであるか否かとが保存される。
そして、新設基地局4は、ステップS303でNumber Of Channels Available<iになるまで、ステップS302からステップS308までの処理を繰り返す。
ステップS303でYesの場合、すなわち、Number Of Channels Available<iになると、ステップS309で、新設基地局4は、保存した測定結果に基づいて、空きチャネルが存在するか検索する。ステップS310で、新設基地局4は、検索結果について、空きチャネルが存在するか判定する。
ステップS310でYesの場合、ステップS315で、新設基地局4は、測定結果に基づいて、空きチャネルの中で最もRSSIが低いチャネルを運用チャネルとして決定し、本処理を終了する。なお、RSSIが低いチャネルほど電波がクリアなチャネルである。
一方、ステップS310でNoの場合、ステップS311で、新設基地局4は、測定結果に基づいて、802.22セルが存在するか検索する。そして、ステップS312で、新設基地局4は、検索結果について802.22セルが存在するか判定する。
ステップS312でYesの場合、ステップS314で、新設基地局4は、測定結果に基づいて、存在する802.22セルの中で最もRSSIが高いチャネルを運用チャネルとして決定し、本処理を終了する。なお、この場合、新設基地局4は、このチャネルを既設基地局5とシェアして使用することになる。このとき、RSSIが高いチャネルほど時分割で入りやすいチャネルであり、逆に、RSSIが低いチャネルでは、新設基地局4と既設基地局5間でチャネルをシェアするためのCBPプロトコルのやり取りが悪いチャネルとなる。
なお、ステップS307において既存基地局5からのSCHを受信できた場合は同じIEEE802.22の基地局として保存する(ステップS308)と説明した。そして、ステップS314において、SCHを受信できた既設基地局5と同じチャネルを運用周波数に設定することが決定された場合には、当該既設基地局5と新設基地局4とは、図4に示したようにCPE端末6を介して無線チャネルをシェアするための処理を行うのではなく、当該処理をCPE端末6を介さずに直接行う。
一方、ステップS312でNoの場合、すなわち、802.22セルが存在しない場合、ステップS313で新設基地局4は運用停止となり、本処理を終了する。
このように、本実施形態では、TVWSDB装置3により、新設基地局4の位置情報に対応する各チャネルで新設基地局4に一番距離が近いCPE端末6を検索し、このCPE端末6のみがCBPバーストを送信するよう指示している。そして、新設基地局4は、空きチャネルが存在しない場合、自局の規格と同一の無線システムによって使用されているチャネルを見つけて、CBPバーストを受信したCPE端末6を介して既設基地局5とチャネルをシェアする。その結果、新設基地局4は、隣接セルの存在を確実に検出することができ、隠れ端末を無くして同一チャネル干渉を防止することができる。
以上を概説すると、
(1)本発明の無線システムは、複数のチャネルの中の少なくとも一のチャネルを使用して無線通信を行う複数の無線基地局と、前記無線基地局と無線通信を行う複数の端末装置とを備えた無線システムであって、前記無線基地局が使用するチャネルを決定する際に、前記複数のチャネルのうちの一以上のチャネル毎に当該無線基地局との距離が最も近い前記端末装置を検索する検索手段と、前記検索手段によって検索された前記端末装置に報知信号を送信させる指示手段とを更に備え、前記無線基地局は、前記使用するチャネルを決定する際、前記端末装置の前記報知信号の受信状態に基づいて使用するチャネルを決定するチャネル決定手段を備えたことを特徴とする。
(2)また、前記無線基地局の前記チャネル決定手段は、前記複数のチャネルに空きチャネルが存在するか否かを検索し、空きチャネルが存在する場合には当該空きチャネルを使用するチャネルに決定し、空きチャネルが存在しない場合には、受信した前記報知信号に基づいて、自局と同じ規格の前記報知信号または前記制御信号のチャネルを使用するチャネルに決定してもよい。
(3)なお、前記無線基地局の前記チャネル決定手段は、前記複数のチャネルに空きチャネルが存在するか否かを検索し、空きチャネルが存在する場合には当該空きチャネルを使用するチャネルに決定し、空きチャネルが存在しない場合には、受信した前記報知信号、及び/又は、受信した他の無線基地局からの制御信号に基づいて、自局と同じ規格の前記報知信号または前記制御信号のチャネルを使用するチャネルに決定してもよい。
(4)さらに、前記無線基地局の前記チャネル決定手段は、前記報知信号を受信できた場合に自局と規格が同じであると判定し、報知信号を受信できなかった場合に自局と規格が異なると判定してもよい。
(5)また、前記無線基地局は、自局と同じ規格の前記報知信号のチャネルを使用する際、当該報知信号を送信した前記端末装置を介して、当該チャネルを使用している他の無線基地局と当該チャネルを共有するための設定処理を行ってもよい。
(6)本発明の無線基地局は、複数のチャネルの中の少なくとも一のチャネルを使用して無線通信を行う複数の無線基地局と、前記無線基地局と無線通信を行う複数の端末装置と、前記無線基地局が使用するチャネルを決定する際に、前記複数のチャネルのうちの一以上のチャネル毎に当該無線基地局との距離が最も近い前記端末装置を検索する検索手段と、前記検索手段によって検索された前記端末装置に報知信号を送信させる指示手段と備えた無線システムにおける前記無線基地局であって、前記使用するチャネルを決定する際、前記端末装置の前記報知信号の受信状態に基づいて使用するチャネルを決定するチャネル決定手段を備えたことを特徴とする。
(7)本発明の管理装置は、複数のチャネルの中の少なくとも一のチャネルを使用して無線通信を行う複数の無線基地局と、前記無線基地局と無線通信を行う複数の端末装置とを備え、前記無線基地局は、使用するチャネルを決定する際、前記端末装置から送信された報知信号の受信状態に基づいて使用するチャネルを決定するチャネル決定手段を有する無線システムの管理装置であって、前記無線基地局が使用するチャネルを決定する際に、前記複数のチャネルのうちの一以上のチャネル毎に当該無線基地局との距離が最も近い前記端末装置を検索する検索手段と、前記検索手段によって検索された前記端末装置に報知信号を送信させる指示手段とを備えたことを特徴とする。
(8)本発明の無線基地局は、チャネルを無線基地局間で分け合って無線通信を行う無線基地局であって、チャネル毎に自局に距離が一番近い端末から送信されるバースト信号に基づいて、運用チャネルを決定し、他の無線基地局と前記運用チャネルを分け合う際に、自局と前記他の無線基地局間に前記端末を中継させるチャネル決定手段を備えたことを特徴とする。
(9)また、前記チャネル決定手段は、自局と規格が異なるセルの前記チャネルを前記運用チャネルにせず、自局と規格が同じセルの前記チャネルを前記運用チャネルとして決定してもよい。
(10)また、前記チャネル決定手段は、前記バースト信号を受信できた場合に自局と規格が同じセルであると判定し、バースト信号を受信できなかった場合に自局と規格が異なるセルであると判定してもよい。
(11)本発明の無線システムは、チャネルを無線基地局間で分け合って無線通信を行う無線システムであって、チャネル毎に無線基地局に距離が一番近い端末から送信されるバースト信号に基づいて、運用チャネルを決定し、他の無線基地局と前記運用チャネルを分け合う際に、前記無線基地局と前記他の無線基地局間に前記端末を中継させるチャネル決定手段を備えたことを特徴とする。
(12)また、前記チャネル決定手段は、前記無線基地局と規格が異なるセルの前記チャネルを前記運用チャネルにせず、前記無線基地局と規格が同じセルの前記チャネルを前記運用チャネルとして決定してもよい。
(13)また、前記チャネル決定手段は、前記バースト信号を受信できた場合に前記無線基地局と規格が同じセルであると判定し、バースト信号を受信できなかった場合に前記無線基地局と規格が異なるセルであると判定してもよい。
(14)本発明のデータベース装置は、チャネルを無線基地局間で分け合って無線通信を行う無線基地局で使用可能なチャネル情報を有するデータベース装置であって、チャネル毎に前記無線基地局に距離が一番近い端末から送信されるバースト信号に基づいて、運用チャネルを決定し、他の無線基地局と前記運用チャネルを分け合う際に、前記無線基地局と前記他の無線基地局間に前記端末を中継させる前記無線基地局のチャネル決定手段のために、前記無線基地局で使用可能な各チャネルについて、前記無線基地局に距離が一番近い端末を検索し、前記端末が前記バースト信号を送信するように前記他の無線基地局に指示することを特徴とする。
(15)また、前記他の無線基地局は、前記無線基地局に距離が一番近い端末が定期的にCBPburstを送信するようにスケジュールしてもよい。
本発明は上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々様々に変更が可能であることは言うまでもない。例えば、新設基地局が802.22セル以外の規格(例えばTD-LTE等)である場合も、自局と同一の規格のセルを探してチャネルをシェアすることができる。なお、上記実施形態において、同様の機能を示す構成には、同一の符号を付してある。
また、上述した実施形態では、TVWSDB装置3が、CBPバーストを送信させるCPE端末6を各チャネルで検索する検索処理を行い、検索されたすべてのCPE端末6がCBPバーストを送信するよう指示する指示処理を行ったが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、TVWSDB装置3は、検索処理によって検索されたCPE端末6が新設基地局4から予め設定された範囲内に存在するか否かを判断し、所定の範囲内に存在するCPE端末6からのみCBPバーストを送信させるべく、所定の範囲内に存在するCPE端末6が位置登録されている既設基地局5に対して、それらCPE端末6に対するCBPバースト送信指示を行うように構成してもよい。これによって、上述した実施形態と同様の効果をより効率良く得ることができる。
さらに、TVWSDB装置3は、新設基地局4の位置に基づいて、隣接する所定範囲内(すなわち、干渉のおそれがある範囲内)の既設基地局5をまず検索し、検索された各既設基地局5において、位置登録されているCPE端末6のうち、新設基地局4に最も距離が近いCPE端末6を既設基地局5毎にピックアップして、少なくともそれらCPE端末6がCBPバーストを送信するように構成してもよい。これによっても上述した実施形態と同様の効果をより効率的に得ることができる。
また、上述した実施形態および上記変形例では、TVWSDB装置3が、管理装置として機能し、CBPバーストを送信させるCPE端末6を検索する検索処理と、このCPE端末6のみがCBPバーストを送信するよう指示を行う指示処理を行う場合を例にあげて説明した。しかし、検索処理と指示処理はTVWSDB装置3とは別装置が行うように構成してもよい。例えば、TVWSDB装置3はデータベースのみを保持し、これとは別に設けられIPネットワーク7に接続された装置(ネットワーク管理システム1やネットワーク制御システム2などでも可)が、検索処理と指示処理を行うように構成してもよい。つまり、本発明の無線通信システムは、上述した検索処理と指示処理を行う手段を何処かに備えていればよい。
さらに、上述した実施形態では、新設基地局4や既設基地局5はGPSを備え、自局の位置情報を自身が取得してTVWSDB装置3へ通知、登録する場合を例にあげて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、位置の特定手段はGPSに限定されるものではなく、また、位置情報を新設基地局4,既設基地局5自身が取得してTVWSDB装置3へ通知、登録しなくてもよい。つまり、本発明においてTVWSDB装置3が新設基地局4,既設基地局5の位置情報を保持することが好ましく、保持させるための方法は本発明において限定されるものではない。なお、上述した実施形態のように、TVWSDB装置3がすべてのチャネル毎に新設基地局4との距離が最も近いCPE端末6を検索してバースト送信をさせるのであれば、新設基地局4や既設基地局5の位置情報を用いる必要はない。
なお、上述した実施形態では、新設基地局4を新設する場合を例にあげて説明した。しかし、本発明は新設時に限られず、新設基地局4、既設基地局5の移設する際や、リセットする際や、使用チャネルを変更する際にも適用できることはいうまでもない。
本発明は、チャネルを無線基地局間で分け合って無線通信を行うことができる無線システム、無線基地局、及び管理装置に広く適用でき、例えば、テレビ周波数帯の空きチャネル(テレビホワイトスペース)を使用して無線通信を行うシステムに用いて好適である。
1:ネットワーク管理システム2:ネットワーク制御システム3:TVWSDB装置4:新設基地局5:既設基地局(5−1〜5−m)6:CPE端末(6−1〜6−l)7:IPネットワークAP:無線基地局(AP1,AP2)B:遮蔽物

Claims (6)

  1. 複数のチャネルの中のチャネルを使用して無線通信を行う複数の無線基地局と、前記無線基地局と無線通信を行う複数の端末装置とを備えた無線システムであって、
    前記無線基地局が使用するチャネルを決定する際に、前記複数のチャネルのうちの一以上のチャネル毎に当該無線基地局との距離が最も近い前記端末装置を検索する検索手段と、
    前記検索手段によって検索された前記端末装置に報知信号を送信させる指示手段とを更に備え、
    前記無線基地局は、前記使用するチャネルを決定する際、前記端末装置の前記報知信号の受信状態に基づいて使用するチャネルを決定するチャネル決定手段を備えた
    ことを特徴とする、無線システム。
  2. 前記無線基地局の前記チャネル決定手段は、前記複数のチャネルに空きチャネルが存在するか否かを検索し、空きチャネルが存在する場合には当該空きチャネルを使用するチャネルに決定し、空きチャネルが存在しない場合には、受信した前記報知信号に基づいて、自局と同じ規格の前記報知信号または前記制御信号のチャネルを使用するチャネルに決定する
    ことを特徴とする、請求項1記載の無線システム。
  3. 前記無線基地局の前記チャネル決定手段は、前記報知信号を受信できた場合に自局と規格が同じであると判定し、報知信号を受信できなかった場合に自局と規格が異なると判定する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の無線システム。
  4. 前記無線基地局は、自局と同じ規格の前記報知信号のチャネルを使用する際、当該報知信号を送信した前記端末装置を介して、当該チャネルを使用している他の無線基地局と当該チャネルを共有するための設定処理を行う
    ことを特徴とする、請求項2又は3に記載の無線システム。
  5. 複数のチャネルの中の一のチャネルを使用して無線通信を行う複数の無線基地局と、前記無線基地局と無線通信を行う複数の端末装置と、前記無線基地局が使用するチャネルを決定する際に、前記複数のチャネルのうちの一以上のチャネル毎に当該無線基地局との距離が最も近い前記端末装置を検索する検索手段と、前記検索手段によって検索された前記端末装置に報知信号を送信させる指示手段と備えた無線システムにおける前記無線基地局であって、
    前記使用するチャネルを決定する際、前記端末装置の前記報知信号の受信状態に基づいて使用するチャネルを決定するチャネル決定手段を備えた ことを特徴とする、無線基地局。
  6. 複数のチャネルの中の一のチャネルを使用して無線通信を行う複数の無線基地局と、前記無線基地局と無線通信を行う複数の端末装置とを備え、前記無線基地局は、使用するチャネルを決定する際、前記端末装置から送信された報知信号の受信状態に基づいて使用するチャネルを決定するチャネル決定手段を有する無線システムの管理装置であって、
    前記無線基地局が使用するチャネルを決定する際に、前記複数のチャネルのうちの一以上のチャネル毎に当該無線基地局との距離が最も近い前記端末装置を検索する検索手段と、
    前記検索手段によって検索された前記端末装置に報知信号を送信させる指示手段とを備えた ことを特徴とする、管理装置。
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