JP5659638B2 - インクジェット記録装置 - Google Patents
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Description
ヘッドを搭載したキャリッジが移動することにより記録媒体に画像を形成することができるインクジェット記録装置においては、キャリッジの移動経路上であって、記録領域から外れた非記録領域にメンテナンス等を行うためのユニット(キャッピングユニット、サクションユニット、クリーニングユニット等)が設けられている。キャリッジをこのような各ユニットまで移動させる場合、又は記録媒体の上方にキャリッジを移動させる場合のキャリッジの位置決めは、予め各ユニットや記録媒体の位置情報をメモリに記憶させておき、キャリッジレールに設けられたセンサを用いてキャリッジの移動量を検出し、この移動量からキャリッジの位置を求め、求めた位置とメモリに記憶させた位置情報とが一致したときにキャリッジの移動を停止させることにより行われる(例えば、特許文献1)。
ところが、キャリッジの位置決めを高精度に行うためには、構造が複雑になるため、生産ラインの工程数が増え、コストもかかる。また、組み立てた後は、構造を変えることもできないため、経年劣化による構成部品の位置ずれ等が生じた際に対応することができない。
このような問題をキャリッジの動作制御で解消する方法も試みられている。例えば、センサにより検出された記録媒体の位置に応じて印字位置をシフトするものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、ノズルから記録媒体までの距離をセンサで検出し、検出された距離に基づいてインクの吐出タイミングを制御するものも知られている(例えば、特許文献2,3参照)。
また、上記の特許文献2,3に記載の技術においても、単に記録媒体の端部の位置ずれを解消する場合には有効であるが、インクジェット記録装置のように複数の異なる位置で位置決めを高精度に行うためには不十分である。
インクを吐出するヘッドが搭載されるキャリッジと、
前記キャリッジを一方向に沿って往復移動自在に支持するキャリッジレールと、
前記キャリッジを前記キャリッジレールに沿って移動させる駆動部と、
前記キャリッジの位置情報を検出する位置検出部と、
前記キャリッジの移動経路に対向する位置に設けられ、前記ヘッドのメンテナンスの際に用いられる複数のユニット部と、
前記ユニット部の位置を記憶するユニット位置記憶部と、
前記位置検出部で検出される位置情報に基づいて前記ユニット部に対応する位置まで前記キャリッジを移動させて停止させるように前記駆動部を制御する制御部と、を備えるインクジェット記録装置であって、
前記ユニット部の各々と前記キャリッジとの距離情報を各々記憶したユニット距離記憶部と、前記キャリッジと共に移動し、各ユニット部と検出器との距離情報を検出する距離検出部とを備え、
前記制御部は、前記距離検出部により検出された距離情報及び前記ユニット距離記憶部に記憶された距離情報からユニット部を特定すると共に当該ユニット部の距離情報の検出時に前記位置検出部により検出された前記キャリッジの位置情報から当該ユニット部の位置情報を取得し、取得した当該ユニット部の位置情報を前記ユニット位置記憶部に記憶し、当該ユニット部の位置情報と前記位置検出部により検出することで得られたキャリッジの位置情報を用いて前記駆動部によるキャリッジ移動を制御することを特徴とする。
前記距離検出部により検出された距離情報と、各ユニット部の距離情報の検出時に前記位置検出部により検出された前記キャリッジの位置情報とから各ユニット部の位置情報を取得し、前記ユニット位置記憶部に記憶されている前記ユニット部の位置情報を書き換える補正部を備えることを特徴とする。
前記ユニット距離記憶部には、各ユニット部が設けられていると予測される各ユニット部の設置位置の範囲情報と、前記ユニット部を検出するための距離閾値情報とが記憶され、
前記制御部は、前記範囲情報に基づく範囲内において、前記距離検出部により検出された検出信号が所定の距離閾値を超えているか否かを判定し、その判定結果に基づいて当該距離閾値を超えていると判定した場合に、当該範囲内に前記ユニット部が存在するとして前記ユニット部の位置情報を取得することを特徴とする。
前記ユニット距離記憶部には、前記ユニット部の存在を特定するためのユニット部の幅閾値情報が記憶され、
前記制御部は、前記距離検出部により検出された検出信号が所定の幅閾値を超えているか否かを判定し、当該幅閾値を超えていると判定した場合に、前記ユニット部の位置情報を取得することを特徴とする。
前記制御部は、前記ユニット部の位置情報の取得を複数回にわたって行うことを特徴とする。
前記ユニット距離記憶部には、それぞれのユニット部毎に複数の距離閾値情報が記憶され、
前記制御部は、複数の距離閾値情報を用いて前記ユニット部の位置情報を取得することを特徴とする。
前記ユニット距離記憶部には、それぞれのユニット部毎に複数の幅閾値情報が記憶され、
前記制御部は、複数の幅閾値情報を用いて前記ユニット部の位置情報を取得することを特徴とする。
前記制御部は、前記範囲情報に基づく範囲内において、前記距離検出部が前記ユニット部を検出しなかった場合に、報知部によりユーザに報知することを特徴とする。
前記制御部は、前記距離検出部により検出された距離情報が所定値距離以上である場合に、前記キャリッジの移動を停止させることを特徴とする。
前記距離検出部により搬送部に載置された記録媒体の端部を検出し、
前記制御部は、前記キャリッジが検出された記録媒体の端部の位置まで移動したときに前記ヘッドを駆動させて画像形成を行うことを特徴とする。
前記ユニット部は、記録時に前記ヘッドから離間するように下方に移動し、非記録時に前記ヘッドのノズルを覆うために上方に移動するキャッピングユニットであり、
前記ユニット位置記憶部には、前記キャッピングユニットが前記ヘッドのノズルを覆う位置にあるか否かを検出する第1の検査閾値と、前記キャッピングユニットが前記ヘッドのノズルから離間した位置にあるか否かを検出する第2の検査閾値とが記憶され、
前記制御部は、前記距離検出部により検出された検出信号が第1の検査閾値及び第2の検査閾値を超えているか否かを判定して前記キャッピングユニットの動作を検査することを特徴とする。
よって、各ユニットや記録媒体に対するキャリッジの位置決め精度を向上させることができる。
これにより、インクジェット記録装置の構成の変化(経年劣化等)に追随して各ユニット部の位置情報を補正することができるので、各ユニット部の位置の再調整を行う必要がなくなる。
これにより、距離閾値のみを用いてユニット部を検出する場合に比べてより高精度にキャリッジの停止位置を取得することができる。
これにより、キャリッジの移動経路における異物検出装置、しわ検出装置としても用いることができる。
よって、記録媒体に対する印字位置のずれを防止することができる。
これにより、キャッピングユニットの動作検査装置、すなわち、キャップの着脱検査装置としても用いることができる。
図1〜図3に示すように、インクジェットプリンタ100は、搬送部1、キャリッジレール2、キャリッジ3、ヘッド4、駆動部5、位置検出部6、ユニット部7(図2参照)、距離検出部8、表示部9(図3参照)、制御部10(図3参照)を備えている。
キャリッジ3には、インクを吐出するヘッド4が搭載されている。ヘッド4は、複数の色インク毎に個別に設けられている。ヘッド4は、例えば、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)等の各色に対応して設けられ、それぞれのヘッド4には記録媒体Sに対向する位置にノズルが形成されている。このノズルから液滴状のインクを吐出することにより、記録媒体Sに画像が形成される。
モータ51は、キャリッジレール2の一端に設けられている。通電により出力軸が回転するように構成され、その出力軸には、主動ローラ52が設けられている。主動ローラ52は、出力軸に固定され、出力軸の回転と共に軸回りに回転する。
従動ローラ53は、キャリッジレール2の他端に回転自在に設けられている。
ベルト54は、主動ローラ52と従動ローラ53とに掛けわたされている。ベルト54にはキャリッジ3が取り付けられている。
従って、モータ51が駆動すると、出力軸が回転して主動ローラ52も軸回りに回転する。主動ローラ52が回転することにより、ベルト54も主動ローラ52と従動ローラ53との間で回転する。これにより、ベルト54に取り付けられたキャリッジ3も主動ローラ52と従動ローラ53との間との間で移動する。ここで、モータ51の回転を正逆転させることで、キャリッジ3を往復移動させることができる。
なお、位置検出部6は、リニアセンサに限られず、ロータリーセンサでもよい。また、駆動部5のモータ51を光学式センサや磁気式センサ付きのモータとし、このセンサを位置検出部6としてもよい。
キャッピングユニット71は、非記録時にノズルの乾燥を防止するためにノズルに被せられる保湿キャップである。この保湿キャップは、記録時にヘッド4から離間するように下方に移動し、非記録時にヘッド4のノズルを覆うために上方に移動する。
排出ユニット72は、インクを排出する場所であり、具体的には、排出溝である。
ノズル欠検出ユニット73は、レーザ光を発光する発光部と、発光部から発光されたレーザ光を受光する受光部とを備えており、ノズルから吐出されたインクがレーザ光の発光経路上を通過することができるように配置されている。そして、受光部がレーザ光を受光したか否かでインクの吐出状態、具体的には、ノズル欠があるか否かを調べることができる。すなわち、受光部がレーザ光を受光した場合には、インクによってレーザ光が遮られなかったことになるため、そのノズルはインクの吐出不良であることが検出できる。
クリーニングユニット74は、ブレードやローラによってヘッド4のノズル面に付着したインクを拭き取るものである。
サクションユニット75は、ヘッド4内を清掃する際に、ヘッド4内から不要なインクを吸引したり、ヘッド4内に侵入した空気を吸引したりするものである。
距離検出部8は、投光信号と、投光対象物であるユニット部7から反射された受光信号の光強度とを用いてユニット部7までの距離を検出する光距離センサであり、距離に応じた電圧値を有する距離検出信号を出力する。
図4に距離検出部8の出力特性を示す。距離検出部8は、ユニット部7までの距離が近いほど出力電圧値が高くなり、検出範囲外、つまり一定の距離範囲よりも近づきすぎたり、離れたりすると、一定の電圧値を検出する。
なお、距離検出部8は、上記の光の反射を利用したセンサ以外にも、超音波の反射時間に応じて出力電圧値が変化するような超音波センサを用いることも可能である。
図3に示すように、制御部10は、CPU、ROM、RAM、入出力インターフェース等がバスに接続された汎用のコンピュータで構成され、制御部10には、搬送部1、駆動部5、位置検出部6、ユニット部7、距離検出部8、表示部9、記憶部11等が接続されている。
記憶部11には各ユニット部71〜75の位置情報が記憶され、記憶部11はユニット位置記憶部を構成している。ここで、ユニット部7の位置情報とは、キャリッジ3の基準位置からの距離に関する情報(いわゆるポジションテーブル)である。すなわち、ユニット部7にキャリッジ3が対向するためにキャリッジ3が基準位置から移動する距離を位置情報として記憶している。なお、一つの基準位置からユニット部7の位置を特定することができれば、キャリッジ3の基準位置はどの位置としてもよい。
図5、図6に示すように、記憶部11には、ユニット部7が設けられていると予測されるユニット部7の設置位置の範囲情報と、ユニット部7を検出するための距離閾値情報と、より詳細にユニット部7を特定するためのユニット部7の幅閾値情報と、が記憶されている。つまり記憶部11は、当該距離閾値情報を記憶するユニット距離記憶部としての構成を備えている。
なお、範囲情報は、ユニット部7の配置位置の範囲に位置ずれ等のマージンを見込んでユニット部7の配置領域よりも少し大きい範囲とされている。
具体的には、図6に示すように、ユニット部7の底面を基準位置としてキャッピングユニット71の距離閾値が「100〜105」、排出ユニット72の距離閾値が「90〜95」、ノズル欠検出ユニットの距離閾値が「90〜95」、クリーニングユニット74の距離閾値が「80〜85」、サクションユニット75の距離閾値が「100〜105」として記憶されている。
具体的には、図6に示すように、キャッピングユニット71の幅閾値が「40〜50」、排出ユニット72の幅閾値が「10〜15」、ノズル欠検出ユニットの幅閾値が「15〜20」、クリーニングユニット74の幅閾値が「25〜30」、サクションユニット75の幅閾値が「40〜50」として記憶されている。
なお、本実施形態では上述した通り、ユニット部7をより詳細に特定するために幅閾値情報を用いて説明しているが、かかる構成は必ずしも必須ではない。つまり、ユニット部7の数が少ない場合や、各ユニット部の間隔が空いている場合等は、前述した距離情報のみでユニット部7を特定する構成でも良い。
制御部10は、図5に示すように、範囲情報に基づくユニット部7が存在すると考えられる範囲内において、距離検出部8により検出された距離検出信号が距離閾値を超えているか否かを判定する。そして、検出された距離検出信号から算出されるユニット部7の幅が幅閾値を超えているか否かを判定する。このように、ユニット部7を検索する範囲を決定し、距離検出信号から距離と幅を用いてユニット部7を特定している。
制御部10は、距離検出部8によりユニット部7を特定し、そのユニット部7の位置情報を位置検出部6により取得することで、ユニット部7の位置情報を取得する。取得した各ユニット部7の位置情報は、最新のユニット部7の位置情報として記憶部11に書き込まれる。既に記憶部11に書き込まれていたユニット部7の位置情報は新しいデータによって上書きされ、更新される。これにより、ユニット部7の位置情報の補正を行うことができ、制御部10は、補正部として機能する。
制御部10は、補正されたユニット部7の位置情報に基づき、キャリッジ3を停止させる。
制御部10は、この処理を複数回繰り返すことで、ユニット部7の位置情報の取得を複数回にわたって行うこともできる。これは、位置情報の補正精度を高める上で好ましい処理である。
制御部10は、範囲情報に基づく範囲内において、距離検出部8がユニット部7を検出しなかった場合に、その範囲内にユニット部7が存在しない旨を表示部9に表示させ、ユーザに報知する。なお、ユーザへの報知は、表示部9への表示だけに限らず、アラーム音により報知するもの、光源の点灯又は点滅により報知するものであってもよい。
次に、記憶部11に記憶されている各ユニット部の位置情報(以下、ポジションテーブルという)の補正処理について説明する。
図7に示すように、キャリッジ3を移動させる前は、ポジションテーブルの補正を行う前であるため、ポジションテーブルは初期値の状態として設定される(ステップS101)。
次いで、制御部10による駆動部5の制御により、キャリッジ3をキャリッジレール2に沿って移動させ、ユニット部7のスキャンを開始する(ステップS102)。
キャリッジ3の移動過程において、制御部10は、記憶部11に記憶された範囲情報に基づく位置において、距離検出部8によって検出された距離検出信号の電圧値が記憶部11に記憶された距離閾値となる電圧値を超えているか否かを判定する(ステップS103)。
ステップS103において、制御部10は、距離検出部8によって検出された距離検出信号の電圧値が記憶部11に記憶された距離閾値となる電圧値を超えていないと判定した場合(ステップS103:NO)、制御部10は、ユニット部7のスキャンが終了したか否かを判定する(ステップS106)。
ステップS104において、制御部10は、距離検出部8により検出されてユニット部7であると認められた位置がポジションテーブルの初期値と一致していると判定した場合(ステップS104:NO)、制御部10は、ユニット部7のスキャンが終了したか否かを判定する(ステップS106)。
図8(a)に示すように、距離検出部8により検出された距離検出信号が最上段のような波形であったとする。そして、記憶部11に記憶されている初期のポジションテーブルが二段目の信号波形であるとする。
ここで、距離検出部8によるユニット部7の検出開始位置を基準とすると、各ユニット部7の位置ずれにより、実際に検出されたユニット部7の位置と初期のポジションテーブルとの間でユニット部7が検出される位置が異なっていることがわかる。
このような場合、制御部10は、ポジションテーブルが距離検出部8によって検出された距離検出信号の検出開始位置となるように、ポジションテーブルを最下段の波形となるように補正する。
図8(b)に示すように、基準位置に対してキャッピングユニット71の位置が「1000」、排出ユニット72の位置が「1500」、ノズル欠検出ユニットの位置が「2000」、クリーニングユニット74の位置が「2500」、サクションユニット75の位置が「3000」として記憶されている場合において、距離検出部8により検出されたキャッピングユニット71の位置が「1100」、排出ユニット72の位置が「1800」、ノズル欠検出ユニットの位置が「2200」、クリーニングユニット74の位置が「2400」、サクションユニット75の位置が「2900」であった場合、制御部10は、各ユニット部71〜75の位置を検出された位置に補正する。
また、図9(c)に示すように、ユニット部7の上面に凸部を形成したり、検出用の物体7cを取り付けることにより、その上面部までの距離を周囲とは全く異なる距離に形成することで、ユニット部7の特定ができるようにしてもよい。
具体的には、図10に示すように、ユニット部7Aが複数の距離、幅を有している場合において、距離の異なる部分毎に検出領域を分け、一つの領域では、距離閾値(1)及び幅閾値(1)を用い、他の一つの領域では距離閾値(2)及び幅閾値(2)を用い、これらの検出結果からユニット部7Aを特定するようにしてもよい。
このような方法を採用することで、形状が似たユニット部7が複数存在する場合であっても複数の距離閾値及び幅閾値を用いてユニット部7を特定することができるので、ユニット部7の位置情報をより確実に取得することができる。
また、他の位置にあるユニット部7を検出してしまうような誤検出を防止することができる。
インクジェット記録装置100に設けられている距離検出部8は、ユニット部7の距離を検出してユニット部7の位置情報を取得するために用いられているが、図11に示すように、距離検出部8を記録媒体Sの端部検出に用いてもよい。
具体的には、記憶部11に記録媒体Sの厚さ(距離)の閾値の範囲を記憶させておき、制御部10は、距離検出部8により検出された距離情報が当該閾値の範囲内であると判定した場合に、ヘッド4を駆動させてインクを吐出させて記録媒体Sに記録を開始させる。
これにより、記録媒体Sへの印字開始位置を検出することができるようになる。すなわち、キャリッジ3が記録媒体Sの端部まで移動したときに初めてヘッド4が駆動して画像の形成が行われるので、記録媒体Sへの記録位置のずれも生じない。
さらには、図12に示すように、記録媒体Sにしわが発生している、記録媒体S上に障害物があると認められる距離の閾値を記録部11に記憶させておき、制御部10は、距離検出部8により検出された距離の情報がその閾値を超えたと判定した場合に、制御部10は、駆動部5の駆動を停止させてキャリッジ3の移動を即座に停止させることもできる。
このように、キャリッジ3の移動経路に障害物がある場合、記録媒体Sに大きなしわ等ができている場合にも、距離検出部8でしわや障害物を検出してキャリッジ3を停止させることができるようになり、距離検出部8の誤検出を抑制することができる。
従って、距離検出部8は、キャリッジ3の移動経路における異物検出装置、しわ検出装置としても用いることができる。
インクジェット記録装置100に設けられている距離検出部8は、ユニット部7の距離を検出してユニット部7の位置情報を取得するために用いられているが、図13に示すように、距離検出部8をキャッピングユニット71の動作検査に用いてもよい。
具体的には、図13に示すように、キャッピングユニット71の保湿キャップがヘッド4のノズルを覆う位置にあるか否かを検出する第1の検査閾値と、キャッピングユニット71がヘッド4のノズルから離間した位置にあるか否かを検出する第2の検査閾値とが記憶部11に記憶されている。
すなわち、第1の検査閾値は、非記録時にキャッピングユニット71の保湿キャップがノズルを覆っているか否かを判定するための閾値であり、第2の検査閾値は、記録時にキャッピングユニット71の保湿キャップがノズルから外されて下方に退避しているか否かを判定するための閾値である。
制御部10は、距離検出部8により検出された距離検出信号が第1の検査閾値及び第2の検査閾値を超えているか否かを判定してキャッピングユニット71の位置を特定し、キャッピングユニット71の動作を検査する。
これにより、距離検出部8により検出された距離検出信号が第1の検査閾値及び第2の検査閾値を超えているか否かを判定することで、制御部10は、キャッピングユニット71の状態を把握することができる。
従って、距離検出部8は、キャッピングユニット71の動作検査装置、すなわち、キャップの着脱検査装置としても用いることができる。
以上のように、インクジェット記録装置100によれば、インクジェット記録装置を構成する各構成のいずれかに経年劣化等による位置ずれが生じていたとしても、距離検出部8は、位置ずれが生じた状態における現時点でのユニット部7の位置を検出し、その位置にキャリッジ3を移動させることができるようになるので、ユニット部7に対してキャリッジ3の停止位置がずれることがなくなる。
よって、ユニット部7や記録媒体Sに対するキャリッジ3の位置決め精度を向上させることができる。
これにより、インクジェット記録装置100の構成の変化(経年劣化等)に追随してユニット部7の位置情報(ポジションテーブル)を補正することができるので、ユニット部7の位置の再調整を行う必要がなくなる。
また、制御部10は、距離検出部8により検出された距離検出信号において、幅閾値を超えたか否かでユニット部7をより詳細に特定することができるので、仮に距離が等しい異なるユニット部7が存在した場合であったとしても、ユニット部7を特定することができる。
これにより、距離閾値のみを用いてユニット部7を検出する場合に比べてより高精度にキャリッジ3の停止位置を取得することができる。
また、ユニット部7の位置情報の取得を複数回行うことにより、取得したユニット部7の位置情報の誤検出を抑制することができ、信頼性を向上させることができる。
2 キャリッジレール
3 キャリッジ
4 ヘッド
5 駆動部
6 位置検出部
7 ユニット部
8 距離検出部
9 表示部(報知部)
10 制御部(補正部)
11 記憶部(ユニット位置記憶部、ユニット距離記憶部)
71 キャッピングユニット(ユニット部)
72 排出ユニット(ユニット部)
73 ノズル欠検出ユニット(ユニット部)
74 クリーニングユニット(ユニット部)
75 サクションユニット(ユニット部)
100 インクジェット記録装置
S 記録媒体
Claims (11)
- インクを吐出するヘッドが搭載されるキャリッジと、
前記キャリッジを一方向に沿って往復移動自在に支持するキャリッジレールと、
前記キャリッジを前記キャリッジレールに沿って移動させる駆動部と、
前記キャリッジの位置情報を検出する位置検出部と、
前記キャリッジの移動経路に対向する位置に設けられ、前記ヘッドのメンテナンスの際に用いられる複数のユニット部と、
前記ユニット部の位置を記憶するユニット位置記憶部と、
前記位置検出部で検出される位置情報に基づいて前記ユニット部に対応する位置まで前記キャリッジを移動させて停止させるように前記駆動部を制御する制御部と、を備えるインクジェット記録装置であって、
前記ユニット部の各々と前記キャリッジとの距離情報を各々記憶したユニット距離記憶部と、前記キャリッジと共に移動し、各ユニット部と検出器との距離情報を検出する距離検出部とを備え、
前記制御部は、前記距離検出部により検出された距離情報及び前記ユニット距離記憶部に記憶された距離情報からユニット部を特定すると共に当該ユニット部の距離情報の検出時に前記位置検出部により検出された前記キャリッジの位置情報から当該ユニット部の位置情報を取得し、取得した当該ユニット部の位置情報を前記ユニット位置記憶部に記憶し、当該ユニット部の位置情報と前記位置検出部により検出することで得られたキャリッジの位置情報を用いて前記駆動部によるキャリッジ移動を制御することを特徴とするインクジェット記録装置。 - 前記距離検出部により検出された距離情報と、各ユニット部の距離情報の検出時に前記位置検出部により検出された前記キャリッジの位置情報とから各ユニット部の位置情報を取得し、前記ユニット位置記憶部に記憶されている前記ユニット部の位置情報を書き換える補正部を備えることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
- 前記ユニット距離記憶部には、各ユニット部が設けられていると予測される各ユニット部の設置位置の範囲情報と、前記ユニット部を検出するための距離閾値情報とが記憶され、
前記制御部は、前記範囲情報に基づく範囲内において、前記距離検出部により検出された検出信号が所定の距離閾値を超えているか否かを判定し、その判定結果に基づいて当該距離閾値を超えていると判定した場合に、当該範囲内に前記ユニット部が存在するとして前記ユニット部の位置情報を取得することを特徴とする請求項1又は2に記載のインクジェット記録装置。 - 前記ユニット距離記憶部には、前記ユニット部の存在を特定するためのユニット部の幅閾値情報が記憶され、
前記制御部は、前記距離検出部により検出された検出信号が所定の幅閾値を超えているか否かを判定し、当該幅閾値を超えていると判定した場合に、前記ユニット部の位置情報を取得することを特徴とする請求項3に記載のインクジェット記録装置。 - 前記制御部は、前記ユニット部の位置情報の取得を複数回にわたって行うことを特徴とする請求項3又は4に記載のインクジェット記録装置。
- 前記ユニット距離記憶部には、それぞれのユニット部毎に複数の距離閾値情報が記憶され、
前記制御部は、複数の距離閾値情報を用いて前記ユニット部の位置情報を取得することを特徴とする請求項3〜5のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置。 - 前記ユニット距離記憶部には、それぞれのユニット部毎に複数の幅閾値情報が記憶され、
前記制御部は、複数の幅閾値情報を用いて前記ユニット部の位置情報を取得することを特徴とする請求項4〜6のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置。 - 前記制御部は、前記範囲情報に基づく範囲内において、前記距離検出部が前記ユニット部を検出しなかった場合に、報知部によりユーザに報知することを特徴とする請求項3〜7のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置。
- 前記制御部は、前記距離検出部により検出された距離情報が所定値距離以上である場合に、前記キャリッジの移動を停止させることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置。
- 前記距離検出部により搬送部に載置された記録媒体の端部を検出し、
前記制御部は、前記キャリッジが検出された記録媒体の端部の位置まで移動したときに前記ヘッドを駆動させて画像形成を行うことを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置。 - 前記ユニット部は、記録時に前記ヘッドから離間するように下方に移動し、非記録時に前記ヘッドのノズルを覆うために上方に移動するキャッピングユニットであり、
前記ユニット位置記憶部には、前記キャッピングユニットが前記ヘッドのノズルを覆う位置にあるか否かを検出する第1の検査閾値と、前記キャッピングユニットが前記ヘッドのノズルから離間した位置にあるか否かを検出する第2の検査閾値とが記憶され、
前記制御部は、前記距離検出部により検出された検出信号が第1の検査閾値及び第2の検査閾値を超えているか否かを判定して前記キャッピングユニットの動作を検査することを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置。
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