(第1実施形態)
本発明の第1実施形態に係る媒体搬送装置、画像形成装置、及び媒体搬送装置の設置方法の一例について説明する。
図1には、第1実施形態の媒体搬送装置の一例としての用紙処理システム10の全体構成が示されている。用紙処理システム10は、媒体の一例としての記録用紙Pを収容する用紙収容部30と、用紙収容部30から供給された記録用紙Pに画像を形成する画像形成装置20と、画像形成装置20で画像が形成された記録用紙Pを集積する用紙集積部60と、用紙集積部60に集積されない記録用紙Pについて後述する後処理を行う後処理部70と、画像形成装置20内に設けられ記録用紙Pを搬送する搬送手段の一例としての搬送路90と、を含んで構成されている。
用紙収容部30及び用紙集積部60は、画像形成装置20(後述する装置本体22)とで記録用紙Pの受け渡しを行う受渡装置の一例である。なお、以後の説明では、用紙処理システム10の正面視で図示の左右方向(記録用紙Pの搬送方向)を水平方向として矢印X方向と記載し、矢印X方向と直交する鉛直方向を矢印Z方向と記載する。さらに、矢印X方向及び矢印Z方向と直交する奥行き方向を矢印Y方向と記載する。ここで、用紙収容部30、画像形成装置20、用紙集積部60、及び後処理部70は、矢印X方向(図示の左側から右側)へこの順番で設置されている。
用紙収容部30は、筐体32と、筐体32の内部に上下に2段で設けられ記録用紙Pを収容する収容箱34、36とを有している。収容箱34、36は、それぞれレール状の支持部材(図示省略)により矢印Y方向の手前側に引き出し自在とされている。また、用紙収容部30の正面視で筐体32の右側壁には、収容箱34、36から複数のロール(図示省略)で送り出された記録用紙Pが画像形成装置20へ向けて排出される排出口38が形成されている。さらに、筐体32の底面には、一例として水平な床面FL1に接触して筐体32を支持すると共に長さ(床面FL1から筐体32の底面までの高さに相当)が変更可能とされた複数の調整キャスタ112が取り付けられている。
画像形成装置20は、記録用紙Pにカラー画像または白黒画像を形成する装置であり、一例として、搬送路90と、搬送路90によって搬送される記録用紙Pにトナー(現像剤)を用いてトナー画像を形成する第1処理部40と、第1処理部40で形成されたトナー画像を記録用紙Pに定着する第2処理部50と、を含んで構成されている。これにより、画像形成装置20内では、記録用紙Pの供給、記録用紙Pへの画像形成、及び記録用紙Pの排出を含む一連の工程が完了するようになっている。なお、画像形成装置20の詳細については後述する。
用紙集積部60は、筐体62と、筐体62の内部に設けられ画像形成装置20から搬送された記録用紙Pが集積される集積箱64とを有している。集積箱64は、レール状の支持部材(図示省略)により矢印Y方向の手前側に引き出し自在とされている。また、正面視で筐体62の左側壁には、画像形成装置20から記録用紙Pが進入する進入口66が形成されており、筐体62の右側壁には、後処理部70へ記録用紙Pが排出される排出口68が形成されている。
用紙集積部60の内部では、複数のロール(図示省略)により構成される記録用紙Pの搬送路90Aが上下2つに分岐されており、上側の搬送路90Aは進入口66から排出口68に向けて設置されており、下側の搬送路90Aは進入口66から集積箱64に向けて設置されている。さらに、筐体62の底面には、床面FL1に接触して筐体62を支持すると共に長さ(床面FL1から筐体62の底面までの高さに相当)が変更可能とされた複数の調整キャスタ112が取り付けられている。
後処理部70は、筐体72と、筐体72の内部に設けられた複数のロール(図示省略)によって構成され記録用紙Pが排出される複数の排出路74A、74B、74Cと、記録用紙Pを2つ折りにして製本する製本部76とが設けられている。また、正面視で筐体72の左側壁には、用紙集積部60から記録用紙Pが進入する進入口78が形成されている。さらに、筐体72の底面には、床面FL1に接触して筐体72を支持すると共に長さ(床面FL1から筐体72の底面までの高さに相当)が変更可能とされた複数の調整キャスタ112が取り付けられている。
次に、画像形成装置20の詳細について説明する。
図1に示すように、画像形成装置20は、矢印X方向の上流側に第1処理部40が配置され下流側に第2処理部50が配置されている。第1処理部40は、トナー画像を形成する画像形成部80を有しており、記録用紙P上へのトナー画像の形成が行われる。第2処理部50は、定着ユニット120(図2参照)を有しており、記録用紙Pへのトナー画像の定着が行われる。また、画像形成装置20内には、搬送路90を搬送されている記録用紙Pを矢印X方向とは逆の矢印−X方向に搬送して再び搬送路90に戻す反転搬送路92が設けられている。反転搬送路92では、記録用紙Pの両面に画像形成部80で画像形成を行うために記録用紙Pの表裏が反転される。
具体的には、第1処理部40は、第1筐体22Aと、第1筐体22A内に設けられた画像形成部80とを有している。正面視で第1筐体22Aの左側壁には、用紙収容部30から記録用紙Pが進入する進入口24が形成されている。また、第1筐体22Aの右側壁には、第2処理部50へ記録用紙Pが排出される排出口26と、排出口26よりも下側で第2処理部50から記録用紙Pが進入する進入口28とが形成されている。そして、搬送路90は、進入口24から排出口26へ延びており、反転搬送路92は、進入口28から進入口24側へ延びて搬送路90に接続されている。
第2処理部50は、第2筐体22Bと、第2筐体22B内に設けられた定着ユニット120及び冷却ユニット130とを有している。ここで、一例として、第1筐体22Aと第2筐体22Bとで装置本体22が構成されている。そして、第1筐体22Aは、搬送路90の上流端を収容しており、第2筐体22Bは、搬送路90の下流端を収容している。なお、定着ユニット120及び冷却ユニット130の詳細については後述する。また、以後の説明では、第1筐体22Aと第2筐体22Bを繋ぐことを連結と記載し、第1筐体22A、第2筐体22Bに筐体32、筐体62を繋ぐこと、及び筐体62に筐体72を繋ぐことを接続と記載して区別する。
第2処理部50において、正面視で第2筐体22Bの左側壁には、第1処理部40から記録用紙Pが進入する進入口31と、進入口31の下側で反転搬送路92によって第1処理部40へ記録用紙Pが排出される排出口33とが形成されている。また、第2筐体22Bの右側壁には、用紙集積部60へ記録用紙Pが排出される排出口35が形成されている。そして、搬送路90は、進入口31から排出口35へ延びており、反転搬送路92は、排出口33側で搬送路90から分岐され、排出口33へ延びている。
一方、第1筐体22A、第2筐体22Bの底面には、第1筐体22A、第2筐体22Bを支持する複数のキャスタ100が取り付けられている。キャスタ100は、床面FL1に接触して第1筐体22Aを支持すると共に、第1筐体22Aにおいて高さ調整時の基準となる第1基準脚の一例としての第1基準キャスタ102と、床面FL1に接触して第2筐体22Bを支持すると共に、第2筐体22Bにおいて高さ調整時の基準となる第2基準脚の一例としての第2基準キャスタ104と、を有している。
さらに、キャスタ100は、床面FL1に接触して第1基準キャスタ102及び第2基準キャスタ104と共に第1筐体22A及び第2筐体22Bを支持し、床面FL1から第1筐体22A及び第2筐体22Bの底面までの長さ(床面FL1から第1筐体22Aの底面又は第2筐体22Bの底面までの高さに相当)が変更可能とされた複数の調整脚の一例としての調整キャスタ110を有している。なお、第1基準キャスタ102、第2基準キャスタ104、及び調整キャスタ110の配置の詳細については後述する。また、筐体32、第1筐体22A、第2筐体22B、筐体62、筐体72は、後述する複数の連結部材150によって連結されている。
図2に示すように、第2筐体22Bの内部であって矢印Z方向上側には、コンピュータから送られてくる画像データに色変換処理を施す画像信号処理部を含み、用紙処理システム10(画像形成装置20)の各部の駆動制御を行う制御部42が設けられている。また、制御部42の下側には電源ユニット44が設けられている。電源ユニット44は、外部から取り込んだ交流電流を直流電流に変えて、用紙処理システム10の各部へ給電している。
一方、画像形成部80は、トナーカートリッジ46、画像形成ユニット48、及び転写装置56を含んで構成されている。トナーカートリッジ46は、一例として、第1特別色(V)、第2特別色(W)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各トナーを収容するトナーカートリッジ46V、46W、46Y、46M、46C、46Kで構成されている。そして、トナーカートリッジ46V、46W、46Y、46M、46C、46Kは、第1筐体22Aの内部で矢印Z方向上側において、矢印X方向に並んで交換可能に設けられている。
なお、第1特別色V及び第2特別色Wは、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック以外の特別色(透明を含む)から選択されるものであり、一例として、画像コーティング用のクリアトナーがある。また、以後の説明では、V、W、Y、M、C、Kを区別する場合は、数字の後にV、W、Y、M、C、Kのいずれかの英字を付して説明し、V、W、Y、M、C、Kを区別しない場合は、V、W、Y、M、C、Kを省略することがある。
トナーカートリッジ46の下側には、各色のトナーに対応する6つの画像形成ユニット48が、各トナーカートリッジ46と対応して矢印X方向に並んで設けられている。具体的には、画像形成ユニット48は、後述する中間転写ベルト57の移動方向(図示の反時計回り方向)下流側に向けて、48V、48W、48Y、48M、48C、48Kの順で並んでいる。また、各トナーカートリッジ46の下側で且つ各画像形成ユニット48の上側には、画像形成ユニット48毎に露光ユニット52が設けられている。
露光ユニット52は、前述した制御部42から画像処理を施された画像データを受け取り、半導体レーザ(図示省略)を色材階調データに応じて変調して、これらの半導体レーザから露光光Lを出射するように構成されている。詳細には、後述する感光体49(図3参照)の表面に各色に対応した露光光Lを照射して感光体49上に静電潜像を形成するようになっている。
図3に示すように、画像形成ユニット48は、矢印A方向(図示の時計回り方向)に回転するように駆動される感光体49を有している。感光体49の周囲には、一例として、感光体49を帯電するコロナ放電方式(非接触帯電方式)の帯電器51と、帯電器51で帯電され露光ユニット52から照射された露光光Lにより感光体49上に形成された静電潜像を各色のトナーで現像する現像器53と、転写後の感光体49の表面をクリーニングするクリーニングブレード54と、転写後の感光体49の表面に光を照射して除電を行うイレーズランプ55とが設けられている。そして、帯電器51、現像器53、クリーニングブレード54、イレーズランプ55は、感光体49の表面と対向して、感光体49の回転方向の上流側から下流側へ向けてこの順番で配置されている。
現像器53は、画像形成ユニット48の側方(本実施形態では図示の右側)に配置され、トナーを含んだ現像剤Gが充填された現像剤収容部材53Aと、現像剤収容部材53A内に充填されたトナーを感光体49の表面に移動させる現像ロール53Bとを含んで構成されている。現像ロール53Bは、モータ(図示省略)によって回転され、このモータが制御部42(図2参照)により駆動制御されることで回転するようになっている。なお、現像ロール53Bは、図示しない円筒状の現像スリーブ及び現像スリーブ内に設けられる磁性部材で構成されており、現像スリーブが回転することにより、トナーが感光体49の表面に移動するようになっている。
また、現像ロール53Bは、電圧印加部(図示省略)に電気的に接続されている。この電圧印加部は、現像ロール53Bと感光体49に電気的に接続されており、現像ロール53Bに対して直流及び交流の電圧(現像バイアス電圧)を印加するようになっている。ここで、感光体49は接地されており、電圧印加部によって現像バイアス電圧が印加された現像ロール53Bと感光体49の表面に形成された潜像との間に生じた電位差によって、トナーが現像ロール53Bの外周面から感光体49の外周面に移動して、現像が行われるようになっている。
現像剤収容部材53Aには、ディスペンサ(図示省略)の一端が接続されている。このディスペンサは、パイプ及びオーガ(図示省略)で構成されており、他端がトナーカートリッジ46(図2参照)に接続されている。ここで、ディスペンサは、制御部42(図2参照)によって図示しないモータが駆動されオーガが回転することにより、トナーカートリッジ46から現像剤収容部材53Aへトナーを供給するようになっている。
一方、図2に示すように、各画像形成ユニット48の下側には、転写装置56が設けられている。転写装置56は、各感光体49(図3参照)と接触する中間転写ベルト57と、中間転写ベルト57の内側に配置され各感光体49上に形成されたトナー画像を中間転写ベルト57に多重転写させる6つの一次転写ロール58と、図示しないモータで駆動される駆動ロール59と、中間転写ベルト57に張力を付与する張力付与ロール61と、中間転写ベルト57から記録用紙Pへトナー画像を転写させる二次転写ロール63と、中間転写ベルト57を挟んで二次転写ロール63と対向配置された支持ロール65と、複数個の支持ロール67と、を含んで構成されている。
中間転写ベルト57は、無端状の部材であり、6つの一次転写ロール58、駆動ロール59、張力付与ロール61、支持ロール65、及び複数個の支持ロール67に巻き掛けられている。また、中間転写ベルト57は、各一次転写ロール58によって感光体49からトナー画像が転写される6つの一次転写部T1(図3参照)と、一次転写されたトナー画像が二次転写ロール63によって記録用紙Pへ転写される二次転写部T2とを有している。そして、中間転写ベルト57は、外周面でトナー画像を保持すると共に、駆動ロール59の回転により一次転写部T1から二次転写部T2へ向けて矢印B方向(図示の反時計回り方向)に循環移動するようになっている。
各一次転写ロール58は、中間転写ベルト57を挟んでそれぞれの各画像形成ユニット48の感光体49と対向配置されている。また、一次転写ロール58は、給電ユニット(図示省略)によって、トナーの極性とは逆極性の一次転写バイアス電圧が印加されるようになっている。この構成により、感光体49上に形成されたトナー画像が、一次転写部T1において中間転写ベルト57に一次転写されるようになっている。また、中間転写ベルト57を挟んで駆動ロール59と反対側には、先端部が中間転写ベルト57と接触するクリーニングブレード69が設けられている。クリーニングブレード69は、循環移動する中間転写ベルト57上の残留トナーや紙粉等を除去するようになっている。
二次転写ロール63は、給電ユニット(図示省略)によって、トナーの極性とは逆極性の二次転写バイアス電圧が印加されるようになっている。そして、二次転写ロール63は、二次転写部T2において、中間転写ベルト57とで記録用紙Pを挟むと共に記録用紙P上にトナー画像を転写するようになっている。この構成により、中間転写ベルト57上に多重転写された各色のトナー画像が、搬送路90上を搬送されてきた記録用紙Pに二次転写ロール63で二次転写されるようになっている。
また、中間転写ベルト57の外周面と対向する位置には、中間転写ベルト57に設けられた反射材からなるマーク部材を検知する位置検知ユニット(図示省略)が設けられている。この位置検知ユニットは、中間転写ベルト57の表面に光を照射すると共に、マーク部材で反射された光を受光したか否かにより中間転写ベルト57の基準位置の移動状態を検知して、この検知情報を制御部42へ送るようになっている。
一方、第1処理部40の下側で転写装置56の下方には、記録用紙Pが収納される収納箱81が矢印X方向に並んで2個設けられている。収納箱81は、第1処理部40から矢印Y方向の手前側に引き出し自在とされており、収納箱81を第1処理部40から引き出すと、収納箱81内に設けられ記録用紙Pが載せられる底板82が、制御部42の指示によって下降するようになっている。そして、底板82が下降することで、ユーザーが記録用紙Pを補充可能となっている。また、収納箱81を第1処理部40に取り付けると、底板82が制御部42の指示によって上昇するようになっている。
収納箱81の一端側(ここでは図示の右側)の上方には、収納箱81から記録用紙Pを反転搬送路92を介して搬送路90へ送り出す送出ロール84が設けられており、上昇する底板82に載せられた最上位の記録用紙Pと送出ロール84とが接触するようになっている。さらに、矢印X方向で送出ロール84よりも下流側には、記録用紙Pの重送を防止する分離ロール85が設けられており、分離ロール85の下流側には、記録用紙Pを下流側に搬送する複数個の搬送ロール86が設けられている。そして、搬送路90上で二次転写部T2よりも上流側には、中間転写ベルト57上のトナー画像の移動タイミングと記録用紙Pの搬送タイミングとを合わせるための位置合せロール88が設けられている。
また、搬送路90で二次転写部T2よりも下流側には、トナー画像が転写された記録用紙Pを第2処理部50に向けて搬送する複数個の搬送ユニット94が設けられている。搬送ユニット94は、駆動ロール及び従動ロールに巻き掛けられた複数本のベルト部材(符号を省略する)を備えており、駆動ロールを回転駆動させてベルト部材を移動させることで、記録用紙Pを下流側に向けて搬送するようになっている。
複数の搬送ユニット94のうち、第1処理部40における排出口26に配置された搬送ユニット94の下流側は、第1処理部40から第2処理部50へ延びており、搬送ユニット94によって送り出された記録用紙Pが、第2処理部50に設けられた搬送ユニット96によって受取られ、さらに下流側に搬送されるようになっている。また、第2処理部50における搬送路90で搬送ユニット96よりも下流側には、記録用紙Pの表面に転写されたトナー画像を記録用紙Pに熱と圧力で定着させる定着ユニット120が設けられている。なお、搬送ユニット94、96は搬送路90の一部を構成している。
定着ユニット120は、搬送路90の上側に上下に2本並べられ熱源となるヒータを内包した加熱ロール121と、2本の加熱ロール121に巻き掛けられた定着ベルト123と、搬送路90の下側に設けられ下側の加熱ロール121に向けて記録用紙Pを加圧する加圧ロール125と、を含んで構成されており、加熱ロール121による加熱及び加圧ロール125による加圧の作用により、溶融されたトナー画像を記録用紙Pに定着するようになっている。
搬送路90における定着ユニット120よりも下流側には、定着ユニット120から送り出された記録用紙Pを下流側へ搬送する搬送ユニット122が設けられており、さらに搬送ユニット122の下流側には、定着ユニット120によって加熱された記録用紙Pを冷却する冷却ユニット130が設けられている。
冷却ユニット130は、記録用紙Pの搬送路90を挟んで上側に設けられた上側搬送ユニット132と、下側に設けられた下側搬送ユニット134と、搬送される記録用紙Pを冷却するヒートシンクからなる冷却部136とを有している。
上側搬送ユニット132は、記録用紙Pの画像形成面と接触して記録用紙Pの熱を吸収すると共に記録用紙Pを搬送する無端状の受熱ベルト133と、受熱ベルト133の内周面に接触して受熱ベルト133を駆動または支持する複数本のロール部材135とを含んで構成されている。ここで、受熱ベルト133は、図示の反時計回り方向に循環移動可能となっている。
下側搬送ユニット134は、外周面が受熱ベルト133と対向するように配置され記録用紙Pの下面と接触して記録用紙Pを受熱ベルト133に押し付けると共に記録用紙Pを搬送する無端状の搬送ベルト137と、搬送ベルト137の内周面に接触して搬送ベルト137を駆動または支持する複数本のロール部材138とを含んで構成されている。ここで、搬送ベルト137は、図示の時計回り方向に移動可能となっている。
一方、冷却ユニット130の下流側には、記録用紙Pの反りを矯正するデカール処理ユニット140が設けられており、デカール処理ユニット140の下流側の搬送路90は排出口35まで延びている。ここで、記録用紙Pの両面に画像を形成させる場合は、デカール処理ユニット140の下流側から反転搬送路92へ記録用紙Pが搬送される。
第2処理部50の反転搬送路92には、反転ユニット93が設けられている。反転ユニット93には、搬送路90から反転搬送路92へ分岐する分岐パス93Aと、分岐パス93Aに沿って搬送される記録用紙Pを第1処理部40側に向けて搬送する用紙搬送パス93Bと、用紙搬送パス93Bに沿って搬送される記録用紙Pを逆方向に向けて折返してスイッチバック搬送させ表裏を反転させる反転パス93Cとが設けられている。この構成により、反転パス93Cでスイッチバック搬送された記録用紙Pは、第1処理部40に向けて搬送され、さらに、搬送路90に入り込み、二次転写部T2へ再度送り込まれるようになっている。
次に、用紙処理システム10における各キャスタの配置について説明する。
なお、本実施形態では、一例として、画像形成装置20が用紙処理システム10の設置における設置基準となっている。つまり、第1処理部40と第2処理部50を設置して設置基準とした上で、第1処理部40よりも上流側に用紙収容部30を設置し、第2処理部50よりも下流側に用紙集積部60及び後処理部70を設置する。
図4には、用紙処理システム10を正面視したときの画像形成装置20の底面に設けられたキャスタ100の配置と、用紙収容部30、用紙集積部60、及び後処理部70の底面に設けられた調整キャスタ112の配置とが示されている。キャスタ100は、前述のように、第1基準キャスタ102、第2基準キャスタ104、及び調整キャスタ110で構成されている。また、図5(A)には、用紙処理システム10を平面視したときの第1基準キャスタ102、第2基準キャスタ104、調整キャスタ110、及び調整キャスタ112の配置が示されている。なお、図5(A)では、各キャスタの外形を隠れ線(破線)ではなく実線で表示している。
図5(A)に示すように、用紙収容部30の筐体32の底面には、矢印Y方向の手前側と奥側の2列でそれぞれ矢印X方向に3箇所の合計6箇所に調整キャスタ112が設けられている。また、用紙集積部60の筐体62の底面には、矢印Y方向の手前側と奥側の2列でそれぞれ矢印X方向に2箇所の合計4箇所に調整キャスタ112が設けられている。さらに、後処理部70の筐体72の底面には、矢印Y方向の手前側と奥側の2列でそれぞれ矢印X方向に3箇所の合計6箇所に調整キャスタ112が設けられている。
一方、第1処理部40の第1筐体22Aの底面には、矢印Y方向に2列で矢印X方向に3箇所の合計6箇所にキャスタ100が設けられている。キャスタ100のうち、第1筐体22Aにおける矢印Y方向の手前側と奥側には、矢印X方向に2箇所の合計4箇所に調整キャスタ110が配置されている。さらに、第1筐体22Aにおける記録用紙Pの搬送方向で調整キャスタ110よりも上流側(上流端)には、矢印Y方向の手前側と奥側の合計2箇所に第1基準キャスタ102が設けられている。
第2処理部50の第2筐体22Bの底面には、矢印Y方向に2列で矢印X方向に3箇所の合計6箇所にキャスタ100が設けられている。キャスタ100のうち、第2筐体22Bにおける矢印Y方向の手前側と奥側には、矢印X方向に2箇所の合計4箇所に調整キャスタ110が配置されている。さらに、第2筐体22Bにおける記録用紙Pの搬送方向で調整キャスタ110よりも下流側(下流端)には、矢印Y方向の手前側の1箇所に第2基準キャスタ104が設けられており、矢印Y方向の奥側の1箇所に調整キャスタ110が設けられている。
このように、本実施形態では、一例として、第1基準キャスタ102と第2基準キャスタ104の合計数が2箇所+1箇所=3箇所となっている。なお、各筐体の高さの基準となる位置は、筐体の進入口の高さと、隣り合う筐体の排出口の高さが揃えられる位置(記録用紙Pの受け渡しが可能となる位置)であるが、本実施形態では、隣り合う筐体における底面から排出口までの高さと、底面から進入口までの高さとが予め揃えられているため、筐体の底面の高さ位置を各筐体の高さの基準位置としてもよい。
第1基準キャスタ102と第2基準キャスタ104は、第1筐体22Aの底面又は第2筐体22Bの底面からの突出長さ(床面FL1(図1、図4参照)からの高さに相当)が予め同じ長さに設定されている。ここで、第1基準キャスタ102の上端と第2基準キャスタ104の上端の合計3箇所の取り付け位置を結ぶと、三角形状の平面である基準平面S1が形成される。基準平面S1は、調整キャスタ110における高さ調整(キャスタの長さ調整)時に長さ合せの基準となる。即ち、調整キャスタ110は、上端が基準平面S1に載るように長さが調整される。
次に、各キャスタの構成について説明する。
図6(A)に示すように、キャスタ100のうち、第1基準キャスタ102と第2基準キャスタ104は同じ構成とされているため、ここでは第1基準キャスタ102について説明し、第2基準キャスタ104の説明を省略する。
第1基準キャスタ102は、回転軸となるシャフト103Aを有する車輪103と、シャフト103Aを回転可能に支持するホルダ105と、ホルダ105の上面に固定され矢印Z方向に延びる円柱状の軸部107と、軸部107が圧入される穴部109Cが形成された支持部109とを含んで構成されている。支持部109は、円板状の平坦部109Aと、平坦部109Aの上面から上方へ突出された突部109Bとを有しており、平坦部109Aの下面から突部109Bの途中まで穴部109Cが形成されている。
ここで、第1筐体22Aの底壁21には、突部109Bの外径と同程度の貫通孔21Aが形成されており、この貫通孔21Aに突部109Bが挿入され、図示しないネジで平坦部109Aを底壁21に締結することで、第1基準キャスタ102が第1筐体22Aの底面に固定されている。なお、第1基準キャスタ102、第2基準キャスタ104について、底壁21の底面Uを基準として、底面Uから車輪103が接触する(載る)床面FL1までの長さ(突出長さ)をh1とする。
一方、図6(B)に示すように、調整キャスタ110は、車輪103と、ホルダ105と、ホルダ105の上面に固定され外周面に雄ネジが形成された軸部111と、軸部111がねじ込まれる雌ネジが内周面に形成された孔部113Cが形成された支持部113と、支持部113よりも下側で軸部111がねじ込まれることにより軸部111の位置を固定するナット115と、を含んで構成されている。支持部113は、円板状の平坦部113Aと、平坦部113Aの上面から上方へ突出された突部113Bとを有しており、孔部113Cが平坦部113Aの下面から突部113Bの上面まで貫通している。
なお、筐体32、62、72(図1参照)についても底壁21を有しているものとする。また、突部113Bの外径は、突部109B(図6(A)参照)の外径と同じ大きさとされており、底壁21の貫通孔21Aに突部113Bが挿入され、図示しないネジで平坦部113Aを底壁21に固定することで、調整キャスタ110が第1筐体22Aの底面に固定されている。本実施形態では、調整キャスタ110と調整キャスタ112(図1参照)が同じ構成であるため、調整キャスタ112についての説明は省略する。また、調整キャスタ110について、底壁21の底面Uを基準として、底面Uから車輪103が接触する(載る)床面FL1までの長さ(突出長さ)をh2とする。
ここで、調整キャスタ110及び調整キャスタ112(図4(A)参照)は、軸部111を一方向に回してねじ込むことにより長さh2が短くなり、軸部111を逆方向に回すことにより長さh2が長くなるように長さ調整される。また、調整キャスタ110及び調整キャスタ112(図4(A)参照)は、本実施形態では、高さ調整前の長さh2が予め同じ長さに揃えられていると共に、第1基準キャスタ102及び第2基準キャスタ104の長さh1と揃えられている(等しくなっている)。なお、第1基準キャスタ102と第2基準キャスタ104を調整キャスタ110、112よりも先に床面に接触させるため、長さh2を長さh1よりも僅かに短くしておいてもよい。
なお、本実施形態では、第1基準キャスタ102及び第2基準キャスタ104を最初から長さh1が固定されたもの(長さ調整不能)としたが、これに限らず、長さ調整済のものを用いてもよい。例えば、第1基準キャスタ102を調整キャスタ110として用いて、調整キャスタ110の長さh2を予め長さh1としておき、画像形成装置20の設置時に動かさない(調整しない)ようにネジロック又はペイントロックしてもよい。また、以後の説明では、用紙処理システム10(図1参照)の設置における矢印Y方向の手前側と奥側で、各筐体の高さが予め揃えられているものとする。
次に、各筐体を連結する連結手段の一例としての連結部材150について説明する。
図7(A)に示すように、一例として、第1筐体22Aの右側壁は、外側に配置される外側板23Aと、外側板23Aの内側に配置される内側板23Bとで構成される2重構造となっている。同様に、第2筐体22Bの左側壁は、外側に配置される外側板25Aと、外側板25Aの内側に配置される内側板25Bとで構成される2重構造となっている。ここで、連結部材150は、一例として、外側板23Aの外面に取り付けられた被締結部材152と、被締結部材152にねじ込まれるネジ154とを含んで構成されている。なお、図7(B)では、1箇所の連結部材150の連結状態について示しているが、実際は、各筐体の右側壁に複数箇所(例えば、矢印Z方向に離れた2箇所それぞれについて奥側にも2箇所設けられた合計4箇所)に設けられる。
被締結部材152は、円板状の大径部152Aと、大径部152Aから矢印X方向に突出した小径部152Bと、小径部152Bの端面から大径部152Aの中央まで形成され矢印X方向に開口したネジ孔152Cとを有している。また、外側板25Aには、大径部152Aの外径よりも僅かに大きい内径の貫通孔27が形成されており、内側板25Bには、ネジ154の締結部分の外径よりも大径の貫通孔29が形成されている。なお、被締結部材152の厚さ(大径部152A及び小径部152Bの厚さ)は、外側板25Aの左側面から内側板25Bの左側面までの長さと等しくなっている。
ここで、図7(B)に示すように、第1筐体22Aと第2筐体22Bを連結するときは、第2筐体22Bの貫通孔27に被締結部材152の大径部152Aを挿入すると共に、小径部152Bの右側面と内側板25Bの左側面とを接触させる。そして、外側板23Aと外側板25Aとが接触した状態で、ネジ154をネジ孔152Cに締結することで、第1筐体22Aと第2筐体22Bが連結される。なお、本実施形態では、一例として、第1筐体22Aと用紙収容部30との接続、第2筐体22Bと用紙集積部60との接続、及び用紙集積部60と後処理部70との接続に連結部材150を用いている。
次に、画像形成装置20の画像形成工程について説明する。
図2に示すように、画像形成装置20の各部が作動状態になると、制御部42で各色の色材階調データに変換された画像データが各露光ユニット52に順次、出力される。図3に示すように、各露光ユニット52では、各色の色材階調データに応じて各露光光Lを出射して、帯電器51によって帯電した各感光体49に走査露光を行い、静電潜像が形成される。そして、感光体49上に形成された静電潜像は、現像器53によって、それぞれ第1特別色(V)、第2特別色(W)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー画像として顕在化される(現像される)。
続いて、図2に示すように、各画像形成ユニット48V、48W、48Y、48M、48C、48Kの感光体49上に形成された各色のトナー画像は、6つの一次転写ロール58V、58W、58Y、58M、58C、58Kによって中間転写ベルト57上に順次、多重転写される。そして、中間転写ベルト57上に多重転写された各色のトナー画像は、収納箱81から搬送されてきた記録用紙P上に二次転写ロール63によって二次転写される。トナー画像が転写された記録用紙Pは、搬送ユニット94によって第2処理部50の定着ユニット120に向けて搬送される。
続いて、第2処理部50において、記録用紙P上の各色のトナー画像が定着ユニット120により加熱、加圧されることで記録用紙Pに定着される。そして、トナー画像が定着された記録用紙Pは、冷却ユニット130を通過する。冷却ユニット130では、記録用紙Pが、受熱ベルト133と搬送ベルト137とで挟まれながら搬送されており、冷却部136によって記録用紙Pの冷却が行われる。冷却された記録用紙Pは、デカール処理ユニット140に送り込まれ、記録用紙Pに生じた反りが矯正される。そして、反りが矯正された記録用紙Pは、用紙集積部60に排出される。
一方、記録用紙Pにおけるトナー画像が形成されていない非画像面にトナー画像を形成させる場合(両面印刷の場合)は、まず、表面に画像形成された後の記録用紙Pが切替部材(図示省略)によって反転搬送路92に送り出される。続いて、反転搬送路92へ送り出された記録用紙Pが反転搬送路92を通過して反転され、再び搬送路90に送り込まれる。そして、前述した手順で裏面にトナー画像が形成され、定着工程及び冷却工程後、用紙集積部60に排出される。
次に、比較例としての用紙搬送装置300、310の設置方法について説明する。
図14(A)には、第1比較例の用紙搬送装置300が示されている。用紙搬送装置300は、正面視で左右に配置され装置本体となる筐体302及び筐体304と、筐体304の右側に接続される筐体308とを有しており、筐体302、筐体304、及び筐体308の底面には、それぞれ長さが調整可能とされた複数の調整キャスタ306が取り付けられている。なお、筐体302、304、308内には、記録用紙Pを搬送する搬送手段が設けられているが、図示は省略している。
用紙搬送装置300が設置される床面FL2では、用紙搬送装置300の正面視で筐体302が配置される区間AB(点Aから点Bまで)と、筐体304が配置される区間BC(点Bから点Cまで)と、筐体308が配置される区間CD(点Cから点Dまで)とが設定されており、点Bの高さが点A、点C、点Dよりも高くなっているものとする。なお、点A、点C、点Dの高さは同程度となっている。
図14(A)に示すように、用紙搬送装置300を床面FL2に設置するとき、複数の調整キャスタ306は長さ調整が可能となっているため、それぞれの長さが異なる場合があり、どのキャスタが基準となるか決められない。このため、調整キャスタ306の長さを調整して筐体302と筐体304の連結位置ずれを抑えたとしても、この連結位置が予め設定された連結位置(予め設定された床面FL2からの高さ位置)からずれてしまうことがある。
ここで、予め設定された筐体302と筐体304の連結位置の床面FL2からの高さをH(図示は省略する)として、長さ調整後の調整キャスタ306の長さをh3としたとき、例えば、(h3−H)に相当する調整キャスタ306の調整量が無駄な調整となる。
即ち、用紙搬送装置300では、点A、点C、点Dに比べて高い位置にある点Bに近い位置の調整キャスタ306を基準として、他の調整キャスタ306の長さを調整したとき、点A及び点Cに近い位置の調整キャスタ306の調整量が大きくなる。このため、筐体302と筐体304の連結位置ずれを抑える調整の工数が増えることになる。さらに、筐体304の隣に筐体308を並べて接続するとき、筐体308に設けられた調整キャスタ306の長さ調整量も大きくなってしまい、筐体304と筐体308の連結位置ずれを抑える調整の工数がさらに増えることになる。
一方、図14(B)には、第2比較例の用紙搬送装置310が示されている。用紙搬送装置310は、正面視で左右に配置され装置本体となる筐体312及び筐体304と、筐体304の右側に接続される筐体308とを有しており、筐体312の底面には長さが固定された固定キャスタ314が設けられている。また、筐体304及び筐体308の底面には、調整キャスタ306が設けられている。なお、筐体312、304、308内には、記録用紙Pを搬送する搬送手段が設けられているが、図示は省略している。
用紙搬送装置310が設置される床面FL3では、用紙搬送装置310の正面視で筐体312が配置される区間ABと、筐体304が配置される区間BCと、筐体308が配置される区間CDとが設定されており、点A及び点Bの高さが同じで、点Cが点A及び点Bよりも低く、点Dが点Cよりも低くなっているものとする。
図14(B)に示すように、用紙搬送装置310を床面FL3に設置するとき、筐体312と筐体304を並べて調整キャスタ306の長さを調整することで、筐体312と筐体304の高さが揃い、連結位置ずれは抑制される。
ここで、用紙搬送装置310では、筐体312側のキャスタが全て固定キャスタ314となっているため、筐体304の調整キャスタ306の長さを全て調整しなくてはならない。このため、特に、筐体304において筐体312側とは反対側(図示の右側)にある調整キャスタ306では、調整後の長さをh4としたとき、(h4−H)に相当する調整量が大きくなり、調整の工数が増えることになる。さらに、筐体304の右側に筐体308を配置して筐体304と筐体308とを接続する場合は、筐体308の高さを筐体312及び筐体304の高さに合わせなくてはならない。このため、筐体308の調整キャスタ306の調整後の長さをh5として、(h5−H)に相当する調整量が大きくなり、調整の工数が増えることになる。
(作用)
次に、第1実施形態の作用について説明する。
図8(A)、(B)、(C)には、床面FL2に用紙処理システム10を設置する工程が示されている。床面FL2では、用紙処理システム10の正面視で矢印X方向に、用紙収容部30が配置される区間AB、第1処理部40が配置される区間BC、第2処理部50が配置される区間CD、用紙集積部60が配置される区間DE、後処理部70が配置される区間EFが設定されている。また、床面FL2では、点A、点B、点D、点E、点Fの高さが同程度となっており、点Cの高さが点A、点B、点D、点E、点Fよりも高くなっている。なお、図8(A)、(B)、(C)では、記録用紙Pの搬送路90、進入口、排出口、及び画像形成部80の図示を省略している。
図8(A)に示すように、用紙処理システム10の設置工程として、まず、床面FL2の区間BCに第1処理部40を配置し、区間CDに第2処理部50を配置する。ここで、第1基準キャスタ102と調整キャスタ110の長さは予め揃えられているため、第1筐体22Aは区間BCの斜面に沿って斜めに配置される。同様に、第2基準キャスタ104と調整キャスタ110の長さは予め揃えられているため、第2筐体22Bは区間CDの斜面に沿って斜めに配置される。この状態では、第1筐体22Aと第2筐体22Bとの隙間Nが、矢印Z方向で上側ほど大きくなっている。
続いて、図8(B)に示すように、調整キャスタ110の軸部111(図6(B)参照)を回して、点Cに近い場所ほど複数の調整キャスタ110の長さが短くなるように長さ調整する。これにより、第1筐体22Aと第2筐体22Bの高さが揃えられて連結位置ずれが抑制される。この状態で、連結部材150によって、第1筐体22Aと第2筐体22Bが連結される。そして、第1筐体22Aと第2筐体22Bとの連結により、第1基準キャスタ102及び第2基準キャスタ104で形成される基準平面S1(図5(A)参照)が決まる。なお、第1筐体22Aと第2筐体22Bとの連結後、必要に応じて調整キャスタ110の長さの調整が行われ、調整キャスタ110が床面FL2に接触する。
ここで、第1基準キャスタ102及び第2基準キャスタ104は、長さが変わらず設置基準となっているため、第1基準キャスタ102及び第2基準キャスタ104の位置での長さ調整は不要である。さらに、第1基準キャスタ102及び第2基準キャスタ104によって形成される基準平面S1の高さと揃うように調整キャスタ110の長さを調整すればよいので、第1比較例の用紙搬送装置300(図14(A)参照)のような、長さ基準の無い調整キャスタ306の全ての長さを調整する構成に比べて、第1筐体22Aと第2筐体22Bの連結位置ずれを抑える調整の工数が減る。
続いて、図8(C)に示すように、区間ABに用紙収容部30、区間DEに用紙集積部60を配置する。ここで、第1筐体22Aでは、第1基準キャスタ102の長さが基準となるため、用紙収容部30の調整キャスタ112の長さを第1基準キャスタ102の長さに合わせて調整することで、用紙収容部30の筐体32と第1筐体22Aとの連結位置ずれが抑制される。さらに、予め第1基準キャスタ102の長さと調整キャスタ112の長さが揃えられているため、調整キャスタ112の長さの調整量が第1比較例の用紙搬送装置300に比べて少なくなり、筐体32と第1筐体22Aとの連結位置ずれを抑える調整の工数が減る。そして、調整キャスタ112の長さ調整後、筐体32と第1筐体22Aが連結部材150で連結され用紙収容部30と第1処理部50が接続される。
一方、第2筐体22Bでは、第2基準キャスタ104の長さが基準となるため、用紙集積部60の調整キャスタ112の長さを第2基準キャスタ104の長さに合わせて調整することで、用紙集積部60の筐体62と第2筐体22Bとの連結位置ずれが抑制される。さらに、予め第2基準キャスタ104の長さと調整キャスタ112の長さが揃えられているため、調整キャスタ112の長さの調整量が第1比較例の用紙搬送装置300に比べて少なくなり、筐体62と第2筐体22Bとの連結位置ずれを抑える調整の工数が減る。そして、調整キャスタ112の長さ調整後、第2筐体22Bと筐体62が連結部材150で連結され第2処理部50と用紙集積部60が接続される。
なお、筐体32と第1筐体22Aとの接続、第2筐体22Bと筐体62との接続は、連結部材150に限らず、例えば、一方の側壁に形成された凸部を他方の側壁に形成された凹部に嵌め込む構成であってもよい。また、連結部材の位置は、図で示す上下2箇所では無く、用紙の連結口近傍に設けても良い。
続いて、筐体32と第1筐体22Aとの連結、及び第2筐体22Bと筐体62との連結が終わった後、必要に応じて筐体32及び筐体62の調整キャスタ112の長さが調整される。そして、床面FL2の区間EFに後処理部70が配置され、調整キャスタ112の長さが調整された後、筐体72が連結部材150により筐体62に連結され、用紙集積部60と後処理部70が接続される。ここで、筐体32、第1筐体22A、第2筐体22B、筐体62、筐体72の高さが揃えられているため、図1に示すように、排出口38と進入口24、排出口26と進入口31、排出口33と進入口28、排出口35と進入口66、及び排出口68と進入口78の連結位置ずれは抑制されている。
次に、用紙処理システム10の他の設置例として、図9(A)、(B)、(C)には、床面FL3に用紙処理システム10を設置する工程が示されている。床面FL3では、用紙処理システム10の正面視で矢印X方向に、用紙収容部30が配置される区間AB、第1処理部40が配置される区間BC、第2処理部50が配置される区間CD、用紙集積部60が配置される区間DE、後処理部70が配置される区間EFが設定されている。また、床面FL3では、点A、点B、点Cの高さが同程度となっており、点Dが点Cよりも低く、点Eが点Dよりも低く、さらに点Fが点Eよりも低くなっている。なお、図9(A)、(B)、(C)では、記録用紙Pの搬送路90、進入口、排出口、及び画像形成部80の図示を省略している。
図9(A)に示すように、用紙処理システム10の設置工程として、まず、床面FL3の区間BCに第1処理部40を配置し、区間CDに第2処理部50を配置する。ここで、第1基準キャスタ102と調整キャスタ110の長さは予め揃えられているため、第1筐体22Aは区間BCに沿って水平に配置される。同様に、第2基準キャスタ104と調整キャスタ110の長さは予め揃えられているため、第2筐体22Bは区間CDの斜面に沿って斜めに配置される。この状態では、第1筐体22Aと第2筐体22Bとの隙間Nが、矢印Z方向で上側ほど大きくなっている。
続いて、図9(B)に示すように、第1筐体22Aと第2筐体22Bとが連結可能となるように、第1筐体22Aの調整キャスタ110の長さ及び第2筐体22Bの調整キャスタ110の長さを調整する。このように調整するのは、第1基準キャスタ102と第2基準キャスタ104の長さが固定であり、第2筐体22Bの調整キャスタ110の長さのみを調整しても、第1筐体22Aと第2筐体22Bとの間で段差が生じるためである。
具体的には、点Cに近い場所ほど、第1筐体22Aの調整キャスタ110の長さ及び第2筐体22Bの調整キャスタ110の長さが短くなるように調整する。これにより、第1筐体22A及び第2筐体22Bは、矢印X方向に対して傾斜した配置となるが、高さが揃えられて連結位置ずれが抑制される。この状態で、連結部材150によって、第1筐体22Aと第2筐体22Bが連結される。そして、第1筐体22Aと第2筐体22Bとの連結により、第1基準キャスタ102及び第2基準キャスタ104で形成される基準平面S1(図5(A)参照)が決まる。なお、第1筐体22Aと第2筐体22Bとの連結後、必要に応じて調整キャスタ110の長さの調整が行われる。
続いて、図9(C)に示すように、区間ABに用紙収容部30、区間DEに用紙集積部60を配置する。ここで、第1筐体22Aでは、第1基準キャスタ102の長さが固定であるため、筐体32と第1筐体22Aとの連結位置ずれを無くすように用紙収容部30の調整キャスタ112の長さを調整する。これにより、筐体32と第1筐体22Aとの連結位置ずれが抑制される。さらに、予め第1基準キャスタ102の長さと調整キャスタ112の長さが揃えられているため、調整キャスタ112の長さの調整量が第1比較例の用紙搬送装置300に比べて少なくなり、筐体32と第1筐体22Aとの連結位置ずれを抑える調整の工数が減る。そして、調整キャスタ112の長さ調整後、筐体32と第1筐体22Aが連結部材150で連結され用紙収容部30と第1処理部40が接続される。
一方、第2筐体22Bでは、第2基準キャスタ104の長さが基準となるため、第2筐体22Bと筐体62との連結位置ずれを無くすように用紙集積部60の調整キャスタ112の長さを調整する。これにより、第2筐体22Bと筐体62との連結位置ずれが抑制される。さらに、予め第2基準キャスタ104の長さと調整キャスタ112の長さが揃えられているため、調整キャスタ112の長さの調整量が第1比較例の用紙搬送装置300に比べて少なくなり、第2筐体22Bと筐体62との連結位置ずれを抑える調整の工数が減る。そして、調整キャスタ112の長さ調整後、第2筐体22Bと筐体62が連結部材150で連結され第2処理部50と用紙集積部60が接続される。
ここで、連結された筐体32、第1筐体22A、第2筐体22B、筐体62は、矢印X方向に対して傾斜配置となっているため、第2比較例の用紙搬送装置310(図14(B)参照)のように、筐体304の調整キャスタ306の長さを全て調整して各筐体を水平配置とする構成に比べて、調整キャスタ110及び調整キャスタ112の長さ調整の工数が減る。
続いて、筐体32と第1筐体22Aとの接続、及び第2筐体22Bと筐体62との接続が終わった後、必要に応じて筐体32及び筐体62の調整キャスタ112の長さが調整される。そして、床面FL2の区間EFに後処理部70が配置され、調整キャスタ112の長さが調整された後、筐体72が連結部材150により筐体62に接続される。ここで、筐体32、第1筐体22A、第2筐体22B、筐体62、筐体72の高さが揃えられているため、図1に示すように、排出口38と進入口24、排出口26と進入口31、排出口33と進入口28、排出口35と進入口66、及び排出口68と進入口78の連結位置ずれは抑制されている。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係る媒体搬送装置、画像形成装置、及び媒体搬送装置の設置方法の一例について説明する。なお、前述した第1実施形態と基本的に同じ部材には、前記第1実施形態と同じ符号を付与してその説明を省略する。
図10には、第2実施形態の媒体搬送装置の一例としての用紙処理システム200の全体構成が示されている。用紙処理システム200は、第1実施形態の用紙処理システム10(図1参照)の用紙収容部30と第1処理部40が、用紙収容部230と第1処理部220に置き換えられた構成となっている。そして、用紙収容部230、第1処理部220、及び第2処理部50で画像形成装置210が構成されている。なお、第2実施形態では、用紙集積部60のみが受渡装置の一例となっている。
用紙収容部230は、筐体32と、筐体32の内部に設けられた収容箱34、36とを有している。さらに、筐体32の底面で図示の左端部には、第1基準キャスタ102が取り付けられており、右端部には調整キャスタ110が取り付けられている。
第1処理部220は、第1実施形態の第1処理部40(図1参照)において、画像形成部80はそのままで第1筐体22A内の収納箱81が取り除かれ、第1基準キャスタ102が取り付けられていた位置に調整キャスタ110が取り付けられた構成となっている。ここで、筐体32、第1筐体22A、及び第2筐体22Bで装置本体22が構成されている。
図11(A)に示すように、筐体32の底面には、左端部で矢印Y方向の手前側と奥側に合計2箇所の第1基準キャスタ102が設けられている。さらに、第1基準キャスタ102よりも矢印X方向の右側において、矢印Y方向の手前側と奥側の2列でそれぞれ矢印X方向に2箇所の合計4箇所に調整キャスタ112が設けられている。
一方、第1筐体22Aの底面には、矢印Y方向に2列で矢印X方向に3箇所の合計6箇所に調整キャスタ110が等間隔で設けられている。ここで、第1基準キャスタ102の上端と第2基準キャスタ104の上端の合計3箇所の取り付け位置を結ぶと、三角形状の平面である基準平面S3が形成される。基準平面S3は、調整キャスタ110における高さ調整(キャスタの長さ調整)時に長さ合せの基準となる。即ち、調整キャスタ110は、上端が基準平面S1に載るように長さが調整される。
(作用)
次に、第2実施形態の作用について説明する。
図12(A)に示すように、用紙処理システム200の設置工程として、まず、床面FL2の区間ABに用紙収容部230、区間BCに第1処理部220、区間CDに第2処理部50を配置する。ここで、第1筐体22Aの調整キャスタ110の長さは予め揃えられているため、第1筐体22Aは区間BCの斜面に沿って斜めに配置される。同様に、第2基準キャスタ104と調整キャスタ110の長さは予め揃えられているため、第2筐体22Bは区間CDの斜面に沿って斜めに配置される。この状態では、筐体32と第1筐体22Aとの間に隙間N1が生じると共に、第1筐体22Aと第2筐体22Bとの間に隙間N2が生じている。なお、用紙収容部230において、第1基準キャスタ102と調整キャスタ110の長さは予め揃えられている。
続いて、図12(B)に示すように、第1筐体22A及び第2筐体22Bの調整キャスタ110について、点Bに近い場所ほど長さの調整量を少なくすると共に、点Cに近い場所ほど長さが短くなるように調整する。これにより、筐体32、第1筐体22A、及び第2筐体22Bの高さが揃えられて連結位置ずれが抑制される。この状態で、連結部材150によって、筐体32と第1筐体22A、及び第1筐体22Aと第2筐体22Bが連結される。そして、筐体32、第1筐体22A、及び第2筐体22Bの連結により、第1基準キャスタ102及び第2基準キャスタ104で形成される基準平面S3(図11(A)参照)が決まる。なお、筐体32、第1筐体22A、及び第2筐体22Bとの連結後、必要に応じて調整キャスタ110の長さの調整が行われる。
ここで、第1基準キャスタ102及び第2基準キャスタ104は、長さが変わらず設置基準となるため、第1基準キャスタ102及び第2基準キャスタ104の位置での調整が不要である。さらに、第1基準キャスタ102及び第2基準キャスタ104によって形成される基準平面S3(図11(A)参照)の高さと揃うように調整キャスタ110の長さを調整すればよいので、第1比較例の用紙搬送装置300(図14(A)参照)のような、基準の無い調整キャスタ306全てを調整するような構成に比べて、筐体32、第1筐体22A、及び第2筐体22Bの連結位置ずれを抑える調整の工数が減る。
続いて、図12(C)に示すように、区間DEに用紙集積部60を配置する。ここで、第2基準キャスタ104の長さが基準となるため、用紙集積部60の調整キャスタ112の長さを第2基準キャスタ104の長さに合わせて調整することで、用紙集積部60の筐体62と第2筐体22Bとの連結位置ずれが抑制される。さらに、予め第1基準キャスタ102の長さと調整キャスタ112の長さが揃えられているため、調整キャスタ112の長さの調整量が第1比較例の用紙搬送装置300に比べて少なくなり、筐体62と第2筐体22Bとの連結位置ずれを抑える調整の工数が減る。
そして、調整キャスタ112の長さ調整後、第2筐体22Bと筐体62とを連結部材150で連結し第2処理部50と用紙集積部60を接続する。続いて、第1実施形態と同様に区間EFに後処理部70を配置して、筐体72の調整キャスタ112の長さを調整し、連結部材150により筐体72を筐体62に連結して用紙集積部60と後処理部70を接続する。
次に、用紙処理システム200の他の設置例として、図13(A)に示すように、まず、床面FL3の区間ABに用紙収容部230、区間BCに第1処理部220、区間CDに第2処理部50を配置する。ここで、調整キャスタ110の長さは予め揃えられているため、筐体32及び第1筐体22Aは水平に配置される。同様に、第2基準キャスタ104と調整キャスタ110の長さは予め揃えられているため、第2筐体22Bは区間CDの斜面に沿って斜めに配置される。この状態では、第1筐体22Aと第2筐体22Bとの隙間Nが、矢印Z方向で上側ほど大きくなっている。
続いて、図13(B)に示すように、筐体32、第1筐体22A、及び第2筐体22Bが連結可能となるように、調整キャスタ110の長さを調整する。このように調整するのは、第1基準キャスタ102と第2基準キャスタ104の長さが固定であり、第2筐体22Bの調整キャスタ110の長さのみを調整しても、第1筐体22Aと第2筐体22Bとの間で段差が生じるためである。
具体的には、点Cに近い場所ほど、第1筐体22Aの調整キャスタ110の長さ及び第2筐体22Bの調整キャスタ110の長さが短くなるように調整し、これに合わせて筐体32の調整キャスタ110の長さを調整する。このように調整することで、筐体32、第1筐体22A、及び第2筐体22Bは、矢印X方向に対して傾斜した配置となるが、高さが揃えられて連結位置ずれが抑制される。この状態で、連結部材150によって、筐体32と第1筐体22A、及び第1筐体22Aと第2筐体22Bが連結される。
そして、筐体32、第1筐体22A、及び第2筐体22Bの連結により、第1基準キャスタ102及び第2基準キャスタ104で形成される基準平面S3(図11(A)参照)が決まる。なお、筐体32、第1筐体22A、及び第2筐体22Bの連結後、必要に応じて調整キャスタ110の長さの調整が行われる。
続いて、図13(C)に示すように、区間DEに用紙集積部60を配置する。ここで、第2基準キャスタ104の長さが基準となるため、用紙集積部60の調整キャスタ112の長さを第2基準キャスタ104の長さに合わせて調整することで、用紙集積部60の筐体62と第2筐体22Bとの連結位置ずれが抑制される。さらに、予め第2基準キャスタ104の長さと調整キャスタ112の長さが揃えられているため、調整キャスタ112の長さの調整量が第2比較例の用紙搬送装置310に比べて少なくなり、筐体62と第2筐体22Bとの連結位置ずれを抑える調整の工数が減る。
そして、調整キャスタ112の長さ調整した後、第2筐体22Bと筐体62とが連結部材150で連結され第2処理部50と用紙集積部60が接続される。続いて、第1実施形態と同様に区間EFに後処理部70を配置して、筐体72の調整キャスタ112の長さを調整し、連結部材150により筐体72を筐体62に連結して用紙集積部60と後処理部70を接続する。
ここで、連結された筐体32、第1筐体22A、第2筐体22B、筐体62は、矢印X方向に対して傾斜配置となっているため、第2比較例の用紙搬送装置310(図14(B)参照)のように、筐体304の調整キャスタ306の長さを全て調整して各筐体を水平配置とする構成に比べて、調整キャスタ110及び調整キャスタ112の長さ調整の工数が減る。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されない。
矢印Y方向で床面の高さが変わらない場合において、調整キャスタ110及び調整キャスタ112は、用紙処理システム10の正面視で矢印X方向に4箇所以上の複数箇所や、矢印Y方向に3列以上の複数箇所で設けられていてもよい。また、図5(B)、図11(B)に示すように、第1基準キャスタ102を矢印Y方向の手前側と奥側に2箇所、第2基準キャスタ104を矢印Y方向の手前側と奥側に2箇所の合計4箇所に設けて、第1基準キャスタ102と第2基準キャスタ104とで四角形状の基準平面S2又は基準平面S4を形成し、この基準平面に合わせて調整キャスタ110、112の長さを調整してもよい。
また、図7に示す連結部材150は、外側板23Aと内側板23B、又は外側板25Aと内側板25Bで構成される二重構造でなく、1枚の側壁であってもよい。さらに、調整キャスタ110、112は、車輪の無いものであってもよい。そして、各キャスタの脚の長さを決める基準位置は、筐体の底面に限定されない。
また、画像形成装置20の第1処理部40及び第2処理部50、あるいは、画像形成装置210の用紙収容部230、第1処理部220、及び第2処理部50だけで調整キャスタ110の長さ調整をしても用紙処理システム10、200と同様の効果が得られる。