後述する明細書及び図面の記載から、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
支持線と光ファイバケーブルとを分岐させる工程と、前記支持線に沿って移動可能に収容ケースを前記支持線に取り付ける工程と、前記光ファイバケーブルと別の光ファイバケーブルとを接続する光接続部を構成する工程と、前記支持線に取り付けられた前記収容ケースを前記支持線に沿って移動させ、前記収容ケースに前記光接続部を収容する工程と、前記光接続部を収容した前記収容ケースを前記支持線に固定する工程とを備えることを特徴とする光接続部の収容方法が明らかとなる。
このような光接続部の収容方法によれば、余長処理をせずに光接続部を収容ケースに収容することができる。
前記光接続部を構成する工程では、前記収容ケースが開いた状態であることが望ましい。これにより、余長処理を必要とせずに光接続部を構成する作業がより正確になる。
前記収容ケースを前記支持線に取り付ける工程では、開いた状態の前記収容ケースを前記支持線に取り付けることが望ましい。これにより、その後の光接続部を構成する工程が容易になる。
前記収容ケースは、光ファイバケーブルと別の光ファイバケーブルとを接続した光接続部を収容する開閉可能なケース本体と、前記ケース本体にスライド可能に設けられ、支持線固定部とケース固定部とを有する固定具とを備えており、前記収容ケースを前記支持線に固定する工程では、前記固定具をスライドさせて前記固定具を固定位置にして、前記支持線固定部によって前記ケース本体を支持線に固定するとともに、前記ケース固定部によって前記ケース本体を閉じた状態で固定することが望ましい。これにより、支持線にケース本体を固定する作業と、ケース本体を閉状態で固定する作業とを一緒に行うことができ、作業者の作業が容易になる。
前記ケース本体は、前記支持線を引っ掛けるフック部を有しており、前記収容ケースを前記支持線に取り付ける工程では、前記フック部に前記支持線を引っ掛け、前記収容ケースを前記支持線に固定する工程では、前記フック部に前記支持線を引っ掛けた状態で前記固定具をスライドさせて前記固定具を固定位置にして、前記支持線固定部によって前記ケース本体を前記支持線に固定することが望ましい。これにより、支持線にケース本体を固定する作業が容易になる。
===第1実施形態===
<全体構成>
図1A及び図1Bは、第1実施形態の収容ケース5の斜視図である。図1Aは、収容ケース5を斜め上側から見た図である。図1Bは、収容ケース5を斜め下側から見た図である。図2Aは、収容ケース5を開いた状態の斜視図である。図2Bは、図2Aの収容ケース5の分解図である。
図1A及び図1Bは収容ケース5を閉じて支持線2に固定した状態を示しており、以下の説明では、この状態のことを「閉状態」又は「固定状態」と呼ぶことがある。また、図2Aのように収容ケース5を開いた状態のことを「開状態」と呼ぶことがある。
また、以下の説明では、図1A及び図1Bに示すように各方向を定義する。すなわち、支持線2又は光ファイバケーブル3に平行な方向を「左右方向」とし、収容ケース5が開く側(留め具42の側)から見て(作業者の側から見て)右手側を「右」とし、左手側を「左」とする。また、支持線2と光ファイバケーブル3の並ぶ方向を「上下方向」とし、支持線2の側を「上」とし、光ファイバケーブル3の側を「下」とする。また、左右方向及び上下方向に垂直な方向を「前後方向」とし、収容ケース5から見て留め具42の側を「前」とし、逆側(ヒンジ部41の側)を「後」とする。なお、後述するように支持線2(又は光ファイバケーブル3)は必ずしも水平には設置されず、図中の上下方向は重力方向と一致するわけではない(図11B参照)。
支持線2は、当初は光ドロップケーブル1として光ファイバケーブル3に連結されている。作業者が工具を用いて光ドロップケーブル1の支持線2と光ファイバケーブル3とを分岐させ、分岐させた支持線2に収容ケース5が取り付けられることになる。
収容ケース5の左側から延び出る光ファイバケーブル3は、例えば光クロージャから分岐された光ドロップケーブル1の光ファイバケーブル3である。収容ケース5の右側から延び出る光ファイバケーブル3は、例えば一端が利用者宅に至る光ドロップケーブル1の光ファイバケーブル3である。一方の光ドロップケーブル1の光ファイバケーブル3と、他方の光ドロップケーブル1の光ファイバケーブル3は、光接続部4によって接続されている。なお、光ファイバケーブル3は、単心であっても2心以上であっても良い。
光接続部4は、光接続点及びその近傍の裸光ファイバを露出させずに保護する構造体である。ここでは、光ファイバケーブル3の端部には、現場で組み立てられた外被把持型の光コネクタが取り付けられており、光コネクタを介して光ファイバケーブル3の光ファイバ同士が接続されることによって光接続部4が構成されている。より具体的には、FAS(Field Assembly Small)コネクタのプラグ及びソケットが接続されることによって、光接続部4が構成されている。但し、それぞれの光ファイバケーブル3の端部に例えばSCコネクタを取り付けて、アダプタを介してSCコネクタ同士を接続することによって光接続部を構成しても良い。また、光コネクタを用いる代わりに、メカニカルスプライスを用いて光ファイバ同士を接続することによって光接続部を構成しても良い。
収容ケース5は、光ファイバケーブル3同士を接続した光接続部4を収容し、光接続部4を外部から保護するためのケースである。収容ケース5は、光接続部4を収容する開閉可能なケース本体7と、ケース本体7にスライド可能に設けられた固定具50とを備えている。
<ケース本体7と固定具50>
ケース本体7は、光接続部4を収容する開閉可能な部材である。ケース本体7は、第1ケース7A及び第2ケース7Bから構成されている。ケース本体7の内部には、防水収容部10と、把持部20とが形成されている。防水収容部10や把持部20などの内部構造については、後述する。
ケース本体7には、ヒンジ部41と、留め具42とが形成されている。ヒンジ部41は、ケース本体7を開閉可能にする部位である。ヒンジ部41は、第1ケース7Aの第1ヒンジ部41Aと、第2ケース7Bの第2ヒンジ部41Bとから構成されている。なお、第1ヒンジ部41A及び第2ヒンジ部41Bを形成する代わりに、第1ケース7Aと第2ケース7Bを薄肉ヒンジ部を介して一体的に形成することも可能である。留め具42は、ケース本体7を閉じるための部位である。留め具42は、第1ケース7Aの第1留め具42Aと、第2ケース7Bの第2留め具42Bとから構成されている。留め具42によって収容ケース5を閉じた状態にすることができる。但し、留め具42だけでは収容ケース5が開くおそれがあるため、最終的には固定具50を用いて収容ケース5を閉じた状態に固定することになる。
第1ケース7Aにはフック部31が形成されている。言い換えると、ケース本体7の上側にはフック部31が形成されている。フック部31は、光ファイバケーブル3の支持線2を引っ掛ける部位である。フック部31に支持線2を引っ掛けることによって、支持線2に収容ケース5を取り付けることが可能である。後述するように、作業者は、フック部31に支持線2を引っ掛けた状態で、光接続部4を収容部に収容する作業などを行うことになる。
フック部31に支持線2を引っ掛けただけの状態では、収容ケース5は固定されず、この状態では収容ケース5は支持線2に沿って移動可能である。収容ケース5を支持線2に固定するためには、固定具50によって支持線2を固定する必要がある。
図3A及び図3Bは、ケース本体7と固定具50の説明図である。図3Aは、固定具50が固定位置にあるときの説明図である。図3Bは、固定具50が解除位置にあるときの説明図である。
図3A及び図3Bに示すように、固定具50は、ケース本体7に対して前後方向にスライド可能に設けられている。固定具50を後側にスライドさせて固定具50を固定位置にすると、フック部31に引っ掛けられている支持線2にケース本体7が固定されるとともに、ケース本体7が閉状態で固定されることになる(図1Aも参照)。
図4は、固定具50を外してケース本体7の取付部32を表した図である。
取付部32は、第1ケース7Aに固定具50を取り付けるための部位である。取付部32は、ケース側ガイド部33と、規制部34と、隆起部35とを有する。ケース側ガイド部33は、固定具50を前後方向にスライド可能に案内する部位である。ケース側ガイド部33は、左右の側面が上側ほど内側に突出するように傾斜しているため(図7Bも参照)、固定具50が上側に抜けることを防止する機能も有する。規制部34は、固定具50の前側の移動範囲を規制する部位である。規制部34は、固定具50が第1ケース7Aの前側から抜けることを防止する機能も有する。隆起部35は、第1ケース7Aから上側に隆起した部位であり、固定具50の後側の移動範囲を規制する機能も有する。隆起部35は、係止部35Aと押さえ面35Bとを有する。係止部35Aは、固定具50の係合部54が引っ掛かり、固定具50を固定位置で固定する部位である。押さえ面35Bは、隆起部35の前側の面であり、固定具50との間で支持線2を挟み、支持線2を固定する面である。
図5A〜図5Cは、固定具50の斜視図である。図5Aは、固定具50を左上から見た図である。図5Bは、固定具50を右下から見た図である。図5Cは、固定具50を右上から見た図である。
固定具50は、ケース本体7にスライド可能に設けられ、支持線2を固定するとともに、ケース本体7を閉じた状態で固定する部材である。固定具50は、可動側ガイド部51と、支持線固定部52と、ケース固定部53とを有する。
可動側ガイド部51は、固定具50を前後方向にスライド可能に案内する部位である。固定具50をケース本体7に取り付けたとき、可動側ガイド部51は、ケース本体7のケース側ガイド部33に配置され、ケース本体7のケース側ガイド部33によって前後方向に案内される。可動側ガイド部51の後側は2つに分かれており、この間にケース本体7の隆起部35が配置される。言い換えると、左右に並ぶ可動側ガイド部51の間には、ケース本体7の隆起部35との干渉を避けるための凹部が形成されている。可動側ガイド部51の前側の下面には前後方向に沿って溝51Aが形成されている。この溝51Aにケース本体7の規制部34が入り込み、溝51Aの後縁と規制部34が接触することによって、固定具50の前側の移動範囲が規制される。
図6は、支持線固定部52の見える角度からの固定具50の斜視図である。
支持線固定部52は、支持線2を固定するための部位である。支持線固定部52は、隆起部35の押さえ面35Bとの間で支持線2を挟み、支持線2を前後方向に固定する。支持線固定部52は、後側から支持線2を受け入れられるように後側が開放された凹状の部位である。支持線固定部52は、上下方向に対向する内面によって支持線2を挟持し、支持線2を上下方向に固定する。
隆起部35の押さえ面35Bと対向する支持線固定部52の面(後側を向く面)には、突起52Aが形成されている。固定具50を固定位置にして、支持線固定部52とケース本体7の押さえ面35Bとの間に支持線2が挟まれると、この突起52Aが支持線2に食い込み(突起52Aが支持線2に接触し)、支持線2がズレることが抑制される。
支持線固定部52の上下方向に対向する内面には、支持線用凸条52Bが形成されている。支持線用凸条52Bは、筋状の凸部であり、支持線2が支持線固定部52からズレることを抑制する部位である。支持線用凸条52Bは前後方向に沿って形成されているため、支持線固定部52に受け入れられた支持線2が左右方向(支持線用凸条52Bと垂直な方向)にズレにくくなる。一方、支持線用凸条52Bが固定具50の移動方向(前後方向)に沿って形成されているため、固定具50が固定位置に向かってスライドするときに固定具50の後側から支持線2を支持線固定部52に受け入れることは容易である。なお、支持線2の後側にはケース本体7の隆起部35(押さえ面35B)があるため、支持線固定部52に受け入れられた支持線2が後側から抜けることはない。
図7A及び図7Bは、取付部32と固定具50との関係を説明するための説明図である。図7Aは、収容ケース5を左側から見た図である。図7Bは、収容ケース5を後側から見た図である。
図7Aに示すように、収容ケース5を左側(支持線2と平行な方向)から見ると、フック部31が支持線2を引っ掛けるスペースよりも、ケース本体7の押さえ面35Bと固定具50の支持線固定部52とで囲まれた空間が狭くなるように、構成されている。フック部31が支持線2を引っ掛けるスペースの方が広いのは、フック部31だけで支持線2に収容ケース5を取り付けたときに、収容ケース5を支持線2に沿って移動させることを可能にするためである。これに対し、ケース本体7の押さえ面35Bと固定具50の支持線固定部52とで囲まれた空間が狭いのは、固定具50を固定位置にしたときにケース本体7を支持線2に完全に固定するためである。
また、図7Aに示すように、収容ケース5を左側(支持線2と平行な方向)から見ると、フック部31が支持線2を引っ掛けるスペースよりも内側に、ケース本体7の押さえ面35Bと固定具50の支持線固定部52とで囲まれた空間が位置している。これにより、フック部31に支持線2を引っ掛けた状態で固定具50をスライドさせて固定位置にすれば、そのまま押さえ面35B及び支持線固定部52によって支持線2を固定することが可能になる。
図7Bに示すように、収容ケース5を後側から見ると、支持線固定部52の2つの突起52Aは、隆起部35を左右方向から挟むように配置されている(隆起部35の右側と左側にそれぞれ1つずつ配置されている)。これにより、固定具50を固定位置にしたときに、押さえ面35B及び2つの突起52Aによって支持線2が若干湾曲し、収容ケース5に対して支持線2が左右方向にズレにくくなる。
ケース固定部53は、ケース本体7を閉じた状態で固定するための部位である(図5A、図5B及び図6参照)。ケース固定部53は、固定具50の前側に配置されている。ケース固定部53には窓部53A(開口部)が形成されており、固定具50を固定位置にすると、第2ケース7Bの固定用凸部43が窓部53Aの内側に入り込む(図3A参照)。これにより、固定具50の設けられた第1ケース7Aに対して第2ケース7Bが固定され、ケース本体7の第1留め具42Aと第2留め具42Bが外れることが防止され、ケース本体7が開くことが防止される。
固定具50は、更に係合部54を有する。係合部54は、ケース本体7の係止部35Aに引っ掛かり、固定具50を固定位置に固定する部位である。ここでは、係合部54は、支持線固定部52の上面に形成された開口(窓部)である。但し、支持線固定部52に係合部54を形成するのではなく、係合部54と支持線固定部52とを別々に構成することも可能である。係合部54(及びケース本体7の係止部35A)によって固定具50が固定位置に固定されるため、固定具50による固定状態(支持線2の固定及びケース本体7の閉状態の固定)が維持される。
<ケース本体7の内部構造>
図8は、ケース本体7の内部構造の説明図である。
ケース本体の内部には、防水収容部10と、把持部20とが形成されている(図2Aも参照)。また、ケース本体7には、内部から外部に通じる排水穴45が形成されている(図1A及び図1Bも参照)。
・防水収容部10
防水収容部10は、光接続部4を水密に収容する収容部であり、第1ケース7Aの第1収容部11と、第2ケース7Bの第2収容部15とから構成される。
第1収容部11は、第1ケース7Aに形成され、第2ケース7Bの第2収容部15とともに防水収容部10を構成する部位である。第1収容部11は、第1収容壁部12と支持部13とを有する。第1収容壁部12は、光接続部4を収容する収容空間を囲む部位(壁部)である。第1収容壁部12の左右の壁部には、収容部の内外に光ファイバケーブル3を通すための通路用溝12Aが形成されている。支持部13は、第1収容部11に収容された光接続部4(ここではプラグやソケット)を支持するための部位であり、第1収容壁部12から内側に突出した部位(接触部)である。
第2収容部15は、第2ケース7Bに形成され、第1ケース7Aの第1収容部11とともに防水収容部10を構成する部位である。第2収容部15は、光接続部4を収容する収容空間を囲む第2収容壁部16によって形成されている。第2収容部15には第1収容部11のような支持部13が無く、第2収容部15は第1収容部11よりも浅く形成されている。このため、開いたケース本体7に作業者が光接続部4を設置するときには、第1収容部11に光接続部4を入れることになる。
防水収容部10の外周には、光接続部4の収容部(防水収容部10)を防水するための防水シールが取り付けられている。防水シールは、第1パッキン17及び第2パッキン18により構成されている(図2A及び図2Bも参照)。第1パッキン17は、第1収容部11の外周に取り付けられている。第2パッキン18は、第2収容部15の外周に取り付けられている。
第1パッキン17の左右には、光ファイバケーブル3を通すための溝19が形成されている(図2A及び図2Bも参照)。第2パッキン18の左右にも、光ファイバケーブル3を通すための溝19が形成されている。第1パッキン17の溝19と第2パッキン18の溝19とを合わせると、光ファイバケーブル3(後述する外形の小さい第1光ファイバケーブル)の外形よりも小さい通路が形成される。第1パッキン17の溝19と第2パッキン18の溝19は、光ファイバケーブル3の外周と水密に接触する。ここでは、第1パッキン17と第2パッキン18は同形状であるが、異なる形状にしても良い(例えば第2パッキン18を第1パッキン17よりも浅く形成する等)。
・把持部20
図8には、把持部20を斜めから見た様子が示されている。図9Aは、光ファイバケーブル3を把持する把持部20を正面から見た図である。図9Bは、図9Aの光ファイバケーブル3を外した説明図である。
把持部20は、防水収容部10と外部との間で光ファイバケーブル3を把持する部位である。把持部20は、第1ケース7Aに形成されており、第1収容部11の左右に隣接して形成されている。光接続部4よりも外側で把持部20が光ファイバケーブル3を把持することによって、収容ケース5の外側で光ファイバケーブル3に外力(張力)が加わっても、光接続部4に外力が伝達されることが抑制される。
本実施形態の把持部20は、第1把持部21と、第2把持部22と、内側分岐部23とを有する。第1把持部21は、所定の外形(例えば厚さ1.6mm、幅2.0mm)の第1光ファイバケーブルを把持する部位(通路)である。第2把持部22は、第1光ファイバケーブルとは異なる外形(例えば厚さ2.0mm、幅3.1mm)の第2光ファイバケーブルを把持する部位(通路)である。内側分岐部23は、第1収容部11から延び出る光ファイバケーブル3を第1把持部21又は第2把持部22に案内する部位である。
把持部20は、一対の外壁25と、この外壁25の間に配置された隔壁26とを有している。一方の外壁25の内面と隔壁26の一方の外面とが、第1光ファイバケーブルの厚さに相当する間隔(ここでは1.6mm程度)を空けて対向することによって、第1把持部21が形成されている。また、他方の外壁25の内面と隔壁26の他方の外面とが第2光ファイバケーブルの厚さに相当する間隔(ここでは2.0mm程度)を空けて対向することによって、第2把持部22が形成されている。つまり、外壁25と隔壁26との間の隙間が光ファイバケーブル3の通路となる。隔壁26の左右方向の寸法は外壁25の左右方向の寸法よりも短く、第1収容部11に近い位置には隔壁26が形成されておらず、外壁25同士が光ファイバケーブル3の厚さに相当する間隔を空けて対向することによって、内側分岐部23が形成されている。
本実施形態では、把持部20に第1把持部21及び第2把持部22が形成されているため、外形の異なる光ファイバケーブル3を固定することが可能である。仮に収容ケース5が、外形の小さい第1光ファイバケーブルを把持するのに適した第1把持部21しか備えていないとすると、外形の大きい第2光ファイバケーブルを第1把持部21に差し込む作業が困難となる。その一方、仮に収容ケース5が、外形の大きい第2光ファイバケーブルを把持するのに適した第2把持部22しか備えていないとすると、外形の小さい第1光ファイバケーブルを第2把持部22では十分に把持できないため、光接続部4に外力が加わりやすくなり、また、第1光ファイバケーブルと第2把持部22との隙間が大きいため外部から水が侵入しやすくなる。
また、本実施形態では、把持部20に内側分岐部23が形成されているため、第1収容部11に収容された光接続部4の光ファイバケーブル3を共通の通路用溝12Aを通じて把持部20の第1把持部21又は第2把持部22に導くことができる。このため、光接続部4から延び出る光ファイバケーブル3の外形に関わらず、第1収容部11に光接続部4を収容することができる。
また、把持部20は、外側分岐部24を更に有する。外側分岐部24は、収容ケース5の左右端の導入口から内部に導入される光ファイバケーブル3を第1把持部21又は第2把持部22に案内する部位である。隔壁26の左右方向の寸法は外壁25の左右方向の寸法よりも短く、導入口に近い位置には隔壁26が形成されておらず、外壁25同士が光ファイバケーブル3の厚さに相当する間隔を空けて対向することによって、外側分岐部24が形成されている。外側分岐部24を形成することによって、外部から内部に光ファイバケーブル3を導入する導入口が収容ケース5の左右端のそれぞれに1つになるため、収容ケース5の内部に水が侵入しにくくなる。仮に、外側分岐部24が形成されずに、第1光ファイバケーブル用の導入口と、第2光ファイバケーブル用の導入口とが別々に形成されてしまうと、光ファイバケーブル3の無い側の導入口から水が侵入しやすくなってしまう。
外壁25の内面及び隔壁26の外面には、ケーブル用凸条27が形成されている。ケーブル用凸条27は、筋状の凸部であり、把持部20から光ファイバケーブル3がズレることを抑制する部位である。ケーブル用凸条27は、上下方向に沿って形成されているため、把持部20に把持された光ファイバケーブル3が左右方向(ケーブル用凸条27と垂直な方向)にズレにくくなる。一方、ケーブル用凸条27が上下方向に沿って形成されているため、把持部20に光ファイバケーブル3を差し込むこと(外壁25と隔壁26との間に光ファイバケーブル3を差し込むこと)は容易である。但し、第2ケース7Bを閉じると、第2ケース7Bが把持部20を塞ぐため、把持部20に把持された光ファイバケーブル3は下側に抜けることはない。
図9Bに示すように、第1把持部21及び第2把持部22は、隔壁26側とは反対側に湾曲している。第1把持部21は後側(図中の下側)に湾曲し、第2把持部22は前側(図中の上側)に湾曲している。この結果、第1把持部21又は第2把持部22は、光ファイバケーブル3を湾曲させて把持する(図9A参照)。これにより、把持部20から光ファイバケーブル3が外れにくくなるとともに、光ファイバケーブル3を伝って外部から侵入した水が防水収容部10まで到達しにくくなる。
外壁25及び隔壁26には、凹部28が形成されている。凹部28は、外壁25及び隔壁26の縁(光ファイバケーブル3を差し込む側の縁)に形成された凹状の湾曲面である。把持部20に凹部28を形成することによって、作業者が光ファイバケーブル3を把持部20の奥まで差し込みやすくなる。
第2ケース7Bには、前後方向に沿って突出したケーブル押さえ29Aが形成されている。ケーブル押さえ29Aは、第2ケース7Bを閉じたときに第1把持部21又は第2把持部22に対向する位置に形成されている。第2ケース7Bを閉じると、ケーブル押さえ29Aが光ファイバケーブル3を把持部20に向かって押し付けて、光ファイバケーブル3がケーブル用凸条27に食い込むように変形する。このため、把持部20に把持された光ファイバケーブル3が更に抜けにくくなる。
また、第2ケース7Bには、第1ケース7Aの外壁25に対向するように外壁押さえ29Bが形成されている。外壁押さえ29Bは、外壁25と接触する傾斜面を有しており、第2ケース7Bを閉じると、外壁押さえ29Bの傾斜面から外壁25が力を受けて、外壁25が隔壁26に向かって押される。これにより、外壁25のケーブル用凸条27が光ファイバケーブル3に食い込むため、把持部20に把持された光ファイバケーブル3が更に抜けにくくなる。外壁25が外側に変形することを外壁押さえ29Bが抑制するため、把持部20の把持力を維持できる。
・排水穴45
把持部20の周囲に形成される空間には、外部に通じる排水穴45が形成されている(図1A及び図1B参照)。これにより、収容ケース5内に侵入して第1パッキン17及び第2パッキン18によって防水収容部10へ侵入できなかった水は、内部に溜まらずに、外部へ排水される。また、第1ケース7Aの左右端部の隅部と、第1パッキン17近傍の隅部に排水穴45(第1ケース7Aの排水穴45)が形成されるとともに(図1A及び図9B参照)、第2ケース7Bの対向する箇所に排水穴45(第2ケース7Bの排水穴45)が形成されることによって(図1B参照)、把持部20の周囲に形成される空間のいずれの隅部にも排水穴45が形成されている。これにより、収容ケース5が斜めに取り付けられても、いずれかの排水穴45から水が排出されるため、収容ケース5の内部には水が溜まらずに済む。
<収容ケース5の使用方法>
図10は、収容ケース5を使用する作業者の処理手順を示すフロー図である。図11Aは、作業前の様子の説明図である。図11Bは、作業後の様子の説明図である。
図11Aに示すように、利用者宅が電柱の近傍に位置している。利用者宅側の光ドロップケーブル1は、一端が利用者宅側で固定されており、他端が電柱に固定されている。このため、利用者宅側の光ドロップケーブル1は、斜めに設置されている。光クロージャからは別の光ドロップケーブル1が分岐されている。
作業者は、利用者宅側の光ドロップケーブル1の支持線2と光ファイバケーブル3とを分岐させる(S001)。
次に、作業者は、利用者宅側の光ドロップケーブル1の支持線2に、収容ケース5のフック部31を引っ掛けて、支持線2に収容ケース5を取り付ける(S002)。この段階では、収容ケース5は支持線2に沿って移動可能なように支持線2に取り付けられる(仮固定)。このため、作業者は、収容ケース5の固定具50を解除位置にしたまま(図3B参照)、収容ケース5を支持線2に取り付ける。このとき、収容ケース5は開状態でも閉状態でもどちらでも良い。但し、収容ケース5が開状態で取り付けられていれば、後述するS003で収容ケース5の防水収容部10の位置を目安にして光ファイバケーブル3に光コネクタを取り付けることができる。
次に、作業者は、光クロージャ側の光ファイバケーブル3と利用者宅側の光ファイバケーブル3とを接続し、光接続部4を構成する(S003)。このとき、作業者は、光ファイバケーブル3から光ファイバを口出しし、現場組立型の外被把持型光コネクタを光ファイバケーブル3の端部に取り付けて、光コネクタを介して光ファイバケーブル3同士を接続することによって、光接続部4を構成する。ここでは、作業者は、光クロージャ側の光ファイバケーブル3の端部にFASコネクタのプラグを取り付け、利用者宅側の光ファイバケーブル3の端部にFASコネクタのソケットを取り付け、プラグとソケットを結合させて光接続部4を構成する。但し、FASコネクタのプラグとソケットの取付位置は逆でも良い。
本実施形態では、作業者が現場で光コネクタを取り付ける際に(S003)、既に支持線2に収容ケース5が仮固定されているため(S002)、作業者は、収容ケース5の位置を目安にして、光ファイバケーブル3の口出し位置を決定できる。2つの光ファイバケーブル3(光クロージャ側と利用者宅側の光ファイバケーブル3)の光コネクタが、共通の位置(収容ケース5の位置)を目安にして取り付けられるため、光ファイバケーブル3の余長処理を必要とせずに、光接続部4を構成することが可能になる。
なお、支持線2に取り付けられている収容ケース5が開状態であれば、作業者は、収容ケース5の内部の防水収容部10の位置を確認できるため、光接続部4を収容する防水収容部10の位置を目安にして、光ファイバケーブル3の口出し位置を決定できる。つまり、仮固定されている収容ケース5が開状態であれば、光ファイバケーブル3の余長処理を必要とせずに光接続部4を構成する作業がより正確になる。
次に、作業者は、光接続部4を収容可能な位置まで、収容ケース5を支持線2に沿って移動させる(S004)。収容ケース5の位置を目安にして光接続部4が構成されていても、光接続部4を収容位置に厳密に一致させて構成することは困難であるため(多少の位置誤差は生じる得るため)、作業者は、出来上がった光接続部4の位置に合わせて、収容ケース5を支持線2に沿って移動させる。収容ケース5がフック部31に引っ掛けられただけの状態であるため(収容ケース5は未だ閉状態ではないため)、仮固定された収容ケース5を支持線2に沿って移動させる作業は容易である。
次に、作業者は、収容ケース5に光接続部4を収容する(S005)。この作業では、作業者は、収容ケース5の第1ケース7Aの第1収容部11に光接続部4を入れて、第1ケース7Aの把持部20に光ファイバケーブル3を把持させてから、第2ケース7Bを閉じることになる。第1収容部11には支持部13が形成されているため、第1収容部11に光接続部4を入れてから第2ケース7Bを閉じるまでの間で、光接続部4が第1収容部11から外れにくくなっている。
光接続部4を第1収容部11に入れるとき、作業者は、光ファイバケーブル3を把持部20に差し込む。このとき、作業者は、光ファイバケーブル3の形状に応じて、第1把持部21又は第2把持部22に光ファイバケーブル3を差し込むことになる。第1ケース7Aの内側に第1把持部21及び第2把持部22の位置に合わせて光ファイバケーブル3の厚さの表記があるため(図9B参照)、作業者は、この表記を参考にして、第1把持部21又は第2把持部22を選択することになる。
作業者は、光ファイバケーブル3を把持部20に差し込むとき、外壁25と隔壁26との間に光ファイバケーブル3を置き、光ファイバケーブル3を把持部20に向かって指で押し込んで、外壁25と隔壁26との間に光ファイバケーブル3を差し込むことになる。把持部20のケーブル用凸条27は光ファイバケーブル3を差し込む方向に沿って形成されているため、光ファイバケーブル3を把持部20に差し込むことは容易である。また、把持部20に凹部28が形成されているため、作業者が光ファイバケーブル3を把持部20の奥まで差し込むことが容易である。
把持部20に光ファイバケーブル3を差し込むと、把持部20の内側分岐部23によって、光ファイバケーブル3が第1収容部11の通路用溝12Aと第1パッキン17の溝19に配線されることになる。また、把持部20に光ファイバケーブル3を差し込むと、把持部20の外側分岐部24によって、光ファイバケーブル3が導入口に配線されることになる。
そして、作業者は、収容ケース5の第1ケース7Aの第1収容部11に光接続部4を入れて、第1ケース7Aの把持部20に光ファイバケーブル3を把持させた後、第2ケース7Bを閉じる。第2ケース7Bを閉じると、収容ケース5の防水収容部10に光接続部4が収容されることになる。
第2ケース7Bを閉じると、第2ケース7Bが把持部20を塞ぐため、把持部20に把持された光ファイバケーブル3は下側に抜けることはない。加えて、第2ケース7Bにはケーブル押さえ29Aが形成されているため、第2ケース7Bを閉じると、ケーブル押さえ29Aが光ファイバケーブル3を把持部20に向かって押し付けて、光ファイバケーブル3がケーブル用凸条27に食い込むように変形し、光ファイバケーブル3が更に抜けにくくなる。また、第2ケース7Bには外壁押さえ29Bが形成されているため、第2ケース7Bを閉じると、外壁25が隔壁26に向かって押され、光ファイバケーブル3が更に抜けにくくなる。
収容ケース5には留め具42があるため、第2ケース7Bを閉じると、留め具42によって収容ケース5を閉じた状態にすることができる。但し、留め具42だけでは収容ケース5が開くおそれがあるため、作業者は、次の作業で固定具50を用いて収容ケース5を閉じた状態に固定することになる。
次に、作業者は、収容ケース5を支持線2に固定する(S006)。このとき、作業者は、固定具50を後側にスライドさせて、固定具50を固定位置にする。
固定具50を固定位置にするときに、支持線2が凹状の支持線固定部52の後側から入り、支持線固定部52の上下方向に対向する内面に支持線2が挟持される。支持線固定部52の支持線用凸条52Bは固定具50の移動方向(前後方向)に沿って形成されているため、支持線2を凹状の支持線固定部52に受け入れることは容易である。そして、固定具50を固定位置にすると、支持線固定部52とケース本体7の押さえ面35Bとの間に支持線2が挟まれて、ケース本体7が支持線2に固定される。このとき、支持線固定部52の突起52Aが支持線2に食い込み、支持線2がズレることが抑制される。
また、固定具50を固定位置にすると、第2ケース7Bの固定用凸部43が窓部53Aの内側に入り込む。これにより、ケース本体7が閉じた状態で固定される。
本実施形態では、固定具50を後側にスライドさせて固定具50を固定位置にすると、支持線固定部52によってケース本体7が支持線2に固定されるとともに、ケース固定部53によってケース本体7が閉状態で固定される。このため、支持線2にケース本体7を固定する作業と、ケース本体7を閉状態で固定する作業とを一緒に行うことができ、作業者の作業が容易になる。
また、本実施形態では、フック部31に支持線2を引っ掛けた状態で固定具50をスライドさせて固定具50を固定位置にすれば、支持線固定部52によってケース本体7が支持線2に固定される。このため、支持線2にケース本体7を固定する作業が容易である。
また、本実施形態では、固定具50を固定位置にすると、ケース本体7の係止部35Aに固定具50の係合部54が引っ掛かり、固定具50が固定位置に固定され、固定具50による固定状態(支持線2の固定及びケース本体7の閉状態の固定)が維持される。このように、固定具50を固定位置に固定する作業も、支持線2にケース本体7を固定する作業及びケース本体7を閉状態で固定する作業と一緒に行うことができるので、作業者の作業が容易になる。
図11Bに示すように、利用者宅が電柱や光クロージャから近い場合、利用者宅側の光ドロップケーブル1の支持線2が斜めになり、支持線2に固定される収容ケース5も斜めになる。本実施形態では、支持線2が斜めの状態であっても、固定具50を用いて収容ケース5を支持線2に固定することが可能である。把持部20の周囲に形成される空間のいずれの隅部にも排水穴45が形成されているため、収容ケース5が斜めに取り付けられても、いずれかの排水穴45から水が排出される。
なお、回線設備を持たない第2種通信事業者が、回線設備を持つ第1種通信事業者から光通信回線を借りてアクセス系を構築する場合には、引き落とし側の作業者である第2種通信事業者は、事前工事で設置された光クロージャから光ドロップケーブル1等により利用者宅に光回線を引き落とすことになる。本実施形態によれば、光クロージャからの光ドロップケーブル1と、利用者宅側の光ドロップケーブル1とを接続して光接続部4を構成し、その光接続部4を収容ケース5に収容するため、その後に第2種通信事業者が光接続部4にアクセスすることが容易であり、第2種通信事業者による検査作業が容易になる。
===第2実施形態===
図12A及び図12Bは、第2実施形態の収容ケース5の斜視図である。図12Aは、第2実施形態の固定具50’が固定位置にあるときの説明図である。図12Bは、第2実施形態の固定具50’が解除位置にあるときの説明図である。第2実施形態の固定具50’には、識別しやすいように網点によるハッチングを施している。第2実施形態のケース本体7の内部構造は、前述の第1実施形態と同様なので、ここでは説明を省略する。
第1実施形態では、収容ケース5の左右のそれぞれ離れた位置で支持線2を固定するため、2つの固定具50が左右に離れて別々に設けられていた。これに対し、第2実施形態では、2つの支持線固定部(及び2つのケース固定部)が一体的に形成されている。このように収容ケース5の固定具50’を構成することも可能である。
なお、第2実施形態の固定具50’には、更に引掛部55が形成されている。固定具50’が引掛部55を備えることにより、壁の釘などに固定具50’を引っ掛けて、収容ケース5を壁に固定することができる。但し、収容ケース5を支持線2に固定するような使用方法では、この引掛部55は使用しない。
第2実施形態においても、第1実施形態と同様の処理手順に沿って、作業者が光接続部4を収容ケース5に収容する(図10参照)。すなわち、まず、作業者は、利用者宅側の光ドロップケーブル1の支持線2と光ファイバケーブル3とを分岐させる(S001)。次に、作業者は、利用者宅側の光ドロップケーブル1の支持線2に収容ケース5のフック部31を引っ掛けて、支持線2に沿って移動可能に収容ケース5を支持線2に取り付ける(S002)。次に、作業者は、光クロージャ側の光ファイバケーブル3と利用者宅側の光ファイバケーブル3とを接続し、光接続部4を構成する(S003)。次に、作業者は、光接続部4を収容可能な位置まで、収容ケース5を支持線2に沿って移動させ(S004)、収容ケース5に光接続部4を収容する(S005)。次に、作業者は、収容ケース5を支持線2に固定する(S006)。このとき、第2実施形態では、作業者は、固定具50’を後側にスライドさせて、固定具50を固定位置にすることになる。
第2実施形態においても、S003の際に、作業者は、2つの光ファイバケーブル3(光クロージャ側と利用者宅側の光ファイバケーブル3)の光コネクタを共通の位置(収容ケース5の位置)を目安にして取り付けることができるため、光ファイバケーブル3の余長処理を必要とせずに、光接続部4を構成することが可能になる。また、第2実施形態においても、S004の際に、作業者は、出来上がった光接続部4の位置に合わせて、収容ケース5を支持線2に沿って移動させる。これにより、S003の作業で出来上がった光接続部4が収容位置に厳密に一致していなくても、光接続部4を収容ケース5に収容することは容易である。
また、第2実施形態においても、S003の際に収容ケース5が開状態であれば、作業者は、収容ケース5の内部の防水収容部10の位置を確認できるため、光接続部4を収容する防水収容部10の位置を目安にして、光ファイバケーブル3の口出し位置を決定できる。つまり、仮固定されている収容ケース5が開状態であれば、光ファイバケーブル3の余長処理を必要とせずに光接続部4を構成する作業がより正確になる。なお、第2実施形態においても、S002の段階で収容ケース5が開状態で取り付けられていれば、S003で収容ケース5の防水収容部10の位置を目安にして光ファイバケーブル3に光コネクタを取り付けることができる。
また、第2実施形態においても、収容ケース5は、光接続部を収容する開閉可能なケース本体7と、固定具50’とを備えており、S006の際に、固定具50’を後側にスライドさせて固定具50を固定位置にする。これにより、第2実施形態においても、支持線2にケース本体7を固定する作業と、ケース本体7を閉状態で固定する作業とを一緒に行うことができ、作業者の作業が容易になる。
また、第2実施形態においても、S002の際にフック部31に支持線2を引っ掛け、S006の際にフック部31に支持線2を引っ掛けた状態で固定具50をスライドさせて固定具50を固定位置にすれば、支持線固定部52によってケース本体7が支持線2に固定される。このため、第2実施形態においても、支持線2にケース本体7を固定する作業が容易である。
===第3実施形態===
<基本的な構成と使用方法>
図13A及び図13Bは、第3実施形態の収容ケース5の斜視図である。図13Aは、第3実施形態の固定具150が固定位置にあるときの説明図である。図13Bは、第3実施形態の固定具150が解除位置にあるときの説明図である。
第3実施形態の収容ケース5の基本的な構成は、第1実施形態の収容ケース5とほぼ同様である。
第3実施形態においても、図10に示すS003の際に、作業者は、2つの光ファイバケーブル3(光クロージャ側と利用者宅側の光ファイバケーブル3)の光コネクタを共通の位置(収容ケース5の位置)を目安にして取り付けることができるため、光ファイバケーブル3の余長処理を必要とせずに、光接続部4を構成することが可能になる。また、第3実施形態においても、S004の際に、作業者は、出来上がった光接続部4の位置に合わせて、収容ケース5を支持線2に沿って移動させる。これにより、S003の作業で出来上がった光接続部4が収容位置に厳密に一致していなくても、光接続部4を収容ケース5に収容することは容易である。
<改良した部位と別の使用方法>
第3実施形態の収容ケース5は、第1実施形態の収容ケース5と比べると、固定具150に支持線把持部56が設けられている点、第1ケース7Aに支持線押さえ36と載置部38が設けられている点が異なっている。但し、固定具150に支持線把持部56や、第1ケース7Aの支持線押さえ36及び載置部38は、図13A及び図13Bに示す使用方法では用いられておらず、これらの部位は別の使用方法で用いられることになる。以下、これらの部位及び使用方法について説明する。
・固定具150
図14は、第3実施形態の固定具150の斜視図である。固定具150は、第1実施形態の固定具50と同様に、可動側ガイド部51と、支持線固定部52と、ケース固定部53とを有する。これらの部位については、説明を省略する。
第3実施形態の固定具150は、更に支持線把持部56を有する。支持線把持部56は、収容ケース5を後述する使用方法で使用するときに支持線2を把持する部位である。支持線把持部56は、前側から支持線2を受け入れられるように前側が開放された凹状の部位である。支持線把持部56は、上下方向に対向する内面によって支持線2を挟持し、支持線2を上下方向に固定する。
支持線把持部56の上下方向に対向する内面には、支持線用凸条56Bが形成されている。支持線用凸条56Bは、筋状の凸部であり、支持線2が支持線把持部56からズレることを抑制する部位である。支持線用凸条56Bは前後方向に沿って形成されているため、支持線把持部56に受け入れられた支持線2が左右方向(支持線用凸条56Bと垂直な方向)にズレにくくなる。一方、支持線用凸条56Bが前後方向に沿って形成されているため、前側から支持線2を支持線把持部56に受け入れることは容易である。
・第1ケース7A
第3実施形態の第1ケース7Aの上面には、支持線押さえ36が形成されている(図13A及び図13B参照)。支持線押さえ36は、第1ケース7Aの上面から上方に突出した部位である。支持線押さえ36は、固定具150の支持線把持部56に支持線2を把持させたときに、支持線把持部56から支持線2が外れることを抑制する機能を有する。
第1ケース7Aの左右端部の上面には、載置部38が形成されている。載置部38は、平らな載置面(後述するクリート63の載置面)に収容ケース5を載置するときに、その載置面と接触する部位である。載置部38の上面(接触面)は、前後方向及び左右方向に平行な面(上下方向に垂直な面)を有する。前述の第1実施形態の第1ケース7Aの左右端部の上面は傾斜しており、平らな載置面に収容ケース5を載置するのには不向きであったが、第3実施形態では載置部38が形成されているため、平らな載置面に収容ケース5を載置し易い構造になっている。
・別の使用方法
図15A及び図15Bは、第3実施形態の収容ケース5の別の使用方法の説明図である。図15Aは、第3実施形態の収容ケース5を壁に固定した様子の斜視図である。図15Bは、壁を透過して壁側から見た様子である。
第3実施形態の壁固定用治具62は、クリート63と、貼付固定用治具64とを有する。
クリート63は、支持線2を通す穴を有し、支持線2を壁に固定する治具である。クリート63はネジで直接的に壁に固定可能であるが、壁にネジ固定できないような場合には、図示するように貼付固定用治具64を用いてクリート63を壁に取り付ける。貼付固定用治具64は、壁に貼り付けて固定する治具である。貼付固定用治具64は、クリート収容部を有し、支持線2と平行な方向からクリート63を挿入して収容可能である。
図16は、壁固定用治具62の設置の様子の斜視図である。
作業者は、収容ケース5の左右方向の長さに合わせて2つの貼付固定用治具64を壁に貼り付ける。このとき、2つの貼付固定用治具64は、クリート63を挿入する側が内側になるように、壁に取り付けられる。このような向きに貼付固定用治具64を取り付ける理由は、収容ケース5の載置後(図15A参照)に貼付固定用治具64からクリート63が外れないようにするためである。
次に、作業者は、クリート63の上部63A及び下部63Bを開いて支持線2を内部に取り込み、クリート63の穴に支持線2を通した状態で、クリート63を支持線2に沿って移動させて、貼付固定用治具64のクリート収容部にクリート63を収容する。これにより、クリート63が壁に対して固定されるとともに、2つのクリート63の間で支持線2が壁に対して固定される。
壁固定用治具62を壁に設置した後、作業者は、光接続部4を構成し、収容ケース5に光接続部4を収容する。その後、作業者は、2つのクリート63の間で固定された支持線2を、収容ケース5の固定具150の支持線把持部56に入れるようにして、支持線2に対して収容ケース5をスライドさせて取り付ける。作業者は、支持線把持部56に支持線2を把持させるとき、支持線押さえ36を乗り越えて支持線2を支持線把持部56に入れる。これにより、支持線把持部56から支持線2が外れにくくなる。
また、作業者は、支持線2に対して収容ケース5をスライドさせて取り付けるとき、収容ケース5の載置部38をクリート63の載置面に載置する。載置部38は前後方向及び左右方向に平行な面(上下方向に垂直な面)を有するので、収容ケース5がクリート63に安定して載置される。なお、収容ケース5はクリート63の載置面に載置されているだけであるが、支持線把持部56が上下方向から支持線2を把持しているため、また、支持線押さえ36が支持線把持部56から支持線が外れることを防止するため、収容ケース5は壁固定用治具62に安定して固定される。なお、強風やいたずら等によって収容ケース5が支持線2から脱落するのを更に防止するため、必要に応じて、固定具150の穴(開口)を利用して固定具150と支持線2とをナイロンバンドで固定しても良い。
===第4実施形態===
<構成>
図17は、第4実施形態の収容ケース105の斜視図である。図18は、第4実施形態の収容ケース105のカバー106を開けた状態の斜視図である。図19は、第4実施形態の収容ケース105のケース本体107を開いた状態の斜視図である。以下の説明では、第1実施形態と同等の機能を果たす部位については、第1実施形態の対応する部位の符号に100を加算した符号を付して、説明を省略することがある。
図17は収容ケース105を閉じて支持線2に固定した状態を示しており、以下の説明では、この状態のことを「閉状態」又は「固定状態」と呼ぶことがある。また、図18のようにカバー106だけを開けた状態のことを「カバー開状態」と呼ぶことがある。また、図19に示すようにケース本体107を開いた状態を単に「開状態」と呼ぶことがある。
また、以下の説明では、図17に示すように各方向を定義する。すなわち、支持線2又は光ファイバケーブル3に平行な方向を「左右方向」とし、ケース本体107が開く側(留め具142の側)から見て(作業者の側から見て)右手側を「右」とし、左手側を「左」とする。また、閉状態における支持線2と光ファイバケーブル3の並ぶ方向を「上下方向」とし、支持線2の側を「上」とし、光ファイバケーブル3の側を「下」とする。また、左右方向及び上下方向に垂直な方向を「前後方向」とし、ケース本体107から見て留め具142の側を「前」とし、逆側を「後」とする。
第4実施形態の収容ケース105は、ケース本体107と、ケース本体107を覆うカバー106とを備えている。カバー106は、ケース本体107に設けられた回転軸107Cによって回転可能な状態でケース本体107に取り付けられている。
ケース本体107は、光接続部4を収容する開閉可能な部材である。薄肉ヒンジ部を介して一体的に形成された第1ケース107Aと第2ケース107Bとから構成されている。留め具142は、ケース本体107を閉じるための部位である。第4実施形態では、留め具142だけでケース本体107を閉じた状態に固定することができる。
カバー106の内側にはフック部131が形成されている。フック部131は、支持線2を引っ掛ける部位である。フック部131に支持線2を引っ掛けることによって、支持線2に収容ケース105を取り付けることが可能である。
図20A及び図20Bは、フック部131の周辺の構造の説明図である。図20Aは、支持線2を支持線固定部152に入れた様子の説明図である。図20Bは、支持線2を外した様子の説明図である。ここでは、カバー106の構造を説明するため、ケース本体107は不図示としている。
カバー106の内側には、支持線固定部152が形成されている。支持線固定部152は、支持線2を固定するための部位である。第4実施形態では、支持線固定部152がカバー106の内側に形成されるため、第1実施形態の支持線固定部52と比べると、支持線2を固定する部分が劣化しにくいという利点がある。
支持線固定部152は、ケース本体107の突起状の支持線押さえ135(図18参照)との間で支持線2を挟み、支持線2を固定する。支持線固定部152は、支持線2を受け入れられるように一方側が開放された凹状の部位である。支持線固定部152は、対向する内面によって支持線2を挟持し、支持線2を固定する。但し、支持線押さえ135との間で支持線2を挟まず、支持線固定部152の対向する内面だけで支持線2を挟持している状態であれば、収容ケース105は、支持線2に沿って移動可能に取り付けられた状態(仮固定)である。
支持線固定部152の対向する内面には、支持線用凸条152Bが形成されている。支持線用凸条152Bは左右方向と垂直な方向に沿って形成されているため、支持線固定部152に受け入れられた支持線2が左右方向(支持線用凸条152Bと垂直な方向)にズレにくくなる。一方、支持線2を受け入れる方向に沿って支持線用凸条152Bが形成されているため、支持線2を支持線固定部152に入れることは容易である。なお、カバー106を閉じるとケース本体107の支持線押さえ135が支持線2を押さえるため、支持線固定部152の支持線2が抜けることはない。
支持線押さえ135と対向する支持線固定部152の面には、突起152Aが形成されている。閉状態にして、支持線固定部152と支持線押さえ135との間に支持線2が挟まれると、この突起152Aが支持線2に食い込み、支持線2がズレることが抑制される。
第4実施形態では、収容ケース105を支持線2に仮固定するとき、フック部131に支持線2を引っ掛けても良いし、開状態若しくはカバー開状態で支持線固定部152に支持線を差し込んでも良い。
図21A及び図21Bは、ケース本体107の内部構造の説明図である。
ケース本体107は、第1実施形態と同様に、光ファイバケーブル3を接続した光接続部4を収容する防水収容部110と、防水収容部110よりも外側で光ファイバケーブル3を把持する把持部120とを有する。第4実施形態では、把持部120は、収容ケース105に設けられた把持体収容部120Aに把持体120Bが収容されることによって構成されている。
防水収容部110は、光接続部4を水密に収容する収容部であり、第1ケース107Aの第1収容部111と、第2ケース107Bの第2収容部115とから構成される。第4実施形態では、開状態のケース本体107に作業者が光接続部4を設置するときには、第2ケース107の第2収容部115に光接続部4を入れることが可能である。
防水収容部110の外周には、光接続部4の収容部(防水収容部110)を防水するための防水シールが取り付けられている。防水シールは、第1パッキン117及び第2パッキン118により構成されている。第1パッキン117は、第1収容部111の外周に取り付けられている。第2パッキン118は、第2収容部115の外周に取り付けられている。
把持体収容部120Aは、把持体120Bを収容する収容部であり、第2ケース107Bに形成されている。第4実施形態では、ケース本体107と把持体120Bとが別体になっている。これにより、特殊な形状の光ファイバケーブル3を接続した光接続部4を収容ケース105に収容するときには、把持体120Bだけを交換すればよい。
把持体収容部120Aは、第2収容部115の左右に隣接して形成されている。この位置に収容された把持体120Bが光ファイバケーブル3を把持することによって、収容ケース105の外側で光ファイバケーブル3に外力(張力)が加わっても、光接続部4に外力が伝達されることが抑制される。
第1ケース107Aには、内側に突出したケーブル押さえ129Aが形成されている(図19参照)。ケーブル押さえ129Aは、第2ケース107Bを閉じたときに把持部120に対向する位置に形成されている。第2ケース107Bを閉じると、ケーブル押さえ129Aが光ファイバケーブル3を把持体120Bに向かって押し付けるため、把持体120Bに把持された光ファイバケーブル3が更に抜けにくくなる。
なお、ケーブル押さえ129Aの裏側には、フック収容部107Dが形成されている(図18参照)。フック収容部107Dは、カバー106の内側に形成されたフック部131を閉状態のときに収容する部位であり、第1ケース107Aの外面に凹形状に形成された部位である。ケーブル押さえ129Aの裏側にフック収容部107Dを形成することによって、第1ケース107Aの内側に突出するケーブル押さえ129Aと、第1ケース107の外面に凹形状に形成されるフック収容部107Dとを効率よく構成することができる。
<収容ケース105の使用方法>
第4実施形態においても、収容ケース105を使用する作業者の手順は図10と同様である。
まず、作業者は、利用者宅側の光ドロップケーブル1の支持線2と光ファイバケーブル3とを分岐させる(S001)。この作業は、第1実施形態と同様である。
次に、作業者は、利用者宅側の光ドロップケーブル1の支持線2に、カバー開状態又は開状態でカバー106の内側のフック部131を引っ掛けて、支持線2に収容ケース105を取り付ける(S002)。第1実施形態と同様に、この段階では、収容ケース105は支持線2に沿って移動可能なように支持線2に取り付けられる(仮固定)。第4実施形態では、S002の際に、フック部131に支持線2を引っ掛ける代わりに、支持線固定部152の対向する内面だけで支持線2を挟持させることによって、収容ケース105を支持線2に沿って移動可能に取り付けられた状態(仮固定)にしても良い。
なお、S002の際の収容ケース105は、ケース本体107は閉状態でなければ良く、カバー106が開いた状態であれば、ケース本体107は開いた状態(開状態)でも閉じた状態(カバー開状態)でもどちらでも良い。但し、収容ケース105が開状態で取り付けられていれば、後述するS003で収容ケース105の防水収容部110の位置を目安にして光ファイバケーブル3に光コネクタを取り付けることができる。
次に、作業者は、光クロージャ側の光ファイバケーブル3と利用者宅側の光ファイバケーブル3とを接続し、光接続部4を構成する(S003)。この作業は、第1実施形態と同様である。
作業者は、光接続部4を収容可能な位置まで、収容ケース105を支持線2に沿って移動させる(S004)。収容ケース105の位置を目安にして光接続部4が構成されていても、光接続部4を収容位置に厳密に一致させて構成することは困難であるため(多少の位置誤差は生じる得るため)、作業者は、出来上がった光接続部4の位置に合わせて、収容ケース105を支持線2に沿って移動させる。収容ケース105がフック部131に引っ掛けられただけの状態であるため(収容ケース105は未だ閉状態ではないため)、仮固定された収容ケース105を支持線2に沿って移動させる作業は容易である。
なお、支持線固定部152の対向する内面で支持線2を挟持させて収容ケース105を仮固定した場合には、作業者は、支持線2を支持線固定部152から外せば、仮固定された収容ケース105を支持線2に沿って移動させることができる。支持線固定部152の支持線用凸条152Bは支持線2を受け入れる方向に沿って形成されているため、支持線固定部152から支持線2を外す作業は容易である。また、支持線2を支持線固定部152から外すと、支持線2がフック部131に引っ掛かるため、収容ケース105が落下することが防止される。
次に、作業者は、収容ケース105に光接続部4を収容する(S005)。第4実施形態では、作業者は、収容ケース105の第2ケース107Bの第2収容部115に光接続部4を入れて、第2ケース107Aの把持部120に光ファイバケーブル3を把持させてから、ケース本体107を閉じることになる。なお、第4実施形態では、留め具142だけでケース本体107を閉じた状態に固定することができる。
次に、作業者は、収容ケース105を支持線2に固定する(S006)。このとき、第4実施形態では、作業者は、支持線固定部152の対向する内面で支持線2を挟持させた状態で、ケース本体107の回転軸107Cを中心にカバー106を回転させて、図17に示すように収容ケース105を閉状態(固定状態)にする。これにより、支持線2が、ケース本体107の突起状の支持線押さえ135(図18参照)とカバー106の支持線固定部152(特に支持線固定部152の突起152A)との間に支持線2が挟まれて、ケース本体107が支持線2に固定されることになる。
第4実施形態においても、S003の際に、作業者は、2つの光ファイバケーブル3(光クロージャ側と利用者宅側の光ファイバケーブル3)の光コネクタを共通の位置(収容ケース105の位置)を目安にして取り付けることができるため、光ファイバケーブル3の余長処理を必要とせずに、光接続部4を構成することが可能になる。また、第4実施形態においても、S004の際に、作業者は、出来上がった光接続部4の位置に合わせて、収容ケース105を支持線2に沿って移動させる。これにより、S003の作業で出来上がった光接続部4が収容位置に厳密に一致していなくても、光接続部4を収容ケース105に収容することは容易である。
===その他===
上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更・改良され得ると共に、本発明には、その等価物が含まれることは言うまでもない。
<収容部について>
前述の実施形態では、光接続部4を収容する収容部は、パッキンによって防水された防水収容部であった。このように、光接続部4を収容する収容部は防水されていることが好ましいが、防水性の無い収容部に光接続部4を収容しても良い。
<フック部131について>
前述の第4実施形態では、ケース本体107にフック部131が設けられていたが、フック部131が無くても良い。但し、フック部131があれば、収容ケース105を支持線2に仮固定する作業(S002)や、収容ケース105を支持線2に沿って移動させる作業(S004)が容易になる。
<支持線固定部52,152について>
前述の実施形態では、支持線固定部52(又は152)に支持線用凸条52B(又は152B)が形成されていた。但し、支持線固定部に支持線用凸条を設けなくても良い。これにより、前述の実施形態より支持線2がズレやすくなるものの、ケース本体7(又は107)を支持線2に固定することは可能である。
また、前述の実施形態では、支持線固定部52(又は152)に突起52A(又は152A)が形成されていた。但し、支持線固定部に突起を設けなくても良い。これにより、前述の実施形態より支持線2がズレやすくなるものの、ケース本体7(又は107)を支持線2に固定することは可能である。
<把持部20,120について>
前述の実施形態では、ケース本体7の内部に光ファイバケーブル3を把持する把持部20が設けられていた。但し、ケース本体7に把持部20が無くても良い。把持部20が無い場合、収容ケース5の外部で光ファイバケーブル3に外力が加わると光接続部4に外力が伝達されやすくなるが、収容ケース5のサイズをさらに小さくすることができる。把持部120が無い場合も同様である。