JP5683134B2 - 皮膚外用剤 - Google Patents
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Description
End-products)分解剤と、2)炎症関連因子とを含有する皮膚外用剤に関する。
症状は、皮膚に存在する色素細胞(メラノサイト)の活性化によりメラニン産生が亢進することにより生じることが解明されている。また、メラノサイトにおけるメラニンの過剰産生は、前記の通常の起こりうる色素沈着症状に加え、角化細胞(ケラチノサイト)に過剰輸送され、蓄積及び排出遅延等を引き起こし、ケラチノサイトを不活性化させるため、重層剥離等の肌症状の悪化等の皮膚症状の悪化、老化現象の原因となる。前述の通り、皮膚におけるメラニン産生亢進は、様々な色素沈着により生じる皮膚現象に深く関与する。このため、肌症状の悪化を伴う色素沈着症状を予防又は改善することを目的とし、美白成分、抗炎症成分、抗プラスミン成分をはじめとする抗炎症因子に関する様々な有効成分の研究開発がなされている。この様な研究により見出された美肌成分としては、例えば、アスコルビン酸、過酸化水素、コロイド硫黄、グルタチオン、ハイドロキノン、カテコール類などの美白成分(例えば、非特許文献1を参照)、グリチルレチン酸誘導体などの抗炎症成分、トラネキサム酸などの抗プラスミン成分を有効成分として配合した皮膚外用剤も
広く使用されている。また、現在までに創出された美白剤の作用機序は、多岐に渡り、抗酸化剤(例えば、特許文献1を参照)、メラニン産生抑制剤(例えば、特許文献2を参照)、チロシナーゼ酵素阻害剤(例えば、特許文献3を参照)、チロシナーゼ酵素遺伝子発現抑制剤、α−MSH阻害剤(例えば、特許文献4を参照)等が報告されている。しかしながら、前記の美白剤は、通常の色素沈着に対し有効性を示すが、その効果に付いては、改善の余地が存した。また、肌症状の悪化を伴う色素沈着症状、具体的には、メラニンの過剰産生により生じる治り難いしみ、くすみ、さらには、重層剥離等の肌症状の悪化を伴う色素沈着など症状に対しては、この傾向は、さらに著しかった。この大きな要因は、メラニンの分布が皮膚組織の多くに渡り、前記のメラニン産生抑制が、全ての組織のメラニンに対して有効である位とは言えないためと推定される。また、肌の色に関わる因子は、メラニンのみではないことも一因と考えられる。このため、肌荒れ症状を伴う色素沈着が関与する皮膚症状に対する予防又は改善剤の登場が望まれていた。
な縮合反応により生じる最終生成物である終末糖化産物(AGEs:Advanced Glycation End-products)には、その特性により数十種類の化合物(例えば、クロスリン、ピロピリジン、ペントシジン、ピラリン、カルボキシメチルリジンなど)が存し、様々な性質を示すことが知られている。AGEsが関与する疾患としては、糖尿病性血管合併症、動脈硬化、アルツハイマー病などの様々な疾患が知られている(例えば、非特許文献2を参照)。また、皮膚に関しては、表皮(例えば、特許文献5を参照)及び真皮(例えば、特許文献6を参照)におけるAGEsの存在は、既に知られている。さらに、真皮AGEsの生成を抑制することによる皮膚老化防止又は改善作用(例えば、特許文献7を参照)が得られることが知られているが、角層中にAGEsが存在すること、並びに、その働きは全く知られていなかった。このため、AGEs分解剤、取り分け、表皮に存在するAGEs量を減少させる作用を有する成分と、美白成分、抗炎症成分又は抗プラスミン成分をはじめとする炎症関連因子を共に皮膚外用剤中に含有させることより、美白作用、特に、メラニンの過剰産生により生じる治り難いしみ、くすみ、さらには、重層剥離等の肌症状の悪化を伴う色素沈着に対する予防又は改善効果が増強されることは全く知られていなかった。また、皮膚内に存在するAGEsに付いては、蛍光を利用して計測する方法が知られている(例えば、特許文献8を参照)。
Glycation End-products)分解剤と、2)炎症関連因子とを含有することを特徴とする
皮膚外用剤が、美白作用に優れることを見出し、本発明を完成させるに至った。本発明は、以下に示す通りである。
<1> 1)アドバンスド・グリケーション・エンドプロダクツ(AGEs:Advanced Glycation End-products)分解剤と、2)炎症関連因子とを含有することを特徴とする、皮膚外用剤。
<2> 前記のAGEs分解剤が、下記の植物より得られる植物抽出物よりなることを特徴と
する、<1>に記載の皮膚外用剤。
(植物)モクセイ科オリーブ属、ユキノシタ科ユキノシタ属、バラ科ポテンチラ属、バラ科キジムシロ属、マメ科アスパラトゥス属、バラ科シモツケソウ属、キク科ヨモギ属、及びマメ科ゲンゲ属に属する植物
<3> 前記のモクセイ科オリーブ属、ユキノシタ科ユキノシタ属、バラ科ポテンチラ属
、バラ科キジムシロ属、マメ科アスパラトゥス属、バラ科シモツケソウ属、キク科ヨモギ属、及びマメ科ゲンゲ属に属する植物が、それぞれモクセイ科オリーブ属オリーブ、ユキノシタ科ユキノシタ属ユキノシタ、バラ科ポテンチラ属トルメンチラ、バラ科キジムシロ属カワラサイコ、バラ科ポテンチラ属ミヤマキンバイ、マメ科アスパラトゥス属ルイボス、バラ科シモツケソウ属シモツケソウ、キク科ヨモギ属ヨモギ、及びマメ科ゲンゲ属レンゲソウであることを特徴とする、<1>又は<2>に記載の皮膚外用剤。
<4> 前記のAGEs分解剤が、皮膚の角層中に存在するAGEsの分解作用を有することを特
徴とする、<1>〜<3>の何れかに記載の皮膚外用剤。
<5> 前記の炎症関連因子が、美白成分、抗炎症成分又は抗プラスミン成分であること
を特徴とする、<1>〜<4>の何れかに記載の皮膚外用剤。
<6> 前記の美白成分が、メラニン産生抑制剤、α−MSH抑制剤、メラノサイトのデンドライド伸長抑制剤、プロトンポンプ阻害剤よりなる群から選択される1種又は2種以上を含有することを特徴とする、<5>に記載の皮膚外用剤。
<7> 前記のメラニン産生抑制剤、α−MSH抑制剤、メラノサイトのデンドライト伸長抑制剤及びプロトンポンプ阻害剤よりなる群から選択されるものは、次の何れか1種以上であることを特徴とする、<6>に記載の皮膚外用剤。
(メラニン産生抑制剤):4−アルキルレゾルシノール及びそれらの塩、アスコルビン酸誘導体及びそれらの塩、ハイドロキノン及びそれらの塩、ビタミンE及びその誘導体、パンテテイン−S−スルホン酸及びその塩、シソ科シソ属メリッサより得られる植物抽出物(α−MSH抑制剤):マメ科クララ属クララより得られる植物抽出物
(メラノサイトのデンドライド伸長抑制剤):メチルオフィオポゴナノンB、ソフォラフラバノンA、キク科ノコギリソウ属セイヨウノコギリソウより得られる植物抽出物、ユリ科ジャノヒゲ属に属する植物(バクモントウ)より得られる植物抽出物
(プロトンポンプ阻害剤):シソ科タチジャコウソウ属タイムより得られる植物抽出物、マメ科クララ属クララより得られる植物抽出物、ショウガ科ショウガ属ショウガより得られる植物抽出物、サトイモ科ショウブ属ショウブより得られる植物抽出物、ウリ科ヘチマ属ヘチマより得られる植物抽出物、ユキノシタ科アジサイ属アマチャより得られる植物抽出物、サルノコシカケ科マツホド菌核ブクリョウより得られる植物抽出物、マメ科ハギ属キハギより得られる植物抽出物、マメ科ハギ属トウクサハギより得られる植物抽出物
<8> 前記の抗炎症成分が、グリチルレチン酸誘導体又はその塩であることを特徴とす
る、<5>に記載の皮膚外用剤。
<9> 前記のグリチルレチン酸誘導体が、グリチルレチン酸、グリチルレチン酸アルキ
ル、及び、グリチルリチン酸からなる群から選択される1種以上であることを特徴とする、<8>に記載の皮膚外用剤。
<10> 前記の抗プラスミン成分が、トラネキサム酸及びその塩、トラネキサム酸メチ
ルアミド及びその塩、並びにε−アミノカプロン酸及びその塩からなる群から選択される1種以上であることを特徴とする、<5>に記載の皮膚外用剤。
<11> 前記のAGEs分解剤を、皮膚外用剤全量に対し、0.0001質量%〜10質量
%含有することを特徴とする、<1>〜<10>の何れかに記載の皮膚外用剤。
<12> 前記の炎症関連因子を、皮膚外用剤全量に対し、0.000001質量%〜1
5質量%含有することを特徴とする、<1>〜<11>の何れかに記載の皮膚外用剤。
<13> 化粧料であることを特徴とする、<1>〜<12>の何れかに記載の皮膚外用
剤。
<14> 美白用であることを特徴とする、<1>〜<13>の何れかに記載の皮膚外用
剤。
<15> 紫外線暴露後の色素沈着に対する予防又は改善用であることを特徴とする、<
1>〜<14>の何れかに記載の皮膚外用剤。
<16> メラニン過剰産生により生じる角化細胞の細胞不活性化が関与する色素沈着予
防又は改善用であることを特徴とする、<1>〜<15>の何れかに記載の皮膚外用剤。<17> 油中水乳化剤形であることを特徴とする、<1>〜<16>の何れかに記載の
皮膚外用剤。
<18> 化粧料を使用すべき人から得られた角層細胞標本において、角層細胞中のメラ
ニン存在量が多く、且つ、その分布の不均一性が高い場合に、その人に使用されるべき化粧料であることを特徴とする、<1>〜<17>の何れかに記載の皮膚外用剤。
<19> 化粧料を使用すべき人の皮膚において、励起光によって皮膚から生じる蛍光を
計測し、該蛍光強度から推測される皮膚内のAGEs量が多かった場合に、その人に使用されるべき化粧料であることを特徴とする、<1>〜<17>の何れかに記載の皮膚外用剤。
メイラード反応は、アミノ酸と還元糖が加熱により褐色の色素が生成する反応である。糖化反応は、還元糖のカルボニル基及びアミノ酸のアミノ基がシッフ塩基を形成した後、エナミノールを経由し、アマドリ転位により安定なアマドリ化合物を生成する初期段階と、それ以降の、脱水、加水分解、炭素間の開裂により、α−ジカルボニル化合物を生成し、その後、α−ジカルボニル化合物、シッフ塩基、アマドリ化合物の分解、脂質過酸化反応由来のアルデヒド、糖の自動酸化及び分解などにより糖化最終産物(AGEs)が生成する後期段階に分類することが出来る。AGEsは、糖化反応の結果生じる生成物の総称であり、単一の化合物を意味するものではない。また、糖化反応は、最終生成物のAGEs生成に至る過程において、生体内蛋白質と分子内又は分子間の無秩序な架橋構造を形成することにより、物理的又は生理的な変化を引き起こし、特に、真皮の糖化反応は、皮膚の色調のくすみ、弾力性、肌の肌理等の美肌、美白的な要因に深く関与することが知られている。このため、真皮AGEs分解作用を有する成分には、糖化反応を抑制することにより、くすみなどの皮膚症状を予防又は改善する作用が存する。一方、くすみには、前記の糖化反応が主体となるくすみの他、色素細胞(メラノサイト)における著しいメラニン産生亢進、角化細胞(ケラチノサイト)へのメラニン過剰移送及び蓄積、更には、ケラチノサイトの機能低下、並びに、ターンオーバーの遅延等の現象を引き起こすことにより生じるくすみも存在する。この様な肌荒れ症状を伴う色素沈着に起因するくすみに対しては、真皮AGEs分解剤のみを使用することにより予防又は改善することは難しかった。
合切断能の測定、グルコース−牛血清アルブミンAGEs分解能の測定)においてAGEs分解作用を示す成分が好適に例示出来る。前記AGEs分解作用評価においてAEGs分解作用を有する成分とは、前記AEGs分解作用評価のα−ジケトンのC-C結合切断能の測定評価において、
1−フェニル−1,2−プロパンジオンの量より算出される安息香酸の理論量に対し、実際に生成する安息香酸の量が、40%以上である物質、又は、グルコース−牛血清アルブミンAGEs分解能の測定評価において、AGEs分解率が15%以上である物質を意味する。本発明者によれば、かかる評価系においてAGEs分解作用を有する成分としては、モクセイ科オリーブ属、ユキノシタ科ユキノシタ属、バラ科ポテンチラ属、マメ科アスパラトゥス属、バラ科シモツケソウ属、キク科ヨモギ属、マメ科ゲンゲ属する植物より得られる植物抽出物が好適に例示出来、さらに好ましくは、モクセイ科オリーブ属オリーブ、ユキノシタ科ユキノシタ属ユキノシタ、バラ科ポテンチラ属トルメンチラ、バラ科キジムシロ属カワラサイコ、バラ科ポテンチラ属ミヤマキンバイ、マメ科アスパラトゥス属ルイボス、バラ科シモツケソウ属シモツケソウ、キク科ヨモギ属ヨモギ、マメ科ゲンゲ属レンゲソウより得られる植物抽出物が好適に例示出来る。また、前記AGEs分解作用を有する成分の内、さらに好ましいものとしては、角層AGEs分解剤が好適に例示出来る。角層AGEs分解剤としては、例えば、ヒト角層中のAGEs分解作用を有する成分、又は、ヒト角層におけるAGEsの生成を抑制する作用を有する成分が好適に例示出来る。かかるヒト角層中に存在するAGEs分解作用を有する成分とは、例えば、特願2009−154495号に記載のヒト角層中におけるAGEs分解作用評価において、パネラーより採取された角層標本に、抗AGEs抗体を反応させ、該反応部位を検知し、AGEs分解剤との共存下では、非共存下よりも明らかに反応部位が少なかった場合に、角層中に存在するAGEsの分解作用を有する成分と言うことが出来る。また、かかるヒト角層中におけるAGEsの生成を抑制する作用を有する成分としては、ヒト角層中におけるAGEs生成抑制評価において、角層標本をグルコース溶液に浸漬させて37℃で放置してAGEsを生成させた場合、前記AGEs分解剤との共存下では、非共存下よりも明らかに反応部位が少なかった場合に、角層中におけるAGEsの生成を抑制する作用を有する成分が好適に例示出来る。本発明者の検討によれば、かかるヒト角層中のAGEs分解作用を有する成分、又は、ヒト角層におけるAGEsの生成を抑制する作用を有する成分としては、マメ科ゲンゲ属に属する植物より得られる植物抽出物が好適に例示出来、より好ましくは、マメ科ゲンゲ属レンゲソウより得られる植物抽出物が好適に例示出来る。マメ科ゲンゲ属レンゲソウより得られる植物抽出物は、AGEs分解作用、取り分け、表皮又は角層AGEsの分解作用に優れる。
オリーブの葉3kgに50%エタノール水溶液5Lを加え、2時間加熱環流し、ろ過によって不溶物を取り除き減圧濃縮し、本発明のオリーブより得られる植物抽出物を44g得た。
ユキノシタの葉3.5kgに50%エタノール水溶液6Lを加え、2時間加熱環流し、ろ過によって不溶物を取り除き減圧濃縮し、本発明のユキノシタより得られる植物抽出物を41g得た。
バラ科ポテンチラ属トルメンチラの全草の乾燥物100gを、細切した後、500mLの50%エタノール水溶液を加えて3時間、加熱還流し、冷却後濾過にて不溶物を取り除いた後、減圧濃縮し、ついで凍結乾燥し、植物抽出物1を得た。しかる後に、植物抽出物1に200mLの水と200mLの酢酸エチルを加え、液液抽出を行い、酢酸エチル相をとり、減圧濃縮し、本発明のバラ科ポテンチラ属トルメンシラより得られる植物抽出物を得た。
バラ科キジムシロ属カワラサイコの全草の乾燥物100gを、細切した後、500mLの50%エタノール水溶液を加えて3時間、加熱還流し、冷却後濾過にて不溶物を取り除いた後、減圧濃縮し、ついで凍結乾燥し、植物抽出物2を得た。しかる後に、植物抽出物2に200mLの水と200mLの酢酸エチルを加え、液液抽出を行い、酢酸エチル相をとり、減圧濃縮し、本発明のバラ科キジムシロ属カワラサイコより得られる植物抽出物を得た。
バラ科ポテンチラ属ミヤマキンバイの全草の乾燥物100gを、細切した後、500mLの50%エタノール水溶液を加えて3時間、加熱還流し、冷却後濾過にて不溶物を取り除いた後、減圧濃縮し、ついで凍結乾燥し、植物抽出物3を得た。しかる後に、植物抽出物3に200mLの水と200mLの酢酸エチルを加え、液液抽出を行い、酢酸エチル相をとり、減圧濃縮し、本発明のバラ科ポテンチラ属ミヤマキンバイより得られる植物抽出物を得た。
マメ科アスパラトゥス属ルイボスの葉の乾燥物100gを、細切した後、500mLの50%エタノール水溶液を加えて3時間、加熱還流し、冷却後濾過にて不溶物を取り除いた後、減圧濃縮し、ついで凍結乾燥し、抽出物4を得た。しかる後に、抽出物4に200mLの水と200mLの酢酸エチルを加え、液液抽出を行い、酢酸エチル相をとり、減圧濃縮し、本発明のマメ科アスパラトゥス属ルイボスより得られる植物抽出物を得た。
バラ科ポテンチラ属シモツケソウの全草の乾燥物100gを、細切した後、500mLの50%エタノール水溶液を加えて3時間、加熱還流し、冷却後濾過にて不溶物を取り除いた後、減圧濃縮し、ついで凍結乾燥し、抽出物5を得た。しかる後に、抽出物5に200mLの水と200mLの酢酸エチルを加え、液液抽出を行い、酢酸エチル相をとり、減圧濃縮し、本発明のバラ科シモツケソウ属シモツケソウより得られる植物抽出物を得た。
キク科ヨモギ属ヨモギの全草の乾燥物100gを、細切した後、500mLの50%エタノール水溶液を加えて3時間、加熱還流し、冷却後濾過にて不溶物を取り除いた後、減圧濃縮し、ついで凍結乾燥し、抽出物6を得た。しかる後に、抽出物6に200mLの水と200mLの酢酸エチルを加え、液液抽出を行い、酢酸エチル相をとり、減圧濃縮し、本発明のキク科ヨモギ属ヨモギより得られる植物抽出物を得た。
マメ科ゲンゲ属レンゲソウの全草及び種子の乾燥物1kgを細断し、10Lのエタノール溶液を加え、50℃以下の温度にて一晩浸漬した後、濾過にて不溶物を除去することにより、エタノール溶液抽出物である抽出物を得た。
22mM 1−フェニル−1,2−プロパンジオン/メタノール+0.1M リン酸緩衝液(PH7.4) 1mLと、本発明の植物抽出物(モクセイ科オリーブ属オリーブより
得られる植物抽出物、ユキノシタ科ユキノシタ属ユキノシタより得られる植物抽出物、バラ科ポテンチラ属トルメンチラより得られる植物抽出物、バラ科キジムシロ属カワラサイコより得られる植物抽出物、バラ科ポテンチラ属ミヤマキンバイより得られる植物抽出物
、マメ科アスパラトゥス属ルイボスより得られる植物抽出物、バラ科シモツケソウ属シモツケソウより得られる植物抽出物、キク科ヨモギ属ヨモギより得られる植物抽出物、マメ科ゲンゲ属レンゲソウより得られる植物抽出物) 1mLを混合し、37℃で10時間反
応させ、安息香酸の量をHPLCにて定量した。
(HPLC条件)
分析条件 検出器 :紫外吸光光度計(測定波長:260nm)
カラム :東ソーTSK−ODS80TsQA
カラム温度:室温
移動層 :氷酢酸2g/アセトニトリル 500mL+エデト酸二ナトリウム溶液(1→250) 500mL
流量:1mL/min
物抽出物の切断能は、モクセイ科オリーブ属オリーブより得られる植物抽出物(29%)、ユキノシタ科ユキノシタ属ユキノシタより得られる植物抽出物(35%)、バラ科ポテンチラ属トルメンチラより得られる植物抽出物(32%)、バラ科キジムシロ属カワラサイコより得られる植物抽出物(29%)、バラ科ポテンチラ属ミヤマキンバイより得られる植物抽出物(34%)、マメ科アスパラトゥス属ルイボスより得られる植物抽出物(25%)、バラ科シモツケソウ属シモツケソウより得られる植物抽出物(37%)、キク科ヨモギ属ヨモギより得られる植物抽出物(33%)、マメ科ゲンゲ属レンゲソウより得られる植物抽出物(43%)であった。本発明のAGEs分解剤には、優れたAGEs分解作用が認められた。
>
以下の試験材料を用い、AGEs分解作用評価を実施した。
AGE-BSA:グルコースと牛血清アルブミン(BSA)を37℃で12週間以上インキュベートし、PD−10 columns(Amersham Biosciences 17−0851−01)にて余分なグ
ルコースを除いたもの、1次抗体 :Anti-Albumin、Bovine Serum、Rabbit−Poly ROCKLAND 201−41331/20000、2次抗体 :Goat anti−rabbit IgG horseradish peroxidase conjugate BioRAD 170−6515 1/10000、基質 :TMB solution Wako 546−01911
(手順)
Type I コラーゲンコートした96穴マイクロプレート(Bio Coat 35 4407
)に10μg/mLのAGE-BSAを100μL加え、1.0μg(AGE-BSA/well) 37℃にて4時間静置した後、0.05%Tween20/PBS(−)にて3回洗浄(マイクロミキサー上で室温、3分間振とうし)、PBS(−)に溶解した濃度(1×10−4%)の試料を1
00μL加え、37℃で10時間以上反応させる。その後、0.05%Tween20/PBS(
−)にて3回洗浄し、1次抗体を各wellに100μL/well加え、室温で30分間静
置する。0.05%Tween20/PBS(−)にて3回洗浄し、2次抗体を100μL/we
ll入れ、室温30分間静置する。0.05%Tween20/PBS(−)にて3回洗浄し、TMBを100μL/well加え、室温15分反応させる。1N 塩酸を100μL/well入れ、反応を止め、450nmの吸光度を測定する。AGEsの量を変え、検量線を引き、この検量線より残存AGEs量を定量した。残存AGEsを添加したAGEsより減じ、添加したAGEsで除し、100を乗じてAGEs分解率を算出した。
角層中のAGEsは次のようにして検出できる。皮膚より市販の粘着テープ等を利用してテープストリッピングにより角層採取を行い、溶剤で半日処理して粘着テープ部分を除去する。得られた角層に対して免疫組織染色を行い、染色された角層標本を顕微鏡下で観察する。結果を図1に示す。前記溶剤としては、有機溶媒、特にキシレンが好ましく例示できる。免疫組織染色の条件として、一次抗体(anti AGE monocronal antibody(mouse) TransGenic KH001)、ビオチン化2次抗体(Biotin-Rabbit Anti Mouse IGg conjugate ZYMED 81-6740)、ABC試薬(R.T.U VECTASTAIN Elite ABC REAGENT BECTOR PK-7100)、AEC基質(ENVISION kit/HRP(AEC) Dako K3464)が好ましく例示できる。対照として、70%エタノール溶液に浸漬した角層標本を用意した。角層標本を、100mMグルコースを溶解した70%エタノール溶液に浸漬する。また、本発明のAGEs分解剤であるマメ科ゲンゲ属レンゲソウより得られる植物抽出物 0.1%共存下、非共存下で、37度で8日間放置後、AGEsを検知した。マメ科ゲンゲ属レンゲソウより得られる植物抽出物の非共存下においては、対照と比較して明らかに反応部位が多く、グルコースによりAGEsが産生したことがわかった。マメ科ゲンゲ属レンゲソウより得られる植物抽出物 0.1%共存下では、非共存下に比べて明らかに反応部位が少なく、マメ科ゲンゲ属レンゲソウより得られる植物抽出物がヒト角層中におけるAGEsの産生抑制作用を有することがわかった。この度合いは、標識の存在面積比によって定量化することができるし、該標識の存在割合は、後述の如く、スコアなどで簡便に数値化できる。結果を図1に示す。
本発明の炎症関連因子は、前記のAGEs分解剤と共に皮膚外用剤に含有させることにより、美白作用、取り分け、重層剥離などの肌荒れ症状を伴う色素沈着の予防又は改善作用、治り難いしみ、くすみなどの色素沈着異常などの色素沈着に対する優れた予防又は改善作用を発揮する。本発明の炎症関連因子としては、美白成分、抗炎症成分、抗プラスミン成分などが好適に例示出来る。本発明の炎症関連因子に付いて、以下に述べる。
が出来る。例えば、アルブチンは、ハイドロキノンとグルコースよりなる溶液に、β−グルコシダーゼを用いた酵素反応により合成することが出来る(例えば、特開平05−176785号公報)。
述べる。本発明のパンテテイン−S−スルホン酸は、遊離酸の形態のみならず、塩の形態
で使用することも出来る。前記のパンテテイン−S−スルホン酸の塩としては、薬理学的に許容される塩であれば、特段の限定なく使用出来る。例えば、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩、カルシウム塩、マグネシウム塩等のアルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、トリエチルアミン塩、トリエタノールアミン塩、モノエタノールアミン塩等の有機アミン塩、リジン塩、アルギン酸塩等の塩基性アミノ酸塩等が好適に例示できる。中でもアルカリ土類金属塩が好ましく、カルシウム塩が特に好ましい。これは特に、皮膚外用剤の形態で使用した場合に、生体利用性が高いためである。前記パンテテイン−S−ス
ルホン酸には、光学異性体が存在し、D−体、DL−体のいずれも本発明に使用出来るが、
好ましくはD−体である。また、パンテティン−S−スルホン酸及びその塩は既知化合物であり、既に化粧料原料として市販されているものが存し、かかる市販品を購入して使用することが出来る。この様な市販品としては、パンテティン−S−スルホン酸のカルシウム
塩である「パンテティンSスルホン酸CA−70」(相互薬工株式会社)が好適に例示でき
る。
る。かかるシソ科メリッサ属メリッサの抽出物作製に用いる植物部位としては、全草または地上部が好適に例示出来る。本発明の実施例では、日本で育成されたメリッサを購入し、使用した。抽出に際して、植物体乃至はその乾燥物は予め、粉砕或いは細切して抽出効率を向上させるように加工することが好ましい。抽出物は、植物体乃至はその乾燥物1質量部に対して、溶媒を1〜30質量部加え、室温であれば数日間、沸点付近の温度であれば数時間浸漬する。浸漬後は、室温まで冷却し、所望により不溶物を除去した後、溶媒を減圧濃縮するなどにより除去することが出来る。しかる後、シリカゲルやイオン交換樹脂を充填したカラムクロマトグラフィーなどで分画精製し、所望の抽出物を得ることが出来る。尚、本発明においては、抽出物とは、抽出物自体、抽出物を分画、精製した分画、抽出物乃至は分画、精製物の溶媒除去物の総称を意味する。
送系等に作用し、細胞又は細胞小器官内におけるプロトン濃度を調節する生体機能分子に作用し、プロトン輸送を阻害することにより細胞又は細胞小器官内における酸性化を誘引する作用に優れる。細胞又は細胞小器官内における酸性化作用は、pH依存的に働くイオンチャネル、酵素(例えば、チロシナーゼ等)などの生体機能分子の生物活性又は機能に大きな影響を与える。メラニン産生の鍵酵素であるチロシナーゼ酵素は、pH変動により大きな影響を受けるため、酸性化によりチロシナーゼ活性を低下させメラニン産生を抑制する。本発明のプロトンポンプ阻害作用を有する成分としては、例えば、特願2009−219292号公報に記載のプロトンポンプ阻害作用評価においてプロトンポンプ阻害作用を示す成分が好適に例示出来る。本発明のプロトンポンプ阻害作用を有する成分の内、好ましいものを具体的に例示すれば、シソ科タチジャコウソウ属に属する植物、マメ科クララ属に属する植物、サトイモ科ショウブ属に属する植物、ウリ科ヘチマ属に属する植物、ユキノシタ科アジサイ属に属する植物、サルノコシカケ科マツホド菌核、マメ科ハギ属に属する植物より得られる植物抽出物が好適に例示出来、より好ましくは、シソ科タチジャコウソウ属タイムより得られる植物抽出物、マメ科クララ属クララより得られる植物抽出物、ショウガ科ショウガ属ショウガより得られる植物抽出物、サトイモ科ショウブ属ショウブより得られる植物抽出物、ウリ科ヘチマ属ヘチマより得られる植物抽出物、ユキノシタ科アジサイ属アマチャより得られる植物抽出物、サルノコシカケ科マツホド菌核ブクリョウより得られる植物抽出物、マメ科ハギ属キハギより得られる植物抽出物、マメ科ハギ属トウクサハギより得られる植物抽出物が好適に例示出来る。
阻害剤は、単純な化学物質に関しては、化合物をそのまま使用することも出来るし、薬理学的に許容される塩の形態として利用することも出来る。これらの塩としては、皮膚外用剤で使用されるものであれば、特段の限定無く使用でき、例えば、アルカリ塩であれば、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩、カルシウム塩、マグネシウム塩等のアルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、トリエチルアミン塩、トリエタノールアミン塩、モノエタノールアミン塩等の有機アミン塩、リジン塩、アルギン酸塩等の塩基性アミノ酸塩等が好適に例示できる。又、酸との塩であれば、塩酸塩、リン酸塩、硫酸塩、硝酸塩などの鉱酸塩、炭酸塩、クエン酸塩、酒石酸塩等の有機酸塩等が好適に例示できる。
本発明の皮膚外用剤は、1)AGEs分解剤と、2)炎症関連因子とを含有することを特徴とする。本発明の皮膚外用剤に含有されるAGEs分解剤としては、前述の通り、AGEs分解作用を有する成分であれば特段の限定なく適応出来るが、本発明者等の検討によれば、モクセイ科オリーブ属、ユキノシタ科ユキノシタ属、バラ科ポテンチラ属、マメ科アスパラトゥス属、バラ科シモツケソウ属、キク科ヨモギ属、マメ科ゲンゲ属に属する植物より得られる植物抽出物が好適に例示出来、さらに好ましくは、モクセイ科オリーブ属オリーブ、ユキノシタ科ユキノシタ属ユキノシタ、バラ科ポテンチラ属トルメンチラ、バラ科キジムシロ属カワラサイコ、バラ科ポテンチラ属ミヤマキンバイ、マメ科アスパラトゥス属ルイボス、バラ科シモツケソウ属シモツケソウ、キク科ヨモギ属ヨモギ、マメ科ゲンゲ属レンゲソウより得られる植物抽出物が好適に例示出来る。また、本発明の皮膚外用剤に含有される炎症関連因子としては、美白成分、抗炎症成分、抗プラスミン成分が好適に例示出来る。前記の美白成分の内、好ましいものとしては、メラニン産生抑制剤、α−MSH産生抑制剤、メラノサイトのデンドライド伸長抑制剤、プロトンポンプ阻害剤などが好適に例示出来る。前記メラニン産生抑制剤の内、好ましいものを具体的に例示すれば、4−アルキルレゾルシノール及び/又はそれらの塩、アスコルビン酸誘導体及び/又はそれらの塩、ハイドロキノン及び/又はそれらの塩、ウルソール酸及び/又はそれらの塩、ビタミンE及び/又はその誘導体、パンテテイン−S−スルホン酸及び/又はその塩などが好適に例示出来る。前記のα−MSH抑制剤に関し、好ましいものを具体的に例示すれば、マメ科クララ属クララより得られる植物抽出物が好適に例示出来る。前記のメラノサイトのデンドライド伸長抑制剤に関し、好ましいものを具体的に例示すれば、メチルオフィオポゴナノンB、ソフォラフラバノンA、キク科ノコギリソウ属セイヨウノコギリソウより得られる植物抽出物、ユリ科ジャノヒゲ属に属する植物より得られる植物抽出物などが好適に例示出来る。前記のプロトンポンプ阻害剤に関し、好ましいものを具体的に例示すれば、シソ科タチジャコウソウ属タイムより得られる植物抽出物、マメ科クララ属クララより得られる植物抽出物、ショウガ科ショウガ属ショウガより得られる植物抽出物、サトイモ科ショウブ属ショウブより得られる植物抽出物、ウリ科ヘチマ属ヘチマより得られる植物抽出物、ユキノシタ科アジサイ属アマチャより得られる植物抽出物、サルノコシカケ科マツホド菌核ブクリョウより得られる植物抽出物、マメ科ハギ属キハギより得られる植物抽出物、マメ科ハギ属トウクサハギより得られる植物抽出物などが好適に例示出来る。また、前記の抗炎症成分としては、グリチルリチン酸及びその薬理学的に許容される塩が好適に例示出来、これらの内、好ましいものを具体的に例示すれば、グリチルレチン酸及びその塩、グリチルレチン酸アルキル及びその塩、並びに、グリチルリチン酸及びその塩が好適に例示出来る。また、前記の抗プラスミン成分の内、好ましいものを具体的に例示すれば、トラネキサム酸及びその塩、トラネキサム酸メチルアミド及びその塩、ε−アミノカプロン酸及びその塩が好適に例示出来る。
BOPOL;登録商標)940」などがある。このような親水性高分子は、唯一種を用いても、二種以上を組み合わせて用いても構わない。本発明の水中油型乳化皮膚外用剤は、このような親水性高分子を、0.05〜1質量%含有することが好ましく、0.08〜0.5質量%含有することがより好ましい。これより少ないと乳化系が不安定化するし、これより多いと系の粘度が高くなりすぎて、塗布性が悪くなる。
表1及び表2に記載の処方成分よりなる皮膚外用剤(化粧料1〜10)を作製した。即ち、処方成分イ)、ロ)及びハ)をそれぞれ70℃に加熱し、イ)にロ)を加え中和し、これに徐々にハ)を加えて乳化し、ホモジナイザーで乳化粒子を整え、攪拌冷却し、皮膚外用剤(化粧料1〜10)を得た。また同時に、表1の処方成分中、「本発明のAGEs分解剤」を「水」に置換した比較例1、「本発明の炎症関連因子」を「水」に置換した比較例2、「本発明のAGEs分解剤」及び「本発明の炎症関連因子」を共に「水」に置換した比較例3を作製した。
実施例1に記載の方法に従い製造した皮膚外用剤(化粧料1〜10)及び比較例1〜3の化粧料を用い、色素沈着抑制効果を調べた。自由意思で参加したパネラーの上腕内側部に、試験初日(1日目)に1.5cm×1.5cmの試験部位を設け、試験部位の皮膚明
度(L*値)を色彩色差計(CR-300、コニカミノルタ株式会社)にて測定した。試
験初日に皮膚明度を測定した後、試験部位に最少紅斑量の2倍量(2MED)の紫外線を1回照射した。紫外線照射終了直後より1日3回、14日連続して、各試験部位に各検体(化粧料1〜8又は比較例1〜3の化粧料)を50μL塗布した。塗布終了24時間後(15日目)に色彩色差計(CR-300、コニカミノルタ株式会社)にて各試験部位の皮膚明度(L*値)を測定し、試験初日のL*値に対するΔL*値を算出した。結果を表3に示す。ΔL*値は色素沈着の程度が強いほど低い値となるため、ΔL*値が大きい程、色素沈着が抑制されたと判断することができる。これにより、本発明の皮膚外用剤である化粧料1〜10は優れた色素沈着抑制効果を有することが分かる。また、比較例1及び比較例2も色素沈着抑制作用が認められたが、その効果は、化粧料1〜10に比較し弱かった。これにより、本発明の皮膚外用剤である化粧料1〜10は、優れた色素沈着抑制効果を示すことが分かる。
実施例1に記載の化粧料8及び化粧料9に関し、「本発明のAGEs分解剤」、並びに、「本発明の炎症関連因子」の濃度を、表4に記載の濃度に変更した皮膚外用剤(化粧料11〜20)を作製した。本実施例における皮膚外用剤の作製にあたり、「本発明のAGEs分解剤」、並びに、「本発明の炎症関連因子」の質量%の増減により生じた全体の質量%は、処方成分中の「水」の質量%を増減させることにより調整した。
実施例3に記載の方法に従い製造した皮膚外用剤(化粧料11〜20)及び実施例1に記載の比較例1〜3に関し、実施例2に記載の方法に従い色素沈着抑制作用を評価した。結果を表5に示す。これにより、本発明の皮膚外用剤である化粧料11〜20は優れた色素沈着抑制効果を有することが分かる。また、比較例1及び比較例2も色素沈着抑制作用が認められたが、その効果は、化粧料11〜20に比較し弱かった。これにより、本発明の皮膚外用剤である化粧料11〜20は、優れた色素沈着抑制効果を示すことが分かる。
本発明の皮膚外用剤として、表1及び表2に記載の化粧料1に関し、処方成分の「ペムレンTR−2」を「カルボキシビニルポリマー」に置換した皮膚外用剤(化粧料21)の製造を試みたが乳化することが出来ず、皮膚外用剤(化粧料21)は製造することが出来なかった。
表6及び表7に記載の処方成分を有する化粧料22〜31を作製した。また同時に、表6の処方成分中、「本発明のAGEs分解剤」を「水」に置換した比較例4、「本発明の炎症関連因子」を「水」に置換した比較例5、「本発明のAGEs分解剤」及び「本発明の炎症関連因子」を共に「水」に置換した比較例6を作製した。
実施例2に記載の方法に従い、化粧料22〜31、比較例4〜6に関し、色素沈着抑制作用を評価した。結果を表8に示す。これにより、本発明の皮膚外用剤である化粧料22〜31は優れた色素沈着抑制効果を有することが分かる。また、比較例4及び比較例5も色素沈着抑制作用が認められたが、その効果は、化粧料22〜31に比較し弱かった。これにより、本発明の皮膚外用剤である化粧料22〜31は、優れた色素沈着抑制効果を示すことが分かる。
実施例1に記載の方法に従い製造した皮膚外用剤(化粧料1〜10)、比較例1〜3に関し、以下の手順に従い色素沈着抑制作用評価を行った。メラニン量が平均より多いパネラーの選択にあたっては、皮膚から粘着テープストリッピングにより採取した角層細胞の標本を、硝酸銀水溶液を用いたメラニン染色を行うことにより可視化し、これを顕微鏡下観察することにより判定した。また、判定にあたっては、平均的な存在状況を中心にスコア化して判別した。さらに、前記パネラーの内、角層標本を用い有核細胞の出現率が平均よりも高い、乃至は、重層剥離の度合いが平均よりも多い人を観察により選択しパネラーとした。前記の特性を有する自由意思で参加したパネラーの両上腕内側部に1.5cm×1.5cmの部位を上下2段に分け測定部位を設け、最少紅斑量(1MED)の紫外線照射を1日1回、3日連続して3回照射した。照射終了後1日より、1日1回28日連続してサンプル50μLを塗布した。1部位は無処置部位とした。塗布終了24時間後に色彩
色差計(CR-300、コニカミノルタ株式会社)にて各試験部位の皮膚明度(L*値)
を測定し、無処置部位のL値に対するΔL*値を算出した。L*値は、色素沈着の程度が強いほど低い値となる。従って、ΔL*値が大きい程、色素沈着が抑制されたと判断することができる。結果を表9に示す。これにより、本発明の皮膚外用剤である化粧料1〜10は、優れた色素沈着抑制効果を示すことが分かる。
Claims (10)
- キク科ヨモギ属ヨモギより得られる植物抽出物と、4−n−ブチルレゾルシノールとを含有することを特徴とする、皮膚外用剤。
- 前記キク科ヨモギ属ヨモギより得られる植物抽出物を、皮膚外用剤全量に対し、0.0001質量%〜10質量%含有することを特徴とする、請求項1に記載の皮膚外用剤。
- 前記4−n−ブチルレゾルシノールを、皮膚外用剤全量に対し、0.000001質量%〜15質量%含有することを特徴とする、請求項1又は2に記載の皮膚外用剤。
- 化粧料であることを特徴とする、請求項1〜3の何れか一項に記載の皮膚外用剤。
- 美白用であることを特徴とする、請求項1〜4の何れか一項に記載の皮膚外用剤。
- 紫外線暴露後の色素沈着に対する予防又は改善用であることを特徴とする、請求項1〜5の何れか一項に記載の皮膚外用剤。
- メラニン過剰産生により生じる角化細胞の細胞不活性化が関与する色素沈着予防又は改善用であることを特徴とする、請求項1〜6の何れか一項に記載の皮膚外用剤。
- 油中水乳化剤形であることを特徴とする、請求項1〜7の何れか一項に記載の皮膚外用剤。
- 化粧料を使用すべき人から得られた角層細胞標本において、角層細胞中のメラニン存在量が多く、且つ、その分布の不均一性が高い場合に、その人に使用されるべき化粧料であることを特徴とする、請求項1〜8の何れか一項に記載の皮膚外用剤。
- 化粧料を使用すべき人の皮膚において、励起光によって皮膚から生じる蛍光を計測し、該蛍光強度から推測される皮膚内のAGEs量が多かった場合に、その人に使用されるべき化粧料であることを特徴とする、請求項1〜8の何れか一項に記載の皮膚外用剤。
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