JP5688121B2 - 貼付剤 - Google Patents
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[1]支持体と、該支持体の少なくとも片面に積層された粘着剤層とを備える貼付剤本体を有する貼付剤であって、
貼付剤本体は周辺部と中央部を有し、該周辺部と該中央部の間に中間部をさらに有し、
貼付剤本体の中間部の厚さは、貼付剤本体の中央部の厚さより大きく、かつ
貼付剤本体の中央部の厚さは、貼付剤本体の周辺部の厚さより大きい
ことを特徴とする貼付剤。
[2]中間部における貼付剤本体の最も厚さが大きい箇所の厚さと、周辺部における貼付剤本体の厚さの差は、30〜3000μmであり、中間部における貼付剤本体の最も厚さが大きい箇所の厚さと、中央部における貼付剤本体の厚さの差は、15〜1500μmであり、かつ中央部における貼付剤本体の厚さと、周辺部における貼付剤本体の厚さの差は、20〜2000μmである、前記[1]記載の貼付剤。
[3]支持体は、厚さ1〜45μmの樹脂フィルムを含む、前記[1]または[2]記載の貼付剤。
[4]支持体が熱可塑性樹脂を含む、前記[1]または[2]記載の貼付剤。
[5]熱可塑性樹脂がポリエチレンテレフタレートを含む、前記[4]記載の貼付剤。
[6]粘着剤層は非架橋である、前記[1]または[2]記載の貼付剤。
[7]粘着剤層は有機液状成分を含む、前記[1]または[2]記載の貼付剤。
[8]粘着剤層上に積層された剥離ライナーを有する、前記[1]〜[7]のいずれかに記載の貼付剤。
[9]剥離ライナーは、貼付剤本体よりも外側へ延出する延出部を有する、前記[8]記載の貼付剤。
[10]支持体と、該支持体の少なくとも片面に積層された粘着剤層と、該粘着剤層上に積層された剥離ライナーとを有する貼付剤原反の支持体側の表面のうち、貼付剤本体の周辺部に対応する領域を加熱、加圧することにより前記周辺部の内側に盛り上がり形状を有する中間部を形成することを特徴とする、前記[8]または[9]記載の貼付剤の製造方法。
間部をさらに有し、貼付剤本体の中間部の厚さは、貼付剤本体の中央部の厚さより大きく、かつ貼付剤本体の中央部の厚さは、貼付剤本体の周辺部の厚さより大きい。このため、本発明の貼付剤を包装体内に包装した場合、貼付剤本体の中間部が盛り上がり形状に基づく機能を果たし、さらに中央部が包装体を支えるように機能するので、包装体の内面に貼付剤の端部が接触する機会が減少し、端部から粘着剤層成分のはみ出しや流れ出しがあったとしても、貼付剤が包装体に付着することが抑制される。したがって、本発明の貼付剤によれば包装体内から貼付剤を取り出しやすくすることができる。
図1は、本発明の貼付剤の一例の模式図である。本発明の貼付剤は、支持体21と、該支持体21の少なくとも片面に形成された粘着剤層22とを備える貼付剤本体24を有し、該貼付剤本体24の粘着剤層22の粘着面上に積層され、皮膚へ貼付する前に粘着面を保護するための剥離ライナー23を有し得る。本発明の貼付剤は、貼付剤本体24が周辺部3と中央部1を有し、該周辺部3と該中央部1の間に中間部2をさらに有し、貼付剤本体24の中間部2の厚さが、貼付剤本体24の中央部1の厚さより大きく、かつ貼付剤本体24の中央部1の厚さが、貼付剤本体24の周辺部3の厚さより大きいことを特徴とする。
1)粘着剤層22は中央部1と同じ厚さかまたは中央部1よりも大きい厚さを有するが、支持体21の表面の高さは中央部1よりも高い領域2a;
2)粘着剤層22の厚さが中央部1よりも大きく、支持体21の表面の高さも中央部1よりも大きい領域2b;
3)粘着剤層22の厚さは中央部1よりも小さく周辺部3よりも大きいが、支持体21の表面の高さは中央部1よりも大きい領域2c;および
4)粘着剤層22の厚さは中央部1よりも小さく周辺部3よりも大きいが、支持体21の表面の高さは中央部1よりも小さく、周辺部3よりも大きい領域2d
といったような領域が挙げられる。これらの湾曲した表面を有する領域のうち、本発明における中間部2とは、図1に示すように、上記2a、2bおよび2cを含む領域2を指す。したがって、中間部2においては、粘着剤層22の厚さが中央部1と同じである領域、中央部1よりも大きい領域、および中央部1よりも小さい領域が存在する。
部3の厚さが小さく、中間部2が盛り上がり形状に基づく機能を果たすので、本発明の貼付剤を皮膚32に貼付した場合、貼付剤の端部が、貼付剤に接触し得る衣服33とこすれる機会を低減することができる。
10〜100μmの範囲が好ましい。また、多孔質フィルムとして織布や不織布を用いる場合、効果的な大きさの気泡を確保する観点および投錨性の観点から、その目付量は好ましくは5〜50g/m2であり、より好ましくは10〜30g/m2である。
ィルムである。
る公知の方法により行ってもよい。
、60重量%を超えて配合する場合、粘着剤層が一定形状を保持することが困難となる可能性がある。
る貼付剤を得ることができる。前記所定形状は、加圧時に貼付剤の周辺部3に相当する領域を少なくとも加圧しうる形状である。周辺部3に相当する領域を加圧することで、中間部2に相当する盛り上がり部が形成される。加熱された押し型41の形状としては、形成する貼付剤の形状によるが、同軸上の2つの矩形により輪郭付けられる平面形状が例示される。貼付剤の連続生産のためには、原反42において、貼付剤が列を作るような打ち抜き位置43を想定すれば、型押しと打ち抜きを連続的に繰り返すことにより、原反42から効率よく貼付剤を得ることができる。
施例によって限定されるものではない。
<粘着剤層形成用組成物の調製>
(1)硬粘着剤層形成用組成物の調製
高分子量ポリイソブチレン(粘度平均分子量4×106)、中分子量ポリイソブチレン(粘度平均分子量5×104)、粘着付与剤(脂環族飽和炭化水素樹脂、軟化点141℃(環球法))、および有機液状成分(ミリスチン酸イソプロピル)を、17:25:28:30の重量比(総重量7.5kg)で、トルエン/ヘキサン混合溶液(重量比1:1、17.5kg)の存在下、配合、混合し、硬粘着剤層を形成するための組成物(総重量25kg)を得た。
(2)軟粘着剤層形成用組成物の調製
前記重量比率を14:28:28:30としたほかは硬粘着剤層形成用組成物の調製と同様にして、軟粘着剤層を形成するための組成物を得た。
硬粘着剤層形成用組成物または軟粘着剤層形成用組成物を、ポリエチレンテレフタレート(以下「PET」とも記す)製の剥離ライナー(厚さ75μm)の軽剥離面に、乾燥後の粘着剤層の厚さが160μmとなるように塗布し、乾燥機により乾燥させ(100℃)、硬粘着剤層または軟粘着剤層(ともに非架橋)が形成された剥離ライナーを得た。粘着剤層が形成された面を、厚さ4.5μmのPET製フィルムと、厚さ35μm、目付量20g/m2のPET製不織布との積層体(トータル厚さ40μm)である支持体のPET不織布面と圧着することにより貼り合わせて貼付剤打ち抜き用原反を作製した。
同軸上の2つのほぼ正方形の形状により輪郭付けられる平面形状を有する、加熱された押し型(外寸64mm×64mm、内寸56mm×56mm)を用いて、貼付剤打ち抜き用原反の支持体表面を加熱、加圧した(圧力10000 N/10cm2(1×107 N/m2)、加熱・加圧時間0.5s)。加熱は実施例によって異なる温度にて行った。加熱および加圧した領域が、後に得られる貼付剤の周辺部に対応するように、加熱および加圧された原反から、押し切り刃ダイセットを用いて貼付剤本体と剥離ライナーを同時に打ち抜き、延出部を有さない本発明の貼付剤を得た。得られた貼付剤は、貼付剤本体および貼付剤の輪郭が約60mmの一辺長の略正方形であり、そのすべての外周部に幅約1.5mmの帯状の周辺部を有し、該周辺部の内側に略正方形の中央部を有し、該中央部と該周辺部との間に帯状の中間部を有するものであった。該貼付剤を、外面が12μm厚のPETフィルム、内面が30μm厚のポリアクリロニトリル系樹脂フィルムからなる包装材料(外寸95mm×95mm、内寸85mm×85mm)で密封包装して2つのVノッチを有する貼付剤包装体を得た。
押し切り刃ダイセットのオス型およびメス型における寸法差を調節し、まず貼付剤本体だけを打ち抜き、次いで剥離ライナーを打ち抜くことにより、貼付剤本体の全周辺部において剥離ライナーに延出部を形成したこと以外は、実施例1〜7と同様に貼付剤を製造し、貼付剤包装体を得た。
型押し工程をなくしたこと以外は実施例1〜7と同様に貼付剤を製造し、貼付剤包装体を得た。
押し型を加熱しなかったこと以外は実施例1〜7と同様に貼付剤を製造し、貼付剤包装体を得た。
樹脂フィルムとしてPET製フィルムの代わりにポリイミドフィルムを用いたこと以外は実施例1〜7と同様に貼付剤を製造し、貼付剤包装体を得た。
押し切り刃ダイセットのオス型およびメス型における寸法差を調節し、まず貼付剤本体だけを打ち抜き、次いで剥離ライナーを打ち抜くことにより、貼付剤本体の全周辺部において剥離ライナーに延出部を形成したこと、ならびに型押し工程をなくしたこと以外は、実施例1〜7と同様に貼付剤を製造し、貼付剤包装体を得た。
貼付剤をルテニウム酸水溶液で染色した後、凍結ミクロトーム(大和光機工業(株)製、LR−85)により切断し、切断面をFE−SEM(Hitachi,S−4800)で倍率50〜1000倍で撮像し、周辺部、中間部、および中央部について、ゲージ目盛りを読むことでPET製フィルムおよびPET製不織布の厚さ、ならびに貼付剤本体の厚さ(粘着剤層の厚さと支持体の厚さの和)を測定した。その際、PET製不織布の表面には凹凸が存在するが、断面写真においてその凸部10箇所を無作為に選択し、当該凸部におけるPET製不織布の厚さを算術平均して、PET製不織布の厚さとした。次いで貼付剤本体の厚さからPET製フィルムの厚さおよび前記PET製不織布の厚さを差し引き、周辺部、中間部、および中央部について、粘着剤層の厚さを求めた。中間部については、図1の2a、2b、および2cにおける粘着剤層のように、粘着剤層が位置により異なる厚さを有するが、図1の2bにおける粘着剤層の厚さが極大値を示すような箇所の付近について、粘着剤層の厚さを求めた。なお、比較例3については、同様にPET製フィルムの厚さの代わりにポリイミドフィルムの厚さを測定した。
図6に示すように、貼付剤包装体の2辺をハサミでまたはVノッチに従い開封した。開封部より、貼付剤を角をつかんで取り出し、以下の評価基準に基づき、1〜5の評価点を用いて包装体からの貼付剤の取り出し性を評価した。
5:粘着剤層のはみ出しがなく、きわめて容易に取り出せる。
4:粘着剤層のわずかなはみ出しがあるが、きわめて容易に取り出せる。
3:粘着剤層のいくらかのはみ出しがあるが、容易に取り出せる。
2:粘着剤層のいくらかのはみ出しがあるが、取り出し可能。
1:粘着剤層のかなりのはみ出しがあり、取り出しが困難。
専門の評価者が貼付剤を包装体から取り出し、朝から24時間胸部に貼付し、貼付状態について、以下の評価基準に基づき、1〜5の評価点を用いて評価した。評価者の貼付中の行動は通常通りとした。また評価者が朝に入浴する場合は、入浴直後(30分以内)を避けて貼付することとした。各実施例および比較例について同一の評価者(1名)が1回評価し
た。
5:貼付剤が皮膚に貼付された状態が良好に保持され、貼付剤の端部にめくれが全く認められない。
4:貼付剤が皮膚に貼付された状態が良好に保持されるが、貼付剤の端部のわずかな部分でめくれが認められる。
3:貼付剤が皮膚に貼付された状態が良好に保持されるが、貼付剤の端部のいくらかの部分でめくれが認められる。
2:貼付剤が皮膚に貼付された状態にあるが、貼付当初の状態と比べ密着性の低下が認められ、貼付剤の端部のいくらかの部分でめくれが認められる。
1:貼付剤が脱落する。
2 中間部
3 周辺部
21 支持体
22 粘着剤層
23 剥離ライナー
24 貼付剤本体
25 延出部
31 包装体
32 皮膚
33 衣服
41 押し型
42 原反(貼付剤打ち抜き用原反)
43 原反における、貼付剤が列を作るような打ち抜き位置
44 打ち抜き位置
Claims (7)
- 支持体と、該支持体の片面に積層された単一の粘着剤層とからなる貼付剤本体、及び、該粘着剤層上に積層された剥離ライナーを含み、
該貼付剤本体は周辺部と中央部を有し、該周辺部と該中央部の間に中間部をさらに有する貼付剤であって、
当該貼付剤は、
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレートまたはこれらの組み合わせを含む支持体と、該支持体の片面に積層された単一の粘着剤層と、該粘着剤層上に積層された剥離ライナーとを有する貼付剤原反の支持体側の表面のうち、前記貼付剤本体の周辺部に相当する領域を、90〜180℃に加熱された押し型にて加熱、加圧することにより、貼付剤原反の前記貼付剤本体の中間部に相当する領域を盛り上がらせ、その後、貼付剤原反から貼付剤を打ち抜く工程を経て得られたものであり、
前記貼付剤本体の中間部の厚さは、中央部の厚さより大きく、
前記貼付剤本体の中央部の厚さは、周辺部の厚さより大きく、
中間部における貼付剤本体の最も厚さが大きい箇所の厚さと、周辺部における貼付剤本体の厚さの差は、275〜297μmであり、中間部における貼付剤本体の最も厚さが大きい箇所の厚さと、中央部における貼付剤本体の厚さの差は、70〜90μmであり、かつ中央部における貼付剤本体の厚さと、周辺部における貼付剤本体の厚さの差は、188〜222μmであり、
前記貼付剤本体の支持体が湾曲した表面を有しており、
前記貼付剤本体の粘着剤層が薬物を含有し、該粘着剤層の前記剥離ライナーと接する面が平坦面であることを特徴とする貼付剤。 - 支持体は、厚さ1〜45μmの樹脂フィルムを含み、該樹脂フィルムはポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレートまたはこれらの組み合わせを含む、請求項1記載の貼付剤。
- 支持体は、多孔質フィルムと樹脂フィルムの積層体であり、該多孔質フィルムおよび該樹脂フィルムがともにポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレートまたはこれらの組み合わせを含む、請求項1記載の貼付剤。
- 粘着剤層は非架橋である、請求項1〜3のいずれか1項記載の貼付剤。
- 粘着剤層は有機液状成分を含む、請求項1〜4のいずれか1項記載の貼付剤。
- 剥離ライナーは、貼付剤本体よりも外側へ延出する延出部を有する、請求項1〜5のいずれか1項記載の貼付剤。
- 貼付剤本体の周辺部の平面形状は、0.29〜3.5mm幅の帯状である、請求項1〜6のいずれか1項記載の貼付剤。
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