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JP5689286B2 - シーラガン - Google Patents
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本発明は、塗布剤または充填剤等のシーラを吐出筒の先端の吐出口から吐出させるシーラガンであって、シーラの吐出を停止させたときに吐出筒の先端の吐出口部に生じてくるシーラの液だれを除去・消失せしめる液だれ防止装置を装備せしめてあるシーラガンについての改良に関する。
さらに具体的にいえば、基端側に装備せる把持グリップに並列させてボディに軸支した握りレバーを握り込む作動で、ボディ内に設けた弁機構が開弁してボディ先端側の吐出筒の筒先の吐出口からシーラが吐出し、握りレバーの握り込みの解放により復元バネによる該握りレバー復元回動の作動で弁機構が閉弁してシーラの吐出を停止させるよう構成したシーラガンのボディに、前記握りレバーの回動作動に連動してポンプ室が拡縮する作動により吸引と吐出のポンプ作動を行うポンプ装置を組み付け、それの拡縮室に接続する吸引・吐出パイプを、吐出筒内に配置して先端開口を吐出筒の吐出口の手前に臨ませ、握りレバーの握り込みの解放により弁機構を閉弁させてシーラの吐出を停止させたときに、吐出筒の吐出口の付近に生じてくる液だれのシーラを、ポンプ装置の吸引・吐出パイプにより吐出筒内に引き込みポンプ室に吸引せしめて消失させるようにしてある液だれ防止装置付きのシーラガンについての改良に関する。
塗布剤・充填剤などを液材料としたシーラを、構造体の隙間・間隙に、塗布・充填する作業に用いられるシーラガンは、通常、図1に示しているように、基端側に把持グリップ1を有する中空筒体の銃身状に形成したボディaの先端部に、筒先に吐出口2aを形成した吐出筒2の基端側を接続し、ボディaの内部には、導入管3から供給されてくるシーラを先端部の吐出筒2に導く流路uと、その流路uと吐出筒2との連通を断・接する弁口40と弁座口41とからなる弁機構4とを設け、その弁機構4と、ボディaの把持グリップ1に並列させてボディaに軸支した握りレバー5とを、その握りレバー5を把持グリップ1と共に握り込む作動で弁機構4が開弁し、その握りレバー5の握り込みの解放作動でその握りレバー5が復元バネ50により復元回動する作動で弁機構4の閉弁が行われるよう連繋機構51を介し連繋し、握りレバー5を把持グリップ1とともに握り込むと、弁機構4が開弁して導入管3から供給されてくるシーラが、流路uを経て吐出筒2に導かれて、それの筒先の吐出口2aから吐出され、握りレバー5の握り込みを放すと、弁機構4が閉弁して、シーラの吐出が停止するように構成してある。
このシーラガンAは、握りレバー5の握り込みを放して、該握りレバー5を復元バネ50により把持グリップ1から離れた開放位置に復元回動させ、同時にこの復元回動により、弁機構4を閉弁に作動させ、シーラの吐出を停止させたとき、弁機構4より下流側においてシーラガンAの器内に残留したシーラが、導入管3から導入されるときに与えられていた圧力により、吐出筒2の筒先の吐出口2aから押し出されてくるようになる。
そして、このシーラガンAの器内から吐出口2aを介して押し出されるシーラは、粘性を具備して付着性と凝集性が大きい性状のものであることから、吐出筒2の筒先の吐出口2aから離れずに、その吐出口2aの周縁に付着して、つらら状に垂れ下がり、液だれの現象を呈するようになる。
このシーラの吐出を握りレバー5の握り込みの解放による弁機構4の閉弁作動により停止させたときに、吐出筒1の先端の吐出口2aの周辺に付着して垂れ下がるシーラの液だれは、放置しておくと、シーラが外気に曝されることで、次に塗布作業・充填作業を行うときには、正常に使用できない性状のものに変性する性状のものであることから、シーラの吐出を停止させたときに、その直後に、吐出筒2の先端から拭き取って廃棄する処理を行っている。このことから、シーラガンAには、液材料のシーラの吐出を停止させる度ごとに、生じてくる液だれを拭き取る作業を行わなければならないことで、塗布・充填作業の作業性を悪くし、また液だれを廃棄することで、シーラの損失を招いている問題がある。
シーラガンAに組み付け装備せしめる液だれの防止装置Bは、このシーラガンAに、シーラの吐出を停止させる度ごとに生じてくる液だれを除去消失せしめるためのものである。
このシーラガンAに組み付け装備せしめる液だれ防止装置Bは、図2に示しているように、シーラガンAの本体を構成するボディaに組み付けるポンプ室pが拡縮して吸引と吐出の作動を行うポンプ装置Pと、そのポンプ装置Pの吐出作動と吸引作動とが、握りレバー5を握り込む作動により行われる弁機構4の開弁作動及び握りレバー5の握り込みの解放により該レバー5が復元バネ50により復元回動する作動によって行われる弁機構4の閉弁作動とに、それぞれ連動して行われるように、ポンプ装置Pと弁機構4とを連動連繋する連繋機構と、ポンプ装置Pの吸引作動による吸引圧を、吐出筒2の筒先の吐出口2aの近傍に作用させるよう、基端側をポンプ装置Pのポンプ室pに接続させ、先端開口を吐出筒2の吐出口2aの近傍に位置させて吐出筒2内に配設する吸引・吐出パイプ63とからなる。
ポンプ装置Pは、図2に示しているように、シリンダ状に形成してボディa内に組み付けたケーシング60と、そのケーシング60の後面側から摺動自在に嵌合するピストン61と、ケーシング60の前面側に装着するブロック62とにより、ケーシング60内のピストン61の前端面とブロック62の後端面との間に形成されるポンプ室(拡縮室)pが、ピストン61の出入作動で拡縮して、そのポンプ室pに接続する吸引・吐出パイプ63を介して吸引・吐出の作動を行うように構成してある。
このポンプ装置Pの吸引・吐出の作動と弁機構4の閉弁・開弁の作動とを連動連繋させる連繋機構は、図2に示しているシーラガンAに付設の液だれ防止装置Bにあっては、ボディa内に前後方向にスライド自在に収蔵せしめて復元バネ50により後方に移動するよう付勢した作動シャフト7を、握りレバー5と連繋機構51を介し握りレバー5の握り込みによりシャフト7が復元バネ50を押し縮めながら前方に動き、握りレバー5の握り込みを放すと、復元バネ50が復元するバネ圧で、該シャフト7が後方に動き、同時に握りレバー5を開放側に復元回動させるように連動連繋させておいて、この作動シャフト7の前端部に、弁機構4の弁軸42を一体的に連続させて設け、さらに、その弁軸42の前端側にポンプ装置Pのピストン61を一体的に連続させて設けることで、握りレバー5の握り込みにより、シャフト7が前方に動いて弁軸42が、前方(図2において左方)に押し出され、その弁軸42に設けた弁座口41が弁口40と対向する位置に動いて弁機構4を開弁した状態としたときに、弁軸42の先端側に設けたピストン61が、ケーシング60内に押し込まれて、図3の(1)にあるように、ケーシング60のブロック62の前面とピストン61の前端壁とで形成するポンプ室pを押し縮めて圧力を吸引・吐出パイプ63から吐出する吐出作動を行い、握りレバー5の握り込みを解放して、握りレバー5を復元バネ50により復元回動させ同時に弁軸42を後方(図2において右方)に引き戻し弁軸42に設けた弁座口41を弁口40から離れた位置に動かして弁機構4を閉弁状態とするときは、図3の(2)、(3)、(4)に示している如く、弁軸42とともにピストン61がケーシング60から引き出されるように動いて、ケーシング60内のポンプ室pを拡張させて、それにより生成される負圧で吸引・吐出パイプ63を介し、吸引作動を行うように、ポンプ装置Pと握りレバー5とを連動・連繋する連繋機構を構成している。
そして、このポンプ装置Pのケーシング60内のポンプ室pと連通する吸引・吐出パイプ63は、シーラガンAの吐出筒2内に配置し、それの先端開口を吐出筒2の筒先の吐出口2aの近傍位置に臨むように配位してあり、これにより、握りレバー5の握り込みを解放し、弁機構4を閉弁に作動させてシーラの吐出を停止させ、同時にポンプ装置Pに吸引作動を行わせたときに、その吸引作動で生成する吸引圧が、吐出筒2の筒先の吐出口2a付近に作用して、吐出筒2の吐出口2aの周辺に付着して垂れ下がるように生じてくるシーラの液だれを、吐出筒2の吐出口2aから、逆に吐出筒2内に引き込み、拡張していくポンプ装置Pのケーシング60内のポンプ室pに吸引して、吐出筒2の吐出口2aの周辺から消失させ得るようにしている。
このように、シーラガンAのボディaに、把持グリップ1に並設した握りレバー5の回動作動によりポンプ室pが拡縮して吐出と吸引の作動を行うポンプ装置Pを組み付け、そのポンプ装置Pのポンプ室pに接続する吸引・吐出パイプ63を、吐出筒2内に配置して、それの先端開口を、吐出筒2の内腔でその吐出筒2の先端の吐出口2aの手前に臨ませておくことで構成する液だれ防止装置Bを装備せしめたシーラガンAは、握りレバー5の握り込みを放すと、復元バネにより弁機構が閉弁してシーラの吐出を停止させ、同時にポンプ装置Pが吸引作動を行うようになることから、握りレバー5の握り込みを解放して、シーラの吐出を停止させたときに、吐出筒2の先端の吐出口2aの周辺に付着して垂れ下がるように生じてくるシーラの液だれを、握りレバー5の復元バネ50による復元回動により連動して作動するポンプ装置Pの吸引作動で生成される吸引圧により、吐出筒2内を経てポンプ装置Pのポンプ室(拡縮室)pに引き込んで、消失させるようになるが、この液だれのシーラの吸引除去は、ポンプ装置Pのポンプ室(拡縮室)pの吸引作動による吸引圧で、吐出筒2の筒先の吐出口2aの外に垂れ下がるシーラを吐出筒2内に引き込む効率により左右される。
ポンプ装置Pのポンプ室pが収縮する吸引作動が充分に行われていても、吐出筒2の筒先の吐出口2aの周辺から垂れ下がるように生じてくるシーラの液だれが、吐出口2aに作用するポンプ装置Pの吸引作動による吸引圧により、吐出口2aを経て吐出筒2内に引き込まれていく効率が悪ければ、液だれのシーラは、きれいに吸引されず残りが生ずるようになる。
本発明において解決しようとする課題は、上述の液だれ防止装置Bを装備するシーラガンにおいて、握りレバー5の握り込みを解放して、該レバー5の復元バネ50による復元回動の作動により、弁機構4を閉弁に作動させて、吐出筒2の筒先からのシーラの吐出を停止させたときに、この作動に連動して行われるボディaに組み付けたポンプ装置Pの吸引作動により、吐出筒2の筒先の吐出口2a付近に生じてくる液だれのシーラを、吐出筒2内に配設した吸引・吐出パイプ63を経てポンプ装置Pに吸引させる際のシーラを吐出筒2内に引き込む効率を良くして、ポンプ装置Pによる液だれのシーラの吸引・除去の効果が充分に得られるようにする点にある。
上述の、課題を解決するための手段として、本発明においては、基端側に装備せる把持グリップ1に並列させてボディaに軸支した握りレバー5を握り込む作動により、ボディa内に設けた弁機構4が弁してボディa先端側の吐出筒2の筒先の吐出口2aからシーラが吐出し、握りレバー5の握り込みの解放により復元バネ50による復元回動の作動で弁機構4が閉弁してシーラの吐出を停止させるシーラガンAのボディaに、前記握りレバー5の回動動作に連動してポンプ室pが拡縮する作動により吸引と吐出のポンプ作動を行うポンプ装置Pを組み付け、それのポンプ室pに接続する吸引・吐出パイプ63を吐出筒2内に配置し、該吸引・吐出パイプ63の先端開口を吐出筒2の吐出口2aの手前に臨ませ、握りレバー5の握り込みの解放により弁機構4を閉弁させてシーラの吐出を停止させたときに吐出筒2の吐出口2a付近に付着して垂れ下がるシーラをポンプ装置Pのポンプ室p内に吸引せしめるようにしたシーラガンにおいて、吐出筒2内に配置せしめる吸引・吐出パイプ63の先端側を吐出筒2の吐出口2aに接続し、該吸引・吐出パイプ63の筒壁の吐出筒2内腔に臨む部位における先端側に寄る部位に、吐出筒2内のシーラの流路uに対し連通する連通口Yを開設し、かつ、その連通口Yを、前記ポンプ装置Pの吸引・吐出のポンプ作動に連動して前後に動くようポンプ装置Pに設けた遮閉部材zにより、吸引作動時には遮閉し、吐出作動時には開放するようにしたことを特徴とするシーラガンを提起するものである。
そして、これに併せて、上述のシーラガンにおいて、ポンプ装置Pのポンプ室pに接続させて吐出筒2内に配置せしめる吸引・吐出パイプ63を、内側パイプ630と外側パイプ631とが重合して嵌合する二重パイプ状に構成し、外側パイプ631先端側を吐出筒2の筒先の吐出口2aに固定接続し、該外側パイプ631の筒壁の吐出筒2内に位置する部位における先端側に寄る部位に、吐出筒2内のシーラの流路uに連通する連通口Yを開設し、内側パイプ630基端側をポンプ室pに接続連通せしめるとともにポンプ室pを拡縮させるピストン61に接続連結し、内側パイプ630の筒壁の先端側でピストン61の押し込みによる吐出作動により前方移動した状態時に前記外側パイプ631に開設せる連通口Yと重合する部位に、連通穴yを開設し、内側パイプ630の筒壁の前記連通穴yより先端側の部位に遮閉部材zを形成したことを特徴とするシーラガン。
および、上述のシーラガンにおいて、ポンプ装置Pのポンプ室pに接続せしめて吐出筒2内に配設する吸引・吐出パイプ63を、内側パイプ630と外側パイプ631とが重合して嵌合する二重パイプ状に構成し、内側パイプ630先端側を吐出筒2の筒先の吐出口2aに固定接続し、外側パイプ631の筒壁の吐出筒2内に位置する部位で先端側に寄る部位に、吐出筒2内のシーラの流路uに通ずる連通口Yを開設し、外側パイプ631基端側をポンプ室pに接続連通せしめるとともに、ポンプ室pを拡縮させるピストン61に連結し、外側パイプ631の筒壁の先端側でピストン61の押し込みによる吐出作動により前方移動した状態時において前記側パイプ63に開設せる連通口Yと重合する部位に、連通穴yを開設し、その連通穴yより先端側の内側パイプ630の筒壁に遮閉部材zを形成したことを特徴とするシーラガン。
および、上述のシーラガンにおいて、ポンプ装置Pのポンプ室pに接続せしめて吐出筒2内に配設する吸引・吐出パイプ63を、内側パイプ630と外側パイプ631と外周を囲う外周側632とが重合して嵌合する三重パイプ状に構成し、外側パイプ631軸方向に短い短筒状に形成し、該外側パイプ631の先端側を吐出筒2の筒先の吐出口2aに固着連結し、吐出筒2内に位置する外側パイプ631の筒壁の先端側に寄る部位に、吐出筒2内のシーラの流路uに通ずる連通口Yを開設し、内側パイプ630前記外側パイプ631の内径に対応する外径の筒状に形成し、該内側パイプ630の先端側を前記外側パイプ631内に摺動自在に嵌挿し、該内側パイプ630の基端側をポンプ室pのブロック62に固定連結し、該内側パイプ630の筒壁にはピストン61の押し込みにより前方移動した状態時に前記外側パイプ631に開設した連通口Yと重合する部位に、連通穴yを開設し、ピストン61の引き込みにより後方移動した状態時に前記連通口Yと重合する部位に、その連通口Yを遮閉する遮閉部材zを設け、外周側パイプ632、内径が前記外側パイプ631の外径に対応する長筒状に形成し、該外周側パイプ632の先端側を前記外側パイプ631の後端側の外周に固着連結し、後端側をポンプ室pのブロック62に固着連結したことを特徴とするシーラガン。
および、上述の液だれ防止装置Bを装備せるシーラガンにおいて、ポンプ装置Pのポンプ室pに接続せしめて吐出筒2内に配設する吸引・吐出パイプ63を、軸方向に短い短筒状の内側パイプ630と軸方向に長い筒状の外側パイプ631とが重合して接続した継ぎパイプ状に構成し、内側パイプ630の先端側を吐出筒2の筒先の吐出口2aに固定接続し、該内側パイプ630の、吐出筒2内に位置する筒壁の先端側に寄る部位吐出筒2内のシーラの流路uに通ずる連通口Yを開設し、外側パイプ631先端側を前記内側パイプ630の基端側の外周に重合させて接続固着し、該外側パイプ631の基端側をポンプ室pに接続連通させるとともに、ポンプ室pの前面ブロック62に固着連結して内側パイプ630を支持せしめ、かつ、該外側パイプ631の内腔には、基端側が前記ポンプ装置Pのピストン61に接続連結し、先端側に前記内側パイプ630の後端開口部を封栓する封栓部xを具備する封栓ロッドLを、ピストン61の前方移動時に前記先端側の封栓部xが前記内側パイプ630の後端開口部を封栓する位置を占め、ピストン61の後方移動時に前記内側パイプ630の後端開口部を開放する位置を占める長さに形成して配設し、該封栓ロッドLの先端部に、前記内側パイプ630の筒壁に設けた連通口Yを開閉せしめる遮閉部材zを取り付けたことを特徴とするシーラガンを提起するものである。
本発明手段によれば、握りレバー5の握り込みを解放して、弁機構4を閉弁に作動させてシーラの吐出を停止させ、同時にポンプ装置Pを吸引作動させたときに、吸引・吐出パイプ63の筒壁に開設した連通口Yが、ポンプ装置Pの吸引作動と連動する遮閉部材zにより遮閉されることで、吸引・吐出パイプ63は、ボディa内のシーラの流路uとは遮断されて、吐出筒2の筒先の吐出口2aを介して吐出筒2の外部にだけ連通するようになる。これにより、吸引・吐出パイプ63によるシーラの吸引が、吐出筒2内のシーラの流路uに残ったシーラは吸引せず、吐出筒2の筒先の吐出口2aから吐出されて、その吐出口2aの周辺に付着しているシーラだけを吸引するようになるので、ポンプ装置Pの吸引作動による吸引圧により液だれのシーラを吐出筒2内に引き込む効率が良くなり、液だれの除去・消失が効果的に得られるようになる。また、弁機構4を開弁してシーラを吐出させている状態時に、シーラの吸引・吐出パイプ63への流入を阻止する封栓ロッドLを設けて、吸引作動が、空の状態とした吸引・吐出パイプ63を経て行われるようにしたときには、シーラの吐出筒2への流入が効率的に行われるようになって、引き込みの効率を良くする。
従前のシーラガンの縦断した側面図である。 改善策として液だれ防止装置を装備せしめたシーラガンの縦断側面図である。 同上シーラガンの液だれ防止装置を組み込んだ先端側の部分の縦断側面図で、(1)は、液だれ防止装置のポンプ装置の吐出行程がエンドに達した状態時の縦断側面図、(2)は、同上ポンプ装置の吸引行程が開始した状態時の縦断側面図、(3)は、吸引行程が進んだ状態時の縦断側面図、(4)は、吸引行程がエンドに達した状態時の縦断側面図である。 本発明手段を実施したシーラガンで、第1の実施例の縦断側面図である。 同上実施例の先端側の部分の拡大した縦断側面図で、ポンプ装置の吸引作動時に、吸引・吐出パイプに設けた連通口が遮閉部材により閉塞されている状態時の縦断側面図である。 同上実施例の同上部分の縦断側面図で、ポンプ装置の吐出作動時に、吸引・吐出パイプに設けた連通口が開放している状態を示す縦断側面図である。 本発明手段の第2の実施例の、基端側を省略した前端側部分の縦断側面図で、ポンプ装置の吸引作動時に吸引・吐出パイプに設けた連通口が遮閉部材により遮閉されている状態時の縦断側面図である。 同上実施例の同上部分の縦断側面図で、ポンプ装置の吐出作動時により吸引・吐出パイプに設けた連通口が開放している状態時の縦断側面図である。 本発明手段の第3の実施例の、基端側を省略した前端側部分の縦断側面図で、ポンプ装置の吸引作動により吸引・吐出パイプに設けた連通口が遮閉部材により遮閉されている状態時の縦断側面図である。 同上実施例の同上部分の縦断側面図で、ポンプ装置の吐出作動により、吸引・吐出パイプに設けた連通口が開放している状態時の縦断側面図である。 本発明手段の第4の実施例の、基端側を省略した前端側部分の縦断側面図で、ポンプ装置の吸引作動がエンドに達した状態時の縦断側面図である。 同上実施例の同上部分の縦断側面図で、ポンプ装置の吐出作動がエンドに達した状態時の縦断側面図である。
次に本発明の実施の態様を、実施例につき図面に従い詳述する。
図4は、本発明を実施せるシーラガンの全体の縦断した側面図である。図において、aはボディ、1はそのボディaの基端側に設けた把持グリップ、2はボディaの先端側に設けた吐出筒、3は吐出筒2の筒先の吐出口2aから吐出させるシーラをボディa内に供給するよう把持グリップ1の下端部に接続した導入管、uは導入管3で供給されるシーラを吐出筒2に導くようボディa内に設けたシーラの流路、4はその流路uを介して供給されるシーラの、吐出筒2の筒先の吐出口2aの吐出をオン・オフ制御するよう流路uに設けた弁機構、5は、把持グリップ1の前面側に配位してボディaに軸支した握りレバー、50は握りレバー5を把持グリップ1から離れた開放位置に向け復元回動させるよう付勢する復元バネ、51は復元バネ50の付勢に抗して、握りレバー5を把持グリップ1と共に握り込んで把持グリップ1に沿う近接位置に回動させる作動で、前記弁機構4を開弁に作動させ、握り込みを開放して復元バネ50により開放位置に回動させる作動で、弁機構4を閉弁に作動させるよう、握りレバー5の回動作動と弁機構4の作動とを連繋する連繋機構、Pはボディaに組み付けた液だれ防止装置Bのポンプ装置、pはそのポンプ装置Pの拡縮するポンプ室、63は基端側をポンプ室pに接続させて先端側を吐出筒2内に配置せるポンプ装置Pの吸引・吐出パイプを示し、これらの構成部材は、図2・図3に示している液だれ防止装置付きのシーラガンの対応する各構成部材と同様の構成のものである。
これらの構成部材は、この実施例においては、弁機構4にあっては、筒状に成形されたボディa内に、前後方向(図4において左右方向)にスライド自在に収蔵せしめたシャフト7の前端側(図4において左端側)に、該シャフト7に一体または一体的に連続させて弁軸42を装設し、その弁軸42の周面に、下流側と上流側とに分断した流路uの、下流側の流路u’に対して連通する弁座口41を形設し、この弁座口41が、シャフト7の前方へのスライドによる弁軸42の前方移動で、分断した流路uの上流側の流路u”の端部に形設した弁口40と接合する位置を占めることで、開弁の状態となって流路uを導通させ、シャフト7の後方へのスライドによる弁軸42の後方移動で、弁座口41が弁口40から外れ、弁口40を弁軸42の周面により遮閉することで閉弁に作動するように構成してある。
そして、この弁機構4の開弁・閉弁の作動を、握りレバー5の回動作動と連動連繋させる連繋機構51は、ボビン状に成形してシャフト7に軸方向に摺動自在に嵌装した係合部材70と、この係合部材70を一定の位置より後方への摺動を規制するようシャフト7に設けたリング状の規制部材71と、係合部材70をこの規制部材71と衝合する状態位置に押し込むようシャフト7と係合部材70との間に張設した係合バネ72と、握りレバー5の上端部に突起状に突設して係合部材70に係合させた係合突起52と、よりなり、握りレバー5を把持グリップ1と共に握り込んで把持グリップ1に近接して並行するよう後方に回動させると、突起状の係合突起52が前方に回動してボビン状の係合部材70を前方に押し出し、係合バネ72によりシャフト7を前方にスライドさせて弁軸42を前方に押し出し、弁軸42に設けた弁座口41を弁口40と合致させて弁機構4を開弁に作動させる。また、握りレバー5の握り込みを解放すると、係合部材70とボディaとの間に張設してある復元バネ50により係合部材70が後方に動いて係合する係合突起52の作動で握りレバー5を、把持グリップ1から離れた開放位置に復元回動させ、同時に規制部材71を介し係合部材70と連結しているシャフト7が後方にスライドして、先端側の弁軸42を後方に動かし、弁軸42に設けた弁座口41が弁口40から外れた位置に動いて弁口40を弁軸42の周面で閉塞して閉弁に作動させるようにしてある。
また、ボディaに組み付けた液だれ防止装置Bは、シャフト7の前端側に設けた弁軸42の前端に、一体に連続させて設けたピストン61と、このピストン61が摺動自在に嵌合するシリンダ状に形成してボディa内に装着せるケーシング60と、このケーシング60の前端側に設けたブロック62と、前記ピストン61の前後方向の作動によりそのピストン61の前面とブロック62の後面との間に形成される拡縮するポンプ室pに対して接続する吸引・吐出パイプ63とにより、ピストン61の押し込みで吐出作動し、ピストン61の引き込みで吸引作動するポンプ装置Pを構成して、これをボディaに組み付け、このポンプ装置Pのポンプ室pに接続する吸引・吐出パイプ63を、ボディaの先端部に設けた吐出筒2内に配置し、そのパイプ63の先端開口を、吐出筒2の筒先の吐出口2aの近傍位置に臨ませることで、ピストン61の後退により吸引作動を行ったときに、吸引圧が、吸引・吐出パイプ63を介し、吐出筒2の筒先の吐出口2aの周辺に作用して、ピストン61と一緒に後退する弁軸42の動きで弁機構4が閉弁に作動していることにより吐出筒2の筒先の吐出口2aに生じてくるシーラの液だれをポンプ室pに吸引して消失せしめるように液だれ防止装置Bを構成している。
しかして、上述の如く構成されている液だれ防止装置付きのシーラガンにおいて、握りレバー5の握り込みを放し弁機構4を閉弁させてシーラの吐出を停止させたときに、吐出筒2の筒先の吐出口2aの周辺に生じてくるシーラの液だれを、弁機構4の閉弁作動と連動して作動するポンプ装置Pの吸引作動により、吐出筒2の内腔を介しポンプ室pに吸引させて、除去・消失せしめるときの、そのシーラを吐出筒2内へ引き込む効率を良くするためにシーラガンに装備せしめる本発明手段は、基端側をポンプ装置Pのポンプ室pに接続させて吐出筒2内に配設する吸引・吐出パイプ63については、それの先端側を吐出筒2の筒先の吐出口2aに接続させて、該パイプ63の内腔の吐出筒2内のシーラの流路uに対する連通を遮断し、吐出筒2の外部のシーラだけを吐出口2aを介して吸引するようにしておく。
また、握りレバー5を握り込み弁機構4を開弁させて行うシーラの吐出作動時における、吐出筒2内のシーラの流路uに導かれてくるシーラの吐出口2aからの吐出は、吸引・吐出パイプ63の筒壁に流路uに通ずる連通口Yを開設しておいて、その連通口Yを介しシーラを吸引・吐出パイプ63内に導き、該パイプ63内を経て吐出口2aから吐出されるようにしておく。
さらに、この吐出筒2内のシーラの流路uからシーラを吸引・吐出パイプ63の内腔を経て吐出口2aから吐出させるために吸引・吐出パイプ63の筒壁に開設しておく連通口Yには、それを開閉作動させる遮閉部材zを設けておき、この遮閉部材zを、弁機構4が開弁に作動してポンプ装置Pが吐出作動を行っているときには、連通口Yを開放する位置にあり、弁機構4が閉弁に作動してポンプ装置Pが吸引作動を行っているときは連通口Yを遮閉する位置にあるように、弁機構4・ポンプ装置Pの作動と連動するように連動連繋させておく。
そして、これにより、ポンプ装置Pの吸引作動によるシーラの液だれの吸引が、吐出筒2内の流路u中にあるボディa内のシーラは吸引しないで、吐出筒2の外にあるシーラだけを吐出口2aから吸引することで行われるようにして、液だれのシーラを吐出筒2内に引き込む効率を良くするように構成している手段である。
この実施例は、具体的な構成としては、ポンプ装置Pのポンプ室pに接続させて吐出筒2内に配置せしめる吸引・吐出パイプ63を、内側パイプ630と外側パイプ631とが重合して摺動自在に嵌合する二重パイプ状に構成し、外側パイプ631はそれの先端側を、吐出筒2の筒先の吐出口2aに固定接続して、筒壁の吐出筒2内に位置する部位に、吐出筒2内のシーラの流路uに連通する連通口Yを開設し、内側パイプ630はそれの基端側を、ポンプ室pに接続連通せしめるとともに、ポンプ室pを拡縮させるピストン61に連結し、筒壁の先端側で、ピストン61の押し込みによる吐出作動により前方移動した状態時に前記外側パイプ631に開設せる連通口Yと重合する部位に連通穴yを開設し、その連通穴yより先端側を遮閉部材zに形成した構成として、これにより、握りレバー5の握り込みを解放して、シーラの吐出を停止したときの、ポンプ装置Pの吸引作動による吸引圧により、液だれのシーラを吐出筒2内に引き込む作動が、連通口Yを遮閉部材zで遮閉した状態で行われるようにして、シーラを吐出筒2内に引き込む効率を良くしている。
図7・図8は、本発明手段を実施せるシーラガンの、第2の実施例の要部の縦断側面図を示している。この例は、握りレバー5の握り込みの解放作動で、弁機構4を閉弁させてシーラの吐出を停止させたときに生じてくるシーラの液だれを、付設した液だれ防止装置Bのポンプ装置Pの吸引作動による吸引圧で、吐出筒2内に引き込まれるときの、その吐出筒2内へのシーラの引き込みの効率を良くするのに、吐出筒2内に配設する吸引・吐出パイプ63は、内側パイプ630と外側パイプ631とが重合して嵌合する二重管状に形成して、一方のパイプを吐出筒2の吐出口2aに固定接続して、これの筒壁に吐出筒2内のシーラの流路uに通ずる連通口Yを開設し、他方のパイプは、ポンプ装置Pの可動のピストン61に対して接続・連結して可動に構成し、これの筒壁に前記連通口Yと重合することでその連通口Yを開放状態とする連通穴yと、前記連通口Yと重合することでその連通口Yを遮閉する遮閉部材zを設けて、ポンプ装置Pが吸引作動を行っているときは、連通口Yを遮閉して、吸引・吐出パイプ63の吐出筒2内におけるシーラの流路uに対する連通を遮断して、シーラの吸引作動が、吐出筒2内に残留しているシーラは吸引せず、吐出筒2の吐出口2aからだけを吸引する状態で行われるようにすることについては、前述した実施例1のものと変わりがないが、吐出筒2に対して固定接続する一方のパイプが内側パイプ630で、ピストン61に対し連結・接続する他方のパイプが外側パイプ631となって、内・外に入れ換わっている例である。
図面に従い具体的に説明すれば、図4にあるよう構成した液だれ防止装置付きのシーラガンにおいて、ポンプ装置Pのポンプ室pに接続せしめて吐出筒2内に配設する吸引・吐出パイプ63は、内側パイプ630と外側パイプ631とが重合して摺動自在に嵌合する二重パイプ状に構成し、内側パイプ630は、先端側を吐出筒2の筒先の吐出口2aに固定接続し、筒壁の吐出筒2内に位置する部位に、吐出筒2内のシーラの流路uに通ずる連通口Yを開設し、外側パイプ631は、基端側をポンプ室pに接続連通せしめるとともに、ポンプ室pを拡縮させるピストン61に連結・接続し、この外側パイプ631の筒壁の先端側で、ピストン61の押し込みによる吐出作動により前方移動した状態時において前記内側パイプ630に開設せる連通口Yと重合する部位には、連通穴yを開設し、その連通穴yより先端側の筒壁を遮閉部材zに形成してある構成のものである。この例のシーラガンは、吐出筒2の吐出口2aに先端側を固定するパイプを短く構成し得ることから、内側パイプ630と外側パイプ631との重合面を狭くでき、摺動抵抗を小さくできる。
図9、図10は、さらに別の実施例の要部の縦断側面図を示している。この例は、ポンプ装置Pの吸引作動で、吐出筒2の吐出口2aからシーラを吐出筒2内に引き込むときの、そのシーラの引き込みの効率を良くするため、吸引・吐出パイプ63を、内側パイプ630と外側パイプ631とが重合して嵌合する二重管状に形成して、それの一方を吐出筒2の吐出口2aに接続し、他方をピストン61に接続連結し、吐出口2aに接続した側のパイプには吐出筒2内のシーラの流路uに対し連通する連通口Yを形設し、ピストン61に接続した側の他方のパイプには、前記連通口Yとの重合により、吸引・吐出パイプ63の内腔がその連通靴Yを介し吐出筒2内の流路uに対し連通状態とする連通穴yと、前記連通口Yとの重合により、その連通口Yを遮閉して、吸引・吐出パイプ63の内腔と吐出筒2内の流路uとの連通を遮断する遮閉部材zとを設けて、ポンプ装置Pが吸引作動を行ったときの吸引圧が、吐出筒2のシーラの流路uに作用しないようにして、吐出筒2の吐出口2aからだけシーラを吸引するようにすることについては、前述の実施例のものと変わりがない。
しかし、吐出筒2の吐出口2aに接続連通する側のパイプは、軸方向に短い短筒状に形成して、それの後端側に、長筒状に形成した別体のパイプの先端側を嵌合して接続することで、継ぎパイプ状に形成し、この長筒状のパイプの後端側を、ボディaに一体的に組み付けてあるポンプ装置Pのブロック62に固着連結することで、この吐出筒2の吐出口2aに接続連結する側のパイプの支持を強固なものとしている。
そして、ピストン61に対し接続する側のパイプは、この吐出筒2の吐出口2aに接続する側のパイプの内腔に対応する外径に形成して摺動自在に嵌合して、内側パイプ630に構成し、前記吐出口2aに接続するパイプを外側パイプ631に構成し、継ぎ合わせた長筒状のパイプ632が前記外側パイプ631及び内側パイプ630のさらに外側を外周パイプ632で囲うようにしてあって、これにより三重管状を呈するようにしている例である。
液だれ防止装置Bの構成部材との関係において具体的に説明すれば、上記の液だれ防止装置B付きのシーラガンにおいて、ポンプ装置Pのポンプ室pに接続せしめて吐出筒2内に配設する吸引・吐出パイプ63は、内側パイプ630と外側パイプ631と外周を囲う外周側パイプ632とが三重に重合する三重パイプ状に構成する。
外側パイプ631は、軸方向に短い短筒状に形成して先端側を吐出筒2の筒先の吐出口2aに固着連結し、吐出筒2内に位置する筒壁に吐出筒2内のシーラの流路uに対して連通する連通口Yを開設しておく。
内側パイプ630は、前記外側パイプ631の内径に対応する外径に形成して、先端側を前記外側パイプ631内に嵌合させ、基端側をポンプ装置Pのピストン61に接続連結し、先端側の筒壁には、ピストン61の押し込みにより前方移動した状態時に前記連通口Yと重合する部位に連通穴yを開設し、ピストン61の引き込みにより後方移動した状態時に前記連通口Yと重合する部位に、その連通口Yを遮閉する遮閉部材zを設ける。
外周側パイプ632は、内径が前記短筒状の外側パイプ631の外径に対応する長筒状に形成して、それの先端側を前記外側パイプ631の後端側の外周に嵌合して固着連結し、後端側をポンプ装置Pのポンプ室pのブロック62に固着連結して、外側パイプ631を支持せしめる、という構成のものである。
この実施例は、吐出筒2の吐出口2aに先端側を接続する外側パイプ631を短く形成して、内側パイプ630との摺動面を狭くできるので摺動抵抗を小さくできる。
図11、図12は、さらに異なる実施例の要部の縦断側面図を示している。
この実施例は、前述の各実施例のものが、弁機構4を閉弁に作動させてシーラの吐出を停止させたときに生じてくるシーラの液だれを、弁機構4の閉弁作動に連動するポンプ装置Pの吸引作動による吸引圧で、吐出筒2内に引き込んでポンプ装置Pのポンプ室pに吸引させて除去するようにするときの、シーラを吐出筒2内に引き込む効率を良くするのに、ポンプ装置Pの吸引作動による吸引圧が、吐出筒2内のシーラの流路uには作用しないよう、吸引・吐出パイプ63に設けた連通口Yを遮閉部材zにより閉塞して、流路u中にあるボディa内のシーラは吸引しないで、吐出筒2の筒先の吐出口2aからだけシーラを吸引するようにしているのに対し、ポンプ装置Pが吸引作動を行ったときの吸引圧が、吸引・吐出パイプ63の内腔にシーラが存在しない空の状態のところに作用するようにしておいて、吸引圧によるシーラの吐出口2aからの流入が、抵抗なく効率的に行われることで、シーラの吐出筒2への引き込みの効率を良くするようにしている例である。
この実施例は、上述の液だれ防止装置Bを装備せるシーラガンにおいて、ポンプ装置Pのポンプ室pに接続せしめて吐出筒2内に配設する吸引・吐出パイプ63は、軸方向に短い短筒状に形成した内側パイプ630と軸方向に長い長筒状に形成した外側パイプ631とを重合して接続した継ぎパイプ状に構成し、内側パイプ630は、先端側を吐出筒2の筒先の吐出口2aに固定接続し、吐出筒2内に位置する筒壁に吐出筒2内のシーラの流路uに通ずる連通口Yを開設し、外側パイプ631は先端側を前記内側パイプ630の基端側の外周に重合させて接続固着し、基端側をポンプ室pに接続連通させるとともに、ポンプ室pのブロック62に固着連結する。そして、該外側パイプ631の内腔には、基端側が、前記ポンプ装置Pのピストン61に接続連結し、先端側に、前記内側パイプ630の後端開口部を封栓する封栓部xを具備する封栓ロッドLを、ピストン61の前方移動時に封栓部xが封栓位置を占めピストン61の後方移動時に開封位置を占める長さに形成して配設し、それの突出端部を前記短筒状の内側パイプ630に出入自在に嵌挿せしめた構成としたものである。
この構成により、握りレバー5を握り込み弁機構4を開弁させてシーラを吐出させたときは、同時に作動するポンプ装置Pの吐出作動で、封栓ロッドLが前方に移動して内側パイプ630の後端開口部を封栓部xで塞ぎ、シーラが流路uから連通口Yを経て吐出口2aから吐出されていくときに、そのシーラが、外側パイプ631内に流入するのを阻止して、この外側パイプ631内を空の状態に保持する。握りレバー5の握り込みを放して、弁機構4を閉弁に作動させ、シーラの吐出を停止させたときは、同時に作動するポンプ装置Pの吸引作動で、封栓ロッドLが後退して、内側パイプ630の後端開口部が開放し、吐出口2aからシーラが空の状態の外側パイプ631を経てポンプ室pに引き込まれるようになる。この手段は、ポンプ装置Pの吸引作動による吸引圧で、シーラを吐出口2aから吐出筒2内に引き込むときに、引き込まれたシーラが、殆ど抵抗なくポンプ室pに向け流動していくようになるので、連通口Yを介して流路u内から引き込むシーラの量を少なくし、吐出口2aの外からのシーラの引き込みの効率を良くする。連通口Yは、短筒状の内側パイプ630の内周面に沿う環状に形成して、封栓ロッドLの先端から放射方向に突出するステーに支持せしめて封栓ロッドLに取り付けた環状の遮閉部材zによって、封栓ロッドLの作動に連動して開閉制御される。
A シーラガン
B 液だれ防止装置
L 封栓ロッド
P ポンプ装置
Y 連通口
a ボディ
p ポンプ室
u 流路
u’ 下流側の流路
u” 上流側の流路
x 封栓部
y 連通穴
z 遮閉部材
1 把持グリップ
2 吐出筒
2a 吐出口
3 導入管
4 弁機構
40 弁口
41 弁座口
42 弁軸
5 握りレバー
50 復元バネ
51 連繋機構
52 係合突起
60 ケーシング
61 ピストン
62 ブロック
63 吸引・吐出パイプ
630 内側パイプ
631 外側パイプ
632 外周側
7 シャフト
70 係合部材
71 規制部材
72 係合バネ

Claims (5)

  1. 基端側に装備せる把持グリップ(1)に並列させてボディ(a)に軸支した握りレバー(5)を握り込む作動により、ボディ(a)内に設けた弁機構(4)が弁してボディ(a)先端側の吐出筒(2)の筒先の吐出口(2a)からシーラが吐出し、握りレバー(5)の握り込みの解放により復元バネ(50)による復元回動の作動で弁機構(4)が閉弁してシーラの吐出を停止させるシーラガン(A)のボディ(a)に、前記握りレバー(5)の回動動作に連動してポンプ室(p)が拡縮する作動により吸引と吐出のポンプ作動を行うポンプ装置(P)を組み付け、それのポンプ室(p)に接続する吸引・吐出パイプ(63)を吐出筒(2)内に配置し、該吸引・吐出パイプ(63)の先端開口を吐出筒(2)の吐出口(2a)の手前に臨ませ、握りレバー(5)の握り込みの解放により弁機構(4)を閉弁させてシーラの吐出を停止させたときに吐出筒(2)の吐出口(2a)付近に付着して垂れ下がるシーラをポンプ装置(P)のポンプ室(p)内に吸引せしめるようにしたシーラガンにおいて、吐出筒(2)内に配置せしめる吸引・吐出パイプ(63)の先端側を吐出筒(2)の吐出口(2a)に接続し、該吸引・吐出パイプ(63)の筒壁の吐出筒(2)内腔に臨む部位における先端側に寄る部位に、吐出筒(2)内のシーラの流路(u)に対し連通する連通口(Y)を開設し、かつ、その連通口(Y)を、前記ポンプ装置(P)の吸引・吐出のポンプ作動に連動して前後に動くようポンプ装置(P)に設けた遮閉部材(z)により、吸引作動時には遮閉し、吐出作動時には開放するようにしたことを特徴とするシーラガン。
  2. ポンプ装置(P)のポンプ室(p)に接続させて吐出筒(2)内に配置せしめる吸引・吐出パイプ(63)を、内側パイプ(630)と外側パイプ(631)とが重合して嵌合する二重パイプ状に構成し、外側パイプ(631)の先端側を吐出筒(2)の筒先の吐出口(2a)に固定接続し、該外側パイプ(631)の筒壁の吐出筒(2)内に位置する部位における先端側に寄る部位に、吐出筒(2)内のシーラの流路(u)に連通する連通口(Y)を開設し、内側パイプ(630)の基端側をポンプ室(p)に接続連通せしめるとともにポンプ室(p)を拡縮させるピストン(61)に接続連結し、内側パイプ(630)の筒壁の先端側でピストン(61)の押し込みによる吐出作動により前方移動した状態時に前記外側パイプ(631)に開設せる連通口(Y)と重合する部位に、連通穴(y)を開設し、内側パイプ(630)の筒壁の前記連通穴(y)より先端側の部位に遮閉部材(z)を形成したことを特徴とする請求項1記載のシーラガン。
  3. ポンプ装置(P)のポンプ室(p)に接続せしめて吐出筒(2)内に配設する吸引・吐出パイプ(63)を、内側パイプ(630)と外側パイプ(631)とが重合して嵌合する二重パイプ状に構成し、内側パイプ(630)先端側を吐出筒(2)の筒先の吐出口(2a)に固定接続し、外側パイプ(631)の筒壁の吐出筒(2)内に位置する部位で先端側に寄る部位に、吐出筒(2)内のシーラの流路(u)に通ずる連通口(Y)を開設し、外側パイプ(631)基端側をポンプ室(p)に接続連通せしめるとともに、ポンプ室(p)を拡縮させるピストン(61)に連結し、外側パイプ(631)の筒壁の先端側でピストン(61)の押し込みによる吐出作動により前方移動した状態時において前記側パイプ(63)に開設せる連通口(Y)と重合する部位に、連通穴(y)を開設し、その連通穴(y)より先端側の内側パイプ(630)の筒壁に遮閉部材(z)を形成したことを特徴とする請求項1記載のシーラガン。
  4. ポンプ装置(P)のポンプ室(p)に接続せしめて吐出筒(2)内に配設する吸引・吐出パイプ(63)を、内側パイプ(630)と外側パイプ(631)と外周を囲う外周側(632)とが重合して嵌合する三重パイプ状に構成し、外側パイプ(631)軸方向に短い短筒状に形成し、該外側パイプ(631)の先端側を吐出筒(2)の筒先の吐出口(2a)に固着連結し、吐出筒(2)内に位置する外側パイプ(631)の筒壁の先端側に寄る部位に、吐出筒(2)内のシーラの流路(u)に通ずる連通口(Y)を開設し、内側パイプ(630)前記外側パイプ(631)の内径に対応する外径の筒状に形成し、該内側パイプ(630)の先端側を前記外側パイプ(631)内に摺動自在に嵌挿し、該内側パイプ(630)の基端側をポンプ室(p)のブロック(62)に固定連結し、該内側パイプ(630)の筒壁にはピストン(61)の押し込みにより前方移動した状態時に前記外側パイプ(631)に開設した連通口(Y)と重合する部位に、連通穴(y)を開設し、ピストン(61)の引き込みにより後方移動した状態時に前記連通口(Y)と重合する部位に、その連通口(Y)を遮閉する遮閉部材(z)を設け、外周側パイプ(632)、内径が前記外側パイプ(631)の外径に対応する長筒状に形成し、該外周側パイプ(632)の先端側を前記外側パイプ(631)の後端側の外周に固着連結し、後端側をポンプ室(p)のブロック(62)に固着連結したことを特徴とする請求項1記載のシーラガン。
  5. ポンプ装置(P)のポンプ室(p)に接続せしめて吐出筒(2)内に配設する吸引・吐出パイプ(63)を、軸方向に短い短筒状の内側パイプ(630)と軸方向に長い筒状の外側パイプ(631)とが重合して接続した継ぎパイプ状に構成し、内側パイプ(630)の先端側を吐出筒(2)の筒先の吐出口(2a)に固定接続し、該内側パイプ(630)の、吐出筒(2)内に位置する筒壁の先端側に寄る部位吐出筒(2)内のシーラの流路(u)に通ずる連通口(Y)を開設し、外側パイプ(631)先端側を前記内側パイプ(630)の基端側の外周に重合させて接続固着し、該外側パイプ(631)の基端側をポンプ室(p)に接続連通させるとともに、ポンプ室(p)の前面ブロック(62)に固着連結して内側パイプ(630)を支持せしめ、かつ、該外側パイプ(631)の内腔には、基端側が前記ポンプ装置(P)のピストン(61)に接続連結し、先端側に前記内側パイプ(630)の後端開口部を封栓する封栓部(x)を具備する封栓ロッド(L)を、ピストン(61)の前方移動時に前記先端側の封栓部(x)が前記内側パイプ630の後端開口部を封栓する位置を占め、ピストン(61)の後方移動時に前記内側パイプ630の後端開口部を開放する位置を占める長さに形成して配設し、該封栓ロッド(L)の先端部に、前記内側パイプ(630)の筒壁に設けた連通口(Y)を開閉せしめる遮閉部材(z)を取り付けたことを特徴とする請求項1記載のシーラガン。
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