JP5694076B2 - プレハブ構造物の輸送組立方法 - Google Patents
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Description
しかし、プレハブ構造物を積んで大気汚染地域を通過する際や、大気汚染された設置現場でプレハブ構造物を組み立てる際に、プレハブ構造物の開口部から内部空間へ汚染物質を伴った外気が入り込み、内部空間が汚染されてしまう可能性がある。
しかし、大気汚染地域では、開口部を合成樹脂シートで覆う程度では強風などで汚染物質を伴った外気が内部空間へ入り込む懸念がある。汚染物質が内部空間に入り込むと、プレハブ構造物の内部で生活する技術者、作業員の健康に悪影響を与える可能性があるため、避けなければならない。
<請求項1記載の発明>
大気汚染地域外で組上げた開口部を有するプレハブ構造物のそれぞれを、大気汚染地域内に輸送し、その大気汚染地域で開口部を対向させた状態でプレハブ構造物を隣接配置し、開口部相互を連結するプレハブ構造物の構築方法であって、
大気汚染地域外において、プレハブ構造物の前記開口部に閉止板を設け、さらにその閉止板及び開口部周囲を覆って遮蔽シートを設けることをそれぞれ行い、この状態で大気汚染地域内に輸送し、
大気汚染地域内において、開口部を対向させた状態でプレハブ構造物を隣接配置し、
一方のプレハブ構造物内から、作業員によって、順次(1)〜(3)の作業を行ない、
(1)一方のプレハブ構造物の閉止板を取り外す、
(2)一方のプレハブ構造物の遮蔽シート及び他方のプレハブ構造物の遮蔽シートの少なくとも開口部相当領域を切除する、
(3)他方のプレハブ構造物の閉止板を取り外す、
これによって、隣接するプレハブ構造物を連結する、
ことを特徴とするプレハブ構造物の構築方法。
プレハブ構造物の開口部に閉止板を設けたことで、プレハブ構造物を輸送する際などに強風が吹いた場合でも、汚染物質を伴った外気がプレハブ構造物の内部空間へ入り込むことがなくなり、内部空間の汚染を防ぐことができる。
また、閉止板及び開口部周囲を覆うように遮蔽シートを設けることで、プレハブ構造物の開口部と閉止板の間に生じた微細な隙間から内部空間へ汚染物質が入り込むことを防ぐことができる。
さらに、大気汚染地域内において、開口部を対向させた状態でプレハブ構造物を隣接配置し、一方のプレハブ構造物内から、作業員によって、順次(1)一方のプレハブ構造物の閉止板を取り外す、(2)一方のプレハブ構造物の遮蔽シート及び他方のプレハブ構造物の遮蔽シートの少なくとも開口部相当領域を切除する、(3)他方のプレハブ構造物の閉止板を取り外す、という作業を行ない、これによって隣接するプレハブ構造物を連結することで、隣接するプレハブ構造物の内部空間が外気にさらされることなく連結され、内部空間へ汚染物質が入りこむことを防ぐことができる。
プレハブ構造物を大気汚染地域内へ輸送した後であって、
プレハブ構造物の開口部を隣接配置する前に、
遮蔽シートの外側表面に付着している汚染物質を遮蔽シートに固着させる固着剤を与える請求項1記載のプレハブ構造物の構築方法。
プレハブ構造物を大気汚染地域内へ輸送した後であって、プレハブ構造物の開口部を隣接配置する前に、遮蔽シートの外側表面に付着している汚染物質を遮蔽シートに固着させる固着剤を与えることで、輸送中や組立て作業中に遮蔽シートに付着した汚染物質を遮蔽シートに固着させることができ、遮蔽シートを取り外す際に、プレハブ構造物の内部空間に汚染物質が落下し、飛散するのを防ぐことができる。
プレハブ構造物を大気汚染地域内へ輸送した後であって、
一方のプレハブ構造物の遮蔽シート及び他方のプレハブ構造物の遮蔽シートの少なくとも開口部相当領域を切除した後に、
プレハブ構造物の開口部の繋がり部分の内周縁面をシールするシール材を塗布する請求項1記載のプレハブ構造物の構築方法。
プレハブ構造物を大気汚染地域内へ輸送した後であって、一方のプレハブ構造物の遮蔽シート及び他方のプレハブ構造物の遮蔽シートの少なくとも開口部相当領域を切除した後に、プレハブ構造物の開口部の繋がり部分の内周縁面をシールするシール材を塗布することで、プレハブ構造物の開口部の繋がり部分から汚染物質が落下し、飛散するのを防ぐことができる。
前記一方のプレハブ構造物の閉止板を内側から取り外せるように固定し、
前記他方のプレハブ構造物の閉止板を外側から取り外せるように固定して、
一方のプレハブ構造物および他方のプレハブ構造物の閉止板それぞれを、
作業員が一方のプレハブ構造物内から取り外すようにした請求項1記載のプレハブ構造物の構築方法。
前記一方のプレハブ構造物の閉止板を内側から取り外せるように固定し、前記他方のプレハブ構造物の閉止板を外側から取り外せるように固定して、一方のプレハブ構造物および他方のプレハブ構造物の閉止板それぞれを、作業員が一方のプレハブ構造物内から取り外すようにしたことで、閉止板を取り外す際の作業員の負荷を下げることができる。
プレハブ構造物の開口部を隣接配置する際に、
前記一方のプレハブ構造物および前記他方のプレハブ構造物の遮蔽シートそれぞれを遮蔽シートの外側表面に塗布した接着剤により接着し、
一方のプレハブ構造物の遮蔽シート及び他方のプレハブ構造物の遮蔽シートの少なくとも開口部相当領域を切除する際に、
これらの遮蔽シートを一体として切除し、
一方のプレハブ構造内に取り込んで廃棄に供する請求項1記載のプレハブ構造物の構築方法。
プレハブ構造物の開口部を隣接配置する際に、前記一方のプレハブ構造物および前記他方のプレハブ構造物の遮蔽シートそれぞれを遮蔽シートの外側表面に塗布した接着剤により接着し、一方のプレハブ構造物の遮蔽シート及び他方のプレハブ構造物の遮蔽シートの少なくとも開口部相当領域を切除する際に、これらの遮蔽シートを一体として切除し、 一方のプレハブ構造内に取り込んで廃棄に供することで、遮蔽シートの間に汚染物質を閉じ込めることができ、遮蔽シートから汚染物質が落下し、飛散するのを防ぐことができる。
プレハブ構造物を大気汚染地域内へ輸送した後であって、
プレハブ構造物の開口部を隣接配置する前に、
遮蔽シートの外側表面に付着している汚染物質を遮蔽シートに固着させるために固着剤を与え、
プレハブ構造物の開口部を隣接配置する際に、
前記一方のプレハブ構造物および前記他方のプレハブ構造物の遮蔽シートそれぞれを前記固着剤を用いて接着し、
一方のプレハブ構造物の遮蔽シート及び他方のプレハブ構造物の遮蔽シートの少なくとも開口部相当領域を切除する際に、
これらの遮蔽シートを一体として切除し、
一方のプレハブ構造内に取り込んで廃棄に供する請求項1記載のプレハブ構造物の構築方法。
プレハブ構造物を大気汚染地域内へ輸送した後であって、プレハブ構造物の開口部を隣接配置する前に、遮蔽シートの外側表面に付着している汚染物質を遮蔽シートに固着させるために固着剤を与え、プレハブ構造物の開口部を隣接配置する際に、前記一方のプレハブ構造物および前記他方のプレハブ構造物の遮蔽シートそれぞれを前記固着剤を用いて接着し、一方のプレハブ構造物の遮蔽シート及び他方のプレハブ構造物の遮蔽シートの少なくとも開口部相当領域を切除する際に、これらの遮蔽シートを一体として切除し、一方のプレハブ構造内に取り込んで廃棄に供することで、遮蔽シートを接着する接着剤を用いずに済み、材料費の節減及び接着剤の塗布作業の省略をすることができる。
このプレハブ構造物1は、連結すると仮設事務所などのプレハブ構造物集合体が出来上がるものであればその種類を問わない。プレハブ構造物1の例としては、改造した海上コンテナや鉄道コンテナ、住宅メーカーが工事現場の仮設事務所向けとして販売する分割搬入式ハウスの各ユニットなどが挙げられる。
また、プレハブ構造物1を連結したプレハブ構造物集合体の例としては、現場事務所、休憩所、レストラン、カラオケルーム、トランクルームなどが挙げられる。
また、大気汚染地域として、放射性物質で汚染された放射能汚染地域を例に挙げて説明する。
なお、下記においては説明の都合上、二つのコンテナ1A、1Bを連結する部分に焦点を当てて説明する。
この輸送および組立てを行う間、コンテナ1の内装面および内部空間が放射能で汚染されないように、下記の対策を取る必要がある。
コンテナ1A、1Bの側面に同一形状の開口部Mを設け、この開口部Mを連結する。この開口部Mを合成樹脂シートで覆っただけでは、コンテナ1A、1Bの輸送や組立て時に強風が吹くとシートがばたつき、放射能で汚染された外気がコンテナ1A、1B内に入り込む懸念がある。
そこで、本発明は強風が吹いた場合でも、放射能で汚染された外気がコンテナ1A、1B内に入り込まないような構造にした。具体的な構造は、図3を用いながら説明する。
放射能汚染区域外で行う改造作業では、開口部Mに閉止板3を設ける。図3においては、閉止板3の厚さを、コンテナ1の壁面2の厚さとほぼ同じ寸法にしているが、これに限られるものではない。閉止板3の厚さを壁面2の厚さよりも厚くしてもよいし、薄くしても良い。
このガスケット5Aの代わりとして、パッキンを用いても良い。
また、コンテナ1に出入扉10がなく、開口部Mが二以上ある場合、全ての開口部Mに閉止板3を固定するとコンテナ1内に入れなくなるため、少なくとも一つの閉止板3をコンテナ1の外側から外すことができるように、少なくとも一つの閉止板3のネジ6の固定位置を外側にする必要がある。
図2においては、コンテナ1Aの左下に設けた出入扉10から作業員がコンテナ1A内に入り、閉止板3Aを室内側から取り外すことを想定しているため、室内側にネジ6の固定位置を設けている。
そして、後ほど詳述するが、コンテナ1Bの閉止板3Bはコンテナ1Bの外側から取り外すことを想定しているため、外側にネジ6の固定位置を設けている。
なお、輸送中の風圧等にも耐えられるよう遮蔽シート4を強固に貼り付ける必要があるため、ガスケット5Bを内包するように遮蔽シート4を貼り付ける。
以下に、図2から図7を用いて、放射能汚染地域でコンテナ1を組み立てる過程を説明する。
放射能汚染地域でコンテナ1A、1Bを積み降ろした後、図2のようにコンテナ1A、1Bを近接させ、コンテナ1A、1Bの開口部Mを対向させる。
また、この固着剤はスプレーで吹きかける方法のほか、刷毛で塗布する方法などがある。
後に詳述するが、プレハブ1A、1Bの相対する遮蔽シート4A、4Bを前記接着剤により接着し、遮蔽シート4A、4Bの少なくとも開口部M相当領域を切除する際に、遮蔽シート4A、4Bの間に放射性物質を閉じ込めて、これらの遮蔽シート4A、4Bを一体として切除し、一方のプレハブ1A内に取り込んで廃棄することで、遮蔽シート4A、4Bから放射性物質がコンテナ1Aの内部に落下し、飛散するのを防ぐことができる。
また、この接着剤はスプレーで吹きかける方法のほか、刷毛で塗布する方法などがある。
コンテナ1A内に入った作業員が、コンテナ1Aの開口部Mに設けた閉止板3Aをとめているネジ6を緩め、閉止板3Aを取り外して撤去する。
図5は、コンテナ1Aから閉止板3Aを取り外した後の断面図であり、連結部分の拡大図である。
その後、開口部Mの外周の寸法に合わせて、遮蔽シート4A、4Bをナイフ等の刃物で切断する。
前述したように、二枚の遮蔽シート4A、4Bは接着剤9によって接着しているので、切断する際は二枚の遮蔽シート4A、4Bを一度に切断するようにする。二枚の遮蔽シート4A、4Bの間に放射性物質が挟み込まれているので、それらの放射性物質をコンテナ1の室内に落とさないようにするためである。
切断した遮蔽シート4A、4Bは、放射性物質が落ちないように、切断したその場で袋などに入れ、コンテナ1Aの外へ撤去する。
図6は、このようにして、プレハブ1から遮蔽シート4A、4Bを切りはがした後の断面図であり、連結部分の拡大図である。
本発明においては、この閉止板3Bは外側からネジ止めすることが好ましい。
しかし、その場合は、コンテナ1Aにいる作業員が遮蔽シート4A、4Bを撤去した後に、一端外へ出て、コンテナ1Bの開閉扉10へ回り込んでコンテナ1Bの室内へ入らなければならず、作業の手間がかかってしまうからである。
そのため、遮蔽シート4A、4Bを切り剥がした後であって閉止板3Bを取り外す前に、または閉止板3Bを取り外した後に、前記各部材の室内側壁面にシール剤8を塗布するのが好ましい。
M:開口部、N:開口外周部
Claims (6)
- 大気汚染地域外で組上げた開口部を有するプレハブ構造物のそれぞれを、大気汚染地域内に輸送し、その大気汚染地域で開口部を対向させた状態でプレハブ構造物を隣接配置し、開口部相互を連結するプレハブ構造物の構築方法であって、
大気汚染地域外において、プレハブ構造物の前記開口部に閉止板を設け、さらにその閉止板及び開口部周囲を覆って遮蔽シートを設けることをそれぞれ行い、この状態で大気汚染地域内に輸送し、
大気汚染地域内において、開口部を対向させた状態でプレハブ構造物を隣接配置し、
一方のプレハブ構造物内から、作業員によって、順次(1)〜(3)の作業を行ない、
(1)一方のプレハブ構造物の閉止板を取り外す、
(2)一方のプレハブ構造物の遮蔽シート及び他方のプレハブ構造物の遮蔽シートの少なくとも開口部相当領域を切除する、
(3)他方のプレハブ構造物の閉止板を取り外す、
これによって、隣接するプレハブ構造物を連結する、
ことを特徴とするプレハブ構造物の構築方法。 - プレハブ構造物を大気汚染地域内へ輸送した後であって、
プレハブ構造物の開口部を隣接配置する前に、
遮蔽シートの外側表面に付着している汚染物質を遮蔽シートに固着させる固着剤を与える請求項1記載のプレハブ構造物の構築方法。 - プレハブ構造物を大気汚染地域内へ輸送した後であって、
一方のプレハブ構造物の遮蔽シート及び他方のプレハブ構造物の遮蔽シートの少なくとも開口部相当領域を切除した後に、
プレハブ構造物の開口部の繋がり部分の内周縁面をシールするシール材を塗布する請求項1記載のプレハブ構造物の構築方法。 - 前記一方のプレハブ構造物の閉止板を内側から取り外せるように固定し、
前記他方のプレハブ構造物の閉止板を外側から取り外せるように固定して、
一方のプレハブ構造物および他方のプレハブ構造物の閉止板それぞれを、
作業員が一方のプレハブ構造物内から取り外すようにした請求項1記載のプレハブ構造物の構築方法。 - プレハブ構造物の開口部を隣接配置する際に、
前記一方のプレハブ構造物および前記他方のプレハブ構造物の遮蔽シートそれぞれを遮蔽シートの外側表面に塗布した接着剤により接着し、
一方のプレハブ構造物の遮蔽シート及び他方のプレハブ構造物の遮蔽シートの少なくとも開口部相当領域を切除する際に、
これらの遮蔽シートを一体として切除し、
一方のプレハブ構造内に取り込んで廃棄に供する請求項1記載のプレハブ構造物の構築方法。 - プレハブ構造物を大気汚染地域内へ輸送した後であって、
プレハブ構造物の開口部を隣接配置する前に、
遮蔽シートの外側表面に付着している汚染物質を遮蔽シートに固着させるために固着剤を与え、
プレハブ構造物の開口部を隣接配置する際に、
前記一方のプレハブ構造物および前記他方のプレハブ構造物の遮蔽シートそれぞれを前記固着剤を用いて接着し、
一方のプレハブ構造物の遮蔽シート及び他方のプレハブ構造物の遮蔽シートの少なくとも開口部相当領域を切除する際に、
これらの遮蔽シートを一体として切除し、
一方のプレハブ構造内に取り込んで廃棄に供する請求項1記載のプレハブ構造物の構築方法。
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| JP2011154763A JP5694076B2 (ja) | 2011-07-13 | 2011-07-13 | プレハブ構造物の輸送組立方法 |
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