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JP5697108B2 - 洗浄剤組成物 - Google Patents
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Description

本発明は、シャンプー、ふけ取りシャンプー、トニックシャンプー、リンスインシャンプー、ふけ取りリンスインシャンプー、トリートメントインシャンプー、ハンドソープ、ボディソープ、洗顔料等の毛髪及び皮膚の洗浄に用いられる洗浄剤組成物に関する。
リンスインシャンプー等の毛髪及び皮膚洗浄剤組成物においては、「すすぎ時のなめらかさ」、「乾燥後のさらさら感」、「乾燥後のなめらかさ」などが求められており、これまでにも数多くの提案がなされている。
例えば、特許文献1には、(a)ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、アルキル硫酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩及びα−オレフィンスルホン酸塩から選択される少なくとも1種の陰イオン性界面活性剤と、(b)カラギーナン、アルギン酸、アルギン酸塩及びフコイダンから選択される少なくとも1種の水溶性高分子と、(c)非イオン性界面活性剤及び両性界面活性剤の少なくともいずれかと、(d)シリコーン化合物とを含む毛髪洗浄剤組成物が提案されている。
この提案の実施例では、その他の成分として、(B)水膨潤性粘土鉱物であるベントナイトを0.3質量%、及び(C)カチオン性界面活性剤を0.5質量%〜1質量%含有し、前記(C)のカチオン性界面活性剤の含有量と、前記(B)の水膨潤性粘土鉱物の含有量との質量比〔(C)/(B)〕が1.7〜3.3である毛髪洗浄剤組成物が開示されている。
しかし、この提案では、(B)水膨潤性粘土鉱物であるベントナイトの含有量が多く、また、質量比〔(C)/(B)〕が5未満であるため、すすぎ時のなめらかさが劣り、乾燥後のさらさら感、及び乾燥後のなめらかさも不十分であるという問題がある。
また、特許文献2には、アニオン性洗浄性界面活性剤、並びに(i)炭素数12〜22の脂肪族アルコール、炭素数12〜22の脂肪酸、炭素数12〜22の脂肪族アミド及びこれらの混合物から選択される脂肪物質、及び(ii)脂肪物質の融点を超える融点を有する疎水性粒子を含むゲル網状組織を含む水性コンディショニングシャンプー組成物が提案されている。
この提案の実施例1では、(B’)クオタニウム−18ベントナイト(即ち、ジメチルジ(水素化タロウ)アンモニウムカチオンによって疎水性に変性されたベントナイト)を0.1質量%、(C)のカチオン性界面活性剤を0.1質量%含有し、前記(C)のカチオン性界面活性剤の含有量と、前記(B’)の変性ベントナイトの含有量との質量比〔(C)/(B’)〕が1であるコンディショニングシャンプーが開示されている。
しかし、この提案のように疎水性に変性されたベントナイトを用いると、すすぎ時のなめらかさが劣り、洗浄実感、乾燥後のさらさら感、及び乾燥後のなめらかさも不十分となるという課題がある。
したがって、高濃度アニオン条件下で水膨潤性粘土鉱物を含有した組成において、十分な洗浄実感を有し、すすぎ時のなめらかさ、乾燥後のさらさら感、及び乾燥後のなめらかさが良好である洗浄剤組成物の提供が望まれているのが現状である。
特開2006−298916号公報 特表2010−509262号公報
本発明は、前記従来における諸問題を解決し、以下の目的を達成することを課題とする。即ち、本発明は、高濃度アニオン条件下で水膨潤性粘土鉱物を含有した組成において、十分な洗浄実感を有し、すすぎ時のなめらかさ、乾燥後のさらさら感、及び乾燥後のなめらかさが良好である洗浄剤組成物を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため本発明者らが鋭意検討を重ねた結果、高濃度アニオン条件下で(B)ベントナイト等の水膨潤性粘土鉱物を0.01質量%〜0.2質量%と、(C)カチオン性界面活性剤を添加すると、これら各成分が相乗的に作用して、十分な洗浄実感を有し、すすぎ時のなめらかさ、乾燥後のさらさら感、及び乾燥後のなめらかさが良好である洗浄剤組成物が得られることを知見した。
更に、好ましくは、前記(C)成分のカチオン性界面活性剤と前記(B)成分の水膨潤性粘土鉱物の含有量との質量比〔(C)/(B)〕を特定化することによって、低温安定性が大幅に向上し、従来は低温で結晶が析出するので実現できなかった、(D)成分の水不溶性機能成分を含有した組成の洗浄剤組成物が提供できることを知見した。
本発明は、本発明者らによる前記知見に基づくものであり、前記課題を解決するための手段としては、以下の通りである。即ち、
<1> (A)アニオン性界面活性剤10質量%〜30質量%、
(B)水膨潤性粘土鉱物0.01質量%〜0.2質量%、及び
(C)カチオン性界面活性剤
を含有することを特徴とする洗浄剤組成物である。
<2> (C)成分のカチオン性界面活性剤の含有量と、(B)成分の水膨潤性粘土鉱物の含有量との質量比〔(C)/(B)〕が5〜50である前記<1>に記載の洗浄剤組成物である。
<3> 更に(D)(B)成分以外の水不溶性機能成分を含有する前記<1>から<2>のいずれかに記載の洗浄剤組成物である。
<4> (B)成分の水膨潤性粘土鉱物の膨潤力が20mL/2g〜86mL/2gである前記<1>から<3>のいずれかに記載の洗浄剤組成物である。
<5> (C)成分のカチオン性界面活性剤の含有量が、0.01質量%〜5質量%である前記<1>から<4>のいずれかに記載の洗浄剤組成物である。
<6> (D)成分の(B)成分以外の水不溶性機能成分が、パール剤、清涼化剤、及びふけ取り剤の少なくともいずれかである前記<3>から<5>のいずれかに記載の洗浄剤組成物である。
本発明によると、従来における諸問題を解決することができ、高濃度アニオン条件下で水膨潤性粘土鉱物を含有した組成において、十分な洗浄実感を有し、すすぎ時のなめらかさ、乾燥後のさらさら感、及び乾燥後のなめらかさが良好である洗浄剤組成物を提供することができる。
本発明の洗浄剤組成物は、(A)アニオン性界面活性剤、(B)水膨潤性粘土鉱物、及び(C)カチオン性界面活性剤を含有し、更に(D)前記(B)成分以外の水不溶性機能成分を含有することが好ましく、必要に応じてその他の成分を含有してなる。
<(A)アニオン性界面活性剤>
前記(A)成分のアニオン性界面活性剤は、洗浄実感、及びすすぎ時のなめらかさを増強する働きを有している。
前記(A)成分のアニオン性界面活性剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えばアルキル(好ましくは炭素数10〜16、直鎖又は分岐鎖、飽和又は不飽和)スルホン酸塩、アルキル(好ましくは炭素数10〜16、直鎖又は分岐鎖、飽和又は不飽和)硫酸塩、アルキル(好ましくは炭素数10〜16、直鎖又は分岐鎖、飽和又は不飽和)スルホコハク酸塩、アシル化アミノ酸塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸塩(アルキレン部分としては、ポリオキシエチレン、ポリオキシプロピレンが好ましく、ポリオキシエチレンがより好ましい)、アルキル(好ましくは炭素数10〜16、直鎖又は分岐鎖、飽和又は不飽和)ベンゼンスルホン酸塩、N−アシル(好ましくは炭素数10〜18)−N−メチルタウリン塩、テトラデセンスルホン酸塩等のα−オレフィンスルホン酸塩、高級脂肪酸エステルスルホン酸塩、アルキル(好ましくは炭素数10〜16、直鎖又は分岐鎖、飽和又は不飽和)エーテル酢酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル酢酸塩、ヤシ油脂肪酸メチルタウリン塩;ラウリン酸カリウム、ミリスチン酸カリウム、ステアリン酸カリウム等の脂肪酸石ケン、アルキル(好ましくは炭素数10〜16、直鎖又は分岐鎖、飽和又は不飽和)リン酸エステル塩、N−ラウロイルグルタミン酸塩、N−パルミトイルグルタミン酸塩、N−ラウロイル−N−メチル−β−アラニン塩、N−ラウロイル−N−エチルグリシン塩、N−ラウロイルザルコシン塩、N−ミリストイル−β−アラニン塩、又はこれらのポリオキシエチレン付加物などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
これらのアニオン性界面活性剤の塩に使用される対イオンとしては、例えば、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、アルカノールアミン塩などが挙げられる。
これらの中でも、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩(アルキル鎖長は10〜24、エチレンオキサイド(以下、EOと略記する)平均付加モル数は1〜10が好ましい)、テトラデセンスルホン酸塩、脂肪酸石ケン、アルキルスルホコハク酸塩、ヤシ油脂肪酸メチルタウリン塩が好ましく、洗浄実感、すすぎ時のなめらかさ、及び乾燥後のなめらかさの点からアルキル鎖長が12〜14、EOの平均付加モル数が2〜4のポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩が特に好ましい。
前記(A)成分のアニオン性界面活性剤の含有量は、前記洗浄剤組成物全体に対して、10質量%〜30質量%であり、15質量%〜20質量%が好ましい。前記含有量が、10質量%未満であると、洗浄剤組成物としての十分な洗浄実感が得られず、乾燥後のさらさら感、及び乾燥後のなめらかさが低下してしまうことがあり、30質量%を超えると、すすぎ時のなめらかさ、乾燥後のさらさら感、及び乾燥後のなめらかさが低下してしまうことがある。
<(B)水膨潤性粘土鉱物>
前記(B)成分の水膨潤性粘土鉱物は、すすぎ時のなめらかさ、乾燥後のさらさら感、及び乾燥後のなめらかさを付与する働きを有している。
前記(B)成分の水膨潤性粘土鉱物としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、膨潤力が20mL/2g〜86mL/2gである水膨潤性粘土鉱物が、すすぎ時のなめらかさ、乾燥後のさらさら感、及び乾燥後のなめらかさの点から好ましく、膨潤力が60mL/2g〜86mL/2gがより好ましい。
前記膨潤力が20mL/2g〜86mL/2gである水膨潤性粘土鉱物は、水に加えた際に層間に水分子を水和して取り込む交換性のイオンを含有しており、膨潤性、吸着性、結合性、懸濁性、増粘性などの性質を有し、他の粘土鉱物とは異なる性質を示すものである。
ここで、前記膨潤力は、第15改正日本薬品局方に定められたベントナイトの試験方法を準用し、粘土鉱物2gの膨潤体積(mL)で表される。具体的には、粘土鉱物2gを取り、水100mLを入れた100mLのメスシリンダーに10回に分けて加え、これを24時間放置したときの器底の塊の見かけ容積を目盛りから読み取る。なお、粘土鉱物を10回に分けて水に加えるとき、先に加えた試料がほとんど沈着した後、次の試料を加える。
前記(B)成分の水膨潤性粘土鉱物としては、天然又は合成スメクタイト粘土鉱物が挙げられる。前記膨潤力が20mL/2g〜86mL/2gである水膨潤性粘土鉱物としては、市販されているものを使用することもでき、例えば、ポーラゲル(アメリカンコロイド社製、膨潤力20mL/2g)、天然ベントナイト(株式会社ホージュン製、ベンゲルFW、膨潤力35mL/2g)、天然ベントナイト(株式会社ホージュン製、ベンゲル、膨潤力35mL/2g)ルーセンタイト(コープケミカル社製)、ベントナイト(クニピアG、膨潤力86mL/2g、クニミネ工業株式会社製)、モンモリロナイト(クニピアF、膨潤力70mL/2g、クニミネ工業株式会社製)、ベンクレイ(水澤化学工業株式会社製)、サポナイト(ビーガムT、バンダービルト社製、膨潤力60mL/2g)、ヘクトライト、ソーコナイト、スチーブンサイトなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、すすぎ時のなめらかさ、乾燥後のさらさら感、及び乾燥後のなめらかさの点から、サポナイト(ビーガムT、バンダービルト社製、膨潤力60mL/2g)、モンモリロナイト(クニピアF、膨潤力70mL/2g、クニミネ工業株式会社製)、ベントナイト(クニピアG、膨潤力86mL/2g、クニミネ工業株式会社製)が特に好ましい。
前記(B)成分の水膨潤性粘土鉱物の含有量は、前記洗浄剤組成物全体に対して、0.01質量%〜0.2質量%であり、すすぎ時のなめらかさ、乾燥後のさらさら感、及び乾燥後のなめらかさを付与する点から、0.03質量%〜0.1質量%が好ましい。前記含有量が、0.01質量%未満であると、乾燥後のさらさら感、及び乾燥後のなめらかさが不十分となり、0.2質量%を超えると、すすぎ時のなめらかさが低下してしまうことがある。
<(C)カチオン性界面活性剤>
前記(C)成分のカチオン性界面活性剤は、すすぎ時のなめらかさ、及び乾燥後のなめらかさの向上に寄与する。
前記(C)成分のカチオン性界面活性剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、アミン塩、4級アンモニウム塩、ベンゼトニウム塩、ピリジニウム塩、グアニジン塩、ピロリドンカルボン酸塩、モノ−N−長鎖アシル塩基性アミノ酸低級アルキルエステル塩、アミドアミン型界面活性剤などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記(C)成分のカチオン性界面活性剤としては、具体的には、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、塩化ジオレイルジメチルアンモニウム、塩化ジデシルジメチルアンモニウム、酢酸ラウリン酸アミドブチルグアニジン、酢酸ミリスチン酸アミドブチルグアニジン、酢酸パルミチン酸アミドブチルグアニジン、ジステアリルジメチルアンモニウムサルフェート、ステアリルエチルジヒドロキシエチルアンモニウムエチルサルフェート、N−ヤシ油脂肪酸L−アルギニンエチル・DL−ピロリドンカルボン酸塩、ステアリン酸ジメチルアミノエチルアミド、ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ステアリン酸ジエチルアミノエチルアミド、ステアリン酸ジエチルアミノプロピルアミド、ステアリン酸ジプロピルアミノエチルアミド、ステアリン酸ジプロピルアミノプロピルアミド、パルミチン酸ジメチルアミノエチルアミド、パルミチン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ミリスチン酸ジメチルアミノエチルアミド、ミリスチン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ベヘニン酸ジメチルアミノエチルアミド、ベヘニン酸ジメチルアミノプロピルアミドなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
これらの中でも、すすぎ時のなめらかさ、及び乾燥後のなめらかさの点から、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム、ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミドが好ましく、塩化ステアリルトリメチルアンモニウムが特に好ましい。
前記(C)成分のカチオン性界面活性剤の含有量は、前記洗浄剤組成物全体に対して、0.01質量%〜5質量%が好ましく、すすぎ時のなめらかさ、乾燥後のなめらかさ、及び乾燥後のさらさら感の点から、0.5質量%〜2質量%がより好ましい。前記含有量が、0.01質量%未満であると、すすぎ時のなめらかさ、乾燥後のなめらかさが低下してしまうことがあり、5質量%を超えると、洗浄実感が低下してしまうことがある。
前記(C)成分のカチオン性界面活性剤の含有量と、前記(B)成分の水膨潤性粘土鉱物の含有量との質量比〔(C)/(B)〕は、5〜50が好ましく、乾燥後のさらさら感、及び乾燥後のなめらかさの点から、5〜20がより好ましい。前記質量比〔(C)/(B)〕が、5未満であると、すすぎ時のなめらかさが低下してしまうことがあり、50を超えると、乾燥後のさらさら感、及び乾燥後のなめらかさが低下してしまうことがある。
−(D)(B)成分以外の水不溶性機能成分−
前記(D)前記(B)成分以外の水不溶性機能成分とは、常温で実質的に水に不溶な固体であり、かつ特定の機能を有する成分であり、例えば、パール剤、清涼化剤、ふけ取り剤などが挙げられる。従来、高濃度のアニオン性界面活性剤中に、水で膨潤させた粘土鉱物を混合すると、該粘土鉱物が高濃度のアニオンチャージ下では電気的反発力が増大し、粘土鉱物の凝集が起こる。そして、この粘土鉱物の凝集が結晶核となり、(D)パール剤、清涼化剤、ふけ取り剤等の水不溶性機能成分を含有していると、低温において安定性が悪くなる(結晶物の析出)という問題があり、水不溶性機能成分を含有することができなかったが、本発明においては、前記(C)成分のカチオン性界面活性剤と前記(B)成分の水膨潤性粘土鉱物の含有量との質量比〔(C)/(B)〕を特定化することによって、高濃度アニオン条件下で水膨潤性粘土鉱物を含有した組成において、(D)成分の水不溶性機能成分を低温において安定に含有することができるようなった。
これは、高濃度のアニオンチャージを弱めるために、粘土鉱物に対して所定の割合で(C)カチオン性界面活性剤を添加することにより、低温安定性が大幅に向上し、(D)パール剤、清涼化剤、ふけ取り剤等の水不溶性機能成分を添加しても低温での結晶析出が抑制できるものと推察される。
前記パール剤としては、例えば、エチレングリコールのステアリン酸エステル、ジエチレングリコールのステアリン酸エステル、トリエチレングリコールのステアリン酸エステルなどが挙げられる。具体的には、エチレングリコールモノステアレート、エチレングリコールジステアレート、ジエチレングリコールモノステアレート、ジエチレングリコールジステアレート、トリエチレングリコールモノステアレート、トリエチレングリコールジステアレートなどが挙げられる。これらの中でも、液外観の点から、エチレングリコールジステアレート(ジステアリン酸エチレングリコール)が特に好ましい。
前記清涼化剤としては、例えば、L−メントール、カンフル、ボルネオールなどが挙げられる。これらの中でも、洗い上がりのすっきり感の点から、L−メントールが特に好ましい。
前記ふけ取り剤としては、例えば、ピロクトンオラミン、トリクロサン、トリクロロカルバン、イソプロピルメチルフェノール;前記(C)成分以外の塩酸クロルヘキシジン、アルキルジアミノエチルグリシン、塩化セチルピリジニウム、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム等のカチオン性界面活性剤などが挙げられる。これらの中でも、ピロクトンオラミンがふけ取り効果の点で特に好ましい。
前記(D)成分の前記(B)成分以外の水不溶性機能成分の含有量は、前記洗浄剤組成物全体に対し、0.1質量%〜3質量%が好ましく、0.5質量%〜2.5質量%がより好ましい。前記含有量が、0.1質量%未満であると、前記(D)成分の前記(B)成分以外の水不溶性機能成分を添加した効果が発現しないことがあり、3質量%を超えると、低温安定性が悪くなる場合がある。
<その他の成分>
前記その他の成分としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ノニオン界面活性剤、半極性界面活性剤、両性界面活性剤、アニオン性ポリマー、ノニオン性ポリマー、カチオン性ポリマー、ポリオール類、有機酸類;ジブチルヒドロキシトルエン(BHT)、α−トコフェロール等の酸化防止剤;脂肪酸モノエタノールアミド、脂肪酸ジエタノールアミド等の粘度調整剤;紫外線吸収剤、酸化防止剤、タンパク誘導体、動植物抽出液;グリチルリチン酸ジカリウム等の抗炎症剤;メチルクロロイソチアゾリノン(ケーソンCG)等の防腐剤;クエン酸;トリエタノールアミン等のpH調整剤;乳濁剤、ハイドロトロープ、低級アルコール、ビタミン類、動植物油、揮発性油分、炭化水素、エステル油、シリコーン油、色素、香料などが挙げられる。
<製造方法>
本発明の洗浄剤組成物の製造方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、前記(A)〜(C)成分、好ましくは、(D)成分、更に必要に応じて、前記その他の成分を添加し、均一に混合することにより、洗浄剤組成物を調製することができる。
<容器、容器材質>
本発明の洗浄剤組成物を収納する容器としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、アルミニウムラミネートチューブ、EVALチューブ、アルミニウムチューブ、ガラス蒸着プラスチックチューブ等のチューブの他、機械的又は差圧によるディスペンサー容器、スクイーズ容器、ラミネートフィルム容器、スポイト容器、スティック容器、ボトル容器などが挙げられる。
前記アルミニウムラミネートチューブのラミネートフィルムは、通常2層以上の多層を有し、その材質としては、例えば、ポリエチレン樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリエステル樹脂、二軸延伸ポリプロピレン樹脂、無延伸ポリプロピレン樹脂、ポリアクリロニトリル樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体等の合成樹脂、紙、アルミニウム蒸着プラスチックなどが挙げられる。前記ラミネートフィルムは、強度、柔軟性、耐候性等を考慮し、一般的には2〜5層のものを用いる。
前記ボトルの材質としては、例えば、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、エチレン−ビニルアルコール樹脂、アクリロニトリル−スチレン樹脂、ABS樹脂、ポリアミド等の樹脂、ガラスなどを単層乃至2層以上組み合わせて用いることができる。
<用途>
本発明の洗浄剤組成物は、高濃度アニオン条件下で水膨潤性粘土鉱物を含有した組成において、十分な洗浄実感を有し、すすぎ時のなめらかさ、乾燥後のさらさら感、及び乾燥後のなめらかさが良好であるので、例えば、シャンプー、ふけ取りシャンプー、トニックシャンプー、リンスインシャンプー、ふけ取りリンスインシャンプー、トリートメントインシャンプー、ハンドソープ、ボディソープ、洗顔料等の毛髪及び皮膚の洗浄に用いられ、特に、シャンプー、リンスインシャンプー、ふけ取りリンスインシャンプー、トリートメントインシャンプー等の毛髪洗浄剤が好適である。
以下、本発明の実施例を説明するが、本発明は、これらの実施例に何ら限定されるものではない。
(実施例1〜30及び比較例1〜7)
−洗浄剤(リンスインシャンプー)組成物の調製−
下記表1に示す組成(単位:質量%)について、常法により、実施例1〜30及び比較例1〜7の洗浄剤組成物を調製した。クエン酸を適量添加し、pHを5.2に調整した。
次に、得られた各洗浄剤組成物について、以下のようにして、諸特性の評価を行った。結果を表1に併記する。
<洗浄実感、すすぎ時のなめらかさ、乾燥後のさらさら感、及び乾燥後のなめらかさの評価方法>
20才〜30才の男性30名について、各洗浄剤組成物を適量(リンスインシャンプー:約10g、ハンドソープ:約2mL、ボディソープ:約6mL、洗顔料:約4g)使用して、下記評価基準に基づき、「洗浄実感」、及び「すすぎ時のなめらかさ」を評価した。その後、タオルドライし、下記評価基準に基づき、「乾燥後のさらさら感」、及び「乾燥後のなめらかさ」を評価した。
ここで、「洗浄実感」とは、泡立ちのよさ、泡立ちの多さ、洗いあがりのスッキリ感を含む評価項目である。
〔評価基準〕
◎:良好と答えた者が30名中25名以上
○:良好と答えた者が30名中15名以上24名未満
△:良好と答えた者が30名中5名以上15名未満
×:良好と答えた者が30名中5名未満
<低温安定性の評価方法>
実施例22〜30の各洗浄剤組成物について、下記の保存容器で1ヵ月間、−5℃の恒温槽内に保存した後の液外観を目視観察し、下記基準に従って評価した。
〔保存容器〕
50mLの透明ガラス瓶に、各洗浄剤組成物(リンスインシャンプー、ハンドソープ、ボディソープ)を40mL充填した。洗顔料は、100g入りチューブ(LDPE/HDPE)に約70g充填した。
〔評価基準〕
◎:結晶又は固体の析出が全くない
○:結晶又は固体の析出はほとんどない(商品価値上、問題なし)
△:結晶又は固体の析出がややある
×:結晶又は固体の析出が多くある
−リンスインシャンプー組成物−
Figure 0005697108
−リンスインシャンプー組成物−
Figure 0005697108
−リンスインシャンプー組成物−
Figure 0005697108
−リンスインシャンプー組成物−
Figure 0005697108
−リンスインシャンプー組成物−
Figure 0005697108
−リンスインシャンプー組成物−
Figure 0005697108
−リンスインシャンプー組成物−
Figure 0005697108
*ジメチルジステアリルアンモニウムベントナイトは、4級アンモニウムカチオン変性の有機ベントナイトであり、水に溶解しないことから、膨潤力は測定不能であった。
−リンスインシャンプー組成物−
Figure 0005697108
*ジメチルジステアリルアンモニウムベントナイトは、4級アンモニウムカチオン変性の有機ベントナイトであり、水に溶解しないことから、膨潤力は測定不能であった。
(実施例31)
−ふけ取りリンスインシャンプー−
下記組成のふけ取りリンスインシャンプーを常法により調製し、実施例1〜30及び比較例1〜7と同様にして、洗浄実感、すすぎ時のなめらかさ、乾燥後のさらさら感、及び乾燥後のなめらかさ、及び低温安定性を評価した。
Figure 0005697108
*パール剤(ジステアリン酸エチレングリコール)は、0.6質量%のポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸塩(AES)を含有している。
*質量比〔(C)/(B)〕=10
*pH=5.2
〔評価結果〕
洗浄実感:◎
すすぎ時のなめらかさ:◎
乾燥後のさらさら感:◎
乾燥後のなめらかさ:◎
低温安定性:◎
(実施例32)
−トリートメントインシャンプー−
下記組成のトリートメントインシャンプーを常法により調製し、実施例1〜30及び比較例1〜7と同様にして、洗浄実感、すすぎ時のなめらかさ、乾燥後のさらさら感、及び乾燥後のなめらかさ、及び低温安定性を評価した。
Figure 0005697108
*パール剤(ジステアリン酸エチレングリコール)は、0.6質量%のポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸塩(AES)を含有している。
*質量比〔(C)/(B)〕=15
*pH=5.2
〔評価結果〕
洗浄実感:◎
すすぎ時のなめらかさ:◎
乾燥後のさらさら感:◎
乾燥後のなめらかさ:◎
低温安定性:◎
(実施例33)
−ハンドソープ−
下記組成のハンドソープを常法により調製し、実施例1〜30及び比較例1〜7と同様にして、洗浄実感、すすぎ時のなめらかさ、乾燥後のさらさら感、及び乾燥後のなめらかさ、及び低温安定性を評価した。
Figure 0005697108
*質量比〔(C)/(B)〕=10
*pH=9.5
〔評価結果〕
洗浄実感:◎
すすぎ時のなめらかさ:◎
乾燥後のさらさら感:◎
乾燥後のなめらかさ:◎
低温安定性:◎
(実施例34)
−ボディソープ−
下記組成のボディソープを常法により調製し、実施例1〜30及び比較例1〜7と同様にして、洗浄実感、すすぎ時のなめらかさ、乾燥後のさらさら感、及び乾燥後のなめらかさ、及び低温安定性を評価した。
Figure 0005697108
*パール剤(ジステアリン酸エチレングリコール)は、0.6質量%のポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸塩(AES)を含有している。
*質量比〔(C)/(B)〕=10
*pH=4.8
〔評価結果〕
洗浄実感:◎
すすぎ時のなめらかさ:◎
乾燥後のさらさら感:◎
乾燥後のなめらかさ:◎
低温安定性:◎
(実施例35)
−洗顔料−
下記組成の洗顔料を常法により調製し、チューブに約120g充填し、実施例1〜30及び比較例1〜7と同様にして、洗浄実感、すすぎ時のなめらかさ、乾燥後のさらさら感、及び乾燥後のなめらかさ、及び低温安定性を評価した。
Figure 0005697108
*質量比〔(C)/(B)〕=0.5/0.05=10
*pH=9.5
〔評価結果〕
洗浄実感:◎
すすぎ時のなめらかさ:◎
乾燥後のさらさら感:◎
乾燥後のなめらかさ:◎
低温安定性:◎
次に、実施例1〜35及び比較例1〜7で使用した原料の詳細について、下記表7に示す。
Figure 0005697108
*ジメチルジステアリルアンモニウムベントナイトは、4級アンモニウムカチオン変性の有機ベントナイトであり、水に溶解しないことから、膨潤力は測定不能であった。
Figure 0005697108
本発明の洗浄剤組成物は、高濃度アニオン条件下で水膨潤性粘土鉱物を含有した組成において、十分な洗浄実感を有し、すすぎ時のなめらかさ、乾燥後のさらさら感、及び乾燥後のなめらかさが良好であるので、例えば、シャンプー、ふけ取りシャンプー、トニックシャンプー、リンスインシャンプー、ふけ取りリンスインシャンプー、トリートメントインシャンプー、ハンドソープ、ボディソープ、洗顔料等の毛髪及び皮膚の洗浄に用いられ、特に、シャンプー、リンスインシャンプー、ふけ取りリンスインシャンプー、トリートメントインシャンプー等の毛髪洗浄剤として好適に利用可能である。

Claims (6)

  1. (A)アルキル鎖長が10〜24であり、かつエチレンオキサイド平均付加モル数が1〜10であるポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、テトラデセンスルホン酸塩、脂肪酸石ケン、アルキルスルホコハク酸塩、及びヤシ油脂肪酸メチルタウリン塩から選択される少なくとも1種のアニオン性界面活性剤10質量%〜30質量%、
    (B)水膨潤性粘土鉱物0.01質量%〜0.2質量%、並びに
    (C)カチオン性界面活性剤
    を含有することを特徴とする洗浄剤組成物。
  2. (C)成分のカチオン性界面活性剤の含有量と、(B)成分の水膨潤性粘土鉱物の含有量との質量比〔(C)/(B)〕が5〜50である請求項1に記載の洗浄剤組成物。
  3. (C)カチオン性界面活性剤が、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム、及びステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミドから選択される少なくとも1種であり、
    (D)(B)成分以外の水不溶性機能成分を含有する請求項1から2のいずれかに記載の洗浄剤組成物。
  4. (B)成分の水膨潤性粘土鉱物の膨潤力が20mL/2g〜86mL/2gである請求項1から3のいずれかに記載の洗浄剤組成物。
  5. (C)成分のカチオン性界面活性剤の含有量が、0.01質量%〜5質量%である請求項1から4のいずれかに記載の洗浄剤組成物。
  6. (D)成分の(B)成分以外の水不溶性機能成分が、パール剤、清涼化剤、及びふけ取り剤の少なくともいずれかである請求項3から5のいずれかに記載の洗浄剤組成物。
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