JP5725872B2 - 改修工法提案システム - Google Patents
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Description
顧客は、リフォーム施工業者相談を始めた当初、どんな改修が適切かを理解しようとする。予算の範囲で最も効果的な改修を望んでいる。しかしながら、不具合を指摘したときにただちに改修項目を列挙して見積もりを提示されると、顧客の選択の余地が少なくなる。どの部分をどう改修すると、どれだけの費用がかかるか、予算を考慮した場合に、どの部分の改修を優先するのかといった点を理解するのは容易でない。これでは、十分に納得のいかない改修がされたり、改修工事の途中で追加変更等が生じる。また、見積もりの段階で顧客の決心がつかず、成約に至らないケースも生じる。
(1)顧客に可能な限り分かりやすく、建物の改修部位と改修方法を提案する。
(2)様々な改修方法について、費用対効果を提示して、顧客が納得のいく選択ができるような資料を出力する。
<構成1>
改修が求められる原因となり得る建物の部位とその弱点を示す診断データと、前記部位の弱点を改善するための工法と、前記工法による改修費用と、前記改修による効果を含む評価データとを記憶した記憶装置と、前記診断データを参照して、改修が求められる建物の全ての部位を抽出し、前記評価データを参照して、該当する部位の弱点を改善するための工法を選択する工法選択手段と、 前記工法選択手段により選択された工法が複数あるときは、費用対効果の優れた順に、前記複数の工法を配列する順位付け手段と、建物の改善を希望する顧客に示すためのシートを、ディスプレイに表示しまたは印刷して出力するデータ出力手段を備え、前記シートは、五感により直感的に感じ取ることができる建物の状態であって、前記改修が求められる建物の状態を示す表現の項目を列挙し、いずれかの項目を指摘するためのものであって、前記工法選択手段により取得されて、前記診断データを参照して前記指摘された項目について対応する建物の部位とその弱点を選択するために使用されるチェックシートと、前記チェックシートにより指摘された建物の状態と、前記工法選択手段により前記診断データを参照して抽出された、前記指摘された項目に対応する改修が求められる建物の全ての部位と、その部位の改修方法を例示した根本療法と、改修以外の方法であって顧客が独自に対処できる対処療法とを列挙した療法提案シートと、前記チェックシートにより指摘された建物の状態と、前記工法選択手段により選択された工法で、部位毎に上記根本療法として複数の改修方法がある場合にはそれらの全てを列挙して、前記順位付け手段により順位付けされた費用対効果の優れた順に配列した工法選択シートを含むことを特徴とする改修工法提案システム。
<構成2>
構成1に記載の改修工法提案システムにおいて、前記シートには、前記チェックシートにより指摘された建物の状態と、前記工法選択シートに示された改修を希望するかどうかを確認する操作を受け付ける欄と、改修を希望する場所を確認する操作を受け付ける欄とを備えた意思確認シートが含まれることを特徴とする改修工法提案システム。
<構成3>
コンピュータを、構成1または2に記載の各手段として機能させる改修工法提案プログラム。
<構成4>
構成3に記載の改修工法提案プログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
構成1に記載の改修工法提案システムにおいて、前記工法選択シートは、改修が求められる建物の全ての部位を、費用対効果の優れた順に配列し、各部位についてその部位の弱点を改善するための工法を、費用対効果の優れた順に配列することを特徴とする改修工法提案システム。
構成2に記載の改修工法提案システムにおいて、前記順位付け手段は、前記部位毎に、その部位の弱点を改善するための複数の工法を相対比較して得られた、前記改修費用の段階評価と前記改修による効果の段階評価とを使用し、段階評価が高いほど費用対効果が大きいとみなして、前記各工程を、改修費用の段階評価の高い順に配列し、改修費用の段階評価が同一のものについては、改修による効果の段階評価の高い順に配列することを特徴とする改修工法提案システム。
構成1乃至3のいずれかに記載の改修工法提案システムにおいて、前記項目指摘手段により前記チェックシートの項目が指定されたとき、前記データ出力手段は、前記チェックシートにより指摘された項目について弱点のある部位と、その部位の改修方法を例示した根本療法と、改修以外の方法であって、顧客独自に対処できる対処療法とを列挙した療法提案シートを出力することを特徴とする改修工法提案システム。
構成1乃至4のいずれかに記載の改修工法提案システムにおいて、前記工法選択手段は、チェックシートにより指摘された建物の状態を示す項目と、顧客がその改修を希望するかどうかを確認する欄と、顧客が改修を希望する場所を確認する欄を含む意思確認シートにより、前記顧客が改修を希望する場所に存在する部位を、前記工法選択シートに列挙することを特徴とする改修工法提案システム。
下記のシートはいずれも、建物の改修を希望する顧客に対して印刷して出力するものであって、改修が求められる建物の状態を示す項目を列挙したチェックシートと、前記チェックシートにより指摘された項目について弱点のある部位と、その部位の改修方法を例示した根本療法と、改修以外の方法であって、顧客独自に対処できる対処療法とを列挙した療法提案シートと、前記改修が求められる建物の全ての部位を、費用対効果の優れた順に配列し、各部位について、その部位の弱点を改善するための工法を、費用対効果の優れた順に配列した工法選択シート、前記チェックシートにより指摘された建物の状態を示す項目と、顧客がその改修を希望するかどうかを確認する欄と、顧客が改修を希望する場所を確認する欄を含む意思確認シートと、を備えたことを特徴とする改修工法提案ツール。
コンピュータを、改修が求められる建物の状態を示す項目を列挙したチェックシートを表示し、いずれかの前記項目を指摘するための操作を受け付ける項目指摘手段と、前記チェックシートに列挙された全ての項目に対する診断データと評価データを記憶する記憶装置と、前記診断データは、前記それぞれの項目について改修が求められる原因となり得る建物の部位とその弱点を示し、前記評価データは、前記部位の弱点を改善するための工法と、前記工法による改修費用の段階評価と、前記改修による効果の段階評価とを含むものであって、前記診断データを参照して、改修が求められる建物の全ての部位を抽出し、前記評価データを参照して、該当する部位の弱点を改善するための工法を選択する工法選択手段と、前記評価データを参照して、前記工法選択手段により選択された工法と、その工法による前記改修費用の段階評価と、前記改修による効果の段階評価とを取得し、選択された工法が複数あるときは、前記改修費用の段階評価と前記改修による効果の段階評価とから算出された費用対効果の優れた順に、前記複数の工法を配列する順位付け手段と、前記費用対効果の優れた順に配列した工法を表示する工法選択シートを出力するデータ出力手段、として機能させる改修工法提案プログラム。
構成7に記載の改修工法提案プログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
改修が求められる建物の状態を示す項目を列挙したものから、気になる項目を指摘するのは容易である。この情報を利用して、改修すべき部位と費用と効果とを自動的に抽出して、費用対効果の優れた順に配列したものを出力するので、顧客は、予算に応じた工法を選択できる。
〈構成2の効果〉
改修をする複数の部位が選択できるとき、まず、各部位の費用対効果を比較する。そして、各部位の改修工法が複数選択できるときは、各工法の費用対効果を比較する。この工法選択シートを顧客に提示することにより、適切な工法を選択し易くなる。
〈構成3の効果〉
評価データは、改修費用の段階評価と効果の段階評価とを含むが、改修費用の段階評価のほうを優先して主配列キーとし、効果の段階評価のほうを従配列キーとした。これにより、自動的に、各工程を費用対効果の順に配列できる。
〈構成4の効果〉
チェックシートの項目が指定されたとき、根本療法と対処療法とを列挙したものを顧客に提示する。顧客には、改修費用のかかる根本療法のかわりに、独自に対処できる対処療法を選択する余地があることを伝えることができる。従って、何もかも改修が必要という印象を与えない効果がある。
〈構成5の効果〉
チェックシートにより指摘された建物の状態が、どの場所で発生しているかという情報を取得することにより、工法選択シートに改修の必要な部位を漏れなく列挙できる。
〈構成6の効果〉
チェックシートと療法提案シートと工法選択シートと意思確認シートとを使用して、顧客に分かりやすく改修工事の必要な部位と工法を説明して、希望を確認できる。
この図は、ヒアリング担当者24が顧客26と面談しながら、顧客26のリフォームの相談を受ける状態を示している。ヒアリング担当者24はコンピュータ12を操作して、ヒアリングの結果をコンピュータ12に入力する。そして、ヒアリングをすすめながら、チェックシート28、療法提案シート34、意思確認シート36、再確認シート38、工法選択シート42をコンピュータ12に表示し、必要に応じてプリンタ22を用いてこれらを印刷し、顧客26に手渡す。
図2は、改修工法提案システムを実現するコンピュータの機能ブロック図である。
図1に示したコンピュータ12は、入力されたデータを使用し、上記の各シートを編集して出力する。即ち、コンピュータ12は、[記憶データ]の項で説明するデータを処理して、[演算処理]の項で説明する演算処理を実行する。以下の実施例において、このコンピュータ12は、顧客26の意思確認のために、リフォーム会社のヒアリング担当者24が顧客と面談しながら操作する。しかしながら、例えば、顧客26が自らコンピュータ12に表示された各シートを参照しながら、各種データを入力するようにしても構わない。
図2に示すように、記憶装置14には、チェックシート28と診断データ30と療法提案データ32と療法提案シート34と意思確認シート36と再確認シート38と評価データ40と工法選択シート42と工法選択結果44とが記憶されている。診断データ30と療法提案データ32と評価データ40とは、予め専門家により作成されて準備されている。これらのデータは演算処理の過程で参照される。各シートは、データシートであって、コンピュータ12のディスプレイ18に表示されたり、プリンタ22で印刷されて顧客26に手渡されたりする。それぞれのシートは、顧客26が納得をして改修を希望する部位を選択し決定をするための過程で、重要な役割を果たす。以下これらのデータやシートについて説明する。
図3は、チェックシート28の具体例を示す説明図である。
チェックシート28は、改修が求められる建物の状態を示す項目を列挙したものである。チェックシート28は、コンピュータ12のディスプレイ18に表示され、顧客26自身により、あるいはヒアリング担当者24により、いずれかの項目を指摘するための操作を受け付ける。例えば、「冬の寒さについて気になることがありますか?」という問いに対して、「すきま風が気になる」といった項目にチェックマークを入力する。その結果がコンピュータ12に入力される。リフォームのための相談を受け付けるときに、顧客はどの部位を改修すべきか分からない。従って、具体的に、最初に顧客26が気になっている事項を、建物の状態を示す表現で問いかける。建物の状態を示す項目は、顧客26が五感により直感的に感じ取ることができる状態であることが好ましい。なお、チェックシート28に、建物の建設年代等の客観的な事実を問う項目も含めるとよい。
図4は、診断データの具体例を示す説明図である。
診断データ30は、チェックシート28に列挙されている全ての項目について、改修が求められる原因となり得る建物の部位とその弱点を示したデータである。図の「質問の内容」の部分が、チェックシート28に列挙された項目である。「弱点部位」の部分が改修が求められる原因となり得る建物の部位である。「弱点性能」の部分が建物の部位の弱点を示す。
図5は、療法提案シートの具体例を示す説明図である。
療法提案シート34は、チェックシート28により指摘された項目について弱点のある部位と、その部位の改修方法を例示した根本療法と、改修以外の方法であって、顧客26が独自に対処できる対処療法とを列挙したものである。療法提案シート34は、チェックシート28で指摘された項目について、対策の具体的な提案をするためのシートである。この内容は、予め専門家により編集されている。図の例にはその一部のみを示した。部位毎に分けて編集されているから、部位を特定すると、該当する対処療法と根本療法とが抽出されるデータ形式が好ましい。
図6は、意思確認シートの具体例を示す説明図である。
意思確認シート36は、チェックシート28により指摘された建物の状態を示す項目と、顧客26がその改修を希望するかどうかを確認する欄と、顧客26が改修を希望する場所を確認する欄を含む。「こんな現象はありませんか?」という部分がチェックシート28により指摘された建物の状態を示す項目に相当する。この意思確認シート36を使用することにより、顧客26がこれまでの説明を聞いた結果、チェックシート28により指摘した項目を再確認して、追加したり、削除や変更をすることができる。
図7は、再確認シートの具体例を示す説明図である。
再確認シート38は、チェックシート28により指摘された建物の状態を示す項目と、意思確認シート36により意思確認された改修が希望される部位と、該当する部位の弱点を改善するための単数または複数の工法とを列挙したものである。これらの工法は、上記の根本療法に含まれる。
図8は、評価データの具体例を示す説明図である。
評価データ40は、部位の弱点を改善するための工法と、その工法による改修費用の段階評価と、前記改修による効果の段階評価とを含む。図の(a)のデータ40Aと(b)のデータ40Bとが、評価データ40に含まれる。図のデータ40Aで、「手法No.」と記載した項目は、全ての工法の整理番号である。図では、その一部のみを例示した。
図9は、工法選択シートの具体例を示す説明図である。
工法選択シート42は、再確認シート38に列挙された工法を、費用対効果の優れた順に配列したシートである。顧客26に再確認シート38を提示し、同時に、この工法選択シート42を提示して、改修部位毎に、選択可能な工法と、その費用対効果を示す。顧客26が予算を含めて最終的な改修希望部位等を決定するための判断資料になる。
図10と図11は、演算処理動作を説明するフローチャートである。
改修工法提案システム10を機能させるために、図2に示すように、演算処理装置は、項目指摘手段46とデータ出力手段50と工法選択手段52と順位付け手段54とデータ受付手段56とを備える。図10のステップS11に示すように、項目指摘手段46は、改修が求められる建物の状態を示す項目を列挙したチェックシート28(図3)をディスプレイ18に表示する。
12 コンピュータ
14 記憶装置
16 演算処理装置
18 ディスプレイ
20 キーボード
22 プリンタ
24 ヒアリング担当者
26 顧客
28 チェックシート
30 診断データ
32 療法提案データ
34 療法提案シート
36 意思確認シート
38 再確認シート
40 評価データ
42 工法選択シート
44 工法選択結果
46 項目指摘手段
50 データ出力手段
52 工法選択手段
54 順位付け手段
56 データ受付手段
Claims (4)
- 改修が求められる原因となり得る建物の部位とその弱点を示す診断データと、前記部位の弱点を改善するための工法と、前記工法による改修費用と、前記改修による効果を含む評価データとを記憶した記憶装置と、
前記診断データを参照して、改修が求められる建物の全ての部位を抽出し、前記評価データを参照して、該当する部位の弱点を改善するための工法を選択する工法選択手段と、 前記工法選択手段により選択された工法が複数あるときは、費用対効果の優れた順に、前記複数の工法を配列する順位付け手段と、
建物の改善を希望する顧客に示すためのシートを、ディスプレイに表示しまたは印刷して出力するデータ出力手段を備え、
前記シートは、
五感により直感的に感じ取ることができる建物の状態であって、前記改修が求められる建物の状態を示す表現の項目を列挙し、いずれかの項目を指摘するためのものであって、前記工法選択手段により取得されて、前記診断データを参照して前記指摘された項目について対応する建物の部位とその弱点を選択するために使用されるチェックシートと、
前記チェックシートにより指摘された建物の状態と、前記工法選択手段により前記診断データを参照して抽出された、前記指摘された項目に対応する改修が求められる建物の全ての部位と、その部位の改修方法を例示した根本療法と、改修以外の方法であって顧客が独自に対処できる対処療法とを列挙した療法提案シートと、
前記チェックシートにより指摘された建物の状態と、前記工法選択手段により選択された工法で、部位毎に上記根本療法として複数の改修方法がある場合にはそれらの全てを列挙して、前記順位付け手段により順位付けされた費用対効果の優れた順に配列した工法選択シートを含むことを特徴とする改修工法提案システム。 - 請求項1に記載の改修工法提案システムにおいて、
前記シートには、
前記チェックシートにより指摘された建物の状態と、前記工法選択シートに示された改修を希望するかどうかを確認する操作を受け付ける欄と、改修を希望する場所を確認する操作を受け付ける欄とを備えた意思確認シートが含まれることを特徴とする改修工法提案システム。 - コンピュータを、請求項1または2に記載の各手段として機能させる改修工法提案プログラム。
- 請求項3に記載の改修工法提案プログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
Priority Applications (1)
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| JP2011004902A JP5725872B2 (ja) | 2011-01-13 | 2011-01-13 | 改修工法提案システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2011004902A JP5725872B2 (ja) | 2011-01-13 | 2011-01-13 | 改修工法提案システム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
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Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2011004902A Active JP5725872B2 (ja) | 2011-01-13 | 2011-01-13 | 改修工法提案システム |
Country Status (1)
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