JP5727615B2 - ファイバー用途で使用するのに適したエチレン/α−オレフィンインターポリマー、およびそれから作製されたファイバー - Google Patents
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Description
(A)(1)R’’およびR’それぞれがアルキル基である一般式R’’R’MgxAlR’3によって表される少なくとも1種の炭化水素可溶性マグネシウム成分と、
(2)少なくとも1種の非金属または金属ハロゲン化物源とを反応温度が20〜40の範囲の温度を超えない、例えば、反応温度が約40℃を超えない、あるいは反応温度が約35℃を超えない条件下で接触させることによって調製されるマグネシウムハロゲン化物と、
(B)式Tm(OR)yXy−x[式中、Tmが周期表のIVB、VB、VIB、VIIBまたはVIII族の金属であり、Rが1〜約20個、例えば、1〜約10個の炭素原子を有するヒドロカルビル基であり、Xがハロゲン化物であり、yおよびxが整数であり、その和が4に等しい]で表される少なくとも1種の遷移金属化合物と、
(C)所望の過剰のX:Mg比を提供するための追加のハロゲン化物源であって、例えば、式R’yMXz[式中、Mは元素の周期表のIIIA族の金属、例えば、アルミニウムまたはホウ素であり、それぞれのR’は独立に1〜20個、例えば、1〜10個、あるいは2〜8個の炭素原子を有するアルキル基であり、Xはハロゲン原子、例えば、塩素であり、yおよびzは、それぞれ独立に、1からMの価数に等しい値までの値を有する]によって表されるものを含めてのIIIA族金属の有機ハロゲン化合物であってよい追加のハロゲン化物源との反応生成物を含むことを除いて、前記実施形態のいずれかに従って、エチレン/α−オレフィンインターポリマー、それを生成する方法、およびそれから作製されるファイバーを提供する。特に適切な有機ハロゲン化合物として、例えば、二塩化エチルアルミニウム、セスキ塩化エチルアルミニウム、塩化ジエチルアルミニウム、二塩化イソブチルアルミニウム、塩化ジイソブチルアルミニウム、二塩化オクチルアルミニウム、およびその2つ以上の組合せが挙げられる。
多成分触媒系は、マグネシウムおよびチタン含有プロ触媒と共触媒とを含むチーグラー−ナッタ触媒組成物を含む。プロ触媒は、MgCl2上に担持されたチタン化合物を含むチーグラーナッタ触媒である。共触媒は、トリエチルアルミニウムである。プロ触媒は、1.0:40〜5.0:40、例えば、3.0:40のTi:Mg比を有することができる。プロ触媒および共触媒成分は、反応器に入る前に接触してもよく、また反応器で接触してもよい。プロ触媒は、例えば、任意の他のチタン系チーグラーナッタ触媒であってもよい。プロ触媒成分に対する共触媒成分のAl:Tiモル比は、0.5:1〜3:1であってよい。
(A)(1)R’’およびR’それぞれがアルキル基である一般式R’’R’MgxAlR’3によって表される少なくとも1種の炭化水素可溶性マグネシウム成分と、
(2)少なくとも1種の非金属または金属ハロゲン化物源とを反応温度が20〜40の範囲の温度を超えない、例えば、反応温度が約40℃を超えない、あるいは反応温度が約35℃を超えない条件下で接触させることによって調製されるマグネシウムハロゲン化物と、
(B)式Tm(OR)yXy−x[式中、Tmが周期表のIVB、VB、VIB、VIIBまたはVIII族の金属であり、Rが1〜約20個、例えば、1〜約10個の炭素原子を有するヒドロカルビル基であり、Xがハロゲン化物であり、yおよびxが整数であり、その和が4に等しい]で表される少なくとも1種の遷移金属化合物と、
(C)所望の過剰のX:Mg比を提供するための追加のハロゲン化物源であって、例えば、式R’yMXz[式中、Mは元素の周期表のIIIA族の金属、例えば、アルミニウムまたはホウ素であり、それぞれのR’は独立に1〜20個、例えば、1〜10個、あるいは2〜8個の炭素原子を有するアルキル基であり、Xはハロゲン原子、例えば、塩素であり、yおよびzは、それぞれ独立に、1からMの価数に等しい値までの値を有する]によって表されるものを含めてのIIIA族金属の有機ハロゲン化合物であってよい追加のハロゲン化物源との反応生成物を含む。特に適切な有機ハロゲン化合物として、例えば、二塩化エチルアルミニウム、セスキ塩化エチルアルミニウム、塩化ジエチルアルミニウム、二塩化イソブチルアルミニウム、塩化ジイソブチルアルミニウム、二塩化オクチルアルミニウム、およびその2つ以上の組合せが挙げられる。
本発明によるファイバーは、本発明のエチレン/α−オレフィンインターポリマーおよび任意選択で1種または複数の他のポリマーを含む。本発明のファイバーは、50g/9000m未満の範囲のフィラメントのデニールであってよい。50g/9000m未満の全ての個別の値および小範囲が本明細書に含まれ、本明細書で開示され、例えば、フィラメントのデニールは、下限0.1、0.5、1、5、10、15、17、20、25、30、33、40または44g/9000mから上限0.5、1、5、10、15、17、20、25、30、33、40、44、または50g/9000mまでであってよい。例えば、本発明のファイバーは、フィラメントのデニールが40g/9000m未満の範囲であってよく、あるいは、本発明のファイバーは、フィラメントのデニールが30g/9000m未満の範囲であってよく、あるいは、本発明のファイバーは、フィラメントのデニールが20g/9000m未満の範囲であってよく、あるいは、本発明のファイバーは、フィラメントのデニールが10g/9000m未満の範囲であってよく、あるいは、本発明のファイバーは、フィラメントのデニールが5g/9000m未満の範囲であってよく、あるいは、本発明のファイバーは、フィラメントのデニールが3g/9000m未満の範囲であってよく、あるいは、本発明のファイバーは、フィラメントのデニールが2g/9000m未満の範囲であってよく、あるいは、本発明のファイバーは、フィラメントのデニールが1.5g/9000m未満の範囲のであってよい。
(a)紡糸口金からストランドを押出すステップと、(b)高速加熱空気流を使用して紡糸口金直下でポリマー流を同時に急冷および細分化するステップと、(c)引出されたストランドを集めて細孔面上のウエブにするステップとを含む。メルトブローウエブは、限定されないが、自発結合、つまりさらなる処理なしの自己結合、加熱カレンダー法、接着ボンド法、加熱空気ボンド法、ニードルパンチ法、ヒドロエンタングル法、およびそれらの組合せを含めての多様な手段によって結合することができる。
全ての原材料(エチレン、1−オクテン)およびプロセス溶媒(ExxonMobil Corporationから市販されている商品名ISOPAR Eのイソパラフィン系溶媒)は、反応環境内に導入される前にモレキュラーシーブで精製される。水素は高純度級として加圧シリンダー中に供給され、さらには精製されない。反応器へのモノマーフィード(エチレン)流は、反応圧、例えば、750psigより高い圧力まで機械式圧縮機で加圧される。溶媒およびコモノマー(1−オクテン)フィードは、反応圧、例えば、750psigより高い圧力まで機械式容積型移送式ポンプで加圧される。個々の触媒成分は、精製溶媒(ISOPAR E)で指定の成分濃度まで手動バッチ式で希釈され、反応圧、例えば、750psigより高い圧力まで加圧される。全ての反応フィードの流量は、質量流量メーターで計測され、コンピュータで自動化されたバルブ制御システムで独立に制御される。
比較例1ならびに本発明の実施例1および2のキャラクタリゼーション特性が表4〜14および図1〜7に報告されている。
試験方法は以下を含む。
密度(g/cm3)は、イソプロパノール中でASTM−D 792−03、方法Bに従って測定される。供試体は、測定の前に熱平衡を実現するために23℃でイソプロパノール浴中で8分間養生した後に成型後1時間以内に測定される。供試体は、手順Cに従う約190℃の5分間の初期加熱および15℃/分の冷却速度でASTM D−4703−00追補Aに従って圧縮成型される。供試体は、プレス機中で45℃まで冷却され、「触感で冷たく」なるまで連続で冷却される。
メルトインデックス、つまり、I2は、ASTM D 1238、条件190℃/2.16kgに従って測定され、10分間あたりに溶出したグラム数で報告される。I10は、ASTM D 1238、条件190℃/10kgに従って測定され、10分間あたりに溶出したグラム数で報告される。
CDBIは、全体にわたるコモノマーモル含量の中央値の50%以内のコモノマー含量を有するポリマー分子の重量%として定義され、ベルヌーイ分布で予測されるコモノマー分布に対するポリマー中のコモノマー分布の比較を表す。ポリオレフィンのCDBIは、好都合には、例えば、Wild, et al., Journal of Polymer Science, Poly. Phys. Ed., Vol. 20, 441 (1982); L. D. Cady, "The Role of Comonomer Type and Distribution in LLDPE Product Performance," SPE Regional Technical Conference, Quaker Square Hilton, Akron, OH, 107-119 (Oct. 1-2, 1985)またはUS特許第4798081号(Hazlittら)およびUS特許第5008204号(Stehling)によって記載された、昇温溶出分別(「TREF」)など、当技術分野で公知の技法から得られるデータから計算することができる。しかし、TREF技法は、CDBIの計算の中のパージ量を含まない。より好ましくは、ポリマーのコモノマー分布は、例えば、US特許第5292845号(Kawasakiら)でおよびRev. Macromol. Chem. Phys., C29, 201-317でJ. C. Randallによって記載された技法に従って13C NMR分析を使用して決定される。
長鎖分枝の存在は、13C核磁気共鳴(NMR)分光法を使用することによってエチレンホモポリマーで測定することができ、Randall(Rev. Macromol. Chem. Phys., C29, V. 2&3, 285-297)によって記載された方法を使用して定量化される。エチレン/1−オクテンインターポリマーを含めてのエチレンポリマー中の長鎖分枝の存在を測定するのに有用である他の公知の技法が存在する。かかる方法の2つの例は、低角レーザ光散乱検知器と組み合わせたゲル浸透クロマトグラフィー(GPC−LALLS)および示差粘度計検知器と組み合わせたゲル浸透クロマトグラフィー(GPC−DV)である。長鎖分枝を検出するためのこうした技法の使用およびその基礎となる理論は、文献によくまとめられている。例えば、Zimm, G. H. and Stockmayer, W. H., J. Chem. Phys., 17, 1301 (1949)、およびRudin, A., Modern Methods of Polymer Characterization, John Wiley & Sons, New York (1991) 103-112を参照されたい。
示差走査熱量測定法(DSC)は、広範囲の温度にわたるポリマーの溶融挙動および結晶化挙動を測定するのに使用することができる。例えば、RCS(冷凍冷却システム)および自動サンプラーを備えたTA Instruments Q1000 DSCは、こうした分析を実施するのに使用される。試験中に流量50ml/分のパージ用窒素ガスが使用される。それぞれの試料は約175℃で圧縮溶融して薄膜にされ、次いで、溶融試料は室温(約25℃)まで空冷される。3〜10mgの直径6mmの供試体は冷却ポリマーから引抜かれ、秤量され、軽量アルミニウムパン(約50mg)に入れられ、捩って閉じられる。次いで、その熱特性を測定するために分析が実施される。
結晶化度=((Hf)/(292J/g))×100
を使用して計算したポリエチレン試料の結晶化度%である。融解熱(Hf)および溶融温度のピークは第二の加熱曲線から報告される。結晶化温度のピークは冷却曲線から決定される。
ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)測定では、クロマトグラフィー系はPolymer Laboratories Model PL−220から構成されていた。カラムおよびカルーセルコンパートメントは140℃で操作される。Polymer Laboratories製の3つの10−μm Mixed−Bカラムは、溶媒1,2,4−トリクロロベンゼンを用いて使用することができる。試料は溶媒50ml中ポリマー濃度0.1gで調製される。試料を調製するために使用できる溶媒は、200ppmの酸化防止剤であるブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)を含むべきである。試料は160℃で4時間軽く撹拌することによって調製することができる。使用できる注入容積は、100マイクロリットルであり、流速は1.0ml/分である。GPCカラムの組の較正は、Polymer Laboratoriesから購入する分子量分布の狭いポリスチレン標準を用いて実施することができる。標準分子量のポリスチレンピークは、WilliamsおよびWardの方法:
Mポリエチレン=A(Mポリスチレン)B
を使用してポリエチレン分子量に変換することができ、式中、Mは分子量であり、Aは値0.4316を有し、Bは1.0に等しい。ポリエチレン相当分子量の計算は、Williams, T., and I.M. Ward, "The Construction of Polyethylene Calibration Curve for Gel Permeation Chromatography Using Polystyrene Fractions", J. Polym. Sci. Polym. Lett., 6, 621 (1968)によるViscotek TriSECソフトウエアバージョン3.0を使用して実施された。
高密度フラクション(%)は、分析的昇温溶出分別による分析(ATREF)を介して測定される。ATREF分析は、US特許第4798081号およびWilde, L.; Ryle, T. R.; Knobeloch, D.C.; Peat, I. R.; Determination of Branching Distributions in Polyethylene and Ethylene Copolymers, Journal of Polymer Science, 20, 441-455 (1982)に記載の方法に従って実施される。分析すべき組成物は、トリクロロベンゼンに溶解され、冷却速度0.1℃/分で20℃までゆっくりと温度を低減することによって不活性担体(ステンレス鋼弾)を含むカラム中に放置されて結晶化する。カラムは、赤外検出器を備えている。次いで、溶出溶媒(トリクロロベンゼン)の温度を1.5℃/分の速度で20から120℃までゆっくり上昇させ、結晶化ポリマー試料をカラムから溶出させることによってATREFクロマトグラム曲線が生成する。溶出ポリマーの粘度平均分子量(Mv)が測定され、報告される。ATREFプロットは、短鎖分枝分布(SCBD)プロットおよび分子量プロットを有する。SCBDプロットは、3つのピークを有し、1つは、高結晶性フラクション(通常、90℃超)、1つは、コポリマーフラクション(通常、30〜90℃)、1つは、パージフラクション(通常、30℃未満)である。その曲線はまた、コポリマーフラクションと高結晶性フラクションの間に谷を有する。Thcは、この谷の最低温度である。高密度(HD)フラクション%は、Thcより上の曲線下の面積である。Mvは、ATREF由来の粘度平均分子量である。Mhcは、Thcより上のフラクションに対する平均Mvである。Mcは、60〜90℃の間のコポリマーの平均Mvである。Mpは、全ポリマーの平均Mvである。
ポリマー組成を決定するためにNMR分光法を使用することは周知である。ASTM D 5017−96、"NMR and Macromolecules" ACS Symposium series 247, J. C. Randall, Ed., Am. Chem. Soc., Washington, D.C., 1984, Ch. 9中のJ. C. Randallら、および"Polymer Sequence Determination", Academic Press, New York (1977)中のJ. C. Randallは、NMR分光法によるポリマー分析の一般的な方法を提供する。
樹脂は、空気中圧力1500psi下で5分間350○Fで圧縮成型されて厚さ3mm×1インチの円形バッジになる。次いで、試料は圧縮機から取り出され、台の上に置かれて冷却される。
溶融強度は、Goettfert Rheotens 71.97 (Goettfert Inc.; Rock Hill, SC)を使用して190℃で測定され、溶融物は、長さ30mmおよび直径2mmを有する平滑入口角(180度)を備えたGoettfert Rheotester 2000毛細管レオメータに対して供給される。ペレットは、桶(L=300mm、直径=12mm)内に供給され、圧縮され、放置して10分間溶融された後に、所与の金型径において壁面せん断速度38.2s−1に対応する一定ピストン速度0.265mm/sで押出される。押出体は、金型出口より100mm下方に位置するRheotensのホイール内を通過し、加速度2.4mm/s2で下方にホイールによって引っ張られる。ホイールに印加された力(cNで)は、ホイールの速度の関数として記録される(mm/sで)。溶融強度は、ストランドが破壊する前の水平力(cN)として報告される。
実験は、GillespieおよびLi Pi Shanらに従って作製された装置(Apparatus for Method for Polymer Characterization、WO2006081116)を用いて実施される。データ取得速度は、1個のデータ点/秒である。
TREFカラムは、アセトン洗浄の1/8インチ×0.085インチの316ステンレス鋼管から作製される。管は長さ42インチに切断され、直径0.028インチのなまされた316ステンレス鋼切断ワイヤ(Pellet Inc.、North Tonawanda、NY)と30〜40メッシュ球状工業級ガラスビーズとの乾燥混合物(60:40 容積:容積)で充填される。カラム長さと充填材料のこの組合せによって約1.75mLの空隙容積がもたらされる。TREFカラム端は、10μmステンレス鋼網を備えたValcoマイクロボアHPLCカラム端部接続金具で封止される。こうしたカラム端によって、TREFカラムはTREFオーブン内のクロス分別装置の配管系に直接接続される。TREFカラムはコイル状にされ、外側に抵抗温度検出器(RTD)温度センサーを備え、組込む前にガラス絶縁テープで包装される。組込み中に、カラム内の十分な熱的均一性を保障するためにオーブンに対してTREFカラムを水平に配置するように特別の注意が払われる。その浴温が2℃である冷却器を介して40L/分でTREFオーブンに冷却空気が供給される。
TREFカラムの報告された溶出温度は、観測された組成対溶出温度がこれまでに報告されたもの(L. Wild, R. T. Ryle et al., J. Polymer Science Polymer Physics Edition 20, 441-455(1982))と一致するように、110℃〜30℃の温度範囲で使用される加熱速度に対して調整される。
試料溶液は、180ppmブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)を含む1,2,4−トリクロロベンゼン(TCB)中の4mg/mL溶液として調製され、溶媒は窒素散布される。少量のデカンがGPC溶出を検証するために試料溶液に対する流速マーカーとして添加される。試料の溶解は、145℃で4時間静かに撹拌することによって完了する。
試料は、固定ループ注入器に対する加熱移送ライン(500μLの注入ループ)を介して145℃でTREFカラム上に直接に注入される。
試料がTREFカラム上に注入された後、カラムは、「接続をはずされ」、放置冷却される。TREFカラムの温度プロフィルは以下の通りである:2.19°C/分での145℃から110℃までの冷却、0.110°C/分での110℃から30℃までの冷却、および30℃で16分間の熱平衡。溶出する間、カラムは、1.0分間、0.9ml/分のポンプ溶出速度で流動経路に再度「接続される」。溶出の加熱速度は、30℃〜110℃で0.119°C/分である。
16個のフラクションが、フラクションあたり5℃間隔で30℃〜110℃で集められる。それぞれのフラクションは、GPC分析のために注入される。16個のフラクションのそれぞれが、1.0分間でTREFカラムからGPCカラムの組上に直接注入される。溶出物は、温度予備平衡化コイルを使用することによって溶出中TREFカラムと同じ温度で平衡化される(GillespieおよびLi Pi Shanら、Apparatus for Method for Polymer Characterization、WO2006081116)。TREFの溶出は、1.0分間0.9ml/分でTREFカラムを洗い流すことによって実施される。第一のフラクション、フラクション(30℃)は、30℃でTCB中に溶解残留する材料の量を表す。フラクション(35℃)、フラクション(40℃)、フラクション(45℃)、フラクション(50℃)、フラクション(55℃)、フラクション(60℃)、フラクション(65℃)、フラクション(70℃)、フラクション(75℃)、フラクション(80℃)、フラクション(85℃)、フラクション(90℃)、フラクション(95℃)、フラクション(100℃)、およびフラクション(105℃)は、それぞれ30.01〜35℃、35.01〜40℃、40.01〜45℃、45.01〜50℃、50.01〜55℃、55.01〜60℃、60.01〜65℃、65.01〜70℃、70.01〜75℃、75.01〜80℃、80.01〜85℃、85.01〜90℃、90.01〜95℃、95.01〜100℃、および100.01〜105℃の温度範囲でTREFカラムから溶出する材料の量を表す。
クロス分別装置は、1個の20μmガードカラムおよび4個のMixed A−LS 20μmカラム(Varian Inc.、以前のPolymerLabs)を備え、PolymerChar(スペイン)からのIR−4検出器は、濃度検出器である。GPCカラムの組は、21種の狭い分子量分布を有するポリスチレン標準を流すことによって較正される。その標準の分子量(MW)は、580〜8,400,000g/molの範囲であり、標準は、6種の「カクテル」混合物で含まれる。それぞれの標準混合物(「カクテル」)は、個々の分子量の間に少なくとも10の間隔が存在する。標準は、Polymer Laboratories(Shropshire、UK)から購入される。ポリスチレン標準は、1,000,000g/mol以上の分子量では溶媒20mL中0.005gで、1,000,000g/mol未満の分子量では溶媒20mL中0.001gで調製される。ポリスチレン標準は、静かに撹拌しながら145℃で30分間溶解される。狭い標準の混合物が最初に流され、分解を最小限にするために最大分子量成分から降順に流される。分子量の対数の較正は、溶出容積の関数として4次多項式フィットを使用して行われる。標準分子量のポリスチレンピークは、Williams and Ward、J. Polym. Sci., Polym. Let., 6, 621 (1968)に記載の以下の式:
Mポリエチレン=A(Mポリスチレン)B
を使用してポリエチレン分子量に変換することができ、式中、Mは分子量であり、Aは値0.40を有し、Bは1.0に等しい。
段数=5.54×[RV最高ピーク/(RV後部50%ピーク高さ−RV前部50%ピーク高さ)]2
を使用することによってカラムの理論段数の有効な指標を得るためにピーク保持容量(RV最高ピーク)および1/2高さ(クロマトグラフィーピークの50%)における保持容量(RV)幅から計算される。
それぞれのフラクションの分子量分布(MWD)は、積分GPCクロマトグラムから計算されてそれぞれのフラクションに対する重量平均分子量、つまりMW(温度)が得られる。
Claims (10)
- CDBIが60%未満であり、エチレン/α−オレフィンインターポリマーのクロス分別において85℃〜90℃および90℃〜95℃で溶出する少なくとも2つのフラクションを含み、
重量フラクション比が>0.68であり、分子量均一インデックスが0.65超であるエチレン/α−オレフィンインターポリマーであって、
重量フラクション比はそれぞれのフラクションのポリマー重量を95℃〜100℃で溶出するポリマーの重量で除した比であり、
分子量均一インデックスはフラクションのポリマーの重量平均分子量を95℃〜100℃で溶出するポリマーの重量平均分子量で除した比であり、
密度が0.925〜0.965g/cm3の範囲、メルトインデックス(I2)が0.5〜100g/10分の範囲、およびメルトフロー比(I10/I2)が5.8〜8の範囲であるエチレン/α−オレフィンインターポリマー。 - 適切な重合条件下でプロ触媒成分に対する共触媒成分のAl:Tiモル比が0.5:1から3:1である触媒組成物と一緒にエチレンを少なくとも1種のα−オレフィンに接触させてエチレン/α−オレフィンインターポリマーを形成するステップを含むエチレン/α−オレフィンインターポリマーを作製する方法であって、
エチレン/α−オレフィンインターポリマーは、CDBIが60%未満であり、
前記エチレン/α−オレフィンインターポリマーは、エチレン/α−オレフィンインターポリマーのクロス分別において85℃〜90℃および90℃〜95℃で溶出する少なくとも2つのフラクションを含み、
重量フラクション比が>0.68であり、分子量均一インデックスが0.65超であり、
重量フラクション比はそれぞれのフラクションのポリマー重量を95℃〜100℃で溶出するポリマーの重量で除した比であり、
分子量均一インデックスはフラクションのポリマーの重量平均分子量を95℃〜100℃で溶出するポリマーの重量平均分子量で除した比であり、
前記エチレン/α−オレフィンインターポリマーは密度が0.925〜0.965g/cm3の範囲、メルトインデックス(I2)が0.5〜100g/10分の範囲、およびメルトフロー比(I10/I2)が5.8〜8の範囲である方法。 - エチレン/α−オレフィンインターポリマーを含むファイバーであって、
エチレン/α−オレフィンインターポリマーは、CDBIが60%未満であり、
前記エチレン/α−オレフィンインターポリマーは、
エチレン/α−オレフィンインターポリマーのクロス分別において85℃〜90℃および90℃〜95℃で溶出する少なくとも2つのフラクションを含み、
重量フラクション比が>0.68であり、分子量均一インデックスが0.65超であり、
重量フラクション比はそれぞれのフラクションのポリマー重量を95℃〜100℃で溶出するポリマーの重量で除した比であり、
分子量均一インデックスはフラクションのポリマーの重量平均分子量を95℃〜100℃で溶出するポリマーの重量平均分子量で除した比であり、
前記エチレン/α−オレフィンインターポリマーは密度が0.925〜0.965g/cm3の範囲、メルトインデックス(I2)が0.5〜100g/10分の範囲、およびメルトフロー比(I10/I2)が5.8〜8の範囲である
ファイバー。 - エチレン/α−オレフィンインターポリマーが、平均M v (粘度平均分子量)および
低結晶性フラクションと高結晶性フラクションの間の谷温度、T hc を有し
(Mhc/Mp):
(ATREFからの全エチレン/α−オレフィンインターポリマーの平均Mv
で除した、ATREFからのThc超のフラクションに対する平均Mv)が1.3未満である、
請求項1に記載のインターポリマー。 - 前記エチレン/α−オレフィンインターポリマーが、炭素原子1000個あたり1個未満の長鎖分枝を有する、請求項1に記載のインターポリマー。
- 前記エチレン/α−オレフィンインターポリマーが、5未満の分子量分布、Mw/Mnを有する、請求項1に記載のインターポリマー。
- 前記触媒組成物が、
(A)(1)R’’およびR’それぞれがアルキル基である一般式R’’R’MgxAlR’ 3 によって表される少なくとも1種の炭化水素可溶性マグネシウム成分と、
(2)少なくとも1種の非金属または金属ハロゲン化物源とを、反応温度が60℃を超えない条件下で接触させることによって調製されるマグネシウムハロゲン化物と、
(B)式Tm(OR)yXy−x[式中、Tmが周期表のIVB、VB、VIB、VIIBまたはVIII族の金属であり、Rが1〜20個の炭素原子を有するヒドロカルビル基であり、Xがハロゲン化物であり、yおよびxが整数であり、その和が4に等しい]で表される少なくとも1種の遷移金属化合物と、
(C)過剰のX:Mg比を提供する追加のハロゲン化物源との反応生成物を含む、請求項2に記載の方法。 - 85℃〜100℃で溶出するポリマーの3つ全てのフラクションの重量の和が、エチレン/α−オレフィンインターポリマーの60重量%超である、請求項1に記載のインターポリマー。
- エチレン/α−オレフィンインターポリマーの重量平均Mwが125,000g/mol超である、請求項1に記載のインターポリマー。
- 190℃で測定されたエチレン/α−オレフィンインターポリマーの[0.1rad/sにおける粘度]/[100rad/sにおける粘度]が6未満である、請求項1に記載のインターポリマー。
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