JP5740433B2 - 遅延補償装置、方法、プログラム及び記録媒体 - Google Patents
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Description
時刻t-1における状態変数ベクトルΦt-1を基本運動パターンに当てはめることにより得た時刻tにおける運動の観測値の予測値^zt|t-1と時刻tにおける運動を観測して得た運動の観測値ztとの誤差に基づいて、時刻tの状態変数ベクトルΦtを推定する状態推定部と、遅延時間をsとして、時刻tの状態変数ベクトルΦtを基本運動パターンに当てはめることにより時刻t+sにおける運動の観測値の予測値^zt+s|tを計算する運動予測部と、を備えている。
図3,4に示すように、ロボットアームを遠隔操作する状況を考える。操作者は、遠隔操作されたロボットアームの位置をディスプレイにより確認できるとする。操作者が、ハンドルを操作すると、その位置情報ztが取得され、通信路を介して遠隔地にあるロボットアームに送信される。
以下、図面を参照してこの発明の実施形態を説明する。
また、時刻tにおける運動の観測値の予測値^zt|t-1は、式(4)によりもとまるものである。式(4)は、基本運動パターン(X,y)が与えられたときの、状態変数ベクトルの予測値^Φt|t-1と運動の観測値の予測値^zt|t-1との関係を表す式である。つまり、状態変数ベクトルの予測値^Φt|t-1中の位相^φt|t-1を基本運動パターン(X,y)から得られる回帰曲線に当てはめることにより決定される値μy*(^xt|t+1|X,y)(位置とも言う。)を、振幅^at|t-1及びシフト量^bt|t-1に従って変換する(アフィン変換する)ことで、上記時刻tにおける運動の観測値の予測値^zt|t-1を計算する。
ここで、時刻t+sにおける状態変数ベクトルの予測値^Φt+s|tは、式(6)に基づいて予測される。式(6)は、状態変数ベクトルの予測値^Φt+s|tを構成する位相を^φt+s|t、角速度を^ωt+s|t、振幅を^at+s|t、シフト量を^bt+s|tとしたとき、位相φtを角速度ωtに従ってs時刻分進めた位置を^φt+s|tとし、残りのパラメータ(^ωt+s|t,^at+s|t,^bt+s|t)は、時刻tにおける各パラメータの値から変化しないものと仮定するモデルである。
〔参考文献2〕特開2005−184749号公報
指の繰り返し運動における関節角度情報をモーションキャプチャによりサンプリング周波数60Hzで取得したものの例を、図5に示す。ただし、運動データの取得時に67 ms の遅延を伴っているとする。そのため、取得した運動をそのまま提示すると、実際の運動との間にズレを生じてしまう。これに対し、提案手法により遅延補償を行うことで、実際の運動に近い動作を提示することができていることがわかる。なお、図5では、実際の運動を実線で示し、遅延を伴って取得された運動を破線で示し、遅延補償装置により遅延を補償し提示された動作を一点鎖線で示している。
状態変数ベクトルΦτには、振幅aτ及びバイアスbτの少なくとも一方が含まれていればよい。すなわち、状態変数ベクトルΦτは、例えば以下のようなベクトルであってもよい。
2 基本運動パターン記憶部
3 状態推定部
4 運動予測部
5 遅延量測定部
6 表示部
7 基本運動パターン生成部
Claims (10)
- 時刻τの状態変数ベクトルΦτは、遅延補償の対象となる運動に対応するパラメータの値についての基本運動パターンにおける時刻τの位相φτと、上記基本運動パターンの時刻τの角速度ωτと、上記基本運動パターンの時刻τにおける拡大及び縮小の程度を表す振幅aτ及び上記基本運動パターンの時刻τにおけるシフト量を表すバイアスbτの少なくとも一方とを含むとして、
上記基本運動パターンに関する情報及び上記パラメータの時刻tの観測値ztに基づいて、時刻t-1の状態変数ベクトルΦt-1を更新することにより時刻tの状態変数ベクトルΦtを推定する状態推定部と、
遅延時間をsとして、上記基本運動パターンに関する情報及び上記時刻tの状態変数ベクトルΦtを用いて、上記パラメータの時刻t+sの値を予測する運動予測部と、
を含む遅延補償装置。 - 周期的な運動における時刻ごとの観測値の系列であって、1周期以上の長さからなる系列を基本運動パターンとして記憶した基本運動パターン記憶部と、
時刻τの運動の観測値を特定するための状態変数ベクトルΦτは、時刻τにおける上記基本運動パターン中の位置を特定するパラメータφτと、時刻τにおけるφτの遷移する速度ωτと、φτにより上記基本運動パターンに沿って決定される値を時刻τにおける運動の観測値に変換する関数を定めるパラメータとを含むベクトルとして、
時刻t-1における状態変数ベクトルΦt-1を上記基本運動パターンに当てはめることにより得た時刻tにおける運動の観測値の予測値^zt|t-1と時刻tにおける運動を観測して得た運動の観測値ztとの誤差に基づいて、時刻tの状態変数ベクトルΦtを推定する状態推定部と、
遅延時間をsとして、上記時刻tの状態変数ベクトルΦtを上記基本運動パターンに当てはめることにより時刻t+sにおける運動の観測値の予測値^zt+s|tを計算する運動予測部と、
を含む遅延補償装置。 - 請求項2の遅延補償装置であって、
上記状態推定部は、上記状態変数ベクトルΦt-1中の上記基本運動パターン上の位置を特定するパラメータφt-1を角速度ωt-1に従って1時刻分進めた位置を時刻tにおける位置の予測値^φt|t-1とし、上記位置の予測値^φt|t-1を上記基本運動パターンから得られる回帰曲線に当てはめることにより得られる位置を上記状態変数ベクトルΦt-1中の観測値に変換する関数を定めるパラメータに従って変換することにより、上記時刻tにおける運動の観測値の予測値^zt|t-1を得て、
上記運動予測部は、上記状態変数ベクトルΦt中の上記基本運動パターン上の位置を特定するパラメータφtを角速度ωtに従ってs時刻分進めた位置を時刻t+sにおける位置の予測値^φt+s|tとし、上記位置の予測値^φt+s|tを上記基本運動パターンから得られる回帰曲線に当てはめることにより得られる位置を上記状態変数ベクトルΦt中の観測値に変換する関数を定めるパラメータに従って変換することにより、上記時刻t+sにおける運動の観測値の予測値^zt+s|tを計算する、
ことを特徴とする遅延補償装置。 - 請求項1の遅延補償装置であって、
上記基本運動パターンを動的に更新する基本運動パターン生成部を更に含む、
遅延補償装置。 - 請求項1又は4の遅延補償装置であって、
上記遅延時間sを計算する遅延量測定部を更に含む、
遅延補償装置。 - 時刻τの状態変数ベクトルΦτは、遅延補償の対象となる運動に対応するパラメータの値についての基本運動パターンにおける時刻τの位相φτと、上記基本運動パターンの時刻τの角速度ωτと、上記基本運動パターンの時刻τにおける拡大及び縮小の程度を表す振幅aτ及び上記基本運動パターンの時刻τにおけるシフト量を表すバイアスbτの少なくとも一方とを含むとして、
状態推定部が、上記基本運動パターンに関する情報及び上記パラメータの時刻tの観測値ztに基づいて、時刻t-1の状態変数ベクトルΦt-1を更新することにより時刻tの状態変数ベクトルΦtを推定する状態推定ステップと、
運動予測部が、遅延時間をsとして、上記基本運動パターンに関する情報及び上記時刻tの状態変数ベクトルΦtを用いて、上記パラメータの時刻t+sの値を予測する運動予測ステップと、
を含む遅延補償方法。 - 基本運動パターン記憶部には、周期的な運動における時刻ごとの観測値の系列であって、1周期以上の長さからなる系列が基本運動パターンとして記憶されているとし、
時刻τの運動の観測値を特定するための状態変数ベクトルΦτは、時刻τにおける上記基本運動パターン中の位置を特定するパラメータφτと、時刻τにおけるφτの遷移する速度ωτと、φτにより上記基本運動パターンに沿って決定される値を時刻τにおける運動の観測値に変換する関数を定めるパラメータとを含むベクトルとして、
状態推定部が、時刻t-1における状態変数ベクトルΦt-1を上記基本運動パターンに当てはめることにより得た時刻tにおける運動の観測値の予測値^zt|t-1と時刻tにおける運動を観測して得た運動の観測値ztとの誤差に基づいて、時刻tの状態変数ベクトルΦtを推定する状態推定ステップと、
運動予測部が、遅延時間をsとして、上記時刻tの状態変数ベクトルΦtを上記基本運動パターンに当てはめることにより時刻t+sにおける運動の観測値の予測値^zt+s|tを計算する運動予測ステップと、
を含む遅延補償方法。 - 請求項7の遅延補償方法であって、
上記状態推定ステップは、上記状態変数ベクトルΦt-1中の上記基本運動パターン上の位置を特定するパラメータφt-1を角速度ωt-1に従って1時刻分進めた位置を時刻tにおける位置の予測値^φt|t-1とし、上記位置の予測値^φt|t-1を上記基本運動パターンから得られる回帰曲線に当てはめることにより得られる位置を上記状態変数ベクトルΦt-1中の観測値に変換する関数を定めるパラメータに従って変換することにより、上記時刻tにおける運動の観測値の予測値^zt|t-1を得て、
上記運動予測ステップは、上記状態変数ベクトルΦt中の上記基本運動パターン上の位置を特定するパラメータφtを角速度ωtに従ってs時刻分進めた位置を時刻t+sにおける位置の予測値^φt+s|tとし、上記位置の予測値^φt+s|tを上記基本運動パターンから得られる回帰曲線に当てはめることにより得られる位置を上記状態変数ベクトルΦt中の観測値に変換する関数を定めるパラメータに従って変換することにより、上記時刻t+sにおける運動の観測値の予測値^zt+s|tを計算する、
ことを特徴とする遅延補償方法。 - 請求項1から5の何れかに記載された遅延補償装置の各部としてコンピュータを機能させるための遅延補償プログラム。
- 請求項1から5の何れかに記載された遅延補償装置の各部としてコンピュータを機能させるための遅延補償プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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| JP2013109475A JP5740433B2 (ja) | 2013-05-24 | 2013-05-24 | 遅延補償装置、方法、プログラム及び記録媒体 |
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