JP5742663B2 - 溶融金属めっき方法および溶融金属めっき装置 - Google Patents
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Description
ここで、ワイピングノズルから噴出するガスの圧力を十分に低くすれば、めっき金属浴の浴面に衝突するガスも低圧となり、めっき金属浴の浴面の乱れが抑制されるため、めっき金属飛沫の発生を抑制することが可能となる。しかしながら、ワイピングノズルから噴出するガスの圧力を低くすると、ストリップの表面に吹き付けられるガス量が少なく制限されワイピング効果が不十分となり、目標付着量を達成するのが困難となる問題が生じる。係る問題は溶融金属めっきラインのストリップ搬送速度が高速化するに従い顕在化する。一方、ワイピングノズルから噴出するガスの圧力を低くするとともに、ストリップ搬送速度も十分に低くすれば上記問題は解決し得るが、ストリップ搬送速度の低減化は生産性の低下を招く。
これらの問題に鑑み、特許文献1には、ワイピングノズルの上方にストリップ面に沿ってフィルターを設けたことを特徴とする、溶融金属めっき時における溶融金属飛沫のストリップ面への付着防止方法が提案されている。そして、特許文献1では、ワイピングノズルの上方にストリップ面に沿ってフィルターを設けることにより、めっき金属浴からのめっき金属飛沫のストリップ面への付着を確実に防止できるとされている。
[1] めっき金属浴内から連続的にストリップを引き出し、該ストリップ面に付着した余剰のめっき金属をワイピングノズルから前記ストリップ面に向けて噴射されるガスによって絞り落としてめっき金属付着量を調整することからなるガスワイピング法を用いた溶融金属めっき方法において、前記ストリップを垂直に支持する浴上サポートロールを前記ワイピングノズルの上方に配設し、前記ワイピングノズルの配設位置から上方に前記ストリップ面に沿って前記浴上サポートロールの配設位置まで遮蔽ネットを設けるとともに、前記ワイピングノズルと前記めっき金属浴の浴面との間に整流板を設けることにより、溶融金属めっき時にめっき金属飛沫が前記ストリップ面に付着することを防止することを特徴とする溶融金属めっき方法。
本発明の溶融金属めっき装置の一例を図1に示す。図1に示すように、本発明の溶融金属めっき装置は、めっき金属浴1と、めっき金属浴1内から連続的に引き出されるストリップSの表面に向けてガス3を噴射することにより前記ストリップ表面に付着した余剰のめっき金属を絞り落としてめっき金属付着量を調整するワイピングノズル2を有する。7は、めっき金属浴1内から連続的に引き出されるストリップSを垂直に支持するための浴上サポートロールであり、この浴上サポートロール7はワイピングノズル2の上方に配設される。なお、7aは浴上サポートロール支持具である。ワイピングノズル2としては、例えばスリット状のワイピングノズルであってストリップSの幅方向に長さ方向を有する長尺状のワイピングノズル等、従前公知のものが何れも適用可能である。そして、ワイピングノズル2から噴出するガス3のガス圧を調整して絞り落とすめっき金属量を調整することにより、ストリップSの表面に所望の付着量の金属めっき層を形成する。なお、本発明の溶融金属めっき装置は、図3に示す従来技術と同様にワイピングノズル用ガス(空気)供給本管(図省略)およびガス供給配管(図省略)を有する。位置は特に限定するものではないが、後述する遮蔽ネット5の外側(ストリップSから遠い側)とすることで、これらの上部に金属飛沫が堆積することを防止でき、効率よく後述する遮蔽ネット5の下部に金属飛沫を集めることができる。また、図3に示す従来技術と同様に、ワイピングノズル2の上方に合金化炉(図省略)を設けてもよい。
図1に示す本発明の溶融金属めっき装置を用いて、鋼帯(鋼種:SPCC、厚さ:0.7mmの冷延鋼帯)にめっき処理を施した。図1において、遮蔽ネット5、整流板6の詳細は以下のとおりである。
遮蔽ネット5の材質:ステンレス
遮蔽ネット5の網目の大きさ:1.5mm(上部),3.0mm(下部20mmの位置)
遮蔽ネット5の幅方向寸法:鋼帯の幅+200mm
整流板6と浴面1aとの成す角θ:30°
整流板6の寸法:(鋼帯の幅+200mm)×700mm
また、遮蔽ネット5の上端5aを浴上サポートロール支持具7aに当接するとともに遮蔽ネット5の下端5bをワイピングノズル2に当接し、ワイピングノズル2と浴上サポートロール支持具7aとを遮蔽ネット5を介して連結した。更に、整流板6の端部6aをワイピングノズル2の端部2bに当接した。
めっき条件は以下のとおりである。
めっき浴組成 :溶融亜鉛(0.14%Al)
めっき浴温度 :460〜470℃
鋼帯の搬送速度 :150mpm
ワイピング条件 :ノズルギャップ0.7mm、
ヘッダー圧力0.8kg/cm2G、
ノズル−鋼板間距離4mm
図3に示す従来の溶融金属めっき装置と同様の構成となるよう、以下のフィルター40と金属板20を配置し、その他の条件は実施例と同様にして評価を行った。
フィルター40の材質:ステンレス
フィルター40の寸法:(鋼帯の幅+200mm)×700mm
フィルター40の網目の大きさ:1.5mm
金属板20の材質:ステンレス
金属板20の寸法:鋼帯の幅+200mm
1a ・・・ 浴面
2 ・・・ ワイピングノズル
3 ・・・ ガス
3a,3b ・・・ ガスの気流
4a,4b ・・・ めっき金属飛沫
5 ・・・ 遮蔽ネット
6 ・・・ 整流板
7 ・・・ 浴上サポートロール
7a ・・・ 浴上サポートロール支持具
S ・・・ ストリップ
10 ・・・ 合金化炉
20 ・・・ 金属板
30 ・・・ スナウト
40 ・・・ フィルター
Claims (4)
- めっき金属浴内から連続的にストリップを引き出し、該ストリップ面に付着した余剰のめっき金属をワイピングノズルから前記ストリップ面に向けて噴射されるガスによって絞り落としてめっき金属付着量を調整することからなるガスワイピング法を用いた溶融金属めっき方法において、前記ストリップを垂直に支持する浴上サポートロールを前記ワイピングノズルの上方に配設し、前記ワイピングノズルの配設位置から上方に前記ストリップ面に沿って前記浴上サポートロールの配設位置まで遮蔽ネットを設けるとともに、前記ワイピングノズルと前記めっき金属浴の浴面との間に整流板を設けることにより、溶融金属めっき時にめっき金属飛沫が前記ストリップ面に付着することを防止することを特徴とする溶融金属めっき方法。
- 前記整流板と前記めっき金属浴の浴面との成す角を0°以上60°以下とすることを特徴とする請求項1に記載の溶融金属めっき方法。
- めっき金属浴と、該めっき金属浴内から連続的に引き出されるストリップの表面に向けてガスを噴射することにより前記ストリップ表面に付着した余剰のめっき金属を絞り落としてめっき金属付着量を調整するワイピングノズルと、該ワイピングノズルの上方に配設され前記めっき金属浴内から連続的に引き出されるストリップを垂直に支持する浴上サポートロールとを有する溶融金属めっき装置であって、前記ワイピングノズルの配設位置から上方に前記ストリップ面に沿って前記浴上サポートロールの配設位置まで配設される遮蔽ネットと、前記ワイピングノズルの下方かつ前記めっき金属浴の上方に配設される整流板とを具え、溶融金属めっき時にめっき金属飛沫が前記ストリップ面に付着することを防止することを特徴とする溶融金属めっき装置。
- 前記整流板と前記めっき金属浴の浴面との成す角が0°以上60°以下であることを特徴とする請求項3に記載の溶融金属めっき装置。
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| JP2011234578A JP5742663B2 (ja) | 2011-10-26 | 2011-10-26 | 溶融金属めっき方法および溶融金属めっき装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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| JP2011234578A JP5742663B2 (ja) | 2011-10-26 | 2011-10-26 | 溶融金属めっき方法および溶融金属めっき装置 |
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