以下に添付図面を参照して、本発明に係る商品収納装置の好適な実施の形態について詳細に説明する。
<実施の形態1>
図1及び図2は、それぞれ本発明の実施の形態1である商品収納装置が適用された自動販売機を示すものであり、図1は、正面図であり、図2は、制御系を示すブロック図である。ここで例示する自動販売機は、例えば缶入り飲料や瓶入り飲料、ペットボトル入り飲料等の商品を冷却若しくは加熱した状態で販売するもので、本体キャビネット1を備えている。
缶入り飲料の商品は、容器である缶201に飲料が封入されたものであり、上面及び下面が閉塞された円筒状の形状を成している。また、瓶入り飲料の商品は、容器である瓶202の内部に飲料が封入されたものであり、キャップ202aが着脱可能に取り付けられるキャップ取付部2021から胴体部2022に向けて漸次外径が拡大する膨出部2023を有する形状を成している。更に、ペットボトル入り飲料の商品は、容器であるペットボトル203の内部に飲料が封入されたものであり、キャップ203aが着脱可能に取り付けられるキャップ取付部2031から胴体部2032までの間に括れ部分2033を有する形状を成している。
本体キャビネット1は、前面に形成された開口が外扉2によって開閉される直方体状の筐体である。外扉2は断熱材が適宜用いられて構成されており、断熱ガラス等の透明板材を嵌め込んでなる窓部2aを有している。従って、当該自動販売機は外扉2の窓部2aを介して内部を視認することができるものである。また、外扉2の左端側の左側面の中央部には図示せぬ把手が設けられている。
外扉2は、施解錠機構3により開閉移動が規制されるものであり、その開閉状態は扉スイッチ4により検出される。施解錠機構3は、施錠状態においては外扉2が開移動することを規制して本体キャビネット1における前面開口を閉じた状態に保持するものである。また、施解錠機構3は、解錠状態においては外扉2が開閉移動することを許容するものである。扉スイッチ4は、外扉2が本体キャビネット1の前面開口を閉じている場合にオン状態となる。その一方、外扉2が開移動して本体キャビネット1の前面開口を開いている場合には、扉スイッチ4はオフ状態となるものである。
上記本体キャビネット1は、内部が上下2つに区画されており、上側が収納室1a、下側が機械室1bとなっている。収納室1aは、その内部を予め設定された温度状態に保持する室であり、該収納室1aを構成する壁部材はそれぞれ断熱材によって構成されている。また、収納室1aには、蒸発器等のような収納室1aの内部空気を冷却するための手段(図示せず)や、電熱ヒータ等のような収納室1aの内部空気を加熱するための手段(図示せず)が設けられている。一方、機械室1bには、上記蒸発器とともに冷凍サイクルを構成する冷凍機(図示せず)や各種の制御機器等(図示せず)が設けられている。
このような本体キャビネット1における左側面の上方部位には、入力処理ユニット10が取り付けられている。入力処理ユニット10は、箱状のユニット本体11を備えている。このユニット本体11は、堅牢な構成を有している。ユニット本体11の前面には、硬貨投入口12やラック選択ボタン13等が設けられている。また、このユニット本体11の左側部は図示せぬユニット扉により開閉可能となっており、ユニット扉を開移動させるとモード選択ボタン14及び解除ボタン15が露出するよう設けられている。このユニット扉は、常時は図示せぬロック機構により開移動が規制されており、管理者等がロック機構を操作することにより開移動可能になるものである。更に、ユニット本体11の内部には、金銭処理装置16が設けられている。
硬貨投入口12は、硬貨を投入するための開口である。ラック選択ボタン13は、複数(図示の例では4つ)あり、上下に並ぶよう設けられた押ボタンである。ラック選択ボタン13は、それぞれが後述する商品収納装置20を構成する商品ラック30と関連づけられており、利用者に押下操作されることにより入力信号を制御手段100に与えるものである。また、それぞれのラック選択ボタン13には、例えばLED等の光源13aが内蔵されている。これら光源13aは、制御手段100から与えられる点灯指令に応じて点灯するものである。
モード選択ボタン14は、管理者に押下操作されることにより、補充信号を制御手段100に与えるものである。解除ボタン15は、管理者に押下操作されることにより、解除信号を制御手段100に与えるものである。
金銭処理装置16は、硬貨投入口12を通じて投入された硬貨の真偽と金種とを識別し、金種毎に硬貨を収容する金銭処理を行うものである。この金銭処理装置16は、硬貨投入口12を通じて投入された金額情報を制御手段100に与えるとともに、釣銭の払い出しを行うものである。釣銭の払い出しは、硬貨返却口17を通じて行う。尚、金銭処理装置16は、硬貨投入口12を通じて硬貨が投入された後に利用者により返却ボタン18が操作された場合にも、硬貨返却口17を通じて投入された硬貨の払い出しを行うものである。また、金銭処理装置16は、識別できなかった硬貨についても硬貨返却口17を通じて硬貨の払い出しを行うものである。
上記本体キャビネット1における収納室1aには商品収納装置20が設けられている。図3及び図4は、それぞれ図1に示した自動販売機の商品収納装置20を拡大して示す斜視図であり、一部の構成要素を取り除いた状態で示している。
これら図3及び図4にも示すように、商品収納装置20は、商品ラック30と、ラック選択機構40と、取出機構50と、規制手段60と、フラッパ機構70とを備えて構成されている。
商品ラック30は、複数(図示の例では4つ)設けられている。商品ラック30は、左右一対のラック支持側板31間に架け渡されるよう上下方向に沿って複数段設けられている。ラック支持側板31は、鋼板を屈曲加工することにより形成されたもので、図5に示すように、それぞれが上下方向に沿って延在する態様で収納室1aに設けられている。そして、左前側ラック支持側板31aと右前側ラック支持側板31bとで左右一対の関係を成しており、左後側ラック支持側板31cと右後側ラック支持側板31dとで左右一対の関係を成している。左後側ラック支持側板31c及び右後側ラック支持側板31dには、互いに対向する面から突出する態様で商品ラック30を支持するための支持片31c1,31d1(図5参照)が設けられている。左前側ラック支持側板31a及び右前側ラック支持側板31bには、その前面31a1,31b1、すなわち本体キャビネット1の前面開口を臨む面に締結部材である締結部材(N)が挿通可能な締結孔31a2,31b2が複数形成されている。
商品ラック30は、最上段が缶入り飲料の商品を収納するものであり、上から二段目が瓶入り飲料の商品を収納するものであり、上から三段目及び最下段がペットボトル入り商品を収納するものである。
まず、ペットボトル入り飲料の商品203を収納する商品ラック30(以下、ペットボトル用商品ラック30cともいう)について説明する。
ペットボトル用商品ラック30cは、後方部位である後方水平部材321が支持片31c1,31d1に係止され、前方部位であるスライドベース部材322が左前側ラック支持側板31a及び右前側ラック支持側板31bの前面31a1,31b1に所定の締結孔31a2,31b2に締結部材Nが挿通することにより取り付けられている。
ペットボトル用商品ラック30cは、複数(図示の例では5つ)の商品収納コラム33cを左右方向に沿って並設することにより構成されている。これら商品収納コラム33cは、それぞれレール部材34を備えて構成されている。レール部材34は、前後方向に沿って延在するもので商品収納通路33c1を画成するものである。
図6は、図1、図3〜図4に示した商品収納コラムを構成するレール部材を示す斜視図であり、図7は、図6に示したレール部材の分解斜視図である。これら図6及び図7に示すように、レール部材34は、レール基体341と、前端レール部342と、プッシャ部材343とを備えて構成されている。
レール基体341は、鋼板を適宜屈曲して形成したものであり、前後方向が長手方向となる長尺状のものである。このレール基体341は、基部3411と左下延部3412と右下延部3413とが一体的に形成されることで、正面から見た場合に下方に開口するコ字状を成している。
基部3411は、前後方向に沿って延在する水平部位である。この基部3411は、その後端部が後方水平部材321に支持され、かつ前端部がスライドベース部材322に支持されている。左下延部3412は、基部3411の左端部から下方に向けて延在するとともに、その延在端部が右方に向けて屈曲することで左側縁端部3412a(図32参照)が形成され、正面から見た場合にL字状を成している。右下延部3413は、基部3411の右端部から下方に向けて延在するとともに、その延在端部が左方に向けて屈曲することで右側縁端部(図示せず)が形成され、正面から見た場合に逆L字状を成している。
これら左下延部3412及び右下延部3413は、左右一対となっており、互いの間隙で商品収納通路33c1の一部を画成しており、その幅(左側縁端部3412aと右側縁端部との最小幅)は、対象商品(ペットボトル入り飲料の商品)203の括れ部分2033の最大幅よりも大きく、かつ該商品203のキャップ取付部2031の最大幅よりも小さいものである。
前端レール部342は、樹脂材により形成したものであり、前端基部3421と前端左下延部3422と前端右下延部3423とが一体的に形成されることで、上記レール基体341と同様に正面から見た場合に下方に開口するコ字状を成している。
前端基部3421は、前後方向に沿って延在する水平部位である。前端左下延部3422は、前端基部3421の左端部から下方に向けて延在するとともに、その延在端部が右方に向けて屈曲することで左側前端縁端部3422aが形成されている。前端右下延部3423は、前端基部3421の右端部から下方に向けて延在するとともに、その延在端部が左方に向けて屈曲することで右側前端縁端部3423aが形成されている。
これら前端左下延部3422及び前端右下延部3423は、左右一対となっており、互いの間隙で商品収納通路33c1の前端部(下流端部)を画成しており、その幅は対象商品(ペットボトル入り飲料)203の括れ部分2033の最大幅よりも大きく、かつ該商品203のキャップ取付部2031の最大幅よりも小さいものである。また、前端左下延部3422に形成される左側前端縁端部3422a及び前端右下延部3423に形成される右側前端縁端部3423aは、前方に向かうに連れて漸次下方に向けて傾斜している。
このような前端レール部342は、レール基体341の前端部に進入可能な大きさを有しており、該前端部に進入して所定部位が係止されることで、左側前端縁端部3422aが左側縁端部3412aに連続し、かつ右側前端縁端部3423aが右側縁端部に連続する態様で装着されている。このようにレール部材34は、前端部(下流側端部)が漸次下方に傾斜する態様で湾曲して成るものである。
プッシャ部材343は、商品収納通路33c1に進入した形態で設けられている。このプッシャ部材343は、左右一対のゼンマイバネ部材(図示せず)により常時前方に付勢されている。これらゼンマイバネ部材は、それぞれ先端部がレール基体341の前端部分に固定して設けられている。
このようなレール部材34においては、前方より商品収納通路33c1に商品203の括れ部分2033が挿入されるよう商品203が起立した姿勢で投入されると、各縁端部に該商品203のキャップ取付部2031の一部が載置する。これにより、レール部材34は、商品203のキャップ取付部2031を支持することでこの商品203を吊り下げた状態で支持するとともに、この商品203を商品収納通路33c1に前後方向に沿って並ぶよう収納させるものである。そして、プッシャ部材343がゼンマイバネ部材により常時前方に付勢される結果、商品収納通路33c1に収納された商品203は、前方に向けて押圧されて収納される。
上記商品収納コラム33cにおいては、取出検出センサ5(図2参照)が設けられている。取出検出センサ5は、商品収納通路33c1の最前個所に設けられている。かかる取出検出センサ5は、例えば光センサのようなものであり、所定の監視域を商品(203)が通過した場合にその旨を検出し、検出結果である検出信号を制御手段100に送出するものである。
図8は、ペットボトル用商品ラック30cの要部を拡大して示す斜視図である。この図8に示すように、ペットボトル用商品ラック30cには、それぞれの商品収納コラム33cに対応して規制部材35が設けられている。規制部材35は、例えば樹脂材から形成されるものであり、各商品収納コラム33cにおける商品収納通路33c1の前端部(下流側端部)、つまり最も最前にある商品(最下流商品)よりも前側部位(下流側部位)に設けられている。この規制部材35について詳細に説明すると次のようになる。
規制部材35は、図9に示すように、鋼板より形成して成る規制ベース部材351に回動可能に支持されている。規制ベース部材351は、左右方向が長手方向となる長尺状のものであり、その左右両端部351a,351bが左前側ラック支持側板31a及び右前側ラック支持側板31bの前面31a1,31b1に締結部材に締結されることで取り付けられている。この規制ベース部材351には、左右方向に延在する棒状の規制軸部352が架け渡されており、この規制軸部352に挿通される態様で規制部材35が設けられている。この規制部材35は、規制軸部352の中心軸回りに回動可能となっており、規制バネ部材353に付勢されることで、常態においては後端部35aが規制ベース部材351の規制開口351cを通過して商品収納通路33c1に進出している。
このような規制部材35は、規制バネ部材353に付勢されて後端部35aが商品収納通路33c1に進出している場合には、図8に示すように、その上面は、前方に向かうに連れて漸次下方に傾斜する傾斜面となっている。
このような規制部材35は、図10に示すように、後端部35aが商品収納通路33c1に進出している状態においては、最前商品203が起立姿勢のまま前方に向けて取り出されることを規制するものである。そして、図11に示すように、前方から進入した商品203に押圧された場合には、規制バネ部材353の付勢力に抗して規制軸部352の中心軸回りに下方に向けて回動することで、後端部35aが商品収納通路33c1から退避するものである。これにより該商品203が商品収納通路33c1に進入することを許容している。
次に、缶入り飲料の商品201を収納する商品ラック30(以下、缶用商品ラック30aともいう)について説明する。
缶用商品ラック30aは、複数(図示の例では5つ)の商品収納コラム33aを左右方向に沿って並設することにより構成されている。これら商品収納コラム33aは、それぞれ缶用案内部材36と缶用台座部37とを備えて構成されている。
缶用案内部材36は、前後方向に沿って延在するもので、図12に示すように、缶用案内基体361と、缶用前端案内部362と、缶用プッシャ部材363とを備えて構成されている。
缶用案内基体361は、鋼板を適宜屈曲して形成したものであり、前後方向が長手方向となる長尺状のものである。この缶用案内基体361は、基部3611と左下延部3612と右下延部3613とが一体的に形成されることで、正面から見た場合に下方に開口するコ字状を成している。
基部3611は、前後方向に沿って延在する水平部位である。この基部3611は、その後端部が後方水平部材321に支持され、かつ前端部がスライドベース部材322に支持されている。
左下延部3612は、基部3611の左端部から下方に向けて延在するとともに、その延在端部が右方に向けて屈曲することで左側縁端部(図示せず)が形成され、正面から見た場合にL字状を成している。右下延部3613は、基部3611の右端部から下方に向けて延在するとともに、その延在端部が左方に向けて屈曲することで右側縁端部(図示せず)が形成され、正面から見た場合に逆L字状を成している。
これら左下延部3612及び右下延部3613は、左右一対となっており、互いの間隙で商品収納通路33a1の上部を画成しており、その幅(左側縁端部と右側縁端部との最小幅)は、対象商品(缶入り飲料の商品:201)の最大幅よりも僅かに大きいものである。
缶用前端案内部362は、樹脂材により形成したものであり、前端基部3621と前端左下延部3622と前端右下延部3623とが一体的に形成されることで、上記缶用案内基体361と同様に正面から見た場合に下方に開口するコ字状を成している。
前端基部3621は、前後方向に沿って延在する水平部位である。前端左下延部3622は、前端基部3621の左端部から下方に向けて延在するとともに、その延在端部が右方に向けて屈曲することで左側前端縁端部3622aが形成されている。前端右下延部3623は、前端基部3621の右端部から下方に向けて延在するとともに、その延在端部が左方に向けて屈曲することで右側前端縁端部3623aが形成されている。
これら前端左下延部3622及び前端右下延部3623は、左右一対となっており、互いの間隙で商品収納通路33a1の前端部(下流端部)を画成しており、その幅は対象商品(缶入り飲料の商品:201)の最大幅よりも僅かに大きいものである。
このような缶用前端案内部362は、缶用案内基体361の前端部に進入可能な大きさを有しており、該前端部に進入して所定部位が係止されることで、左側前端縁端部3622aが左側縁端部に連続し、かつ右側前端縁端部3623aが右側縁端部に連続する態様で装着されている。
缶用プッシャ部材363は、商品収納通路33a1に進入した形態で設けられている。この缶用プッシャ部材363は、左右一対のゼンマイバネ部材(図示せず)により常時前方に付勢されている。これらゼンマイバネ部材は、それぞれ先端部が缶用案内基体361の前端部分に固定して設けられている。
缶用台座部37は、図13に示すように、缶用ラックベース部材371の上面において左右に並設されている。ここで缶用ラックベース部材371は、鋼板より形成された板状部材である。この缶用ラックベース部材371は、図14及び図15に示すように、前端側の左右両端部が左前側ラック支持側板31a及び右前側ラック支持側板31bの前面31a1,31b1に締結部材に締結され、かつ後端部35aが裏板372を介して下段の商品ラック30を構成する後方水平部材321に締結部材を介して締結されることで取り付けられている。ここで、左前側ラック支持側板31a及び右前側ラック支持側板31bの前面31a1,31b1には、複数の締結孔31a2,31b2が上下に形成されており、裏板372には、複数の締結孔372aが上下に形成されている。
缶用台座部37は、商品収納通路33a1の底部を構成するもので、前後方向が長手方向となっており、複数のローラ部材が回転可能に配設されることによって構成されている。これら缶用台座部37のそれぞれの両側部には、缶用仕切板373が立設されている。尚、図13においては、左右両端の缶用仕切板の図示を省略している。
缶用仕切板373は、前後方向が長手方向となっており、その延在長さは缶用台座部37の延在長さに略等しいものである。この缶用仕切板373は、商品収納通路33a1の側壁を構成するものであり、互いに隣接する缶用仕切板373間の長さ、すなわち互いに隣り合う缶用仕切板373の左右方向の離間距離は、対象商品(缶入り飲料の商品)201の最大幅よりも僅かに大きいものである。更に、缶用仕切板373の上下方向の長さは、いわゆるショート缶と称されるような最も全長の短い缶の全長よりも僅かに大きいものである。
このような構成を有する商品収納コラム33aにおいては、商品収納通路33a1に前方より商品201が缶用台座部37に載置されるよう商品201が起立した姿勢で投入されることにより、商品を商品収納通路33a1に前後方向に沿って並ぶよう収納させるものである。そして、缶用プッシャ部材363がゼンマイバネ部材により常時前方に付勢される結果、商品収納通路33a1に収納された商品201は、前方に向けて押圧されて収納される。
また、上記商品収納コラム33aにおいては、左前側ラック支持側板31a及び右前側ラック支持側板31bの前面31a1,31b1に複数の締結孔31a2,31b2が上下に形成されており、裏板372に複数の締結孔372aが上下に形成されているので、締結部材が通過する締結孔31a2,31b2,372aを変えることで、缶用台座部37の高さレベルを調整することができる。換言すると、上記商品収納コラム33aは、缶用案内部材36に対する缶用台座部37の離間距離を任意に調整可能に構成されている。
更に、上記商品収納コラム33aにおいては、取出検出センサ5が設けられている。取出検出センサ5は、商品収納通路33a1の最前個所に設けられている。かかる取出検出センサ5は、例えば光センサのようなものであり、所定の監視域を商品が通過した場合にその旨を検出し、検出結果である検出信号を制御手段100に送出するものである。
次に、瓶入り飲料の商品202を収納する商品ラック30(以下、瓶用商品ラック30bともいう)について説明する。
瓶用商品ラック30bは、複数(図示の例では5つ)の商品収納コラム33bを左右方向に沿って並設することにより構成されている。これら商品収納コラム33bは、それぞれ瓶用案内部材38と瓶用台座部39とを備えて構成されている。
瓶用案内部材38は、前後方向に沿って延在するもので、図12に示すように、瓶用案内基体381と、瓶用前端案内部382と、瓶用プッシャ部材383とを備えて構成されている。
瓶用案内基体381は、鋼板を適宜屈曲して形成したものであり、前後方向が長手方向となる長尺状のものである。この瓶用案内基体381は、基部3811と左下延部3812と右下延部3813とが一体的に形成されることで、正面から見た場合に下方に開口するコ字状を成している。
基部3811は、前後方向に沿って延在する水平部位である。この基部3811は、その後端部が後方水平部材321に支持され、かつ前端部がスライドベース部材322に支持されている。
左下延部3812は、基部3811の左端部から下方に向けて延在するとともに、その延在端部が右方に向けて屈曲することで左側縁端部3812a(図58参照)が形成され、正面から見た場合にL字状を成している。右下延部3813は、基部3811の右端部から下方に向けて延在するとともに、その延在端部が左方に向けて屈曲することで右側縁端部(図示せず)が形成され、正面から見た場合に逆L字状を成している。
これら左下延部3812及び右下延部3813は、左右一対となっており、互いの間隙で商品収納通路33b1の上部を画成しており、その幅(左側縁端部3812aと右側縁端部との最小幅)は、対象商品(瓶入り飲料の商品)202のキャップ202aが取り付けられた状態のキャップ取付部2021よりも僅かに大きいものである。
瓶用前端案内部382は、樹脂材により形成したものであり、前端基部3821と前端左下延部3822と前端右下延部3823とが一体的に形成されることで、上記瓶用案内基体381と同様に正面から見た場合に下方に開口するコ字状を成している。
前端基部3821は、前後方向に沿って延在する水平部位である。前端左下延部3822は、前端基部3821の左端部から下方に向けて延在するとともに、その延在端部が右方に向けて屈曲することで左側前端縁端部3822aが形成されている。前端右下延部3823は、前端基部3821の右端部から下方に向けて延在するとともに、その延在端部が左方に向けて屈曲することで右側前端縁端部3823aが形成されている。
これら前端左下延部3822及び前端右下延部3823は、左右一対となっており、互いの間隙で商品収納通路33b1の前端部(下流端部)を画成しており、その幅は対象商品(瓶入り飲料の商品)202のキャップ202aが取り付けられた状態のキャップ取付部2021よりも僅かに大きいものである。
このような瓶用前端案内部382は、瓶用案内基体381の前端部に進入可能な大きさを有しており、該前端部に進入して所定部位が係止されることで、左側前端縁端部3822aが左側縁端部3812aに連続し、かつ右側前端縁端部3823aが右側縁端部に連続する態様で装着されている。
瓶用プッシャ部材383は、商品収納通路33b1に進入した形態で設けられている。この瓶用プッシャ部材383は、左右一対のゼンマイバネ部材(図示せず)により常時前方に付勢されている。これらゼンマイバネ部材は、それぞれ先端部が瓶用案内基体381の前端部分に固定して設けられている。
また、瓶用プッシャ部材383には、図12に示すように、アタッチメント部材383aが取り付けられている。アタッチメント部材383aは、着脱可能に取り付けられるもので、瓶用プッシャ部材383による押圧面積を拡大させるためのものである。
瓶用台座部39は、図16に示すように、瓶用ラックベース部材391の上面において左右に並設されている。ここで瓶用ラックベース部材391は、鋼板より形成された板状部材である。この瓶用ラックベース部材391は、前端側がストッパベース部材901を介して左前側ラック支持側板31a及び右前側ラック支持側板31bの前面31a1,31b1に締結され、かつ後端部35aが裏板392を介して下段の商品ラック30(ペットボトル用商品ラック30c)を支持する後方水平部材321に締結部材を介して締結されることで取り付けられている。
瓶用台座部39は、商品収納通路33b1の底部を構成するもので、前後方向が長手方向となっており、図には明示しないが複数のローラ部材が回転可能に配設されることによって構成されている。これら瓶用台座部39のそれぞれの両側部には、瓶用仕切板393が立設されている。尚、図16においては、左右両端の瓶用仕切板の図示を省略している。
瓶用仕切板393は、前後方向が長手方向となっており、その延在長さは瓶用台座部39の延在長さに略等しいものである。この瓶用仕切板393は、商品収納通路33b1の側壁を構成するものであり、互いに隣接する瓶用仕切板393間の長さ、すなわち互いに隣り合う瓶用仕切板393の左右方向の離間距離は、対象商品(瓶入り飲料の商品)202の胴体部2022の最大幅よりも僅かに大きいものとされている。
更に、瓶用仕切板393には、傾斜板394及びカバー部材395が設けられている。傾斜板394は、瓶用仕切板393のうち商品収納通路33b1を臨む側面上部において前後方向に沿って延在する態様で商品収納通路33b1に突出して設けられている。このような傾斜板394は、商品収納通路33b1に収納される対象商品(瓶入り飲料の商品)202との間隙を小さくするためのものであり、互いに隣接する瓶用仕切板393における傾斜板394間の長さは、対象商品(瓶入り飲料の商品)の膨出部2023の幅よりも僅かに大きいものとされている。
カバー部材395は、瓶用仕切板393の前端面に取り付けられている。かかるカバー部材395の中央部、すなわち商品収納通路33b1に収納される対象商品(瓶入り飲料の商品)202の胴体部2022の上部に対応する部分には、窪部395aが形成されている。
このような構成を有する商品収納コラム33bにおいては、商品収納通路33b1に前方より商品202が瓶用台座部39に載置されるよう商品202が起立した姿勢で投入されることにより、商品202を商品収納通路33b1に前後方向に沿って並ぶよう収納させるものである。そして、瓶用プッシャ部材383がゼンマイバネ部材により常時前方に付勢される結果、商品収納通路33b1に収納された商品は、前方に向けて押圧されて収納される。
更に、上記商品収納コラム33bにおいては、取出検出センサ5が設けられている。取出検出センサ5は、商品収納通路33b1の最前個所に設けられている。かかる取出検出センサ5は、例えば光センサのようなものであり、所定の監視域を商品が通過した場合にその旨を検出し、検出結果である検出信号を制御手段100に送出するものである。
上記瓶用ラックベース部材391の前端側のストッパベース部材901は、鋼板より形成されて成るもので、それぞれの商品収納コラム33bに対応してストッパ部材90が設けられている。ストッパ部材90は、例えば樹脂材から形成されるものであり、各商品収納コラム33bにおける商品収納通路33b1の前端部(下流側端部)、つまり最も最前にある商品(最下流商品)よりも前側部位(下流側部位)に設けられている。
ストッパ部材90は、図17に示すように、ストッパベース部材901に回動可能に支持されている。ストッパベース部材901は、左右方向が長手方向となる長尺状のものであり、その左右両端部901a,901bが左前側ラック支持側板31a及び右前側ラック支持側板31bの前面31a1,31b1に締結部材を介して取り付けられている。このストッパベース部材901には、左右方向に延在する棒状のストッパ軸部902が架け渡されており、このストッパ軸部902に挿通される態様でストッパ部材90が設けられている。このストッパ部材90は、ストッパ軸部902の中心軸回りに回動可能となっており、ストッパバネ部材903に付勢されることで、常態においては後端部90aがストッパベース部材901のストッパ開口901cを通過して商品収納通路33b1に進出している。このようなストッパ部材90は、ストッパバネ部材903に付勢されて後端部90aが商品収納通路33b1に進出している場合には、図16に示すように、その上面は、前方に向かうに連れて漸次下方に傾斜する傾斜面となっている。
このようなストッパ部材90は、図18に示すように、後端部90aが商品収納通路33b1に進出している状態においては、最前商品202が起立姿勢のまま前方に向けて取り出されることを規制するものである。そして、図19に示すように、前方から進入した商品に押圧された場合には、ストッパバネ部材903の付勢力に抗してストッパ軸部902の中心軸回りに下方に向けて回動することで、後端部90aが商品収納通路33b1から退避するものである。これにより該商品202が商品収納通路33b1に進入することを許容している。
図20は、図3及び図4に示した上から3段目の商品ラック30(ペットボトル用商品ラック30c)の周辺構造の要部を拡大して示す斜視図であり、一部の構成要素を取り除いた状態で示している。この図20にも示すように、ラック選択機構40は、第1スライド板41と、第2スライド板42と、ロック部材43と、支持ロッド44とを備えて構成されている。尚、ここではペットボトル用商品ラック30cの周辺構造を示しているが、ラック選択機構40は、各商品ラック30に対して共通の構成を有している。
図21は、ラック選択機構を構成する第1スライド板及び第2スライド板を示す斜視図であり、図22は、図21に示した第1スライド板及び第2スライド板を分解して示す分解斜視図である。
これら図21及び図22に示すように、第1スライド板41は、各商品ラック30においてそれぞれの商品収納コラム33a,33b,33c(以下、総称して商品ラック33とも称する)の前方側上方域を左右方向に沿って延在するよう設けられている。第1スライド板41は、上下方向に沿って延在する第1スライド基部411と、この第1スライド基部411の下端より後方に屈曲して延在する第1スライド底部412と、この第1スライド底部412の後端より上方に屈曲して延在する第1スライド上延部413とを有している。
この第1スライド底部412には、第1スライド基部411に形成された切欠411aに連続する切欠部412aが複数形成されている。ここで、第1スライド底部412に形成される切欠部412aの数は、商品ラック30を構成する商品収納コラム33の数に一致していて5つである。また、第1スライド基部411には、上記切欠411aの左側下延部を構成する規制片411bが設けられている。
このような第1スライド板41は、その右端に第1スライド当接部414が設けられており、かかる第1スライド当接部414は、第1スライドバネ部材415を介してスライドベース部材322に連結されている。これにより、第1スライド板41は、第1スライドバネ部材415により常時右方に向けて付勢されており、常態においては基準位置に位置している。
第2スライド板42は、各商品ラック30においてそれぞれの商品収納コラム33の前方側上方域を左右方向に沿って延在するよう設けられている。第2スライド板42は、上下方向に沿って延在する第2スライド基部421と、この第2スライド基部421の左右両端の下端より前方に屈曲して延在する第2スライド底部422と、この第2スライド底部422の前端より上方に屈曲して延在する第2スライド上延部423とを有している。
このような第2スライド板42は、第1スライド板41の第1スライド基部411の後方側においてこの第1スライド板41と平行となるように設けられている。つまり、第2スライド板42は、第1スライド基部411と第1スライド上延部413との間における第1スライド底部412の上方域に自身の第2スライド底部422が載置されるよう設けられている。また、第2スライド板42における第2スライド基部421には、切欠部412aの数に対応した複数(例えば5つ)の挿通部421aが形成されている。
かかる第2スライド板42は、その右端に第2スライド当接部424が設けられており、かかる第2スライド当接部424は、第2スライドバネ部材425を介してスライドベース部材322に連結されている。これにより、第2スライド板42は、第2スライドバネ部材425により常時右方に向けて付勢されており、常態においては基準位置に位置している。
ロック部材43は、例えば樹脂材から形成されたものであり、前端部431、上部432、後端部433及び下部434が連続して形成されることで中空部435を有して成るものである。このロック部材43の前端部431には、前方に向けて突出する突出片431aが設けられている。このようなロック部材43は、図21に示すように、上部432が第2スライド板42の挿通部421aを挿通する態様で、自身の中空部435を第1スライド板41に貫通されることで設けられている。つまり、ロック部材43の前端部431は、第1スライド板41の第1スライド基部411の前方側にあり、ロック部材43の後端部433は、第1スライド板41の第1スライド上延部413の後方側にあり、ロック部材43の下部434は、第1スライド板41の第1スライド底部412の下方側にある。
このようなロック部材43は、自身の後端部433がロックバネ部材436を介して第1スライド板41の第1スライド上延部413の後面に連結されており(図32参照)、かかるロックバネ部材436により右方に向けて付勢されている。
支持ロッド44は、例えば六角柱状の棒状体であり、図23に示すように、右前側ラック支持側板31bに自身の中心軸回りに回転可能となるよう設けられている。より詳細には、支持ロッド44は、その上端部が右前側ラック支持側板31bの上端片31b3に支持され、その下端部が最下段の商品ラック30(30c)の高さレベルに対応して設けられたカムベース部材441dに支持されて、自身の中心軸回りに回転可能となるよう設けられている。
この支持ロッド44の上端部には連結ギヤ442が設けられている。連結ギヤ442は連係ギヤ443(図12参照)を介してモータMの出力ギヤ(図示せず)に噛合している。ここでモータMは、制御手段100から駆動指令が与えられることにより駆動する駆動源であり、出力ギヤを上方から見た場合にこの出力ギヤを時計回りに回転させるものである。これにより該出力ギヤに連係ギヤ443を介して歯合する連結ギヤ442も上方から見た場合に時計回りに回転することとなり、支持ロッド44も自身の中心軸を中心として時計回りに回転するものである。
このような支持ロッド44には複数(例えば4つ)の切替カム部材45が取り付けられている。切替カム部材45は、後述する補助カム部材46とともにカム機構を構成するもので、自身の六角形状の貫通孔451が支持ロッド44に貫通されるよう取り付けられており、それぞれが各商品ラック30の高さレベルに対応している。これら各切替カム部材45は、支持ロッド44と一体的に回転するものである。また、切替カム部材45は、支持ロッド44に貫通された状態で該支持ロッド44の延在方向(上下方向)に沿って変位可能であり、各商品ラック30の高さレベルに応じて位置を変位させることができる。つまり、切替カム部材45は、各商品ラック30の高さレベルに応じて追従することができる。
図24は、図23に示した支持ロッドに取り付けられた切替カム部材を示す斜視図であり、(a)は最上段の商品ラック30(缶用商品ラック30a)に対応した切替カム部材45(以下、第1切替カム部材45aともいう)、(b)は最上段から二段目の商品ラック30(瓶用商品ラック30b)に対応した切替カム部材45(以下、第2切替カム部材45bともいう)、(c)は最上段から三段目の商品ラック30(ペットボトル用商品ラック30c)に対応した切替カム部材45(以下、第3切替カム部材45cともいう)、(d)は最下段の商品ラック30(ペットボトル用商品ラック30c)に対応した切替カム部材45(第4切替カム部材45dともいう)について示すものである。
この図24に示すように、上記切替カム部材45には、基準位置となる待機部位452がそれぞれ形成されているとともに、第1突片45a1,45b1,45c1,45d1と、第2突片45a2,45b2,45c2と、第3突片45a3,45b3,45c3,45d3とがそれぞれ設けられている。第1突片45a1,45b1,45c1,45d1は、切替カム部材45の外周面の下方側において径外方向に向けて突出するよう設けられており、販売部位を構成するものである。この第1突片45a1,45b1,45c1,45d1は、切替カム部材45の中心軸(支持ロッド44の中心軸)を基準として時計回りに例えば60°にわたって形成されている。第2突片45a2,45b2,45c2は、第1突片45a1,45b1,45c1の端部より上方に向けて延在するよう形成されている。第4切替カム部材45dを除く切替カム部材45の第3突片45a3,45b3,45c3は、第2突片45a2,45b2,45c2から中心軸(支持ロッド44の中心軸)を基準として反時計回りに所定角度離隔した個所に設けられており、上下方向に沿って延在するものである。第4切替カム部材45dの第3突片45d3は、第1突片45d1の端部より上方に向けて延在するよう形成されている。つまり、第4切替カム部材45dには、第3突片45d3の形状により兼用しているため、第2突片が形成されていない。これら第3突片45a3,45b3,45c3は、補助部位を構成するものである。
そして、支持ロッド44に取り付けられた各切替カム部材45は、第1突片45a1,45b1,45c1,45d1が互いに該支持ロッド44の中心軸回りに所定角度だけ離隔した態様で設けられており、待機部位452及び第3突片45a3,45b3,45c3,45d3は、互いに上下に一致するよう設けられている。
ここで各切替カム部材45における第1突片45a1,45b1,45c1,45d1及び第3突片45a3,45b3,45c3,45d3の設置例について述べる。尚、ここで示すものは一例であり、本発明はこれに限定されないことはいうまでもない。
第2切替カム部材45bにおいては、第1突片45b1が第1切替カム部材45aの第1突片45a1及び第2突片45a2に対して支持ロッド44の中心軸を基準として反時計回りに60°ずれて設けられている。
第3切替カム部材45cにおいては、第1突片45c1が第2切替カム部材45bの第1突片45b1に対して支持ロッド44の中心軸を基準として反時計回りに60°ずれて設けられている。
第4切替カム部材45dにおいては、第1突片45d1が第3切替カム部材45cの第1突片45c1に対して支持ロッド44の中心軸を基準として反時計回りに60°ずれて設けられている。
そして、第1切替カム部材45aにおける第3突片45a3は、該第1切替カム部材45aにおける第1突片45a1から支持ロッド44の中心軸を基準として反時計回りに240°ずれて設けられている。第2切替カム部材45bにおける第3突片45b3は、該第2切替カム部材45bにおける第1突片45b1から支持ロッド44の中心軸を基準として反時計回りに180°ずれて設けられている。また、第3切替カム部材45cにおける第3突片45c3は、該第3切替カム部材45cにおける第1突片45c1から支持ロッド44の中心軸を基準として反時計回りに120°ずれて設けられており、第4切替カム部材45dにおける第3突片45d3は、該第4切替カム部材45dにおける第1突片45d1から支持ロッド44の中心軸を基準として反時計回りに60°ずれて設けられている。
このように六角柱状の棒状体である支持ロッド44の一の側面には、複数の切替カム部材45の待機部位452が対応し、該支持ロッド44の他の側面には、複数の切替カム部材45の第3突片45a3,45b3,45c3,45d3が対応している。そして、支持ロッド44の残りの側面には、切替カム部材45の第1突片45a1,45b1,45c1,45d1が個別に対応している。
これにより、支持ロッド44の各側面にそれぞれのポジションを対応させることで、支持ロッド44が360°回転する場合に、各ポジションを60°ずつ均等に配置させることができる。
上記各切替カム部材45の近傍には補助カム部材46が設けられている。第1切替カム部材45aの近傍に設けられた補助カム部材46(以下、第1補助カム部材46aともいう)は、自身の貫通孔(図示せず)が支持ロッド44に貫通されるようにして最上段の商品ラック30(缶用商品ラック30a)の高さレベルに対応したカムベース部材441aに支持されている。このカムベース部材441aは、鋼板を適宜屈曲して形成したものであり、ネジ等を用いて右前側ラック支持側板31bに取り付けられている。
第2切替カム部材45bの近傍に設けられた補助カム部材46(以下、第2補助カム部材46bともいう)は、自身の貫通孔(図示せず)が支持ロッド44に貫通されるようにして最上段から二段目の商品ラック30(瓶用商品ラック33b)の高さレベルに対応したカムベース部材441bに支持されている。このカムベース部材441bは、鋼板を適宜屈曲して形成したものであり、ネジ等を用いて右前側ラック支持側板31bに取り付けられている。
第3切替カム部材45cの近傍に設けられ補助カム部材46(以下、第3補助カム部材46cともいう)は、自身の貫通孔(図示せず)が支持ロッド44に貫通されるようにして最上段から三段目の商品ラック30(ペットボトル用商品ラック30c)の高さレベルに対応したカムベース部材441cに支持されている。このカムベース部材441cは、鋼板を適宜屈曲して形成したものであり、ネジ等を用いて右前側ラック支持側板31bに取り付けられている。
第4切替カム部材45dの近傍に設けられた補助カム部材46(以下、第4補助カム部材46dともいう)は、上述したように支持ロッド44の下端部を支持するカムベース部材441dに支持されている。このカムベース部材441dは、鋼板を適宜屈曲して形成したものであり、上述したように最下段の商品ラック30(ペットボトル用商品ラック30c)の高さレベルに対応した個所にネジ等を用いて右前側ラック支持側板31bに取り付けられている。
図25は、第1補助カム部材46aを示す斜視図である。ここでは、図25を用いて第1補助カム部材46aについて説明する。尚、第2補助カム部材46b、第3補助カム部材46c及び第4補助カム部材46dは、第1補助カム部材46aと同様の構成を有しているため、それぞれの説明については割愛する。
第1補助カム部材46aは、カムベース部材441aに自身の基端部分461が回転可能に支持されている。この第1補助カム部材46aには、舌片463が設けられている。また、この第1補助カム部材46aとカムベース部材441aとの間には、補助カムバネ部材464が介在している。これにより、第1補助カム部材46aは、フリーな状態となる場合には、補助カムバネ部材464に付勢されて舌片463がカムベース部材441aの上面に設けられたストップ片4411に当接することで先端部分462が左方を臨む姿勢(係合姿勢)となるものである。尚、図25に示すものでは、舌片463が第1切替カム部材45aに当接することで第1補助カム部材46aは、補助カムバネ部材464の付勢力に抗して先端部分462がやや前方を臨む姿勢となっている。
上述した切替カム部材45の回転角度位置は、モード検出スイッチ6(図2参照)により検出される。モード検出スイッチ6は、モータMの出力ギヤに噛合するモードギヤ(図示せず)の状態を検出することで切替カム部材45の回転角度位置を検出するものである。かかるモード検出スイッチ6は、回転角度位置を検出すると、その旨を検出信号として制御手段100に与える。ここでモード検出スイッチ6が、検出する回転角度位置の一例について述べる。尚、ここで示すものは一例であり、本発明はこれに限定されないことはいうまでもない。
モード検出スイッチ6が検出する回転角度位置は、「待機位置」、「60°回転位置」、「120°回転位置」、「180°回転位置」、「240°回転位置」、「300°回転位置」の6つである。
「待機位置」は、基準となる位置であり、図26の(a)〜(d)に示すように、切替カム部材45の待機部位452が前方を臨んでいる。この場合には、いずれもが第1スライド板41及び第2スライド板42に当接しない位置である。このとき、補助カム部材46は、基準位置に位置する第1スライド板41の第1スライド当接部414の第1スライド突部414aと、基準位置に位置する第2スライド板42の第2スライド当接部424の第2スライド突部424aとに当接されて先端部分462が前方を臨む非係合姿勢となっている。
「60°回転位置」は、「待機位置」から支持ロッド44が時計回りに60°回転した位置である。図27の(a)に示すように、かかる位置では、第1切替カム部材45aの第1突片45a1が最上段の商品ラック30における第1スライド板41の第1スライド当接部414に当接してこれを左方に移動させる。このとき、第1補助カム部材46aは、基準位置に位置する第2スライド板42の第2スライド当接部424の第2スライド突部424aに当接されて先端部分462が前方を臨む非係合姿勢となっている。また、図27の(b)〜(d)に示すように、第2切替カム部材45b、第3切替カム部材45c及び第4切替カム部材45dはいずれも第1スライド板41や第2スライド板42に当接していない。
「120°回転位置」は、「待機位置」から支持ロッド44が時計回りに120°回転した位置である。図28の(b)に示すように、かかる位置では、第2切替カム部材45bの第1突片45b1が最上段から二段目の商品ラック30における第1スライド板41の第1スライド当接部414に当接してこれを左方に移動させる。このとき、第2補助カム部材46bは、基準位置に位置する第2スライド板42の第2スライド当接部424の第2スライド突部424aに当接されて先端部分462が前方を臨む非係合姿勢となっている。また、図28の(a)に示すように、「120°回転位置」に至る途中で、第1切替カム部材45aの第2突片45a2が第1スライド当接部414及び第2スライド当接部424に当接してこれらを左方に移動させることで、第1スライド当接部414の第1スライド突部414aと第2スライド当接部424の第2スライド突部424aとに当接されていた第1補助カム部材46aは、補助カムバネ部材464に付勢されて左方に向けて回動するが、舌片463が第1切替カム部材45aに接することで所定の大きさ以上回動することが規制される。更に、図28の(c)及び(d)に示すように、第3切替カム部材45c及び第4切替カム部材45dはいずれも第1スライド板41や第2スライド板42に当接していない。
「180°回転位置」は、「待機位置」から支持ロッド44が時計回りに180°回転した位置である。図29の(c)に示すように、かかる位置では、第3切替カム部材45cの第1突片45c1が最上段から三段目の商品ラック30における第1スライド板41の第1スライド当接部414に当接してこれを左方に移動させる。このとき、第3補助カム部材46cは、基準位置に位置する第2スライド板42の第2スライド当接部424の第2スライド突部424aに当接されて先端部分462が前方を臨む非係合姿勢となっている。また、図29の(b)に示すように、「180°回転位置」に至る途中で、第2切替カム部材45bの第2突片45b2が第1スライド当接部414及び第2スライド当接部424に当接してこれらを左方に移動させることで、第1スライド当接部414の第1スライド突部414aと第2スライド当接部424の第2スライド突部424aとに当接されていた第2補助カム部材46bは、補助カムバネ部材464に付勢されて左方に向けて回動するが、舌片463が第2切替カム部材45bに接することで所定の大きさ以上回動することが規制される。更に、図29の(a)及び(d)に示すように、第1切替カム部材45a及び第4切替カム部材45dはいずれも第1スライド板41や第2スライド板42に当接していない。
「240°回転位置」は、「待機位置」から支持ロッド44が時計回りに240°回転した位置である。図30の(d)に示すように、かかる位置では、第4切替カム部材45dの第1突片45d1が最下段の商品ラック30における第1スライド板41の第1スライド当接部414に当接してこれを左方に移動させる。このとき、第4補助カム部材46dは、基準位置に位置する第2スライド板42の第2スライド当接部424の第2スライド突部424aに当接されて先端部分462が前方を臨む非係合姿勢となっている。また、図30の(c)に示すように、「240°回転位置」に至る途中で、第3切替カム部材45cの第2突片45c2が第1スライド当接部414及び第2スライド当接部424に当接してこれらを左方に移動させることで、第1スライド当接部414の第1スライド突部414aと第2スライド当接部424の第2スライド突部424aとに当接されていた第3補助カム部材46cは、補助カムバネ部材464に付勢されて左方に向けて回動するが、舌片463が第3切替カム部材45cに接することで所定の大きさ以上回動することが規制される。更に、図30の(a)及び(b)に示すように、第1切替カム部材45a及び第2切替カム部材45bはいずれも第1スライド板41や第2スライド板42に当接していない。
「300°回転位置」は、「待機位置」から支持ロッド44が時計回りに300°回転した位置である。かかる位置では、図31の(a)〜(d)に示すように、すべての切替カム部材45の第3突片45a3,45b3,45c3,45d3が各商品ラック30における第1スライド板41の第1スライド当接部414及び第2スライド板42の第2スライド当接部424に当接してこれらを左方に移動させる。このとき、各補助カム部材46は、補助カムバネ部材464に付勢され、しかも舌片463が各切替カム部材45と接しないため、左方に向けて回動し、舌片463がストップ片4411に当接することで先端部分462が左方を臨む係合姿勢となる。かかる係合姿勢においては、先端部分462が第1スライド当接部414の第1スライド突部414a及び第2スライド当接部424の第2スライド突部424aに当接してこれら第1スライド板41及び第2スライド板42を基準位置から左方に向けて移動した状態に保持する。
そして、かかる「300°回転位置」から再び「待機位置」まで支持ロッド44が回転すると、係合姿勢にある各補助カム部材46は、舌片463が各切替カム部材45に接することで、補助カムバネ部材464の付勢力に抗して前方に向けて回動することになる。これにより第1スライド板41及び第2スライド板42は、基準位置に戻ることになる。
次に取出機構50について説明する。取出機構50は、図3、図4及び図20に示すように、商品収納コラム33毎に設けられている。
図32は、ペットボトル用商品ラック30cを構成する商品収納コラム33cを模式的に示すもので、右側から見た場合を示す縦断面図である。図33は、図32に示した商品収納コラム33に設けられた取出機構50を示す斜視図であり、図34は、取出機構50の主要素の分解斜視図であり、図35は、取出機構50を右側から見た側面図であり、図36は、取出機構50を左側から見た側面図である。
図32にも示すように、取出機構50は、商品収納コラム33毎に設けられている。取出機構50は、第1ゲート部材51と第2ゲート部材52とを備えて構成されている。
第1ゲート部材51は、左右方向に沿って延在し、かつ最前商品の上方域に架設されたゲート軸部53に支持される第1基端部511と、この第1基端部511よりも前方側に向けて延在し、その途中から下方に向けて突出する形態を成す第1先端部512とを備えている。この第1先端部512の下方部位には湾曲面を構成する摺動部512aが設けられている。この第1ゲート部材51は、ゲート軸部53の中心軸を中心としてその中心軸回りに回動することが可能である。この第1ゲート部材51とゲート軸部53との間には、ゲートバネ部材54が介在されている。そのため、第1ゲート部材51は、ゲートバネ部材54に付勢されて下方に向けて回動した姿勢となっており、第1先端部512が商品収納通路33c1に進出している。
このように第1ゲート部材51の第1先端部512が商品収納通路33c1に進出している場合には、かかる第1先端部512は最前商品203の前方域に位置している。そして、第1ゲート部材51は、ゲートバネ部材54の付勢力に抗して上方に向けて回動すると、第1先端部512が商品収納通路33c1から退避することになる。
また、第1ゲート部材51は、後方に向けて突出する第1係合片513を有している。第1ゲート部材51の第1先端部512が商品収納通路33c1に進出した姿勢であって、かつ第1スライド板41が基準位置に位置している場合には、かかる第1係合片513が規制片411bの上方域に位置している(図21参照)。これにより第1ゲート部材51は、上方に向けて回動しようとしても第1係合片513が規制片411bに当接することで上方に向けての回動が規制されている。
第2ゲート部材52は、第1ゲート部材51よりも後方側に設けられており、上記第1基端部511に進入して上記ゲート軸部53に支持される第2基端部521と、この第2基端部521よりも後方側に延在し、かつその下端部が第2基端部521よりも下方に突出する第2先端部522とを備えている。この第2ゲート部材52は、ゲート軸部53の中心軸回りに回動することが可能である。つまり、第2ゲート部材52は、第1ゲート部材51と共通の軸部の中心軸回りに回動可能に配設されたものである。
このような第2ゲート部材52は、第1ゲート部材51とコイルバネ部材55を介して連結されている。より詳細には、第1ゲート部材51の引掛溝516と第2ゲート部材52の引掛溝526との間にコイルバネ部材55が引っ掛けられることにより、該コイルバネ部材55に付勢されて、第1ゲート部材51と第2ゲート部材52との互いの位置関係が規定されている。
これにより第2ゲート部材52は、第1ゲート部材51の第1先端部512が商品収納通路33c1に進出している場合には、自身の第2先端部522が商品収納通路33c1から退避した姿勢となるものである。その一方、第1ゲート部材51の第1先端部512が商品収納通路33c1から退避する場合には、第2先端部522が商品収納通路33c1に進出した姿勢となるものである。このように第2先端部522が商品収納通路33c1に進出している場合には、かかる第2先端部522は、最前から2番目の商品の前方域に位置している。
また、第2ゲート部材52は、左方に向けて突出する第2係合片523を有している。この第2係合片523は、第1ゲート部材51における第1係合片513の前方側の凹みに進入して係止している。
このような第2ゲート部材52は、第1ゲート部材51とコイルバネ部材55を介して連結されるものなので、基本的には第1ゲート部材51と一体的に回動するものである。しかしながら、第2ゲート部材52は、第2先端部522に対して商品収納通路33c1から退避させるような力が作用したときには、該コイルバネ部材55の付勢力に抗して上方に回動するものである。
図37は、缶用商品ラック30aを構成する商品収納コラム33に対応して設けられた取出機構50を示す斜視図であり、図38は、図37に示した取出機構50の主要素の分解斜視図である。尚、缶用商品ラック30aを構成する商品収納コラム33に対応して設けられた取出機構50は、上述したペットボトル用商品ラック30cを構成する商品収納コラム33に対応して設けられた取出機構50と大きさ等が異なる以外は略同一の構成を有しているから共通部分については同一の符号を付して説明する。
缶用商品ラック30aを構成する商品収納コラム33に対応して設けられた取出機構50は、第1ゲート部材51と第2ゲート部材52′とを備えて構成されている。
第1ゲート部材51は、左右方向に沿って延在し、かつ最前商品の上方域に架設されたゲート軸部53に支持される第1基端部511と、この第1基端部511よりも前方側に向けて延在し、その途中から下方に向けて突出する形態を成す第1先端部512とを備えている。この第1先端部512の下方部位には湾曲面を構成する摺動部512aが設けられている。この第1ゲート部材51は、ゲート軸部53の中心軸を中心としてその中心軸回りに回動することが可能である。この第1ゲート部材51とゲート軸部53との間には、ゲートバネ部材54が介在されている。そのため、第1ゲート部材51は、ゲートバネ部材54に付勢されて下方に向けて回動した姿勢となっており、第1先端部512が商品収納通路33c1に進出している。
このように第1ゲート部材51の第1先端部512が商品収納通路33a1に進出している場合には、かかる第1先端部512は最前商品の前方域に位置している。そして、第1ゲート部材51は、ゲートバネ部材54の付勢力に抗して上方に向けて回動すると、第1先端部512が商品収納通路33c1から退避することになる。
また、第1ゲート部材51は、後方に向けて突出する第1係合片513を有している。第1ゲート部材51の第1先端部512が商品収納通路33c1に進出した姿勢であって、かつ第1スライド板41が基準位置に位置している場合には、かかる第1係合片513が規制片411bの上方域に位置している。これにより第1ゲート部材51は、上方に向けて回動しようとしても第1係合片513が規制片411bに当接することで上方に向けての回動が規制されている。
上記第1ゲート部材51においては、第1先端部512が、ペットボトル用商品ラック30cの各商品収納コラム33に対応して設けられた第1ゲート部材51の第1先端部512に比して、左右幅が大きくなるよう幅広に形成されている。
第2ゲート部材52′は、第1ゲート部材51よりも後方側に設けられており、上記第1基端部511に進入して上記ゲート軸部53に支持される第2基端部521と、この第2基端部521よりも後方側に延在し、かつその下端部が第2基端部521よりも下方に突出する第2先端部522aとを備えている。第2先端部522aは、ペットボトル用商品ラック30cの各商品収納コラム33に対応して設けられた第2ゲート部材52の第2先端部522に比して、左右幅が大きくなるよう幅広に形成されている。そして、かかる第2先端部522aは、左右両端に突起部522bを有している。この第2ゲート部材52′は、ゲート軸部53の中心軸回りに回動することが可能である。つまり、第2ゲート部材52′は、第1ゲート部材51と共通の軸部の中心軸回りに回動可能に配設されたものである。
このような第2ゲート部材52′は、第1ゲート部材51とコイルバネ部材55を介して連結されている。より詳細には、第1ゲート部材51の引掛溝516と第2ゲート部材52′の引掛溝526との間にコイルバネ部材55が引っ掛けられることにより、該コイルバネ部材55に付勢されて、第1ゲート部材51と第2ゲート部材52′との互いの位置関係が規定されている。
これにより、第2ゲート部材52′は、第1ゲート部材51の第1先端部512が商品収納通路33a1に進出している場合には、自身の第2先端部522aが商品収納通路33a1から退避した姿勢となるものである。その一方、第1ゲート部材51の第1先端部512が商品収納通路33a1から退避する場合には、第2先端部522aが商品収納通路33a1に進出した姿勢となるものである。このように第2先端部522aが商品収納通路33a1に進出している場合には、かかる第2先端部522aの突起部522bが、図39の斜線部で示すような最前の最下流商品201とこの最下流商品201に一部が当接している第2商品201との隙間Sに進入することになる。
また、第2ゲート部材52′は、左方に向けて突出する第2係合片523を有している。この第2係合片523は、第1ゲート部材51における第1係合片513の前方側の凹みに進入して係止している。
このような第2ゲート部材52′は、第1ゲート部材51とコイルバネ部材55を介して連結されるものなので、基本的には第1ゲート部材51と一体的に回動するものである。しかしながら、第2ゲート部材52′は、第2先端部522aに対して商品収納通路33c1から退避させるような力が作用したときには、該コイルバネ部材55の付勢力に抗して上方に回動するものである。
尚、瓶用商品ラック30bを構成する商品収納コラム33毎に設けられる取出機構50は、その構成がペットボトル用商品ラック30cを構成する商品収納コラム33毎に設けられた取出機構50と共通しているため、その説明を割愛する。
次に規制手段60について説明する。図40は、図3、図4及び図20に示した商品収納装置20を構成する規制手段60を模式的に示す説明図である。規制手段60は、ガイド部材61と駒部材62とを備えて構成されている。ガイド部材61は、各商品ラック30においてそれぞれの商品収納コラム33の前方側上方域を左右方向に沿って延在するよう設けられている。
駒部材62は、複数設けられている。これら駒部材62は、ガイド部材61の収容域61aにそれぞれが左右方向に沿ってスライド移動可能に収容されている。そして、このような規制手段60において収容域61aに形成されるスペースS1,S2の合計幅は、取出機構50を構成する第1ゲート部材51の突部512bの幅よりも僅かに大きいものである。
従って、図40の(b)に示すように、各商品収納コラム33に配設された取出機構50のうち、いずれか1つの第1ゲート部材51の突部512bが収容域61aに進入した場合には、該収容域61aには他の取出機構50の第1ゲート部材51の突部512bが進入できるスペースが存在しない。
このように規制手段60は、商品の取出操作に応じて商品収納通路33a1,33b1,33c1から退避する1つの第1ゲート部材51における第1先端部512の突部512bが収容域61aに進入した場合に、他の取出機構50における第1ゲート部材51の第1先端部512の突部512bが該収容域61aに進入することを阻止して他の取出機構50における第1ゲート部材51の上方への回動を規制するものである。
次にフラッパ機構70について説明する。図41及び図42は、図3及び図4に示した商品収納装置20を構成するフラッパ機構70を示すもので、図41は斜視図、図42は平面図であり、一部の構成要素を取り除いて示している。ここで例示するフラッパ機構70は、フラッパ部材71と、フラッパスライド板72と、フラッパカム部材73とを備えて構成されている。尚、フラッパ機構70は、缶用商品ラック30a及び瓶用商品ラック30bに設けられるものであるが、その構成は共通しているため、ここでは瓶用商品ラック30bに設けられるフラッパ機構70を中心に説明する。
フラッパ部材71は、図13及び図16に示したように、缶用仕切板373及び瓶用仕切板393の内部においてフラッパ軸711を軸心としてその軸心回りに回動可能に設けられており、各仕切板393(373)の商品収納通路33b1(33a1)を臨む側面に形成されたフラッパ開口71aを通じて商品収納通路33c1に進退移動することが可能である。このフラッパ部材71は、図43に示すように、図示せぬフラッパバネ部材に付勢されることで、常態においては商品収納通路33b1から退避している。
フラッパスライド板72は、左右方向が長手方向となる長尺状の板状体であり、図44に示すように、缶用ラックベース部材371及び瓶用ラックベース部材391の前端側下部に取付金721を介して取り付けられている。このフラッパスライド板72は、フラッパスライドバネ部材722を介して取付金721に連結されている。これにより、フラッパスライド板72は、フラッパスライドバネ部材722により常時右方に向けて付勢されており、常態においては基準位置に位置している。
このようなフラッパスライド板72には、長孔723及びストッパ規制板724が設けられている。長孔723には、上端部が連結金具74の一端部の下面に取り付けられたピン部材75が挿通している。連結金具74は、舌片状の形態を成しており、連結金具74の他端部の上面にフラッパガイド軸761が立設されている。フラッパガイド軸761は、缶用仕切板373及び瓶用仕切板393の内部において上下方向に沿って延在しており、フラッパガイド板76が設けられている。このフラッパガイド板76は、フラッパガイド軸761の中心軸を軸心としてフラッパガイド軸761と一体的に回転可能なものであり、回転することによりフラッパ部材71に当接して、該フラッパ部材71を商品収納通路33b1(33a1)に進出させるためのものである。
ストッパ規制板724は、フラッパスライド板72に連結部725を介して一体的に形成されたものであり、左右方向が長手方向となる長尺状のものである。このストッパ規制板724は、適宜屈曲加工及び切削加工が施されて形成されており、ストッパベース部材901の内部に進入している。このようなストッパ規制板724には、舌片状のストッパ片724aが形成されており、フラッパスライド板72が基準位置にある場合には、ストッパ片724aがストッパ部材90の回動域から離脱する位置に位置している。
尚、かかるストッパ規制板724は、缶用商品ラック30aに対応するフラッパスライド板72には設けられていなくても良い。これは缶用商品ラック30aにおいては、ストッパ部材90が設けられていないからである。仮に缶用ラックベース部材371に取り付けられたフラッパスライド板72にストッパ規制板724が一体的に形成されている場合には、かかるストッパ規制板724は、缶用ラックベース部材371の前端側の内部に進入することになるが、他の部材に対して何らかの作用を行うことはない。
フラッパカム部材73は、図12に示したように、支持ロッド44に挿通された態様で設けられており、第2切替カム部材45b及び第3切替カム部材45cの上方に位置している。このフラッパカム部材73は、支持ロッド44の回転に伴って該支持ロッド44とともに回転するものであり、上述した「待機位置」及び「300°回転位置」においては、フラッパスライド板72に設けられたフラッパスライド当接部726に当接せず、「60°回転位置」、「120°回転位置」、「180°回転位置」及び「240°回転位置」においてフラッパスライド当接部726に当接するような形状を有している。
より詳細に説明すると、「待機位置」においては、図45に示すように、フラッパカム部材73がフラッパスライド板72に当接しない。これにより、フラッパスライド板72はフラッパスライドバネ部材722に付勢されることで基準位置に位置している。「60°回転位置」においては、図46に示すように、フラッパカム部材73がフラッパスライド板72のフラッパスライド当接部726に当接してこれを左方に移動させる。「120°回転位置」においては、図47に示すように、フラッパカム部材73がフラッパスライド板72のフラッパスライド当接部726に当接し続けることで、このフラッパスライド板72を左方に移動させ続ける。「180°回転位置」においては、図48に示すように、フラッパカム部材73がフラッパスライド板72のフラッパスライド当接部726に当接し続けることで、このフラッパスライド板72を左方に移動させ続ける。「240°回転位置」においては、図49に示すように、フラッパカム部材73がフラッパスライド板72のフラッパスライド当接部726に当接し続けることで、このフラッパスライド板72を左方に移動させ続ける。そして、「300°回転位置」においては、図50に示すように、フラッパカム部材73とフラッパスライド当接部726との当接状態が解除される。これにより、フラッパスライド板72は、フリーな状態となって、フラッパスライドバネ部材722に付勢されて右方に移動して基準位置に戻ることになる。
図51は、図2に示した制御手段100が実施する販売制御処理の主な処理内容について示すフローチャートである。かかる販売制御処理を説明しながら、上記商品収納装置20を備えた自動販売機の動作について説明する。尚、以下においては上から三段目の商品ラック30(ペットボトル用商品ラック30c)が選択されたものとして説明する。
かかる販売制御処理において制御手段100は、金銭処理装置16から与えられた投入額(金額情報)が商品価格以上となる場合(ステップS101:Yes)、該当するラック選択ボタン13を有効なものとする(ステップS102)。
有効なものとしたラック選択ボタン13のうち上から三段目のペットボトル用商品ラック30cに関連付けられたラック選択ボタン13が押下操作された場合(ステップS103:Yes)、制御手段100は、押下操作されたラック選択ボタン13に内蔵される光源13aを所定のパターンに従って点灯させる(ステップS104)。このステップS104では、光源13aを常時点灯させるものとする。そして、制御手段100は、かかるステップS104を実施した後、販売指令が与えられたものとしてモータMを駆動させる(ステップS105)。
モード検出スイッチ6により「180°回転位置」が検出された場合(ステップS106:Yes)、制御手段100は、モータMを駆動停止にするとともに、上記ステップS104で常時点灯させた光源13aを所定のパターンに従って例えば点滅点灯させる(ステップS107,ステップS108)。
そして、制御手段100は、かかるステップS108を実施した後、施解錠機構3を駆動させて解錠状態にさせる(ステップS109)。これにより利用者は、外扉2を開移動することができる。
また「180°回転位置」で停止させたので、支持ロッド44は「待機位置」から180°時計回りに回転し、第3切替カム部材45cの第1突片45a1,45b1,45c1,45d1が第1スライド板41の第1スライド当接部414に当接する。これにより、第1スライド板41は、図52に示すように、第1スライドバネ部材415の付勢力に抗して左方に向けて移動する。
このように第1スライド板41が左方に向けて移動すると、第1スライド板41の規制片411bが第1ゲート部材51の第1係合片513の下方域から離脱して切欠部412aが位置し、第1係合片513の下方域は開放されることになる。これにより最上段の商品ラック30における各取出機構50の第1ゲート部材51は、ゲートバネ部材54に付勢されているもののフリーな状態となって上方に向けて回動することが可能になる。
ところで、上から三段目の商品ラック30以外の商品ラック30では、それぞれの商品ラック30に対応する高さレベルに取り付けられた切替カム部材45(第1切替カム部材45a、第2切替カム部材45b、第4切替カム部材45d)が第1スライド当接部414に当接していない。従って、上から三段目以外の商品ラック30では、各商品収納コラム33に配設された取出機構50の第1ゲート部材51が第1スライド板41により規制されている。そのため、これらの商品ラック30では、各商品収納コラム33に収納された商品を取り出すことを防止している。
このようにラック選択機構40は、待機状態においては、すべての商品ラック30を商品の取り出しを規制する状態にする一方、販売指令が与えられた場合には指定された段の商品ラック30のみ商品の取り出しを許容する状態にする。
また、このように支持ロッド44を180°回転させることにより、フラッパカム部材73に当接されたフラッパスライド板72が基準位置から左方に移動することになる。
そして、利用者が商品ラック30のいずれかの商品収納コラム33に収納された最前商品を前方に引き出す取出操作を行うと、取出機構50は次のように動作する。図53に示すように、第1ゲート部材51は、ゲートバネ部材54の付勢力に抗して第1先端部512が商品収納通路33c1から退避するよう上方に向けて回動する。この場合、第2ゲート部材52も第1ゲート部材51と一体的に第2先端部522が商品収納通路33c1に進出するよう下方に向けて回動する。これにより、第2ゲート部材52の第2先端部522は、取り出される最前の商品と最前から2番目の商品との間に位置する。
このように第2ゲート部材52が下方に向けて回動すると、図54に示すように、第1ゲート部材51が上方に向けて回動しロック部材43がロックバネ部材436に付勢されて右方に向けて移動する。そして、ロック部材43の突出片431aが第2ゲート部材52の第2係合片523の上方に位置し、これにより第2ゲート部材52は、下方に向けて回動した姿勢に保持される。これにより、第1ゲート部材51も上方に向けて回動した姿勢に保持される。従って、最前から2番目の第2商品より後方側に収納された商品を前方に向けて移動させることができず、同一の商品収納コラム33において複数の商品が前方に取り出されることを規制することができる。
また、上方に向けて回動した第1ゲート部材51は、第1先端部512の突部512bが規制手段60を構成するガイド部材61の収容域61aに進入することになる。これによりペットボトル用商品ラック30cにおける他の商品収納コラム33に配設された取出機構50の第1ゲート部材51は、突部512bが駒部材62の存在によりガイド部材61の収容域61aに進入することが阻止され、結果的に上方に向けて回動することができない。従って、同一の商品ラック30において他の商品収納コラム33から商品が取り出されることを抑制することができる。
ここで最前の商品は、次のような姿勢で取り出されることになる。上述したように、レール部材34は、前端部431(下流側端部)が漸次下方に傾斜する態様で湾曲して成るものであり、しかも後端部433が商品収納通路33c1に進出する態様で規制部材35が設けられている。これにより、最前の商品は、起立姿勢を維持したまま取り出されることなく、図53に示すように、前傾姿勢になって取り出されることになる。つまり、規制部材35は、最前商品よりも前方側において商品収納通路33c1の下方域に設けられ、最前商品が起立姿勢のまま取り出されることを規制して前傾姿勢で取り出されることを許容するものである。
このようにして利用者により所定の商品収納コラム33から最前の商品が取り出されると、該商品収納コラム33に配設された取出検出センサ5がその旨を検出し、制御手段100に検出信号を与えることとなる。
取出検出センサ5から検出信号が与えられ、かつその後に外扉2が閉移動されて扉スイッチ4がオフ状態からオン状態に切り替わると(ステップS110:Yes,ステップS111:Yes)、制御手段100は、商品が取り出された後に本体キャビネット1の前面開口が閉成されたことを認識することができる。
かかる認識をした制御手段100は、施解錠機構3を駆動させて施錠状態にさせた後、点滅点灯させていた光源13aを消灯する(ステップS112,ステップS113)。その後、制御手段100は、金銭処理装置16に取出指令出力を与えるとともに、解除指令をモータMに与えて駆動させる(ステップS114,ステップS115)。
かかる制御手段100より取出指令出力が与えられた金銭処理装置16では、釣銭がある場合には釣銭を硬貨返却口17に払い出すとともに、商品価格に相当する金銭を金種毎に収容する。
また、モータMを駆動させることで、支持ロッド44を所定の停止位置である「待機位置」まで時計回りに回転させる。
この支持ロッド44の回転により、第3切替カム部材45cは、第1突片45c1に連続する第2突片45c2が、第2スライド板42の第2スライド当接部424にも当接する。これにより第2スライド板42は、第2スライドバネ部材425の付勢力に抗して左方に移動することになる。この第2スライド板42が左方に向けて移動することで、ロック部材43もロックバネ部材436の付勢力に抗して左方に向けて移動し、第2ゲート部材52の上方から離脱する。これにより第2ゲート部材52の上方域は開放される。これによりゲートバネ部材54に付勢されて第1ゲート部材51が下方に向けて回動するとともに、第2ゲート部材52も上方に向けて回動する。そして、第1ゲート部材51の第1先端部512が商品収納通路33c1に進出し、第2ゲート部材52の第2先端部522が商品収納通路33c1から退避する。商品収納通路33c1に収納された商品は、プッシャ部材343に押圧されて前方側に寄せられる。
その後、支持ロッド44の回転により第3切替カム部材45cの第2突片45c2と、第1スライド当接部414及び第2スライド当接部424との当接が解除されると、第1スライド板41及び第2スライド板42は、第1スライドバネ部材415及び第2スライドバネ部材425に付勢されてそれぞれ右方に向けて移動して元の状態に戻る。そうすると、第1ゲート部材51の第1係合片513の下方には第1スライド板41の規制片411bが位置することとなる。よって、第1ゲート部材51は、上方に向けて回動することができない。
そして、モード検出スイッチ6により所定位置、すなわち「待機位置」が検出された場合(ステップS116:Yes)、制御手段100は、モータMを駆動停止にさせ(ステップS117)、その後に手順をリターンさせて今回の処理を終了する。これによれば、利用者が選択した1つの商品を販売することができる。
一方、上記ステップS110において、取出検出センサ5から検出信号が与えられないで扉スイッチ4がオフ状態からオン状態に切り替わると(ステップS110:No,ステップS118:Yes)、制御手段100は、商品が取り出されずに本体キャビネット1の前面開口が閉成されたことを認識することができる。
かかる認識をした制御手段100は、施解錠機構3を駆動させて施錠状態にさせた後、点滅点灯させていた光源13aを消灯する(ステップS119,ステップS120)。その後、制御手段100は、金銭処理装置16に未取出指令出力を与える(ステップS121)。かかる制御手段100より未取出指令出力が与えられた金銭処理装置16は、投入硬貨を硬貨返却口17に払い出す。
そして、未取出指令出力を与えた制御手段100は、解除指令を与えてモータMを駆動させ(ステップS122)、その後に上述したステップS116及びステップS117の処理を行ってから手順をリターンさせて今回の処理を終了する。
次に、上記ステップS103において、上から二段目の商品ラック30(瓶用商品ラック30b)に関連付けられたラック選択ボタン13が押下操作された場合について説明する。この場合、ステップS105〜ステップS107において、モード検出スイッチ6により「120°回転位置」が検出されるまでモータMを駆動させる。これにより支持ロッド44は待機位置から時計回りに120°回転し、これにより第2切替カム部材45bの第1突片45b1が第1スライド板41の第1スライド当接部414に当接する。これにより、第1スライド板41は、図52に示したものと同様に、第1スライドバネ部材415の付勢力に抗して左方に向けて移動する。
このように第1スライド板41が左方に向けて移動すると、第1スライド板41の規制片411bが第1ゲート部材51の第1係合片513の下方域から離脱して切欠部412aが位置し、第1係合片513の下方域は開放されることになる。これにより瓶用商品ラック30bにおける各取出機構50の第1ゲート部材51は、ゲートバネ部材54に付勢されているもののフリーな状態となって上方に向けて回動することが可能になる。
ところで、上から二段目の商品ラック30以外の商品ラック30では、それぞれの商品ラック30に対応する高さレベルに取り付けられた切替カム部材45(第1切替カム部材45a、第3切替カム部材45c、第4切替カム部材45d)が第1スライド当接部414に当接していない。従って、上から二段目以外の商品ラック30では、各商品収納コラム33に配設された取出機構50の第1ゲート部材51が第1スライド板41により規制されている。
また、支持ロッド44が待機位置から120°回転したことにより、図55及び図56に示すように、フラッパカム部材73がフラッパスライド当接部726に当接してフラッパスライド板72がフラッパスライドバネ部材722の付勢力に抗して左方に移動する。このようにフラッパスライド板72が左方に移動すると、フラッパスライド板72の長孔723を挿通するピン部材75がフラッパスライド板72とともに左方に移動する。これによりピン部材75と連結金具74を通じて連結されたフラッパガイド板76は、フラッパガイド軸761の中心軸を軸心としてその軸心回りに該フラッパガイド軸761と一体的に例えば90°回転することで、フラッパ部材71に当接する。この結果、フラッパ部材71は、図57に示すように、フラッパ開口71aを通じて商品収納通路33b1に進出する。このように商品収納通路33b1に進出したフラッパ部材71は、互いに隣接する瓶用仕切板393のフラッパ部材71とともに商品収納通路33b1に進出して第2商品202の下部に当接し、この第2商品202が前方側(下流側)に移動することを規制している。
更に、フラッパスライド板72が左方に向けて移動することで、該フラッパスライド板72と連結部725を介して一体的に形成されたストッパ規制板724も左方に向けて移動する。ストッパ規制板724が左方に向けて移動すると、図55及び図56に示したように、ストッパ片724aがストッパ部材90の回動域に進入する。これによりストッパ部材90は、ストッパバネ部材903の付勢力に抗して商品収納通路33b1から退避することが規制される。つまり、ストッパ部材90は、対象となる瓶用商品ラック30bの商品収納コラム33毎に最下流商品202の下流側において商品収納通路33b1に進退移動可能に設けられている。そして、常態においては商品収納通路33b1から退避可能な状態で該商品収納通路33b1に進出する一方、商品ラック30における商品の取り出しが許容される場合には商品収納通路33b1からの退避が規制された状態で該商品収納通路33b1に進出するものである。
そして、利用者が瓶用商品ラック30bのいずれかの商品収納コラム33bに収納された最前商品202を前方に引き出す取出操作を行うと、取出機構50は次のように動作する。図58に示すように、第1ゲート部材51は、ゲートバネ部材54の付勢力に抗して第1先端部512が商品収納通路33b1から退避するよう上方に向けて回動する。この場合、第2ゲート部材52も第1ゲート部材51と一体的に第2先端部522が商品収納通路33b1に進出するよう下方に向けて回動する。これにより、第2ゲート部材52の第2先端部522は、取り出される最前の商品202と第2商品202との間に位置する。
このように第2ゲート部材52が下方に向けて回動すると、第1ゲート部材51が上方に向けて回動しロック部材43がロックバネ部材436に付勢されて右方に向けて移動する。そして、ロック部材43の突出片431aが第2ゲート部材52の第2係合片523の上方に位置し、これにより第2ゲート部材52は、下方に向けて回動した姿勢に保持される。これにより、第1ゲート部材51も上方に向けて回動した姿勢に保持される。
このように第2ゲート部材52が下方に向けて回動した姿勢に保持されるとともに、フラッパ部材71が商品収納通路33b1に進出することで、第2商品202より後方側に収納された商品202を前方に向けて移動させることができず、同一の商品収納コラム33において複数の商品が前方に取り出されることを規制することができる。
また、上方に向けて回動した第1ゲート部材51は、第1先端部512の突部512bが規制手段60を構成するガイド部材61の収容域61aに進入することになる。これにより瓶用商品ラック30bにおける他の商品収納コラム33bに配設された取出機構50の第1ゲート部材51は、突部512bが駒部材62の存在によりガイド部材61の収容域61aに進入することが阻止され、結果的に上方に向けて回動することができない。しかも、ストッパ部材90は、自身の回動域にストッパ片724aが進入していることにより商品収納通路33b1からの退避が規制されている。従って、同一の商品ラック30において他の商品収納コラム33から商品が取り出されることを抑制することができる。
ここで最前の商品は、次のような姿勢で取り出されることになる。上述したように、ストッパ部材90は、自身の回動域にストッパ片724aが進入していることにより商品収納通路33b1からの退避が規制されている。これにより、最前の商品202は、起立姿勢を維持したまま取り出されることなく、前傾姿勢になって取り出されることになる。
ここではペットボトル用商品ラック30c及び瓶用商品ラック30bにおける商品の販売について説明したが、缶用商品ラック30aにおいても、瓶用商品ラック30bと同様にフラッパ部材71が商品収納通路33a1に進出し、かつ第2ゲート部材52が下方に向けて回動した姿勢に保持されることで、第2商品より後方側に収納された商品を前方に向けて移動させることを抑制し、同一の商品収納コラム33aにおいて複数の商品が前方に取り出されることを規制することができる。そして、最前商品の取出操作により第2ゲート部材52′が下方に向けて回動した姿勢に保持されることで、同一の商品収納コラム33において複数の商品が前方に取り出されることを規制することができる。
以上説明したように本発明の実施の形態1である商品収納装置20においては、第1ゲート部材51が、常態においては商品収納通路33a1,33b1に進出した状態に保持されて最も下流側にある最下流商品(最前商品)が取り出されることを規制する一方、商品収納通路33a,33bに進出した状態に保持されることが解除された場合には、最下流商品が取出操作されることで商品収納通路33a,33bから退避して該最下流商品が取り出されることを許容する。また第2ゲート部材52(52′)が、第1ゲート部材51が商品収納通路33a,33bに進出した状態に規制される場合には商品収納通路33a,33bから退避する一方、第1ゲート部材51が商品収納通路33a,33bから退避する場合には、商品収納通路33a,33bに進出して最下流商品の上流側に隣接する第2商品が下流側に移動することを規制する。更に商品収納通路33a,33bの側壁を構成する仕切板373,393において商品収納通路33a,33bに対して進退移動する態様で回動可能に設けられたフラッパ部材71が、第1ゲート部材51が商品収納通路33a,33bに進出した状態に規制される場合には商品収納通路33a,33bから退避する一方、第1ゲート部材51が商品収納通路33a,33bに進出した状態に保持されることを解除された場合には、商品収納通路33a,33bに進出して第2商品の下部に当接して該第2商品が下流側に移動することを規制する。これにより、第1ゲート部材51が商品収納通路33a,33bに進出した状態に保持されると商品収納コラム33に収納された商品が取り出されることを抑制することができる。そして、第1ゲート部材51が商品収納通路33a,33bから退避する場合には、第2ゲート部材52(52′)が商品収納通路33a,33bに進出して第2商品が下流側に移動することを規制するとともに、フラッパ部材71が商品収納通路33a,33bに進出して第2商品の下部に当接して該第2商品が下流側に移動することを規制するので、第2商品が下流側に移動することが規制された状態で最下流商品が取り出されることを許容する。このように商品の取出操作を利用者に委ねることで従来の自動販売機のようにバケットやバケット駆動手段を用いる必要がなくコストを低減させることができる。しかも第1ゲート部材51が商品収納通路33a,33bから退避しても第2ゲート部材52(52′)及びフラッパ部材71が商品収納通路33a,33bに進出することで商品収納コラム33から商品を1つずつ取り出させることができる。
従って、上記商品収納装置20によれば、コストの低減化を図りながら、商品収納コラム33に収納された商品を1つずつ確実に取り出させることができる。
また、上記商品収納装置20においては、商品収納コラム33毎に設けられた取出機構50が、常態においては商品収納コラム33に収納された商品が取り出されることを規制する一方、商品ラック30における商品の取り出しが許容される場合には、最前商品の取出操作に応じて動作して該最前商品のみが取り出されることを許容している。そして、商品ラック30に対応して設けられた規制手段60が、いずれか1つの取出機構50が動作することを許容し、該商品ラック30における他の取出機構50が動作することを規制している。更に、ストッパ部材90は、対象となる商品ラック30の商品収納コラム33毎に最前商品の下流側において商品収納通路33b1に進退移動可能に設けられており、常態においては商品収納通路33b1から退避可能な状態で該商品収納通路33b1に進出する一方、商品ラック30における商品の取り出しが許容される場合には商品収納通路33b1からの退避が規制された状態で該商品収納通路33b1に進出する。これにより、従来の商品収納装置のようにバケット駆動手段を用いなくても、利用者が一度の取出操作で複数の商品を取り出すことを抑制できる。従って、コストの低減化を図りながら、同一の商品ラックから複数の商品が一度の取出操作で取り出されることを防止することができる。
更に、上記商品収納装置20では、次のような作用効果を奏することができる。
商品収納コラム33aは、缶用案内部材36に対する缶用台座部37の離間距離を任意に調整可能に構成されているので、収納対象となる缶入り飲料商品の缶の大きさに応じて商品収納通路33a1の大きさを調整することができる。従って、汎用性に優れたものとすることができる。
瓶用仕切板393の前端面に取り付けられているカバー部材395において、商品収納通路33b1に収納される対象商品(瓶入り飲料の商品)202の胴体部2022の上部に対応する部分に窪部395aが形成されているので、この窪部395aが該商品202の胴体部2022を把持する案内ガイドとしての役割を果たすことで商品202の取り出しを容易にすることができるとともに、窪部395aにより商品全体を鷲掴みすることができないために悪戯による複数商品が一気に抜き取られることを防止することができる。
瓶用プッシャ部材383には、アタッチメント部材383aが取り付けられているので、押圧面積を拡大させることができるとともに、長尺な商品(例えば瓶入り飲料の商品等)においても起立姿勢を安定させることができる。これにより、プッシャ部材自体を他の商品ラックのものと共通なものとしつつ、商品形状に応じてアタッチメント部材383aを取り付けることができ、プッシャ部材の共通化により製造コストの低減化を図ることができる。
<実施の形態2>
図59及び図60は、それぞれ本発明の実施の形態2である商品収納装置が適用された自動販売機を示すものであり、図59は正面図であり、図60は制御系を示すブロック図である。尚、以下の実施の形態2である商品収納装置の説明においては、上述した実施の形態1である商品収納装置と同一の構成を有するものには同一の符号を付してその説明を適宜省略する。
ここで例示する自動販売機は、例えば缶入り飲料や瓶入り飲料、ペットボトル入り飲料等の商品を冷却若しくは加熱した状態で販売するもので、本体キャビネット1を備えている。
この本体キャビネット1における収納室1aには商品収納装置21が設けられている。図61は、図59に示した自動販売機の商品収納装置21を示す斜視図であり、一部の構成要素を取り除いた状態で示している。
この図61にも示すように、商品収納装置21は、商品ラック30と、ラック選択機構40と、取出機構50と、規制手段60と、姿勢規制機構80とを備えて構成されている。
商品ラック30は、複数(図示の例では4つ)設けられている。商品ラック30は、最上段が缶入り飲料の商品を収納するものであり、最上段から二段目が瓶入り飲料の商品を収納するものであり、最上段から三段目及び最下段がペットボトル入り飲料の商品を収納するものである。
図62は、図61に示した最上段から3段目の商品ラック30(ペットボトル用商品ラック30c)の周辺構造の要部を拡大して示す斜視図であり、一部の構成要素を取り除いた状態で示している。この図62にも示すように、ラック選択機構40は、第1スライド板41と、第2スライド板42と、ロック部材43と、支持ロッド44とを備えて構成されている。尚、ここではペットボトル用商品ラック30cの周辺構造を示しているが、ラック選択機構40は、各商品ラック30に対して共通の構成を有している。
図63は、ペットボトル用商品ラック30cを構成する商品収納コラム33cを模式的に示すもので、右側から見た場合を示す縦断面図である。この図63にも示すように、取出機構50は、商品収納コラム33c毎に設けられている。取出機構50は、第1ゲート部材51と第2ゲート部材52とを備えて構成されている。
図64は、最上段から三段目の商品ラック30(ペットボトル用商品ラック30c)の主要部を示す斜視図であり、図65は、図64における商品ラック30の要部を上方から拡大して示す斜視図であり、図66は、図64における商品ラック30の要部を下方から拡大して示す斜視図である。
ここで例示する姿勢規制機構80は、規制部材81と、規制ロック部材82と、ロックカム部材83と、リンク部材84とを備えて構成されている。尚、ここでは最上段から三段目の商品ラック30における姿勢規制機構80について説明するが、最下段の商品ラック30にも姿勢規制機構が設けられており、これら姿勢規制機構80の構成は共通するため、最下段の商品ラック30に設けられた姿勢規制機構の説明については割愛し、最上段から三段目の商品ラック30に設けられた姿勢規制機構80のみについて説明する。
規制部材81は、それぞれの商品収納コラム33cに対応して設けられている。この規制部材81は、例えば樹脂材から形成されるものであり、各商品収納コラム33cにおける商品収納通路33c1の前端部(下流側端部)、つまり最も最前にある商品(最下流商品)よりも前側部位(下流側部位)に設けられている。この規制部材81について詳細に説明すると次のようになる。
規制部材81は、鋼板より形成して成る規制ベース部材811に回動可能に支持されている。規制ベース部材811は、左右方向が長手方向となる長尺状のものであり、その左右両端部811a,811bが左前側ラック支持側板31a及び右前側ラック支持側板31bの前面31a1,31b1に締結部材に締結されることで取り付けられている。この規制ベース部材811には、左右方向に延在する棒状の規制軸部812が架け渡されており、この規制軸部812に挿通される態様で規制部材81が設けられている。この規制部材81は、規制軸部812の中心軸回りに回動可能となっており、規制バネ部材(付勢手段)813に付勢されることで、常態においては後端部81aが規制ベース部材811の規制開口811cを通過して商品収納通路33c1に進出している。
このような規制部材81は、規制バネ部材813に付勢されて後端部81aが商品収納通路33c1に進出している場合には、図64及び図65に示すように、その上面は、前方に向かうに連れて漸次下方に傾斜する傾斜面となっている。かかる規制部材81は、後端部81aが商品収納通路33c1に進出している状態においては、最前商品203が起立姿勢のまま前方に向けて取り出されることを規制するものである。
規制ロック部材82は、例えば鋼板等を屈曲させることにより構成されたもので、左右方向が長手方向となる長尺状のものである。この規制ロック部材82は、図67に示すように、自身に取り付けられたネジ(段付ネジ)部材N1が規制ベース部材811の長孔811dを挿通することで、該規制ベース部材811の内部において左右方向に沿ってスライド移動可能に配設されている。
また、規制ロック部材82の後方に突出する係止片821には、一端が規制ベース部材811のバネ係止片811eに係止された規制ロックバネ部材82aの他端が係止されている。これにより、規制ロック部材82は、規制ロックバネ部材82aにより常時左方に向けて付勢されており、規制ロックバネ部材82aの付勢力のみが作用する場合には、自身に形成されたそれぞれのロック片822が規制開口811cを下方から臨む左端位置に配置されている。更に、この規制ロック部材82の右端には、上方に向けて突出する当接片823が設けられている。
ロックカム部材83は、上記切替カム部材45が取り付けられている支持ロッド44に取り付けられている。より詳細に説明すると、ロックカム部材83は、自身の六角形状の貫通孔831が支持ロッド44に貫通されるよう取り付けられている。このロックカム部材83、すなわち最上段から三段目の商品ラック30に設けられた姿勢規制機構80を構成するロックカム部材83は、第4切替カム部材45dの上方域においてスペーサ85を介して取り付けられている。尚、最下段の商品ラック30に設けられた姿勢規制機構を構成するロックカム部材は、第4切替カム部材45dよりも下方域の所定の高さレベルに取り付けられている。このようなロックカム部材83には、径外方向に向けて突出するカム突出片832が形成されている。
リンク部材84は、例えば樹脂材により構成されるものであり、リンクベース部材841に支持されて、自身の軸状部842の中心軸回りに回転可能となるよう設けられている。ここでリンクベース部材841は、鋼板を適宜屈曲して形成したものであり、ネジ等を用いて右前側ラック支持側板31bに取り付けられている。
また、リンク部材84は、自身とリンクベース部材841との間に介在するリンクバネ部材843により上方から見た場合に時計回りの方向に向けて付勢されており、リンクベース部材841の上延片841aと当接する基準位置に位置するものである。
次に、規制ロック部材82、ロックカム部材83及びリンク部材84の位置関係について説明する。図68〜図73は、それぞれ姿勢規制機構80の要部を上方から見た場合を拡大して示す説明図であり、図68は、モード検出スイッチ6が「待機位置」を検出した場合の位置関係を示し、図69は、モード検出スイッチ6が「60°回転位置」を検出した場合の位置関係を示し、図70は、モード検出スイッチ6が「120°回転位置」を検出した場合の位置関係を示し、図71は、モード検出スイッチ6が「180°回転位置」を検出した場合の位置関係を示し、図72は、モード検出スイッチ6が「240°回転位置」を検出した場合の位置関係を示し、図73は、モード検出スイッチ6が「300°回転位置」を検出した場合の位置関係を示している。
これら図68〜図72に示すように、「待機位置」から「240°回転位置」までの間は、ロックカム部材83のカム突出片832がリンク部材84に当接しない。そのため、リンク部材84は、基準位置に位置しており、規制ロック部材82も左端位置に位置している。このように規制ロック部材82が左端位置に位置していることにより、ロック片822が規制開口811cを下方から臨んでおり、これにより規制部材81は、上方から押圧されて規制バネ部材813の付勢力に抗して規制軸部812の中心軸回りに下方に向けて回動しようとしてもロック片822に当接することでその回動が制限される。その結果、図74に示すように、規制部材81の後端部81aが商品収納通路33c1から退避することが規制される。
そして、支持ロッド44の回転により「300°回転位置」となる場合、図73に示すように、ロックカム部材83のカム突出片832がリンク部材84に当接し、リンク部材84がリンクバネ部材843の付勢力に抗して反時計回りに回転し、作用端部84aが規制ロック部材82の当接片823に当接して該規制ロック部材82を規制ロックバネ部材82aの付勢力に抗して右方に向けてスライド移動させる。これにより規制ロック部材82のロック片822は、規制開口811cの下方域から離脱することとなり、規制部材81は、上方から押圧されて規制バネ部材813の付勢力に抗して規制軸部812の中心軸回りに下方に向けて回動可能であり、その結果、図75に示すように規制部材81の後端部81aが商品収納通路33c1から退避することが許容される。
図76は、図60に示した制御手段100が実施する販売制御処理の主な処理内容について示すフローチャートである。かかる販売制御処理を説明しながら、上記商品収納装置21を備えた自動販売機の動作について説明する。尚、以下においては最上段から三段目の商品ラック30(ペットボトル用商品ラック30c)が選択されたものとして説明する。
かかる販売制御処理において制御手段100は、金銭処理装置16から与えられた投入額(金額情報)が商品価格以上となる場合(ステップS201:Yes)、該当するラック選択ボタン13を有効なものとする(ステップS202)。
有効なものとしたラック選択ボタン13のうち最上段から三段目のペットボトル用商品ラック30cに関連付けられたラック選択ボタン13が押下操作された場合(ステップS203:Yes)、制御手段100は、押下操作されたラック選択ボタン13に内蔵される光源13aを所定のパターンに従って点灯させる(ステップS204)。このステップS204では、光源13aを常時点灯させるものとする。そして、制御手段100は、かかるステップS204を実施した後、販売指令が与えられたものとしてモータMを駆動させる(ステップS205)。
モード検出スイッチ6により「180°回転位置」が検出された場合(ステップS206:Yes)、制御手段100は、モータMを駆動停止にするとともに、上記ステップS204で常時点灯させた光源13aを所定のパターンに従って例えば点滅点灯させる(ステップS207,ステップS208)。
そして、制御手段100は、かかるステップS208を実施した後、施解錠機構3を駆動させて解錠状態にさせる(ステップS209)。これにより利用者は、外扉2を開移動することができる。
また「180°回転位置」で停止させたので、支持ロッド44は「待機位置」から180°時計回りに回転し、第3切替カム部材45cの第1突片45c1が第1スライド板41の第1スライド当接部414に当接する。これにより、第1スライド板41は、図77に示すように、第1スライドバネ部材415の付勢力に抗して左方に向けて移動する。
このように第1スライド板41が左方に向けて移動すると、第1スライド板41の規制片411bが第1ゲート部材51の第1係合片513の下方域から離脱して切欠部412aが位置し、第1係合片513の下方域は開放されることになる。これにより最上段から三段目の商品ラック30cにおける各取出機構50の第1ゲート部材51は、ゲートバネ部材54に付勢されているもののフリーな状態となって上方に向けて回動することが可能になる。
ところで、最上段から三段目の商品ラック30c以外の商品ラック30では、それぞれの商品ラック30に対応する高さレベルに取り付けられた切替カム部材45(第1切替カム部材45a、第2切替カム部材45b、第4切替カム部材45d)が第1スライド当接部414に当接していない。従って、最上段から三段目以外の商品ラック30では、各商品収納コラム33cに配設された取出機構50の第1ゲート部材51が第1スライド板41により規制されている。そのため、これらの商品ラック30では、各商品収納コラム33cに収納された商品を取り出すことを防止している。
このようにラック選択機構40は、待機状態においては、すべての商品ラック30を商品の取り出しを規制する状態にする一方、販売指令が与えられた場合には指定された段の商品ラック30のみ商品の取り出しを許容する状態にする。
また、このように支持ロッド44を180°回転させた状態では、図71に示したようにロックカム部材83とリンク部材84とが当接しておらず、これにより規制ロック部材82が左端位置に位置することとなる。規制ロック部材82が左端位置に位置することで、ロック片822が規制開口811cを下方から臨んでおり、これにより規制部材81の回動が制限され、規制部材81の後端部81aが商品収納通路33c1から退避することが規制される。
そして、利用者が商品ラック30のいずれかの商品収納コラム33cに収納された最前商品203を前方に引き出す取出操作を行うと、取出機構50は次のように動作する。図78に示すように、第1ゲート部材51は、ゲートバネ部材54の付勢力に抗して第1先端部512が商品収納通路33c1から退避するよう上方に向けて回動する。この場合、第2ゲート部材52も第1ゲート部材51と一体的に第2先端522が商品収納通路33c1に進出するよう下方に向けて回動する。これにより、第2ゲート部材52の第2先端522は、取り出される最前の商品と最前から2番目の商品との間に位置する。
このように第2ゲート部材52が下方に向けて回動すると、図79に示すように、第1ゲート部材51が上方に向けて回動しロック部材43がロックバネ部材436に付勢されて右方に向けて移動する。そして、ロック部材43の突出片431aが第2ゲート部材52の第2係合片523の上方に位置し、これにより第2ゲート部材52は、下方に向けて回動した姿勢に保持される。これにより、第1ゲート部材51も上方に向けて回動した姿勢に保持される。従って、最前から2番目の第2商品より後方側に収納された商品を前方に向けて移動させることができず、同一の商品収納コラム33cにおいて複数の商品が前方に取り出されることを規制することができる。
また、上方に向けて回動した第1ゲート部材51は、第1先端部512の突部512bが規制手段60を構成するガイド部材61の収容域61aに進入することになる。これによりペットボトル用商品ラック30cにおける他の商品収納コラム33cに配設された取出機構50の第1ゲート部材51は、突部512bが駒部材62の存在によりガイド部材61の収容域61aに進入することが阻止され、結果的に上方に向けて回動することができない。従って、同一の商品ラック30において他の商品収納コラム33cから商品が取り出されることを抑制することができる。
ここで最前の商品203は、次のような姿勢で取り出されることになる。上述したように、レール部材34は、前端部(下流側端部)が漸次下方に傾斜する態様で湾曲して成るものであり、しかも規制部材81の後端部81aが商品収納通路33c1から退避することが規制されている。これにより、最前の商品203は、起立姿勢を維持したまま取り出されることなく、図78に示すように、前傾姿勢になって取り出されることになる。つまり、規制部材81は、最前商品203よりも前方側において商品収納通路33c1の下方域に設けられ、最前商品203が起立姿勢のまま取り出されることを規制して前傾姿勢で取り出されることを許容するものである。
このようにして利用者により所定の商品収納コラム33cから最前の商品203が取り出されると、該商品収納コラム33cに配設された取出検出センサ5がその旨を検出し、制御手段100に検出信号を与えることとなる。
取出検出センサ5から検出信号が与えられ、かつその後に外扉2が閉移動されて扉スイッチ4がオフ状態からオン状態に切り替わると(ステップS210:Yes,ステップS211:Yes)、制御手段100は、商品が取り出された後に本体キャビネット1の前面開口が閉成されたことを認識することができる。
かかる認識をした制御手段100は、施解錠機構3を駆動させて施錠状態にさせた後、点滅点灯させていた光源13aを消灯する(ステップS212,ステップS213)。その後、制御手段100は、金銭処理装置16に取出指令出力を与えるとともに、解除指令をモータMに与えて駆動させる(ステップS214,ステップS215)。
かかる制御手段100より取出指令出力が与えられた金銭処理装置16では、釣銭がある場合には釣銭を硬貨返却口17に払い出すとともに、商品価格に相当する金銭を金種毎に収容する。
また、モータMを駆動させることで、支持ロッド44を所定の停止位置である「待機位置」まで時計回りに回転させる。
この支持ロッド44の回転により、第3切替カム部材45cは、第1突片45c1に連続する第2突片45c2が、第2スライド板42の第2スライド当接部424にも当接する。これにより第2スライド板42は、第2スライドバネ部材425の付勢力に抗して左方に移動することになる。この第2スライド板42が左方に向けて移動することで、ロック部材43もロックバネ部材436の付勢力に抗して左方に向けて移動し、第2ゲート部材52の上方から離脱する。これにより第2ゲート部材52の上方域は開放される。これによりゲートバネ部材54に付勢されて第1ゲート部材51が下方に向けて回動するとともに、第2ゲート部材52も上方に向けて回動する。そして、第1ゲート部材51の第1先端部512が商品収納通路33c1に進出し、第2ゲート部材52の第2先端部522が商品収納通路33c1から退避する。商品収納通路33c1に収納された商品は、プッシャ部材343に押圧されて前方側に寄せられる。
その後、支持ロッド44の回転により第3切替カム部材45cの第2突片45c2と、第1スライド当接部414及び第2スライド当接部424との当接が解除されると、第1スライド板41及び第2スライド板42は、第1スライドバネ部材415及び第2スライドバネ部材425に付勢されてそれぞれ右方に向けて移動して元の状態に戻る。そうすると、第1ゲート部材51の第1係合片513の下方には第1スライド板41の規制片411bが位置することとなる。よって、第1ゲート部材51は、上方に向けて回動することができない。
そして、モード検出スイッチ6により所定位置、すなわち「待機位置」が検出された場合(ステップS216:Yes)、制御手段100は、モータMを駆動停止にさせ(ステップS217)、その後に手順をリターンさせて今回の処理を終了する。これによれば、利用者が選択した1つの商品を販売することができる。
一方、上記ステップS210において、取出検出センサ5から検出信号が与えられないで扉スイッチ4がオフ状態からオン状態に切り替わると(ステップS210:No,ステップS218:Yes)、制御手段100は、商品が取り出されずに本体キャビネット1の前面開口が閉成されたことを認識することができる。
かかる認識をした制御手段100は、施解錠機構3を駆動させて施錠状態にさせた後、点滅点灯させていた光源13aを消灯する(ステップS219,ステップS220)。その後、制御手段100は、金銭処理装置16に未取出指令出力を与える(ステップS221)。かかる制御手段100より未取出指令出力が与えられた金銭処理装置16は、投入硬貨を硬貨返却口17に払い出す。
そして、未取出指令出力を与えた制御手段100は、解除指令を与えてモータMを駆動させ(ステップS222)、その後に上述したステップS216及びステップS217の処理を行ってから手順をリターンさせて今回の処理を終了する。
次に、上記自動販売機において商品を補充する場合について説明する。図80は、図60に示した制御手段100が実施する補充制御処理の主な処理内容について示すフローチャートである。かかる補充制御処理を説明しながら、上記商品収納装置21を備えた自動販売機において商品を補充する場合について説明する。
かかる補充制御処理において制御手段100は、管理者によりモード選択ボタン14が押下操作された場合(ステップS231:Yes)、補充指令が与えられたものとしてモータMを駆動させる(ステップS232)。
モード検出スイッチ6により所定の位置として「300°回転位置」が検出された場合(ステップS233:Yes)、制御手段100は、モータMを駆動停止にするとともに、施解錠機構3を駆動させて解錠状態にさせる(ステップS234,ステップS235)。これにより管理者は、外扉2を開移動することができる。
ここで「300°回転位置」では、すべての切替カム部材45の第3突片45a3,45b3,45c3,45d3が各商品ラック30における第1スライド板41の第1スライド当接部414及び第2スライド板42の第2スライド当接部424に当接してこれらを左方に移動させた後、係合姿勢に回動した補助カム部材46の先端部分462が第1スライド当接部414の第1スライド突部414a及び第2スライド当接部424の第2スライド突部424aに当接してこれら第1スライド板41及び第2スライド板42を基準位置から左方に向けて移動した状態に保持している。
このように第1スライド板41及び第2スライド板42を基準位置から左方に向けて移動した状態に保持されるので、取出機構50の第1ゲート部材51は、上方に向けて回動することが可能になる。
また、このように「300°回転位置」では、図73に示したように、ロックカム部材83のカム突出片832がリンク部材84に当接し、リンク部材84がリンクバネ部材843の付勢力に抗して時計回りに回転することで作用端部84aが規制ロック部材82の当接片823に当接して該規制ロック部材82を規制ロックバネ部材82aの付勢力に抗して右方に向けてスライド移動させる。これにより規制ロック部材82のロック片822は、規制開口811cの下方域から離脱することとなり、規制部材81は、上方から押圧された場合に、規制バネ部材813の付勢力に抗して規制軸部812の中心軸回りに下方に向けて回動可能であり、規制部材81の後端部81aが商品収納通路33c1から退避することが許容される。
そして、図81に示すように、前方側より商品収納通路33c1に補充商品を進入させる。図75を用いて説明したように、規制部材81は、前方から進入した商品に押圧された場合には、規制バネ部材813の付勢力に抗して規制軸部812の中心軸回りに下方に向けて回動することで、後端部81aが商品収納通路33c1から退避するものである。よって、補充商品は、起立姿勢の状態で商品収納通路33c1に進入させることが可能である。
このように起立姿勢で補充商品を商品収納通路33c1に進入させると、この補充商品のキャップ203aが第1ゲート部材51の第1先端部512における摺動部512aに当接して摺動することとなる。この場合において、第1ゲート部材51は、自身の摺動部512aが湾曲面を構成していることから、かかる補充商品に押圧されることで上方に向けて回動する。これにより第2ゲート部材52は、第1ゲート部材51の回動に応じて下方に回動する。
よって、進入された商品は、図82に示すように、第2ゲート部材52の第2先端部522に当接することとなるが、かかる第2ゲート部材52は、ロック部材43によりその回動が規制されているわけではないので、図83に示すように、コイルバネ部材55の付勢力に抗して上方に向けて回動し第2先端部522が商品収納通路33c1から退避する。よって、商品収納コラム33cの前方域から所定本数の商品を進入させて補充を行うことができる。
このようにして管理者により所定本数の商品の補充が行われた後に、管理者により解除ボタン15が押下操作された場合(ステップS236:Yes)、制御手段100は、施解錠機構3を駆動させて施錠状態にさせた後、解除指令をモータMに与えて駆動させる(ステップS237,ステップS238)。
そして、モード検出スイッチ6により所定位置、すなわち「待機位置」が検出された場合(ステップS239:Yes)、制御手段100は、モータMを駆動停止にさせ(ステップS240)、その後に手順をリターンさせて今回の処理を終了する。
以上説明したように本発明の実施の形態2である商品収納装置21においては、第1スライド板41が常態においては基準位置に位置して第1ゲート部材51が商品収納通路33c1から退避することを規制するので、商品収納コラム33cに収納された商品が取り出されることを抑制することができる。また、切替カム部材45が第1スライド板41を基準位置から移動させることで、第1ゲート部材51及び第2ゲート部材52をフリーな状態にすることができる。この場合に利用者により商品収納通路33c1の最前の商品が取り出されると、第1ゲート部材51は商品収納通路33c1から退避し、第2ゲート部材52は商品収納通路33c1に進出する。第2ゲート部材52が商品収納通路33c1に進出すると、ロック部材43が該第2ゲート部材52の第2係合片523の上方に移動することから第2ゲート部材52は商品収納通路33c1に進出した姿勢に保持される。これにより最前から2番目の商品が前方に向けて移動することが規制される。更に、切替カム部材45が第1スライド板41だけでなく第2スライド板42も基準位置から移動させることで、ロック部材43を第2ゲート部材52の第2係合片523の上方から離脱させることができ、これにより第1ゲート部材51を商品収納通路33c1に進出させ、第2ゲート部材52を商品収納通路33c1から退避させることができる。このように商品の取出操作を利用者に委ねることで従来の自動販売機のようにバケットやバケット駆動手段を用いる必要がなくコストを低減させることができる。しかも第1ゲート部材51が商品収納通路33c1から退避しても第2ゲート部材52が商品収納通路33c1に進出することで商品収納コラム33cから商品を1つずつ取り出させることができる。従って、コストの低減化を図りながら、商品収納コラム33cに収納された商品を1つずつ確実に取り出させることができる。
また、商品収納装置21における規制部材81が規制バネ部材813により付勢されて商品収納通路33c1に進出する場合には、最下流商品が起立姿勢のまま取り出されることを規制して前傾姿勢で取り出されることを許容するものであり、規制ロック部材82が、常態においては、規制部材81が規制バネ部材813の付勢力に抗して商品収納通路33c1から退避することを規制する一方、商品補充指令が与えられた場合(300°回転位置となる場合)には、規制部材81が規制バネ部材813の付勢力に抗して商品収納通路33c1から退避することを許容するものである。そのため、商品補充指令が与えられた場合にのみ規制部材81が商品収納通路33c1から退避することが許容され、それ以外の場合には規制部材81が商品収納通路33c1から退避することが規制される。よって、商品補充時以外には規制部材81が最下流商品が起立姿勢のまま取り出されることを規制して前傾姿勢で取り出されることを許容することとなり、商品の取出姿勢を確実に制御することができ、これにより利用者により任意の姿勢で取り出されることを抑制し、任意の姿勢で取り出されることにより誘発される故障等の発生を防止することができる。特にレール部材34の前端部431(下流側端部)が漸次下方に傾斜する態様で湾曲して成るものであることで、かかるレール部材34に吊り下げた状態で収納される商品も確実に前傾姿勢で取り出させることができる。
上記商品収納装置21においては、各商品収納コラム33cを構成するレール部材34が、商品のキャップ取付部2031を支持することにより該商品を起立姿勢に吊り下げた状態で商品収納通路33c1に収納させるので、胴体部がフラット形状等の異形容器に収容された商品についても商品詰まりを発生させずに良好に収納することができる。
上記商品収納装置21においては、規制手段60が商品の取出操作に応じて上方に向けて回動する1つの第1ゲート部材51の突部512bが収容域61aに進入した場合に、他の取出機構50における第1ゲート部材51の突部512bが該収容域61aに進入することを阻止して他の取出機構50における第1ゲート部材51の退行移動を規制する。これにより、1つの商品ラック30から複数の商品が取り出されることを確実に防止することができる。
上記商品収納装置21においては、商品を起立姿勢の状態で商品収納通路33c1に収納させるので、例えば特公昭50−27749号公報等に記載の従来技術のように商品を横倒姿勢で収納させ、かつキャップ203a側から商品を視認させている場合に比して、商品全体を利用者に視認させることができ、しかも利用者に購入商品を直接見て触れさせることができ、利用者に安心感を与えることができる。
商品収納装置21の取出機構50における第1ゲート部材51と第2ゲート部材52とは、共通のゲート軸部53の中心軸回りに回動可能となっており、しかもゲート軸部53は最前商品203の上方域に設けられている。これにより第1ゲート部材51の第1先端部512とゲート軸部53との距離、並びに第2ゲート部材52の第2先端522とゲート軸部53との距離を短くすることができ、第1ゲート部材51及び第2ゲート部材52の回動距離を十分に確保することができる。また、第1ゲート部材51は、商品収納通路33c1に進出した状態に保持されることが解除された場合において、商品収納通路33c1に進出した状態で自身の摺動部512aが商品収納通路33c1の前方側より進入した商品に摺動しながら押圧されたときには、商品収納通路33c1から退避して該商品の進入を許容するので、管理者は、両手を使わずに片手のみで商品補充を行うことが可能になり、作業効率を向上させることができる。
以上、本発明の好適な実施の形態1及び実施の形態2について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、種々の変更を行うことができる。
上述した実施の形態1では、缶用台座部37及び瓶用台座部39は、複数のローラ部材が回転可能に配設されることによって構成されていたが、本発明においては、台座部は、缶入り飲料の商品や瓶入り飲料の商品を載置することができれば良く、ビード台により構成されるものであっても良い。
上述した実施の形態1では、缶用商品ラック30a及び瓶用商品ラック30bを構成する缶用案内部材36及び瓶用案内部材38には、左側縁端部3812aや右側縁端部が形成されていたが、本発明においては、対象商品を吊り下げる必要がないため、左側縁端部や右側縁端部は設けなくても良い。
上述した実施の形態1及び2では、1つの本体キャビネット1に1つの入力処理ユニット10が取り付けられて自動販売機を構成していたが、本発明においては、入力処理ユニットと、入力処理を備えていない複数の本体キャビネットとを通信可能に接続することで、1つの入力処理ユニットと複数の本体キャビネットとが接続して自動販売機を構成するようにしても構わない。これによっても利用者の希望商品を1つだけ販売することが可能であり、しかも多種多様の商品の販売が可能となる。
また、一つの商品ラック30に収納された商品は同一価格のものであってもよいが、これに限られず、一つの商品ラック30に収納された商品は、商品収納コラム33c毎に価格が異なっていてもよい。これによれば、一つの商品ラック30においても複数価格の商品を販売することが可能になり、自動販売機全体としてコンパクトでありながら販売商品のバリエーションを増やすことができる。
上述した実施の形態1及び2では、外扉2の窓部2aを介して本体キャビネット1の内部を視認することができるものであった。本発明においては、扉体(外扉2)だけに限られず、自動販売機本体(本体キャビネット)が透明な断熱ガラス材によって形成されることで、該自動販売機本体に窓部が形成されても良い。これによれば、扉体にだけに限られず、自動販売機本体の窓部を介して内部を視認することができる。