JP5770059B2 - テープ搬送装置を備えた射出成形機 - Google Patents
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Description
フープ送り装置には金属製のテープのたるみを監視するセンサが取り付けられており、テープの搬送に異常が無いか検出することができる(特許文献3)。
以上のようにリール上のテープの残量を正確に把握することは、円滑な生産を行なったり作業者の負担を減らす上で重要である。従来、リールの交換時期はリールに巻かれたテープの量を目視して確認することもできたが、その量からテープが無くなる時期を正確に把握することはできなかった。また、上述した従来のたるみ監視用センサではテープの搬送に異常が発生したことがわかるのみであったため、リールの交換時期を前もって確認する手段としては使用することができなかった。
請求項2に係る発明は、サイクル時間に前記残成形サイクル数を乗じることによってテープが無くなるまでの残時間を求める残時間算出部を備え、
前記表示部に少なくとも前記残時間を表示することを特徴とする請求項1に記載のテープ搬送装置を備えた射出成形機である。
請求項3に係る発明は、前記テープの残量があらかじめ設定された残量未満になった場合には警告を発生することを特徴とする請求項1または2のいずれか1つに記載のテープ搬送装置を備えた射出成形機である。
請求項4に係る発明は、前記テープの残量があらかじめ設定された残量未満になった場合には成形運転を停止することを特徴とする請求項1または2のいずれか1つに記載のテープ搬送装置を備えた射出成形機である。
本発明は、テープが巻かれたリールとテープを搬送するテープ搬送装置を備えた射出成形機において、リール上のテープ使用量、テープ残量、テープが無くなるまでのショット数や時間を画面上に表示するとともに、テープの残量が少なくなった場合には警告を出力したり、機械の運転モードを自動的に停止モードに切り替えることを特徴とするテープ搬送装置を備えた射出成形機に関する発明である。
射出部Miを説明する。射出シリンダ1の先端にはノズル2が取り付けられ、射出シリンダ1内には、スクリュ3が挿通されている。射出装置5内にはスクリュ3を射出シリンダ1内で前後進および軸周りに回転させる駆動機構などが設けられている。符号4は射出シリンダ1に樹脂を供給するホッパである。
トグルリンク機構34は、型開閉用モータM1によって駆動されるボールねじ軸38に取り付けられたクロスヘッド39を進退させることによって、トグルリンク機構34を作動させることができる。この場合、クロスヘッド39を前進(図における右方向に移動)させると、可動プラテン30が前進させられて型閉じおよび型締めが行われる。
サーボCPU15には、位置ループ,速度ループ,電流ループの処理を行うサーボ制御専用の制御プログラムを格納したROM13とデータの一時記憶に用いられるRAM14が接続されている。サーボCPU15には、サーボCPU15からの指令に基づいて型開閉用モータM1,テープ搬送用モータM2を駆動するサーボアンプ11,12が接続され、各サーボモータM1,M2に取り付けられた位置・速度検出器P1,P2からの出力がサーボCPU15に帰還されるようになっている。各サーボモータM1,M2の回転位置は、位置・速度検出器P1,P2からの位置のフィードバック信号に基づいてサーボCPU15により算出され、各現在位置記憶レジスタに更新記憶される。
成形データ保存用RAM23は、不揮発性のメモリであって、射出成形作業に関する成形条件と各種設定値,パラメータ,マクロ変数等を記憶する成形データ保存用のメモリである。表示装置/MDI(手動データ入力装置)25は表示回路24を介してバス16に接続され、機能メニューの選択および各種データ(テープ初期長さ、1成形サイクルあたりのテープの搬送量、1成形サイクルあたりの時間(サイクル時間))の入力操作等が行える。数値データ入力用のテンキーおよび各種のファンクションキー等が設けられている。なお、表示装置としては、LCD(液晶表示装置)、CRT、その他の表示装置を用いたものでもよい。
型開きを行う場合、型開閉用モータM1を逆方向に駆動すると、ボールねじ軸38が逆方向に回転させられる。それに伴って、クロスヘッド39が後退し、トグルリンク機構34が屈曲する方向に作動し、可動プラテン30がリアプラテン31の方向に後退する。型開工程が完了すると、成形品を可動側金型35から押し出すエジェクタピン(図示せず)を突き出すためのエジェクタ前後進モータ(図示せず)が作動する。これによって、エジェクタピンが可動側金型35の内面から突きだされ、可動側金型35内の成形品は可動側金型35より突き出される。成形品は樹脂成形後、テープ搬送用モータM2を駆動することにより間欠的に搬送される。これによって、次回の成形サイクルにおいて金属テープ42の成形前の部分が可動側金型35と固定側金型36の間に位置することになる。
作業者はリールの交換が行われたら前記の積算量をリセットし、新しいリールで搬送量の積算を再開することができる。
図2では、積算搬送量(実績値)は4500(mm)、テープ初期長さは5000(mm)、残量は500(mm)、搬送量(1サイクル)は25(mm)、残サイクル数は20ショット、サイクル時間(実績値)は10秒、残時間は200(秒)、テープ終了警告は300(mm)前が表示されている。残量が500(mm)でありテープ終了警告前の残量であるので、この表示状態の場合にはテープ終了警告はなされていない。
図3は本発明の実施形態に係る処理のアルゴリズムを示すフローチャートである。このフローチャートはテープ残量を表示するための処理である。以下、各ステップに従って説明する。
●[ステップSA01]リール交換か否か判断し、リール交換の場合(YESの場合)にはステップSA02へ移行し、リール交換ではない場合(NOの場合)にはステップSA03へ移行する。
●[ステップSA02]テープ搬送量の積算値(Fa)を0に初期化し、ステップSA01にも戻り処理を継続する。
●[ステップSA03]テープ搬送用サーボモータは駆動中か否か判断し、駆動中の場合(YESの場合)にはステップSA04へ移行し、駆動中ではない場合(NOの場合)には駆動中になるまで待って、ステップSA04へ移行する。
●[ステップSA04]テープ搬送量Fを読み込む。
●[ステップSA05]テープ搬送量の積算値(Fa)にステップSA04で読み込んだ搬送量(F)を加算した値に、テープ搬送量の積算値(Fa)を更新する。
●[ステップSA06]テープ残量(Fr)をテープ初期量(Fi)からテープ搬送量の積算値(Fa)を減じることにより算出する。
●[ステップSA07]テープ残量(Fr)を表示し、ステップSA01に戻り処理を継続する。
●[ステップSB01]リール交換か否か判断し、リール交換の場合(YESの場合)にはステップSB02へ移行し、リール交換ではない場合(NOの場合)にはステップSB03へ移行する。
●[ステップSB02]テープ搬送量の積算値(Fa)を0に初期化し、ステップSB01にも戻り処理を継続する。
●[ステップSB03]テープ搬送用サーボモータは駆動中か否か判断し、駆動中の場合(YESの場合)にはステップSB04へ移行し、駆動中ではない場合(NOの場合)には駆動中になるまで待って、ステップSB04へ移行する。
●[ステップSB04]テープ搬送量Fを読み込む。
●[ステップSB05]テープ搬送量の積算値(Fa)にステップSB04で読み込んだ搬送量(F)を加算した値に、テープ搬送量の積算値(Fa)を更新する。
●[ステップSB06]テープ残量(Fr)をテープ初期量(Fi)からテープ搬送量の積算値(Fa)を減じることにより算出する。
●[ステップSB07]テープ残量(Fr)を1サイクルあたりの搬送量で除することにより残成形サイクル数を算出する。
●[ステップSB08]残成形サイクル数を表示し、ステップSB01に戻り処理を継続する。
●[ステップSC01]リール交換か否か判断し、リール交換の場合(YESの場合)にはステップSC02へ移行し、リール交換ではない場合(NOの場合)にはステップSC03へ移行する。
●[ステップSC02]テープ搬送量の積算値(Fa)を0に初期化し、ステップSC01にも戻り処理を継続する。
●[ステップSC03]テープ搬送用サーボモータは駆動中か否か判断し、駆動中の場合(YESの場合)にはステップSC04へ移行し、駆動中ではない場合(NOの場合)には駆動中になるまで待って、ステップSC04へ移行する。
●[ステップSC04]テープ搬送量Fを読み込む。
●[ステップSC05]テープ搬送量の積算値(Fa)にステップSC04で読み込んだ搬送量(F)を加算した値に、テープ搬送量の積算値(Fa)を更新する。
●[ステップSC06]テープ残量(Fr)をテープ初期量(Fi)からテープ搬送量の積算値(Fa)を減じることにより算出する。
●[ステップSC07]テープ残量(Fr)を表示する。
●[ステップSC08]テープ残量(Fr)がテープ終了警告量(Fw)より小さいか否か判断し、小さい場合(YESの場合)にはステップSC09へ移行し、小さくない場合(NOの場合)にはステップSC01へ戻り、処理を継続する。
●[ステップSC09]警告処理を実行し、ステップSC01に戻り処理を継続する。
●[ステップSD01]リール交換か否か判断し、リール交換の場合(YESの場合)にはステップSD02へ移行し、リール交換ではない場合(NOの場合)にはステップSD03へ移行する。
●[ステップSD02]テープ搬送量の積算値(Fa)を0に初期化し、ステップSD01にも戻り処理を継続する。
●[ステップSD03]テープ搬送用サーボモータは駆動中か否か判断し、駆動中の場合(YESの場合)にはステップSD04へ移行し、駆動中ではない場合(NOの場合)には駆動中になるまで待って、ステップSD04へ移行する。
●[ステップSD04]テープ搬送量Fを読み込む。
●[ステップSD05]テープ搬送量の積算値(Fa)にステップSD04で読み込んだ搬送量(F)を加算した値に、テープ搬送量の積算値(Fa)を更新する。
●[ステップSD06]テープ残量(Fr)をテープ初期量(Fi)からテープ搬送量の積算値(Fa)を減じることにより算出する。
●[ステップSD07]テープ残量(Fr)を表示する。
●[ステップSD08]テープ残量(Fr)がテープ終了警告量(Fw)より小さいか否か判断し、小さい場合(YESの場合)にはステップSD09へ移行し、小さくない場合(NOの場合)にはステップSD01へ戻り、処理を継続する。
●[ステップSD09]成形運転停止処理を実行し、処理を終了する。
2 ノズル
3 スクリュ
4 ホッパ
5 射出装置
10 制御装置
11 サーボアンプ
12 サーボアンプ
13 ROM
14 RAM
15 サーボCPU
16 バス
17 PMCCPU
18 ROM
19 RAM
20 CNCCPU
21 ROM
22 RAM
23 成形データ保存用RAM
24 表示回路
25 表示装置/MDI(手動データ入力装置)
30 可動プラテン
31 リアプラテン
32 タイバ
33 固定プラテン
34 トグルリンク機構
35 可動側金型
36 固定側金型
37 プーリ
38 ボールねじ軸
39 クロスヘッド
40 金属テープ供給用リール
41成形品回収用リール
42 金属テープ
M 射出成形機
Mc 型締部
Mi 射出部
M1 型開閉用モータ
M2 テープ搬送用モータ
P1,P2 位置・速度検出器
Claims (4)
- リールに巻かれたテープと該テープを成形サイクル毎に金型間に搬送するテープ搬送装置を備えた射出成形機において、
前記リールに最初に巻かれていたテープの初期長さを入力する入力部と、
前記搬送手段によって搬送されたテープの搬送量を積算して積算値を求める積算部と、
前記リールが交換されると前記積算値をリセットするリセット部と、
前記初期長さと前記積算値との差からテープの残量を算出する残量算出部と、
前記テープの残量を1成形サイクル分のテープ搬送量で除した値をテープが無くなるまでの残成形サイクル数として算出する残成形サイクル数算出部と、
前記残成形サイクル数を表示する表示部と、
を備えたことを特徴とするテープ搬送装置を備えた射出成形機。 - サイクル時間に前記残成形サイクル数を乗じることによってテープが無くなるまでの残時間を求める残時間算出部を備え、
前記表示部に少なくとも前記残時間を表示することを特徴とする請求項1に記載のテープ搬送装置を備えた射出成形機。 - 前記テープの残量があらかじめ設定された残量未満になった場合には警告を発生することを特徴とする請求項1または2のいずれか1つに記載のテープ搬送装置を備えた射出成形機。
- 前記テープの残量があらかじめ設定された残量未満になった場合には成形運転を停止することを特徴とする請求項1または2のいずれか1つに記載のテープ搬送装置を備えた射出成形機。
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