JP5771967B2 - 反射防止フィルム - Google Patents
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Description
第1の発明の反射防止フィルムは、透明基材フィルム上に低屈折率層が直接積層されている。そして、前記低屈折率層は、(a)多官能(メタ)アクリレート、(b)中空シリカ微粒子及び(c)π共役系導電性高分子とドーパントからなる複合体を含有する低屈折率層用塗液の硬化物である。該低屈折率層用塗液は、(a)多官能(メタ)アクリレート100質量部あたり、(b)中空シリカ微粒子40〜250質量部及び(c)π共役系導電性高分子とドーパントからなる複合体1〜25質量部を含むとともに、(c)π共役系導電性高分子とドーパントからなる複合体中のπ共役系導電性高分子とドーパントの質量比が1:1〜1:5に設定されている。
また、前記ドーパントがポリアニオンであることから、より少ない含有量で良好な導電性を発現することができる。
本実施形態の反射防止フィルムは、透明基材フィルム上に低屈折率層が直接積層されて構成されている。そして、低屈折率層は、(a)多官能(メタ)アクリレート、(b)中空シリカ微粒子及び(c)疎水化処理されていないπ共役系導電性高分子とドーパントからなる複合体を含有する低屈折率層用塗液の硬化物(硬化膜)である。低屈折率層用塗液は、(a)多官能(メタ)アクリレート100質量部あたり、(b)中空シリカ微粒子40〜250質量部及び(c)π共役系導電性高分子とドーパントからなる複合体1〜25質量部を含むとともに、前記(c)複合体中のπ共役系導電性高分子とドーパントの質量比が1:1〜1:5に設定されている。
<透明基材フィルム>
反射防止フィルムに用いられる透明基材フィルムは透明性を有している限り特に制限されないが、光の反射を抑えるため屈折率(n)が1.55〜1.70の範囲内のものが好ましい。そのような透明基材フィルムを形成する材料としては、例えばポリエチレンテレフタレート(PET、n=1.65)等のポリエステル、ポリカーボネート(PC、n=1.59)、ポリアリレート(PAR、n=1.60)及びポリエーテルスルフォン(PES、n=1.65)等が好ましい。これらのうち、ポリエステルフィルム特にポリエチレンテレフタレートフィルムが成形の容易性の点で好ましい。
<低屈折率層>
低屈折率層は、(a)多官能(メタ)アクリレート、(b)中空シリカ微粒子及び(c)π共役系導電性高分子とドーパントからなる複合体(導電性高分子、錯体)を含有する低屈折率層用塗液の硬化物である。低屈折率層の厚みは、kλ/4とすることが光の干渉作用により表面反射が減少し、透過率が向上するため好ましい。ここで、λは光の波長400〜650nm、kは1又は3を表す。このように低屈折率層の厚みをkλ/4とすることで反射防止の効果をより高めることができる。この場合、kが1のときには、反射防止性能(視感度反射率)が向上し、kが3のときには耐擦傷性が向上する。
〔多官能(メタ)アクリレート〕
前記多官能(メタ)アクリレートは、紫外線や電子線のような活性エネルギー線を照射することにより、硬化反応を生じる樹脂であり、その種類は特に制限されない。塗膜の強度や耐擦傷性を向上させるという観点から、単官能(メタ)アクリレートではなく、多官能(メタ)アクリレートが用いられる。ここで、単官能(メタ)アクリレートとは、分子内に1個のアクリロイル基(CH2=CHCO−)又はメタクリロイル基(CH2=C(CH3)CO−)を有する樹脂を示し、多官能(メタ)アクリレートとは分子内に2個以上のアクリロイル基又はメタクリロイル基を有する樹脂を示す。
(中空シリカ微粒子)
前記中空シリカ微粒子は、シリカ(二酸化珪素、SiO2)がほぼ球状に形成され、その外殻内に中空部を有する微粒子である。中空シリカ微粒子の平均粒子径は好ましくは10〜100nm、より好ましくは20〜60nmである。中空シリカ微粒子の平均粒子径が10nmより小さい場合、中空シリカ微粒子の製造が難しくなって好ましくない。一方、平均粒子径が100nmより大きい場合、低屈折率層における光の散乱が大きくなり、薄膜においては反射が大きくなり、反射防止機能が低下する。
(π共役系導電性高分子とドーパントからなる複合体)
π共役系導電性高分子とドーパントからなる複合体とは、π共役系導電性高分子をドーパントによりドーピングしたものを示す。その屈折率はおよそ1.5である。π共役系導電性高分子を単独で用いても導電性は発現されないが、ドーパントによりドーピングすることによって、π共役系導電性高分子上を自由に動くことが可能な電子が生じ、導電性が得られるようになる。
(希釈溶剤)
前記低屈折率層用塗液には任意の溶媒を用いることができる。溶媒として具体的には、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、ブタノール、イソブチルアルコール、メチルグリコール等のアルコール類、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン、メチルシクロヘキサノン、ジアセトンアルコール等のケトン類、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類、プロピレングリコールモノメチルエーテル、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン等のエーテル類が挙げられる。
(その他の成分)
また、本発明の効果を損なわない範囲において、その他の成分を低屈折率層用塗液に添加することができる。そのようなその他の成分としては、例えば重合体、重合開始剤、重合禁止剤、酸化防止剤、分散剤、界面活性剤、光安定剤及びレベリング剤等の添加剤が挙げられる。
<低屈折率層の形成方法>
透明基材フィルムの表面に低屈折率層を形成する方法は特に制限されないが、低屈折率層用塗液をロールコート法、スピンコート法、コイルバー法、ディップコート法、ダイコート法等の塗布方法により透明基材フィルムの表面に塗布した後、紫外線を照射する方法等が挙げられる。このような方法により、低屈折率層用塗液が硬化して硬化物が得られ、低屈折率層が形成される。低屈折率層用塗液の塗布方法としては、ロールコート法等の低屈折率層を連続的に形成できる方法が生産性の点より好ましい。
〔製造例1、変性中空シリカ微粒子(ゾル)の製造〕
第1工程として、平均粒子径5nm、シリカ(SiO2)濃度20%のシリカゾルと純水とを混合して反応母液を調製し、80℃に加温した。この反応母液のpHは10.5であり、同反応母液にSiO2として1.17%の珪酸ナトリウム水溶液と、アルミナ(Al2O3)として0.83%のアルミン酸ナトリウム水溶液とを同時に添加した。その間、反応液の温度を80℃に保持した。反応液のpHは、珪酸ナトリウム及びアルミン酸ナトリウムの添加直後12.5に上昇し、その後ほとんど変化しなかった。添加終了後、反応液を室温まで冷却し、限外濾過膜で洗浄して固形分濃度20%のSiO2・Al2O3一次粒子分散液(核粒子分散液)を調製した。
〔製造例2、低屈折率層用塗液の調製〕
(製造例2−1、低屈折率層用塗液(L−1)の調製)
(a)ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート〔日本化薬(株)製、商品名:DPHA、6官能アクリレート〕を100部、(b)前記製造例1で得られた変性中空シリカ微粒子ゾルを固形分換算で150部、(c)ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)/ポリスチレンスルホン酸=1/2.5の複合体を固形分換算で1部、光重合開始剤〔チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製、商品名:イルガキュア907〕を12.5部及びイソプロピルアルコールを4308部混合して低屈折率層用塗液L−1を調製した。
(製造例2−2、低屈折率層用塗液(L−2)の調製)
(a)UV7600B〔日本合成化学工業(株)製、商品名:紫光UV7600B、6官能ウレタンアクリレート〕を100部、(b)前記製造例1で得られた変性中空シリカ微粒子ゾルを固形分換算で150部、(c) ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)/ポリスチレンスルホン酸=1/2.5の複合体を固形分換算で2.5部、光重合開始剤〔チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製、商品名:イルガキュア907〕を12.5部及びイソプロピルアルコールを4188部混合して低屈折率層用塗液L−2を調製した。
(製造例2−3、低屈折率層用塗液(L−3)の調製)
(a)ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート〔日本化薬(株)製、商品名:DPHA、6官能アクリレート〕を100部、(b)前記製造例1で得られた変性中空シリカ微粒子ゾルを固形分換算で150部、(c)ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)/ポリスチレンスルホン酸=1/2.5の複合体を固形分換算で5部、光重合開始剤〔チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製、商品名:イルガキュア907〕を12.5部及びイソプロピルアルコールを3988部混合して低屈折率層用塗液L−3を調製した。
(製造例2−4、低屈折率層用塗液(L−4)の調製)
(a)UV7600B〔日本合成化学工業(株)製、商品名:紫光UV7600B、6官能ウレタンアクリレート〕を100部、(b)前記製造例1で得られた変性中空シリカ微粒子ゾルを固形分換算で150部、(c) ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)/ポリスチレンスルホン酸=1/2.5の複合体を固形分換算で7.5部、光重合開始剤〔チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製、商品名:イルガキュア907〕を12.5部及びイソプロピルアルコールを3788部混合して低屈折率層用塗液L−4を調製した。
(製造例2−5、低屈折率層用塗液(L−5)の調製)
(a)ペンタエリスリトールトリアクリレート〔共栄社化学(株)製、商品名:ライトアクリレートPE−3A、3官能アクリレート〕を100部、(b)前記製造例1で得られた変性中空シリカ微粒子ゾルを固形分換算で150部、(c) ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)/ポリスチレンスルホン酸=1/2.5の複合体を固形分換算で10部、光重合開始剤〔チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製、商品名:イルガキュア907〕を12.5部及びイソプロピルアルコールを3588部混合して低屈折率層用塗液L−5を調製した。
(製造例2−6、低屈折率層用塗液(L−6)の調製)
(a)ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート〔日本化薬(株)製、商品名:DPHA、6官能アクリレート〕を100部、(b)前記製造例1で得られた変性中空シリカ微粒子ゾルを固形分換算で150部、(c) ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)/ポリスチレンスルホン酸=1/2.5の複合体を固形分換算で12.5部、光重合開始剤〔チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製、商品名:イルガキュア907〕を12.5部及びイソプロピルアルコールを3388部混合して低屈折率層用塗液L−6を調製した。
(製造例2−7、低屈折率層用塗液(L−7)の調製)
(a)UV7600B〔日本合成化学工業(株)製、商品名:紫光UV7600B、6官能ウレタンアクリレート〕を100部、(b)前記製造例1で得られた変性中空シリカ微粒子ゾルを固形分換算で150部、(c) ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)/ポリスチレンスルホン酸=1/2.5の複合体を固形分換算で25部、光重合開始剤〔チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製、商品名:イルガキュア907〕を12.5部及びイソプロピルアルコールを2388部混合して低屈折率層用塗液L−7を調製した。
(製造例2−8、低屈折率層用塗液(L−8)の調製)
(a)1,10-ジアクリロイルオキシ-2,9-ジヒドロキシ-4,4,5,5,6,6,7,7,-オクタフルオロデカン〔OD2H2A〕を100部、(b) 前記製造例1で得られた変性中空シリカ微粒子ゾルを固形分換算で150部、(c)ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)/ポリスチレンスルホン酸=1/2.5の複合体を固形分換算で12.5部、光重合開始剤〔チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製、商品名:イルガキュア907〕を12.5部及びイソプロピルアルコールを3388部混合して低屈折率層用塗液L−8を調製した。
(製造例2−9、低屈折率層用塗液(L−9)の調製)
(a)UV7600B〔日本合成化学工業(株)製、商品名:紫光UV7600B、6官能ウレタンアクリレート〕を100部、(b)前記製造例1で得られた変性中空シリカ微粒子ゾルを固形分換算で233部、(c)ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)/ポリスチレンスルホン酸=1/2.5の複合体を固形分換算で10部、光重合開始剤〔チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製、商品名:イルガキュア907〕を16.7部及びイソプロピルアルコールを4911部混合して低屈折率層用塗液L−9を調製した。
(製造例2−10、低屈折率層用塗液(L−10)の調製)
(a)ペンタエリスリトールトリアクリレート〔共栄社化学(株)製、商品名:ライトアクリレートPE−3A、3官能アクリレート〕を100部、(b)前記製造例1で得られた変性中空シリカ微粒子ゾルを固形分換算で100部、(c) ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)/ポリスチレンスルホン酸=1/2.5の複合体を固形分換算で6部、光重合開始剤〔チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製、商品名:イルガキュア907〕を10部及びイソプロピルアルコールを3110部混合して低屈折率層用塗液L−10を調製した。
(製造例2−11、低屈折率層用塗液(L−11)の調製)
(a)ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート〔日本化薬(株)製、商品名:DPHA、6官能アクリレート〕を100部、(b)前記製造例1で得られた変性中空シリカ微粒子ゾルを固形分換算で67部、(c) ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)/ポリスチレンスルホン酸=1/2.5の複合体を固形分換算で5部、光重合開始剤〔チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製、商品名:イルガキュア907〕を8.4部及びイソプロピルアルコールを2664部混合して低屈折率層用塗液L−11を調製した。
(製造例2−12、低屈折率層用塗液(L−12)の調製)
(a)UV7600B〔日本合成化学工業(株)製、商品名:紫光UV7600B、6官能ウレタンアクリレート〕を100部、(b)前記製造例1で得られた変性中空シリカ微粒子ゾルを固形分換算で43部、(c) ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)/ポリスチレンスルホン酸=1/2.5の複合体を固形分換算で4.3部、光重合開始剤〔チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製、商品名:イルガキュア907〕を7.2部及びイソプロピルアルコールを2337部混合して低屈折率層用塗液L−12を調製した。
(製造例2−13、低屈折率層用塗液(L−13)の調製)
(a)UV7600B〔日本合成化学工業(株)製、商品名:紫光UV7600B、6官能ウレタンアクリレート〕を100部、(b)前記製造例1で得られた変性中空シリカ微粒子ゾルを固形分換算で150部、(c)ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)/ポリスチレンスルホン酸=1/1の複合体を固形分換算で5部、光重合開始剤〔チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製、商品名:イルガキュア907〕を12.5部及びイソプロピルアルコールを3988部混合して低屈折率層用塗液L−13を調製した。
(製造例2−14、低屈折率層用塗液(L−14)の調製)
(a)ペンタエリスリトールトリアクリレート〔共栄社化学(株)製、商品名:ライトアクリレートPE−3A、3官能アクリレート〕を100部、(b)前記製造例1で得られた変性中空シリカ微粒子ゾルを固形分換算で150部、(c)ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)/ポリスチレンスルホン酸=1/5の複合体を固形分換算で5部、光重合開始剤〔チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製、商品名:イルガキュア907〕を12.5部及びイソプロピルアルコールを3988部混合して低屈折率層用塗液L−14を調製した。
(製造例2−15、低屈折率層用塗液(L−15)の調製)
(a)UV7600B〔日本合成化学工業(株)製、商品名:紫光UV7600B、6官能ウレタンアクリレート〕を100部、(b)前記製造例1で得られた変性中空シリカ微粒子ゾルを固形分換算で150部、(c) ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン/ポリビニルスルホン酸=1/2.5の複合体を固形分換算で2.5部、光重合開始剤〔チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製、商品名:イルガキュア907〕を12.5部及びイソプロピルアルコールを4188部混合して低屈折率層用塗液L−15を調製した。
(製造例2−16、低屈折率層用塗液(L−16)の調製)
(a) ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート〔日本化薬(株)製、商品名:DPHA、6官能アクリレート〕を100部、(b)前記製造例1で得られた変性中空シリカ微粒子ゾルを固形分換算で150部、(c) ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)/ポリアクリル酸エチルスルホン酸=1/2.5の複合体を固形分換算で7.5部、光重合開始剤〔チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製、商品名:イルガキュア907〕を12.5部及びイソプロピルアルコールを3788部混合して低屈折率層用塗液L−16を調製した。
(製造例2−17、低屈折率層用塗液(L−17)の調製)
(a)UV7600B〔日本合成化学工業(株)製、商品名:紫光UV7600B、6官能ウレタンアクリレート〕を100部、(b)前記製造例1で得られた変性中空シリカ微粒子ゾルを固形分換算で150部、(c) ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)/ポリアクリル酸エチルスルホン酸=1/2.5の複合体を固形分換算で25部、光重合開始剤〔チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製、商品名:イルガキュア907〕を12.5部及びイソプロピルアルコールを2388部混合して低屈折率層用塗液L−17を調製した。
(製造例2−18、低屈折率層用塗液(L−18)の調製)
(a)UV7600B〔日本合成化学工業(株)製、商品名:紫光UV7600B、6官能ウレタンアクリレート〕を100部、(b)前記製造例1で得られた変性中空シリカ微粒子ゾルを固形分換算で150部、(c) ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)/ポリチエニルメチルスルホン酸=1/2.5の複合体を固形分換算で5部、光重合開始剤〔チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製、商品名:イルガキュア907〕を12.5部及びイソプロピルアルコールを3988部混合して低屈折率層用塗液L−18を調製した。
(製造例2−19、低屈折率層用塗液(L−19)の調製)
(a)ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート〔日本化薬(株)製、商品名:DPHA、6官能アクリレート〕を100部、(b)前記製造例1で得られた変性中空シリカ微粒子ゾルを固形分換算で150部、(c)ポリ(3−メチルチオフェン)/ポリスチレンスルホン酸=1/2.5の複合体を固形分換算で1部、光重合開始剤〔チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製、商品名:イルガキュア907〕を12.5部及びイソプロピルアルコールを4308部混合して低屈折率層用塗液L−19を調製した。
(製造例2−20、低屈折率層用塗液(L−20)の調製)
(a)ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート〔日本化薬(株)製、商品名:DPHA、6官能アクリレート〕を100部、(b)前記製造例1で得られた変性中空シリカ微粒子ゾルを固形分換算で150部、(c)ポリ(3−ヘキシルオキシチオフェン)/ポリスチレンスルホン酸=1/2.5の複合体を固形分換算で5部、光重合開始剤〔チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製、商品名:イルガキュア907〕を12.5部及びイソプロピルアルコールを3988部混合して低屈折率層用塗液L−20を調製した。
(製造例2−21、低屈折率層用塗液(L−21)の調製)
(a)ペンタエリスリトールトリアクリレート〔共栄社化学(株)製、商品名:ライトアクリレートPE−3A、3官能アクリレート〕を100部、(b)前記製造例1で得られた変性中空シリカ微粒子ゾルを固形分換算で150部、(c) ポリ(3−メチル−4メトキシチオフェン)/ポリスチレンスルホン酸=1/2.5の複合体を固形分換算で10部、光重合開始剤〔チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製、商品名:イルガキュア907〕を12.5部及びイソプロピルアルコールを3588部混合して低屈折率層用塗液L−21を調製した。
(製造例2−22、低屈折率層用塗液(L−22)の調製)
(a)1,10-ジアクリロイルオキシ-2,9-ジヒドロキシ-4,4,5,5,6,6,7,7,-オクタフルオロデカン〔OD2H2A〕を100部、(b) 前記製造例1で得られた変性中空シリカ微粒子ゾルを固形分換算で150部、(c)ポリ(3−メチル−4メトキシチオフェン)/ポリスチレンスルホン酸=1/2.5の複合体を固形分換算で12.5部、光重合開始剤〔チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製、商品名:イルガキュア907〕を12.5部及びイソプロピルアルコールを3388部混合して低屈折率層用塗液L−22 を調製した。
(製造例2−23、低屈折率層用塗液(L−23)の調製)
(a)ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート〔日本化薬(株)製、商品名:DPHA、6官能アクリレート〕を100部、(b)前記製造例1で得られた変性中空シリカ微粒子ゾルを固形分換算で150部、(c) ポリ(3―ヘキシルオキシチオフェン)/ポリアクリル酸エチルスルホン酸=1/2.5の複合体を固形分換算で12.5部、光重合開始剤〔チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製、商品名:イルガキュア907〕を12.5部及びイソプロピルアルコールを3388部混合して低屈折率層用塗液L−23を調製した。
(製造例2−24、低屈折率層用塗液(L−24)の調製)
(a)UV7600B〔日本合成化学工業(株)製、商品名:紫光UV7600B、6官能ウレタンアクリレート〕を100部、(b)前記製造例1で得られた変性中空シリカ微粒子ゾルを固形分換算で150部、(c)ポリ(2―メチルアニリン)/ポリスチレンスルホン酸=1/2.5の複合体を固形分換算で5部、光重合開始剤〔チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製、商品名:イルガキュア907〕を12.5部及びイソプロピルアルコールを3988部混合して低屈折率層用塗液L−24を調製した。
(製造例2−25、低屈折率層用塗液(L−25)の調製)
(a)ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート〔日本化薬(株)製、商品名:DPHA、6官能アクリレート〕を100部、(b)前記製造例1で得られた変性中空シリカ微粒子ゾルを固形分換算で150部、(c)ポリ(3―イソブチルアニリン)/ポリスチレンスルホン酸=1/2.5の複合体を固形分換算で5部、光重合開始剤〔チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製、商品名:イルガキュア907〕を12.5部及びイソプロピルアルコールを3988部混合して低屈折率層用塗液L−25を調製した。
(製造例2−26、低屈折率層用塗液(L−26)の調製)
(a)ペンタエリスリトールトリアクリレート〔共栄社化学(株)製、商品名:ライトアクリレートPE−3A、3官能アクリレート〕を100部、(b)前記製造例1で得られた変性中空シリカ微粒子ゾルを固形分換算で150部、(c)ポリ(3―ブチルピロール)/ポリスチレンスルホン酸=1/2.5の複合体を固形分換算で5部、光重合開始剤〔チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製、商品名:イルガキュア907〕を12.5部及びイソプロピルアルコールを3988部混合して低屈折率層用塗液L−26を調製した。
(製造例2−27、低屈折率層用塗液(L−27)の調製)
(a)ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート〔日本化薬(株)製、商品名:DPHA、6官能アクリレート〕を100部、(b)前記製造例1で得られた変性中空シリカ微粒子ゾルを固形分換算で150部、(c)ポリ(3―メチル−4−ヘキシルオキシピロール)/ポリスチレンスルホン酸=1/2.5の複合体を固形分換算で5部、光重合開始剤〔チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製、商品名:イルガキュア907〕を12.5部及びイソプロピルアルコールを3988部混合して低屈折率層用塗液L−27を調製した。
(製造例2−28、低屈折率層用塗液(L−28)の調製)
(a)ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート〔日本化薬(株)製、商品名:DPHA、6官能アクリレート〕を100部、(b)前記製造例1で得られた変性中空シリカ微粒子ゾルを固形分換算で150部、(c)ポリ(オキシ−1,4−フェニレン)/ポリスチレンスルホン酸=1/2.5の複合体を固形分換算で5部、光重合開始剤〔チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製、商品名:イルガキュア907〕を12.5部及びイソプロピルアルコールを3988部混合して低屈折率層用塗液L−28を調製した。
(製造例2−29、低屈折率層用塗液(L−29)の調製)
(a)ペンタエリスリトールトリアクリレート〔共栄社化学(株)製、商品名:ライトアクリレートPE−3A、3官能アクリレート〕を100部、(b)前記製造例1で得られた変性中空シリカ微粒子ゾルを固形分換算で150部、光重合開始剤〔チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製、商品名:イルガキュア907〕を12.5部及びイソプロピルアルコールを4388部混合して低屈折率層用塗液L−29を調製した。
(製造例2−30、低屈折率層用塗液(L−30)の調製)
(a)ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート〔日本化薬(株)製、商品名:DPHA、6官能アクリレート〕を100部、(b)前記製造例1で得られた変性中空シリカ微粒子ゾルを固形分換算で150部、(c) ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)/ポリスチレンスルホン酸=1/2.5の複合体を固形分換算で37.5部、光重合開始剤〔チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製、商品名:イルガキュア907〕を12.5部及びイソプロピルアルコールを1388部混合して低屈折率層用塗液L−30を調製した。
(製造例2−31、低屈折率層用塗液(L−31)の調製)
(a)ペンタエリスリトールトリアクリレート〔共栄社化学(株)製、商品名:ライトアクリレートPE−3A、3官能アクリレート〕を100部、(b)前記製造例1で得られた変性中空シリカ微粒子ゾルを固形分換算で25部、(c) ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)/ポリスチレンスルホン酸=1/2.5の複合体を固形分換算で3.8部、光重合開始剤〔チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製、商品名:イルガキュア907〕を6.3部及びイソプロピルアルコールを2090部混合して低屈折率層用塗液L−31を調製した。
(製造例2−32、低屈折率層用塗液(L−32)の調製)
(a)ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート〔日本化薬(株)製、商品名:DPHA、6官能アクリレート〕を100部、(b)前記製造例1で得られた変性中空シリカ微粒子ゾルを固形分換算で400部、(c) ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)/ポリスチレンスルホン酸=1/2.5の複合体を固形分換算で15部、光重合開始剤〔チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製、商品名:イルガキュア907〕を25部及びイソプロピルアルコールを7175部混合して低屈折率層用塗液L−32を調製した。
(製造例2−33、低屈折率層用塗液(L−33)の調製)
(a)UV7600B〔日本合成化学工業(株)製、商品名:紫光UV7600B、6官能ウレタンアクリレート〕を100部、(b)前記製造例1で得られた変性中空シリカ微粒子ゾルを固形分換算で150部、(c)ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)/ポリスチレンスルホン酸=1/0.5の複合体を固形分換算で5部、光重合開始剤〔チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製、商品名:イルガキュア907〕を12.5部及びイソプロピルアルコールを3988部混合して低屈折率層用塗液L−33を調製した。
(製造例2−34、低屈折率層用塗液(L−34)の調製)
(a)ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート〔日本化薬(株)製、商品名:DPHA、6官能アクリレート〕を100部、(b)前記製造例1で得られた変性中空シリカ微粒子ゾルを固形分換算で150部、(c)ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)/ポリスチレンスルホン酸=1/6.5の複合体を固形分換算で5部、光重合開始剤〔チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製、商品名:イルガキュア907〕を12.5部及びイソプロピルアルコールを3988部混合して低屈折率層用塗液L−34を調製した。
(実施例1−1)
厚み100μmのポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム〔東洋紡績(株)製、商品名:A4300〕の上に前記製造例2−1で調製した低屈折率層用塗液(L−1)を、光学膜厚がkλ/4(k:1、λ:550nm)になるようにグラビアコート法で塗布し、乾燥後、窒素雰囲気下で400mJ/cm2の出力にて紫外線を照射して硬化させることにより、反射防止フィルムを作製した。
(視感度反射率)
測定面の裏面反射を除くため、裏面をサンドペーパーで粗し、黒色塗料で塗り潰したものを分光光度計〔日本分光(株)製、商品名:U−best560〕により、光の波長380nm〜780nmの5°、−5°正反射スペクトルを測定した。得られる光の波長380nm〜780nmの分光反射率と、CIE標準イルミナントD65の相対分光分布を用いて、JIS Z8701で想定されているXYZ表色系における、反射による物体色の三刺激値Yを視感度反射率(%)とした。
(表面抵抗率)
デジタル絶縁計〔東亜DKK(株)製、商品名:SM−8220〕を用いて、反射防止フィルムの表面抵抗率(Ω/□)を測定した。なお、表1〜表3において、「RANGE OVER」は表面抵抗率が測定限界を超えるほど高くなったことを意味する。
(3)耐熱性
反射防止フィルムを80℃に設定された恒温槽の中に放置し、1000時間後に恒温槽から取り出して表面抵抗率を測定した。恒温槽に入れる前に測定した表面抵抗率と比較して、表面抵抗率の上昇が2桁以内に抑えられていれば○、表面抵抗率が3桁以上上昇した場合には×とした。
(4)耐擦傷性
(株)本光製作所製消しゴム摩耗試験機の先端に、#0000のスチールウールを固定し、2.5N(250gf)及び1N(100gf)の荷重をかけて、反射防止フィルム表面上を10回往復摩擦した後の表面の傷を目視で観察し、以下のA〜Eの6段階で評価した。
(実施例1−2〜実施例1−14)
実施例1−1において、低屈折率層用塗液(L−1)の代わりに、製造例2−2〜製造例2−14で調製した低屈折率層用塗液(L−2〜L−14)を用いた以外は実施例1−1と同様にして、反射防止フィルムを得た。得られた反射防止フィルムについて、視感度反射率、表面抵抗率、耐熱性及び耐擦傷性の評価を行い、それらの結果を表1に示した。
(実施例2−1〜実施例2−4)
実施例1−1において、低屈折率層用塗液(L−1)の代わりに、製造例2−15〜製造例2−18で調製した低屈折率層用塗液(L−15〜L−18)を用いた以外は実施例1−1と同様にして、反射防止フィルムを得た。得られた反射防止フィルムについて、視感度反射率、表面抵抗率、耐熱性及び耐擦傷性の評価を行い、それらの結果を表2に示した。
(実施例3−1〜実施例3−5)
実施例1−1において、低屈折率層用塗液(L−1)の代わりに、製造例2−19〜製造例2−23で調製した低屈折率層用塗液(L−19〜L−23)を用いた以外は実施例1−1と同様にして、反射防止フィルムを得た。得られた反射防止フィルムについて、視感度反射率、表面抵抗率、耐熱性及び耐擦傷性の評価を行い、それらの結果を表3に示した。
(参考例4−1〜参考例4−5)
実施例1−1において、低屈折率層用塗液(L−1)の代わりに、製造例2−24〜製造例2−28で調製した低屈折率層用塗液(L−24〜L−28)を用いた以外は実施例1−1と同様にして、反射防止フィルムを得た。得られた反射防止フィルムについて、視感度反射率、表面抵抗率、耐熱性及び耐擦傷性の評価を行い、それらの結果を表4に示した。
(比較例1−1〜比較例1−6)
実施例1−1において、低屈折率層用塗液(L−1)の代わりに、比較例1−1では製造例2−29で調製した低屈折率層用塗液(L−29)を用い、比較例1−2では製造例2−30で調製した低屈折率層用塗液(L−30)を用い、比較例1−3では製造例2−31で調製した低屈折率層用塗液(L−31)を用い、比較例1−4では製造例2−32で調製した低屈折率層用塗液(L−32)を用い、比較例1−5では製造例2−33で調製した低屈折率層用塗液(L−33)を用い、比較例1−6では製造例2−34で調製した低屈折率層用塗液(L−34)を用いた以外は実施例1−1と同様にして、反射防止フィルムを得た。得られた反射防止フィルムについて、視感度反射率、表面抵抗率、耐熱性及び耐擦傷性の評価を行い、それらの結果を表5に示した。
Claims (3)
- 透明基材フィルム上に低屈折率層が直接積層されて構成されている反射防止フィルムであって、
前記低屈折率層は、(a)多官能(メタ)アクリレート、(b)中空シリカ微粒子及び(c)疎水化処理されていないπ共役系導電性高分子とドーパントからなる複合体を含有し、(a)多官能(メタ)アクリレート100質量部あたり、(b)中空シリカ微粒子40〜250質量部及び(c)π共役系導電性高分子とドーパントからなる複合体1〜25質量部を含むとともに、(c)π共役系導電性高分子とドーパントからなる複合体中のπ共役系導電性高分子とドーパントの質量比が1:1〜1:5に設定された低屈折率層用塗液の硬化物であり、
前記π共役系導電性高分子がポリチオフェン類であり、
前記ドーパントがポリアニオンであることを特徴とする反射防止フィルム。 - 前記ポリチオフェン類がポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)であることを特徴とする請求項1に記載の反射防止フィルム。
- 前記ポリアニオンがポリスチレンスルホン酸であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の反射防止フィルム。
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