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JP5771976B2 - 画像処理装置、画像処理方法及びそのプログラム - Google Patents
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JP5771976B2 - 画像処理装置、画像処理方法及びそのプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法及びそのプログラム Download PDF

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Description

本発明は、画像処理装置、画像処理方法及びそのプログラムに関する。
従来、メモリーに圧縮された画像データが記憶され、解凍した画像データがRGB等の第1の色空間の画像データの場合は、CMYK等の第2の色空間の画像データに色変換して印刷エンジンに供給し、解凍した画像データが第2の色空間の画像データの場合は色変換することなく印刷エンジンに供給するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この装置では、RGBの画像データとCMYKの画像データの両方を処理することができ、印刷速度を高くすることができる。
特開2000−295485号公報
しかしながら、上述の装置では、第1の色空間から第2の色空間へ色変換する画像処理を行う場合、この変換時間がかかることがあった。この変換処理にかかる時間を短縮することが望まれていた。
本発明は、このような課題に鑑みなされたものであり、画像変換の処理時間をより短縮することができる画像処理装置、画像処理方法及びそのプログラムを提供することを主目的とする。
本発明は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の画像処理装置は、
第1の色空間の第1画像データと、前記第1の色空間と異なる色空間であり複数の基本色からなる第2の色空間の第2画像データと、の変換を行う画像処理装置であって、
前記第1の色空間の第1画像データを取得する画像データ取得手段と、
前記第1画像データの画素の色の連続数を取得する連続数取得手段と、
前記第2の色空間の第2画像データを生成するに際し、前記取得した前記第1画像データの画素値を前記第2の色空間の画素値へ変換し、該変換後の画素値を前記第2の色空間の基本色ごとの画像データに格納して前記第2画像データを生成すると共に、前記第1画像データにおいて色が連続する画素については、前記変換後の画素値と前記色の連続数とを前記基本色ごとに前記画像データに格納して前記第2画像データを生成するデータ生成手段と、
を備えたものである。
この画像処理装置では、第1の色空間の第1画像データを取得し、第1画像データの画素の色の連続数を取得し、第2の色空間の第2画像データを生成するに際し、第1画像データの画素値を第2の色空間の画素値へ変換し、この変換後の画素値を第2の色空間の基本色ごとの画像データに格納して第2画像データを生成すると共に、第1画像データにおいて色が連続する画素については、変換後の画素値と色の連続数とを基本色ごとに画像データに格納して第2画像データを生成する。このように、色空間を変換した画像データを生成するに際して、色が連続する画素については、連続数を用いて表現した画像データとするのである。したがって、画像変換の処理時間をより短縮することができる。ここで、データ生成手段は、前記第2画像データを生成するに際して、前記第1画像データにおいて色が連続する画素については、画素値の繰り返しコピーを行わないものとしてもよい。
本発明の画像処理装置において、前記データ生成手段は、前記色が連続する画素において色の画素値及び連続数が格納されない画素は空欄として前記第2画像データを生成するものとしてもよい。こうすれば、色が連続する画素については空欄の画素にすることによって、画像変換の処理時間をより短縮することができる。
本発明の画像処理装置において、前記連続数取得手段は、前記第1の色空間の第1画像データに格納された前記連続数を該第1画像データから取得するものとしてもよい。こうすれば、比較的容易に連続数を取得して画像変換の処理時間をより短縮することができる。
本発明の画像処理装置は、ベクターデータを取得し該取得したベクターデータからラスターデータである前記第1の色空間の第1画像データを生成すると共に、該ラスターデータの画素の色の連続数をカウントし該カウントした連続数を該第1画像データに格納する第1画像生成手段、を備えたものとしてもよい。こうすれば、全画素値が格納されたラスターデータの生成時に色の連続数をも記録するため、より効率よく連続数をカウントすることができる。
本発明の画像処理装置において、前記第1の色空間は、RGB色空間であり、前記第2の色空間は、CMYK色空間であるものとしてもよい。こうすれば、表示画像によく用いられるRGB色空間と、印刷画像によく用いられるCMYK色空間との色変換の際に画像変換の処理時間をより短縮することができる。
本発明の画像処理装置は、記録媒体上に画像を形成する画像形成装置へ前記生成した第2の色空間の第2画像データを出力する出力手段、を備えたものとしてもよい。こうすれば、色変換した画像データを画像形成装置で用いることができる。
本発明の画像処理方法は、
第1の色空間の第1画像データと、前記第1の色空間と異なる色空間であり複数の基本色からなる第2の色空間の第2画像データと、の変換を行う画像処理装置が実行する画像処理方法であって、
(a)前記第1の色空間の第1画像データを取得するステップと、
(b)前記第1画像データの画素の色の連続数を取得する連続数取得手段と、
(c)前記第2の色空間の第2画像データを生成するに際し、前記取得した前記第1画像データの画素値を前記第2の色空間の画素値へ変換し、該変換後の画素値を前記第2の色空間の基本色ごとの画像データに格納して前記第2画像データを生成すると共に、前記第1画像データにおいて色が連続する画素については、前記変換後の画素値と前記色の連続数とを前記基本色ごとに前記画像データに格納して前記第2画像データを生成するステップと、
を含むものである。
この画像処理方法では、上述した画像処理装置と同様に、色空間を変換した画像データを生成するに際して、色が連続する画素については、連続数を用いて表現した画像データとすることにより、画像変換の処理時間をより短縮することができる。なお、この画像処理方法において、上述した画像処理装置の種々の態様を採用してもよいし、また、上述した画像処理装置の各機能を実現するようなステップを追加してもよい。
本発明のプログラムは、上述した画像処理方法の各ステップを1又は複数のコンピューターに実現させるためのものである。このプログラムは、コンピューターが読み取り可能な記録媒体(例えばハードディスク、ROM、FD、CD、DVDなど)に記録されていてもよいし、伝送媒体(インターネットやLANなどの通信網)を介してあるコンピューターから別のコンピューターへ配信されてもよいし、その他どのような形で授受されてもよい。このプログラムを一つのコンピューターに実行させるか又は複数のコンピューターに各ステップを分担して実行させれば、上述した画像処理方法の各ステップが実行されるため、この画像処理方法と同様の作用効果が得られる。
プリンターシステム10の構成の概略の一例を示す構成図。 印刷データ変換処理ルーチンの一例を示すフローチャート。 RGB色空間の画像データに連続数を格納する処理の説明図。 CMYK色空間の画像データを生成し圧縮処理を実行する説明図。 プリンター20Bの構成の概略の一例を示す構成図。
次に、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。図1は、本実施形態であるプリンターシステム10の構成の概略の一例を示す構成図である。本実施形態のプリンターシステム10は、図1に示すように、印刷データの印刷処理を行う画像形成装置として機能するプリンター20と、プリンター20へデータ通信可能に接続され印刷データを出力する画像処理装置として機能するパソコン(PC)40とを備えている。
プリンター20は、図1に示すように、プリンター20の全体の制御を司るコントローラー21と、図示しないネットワークに接続された各機器とのデータの入出力を司るネットワークインターフェイス(I/F)26と、プリンター機構31及びプリンターASIC32を含んで構成されるプリンターユニット30と、を備えている。これら、コントローラー21、I/F26及びプリンターユニット30は、図示しないバスを介して互いにデータのやり取りが可能なように接続されている。
コントローラー21は、CPU22を中心とするマイクロプロセッサーとして構成されており、各種処理プログラムを記憶したフラッシュROM23と、一時的にデータを記憶したりデータを保存したりするRAM24とを備えている。このコントローラー21は、プリンターASIC32へ印刷指令信号を出力したり、プリンターASIC32から印刷動作信号を入力したりする。また、コントローラー21は、I/F26を介してPC40とデータのやり取りを行う。
プリンター機構31は、タンデム型で中間転写方式を採用したフルカラーの電子写真方式のプリンター機構として構成されている。このプリンター機構31は、イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラック(K)の各色の着色剤(トナー)を格納したトナーカートリッジ34Y,34M,34C,34Kと、図示しない露光器により形成された静電潜像をカートリッジ内に収容されたトナーで現像する現像ローラー35とを備えている。また、現像ローラ35の各トナー像が重なり合うよう一次転写される転写ベルト36と、用紙カートリッジ33から搬送された記録紙Sに転写ベルト36上の4色のトナー像を二次転写する転写ローラー37と、記録紙S上に転写された4色のトナー像を溶融し定着させる定着ローラー38とを備えている。
PC40は、ユーザーが使用する画像処理装置として構成されたパソコンである。このPC40は、装置全体の制御を司るコントローラー41と、各種アプリケーションプログラム(単にアプリケーションと称する)や各種データファイルを記憶する大容量メモリであるHDD45と、プリンター20などの外部機器とのデータの入出力を行うネットワークインターフェイス(I/F)46とを備えている。コントローラー41は、各種制御を実行するCPU42や各種制御プログラムを記憶するフラッシュROM43、データを一時記憶するRAM44などを備えている。また、PC40は、ユーザーが各種指令を入力するキーボード及びマウス等の入力装置47や、各種情報を表示するディスプレイ48などを備えている。このPC40は、ディスプレイ48に表示されたカーソル等をユーザーが入力装置47を介して入力操作するとその入力操作に応じた動作を実行する機能を有している。コントローラー41やHDD45、I/F46、入力装置47、ディスプレイ48などは、バス49によって電気的に接続され、各種制御信号やデータのやり取りができるよう構成されている。
このPC40のHDD45には、アプリケーションプログラムである第1アプリケーション12や、印刷データの生成を行う印刷ドライバー50などが格納されている。第1アプリケーション12は、例えば文書作成プログラムや、写真画像修正プログラム、表計算プログラムなどとしてもよく、ベクター形式の画像データの印刷処理を指令する機能を有している。印刷ドライバー50は、アプリケーション側から受けた印刷ジョブをプリンター20で直接印刷処理可能な印刷データへ変換してプリンター20側へ出力(送信)するプログラムである。この印刷ドライバー50は、レンダリング処理部51や、連続数計数部52、データ取得部53、連続数取得部54、データ生成部55、ルックアップテーブル(LUT)56、圧縮処理部57、データ出力部58などを有している。レンダリング処理部51は、アプリケーション側からベクターデータを取得し、取得したベクターデータからラスターデータであるRGB色空間(第1の色空間)の第1画像データを生成する機能を有している。連続数計数部52は、レンダリング処理部51で生成したラスターデータを用い、ラスターデータの画素の色の連続数をカウントし、カウントした連続数を第1画像データに格納する機能を有している。データ取得部53は、生成した第1画像データを入力する機能を有している。連続数取得部54は、第1画像に格納されている色の連続数を読み出す機能を有している。データ生成部55は、LUT56を利用してRGB色空間からCMYKの色空間の第2画像データに変換しプリンター20で印刷可能な印刷データを生成する機能を有している。LUT56は、RGB色空間の画素値とCMYKの色空間の画素値とが1対1で対応付けられている対応関係情報である。このLUT56は、3次元のRGB空間のR軸、G軸、B軸のそれぞれを所定のグリッド数で分割した格子点データを有しており、この格子点データには、RGBの値に対応するCMYKの値が対応付けられており、画像データに含まれる画素のRGB値とCMYK値との変換が可能である。このLUT56は、格子点の間のデータを周知の四面体補間処理を行うことによって、より格子点データの多いLUTに展開して利用される。圧縮処理部57は、データ生成部55により生成した第2画像データ(印刷データ)を所定の圧縮方式により圧縮処理する機能を有している。圧縮処理部57は、左右に隣り合う画素の値と上下行に隣り合う画素の値との関係に基づいてデータを圧縮する圧縮方式を採用している。データ出力部58は、圧縮処理された印刷データをI/F46を介してプリンター20へ送信する機能を有している。このレンダリング処理部51や、連続数計数部52、データ取得部53、連続数取得部54、データ生成部55、圧縮処理部57、データ出力部58は、それぞれ、プログラムとしてのレンダリング処理モジュール、連続数計数モジュール、データ取得モジュール、連続数取得モジュール、データ生成モジュール、圧縮処理モジュール、データ出力モジュールとして印刷ドライバー50に組み込まれている。そして、これらのモジュールがコントローラー41により実行されることによりそれぞれ上述した機能を発現するものとした。なお、例えば、印刷ジョブは、アプリケーションプログラムに応じたデータであって文字データなどのベクターデータを含むものとしてもよいし、印刷データは、プリンター20の各色の着色剤に応じたラスタデータなどとしてもよい。
次に、こうして構成された本実施形態のPC40の動作について、特に印刷対象である印刷ジョブを印刷データに変換してプリンター20に印刷させる処理について説明する。図2は、コントローラー41のCPU42により実行される印刷データ変換処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、HDD45に記憶され、印刷処理の実行指令が入力されたあとに実行される。印刷処理の実行指令は、例えば、ディスプレイ48に表示された、第1アプリケーション12の編集画面上で画像データを編集したあと、この画面上に表示された印刷実行ボタンをクリックすることにより入力されるものとしてもよい。また、印刷データ変換処理は、レンダリング処理部51や、連続数計数部52、データ取得部53、連続数取得部54、データ生成部55、LUT56、圧縮処理部57、データ出力部58などの各機能によって実行されるものとした。
このルーチンを実行すると、CPU42は、印刷ジョブを取得し(ステップS100)、取得した印刷ジョブに格納された画像データのレンダリング処理を実行する(ステップS110)。このレンダリング処理では、ベクターデータからラスターデータであるRGB色空間(第1の色空間)の第1画像データを生成する処理をレンダリング処理部51の機能を用いて行う。次に、CPU42は、生成したRGB色空間の第1画像データに含まれる、色が連続する、即ち画素値の連続する数である連続数をカウントし、カウントした連続数を第1画像データに書き込む処理を実行する(ステップS120)。ここで、連続数は、画像の左右方向に同じ画素値が連続する画素の数を連続数計数部52の機能を用いてカウントするものとした。図3は、RGB色空間の画像データに連続数を格納する処理の説明図である。図3に示すように、例えば、4つの画素が連続する場合は、先頭の画素を除き、連続数を3としてカウントするものとした。また、第1画像データでは、画素値として、R値、G値、B値及び連続数を含むRGBXのデータ形式で各値を格納するものとした。このように、まず、ベクターデータから画素値の連続数を含むRGB色空間の第1画像データ(ラスターデータ)を作成するのである。
RGB色空間の第1画像データを生成すると、次に、CPU42は、RGB色空間の第1画像データから、RGB色空間とは異なる色空間でありCMYKを基本色とするCMYK色空間(第2の色空間)の第2画像データへ変換する色空間変換処理を行う(ステップS130〜S190)。この処理では、まず、CPU42は、データ取得部53の機能を用いてRGB色空間の第1画像データの画素値を読み込み(ステップS130)、データ生成部55の機能を用いてRGB色空間の画素値からCMYK色空間の画素値へ変換し(ステップS140)、CMYKの各値を、各色のシートのうち対応するシートにそれぞれ格納する処理を行う(ステップS150)。ここで、読み込み画素は、例えば、最上段且つ左端の画素が初期画素に設定されており、右側に順次移行し、右端に至ると1段下の左端から右側に順に設定されるものとした。また、色空間の変換処理は、LUT56を用いてRGB色空間の画素値に対応するCMYK色空間の画素値を読み出す処理を行うものとした。次に、CPU42は、連続数取得部54の機能を用い、読み込み画素に連続数があるか否かを判定する(ステップS160)。連続数がないときには、全画素が終了したか否かを判定し(ステップS190)、全画素が終了していないときには、ステップS130以降の処理、即ち次の読み込み画素の画素値を読み込み、色空間の変換処理を繰り返し実行する。一方、ステップS160で連続数があるときには、画素値を書き込んだ次の画素に連続数を書き込み(ステップS170)、連続数に応じて空欄画素を設けると共にRGB色空間の第1画像データの読み込み画素を連続数に応じて読み飛ばす処理を行い(ステップS180)、ステップS190以降の処理を行う。
図4は、RGB色空間からCMYK色空間の画像データを生成し圧縮処理を実行する概要の説明図である。本実施形態の色空間変換処理では、RGBX形式データから、各色の画像データ(シート)を含むCMYKX形式データをダイレクトで生成する(図4の3段目参照)。図4では、理解の容易のため、本発明の処理では作成しないCMYK形式データを図4の2段目に示した。ここで、具体例として、RGBX形式データの読み込み画素がRGB=(a,b,c)、連続数X=3であり、これに対応するのがCMYK=(m,n,o,p)である場合の色空間変換処理について説明する。この色空間変換処理では、RGB値に対応するCMYK値を読み出すと、シアンシート、マゼンタシート、イエローシート及びブラックシートの対応画素の位置に変換後の画素値を格納する。即ち、CMYK=(m,n,o,p)では、シアンシートの対応画素に「m」、マゼンタシートの対応画素に「n」、イエローシートの対応画素に「o」、ブラックシートの対応画素に「p」の各画素値を格納する。更に、連続数X=3であるので、画素値を格納した画素の隣に「3」を格納する。更に、連続数に応じた空欄画素、例えば、連続数を格納した画素数を連続数から差し引いた数「2」の空欄画素を設ける。このとき、読み込み画素も連続数に応じた数「3」だけ読み飛ばす。このように、連続数を用いて読み込み画素の読み飛ばしを行うと共に、連続画素の画素値のコピーを省略する(CMYK形式データを作成しない)ことにより、変換効率を高めるのである。
ステップS190で色空間の変換が全画素終了したときには、CPU42は、圧縮処理部57の機能を用い、CMYK色空間の第2画像データの圧縮処理を行う(ステップS200)。ここで、圧縮処理は、左右に隣り合う画素の値と上下行に隣り合う画素の値との関係に基づいてデータを圧縮する。ここで、第2画像データでは、色が連続する画素については空欄画素としており(図4の3段目参照)、例えば、空欄画素を詰めた場合に比して、上下との関係を把握しやすく、圧縮処理をより円滑に行うことができる。圧縮処理を行うと、CPU42は、データ出力部58の機能を用い、圧縮後の第2画像データ(印刷データ)をI/F46を介してプリンター20へ送信し(ステップS210)、このルーチンを終了する。印刷データを受信したプリンター20のコントローラー21は、圧縮されている印刷データを解凍してCMYKの各色のラスターデータに解凍してこれをプリンターASIC32に出力する。これを入力したプリンターASIC32はプリンター機構31を駆動し、CMYKの各色の画像データに基づいて、4色のトナー像をそれぞれ形成し、4色のトナー像を、転写ベルト36上に転写したのち記録紙S上に更に転写して定着する印刷処理を実行する。
ここで、本実施形態の構成要素と本発明の構成要素との対応関係を明らかにする。本実施形態のコントローラー41及びデータ取得部53が本発明の画像データ取得手段に相当し、コントローラー41及び連続数取得部54が連続数取得手段に相当し、コントローラー41及びデータ生成部55がデータ生成手段に相当し、コントローラー41とレンダリング処理部51と連続数計数部52とが本発明の第1画像生成手段に相当し、データ出力部58が出力手段に相当する。また、RGB色空間が本発明の第1の色空間に相当し、CMYK色空間が第2の色空間に相当し、プリンター20が画像形成装置に相当し、PC40が画像処理装置に相当する。なお、本実施形態では、PC40の動作を説明することにより本発明の画像処理方法の一例も明らかにしている。
以上詳述した本実施形態のPC40によれば、ベクターデータを取得し、取得したベクターデータからラスターデータであるRGB色空間の第1画像データを生成すると共に、このラスターデータの画素の色の連続数をカウントし、カウントした連続数を第1画像データに格納する処理を行う。また、RGB色空間の第1画像データの画素値及び連続数を取得し、第1画像データの画素値を第2の色空間の画素値へ変換する。この変換後の画素値を第2の色空間の基本色ごとの画像データに格納して第2画像データを生成すると共に、第1画像データにおいて色が連続する画素については、変換後の画素値と色の連続数とを基本色ごとに画像データに格納して第2画像データを生成する。また、第1画像データにおいて色が連続する画素については、画素値の繰り返しコピーを行わずに第2画像データを生成する。このように、色空間を変換した画像データを生成するに際して、色が連続する画素については、連続数を用いて表現した画像データとするのである。また、画素値の繰り返しコピーを行わず、即ちCMYK形式データ(図4の2段目参照)の作成を省略するのである。したがって、画像変換の処理時間をより短縮することができる。また、全画素値が格納されたラスターデータの生成時に色の連続数をも記録するため、より効率よく連続数をカウントすることができる。
また、色が連続する画素において色の画素値及び連続数が格納されない画素は空欄として第2画像データを生成するため、画素値のコピー処理を省略することにより、画像変換の処理時間をより短縮することができる。更に、第2画像データを生成したのちに、例えば、上下行の値との差分によりこれを圧縮処理する場合があるが、空欄画素の存在により、この圧縮処理の処理時間をも短縮することができる。更にまた、RGB色空間の第1画像データに格納された連続数を取得するため、比較的容易に連続数を取得して画像変換の処理時間をより短縮することができる。そして、RGB色空間からCMYK色空間へ画像データを変換するため、表示画像によく用いられるRGB色空間と、印刷画像によく用いられるCMYK色空間との色変換の際に画像変換の処理時間をより短縮することができる。そしてまた、圧縮した第2画像データを出力するため、色変換した画像データをプリンター20で用いることができる。
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
例えば、上述した実施形態では、ベクターデータからラスターデータに変換して第1画像データを生成するものとしたが、第1画像データを取得するものとすれば、特にこれに限定されず、第1画像データの生成処理を省略するものとしてもよい。
上述した実施形態では、画素値及び連続数が格納されない画素は空欄画素として第2画像データを生成するものとしたが、この空欄画素を省略してもよい。こうすれば、圧縮処理で処理時間がかかることはあるが、画像変換の処理時間をより短縮することはできる。
上述した実施形態では、変換した第2画像データを圧縮処理するものとしたが、特にこれに限定されず、圧縮処理を省略してもよい。こうしても、画像変換の処理時間をより短縮することができる。
上述した実施形態では、隣り合う画素の色の連続数を第1画像データに格納したRGBX形式の画像データとしたが、特にこれに限定されない。また、連続数を第1画像データから取得するものとしたが、特にこれに限定されない。例えば、連続数を第1画像データの生成時に連続数をカウントするものとしたが、RGB色空間からCMYK色空間への変換時に行うものとしてもよい。
上述した実施形態では、RGB色空間とCMYK色空間との変換処理を行うものとしたが、第1色空間と、これと異なる第2色空間との画像変換処理を行うものとすれば、特にこれに限定されない。
上述した実施形態では、生成した第2画像データをプリンター20へ出力するものとしたが、特にこれに限定されない。例えば、プリンターシステム10では、プリンター20とPC40とを備えるものとしたが、図5に示すように、画像処理装置(PC40)の機能を兼ね備えたプリンター20B(画像形成装置)としてもよい。なお、図5では、上述したプリンター20と同様の構成については同じ符号を付与してその説明を省略する。こうしても、画像変換の処理時間をより短縮することができる。
上述した実施形態では、電子写真方式のフルカラーのプリンター機構31を備えたプリンター20としたが、特にこれに限定されず、例えば、圧電素子又は加熱により加圧してインクを吐出するインクジェット方式のプリンター機構としてもよいし、熱転写式のプリンター機構としてもよいし、ドットインパクト方式のプリンター機構としてもよい。また、PC40のような画像処理装置としたが、画像処理方法としてもよいし、これを実行可能なプログラムの形式にしてもよい。
ここで、上述した印刷データ変換処理ルーチンによる色変換処理の時間短縮効果について検証した。ここでは、RGBX形式データ(図4の1段目)からCMYKX形式データ(図4の3段目)へ変換し圧縮した印刷データ(図4の4段目)を生成する処理(便宜的に本発明の色変換処理と称する)と、RGBX形式データからCMYK形式データ(図4の2段目)へ変換し圧縮した印刷データ(図4の4段目)を生成する処理(便宜的に参考処理と称する)との時間を計測し比較した。この本発明の色変換処理と参考処理とでは、最終的に生成される圧縮した印刷データの形式及び内容は同一である。なお、この参考処理においても、RGBX形式データに含まれる連続数を用いてCMYKの画素値をコピーする一方、連続数分だけRGBX形式データの画素値を読み飛ばす処理を行うことにより、CMYK形式データの作成の高速化を図るものとした。変換元となる第1画像として、文書データ、表計算データ、プレゼンテーションデータ、PDFデータ、グラデーション画像、画像付き文書データなどをモデルデータとして用い、変換処理時間を検証した。測定結果を表1に示すが、本発明の色変換処理では、参考処理に比して3倍程度、処理速度が向上する結果が得られた。このように、画像変換の処理時間をより短縮することができることが明らかとなった。
Figure 0005771976
10 プリンターシステム、12 第1アプリケーション、20,20B プリンター、21 コントローラー、22 CPU、23 フラッシュROM、24 RAM、26 ネットワークインターフェイス(I/F)、30 プリンターユニット、31 プリンター機構、32 プリンターASIC、33 用紙カートリッジ、34C,34M,34Y,34K トナーカートリッジ、36 転写ベルト、37 転写ローラー、38 定着ローラー、40 パソコン(PC)、41 コントローラー、42 CPU、43 フラッシュROM、44 RAM、45 HDD、46 I/F、47 入力装置、48 ディスプレイ、49 バス、50 印刷ドライバー、51 レンダリング処理部、52 連続数計数部、53 データ取得部、54 連続数取得部、55 データ生成部、56 LUT、57 圧縮処理部、58 データ出力部、S 記録紙。

Claims (7)

  1. 第1の色空間の第1画像データと、前記第1の色空間と異なる色空間であり複数の基本色からなる第2の色空間の第2画像データと、の変換を行う画像処理装置であって、
    前記第1の色空間の第1画像データを取得する画像データ取得手段と、
    前記第1画像データの画素の色の連続数を取得する連続数取得手段と、
    前記第2の色空間の第2画像データを生成するに際し、前記取得した前記第1画像データの画素値を前記第2の色空間の画素値へ変換し、該変換後の画素値を前記第2の色空間の基本色ごとの画像データに格納して前記第2画像データを生成すると共に、前記第1画像データにおいて色が連続する画素については、前記変換後の画素値と前記色の連続数とを前記基本色ごとに前記画像データに格納し、前記色が連続する画素において色の画素値及び連続数が格納されない画素は空欄として前記第2画像データを生成するデータ生成手段と
    前記生成した第2画像データを左右に隣り合う画素の値と上下行に隣り合う画素の値との関係に基づいて圧縮処理する圧縮処理部と、
    を備えた画像処理装置。
  2. 前記連続数取得手段は、前記第1の色空間の第1画像データに格納された前記連続数を該第1画像データから取得する、請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 請求項1又は2に記載の画像処理装置であって、
    ベクターデータを取得し該取得したベクターデータからラスターデータである前記第1の色空間の第1画像データを生成すると共に、該ラスターデータの画素の色の連続数をカウントし該カウントした連続数を該第1画像データに格納する第1画像生成手段、を備えた画像処理装置。
  4. 前記第1の色空間は、RGB色空間であり、
    前記第2の色空間は、CMYK色空間である、請求項1〜のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 請求項1〜のいずれか1項に記載の画像処理装置であって、
    記録媒体上に画像を形成する画像形成装置へ前記生成した第2の色空間の第2画像データを出力する出力手段、を備えた画像処理装置。
  6. 第1の色空間の第1画像データと、前記第1の色空間と異なる色空間であり複数の基本色からなる第2の色空間の第2画像データと、の変換を行う画像処理装置が実行する画像処理方法であって、
    (a)前記第1の色空間の第1画像データを取得するステップと、
    (b)前記第1画像データの画素の色の連続数を取得する連続数取得手段と、
    (c)前記第2の色空間の第2画像データを生成するに際し、前記取得した前記第1画像データの画素値を前記第2の色空間の画素値へ変換し、該変換後の画素値を前記第2の色空間の基本色ごとの画像データに格納して前記第2画像データを生成すると共に、前記第1画像データにおいて色が連続する画素については、前記変換後の画素値と前記色の連続数とを前記基本色ごとに前記画像データに格納し、前記色が連続する画素において色の画素値及び連続数が格納されない画素は空欄として前記第2画像データを生成するステップと、
    (d)前記生成した第2画像データを左右に隣り合う画素の値と上下行に隣り合う画素の値との関係に基づいて圧縮処理するステップと、
    を含む画像処理方法。
  7. 請求項に記載の画像処理方法の各ステップを1以上のコンピューターに実現させるプログラム。
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