JP5774411B2 - 男性用失禁ショーツ - Google Patents
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Description
その男性用失禁ショーツにおける上記前身頃の膨出部の一形成手段として、表布及び裏布を左右の片から構成し、その両片を縫合することによって膨出部を形成し(特許文献3段落0020、図7〜図9参照)、防水布はギャザー寄せによって膨出部を形成し(同文献3段落0021、図11参照)、吸水布(パッド)は形状記憶ポリマーのネットを熱プレスにより成型して膨出部を形成している(同文献3段落0010、同0022、図12参照)。
また、他の膨出部形成手段として、吸水布(吸水パット)の下縁中央部に上向き三角状の切り欠きを形成して、その切り欠きの側縁を縫合して膨出部を形成し、その吸収パットを前身頃の表布裏面に縫合された防水布の袋内に収めたものがある(特許文献4段落0018図1〜図4参照)。
また、特許文献4の失禁ショーツは、吸水パッドのみが膨出しており、外観が良くないものとなっている。
前身頃生地を成す表布と裏布の両者に膨出部が形成されておれば、外観上は、一般的な男性ショーツと変わりないものとなる。
つぎに、吸水布については、表布等と同様に、下縁中央部に上向き三角状の切り欠きを形成し、その切り欠きの側縁を縫合して膨出部を形成したり、その切り欠きを形成することなく型押しなどによって膨出部を形成したり、薄布の場合は、前記切り欠きを形成することなく下縁をギャザー寄せによって膨出部を形成したり、前記切り欠きを形成することなくその全周囲の少なくとも一部を裏布及び防水布に縫合せずに膨出部を得られるようにしたりする。
さらに、防水布にあっては、通常、薄布であることから、上記切り欠きを形成することなくその下縁全長に亘って均一な小さなギャザーをいれた立体的な縫合を行なって膨らみを持たせることとしたのである。
防水布に切り欠きがなければ、その縫合線部からの尿漏れの恐れはなく、通常、使用者が失禁すると、膨出部内に位置する陰茎先端から尿が放出され、その放出位置は、防水布下縁の縫合線部より上位であるため、その放出された尿は、その下縁縫合線部に至るまでに吸水布によって吸水され、仮に至っても、均一な小さなギャザーをいれた立体的な縫合のため、その縫合部からの尿漏れも殆ど無く、前記放出された尿は防水布によって表布への滲み出し(尿漏れ)が有効に防止される。
すなわち、吸水布は、尿を吸収するため、周囲には尿が至らず、必ずしも全周を縫合する必要がない場合があり、一部(全周も含む)が縫合されていないと、他の布の膨出部に沿う形状になり得るからである。このとき、防水布もギャザーをいれずに吸水布に縫合したパッド状とし得る。
また、吸水布は、通常、織り布や編み布ではなく、不織布等のその作成時に膨出形状を作ったり、型押しによって膨出形状を作ったりし得るため、そのような布(材料)を使用する場合には、表布等と同一の膨出部を前もって有するものを採用することができる。
さらに、吸水布が薄い布で形成する場合は、その各吸水布を防水布と同一形状としてその下縁全長に亘って均一な小さなギャザーをいれた立体的な縫合がされて膨出部を有するものとし得る。
このように、縫合前の防水布又は吸水布の下縁を表布下縁より長くすることによって、ギャザーをいれても、表布下縁と同一の長さとすることができ、上下縁中央間の長さが表布の上下縁中央間の長さと同一とされていることから、その両布の周囲を縫合した際、両布が全面に沿った膨出部を得ることができる。すなわち、少なくとも、防水布又は吸水布と表布と裏布は縫合後においては同一形状となって相互にフィットした3層(4層)が形成されたものとなるため、外観上優れたものとなる。
図3中、鎖線より外側縁が内側又は外側に折込む縫合部分となる(図4(b)参照)。
なお、防水布22は表布21に先に縫合することもできる。但し、防水布21を吸水布23に先に縫合することは、吸水布23は不織布からできて厚みがあって腰があるため、防水布22を沿わせ易い利点がある。
また、各布21、22、23、24は、重なって膨出しその各層両端(例えばl22cとl21c)の長さが異なるため、上記及び下記「同一」はその長さズレも含んだ同一とする。
この実施形態において、防水布22は、図3(b)に示す形状としてその下縁をギャザーaにより寄せて表布21と同一形状とし、吸水布23(231、232)のみを上記その一部を裏布24等に縫合しないようにするものとし得る。
このようにして前身頃20を形成し、表布21と同一素材の後身頃布11をそれらの側縁で縫合し、さらにウエストバンド14を縫合して、この実施形態の男性用失禁ショーツ101を得る。このとき、上記と同様に、上記前身頃20の下縁を除く各布周縁の縫合は後身頃布11の周縁との縫合を兼ねることもできる。
このように、この発明の範囲は、上記実施の形態に限定されず、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
11 後身頃布
12 股布
14 ウエストバンド
20 前身頃
21 前身頃の表布
22 同防水布
23、231、232 同吸水布
24 同裏布(肌側布)
21a、23a、24a 切り欠き
25、25’ 膨出部
a ギャザー
Claims (9)
- 前身頃、脇身頃及び後身頃から成り、前記前身頃(20)が、表布(21)、防水布(22)、吸水布(23)及び裏布(24)が順に重ねられた4層からなる男性用失禁ショーツであって、
上記表布(21)及び裏布(24)は、それぞれ下縁中央部に上向き三角状の切り欠き(21a、24a)を形成し、その表布(21)及び裏布(24)の切り欠き(21a、24a)の側縁を縫合して男性陰茎が収まる膨出部(25)を有するとともに、上記防水布(22)は前記切り欠きを形成することなくその下縁全長に亘って均一な小さなギャザー(a)をいれた立体的な縫合がされて前記膨出部(25)に沿う膨出部(25’)を有するものであり、上記吸水布(23)は、上記切り欠き(23a)を形成することなく、その全周囲の少なくとも一部を裏布(24)及び防水布(22)に縫合せずに膨出部を得られるようにしたことを特徴とする男性用失禁ショーツ。 - 上記表布(21)及び裏布(24)は同一形状であって、上記防水布(22)は、上記縫合前の側縁の長さ(L22)が表布(21)の側縁の長さ(L21)と同一とされているとともに、その上下縁中央間の長さ(L22c)が表布(21)の上下縁中央間の長さ(L21c)と同一とされ、さらに、その下縁の長さ(l22)は前記ギャザー(a)をいれるために表布(21)の下縁の長さ(l21a+l21b)より長くしてあることを特徴とする請求項1に記載の男性用失禁ショーツ。
- 上記表布(21)、吸水布(23)又は裏布(24)の切り欠き(21a、23a、24a)のそれぞれ側縁の縫合を2本針オーバー縫いとしたことを特徴とする請求項1又は2に記載の男性用失禁ショーツ。
- 上記表布(21)、吸水布(23)又は裏布(24)の切り欠き(21a、23a、24a)のそれぞれ側縁の縫合部を、前記表布(21)、吸水布(23)又は裏布(24)で縫合介線(c)に対し左右に異ならせたことを特徴とする請求項3に記載の男性用失禁ショーツ。
- 前身頃、脇身頃及び後身頃から成り、前記前身頃(20)が、表布(21)、防水布(22)、吸水布(23)及び裏布(24)が順に重ねられた4層からなる男性用失禁ショーツであって、
上記表布(21)、吸水布(23)及び裏布(24)は、それぞれ下縁中央部に上向き三角状の切り欠き(21a、23a、24a)を形成し、その各布(21、23、24)の切り欠き(21a、23a、24a)の側縁を縫合して男性陰茎が収まる膨出部(25)を有するとともに、上記防水布(22)は前記切り欠きを形成することなくその下縁全長に亘って均一な小さなギャザー(a)をいれた立体的な縫合がされて前記膨出部(25)に沿う膨出部(25’)を有するものとし、
上記表布(21)、吸水布(23)又は裏布(24)の切り欠き(21a、23a、24a)のそれぞれ側縁の縫合を2本針オーバー縫いとし、かつ、前記表布(21)、吸水布(23)又は裏布(24)の切り欠き(21a、23a、24a)のそれぞれ側縁の縫合部を、前記表布(21)、吸水布(23)又は裏布(24)で縫合介線(c)に対し左右に異ならせたことを特徴とする男性用失禁ショーツ。 - 前身頃、脇身頃及び後身頃から成り、前記前身頃(20)が、表布(21、211、212)、防水布(22)、吸水布(23)及び裏布(24)が順に重ねられた4層からなる男性用失禁ショーツであって、
上記表布(21、211、212)及び裏布(24)は、それぞれ下縁中央部に上向き三角状の切り欠き(21a、24a)を形成し、その表布(21、211、212)及び裏布(24)の切り欠き(21a、24a)の側縁を縫合して男性陰茎が収まる膨出部(25)を有するとともに、上記防水布(22)及び吸水布(23)は前記切り欠きを形成することなくその下縁全長に亘って均一な小さなギャザー(a)をいれた立体的な縫合がされて前記膨出部(25)に沿う膨出部(25’)を有するものとし、
上記表布(21、211、212)、吸水布(23)又は裏布(24)の切り欠き(21a、23a、24a)のそれぞれ側縁の縫合を2本針オーバー縫いとし、かつ、前記表布(21、211、212)、吸水布(23)又は裏布(24)の切り欠き(21a、23a、24a)のそれぞれ側縁の縫合部を、前記表布(21、211、212)、吸水布(23)又は裏布(24)で縫合介線(c)に対し左右に異ならせたことを特徴とする男性用失禁ショーツ。 - 上記表布(21、211、212)及び裏布(24)は同一形状であって、上記防水布(22)又はその防水布(22)及び吸水布(23)は、上記縫合前の側縁の長さ(L22)が表布(21、211、212)の側縁の長さ(L21)と同一とされているとともに、その上下縁中央間の長さ(L22c)が表布(21、211、212)の上下縁中央間の長さ(L21c)と同一とされ、さらに、その下縁の長さ(l22)は前記ギャザー(a)をいれるために表布(21、211、212)の下縁の長さ(l21a+l21b)より長くしてあることを特徴とする請求項5又は6に記載の男性用失禁ショーツ。
- 前身頃、脇身頃及び後身頃から成り、前記前身頃(20)が、表布(21)、防水布(22)、吸水布(23)及び裏布(24)が順に重ねられた4層からなる男性用失禁ショーツであって、
上記表布(21)及び裏布(24)は、それぞれ下縁中央部に上向き三角状の切り欠き(21a、24a)を形成し、その表布(21)及び裏布(24)の切り欠き(21a、24a)の側縁を縫合して男性陰茎が収まる膨出部(25)を有するとともに、上記防水布(22)は前記切り欠きを形成することなくその下縁全長に亘って均一な小さなギャザー(a)をいれた立体的な縫合がされて前記膨出部(25)に沿う膨出部(25’)を有するものとし、上記吸水布(23)は、上記切り欠きを形成することなく上記膨出部(25)が前もって形成されたものとし、
上記表布(21)、吸水布(23)又は裏布(24)の切り欠き(21a、23a、24a)のそれぞれ側縁の縫合を2本針オーバー縫いとし、かつ、前記表布(21)、吸水布(23)又は裏布(24)の切り欠き(21a、23a、24a)のそれぞれ側縁の縫合部を、前記表布(21)、吸水布(23)又は裏布(24)で縫合介線(c)に対し左右に異ならせたことを特徴とする男性用失禁ショーツ。 - 上記表布(21)及び裏布(24)は同一形状であって、上記防水布(22)は、上記縫合前の側縁の長さ(L22)が表布(21)の側縁の長さ(L21)と同一とされているとともに、その上下縁中央間の長さ(L22c)が表布21の上下縁中央間の長さ(L21c)と同一とされ、さらに、その下縁の長さ(l22)は前記ギャザー(a)をいれるために表布(21)の下縁の長さ(l21a+l21b)より長くしてあることを特徴とする請求項8に記載の男性用失禁ショーツ。
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