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JP5776543B2 - 車両盗難防止装置および方法 - Google Patents
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Description

本発明は、車両が盗難されたときに車両を使用できなくなるようにする車両盗難防止装置および方法に関する。
いわゆるハイブリッドカー、プラグインハイブリッドカー、あるいはハイブリッドビークル、ハイブリッドエレクトリックビークルなどと呼ばれる、エンジンに加えてモータ(電動機)を動力源として備えた車両または輸送機械(以下、「車両等」と称する)が実用化されている。そして、このような車両の盗難に対する対策も必要となっている。
車両の盗難を防止するための従来技術として、遠隔操作または車両盗難通報に基づいて、車両のエンジンやドアロック等を使用不可にする技術が知られている(例えば特許文献1,2に記載の技術)。これらの従来技術は、盗難に対応して車両そのものを使用不可にしてしまうものである。
しかし、エンジンに停止指令を与えて車両のエンジンを強制的に停止するさせるのは、走行中のときなど周囲に対する安全性が必ずしも確保できないという問題点を有している。
また、車両の盗難を防止するための他の従来技術として、盗難情報を受信する手段を備えて、盗難情報が記憶されているとバッテリへの充電を禁止する技術が知られている(例えば特許文献3に記載の技術)。この従来技術では、車両のバッテリ容量がなくなった時点で車両を使用不可とする点で、安全性への配慮がなされており、有効な技術である。
しかし、この従来技術は、盗難情報を無線で受信しなければならないため、システムが複雑でコストアップを招く。また、盗難情報を受信できるか否かは必ずしも保証されず盗難情報がなければ、バッテリへの充電を制限できないという問題点を有していた。
さらに、端末に搭載された二次電池の容量が一旦不足した後は専用の充電器が無ければ当該端末を使用できないようにする従来技術が知られている(例えば特許文献4に記載の技術)。
しかし、この従来技術は、専用の充電器が必要であり、充電器と端末の間でプログラムの通信も行わなければならず、制御が複雑である。車両では充電電力を供給するシステムは専用のものではないため、このような従来技術は適用することができないという問題点を有していた。
特開2005−97835号公報 特開2002−59812号公報 特開2011−183839号公報 特開2009−183119号公報
本発明は、車両が盗難された場合に簡単な制御で車両の電池への充電動作を禁止可能とすることを目的とする。
態様の一例は、設定されたタイマ時間のカウントを実行し、そのタイマ時間のカウントの終了により充電状態信号を充電禁止に設定するタイマ部と、ユーザによる車両の電池への充電動作の開始要求に対して、充電状態信号が充電許可を示していれば充電動作を開始し、充電状態信号が充電禁止を示していればユーザに充電禁止を通知する充電禁止通知部と、その充電禁止の通知に対応するユーザの操作により充電禁止の解除要求があったときにユーザの認証を行い、その認証に成功したときに充電状態信号を充電許可に設定するとともに充電動作を開始する充電禁止解除認証部と、充電動作の開始に対応して、タイマ時間に到達している場合はタイマ時間を再設定してタイマ部のカウント動作を再開させ、タイマ時間に到達してない場合はタイマ時間を再設定しない制御をするタイマ制御部とを備える。
本発明によれば、車両が盗難された場合に簡単な制御で、正規ユーザに煩雑な操作を強いることなく、車両の電池への充電動作を禁止可能とすることが可能となる。
本実施形態の構成図である。 タイマ部の制御動作を示すフローチャートである。 充電禁止通知部、充電禁止解除認証部、タイマ制御部の制御動作を示すフローチャートである。 ユーザ認証の画面例を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態の構成図である。
本実施形態は、車両の走行モータ駆動用のバッテリ104に対して、充電スタンドなどの充電電力を供給するシステムから充電を行うための制御システムとして実施される。
充電コネクタ102は、充電スタンドなどの電力供給コネクタに接続する電力接続口である。
充電器103は、充電スタンドから充電コネクタ102を介して供給される電力に基づいて、バッテリ104に対して充電を行う。
充電制御部101は、充電器103による充電動作を制御するほか、本実施形態では、車両盗難時の充電制限動作を制御する。このために、充電制御部101は、タイマ部105、充電禁止通知部107、充電禁止解除認証部108、およびタイマ制御部109を備える。
タイマ部105は、設定されたタイマ時間のカウントを実行し、そのタイマ時間のカウントの終了により充電状態信号106を充電禁止に設定する。
充電禁止通知部107は、ユーザによる車両の電池への充電動作の開始要求に対して、充電状態信号106が充電許可を示していれば充電器103に対して充電動作を開始させる。また、充電禁止通知部107は、充電状態信号106が充電禁止を示していれば、ユーザに充電禁止を通知する。ここで、ユーザによる車両の電池への充電動作の開始要求は例えば、ユーザが充電コネクタ102を充電電力を供給するシステムの電力供給コネクタに挿入する動作である。このとき、充電禁止通知部107は例えば、充電コネクタ102に接続される電力供給ケーブルの電圧変化を感知して、充電動作の開始要求の発生を認識する。
充電禁止解除認証部108は、充電禁止の通知に対応するユーザの操作により充電禁止の解除要求があったときにユーザの認証を行い、その認証に成功したときに充電状態信号106を充電許可に設定するとともに、充電動作を開始する。
タイマ制御部109は、充電禁止通知部107で充電状態信号106が充電許可を示していて充電動作を開始させたとき、または充電禁止解除認証部108でユーザ認証が成功して充電動作が開始したときに、タイマ時間に到達している場合はタイマ時間を再設定してタイマ部105のカウント動作を再開させ、タイマ時間に到達してない場合はタイマ時間を再設定しない制御をする。
図1に示される本実施形態の構成により、タイマ部105は一定期間(例えば一週間または一ヶ月)の計時が終了すると、充電状態信号106を充電禁止に設定し、この状態でユーザが充電を開始しようとすると、充電が禁止された旨をユーザに通知する。ユーザはこれに対して、充電禁止解除のためのユーザ認証動作を行うことができる。ユーザが例えば、音声発声によりパスワードを車両側に伝えてその認証が成功すると、充電禁止が解除されて、充電を開始することができる。その後、タイマ時間に到達している場合においてのみ充電状態信号106が充電許可に設定された後、タイマ部105が再び一定期間(タイマ時間)のカウントを開始する。タイマ部105が計時を終了する前にユーザが充電を開始しようとすると、充電状態信号106が充電許可を示しているため、ユーザ認証を必要とせずに充電を開始することができる。
ここで、車両が盗難された場合、盗難者は最初は車両をそのまま運転することができるが、タイマ部105が一定期間の計時を終了した後にバッテリ104の容量が無くなって充電を開始しようとすると、充電禁止の画面が現れる。ここで、盗難者はパスワードを知らないため、ユーザ認証を成功させることができず、充電を開始することができなくなり、車両をそれ以上使用できなくなる。これにより、車両の盗難防止の効果を発揮することが可能となる。
本実施形態では、従来技術のように、盗難情報を無線通信等によって受信する必要がなく、タイマによる簡単な制御で盗難車への充電を制限することが可能となり、低コストで盗難防止の効果を発揮することができる。
図2は、図1のタイマ部105の制御動作を示すフローチャートである。この制御動作は、例えば充電制御部101を構成する特には図示しないマイクロコンピュータ内のCPU(中央演算処理装置)が、特には図示しないメモリに記憶された制御プログラムを実行する動作として実現される。なお、この制御動作は、後述する充電禁止通知部107、充電禁止解除認証部108、およびタイマ制御部109の制御動作からは独立して実行される。
まず、タイマ部105は、後述するタイマ制御部109により特には図示しないメモリまたはレジスタに設定されているタイマ時間のカウントを開始する(ステップS201)。
次に、タイマ部105は、上述の設定されたタイマ時間分のカウントが終了し、タイマ時間に到達したか否かを判定する(ステップS202)。
タイマ時間に到達しておらずステップS202の判定がNOならば、タイマ部105はタイマ時間のカウントを続行する(ステップS202→S201の繰返し処理)。
タイマ時間に到達しステップS202の判定がYESになると、タイマ部105は、特には図示しないメモリまたはレジスタに保持されている充電状態信号106が示す状態値を充電禁止に設定する(ステップS202→S203)。その後、タイマ部105は、タイマ時間のカウント動作を終了する。
以上のようにして、後述する充電開始に対応してタイマ部105が動作を開始してから一定時間経過するごとに、充電状態信号106が充電禁止に設定される。
図3は、図1の充電禁止通知部107、充電禁止解除認証部108、およびタイマ制御部109の制御動作を示すフローチャートである。この制御動作も、図2の場合と同様に、例えば充電制御部101を構成する特には図示しないマイクロコンピュータ内のCPUが、特には図示しないメモリに記憶された制御プログラムを実行する動作として実現される。
まず、充電コネクタ102が充電電力を供給するシステムの電力供給コネクタに挿入されるまで、待機状態が維持される(ステップS301の判定がNOの繰返し)。
充電コネクタ102が挿入されてステップS301の判定がYESになると、特には図示しないメモリまたはレジスタに保持されている充電状態信号106の状態値が確認され(ステップS302)、その状態値が充電禁止であるか否かが判定される(ステップS303)。
充電状態信号106が充電許可を示しておりステップS303の判定がNOならば、図1の充電器103に対して充電動作の開始が指示される(ステップS303→S304)。一方、充電状態信号106が充電禁止を示しておりステップS303の判定がYESならば、ユーザに充電禁止が通知される(ステップS309)。
以上のステップS302、S303、S304、S309の処理が、図1の充電禁止通知部107の機能を実現する。
ステップS309でユーザに充電禁止が通知されると、ユーザは充電禁止の解除を要求するか否かを選択することができる。そこで、ユーザが充電禁止解除を要求したか否かが判定される(ステップS310)。
ユーザが充電禁止解除を要求せずステップS310の判定がNOの場合(例えば盗難者が諦めたような場合)には、ステップS301の充電コネクタ挿入判定の待機処理に戻る(ステップS310→S301)。
ユーザが充電禁止解除を要求しステップS310の判定がYESの場合には、さらにユーザからの認証情報の入力を受け付けて確認する(ステップS311)。
その結果、認証に成功したか否かが判定される(ステップS312)。
ユーザ認証に成功せずステップS312の判定がNOの場合(例えば盗難者がいい加減な操作をしたような場合)には、ステップS301の充電コネクタ挿入判定の待機処理に戻る(ステップS312→S301)。
ユーザ認証に成功してステップS312の判定がYESの場合には、特には図示しないメモリに保持されている充電状態信号106の状態値が充電許可に変更される(ステップS313)。
その後、ステップS304に移行して、図1の充電器103に対して充電動作が開始される。
以上のステップS310からS313の制御動作が、図1の充電禁止解除認証部108の機能を実現する。
ステップS303またはS313の処理の後に充電動作が開始すると(ステップS304)、充電制御部101は、充電器103による充電が満充電となって終了したと判定するまで、充電動作を継続する(ステップS305→S306の判定がNO→S305の繰返し判定処理)。
充電が終了しステップS306の判定がYESになると、図1のタイマ部105がタイマ時間に到達している状態であるか否か(図2のステップS202の判定がYESとなっているか否か)が判定される(ステップS307)。
タイマ時間に到達していてステップS307の判定がYESの場合は、特には図示しないメモリまたはレジスタにタイマ時間が再設定されて、図2のフローチャートで示される図1のタイマ部105のカウント動作が再開させられる(ステップS308)。
一方、タイマ時間に到達しておらずステップS307の判定がNOの場合は、ステップS308の処理は実行されない。
以上のステップS307およびS308の処理が、図1のタイマ制御部109の機能を実現する。
ステップS308の処理の後またはステップS307の判定がNOとなった後、ステップS301の充電コネクタ挿入の待機処理に戻る。
図4は、図3のステップS309からS312の処理に伴って、例えば運転席横のディスプレイ等に表示されるユーザ認証の画面例を示す図である。この画面例は、車両が音声認識システムを搭載している場合の例である。
まず、図3のステップS309のユーザへの充電禁止の通知として、図4(a)に示されるような例の画面が表示される。これによりユーザが例えば「解除」を発声すると、その音声がシステム側で認識された後に図3のステップS310の判定がYESになる。一方、ユーザが例えば「終了」を発声すると、その音声がシステム側で認識された後に図3のステップS310の判定がNになる。
続いて、例えば図4(b)に示されるような画面が表示され、暗証番号の入力(ユーザ認証)が促される。これに応答してユーザが暗証番号を発声すると、その音声がシステム側で認識された後に図3のステップS311の確認処理が実行される。
そして、認証に成功して図3のステップS312の判定が例えばYESになると、例えば図4(c)に示されるような画面が表示され、充電禁止の状態が解除されて充電が開始されたことが表示される。
このように、本実施形態によれば、ユーザに不便をかけることなく、車両が盗難された場合の充電制限を効果的に実施することが可能となる。
101 充電制御部
102 充電コネクタ
103 充電器
104 バッテリ
105 タイマ部
106 充電状態信号
107 充電禁止通知部
108 充電禁止解除認証部
109 タイマ制御部

Claims (4)

  1. 設定されたタイマ時間のカウントを実行し、該タイマ時間のカウントの終了により充電状態信号を充電禁止に設定するタイマ部と、
    ユーザによる車両の電池への充電動作の開始要求に対して、前記充電状態信号が充電許可を示していれば前記充電動作を開始し、前記充電状態信号が充電禁止を示していれば前記ユーザに充電禁止を通知する充電禁止通知部と、
    該充電禁止の通知に対応する前記ユーザの操作により充電禁止の解除要求があったときに前記ユーザの認証を行い、該認証に成功したときに前記充電状態信号を充電許可に設定するとともに前記充電動作を開始する充電禁止解除認証部と、
    前記充電動作の開始に対応して、前記タイマ時間に到達している場合は前記タイマ時間を再設定して前記タイマ部のカウント動作を再開させ、前記タイマ時間に到達してない場合は前記タイマ時間を再設定しない制御をするタイマ制御部と、
    を備えることを特徴とする車両盗難防止装置。
  2. 前記ユーザによる車両の電池への充電動作の開始要求は、前記ユーザが前記車両の電池への充電を行うための充電コネクタを充電電力を供給するシステムのコネクタに挿入する動作である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両盗難防止装置。
  3. 設定されたタイマ時間のカウントを実行し、該タイマ時間のカウントの終了により充電状態信号を充電禁止に設定し、
    ユーザによる車両の電池への充電動作の開始要求に対して、前記充電状態信号が充電許可を示していれば前記充電動作を開始し、前記充電状態信号が充電禁止を示していれば前記ユーザに充電禁止を通知し、
    該充電禁止の通知に対応する前記ユーザの操作により充電禁止の解除要求があったときに前記ユーザの認証を行い、該認証に成功したときに前記充電状態信号を充電許可に設定するとともに前記充電動作を開始し、
    前記充電動作の開始に対応して、前記タイマ時間に到達している場合は前記タイマ時間を再設定して前記タイマのカウント動作を再開させ、前記タイマ時間に到達してない場合は前記タイマ時間を再設定しない、
    ことを特徴とする車両盗難防止方法。
  4. 前記ユーザによる車両の電池への充電動作の開始要求は、前記ユーザが前記車両の電池への充電を行うための充電コネクタを充電電力を供給するシステムのコネクタに挿入する動作である、
    ことを特徴とする請求項3に記載の車両盗難防止方法。
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