JP5776566B2 - 発光分析装置 - Google Patents
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Description
このような製鋼・精練工程はオンライン操業であるため、定量結果が速やかに製鋼・精練工程にフィードバックされることが好ましい。
このような発光分光分析方法を利用するための発光分析装置では、採取した鉄鋼等の固体試料を切断、研磨した後、この固体試料の研磨面を分析面としてアーク放電したりスパーク放電したりすることにより発光させ、その発光光を分光器に導入して各元素に特有な波長を有するスペクトルを取り出して検出する。そして、そのスペクトルの強度から成分濃度(窒素成分、酸素成分、硫黄成分、炭素成分等の量)を算出している。
また、固体試料を正確に分析するため、通常、一個の固体試料の分析面中において複数(例えば、3個)の分析箇所で分析して、3個の分析箇所から得られた3個の分析結果を得ている。例えば、半径rの円形の分析面中における3個の分析箇所は、分析面の中心を中心とした半径r/2の円周上に、欠陥箇所を避けるように配列されている。
そこで、本発明は、欠陥箇所を避けるように試料ID情報を印字したり刻印したりすることができる発光分析装置を提供することを目的とする。
本発明の発光分析装置によれば、分析制御部は、固体試料の分析面中における分析箇所を分析することにより、固体試料の分析面中における分析箇所から得られた分析結果を分析結果記憶部に記憶させる。また、撮影制御部は、撮影部で分析面を撮影させることにより、分析面画像を取得する。
そして、固体試料を分析した後に、試料ID記載機構制御部は、分析面画像に基づいて、分析面中における欠陥箇所を検出することにより、欠陥箇所を避けるように固体試料の分析面中における試料ID記載箇所を決定して、試料ID記載機構で試料ID記載箇所に試料ID情報を印字したり刻印したりさせる。
また、本発明の発光分析装置において、前記分析面画像に基づいて、前記分析面中における欠陥箇所を検出することにより、当該欠陥箇所を避けるように固体試料の分析面中における分析箇所を決定する分析箇所抽出処理部を備えるようにしてもよい。
本発明の発光分析装置によれば、試料ID記載箇所を決定する際に、固体試料の分析面中における分析箇所を決定したときに取得した分析面画像を利用することができる。
さらに、本発明の発光分析装置において、前記試料ID記載機構制御部は、前記試料ID記載候補箇所中に面積閾値以上の欠陥箇所が1個も存在せず、かつ、前記試料ID記載候補箇所を占める全欠陥箇所の総面積が最も小さい試料ID記載候補箇所を選択するようにしてもよい。
なお、固体試料6(6’,6’’)は、鉄鋼材や非鉄金属材等の生産工場等での製鋼・精練工程において、オンライン操業で次々と採取されるものであり、その形状は、半径rの円形の上面と底面とを有する円柱形状である。そして、発光分析装置1の分析部2では、底面を分析面6aとして、スパーク放電することにより発光させ、その発光光を分光器2dに導入して各元素に特有な波長を有するスペクトルを取り出して検出する。また、半径rの円形の底面の分析面6a中における3個の分析箇所(第一の分析箇所、第二の分析箇所、第三の分析箇所)は、分析面6aの中心を中心とした半径r/2の円周上に、欠陥箇所を避けるように配列されるようになっている(図2参照)。
また、ロボットアーム4は、固体試料6を保持したまま、コンピュータ20からの制御信号により動作可能となっている。コンピュータ20は、出力した制御信号に基づいて、発光分析装置1に対するロボットアーム4の位置を把握することができるようになっている。
これにより、遮蔽カバー8の開口部8aからロボットアーム4’によって固体試料6’の分析面6a’が垂直に起立した状態となるように挿入されて、撮影部10の設定位置に配置されると、固体試料6’の分析面6a’全面が、照明ランプ14で照明されて、CCDカメラ12で撮影されるようになっている。そして、CCDカメラ12で撮影された画像データ(分析面画像)がコンピュータ20に出力される。
これにより、ロボットアーム4によって固体試料6の分析面6aの分析箇所が、分光スタンド2bの開孔2cを塞ぐように当接されて、分析箇所と対向電極2aとの間で放電を行うと、その発光光を分光器2dに導入して各元素に特有な波長を有するスペクトルを取り出して検出するようになっている。そして、分光器2dで得られた検出信号(分析結果)がコンピュータ20に出力される。
また、ロボットアーム4によって、分光スタンド2bの開孔2cに当接される固体試料6の分析面6aの位置を変化させることで、固体試料6の分析面6a中における分析箇所を順番に変更することができ、その結果、一個の固体試料6の分析面6a中において3個の分析箇所で分析すれば、3個の分析結果(第一の分析結果、第二の分析結果、第三の分析結果)がコンピュータ20に順番に出力される。
これにより、ロボットアーム4’’によって固体試料6’’の分析面6a’’における試料ID記載箇所が所定の長方形領域と一致するように配置されると、固体試料6’’の分析面6a’’における試料ID記載箇所に試料ID情報が印字されるようになっている。
また、ロボットアーム4によって、所定の長方形領域に配置される固体試料6の分析面6aの位置を変化させることで、固体試料6の分析面6a中における試料ID記載箇所の位置を変更することができ、その結果、詳細は後述するが、一個の固体試料6の分析面6a中において最適な試料ID記載箇所が所定の長方形領域と一致するように配置されると、固体試料6’’の分析面6a’’における最適な試料ID記載箇所に試料ID情報が印字されるようになっている。
また、CPU(制御部)21が処理する機能をブロック化して説明すると、ロボットアーム4を制御する搬送制御部23と、撮影部10を制御する撮影制御部24と、分析部2を制御する分析制御部25と、分析面画像と抽出アルゴリズム(後述する)とに基づいて欠陥箇所を回避するように固体試料6の分析面6a中における3個の分析箇所を抽出する分析箇所抽出処理部26と、分析面画像と選択アルゴリズム(後述する)とに基づいて欠陥箇所を回避するように固体試料6の分析面6a中における試料ID記載箇所を決定して試料ID印字機構60で試料ID記載箇所に試料ID情報を印字させる試料ID印字機構制御部(試料ID記載機構制御部)27とを有する。
ここで、固体試料6の分析面6a中における3個の分析箇所を抽出するための抽出アルゴリズムの一例について説明する。図2は、抽出アルゴリズムの一例について説明するための図である。
このように欠陥箇所を回避するように分析面画像中における3個の分析箇所候補42a、42b、42cを抽出したときには、固体試料6の分析面6a中における3個の分析箇所と分析順とを示す分析箇所データを分析箇所データ記憶領域53に記憶させる。
具体的には、発光分析装置1では、まず、ロボットアーム4によって分析箇所データに基づいて、固体試料6の分析面6a中における第一の分析箇所で分析するように、固体試料6が分析部2の設定位置に配置されると、固体試料6の分析面6a中における第一の分析箇所と対向電極2aとの間で放電を行うことにより発生したスペクトルを分析するように、分析部2を制御する。そして、分光器2dで得られた第一の分析結果を分析結果記憶領域54に記憶させる。
最後に、ロボットアーム4によって分析箇所データに基づいて、固体試料6の分析面6a中における第三の分析箇所で分析するように、固体試料6が分析部2の設定位置に配置されると、固体試料6の分析面6a中における第三の分析箇所と対向電極2aとの間で放電を行うことにより発生したスペクトルを分析するように、分析部2を制御する。そして、分光器2dで得られた第三の分析結果を分析結果記憶領域54に記憶させる。
ここで、固体試料6の分析面6a中における試料ID記載箇所を決定するための選択アルゴリズムの一例について説明する。図3は、選択アルゴリズムの一例について説明するための図である。
そして、ロボットアーム4によって選択された第五の試料ID記載候補箇所44eを、試料ID印字機構60の所定の長方形領域と一致するように配置させて、図3(b)に示すように、第五の試料ID記載候補箇所44eに試料ID印字機構60で試料ID情報「ABCD1234」を印字させる。
まず、ステップS101の処理において、使用者はロボットアーム4に固体試料6を設置する。
次に、ステップS102の処理において、ロボットアーム4は、固体試料6を撮影部10の設定位置に配置する。
次に、ステップS104の処理において、分析箇所抽出処理部26は、画像データ記憶領域52に記憶された分析面画像と、抽出情報記憶領域51に記憶された抽出アルゴリズムとに基づいて、欠陥箇所を回避するように固体試料6の分析面6a中における3個の分析箇所を抽出して、固体試料6の分析面6a中における3個の分析箇所と分析順とを示す分析箇所データを分析箇所データ記憶領域53に記憶させる。
次に、ステップS105の処理において、分析箇所の分析順パラメータをn=1とする。
次に、ステップS107の処理において、分析制御部25は、固体試料6の分析面6a中における第nの分析箇所と対向電極2aとの間で放電を行うことにより発生したスペクトルを分析するように、分析部2を制御することにより、第nの分析結果を分析結果記憶領域54に記憶させる。
一方、n=3であると判定したときには、ステップS110の処理において、試料ID印字機構制御部27は、画像データ記憶領域52に記憶された分析面画像と、試料ID記載候補箇所データ記憶領域55に記憶された選択アルゴリズムとに基づいて、欠陥箇所を回避するように固体試料6の分析面6a中における試料ID記載箇所を決定する。
次に、ステップS112の処理において、試料ID印字機構60は、所定の長方形領域に試料ID情報を印字する。
次に、ステップS113の処理において、使用者はロボットアーム4から固体試料6を取り除く。そして、ステップS113の処理を終了したときには、本フローチャートを終了させる。
(1)上述した実施形態では、CCDカメラ12で撮影する構成としたが、CMOSカメラで撮影するような構成としてもよい。
(2)上述した実施形態では、撮影部10において照明ランプ14とハーフミラー16とを備える構成としたが、分析面を照明ランプで照明することができればよく、例えば、CCDカメラを中心としたドーナツ状の照明ランプを備えたり、ドーム状の照明ランプを備えたりするような構成としてもよい。
(4)上述した実施形態では、試料ID印字機構制御部27は、分析をする前に取得した分析面画像を用いる構成としたが、分析した後に取得した分析面画像を用いるような構成としてもよい。
(5)上述した実施形態では、試料ID印字機構制御部27は、試料ID記載候補箇所中に面積閾値D1以上の欠陥箇所43aが1個も存在せず、かつ、試料ID記載候補箇所を占める全欠陥箇所の総面積が最も小さい試料ID記載候補箇所を選択する構成としたが、試料ID記載候補箇所を占める全欠陥箇所の総面積が最も小さい試料ID記載候補箇所を選択したり、試料ID記載候補箇所中に面積閾値D1以上の欠陥箇所43aが1個も存在しない試料ID記載候補箇所を選択したりするような構成としてもよい。
2 分析部
2a 対向電極
4 ロボットアーム(搬送機構)
6 固体試料
6a 分析面
10 撮影部
21 CPU(制御部)
22 メモリ
23 搬送制御部
24 撮影制御部
25 分析制御部
27 試料ID印字機構制御部(試料ID記載機構制御部)
31 表示装置
53 分析箇所データ記憶領域
54 分析結果記憶領域
60 試料ID印字機構(試料ID記載機構)
Claims (4)
- 固体試料の分析面中における分析箇所を示す分析箇所データを記憶する分析箇所データ記憶部と、
前記固体試料の分析面中における分析箇所と、当該分析箇所に対向配置された電極との間で放電を行うことにより発生したスペクトルを分析する分析部と、
前記固体試料の分析面中における分析箇所から得られた分析結果を分析結果記憶部に記憶させる分析制御部と、
前記分析面を撮影する撮影部と、
前記撮影部から分析面画像を取得する撮影制御部と、
前記固体試料を保持して、前記分析部と前記撮影部との間で固体試料を移動させる搬送機構と、
前記搬送機構を制御する搬送制御部とを備える発光分析装置であって、
前記分析面に試料ID情報を印字又は刻印する試料ID記載機構と、
前記分析面画像に基づいて、前記分析面中における欠陥箇所を検出することにより、当該欠陥箇所を避けるように固体試料の分析面中における試料ID記載箇所を決定して、前記試料ID記載機構で試料ID記載箇所に試料ID情報を印字又は刻印させる試料ID記載機構制御部とを備えることを特徴とする発光分析装置。 - 前記分析面画像に基づいて、前記分析面中における欠陥箇所を検出することにより、当該欠陥箇所を避けるように固体試料の分析面中における分析箇所を決定する分析箇所抽出処理部を備えることを特徴とする請求項1に記載の発光分析装置。
- 前記固体試料の分析面中における複数の試料ID記載候補箇所を示す試料ID記載候補箇所データを記憶する試料ID記載候補箇所データ記憶部を備え、
前記試料ID記載機構制御部は、前記欠陥箇所を避けるように、複数の試料ID記載候補箇所から、前記欠陥箇所を最も避ける一の試料ID記載候補箇所を選択することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の発光分析装置。 - 前記試料ID記載機構制御部は、前記試料ID記載候補箇所中に面積閾値以上の欠陥箇所が1個も存在せず、かつ、前記試料ID記載候補箇所を占める全欠陥箇所の総面積が最も小さい試料ID記載候補箇所を選択することを特徴とする請求項3に記載の発光分析装置。
Priority Applications (1)
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Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP2012012916A JP5776566B2 (ja) | 2012-01-25 | 2012-01-25 | 発光分析装置 |
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