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JP5778530B2 - 質問項目選択方法 - Google Patents
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本発明は、質問項目選択方法に関し、特に、因子分析用プログラムが組み込まれたコンピュータシステムによるアンケートデータ解析用の質問項目選択方法に関する
例えば市場の動向を把握したり各種の分析や研究を行うために、アンケート調査が頻繁に行われている。アンケート調査は、調査する内容に関するアンケート項目を事前に検討し選択して、選択したアンケート項目についてアンケート対象者に回答してもらってデータを収集するものである。アンケート調査を効果的に行うためには、アンケート項目として、調査する内容に関連した適正な質問項目を選択して効率良くデータを収集できるようにすると共に、アンケート項目の数を過度に増加させてアンケート対象者に負担を生じさせないようにする必要がある。
一方、アンケート調査によって収集された多数のデータを解析するための統計処理方法として、多変量解析が知られている。多変量解析によれば、コンピュータシステムに組み込まれた各種の解析用のプログラムにより効率良く且つ迅速にデータの解析を行って、例えばアンケート対象者を共通する要因(因子)に基づいて所定の数のグループにグループ分けすることが可能である。また、多変量解析を行うプログラムとして、因子分析用プログラムが知られている(例えば、特許文献1参照)。因子分析は、複数の変数を同時に用いてそれらの変数間における関連性の構造を明らかにする統計手法であり、複数のデータの測定値に共通する因子を抽出して分析する。
特開2004−164078号公報
しかしながら、因子分析用プログラムによる解析を行うための従来のアンケートデータは、アンケートの調査目的に沿うように人為的に選ばれたアンケート項目に対する回答として得られるものであり、またアンケートデータに基づいて解析を行った結果として得られた共通する因子の特性は、絶対的なものではなく、当該因子と相関性の高いアンケート項目の内容や、各アンケート項目に対する因子負荷量等を鑑みて、最適と思われるものを適宜読み取って命名されるようになっている。したがって、時や場所を替えて同じ調査目的でアンケートを行った場合に、同じアンケート項目でアンケートを行ったとしても、人為的に選ばれたアンケート項目であると、各々解析を行って得られた複数の共通する因子から、同じ特性に関する因子を抽出することが困難になって、時や場所を替えて同じ調査目的で行ったアンケートによるアンケートデータを、同じ特性を評価するためのアンケートデータとして比較して用いることが困難になる。
また、因子解析用プログラムを用いて、精度良く調査対象を分類し、あるいは隠れた因子を見出そうとすると、アンケート項目を増やす必要がある。即ち、アンケートの目的との関係が不明な項目も含めたアンケートを行い、その結果得られたアンケートデータを解析して因子を抽出し、調査対象を分類することが、精度の良い分類には必要となる。
一方、アンケート項目が増加すると、調査対象者の手間が掛かるので、協力を得ることが困難となり、また、調査対象者の疲労により、項目数の増加に伴い誤回答も増え、結果として分析精度に影響を与えることになる。
本発明は、時や場所を替えて同じ調査目的で行ったアンケートによるアンケートデータを、同じ特性を評価するためのアンケートデータとして用いることを可能にするアンケートデータ解析用の質問項目選択方法を提供することを目的とする。
また、本発明は、調査項目が少なくとも、精度よい調査対象の分類(グループ分け)が行えるアンケートデータ解析用の質問項目選択方法を提供することを目的とする。
本発明は、因子分析用プログラムが組み込まれたコンピュータシステムによるアンケートデータ解析用の質問項目選択方法であって、複数の質問項目による多数のアンケートデータを収集して因子分析を行うことで、共通の因子を抽出する因子抽出処理ステップと、該因子抽出処理ステップで抽出された各因子と相関性の弱い質問項目として、予め定められた所定の絶対値を下回る因子負荷量となるアンケート項目を切捨てて、各因子と相関性の強い質問項目のみを選択する質問項目切捨て処理ステップと、該質問項目切捨て処理ステップで選択された各因子と相関性の強い質問項目のうち、特定の因子とのみ正の相関性の強い質問項目を有効質問として選択する有効質問選択処理ステップとを含み、該有効質問選択処理ステップで選択された有効質問をアンケート項目に含めて、当該特定の因子に関するアンケートが作成される質問項目選択方法を提供することにより、上記目的を達成したものである。
本発明のアンケートデータ解析用の質問項目選択方法によれば、時や場所を替えて同じ調査目的で行ったアンケートによるアンケートデータを、同じ特性を評価するためのアンケートデータとして用いることを可能にすることができる。また、調査項目が少なくても、精度の良いよい調査対象の分類(グループ分け)を行うことができる。
本発明の好ましい一実施形態に係る質問項目選択方法を実施するためのコンピュータシステムのシステム構成図である。 本発明の好ましい一実施形態に係る質問項目選択方法を説明するフローチャートである。 アンケート項目として、質問文等のデータ内容が表示された質問テーブルを例示する図表である。 有効質問を抽出した後の質問テーブルを例示する図表である。 抽出されたアンケート項目に関する複数のアンケート回答者による回答結果のデータを例示する図表である。 因子抽出処理ステップによる解析結果を例示する図表である。 因子抽出処理ステップによる解析結果をより具体的に例示する図表である。 質問項目切捨て処理ステップを説明するフローチャートである。 因子負荷量の絶対値が閾値を越えるか否かを判定した書き換え後の解析結果を例示する図表である。 因子負荷量の絶対値が閾値を越えるか否かを判定した書き換え後の解析結果をより具体的に例示する図表である。 有効質問選択処理ステップを説明するフローチャートである。 有効質問選択処理ステップ後の解析結果を具体的に例示する図表である。
本発明の好ましい一実施形態に係る質問項目選択方法は、図1に示すように、データベース12を備えるコンピュータ11を含むコンピュータシステム10を用いて実施され、例えば個人の健康状態に合わせて生涯にわたる総合的な健康づくりを無理なく行えるように、今後の食生活や行動様式等をサポートするのに適切なデータを得ることを目的として、例えば健康状態とその管理に関する有効なアンケート項目を選択できるようにするために採用されたものである。
そして、本実施形態の質問項目選択方法は、因子分析用プログラムが組み込まれたコンピュータシステム10によるアンケートデータ解析用の質問項目選択方法であって、図2に示すように、複数の質問項目に対する回答であるアンケートデータを多数収集して因子分析を行うことで、共通の因子を抽出する因子抽出処理ステップS1と、因子抽出処理ステップS1で抽出された各因子と相関性の弱い質問項目として、予め定められた所定の絶対値を下回る因子負荷量となるアンケート項目を切捨てて、各因子と相関性の強い質問項目のみを選択する質問項目切捨て処理ステップS2と、質問項目切捨て処理ステップS2で選択された各因子と相関性の強い質問項目のうち、特定の因子とのみ正の相関性の強い質問項目を有効質問として選択する有効質問選択処理ステップS3とを含んでおり、有効質問選択処理ステップS3で選択された有効質問をアンケート項目に含めて、当該特定の因子に関するアンケートすなわち複数の質問の組み合わせを作成する。
アンケート調査は、このように作成されたアンケートすなわち有効質問選択処理ステップS3で選択された有効質問を含む複数の質問の組み合せを印刷することでアンケート帳票を作成して、あるいはパソコンや携帯電話装置などの電子装置の画面に表示して調査対象者に提示し、回答を求めるか、または調査を行うインタビュアーが、アンケートが印刷されたアンケート帳票やアンケートが表示された上記のごとき電子装置の画面を見て口頭で質問し、回答を集めるなどの方法で行われる。
本実施形態では、質問項目選択方法およびアンケート帳票の作成方法を実施する図1に示すコンピュータシステム10を構成するコンピュータ11は、データベース12を備えるコンピュータとして公知のものであり、データベース12は、CPU、ROM、RAM、I/F、記憶手段、入力手段、表示手段、出力手段等を備えている。
コンピュータ11のCPUは、ROMに組み込まれた制御プログラムに従って、RAMをワークエリアとして使用しながら、データベース12の全体の動作を制御する。また、CPUは、各種のデータ解析用プログラムやその他のコンピュータプログラムがハードディスクの図示しないプログラム記憶部に組み込まれていることにより、後述するように、例えば因子分析によるアンケートデータの解析や、アンケート帳票の表示や印刷など、その他の種々の処理を行う。データベース12の記憶手段は、例えば各種の健康状態とその管理に関するアンケートデータやその他のデータをハードディスクにより構成されるデータ記憶部13に記憶させると共に、記憶させたデータを読み出させてデータの解析やその他の処理に供する。さらに、コンピュータ11は、ディスプレイ装置からなる表示部14や、プリンタからなる印刷部15や、キーボードやマウスからなる入力部16等と接続している。
また、本実施形態では、コンピュータ11のCPUには、データ解析用プログラムとして、因子分析用プログラムが組み込まれていることにより、例えばデータ記憶部13に記憶された各種の多数のアンケートデータから適宜抽出されたデータに基づいて、因子分析を行うことができるようになっている。因子分析用プログラムとしては、好ましくは統計解析ソフトとして公知の「SPSS」(エス・ピー・エス・エス株式会社製)を用いることができる。
本実施系形態では、図2に示すように、例えば「SPSS」を立ち上げた後に、因子分析を行うのに適したアンケート項目を抽出する処理を行う。すなわち、アンケート結果と共にデータ記憶部20に記憶されている、予め実施された予備アンケートでの多数のアンケート項目から、アンケート対象者(アンケート回答者)を分類するのに適切と思われる複数のアンケート項目を抽出する。このようなアンケート項目を抽出する処理は、例えば図3に示すような、アドレスと共に質問文等のデータ内容が表示された質問テーブルから、適切と思われるアンケート項目を選択することで、容易に行うことができる。なお、質問テーブルの有効フラグの欄は、最初はs(1)が1であったものが、アンケート項目の抽出処理後には、図4に示すように、「1」(有効)又は「0」(無効)のいずれかの値をとることになる。
本実施系形態の質問項目選択方法の因子抽出処理ステップS1では、上述の予備アンケートでの、各アンケート項目に関する複数のアンケート回答者による、図5に示すような回答結果のデータに基づいて、因子分析を行うことにより、各アンケート項目に共通する因子を抽出する処理を行う。このような因子分析は、上述の「SPSS」の機能を用いて容易に行うことができる。また分析方法として主因子法を選択し、バリマックス回転によって因子負荷量の分散を最大にすることが好ましい。因子抽出処理ステップS1によるアンケートデータの解析結果を、図6に示す。
ここで、因子分析を行うための、図5に示すような複数のアンケート項目に対する複数のアンケート回答者による多数のアンケートデータの値は、例えば0から4までの整数を取る、5つの回答選択肢から順序変数として得られたアンケートデータであることが好ましい。因子分析を行うための多数のアンケートデータの値が、5つの回答選択肢から順序変数として得られた整数であることにより、精度の良い分析が可能になる。また、これによって、例えば図7において具体的に示すように、因子負荷量が実数で表されたアンケートデータの解析結果を、容易に得ることが可能になる。
本実施系形態の質問項目選択方法の質問項目切捨て処理ステップS2では、因子抽出ステップS1で抽出された各因子と相関性の弱い質問項目として、予め定められた所定の絶対値を下回る因子負荷量となるアンケート項目を切捨てて、各因子と相関性の強い質問項目のみを選択する。質問項目切捨て処理ステップS2では、図8に示すフローチャートに従って、まず、図6に示す図表の各因子負荷量(R(i,j))の絶対値が、予め定められた絶対値である閾値RTH未満となるか否かを判定する。因子負荷量(R(i,j))の絶対値が閾値RTH未満となる場合には、(R(i,j))を「0」に置き換え、因子負荷量(R(i,j))の絶対値が閾値RTH以上となる場合には、(R(i,j))を(r(i,j))に置き換える。すなわち、図6の(R(i,j))を(r(i,j))に置き換えた図9では、(R(i,j))のうち、絶対値が閾値RTH未満となる(R(i,j))は、置き換えられて「0」の値をとることになる。そして、置き換え後の(R(i,j))すなわち(r(i,j))を示す図9において、各質問項目のうち、行方向の(r(i,j))の値が全て「0」となっている質問項目を、各因子と相関性の弱い質問項目として切り捨てる一方で、行方向の(r(i,j))の値が全て「0」となっていない質問項目を、いずれかの因子と相関性の強い有効質問候補として、アドレスとともに保存する。
より具体的には、予め定められた閾値RTHを「0.4」として図7の図表の各因子負荷量の絶対値が「0.4」未満か否かを判定した後の、書き換え後の解析結果を示す図10の図表では、行方向の因子負荷量の値が全て「0」となっている、Q2とQ5の質問項目は、いずれの因子とも相関性の弱い質問項目として切り捨てられる一方で、Q1、Q3、Q4、及びQ6の質問項目は、少なくとも1つの因子と相関性の強い有効質問候補として選択されて、アドレスとともに保存されることになる。
本実施形態の質問項目選択方法の有効質問選択処理ステップS3では、さらに、質問項目切捨て処理ステップS2で選択された各因子と相関性の強い質問項目(有効質問候補)のうち、特定の因子とのみ正の相関性の強い質問項目を、有効質問として選択する。すなわち、有効質問選択処理ステップS3では、図11に示すフローチャートに従って、書き換え後の解析結果を例示す図9の図表において、行方向の(r(i,j))の値が全て「0」となっていない、いずれかの因子と相関性の強い質問項目(有効質問候補)のうち、因子kについての(r(i,j))が「0」ではなく、かつ因子k以外の他の全ての因子についての(r(i,j))が「0」又はマイナスとなっている質問項目を、当該因子kに関する有効質問として選択する。
より具体的には、予め定められた閾値RTHを「0.4」として判定した後の、書き換え後の解析結果を示す図10の図表では、因子4についての因子負荷量が「0」ではなく「0.5」となっていて、因子4以外の他の全ての因子1〜3についての因子負荷量が「0」又はマイナスとなっているQ7の質問項目を、図12に示すように、当該因子4に関する、いわゆる一因子構造を備える有効質問として選択することが可能になる。
本実施形態では、上述のようにして得られた一因子構造を備える質問項目Q7を有効質問として選択して、この選択された有効質問をアンケート項目に含めることで、例えば当該特定の因子4に関する調査に有効なアンケートが作成されることになる。
作成されたアンケートは、CPUのプログラム記憶部に組み込まれている、市販のワープロソフトに附属する周知の差込印刷ソフトウエアを活用するなどして、印刷用のデータに加工され、印刷部15に送られて印刷される。このようにして、選択された有効質問をアンケート項目として含むアンケート帳票が作成される。
そして、上述の構成を備える本実施形態の質問項目選択方法およびアンケート帳票の作成方法によれば、予備アンケートによる多数のアンケート項目から選んだ小数のアンケート項目を、同じ分類を行うためのアンケート項目として用いることを可能にすることができる。
すなわち、本実施形態の質問項目選択方法によれば、多数のアンケートデータを収集して因子分析を行うことで共通の因子を抽出する因子抽出処理ステップS1と、予め定められた所定の絶対値を下回る因子負荷量となるアンケート項目を切捨てて、各因子と相関性の強い質問項目のみを選択する質問項目切捨て処理ステップS2と、特定の因子とのみ正の相関性の強い質問項目を有効質問として選択する有効質問選択処理ステップS3とを含んでおり、有効質問選択処理ステップS3で選択された一因子構造を備える有効質問をアンケート項目に含めて、また好ましくは有効質問選択処理ステップS3で選択された一因子構造を備える有効質問のみをアンケート項目として、アンケートを作成するので、少数のアンケート項目で有効なアンケートを行うことが可能になる。
このようにして作成したアンケートを、前述のごとく印刷部15で印刷することで、質問項目が少ない、すなわちページ数が少ないアンケート帳票を作成することができ、アンケート回答者の負担を減らすことができ、結果としてアンケートへの回答の回収率の向上につなげることが可能になる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されることなく種々の変更が可能である。例えば、因子分析を行うための複数のアンケート項目による多数のアンケートデータは、5つの回答選択肢から順序変数として得られたアンケートデータである必要は必ずしもない。また、因子分析用プログラムとして、「SPSS」以外のその他の公知の因子分析用プログラムを用いることもできる。
また、有効質問選択処理ステップS3で選択された一因子構造を備える有効質問のほかにも、アンケート項目として他の質問を加えてアンケートを作成することも任意である。このように追加したアンケート項目は新たな有効質問の候補とすることができ、これにより、アンケート項目の内容を時代や環境の変化に応じて変化させていくことが可能になる。
10 コンピュータシステム
11 コンピュータ
12 データベース
13 データ記憶部
14 表示部
15 印刷部
16 入力部

Claims (2)

  1. 因子分析用プログラムが組み込まれたコンピュータシステムによるアンケートデータ解析用の質問項目選択方法であって、
    複数のアンケート項目に対する多数のアンケートデータを収集して因子分析を行うことで、共通の因子を抽出する因子抽出処理ステップと、
    該因子抽出処理ステップで抽出された各因子と相関性の弱い質問項目として、予め定められた所定の絶対値を下回る因子負荷量となる質問項目を切捨てて、各因子と相関性の強い質問項目のみを選択する質問項目切捨て処理ステップと、
    該質問項目切捨て処理ステップで選択された各因子と相関性の強い質問項目のうち、特定の因子とのみ正の相関性の強い質問項目を有効質問として選択する有効質問選択処理ステップとを含み、
    該有効質問選択処理ステップで選択された有効質問をアンケート項目に含めて、当該特定の因子に関するアンケートが作成される質問項目選択方法。
  2. 因子分析を行うための前記複数のアンケート項目による多数のアンケートデータは、5つの回答選択肢から順序変数として得られたアンケートデータである請求項1記載の質問項目選択方法。
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