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JP5779121B2 - 充電インレット - Google Patents
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JP5779121B2 - 充電インレット - Google Patents

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Description

本発明は、給電プラグを接続する充電インレットに関する。
近年、環境問題への意識の高まりから、二酸化炭素の排出量の少ない車両として、例えばプラグインハイブリッド車や電気自動車等の普及が進んでいる。これらバッテリ充電式の車両の場合、バッテリの充電は、充電設備から延びる充電ケーブルの先端の給電プラグを、車両に設けられた充電インレットに接続し、充電ケーブルに設けられた電源スイッチをオンすることにより実施する(特許文献1等参照)。
給電プラグは、野外で使用される際、水等が付着することが想定される。バッテリ充電時、濡れた給電プラグを充電インレットに挿し込むと、給電プラグに付着した水が充電インレットの内部に流れ込み、充電インレットの電気部品が被水する可能性がある。これに対応するために、充電インレットに水抜き用の孔を設け、インレット内部に入り込んだ水を、外部に排出する構造が考案されている(特許文献2等参照)。
特開平9−161898号公報 実用登録新案2533738号公報
しかし、特許文献2の充電インレットは、1つの穴に複数の端子が収容されたインレット構造を前提とし、インレット内部に浸入した水を、1つの孔から排出する構造をとっている。このため、個別の端子挿込穴に各々端子が収容された充電インレットとは、そもそもの前提構成が異なるので、この構造の充電インレットにおいて、排水を確保できる技術開発のニーズがあった。
本発明の目的は、各端子挿込部の内面に付着した水を、インレット外部に排出することができる充電インレットを提供することにある。
前記問題点を解決するために、本発明では、車両のバッテリを充電可能な給電プラグを接続可能であり、前記給電プラグから供給される電力により前記バッテリを充電可能な充電インレットにおいて、前記給電プラグのプラグ側端子を挿し込み可能であり、当該プラグ側端子と接続されるインレット側端子をそれぞれ収容する複数の端子挿込部と、前記端子挿込部に各々形成され、前記端子挿込部の中心から外側方向に延びるとともに孔出口を前記中心よりも下方に配置した複数の水抜き部と、前記端子挿込部及び前記水抜き部を有する給電プラグ嵌合部と、前記バッテリから延びる車体コネクタを直接接続することが可能な直結型をなす車体コネクタ嵌合部とを備え、前記車体コネクタ嵌合部は、車体内壁の内側に配置され、前記水抜き部は、前記車体内壁の外側に配置されて当該車体内壁の外側で開口し、水を前記車体内壁の外側に排出することを要旨とする。
本発明の構成によれば、各端子挿込部に水抜き部をそれぞれ設けたので、各端子挿込部に水が浸入した場合であっても、各端子挿込部から水をインレット外部に排出することが可能となる。よって、インレット内部に浸入した水を、各端子挿込部の水抜き部から効率よくインレット外部に排出することが可能となる。このため、インレットの奥に配置された電装品を被水から保護することが可能となる。また、この構成によれば、端子接続部に浸入した水を車体内壁の外側に排出するので、水を車体内壁の内側に流入させずに済む。このため、車体内壁の内側にある車体コネクタ嵌合部(車載電装品)を被水から保護することが可能となる。
本発明では、前記水抜き部は、水抜きの主の孔である水落とし孔と、当該水落とし孔を上方向に延長することにより形成される水膜切り孔とを備えたことを要旨とする。この構成によれば、水膜切り孔によって孔に水が張り難くなるので、水抜き部において高い排水性を確保することが可能となる。
本発明では、前記水抜き部は、前記端子挿込部の最奥位置に形成されていることを要旨とする。この構成によれば、端子挿込部に浸入した水を端子挿込部の最奥位置において集約し、水抜き部からインレット外部に排出する。よって、水抜き部の高い排水性の確保に効果が高くなる。
本発明では、前記端子挿込部において、前記インレット側端子とインレット本体との組み付け部から内部に浸入した水を、当該インレット本体の外部に排出する補助水抜き部を備えたことを要旨とする。この構成によれば、インレット側端子とインレット本体との組み付け部から、水がインレット内部に更に浸入したとしても、この水を補助水抜き部により外部に排出することが可能となる。よって、車体内部への水浸入の防止に一層効果が高くなる。
本発明によれば、インレット側端子ごとに端子挿込部を有する充電インレットにおいて、端子挿込部の内面に付着した水を、インレット外部に排出することができる。
一実施形態の充電インレット及び給電プラグの外観を示す斜視図。 充電インレットの車体コネクタ嵌合部のコネクタ接続構造を示す斜視図。 充電インレットを給電プラグ嵌合部と車体コネクタ嵌合部とに分離した斜視図。 充電インレットの分解斜視図。 図4のII−II線断面図。 充電インレットを斜め下方向から見た斜視図。 図6のIII−III線断面図。 図7の断面部分の正面図。 メイン水抜き部の孔構造の原理図。 メイン水抜き部の開口角度の説明図。 図6のIV−IV線断面図。 図11の断面部分の正面図。 ロックモジュールが取り付けられた充電インレットの縦断面図。 水吸い取り部の拡大斜視図。
以下、本発明を具体化した充電インレットの一実施形態を図1〜図14に従って説明する。
図1に示すように、車両(プラグインハイブリッド車、電気自動車)の車体1には、リッド2により開閉可能な給電口3が設けられている。給電口3のパネル部4には、給電プラグ5の接続箇所として充電インレット6が設けられている。充電インレット6のインレット本体7の正面には、給電プラグ5の接続先である略筒状の給電プラグ嵌合部8が設けられている。
給電プラグ嵌合部8には、給電プラグ5のプラグ側端子(パワー線、アース線、信号線の各端子)を挿し込む略円筒状の複数の端子挿込穴9〜13が貫設されている。端子挿込穴9〜13は、各々独立した円筒状のキャビティの穴により形成される。本例の場合は、一対のパワー用端子挿込穴9,10と、1つのアース用端子挿込穴11と、一対の信号用端子挿込穴12,13とがある。なお、端子挿込穴9〜13が端子挿込部に相当する。
充電インレット6の径方向外側には、給電プラグ5の係止に使用する無底略筒状のロックモジュール14が設けられている。給電プラグ5を充電インレット6に接続するとき、給電プラグ5に設けられた回動式のロックレバー15の先端の爪部16を、ロックモジュール14の外周面上部に形成されたレバー係止突17に引っ掛けることにより、給電プラグ5に挿し込まれた給電プラグ5を接続状態で保持する。
図2に示すように、インレット本体7の背面には、車体コネクタ18の接続先である車体コネクタ嵌合部21が設けられている。即ち、本例の充電インレット6は、車体から延びる車体コネクタ18を直に接続可能な直結型となっている。車体コネクタ18は、パワー用車体側メスコネクタ19及びアース/信号用車体側メスコネクタ20を有する。車体コネクタ嵌合部21は、車体側から延びるパワー用車体側メスコネクタ19を接続する第1車体コネクタ嵌合部22と、車体側から延びるアース/信号用車体側メスコネクタ20を接続する第2車体コネクタ嵌合部23とからなる。第1車体コネクタ嵌合部22には、パワー用車体側メスコネクタ19の端子(図示略)を挿し込む端子挿込穴24が形成されている。第2車体コネクタ嵌合部23には、アース/信号用車体側メスコネクタ20の端子(図示略)を挿し込む端子挿込穴25が形成されている。
パワー用車体側メスコネクタ19には、一対のパワー線ワイヤーハーネス26が接続されている。パワー線ワイヤーハーネス26は、ハーネスの途中でアースされている。アース/信号用車体側メスコネクタ20には、アース線ワイヤーハーネス27及び一対の信号線ワイヤーハーネス28が接続されている。信号線ワイヤーハーネス28は、ハーネスの途中をアース線ワイヤーハーネス27に接続することにより、アースされている。
図3及び図4に示すように、インレット本体7は、別部品である給電プラグ嵌合部8及び車体コネクタ嵌合部21を一体組み付けすることにより一部品に形成されている。車体コネクタ嵌合部21には、給電プラグ嵌合部8側の端縁において、周方向一帯にフランジ部29が突設されている。フランジ部29の外周には、板状の突及びアーム状の爪からなるロックモジュール係止部30が複数組形成されている。
図3〜図5に示すように、充電インレット6には、電気端子として複数のターミナル31〜35が設けられている。本例の場合は、一対のパワー用ターミナル31,32と、1つのアース用ターミナル33と、一対の信号用ターミナル34,35とがある。ターミナル31〜35は、開放側の円柱状の先端側端子部31a〜35aが給電プラグ5との電気接続箇所となり、根元側の平板状の基端側端子部31b〜35bが車体コネクタ18との電気接続箇所となる。なお、ターミナル31〜35がインレット側端子に相当する。
フランジ部29の座面29aには、ターミナル31〜35を挿し込んで取り付けることが可能なターミナル取付孔36〜40が貫設されている。ターミナル31〜35の略中央位置には、ターミナル31〜35の長手方向に対し直行する方向の両側に、一対の圧入片41が突出形成されている。ターミナル31〜35は、ターミナル取付孔36〜40の両端の幅の狭い部分に、一対の圧入片41を圧入することにより固定されている。
図5,図7及び図8に示すように、先端側端子部31a〜35aは、端子挿込穴9〜13の底壁に貫設された通し孔9a〜13aに挿し込まれることにより、端子挿込穴9〜13内に各々露出されている。基端側端子部31b〜35bは、ターミナル取付孔36〜40の奥の小径孔36a〜40aに挿し込まれることにより、端子挿込穴24,25内に各々露出されている。図5に示すように、充電インレット6は、車体への組み付け時、給電プラグ嵌合部8が給電口3に露出され、車体コネクタ嵌合部21が車体1の内部に組み込まれる。
図4及び図5に示すように、ターミナル31〜35は、リング状のシール部材42〜46を介して、ターミナル取付孔36〜40に挿し込まれている。シール部材42〜46は、給電プラグ嵌合部8から車体コネクタ嵌合部21への水の浸入を防ぐ役目を有し、例えば樹脂製(ゴム製)のパッキンからなる。図5に示すように、シール部材42〜46は、基端側端子部31b〜35bの略中央に位置する中間幅のシール取付部47に取り付けられ、ターミナル取付孔36〜40において奥寄りの位置に配置されている。シール部材42〜46は、ターミナル31〜35(圧入片41)の圧入固定により、ターミナル取付孔36〜40において位置決め固定されている。
図6〜図8に示すように、充電インレット6(給電プラグ嵌合部8)には、各端子挿込穴9〜13において、浸入してきた水等を外側方向(図8の白抜き矢印方向)に引き出して穴外部に排出するメイン水抜き部48〜52が形成されている。メイン水抜き部48〜52は、給電プラグ嵌合部8の奥位置(図7の+軸方向の端部)に形成されている。よって、図6及び図7に示すように、メイン水抜き部48〜52は、端子挿込穴9〜13の突き当たり面において水を外部に抜く。
図9に示すように、メイン水抜き部48〜52は、水排出の主経路となる水落とし孔53と、水落とし孔53を充電インレット6の外周において上方向に延長することにより形成された水膜切り孔54とを備えた孔として定義される。ところで、この種の水抜き孔は、孔全体に水がかからなければ孔に水膜が張らず、水が溜まり難くなる特性がある。よって、通常の水抜き孔として形成される水落とし孔53を周方向に延長すること、つまり水膜切り孔54を延設すれば、孔に水がかかり難くなる。これにより、メイン水抜き部48〜52には水が張り難くなり、高い排水性が確保される。
図7及び図8に示すように、メイン水抜き部48〜52には、水が流れ落ちる主経路として水案内壁48a〜52aが形成されている。水案内壁48a〜52aは、水落とし孔53の一経路として定義される。水落とし孔53は、孔出口が端子挿込穴9(10〜13)の中心Pよりも垂直方向下方に位置する孔でもある。穴の中心Pは、ターミナル31〜35の軸に一致する。
また、メイン水抜き部48〜52には、水案内壁48a〜52aと対向する位置において通路壁48b〜52bが形成されている。通路壁48b〜52bは、水膜切り孔54の一経路として定義される。また、通路壁48b〜52bは、水平方向に平行に延びる壁であり、メイン水抜き部48〜52に水膜が張らないように働く。水案内壁48a〜52a及び通路壁48b〜52bは、メイン水抜き部48〜52において略テーパ状の孔を形成する。
図10に示すように、メイン水抜き部48〜52(図10は水抜き孔48のみ図示)の孔の開き角度θは、少なくとも90度をとるように形成されている。孔の開き角度θは、端子挿込穴9の中心Pを頂点とし、頂点から水案内壁48aの付け根M1を結ぶ直線をLaとし、頂点から通路壁48bの付け根M2を結ぶ直線をLbとすると、直線La,Lbのなす角に相当する。なお、メイン水抜き部49〜52も同様の開き角度θに設定されている。孔の開き角度θを90度とすれば、孔に水が張り難くなることが確認された。
図11及び図12に示すように、充電インレット6には、メイン水抜き部48〜52の更に奥の位置において充電インレット6内の水を外部に抜く補助水抜き部55が設けられている。これは、ターミナル31〜35と通し孔9a〜13aとの間の組み付け部にはクリアランスが存在するため、メイン水抜き部48〜52で取り切れなかった水が、通し孔9a〜13aのクリアランスを介してインレット奥に入り込む可能性があるので、メイン水抜き部48〜52の更に奥に補助水抜き部55を設けて、奥に侵入してきた水をインレット外部に排出する。よって、本例の充電インレット6は、2段の水抜き構造によりインレット内の水を外部に排出可能である。
補助水抜き部55は、各ターミナル31〜35を収容する5つの収容室56〜60が設けられている。収容室56〜60は、パワー用ターミナル31,32を収容する第1収容室56及び第2収容室57が垂直方向において最も上に配置され、信号用ターミナル34,35を収容する第3収容室58及び第4収容室59が真ん中に配置され、アース用ターミナル33を収容する第5収容室60が最も下に配置されている。収容室56〜60は、略円環状の外周壁61及び4つの区画壁62〜65に区画されることにより形成される。
外周壁61及び第1区画壁62の間には、第1収容室56及び第3収容室58を繋ぐ第1連通孔66が形成されている。外周壁61及び第2区画壁63の間には、第2収容室57及び第4収容室59を繋ぐ第2連通孔67が形成されている。外周壁61及び第3区画壁64の間には、第3収容室58及び第5収容室60を繋ぐ第3連通孔68が形成されている。外周壁61及び第4区画壁65の間には、第4収容室59及び第5収容室60を繋ぐ第4連通孔69が形成されている。外周壁61の垂直方向下端には、第1連通孔66→第3連通孔68を流れてきた水と、第2連通孔67→第4連通孔69を流れてきた水とを、インレット外部に排出する水落とし孔70が形成されている。
図13に示すように、ロックモジュール14の突き当り面の下部には、メイン水抜き部48〜52から流れ出た水を外部に排出する第1排出孔71と、補助水抜き部55から流れ出た水を外部に排出する第2排出孔72とが貫設されている。第2排出孔72は、第1排出孔71よりも軸方向奥に配置されている。第1排出孔71及び第2排出孔72は、車体内壁の外側に水を排出する。
図14に示すように、メイン水抜き部48,49の各水案内壁48a,49a,の表面には、孔に張った水膜を吸い取る水吸い取り部73(図14はメイン水抜き部49側のみ図示)が各々形成されている。水吸い取り部73は、斜面状の水案内壁48a,49bにおいて、縦方向に延びる溝から形成される。水吸い取り部73は、縦方向に延びる溝により、孔に張った水を引き込む働きをし、孔に水膜をでき難くする。なお、水吸い取り部73は、メイン水抜き部51,52にも形成してよい。
次に、本例のメイン水抜き部48〜52及び補助水抜き部55の作用を、図6,図8,図12及び図13に従って説明する。
図8に示すように、水等の付着した給電プラグ5を給電プラグ嵌合部8に接続した際、その水が端子挿込穴9〜13に流入したとする。アース用端子挿込穴11に流入した水は、メイン水抜き部50により真下に流され、給電プラグ嵌合部8の外部に排出される。また、端子挿込穴9,10,12,13に流入した水は、メイン水抜き部48,49,51,52により側方に流され、インレット外部に排出される。
図6に示すように、メイン水抜き部48,49,51,52から排出された水は、給電プラグ嵌合部8の外周面を伝いながら、自重により落ちていく。そして、図13に示すように、メイン水抜き部48〜52から排出された水は、最終的にロックモジュール14の第1排出孔71からインレット外部に排出される。第1排出孔71から排出された水は、車体内壁の外側、例えば車外や、パネル部4及び車体内壁間の隙間などに落とされる。
本例の場合、メイン水抜き部48〜52は、単なる水落とし孔53を持つ形状の孔ではなおく、水落とし孔53に縦方向に切り欠いて孔を延長することにより、水膜切り孔54を有する孔形状をとる。このため、メイン水抜き部48〜52の孔構造を、水が孔に張り難い孔とすることが可能となるので、メイン水抜き部48〜52からスムーズに水が排出される。
端子挿込穴9〜13に流入した水は、ターミナル31〜35の組み付け部である通し孔9a〜13aから給電プラグ嵌合部8の奥、つまり第1収容室56〜第5収容室60に流入することもある。この場合、図12に示すように、第1収容室56に流入した水は第1連通孔66を通じて第3収容室58に流れ、第3収容室58にある水は第3連通孔68を通り、水落とし孔70から給電プラグ嵌合部8の外部に排出される。また、第2収容室57に流入した水は第2連通孔67を通じて第4収容室59に流れ、第4収容室59にある水は第4連通孔69を通り、水落とし孔70から給電プラグ嵌合部8の外部に排出される。
図13に示すように、補助水抜き部55(水落とし孔70)から排出された水は、ロックモジュール14の第2排出孔72からインレット外部に排出される。第2排出孔72から排出されて水は、車体内壁の外側、例えば車外や、パネル部4及び車体内壁間の隙間などに落とされる。
本実施形態の構成によれば、以下に記載の効果を得ることができる。
(1)端子挿込穴9〜13に流入した水を給電プラグ嵌合部8の外側方向に流して給電プラグ嵌合部8の外部に排出するメイン水抜き部48〜52を設けたので、流入水を車体コネクタ嵌合部21の端子挿込穴24,25に至り難くすることができる。よって、直結型の充電インレット6の場合、車体コネクタ嵌合部21を給電プラグ嵌合部8に一体形成することから、車体コネクタ嵌合部21の被水防止構造が必要になるが、これに対処することができる。
(2)水落とし孔53において周方向上側に孔を延長することにより水膜切り孔54を形成したので、メイン水抜き部48〜52に水が張り難くなる。よって、メイン水抜き部48〜52の高い排水性を確保することができる。
(3)メイン水抜き部48〜52を端子挿込穴9〜13の軸方向突き当り面に配置したので、端子挿込穴9〜13に流入した水を給電プラグ嵌合部8の突き当り面に集約してインレット外部に排出することができる。よって、メイン水抜き部48〜52の高い排水性確保に効果が高くなる。
(4)メイン水抜き部48〜52の奥位置に補助水抜き部55を設けて、2段の排水構造とした。このため、仮にターミナル31〜35の組み付け部の通し孔9a〜13aのクリアランスから水が奥に流入したとしても、これを補助水抜き部55からインレット外部に排出することができる。よって、車体コネクタ嵌合部21の被水防止に一層効果が高くなる。
(5)端子挿込穴9〜13に流入した水を、車体内壁の外部に位置するメイン水抜き部48〜52及び補助水抜き部55からインレット外部に排出する。よって、端子挿込穴9〜13に流入した水を車体内壁の内部、つまり車体1の内部に流入させずに済むので、車体コネクタ嵌合部21の被水防止に一層効果が高くなる。
(6)メイン水抜き部48,49の水案内壁48a,49aに水吸い取り部73を設けたので、メイン水抜き部48,49に水を張り難くすることができる。よって、メイン水抜き部48,49の高い排水性確保に効果が高くなる。
(7)ロックモジュール14に第1排出孔71及び第2排出孔72を設けたので、メイン水抜き部48〜52及び補助水抜き部55から排出された水を、第1排出孔71及び第2排出孔72からロックモジュール14の外部に流すことができる。よって、ロックモジュール14内に水が溜まることもない。
(8)ターミナル31〜35にシール部材42〜46を取り付けたので、給電プラグ嵌合部8内に流入した水を端子挿込穴24,25に至り難くすることができる。よって、車体コネクタ嵌合部21の被水防止に一層効果が高くなる。
なお、実施形態はこれまでに述べた構成に限らず、以下の態様に変更してもよい。
・シール部材42〜46は、ターミナル31〜35の圧入固定を利用してターミナル取付孔36〜40に位置決め固定されることに限定されない。例えば、ターミナル取付孔46〜40の内周面に係止爪を設け、この係止爪によりにシール部材42〜46を嵌め込み係止してもよい。
・シール手段は、各ターミナル31〜35に取り付けられたリング状のシール部材42〜46に限定されない。即ち、ターミナル31〜35及びターミナル取付孔36〜40間の隙間を埋めることが可能であれば、他の部材に変更可能である。
・パネル部4には、充電状態を表すインジケータや各種スイッチが配設されてもよい。
・ターミナル31〜35の端子形状は、実施形態で述べた形状に限らず、他の形状に適宜変更可能である。
・給電プラグ嵌合部8の端子及び車体コネクタ嵌合部21の端子は、ターミナル31〜35の一端及び他端を各々端子とする構成に限定されない。例えば各端子が各々別部品からなり、これらを配線で電気接続する構成としてもよい。
・ターミナル31〜35の固定は、圧入固定に限定されない。例えば、かしめや接着など、他の取り付け方法を採用可能である。
・ターミナル取付孔36〜40は、途中で開口径が小さくなる孔に限定されず、一律の径を有する孔としてもよい。
・車体コネクタ嵌合部21は、2つの嵌合部から構成されることに限定されず、例えば1つでもよいし、3つ以上から構成されてもよい。
・車体コネクタ嵌合部21は、給電プラグ嵌合部8の背面に形成されることに限定されず、他の位置に変更可能である。
・充電インレット6のターミナル数は、5つに限定されず、他の本数に設定してもよい。
・充電インレット6のターミナルは、周方向に並び配置されることに限定されず、配置位置を自由に変更可能である。
・メイン水抜き部48〜52は、水膜切り孔54を有する形状に限定されず、単なる真っ直ぐな孔でもよい。
・メイン水抜き部48〜52は、端子挿込穴9〜12の途中位置に配置されてもよい。
・メイン水抜き部48〜52の経路は、実施形態で述べた形状に限定されず、水をインレット外部に排出できれば、他の形状に変更可能である。
・補助水抜き部55は、収容室56〜60で集めた水を1箇所の水落とし孔70から排出する構造に限定されない。例えば、メイン水抜き部48〜52と同様に、収容室56〜60ごとに独立した水抜き用の孔を有する構造としてもよい。
・メイン水抜き部48〜52の開口孔形状は、長方形に限定されず、円形や三角形など、他の形状に変更してもよい。なお、これは、他の孔についても同様に言える。
・補助水抜き部55の排水構造は、水をインレット外部に排出できれば、他の形状や構造に変更可能である。
・水吸い取り部73の溝は、複数に限らず、例えば1本でもよい。水吸い取り部73の溝幅は、一定でもよいし、ランダムでもよい。また、水吸い取り部73は、例えば複数の凹凸形状など、他の形状に変更可能である。
・ロックモジュール14の排出孔は、第1排出孔71及び第2排出孔72の2つ孔に限定されず、1つの孔にまとめてもよい。
・バッテリは、走行動力源を供給するものに限定されず、車載された二次電池や蓄電装置であればよい。
・充電インレット6は、ターミナル31〜35ごとに独立した端子挿込穴9〜13を有する形状に限定されない。例えば、1つの大きな端子挿込穴にターミナル31〜35がまとめて収納されてもよい。
・充電インレット6は、直結型に限定されず、給電プラグ嵌合部8及び車体コネクタ嵌合部21が別部品となっており、これらをワイヤーハーネスにより接続する構造でもよい。
・車両は、プラグインハイブリッド車や電気自動車に限定されず、車載された電池や蓄電装置の充電が必要な車両であれよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について、それらの効果とともに以下に追記する。
(イ)請求項1〜のいずれかにおいて、前記インレット側端子は、一端が前記給電プラグ嵌合部の端子として形成され、他端が前記車体コネクタ嵌合部の端子として形成されている。この構成によれば、端子部材が1部品で済むので、部品点数の削減が可能となる。
(ロ)請求項1〜,前記技術的思想(イ)のいずれかにおいて、前記端子挿込部を構成するキャビティ部に、前記水抜き部に付着した水を吸い取って、当該水抜き部に水膜を張り難くする水吸い取り部を設けた。この構成によれば、メイン水抜き部の排水性確保に一層寄与する。
(ハ)請求項1〜,前記技術的思想(イ),(ロ)のいずれかにおいて、給電プラグに設けられたロックレバーの係止先となる筒状のロックモジュールを備え、当該ロックモジュールは、前記水抜き部から排出された水を外側に排出する排出孔を備えた。この構成によれば、充電インレット及びロックモジュールの間の隙間に水が溜まり難くなるので、水の排水性確保に一層効果が高くなる。
5…給電プラグ、6…充電インレット、7…インレット本体、8…給電プラグ嵌合部、9〜13…端子挿込部としての端子挿込穴、18…車体コネクタ、21…車体コネクタ嵌合部、31〜35…インレット側端子としてのターミナル、48…52…水抜き部としてのメイン水抜き部、53…水落とし孔、54…水膜切り孔、55…補助水抜き部、P…中心。

Claims (4)

  1. 車両のバッテリを充電可能な給電プラグを接続可能であり、前記給電プラグから供給される電力により前記バッテリを充電可能な充電インレットにおいて、
    前記給電プラグのプラグ側端子を挿し込み可能であり、当該プラグ側端子と接続されるインレット側端子をそれぞれ収容する複数の端子挿込部と、
    前記端子挿込部に各々形成され、前記端子挿込部の中心から外側方向に延びるとともに孔出口を前記中心よりも下方に配置した複数の水抜き部と
    前記端子挿込部及び前記水抜き部を有する給電プラグ嵌合部と、
    前記バッテリから延びる車体コネクタを直接接続することが可能な直結型をなす車体コネクタ嵌合部とを備え
    前記車体コネクタ嵌合部は、車体内壁の内側に配置され、前記水抜き部は、前記車体内壁の外側に配置されて当該車体内壁の外側で開口し、水を前記車体内壁の外側に排出する
    ことを特徴とする充電インレット。
  2. 前記水抜き部は、水抜きの主の孔である水落とし孔と、当該水落とし孔を上方向に延長することにより形成される水膜切り孔とを
    備えたことを特徴とする請求項1に記載の充電インレット。
  3. 前記水抜き部は、前記端子挿込部の最奥位置に形成されている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の充電インレット。
  4. 前記端子挿込部において、前記インレット側端子及びインレット本体の組み付け部のクリアランスから内部に浸入した水を、当該インレット本体の外部に排出する補助水抜き部を備えた
    ことを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか一項に記載の充電インレット。
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