JP5780461B2 - ネットワーク中継システム及びネットワーク中継システムの制御方法 - Google Patents
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Description
図1は、一実施形態のネットワーク中継システム10の構成例を概略的に示す図である。ネットワーク中継システム10は、例えばデータセンタ等の設備内において、複数の端末機器12の間で送受信されるネットワークフレームを中継する用途に適している。端末機器12は、例えばサーバー、ネットワーク中継器等である。なお、端末機器12の接続台数や種類は特に限定されない。
また、以下ではインターフェース中継器としての「IFS14a〜14x」を「IFS14」と表記し、ファブリック中継器としての「FS16a〜16h」を「FS16」と表記することがある。
例えば、異なる2台のIFS14aとIFS14bにそれぞれ接続された2台の端末機器12が相互にネットワークフレームを送受信する場合を考える。この場合、IFS14aに接続された端末機器12(送信元)から送信されたネットワークフレームは、上記のアルゴリズムにより、例えば特定のFS16dを介してIFS14bへ転送され、そしてIFS14bから送信先(宛先)の端末機器12へ転送される。このときIFS14bでは、全てのFS16a〜16hに対向するポートにLAG18bが設定されているため、IFS14bからLAG18b内にネットワークフレームが折り返し送信されることはない。
図2は、FS16の機能的な構成を概略的に示すブロック図である。すなわち、個々のFS16a〜16hの基本的な構成及び機能は共通している。
このうちメモリ部50は、例えば、書き換え可能なRAM(ランダムアクセスメモリ)によって構成される。メモリ部50は、FDB(フォワーディングデータベース)50aを記憶している。またメモリ部50は、FS16やポート46を識別する識別情報50bを記憶している。
また各ポート46は、フレーム転送処理部48から転送されたネットワークフレームをいずれかのIFS14a〜14xへ向けて送信する。
すなわちフレーム転送処理部48は、ポート46からネットワークフレームが転送されると、FDB50aに登録された情報をもとに転送先のポート46へネットワークフレームを中継する。
ここで本実施形態では、IFS14a〜14xからも接続先のFS16a〜16hへ向けて検知フレームを所定時間ごと(数十ミリ秒間〜数秒間ごと)に送信している。すなわち、IFS14a〜14x及びFS16a〜16hは、相互に検知フレームを送受信して互いの通信状態を監視している。
したがって、所定時間内にいずれかのポート46で検知フレームの受信を確認できなかった場合、FS16の障害判定部54は障害が発生したと判定する。
すなわち、障害通知フレームには、通信障害が発生したことを示す識別情報や、送信元のFS16a〜16hを識別する識別情報、障害通知フレームを送信するポート46a,46b,・・・,46xを識別する識別情報が格納されている。
図3は、IFS14の機能的な構成を概略的に示すブロック図である。すなわち、個々のIFS14a〜14xの基本的な構成及び機能は共通とする。また、IFS14及びFS16は、スイッチングハブとしてその基本的な構成及び機能が共通している。その上で図3には、IFS14としての特徴的な構成が示されている。
フレーム転送処理部60は、ネットワークフレーム中の宛先情報に基づいて、ネットワークフレームを転送先のポート58へ転送する。またフレーム転送処理部60は、ネットワークフレーム中の送信元アドレス情報に基づいて、FDB62aを作成及び更新する。
例えば、ポート58iに接続された端末機器12が別のポート58jに接続された端末機器12へデータを送る場合を想定する。この場合、送信元となる端末機器12は、データを含むネットワークフレームをIFS14へ送信する。送信されたネットワークフレームは、ポート58iにより受信されてフレーム転送処理部60へ転送される。
また、ポート58iに接続された端末機器12が他のIFS14a〜14xに接続された端末機器12へデータを送信する場合、送信元の端末機器12から送信されたネットワークフレームは、ポート58iにより受信されてフレーム転送処理部60へ転送される。
具体的には、障害判定部68は、いずれかのポート58a〜58hにおいて、上記の所定時間内にFS16a〜16hから送信された検知フレームの受信を確認できなかった場合、通信状態に障害が発生したと判定する。
しかし、IFS14では、障害通知フレーム生成部70により生成された障害通知フレームは、検知フレームの受信を確認することができなくなったポート58のみから送信される。したがって、検知フレームを受信しているポート58から障害通知フレームは送信されない。
なお、FS16a〜16hに対して通信状態に障害が発生したことを通知する方法として、障害判定部68は、障害通知フレーム生成部70に対して障害通知フレームを生成させるのではなく、検知フレームの受信を確認できなくなったポート58からの検知フレームの送信を停止させる方法もある。このような障害判定部68の動作例についてはさらに後述する。
またフレーム転送処理部60は、更新されたLAG設定テーブル62bを参照して、ネットワークフレームを接続先のFS16a〜16hへ向けて送信する。
したがって、通信障害の発生前に上記のポート58(障害通知フレームを受信したポート58)で送受信されていたネットワークフレームは、所定のアルゴリズムに基づいて新たに決定された他のポート58を介して送受信されるようになり、フレームの破棄は回避される。これは、LAG18の縮退による障害回避の一例である。
図4は、ネットワーク中継システム10の基本動作例を説明するための図である。なお、図4以降では煩雑化を防止するため、IFS14a〜14x及びFS16a〜16hの一部について図示を適宜省略している。一方、動作例についての理解を容易にするため、説明に関係するポート46a〜46x及びポート58a〜58hについて図示を追加している。
特に本実施形態においては、各IFS14a〜14xのポート58a〜58hにLAG18a〜18xが設定されているが、その内の全てのポート58a〜58hから各物理回線を通じて検知フレーム74が送信されている。
したがって各IFS14a〜14x及び各FS16a〜16hは、所定時間内に検知フレーム74,72(符号は対応順、以下でも同じ)を受信することで、互いの通信状態が正常であることを確認することができる。
なお、以下の説明において、「障害が発生したと判定」することを「障害検知」ともいう。
図5及び図6は、ネットワーク中継システム10による障害検知時の動作例1を説明するための図である。ここでは一例として、IFS14aとFS16aとの間の通信状態に障害が発生した場合について説明する。
障害通知フレーム76は、図2に示す障害通知フレーム生成部56において生成される。このとき障害通知フレーム76には、通信障害が発生したことを示す情報やFS16aを識別する識別情報が含まれる他、送信時の各ポート46a〜46xの識別情報が含まれている。
図6に示されているように、各IFS14a〜14xがFS16aから障害通知フレーム76を受信すると、これを受信したポート46aをそれぞれのLAG18a〜18xのメンバーから除外する。
図7は、図5に示す障害通知の実現手法を示すフローチャートである。また図8は、図6に示すリンクアグリゲーショングループの再設定の実現手法を示すフローチャートである。
先ず、動作例1のFS16による障害通知の実現手法について説明する。
図7に示される障害通知処理において、FS16の障害判定部54は、各ポート46a〜46xで検知フレーム74を受信したか否かを確認する(ステップS100)。検知フレーム74の受信を確認した場合(Yes)、この処理を繰り返す。
次に、動作例1のIFS14aによるリンクアグリゲーショングループ再設定の実現手法について説明する。
図9中(A)の「LAG所属ポート欄」に示すように、障害発生前において、IFS14aのLAG設定テーブル62bには、ポート58a〜58hの全てがLAG所属ポート(メンバー)に設定されている。また、「LAG ID欄」に示すように、全てのポート58a〜58hは、共通のLAG18aに所属している。なお本実施形態では、各IFS14a〜14xにはLAGが1つ設定されているが、複数のLAGが設定されていてもよい。
IFS14aでFS16aから障害通知フレーム76をポート46aで受信した場合、図9中(B)に示すように、このポート46aをLAG18aの所属メンバーから除外して再グループ化(更新)が行われる。その結果、「LAG所属ポート欄」には、ポート46aを除いたポート46b〜46hが更新後の所属メンバーとして再設定される。
以上のように動作例1によれば、障害の発生を検知したFS16はIFS14に対して障害通知フレームを送信し、IFS14は障害通知フレームを受信したポートをLAGから除外するという動作を行うため、障害が発生している通信経路に接続しているFS16は、使用される通信経路から外される。すなわち、動作例1では、通信障害が発生すると、障害が発生した区間を経由するネットワークフレームの通信経路は別の通信経路へ切り替えられる。これにより、異なるIFS14a〜14xに接続された複数の端末機器12間での通信の信頼性を向上させることができる。
なお、この後に物理回線やポートの復旧作業が行われると、LAG18a〜18xの設定を初期状態に復旧させることで、全ての帯域を活用して効率的にネットワークフレームの中継を再開することができる。
図10及び図11は、ネットワーク中継システム10による障害検知時の動作例2を説明するための図である。ここでも一例として、IFS14aとFS16aとの間の通信状態に障害が発生した場合について説明するが、上記のように障害の発生した通信の方向が異なっている。
図12は、図10に示す障害通知の実現手法を示すフローチャートである。また図13は、図11に示す障害通知の実現手法を示すフローチャートである。
図12に示される障害通知処理(1)において、IFS14の障害判定部68は、各ポート58a〜58hで検知フレーム72を受信したか否かを確認する(ステップS300)。検知フレーム72の受信を確認した場合(Yes)、障害判定部68はこの処理を繰り返す。
次に、図13に示される障害通知処理(2)において、FS16の障害判定部54は、各ポート46a〜46xにおいて障害通知フレーム78を受信したか否かを確認する(ステップS400)。
以上のように動作例2では、各IFS14a〜14xで障害を検知した場合、受信を確認できなかった検知フレーム72の送信元であるFS16a〜16hに対して障害通知フレーム78を送信することで、FS16a〜16hから障害通知フレーム76を送信させることができる。
また、動作例1と同様に、LAG18a〜18xの縮退後も引き続きネットワークフレームの中継が可能である。
図14及び図15は、ネットワーク中継システム10による障害検知時の動作例3を説明するための図である。ここでも動作例2と同様に、FS16aからIFS14aへの通信状態に障害が発生した場合について説明する。
図16は、図14に示す障害通知の実現手法を示すフローチャートである。
IFS14の障害判定部68は、各ポート58a〜58hで検知フレーム72を受信したか否かを確認する(ステップS500)。検知フレーム72の受信を確認した場合(Yes)、障害判定部68はこの処理を繰り返す。
以上のように動作例3では、各IFS14a〜14xで障害を検知した場合、受信を確認できなかった検知フレーム72の送信元であるFS16a〜16hに対する検知フレーム74の送信を停止することで、相手先のFS16a〜16hで障害を検知させ、それによってFS16a〜16hから障害通知フレーム76を送信させることができる。
また、動作例1と同様に、LAG18a〜18xの縮退後も引き続きネットワークフレームの中継が可能である。
12 端末機器
14(14a〜14x) IFS(インターフェース中継器)
16(16a〜16h) FS(ファブリック中継器)
46(46a〜46x) ポート
48 フレーム転送処理部
52,66 検知フレーム生成部
54,68 障害判定部
56,70 障害通知フレーム生成部
64 LAG設定部
58(58a〜58h) ポート
Claims (4)
- 複数のインターフェース中継器と、
複数の前記インターフェース中継器と接続される複数のファブリック中継器と、
を備え、
前記インターフェース中継器は、
前記ファブリック中継器と接続するポートにリンクアグリゲーショングループを設定するLAG設定手段と、前記ファブリック中継器に対して第1の検知フレームを送信する第1の検知フレーム送信手段を有し、
前記ファブリック中継器は、
前記インターフェース中継器に対して第1の障害通知フレームを送信する障害通知フレーム送信手段と、前記インターフェース中継器に対して第2の検知フレームを送信する第2の検知フレーム送信手段を有し、
前記インターフェース中継器の前記LAG設定手段は、前記第1の障害通知フレームを受信した場合、前記第1の障害通知フレームを受信したポートを前記リンクアグリゲーショングループから除外し、
前記インターフェース中継器は、
前記第2の検知フレームの受信を確認できなかった場合、障害が発生したと判定する第1の障害判定手段と、前記第1の障害判定手段が障害が発生したと判定した場合、前記第2の検知フレームの受信を確認できなかったポートに接続されている前記ファブリック中継器に対して障害が発生したことを通知する障害通知手段を有し、
前記ファブリック中継器は、
前記第1の検知フレームの受信を確認できなかった場合、又は、前記インターフェース中継器から障害が発生したことを通知された場合、障害が発生したと判定する第2の障害判定手段を有し、
前記ファブリック中継器の前記障害通知フレーム送信手段は、前記第2の障害判定手段が障害が発生したと判定した場合、前記第1の障害通知フレームを送信し、
前記インターフェース中継器の前記障害通知手段は、前記第2の検知フレームの受信を確認できなかったポートからの前記第1の検知フレームの送信を停止させることにより、前記ファブリック中継器に対して障害が発生したことを通知する、
ネットワーク中継システム。 - 請求項1に記載のネットワーク中継システムにおいて、
前記インターフェース中継器の前記LAG設定手段は、前記第1の障害判定手段が障害が発生したと判定した場合、前記第2の検知フレームの受信を確認できなかったポートを前記リンクアグリゲーショングループから除外する、
ネットワーク中継システム。 - 複数のインターフェース中継器と、複数の前記インターフェース中継器と接続される複数のファブリック中継器と、を備えるネットワーク中継システムの制御方法であって、
前記インターフェース中継器は、前記ファブリック中継器と接続するポートにリンクアグリゲーショングループを設定しており、
前記ファブリック中継器は、前記インターフェース中継器に対して第1の障害通知フレームを送信し、
前記インターフェース中継器は、前記第1の障害通知フレームを受信した場合、前記第1の障害通知フレームを受信したポートを前記リンクアグリゲーショングループから除外し、
前記インターフェース中継器は、前記ファブリック中継器に対して第1の検知フレームを送信し、
前記ファブリック中継器は、前記インターフェース中継器に対して第2の検知フレームを送信し、
前記インターフェース中継器は、前記第2の検知フレームの受信を確認できなかった場合、障害が発生したと判定し、前記第2の検知フレームの受信を確認できなかったポートに接続されている前記ファブリック中継器に対して障害が発生したことを通知し、
前記ファブリック中継器は、前記第1の検知フレームの受信を確認できなかった場合、又は、前記インターフェース中継器から障害が発生したことを通知された場合、障害が発生したと判定し、前記第1の障害通知フレームを送信し、
前記インターフェース中継器は、前記第2の検知フレームの受信を確認できなかったポートからの前記第1の検知フレームの送信を停止させることにより、前記ファブリック中継器に対して障害が発生したことを通知する、
ネットワーク中継システムの制御方法。 - 請求項3に記載のネットワーク中継システムの制御方法において、
前記インターフェース中継器は、障害が発生したと判定した場合、前記第2の検知フレームの受信を確認できなかったポートを前記リンクアグリゲーショングループから除外する、
ネットワーク中継システムの制御方法。
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