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JP5785865B2 - 床構造および床構成材支持具 - Google Patents
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JP5785865B2 - 床構造および床構成材支持具 - Google Patents

床構造および床構成材支持具 Download PDF

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Description

本発明は、建築物において、床基礎部上に床構成材を高さを調整可能に支持する床構造および床構成材支持具に関する。
ねじ軸と、このねじ軸に螺合された雌ねじ部材とを有する床構成材支持具、およびこのような床構成材支持具を使用して床基礎部上に床構成材を高さを調整可能に支持する床構造は、従来より広く用いられている(例えば、特許文献1および2参照)。これらの床構成材支持具および床構造においては、前記雌ねじ部材側に床構成材を取り付け、上方からねじ軸または雌ねじ部材の一方に工具を嵌合して回転することにより、前記雌ねじ部材を前記ねじ軸の軸方向に移動させ、床構成材の高さを調整するようになっている。
特開2011−74694号公報 特開2009-281064号公報
しかしながら、従来のこの種の床構造および床構成材支持具においては、ねじ軸または雌ねじ部材の一方のみしか上方から操作できず、不便な場合があるという問題があった。
また、床構成材支持具が床スラブ等の床基礎部に単に載置されるだけで、ねじ、釘、接着剤等により取り付けられないないもの(例えば、特許文献1)が多かったが、安定性が欠けたり、ねじ軸の鉛直性を維持できなかったり、地震等による衝撃荷重に耐えられない等の虞があった。
また、床構成材支持具が床基礎部にねじや釘により取り付けられるようになっているもの(例えば、特許文献2)は、まず先に床構成材支持具を床基礎部に取り付け、しかる後に床構成材支持具に床構成材を取り付け、床構成材の高さ調整作業をせざる得ない構成となっていた。しかしながら、現実には、まず先に床構成材を床構成材支持具に取り付け、床基礎部に単に載置した状態で床構成材の高さ調整作業を行い、しかる後に床構成材支持具を床基礎部に取り付ける方が作業性がよいことが多い。
本発明は、このような従来の事情に鑑みてなされたもので、本発明の目的の一つは、上方からねじ軸および雌ねじ部材のいずれを操作しても床構成材の高さを調整することができる床構造および床構成材支持具を提供することにある。
本発明の他の目的は、まず床構成材を床構成材支持具に取り付け、次に床構成材の高さ調整作業を行い、しかる後に床構成材支持具を床基礎部に容易に取り付けることができる床構造および床構成材支持具を提供することにある。
本発明の他の目的は、床構成材支持具を床基礎部に取り付けた後も、床材の高さを調整行うことができる床構造および床構成材支持具を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、以下の説明から明らかになろう。
請求項1に記載の本発明による床構成材支持具は、
建物の床基礎部上において床構成材を支持する床構成材支持具において、
軸体部と、昇降部とを有してなり、
前記軸体部は、鉛直方向に立ち上がるねじ軸と、このねじ軸の外周に設けられた雄ねじ部と、前記ねじ軸の上端側に形成された、該ねじ軸を回転させるためのねじ軸側工具嵌合部とを有し、前記床基礎部上に載置されるようになっており、
前記昇降部は、雌ねじ部材と、床構成材載置部と、皿ばねとを有し、
前記雌ねじ部材は、鉛直方向に設けられた筒状部と、この筒状部の内周に形成された、該雌ねじ部材を回転させるための雌ねじ部材側工具嵌合部と、前記筒状部より下方に設けられた前記筒状部より水平方向に突出する水平方向突出部と、前記筒状部の空洞部をその一部に含む軸方向に貫通された軸方向貫通穴と、この軸方向貫通穴の内周に設けられており、前記雄ねじ部に螺合された雌ねじ部とを有し、
前記床構成材載置部は、結合穴を有し、この結合穴に前記筒状部を貫通されているとともに、床構成材を載置されるようになっており、
前記皿ばねは前記床構成材載置部に重ねられた状態で前記筒状部に貫通されており、
前記筒状部は軸方向に圧縮されることにより一部の周壁を全周に渡って外側につば状に広がるようにかしめ変形されていて、これにより前記床構成材載置部および前記皿ばねは前記筒状部のかしめ変形部と前記水平方向突出部との間に挟まれるようにしてかしめられているが、前記床構成材載置部に対する前記雌ねじ部材の軸周りの相対回転は可能な状態とされており、かつ前記皿ばねは圧縮変形されて該皿ばねの復元力が前記雌ねじ部材と前記床構成材載置部との間に摩擦力を生じさせ、前記床構成材載置部に対する前記雌ねじ部材の相対回転に対し制動力を作用させるようになっており、
前記軸体部が回転されるか、または前記雌ねじ部材が回転されると、前記ねじ軸に対し前記雌ねじ部材が鉛直方向に移動し、前記床基礎部に対する前記床構成材の高さが調整されるようになっているものである。
請求項6に記載の本発明による床構造は、
建物の床基礎部上に載置された床構成材支持具と、この床構成材支持具に取り付けられた床構成材とを有してなる床構造において、
前記床構成材支持具は、軸体部と、昇降部とを有してなり、
前記軸体部は、鉛直方向に立ち上がるねじ軸と、このねじ軸の外周に設けられた雄ねじ部と、前記ねじ軸の上端側に形成された、該ねじ軸を回転させるためのねじ軸側工具嵌合部とを有し、前記床基礎部上に載置されるようになっており、
前記昇降部は、雌ねじ部材と、床構成材載置部と、皿ばねとを有し、
前記雌ねじ部材は、鉛直方向に設けられた筒状部と、この筒状部の内周に形成された、該雌ねじ部材を回転させるための雌ねじ部材側工具嵌合部と、前記筒状部より下方に設けられた前記筒状部より水平方向に突出する水平方向突出部と、前記筒状部の空洞部をその一部に含む軸方向に貫通された軸方向貫通穴と、この軸方向貫通穴の内周に設けられており、前記雄ねじ部に螺合された雌ねじ部とを有し、
前記床構成材載置部は、結合穴を有し、この結合穴に前記筒状部を貫通されているとともに、床構成材を載置されており、
前記皿ばねは前記床構成材載置部に重ねられた状態で前記筒状部に貫通されており、
前記筒状部は軸方向に圧縮されることにより一部の周壁を全周に渡って外側につば状に広がるようにかしめ変形されていて、これにより前記床構成材載置部および前記皿ばねは前記筒状部のかしめ変形部と前記水平方向突出部との間に挟まれるようにしてかしめられているが、前記床構成材載置部に対する前記雌ねじ部材の軸周りの相対回転は可能な状態とされており、かつ前記皿ばねは圧縮変形されて該皿ばねの復元力が前記雌ねじ部材と前記床構成材載置部との間に摩擦力を生じさせ、前記床構成材載置部に対する前記雌ねじ部材の相対回転に対し制動力を作用させるようになっており、
前記軸体部が回転されるか、または前記雌ねじ部材が回転されると、前記ねじ軸に対し前記雌ねじ部材が鉛直方向に移動し、前記床基礎部に対する前記床構成材の高さが調整されるようになっているものである。
請求項1および6に記載の本発明においては、上方から雌ねじ部材の軸方向貫通穴を通してねじ軸側工具嵌合部に工具を嵌合してねじ軸ひいては軸体部を回転して床構成材の高さを調整することも、上方から雌ねじ部材側工具嵌合部に工具を嵌合して雌ねじ部材を回転して床構成材の高さを調整することもできる。
請求項2に記載の本発明による床構成材支持具並びに請求項7および10に記載の本発明による床構造においては、ねじ軸は筒状をなしていて、ねじ軸側工具嵌合部はねじ軸の内周に形成されており、軸体部はねじ軸の空洞部を含む、軸方向に貫通された軸方向貫通穴を有し、この軸方向貫通穴は雌ねじ部材の軸方向貫通穴と連通している。
したがって、まず床構成材を床構成材支持具に取り付け、次に床構成材の高さ調整作業を行い、しかる後にねじまたは釘を雌ねじ部材の軸貫通穴を経由して軸体部の軸方向貫通穴に挿通し、建物の床基礎部(床基礎部に直接取り付けるのでない場合は、中間に介在される部材)にねじ込むかまたは打ち込むことにより、床構成材支持具を床基礎部に取り付けることもできるし(請求項7の床構造)、雌ねじ部材の軸方向貫通穴および軸体部の軸方向貫通穴を経由して軸体部と床基礎部との間に供給した接着剤により軸体部を床基礎部に接着して取り付ける(請求項10の床構造)こともできる。
また、このようにして軸体部を床基礎部に取り付けると、以後はねじ軸(軸体部)を回転して床構成材の高さを調整することはできなくなるが、依然として、雌ねじ部材工具嵌合部の方に工具を嵌合して雌ねじ部材を回転して床構成材の高さを調整することはできるので、床構成材支持具を床基礎部に取り付けた後も床構成材の高さを調整を行うことができる。
本発明によれば、
(イ)上方からねじ軸(軸体部)および雌ねじ部材のいずれを操作しても床構成材の高さを調整することができる、
(ロ)ねじ軸を筒状とし、ねじ軸側工具嵌合部をねじ軸の内周に形成し、軸体部がねじ軸の空洞部を含む、軸方向に貫通された軸方向貫通穴を有し、この軸方向貫通穴が雌ねじ部材の軸方向貫通穴と連通しているようにすれば、まず先に床構成材を床構成材支持具に取り付け、床構成材の高さ調整作業を行い、しかる後に床構成材支持具を床基礎部に取り付けることができ、しかも床構成材支持具を床基礎部に取り付けた後も、雌ねじ部材工具嵌合部の方に工具を嵌合し、雌ねじ部材を回転して床構成材の高さを調整することができる、
等の優れた効果を得られるものである。
本発明の実施例1における床構成材支持具を示す分解斜視図である。 実施例1における床構成材支持具の軸体部を示す平面図である。 実施例1における床構成材支持具の軸体部を示す正面図である。 図2のIV−IV線における断面図である。 実施例1における床構成材支持具の昇降部を示す平面図である。 実施例1における床構成材支持具の昇降部を示す正面図である。 実施例1における床構成材支持具の昇降部を示す底面図である。 図5のVIII−VIII線における断面図である。 実施例1における床構成材支持具全体を示す平面図である。 実施例1における床構成材支持具全体を示す断面図である。 本発明の実施例1における床構造を示す断面図である。 本発明の実施例2における床構造を示す断面図である。 本発明の実施例3における床構成材支持具全体を示す断面図である。
以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて説明する。
図1〜11は本発明による床構造および床構成材支持具の実施例1を示しており、このうち図1〜10は実施例1における床構成材支持具1、図11は実施例1における床構造を示している。
図1,9および10に示されているように、床構成材支持具1は軸体部2と、昇降部3と、ゴム弾性キャップ4と、滑り支承板5とを有してなる。
図1〜4に示されているように、前記軸体部2は、鋼鉄、ステンレス鋼等の金属からなり、円板状のベース部6と、このベース部6から鉛直方向に立ち上がる大略円筒状のねじ軸7とを一体的に有している。前記ねじ軸7の外周には、雄ねじ部8が設けられている。前記ねじ軸7の上端側内周には、横断面六角形状のねじ軸側工具嵌合部9が設けられている。図4によく示されているように、前記ベース部6には、ねじ軸7の空洞部に連続する穴が設けられており、これにより全体として軸体部2には、ねじ軸7の空洞部をその一部として含み、該軸体部2を軸方向に貫通する軸方向貫通穴10が形成されている。
図1,図5〜8に示されているように、前記昇降部3は、雌ねじ部材11と、床構成材載置部12と、皿ばね13とを有してなる。前記雌ねじ部材11は、鋼鉄、ステンレス鋼等の金属からなり、鉛直方向に設けられていて該雌ねじ部材11の上端側をなす筒状部14と、この筒状部14より下方に設けられていて筒状部14より水平方向に突出する水平方向突出部15とを一体的に有している。前記筒状部14の上端側内周には、横断面六角形状の雌ねじ部材側工具嵌合部16が形成されている。前記水平方向突出部15の外周は、横断面六角形状とされ、スパナ等の工具を嵌合して雌ねじ部材11を回転するための工具嵌合部として使用できるようになっている。図8によく示されているように、前記水平方向突出部15の中心部には、筒状部14の空洞部に連続する穴が設けられており、これにより全体として雌ねじ部材11には、筒状部14の空洞部をその一部として含み、該雌ねじ部材11を軸方向に貫通する軸方向貫通穴17が形成されている。この軸方向貫通穴17の内周の一部には、雌ねじ部18が設けられている。
前記床構成材載置部12は、鋼鉄、ステンレス鋼等の金属からなり、円板状で中心部に円形の結合穴19(図8参照)を有しており、この結合穴19に筒状部14を貫通されている。また、前記床構成材載置部12には、取付穴20が設けられている。前記皿ばね13は、床構成材載置部12に重ねられた状態で筒状部14に貫通されている。
前記筒状部14の一部は、軸方向に圧縮されることにより、一部の周壁を全周に渡って外側につば状に広がるようにかしめ変形されている(符号21はこのかしめ変形部を示している)。これにより、床構成材載置部12および皿ばね13は筒状部14のかしめ変形部21と水平方向突出部15との間に挟まれるようにしてかしめられている。ただし、前記かしめはある程度緩く行われており、それにより、床構成材載置部12に対する雌ねじ部材11の軸周りの相対回転は可能な状態とされている。また、前記かしめにより、皿ばね13は圧縮変形されて該皿ばね13の復元力(雌ねじ部材11に対し床構成材載置部12を下方に付勢している)が雌ねじ部材11と床構成材載置部12との間に摩擦力を生じさせ、床構成材載置部12に対する雌ねじ部材11の相対回転に対し制動力を作用させるようになっている。
前記ゴム弾性キャップ4はゴムまたは熱可塑性エラストマー等のゴム弾性を有する材料からなるからなり、図1および10に示されているように、大略有底円筒状をなしており、その内部に軸体部2のベース部6を収容するようになっている。前記ゴム弾性キャップ4の底部中心部には円形の穴22が設けられている。前記滑り支承板5はプラスチックからなり、中心部に円形の穴23を有する円板状をなしており、ゴム弾性キャップ4の底部とベース部6との間に介在され、ゴム弾性キャップ4に対し軸体部2が円滑に回転できるようにしている。
前述のように、図11は、本実施例における床構造を示している。この床構造を施工する場合、まず下地板24(本実施例における床構成材の1つ)に取付穴20を用いて取付ねじ25により床構成材載置部12を取り付ける。なお、下地板24の下面には断熱材層26が貼られている。
次に、ALC版からなる床基礎部27上に、ベース部6がゴム弾性キャップ4および滑り支承板5を介して床基礎部27の表面に接することとなるようにして、床構成材支持具1を載置する。なお、図では床構成材支持具1を1つのみ示しているが、床構成材支持具1は必要数設置される。
次に、上方から雌ねじ部材11の軸方向貫通穴17を通して軸体部2のねじ軸7のねじ軸側工具嵌合部9に六角レンチ等の工具を嵌合してねじ軸7ひいては軸体部2を回転して下地板24の高さを調整するか、または上方から雌ねじ部材11の筒状部14の雌ねじ部材側工具嵌合部16に六角レンチ等の工具を嵌合して筒状部14ひいては雌ねじ部材11を回転して下地板24の高さを調整する。
ここで、軸体部2を回転して高さ調整作業を行う場合は、軸体部2の方は皿ばね13による摩擦力を作用されていないので、雌ねじ部材11より軽く回転できるという利点がある。他方、雌ねじ部材11を回転して高さ調整作業を行う場合は、雌ねじ部材側工具嵌合部16はねじ軸側工具嵌合部9より大きくでき、したがって大きなトルクを作用することができるという利点が得られる。いずれの工具嵌合部9,16を使用して高さ調整を行うかは、このようなそれぞれの利点を考慮して選択することができる。
また、万一ねじ軸側工具嵌合部9または雌ねじ部材側工具嵌合部16の一方が損傷して使用不能になっても、残りの一方の工具嵌合部9,16を使用して高さ調整を行うことができる。
なお、側方から水平方向突出部15にアクセスできる場合は、水平方向突出部15に工具を嵌合して雌ねじ部材11を回転して下地板24の高さを調整してもよい。
次に、コンクリート用ねじまたは釘28を、雌ねじ部材11の軸方向貫通穴17を経由して、軸体部2の軸方向貫通穴10、滑り支承板5の穴23およびゴム弾性キャップ4の穴22に挿通し、床基礎部27にねじ込むかまたは打ち込むことにより、床構成材支持具1を床基礎部27に取り付ける。
このようにして床構成材支持具1を床基礎部27に取り付けた後は、軸体部2を回転して床構成材の高さを調整することはできなくなるが、雌ねじ部材側工具嵌合部16の方に工具を嵌合して筒状部14ひいては雌ねじ部材11を回転することにより、その後も下地板24(床構成材)の高さを調整することができる。したがって、床構成材支持具1を床基礎部27に取り付けた後も下地板24(床構成材)の高さを調整を行うことができる。
また、皿ばね13が雌ねじ部材11と床構成材載置部12との間に摩擦力を生じさせ、床構成材載置部12に対する雌ねじ部材11の回転に対し制動力を作用させているので、床構成材支持具1を床基礎部27に取り付けた後、雌ねじ部材11が勝手に回転して下地板24(床構成材)の調整された高さが狂ってしまうことはない。
軸体部2を床基礎部27に取り付けた後、下地板24の上に、床暖房パネル29(本実施例における床構成材の1つ)取り付け、さらにその上に床仕上げ材30(本実施例における床構成材の1つ)を取り付ける。
図12は、本発明による床構造および床構成材支持具の実施例2を示している。本実施例においては、床構成材支持具1は、ゴム弾性キャップ4および滑り支承板5を有していないが、他の構成は実施例1の場合と同様である。。
この床構造を施工する場合、まず、実施例の1の場合と同様にして、下地板24(本実施例における床構成材の1つ)に取付穴20を用いて取付ねじ25により床構成材載置部12を取り付ける。
次に、ALC版からなる床基礎部27上に、ベース部6の底面が床基礎部27の表面に直接接することとなるようにして、床構成材支持具1を載置する。
次に、実施例の1の場合と同様にして、下地板24の高さを調整する。
次に、矢印Aで示されるように、雌ねじ部材11の軸方向貫通穴17および軸体部2の軸方向貫通穴10を経由して軸体部2のベース部6の底面と床基礎部27との間に接着剤31を供給してベース部6を床基礎部27に接着して取り付ける。なお、この場合、ベース部6の底面に放射方向に溝(図示せず)を設ける等により、ベース部6の底面と床基礎部27との間に接着剤31が供給されやすくなるようにしてもよい。
このようにして、軸体部2を床基礎部27に取り付けた後、下地板24の上に床暖房パネル29(本実施例における床構成材の1つ)取り付け、さらにその上に床仕上げ材30(本実施例における床構成材の1つ)を取り付ける。
図13は、本発明による床構成材支持具の実施例3を示している。本実施例においては、昇降部3の床構成材載置部12は、結合穴19の周囲の部分をプレス絞り加工している(符号32はこの絞り加工部を示している)。他の構成は実施例1と同様である。
本実施例においては、床構成材載置部12の強度を向上できる他、実施例1と同様の作用効果を得ることができる。
なお、前記各実施例は暖房パネルや断熱材層を含む床構造であるが、本発明は暖房パネルや断熱材層を含まない床構造にも適用できるものである。
また、前記各実施例は床基礎部27がALC版により構成されている場合であるが、本発明は床基礎部がALC版以外のもので構成されている場合にも適用できるものである。
また、前記各実施例においては、床構成材支持具1を床基礎部27に直接取り付けているが、本発明においては、床構成材支持具を床基礎部に取り付けられた部材に取り付けることにより、床構成材支持具を間接的に床基礎部に取り付けてもよい。
また、軸体部の軸方向貫通穴に挿通するねじまたは釘は、必ずしもコンクリート用でなくてもよい。
さらに、請求項1および6に記載の発明においては、床構成材支持具を床基礎部に取り付けず、床基礎部上に単に載置するだけでもよい。
また、前記各実施例においては、雌ねじ部材側工具嵌合部16、ねじ軸側工具嵌合部9および水平方向突出部15の横断面形状をそれぞれ六角形としているが、これらの横断面形状は四角形等の他の非円形状としてもよい。また、ねじ軸7を筒状としないで中実とする場合は、ねじ軸側工具嵌合部をドライバーを嵌合する十字穴状やマイナス溝状等としてもよい。また、水平方向突出部は、工具嵌合部としての機能させる必要がない場合は、横断面円形状としてもよい。
以上のように本発明による床構造および床構成材支持具は、建築物において床構成材の高さ調整を可能に支持する床構造および床構成材支持具として有用である。
1 床構成材支持具
2 軸体部
3 昇降部
4 ゴム弾性キャップ
5 滑り支承板
6 ベース部
7 ねじ軸
8 雄ねじ部
9 ねじ軸側工具嵌合部
10 軸体部2の軸方向貫通穴
11 雌ねじ部材
12 床構成材載置部
13 皿ばね
14 筒状部
15 水平方向突出部
16 雌ねじ部材側工具嵌合部
17 雌ねじ部材11の軸方向貫通穴
18 雌ねじ部
19 結合穴
21 筒状部14のかしめ変形部
24 下地板(床構成材)
27 床基礎部
28 コンクリート用ねじまたは釘
29 床暖房パネル(床構成材)
30 床仕上げ材(床構成材)
31 接着剤

Claims (11)

  1. 建物の床基礎部上において床構成材を支持する床構成材支持具において、
    軸体部と、昇降部とを有してなり、
    前記軸体部は、鉛直方向に立ち上がるねじ軸と、このねじ軸の外周に設けられた雄ねじ部と、前記ねじ軸の上端側に形成された、該ねじ軸を回転させるためのねじ軸側工具嵌合部とを有し、前記床基礎部上に載置されるようになっており、
    前記昇降部は、雌ねじ部材と、床構成材載置部と、皿ばねとを有し、
    前記雌ねじ部材は、鉛直方向に設けられた筒状部と、この筒状部の内周に形成された、該雌ねじ部材を回転させるための雌ねじ部材側工具嵌合部と、前記筒状部より下方に設けられた前記筒状部より水平方向に突出する水平方向突出部と、前記筒状部の空洞部をその一部に含む軸方向に貫通された軸方向貫通穴と、この軸方向貫通穴の内周に設けられており、前記雄ねじ部に螺合された雌ねじ部とを有し、
    前記床構成材載置部は、結合穴を有し、この結合穴に前記筒状部を貫通されているとともに、床構成材を載置されるようになっており、
    前記皿ばねは前記床構成材載置部に重ねられた状態で前記筒状部に貫通されており、
    前記筒状部は軸方向に圧縮されることにより一部の周壁を全周に渡って外側につば状に広がるようにかしめ変形されていて、これにより前記床構成材載置部および前記皿ばねは前記筒状部のかしめ変形部と前記水平方向突出部との間に挟まれるようにしてかしめられているが、前記床構成材載置部に対する前記雌ねじ部材の軸周りの相対回転は可能な状態とされており、かつ前記皿ばねは圧縮変形されて該皿ばねの復元力が前記雌ねじ部材と前記床構成材載置部との間に摩擦力を生じさせ、前記床構成材載置部に対する前記雌ねじ部材の相対回転に対し制動力を作用させるようになっており、
    前記軸体部が回転されるか、または前記雌ねじ部材が回転されると、前記ねじ軸に対し前記雌ねじ部材が鉛直方向に移動し、前記床基礎部に対する前記床構成材の高さが調整されるようになっている床構成材支持具。
  2. 前記ねじ軸は筒状をなしていて、前記ねじ軸側工具嵌合部は前記ねじ軸の内周に形成されており、
    前記軸体部は前記ねじ軸の空洞部を含む、軸方向に貫通された軸方向貫通穴を有し、この軸方向貫通穴は前記雌ねじ部材の軸方向貫通穴と連通している請求項1記載の床構成材支持具。
  3. 前記軸体部は前記床基礎部上に載置されるベース部を有し、前記ねじ軸は前記ベース部から鉛直方向に立ち上がっている請求項1または2記載の床構成材支持具。
  4. ゴム弾性を有する材料からなり、前記ベース部を収容するゴム弾性キャップと、このゴム弾性キャップの底部と前記ベース部との間に介在された、前記ゴム弾性キャップに対する前記ベース部の回転を円滑にする滑り支承板とを有する請求項3に記載の床構成材支持具。
  5. 前記水平方向突出部は、横断面非円形状をなしており、前記雌ねじ部材を回転させるための工具を嵌合できるようになっている請求項1乃至4のいずれか1項に記載の床構成材支持具。
  6. 建物の床基礎部上に載置された床構成材支持具と、この床構成材支持具に取り付けられた床構成材とを有してなる床構造において、
    前記床構成材支持具は、軸体部と、昇降部とを有してなり、
    前記軸体部は、鉛直方向に立ち上がるねじ軸と、このねじ軸の外周に設けられた雄ねじ部と、前記ねじ軸の上端側に形成された、該ねじ軸を回転させるためのねじ軸側工具嵌合部とを有し、前記床基礎部上に載置されるようになっており、
    前記昇降部は、雌ねじ部材と、床構成材載置部と、皿ばねとを有し、
    前記雌ねじ部材は、鉛直方向に設けられた筒状部と、この筒状部の内周に形成された、該雌ねじ部材を回転させるための雌ねじ部材側工具嵌合部と、前記筒状部より下方に設けられた前記筒状部より水平方向に突出する水平方向突出部と、前記筒状部の空洞部をその一部に含む軸方向に貫通された軸方向貫通穴と、この軸方向貫通穴の内周に設けられており、前記雄ねじ部に螺合された雌ねじ部とを有し、
    前記床構成材載置部は、結合穴を有し、この結合穴に前記筒状部を貫通されているとともに、床構成材を載置されており、
    前記皿ばねは前記床構成材載置部に重ねられた状態で前記筒状部に貫通されており、
    前記筒状部は軸方向に圧縮されることにより一部の周壁を全周に渡って外側につば状に広がるようにかしめ変形されていて、これにより前記床構成材載置部および前記皿ばねは前記筒状部のかしめ変形部と前記水平方向突出部との間に挟まれるようにしてかしめられているが、前記床構成材載置部に対する前記雌ねじ部材の軸周りの相対回転は可能な状態とされており、かつ前記皿ばねは圧縮変形されて該皿ばねの復元力が前記雌ねじ部材と前記床構成材載置部との間に摩擦力を生じさせ、前記床構成材載置部に対する前記雌ねじ部材の相対回転に対し制動力を作用させるようになっており、
    前記軸体部が回転されるか、または前記雌ねじ部材が回転されると、前記ねじ軸に対し前記雌ねじ部材が鉛直方向に移動し、前記床基礎部に対する前記床構成材の高さが調整されるようになっている床構造。
  7. 前記床構成材支持具の前記ねじ軸は筒状をなしていて、前記ねじ軸側工具嵌合部は前記ねじ軸の内周に形成されており、
    前記軸体部は前記ねじ軸の空洞部を含む、軸方向に貫通された軸方向貫通穴を有し、この軸方向貫通穴は前記雌ねじ部材の軸方向貫通穴と連通しており、前記軸体部の軸方向貫通穴に挿通されたねじまたは釘により前記軸体部が前記床基礎部に取り付けられている請求項6記載の床構造。
  8. 前記床構成材支持具の前記軸体部は前記床基礎部上に載置されるベース部を有し、前記ねじ軸は前記ベース部から鉛直方向に立ち上がっている請求項6または7記載の床構造。
  9. 前記床構成材支持具は、前記ベース部を収容するゴム弾性を有する材料からなるからゴム弾性キャップと、このゴム弾性キャップの底部と前記ベース部との間に介在された、前記ゴム弾性キャップに対する前記ベース部の回転を円滑にする滑り支承板とを有する請求項8に記載の床構造。
  10. 前記床構成材支持具の前記ねじ軸は筒状をなしていて、前記ねじ軸側工具嵌合部は前記ねじ軸の内周に形成されており、
    前記軸体部は前記ねじ軸の空洞部を含む、軸方向に貫通された軸方向貫通穴を有し、この軸方向貫通穴は前記雌ねじ部材の軸方向貫通穴と連通しており、前記雌ねじ部材の軸方向貫通穴および前記軸体部の軸方向貫通穴を経由して前記軸体部と前記床基礎部との間に供給された接着剤により前記軸体部が前記床基礎部に接着して取り付けられている請求項6記載の床構造。
  11. 前記床構成材支持具の前記水平方向突出部は、横断面非円形状をなしており、前記雌ねじ部材を回転させるための工具を嵌合できるようになっている請求項6乃至10のいずれか1項に記載の床構造。
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