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JP5787074B2 - 車体後部構造 - Google Patents
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Description

本発明は、車体後部に補機バッテリが搭載された車両の車体後部構造に関する。
自動車等の車両には、例えば、エアコン、オーディオ類等の各種補機に電力を供給するための補機バッテリ(12Vバッテリ)が搭載されている。この補機バッテリは、一般的に、車両前方のいわゆるエンジンルーム内に配されている。しかしながら、車両によっては、エンジンルーム内に補機バッテリを配置することができないという問題がある。例えば、ハイブリッド車両においては、エンジンと共に走行用モータが搭載されているためスペースを確保できず、補機バッテリをエンジンルーム内に配置することができないことがある。補機バッテリは、必ずしもエンジンルーム内に配置されていなくてもよいが、交換可能な位置に配されている必要がある。そこで、補機バッテリを、例えば、車両の後部に配置するようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−93299号公報
ところで、補機バッテリを車両の後部に配置した場合、後突によって補機バッテリが破損する虞がある。これに対し、特許文献1に係る発明では、スペアタイヤの直下に補機バッテリを配置することで、後突時の衝撃が補機バッテリに直接的に伝達されることを防止している。
このような構成によっても補機バッテリを保護することはできるかもしれない。しかしながら、補機バッテリの保護はこれで十分とは言えず、より効果的な保護が求められている。
また補機バッテリがスペアタイヤの直下に配置された構成では、補機バッテリの交換作業が繁雑であり、補機バッテリはより交換容易な場所に配置されていることが望ましい。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、補機バッテリを比較的容易に交換することができ且つ補機バッテリを効果的に保護することができる車体後部構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の第1の態様は、補機への給電を行うための補機バッテリが車体後部のフロア下に搭載された車両の車体後部構造であって、車体の両側部でそれぞれ車両前後方向に延設される一対のリアサイドメンバと、車両幅方向に延設されて前記一対のリアサイドメンバの後端部に連結されたリアエンドクロスメンバと、該リアエンドクロスメンバよりも車両前方に配されて前記一対のリアサイドメンバに連結されたリアフロアクロスメンバと、を有する車体フレームを備え、前記補機バッテリが、トレイ部材に取り外し可能に固定されて、前記リアエンドクロスメンバと前記リアフロアクロスメンバとの間に、一方の前記リアサイドメンバに近接して配置され、前記車体フレームが、前記補機バッテリの前記一方のリアサイドメンバとは反対側に設けられて前記リアエンドクロスメンバと前記リアフロアクロスメンバとに連結される補強フレームを備え、前記トレイ部材の周囲が、前記リサイドメンバ、前記リアフロアクロスメンバ、前記リアエンドクロスメンバ及び前記補強フレームによって支持されていることを特徴とする車体後部構造にある。
本発明の第2の態様は、第1の態様の車体後部構造であって、前記車体フレーム上に設けられて前記車体後部の床面を構成するフロアパンを備え、前記トレイ部材が、前記フロアパンに形成された貫通孔内に保持されていることを特徴とする車体後部構造にある。
かかる本発明の車体後部構造では、補機バッテリの周囲が車体フレームによって囲まれて補機バッテリが強固に保護される。したがって補機バッテリを車体の後端部近傍に配置しても、後突時に伝達される補機バッテリへの衝撃を効果的に抑制することができる。また補機バッテリを車体の後端部近傍に配置することで、補機バッテリの交換作業も容易となる。
一実施形態に係る電動車両の概略構成を示す図である。 一実施形態に係る車体後部構造を示す斜視図である。 一実施形態に係る車体後部構造を示す平面図である。 一実施形態に係る補機バッテリの固定構造を示す分解斜視図である。 一実施形態に係る車体後部構造を示す断面図である。
以下に本発明の一実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1に示すように、例えば、ハイブリッド自動車である電動車両10は、車体11の下部の骨格をなす車体フレーム20と、この車体フレーム20に固定されたバッテリユニット30とをフロア(車室)下に備えている。なおバッテリユニット30は、車体フレーム20に下方側から着脱可能に固定されている。
車体フレーム20は、本実施形態では、電動車両10の前後方向に延設される一対のサイドメンバ21と、電動車両10の左右方向(車幅方向)に延設される複数本(例えば、3本)のフロアクロスメンバ22とを備えている。各フロアクロスメンバ22は、車両前後方向において所定の間隔で配され、その両端部が各サイドメンバ21に溶接によって固定されている。さらに両サイドメンバ21の後方部分を構成するリアサイドメンバ21aの端面(車両後方側の端面)には、リアエンドクロスメンバ23が溶接によって固定されている。
ここで、このような車体フレーム20を含む車体後部構造について説明する。図2及び図3に示すように、フロアクロスメンバ22のうちの最後方に位置するリアフロアクロスメンバ22Aと、リアエンドクロスメンバ23との間には、各種補機に電力を供給するための補機バッテリ(12Vバッテリ)40が配置されている。リアフロアクロスメンバ22A及びリアエンドクロスメンバ23は、それぞれ補機バッテリ40に近接して配置されている。すなわちリアフロアクロスメンバ22Aとリアエンドクロスメンバ23とは、補機バッテリ40を収容可能な程度の間隔で配置されている。
また補機バッテリ40は、リアサイドメンバ21aに近接して配置されており、補機バッテリ40のリアサイドメンバ21aとは反対側には補強フレーム24が設けられている。この補強フレーム24は、車体フレーム20の一部を構成するものであり、車両の前後方向に延設されてその両端がリアフロアクロスメンバ22Aとリアエンドクロスメンバ23とに連結されている。
つまり、本発明の車体後部構造において、補機バッテリ40は、強度部材であるリアサイドメンバ21a、リアフロアクロスメンバ22A、リアエンドクロスメンバ23及び補強フレーム24によって四方が囲まれている。
このように補機バッテリ40が強度部材である車体フレーム20によって囲まれるように配置されていることで、補機バッテリ40を効果的に保護することができる。例えば、後突時にも補機バッテリ40への衝撃の伝達を効果的に抑制することができる。また補機バッテリ40を車両の後端部に近い位置に設置することができるため、交換作業も比較的容易に行うことができる。ハイブリッド自動車等の電動車両の場合、エンジンルーム内に補機バッテリを配置するためのスペースの確保が難しくなってきていることから、本願発明の構成は特に効果的である。
また補機バッテリ40は、車体フレーム20に直接固定されていてもよいが、本実施形態では、図4及び図3のA−A′線断面図である図5に示すように、リアフロアパン50に固定されている。図2及び図3では省略したが、車体フレーム20上には、車体後部の床面を構成するリアフロアパン50が固定されている。リアフロアパン50には、所定位置に貫通孔51が形成されており、この貫通孔51内にトレイ部材60が固着されている。そして補機バッテリ40は、このトレイ部材60の凹部61内に取り外し可能に固定されている。つまり補機バッテリ40は、トレイ部材60を介してリアフロアパン50に固定されている。なお補機バッテリ40のトレイ部材60に対する固定方法は特に限定されるものではなく、公知の技術を採用すればよいため、ここでの説明は省略する。
このように本実施形態では、トレイ部材60を介してリアフロアパン50に対して補機バッテリ40を固定するようにした。これにより、複数車種間でリアフロアパンを供用することが可能となり、製造コストの削減を図ることができる。例えば、補機バッテリがエンジンルームに配置される車種のリアフロアパンに貫通孔を後加工により形成することで、本実施形態に係る電動車両10のリアフロアパン50として使用することができる。これにより、例えば、リアフロアパン50を成形するための金型を新たに作製する必要がなくなり、製造コストの大幅な削減が可能となる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、勿論、このような実施形態に限定されるものではない。本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能なものである。
例えば、上述の実施形態では、ガソリンエンジンと駆動用モータとを備えるハイブリッド自動車である電動車両を一例として本発明を説明したが、勿論、本発明は、駆動用モータのみを備える電動車両、或いはガソリンエンジンのみを備える車両の車体後部構造にも適用することができるものである。
10 電動車両
11 車体
20 車体フレーム
21 サイドメンバ
21a リアサイドメンバ
22 フロアクロスメンバ
22A リアフロアクロスメンバ
23 リアエンドクロスメンバ
24 補強フレーム
30 バッテリユニット
40 補機バッテリ
50 リアフロアパン
51 貫通孔
60 トレイ部材
61 凹部

Claims (2)

  1. 補機への給電を行うための補機バッテリが車体後部のフロア下に搭載された車両の車体後部構造であって、
    車体の両側部でそれぞれ車両前後方向に延設される一対のリアサイドメンバと、
    車両幅方向に延設されて前記一対のリアサイドメンバの後端部に連結されたリアエンドクロスメンバと、
    該リアエンドクロスメンバよりも車両前方に配されて前記一対のリアサイドメンバに連結されたリアフロアクロスメンバと、を有する車体フレームを備え、
    前記補機バッテリが、トレイ部材に取り外し可能に固定されて、前記リアエンドクロスメンバと前記リアフロアクロスメンバとの間に、一方の前記リアサイドメンバに近接して配置され、
    前記車体フレームが、前記補機バッテリの前記一方のリアサイドメンバとは反対側に設けられて前記リアエンドクロスメンバと前記リアフロアクロスメンバとに連結される補強フレームを備え、
    前記トレイ部材の周囲が、前記リサイドメンバ、前記リアフロアクロスメンバ、前記リアエンドクロスメンバ及び前記補強フレームによって支持されている
    ことを特徴とする車体後部構造。
  2. 請求項1に記載の車体後部構造であって、
    前記車体フレーム上に設けられて前記車体後部の床面を構成するフロアパンを備え、
    前記トレイ部材が、前記フロアパンに形成された貫通孔内に保持されている
    ことを特徴とする車体後部構造。
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