JP5788464B2 - スクリュー圧縮機 - Google Patents
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Description
ほぼ室温で吸入された空気はスクリューの回転により800kPaまで圧縮され,断熱圧縮より吐出されるときには低いものでも260℃、高ければ360℃の高温に達するため,その高温の空気に触れるロータ表面に塗布される被膜には高い耐熱性が要求される。被膜が熱によって劣化し、それがロータ間の接触摺動等によって剥離する。あるいは被膜が長期間高温下にさらされることによって徐々に劣化して剥離脱落する。
図1は雄ロータと雌ロータとが噛み合った状態を示す斜視図である。
1.雄ロータ1と雌ロータ2は両者の歯溝1つずつが連通してV字形の作動室を形成する。
2.この状態で両者を回転させると,作動室は吸入端から吐出端に向かって平行移動する。
3.作動室はロータ両端で塞がれた形のため,一方の側面に面する作動室は内容積を次第に増加させて両側面にまたがる最大容積室となる。
4.その後は作動室が吐出側面に面して内容積を次第に減少する。
5.容積拡大中の作動室に面してSケーシング9に吸入ポート8を開けているので,ここから気体を作動室内に吸入する。
6.容積縮小の過程で前半は開口部を設けずに内部圧縮し,所定の圧力となるべき位置から作動室滅に至るまで開口する吐出ポートを開け,圧縮した気体を吐出する。
図4において、ベースレジンは50wt%以上必要となる。50wt%以下の場合、複合する固体潤滑剤や添加剤を保持できず被膜がボロボロに壊れてしまい、被膜として機能できないからである。また樹脂の割合が70wt%を超えてくると、樹脂の性質が主となり固体潤滑剤の機能が十分に発揮されない。
図6は酸化アルミニウム添加量に対応する耐熱性の効果を表すグラフ図である。
図7は酸化アルミニウムと酸化チタン配合比に対応する耐熱性の効果を表すグラフ図である。
図8は酸化チタンと酸化アムルミニウム合計の添加量に対応する耐熱性の効果を表すグラフ図である。
図9は窒化ケイ素添加量に対応する耐熱性の効果を表すグラフ図である。
図10は酸化チタンと窒化ケイ素合計の添加量に対応する耐熱性の効果を表すグラフ図である。
図11はモリブテン酸化カルシウム(防錆剤)添加量に対応する耐熱性の効果を表すグラフ図である。
図12はタルク添加量に対応する耐熱性の効果を表すグラフ図である。
図5から図8に示すように、品質工学の手法により耐熱性に特に効果がある添加剤は酸化チタンと酸化アルミニウムであることが判り、それぞれ2〜7wt%添加するのが望ましいことが分かった。またこれらを組み合わせて入れた時には相乗効果によってさらに耐熱性が向上することがわかった。これら二つの合計で4〜14wt%、そしてその比率が酸化アルミニウム:酸化チタンが3:7から7:3の範囲にあるとき、より耐熱性の効果が表れることが分かった。
図13において、これはある一定温度環境下(320℃、360℃、390℃)に被膜を暴露した際の被膜劣化までの時間を示したものである。この場合の被膜劣化は被膜樹脂部の一定量が熱分解するまでを指標としている。実際の圧縮機のロータ、特に温度が上がる吐出側では、今回指標とした状態よりももっと被膜が劣化した状態まで運転されている。これと同様の熱履歴をかけた被膜を査型電子顕微鏡で観察すると、固体潤滑剤や添加剤が粉状に付着している状態となっている。
Claims (12)
- 軸方向の外表面に螺旋状の歯形を形成してなる雄ロータと雌ロータとを組み合わせて流体の吸入と吐出を行うオイルフリーのスクリュー圧縮機において、
前記雄ロータと雌ロータの表面に、イミド結合を持つ樹脂をベースレジンとし、前記樹脂の中に、固体潤滑剤である二硫化モリブデン15〜35wt%と、添加材である酸化アルミニウム2〜7wt%を分散し、かつイミド結合を持つ樹脂を少なくとも50wt%以上となるように配合した固体潤滑耐熱性被膜を形成し、
この固体潤滑耐熱性被膜が被覆された前記雄雌ロータを備えたことを特徴とするスクリュー圧縮機。 - 軸方向の外表面に螺旋状の歯形を形成してなる雄ロータと雌ロータとを組み合わせて流体の吸入と吐出を行うオイルフリーのスクリュー圧縮機において、
前記雄ロータと雌ロータの表面に、イミド結合を持つ樹脂をベースレジンとし、前記樹脂の中に、固体潤滑剤である二硫化モリブデン15〜35wt%と、添加材である酸化チタン2〜7wt%を分散し、かつイミド結合を持つ樹脂を少なくとも50wt%以上となるように配合した固体潤滑耐熱性被膜を形成し、
この固体潤滑耐熱性被膜が被覆された前記雄雌ロータを備えたことを特徴とするスクリュー圧縮機。 - 軸方向の外表面に螺旋状の歯形を形成してなる雄ロータと雌ロータとを組み合わせて流体の吸入と吐出を行うオイルフリーのスクリュー圧縮機において、
前記雄ロータと雌ロータの表面に、イミド結合を持つ樹脂をベースレジンとし、前記樹脂の中に、固体潤滑剤である二硫化モリブデン15〜35wt%と、添加材である酸化チタンと窒化ケイ素を分散すると共に、前記窒化ケイ素は4wt%以下とし、かつイミド結合を持つ樹脂を少なくとも50wt%以上となるように配合した固体潤滑耐熱性被膜を形成し、
この固体潤滑耐熱性被膜が被覆された前記雄雌ロータを備えたことを特徴とするスクリュー圧縮機。 - 軸方向の外表面に螺旋状の歯形を形成してなるオイルフリーのスクリューロータにおいて、
前記スクリューロータの表面に、イミド結合を持つ樹脂をベースレジンとし、前記樹脂の中に、固体潤滑剤である二硫化モリブデン15〜35wt%と、添加剤である酸化アルミニウム2〜7wt%を分散し、かつイミド結合を持つ樹脂を少なくとも50wt%以上となるように配合した固体潤滑耐熱性被膜を形成し、
この固体潤滑耐熱性被膜が被覆されたことを特徴とするスクリューロータ。 - 軸方向の外表面に螺旋状の歯形を形成してなるオイルフリーのスクリューロータにおいて、
前記スクリューロータの表面に、イミド結合を持つ樹脂をベースレジンとし、前記樹脂の中に、固体潤滑剤である二硫化モリブデン15〜35wt%と、添加剤である酸化チタン2〜7wt%を分散し、かつイミド結合を持つ樹脂を少なくとも50wt%以上となるように配合した固体潤滑耐熱性被膜を形成し、
この固体潤滑耐熱性被膜が被覆されたことを特徴とするスクリューロータ。 - 軸方向の外表面に螺旋状の歯形を形成してなるオイルフリーのスクリューロータにおいて、
前記スクリューロータの表面に、イミド結合を持つ樹脂をベースレジンとし、前記樹脂の中に、固体潤滑剤である二硫化モリブデン15〜35wt%と、添加材である酸化チタンと窒化ケイ素を分散すると共に、前記窒化ケイ素は4wt%以下とし、かつイミド結合を持つ樹脂を少なくとも50wt%以上となるように配合した固体潤滑耐熱性被膜を形成し、
この固体潤滑耐熱性被膜が被覆されたことを特徴とするスクリューロータ。 - イミド結合を持つ樹脂をベースレジンとし、
前記樹脂の中に、固体潤滑剤である二硫化モリブデン15〜35wt%と、添加剤である酸化アルミニウム2〜7wt%を分散し、
かつそれらをバインドするためにイミド結合を持つ樹脂を少なくとも50wt%以上となるように配合したことを特徴とする固体潤滑耐熱性被膜。 - イミド結合を持つ樹脂をベースレジンとし、
前記樹脂の中に、固体潤滑剤である二硫化モリブデン15〜35wt%と、添加剤である酸化チタン2〜7wt%を分散し、
かつそれらをバインドするためにイミド結合を持つ樹脂を少なくとも50wt%以上となるように配合したことを特徴とする固体潤滑耐熱性被膜。 - イミド結合を持つ樹脂をベースレジンとし、
前記樹脂の中に、固体潤滑剤である二硫化モリブデン15〜35wt%と、添加材である酸化チタンと窒化ケイ素を分散すると共に、前記窒化ケイ素は4wt%以下とし、
かつそれらをバインドするためにイミド結合を持つ樹脂を少なくとも50wt%以上となるように配合したことを特徴とする固体潤滑耐熱性被膜。 - イミド結合を持つ樹脂をベースレジンとし、
前記樹脂の中に、固体潤滑剤である二硫化モリブデン15〜35wt%と、添加剤である酸化アルミニウム2〜7wt%を分散し、
かつそれらをバインドするためにイミド基をもつ樹脂を少なくとも50wt%以上となるように配合した樹脂液を、溶剤で希釈してワニスタイプとしたことを特徴とする塗布液。 - イミド結合を持つ樹脂をベースレジンとし、
前記樹脂の中に、固体潤滑剤である二硫化モリブデン15〜35wt%と、添加剤である酸化チタン2〜7wt%を分散し、
かつそれらをバインドするためにイミド基をもつ樹脂を少なくとも50wt%以上となるように配合した樹脂液を、溶剤で希釈してワニスタイプとしたことを特徴とする塗布液。 - イミド結合を持つ樹脂をベースレジンとし、
前記樹脂の中に、固体潤滑剤である二硫化モリブデン15〜35wt%と、添加材である酸化チタンと窒化ケイ素を分散すると共に、前記窒化ケイ素は4wt%以下とし、
かつそれらをバインドするためにイミド基をもつ樹脂を少なくとも50wt%以上となるように配合した樹脂液を、溶剤で希釈してワニスタイプとしたことを特徴とする塗布液。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP2013235536A JP5788464B2 (ja) | 2013-11-14 | 2013-11-14 | スクリュー圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2013235536A JP5788464B2 (ja) | 2013-11-14 | 2013-11-14 | スクリュー圧縮機 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2010239741A Division JP5416072B2 (ja) | 2010-10-26 | 2010-10-26 | スクリュー圧縮機 |
Publications (2)
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ID=50610649
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2013235536A Active JP5788464B2 (ja) | 2013-11-14 | 2013-11-14 | スクリュー圧縮機 |
Country Status (1)
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2013
- 2013-11-14 JP JP2013235536A patent/JP5788464B2/ja active Active
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