Deprecated: The each() function is deprecated. This message will be suppressed on further calls in /home/zhenxiangba/zhenxiangba.com/public_html/phproxy-improved-master/index.php on line 456
JP5789286B2 - グラウト圧送装置及び方法 - Google Patents
[go: Go Back, main page]

JP5789286B2 - グラウト圧送装置及び方法 - Google Patents

グラウト圧送装置及び方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5789286B2
JP5789286B2 JP2013169047A JP2013169047A JP5789286B2 JP 5789286 B2 JP5789286 B2 JP 5789286B2 JP 2013169047 A JP2013169047 A JP 2013169047A JP 2013169047 A JP2013169047 A JP 2013169047A JP 5789286 B2 JP5789286 B2 JP 5789286B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grout
pulsation
injection
cylinder
pumping device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013169047A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015036503A (ja
Inventor
一雄 下田
一雄 下田
了 古谷
了 古谷
肇 市川
肇 市川
Original Assignee
有限会社シモダ技術研究所
株式会社 地巧社
株式会社 地巧社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 有限会社シモダ技術研究所, 株式会社 地巧社, 株式会社 地巧社 filed Critical 有限会社シモダ技術研究所
Priority to JP2013169047A priority Critical patent/JP5789286B2/ja
Publication of JP2015036503A publication Critical patent/JP2015036503A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5789286B2 publication Critical patent/JP5789286B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)

Description

本発明は、地盤注入工法に用いる一筒毎に吐出口を設けたピストン型多筒式グラウトポンプ及び伸縮性の注入ホース間、或いは双方に脈動吸収部を設置し、グラウトがポンプ、注入ホース及び脈動吸収部を通過することにより脈動を低減させるグラウト圧送装置及び方法に関するものである。
一般に地盤注入工法に用いる流動性グラウトは、ポンプを利用して吐出口から加圧圧送する方法が採用されている。このグラウトポンプは、グラウトの性状によってポンプの構造が異なる多くの種類がある。このうち、本発明は、ピストン式(プランジャー型も含まれる。)に属する。
使用するグラウトのうちA液(主剤で主に水ガラス)、B液(硬化剤)を、それぞれ吐出口から放出した後、合流混合するケミカルグラウトでは、4筒2連式(吐出口が2つ)のプランジャーポンプ(以下、ピストン型という。)が多く使用されている。このポンプは、シリンダー部(以下、筒という。)がピストン型で円運動をするクランクの一方向だけの成分を取り出して機構的にピストンを往復させる機構である。そして、ピストンを筒内面に密着させる作動を行い、ピストンの一面が吐出、他面が吸入作用を行い、往復運動によって連続吐出作業を行うものである。
このうちプランジャーは、筒の一部に挿入され、往運動のときにグラウトを吐出し、復運動のときにグラウトの吸入を行う単動である。
そしてケミカルグラウト(A、B液型)に使用する場合に、ポンプ2台を1台にまとめ、バルブ室が完全に2室に分離しており、左右のシリンダーが別々に2液を吐出する構造となっている。
このため、2筒で1つの吐出口(A液)を設け、他の2筒が1つの吐出口(B液)を設けた、いわゆる4筒2連式ポンプが構成されることとなる。
このポンプは、2筒を1セットとして、吸入と吐出を同時に行うことにより、グラウトの脈動を無くすことを特徴としている。ここでいう脈動とは、送液動作が周期的に寸断されることにより、液が脈打つように送液されることをいう。このような脈動を小さくするためには、2筒に1つのエアチャンバーを取り付ける。このエアチャンバーは、それほど大きくなく、大体内容積は400cm3程度以下である。
なお、これらポンプによるグラウトの脈動を利用した技術としては、例えば特許文献1の開示技術が提案されている。この特許文献1の開示技術によれば、従来の吐出量(注入速度)を一定に保持した2筒1連式グラウトを用い、ポンプに制御装置を取り付けてポンプの回転数を調整する。これにより、動的(強制的)に注入速度又は注入圧力を変化させた薬液注入を実現することが可能となる。
この注入工法の主たる目的である薬液(2液性でA液、B液に分けて別々に圧送する)に使用する場合、4筒2連式で2つの注入ホースを経て注入管の手前、或いは先端から合液混合してできた薬液を地盤に注入する。
しかしながら、特許文献1の開示技術は、元々吐出が一定のポンプにわざわざ高価な制御盤を取り付けたものであり、ポンプ自体は従来の2筒1連式であるため、ポンプの台数の減少や、低吐出量の注入に対応できないという難点を解決した注入工法とはいえない。
特開2005−330805号公報
大西弘"新編、図解グラウト便覧"(株)ラテイス、p200〜p219 昭和47年7月4日
以上のように、従来におけるポンプの基本原理は、2筒1連式であるため、改良すべき点、及び施工性から次のような問題点がある。
1)2筒で1つの吐出口であることから、多くのポンプを必要としている。
2)2筒で1つの吐出口であるため、グラウト吐出量は合算となり、高圧で少ない吐出量(例えば、毎分2〜4l)にすることは、ポンプの構造上難しい。
以上のうち、特に2)が施工上解決できない難点とされている。
しかしながら、現状のポンプで二液性グラウトを筒毎に吐出口を設けた場合、脈動(流動量の変動幅が大きいこと)が大きく、二液性の場合、A、B液合流時に等量混合にならず、ゲルタイムが極端に大きく変化し、実用上使用できないという問題点があった。
なお、非特許文献1にはグラウトポンプの例として、ピストン型、プランジャー型が開示されているが、脈動を低減させるための技術は特段開示されていない。
そこで本発明は、上述した問題点に鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、グラウトがポンプ、注入ホース及び脈動吸収部を通過することにより脈動を低減させることができ、安定したグラウトの地盤注入を実現できるグラウト圧送装置及び方法を提供することにある。
上述した従来の技術では、ピストン型ポンプで筒毎に吐出口を設けることは、グラウトの脈動が非常に大きく、現状のままでは使用できない。そこで本発明では、筒毎に吐出口を設けることによる脈動を実用可能な範囲まで回避したポンプ及びグラウトの圧送方法を鋭意検討した。
即ち、本発明は、ポンプ本体を含めた吐出口から一定の長さを有する注入管に至る軟質な注入ホース間に伸縮性又は非伸縮性の脈動吸収部を設けることにより、ポンプ、ピストンで圧送されたグラウトがポンプ内の脈動吸収部、或いは注入ホース間の脈動吸収部を通過する過程で脈動を低減させて実用可能な範囲に収める方法である。
本願請求項1記載のグラウト圧送装置は、地盤中にグラウトを注入管を介して圧送するグラウト圧送装置において、駆動部の回転駆動に応じて往復運動可能な複数のピストンと、上記ピストン毎に設けられ、収納された上記ピストンの往復運動に応じて内部にグラウトを吸入させ、またこれを吐出させる複数の筒体と、上記筒体毎に設けられ、上記筒体から吐出されたグラウトを吐出させる吐出口と、上記吐出口から吐出されたグラウトを上記注入管へ導く注入ホースとを備え、上記注入ホースは、20m以上であり、上記筒体から吐出口までの間、及び上記注入ホース間の何れか1箇所以上に、上記グラウトを一時的に浸入又は滞留させることが可能な容器状とされ、上記注入管へのグラウトの排出量を調整して脈動を吸収するための内容積が500cm 3 以上である脈動吸収部が設けられていることを特徴とする
本願請求項記載のグラウト圧送装置は、請求項1記載の発明において、上記脈動吸収部は、上記筒体毎に設けられたエアチャンバーであることを特徴とする。
本願請求項記載のグラウト圧送装置は、請求項1記載の発明において、上記脈動吸収部は、上記注入ホース間に設けられ、伸縮自在な伸縮部材、伸縮不能な非伸縮部材、上記伸縮部材及び上記非伸縮部材、の何れかにより構成されていることを特徴とする。
本願請求項記載のグラウト圧送方法は、請求項1〜3のうち何れか1項記載のグラウト圧送装置を用いて、上記グラウトを上記脈動吸収部に一時的に浸入又は滞留させて、上記注入管へのグラウトの排出量を調整して脈動を吸収しつつ、これを圧送することを特徴とする。
上述した構成からなる本発明によれば、グラウトがポンプ、注入ホース及び脈動吸収部を通過することにより脈動を低減させることができ、安定したグラウトの地盤注入を実現できる。
本発明を適用したグラウト圧送装置の正面図である。 本発明を適用したグラウト圧送装置の側面図である。 伸縮性の有する蛇腹状で構成した脈動吸収部を示す図である。
以下、本発明を適用したグラウト圧送装置の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
本発明を適用したグラウト圧送装置により圧送するグラウトは、一液、或いはA液(主剤で主に水ガラス)、B液(硬化剤)からなる二液で構成され、注入工法に用いるピストン型多筒式ポンプではグラウトを圧送する場合に一般的には4筒2連式が用いられる。
この場合、2筒を1組としてピストンの往復運動を交互に行う。即ち、往運動でグラウトの吐出を行い、復運動でグラウトの吸入を行う。そして、この2筒を合わせて1つの吐出口からグラウトを均等に吐出させている。この方式では、4筒で2つの吐出口からグラウトを圧送することを原則としている。
従って、グラウトが二液性(A液とB液に分ける)では、1つの注入管、一液性では2つの注入管を通じて注入している。
これに対して、本発明によれば、1筒毎に吐出口を設けたポンプを使用することにより、使用するポンプの台数が半分で済み、更に低吐出量(毎分2〜4l)の注入が可能となる。
特に正確に低吐出量を維持することができ、しかも高圧(0.5〜5MPa)で注入できる機能を備えるには、より高価なポンプ(油圧式等)が必要となる。
そこで本発明では、汎用性のある現在使用しているポンプを改造することにより、1筒毎に吐出口を設けている。
図1は、本発明を適用したグラウト圧送装置30の正面図であり、図2はその側面図である。このグラウト圧送装置30は、ポンプ本体1と、このポンプ本体1の中に実装された駆動部2と、駆動部2の下部に設けられた4本の筒体3a〜3dと、筒体3の中に設けられた4本のピストン4a〜4dと、筒体3に接続された4本の接続管6a〜6dと、この接続管6の内部に配設されたボールバルブ5a〜5dと、各接続管6a〜6dの一部を開口させることにより形成した吸入口7a〜7d及び吐出口9a〜9dと、各接続管6a〜6dから延長されている脈動吸収部8a〜8dと、各吐出口9a〜9dに接続されている注入ホース10a〜10dとを備えている。
この駆動部2は、いわゆるクランク軸から構成され、軸がコ字状に順次折り曲げられて構成される。この駆動部2には、2本のピストン4a、4bの各軸が1セットで接続され、2本のピストン4c、4bの各軸が1セットで接続されている。また1セットで接続される2本のピストン4は、駆動部2を構成するクランク軸の異なる折曲げ位置に設けられる。このため、この駆動部2に対して回転動力が伝達された場合において、1セットで接続される2本のピストン4の上下運動時のポジションは、図1に示すように互いに異なるものとなる。また、1セットで接続される2本のピストン4は、交互に往復運動することとなる。
筒体3a〜3dは、駆動部2の回転駆動に基づいて上下運動するピストン4a〜4dが収納される。この筒体3a〜3dの下部は、それぞれ接続管6a〜6dに通じている。筒体3a〜3dは、接続管6a〜6dからグラウトが供給され、或いは当該接続管6a〜6dに対してグラウトを送り込む。
注入ホース10a〜10dは、伸縮性のある材料で構成され、20m以上の長さで構成される。
脈動吸収部8は、機能が異なる脈動吸収部8A又は脈動吸収部8Bにより構成される。脈動吸収部8Aは、主に接続管6に接続されたいわゆるエアチャンバーといわれるもので金属部材の円筒形で上部が閉塞された容器で構成されている。なお、エアチャンバーの内容積の大きさによっては、ポンプ本体に取り付けできない場合には吐出口9の外側に設けてもよい。
この脈動吸収部8Aとしてのエアチャンバーの働きは、筒内に満たされたグラウトをピストン4により加圧状態で押し出す(吐出)と、一部はエアチャンバー内のエアを圧縮しながら当該脈動吸収部8内に浸入する。次にピストン4を引いたとき(吸入)に減圧され、エアチャンバー内のグラウトは排出されて大気圧に戻る。この脈動吸収部8としてのエアチャンバー内へのグラウトの浸入、排出減少により、グラウトの排出量を調整して脈動を吸収することとなる。
なお、従来のエアチャンバーは、2筒式で1つのエアチャンバーで吐出と吸入が同時に行われているため、エアチャンバー内はほぼ常時に近い状態でグラウトの圧入(エア圧縮)が繰り返され、本発明でいう脈動吸収部8としての効果はあまり発揮できないため、本発明でいう脈動吸収部8と区別している。
脈動吸収部8Bは、軟質のゴム、プラスチック等の伸縮自在な伸縮部材又は硬質のゴム、プラスチック及び金属等の伸縮不能な非伸縮部材、更には伸縮部材と非伸縮部材とを組み合わせた構造とされていてもよいが、好ましくは伸縮部材である。
この脈動吸収部8Bは、ポンプ側からの入口と注入管側への出口からなる容器状であって、その形状及び構造は特に限定されるものではないが、伸縮部材からなる蛇腹状で構成されることが望ましい。
脈動吸収部8Bは、筒体3からの吐出口9から注入管11までの注入ホース間に設けた注入ホース10より大きい断面積を有した容器状のものである。
この脈動吸収部8Bの働きは、1筒毎の吐出口から送り出された脈動のあるグラウトが注入ホース10を通じて当該注入ホース10より大きい断面積の容器状の脈動吸収部8Bに流入すると流速が大きく減速され、かつ一部乱流を起こした滞留状態となり、脈動は吸収される。
即ち、脈動吸収部8は、伸縮自在な伸縮部材、伸縮不能な非伸縮部材、伸縮部材及び非伸縮部材、の何れかにより構成されていればよい。
本発明では、このように容器内で流速が大きく減速され、滞留状態となり脈動を吸収する現象を単に滞留と称している。
なお脈動吸収部8は、内容積が500cm3以上で構成されていることが望ましい。従来型のプランジャー型のポンプ本体に取り付けられているエアチャンバーの内容積が500cm3未満であることから、脈動吸収部8の内容積をこれ以上のサイズで構成させる。
脈動吸収部8は、脈動吸収部A及び脈動吸収部Bの何れか一方又は双方の構成が反映されるものであってもよい。
本発明では、以上の脈動吸収部8A及び脈動吸収部8Bを単独又は組み合わせることにより、グラウトを始めとした経時硬化性材は、ポンプ内の脈動吸収部8、注入ホース10、及び注入ホース間の脈動吸収部を通過することで、脈動を吸収して実用可能な注入速度(吐出流量)が得られるようになる。
本発明における脈動吸収率の判定は、グラウトを大気中で1mの高さで水平に吐出口9から放出したときの最小長さL1(距離)と、最大の長さ(L2)との差L3(=L2−L1)をL2で割った値を100から引いた%としている。具体的には脈動吸収率(%)=100−[(L2−L1)/L2×100]で表される。
そして、この脈動吸収率60%以上を実用可能な範囲として本発明で規定した範囲として設定した。脈動吸収率は、注入ホース10の長さ、脈動吸収部8の部材の種類(伸縮性有無等)及びその内容積の大きさに応じて決まる。
本発明を適用したグラウト圧送方法により圧送されるグラウトは、図1に示すように、筒体3毎に設けられ、接続管6に接続された脈動吸収部8、或いは注入ホース10間に設けられた脈動吸収部8Aを経て最後の注入管11に至る。このうち、注入ホース10間に設けられた脈動吸収部8Bは、内容積が500cm3以上あればいかなる形状、構造であってもよい。この脈動吸収部8´は、図3に示すように縦置きで構成することが望ましい。これにより、脈動吸収部8´の下側がポンプ側に、上側が注入管11側になるように接続することができ、脈動を効率的に吸収することが可能となる。
本発明において使用される注入ホースは、伸縮部材で具体的には丸めることができる材料である。
また本発明を適用したグラウト圧送装置30は、各筒体3に対してそれぞれ吐出口9を設けていることから、いわゆる4筒4連式のプランジャーポンプの場合、1筒あたりの吐出量が毎分2〜10lで、駆動部2を構成するクランク1回転(吸入と吐出の合計)は、約0.2〜1秒程度である。
本発明を適用したグラウト圧送方法において使用するグラウトは、薬液系(ケミカルグラウト)と、非薬液系とがある。
この薬液系には、主に水ガラス系であって水ガラスに硬化剤を加えてアルカリ領域でゲル化させるアルカリ系と、水ガラスに酸性硬化剤(硫酸、リン酸等)を加えて、中性−酸性領域でゲル化させる非アルカリ系とがある。さらにセメント等の硬化発現材としての懸濁液を硬化剤として加えることができる。
非薬液系には、セメント、セメントとスラグ、スラグと石灰等の硬化発現材粒子は、普通セメント(ブレーン値約3000cm3/g)以上の懸濁液、さらに粘着材(ベントナイト等)を加えたグラウトとして使用することができる。
本発明を適用したグラウト圧送方法では、4筒4連式を用いた場合において一液性グラウトでは1筒1連式で4注入管、二液性(A液、B液)では2筒2連式で2注入管に同時に注入することができ、従来のポンプの半分の台数で施工できる。更に従来と比較して1/2の低吐出量で施工が可能となる。
本発明では、グラウトが一液性と二液性とでは、脈動吸収率を使い分けることが望ましい。即ち、一液性では脈動が多少存在していても、十分に実用可能であるため、脈動吸収率が60%以上であればよい。一方、二液性はA液(水ガラス)、とB液(硬化剤)の混合時に、混合比率をできるたけ近づけ、ゲルタイムの差異を少なくするため脈動吸収率を90%以上とすることが望ましい。
以下、本発明について実施例を挙げて更に詳細に説明をする。
実験に使用したポンプは、一筒毎に吐出口を設けたピストン型多筒式として図1に示すような4筒4連式のプランジャーポンプ(日本建設機械商事(株)製NPOT−40TNを改良したもの)を用い、脈動吸収部8Aとしてエアチャンバー型と、伸縮性の有する蛇腹状で構成した脈動吸収部8Bとを用いている。
また使用したポンプの吐出口内径9.4mm、注入ホースの内径12mm、注入ホース先端の放出口内径7.2mmである。
(実験1)
実験は、上述した脈動吸収率を求めた方法によって行い、グラウトは代用として水(水道水)を使用して種々の条件下で行った測定値及び脈動吸収率を表1に示す。
Figure 0005789286
なおポンプの回転数(吸入と吐出の合計)は、吐出量5l/分で0.72秒、8.7lで0.33秒である。
表1に示すように注入ホース10及び脈動吸収部8が無い比較例1は、ポンプが1筒1連式であるため、吐出時に液ができるが、吸入時は全く液が出ない。これに脈動吸収部8Aとしてエアチャンバーの内容積400、500、800cm3(比較例2〜4)を取り付けると、吸入時にも吐出してきたが脈動吸収率は48.6%以下で実用には不適であることが分かった。
これに対して、注入ホース10を5mとした場合、脈動吸収部8の内容積が500〜800cm3(比較例9、10)としたところで脈動吸収率は51%以下で実用不適であることが確認された。
さらに注入ホース10を20mに延長し、脈動吸収部8Aがエアチャンバー(無し及び内容積400cm3)(比較例5、6)、及び脈動吸収部8Bの蛇腹型(内容積400cm3:比較例7)では、脈動吸収率が40%以下である実用に不適である。
これに対して、脈動吸収部8A及び脈動吸収部8Bの内容積が500cm3以上(本発明例1、2、3、4、5)と大きくすると脈動吸収率は68.6%以上と高くなり、実用可能な範囲に脈動を小さくすることが確認できた。
更に注入ホース10を40mとした場合、より脈動吸収率を高めることができることが分かった(本発明例9)。
またポンプ吐出量が8.7l/分の時の本発明例1と、3.4l/分の時の本発明例10とを比較したときに、本発明例1は68.6%であり、本発明例10は67.6%であり、殆ど同じであった。このため、ポンプ吐出量の実用上の範囲(毎分2〜10l程度)で適用できることが分かった。
以上の実験結果から、本発明は、注入ホース10を20m以上で、かつ脈動吸収部8の内容積が500cm3以上であれば、1筒1連式であっても脈動吸収率60%以上に高めることができ、十分実用可能な範囲であることが分かった。
(実験2)
ここでは図1に示す4筒4連式ピストン型(プランジャー型)ポンプを用いて、地上で二液性瞬結型グラウトの脈動の違いによるゲルタイムの変化を調査した。
実験は、筒体3aにA液、筒体3bにB液を通し、表1の比較例6及び比較例7、本発明例1及び本発明例3の条件下で注入ホース10の先端で合流混合したグラウトを3分毎6回のゲルタイムを測定した結果を表2に示す。
Figure 0005789286
実験に用いたグラウトは、水ガラス系溶液型で、A液(3号水ガラス27.5l、残部は水、合計100l)、B液(75%希硫酸2.7l、硫酸礬土2.0kg、残部は水、合計100l)として室内で実験を行ったところ、ゲルタイムは10秒であった(本発明例12)。
表2により比較例13及び比較例14は、比較例6、7の条件に相当するものであり、脈動が大きく脈動吸収率38.7〜39.6%であるため、ゲルタイムの変化は6〜62秒と大きく変化していた。これはA液に対してB液の混合比率が大きいときに、ゲルタイムは短くなり、逆にB液の混合比率が少なくなるとゲルタイムは長くなるという非常に大きな違いが生じており、瞬結性グラウトとして実用不適であることが分かった。通常、瞬結性グラウトはゲルタイムが20秒以下とされている。
これに対して本発明例13、14は、脈動が小さく脈動吸収率が88.3〜91.1%であるため、ゲルタイムの変化は、室内等量混合の10秒に比べて7〜14秒の範囲であり瞬結性グラウトとして十分に実用可能範囲であることが確認された。
1 ポンプ本体
2 駆動部
3 筒体
4 ピストン
5 ボールバルブ
6 接続管
7 吸入口
8 脈動吸収部
9 吐出口
10 注入ホース
11 注入管
30 グラウト圧送装置

Claims (4)

  1. 地盤中にグラウトを注入管を介して圧送するグラウト圧送装置において、
    駆動部の回転駆動に応じて往復運動可能な複数のピストンと、
    上記ピストン毎に設けられ、収納された上記ピストンの往復運動に応じて内部にグラウトを吸入させ、またこれを吐出させる複数の筒体と、
    上記筒体毎に設けられ、上記筒体から吐出されたグラウトを吐出させる吐出口と、
    上記吐出口から吐出されたグラウトを上記注入管へ導く注入ホースとを備え、
    上記注入ホースは、20m以上であり、
    上記筒体から吐出口までの間、及び上記注入ホース間の何れか1箇所以上に、上記グラウトを一時的に浸入又は滞留させることが可能な容器状とされ、上記注入管へのグラウトの排出量を調整して脈動を吸収するための内容積が500cm 3 以上である脈動吸収部が設けられていること
    を特徴とするグラウト圧送装置。
  2. 上記脈動吸収部は、上記筒体毎に設けられたエアチャンバーであること
    を特徴とする請求項1記載のグラウト圧送装置。
  3. 上記脈動吸収部は、上記注入ホース間に設けられ、伸縮自在な伸縮部材、伸縮不能な非伸縮部材、上記伸縮部材及び上記非伸縮部材、の何れかにより構成されていること
    を特徴とする請求項1記載のグラウト圧送装置。
  4. 請求項1〜3のうち何れか1項記載のグラウト圧送装置を用いて、上記グラウトを上記脈動吸収部に一時的に浸入又は滞留させて、上記注入管へのグラウトの排出量を調整して脈動を吸収しつつ、これを圧送すること
    を特徴とするグラウト圧送方法。
JP2013169047A 2013-08-16 2013-08-16 グラウト圧送装置及び方法 Active JP5789286B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013169047A JP5789286B2 (ja) 2013-08-16 2013-08-16 グラウト圧送装置及び方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013169047A JP5789286B2 (ja) 2013-08-16 2013-08-16 グラウト圧送装置及び方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015036503A JP2015036503A (ja) 2015-02-23
JP5789286B2 true JP5789286B2 (ja) 2015-10-07

Family

ID=52687107

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013169047A Active JP5789286B2 (ja) 2013-08-16 2013-08-16 グラウト圧送装置及び方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5789286B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101734524B1 (ko) 2017-01-23 2017-05-11 성하지질공업주식회사 유압을 이용한 자동제어 그라우팅 약액 공급장치
JP6867662B1 (ja) * 2020-09-10 2021-05-12 株式会社 地巧社 多段同時注入装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60181415A (ja) * 1984-02-27 1985-09-17 Chem Kurauto Kk グラウト材の分岐圧送装置
JP3724644B2 (ja) * 2002-02-06 2005-12-07 強化土エンジニヤリング株式会社 多点地盤注入工法および装置
JP4830050B1 (ja) * 2011-01-19 2011-12-07 強化土株式会社 注入材製造装置、注入材製造方法および注入材注入方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015036503A (ja) 2015-02-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2015035903A1 (zh) 一种摇摆机构及混凝土泵送设备
CN206785581U (zh) 一种单缸双作用磁力泵
WO2009151235A3 (ko) 에어컨 응축수 배수펌프
Коробко et al. Feed Solution in the Pipeline aith the Compensators Mortar Pump of Various Design Solutions Pressure Pulsations Degree Determination= Подача розчину в трубопровід з компенсаторами розчинонасоса різних конструктивних рішень визначення ступеня пульсацій тиску
JP5789286B2 (ja) グラウト圧送装置及び方法
CN103114980B (zh) 双缸泵的泵送行程控制方法以及泵送设备
CN205371124U (zh) 一种混凝土输送泵液压系统
WO2012075798A1 (zh) 一种物料泵送设备及其泵送系统
CN201098954Y (zh) 水泥发泡机
WO2013082909A1 (zh) 一种活塞式砂浆泵及其泵送系统
CN218654295U (zh) 一种配比进液装置
CN211370634U (zh) 一种陶瓷双缸恒流计量泵
CN206694203U (zh) 注浆泵及其注浆缸
CN203412750U (zh) 注浆泵连续出浆浆缸
CN207879590U (zh) 一种汽车abs用柱塞泵
CN205421949U (zh) 附加式压浆装置
CN202954934U (zh) 一种水力驱动的比例泵
CN202031799U (zh) 混凝土泵送系统及其混凝土管路缓冲结构
CN206299555U (zh) 一种多用途柱塞泵
CN105952611B (zh) 一种吸收式制冷系统用活塞换向泵送装置
CN207879563U (zh) 一种往复泵的缸体结构
CN209067568U (zh) 一种新型增压缸
CN106894963A (zh) 适用于注浆模型试验的双液无极配比手摇泵及使用方法
CN106678086A (zh) 往复泵的双塞串联应用方法,以及应用该方法的高效液体泵
CN204877329U (zh) 井口套管灌泥浆排气装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150421

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20150421

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20150421

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20150616

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150623

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150707

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150728

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150731

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5789286

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250