JP5790732B2 - 液体吐出装置および描画方法 - Google Patents
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Description
例えば、特許文献1にかかる液滴吐出装置では、UV硬化性のインクをプリントメディアに付与するインクジェットヘッドと、プリントメディアに付与されたインクにUVを照射するUV照射手段とをプリントメディア上方で移動させる。これにより、プリントメディアに付与されたインクをUVにより硬化させることができる。
そのため、プリントメディア上のインクに対するUV照射時間やUV照射タイミングを所望のものとすることが難しい。例えば、プリント速度を上げた場合、UV照射時間が短くなり、インクを十分に硬化することができないと言う問題がある。
インクを十分に硬化できなかったり、プリントメディアに対するインクの着弾からその着弾したインクに対するUV照射タイミングまでに長時間を要したりすると、プリントメディア上に付与された液状材料が濡れ広がってしまい、高精度な液滴吐出を実現することができない。
本発明の液体吐出装置は、媒体を載置可能な載置部と、
前記載置部に対向し光硬化性液体を吐出可能な液体吐出部と、
前記載置部において前記媒体が載置される面と反対の面に設けられ、所定の部位毎に点灯・消灯の切り替えが可能である光出射部と、
を有し、
前記光出射部は、複数の発光素子を有し、前記媒体上の所定の描画領域に形成された前記光硬化性液体の描画パターンに基づいて、前記描画パターンに対応した点灯パターンとなるように、前記所定の描画領域上の前記描画パターンの形成が終了した後に、前記各発光素子の点灯・消灯を制御するように構成されていることを特徴とする。
また、光出射部が複数の発光素子を有することにより、光出射部の所定の部位毎に点灯・消灯の切り換えを行うことができる。
また、光出射部の描画パターンに応じた部位(光照射が必要な部位のみ)を点灯させることができる。そのため、光出射部から液滴吐出ヘッドのノズルへ光が及ぶのをより確実に防止することができる。
このようなことから、本発明の液体吐出装置は、光硬化性を有する液状材料を用い、高精度な液滴吐出(描画)を実現することができる。
前記光出射部は、前記液体吐出部と前記載置部との相対位置関係に基づいて、前記光出射部の前記各部位の点灯・消灯を切り換えることが好ましい。
これにより、液滴吐出ヘッド(液体吐出部)がワークの描画領域上に存在しているときであっても、描画領域のうち液状材料が付与されかつ液滴吐出ヘッドが退避した領域に対しては、光を照射することができる。
これにより、光出射部から液滴吐出ヘッドのノズルへ光が及ぶのを防止しつつ、描画領域に付与された液状材料に光を照射することができる。
前記光出射部は、前記第1のパターンの形成時に、前記第1の領域に対応する前記部位を消灯し、前記第2のパターンの形成時に、前記第1の領域に対応する前記部位を点灯するように構成されていることが好ましい。
これにより、第1の領域への液状材料の付与から光照射までの時間を短時間とすることができる。また、第1の領域に付与された液状材料が完全に硬化するまで、当該液状材料に光を照射することができる。
本発明の液体吐出装置では、前記第1の領域と前記第2の領域とは、互いに隣接していることが好ましい。
これにより、第1の領域への液状材料の付与から光照射までの時間をより短時間とすることができる。
これにより、発光素子とワークとの接触を防止し、発光素子の損傷、故障等を防止することができる。
これにより、複数の発光素子の配設密度が低い場合であっても、光出射部から出射される光のムラを防止することができる。
本発明の液体吐出装置では、前記媒体に対する前記液体吐出部による前記光硬化性液体の付与と前記光出射部による光照射とを交互に複数回繰り返すように構成されていることが好ましい。
これにより、厚膜化された膜(層)を形成することができる。
前記媒体上の所定の描画領域に形成された前記光硬化性液体の描画パターンに基づいて前記描画パターンに対応した点灯パターンとなるように、前記所定の描画領域上の前記描画パターンの形成が終了した後に、前記媒体の他方の面に対して、複数の発光素子の点灯・消灯の制御を行って光を照射して、前記光硬化性液体を硬化させる工程と、を有することを特徴とする。
これにより、本発明の描画方法は、光硬化性を有する液状材料(光硬化性液体)を用い、高精度な液滴吐出(描画)を実現することができる。
<第1実施形態>
まず、本発明の第1実施形態を説明する。なお、以下では、産業用の液滴吐出装置に本発明を適用した場合を一例として説明するが、本発明は、インクジェットプリンターのような民生用の液滴吐出装置にも適用可能である。
なお、以下では、説明の便宜上、図1中の上側を「上」、下側を「下」と言う。また、図1において、上下方向(鉛直方向)を「Z方向」、Z方向に垂直な(水平な)一方向を「X方向」、Z方向およびX方向に直交する方向を「Y方向」と言う。
図1に示すように、液滴吐出装置1は、装置本体10と、ワークWが載置されるステージ(テーブル)20と、装置本体10に対してステージ20をY方向に移動させる第1の移動機構30(移動手段)と、ワークWに向けて光硬化性の液状材料を液滴として吐出する液滴吐出ヘッド40と、装置本体10に対して液滴吐出ヘッド40をX方向に移動させる第2の移動機構50(移動手段)と、液滴吐出装置1の各部の駆動を制御する制御手段60とを有している。
また、後に詳述するが、ワークW上に付与された液滴は、ステージ20に設けられた光出射部22からの光により、硬化する。
装置本体10は、図1に示すように、基台11と、基台11上に設けられた1対の柱体12とを有している。
基台11上には、第1の移動機構30を介してステージ20が設けられている。
第1の移動機構30は、Y方向に沿って延在する1対のガイドレール31と、この1対のガイドレール31に沿って移動可能なスライダ32と、スライダ32を1対のガイドレール31に沿って移動させるリニアモーター等の駆動手段(図示せず)とを有している。
調整機構33は、例えばモーターを含んで構成され、スライダ32に対するステージ20の位置および/または姿勢を調整し得るものである。より具体的には、調整機構33は、スライダ32に対してステージ20をθz方向に(Z方向に平行な軸線回りに)回転し得るものである。
このステージ20には、図示しないが、ワークWをステージ20上に所望の位置および姿勢で保持する保持手段が設けられている。
このステージ20に載置されるワークWは、シート状または板状をなし、光透過性を有する。
このようなワークWの構成材料としては、光透過性およびを有するものであれば、特に限定されないが、例えば、樹脂材料、ガラス材料、水晶等が好適に用いられる。
なお、ステージ20上には、液滴吐出ヘッド40が液状材料を捨打ちまたは試し打ち(予備吐出)するための予備吐出エリアが設けられていてもよい。
キャッピングユニット13は、後述する液滴吐出ヘッド40のノズルの乾燥を防止するため、液滴吐出装置1の待機時にノズルを覆うものである。
また、クリーニングユニット14は、液滴吐出ヘッド40のノズルの目詰まりを取り除くため、ノズルの内部を吸引するものである。
第2の移動機構50は、X方向に沿って延在する1対のガイドレール51と、この1対のガイドレール51に沿って移動可能なスライダ52と、このスライダ52を1対のガイドレール51に沿って移動させるリニアモーター等の駆動手段(図示せず)とを有している。
調整機構53は、例えば複数のモーターを含んで構成され、スライダ52に対する液滴吐出ヘッド40の位置および/または姿勢を調整し得るものである。より具体的には、調整機構53は、スライダ52に対して液滴吐出ヘッド40をZ方向に移動する機能と、スライダ52に対して液滴吐出ヘッド40をα方向(Z方向に平行な軸線回りに)回動させる機能と、スライダ52に対して液滴吐出ヘッド40をβ方向(Y方向に平行な軸線回りに)回動させる機能と、スライダ52に対して液滴吐出ヘッド40をγ方向(X方向に平行な軸線回りに)回動させる機能とを有するものである。
ここで、ノズル基板41と振動板43とは、キャビティ基板42を介して接合されている。
また、ノズル基板41には、前述した複数のキャビティ421に対応して、複数のノズル(ノズル孔)411が形成されている。
また、振動板43のキャビティ基板42側とは反対側の面には、カバー基板45が接合されている。このカバー基板45には、複数の圧電素子44を収納するように凹部が形成され、その縁部が振動板43に接合されている。また、カバー基板45には、前述したリザーバ422に連通する供給孔451が形成されている。
この供給孔451には、図示しないが、供給管を介して、液状材料Lを貯蔵するタンクが接続されている。これにより、タンクから供給管を介して液滴吐出ヘッド40のリザーバ422に液状材料Lが供給される。
液状材料Lとしては、液滴吐出装置1の用途等によって決定されるものであり、光硬化性を有するものであれば、特に限定されず、有機材料を溶媒に溶解した各種溶液、有機材料や無機材料を分散質とし分散媒に分散した各種分散液を用いることができる。
なお、液滴吐出ヘッド40は、ピエゾ方式のものに限定されず、例えば、液状材料を加熱して発生した泡(バブル)により液滴として吐出する方式、振動板43を静電引力により振動させる静電駆動方式等であってもよい。
このような制御手段60は、図3に示すように、入力バッファメモリ61と、記憶手段62と、処理部63と、走査駆動部64と、ヘッド駆動部65と、光源駆動部66と、ヘッド位置検出手段67と、ステージ位置検出手段68とを備えている。
ステージ位置検出手段68は、ステージ20(およびワークW)のY方向での位置(移動距離)を検出し、その検出信号を処理部63へ入力する。
ヘッド位置検出手段67およびステージ位置検出手段68は、それぞれ、例えばリニアエンコーダ、レーザー測長器等で構成される。
また、処理部63は、上記の描画パターンデータに基づいて、後述する液滴吐出ヘッド40の各ノズル411に対応する所定時間間隔の吐出タイミング毎の液滴吐出のオン・オフを指定する選択信号をヘッド駆動部65へ与える。ヘッド駆動部65は、上記の選択信号に基づいて、液状材料Lの吐出に必要な吐出信号を液滴吐出ヘッド40に与える。この結果、液滴吐出ヘッド40における対応するノズル411から、液状材料Lが液滴として吐出される。
制御手段60は、例えば、CPU、ROM、RAMを含んだコンピュータである。この場合には、前述したような制御手段60の機能は、コンピュータによって実行されるソフトウェアプログラムを用いることによって実現することができる。もちろん、制御手段60は、専用の回路(ハードウェア)であってもよい。
ここで、液滴吐出装置1の光照射手段について詳述する。
図4に示すように、ステージ20は、板状のステージ本体21と、ステージ本体21の一方の面(上面)上に設けられた光出射部22と、光出射部22のステージ本体21とは反対側に設けられた光透過性のカバー部材23と、カバー部材23の光出射部22側に面上に設けられた光拡散部材24とを有している。
ここで、ステージ20は、ワークWの描画領域に付与された液状材料Lに、当該液状材料Lを硬化する光を照射する光照射手段を構成する。
特に、液滴吐出ヘッド40が描画領域の少なくとも一部の領域上に液状材料Lを付与した後に当該領域上から退避する際、光出射部22は、液滴吐出ヘッド40が前記領域上に存在するとき、前記領域に向けて光を出射せず、液滴吐出ヘッド40が前記領域上から退避したとき、前記領域に向けて光を出射するように構成されている。
また、光出射部22から液滴吐出ヘッド40のノズル411へ光が及ぶのを防止することができる。そのため、ノズル411付近の液状材料Lの硬化によるノズル411の詰まりや吐出不良等を防止することができる。
ステージ本体21は、前述した調整機構33に支持されている。
また、ステージ本体21は、板状をなし、その一方の面(上面)上に、光出射部22が設けられている。
光出射部22は、ステージ20(載置部)に載置されたワークWの描画領域とは反対の面側に設けられ、描画領域全域に向けて光を出射し得るものである。
このような光出射部22は、図4および図5に示すように、複数の発光素子221を備える。これにより、光出射部22の所定の部位毎(発光素子221毎)に点灯・消灯の切り換えを行うことができる。
また、複数の発光素子221は、ステージ本体21の上面の略全域に亘って配置されている。
各発光素子221は、上方に向けて、前述した液状材料Lを硬化し得る光を出射するように設けられている。
また、有機EL素子は、発光素子同士の間隔(ピッチ)を比較的小さく設定することができる。そのため、各発光素子221として有機EL素子を用いた場合、光出射部22を極めて小さな部位毎に点灯・消灯し、必要な部位のみから優れた寸法精度で限定的に光を出射することができる。
より具体的に説明すると、制御手段60は、液滴吐出ヘッド40とステージ20との位置関係、および/または、液滴吐出ヘッド40の液滴Dの吐出パターンに基づいて、光出射部22の所定の発光素子221毎に点灯・消灯を切り換える。これにより、ワークW上の液状材料Lに対する光の照射時間および照射タイミングを制御することができる。その結果、ワークW上の液状材料Lの硬化状態を所望のものとすることができる。また、光出射部22からの不本意な光の漏れを防止することもできる。
特に、制御手段60は、ワークWの描画領域のうち液滴吐出ヘッド40と対向しない領域に対応する発光素子221を点灯させる(液滴吐出ヘッド40と対応する領域は消灯させる)。これにより、光出射部22は、ステージ20に載置されたワークWの描画領域のうち液滴吐出ヘッド40と対向しない領域上の液状材料Lに対してワークWを介して光を照射する。
その際、光出射部22から液滴吐出ヘッド40のノズル411へ光が及ぶのを防止することができる。そのため、ノズル411付近の液状材料Lの硬化によるノズル411の詰まりや吐出不良等を防止することができる。
なお、光出射部22の駆動制御については、後に詳述する。
カバー部材23は、板状をなし、複数の発光素子221を覆うように設けられている。これにより、発光素子221とワークWとの接触を防止し、発光素子221の損傷、故障等を防止することができる。
また、カバー部材23は、光透過性を有する。これにより、カバー部材23は、光出射部22からの光をワークW側へ透過させることができる。
このようなカバー部材23の構成材料としては、カバー部材23が光出射部22からの光の波長に関し光透過性を発揮することができるものであれば、特に限定されないが、例えば、ガラス材料、水晶、樹脂材料等が好適に用いられる。
なお、カバー部材23は、省略することができる。
この光拡散部材24は、板状またはシート状をなし、複数の発光素子221を覆うように設けられている。本実施形態では、光拡散部材24は、その一方の面(上面)がカバー部材23(の下面)に接合されている。
また、光拡散部材24は、前述した光出射部22からの光を透過しつつ拡散する機能を有する。これにより、光出射部22の複数の発光素子221の指向性や配設密度等による発光ムラを低減することができる。その結果、ワークWの描画領域全域に亘ってワークW上の液状材料Lを均一に硬化処理することができる。
なお、光拡散部材24は、発光素子221の指向性の度合いや配設密度等によっては、省略してもよい。また、光拡散部材24は、前述したカバー部材23の一部として構成されていてもよい。
そして、図6(a)に示すように、ワークWの描画領域の領域(第1の領域)A1にパターン(第1のパターン)Pを形成する。本実施形態では、パターンPの一例として「A」の文字を描画(印字)している。
このとき、液滴吐出ヘッド40は、領域A1に対向し(領域A1に対向する範囲内にて)、ステージ20と液滴吐出ヘッド40とをX方向およびY方向に相対的に移動させながら、液滴吐出ヘッド40から液状材料Lを領域A1に付与する。
なお、このとき、光出射部22の全ての発光素子221を消灯状態してもよいし、領域A1に対応する発光素子221のみを消灯状態とし、他の発光素子221を点灯状態としてもよい。
このとき、液滴吐出ヘッド40は、領域A2に対向し(領域A2対向する範囲内にて)、ステージ20と液滴吐出ヘッド40とをX方向およびY方向に相対的に移動させながら、液滴吐出ヘッド40から液状材料Lを領域A2に付与する。
また、このとき、領域A2に対応する発光素子221は消灯状態とする。これにより、光出射部22から液滴吐出ヘッド40へ光が及ぶのを防止しつつ、液滴吐出ヘッド40が領域A2に対して液状材料Lを付与することができる。
なお、このとき、領域A1に対応する発光素子221のみを点灯状態としてもよいし、領域A2に対応する発光素子221のみを消灯状態とし、他の発光素子221を点灯状態としてもよい。本実施形態では、領域A1に対応する発光素子221のみを点灯状態とし、図6では、光出射部22の点灯領域を斜線で示している。
これにより、光出射部22から液滴吐出ヘッド40のノズル411へ光が及ぶのを防止しつつ、描画領域に付与された液状材料Lに光を照射することができる。
この場合、光出射部22の描画パターンに応じた部位(光照射が必要な部位のみ)を点灯させることができる。例えば、パターンPに対応した点灯パターンとなるように、発光素子221を点灯させることができる。そのため、光出射部22から液滴吐出ヘッド40のノズル411へ光が及ぶのをより確実に防止することができる。
このとき、液滴吐出ヘッド40は、領域A3に対向し(領域A3対向する範囲内にて)、ステージ20と液滴吐出ヘッド40とをX方向およびY方向に相対的に移動させながら、液滴吐出ヘッド40から液状材料Lを領域A3に付与する。
さらに、このとき、先に描画終了した領域A2に対応する発光素子221を点灯状態とする。これにより、既に描画終了した領域A2上の液状材料L(パターンP)に対し、その描画後に迅速に光を照射することができる。
その後、領域A3に対応する発光素子221を点灯状態とする。なお、このとき、領域A3に対応する発光素子221のみを点灯状態としてもよいし、領域A1および/またはA2に対応する発光素子221をも点灯状態としてもよい。
また、上述したような3つのパターンPの形成を領域A1〜A3の下側に隣接する領域に対しても、同様に形成することができる。このとき、液滴吐出ヘッド40をワークWに対して左側に帰還させ、ワークWの描画領域の左側から右側へ順にパターンPを形成してもよいし、液滴吐出ヘッド40をワークWに対して左側に帰還させずに、ワークWの描画領域の右側から左側へ順にパターンPを形成してもよい。
このようなことから、本実施形態の液滴吐出装置1および液滴吐出方法では、光硬化性を有する液状材料Lを用い、高精度な液滴吐出を実現することができる。
次に、本発明の液滴吐出装置の第2実施形態について説明する。
図7は、本発明の第2実施形態にかかるステージ(光照射手段)の作動を説明するための図である。
本実施形態にかかる液滴吐出装置は、光照射手段(光出射部)の制御方法が異なる以外は、前述した第1実施形態にかかる液滴吐出装置と同様である。
なお、以下の説明では、第2実施形態の液滴吐出装置に関し、第1実施形態の液滴吐出装置との相違点を中心に説明し、同様の事項に関してはその説明を省略する。
まず、ステージ20上にワークWを載置する。
そして、ワークWの描画領域の領域Aに対して液滴吐出ヘッド40のX方向での1回目の走査を行う。
これにより、液滴吐出ヘッド40から領域Aへの液状材料の付与から当該液状材料に対する光照射の開始までの時間を極めて短くかつ一定にすることができる。
このとき、液滴吐出ヘッド40の移動方向後方側では、発光素子221は、2回目の液滴吐出ヘッド40のX方向での走査が開始されるまで、点灯状態であってもよいし、各発光素子221の点灯時間が同じになるように、所定時間点灯後消灯するようにしてもよい。
このようにして、光出射部22から液滴吐出ヘッド40へ光が及ぶのを防止しつつ、液滴吐出ヘッド40が領域Aに対して液状材料Lを付与することができる。
さらに、ワークWに対して液滴吐出ヘッド40をY方向(図7にて下側)に改行した後に、上記と同様にして、3回目のX方向での走査を行う。
以上のようにして、ワークWの描画領域上に3つのパターンPを形成する。
以上説明したような第2実施形態にかかる液滴吐出装置および液滴吐出方法によっても、前述した第1実施形態の液滴吐出装置1と同様の効果を発揮することができる。
また、本発明の液滴吐出装置および液滴吐出方法では、各部の構成は、同様の機能を発揮する任意の構成のものに置換することができ、また、任意の構成を付加することもできる。
また、前述した実施形態では、光出射部22が複数の発光素子221で構成されている例を説明したが、これに限定されず、例えば、複数の光ファイバー等の導光体の一端に光源を接続し、他端をステージ本体21上に並べて光出射部22を構成してもよい。
この場合、光源としては、液状材料Lを硬化し得る波長および強度の光を発するものであれば、特に限定されず、各種光源を用いることができるが、例えば、液状材料Lが紫外線硬化性である場合、水銀ランプ、メタルハライドランプ、エキシマーレーザー、YAGレーザー、LED(UV−LED)、LD(UV−LD)等を用いることができる。
Claims (9)
- 媒体を載置可能な載置部と、
前記載置部に対向し光硬化性液体を吐出可能な液体吐出部と、
前記載置部において前記媒体が載置される面と反対の面に設けられ、所定の部位毎に点灯・消灯の切り替えが可能である光出射部と、
を有し、
前記光出射部は、複数の発光素子を有し、前記媒体上の所定の描画領域に形成された前記光硬化性液体の描画パターンに基づいて、前記描画パターンに対応した点灯パターンとなるように、前記所定の描画領域上の前記描画パターンの形成が終了した後に、前記各発光素子の点灯・消灯を制御するように構成されていることを特徴とする液体吐出装置。 - 前記液体吐出部と前記載置部とを相対的に移動可能な移動部を有し、
前記光出射部は、前記液体吐出部と前記載置部との相対位置関係に基づいて、前記光出射部の前記各部位の点灯・消灯を切り換える請求項1に記載の液体吐出装置。 - 前記光出射部は、前記複数の部位のうち、前記液体吐出部と対向する部位を消灯状態とし、前記液体吐出部と対向しない部位を点灯状態とする請求項2に記載の液体吐出装置。
- 前記液体吐出部は、前記媒体の第1の領域上に前記光硬化性液体を付与して第1のパターンを形成した後に、前記媒体の前記第1の領域とは異なる第2の領域上に前記光硬化性液体を付与して第2のパターンを形成し、
前記光出射部は、前記第1のパターンの形成時に、前記第1の領域に対応する前記部位を消灯し、前記第2のパターンの形成時に、前記第1の領域に対応する前記部位を点灯するように構成されている請求項3に記載の液体吐出装置。 - 前記第1の領域と前記第2の領域とは、互いに隣接している請求項4に記載の液体吐出装置。
- 前記複数の発光素子を覆うように設けられ、光透過性を有するカバー部材を有し、該カバー部材の前記複数の発光素子とは反対の面が前記載置部を構成する請求項1ないし5のいずれか1項に記載の液体吐出装置。
- 前記複数の発光素子を覆うように設けられ、光を拡散する機能を有する光拡散部材を有する請求項1ないし6のいずれか1項に記載の液体吐出装置。
- 前記媒体に対する前記液体吐出部による前記光硬化性液体の付与と前記光出射部による光照射とを交互に複数回繰り返すように構成されている請求項1ないし7のいずれか1項に記載の液体吐出装置。
- 媒体の一方の面に対して光硬化性液体を吐出する工程と、
前記媒体上の所定の描画領域に形成された前記光硬化性液体の描画パターンに基づいて前記描画パターンに対応した点灯パターンとなるように、前記所定の描画領域上の前記描画パターンの形成が終了した後に、前記媒体の他方の面に対して、複数の発光素子の点灯・消灯の制御を行って光を照射して、前記光硬化性液体を硬化させる工程と、を有することを特徴とする描画方法。
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