JP5793992B2 - ヒートポンプ - Google Patents
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Description
圧縮機(50)、利用側熱交換器(60)及び熱源側熱交換器(80)が順に接続されて蒸気圧縮式冷凍サイクルを行う冷媒回路(10)を備え、少なくとも前記圧縮機(50)が筐体(30)に収容されたヒートポンプであって、
管状に形成された本体管(22)の内部に熱媒体が封入され、地中において土壌から採熱して前記熱媒体を相変化させる地中熱交換部(21)と、
前記熱源側熱交換器(80)が設けられると共に前記地中熱交換部(21)に接続され、前記熱源側熱交換器(80)の冷媒が前記地中熱交換部(21)で相変化した熱媒体と熱交換して該熱媒体を相変化させ、前記地中熱交換部(21)との間で相変化に伴う比重の変化によって前記熱媒体が自然循環する副熱交換部(25)とを備え、
前記本体管(22)は、縦向きに地中に埋設され、
前記副熱交換部(25)は、前記本体管(22)内の気体状の熱媒体を、該副熱交換部(25)内に導入するガス配管(24)と、液状の前記熱媒体が前記本体管(22)の内周面を伝って流れるように該副熱交換部(25)の底面側から挿入された液配管(23)とを有し、前記筐体(30)の外部に配置されていることを特徴とする。
第1の発明のヒートポンプにおいて、
前記冷媒回路(10)は、冷媒の循環方向を可逆に切り換える流路切換弁(90)と、前記利用側熱交換器(60)と前記熱源側熱交換器(80)との間に接続された膨張機構(70)と、前記圧縮機(50)と前記膨張機構(70)との間において前記熱源側熱交換器(80)と直列に接続された空気熱交換器(100)とを備えていることを特徴とする。
〈全体構成〉
実施形態1では、地中から採熱した熱によって暖房運転を行う空調システムについて説明する。図1は、本発明の実施形態1に係る空調システム(1)のシステム図である。空調システム(1)は、図1に示すように、冷媒回路(10)と地中熱交換器(20)とを備えている。この地中熱交換器(20)は地中から採熱を行う熱交換器である。また、この冷媒回路(10)は、圧縮機(50)、室内熱交換器(60)、膨張弁(70)、及び熱源側熱交換器(80)が順に配管(11)で接続されている。冷媒回路(10)には、冷媒が充填されている。
圧縮機(50)は、前記冷媒を吸入ポートから吸入して圧縮し、圧縮した冷媒を吐出ポートから吐出する。具体的には、この圧縮機(50)には、例えばスクロール圧縮機などの種々の圧縮機を採用できる。この冷媒回路(10)では、圧縮機(50)は、吐出ポートが室内熱交換器(60)に接続され、吸入ポートが熱源側熱交換器(80)に接続されている。なお、圧縮機(50)には潤滑油が必要なので、この圧縮機(50)内には潤滑油が充填されている。潤滑油の一部は、圧縮機(50)の運転に伴って、冷媒回路(10)を循環する。
地中熱交換器(20)は、地中熱交換部(21)、及び副熱交換部(25)を備えている。この地中熱交換部(21)と副熱交換部(25)とは、互いに配管接続されている。また、この地中熱交換器(20)内には、熱媒体として、二酸化炭素等の使用状態で相変化する物質が封入されている。この熱媒体は、後述するように、地中熱交換部(21)において地中熱によって蒸発し、副熱交換部(25)内において凝縮する。
地中熱交換部(21)は、地中に埋設されて土壌から採熱を行う。ここでの土壌とは、種々の地層を含む概念である。例えば、図2は、地中熱交換部(21)を地中に設置した状態を模式的に示す図である。図2に示すように、地層には、主に土砂のみで形成された層、土砂と水を含んだ層、主に水を含んだ層、さらには、岩石が連続して分布している岩盤等がある。この地中熱交換部(21)は何れの地層に設置してもよい。図2では、これらの各層に渡り地中熱交換部(21)が設置された状態を示しているが、例えば、何れか一つの地層のみにおいて地中熱交換部(21)が熱交換を行うように設置してもよい。なお、図2において、「HP」と記載されているのは、空調システム(1)の本体部分(地中熱交換部(21)以外の部分)を示している。
副熱交換部(25)は、室外機(30)とは別に屋外に設けられている。副熱交換部(25)は、密閉された容器に熱源側熱交換器(80)が収容されると共に、ガス配管(24)及び液配管(23)が接続されている。
本実施形態の空調システム(1)の暖房運転の動作について説明する。圧縮機(50)が駆動すると、冷媒は矢印の方向に流れ、圧縮機(50)から吐出された高温高圧のガス冷媒は、室内熱交換器(60)に流入する。室内熱交換器(60)では、高温高圧のガス冷媒が室内空気と熱交換する。室内空気は加熱され、室内ファン(図示省略)によって送り返され、室内が暖房される。一方、ガス冷媒は凝縮して、液状の冷媒になる。液状の冷媒は、膨張弁(70)に送られて減圧された後、熱源側熱交換器(80)に流入する。
差圧ΔPは上向きに作用する。よって、差圧ΔPが圧力ヘッド差Hよりも大きくなると、液状の熱媒体が液配管(23)に下向きに流れなくなる。そのため、圧力ヘッド差Hが差圧ΔPよりも大きくなるように本体管(22)と副熱交換部(25)との高低差、つまり、副熱交換部(25)の設置高さが設定される。
本実施形態では、副熱交換部(25)を室外機(30)の外部に個別に設けるようにした。そのため、室外機(30)の設置場所が副熱交換部(25)によって制約されず、筐体(30)の設置の自由度を向上させることができる。
本発明の実施形態2では、暖房運転と冷房運転の両方が可能な空調システムについて説明する。実施形態2の空調システム(1)は、図3及び図4に示すように、実施形態1の空調システム(1)において、四路切換弁(90)、空気熱交換器(100)を追加したものである。
四路切換弁(90)は、室外機(30)に収容され、第1から第4ポート(P1,…,P4)を備えている。第1ポート(P1)は室内熱交換器(60)に接続され、第2ポート(P2)は圧縮機(50)の吐出ポートに接続され、第3ポート(P3)は熱源側熱交換器(80)に接続され、第4ポート(P3)は圧縮機(50)の吸入ポートに接続されている。四路切換弁(90)は、第1ポート(P1)と第4ポート(P4)とが互いに連通し且つ第2ポート(P2)と第3ポート(P3)とが互いに連通する第1状態(図3に示す状態)と、第1ポート(P1)と第2ポート(P2)とが互いに連通し且つ第3ポート(P3)と第4ポート(P4)とが互いに連通する第2状態(図4に示す状態)とを切り換えできるようになっている。つまり、四路切換弁(90)は、冷媒回路(10)において冷媒の循環方向を可逆に切り換えるように構成されている。
空気熱交換器(100)は、室外機(30)に収容され、冷媒と室外空気とを熱交換させるためのものである。この空気熱交換器(100)には、例えば、クロスフィン型のフィン・アンド・チューブ熱交換器などを採用することができる。空気熱交換器(100)は、冷媒回路(10)の膨張弁(70)と四路切換弁(90)との間において、熱源側熱交換器(80)と直列に接続されている。また、空気熱交換器(100)の近傍には、室外ファンが設置されている。冷媒と熱交換した室外空気は、室外ファンによって送出されるようになっている。
先ず、冷房運転の動作について説明する。図3に示すように、冷房運転では四路切換弁(90)が第1状態に設定される。圧縮機(50)が駆動すると、冷媒は矢印の方向に流れ、圧縮機(50)から吐出された高温高圧のガス冷媒は、熱源側熱交換器(80)に流入する。熱源側熱交換器(80)内のガス冷媒の温度は、地中温度よりも高い。そのため、地中熱交換器(20)では、副熱交換部(25)が本体管(22)よりも内部温度が高くなるだけで、ガス冷媒は、熱源側熱交換器(80)で熱媒体とほとんど熱交換することなく、高圧高温を維持したまま熱源側熱交換器(80)を通過し、空気熱交換器(100)へ流入する。このように、熱源側熱交換器(80)は、冷房運転時に熱交換器としての機能を殆んど発揮しない。
本実施形態では、冷媒回路(10)に四路切換弁(90)と空気熱交換器(100)とを接続するようにした。これにより、暖房運転と冷房運転の両立が可能である。
本発明は、実施形態2において、暖房運転時に外気温が地中温度よりも高い場合に限り、空気熱交換器(100)を蒸発器として機能するようにしても構わない。
副熱交換部(25)は、地上に設けられているが、設置場所は地上に限らず、マンホールの内部等、地中に設けられても構わない。
10 冷媒回路
21 地中熱交換部
22 本体管
25 副熱交換部
30 室外機(筐体)
50 圧縮機
60 室内熱交換器(利用側熱交換器)
70 膨張弁(膨張機構)
80 熱源側熱交換器
90 四路切換弁(流路切換弁)
100 空気熱交換器
Claims (2)
- 圧縮機(50)、利用側熱交換器(60)及び熱源側熱交換器(80)が順に接続されて蒸気圧縮式冷凍サイクルを行う冷媒回路(10)を備え、少なくとも前記圧縮機(50)が筐体(30)に収容されたヒートポンプであって、
管状に形成された本体管(22)の内部に熱媒体が封入され、地中において土壌から採熱して前記熱媒体を相変化させる地中熱交換部(21)と、
前記熱源側熱交換器(80)が設けられると共に前記地中熱交換部(21)に接続され、前記熱源側熱交換器(80)の冷媒が前記地中熱交換部(21)で相変化した熱媒体と熱交換して該熱媒体を相変化させ、前記地中熱交換部(21)との間で相変化に伴う比重の変化によって前記熱媒体が自然循環する副熱交換部(25)とを備え、
前記本体管(22)は、縦向きに地中に埋設され、
前記副熱交換部(25)は、前記本体管(22)内の気体状の熱媒体を、該副熱交換部(25)内に導入するガス配管(24)と、液状の前記熱媒体が前記本体管(22)の内周面を伝って流れるように該副熱交換部(25)の底面側から挿入された液配管(23)とを有し、前記筐体(30)の外部に配置されていることを特徴とするヒートポンプ。 - 請求項1のヒートポンプにおいて、
前記冷媒回路(10)は、冷媒の循環方向を可逆に切り換える流路切換弁(90)と、前記利用側熱交換器(60)と前記熱源側熱交換器(80)との間に接続された膨張機構(70)と、前記圧縮機(50)と前記膨張機構(70)との間において前記熱源側熱交換器(80)と直列に接続された空気熱交換器(100)とを備えていることを特徴とするヒートポンプ。
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