JP5800616B2 - マニピュレータシステム - Google Patents
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Description
特許文献1に記載のマニピュレータ制御システムは、HMDを装着して操作を行う操作者の視線をセンサにより検出し、所定の範囲内を操作者が注視していないときにスレーブマニピュレータの動作を禁止する。このマニピュレータ制御システムによれば、操作者が処置対象物を見ていないときにマスタマニピュレータを操作してしまっても、スレーブマニピュレータが動作しない。
本発明のマニピュレータシステムは、操作者による操作に基づいた所定の指令を発するマスタマニピュレータと、前記所定の指令に従って動作するスレーブマニピュレータと、被写体の画像を取得する画像取得部と、前記操作者の前方に設置され前記画像取得部によって取得された画像を表示する表示装置と、前記表示装置に対する前記操作者の顔の向きを検出する検出手段と、前記検出手段における検出結果に基づいて前記顔の向きが前記表示装置に対して所定角度の内にあるか否かを判定し、当該判定の結果に基づいて、前記スレーブマニピュレータの動作モードを、所定の第一制御モードと、前記第一制御モードよりも動作が制限された第二制御モードとの間で相互に移行させる制御部と、を備え、前記検出手段は、前記操作者の顔と一体に移動するように前記操作者に装着可能な指標部と、前記表示装置に対して位置決めされ所定範囲内で前記指標部を検出する検出部と、を備え、前記制御部は、前記検出部における所定範囲内に前記指標部が検出されない場合には常に前記スレーブマニピュレータを前記第二制御モードで動作させ、且つ、前記所定範囲内に前記指標部が検出されない状態から前記所定範囲内に前記指標部が検出される状態へと変化した場合には前記第二制御モードから前記第一制御モードへ移行するための操作者による許可の入力待ちとなり、前記許可の入力がされた場合には前記第二制御モードから前記第一制御モードへ移行し、前記第一制御モードから前記第二制御モードへ移行したときから前記マスタマニピュレータの動作量が所定動作量以内にあるうちに前記顔の向きが前記表示装置に対して前記所定角度内となった場合には、前記許可の入力なしに前記第二制御モードから前記第一制御モードへ移行することを特徴とするマニピュレータシステムである。
また、前記制御部は、前記顔の向きが前記表示装置に対して前記所定角度の外にあると判定したときに、前記顔の向きを前記表示装置に対して前記所定角度内とするための前記顔若しくは前記表示装置の移動方向を示すメッセージを、前記操作者に認識できる手段により発してもよい。
これらの場合、前記制御部は、前記メッセージを前記表示装置に表示してもよい。
まず、マニピュレータシステム1の構成について説明する。
図1に示すように、マニピュレータシステム1は、マスタマニピュレータ2、スレーブマニピュレータ6、表示装置10、検出手段20、及び制御装置30を備えて構成されている。また、本実施形態のマニピュレータシステム1は、術具110や検査機器等(不図示)とともに使用される手術支援システムの一部である。
表示パネル12としては、たとえば液晶パネルや有機ELパネルなどを採用することができ、両眼の視差に相当するずれを有する2画像を同一の表示面上に表示するようになっている。
たとえば、本実施形態では、表示装置10は、操作者Opに装着可能で前記2画像に基づいて立体画像を構成するための3Dメガネ13を備えている。
受光部24は、表示装置10に対して位置決めされた受光面25を有している。受光面25の向きは、操作者Opが表示パネル12の所定の基準位置P1(図5参照)を見たときの顔とディスプレイの向きの関係や、表示パネル12に表示される画像によって好適に立体画像が構成される操作者Opと表示パネル12の位置関係を考慮して定められている。
受光部24は、操作者Opがマスタマニピュレータ2を操作している状態における操作者Opがいる側の範囲内で、3Dメガネ13に設けられた指標部21を検出するようになっている。
図4及び図5に示すように、指標部21において、光源22の光軸は、操作者Opが3Dメガネ13を装着して表示パネル12上の所定の基準位置P1を見ている状態において、光源22からの光が受光面25に到達するように配置されている。本実施形態では、基準位置P1は表示パネル12の中央に設定されている。
表示パネル12に表示される立体表示を操作者Opが見やすいように、操作者Opの顔と表示パネル12の向きは垂直になることが好ましいが、使用する場によっては配置の制限もあるためその構成は垂直とは限らない。その場合、仰角の大きさと俯角の大きさの絶対値は操作者Opと表示パネル12の初期配置により異なる。
本実施形態では、第二制御モードは、マスタマニピュレータ2から発せられた所定の指令を制御装置30において全て無効な指令とすることにより、スイッチ5による指令以外の指令をスレーブ制御部32へ出力しないようになっている。
また、スレーブマニピュレータ6を静止状態で維持する方法は、上記の方法に限らない。マスタマニピュレータ2からマスタ制御部31への信号を遮断する方法や、スレーブ制御部32からスレーブマニピュレータ6への信号を遮断する方法によっても、スレーブマニピュレータ6を静止状態で維持することができる。
ステップS101では、マスタマニピュレータ2のマスタアーム3を操作者Opが操作してもスレーブマニピュレータ6は動作しない。
これでステップS101は終了し、ステップS102へ進む。
マニピュレータシステム1は、立体画像が適切に構成される位置関係となるように操作者Opと表示装置10との配置を決定する目的で、マニピュレータシステム1の使用開始時に、表示装置10に向かう操作者Opの位置を操作者Opに指示するイニシャライズを行なう。
ステップS103では、マスタ制御部31は、表示装置10の表示パネル12に警告を表示する。表示パネル12に表示される警告は、たとえば、「ディスプレイ方向を向いてください」、「3Dメガネを装着していますか?」などである。
これでステップS103は終了し、ステップS102へ進む。
ステップS104では、マスタ制御部31は、表示パネル12上に、「スタートするためにフットスイッチを押してください」など、スイッチ5を押すことを促すメッセージを表示する。
スイッチ5が押されるまでステップS104はループし、操作者Opによる許可の入力待ちとなる。スイッチ5が押された場合には、スイッチ5からの復帰信号がマスタ制御部31に入力され、ステップS104は終了してステップS105へ進む。
ステップS105では、マスタマニピュレータ2から発せられた所定の指令は、全て有効な指令とされる。
これでステップS105は終了し、ステップS106へ進む。ステップS105の後では、マスタマニピュレータ2から発せられた所定の指令はスレーブ制御部32へ出力される。この状態で、マスタマニピュレータ2のマスタアーム3を操作者Opが操作すると、マスタマニピュレータ2から発せられた所定の指令に従ってスレーブ制御部32は駆動信号を生成してスレーブマニピュレータ6へ出力する。スレーブマニピュレータ6は、スレーブ制御部32から出力された駆動信号を受信し、当該駆動信号に従って動作する。
操作者Opの顔が、表示装置10に対して水平方向若しくは垂直方向に大きく動いた場合には、操作者Opに装着された3Dメガネ13も顔と一体に移動する。このとき、3Dメガネ13に設けられた指標部21の光源22から発せられた光は検出部23の受光面25に到達しなくなる。このような動作は、たとえば操作者Opが周囲の人からの呼びかけや患者様態の急変に反応して顔を大きく動かしたりする場合に生じる。
ステップS106では、上記ステップS102と同様に、マスタ制御部31は、検出部23における検出結果を参照し、検出部23によって指標部21が検出されているか否かを判定する。
検出部23によって指標部21が検出されている場合にはステップS106はループし、検出部23によって指標部21が検出されなくなったときにステップS106は終了してステップS107へ進む。
本実施形態では、ステップS106において、操作者Opの顔の向きが、操作者Opが表示パネル12を適切に見ている場合の角度の範囲内にあるか否が判定される。
ステップS107では、マスタ制御部31は、表示装置10へ、たとえば、「視線が外れました」や、「ディスプレイの方を向いて処置をしてください」などのメッセージを出力する。表示装置10の表示パネル12上にこれらのメッセージが表示されることにより、操作者Opに、表示装置10を正しい向きで見るように促すことができる。
また、ステップS107では、マスタ制御部31は、「ディスプレイの向きを調整してください」というメッセージを表示装置10に表示させてもよい。この場合には、操作者Opに、現状の操作者Opの位置において好適に立体画像が構成される位置関係となるように表示装置10を移動させることを促すことができる。
なお、ステップS107において、表示装置10にメッセージを表示させることに代えて、音声によりメッセージを出力してもよい。また、文字表記(視覚的情報)や音声(聴覚的情報)以外にも、操作者Opに認識できる手段によりメッセージを発する手段を有していてもよい。たとえばステップS107において、振動や圧迫などの触覚的情報によってメッセージを発するようになっていてもよい。
これでステップS107は終了し、ステップS108へ進む。
ステップS108では、マスタマニピュレータ2から発せられた所定の指令は、全て無効な指令とされ、スレーブ制御部32へは出力されない。これにより、マスタマニピュレータ2のマスタアーム3を操作者Opが動かしても、スレーブマニピュレータ6は停止状態で維持される。
これでステップS108は終了し、ステップS109へ進む。
ステップS109では、上記ステップS102と同様に、マスタ制御部31は、検出部23における検出結果を参照し、検出部23によって指標部21が検出されているか否かを判定する。検出部23によって指標部21が検出されていない間はステップS109はループし、検出部23によって指標部21が検出されたときにステップS109は終了してステップS110へ進む。
ステップS110では、マスタ制御部31は、表示パネル12上に、「再スタートするためにフットスイッチを押してください」や「復帰しますか」など、スイッチ5を押すことを促すメッセージを表示し、操作者Opによる許可の入力待ちとなる。
スイッチ5が押された場合には、スイッチ5からの復帰信号がマスタ制御部31へ入力されることによりステップS105へ進み、スイッチ5が押されなかった場合には、一連の処理は終了する。
また、HMDを使用している場合、操作者は専らHMDに投影された画像を見て処置をするので、操作者の周辺視野で知覚される情報を有効に活用しにくく、周囲の機器やスタッフの状況をとらえつつ処置をする際に不便であった。
次に、上述の実施形態の変形例について説明する。図8は、本変形例の検出手段を示す模式図である。
図8に示すように、本変形例では、検出手段20に代えて検出手段20Aを備えている点が異なっている。
検出手段20Aは、指向性の高い光を発する複数の光源22Aと、上述の実施形態で説明した受光部24とを備える。
複数の光源22Aは、指標部21における垂直照射角の上端と、中央と、下端とのそれぞれに光軸が向けられている。
本変形例で示した構成でも上述の実施形態と同様の効果を奏する。
次に、上述の実施形態の他の変形例について説明する。図9は、本変形例の検出手段を示す模式図である。
図9に示すように、本変形例では、検出手段20に代えて検出手段20Bを備えている点が異なっている。
検出手段20Bには、受光部24に代えて、複数の受光素子が配置された受光面25Bを有する受光部24Bが設けられている。
本変形例では、光源22から発せられた光が複数の受光素子のどこに照射されたかを検出することによって、受光部24に対して光源22が移動した方向を検出することができる。
次に、上述の実施形態のさらに他の変形例について説明する。図10は、本変形例のマニピュレータシステムの一部の構成を示す斜視図である。
本変形例では、上述の変形例2で説明した検出手段20Bを備え、マスタ制御部31が上述の実施形態と異なる動作をする点が異なっている。
マスタ制御部31は、上記ステップS106において操作者Opの顔の向きが表示パネル12を見ていない向きにあると判定されたときに、上記ステップS107に代えて、判定時に受光部24に対して光源22が移動した方向と逆方向の矢印記号(図10に符号Q1で示す。)とともに、「ディスプレイに顔を向けてください」などのメッセージを表示パネル12に表示させる。
本変形例では、操作者Opが顔をどちらに向ければよいかを矢印記号により容易に操作者Opに把握させることができる。
次に、上述の実施形態のさらに他の変形例について説明する。図11は、本変形例のマニピュレータシステムの一部の構成を示す斜視図である。
図11に示すように、本変形例では、上述の変形例2で説明した検出手段20Bを備え、表示パネル12を移動可能に支持する移動機構14が表示装置10に設けられ、マスタ制御部31が上述の実施形態と異なる動作をする点が異なっている。
移動機構14は、たとえばサーボモータを備え、マスタ制御部31による制御に従って、表示パネル12の上下左右方向の位置及び向きを制御する。
マスタ制御部31は、上記ステップS106において操作者Opの顔の向きが表示パネル12を見ていない向きにあると判定されたときに、上記ステップS107に代えて、判定時に受光部24に対して光源22が移動した方向と同方向に移動機構14によって表示パネル12を移動させる。
本変形例では、操作者Opの顔が向けられた方向に追従して表示パネル12が移動してくるので、操作者Opは、第一制御モードで作業を継続できる。
次に、上述の実施形態のさらに他の変形例について説明する。
本変形例では、マスタ制御部31の動作が上述の実施形態と異なっている。図12は、本変形例におけるマスタ制御部31の動作を示すフローチャートである。図12において、上述の実施形態と同様の工程には同一の符号を付して重複する説明を省略する。
ステップS201では、たとえば第二制御モードに移行した時点でタイマをリセットしてカウントアップを行なってもよいし、後述する所定時間にセットされたカウントダウンタイマをスタートさせてもよい。
これでステップS201は終了し、ステップS202へ進む。
ステップS202では、上記ステップS102と同様に、マスタ制御部31は、検出部23における検出結果を参照し、検出部23によって指標部21が検出されているか否かを判定する。
検出部23によって指標部21が検出されていない場合には、再度ステップS201へ進み、マスタ制御部31は第二制御モードのまま維持され、ステップS201において動作時間が継続して計測される。検出部23によって指標部21が検出されるまで、動作時間は加算し続ける。
検出部23によって指標部21が検出されたときには、ステップS202は終了してステップS203へ進む。
ステップS203では、計測された時間が所定時間以内である場合には、ステップS105へ進み、マスタ制御部31は第二制御モードから第一制御モードへ移行する。
また、計測された時間が所定時間を経過していた場合には、一連の処理を終了し、継続してマニピュレータシステム1を使用する場合には、上記ステップS101からの処理が再度行われる。終了時の状態で検出部23によって指標部21が検出されているので、S104まで進み、スイッチ5による許可入力の判定が行われる。その後は同様のフローとなる。
なお、上記所定時間は、処置対象物が表示された画像から視線を外していても危険が少ない長さの時間として適宜設定される。
次に、上述の実施形態のさらに他の変形例について説明する。
本変形例では、マスタ制御部31の動作が異なっている。図13は、本変形例におけるマスタ制御部31の動作を示すフローチャートである。図13において、上述の実施形態と同様の工程には同一の符号を付して重複する説明を省略する。
図13に示すように、本変形例では、ステップS108の終了後、マスタアーム3の変位量を計測する(ステップS301)。マスタアーム3の変位量は制御装置30に一時記憶される。
これでステップS301は終了し、ステップS302へ進む。
検出部23によって指標部21が検出されていない場合には、再度ステップS301へ進み、マスタ制御部31は第二制御モードのまま維持される。ステップS301において変位量が継続して計測される。検出部23によって指標部21が検出されるまで、変位量は加算し続ける。本変形例では変位量は、検出されたマスタアーム3の変位の絶対値を加算して求める(移動した距離)。なお、変位量は初期位置からの位置の変化量であってもよい。また位置でなく、姿勢の変化量に対して判定を行っても良い。
検出部23によって指標部21が検出されたときには、ステップS302は終了してステップS303へ進む。
ステップS303では、計測された変位量が閾値未満である場合にはステップS105へ進み、マスタ制御部31は第二制御モードから第一制御モードへ移行する。このとき、スイッチ5を用いた復帰信号の入力は必要ない。
また、計測された変位量が閾値以上である場合には、一連の処理を終了する。
また、表示パネル12から操作者Opが視線を外したとしても、マスタアーム3の変位量が閾値未満であれば、操作者Opが表示パネル12上に視線を戻したときに、スイッチ5を用いた復帰信号の入力を必要とせずにすぐにスレーブマニピュレータ6を動作させることができる。
次に、上述の実施形態のさらに他の変形例について説明する。図14は、本変形例のマニピュレータシステムの一部の構成を示す模式図である。
図14に示すように、本変形例では、光源22が検出部23に設けられており、指標部21には光源22が発した光を反射する反射部26が設けられている点が異なっている。
本変形例では、光源22から発せられた光が反射部26において反射して受光面25に到達したことが検出された場合に、操作者Opの顔が表示パネル12に適切に向けられていると判定される。
このような構成であっても、上述の実施形態と同様の効果を奏する。
また、本変形例の場合には、反射部26は電子部品でなくてよいので、操作者Opが取り付ける3Dメガネに別途電源を必要としない。
次に、上述の実施形態のさらに他の変形例について説明する。図15は、本変形例のマニピュレータシステムを示すブロック図である。
図15に示すように、本変形例では、受光部24に代えて、撮像部27を備える点が大きく異なっている。撮像部27としては、CCDセンサやCMOSセンサなどを採用することができる。
本変形例において、マニピュレータシステム1のイニシャライズとは、撮像部27による撮像領域T1内に、表示パネル12の縁の位置に基づいて矩形状の範囲Aを設定するものである。
次に、上述の実施形態のさらに他の変形例について説明する。図19は、本変形例のマニピュレータシステムにおける3Dメガネの構成を示す斜視図である。
図19に示すように、本変形例では、上述の変形例8で説明した撮像部27を備え、指標部21に代えて、鉛直方向に互いに離間した複数の光源22B(第一の指標要素)と、水平方向に互いに離間した複数の光源22C(第二の指標要素)とを備える指標部21Aが設けられている点が異なっている。
マスタ制御部31は、初期位置情報として記憶されている範囲内に3Dメガネ13が位置していると判定された場合には第一制御モードで動作し、初期位置情報として記憶されている範囲を逸脱していると判定された場合には第二制御モードで動作するように、動作モードを相互に移行させる。なお、本変形例の場合にも、第二制御モードから第一制御モードへ移行する際にはスイッチ5を用いた操作者Opによる許可の入力を要する。
次に、上述の実施形態のさらに他の変形例について説明する。図20は、本変形例のマニピュレータシステムにおける3Dメガネの構成を示す斜視図である。
本変形例では、指標部21は、光源22を有しておらず、所定の色彩若しくは所定の形状を有する標識部材28を有している。また、検出部23は、上述の変形例8と同様の撮像部27を備え、標識部材28を含む画像を取得するようになっている。
本変形例の場合には、標識部材28が電子部品ではないので、低コストで製造することができる。
次に、上述の実施形態のさらに他の変形例について説明する。図21は、本変形例のマニピュレータシステムの構成を示す模式図である。
本変形例のマニピュレータシステムは、操作者Opがスレーブアーム7に手動術具40を取り付けて処置を行うマスタスレーブシステムである。手動術具40とは、腹腔鏡手術用の鉗子やステープラ、エネルギー処置具などである。スレーブアーム7には、操作者Opの力を計測できる力計測器41が取り付けられており、操作者Opの手の移動方向に応じてスレーブアーム7が動くように制御される。
(変形例12)
本変形例の構成では、操作者Opは、位置センサ50によって位置・姿勢情報が取得されるマスタグリップ45を用いて処置を行う。本変形例では位置センサ50は2眼式の撮像センサである。マスタグリップ45には、位置センサ50によって検出される指標46が取り付けられている。位置センサ50が指標46を検出することにより、マスタグリップ45の位置・姿勢情報が取得される。
なお、上記変形例8と同様に、操作者の頭部に他の指標を設け、位置センサ50(撮像部)によって指標の位置を検出してもよい。本変形例では、上述の変形例8で説明したのと同様の検出手順を適用することができる。
また、上述の実施形態において説明した画像取得部101を有する内視鏡装置100は、スレーブマニピュレータ6に設けられず、他の保持装置に保持されたり、助手等が持っていたりしても良い。つまり、画像取得部101はスレーブマニピュレータ6に設けられるものに限られるものではない。
2 マスタマニピュレータ
3 マスタアーム
4 変位センサ
5 スイッチ
6 スレーブマニピュレータ
7 スレーブアーム
8 アクチュエータ
10 表示装置
11 画像処理部
12 パネル
13 3Dメガネ
14 移動機構
20、20A、20B 検出手段
21、21A 指標部
22 光源
22A、22B、22C 光源
22a 電源部
23 検出部
24、24B 受光部
25、25B 受光面
26 反射部
27 撮像部
28 標識部材
30 制御装置
31 制御部
32 制御部
33 画像処理部
100 内視鏡装置
101 画像取得部
110 術具
Claims (13)
- 操作者による操作に基づいた所定の指令を発するマスタマニピュレータと、
前記所定の指令に従って動作するスレーブマニピュレータと、
被写体の画像を取得する画像取得部と、
前記操作者の前方に設置され前記画像取得部によって取得された画像を表示する表示装置と、
前記表示装置に対する前記操作者の顔の向きを検出する検出手段と、
前記検出手段における検出結果に基づいて前記顔の向きが前記表示装置に対して所定角度の内にあるか否かを判定し、当該判定の結果に基づいて、前記スレーブマニピュレータの動作モードを、所定の第一制御モードと、前記第一制御モードよりも動作が制限された第二制御モードとの間で相互に移行させる制御部と、
を備え、
前記検出手段は、
前記操作者の顔と一体に移動するように前記操作者に装着可能な指標部と、
前記表示装置に対して位置決めされ所定範囲内で前記指標部を検出する検出部と、
を備え、
前記制御部は、
前記検出部における所定範囲内に前記指標部が検出されない場合には常に前記スレーブマニピュレータを前記第二制御モードで動作させ、且つ、前記所定範囲内に前記指標部が検出されない状態から前記所定範囲内に前記指標部が検出される状態へと変化した場合には前記第二制御モードから前記第一制御モードへ移行するための操作者による許可の入力待ちとなり、前記許可の入力がされた場合には前記第二制御モードから前記第一制御モードへ移行し、
前記第一制御モードから前記第二制御モードへ移行したときから前記マスタマニピュレータの動作量が所定動作量以内にあるうちに前記顔の向きが前記表示装置に対して前記所定角度内となった場合には、前記許可の入力なしに前記第二制御モードから前記第一制御モードへ移行する
ことを特徴とするマニピュレータシステム。 - 請求項1に記載のマニピュレータシステムであって、
前記第二制御モードは、前記スレーブマニピュレータが静止し続けるモードであることを特徴とするマニピュレータシステム。 - 請求項1に記載のマニピュレータシステムであって、
前記検出手段は、前記表示装置が設置された状態における水平方向への前記操作者の顔の向きの変化を検出し、
前記制御部は、前記検出手段において前記水平方向へ前記所定角度以上前記顔の向きが変化したときに前記第二制御モードへ移行することを特徴とするマニピュレータシステム。 - 請求項1に記載のマニピュレータシステムであって、
前記制御部は、前記顔の向きが前記表示装置に対して前記所定角度の外にあると判定したときに、前記顔の向きが前記表示装置に対して前記所定角度内になるように前記顔若しくは前記表示装置を移動させることを前記操作者に促すメッセージを、前記操作者に認識できる手段により発することを特徴とするマニピュレータシステム。 - 請求項1に記載のマニピュレータシステムであって、
前記制御部は、前記顔の向きが前記表示装置に対して前記所定角度の外にあると判定したときに、前記顔の向きを前記表示装置に対して前記所定角度内とするための前記顔若しくは前記表示装置の移動方向を示すメッセージを、前記操作者に認識できる手段により発することを特徴とするマニピュレータシステム。 - 請求項4または5に記載のマニピュレータシステムであって、
前記制御部は、前記メッセージを前記表示装置に表示することを特徴とするマニピュレータシステム。 - 請求項1に記載のマニピュレータシステムであって、
前記表示装置には、前記表示装置を移動可能に支持する移動機構が設けられ、
前記制御部は、前記顔の向きが前記表示装置に対して前記所定角度の外にあると判定したときに、前記顔の向きが前記表示装置に対して前記所定角度内となるように前記移動機構により前記表示装置を移動させることを特徴とするマニピュレータシステム。 - 請求項1に記載のマニピュレータシステムであって、
前記第二制御モードは、前記第一制御モードよりも前記スレーブマニピュレータの動作速度を減じて動作させるモードであることを特徴とするマニピュレータシステム。 - 請求項1に記載のマニピュレータシステムであって、
前記表示装置は、両眼の視差に基づいた2画像を同一の表示面上に表示し、
前記検出手段の一部は、前記操作者に装着可能で前記2画像に基づいて立体画像を構成するための3Dメガネに設けられていることを特徴とするマニピュレータシステム。 - 請求項9に記載のマニピュレータシステムであって、
前記検出手段は、前記表示装置に対する前記3Dメガネの距離および向きを検出し、
前記制御部は、
前記距離および向きのうち前記立体画像が最適に観察できる距離と向きとの範囲を示す初期位置情報を有し、
前記初期位置情報に基づいて、前記検出手段により検出された前記3Dメガネの距離および向きが前記範囲内にある場合に前記第一制御モードへ移行することを特徴とするマニピュレータシステム。 - 請求項1に記載のマニピュレータシステムであって、
前記制御部は、
前記第一制御モードから前記第二制御モードへ移行したときから所定時間以内に前記顔の向きが前記表示装置に対して前記所定角度内となった場合には、前記許可の入力なしに前記第二制御モードから前記第一制御モードへ移行することを特徴とするマニピュレータシステム。 - 請求項1に記載のマニピュレータシステムであって、
前記指標部は、所定の色彩若しくは所定の形状を有し、
前記検出部は、前記指標部を含む画像を取得する撮像部を有し、
前記制御部は、前記画像上に前記所定範囲を設定し、前記画像における所定の色彩若しくは所定の形状を有する部分を前記指標部として認識することを特徴とするマニピュレータシステム。 - 請求項1に記載のマニピュレータシステムであって、
前記指標部は、前記指標部を装着した前記操作者における水平方向と鉛直方向との少なくともいずれかの方向に離間する複数の指標要素を有し、
前記検出部は、前記複数の指標要素の位置を検出した結果に基づいて前記指標部の向きを検出することを特徴とするマニピュレータシステム。
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