Deprecated: The each() function is deprecated. This message will be suppressed on further calls in /home/zhenxiangba/zhenxiangba.com/public_html/phproxy-improved-master/index.php on line 456
JP5821782B2 - 作業車両 - Google Patents
[go: Go Back, main page]

JP5821782B2 - 作業車両 - Google Patents

作業車両 Download PDF

Info

Publication number
JP5821782B2
JP5821782B2 JP2012122587A JP2012122587A JP5821782B2 JP 5821782 B2 JP5821782 B2 JP 5821782B2 JP 2012122587 A JP2012122587 A JP 2012122587A JP 2012122587 A JP2012122587 A JP 2012122587A JP 5821782 B2 JP5821782 B2 JP 5821782B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
speed
accelerator pedal
reverse
traveling
control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012122587A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013244950A (ja
Inventor
浩一 八塚
浩一 八塚
石田 智之
智之 石田
友明 近藤
友明 近藤
近本 正幸
正幸 近本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Iseki and Co Ltd filed Critical Iseki and Co Ltd
Priority to JP2012122587A priority Critical patent/JP5821782B2/ja
Publication of JP2013244950A publication Critical patent/JP2013244950A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5821782B2 publication Critical patent/JP5821782B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Operation Control Of Excavators (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)

Description

この発明は、農業用、建築用、運搬用等のトラクタなどの作業車両に関する。
トラクタなどの作業車両が180度反転するときに、ハンドルを操作したり、ロータリを上昇させるとオートクルーズ走行を解除していた。
特開平1−168530号公報
特許文献1の作業車両などでは、前進側から後進側に大きく走行方向を修正するときには、前後進レバーを後進側に操作するが、後進を感知して速やかに自動でオートクルーズを解除する構成ではなかったので、後進操作時には慣性力で前進に移動する距離が長くなり、このため後進への移行レスポンスが悪くなっていた。また、オートクルーズを解除しないままであると、後進駆動が作用するときにオートクルーズ速度まで加速されるため、安全な後進ができないことがあった。
本発明の課題は、前後進レバーを後進側に操作したときにオートクルーズを自動的に解除して安全に後進走行ができるようにした走行車両を提供することである。
本発明の上記課題は、次の解決手段により解決される。
請求項1記載の発明は、エンジン(5)と、前記エンジン(5)の回転数を検出するエンジン回転数検出手段(5a)と、前記エンジン(5)の動力を入力し、油圧ポンプ(34a)を作動させて、油圧ポンプ(34a)に設けられた傾斜角度を変更できる斜板(34d)を有するトラニオン軸(30)と斜板(34d)の傾斜角度に応じた圧油を油圧閉回路(34c)から油圧モータ(34b)に供給し、該油圧モータ(34b)により走行出力軸(35)を駆動させる油圧式無段変速装置(34)と、該油圧式無段変速装置(34)の出力により作動するギヤ噛合式の複数段の副変速装置(38)と、該副変速装置(38)の出力により駆動する走行輪(2,3)と、前記トラニオン軸(30)の前進方向又は後進方向の回動角度により走行輪(2,3)の前進側又は後進側の回転の切り替えを行う前後進レバー(10)と、該前後進レバー(10)の操作位置を検出する前後進レバー位置センサ(10)と、踏み込み量に対応して前記トラニオン軸(30)の回動角度を変えて油圧式無段変速装置(34の出力量を変更するアクセルペダル(15)と、該アクセルペダル(15)の基部に設けられ、該アクセルペダル(15)の踏み込み量を検出するアクセルペダル検出手段(15a)と、該アクセルペダル検出手段(15a)の検出値に応じて前記油圧式無段変速装置(34)のトラニオン軸(30)に固定される斜板(34d)の前進方向又は後進方向の傾斜角度を調整して前記油圧式無段変速装置(34)の油圧出力を調整するトラニオン油圧比例弁(65)と前記副変速装置(38)による副変速を低速側と高速側に操作する副変速操作手段(21)と、前記走行輪(2,3)の走行速度を一定に保つためのオートクルーズ走行用操作手段(オートクルーズスイッチ)(14c)と、走行輪(2,3)の回転速度を検出する車速検出手段(53)と、走行輪(2,3)の回転速度を踏み込みに応じて下げる左右のブレーキペダル(16,16)と、該ブレーキペダル(16,16)の各々の踏み込みを検出する各ブレーキスイッチ(77a,77b)と、油圧式無段変速装置(34)のトラニオン軸(30)の回転角度を車速緩慢応答速にする車速緩慢応答ダイヤル(14b)と、前後進レバー位置センサ(10)が前後進レバー(10)が後進側にあることを検出するとオートクルーズ走行用操作手段(14c)が作動中であってもオートクルーズ走行を解除する制御構成及びオートクルーズ走行用操作手段(14c)をオフとしてオートクルーズを解除したときに、車両速度が減速側にあることを車速検出手段(53)が検出し、かつブレーキスイッチ(77a,77b)がオンであり、かつ車速緩慢応答ダイヤル(14b)が標準値以下に設定されている場合には、車速緩慢応答ダイヤル(14b)の設定値を強制的に前記標準値に戻す制御構成又は車速緩慢応答ダイヤル(14b)が標準値以下に設定されている場合に前後進レバー(10)が前進側から後進側に、又は後進側から前進側に反転操作されることを前後進レバー位置センサ(10c)で検出し、かつ前記前進側と後進側の間の反転操作時間が所定値より短い場合には車速緩慢応答ダイヤル(14b)の設定値を標準値にして減速する制御構成を有する制御装置(100)を設けたことを特徴とする走行車両である。
請求項2記載の発明は、油圧式無段変速装置(34)のトラニオン軸(30)の回転角度を調整して車体の最高速度を規制する最高速設定ダイヤル(14a)を設け、油圧式無段変速装置(34)に設けた油圧回路(34c)内の油温を定期的に計測する油温検出手段を設け、該油温検出手段の油温検出値が所定値を超えると、前記最高速設定ダイヤル(14a)で設定された最高速設定値を規制制御するために、前回の前記最高速設定値の規制制御から所定時間経過しており、さらに前記最高速設定値の規制制御による最高速設定値の減算回数が所定回数未満であると、現在の最高速設定値を所定割合だけ下げる最高速設定値の規制制御を行う制御構成を制御装置(100)に設けたことを特徴とする請求項1記載の走行車両である
請求項3記載の発明は、アクセルペダル(15)の踏み込み量を検出するアクセルペダル検出手段(15a)と、オートクルーズ走行制御中に、アクセルペダル(15)の操作量が所定値以下であることをアクセルペダル検出手段(15a)が検出し、その後、さらにアクセルペダル(15)が踏み込まれてアクセルペダル検出手段(15a)が所定値以上であることが検出されると、オートクルーズ走行を解除する制御構成を制御装置(100)に設けたことを特徴とする請求項1記載の走行車両である。
請求項4記載の発明は、エンジン回転数検出手段(5a)が、エンジン回転数が所定値未満を検出したときにはオートクルーズ走行制御を解除する制御構成を制御装置(100)に設けたことを特徴とする請求項1記載の走行車両である。
請求項1記載の発明によれば、前後進レバー10が前進側から後進側に操作されたときにオートクルーズの解除を行わないと、オートクルーズの速度のまま後進走行が行われるため、後進走行が安全にできないので、これを回避するためにオートクルーズ走行制御中に前後進レバー10が前進側から後進側に操作されたときはオートクルーズを解除する制御構成にすることで、トラクタなどの作業車両で頻繁に行われる前後進の切替操作があっても、後進中に車両が後進走行するおそれがない。
また、請求項1記載の発明によれば、さらに、車速緩慢応答ダイヤル14bが標準値以下に設定されている場合は、油圧式無段変速装置34のトラニオン軸30をゆっくりと動かす制御が行われて、アクセルペダル15を操作しても目標となる速度になるまで時間がかかることになる。このとき、オートクルーズを解除して減速側にあるときには、前記設定のため、ゆっくり減速することになる。オートクルーズを解除することは、基本的には早めに減速したいので、このような減速に限り、車速緩慢応答ダイヤル14bが標準値以下に設定されていても、油圧式無段変速装置34のトラニオン軸30を標準速度より速く動かすことで、早く減速する。また、前進側と後進側の間の反転操作時間が所定値より短いということは、前後進レバー10を高速で操作しているため、前記同様にする。
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、油圧式無段変速装置34の油圧回路34cの油温検出値が所定値を超えると、複数段のステップを踏んだ後に、最高速設定ダイヤル14aで設定された最高速設定値を規制制御することで、前記油圧回路34cの油温上昇を抑えて油圧式無段変速装置34の損傷を防止することができる。
請求項3記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、2段階にわたり、所定値以上にアクセルペダル15の踏み込み量が小さくなると、走行車両を減速させて、オートクルーズを解除して、不測の事態が生じないようにすることで安全に走行できる。
請求項4記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、エンジン回転数が所定値以下になると、自動的にオートクルーズ走行を解除するので安全走行ができる。
本発明の実施例のトラクタの側面図である。 図1のトラクタの平面図である。 図1のトラクタの変速装置の動力伝動機構線図である。 図1のトラクタの静油圧式無段変速装置の油圧回路図である。 図1のトラクタの制御ブロック図である。 図1のトラクタの制御のフローチャートである。 図1のトラクタの制御のフローチャートである。 図1のトラクタの制御のフローチャートである。 図1のトラクタの制御のフローチャートである。 図1のトラクタの制御のフローチャートである。 図1のトラクタの制御のフローチャートである。 図1のトラクタの制御のフローチャートである。 図1のトラクタの制御のフローチャートである。 図1のトラクタの制御のフローチャートである。 図1のトラクタの制御のフローチャートである。
本発明の実施例を図面と共に説明する。
作業車両の一例としてトラクタを例に以下説明する。図1(図1にはフロントローダのない図を示す)に全体側面図、図2に図1のトラクタの平面図(キャビンを除いている)を示している。図3は図1のトラクタの変速装置の動力伝動機構線図、図4は本実施例のトラクタの静油圧式無段変速装置の油圧回路図であり、図5は本実施例のトラクタの制御ブロック図である。
なお、本明細書において作業車両の前進方向に向かって左右方向をそれぞれ左、右といい、前進方向を前、後進方向を後ろという。
図1, 図2に示すトラクタは走行車体1の前後部に前輪2,2と後輪3,3を備え、車体1の前部に搭載したエンジン5の回転動力を伝動ケース内の変速装置によって適宜減速して、これらの前輪2,2と後輪3,3に伝えるように構成している。
車体1の中央のハンドルポスト6にはステアリングハンドル7が支持され、その後方には座席9が設けられている。
図1に示すように、燃料タンク8をボンネット22内に収め、燃料タンク8本体の後側はハンドルポスト6内に収納状態となっている。
また、ステアリングハンドル7の下方には車体1の進行方向を前後方向に切り替える前後進レバー10が設けられている。この前後進レバー10を前側に移動させると車体1は前進し、後方へ移動させると後進する。また、ハンドルポスト6を挟んで前後進レバー10の反対側にはエンジン回転数を変更するスロットルレバー11が設けられ、また、ステップフロア13の右コーナー部にはアクセルペダル15と左右のブレーキペダル16,16が配置されている。前記アクセルペダル15は、基本的には路上走行時に使用し、その踏み込み量に応じてエンジン回転数が上昇すると共に、アクセルペダル15の踏み込み量をアクセルペダル位置センサ15a(図5)が検出し、このアクセルペダル位置センサ15aの検出値に応じてトラニオン油圧比例弁65により静圧式無段変速装置(HST)34のトラニオン軸30(図4)の回動角度を変更させることができる。該トラニオン軸30の回動角度により斜板34d(図4)の傾斜角度を変化させてHSTの出力を無段状に連続的に変更させることができる。
前記スロットルレバー11はエンジン回転数を変更するもので、作業走行時に使用する。スロットルレバー11は操作した位置で手を離してもその位置が保持される構成である。 また、操縦席9の左側に低速、中速、高速及び中立のいずれかの位置を選択できる副変速レバー21が配置され、その後方に前輪2と後輪3の間に装着しているミッド作業機(モーア等)のPTO軸の入り切りと変速を行うミッドPTO変速レバー23aと、機体後部に装着する作業機(モーア、ロータリ、除雪機等(図示せず))のPTO軸の入り切りと変速を行うリヤPTO変速レバー23bが設けられている。また、車体1の後方には作業機(図示せず)を連結するリンク31が設けられている。
エンジン5の回転動力はHST入力軸33からHST34に伝達される。また、HST入力軸33から導入された動力により図4に示す油圧ポンプ34aを作動させて、油圧ポンプ34aに設けられた斜板34dの傾斜角度に応じた圧油を油圧閉回路34cから油圧モータ34bに供給し、該油圧モータ34bにより走行出力軸35を駆動させて噛合式の変速装置38へ動力を伝達させる。
図3に示すように、噛合式の変速装置38の副変速クラッチシフタ39は、変速軸43の回転がデフ装置46を介して後輪3が副変速高速段の走行速度で駆動される。
前記HST34から出力された動力は、走行出力軸35から回転軸36に伝達される。変速装置38による変速段は次のように設定される。すなわち、副変速高速段(3速)はギヤ38aからギヤ38bで変速された動力が変速軸43へ伝達される。また、副変速中速段(2速)は、ギヤ38cからギヤ38dで変速された動力が変速軸43へ伝達され、副変速低速段(1速)は、ギヤ38eからギヤ38fで変速された動力が変速軸43へ伝達される。これら副変速の3段変速は、副変速レバー21を操作してシフタ39が左右にスライドすることで切り替わる。変速軸43の回転がデフ装置46を介して後輪3が副変速中速段の走行速度で駆動される。
一方、HST入力軸33から容量可変式の油圧ポンプ34a(図4)に入力された動力はポンプ出力軸51(図3にのみ図示)からPTO油圧クラッチ54などを経由してPTO軸52に設けられたPTO用の駆動系に伝達される。PTO軸52にはリヤPTO軸55とミッドPTO軸56に動力伝達される。
さらに、車体1の前方又は後方にローダ(図示せず)を取り付けたときはローダ昇降シリンダ(図示せず)でローダを昇降させる。
また、静油圧式無段変速装置(HST)34はトラニオン軸30(図4)の回動角度、すなわち斜板34dの回動角度により、制御装置100で設定されているトラニオン軸30の回転数が決まり、詳細な説明は省略するが、アクセルペダル15の踏み込み量がアクセルペダル位置センサ15aで検出されると、アクセルペダル位置センサ15aの検出値に応じてトラニオン軸30の作動量(回転数)がトラニオン油圧比例弁65により制御装置100により自動的に設定され、静油圧式無段変速装置(HST)34の油圧出力が自動的に適切な値に設定される。
なお、前後進レバー10の前進側又は後進側への切り替えで前後進レバー10の回動基部に設けている図示しない切替スイッチを作動させる等の方法で、制御装置100が静油圧式無段変速装置(HST)34のトラニオン軸30の回動方向を前進側又は後進側に設定する。このトラニオン軸30の回動方向は、切替弁63(図4)で決定する。そして、トラニオン軸30の回動角度が、アクセルペダル15の踏み込み量に応じて変化する。トラニオン軸30の回動角度は、トラニオン油圧比例弁65の電磁弁への電流量で決定する。
さらに、バルブスティック時などの緊急時には、操縦部にあるブレーキペダル16,16を目一杯踏み込むと強制的にHSTトラニオン軸30をニュートラルに戻すことができる。ブレーキ16,16を踏むときは、オペレータはアクセルペダル15から足を離しているので、トラニオン軸30は中立に戻る。このときトラニオン軸30が自然に戻るまたは強制的に高速で戻すかは、機種により異なる。
図4に示すHST34の油圧回路34cにおいて、不純物でバルブなどが詰まる(バルブスティック)際には、操縦部にある緊急停止レバー(図示せず)を引いて、HST34のトラニオン軸30をニュートラルに戻す。
図1に示すトラクタの全体平面図に示すように、ハンドル7の回りのハンドルポスト6にはスロットルレバー11と前後進レバー10が左右に配置されている。スロットルレバー11の右側のステップフロア13上にはアクセルペダル15が配置されている。アクセルペダル15はHST34のトラニオン軸30の回動角度の調整を行うことができる。
さらに、操縦席9の右側のレバーガイド12aには最高速設定ダイヤル14a、車速緩慢度応答ダイヤル14b及びクルーズ走行スイッチ14cが前側から後側に順に一列に配置されている。なお、前記ダイヤル14a,14bとスイッチ14cは前後方向に一列に順に配置されていれば良く、ダイヤル14a,14bとスイッチ14cの配列順序にはこだわらない。
最高速設定ダイヤル14aはダイヤル式であり、トラニオン軸30の回動角度を調整して車体の最高速度を規制するものであり、所定の最高速を操縦者が決めることができるように、例えば約15〜30km/hの範囲にダイヤル式に変更できる構成としている。したがって、アクセルペダル15を最大まで踏み込んでも、最高速設定ダイヤル14aで規制している速度までしか出せない構成としている。
車速緩慢度応答ダイヤル14bもトラニオン軸30の回動速度を変更設定するものである。アクセルペダル15を踏むと、アクセルペダル位置センサ15aで目標となる速度、すなわち目標となるトラニオン軸30の回動角度が決まるが、この目標となるトラニオン軸30の回動角度の位置までに、トラニオン軸30が到達する時間を変更するものである。例えば、車速緩慢度応答ダイヤル14bを鈍感(スロー)にしておくと、アクセルペダル15を素早く踏んでも、トラニオン軸30の目標となる回動角度への到達時間がゆっくりとなるので、ゆっくりと加速していく構成である。この目標位置への到達時間の変更は、トラニオン油圧比例弁65(図4)への電流のデューティー比を変更することで行う。この車速緩慢度応答ダイヤル14bによる所定の車速に達するまでの時間は、例えば約3秒間から約6秒間までとダイヤル式に変更できる構成としている。
クルーズ走行スイッチ14cは入り切り式のスイッチであり、ある特定の速度で走行しているときにこのクルーズ走行スイッチ14cを入りにすると、アクセルペダル15から足を離しても、そのときの速度を維持する構成である。すなわち、クルーズ走行スイッチ14cは該クルーズ走行スイッチ14cを入れたときの車速に合致するように、トラニオン軸30の回動角度を一定とし、したがってHST34の出力が一定に保持されて車速が一定に保持される。クルーズ走行スイッチ14cを入れた後でアクセルペダル15から足を離しても、そのときの速度を維持する。
このように最高速設定ダイヤル14a、車速緩慢度応答ダイヤル14b及びクルーズ走行スイッチ14cのいずれかを入りとするだけで、HST34のトラニオン軸30の回動角度を予め設定された3種類のいずれかに設定できるので、これらのダイヤル14a,14bとスイッチ14cを設けない場合に比較して操縦性が良くなる。しかも、ダイヤル14a,14bとスイッチ14cは操縦席9の隣接位置に前後方向に一列に並べて配置されるので、これらのダイヤル14a,14bとスイッチ14cの選択に迷うことがなく、目的のダイヤル、スイッチを素早く入れることができる。
これらのダイヤル14a,14bとスイッチ14cはまとめてサーボスイッチとも呼ばれているが、操縦席9に隣接する右のレバーガイド12aに前後方向に一列に並べる順序としては前側から後側に最高速設定ダイヤル14a,クルーズ走行スイッチ14c及び車速緩慢度応答ダイヤル14bの順に配置しても良い。
また、操縦席9の左側には副変速レバー21,ミッドPTOレバー23a,リヤPTOレバー23b及び4WDレバー24が配置されている。4WDレバー24の外側には副変速レバー21が配置され、リヤPTOレバー23bの外側にはミッドPTOレバー23aが配置されている。
バルブスティック時などの緊急時には、図2に示す操縦部にあるブレーキペダル16,16を目一杯踏み込むと強制的にHSTトラニオン軸30をニュートラルに戻すことができる。
HSTサーボ付きのトラクタにおいて、スロットルレバーセンサ11aで検知するスロットルレバー11の操作位置がハーフスロットル位置の近傍にある場合(エンジン回転数は最高回転数の約半分の場合)には、機体の前方に昇降自在に取り付けられるローダ(図示せず)のバケット内に負荷のかかる荷をのせて作業中であると判定して、前後進レバー10が前進側にある場合(トラニオン軸30の回転方向が前進側にある場合)は、スロットルレバー11はそのままとしてエンジン回転数を一定に維持し、アクセルペダル15を踏み込んでHST34の油圧出力を上げて車速のみを上げるが、前後進レバー10が後進側にある場合にはアクセルペダル15の踏み込み量に応じたトラニオン軸30の回動角度に対応した回転数で、かつダイヤル14bで設定される車速緩慢応答速度より遅い変速速度で変化させて、車速を緩やかに上げる制御を行うようにしても良い。
また、アクセルペダル15の踏み込みによりトラニオン軸30の回動角度を上げていき、エンジン回転数がハーフスロットル相当以上になってもアクセルペダル15の踏み込みがさらに続くと、エンジン回転数を上げる。このような車速の上げ方はアクセルペダル15の踏み込み量に応じてコントローラ100で制御されるトラニオン軸30の回動角度調整用のトラニオン油圧比例弁65の作動量の増加により行われる。
上記したエンジン回転数の制御によりハーフスロットル状態では低燃費化が図れる。特に後進時にはエンジン回転数を緩やかに上げることで、エンジン駆動力を減らすことができて低燃費化が図れる。
また、前後進レバー10の基部に設けた前後進レバー切替速度センサ10aで検出される前後進レバー10の前後進切替速度に応じて目標速度への到達速度を変更することができる。例えば、オペレータの意図を考慮して前後進レバー10が速く切り替わった場合は目標速度に達する時間を短くすることができる。
さらに、前後進レバー10の前後進の切替速度に応じて目標速度への到達速度を変更することができる制御構成(前後進レバー10の前後進の切替速度に応じて、オペレータの意図を考慮し、速く前進と後進が切り替わると、目標とする速度に達するまでの時間を短くする構成)を採用した上で、さらに、このとき後進から前進への切替速度は前進から後進への切替速度に比べて、目標とする速度に達するまでの時間を長くする。これは、オペレータが後進から前進への切り替えに恐怖感を感じやすいので、それを防ぐためである。
上記HSTサーボ付きトラクタにおいて、前後進レバー10の前後進の切替速度に応じて目標速度への到達速度を変更する制御と同時に、後進から前進への切替速度はその反対の前進から後進への切替速度より遅くして、目標速度への到達速度が遅くなるようにすることで、オペレータの恐怖感をなくすと共に、さらにHST出力軸回転センサ35aの検出値とトラニオン軸回動角度センサ30aの検出値との偏差(両検出値の差異における所定値からのずれ)により作業機の牽引負荷を判断し、その牽引負荷に応じて静油圧式無段変速装置34の出力の変更速度を調節することで、ローダ作業などの作業を容易に行うことができる。例えば、トラクタの牽引負荷を判断してローダ(図示せず)のバケットに土砂が入っていると判断されると、ローダバケットから土砂を落とさないように、土砂が入っていないときより緩やかに前後進の切り替えを行う制御構成を採用する。
この制御構成もオペレータが後進から前進への切り替えに恐怖感を感じやすいので、それを防ぐために行う。
また、トラニオン軸回動角度センサ30aとHST出力軸回転センサ35aの両検出値の差異が所定値からずれていると、トラクタに牽引負荷があると判断してフィードバックのスピードを変更することができる。
通常はトラニオン軸回動角度とHST出力軸回転数とは比例関係にあるが、走行負荷によってはトラニオン軸回動角度が一定でも、負荷が掛かるとHST出力軸回転数が変化する。エンジン回転数が一定のときに、エンジン回転数の変化を読み取り、その時間当たりの変化量に応じてトラニオン油圧比例弁65の変更速度を調整する。例えば、HSTトラニオン油圧比例弁65(図4)の変更速度をゆっくりすると、車速もゆっくり下げることができる。
なお、本実施例のトラクタの制御装置の制御ブロック図を図5に示す。
また、トラニオン軸回動角度センサ30aとHST出力軸回転センサ35aの前記偏差により、トラクタの牽引負荷を判断してフィードバックのスピードを変更する際に、トラクタの牽引負荷に変化がないにも拘わらず、PTO負荷によりエンジン回転数が減少する場合には、PTO負荷があると判断して車速を下げる制御を行い、PTO負荷によるエンストを防止する。
また、トラニオン軸回動角度センサ30aとHST出力軸回転センサ35aの前記偏差により、トラクタの牽引負荷を判断して、牽引負荷に変化がなく、スロットルレバー11を操作していないためにスロットルレバーセンサ11aによるスロットルレバー11の動きの検知がない場合に、PTO負荷によるエンジン回転数の変動があったときにはHSTトラニオン油圧比例弁65の変更速度を調整して車速を下げる。
これはPTO作業時に一定車速で走行中にPTO負荷によりエンジンドロップがあった場合は、最悪の場合にエンストするので、そのエンストの防止のためである。
また、トラニオン軸回動角度センサ30aとHST出力軸回転センサ35aの前記偏差とエンジン回転数の変動を総合的に判断して(トラニオン軸回動角度センサ30aとHST出力軸回転センサ35aの検出値にズレがあり、かつエンジン回転数が低下しているときは、負荷大と判定する。またトラニオン軸回動角度センサ30aとHST出力軸回転センサ35aの検出値にズレがあっても、エンジン回転数が低下していない場合は、負荷ではなく機械的な部材の構成によるトラブルが考えられる)、トラクタの牽引負荷とPTO負荷の変動とを両方感知してトラニオン油圧比例弁65の変更速度を調整して車速を変更する制御構成としても良い。
こうしてPTO負荷と牽引負荷の変動を検出し、この負荷に応じて車速を下げることでエンストの防止を図ることができる。
本実施例の電子制御式のHST34では、HST34のトラニオン軸30の斜板34dの傾斜角度を低速側と高速側の2ステージ仕様に切替可能とした構成としても良い。
図4に示すように、HST34のポンプ34a側に斜板34dがあり、斜板34dは傾斜角度を変更可能であり、一般に可変ポンプ34aという。一方、モータ34b側に一般に斜板はなく、定量モータ34bという。このように以下に述べるHST34のステージの切替機能がない定量モータ34bを用いる場合は、ステージが固定されており、この固定は機種によりいろいろ異なるため、通常は高速、高速近傍、又は高速と低速の中間などである。
また、モータ34b側に斜板34eを設けたモータ34bを可変モータ34bという。本実施例では、モータ34b側にも斜板34eを設けて、この斜板34eを動かす制御を行うことができる構成を採用しても良い。そして、可変式としたモータ34bの出力を高速と低速の2段切り替えとしている。これを、斜板34eを有する可変モータ34bのステージ切替という。
低速側と高速側の2ステージ仕様は、可変油圧モータ34bの斜板34eの角度を変化させることで行い、可変油圧ポンプ34aではできない。可変油圧ポンプ34aの斜板34dは、変速ペダル15の踏み込み量に応じて、その回転角度が変化する。
HST34の特性として、ポンプ34a側で斜板34dの傾斜角度を変更して速度を変えてもトルクは変わらず、トルクの変動はエンジン回転数が変更されたときのみ発生する。しかし、モータ34b側の斜板34eの傾斜角度を変更して速度を変えると、トルクも変わり、低速にするとトルクが大きくなり、高速にするとトルクは小さくなる。
エンジン負荷が大きくなり、エンジン回転数が低下すると、モータ34b側の斜板34eの傾斜角度を変更してHSTステージを低速にすることにより、HST34の出力速度が低速になるとトルクが大きくなるので、エンスト防止ができ、安定した作業ができるようになる。このときポンプ34a側の斜板34dを低速側にしてもトルクが大きくならないので、安定した駆動力を得られない。
このように可変油圧モータ34bの斜板34eの回転角度を変えて車両の走行速度を変えることでトルクが変化するが、可変油圧ポンプ34aで速度を変えてもトルクは変化しないのが油圧式無段変速装置34の特徴であり、本発明は前記HST34の特徴点を利用したものである。
また、静油圧式無段変速装置(HST)34はトラニオン軸30の回動角度によりその出力が決まり、詳細な説明は省略するが、前述のようにアクセルペダル位置センサ15aの検出値に応じてトラニオン油圧比例弁65によりトラニオン軸30の作動量が制御装置100により自動的に設定され、静油圧式無段変速装置(HST)34の油圧出力が自動的に適切な値に設定される。
なお、前後進切替レバー10cの前進側又は後進側への切り替えで前後進切替レバー10の回動基部に設けているポテンショメータ10c(図5にのみ図示)の検出値により、又は前後進切替スイッチ(前進側ソレノイド、後進側ソレノイド)10a,10b(図5にのみ図示)の作動等の方法で、制御装置100が静油圧式無段変速装置(HST)34のトラニオン軸30の回動方向を前進側又は後進側に設定する。このトラニオン軸30の回動方向は、切替弁63(図4)で決定する。そして、トラニオン軸30の回動角度が、アクセルペダル15の踏み込み量に応じて変化する。トラニオン軸30の回動角度は、トラニオン油圧比例弁65への電流量で決定する。
さらに、バルブスティック時などの緊急時には、操縦部にあるブレーキペダル16を目一杯踏み込むと強制的にHSTトラニオン軸30をニュートラルに戻すことができる。
前述のように、アクセル(HST)ペダル15の踏み込み量に応じてトラニオン油圧比例弁65により、静圧式無段変速装置(HST)34の油圧出力を変化させ、HST34のトラニオン軸30の回動角度を変更してトラニオン軸30に設けられる斜板34dの傾斜角度を変化させてHST34の出力を無段階状に変更させるが、アクセル(HST)ペダル15の踏み込み量を検出するアクセルペダル位置センサ15a等に異常があると、操作パネル9bにアクセル(HST)ペダル15の何らかの異常があることを適宜の図形、文字、音声などにより表示画面に表示出力を行う。
また、アクセルペダル15の操作量からトラニオン油圧比例弁65による制御油圧を変化させ、オートクルーズ走行中にアクセルペダル15のペダルセンサ15aの値が規定範囲外のときには、操作パネル9bにアクセルペダル15の何らかの異常があることを適宜の図形、文字、音声などにより表示画面に表示出力を行い、さらに、オートクルーズコントロールを解除することでフェールセーフできる。
アクセルペダル15の操作量からトラニオン油圧比例弁65の電磁弁(ソレノイド)への出力を規定するアクセルペダル位置センサ15aの異常処理において、オートクルーズ制御中にセンサ値が規定範囲外のときには、アクセルペダル15の何らかの異常があることを適宜の図形、文字、音声などにより操作パネル9bに表示出力を行うと共に、オートクルーズランプを消灯する。
オートクルーズスイッチ14cをオフとしてオートクルーズを解除したときに、車両速度が減速側にあり、左右のブレーキスイッチ77a,77bを両方オンとすることでHST34の斜板34bは中立位置に戻る。左右のブレーキスイッチ77a,77bを両方オンとは、左右のブレーキペダル16,16があるトラクタの場合、左右のブレーキペダル16,16を連結すると路上走行であり、非連結にすると圃場内走行となる。圃場内走行では、旋回方向内側のブレーキペダル16を踏むことで、小回り旋回ができる。また、左右のブレーキペダル16,16にはそれぞれブレーキスイッチ77a,77bがあるので、左右のブレーキスイッチ77a,77bが両方オンするということは、左右のブレーキペダル16,16が連結されている状態でブレーキが踏まれるということである。
しかし、このとき、車速緩慢応答ダイヤル14bが標準値以下に設定されていると、HST34の斜板34bが中立位置に戻っていないことがある。このため、左右のブレーキスイッチ77a,77bを両方オフ(ブレーキペダル16,16から足を離すと左右のブレーキペダルスイッチ77a,77bがオフになる。すなわち、ブレーキペダル16,16から足を離してブレーキペダル16,16を踏むのをやめること)にしてもHST34の出力があり、車両が走り出す不具合がある。
そこで、オートクルーズスイッチ14cをオフとしてオートクルーズ制御を解除したときに、車速センサ53で検出する車両速度の増減方向が増速側でなく減速側にあり、左右のブレーキスイッチ77a,77bを両方オンにすると、車速緩慢応答ダイヤル14bが標準値以下に設定されている場合には車速緩慢応答ダイヤル14bの設定値を強制的に前記標準値に戻して、確実にHST34の斜板34bを中立位置に戻す。この場合の制御のフローチャートを図6に示す。
また、前進走行中に前後進レバー10を中立にするとき、車速緩慢応答ダイヤル14bの設定値が標準値より遅い側にあるときに前後進レバー10が前進側から後進側に、又は後進側から前進側に操作されると、前後進レバー10を操作する動作に遅れて車両が減速、停止などが行われることになる。
そこで本実施例では、車速緩慢応答ダイヤル14bの設定値が標準値より遅い側にあるときに前後進レバー10が前進側から後進側に、又は後進側から前進側に反転操作されると、該反転操作時間が所定値より短い場合に、車速緩慢応答ダイヤル14bの設定値を標準値にして減速すると速やかに前後進レバー10の動作に対応して車両が減速、停止などが行われる。この場合の制御のフローチャートを図7に示す。
乗用車ではオートクルーズの解除はブレーキペダル16の踏み込みがあると行われるが、トラクタでは前後進の切り替えは頻繁に行われるので、前後進レバー10が前進から後進に操作されたときにオートクルーズの解除を行う構成にすると、前後進レバー10が後進側に操作されるときにオートクルーズの速度まで加速されることがなく、後進走行を安全に行うことができる。このときの制御のフローチャートを図8に示す。
オートクルーズ走行中にアクセルペダル15を踏み込んでトラクタの加速をしたいことがある。しかし、従来はオートクルーズ走行中に、アクセルペダル15の操作量でオートクルーズをどのように解除するかが決まっていなかった。そのため、オートクルーズスイッチ14cの操作をしなくてならないという不具合があった。
そこで、オートクルーズ制御中に、アクセルペダル15の操作量が所定値(例えば7%)以下であることをアクセルペダル位置センサ15aが検出し、その後、さらにアクセルペダル15を踏み込んで、前記所定値の半分程度(例えば、全体で12%程度)以上踏み込んだことが検出されると、オートクルーズを解除する。
このように、アクセルペダル15を踏み込む操作でオートクルーズを解除できるので、オートクルーズスイッチ14cの解除操作を手でしなくてならないという煩わしさから開放され、ハンドル7の操作が作業機の操作に専念できる利点がある。このときの制御のフローチャートを図9に示す。
エンジン回転数が所定値(例、500rpm)未満のときにはオートクルーズ走行制御を解除する。いままでエンジン回転数がいくらになるとオートクルーズ解除をしたらよいか決まっていなかった。そのため、エンジン回転が低い状態で走行し続けようとすると、HST34に過負荷が作用する不具合があった。
そこで、上述したような条件でオートクルーズを解除すると、HST34に過負荷が作用するのを防止でき、また、アクセルペダル15を踏み込む操作でオートクルーズを解除できるので、オートクルーズスイッチ14cの解除操作を手でしなくてはならないという煩わしさから開放され、ハンドル7の操作が作業機の操作に専念できる利点がある。このときの制御のフローチャートを図10に示す。
またHST34の油圧回路34c内の油温を検出して、その検出値が所定値(例、105℃)を超えると、最高速規制ダイヤル14aの設定値を所定量(例:10%又は5%など)下げることで、HST34の油温が上昇することによるHST34の損傷を防ぐことができる。
また、HST34の油圧回路34cの油温を検出し、検出値により複数段のステップで現在最高速設定ダイヤル設定値より所定量(例、現在の最高速設定値より−5%)下げる構成にしても良い。この制御のフローチャートは図11に示すように油温検出値に応じた減速が可能となる。こうしてHST34の油温上昇によるHST34の損傷を防ぐことができる。
また、HST34の油圧回路34c内の油温を検出して、その検出値が所定値(例、105℃)を超えると、油温により複数段のステップで最高速設定値を規制する構成とした。
例えば図12のフローチャートに示すように、HST34の油圧回路34c内の油温が所定値(例、105℃)を超えるとき、前回の油温制御より10分以上経過し、さらに油温制御減算回数が4回未満であると、現在の最高速規制ダイヤル14aの設定値を所定量(例:5%など)下げることで、HST34の油温が上昇によるHST34の損傷を防ぐことができる。このように、油温により、複数段のステップで最高速を規制することで、HST34の油温上昇によるHST34の損傷防止を図ることができる。
車速緩慢応答ダイヤル14bの設定値を複数段に設定できる構成とし、アクセルペダル15の操作量に対して応答性を複数段の車速緩慢応答ダイヤル14bの設定値に対応させ、該複数段の車速緩慢応答ダイヤル14bの設定値に対応させて任意に変更できるようにした。
Figure 0005821782
表1に示すように、車速緩慢応答ダイヤル14bの設定値を「遅い」、「標準」及び「速い」と車速緩慢応答ダイヤル14bを回転操作することにより変更できる構成にし、それぞれの回転操作位置でアクセルペダル15の操作量に対するHST34の応答性を「1ビットの変化時間(ms)」で変更する。なお、表1に示すように本実施例では、車速緩慢応答ダイヤル14bを回転操作位置が「遅い」方から「速い」方に順次電圧値が高くなるように設定している。
このようにアクセル(HST)ペダル15の操作量に対する応答性を車速緩慢応答ダイヤル14bにより任意に変更することができる。
アクセルペダル15の操作量0%から車速緩慢応答ダイヤル14bの設定値による1ビットの変化時間(ms)を規制すると、車速緩慢応答ダイヤル14bの設定が遅い側のときと早い側のときで、アクセルペダル15の操作量が変化する不具合が生じる場合があった。
このような場合には、アクセル(HST)ペダル15の操作量の所定値(10%)まではアクセルペダル15の操作量に対するHST34の増速側の動作出力を行い、アクセルペダル15の操作量が前記所定値(10%)を越えたときから、車速緩慢応答ダイヤル14bの設定値にしたがって、例えば表1に示す1ビットの変化時間(ms)に応じた走行を行う構成にすることで、前記不具合が改善できる。
アクセルペダル15から足を離して車速を減速させる場合に、増速時と同じようにアクセルペダル15の操作量の所定値(例えば、110%)以下で車速緩慢応答ダイヤル14bによる制御を中止して標準値で急速に減速させると、車両停止時にショックが発生する。
そこで、アクセルペダル15から足を離して車速を減速させる場合に、アクセルペダル15の操作量の所定値(例えば、10%)以下でも車速緩慢応答ダイヤル14bによる制御を続行してゆっくり減速させると、急停止がなくショックが発生しない。
アクセルペダル15の踏み込み操作を中止してアクセルペダル15から足を離したとき(速度を減速させるとき)、現在の走行速度と目標とする減速側の走行速度の差が適宜の所定値より大きいと、増速側変化量の倍の変化量で減速出力を行う。
これはアクセルペダル15の操作量が最大値にある最高速から目標とする低速の速度まで減速させるに当たり、前記最高速値と目標減速値の差異が大きすぎると、減速時に走行フィーリングが悪い不具合があったので、これを解消するためである。
また、アクセルペダル15の踏み込み操作を中止してアクセルペダル15から足を離したとき(速度を減速させるとき)、現在の走行速度と目標とする減速側の走行速度の差が適宜の所定値以下であると、増速側変化量の倍の変化量で減速出力を行うと、車両の停止間際にショックが発生する。
それを防ぐためには、現在の走行速度と目標とする減速側の走行速度の差が前記所定値以下であると、増速側変化量と同じ変化量で減速出力を行うことで、車両の停止間際のショックが発生しない。
アクセルペダル15を減速側に操作するとき、左右両方のブレーキが作動すると車輪がメカロックするが、アクセルペダル15の作動時におけるHST34のトラニオン油圧比例弁65の電磁弁の設定値は車速緩慢応答ダイヤル14bの設定値による影響を受け、ブレーキをオフにしても走行を続ける不具合があった。
そこで、この現象を防ぐために減速途中で左右両方のブレーキスイッチ77a,77bが共にオンであるときに、車速緩慢応答ダイヤル14bの設定値が標準値以下である場合には、車速緩慢応答ダイヤル14bによる設定標準値で減速動作を行うことで速やかに車両を停止させることができる。この制御のフローチャートを図13に示す。
車速緩慢応答ダイヤル14bが標準値以下に設定されている場合は、アクセルペダル15を操作しても目標となる速度になるまで時間がかかることになる(HST34のトラニオン軸30をゆっくりと動かす制御)。このとき、オートクルーズを解除して減速側にあるときには、前記設定のため、ゆっくり減速することになる。オートクルーズを解除することは、基本的には早めに減速したいので、このような減速に限り、車速緩慢応答ダイヤル14bが標準値以下に設定されていても、HST34のトラニオン軸30を速く(標準値で)動かして速く減速するものである。このようなときにおいて、HSTペダルセンサ15aの入力、すなわち、アクセルペダル15が踏まれて加速するような状態になると、車速緩慢応答ダイヤル14bは元々標準値以下に設定されているので、ゆっくりと加速しようとする制御を行う。
もちろん、電源オフになると、前述のような車速緩慢応答ダイヤル14bが標準値以下に設定されていても、HST34のトラニオン軸30を速く(標準値で)動かして速く減速する制御はキャンセルする。この制御のフローチャートを図14に示す。
走行車両が前進又は後進出力中にアクセルペダル15のセンサ15aに異常があり、センサ値が規定範囲外にあるときには所定の変化時間が経過した後に走行停止させることで、急停車させないで車両停止時のショックの発生を防ぎながら、安全に停止させることができる。この制御のフローチャートを図15に示す。
走行車両が前進又は後進出力中にアクセルペダル15のセンサ15aに異常があり、センサ値が規定範囲外にあるときには、所定の変化時間が経過した後に走行停止させ、さらに一旦異常処理モードに入ると、たとえアクセルペダルセンサ15aが正常に戻ったとしても、又は、たとえアクセルペダル15が踏み込まれたとしても、車両の停止工程を継続することで安全を図る。
1 走行車体 2 前輪
3 後輪 5 エンジン
5a エンジン回転センサ 6 ハンドルポスト
7 ステアリングハンドル 8 燃料タンク
9 操縦席(座席) 9b 操作パネル
10 前後進レバー 10a 前進側ソレノイド
10b 後進側ソレノイド 10c 前後進レバー位置センサ
11 スロットルレバー 11a スロットルレバーセンサ
12a,12b レバーガイド 13 ステップフロア
14a 最高速規制ダイヤル 14b 車速緩慢度応答ダイヤル
14c オートクルーズスイッチ
14ca オートクルーズ増速スイッチ
14cb オートクルーズ減速スイッチ
15 アクセルペダル 15a アクセルペダル位置センサ
16 ブレーキペダル 21 副変速レバー
21a 副変速レバー位置センサ 22 ボンネット
23a ミッドPTO変速レバー 23b リヤPTO変速レバー
24 4WDレバー 30 トラニオン軸
30a トラニオン軸角度センサ 31 リンク
34 静油圧式無段変速装置(HST) 34a 油圧ポンプ
34b 油圧モータ 34c 油圧閉回路
34d 斜板 35 走行出力軸
35a HST出力軸回転センサ 36 回転軸
38 噛合式変速装置 39 副変速クラッチ
43 変速軸 46 デフ装置
47,57,58,59 ギヤ 48 前輪出力軸(4WD軸)
51 ポンプ出力軸 52 PTO軸
53 回転速度センサ(車速センサ) 54 油圧クラッチ
55 リヤPTO軸 56 ミッドPTO軸
63 切替弁 65 トラニオン油圧比例弁
77a 左ブレーキスイッチ 77b 左ブレーキスイッチ
100 コントローラ

Claims (4)

  1. エンジン(5)と、
    前記エンジン(5)の回転数を検出するエンジン回転数検出手段(5a)と、
    前記エンジン(5)の動力を入力し、油圧ポンプ(34a)を作動させて、油圧ポンプ(34a)に設けられた傾斜角度を変更できる斜板(34d)を有するトラニオン軸(30)と斜板(34d)の傾斜角度に応じた圧油を油圧閉回路(34c)から油圧モータ(34b)に供給し、該油圧モータ(34b)により走行出力軸(35)を駆動させる油圧式無段変速装置(34)と、
    該油圧式無段変速装置(34)の出力により作動するギヤ噛合式の複数段の副変速装置(38)と、
    該副変速装置(38)の出力により駆動する走行輪(2,3)と、
    前記トラニオン軸(30)の前進方向又は後進方向の回動角度により走行輪(2,3)の前進側又は後進側の回転の切り替えを行う前後進レバー(10)と、
    該前後進レバー(10)の操作位置を検出する前後進レバー位置センサ(10)と、
    踏み込み量に対応して前記トラニオン軸(30)の回動角度を変えて油圧式無段変速装置(34の出力量を変更するアクセルペダル(15)と、
    該アクセルペダル(15)の基部に設けられ、該アクセルペダル(15)の踏み込み量を検出するアクセルペダル検出手段(15a)と、
    該アクセルペダル検出手段(15a)の検出値に応じて前記油圧式無段変速装置(34)のトラニオン軸(30)に固定される斜板(34d)の前進方向又は後進方向の傾斜角度を調整して前記油圧式無段変速装置(34)の油圧出力を調整するトラニオン油圧比例弁(65)と
    前記副変速装置(38)による副変速を低速側と高速側に操作する副変速操作手段(21)と、
    前記走行輪(2,3)の走行速度を一定に保つためのオートクルーズ走行用操作手段(14c)と、
    走行輪(2,3)の回転速度を検出する車速検出手段(53)と、
    走行輪(2,3)の回転速度を踏み込みに応じて下げる左右のブレーキペダル(16,16)と、
    該ブレーキペダル(16,16)の各々の踏み込みを検出する各ブレーキスイッチ(77a,77b)と、
    油圧式無段変速装置(34)のトラニオン軸(30)の回転角度を車速緩慢応答速にする車速緩慢応答ダイヤル(14b)と、
    前後進レバー位置センサ(10)が前後進レバー(10)が後進側にあることを検出するとオートクルーズ走行用操作手段(14c)が作動中であってもオートクルーズ走行を解除する制御構成及び
    オートクルーズ走行用操作手段(14c)をオフとしてオートクルーズを解除したときに、車両速度が減速側にあることを車速検出手段(53)が検出し、かつブレーキスイッチ(77a,77b)がオンであり、かつ車速緩慢応答ダイヤル(14b)が標準値以下に設定されている場合には、車速緩慢応答ダイヤル(14b)の設定値を強制的に前記標準値に戻す制御構成又は
    車速緩慢応答ダイヤル(14b)が標準値以下に設定されている場合に前後進レバー(10)が前進側から後進側に、又は後進側から前進側に反転操作されることを前後進レバー位置センサ(10c)で検出し、かつ前記前進側と後進側の間の反転操作時間が所定値より短い場合には車速緩慢応答ダイヤル(14b)の設定値を標準値にして減速する制御構成を有する制御装置(100)
    を設けたことを特徴とする走行車両。
  2. 油圧式無段変速装置(34)のトラニオン軸(30)の回転角度を調整して車体の最高速度を規制する最高速設定ダイヤル(14a)を設け、
    油圧式無段変速装置(34)に設けた油圧回路(34c)内の油温を定期的に計測する油温検出手段を設け、
    該油温検出手段の油温検出値が所定値を超えると、前記最高速設定ダイヤル(14a)で設定された最高速設定値を規制制御するために、前回の前記最高速設定値の規制制御から所定時間経過しており、さらに前記最高速設定値の規制制御による最高速設定値の減算回数が所定回数未満であると、現在の最高速設定値を所定割合だけ下げる最高速設定値の規制制御を行う制御構成を制御装置(100)に設けたことを特徴とする請求項1記載の走行車両
  3. アクセルペダル(15)の踏み込み量を検出するアクセルペダル検出手段(15a)と、
    オートクルーズ走行制御中に、アクセルペダル(15)の操作量が所定値以下であることをアクセルペダル検出手段(15a)が検出し、その後、さらにアクセルペダル(15)が踏み込まれてアクセルペダル検出手段(15a)が所定値以上であることが検出されると、オートクルーズ走行を解除する制御構成を制御装置(100)に設けたことを特徴とする請求項1記載の走行車両。
  4. エンジン回転数検出手段(5a)が、エンジン回転数が所定値未満を検出したときにはオートクルーズ走行制御を解除する制御構成を制御装置(100)に設けたことを特徴とする請求項1記載の走行車両。
JP2012122587A 2012-05-30 2012-05-30 作業車両 Active JP5821782B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012122587A JP5821782B2 (ja) 2012-05-30 2012-05-30 作業車両

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012122587A JP5821782B2 (ja) 2012-05-30 2012-05-30 作業車両

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013244950A JP2013244950A (ja) 2013-12-09
JP5821782B2 true JP5821782B2 (ja) 2015-11-24

Family

ID=49845043

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012122587A Active JP5821782B2 (ja) 2012-05-30 2012-05-30 作業車両

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5821782B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US12302782B2 (en) 2019-03-04 2025-05-20 Honda Motor Co., Ltd. Work machine

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102321242B1 (ko) 2014-10-16 2021-11-02 얀마 파워 테크놀로지 가부시키가이샤 작업 차량
JP6290767B2 (ja) * 2014-10-16 2018-03-07 ヤンマー株式会社 作業車両
JP7316205B2 (ja) * 2019-12-18 2023-07-27 株式会社Subaru 車両の制御装置
JP7275024B2 (ja) * 2019-12-27 2023-05-17 株式会社クボタ 作業車両
KR102353530B1 (ko) * 2021-01-21 2022-01-21 주식회사 자동기 청소차량의 정속 주행 유지 방법
JP7516321B2 (ja) 2021-07-27 2024-07-16 本田技研工業株式会社 定速移動装置

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0790721B2 (ja) * 1986-01-07 1995-10-04 マツダ株式会社 自動車の定速走行装置
JPS6416436A (en) * 1987-07-08 1989-01-19 Kubota Ltd Operating structure for traveling of working vehicle
JPH05178118A (ja) * 1992-01-07 1993-07-20 Kubota Corp 作業車の調速操作構造
JP2000006682A (ja) * 1998-06-24 2000-01-11 Aisin Seiki Co Ltd 定速走行装置
JP2005343187A (ja) * 2004-05-31 2005-12-15 Iseki & Co Ltd 多目的作業車
JP4828972B2 (ja) * 2006-03-15 2011-11-30 ヤンマー株式会社 作業車両の前後進切換制御装置
JP5125613B2 (ja) * 2008-02-29 2013-01-23 井関農機株式会社 作業車両の走行変速装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US12302782B2 (en) 2019-03-04 2025-05-20 Honda Motor Co., Ltd. Work machine

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013244950A (ja) 2013-12-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5821782B2 (ja) 作業車両
KR101224751B1 (ko) 작업차의 차속 제어 구조, 작업차의 정보 표시 구조 및 작업차의 변속 조작 구조
JP5660071B2 (ja) 作業車両
JP2013227799A (ja) フロントローダ作業車の変速制御装置
JP6090068B2 (ja) 作業車両
JP5745227B2 (ja) 作業車の変速操作構造
JP6548609B2 (ja) 作業車
JP5406744B2 (ja) 作業車の車速制御構造
JP5858029B2 (ja) トラクタ
JP2014029215A (ja) 作業車
JP5742688B2 (ja) 作業車両
JP5958363B2 (ja) 走行車両
JP2013170609A (ja) 作業車両
JP6332217B2 (ja) トラクタ
JP2014047802A (ja) 作業車両の変速制御装置
JP6102838B2 (ja) 作業車両
JP2013245810A (ja) 作業車両の変速制御装置
JP6127940B2 (ja) 作業車両
JP5228538B2 (ja) 作業車
JP5729289B2 (ja) 作業車両
JP5998718B2 (ja) 作業車両の変速制御装置
JP6079829B2 (ja) 作業車両
JP2013226960A (ja) 作業車両の変速制御装置
JP5261407B2 (ja) 作業車の情報表示構造
JP7411428B2 (ja) 作業車両

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150430

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20150430

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20150528

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150602

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150730

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150908

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150921

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5821782

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150