JP5822115B2 - 定着装置および画像形成装置 - Google Patents
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Description
図1は、実施形態に係るプリンタ100の概略構成図である。
プリンタ100は、イエロー・シアン・マゼンタ・ブラック用の4つのトナー像形成手段を横に並べて配置してタンデム画像形成部を構成する。タンデム画像形成部においては、個々のトナー像形成手段であるトナー像形成ユニット101Y,101C,101M,101Kが、図中左から順に配置されている。ここで、各符号の添字Y,C,M,Kは、それぞれイエロー、マゼンタ、シアン、黒用の部材であることを示す。また、タンデム画像形成部においては、個々のトナー像形成ユニット101Y,101C,101M,101Kは、潜像担持体としてのドラム状の感光体21Y,21C,21M,21Kのまわりに、帯電装置、現像装置10Y,10C,10M,10K、感光体クリーニング装置等を備えている。プリンタ100の上部には、イエロー、シアン、マゼンタ、黒の各色トナーが充填されたトナーボトル2Y,2C,2M,2Kが配置されている。そして、このトナーボトル2Y,2C,2M,2Kから図示しない搬送経路によって、所定の補給量だけ各色の現像装置10Y,10C,10M,10K、に各色トナーが補給される。
図3(a)に示すように、朝一の立ち上がりの状態からヒータ点灯開始をしたとき、定着ベルト43の表面は10分程度で所定の温度(図では、170℃)まで上昇するが、定着ローラ41のゴム層内部の温度はそれに対して応答遅れがあり、定着ベルト43と定着ローラ41ゴム層内部温度が定着ベルト43の表面温度と同じ温度になるまで、およそ25分必要である。
同図においては、制御手段としての制御部400は、プリンタ100に搭載されている各種機器の駆動を制御するものである。この制御部400には、様々な機器が接続されているが、同図においては、定着装置4の制御に関する機器だけを示している。制御部400には、定着ベルト43を駆動するための定着駆動部402、ヒータ44、不揮発性メモリ401、サーミスタ48などが接続されている。制御部400は、サーミスタ48の定着ベルト43の表面温度の検知結果に基づいて、ヒータ44をON−OFF制御している。一例を挙げると、サーミスタ48による定着ベルト43の表面温度の検知結果が、所定の温度(例えば、170℃)+α℃(α>0)となったら、ヒータ44をOFFにする。そして、サーミスタ48による定着ベルト43の表面温度の検知結果が、所定の温度(例えば、170℃)−β℃(β≧0)となったら、ヒータ44をONにするのである。不揮発性メモリ401には、ヒータ44の作動履歴を記憶している。
図5に示すように、印刷ジョブ信号を受信(S1のYES)したら、制御部400は、定着駆動部402を制御して定着ベルト43を回転させる(S2)。次に、不揮発性メモリ401から過去一時間以内のヒータ点灯時間Thを読み出す(S3)。次に、ヒータ点灯時間Thが、30分を越える場合(S4のYES)は、ヒータ44の熱量が、定着ベルト43を介して、十分に定着ローラ41に供給されており、定着ローラ41のゴム層内部まで、所定の温度に達している。よって、この場合は、定着ローラ41は、所定の熱膨張量となっており、ニップ圧、ニップ長さが、所定の長さとなっている。よって、この場合は、サーミスタ48で検知した定着ベルト43の表面温度が所定の温度に達した段階(S6YES)で、印刷ジョブをスタートさせる(S7)。
図8は、変形例1の制御フロー図である。
この変形例1は、装置の電源がONされてから30分以上経過しており、かつ、10分以内にヒータ44が点灯した履歴があるときは、プレ回転動作を行わないようにした例である。
図9は、変形例2の制御フロー図である。
この変形例2においては、ヒータ44の熱量、記録紙に吸着される熱量や定着装置の筐体へ熱伝導する熱量など定着ローラ41に伝達されない熱損失量とに基づいて算出した定着ローラ41が持つ熱量を算出し、この算出した熱量から、プレ回転動作を行うか否かを決めるものである。
W=0.5*ΔTjob*exp(−t/100)+ΔTon*exp(−t/100)・・・・(式1)
W=∫0.5*ΔTjob*exp(−t/100)dt+∫ΔTon1*exp(−t/100)dt+∫ΔTon2*exp(−t/100)dt
上記ΔTjobにおける積分区間は、t4〜100であり、上記ΔTon1の積分区間は、t1〜t2であり、上記ΔTon2の積分区間は、t3〜t4である。
図11は、変形例3の制御フロー図である。
装置によっては、消費電力の削減のため、非通紙時においては、ヒータ44に印加する電圧を落として待機モードにするものがある。この待機モードの時間WTが長いと、定着ローラ41の内部温度が下がっていく。その結果、図12に示すように、印刷ジョブ信号を受けて、ヒータ44に印加する電圧を通常の状態に戻した場合、定着ベルト43は、すぐに、所定の温度にまで立ち上がるが、定着ローラ41のゴム層の内部温度は、所定の温度にまで到達していない。一方、待機時間が短いときは、図13に示すように、定着ベルト43が所定の温度となったとき、定着ローラ41のゴム層の温度も所定の温度に到達している。よって、この変形例3は、印刷ジョブ信号を受信したとき、待機モードであるときは、待機モードの時間WTに基づいて、プレ回転動作を行うか否かを決めるものである。
(1)
定着ベルト43などの無端移動する無端状のベルト部材と、上記ベルト部材のループ外側で回転しながら、上記ベルト部材のおもて面に当接して定着ニップを形成する加圧ローラ45などのニップ形成回転部材と、上記ベルト部材のループ内側における上記定着ニップの裏側で、上記ベルト部材を自らの周面に掛け回して回転する定着ローラ41などのニップ裏側回転部材と、上記ベルト部材を、上記ニップ裏側回転部材に対する掛け回し位置とは異なる位置で加熱するヒータ44などの加熱手段とを有し、上記定着ニップ内に挟み込んだ記録シートを上記定着ニップ内で加熱及び加圧して上記記録シートに対してトナー像の定着処理を施す定着装置において、上記加熱手段の作動履歴を記憶する不揮発性メモリ401などの記憶手段と、上記記憶手段に記憶された上記加熱手段の作動履歴に基づいて、上記ニップ裏側回転部材を昇温させるプレ回転動作などのウォーミングアップ動作を行うよう制御する制御部などの制御手段とを設けた。
かかる構成を備えることにより、上述したように、ニップ裏側回転部材が、所定の熱膨張量となった状態で、記録シートを定着ニップへ通紙することができるので、所定のニップ圧、所定のニップ長さで、記録シート上のトナーに対して定着処理を行うことができる。これにより、トナー像を定着するときにおけるニップ裏側回転部材の熱膨張のロバスト性を高めることができ、定着不良を抑制することができる。
上記(1)に記載の態様の定着装置において、上記記憶手段は、不揮発性メモリである。不要に電源がOFFにされて、その後直ぐに電源をONした場合でも、作動履歴が記憶手段に残っている。よって、不要に電源がOFFにされて、その後直ぐに電源をONにして、印刷ジョブを開始しても、加熱手段の作動履歴に基づいた制御を行うことができる。
また、上記(1)または(2)に記載の態様の定着装置において、上記記憶手段は、上記加熱手段の作動履歴として、現在から所定期間遡った間の累計加熱時間を記憶しており、上記制御手段は、上記累計加熱時間が、所定値以下のとき、上記ウォーミングアップ動作を行うよう制御する。
かかる制御を行うことで、累計加熱時間が所定値以下で、上記ニップ裏側回転部材に十分な熱量が供給されておらず、上記ニップ裏側回転部材が所定の温度に達していない場合にウォーミングアップ動作が行われる。これにより、上記ニップ裏側回転部材が所定の温度の状態で、記録シートを定着ニップに通紙することができる。これにより、所定のニップ圧、所定のニップ長さで定着処理を行うことができ、定着不良を抑制することができる。また、上記累計加熱時間が、所定値以上のときは、ウォームアップ動作を行わずに、定着ニップに記録シートを通紙させるので、装置にダウンタイムが生じるのを抑制することができる。
本実施形態においては、現在から所定期間遡った間の累計加熱時間として、印刷ジョブ信号を受信してから1時間遡った間の累計加熱時間とし、上記累計加熱時間が、30分以下のとき、上記ウォーミングアップ動作を行うよう制御した。
また、上記(1)または(2)に記載の態様の定着装置において、上記記憶手段は、上記加熱手段の作動履歴として、上記加熱手段が作動した最新の時刻と、当該装置の電源がONになった時刻とを記憶しており、上記制御手段は、上記加熱手段が作動した最新の時刻に基づいて、現在から所定期間遡った間に上記加熱手段が作動したか否かと、当該装置の電源がONになった時刻に基づいて、現在から所定期間遡った間に電源がONになったら否かとを調べ、現在から所定期間遡った間に上記加熱手段が作動していない場合、または、現在から所定期間遡った間に電源がONとなっていた場合は、上記ウォーミングアップ動作を行うよう制御する。
現在から所定期間遡った間に上記加熱手段が作動していない場合は、上記ニップ裏側回転部材の温度が低下しており、上記ニップ裏側回転部材が所定の熱膨張量になっていないおそれがある。よって、この場合、ウォーミングアップ動作を行って、上記ニップ裏側回転部材の温度を所定の温度にまで昇温させる。これにより、ニップ裏側回転部材の熱膨張量が所定の状態で、定着ニップに記録シートを搬送することができ、所定のニップ圧、所定のニップ長さで定着処理を行うことができ、定着不良を抑制することができる。また、先の図3(a)に示すように、朝一の電源ONのときなど、上記ニップ裏側回転部材が常温にまで低下した状態のとき、現在から所定期間遡った間に上記加熱手段が作動していても、上記ニップ裏側回転部材の温度が、所定の温度になっていない場合がある。よって、現在から所定期間遡った間に電源がONとなっていた場合は、上記ウォーミングアップ動作を行うよう制御することにより、ニップ裏側回転部材の熱膨張量が所定の状態で、定着ニップに記録シートを搬送することができ、所定のニップ圧、所定のニップ長さで定着処理を行うことができ、定着不良を抑制することができる。また、現在から所定期間遡った間に上記加熱手段が作動しており、現在から所定期間遡った間に電源がONとなっていない場合は、ウォーム動作を行わずに、定着ニップに記録シートを通紙させるので、装置にダウンタイムが生じるのを抑制することができる。
また、上記(4)に記載の態様においては、記憶手段に電源がONとなった時刻と、最新の加熱手段の作動した時刻とを記憶しておけばよいので、上記(3)に記載の態様に比べて、記憶手段の記憶領域を少なくできるという利点がある。
本実施形態においては、印刷ジョブ信号を受信してから10分間遡った間に上記加熱手段が作動したか否かを調べ、印刷ジョブ信号を受信してから30分間遡った間に電源がONされたか否かを調べた。そして、10分間遡った間に上記加熱手段が作動していない場合、印刷ジョブ信号を受信してから30分間遡った間に電源がONされた場合、上記ウォーミングアップ動作を行うよう制御した。
また、上記(1)または(2)に記載の態様の定着装置において、上記記憶手段は、上記加熱時間の作動履歴として、現在の時刻から所定期間遡った間における、上記定着ニップに記録シートを通紙しているときの上記加熱手段の作動時間、非通紙時の上記加熱手段の作動時間を記憶しており、上記制御手段は、現在の時刻から所定期間遡った間における、上記定着ニップに記録シートを通紙しているときの上記加熱手段の作動時間、非通紙時の上記加熱手段の作動時間に基づいて、上記ニップ裏側回転部材の熱量を算出し、算出した熱量が、所定値以下のとき、上記ウォーミングアップ動作を行う。
ニップ裏側回転部材の熱量が所定値以下のときは、ニップ裏側回転部材の熱膨張量が、所定値以下の場合があるので、ウォームアップ動作を行って、ニップ裏側回転部材を昇温させてから、定着ニップへ記録シートを通紙させる。これにより、ニップ裏側回転部材が、所定量熱膨張した状態で、定着処理を行うことができ、定着不良を抑制することできる。また、ニップ裏側回転部材の熱量が所定値を超える熱量であり、所定の熱膨張量になっている場合は、ウォームアップ動作を行わずに、記録シートを定着ニップに通紙させるので、装置にダウンタイムが生じるのを抑制することができる。
また、上記(1)〜(5)に記載のいずれかの態様の定着装置において、上記加熱手段として、赤外線ヒータを用いた。
かかる構成を備えることで、安価な構成でベルト部材、ニップ裏側ローラを加熱することができる。
記録シートにトナー像を形成するトナー像形成手段と、トナー像が形成された記録シートに対してそのトナー像の定着処理を施す定着手段とを備える画像形成装置において、上記定着手段として、上記(1)乃至(6)に記載の何れか態様の定着装置を用いた。
かかる構成を備えることにより、定着不良が抑えられた高品位な画像を得ることができる。
41:定着ローラ
42:加熱ローラ
43:定着ベルト
44:ヒータ
45:加圧ローラ
48:サーミスタ
400:制御部
401:不揮発性メモリ
402:定着駆動部
Claims (5)
- 無端移動する無端状のベルト部材と、
上記ベルト部材のループ外側で回転しながら、上記ベルト部材のおもて面に当接して定着ニップを形成するニップ形成回転部材と、
上記ベルト部材のループ内側における上記定着ニップの裏側で、上記ベルト部材を自らの周面に掛け回して回転するニップ裏側回転部材と、
上記ベルト部材を、上記ニップ裏側回転部材に対する掛け回し位置とは異なる位置で加熱する加熱手段とを有し、
上記定着ニップ内に挟み込んだ記録シートを上記定着ニップ内で加熱及び加圧して上記記録シートに対してトナー像の定着処理を施す定着装置において、
上記加熱手段が作動した最新の時刻と、当該装置の電源がONになった時刻とを記憶する記憶手段と、
上記加熱手段が作動した最新の時刻に基づいて、現在から所定期間遡った間に上記加熱手段が作動したか否かと、当該装置の電源がONになった時刻に基づいて、現在から所定期間遡った間に電源がONになったか否かとを調べ、現在から所定期間遡った間に上記加熱手段が作動していない場合、または、現在から所定期間遡った間に電源がONとなっていた場合は、上記定着ニップに上記記録シートを通紙させる前に所定時間上記ベルト部材を回転させるプレ回転動作を行うよう制御する制御手段とを設けたことを特徴とする定着装置。 - 請求項1の定着装置において、
上記制御手段は、現在から所定期間遡った間に上記加熱手段が作動しており、かつ、現在から所定期間遡った間に電源がONとなっていない場合は、上記定着ベルトの温度が所定の温度になったら、上記定着ニップに上記記録シートを通紙させるよう制御することを特徴とする定着装置。 - 請求項1または2の定着装置において、
上記記憶手段は、不揮発性メモリであることを特徴とする定着装置。 - 請求項1乃至3いずれかの定着装置において、
上記加熱手段として、赤外線ヒータを用いたことを特徴とする定着装置。 - 記録シートにトナー像を形成するトナー像形成手段と、トナー像が形成された記録シートに対してそのトナー像の定着処理を施す定着手段とを備える画像形成装置において、
上記定着手段として、請求項1乃至4の何れかの定着装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
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