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JP5829195B2 - 送液ナイフ - Google Patents
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Description

本発明は、生体組織などを切開するとともに流体を前方に噴射可能な送液ナイフに関する。
従来、経内視鏡的に粘膜などの生体組織を切開するとともに、薬液や生理食塩水などを先端部から噴射可能な送液ナイフを用いた処置が行われている。このような送液ナイフとしては、例えば特許文献1および2に記載されたものが知られている。
この送液ナイフでは、外套管(シース)内に軸線方向に進退自在に挿通配置された内管(軸状部材)の先端に管状の電極部材(管状電極)が接続固着されている。したがって、内管を外套管内で軸線方向に進退させることによって、管状電極が外套管の先端から突没する。
外套管の先端近傍の内面には、管状電極が突出しすぎるのを規制するための金属リング製のストッパが配置されている。また、管状電極の後半部には、外周面から突出した鍔部が形成されている。この鍔部がストッパに当接すると、管状電極が外套管の先端から所定の長さ突出してそれ以上突出できない状態になる。内管内には導電線が挿通されていて、その導電線の先端は管状電極の後端部近傍に接続されている。
このように構成された送液ナイフでは、注射筒により薬液(流体)を内管を介して管状電極に送ることができる。高周波電源により導電線を介して管状電極に高周波電圧を印加することができる。
特開平11−114060号公報 特開2001−178740号公報
特許文献1および2に記載された送液ナイフでは、生体組織を切開するときなどに管状電極に高周波電圧を印加し続けておく。生体組織に管状電極を刺し入れ、管状電極を軸線方向に直交する方向に移動させることで、生体組織の表面に沿って延びる切り口を形成していく。このとき、管状電極は、軸線方向に直交する方向に曲げ応力を受ける。
管状電極は、一般的にステンレス鋼で形成されている。高周波電圧を印加され続けた管状電極は、例えば約300℃の温度になる。このような高温下では、管状電極は、縦弾性率などの機械的特性(強度)が低下したり脆くなったりする。そして、この状態の管状電極が曲げ応力を受けると、ストッパから突出している管状電極におけるストッパの先端に配置される部分に曲げ応力が集中し、管状電極がこの部分から破断するという問題がある。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであって、高温下で曲げ応力を受けた場合であっても管状電極が破断するのを抑制した送液ナイフを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
本発明の送液ナイフは、操作部先端に連結された、絶縁性を有する材料で形成されたシースと、前記シースの先端部に設けられ、電気絶縁性を有する材料で筒状に形成された支持部材と、導電性を有する材料で形成され、前記シース内に進退可能に挿通された軸状部材と、前記支持部材の筒孔を通して突没可能なように前記軸状部材の先端部に接続され、前記シース内に供給された流体を前方に噴出可能な管路が形成されるとともに、前記軸状部材を通じての給電により生体組織の処置を行うための導電性を有する材料で形成された管状電極と、前記軸状部材または前記管状電極に設けられ、前記シースに対して前記軸状部材を先端側に移動させて前記支持部材の前記筒孔から前記管状電極を先端側に突出させたときに前記支持部材に係止する係止部と、を備え、前記支持部材に前記係止部を係止させたときに、前記シースの軸線方向において前記支持部材の先端に配置される前記管状電極の位置を突出基準位置としたときに、前記管状電極の外周面には、前記軸線方向における前記突出基準位置を含む範囲に、300℃における縦弾性率が、前記管状電極を形成する導電性材料の300℃における縦弾性率より大きい材料から形成される耐熱性金属部材が設けられていることを特徴としている。
また、上記の送液ナイフにおいて、前記耐熱性金属部材は、前記軸線方向において、前記管状電極の外周面における前記突出基準位置よりも0.5mm先端側から、前記突出基準位置までの範囲にわたり設けられていることがより好ましい。
また、上記の送液ナイフにおいて、前記管状電極は、ステンレス鋼から構成され、前記耐熱性金属部材は、タングステン、タンタル、モリブデン、ニッケル合金、およびチタンの少なくとも1つから構成されていることがより好ましい。
また、上記の送液ナイフにおいて、前記軸状部材は操作ワイヤであり、前記管状電極には、前記シースの内部空間と前記管状電極の前記管路とを連通させる連通孔が形成されていることがより好ましい。
本発明の送液ナイフによれば、高温下で曲げ応力を受けた場合であっても管状電極が破断するのを抑制した送液ナイフを提供することができる。
本発明の一実施形態の送液ナイフの全体図である。 同送液ナイフを押し込み状態にしたときの先端側の側面の断面図である。 同送液ナイフの管状電極の横断面図である。 同送液ナイフを引き戻し状態にしたときの先端側の側面の断面図である。 同送液ナイフを用いた手技を説明する、病変粘膜部分を隆起させたときの状態を示す図である。 同送液ナイフを用いた手技を説明する、病変粘膜部分を切開させていくときの状態を示す図である。 同送液ナイフを用いた手技を説明する、病変粘膜部分を剥離させていく状態を示す図である。 本発明の変形例の実施形態における送液ナイフの管状電極の横断面図である。 本発明の変形例の実施形態における送液ナイフの管状電極の横断面図である。
以下、本発明に係る送液ナイフの一実施形態を、図1から図9を参照しながら説明する。
図1に示すように、本実施形態の送液ナイフ1は、軟性の挿入部10と、挿入部10の先端部に設けられた処置部20とを備えている。
挿入部10は、図2に示すように、シース11と、シース11内にシース11の軸線C1方向に進退可能に挿通された操作ワイヤ(軸状部材)12とを有している。
シース11は、例えばテトラフルオロエチレン材などの電気的な絶縁性を有する材料で形成されている。シース11の外径は、図示しない内視鏡のチャンネル内を挿通可能な大きさに設定されている。
操作ワイヤ12は、金属などの導電性を有する材料で形成されている。
本実施形態では、シース11の基端部には、シース11の内部空間11aに連通する注入口14aが形成された送液口金14が、筒状の接続部材15を介して取り付けられている。シース11と送液口金14との接続部の外周面には、シース11の基端部を湾曲させたときにこの基端部が折れてしまうのを防止する折れ防止用チューブ16が取り付けられている。
送液口金14内には、注入口14aと操作ワイヤ12とを水密に封止するとともに、送液口金14に対して操作ワイヤ12を軸線C1方向に進退可能に支持するための、不図示のシール材が設けられている。この注入口14aには、図示はしないがシリンジなどの送液手段が着脱可能となっている。
処置部20は、筒状に形成されてシース11の先端部に設けられた絶縁チップ(支持部材)21と、操作ワイヤ12の先端部に接続された管状の電極部材(管状電極)22とを有している。
絶縁チップ21の基端側の外周面には、先端側よりも縮径された縮径部21aが形成されている。絶縁チップ21は、ジルコニアやセラミックスなど、絶縁性を有する材料で形成されている。
管状電極22は、ステンレス鋼などの導電性を有する材料で形成されている。管状電極22の先端には、外径が管状電極22における他の部分よりも大きく設定された大径部22aが設けられている。本実施形態では、管状電極22における大径部22a以外の部分における外径は、例えば、0.3mmから0.5mm程度に設定されている。管状電極22における軸線C1方向の中間部には、管状電極22の外周面から内周面まで貫通する連通孔22bが形成されている。
図2および図3に示すように、管状電極22の外周面には、耐熱性金属部材24が全周にわたり設けられている。ここで、後述するように絶縁チップ21にストッパ部材25を係止させたときに、軸線C1方向において絶縁チップ21の先端に配置される管状電極22の位置を突出基準位置Tと規定する(図2参照。)。
本実施形態では、耐熱性金属部材24は、軸線C1方向において、管状電極22の外周面における突出基準位置Tよりも0.5mm先端側から突出基準位置Tよりも基端側までの範囲にわたり設けられている。すなわち、この例では、耐熱性金属部材24は筒状に形成されている。
耐熱性金属部材24は、例えばモリブデンで形成されている。耐熱性金属部材24は、管状電極22の外周面おいて連通孔22bを軸線C1方向に挟んで縮径するように形成された段部22cに、例えばモリブデンの粉末を付着させ、この粉末を焼結させることで形成することができる。
このように形成された耐熱性金属部材24は、約300℃の高温下においても縦弾性率などの機械的特性が低下しなかったり、脆くならないものとなっている。
管状電極22における大径部22aよりも基端側の外径は、絶縁チップ21の筒孔21bの内径よりもわずかに小さく設定されている。一方で、管状電極22の大径部22aの外径は、筒孔21bの内径よりも大きく設定されている。
管状電極22と操作ワイヤ12との接続部の外周面には筒状のストッパ部材(係止部)25が取り付けられていて、ストッパ部材25は管状電極22と操作ワイヤ12とを接続している。ストッパ部材25には、ストッパ部材25を外周面から内周面まで貫通する透孔25aが形成されている。ストッパ部材25の透孔25aは、管状電極22の連通孔22bと連通している。
ストッパ部材25の外径は、絶縁チップ21の筒孔21bの内径よりも大きく設定されている。
本実施形態では、送液ナイフ1は、図1に示すように挿入部10の基端部に設けられた操作部30を備えている。
操作部30は、送液口金14の基端部に固定された操作部本体31と、操作部本体31に対してスライド可能な操作用スライダ32とを備えている。操作部本体31には、軸線C1に沿ってガイド軸部31aが形成されている。操作用スライダ32は、操作部本体31に対して軸線C1に沿ってスライド可能である。操作部本体31は、指掛け用のリング31bを基端部に備えている。
操作用スライダ32は、指掛け用のリング32a、32bを軸線C1に対して直交する方向に並べて備えている。操作用スライダ32は、図示しない高周波発生装置に通じるコードが電気的に接続される接続コネクタ部33を備えている。
接続コネクタ部33は、操作ワイヤ12の基端部に電気的に接続されている。
このように構成された本送液ナイフ1は、例えば操作部本体31のリング31bに術者の親指を入れ、操作用スライダ32のリング32a、32bに人差指および中指を入れて、術者の親指、人差指および中指で操作することで、操作部本体31に対して操作用スライダ32を軸線C1方向にスライドさせることができる。
そして、操作部本体31に対して操作用スライダ32を先端側に移動させることでシース11に対して操作ワイヤ12を先端側に移動させる(押し込む)と、図2に示すように絶縁チップ21にストッパ部材25が係止されることで、操作ワイヤ12を先端側に押し込んだ押し込み状態が位置決めされる。
この押し込み状態では、絶縁チップ21の筒孔21bを通して管状電極22を先端側に突出させることができる。そして、シース11の内部空間11aに供給された生理食塩水(流体)Lを、ストッパ部材25の透孔25a、管状電極22の連通孔22b、そして管状電極22の管路22dを通して前方に噴出させることができる。
なお、送液ナイフ1を押し込み状態にしたときに絶縁チップ21から管状電極22が突出する長さDは、例えば2mmに設定されている。
一方で、操作部本体31に対して操作用スライダ32を基端側に移動させることでシース11に対して操作ワイヤ12を基端側に移動させる(引き戻す)と、図4に示すように、シース11の内部空間11aに管状電極22の基端側が収容されて絶縁チップ21の先端面に大径部22aが当接する。これにより、操作ワイヤ12を基端側に引き戻した引き戻し状態が位置決めされる。
次に、以上のように構成された送液ナイフ1の動作について説明する。以下では、送液ナイフ1を用いて、例えば経内視鏡的に体腔内の粘膜切除を行なう際の動作について説明する。
まず、患者に対極板(図示せず)を装着しておく。図示しない内視鏡のチャンネルを通じて、引き戻し状態にした送液ナイフ1を経内視鏡的に体腔内に導入する。このとき、内視鏡の観察ユニットで取得した画像をモニタなどの表示部で観察しながら導入する。
内視鏡のチャンネルから送液ナイフ1の挿入部10の先端部を突出させ、体腔内における切除すべき目的部位である病変粘膜部分に処置部20を対向させる。
注入口14aに、不図示のシリンジを取り付ける。術者又は介助者は、リング31b、32a、32bにそれぞれ指を入れ、操作部本体31に対して操作用スライダ32を先端側に押し込み、送液ナイフ1を押し込み状態にして管状電極22を突出させる。図5に示すように、病変粘膜部分P1の近傍に管状電極22を刺し入れ、シリンジに収容されている生理食塩水Lをシース11の内部空間11aに供給し管状電極22から前方に噴出させる。噴出された生理食塩水Lは、病変粘膜部分P1の粘膜下層に注入され、病変粘膜部分P1を隆起させる。
なお、本実施形態の送液ナイフ1では、送液ナイフ1を引き戻し状態にしたときでも管状電極22から生理食塩水Lを噴出させる動作を行うことができる。
次に、操作部30の接続コネクタ部33に、不図示の高周波発生装置を接続する。高周波発生装置により、接続コネクタ部33、操作ワイヤ12を介して管状電極22に高周波電圧を印加する。このとき、管状電極22および耐熱性金属部材24は前述したような高温になる。
図6に示すように、送液ナイフ1の管状電極22を軸線C1に直交する横方向に動かすと、管状電極22は管状電極22に当接する粘膜から曲げ応力を受け、管状電極22に当接する粘膜が切開される。
管状電極22は、絶縁チップ21の筒孔21bにおける内周面の先端を支点として曲げられる。このため、曲げ応力は、管状電極22において軸線C1方向で突出基準位置Tに近いほど、径方向で絶縁チップ21に近づくほど大きく作用する。すなわち、曲げ応力は絶縁チップ21の筒孔21bにおける内周面の先端に近づくほど大きく作用する。しかし、管状電極22の外周面には、軸線C1方向における突出基準位置Tを含む範囲に耐熱性金属部材24が設けられている。耐熱性金属部材24は高温下でも機械的特性が低下しないため、耐熱性金属部材にステンレス鋼を用いた場合に比べて、耐熱性金属部材24が破断する可能性は低下する。
耐熱性金属部材24は突出基準位置Tよりも0.5mm先端側までしか設けられていないため、絶縁チップ21から突出する管状電極22のうち先端側の1.5mm程度の範囲には耐熱性金属部材24は設けられていない。したがって、本実施形態の送液ナイフ1では、基本的にステンレス鋼で形成された管状電極22で粘膜を切開することになり、管状電極22に耐熱性金属部材24を設けていても、組織の切開性は従来の送液ナイフと同程度に維持される。
このようにして、病変粘膜部分P1を周方向にわたって完全に切開したら、図7に示すように、病変粘膜部分P1の周囲を切開した切り口P2に管状電極22を当接させて、病変粘膜部分P1を順次切開して病変粘膜部分P1を全て切除して剥離させる。
送液ナイフ1を引き戻し状態にして内視鏡のチャンネル内から手元側に引き抜く。内視鏡の空いたチャンネルに、図示しない把持鉗子などを挿通させる。把持鉗子を操作して経内視鏡的に病変粘膜部分P1を取り出し、一連の処置を終了する。
以上説明したように、本実施形態の送液ナイフ1によれば、送液ナイフ1を押し込み状態にしてシース11の内部空間11aに生理食塩水Lを供給することで、管状電極22から前方に生理食塩水Lを噴出させることができる。高周波発生装置から操作ワイヤ12を介して管状電極22に高周波電圧を印加することで、管状電極22に当接した粘膜を切開することができる。
管状電極22に高周波電圧を印加したときに管状電極22は約300℃もの高温になるが、管状電極22の外周面には、軸線C1方向における突出基準位置Tを含む範囲に耐熱性金属部材24が設けられている。耐熱性金属部材24は高温下においても機械的特性が低下しないため、曲げ応力が付加された場合でも破断する可能性が低く、高温下で管状電極22が破断するのを抑制することができる。
耐熱性金属部材24は、軸線C1方向において、管状電極22の外周面における突出基準位置Tよりも0.5mm先端側から突出基準位置Tまでの範囲にわたり設けられている。このため、耐熱性金属部材24が設けられている範囲よりも先端側では、従来の送液ナイフと同様に、粘膜を高温に加熱されたステンレス鋼で切開することができる。これにより、管状電極22に耐熱性金属部材24を設けていても組織の切開性を従来の送液ナイフと同程度に維持することができる。
以上、本発明の一実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の構成の変更なども含まれる。
たとえば、前記実施形態では耐熱性金属部材24はモリブデンで形成されているとした。しかし、耐熱性金属部材24を形成する材料はこれに限ることなく、タングステン、タンタル、モリブデン、ニッケル合金、およびチタンの少なくとも1つから構成されていればよい。
耐熱性金属部材24は筒状に形成されているとしたが、以下のように構成してもよい。
図8に示すように、耐熱性金属部材41が管状電極22の外周面にシース11の周方向において互いに間隔を開けて複数設けられるように構成してもよい。この変形例では、各耐熱性金属部材41は、軸線C1方向に直交する平面による断面形状が円弧状に形成されているとともに、軸線C1方向に延びている。各耐熱性金属部材41は、送液ナイフ1を押し込み状態にしたときに軸線C1から離間した側の面が外部に露出するとともに、軸線C1側の面が管状電極22に埋設されている。
図9に示す変形例では、複数の耐熱性金属部材43が管状電極22の外周面に、埋設されることなく取り付けられている。各耐熱性金属部材43は、軸線C1方向に直交する平面による断面形状が円形状に形成されている。
耐熱性金属部材41、43をこのように構成しても、前記実施形態の耐熱性金属部材24と同様の効果を奏することができる。
前記実施形態では、耐熱性金属部材24は突出基準位置Tよりも0.5mm先端側から突出基準位置Tよりも基端側までの範囲にわたり設けられているとしたが、耐熱性金属部材24は軸線C1方向における突出基準位置Tを含む範囲に設けられていればよく、好ましくは、突出基準位置Tよりも0.5mm先端側から突出基準位置Tよりも0.5mm基端側までの範囲に設けられていればよい。このように構成しても、高温下における管状電極22の機械的特性を高めることができるからである。
前記実施形態では、ストッパ部材25を管状電極22と操作ワイヤ12との接続部に取り付けたが、ストッパ部材は管状電極22に取り付けてもよいし、操作ワイヤ12に取り付けてもよい。
前記実施形態では、軸状部材が操作ワイヤ12であるとし、生理食塩水Lが連通孔22bを通して管状電極22の管路22dに供給されるとした。しかし、軸状部材はこれに限ることなく、例えば、軸状部材が導電性を有する材料で形成された内シースであり、管状電極22の管路22dと内シースの内部空間とが互いに連通するとともに、生理食塩水Lをこの内シースの内部空間を通して管状電極22の管路22dに供給するように構成してもよい。
前記実施形態では、流体は生理食塩水であるとしたが、流体は薬液などでもよい。
1 送液ナイフ
11 シース
12 操作ワイヤ(軸状部材)
21 絶縁チップ(支持部材)
21b 筒孔
22 管状電極
22b 連通孔
22d 管路
24、41、43 耐熱性金属部材
25 ストッパ部材(係止部)
C1 軸線
L 生理食塩水(流体)
T 突出基準位置

Claims (4)

  1. 絶縁性を有する材料で形成されたシースと、
    前記シースの先端部に設けられ、電気絶縁性を有する材料で筒状に形成された支持部材と、
    導電性を有する材料で形成され、前記シース内に進退可能に挿通された軸状部材と、
    前記支持部材の筒孔を通して突没可能なように前記軸状部材の先端部に接続され、前記シース内に供給された流体を前方に噴出可能な管路が形成されるとともに、前記軸状部材を通じての給電により生体組織の処置を行うための導電性を有する材料で形成された管状電極と、
    前記軸状部材または前記管状電極に設けられ、前記シースに対して前記軸状部材を先端側に移動させて前記支持部材の前記筒孔から前記管状電極を先端側に突出させたときに前記支持部材に係止する係止部と、
    を備え、
    前記支持部材に前記係止部を係止させたときに、前記シースの軸線方向において前記支持部材の先端に配置される前記管状電極の位置を突出基準位置としたときに、前記管状電極の外周面には、前記軸線方向における前記突出基準位置を含む範囲に、300℃における縦弾性率が、前記管状電極を形成する導電性材料の300℃における縦弾性率より大きい材料から形成される耐熱性金属部材が設けられていることを特徴とする送液ナイフ。
  2. 前記耐熱性金属部材は、前記軸線方向において、前記管状電極の外周面における前記突出基準位置よりも0.5mm先端側から、前記突出基準位置までの範囲にわたり設けられていることを特徴とする請求項1に記載の送液ナイフ。
  3. 前記管状電極は、ステンレス鋼から構成され、
    前記耐熱性金属部材は、タングステン、タンタル、モリブデン、ニッケル合金、およびチタンの少なくとも1つから構成されていることを特徴とする請求項1に記載の送液ナイフ。
  4. 前記軸状部材は操作ワイヤであり、
    前記管状電極には、前記シースの内部空間と前記管状電極の前記管路とを連通させる連通孔が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の送液ナイフ。
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