JP5835906B2 - 屈曲関節機構並びにその屈曲関節機構を有する術具及びその屈曲関節機構を有するマニピュレータ - Google Patents
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Description
本発明は上記事情に着目してなされたもので、その目的は、ワイヤの伸びやたるみ、機構部材の公差によるガタなどによる関節機構のガタを低減すると共に、連続した屈曲関節においても少ない部品点数で屈曲機構を構成することができ、多自由度術具などの処置具の先端部を精密位置決めすることができる屈曲関節機構並びにその屈曲関節機構を有する術具及びその屈曲関節機構を有するマニピュレータを提供することにある。
好ましくは、前記弾性部材は、弾性変形する方向が前記軸部の中心線方向以外の方向に2次元である。
好ましくは、前記弾性部材は、断面積が前記ロッドの中心線方向で異なる。
好ましくは、前記弾性部材は、ヤング率が前記ロッドの中心線方向で異なる。
好ましくは、前記弾性部材は、前記ロッドが複数の構成要素に分割され、前記各構成要素がそれぞれ異なる材料で形成されている。
本発明の他の局面の態様は、屈曲関節機構を有するマニピュレータにおいて、前記屈曲関節機構は上記各態様のうち何れか一の態様の屈曲関節機構であることを特徴とする屈曲関節機構を有するマニピュレータである。
(構成)
図1乃至図5(A),(B)は、本発明の第1の実施の形態を示す。図1は、本発明の第1の実施の形態の多自由度術具などの処置具1の全体の概略構成を示す側面図である。本実施の形態の処置具1は、軸部2の先端部にダブルジョイント(二重関節)機構の関節部3を介して処置部4が連結されている。
次に、上記構成の作用について説明する。本実施の形態の処置具1の関節駆動装置は、非作動時は、図1、2に示すように軸部2の先端側の作動部6と処置部4とが軸部2の中心線方向に沿って一直線状に真っ直ぐに延びた初期位置の状態で保持されている。
r2(φ−θ)=r1θ ・・・(1)
φ={(r1+r2)/r2}θ ・・・(2)
たとえば、本実施の形態のように、第1ガイドギア部8の半径r1と、第2ガイドギア部9の半径r2との比率が1:1の場合(r1=r2)は、
φ=2θ
となる。図4に示すように回転中心O2を中心に駆動プレート7を45度動かせば、作動部6の第2ガイドギア部9は、支持部5の第1ガイドギア部8に対して90度動くことになる。つまり、増速機構となるため、駆動プレート7の角度移動量を目的とする作動部6の角度移動量に対して少なくできる。
y=r(1−cos(φ/2)) ・・・(3)
となる。したがって、本実施の形態のダブルジョイント機構で処置具1の関節駆動装置を動かす場合に作動部6を目的の角度φまで回動させる際に駆動ロッド13がたわむ際の駆動ロッド13のひずみyは、上記式(3)に示す通り、非常に小さくなるので、駆動ロッド13の弾性変形領域内で対応できる。
そこで、上記構成のものにあっては次の効果を奏する。すなわち、本実施の形態の処置具の関節駆動装置では、互いに転がり接触する二つのガイド部材(支持部5の第1ガイドギア部8と作動部6の第2ガイドギア部9)と、その第1ガイドギア部8と、第2ガイドギア部9の距離を一定に保ち、第2ガイドギア部9を第1ガイドギア部8に対して転がり回転させるための駆動プレート7からなる二重関節機構において、駆動プレート7を動かす手段として変形を許容する駆動ロッド13の直動により駆動プレート7を動かす構成としたものである。この駆動ロッド13の直動時には、駆動ロッド13は弾性変形領域内で梁としてたわみながら、駆動プレート7を回転させる。そのため、作動部6の目的とする角度移動量に比べて、駆動プレート7の角度移動量を低減することができるため、従来は平行リンク機構あるいはクランク機構といった機構により屈曲させていた関節部3を駆動ロッド13の直動で制御できるようにすることができる。
また、関節部3を平行リンク的に駆動する従来の駆動機構の場合では関節部3の駆動時に直動動作と回転動作とが組み合わされた動きを行うため、駆動機構の動作範囲が広く必要になる。そのため、細径部では設計が困難になる。これに対し、本実施の形態の処置具の関節駆動装置では、駆動プレート7を駆動するための駆動ロッド13が直動となるため、駆動ロッド13の軸断面内では動かず、占有面積が駆動ロッド13自身の面積に限られる。そのため、駆動ロッド13が配設される軸部2のハウジング12の内部スペースに駆動ロッド13の可動領域を広くする必要がなく、設計の自由度がひろがる。これにより、内視鏡下手術での気腹時の空気漏れを防ぐために術具軸内にパッキン部材を設置する場合でも、術具軸断面方向での可動領域が必要ないため、パッキン部材を設置しやすい。さらに、クランク駆動方式の従来の駆動機構の場合に比べ、リンク数が低減でき、コストや、組立工数が低減できる効果がある。
(構成)
図6乃至図8(A),(B)は、本発明の第2の実施の形態を示す。本実施の形態は、処置具21の先端に2つのダブルジョイント機構の関節部(第1関節部22と第2関節部23)を並設したものである。
図6に示すように処置具21には、軸部24の先端と処置部25との間に第1関節部22と第2関節部23が配設されている。ここで、第1関節部22は、第1のガイドギア部8と軸および半径を同じくする第1ギア26と、第2のガイドギア部9と軸および半径を同じくする第2ギア27を有する。第1ギア26は、軸部24の先端に配設された支持部28に第1回転軸29を介して中心O1を中心に回転自在に軸支されている。第2ギア27は、第1ギア26に対して噛み合う状態で摩擦接触された状態で第2回転軸30を介して中心O2を中心に回転自在に軸支されている。第1ギア26の半径r1と第2ギア27の半径r2とは、本実施の形態では比率が1:1の関係に設定されている。
次に、上記構成の作用について説明する。本実施の形態の処置具21の関節駆動装置は、非作動時は、図6および図8(A)に示すように軸部24と処置部25との間の第1関節部22と第2関節部23とが軸部24の中心線方向に沿って一直線状に真っ直ぐに延びた初期位置の状態で保持されている。
この第2駆動ロッド40の動作に連動して第2関節部23は、第1の実施の形態での関節の動作と同様に駆動される。なお、このとき、図6上では図示されていない駆動ロッド13を固定していれば、第2関節部23が動いても第1関節部22は影響をうけずに動かない。このため、第1関節部22と第2関節部23は独立に駆動できる。
そこで、本実施の形態では、駆動ロッド32の直動動作によって第1関節部22の第1ギア26が回転し、これと噛み合った第1関節部22の第2ギア27の回転によって第2駆動ロッド40が中間ハウジング36の軸方向に駆動される。このとき、第2駆動ロッド40が、中間ハウジング36の軸断面方向に弾性変形領域内で梁としてたわみながら第2関節部23の第2駆動プレート42を第1の実施の形態と同様に駆動し、第2関節部23を屈曲させることができる。駆動ロッド32は弾性変形領域内で梁としてたわみながら、第1関節部22の第1ギア26を回転させることができる。
したがって、本実施の形態でも第2関節部23を第1実施形態と同様に第2駆動ロッド40の直動で制御できるようにすることができる。
また、本実施の形態では、第1関節部22と第2関節部23とを並設した関節部を処置具21の先端に設けているが、処置具21の中途部に設けても良い。さらには、第1関節部22と第2関節部23とを並設した関節部を複数並設しても良い。
また、本実施の形態において、第1関節部22を屈曲させる第1駆動ロッドとしては、弾性変形可能な駆動ロッド13が好ましいが、第1関節部22を屈曲させるということに対しては、弾性変形しない部材の第1駆動ロッドであっても良い。
図9(A)は、本発明の第2の実施の形態の第2駆動ロッド40の第1の変形例を示す。本変形例では、第2の実施の形態の第2駆動ロッド40のばねリンクの形状を次の通り変更したものである。すなわち、本変形例の駆動ロッド51は、駆動ロッド51のロッド本体51aが矩形状の断面形状に形成されている。この矩形状のロッド本体51aの対向する1つの側面間(例えば上面と下面との間)に貫通する第1の貫通孔52と、ロッド本体51aの対向する他方の側面間(例えば左面と右面との間)に貫通する第2の貫通孔53とが設けられている。これら第1の貫通孔52と、第2の貫通孔53とは駆動ロッド51の中心線方向に延設された長穴によって形成されている。
そこで、本変形例の駆動ロッド51では、ロッド本体51aの第1の貫通孔52と、第2の貫通孔53の大きさを調整することにより、駆動ロッド51のばね弾性を変化させることができ、第2実施形態の効果に加え、関節駆動装置の設計の自由度を高めることができる。
図9(B)は、本発明の第2の実施の形態の第2の変形例を示す。本変形例では、第2の実施の形態の第2駆動ロッド40のばねリンクの形状を次の通り変更したものである。すなわち、本変形例の駆動ロッド61は、駆動ロッド61のロッド本体61aが矩形状の断面形状に形成されている。この矩形状のロッド本体61aの対向する1つの側面間(例えば上面と下面との間)に貫通する第1の貫通孔62と、ロッド本体61aの対向する他方の側面間(例えば左面と右面との間)に貫通する第2の貫通孔63とが設けられている。そして、本変形例では、第1の貫通孔62は、駆動ロッド51の中心線方向にほぼ半分の長さに延設された短い長穴によって形成されている。第2の貫通孔63は、駆動ロッド61の中心線方向にほぼ全長に近い長さに延設された長い長穴によって形成されている。
そこで、本変形例の駆動ロッド61では、ロッド本体61aの第1の貫通孔62と、第2の貫通孔63の孔形状(幅、長さ、位置)を調整することにより、駆動ロッド61のばね弾性、屈曲位置、屈曲のバランスをさらに変化させることができ、第2実施形態の効果に加え、関節駆動装置の設計の自由度を高めることができる。
図10(A)は、本発明の第2の実施の形態の第3の変形例を示す。本変形例では、第2の実施の形態の第2駆動ロッド40のばねリンクの形状を次の通り変更したものである。すなわち、本変形例の駆動ロッド71は、駆動ロッド71のロッド本体71aが矩形状の断面形状に形成されている。この矩形状のロッド本体71aの対向する1つの側面間(例えば上面と下面との間)には、貫通する2つの第1の貫通孔72a,72bが形成されている。ロッド本体51aの対向する他方の側面間(例えば左面と右面との間)には、貫通する2つの第2の貫通孔73a,73bが形成されている。これら第1の貫通孔72a,72bと、第2の貫通孔73a,73bとはそれぞれ駆動ロッド71の中心線方向に延設された長穴によって形成されている。
そこで、本変形例の駆動ロッド71では、ロッド本体71aの第1の貫通孔72a,72bと、第2の貫通孔73a,73bの大きさを調整することにより、駆動ロッド71のばね弾性を変化させることができ、第2実施形態の効果に加え、関節駆動装置の設計の自由度を高めることができる。
図10(B)は、本発明の第2の実施の形態の第4の変形例を示す。本変形例では、第2の実施の形態の第2駆動ロッド40のばねリンクの形状を次の通り変更したものである。すなわち、本変形例の駆動ロッド81は、駆動ロッド81のロッド本体81aが矩形状の断面形状に形成されている。この矩形状のロッド本体81aの対向する1つの側面間(例えば上面と下面との間)に貫通する第1の貫通溝82と、ロッド本体81aの対向する他方の側面間(例えば左面と右面との間)に貫通する第2の貫通溝83とが設けられている。ここで、第1の貫通溝82は、駆動ロッド81の先端部側、第2の貫通溝83は、駆動ロッド81の基端部側に配置されている。
そこで、本変形例の駆動ロッド81では、ロッド本体81aの第1の貫通溝82と、第2の貫通溝83の大きさを調整することにより、駆動ロッド81のばね弾性を変化させることができ、第2実施形態の効果に加え、関節駆動装置の設計の自由度を高めることができる。
図11(A)は、本発明の第2の実施の形態の第5の変形例を示す。本変形例では、第2の実施の形態の第2駆動ロッド40のばねリンクの形状を次の通り変更したものである。すなわち、本変形例の駆動ロッド91は、駆動ロッド91のロッド本体91aが矩形状の断面形状に形成されている。この矩形状のロッド本体91aの対向する1つの側面間(例えば上面と下面との間)に貫通する波型の第1の板ばね部92と、ロッド本体91aの対向する他方の側面間(例えば左面と右面との間)に貫通する波型の第2の板ばね部93とが設けられている。ここで、第1の板ばね部92は、駆動ロッド91の先端部側、第2の板ばね部93は、駆動ロッド91の基端部側に配置されている。
そこで、本変形例の駆動ロッド91では、ロッド本体91aの第1の板ばね部92と、第2の板ばね部93の大きさを調整することにより、駆動ロッド91のばね弾性を変化させることができ、第2実施形態の効果に加え、関節駆動装置の設計の自由度を高めることができる。
図11(B)は、本発明の第2の実施の形態の第6の変形例を示す。本変形例では、第2の実施の形態の第2駆動ロッド40のばねリンクの形状を次の通り変更したものである。すなわち、本変形例の駆動ロッド101は、ほぼ円柱状のロッド本体101aを有する。ロッド本体101aは、円形状の断面形状に形成されている。このロッド本体101aの断面積は、ロッドの中心線方向で異なる形状に形成されている。例えば、ロッド本体101aの中央部分の断面積は、小さく両端部側に向かうにしたがって徐々に断面積が大きくなる形状に形成されている。
そこで、本変形例の駆動ロッド101では、ロッド本体101aの断面積は、ロッドの中心線方向で異なる形状に形成され、このロッド本体101aの形状を調整することにより、駆動ロッド101のばね弾性を変化させることができ、第2実施形態の効果に加え、関節駆動装置の設計の自由度を高めることができる。
図12は、本発明の第2の実施の形態の第7の変形例を示す。本変形例では、第2の実施の形態の第2駆動ロッド40のばねリンクの形状を次の通り変更したものである。すなわち、本変形例の駆動ロッド111は、駆動ロッド111のロッド本体111aが矩形状の断面形状に形成されている。この矩形状のロッド本体111aは、中央部分にばね性が高い材料で形成された第1のブロック部材112が配設されている。この第1のブロック部材112の両側には、第1のブロック部材112よりもばね性が低い材料で形成された第2のブロック部材113が配設されている。第1のブロック部材112と第2のブロック部材113との間の接合部116は、溶接などの手段で固定されている。
そこで、本変形例では、ロッド本体111aが駆動ロッド101の中心線方向に複数に分割され、中央部分にばね性が高い材料で形成された第1のブロック部材112が配設され、この第1のブロック部材112の両側に第1のブロック部材112よりもばね性が低い材料で形成された第2のブロック部材113が配設される構成になっている。これにより、駆動ロッド101のヤング率が駆動ロッド101の中心線方向で異なる構成に設定することができ、第2実施形態の効果に加え、関節駆動装置の設計の自由度を高めることができる。
図13(A)は、第1の実施の形態の第1の変形例を示す。本変形例では、第1の実施の形態の駆動ロッド13の形状を次の通り変更したものである。すなわち、本変形例の駆動ロッド121は、駆動ロッド121のロッド本体121aの中途部に、くさび状の切込み部122が形成されている。
図13(B)は、第1の実施の形態の第2の変形例を示す。本変形例では、第1の実施の形態の駆動ロッド13の形状を次の通り変更したものである。すなわち、本変形例の駆動ロッド131は、ロッド本体131aの中央部に、貫通孔部132が形成されている。
図13(C)は、第1の実施の形態の第3の変形例を示す。本変形例では、第1の実施の形態の駆動ロッド13の形状を次の通り変更したものである。すなわち、本変形例の駆動ロッド141は、ロッド本体141aの両端部に比べて両端間の中間部の外径を小さくした形状に形成されている。
そこで、本変形例の駆動ロッド141でも、ロッド本体141aのばね弾性の特性を変化させることができ、関節駆動装置の設計の自由度を高めることができる。
[第2の実施の形態の第8の変形例]
図14は第2の実施の形態の第8の変形例を示す。本変形例では、第2の実施の形態の第2駆動ロッド40のばねリンクの形状を次の通り変更したものである。すなわち、本変形例の駆動ロッド161は、板状のリンク基材161aをそのリンク基材161aの長手方向のほぼ中央部分からリンク基材161aの中心線を中心に軸回り方向にねじれたロッド本体162を設けたものである。ここで、ロッド本体162は、リンク基材161aの断面積は、リンク基材161aの長手方向の全長に亙り同じである。
そこで、本変形例の駆動ロッド161は、ロッド本体162の弾性部材は、弾性変形する方向がリンク基材161aの中心線方向以外の方向に2次元となる例である。本変形例の駆動ロッド161を使用することにより、駆動ロッド161のばね弾性を変化させることができ、第2実施形態の効果に加え、関節駆動装置の設計の自由度を高めることができる。
図15は第2の実施の形態の第9の変形例を示す。本変形例では、第2の実施の形態の第2駆動ロッド40のばねリンクの形状を次の通り変更したものである。すなわち、本変形例の駆動ロッド171は、駆動ロッド171の基端部171aの連結ピン172と、駆動ロッド171の先端部171bの連結ピン173とは、駆動ロッド171の中心線の軸回り方向に90°回転した角度で配置されている。さらに、本変形例の駆動ロッド171は、駆動ロッド171の基端部171aと先端部171bとの間の部分がトラス構造を有するリンク174を設けた構成になっている。
図16は第2の実施の形態の第10の変形例を示す。本変形例では、第2の実施の形態の第2駆動ロッド40のばねリンクの形状を次の通り変更したものである。すなわち、本変形例の駆動ロッド181のロッド本体181aが矩形状の断面形状に形成されている。この矩形状のロッド本体181aの対向する1つの側面間(例えば上面と下面との間)に貫通する複数の第1の貫通孔182と、ロッド本体181aの対向する他方の側面間(例えば左面と右面との間)に貫通する複数の第2の貫通孔183とが設けられている。これら第1の貫通孔182と、第2の貫通孔183とはそれぞれ駆動ロッド181の中心線方向に延設された長穴によって形成されている。
そこで、本変形例の駆動ロッド181は、座屈しにくい構造のリンクを設けた例である。本変形例の駆動ロッド181を使用することにより、第2実施形態の効果に加え、関節駆動装置の設計の自由度を高めることができる。
(構成)
図17は、本発明の第3の実施の形態の処置具191を示す。本実施の形態の処置具191では、軸部192の先端と処置部193との間にダブルジョイント機構の関節部194が配設されている。
関節部194は、軸部192の先端部に配設された支持部195と、処置部193に連結された作動部196と、支持部195と作動部196との間を連結するプレート197とを有する。支持部195の基端部は、軸部192の先端部に固定されている。支持部195の先端部には、ほぼ半円形状の第1ガイドギア部(第1の回転ガイド部)198が形成されている。第1ガイドギア部198の中心位置は、支持部195の回転中心(第1の回転中心)O11に設定されている。また、軸部192は、回転中心(第1の回転中心)O11軸に対して直交した軸を有している。
次に、上記構成の作用について説明する。本実施の形態の処置具191の関節駆動装置は、非作動時は、図17に示すように軸部192と処置部193との間の関節部194が軸部192の中心線方向に沿って一直線状に真っ直ぐに延びた初期位置の状態で保持されている。
この駆動ロッド205の動作に連動して関節部194は、第1の実施の形態での関節の動作と同様に駆動される。
そこで、本実施の形態では第1実施形態の効果に加え、関節部194の2つの回転軸である第1回転軸202と第2回転軸203は駆動ギア209の第3回転軸210に対して直交する方向に配置されている。これにより、駆動ギア209の回転方向と、関節部194の屈曲方向とは90°異なる方向に屈曲させることができる。そのため、第1実施形態の効果に加え、駆動ギア209と関節部194とを屈曲方向が90°異なる方向に屈曲させることができる。関節部194のようなダブルジョイント機構を、長手断面方向には2次元に弾性変形し、長手方向は断面方向の弾性変形にくらべ変形しにくい駆動ロッドによって駆動することで、組み立てガタをバネ効果により押さえつけて低減しつつ、必要な部品点数を低減することができる。
次に、本出願の他の特徴的な技術事項を下記の通り付記する。
記
(付記項1) 軸方向以外の方向に弾性変形可能なロッドを設けた。
(付記項3) 弾性変形する方向は2次元である。
(付記項4) 2重関節機構の先端側にロッドは設けられる。
(付記項5) リンクの断面積が異なるロッドを設ける。
(付記項6) ヤング率が異なるロッドを設ける。
(付記項8) リンクの断面積は同じでリンクがねじれたロッドを設ける。
(付記項9) トラス構造を有するリンクを設ける。
(付記項10) 座屈しにくい構造のリンクを設ける。
Claims (9)
- 関節部は、
第1の回転中心位置を中心とする円弧形状の第1の回転ガイド部を有し第1の回転中心軸に対して直交した軸を有する軸部と、
基端部に前記軸部の前記第1の回転ガイド部に対して転がり接触し、第2の回転中心位置を中心とする円弧形状の第2の回転ガイド部が形成された作動部と、
先端部が前記作動部の前記第2の回転中心位置に回転可能に連結され、基端部が前記軸部の前記第1の回転中心位置に回転可能に連結された連結部材と、
前記軸部に対して前記軸部の中心線方向に直動自在に支持されると共に、先端部が前記連結部材の前記第1の回転中心位置以外の位置に連結され、駆動力により前記軸部の前記中心線方向に直動駆動されるロッドと、
を有し、
前記ロッドの前記直動方向の動きに連動して前記連結部材を介して前記第2の回転ガイド部を前記第1の回転ガイド部に沿って前記第1の回転中心位置を中心に回動させることで前記作動部を前記軸部に対して屈曲駆動する屈曲関節機構であって、
前記ロッドは、先端部に、他の部分よりも弾性変形しやすくした弾性変形部が形成され、前記軸部の中心線方向以外の方向に弾性変形可能な弾性部材であり、
前記ロッドを前記直動方向に移動させ、前記連結部材に前記ロッドからの押圧力を作用させた場合に前記弾性変形部が弾性変形領域内で梁としてたわみながら、前記連結部材を前記第1の回転中心位置を中心に回転させることを特徴とする屈曲関節機構。 - 前記弾性部材は、弾性変形する方向が前記軸部の中心線方向以外の方向に1次元であることを特徴とする請求項1に記載の屈曲関節機構。
- 関節部は、
第1の回転中心位置を中心とする円弧形状の第1の回転ガイド部を有し第1の回転中心軸に対して直交した軸を有する軸部と、
基端部に前記軸部の前記第1の回転ガイド部に対して転がり接触し、第2の回転中心位置を中心とする円弧形状の第2の回転ガイド部が形成された作動部と、
先端部が前記作動部の前記第2の回転中心位置に回転可能に連結され、基端部が前記軸部の前記第1の回転中心位置に回転可能に連結された連結部材と、を有し、
前記関節部は、前記軸部の中心線方向に第1の関節部および第2の関節部が並設され、前記第1の関節部を後側とし、前記第2の関節部を前側として、
前記第1の関節部の前記作動部の前記第2の回転中心の中心軸と、前記第1の関節部の前記作動部につながった前記第2の関節部の前記第1の回転中心の中心軸とがねじれの位置に配置され、
前記第1の関節部の第1の回転ガイド部と回転中心および円弧半径を同じくした第1の回転ギアと、前記第1の関節部の第2の回転ガイド部と回転中心および円弧半径を同じで前記第1の回転ギアとかみ合う第2の回転ギアと、
前記第1の関節部の連結部材に接続され、直動運動する第1駆動ロッドと、
前記第2の関節部の連結部材と前記第2の関節部の前記連結部材の回転軸と平行で回転中心が異なる位置で回転自在に連結されると共に、前記第1の関節部の第2の回転ギアの回転中心軸と平行で回転中心以外の位置で前記第1の関節部の前記第2の回転ギアに回転自在に連結され、前記第2の関節部の前記軸部の中心線方向に直動駆動される第2駆動ロッドと、を有し、
前記第1駆動ロッドの直動運動により、前記第1の関節部の前記第2の回転ガイド部を前記第1の関節部の前記第1の回転ガイド部に沿って前記第1の関節部の前記第1の回転中心位置を中心に回動させることで前記第1の関節部の前記作動部を前記第1の関節部の前記軸部に対して屈曲可能で、
前記第1駆動ロッドの運動とは独立した別の駆動力により前記第1の関節部の前記第1の回転ギアを回転させることで、前記第1の回転ギアとかみ合った前記第2の回転ギアが回転し、前記第2の回転ギアと前記第2の関節部の前記連結部材に連結された前記第2駆動ロッドが前記第2の回転ギアの動きにより前記第2の関節部の前記連結部材を動かし、これにより前記第2の関節部の前記第2の回転ガイド部を前記第2の関節部の前記第1の回転ガイド部に沿って前記第2の関節部の前記第1の回転中心位置を中心に回動させることで前記第2の関節部の前記作動部を前記第2の関節部の前記軸部に対して屈曲駆動する屈曲関節機構であって、
前記第2駆動ロッドは、長手断面方向に弾性変形可能な弾性部材であり、
前記第2駆動ロッドを直動方向に移動させ、前記第2の関節部の前記連結部材に前記第2駆動ロッドからの押圧力を作用させた場合に前記第2駆動ロッドが前記長手断面方向に弾性変形領域内で梁としてたわみながら、前記第2の関節部を屈曲させることを特徴とする屈曲関節機構。 - 前記弾性部材は、弾性変形する方向が前記軸部の中心線方向以外の方向に2次元であることを特徴とする請求項1または3に記載の屈曲関節機構。
- 前記弾性部材は、断面積が前記ロッドの中心線方向で異なることを特徴とする請求項1または3に記載の屈曲関節機構。
- 前記弾性部材は、ヤング率が前記ロッドの中心線方向で異なることを特徴とする請求項1または3に記載の屈曲関節機構。
- 前記弾性部材は、前記ロッドが複数の構成要素に分割され、前記各構成要素がそれぞれ異なる材料で形成されていることを特徴とする請求項1または3に記載の屈曲関節機構。
- 屈曲関節機構を有する術具において、
前記屈曲関節機構は、請求項1〜7の何れかに記載の屈曲関節機構であることを特徴とする屈曲関節機構を有する術具。 - 屈曲関節機構を有するマニピュレータにおいて、
前記屈曲関節機構は、請求項1〜7の何れかに記載の屈曲関節機構であることを特徴とする屈曲関節機構を有するマニピュレータ。
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