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JP5836062B2 - 医用情報処理装置及び情報検索装置 - Google Patents
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Description

本発明の実施形態は、複数の医用データが記憶された医用情報処理装置において、医用データを検索する技術に関する。
診療記録や医用画像などの医用データを管理・記憶する装置(またはシステム)として、医用情報処理装置が知られている。医用データは、患者や診断ごとに作成される。そのため医用情報処理装置は、大量の医用データをそれぞれ読み出し可能に記憶する必要がある。
これらの医用データは、それぞれを識別して読み出し可能とするために、複数の属性と関連付けられてデータベースに記憶されている。属性としては、患者ID、氏名、生年月日などの患者情報や、作成日時や撮影日時などの履歴情報などがある。データベースに記憶された医用データは、検索条件を用いて読み出される。操作者は、この検索条件を適宜指定することにより、データベースから読み出される医用データを絞り込む。
従来はこの検索条件を、キーボードを用いて所定の入力フィールドに文字列として入力していた。しかし、この手法で所望の医用データを取り出すためには、システムに応じた検索式を的確に入力する必要がある。また検索式はシステムに応じて異なるため、操作者は、システムに応じた検索式の指定方法をあらかじめ習得しておく必要がある。
上記のような問題を解決する方法として、表示されたGUI(Graphical User Interface)を用いて検索条件を入力可能とする技術が提案されている。この技術により、操作者は煩雑な検索式を指定することなく簡便な操作で検索条件を指定することが可能となった。しかしながらこの技術は、表示画面上に検索条件を入力するための専用の操作手段を画面上に表示する必要がある。そのため、この技術を実用するには広い画面が必要となる。
特開2007−34457号公報
この発明の実施形態は上記の問題を解決するものであり、大量の医用データが記憶されたデータベースからの医用データの検索を、簡便な操作で実現することを目的とする。
上記目的を達成するために、この実施形態の第1の形態は、データ記憶部と、表示部と、位置指定部と、データ一覧表示制御部と、キーワード生成部と、を備えた医用情報処理装置である。データ記憶部は、患者の識別情報を含む属性データが対応付けられた医用データを記憶する。位置指定部は、表示部上の位置を指定する。データ一覧表示制御部、属性データを一覧で提示するデータ一覧を、表示部に表示させる。キーワード生成部と、位置指定部により指定された位置に対応するデータ一覧上の属性データに基づいて、検索キーを生成する。また、データ一覧表示制御部は、検索キーにより検索された結果に基づきデータ一覧を更新する。また、キーワード生成部は、位置指定部による操作の開始位置と操作の終了位置との指定に基づき、開始位置から終了位置までの移動量のうち、第1の方向への移動量に応じて検索キーの長さを変更し、第1の方向とは異なる第2の方向の移動量に応じて検索キーを構成する文字を変更する。
また、この実施形態の第2の形態は、操作部と、表示部と、データ記憶部と、データ一覧表示制御部と、カーソル制御部と、属性データ解析部と、キーワード生成部と、検索部と、操作内容解析部と、を備えた医用情報処理装置である。データ記憶部は、1または複数の単位データで表される属性データが対応付けられた医用データを記憶する。データ一覧表示制御部は、属性データを一覧で提示するデータ一覧を、表示部上の位置情報と対応付けて、表示部に表示させる。カーソル制御部は、表示部にカーソルを表示させ、操作部からの指示を受けてカーソルが表示された位置を変更するとともに、その位置情報を出力する。属性データ解析部は、位置情報に基づいて、属性データ中の単位データを特定する。キーワード生成部は、位置情報の変更に連動して、属性データ中の単位データの選択範囲を変更し、この選択範囲に対応する単位データを基に検索キーを生成する。検索部は、検索キーを用いてデータ記憶部を検索する。操作内容解析部は、位置情報を受けて、あらかじめ決められた第1の軸に沿った第1の方向または第1の方向とは反対の第2の方向へのカーソルの移動方向と、第1の軸に沿ったカーソルの移動量とを検出する。またデータ一覧表示制御部は、検索部の検索結果を受けてデータ一覧を更新して表示させる。また属性データ解析部は、位置情報を受けて、データ一覧のうち位置情報に対応する属性データを操作対象データとして特定し、キーワード生成部は、第1の方向への移動量が、あらかじめ決められた距離より短い場合、操作対象データの先頭に位置する単位データからなる先頭データを検索キーとし、第1の方向への移動量に応じて、先頭データに近い方向から順に単位データを取り出し、取り出された単位データを先頭データに組み合わせて検索キーを生成する。
また、この実施形態の第3の形態は、ユーザーインタフェース部と、制御部と、データ記憶部と、データ一覧表示制御部と、属性データ解析部と、操作内容解析部と、キーワード生成部と、検索部と、を備えた情報検索装置である。ユーザーインタフェース部は、操作部と、表示部と、を含む。制御部は、操作部により指示された表示部における位置を表す位置情報を出力する。データ記憶部は、1または複数の単位データで表される属性データが対応付けられた検索対象データを記憶する。データ一覧表示制御部は、データ記憶部に記憶された検索対象データに対応付けられた属性データを一覧で提示するデータ一覧を、表示部に表示させる。属性データ解析部は、制御部から位置情報を受けて、データ一覧のうち位置情報に対応する属性データを操作対象データとして特定し、操作対象データを単位データに分割する。操作内容解析部は、位置情報を基に、操作部によって指示された位置の移動方向と移動量を検出する。キーワード生成部は、操作内容解析部により検出された移動方向が、あらかじめ決められた第1の軸に沿った成分を有する場合、当該成分に応じた個数の単位データを操作対象データから抽出して検索キーを生成する。検索部は、検索キーを用いてデータ記憶部を検索する。またデータ一覧表示制御部は、検索部の検索結果を受けてデータ一覧を更新して表示させる。またキーワード生成部は、操作内容解析部により検出された移動方向が、第1の軸と異なる第2の軸に沿った成分を有する場合、操作対象データに含まる一部の単位データを、第2の軸に沿った成分に応じて変更して検索キーを生成する。
第1の実施形態、第2の実施形態、及び第4の実施形態に係る医用情報処理装置のブロック図である。 表示部に表示される画面の一例である。 操作画面の一例である。 操作画面の一例である。 ドラッグ操作時の動作の一例を説明するための図である。 ドラッグ操作時の動作の一例を説明するための図である。 ドラッグ操作時の動作の一例を説明するための図である。 第1の実施形態に係る医用情報処理装置のフローチャートである。 ドラッグ操作時の動作の一例を説明するための図である。 ドラッグ操作時の動作の一例を説明するための図である。 第2の実施形態に係る医用情報処理装置のフローチャートである。 第3の実施形態に係る医用情報処理装置のブロック図である。 1つの項目に複数の属性データが含まれる場合のドラッグ操作時の動作を説明するための図である。 第5の実施形態に係る医用情報処理装置のブロック図である。 ガイド表示の一例である。 ガイド表示の一例である。 第5の実施形態に係る医用情報処理装置のフローチャートである。 第6の実施形態に係る医用情報処理装置のブロック図である。 選択画面の一例である。 選択画面の一例である。 第6の実施形態に係る医用情報処理装置のフローチャートである。 変形例に係る医用情報処理装置の操作画面の一例である。 変形例に係る医用情報処理装置の操作画面の一例である。 変形例に係る医用情報処理装置の操作画面の表示例である。
(第1の実施形態)
第1の実施形態に係る医用情報処理装置の構成について、図1を参照しながら説明する。この医用情報処理装置を、一般的なリレーショナルデータベースを検索する装置として用いることが可能であるが、本実施形態では、医用データが記憶された医用情報データベースを検索する場合を例に説明する。
医用情報処理装置は、データ記憶部1と、検索部2と、表示制御部3と、UI(User Interface)4と、属性データ解析部5と、キーワード生成部6とで構成されている。また表示制御部3は、データ一覧表示制御部31と、カーソル制御部32と、操作内容解析部33とを備える。またUI4は、表示部41と、操作部42とを備える。
データ記憶部1はデータベースとして構成されている。データ記憶部1には、複数の医用データが識別可能かつ読み出し可能に記憶されている。医用データとは、医師が診断時に作成する記録や、患者の診察時に採取したデータである。医用データの例として、電子カルテや読影レポートなどの診療録や、医用画像などの画像データがある。本実施形態に係る医用情報処理装置の構成を説明するにあたり、まず、データ記憶部1の内部に記憶されたデータの構造について説明する。
(データの構造)
医用データは、1つ以上の属性と関連付けられてデータ記憶部1に記憶されている。属性とは、データ記憶部1に記憶された各医用データを特定するためのデータである。属性の種類の例として、患者情報や撮影情報がある。患者情報には、例えば患者ID、患者の姓や名、患者の生年月日、患者の性別などが含まれる。また撮影情報には、例えば撮影部位、撮影日が含まれる。なお以降では、「姓」や「名」などの属性のデータ名を単に「属性」と呼ぶ場合がある。また、各属性に設定された値を「属性データ」と呼ぶ場合がある。例えば、属性が「性別」の場合、属性データは「男」または「女」となる。
属性データは、1以上の所定単位のデータ(以下、「単位データ」と呼ぶ場合がある)で構成される。単位データは、属性データごとにあらかじめ定義された最小のデータである。例えば、属性データが文字列データの場合、単位データは文字データとなる。具体的には、属性データが文字列「ABCD」の場合、この属性データは、単位データ「A」、「B」、「C」、及び「D」で構成される。また、属性データが日付の場合、「年」、「月」、及び「日」のそれぞれを単位データとしてもよい。このように属性データの種別に応じて、単位データを定義できるように構成してもよい。この場合、属性データのデータ型に応じて、単位データを定義する構成にするとよい。なおデータ型とは、データベースのデータ型である。例えば、属性データが文字列の場合、この属性のデータ型の例としては、固定長文字列型や、可変長文字列型などがあげられる。また、単位データの定義は、別途記憶領域を設けて記憶させてもよい。この場合、単位データを識別する構成が、この記憶領域を参照するように動作させるとよい。なお以降は、属性データのデータ型に応じて単位データが定義されているものとして説明する。
本実施形態に係る医用情報処理装置は、上記で説明した属性データの一覧を表示部41に表示する。この医用情報処理装置は、この属性データの一覧に対するカーソル操作を受ける。医用情報処理装置は、このカーソル操作に応じて、表示部41に表示されたデータ一覧を更新したり、表示部41に所望の医用データを表示させる。以降は、カーソル操作として、マウスを用いた場合を例に説明する。カーソル操作には、「カーソルの位置を変更する操作」、「表示部41上の位置を選択する操作」、及び「表示部41上で始点と終点を選択する操作」が含まれる。なお始点とは操作の開始点を示す表示部41上の位置である。また終点とは操作の終了点を示す表示部41上の位置である。カーソルの位置を変更する操作とは、例えばマウスを移動させる操作である。また、表示部41上の位置を選択する操作は、例えばクリック操作である。クリック操作とは、マウスを移動させずにマウスのボタンを押下する操作である。また、表示部41上で始点と終点を選択する操作は、例えばドラッグ操作である。ドラッグ操作とは、マウスのボタンを押下しながら移動させる操作である。以降は、カーソル操作を、上記のように、「マウスを移動させる操作」、「クリック操作」、及び「ドラッグ操作」に対応付けて説明する。なお以降は、「操作画面の表示」、「検索条件の作成」、及び「医用データの表示」に分けて、各動作に係る構成について説明する。なお、マウス等のようなカーソル操作を行うための構成が「位置指定部」に相当する。
(操作画面の表示)
まず操作画面の表示に係る構成について説明する。操作画面を表示させる場合、検索部2と、データ一覧表示制御部31とが動作する。検索部2は、属性データの一覧をデータ記憶部1から読み出す。データ一覧表示制御部31は、この属性データの一覧を表形式に成形し、データ一覧を作成する。データ一覧表示制御部31は、作成されたデータ一覧を基に操作画面を作成する。以降では、まず検索部2及びデータ一覧表示制御部31の動作について説明する。その後、操作画面の画面構成について説明する。
(検索部2)
検索部2は、キーワード生成部6からの指示に基づき、データ記憶部1を検索し、属性データの一覧、または医用データをデータ記憶部1から読み出す。以下、検索部2が実行する属性データの一覧の検索に係る動作及び医用データの検索に係る動作について説明する。なおキーワード生成部6については後述する。
まず、属性データの一覧の検索に係る動作について説明する。検索部2は、キーワード生成部6から、属性データの一覧の読み出しに係る指示を受ける。この場合、検索部2は、データ記憶部1を検索し、各医用データに関連付けられた属性データの一覧をデータ記憶部1から読み出す。キーワード生成部6により、この指示とあわせて検索条件が指定された場合、検索部2は、この検索条件に合致する医用データに関連付けられた属性データの一覧のみをデータ記憶部1から読み出す。検索部2は、属性データの一覧をデータ一覧表示制御部31に出力する。
次に、医用データの検索に係る動作について説明する。検索部2は、キーワード生成部6から、医用データの読み出しに係る指示を検索条件とあわせて受ける。この場合、検索部2は、データ記憶部1を検索し、検索条件に合致する医用データをデータ記憶部1から読み出す。検索部2は、医用データをデータ一覧表示制御部31に出力する。
(データ一覧表示制御部31)
データ一覧表示制御部31は、検索部2から属性データの一覧を受信する。データ一覧表示制御部31は、属性データの一覧を表形式に成形しデータ一覧C1を作成する。データ一覧表示制御部31は、作成されたデータ一覧C1をあらかじめ決められた表示フォーマットに組込み、操作画面41aを作成する。データ一覧表示制御部31は、作成した操作画面41aを表示部41に表示させる。この場合、データ一覧表示制御部31は、操作画面41aを構成する各操作手段(例えば、データ一覧C1及び後述するデータ参照手段C2)と表示部41上の位置情報とを対応付ける。これによりデータ一覧表示制御部31は、操作画面41a上で指定された操作対象を、表示部41上の位置情報から特定することが可能となる。図2は、操作画面41aと、操作画面41a上の操作対象を指定するためのカーソル41bとを、表示部41に表示させた場合の一例である。この場合、データ一覧表示制御部31は、カーソル41bの位置情報を基に操作対象を特定するとよい。なお、操作画面41aの画面構成については後述する。以降では、カーソル操作によりカーソル41bを操作する場合を例に説明する。
またデータ一覧表示制御部31は、検索部2から医用データを受信する。データ一覧表示制御部31は、この医用データを表示部41に表示させる。この場合、データ一覧表示制御部31は、あらかじめ決められた表示フォーマットに従い、医用データを表示させるように構成してもよい。
(操作画面41aの画面構成)
次に、操作画面41aの画面構成について図3を参照しながら説明する。図3は、操作画面41aの一例である。図3に示すように、操作画面41aは、データ一覧C1とデータ参照手段C2とを有する。
データ一覧C1には、表示対象の属性と、この属性の属性データとが表形式で表示されている。以下にデータ一覧C1の具体的な構成について説明する。データ一覧C1は、領域C11と領域C12とを含む。領域C11には、各属性があらかじめ決められた順序で並べて表示される。また領域C12には、各属性データが並べて表示される。この場合、1つの医用データに対応付けられた各属性データが、領域C11に表示された各属性と同じ順序で、1つの行に並べて表示される。つまり、行と医用データとが1対1で対応付けられている。領域C12には、検索条件に合致した医用データの数だけ、この行が行方向に並べて表示される。この場合、データ一覧表示制御部31は、各属性データと表示部41上の位置情報とを対応付ける。これにより、操作画面41aがカーソル41bなどを用いて操作されたときに、表示部41上の位置情報から操作対象の属性データを特定することが可能となる。なお、行の数が多く1画面に表示しきれない場合、図3に示すように、スクロールバーC12aを表示させてもよい。
データ参照手段C2は、医用データを表示させるための操作手段である。行が選択された状態で、データ参照手段C2が操作されると、検索部2は、選択された行に対応する医用データを読み出す。データ一覧表示制御部31は、この読み出された医用データを表示部41に表示させる。これにより操作者は、データ一覧C1を基に所望の医用データを特定し参照することが可能となる。
なお、属性データの一覧を読み出す時に検索条件が指定されていた場合、検索部2は、その検索条件を操作画面41a上に表示させてもよい。例えば、図3に示すように、検索時に指定された検索条件を、その検索条件が対象とする属性とともに表示するように構成してもよい(例えば図3のC11aの位置)。また図4に示す操作画面41aは、図3に示す操作画面41aとは異なる一例である。図4に示すように、指定された検索条件を表示させる領域C3を別途設けてもよい。この場合、データ一覧表示制御部31は、領域C3内に属性ごとに対応付けられた欄を設け、検索条件が対象とする属性と対応付けられた欄内(例えば図4のC3aの位置)に、その検索条件を表示させるとよい。また図2に示す「検査日時」の属性データのように、領域C12に表示された各属性データに対して、検索条件が適用された部分を強調して表示させるようにしてもよい。強調の方法としては、例えば、色を変えて表示させてもよいし、斜体や太字などのように書体を変えて表示させてもよい。
(検索条件の作成)
次に、検索条件の作成に係る構成について説明する。検索条件を作成する場合、主として操作部42と、カーソル制御部32と、データ一覧表示制御部31と、属性データ解析部5と、キーワード生成部6とが動作する。以降では、まずカーソル操作に係る操作部42、及びカーソル制御部32の構成について説明する。その後、データ一覧表示制御部31、属性データ解析部5、及びキーワード生成部6の動作について説明する。
(操作部42)
操作者は操作部42を用いて、操作画面41aに対しカーソル操作を行うことで、医用情報処理装置に処理を指示する。操作部42は、操作者によるカーソル操作の内容を示す情報(以下、「操作情報」と呼ぶ場合がある)をカーソル制御部32に出力する。操作情報には、マウスを移動させる操作、クリック操作、及びドラッグ操作が含まれる。
(カーソル制御部32)
カーソル制御部32は、表示部41にカーソル41bを表示させるともに、カーソル41bが表示されている位置を示す位置情報(例えば、表示部41内の座標)を取得する。またカーソル制御部32は、操作部42よりカーソル41bが操作されると、その操作内容に応じて以下に示す各処理を実行する。
マウスが移動させられた場合、カーソル制御部32は、その移動操作に応じて表示部41上のカーソル41bの位置を変更する。またカーソル41bの位置が変更された場合、カーソル制御部32は、カーソル41bの位置情報を再度取得する。
マウスのボタンが押下された場合、具体的には、クリック操作が行われた場合やドラッグ操作が開始された場合、カーソル制御部32は、その時点のカーソル41bの位置情報をデータ一覧表示制御部31に出力する。このクリック操作やドラッグ操作は、操作対象(例えば属性データ)を選択する操作に対応付けられている。そのためデータ一覧表示制御部31は、この位置情報に基づき操作対象として選択された属性データを特定する。
ドラッグ操作が行われた場合、カーソル制御部32は、操作部42からの信号に基づいてドラッグ操作の開始を検知する。この場合、カーソル制御部32は、始点に相当するドラッグ操作開始時のカーソル41bの位置情報を操作内容解析部33に出力する。またカーソル制御部32は、ドラッグ操作中にカーソル41bの位置が変更されるたびに、カーソル41bの位置情報を操作内容解析部33に出力する。またドラッグ操作が終了し終点が確定された場合(押下されていたマウスのボタンが離された場合)、カーソル制御部32は、操作部42からの信号に基づいてドラッグ操作の終了を検知する。この場合、カーソル制御部32は、ドラッグ操作の終了を操作内容解析部33に通知する。なおカーソル制御部32は、カーソル41bの位置や、カーソル41bに対する操作内容に応じて、カーソル41bの形状を変更させてもよい。一例としてカーソル制御部32は、特定の領域にカーソル41bが位置する場合に、カーソル41bの形状を変更させてもよい。また一例としてカーソル制御部32は、ドラッグ操作中にカーソル41bの形状を変更させてもよい。
次にデータ一覧表示制御部31、属性データ解析部5、及びキーワード生成部6の構成について説明する。本実施形態に係る医用情報処理装置は、ドラッグ操作の操作情報と操作対象の属性データとを基に検索条件を作成する。以下、ドラッグ操作が行われた場合の動作に着目し、各構成の動作について説明する。なお、クリック操作時の動作については、「医用データの表示」に係る構成とあわせて説明する。
(操作内容解析部33)
操作内容解析部33は、始点の位置情報とカーソル41bの位置情報に基づいて、始点からカーソル41bの位置に向けたベクトルを算出する。次に操作内容解析部33は、算出されたベクトルの縦軸成分を示す情報(以下、単に「縦軸成分」と呼ぶ場合がある)と横軸成分を示す情報(以下、単に「横軸成分」と呼ぶ場合がある)とを算出する。縦軸成分は、縦軸に沿った方向(上または下)を示す情報と、縦軸に沿った移動量を示す情報を含む。また、横軸成分は、横軸に沿った方向(左または右)を示す情報と、横軸に沿った移動量を示す情報を含む。操作内容解析部33は、上述した縦軸成分及び横軸成分を、例えば、始点の位置情報(座標)及びカーソル41bの位置情報(座標)の大小を比較することで算出できる。例えば、操作内容解析部33は、横軸における始点の座標が、横軸におけるカーソル41bの座標より大きい場合、横軸に沿った方向は左を示す。また、操作内容解析部33は、縦軸における始点の座標が、縦軸におけるカーソル41bの座標より小さい場合、縦軸に沿った方向は上を示す。
操作内容解析部33は、算出された縦軸成分及び横軸成分をキーワード生成部6に出力する。また、ドラッグ操作が終了した場合、操作内容解析部33は、ドラッグ操作の終了をキーワード生成部6に通知する。これによりキーワード生成部6は、ドラッグ操作の終了時におけるカーソル41bの位置を終点として特定することが可能となる。なお以降では、図面上にX軸及びY軸を示した場合、X軸は横軸に相当し、Y軸は縦軸に相当するものとして説明する。
(データ一覧表示制御部31)
データ一覧表示制御部31は、ドラッグ操作が開始されると、カーソル制御部32から始点の位置情報を受信する。データ一覧表示制御部31は、始点の位置情報に対応付けられた属性データを操作対象データとして特定する。データ一覧表示制御部31は、特定された操作対象データを属性データ解析部5に出力する。
(属性データ解析部5)
属性データ解析部5は、特定された操作対象データのデータ型を基に、操作対象データを単位データに分割する。例えば、操作対象データが文字列「AA01」の場合、属性データ解析部5は、この操作対象データを、単位データ「A」、「A」、「0」、及び「1」に分割する。属性データ解析部5は、単位データに分割された操作対象データを、各単位データの並び順を保持したままキーワード生成部6に出力する。
(キーワード生成部6)
本実施形態に係るキーワード生成部6は、操作内容解析部33から受信した横軸成分と操作対象データとを基に検索条件を作成する。キーワード生成部6は、横軸成分に含まれる横軸に沿った方向を示す情報を読み出し、この方向が左か右かによって異なる検索条件を作成する。まず横軸に沿った方向が左の場合の動作について説明し、次に右の場合の動作について説明する。なお、横軸が「第1の軸」に相当する。またこの場合の左が「第1の方向」に相当し、右が「第2の方向」に相当する。
(横軸に沿った方向が左の場合)
横軸に沿った方向が左の場合、キーワード生成部6は、所定の条件に合致する行のみを抽出するための検索条件(以下、「適合の条件」と呼ぶ場合がある)を作成する。所定の条件に合致する行とは、操作対象データと同じ種類の属性に、操作対象データの一部または全部を含む属性データが設定された行である。なお以降では、操作対象データの一部または全部を示すデータを「部分データ」と呼ぶ場合がある。例えば、操作対象データが「AA01」の場合、部分データの一例として、「A」、「AA」、「AA0」、及び「AA01」がある。以下、キーワード生成部6の動作について、図5を参照しながら説明する。なお図5の位置Pa0は、始点の位置を示している。また、位置Pa1は、位置Pa0から左方向に、あらかじめ決められた単位距離dx1だけ離れた位置を示している。同様に、位置Pa2は、位置Pa0から2dx1だけ離れた位置を示している。また位置Pa3は、位置Pa0から3dx1だけ離れた位置を示している。
キーワード生成部6は、まず横軸成分に含まれる移動量を示す情報を、つまり「左方向への移動量」を単位距離dx1で分割する。そしてキーワード生成部6は、図5に示すように横軸に沿った位置(例えば、位置Pa1〜Pa3)を定義する。左方向への移動量が単位距離dx1より短い場合、つまりカーソル41bがPa0からPa1の間に位置する場合、キーワード生成部6は、操作対象データの先頭に位置する単位データ(以下、「先頭データ」と呼ぶ場合がある)を部分データとする。図5に示すように、操作対象データが文字列「AA01」の場合、キーワード生成部6は、部分データを「A」とする。
キーワード生成部6は、左方向への移動量が単位距離dx1長くなるごとに、操作対象データの先頭から末尾に向けて単位データを取り出す。キーワード生成部6は、取り出した単位データを、部分データの末尾に組み合わせる。例えば、カーソル41bが位置Pa1から位置Pa2の間に位置する場合、部分データは、先頭データ「A」とその次の単位データ「A」とが組み合わされて「AA」となる。同様にして、カーソル41bが位置Pa2から位置Pa3の間に位置する場合、部分データは「AA0」となり、位置Pa3より左方向に位置する場合、部分データは「AA01」となる。
なお部分データが操作対象データである状態で、更に左方向にドラッグされた場合、キーワード生成部6は、部分データの更新は行わない。つまりカーソル41bが位置Pa3から更に左に移動された場合、その移動量に拘らず部分データは「AA01」のままである。またキーワード生成部6は、左方向への移動量が単位距離dx1短くなるごとに、部分データの末尾から単位データを取り除く。例えば、位置Pa3より左側の位置から、位置Pa3と位置Pa2の間までカーソル41bが移動された場合、キーワード生成部6は、部分データを「AA01」から「AA0」に更新する。
また図6に示すように、操作対象データが日付を示すデータの場合、「年」、「月」、「日」のいずれかを先頭データとして処理するとよい。この場合、左方向への移動量が単位距離dx1長くなるごとに、その他の単位データを組み合わせていくと良い。例えば図6に示すように、操作対象データが文字列「Feb−15,2010」(2010年2月15日)の場合、年を示す「2010」を先頭データとして処理する。この場合、位置Pc0から位置Pc1の間にカーソル41bが位置する場合、部分データは「2010」となる。その後、移動量が単位距離dx1長くなるごとに、部分データに「月」、「日」の順で単位データを組み合わせるように構成できる。つまり、カーソル41bが位置Pc1に位置する場合、部分データは「Feb−2010」となる。またカーソル41bが位置Pc2に位置する場合、部分データは「Feb−15,2010」となる。
部分データが更新されると、キーワード生成部6は、この部分データを基に適合の条件を作成する。具体的には、キーワード生成部6は、操作対象データと同じ属性に、部分データと前方一致する属性データが設定された行を抽出するための検索条件を作成する。前方一致とは、属性データの前方(先頭側)が、部分データと一致する場合を示している。この場合、検索キーは、一般的に部分データの末尾に「*」が付されて表現される。例えば、部分データが「AA」の場合、検索キーは「AA*」と表現される。この検索キー「AA*」を用いて検索が行われた場合、属性データ「AA01」や「AA12」のように「AA」で始まる属性データが検索の対象となる。
(横軸に沿った方向が右の場合)
次に横軸に沿った方向が右の場合の動作について説明する。この場合、所定の条件に合致しない行のみを抽出するための検索条件(以下、「適合の条件」と呼ぶ場合がある)を作成する。所定の条件に合致しない行とは、操作対象データと同じ種類の属性に、操作対象データの一部または全部を含まない属性データが設定された行である。以下、キーワード生成部6の動作について、図7を参照しながら説明する。なお図7の位置Pb0は、始点の位置を示している。また、位置Pb1は、位置Pb0から右方向に、あらかじめ決められた単位距離dx1だけ離れた位置を示している。同様に、位置Pb2は、位置Pb0から2dx1だけ離れた位置を示している。また位置Pb3は、位置Pb0から3dx1だけ離れた位置を示している。
キーワード生成部6は、まず横軸成分に含まれる移動量を示す情報を、つまり「右方向への移動量」を単位距離dx1で分割する。そしてキーワード生成部6は、図7に示すように横軸に沿った位置(例えば、位置Pb1〜Pb3)を定義する。右方向への移動量が単位距離dx1より短い場合、つまりカーソル41bがPb0からPb1の間に位置する場合、キーワード生成部6は、操作対象データを部分データとする。例えば図7に示すように、操作対象データが文字列「AA01」の場合、キーワード生成部6は、部分データを「AA01」とする。
キーワード生成部6は、右方向への移動量が単位距離dx1長くなるごとに、操作対象データの末尾から単位データを取り除く。例えば、カーソル41bが位置Pb1から位置Pb2の間に位置する場合、部分データ「AA01」の末尾に位置する単位データ「1」が取り除かれて「AA0」となる。同様にして、カーソル41bが位置Pb2から位置Pb3の間に位置する場合、部分データは「AA」となり、位置Pb3より右方向に位置する場合、部分データは「A」となる。
なお部分データが操作対象データの先頭データである状態で、更に右方向にドラッグされた場合、キーワード生成部6は、部分データの更新は行わない。つまり位置Pb3から更に右に移動された場合、その移動量に拘らず部分データは「A」のままである。またキーワード生成部6は、右方向への移動量が単位距離dx1短くなるごとに、取り除かれた単位データを部分データの末尾に組み合わせる。例えば、位置Pb3より右側の位置から、位置Pb3と位置Pb2の間までカーソル41bが移動された場合、キーワード生成部6は、部分データを「A」から「AA」に更新する。
部分データが更新されると、キーワード生成部6は、この部分データを基に非適合の条件を作成する。具体的には、キーワード生成部6は、操作対象データと同じ属性に、部分データと前方一致する属性データが設定されていない行を抽出するための検索条件を作成する。非適合の条件は、一般的に検索キーの先頭に「!」が付されて表現される。例えば、検索キー「!AA*」を用いて検索が行われた場合、属性データ「AA01」や「AA12」のように「AA」で始まる属性データは検索対象から外される。なお以降では、上述した横軸方向に沿ったドラッグ操作に基づき検索条件を作成する処理を、「横軸成分に基づく処理」と呼ぶ場合がある。
検索条件が作成されると、キーワード生成部6は、この検索条件をデータ一覧表示制御部31に出力する。これにより、データ一覧表示制御部31は、図3のC11aや、図4のC3aに示すように、操作画面41a上にこの検索条件を表示させることが可能となる。またキーワード生成部6は、検索条件をカーソル制御部32に出力してもよい。これによりカーソル制御部32は、例えば、カーソル41bの動作に追随させながら、カーソル41bの脇に検索条件を表示させることが可能となる。
キーワード生成部6は、操作内容解析部33からドラッグ操作の終了が通知されると、その時点で作成された検索条件を検索部2に出力する。検索部2は、この検索条件を受けて、この検索条件に基づきデータ記憶部1を検索する。データ一覧表示制御部31は、この検索結果を受けて、データ一覧を更新する。これにより操作者のドラッグ操作を受けて、データ一覧上に表示された行が、検索条件に基づきリアルタイムで絞り込まれる。
なおキーワード生成部6は、操作対象データの属性を対象として既に検索条件が作成され絞り込みが行われている場合、この検索条件を基に、新たな検索条件を作成するように動作させてもよい。例えば、検索条件「AA*」で絞り込みが行われている状態で、左方向にドラッグ操作が行われた場合、検索条件作成時の基礎となる部分データは「AA」となる。これは非適合の条件についても同様である。つまり図5の位置Pa0からPa1の間にカーソル41bが位置する場合には部分データを「AA」とし、更に単位距離dx1移動するごとに、この部分データの末尾に単位データを組み合わせるように動作させる。
以降、横軸に沿った移動量が単位距離dx1未満の場合の部分データを「部分データの基礎」と呼ぶ場合がある。例えば、操作対象データが「AA01」の場合について説明する。検索条件による絞り込みが行われていない場合、左方向へのドラッグ操作時における部分データの基礎は「A」となり、右方向へのドラッグ操作時における部分データの基礎は「AA01」となる。また、検索条件「AA*」で絞り込みが行われている場合、左方向へのドラッグ操作時における部分データの基礎は「AA」となる。また、検索条件「!AA*」で絞り込みが行われている場合、右方向へのドラッグ操作時における部分データの基礎は「AA」となる。
(医用データの表示)
次に、医用データの表示に係る構成について説明する。医用データを表示させる場合、主として操作部42と、カーソル制御部32と、データ一覧表示制御部31と、キーワード生成部6と、検索部2とが動作する。操作者は、操作画面41a上に表示されたデータ一覧から、所望の行をクリック操作により選択する。その後、データ参照手段C2が操作されると、選択された行に対応する医用データが、医用情報処理装置により検索され表示される。以下、クリック操作が行われた場合の動作に着目し、各構成の動作について説明する。
(カーソル制御部32)
クリック操作が行われた場合、カーソル制御部32は、その時点のカーソル41bの位置情報をデータ一覧表示制御部31に出力する。
(データ一覧表示制御部31)
カーソル41bの位置情報がデータ一覧の行に対応する場合、データ一覧表示制御部31は、その行を選択状態に設定する。この場合、データ一覧表示制御部31は、選択された行を識別可能に表示させてもよい。
またカーソル41bの位置情報がデータ参照手段C2に対応する場合、データ一覧表示制御部31は、選択状態に設定された行が存在するか否かを確認する。選択状態に設定された属性データが存在する場合、データ一覧表示制御部31は、その行に含まれる各属性データをキーワード生成部6に出力する。なお、選択状態に設定された属性データが存在しない場合、データ一覧表示制御部31は、行を選択するよう促すメッセージとして表示部41に表示させる構成にしてもよい。
(キーワード生成部6)
キーワード生成部6は、データ一覧表示制御部31から、選択された行に含まれる各属性データを受信する。キーワード生成部6は、受信された属性データに対応付けられた医用データを抽出するための検索条件を作成する。キーワード生成部6は、作成された検索条件を検索部2に出力する。
(検索部2)
検索部2は、この検索条件を基にデータ記憶部1を検索し、対応する医用データを抽出する。検索部2は、抽出された医用データをデータ一覧表示制御部31に出力する。データ一覧表示制御部31は、この医用データを表示部41に表示させる。これにより、選択された行に対応する医用データが表示部41に表示される。
次に、ドラッグ操作時の一連の動作について、図8を参照しながら説明する。図8は、この医用情報処理装置のドラッグ操作時の動作に関するフローチャートである。
(ステップS01)
操作者が医用データの検索に係る操作を実行すると、この操作を受けた検索部2がデータ記憶部1を検索し、属性データの一覧を読み出す。検索部2は、読み出された属性データの一覧をデータ一覧表示制御部31に出力する。データ一覧表示制御部31は、属性データの一覧を表形式に成形しデータ一覧C1を作成する。データ一覧表示制御部31は、作成されたデータ一覧C1をあらかじめ決められた表示フォーマットに組込み、操作画面41aを作成する。データ一覧表示制御部31は、作成された操作画面41aを表示部41に表示させる。
(ステップS02)
操作画面41aが表示されると、カーソル制御部32は、カーソル41bの位置を逐次監視しカーソル41bの位置情報を取得する。
(ステップS03)
操作者により、操作画面41a上に表示された属性データを始点としてドラッグ操作が行われると(ステップS03、Y)、カーソル制御部32は、始点の位置情報をデータ一覧表示制御部31に出力する。ドラッグ操作が行われていない間(ステップS03、N)、カーソル制御部32は、カーソル41bの位置の監視を継続する。
(ステップS04)
データ一覧表示制御部31は、始点の位置情報に対応付けられた属性データを操作対象データとして特定する。データ一覧表示制御部31は、特定された操作対象データを属性データ解析部5に出力する。属性データ解析部5は、特定された操作対象データのデータ型を基に、操作対象データを単位データに分割する。属性データ解析部5は、単位データに分割された操作対象データを、各単位データの並び順とあわせてキーワード生成部6に出力する。
(ステップS05)
またカーソル制御部32は、カーソル41bの位置情報を取得する。カーソル制御部32は、始点の位置情報とカーソル41bの位置情報とを操作内容解析部33に出力する。
(ステップS06)
操作内容解析部33は、始点の位置情報とカーソル41bの位置情報とに基づいて、始点からカーソル41bの位置に向けたベクトルを算出する。次に操作内容解析部33は、算出されたベクトルの縦軸成分と横軸成分とを算出する。操作内容解析部33は、算出された縦軸成分及び横軸成分をキーワード生成部6に出力する。
(ステップS07)
キーワード生成部6は、操作対象データの属性を対象として既に検索条件が作成されているかを確認する。既に検索条件が作成されている場合、その検索条件を基に基礎となる部分データを生成する。なお、検索条件が作成されていない場合、この時点で基礎となる部分データは生成しない。この場合にはキーワード生成部6は、以降の処理で横軸に沿った方向に応じ基礎となる部分データを生成する。
(ステップS08)
次にキーワード生成部6は、操作内容解析部33が算出したベクトルに横軸成分が含まれるか否かを確認する。
(ステップS09)
ベクトルに横軸成分が含まれる場合(ステップS08、Y)、キーワード生成部6は、横軸成分と操作対象データとを基に検索条件を作成する。キーワード生成部6は、横軸成分の方向が左か右かによって異なる検索条件を作成する。この方向が左の場合、キーワード生成部6は、横軸成分に含まれる左方向への移動量を示す情報を基に適合の条件を作成する。またこの方向が右の場合、キーワード生成部6は、横軸成分に含まれる右方向への移動量を示す情報を基に非適合の条件を作成する。なおベクトルに横軸成分が含まれない場合(ステップS08、N)、これらの処理は行わない。
(ステップS10)
検索条件が作成されると、キーワード生成部6は、この検索条件をデータ一覧表示制御部31に出力する。これによりデータ一覧表示制御部31は、図3のC11aや、図4のC3aに示すように、操作画面41a上にこの検索条件を表示させることが可能となる。
(ステップS11)
ドラッグ操作が継続している場合(ステップS11、N)、カーソル制御部32は、カーソル41bの位置の監視を継続する。カーソル41bの位置が変更されるごとに、カーソル制御部32は、始点の位置情報とカーソル41bの位置情報とを操作内容解析部33に出力する。ドラッグ操作が終了すると(ステップS11、Y)、操作内容解析部33は、ドラッグ操作の終了をキーワード生成部6に通知する。キーワード生成部6は、ドラッグ操作の終了の通知を受けて、作成した検索条件を検索部2に出力する。
(ステップS01)
検索部2は、この検索条件に基づきデータ記憶部1を検索する。データ一覧表示制御部31は、この検索結果を受けて、データ一覧を更新する。これにより操作者のドラッグ操作を受けて、データ一覧上に表示された行が、検索条件に基づきリアルタイムで絞り込まれる。以降は、医用情報処理装置は、操作者による操作が継続する限り、上記処理を繰り返し実行する。医用情報処理装置は、操作の終了を検知した場合、各構成の動作を停止させることで上記処理を終了させる。
なお上記では、カーソルの位置を遂次監視し位置情報を取得する例について説明したが、替わりにカーソルの操作を受けて位置情報を取得するように動作させてもよい。この場合、例えばステップS02、S03の動作を、ドラッグ操作の開始を受けて始点の位置情報を取得するように処理を置き換えればよい。
以上、第1の実施形態に係る医用情報処理装置によれば、横軸方向のドラッグ操作に基づき検索条件を作成し、データ一覧に表示される行をこの検索条件に基づき絞り込むことが可能となる。これにより表示画面上に検索操作のための専用の操作手段を表示することなく、大量の医用データが記憶されたデータベースからの医用データの検索を、簡便な操作で実現することが可能となる。
(第2の実施形態)
次に第2の実施形態に係る医用情報処理装置について説明する。本実施形態に係るキーワード生成部6は、ドラッグ操作時の縦軸成分を基に、検索条件を作成することを特徴とする。この場合、キーワード生成部6は、横軸成分を基にした検索条件の作成に係る処理と組み合わせて動作させてもよい。以下に、第2の実施形態に係る医用情報処理装置について、第1の実施形態に係る医用情報処理装置と異なるキーワード生成部6の構成に着目して説明する。
(キーワード生成部6)
本実施形態に係るキーワード生成部6は、縦軸成分と操作対象データとを基に検索条件を作成する。この場合、キーワード生成部6は、縦軸に沿った方向を示す情報と、縦軸に沿った移動量を示す情報に基づき、検索条件を構成する部分データの末尾に位置する単位データ(以下、「末尾データ」と呼ぶ場合がある)を変更して新たな検索条件を作成する。キーワード生成部6の動作について、検索条件に既に「AA1*」が指定されており、操作対象データが「AA11」の場合を例に、図9を参照しながら説明する。なお図9の位置Pe0は、始点の位置を示している。また、位置Pe1は、位置Pe0から下方向に、あらかじめ決められた単位距離dy1だけ離れた位置を示している。同様に、位置Pe2は、位置Pe0から2dy1だけ離れた位置を示している。また位置Pe3は、位置Pe0から3dy1だけ離れた位置を示している。
まずキーワード生成部6は、末尾データを特定する。図9の場合、部分データの基礎は「AA1」であり、この場合の部分データの末尾は「1」となる。次にキーワード生成部6は、特定された末尾データに応じて、変更後の単位データの候補の一覧を作成する。例えば、図9に示すように、末尾データが数字の場合、候補の一覧に「0〜9」を含めるとよい。また末尾データがアルファベットの場合、候補の一覧に「A〜Z」を含めるとよい。このように末尾データの種別に応じて候補の一覧を作成するとよい。またキーワード生成部6は、データ記憶部1を参照し、その属性に設定されている属性データの一覧を基に、この候補の一覧を作成するように動作させてもよい。例えば、データ記憶部1に記憶された各医用データに、属性データとして「AA11」、「AA12」、及び「AA22」のいずれかのみが設定されているとする。この場合、部分データ「AA1」の末尾データ「1」が、「1」及び「2」以外の末尾データに変更された検索条件では、これらの医用データを抽出できない。そのため、キーワード生成部6を、部分データ「AA1」の末尾データ「1」に対応する候補の一覧に、「1」及び「2」のみを含めるように動作させることも可能である。
キーワード生成部6は、候補の一覧があらかじめ決められた所定の順序で並べられたスケールを作成する。そしてキーワード生成部6は、作成されたスケール中における、末尾データの位置を特定する。なお以降は、このスケールに、数値「0〜9」が昇順で並べられているものとして説明する。次にキーワード生成部6は、縦軸に沿った方向(上又は下)と、スケールにおける方向とを対応付ける。例えば、キーワード生成部6は、スケールの数値が減る方向(降順方向)を上方向に対応付け、スケールの数値が増える方向(昇順方向)を下方向に対応付ける。なお、縦軸が「第2の軸」に相当する。またこの場合の下が「第3の方向」に相当し、上が「第4の方向」に相当する。
またキーワード生成部6は、縦軸成分に含まれる移動量を示す情報を、あらかじめ決められた単位距離dy1で分割する。そしてキーワード生成部6は、図9に示すように縦軸に沿った位置(例えば、位置Pe1〜Pe3)を定義する。
次にキーワード生成部6は、縦軸成分に含まれる移動量が単位距離dy1長くなるごとに、スケール上の順序に応じて、既に設定された検索条件の末尾データを変更した新たな検索条件を作成する。例えば図9に示すように、カーソル41bが位置Pe1と位置Pe2の間に位置する場合を例に説明する。この場合の末尾データは「1」である。また、末尾データ「1」に対して昇順方向の次の順序には「2」が位置している。そのためキーワード生成部6は、検索条件「AA1*」の末尾データを「2」に変更した、検索条件「AA2*」を新たに作成する。同様にして、カーソル41bが位置Pe2から位置Pe3の間に位置する場合、キーワード生成部6は検索条件「AA3*」を新たに作成する。またカーソル41bが位置Pe3より下方向に位置する場合、キーワード生成部6は、検索条件「AA4*」を新たに作成する。
キーワード生成部6は、縦軸方向へのドラッグ操作に基づき作成した検索条件を検索部2に出力する。この場合、キーワード生成部6は、最後に作成された検索条件を検索部2に出力してもよいし、作成された検索条件の一部または全てを検索部2に出力してもよい。例えば、位置Pe2までドラッグされた場合を説明する。最後に作成された検索条件を検索部2に出力する場合、キーワード生成部6は、検索条件「AA3*」のみを検索部2に出力する。また、作成された検索条件の全てを検索部2に出力する場合、キーワード生成部6は、検索条件「AA1*」、「AA2*」、及び「AA3*」を検索部2に出力する。なお以降では、上述した縦軸方向に沿ったドラッグ操作に基づき検索条件を作成する処理を、「縦軸成分に基づく処理」と呼ぶ場合がある。
またキーワード生成部6は、図10に示すように、第1の実施形態に係るキーワード生成部6の横軸成分に基づく処理と、上述した縦軸成分に基づく処理とを組み合わせて動作させてもよい。例えば、左方向に位置Pf2を超えてドラッグされた場合、キーワード生成部6は、横軸成分に基づく処理により検索条件「AA0*」を作成する。この状態で、更に下方向に位置Pf3を超えてドラッグされた場合、キーワード生成部6は、縦軸成分に基づく処理により検索条件「AA0*」に加え「AA1*」を作成する。
なお必ずしも全ての属性データに対し、横軸成分に基づく処理及び縦軸成分に基づく処理の双方を適用可能とする必要はない。例えば、一部の属性データは横軸成分に基づく処理のみから検索条件を作成できるように構成してもよい。この場合、属性データごとに、横軸成分に基づく処理及び縦軸成分に基づく処理のうち適用可能な処理を示す関係データを作成しておくとよい。以降は、この関係データを記憶したデータ種別記憶部7が設けられているものとして説明する。
次に、ドラッグ操作時の一連の動作について、図11を参照しながら、第1の実施形態に係る医用情報処理装置と異なる部分に着目し説明する。図11は、この医用情報処理装置のドラッグ操作時の動作に関するフローチャートである。
ステップS01〜S07までの処理は、第1の実施形態に係る医用情報処理装置と同様である。そのため、詳細な説明は省略する。これらの処理の過程で、キーワード生成部6は、始点の位置情報とカーソル41bの位置情報とから算出されたベクトルの縦軸成分及び横軸成分を操作内容解析部33から受信する。また、キーワード生成部6は、操作対象データの属性を対象として既に検索条件が作成されているかを確認する。既に検索条件が作成されている場合、キーワード生成部6は、その検索条件を基に基礎となる部分データを生成する。
(ステップS08)
キーワード生成部6は、操作内容解析部33が算出したベクトルに横軸成分が含まれるか否かを確認する。
(ステップS09)
ベクトルに横軸成分が含まれる場合(ステップS08、Y)、キーワード生成部6は、横軸成分と操作対象データとを基に検索条件を作成する。この場合、キーワード生成部6は、横軸成分の方向が左か右かによって異なる検索条件を作成する。この方向が左の場合、キーワード生成部6は、横軸成分に含まれる左方向への移動量を示す情報を基に適合の条件を作成する。またこの方向が右の場合、キーワード生成部6は、横軸成分に含まれる右方向への移動量を示す情報を基に非適合の条件を作成する。なおベクトルに横軸成分が含まれない場合(ステップS08、N)、これらの処理は行わない。
(ステップS21)
また、キーワード生成部6は、操作内容解析部33が算出したベクトルに横軸成分が含まれるか否かを確認する。
(ステップS22)
ベクトルに縦軸成分が含まれる場合(ステップS21、Y)、キーワード生成部6は、縦軸に沿った方向を示す情報と、縦軸に沿った移動量を示す情報に基づき、検索条件の末尾データを変更した新たな検索条件を作成する。なおベクトルに縦軸成分が含まれない場合(ステップS21、N)、これらの処理は行わない。
(ステップS10)
検索条件が作成されると、キーワード生成部6は、この検索条件をデータ一覧表示制御部31に出力する。これによりデータ一覧表示制御部31は、操作画面41a上にこの検索条件を表示させることが可能となる。
(ステップS11)
ドラッグ操作が継続している場合(ステップS11、N)、カーソル制御部32は、カーソル41bの位置の監視を継続する。ドラッグ操作が終了すると(ステップS11、Y)、操作内容解析部33は、ドラッグ操作の終了をキーワード生成部6に通知する。キーワード生成部6は、ドラッグ操作の終了の通知を受けて、作成された検索条件を検索部2に出力する。検索部2は、この検索条件に基づきデータ記憶部1を検索する。データ一覧表示制御部31は、この検索結果を受けて、データ一覧を更新する。これにより操作者のドラッグ操作を受けて、データ一覧上に表示された行が、検索条件に基づきリアルタイムで絞り込まれる。以降は、医用情報処理装置は、操作者による操作が継続する限り、上記処理を繰り返し実行する。医用情報処理装置は、操作の終了を検知した場合、各構成の動作を停止させることで上記処理を終了させる。
なお第1の実施形態に係る医用情報処理装置と同様に、カーソルの位置を遂次監視し位置情報を取得する動作に替わり、カーソルの操作を受けて始点の位置情報を取得する動作を適用してもよい。
以上、第2の実施形態に係る医用情報処理装置によれば、縦軸方向のドラッグ操作に基づき、横軸方向に基づく操作とは異なる検索条件を作成し、データ一覧を更新することが可能となる。
(第3の実施形態)
医用データに関連付けられる属性データの中には、異なる書式で表現可能な属性データが含まれる。例えば、日時「2010年2月15日」を示す属性データの場合、「2010年2月15日」と表現する場合や、「Feb−15,2010」と表現する場合、または「2010/02/15」と表現する場合がある。第3の実施形態に係る医用常用処理装置は、このように異なる書式で表現可能な属性データを、あらかじめ決められた書式に変換し、データ一覧に表示させるものである。以下に、第3の実施形態に係る医用情報処理装置の構成について、図12を参照しながら、第1の実施形態に係る医用情報処理装置と異なる構成に着目し説明する。図12は、第3の実施形態に係る医用情報処理装置のブロック図である。
本実施形態に係る表示制御部3は、書式変換部34と、書式データ記憶部35を更に備えている。以下に、書式変換部34、データ一覧表示制御部31、及び書式データ記憶部35の動作について説明する。
(書式データ記憶部35)
書式データ記憶部35には、異なる書式で表現可能な属性データに、その属性データの書式が関連付けられて記憶されている。例えば、日時を示す属性データの場合、「2010年2月15日」と表現する書式、「Feb−15,2010」と表現する書式、及び「2010/02/15」と表現する書式が関連付けられて記憶されている。
(データ一覧表示制御部31)
本実施形態に係るデータ一覧表示制御部31は、異なる書式で表現可能な属性データがデータ一覧に含まれる場合、その属性データを後述する書式変換部34に変換させる。この場合、データ一覧表示制御部31は、例えば、属性データのデータ型を基に、異なる書式で表現可能な属性データか否かを識別するように構成するとよい。また、データ一覧表示制御部31が、書式データ記憶部35を参照することで、異なる書式で表現可能な属性データか否かを識別してもよい。
(書式変換部34)
書式変換部34は、データ一覧表示制御部31から変換対象の属性データを受信すると、書式データ記憶部35を検索し、この属性データの書式の一覧を抽出する。書式変換部34は、抽出された書式の一覧を基に、この属性データの現在の書式を特定する。書式変換部34は、特定された現在の書式に基づき属性データを単位データに分解し、あらかじめ決められた書式に組み直すことで新たな書式に変換する。書式変換部34は、この新たな書式の属性データをデータ一覧表示制御部31に出力する。これにより、データ一覧表示制御部31は、あらかじめ決められた書式に基づき、データ一覧上に属性データを表示させることが可能となる。
以上、第3の実施形態に係る医用情報処理装置によれば、異なる書式で表現可能な属性データを、あらかじめ決められた書式に従い表示させることが可能となる。これにより操作者は、属性データの書式に拘わらず、共通した操作で検索条件を指定することが可能となる。
(第4の実施形態)
第4の実施形態に係る医用情報処理装置は、データ記憶部1に記憶された属性データのうち、2つ以上の属性データを組み合わせて、データ一覧の1つの欄に表示させるものである。具体的には、この医用情報処理装置は、例えば、「姓」の属性データと「名」の属性データとを組み合わせて、「氏名」の欄に表示させる。「氏名」の欄に対しドラッグ操作が行われた場合、この医用情報処理装置は、操作対象データが「姓」及び「名」のいずれかを識別し、検索条件を作成する。以下、本実施形態に係る医用情報処理装置の構成について、第1の実施形態に係る医用情報処理装置と異なるデータ一覧表示制御部31の構成に着目して説明する。
(データ一覧表示制御部31)
第4の実施形態に係るデータ一覧表示制御部31は、あらかじめ決められた2以上の属性データを、1つの欄に表示させる。この場合、データ一覧表示制御部31は、例えば図13に示すように、「氏名」に対応した欄F0を、領域F1と領域F2とに分割する。この場合、データ一覧表示制御部31は、領域F1に「姓」の属性データを対応付け、領域F2に「名」の属性データを対応付ける。
次に、このような2以上の属性データが対応付けられた欄がドラッグ操作の対象となった場合の動作について、「氏名」に対応した欄F0を例に説明する。データ一覧表示制御部31は、カーソル制御部32からドラッグ操作の始点に対応する位置情報を受信する。この場合、データ一覧表示制御部31は、始点の位置情報が領域F1内に含まれる場合、「姓」の属性データを操作対象データとする。
例えば、図13に示すように位置Pd0を始点として、位置Pd1またはPd2までドラッグ操作が行われた場合、データ一覧表示制御部31は、「姓」の属性データ「山田」を操作対象データとする。また、始点の位置情報が領域F2に含まれる場合、データ一覧表示制御部31は、「名」の属性データを操作対象データとして特定する。例えば、図13に示すように位置Pd3を始点として、位置Pd4またはPd5までドラッグ操作が行われた場合、データ一覧表示制御部31は、「名」の属性データ「太郎」を操作対象データとして特定する。
以降は、第1の実施形態や第2の実施形態に係る医用情報処理装置と同様に、特定された操作対象データと、ドラッグ操作の操作情報に基づき検索条件が作成される。なお、1つの属性データを複数のデータに分けて、各データに領域をそれぞれ対応付けてもよい。例えば、属性データ「検査日時」を「年」、「月」、及び「日」のデータに分け、それぞれに領域を割当ててもよい。その場合、「年」、「月」、及び「日」それぞれを別々に操作対象とするとよい。また、「検査日時」を「年」、「月」、及び「日」のデータへの分割する処理は、例えば書式変換部34に実行させればよい。
以上、第4の実施形態に係る医用情報処理装置によれば、複数の属性データを所望のフォーマットに従い、1つの欄に表示させることが可能となる。またこの場合、医用情報処理装置は、1つの欄に表示された複数の属性データをそれぞれ区別して操作対象として特定し、検索条件を作成することが可能となる。
(第5の実施形態)
各属性データに対し、横軸成分に基づく処理及び縦軸成分に基づく処理の一方又は双方の処理を対応付けることが可能であることを、第2の実施形態で説明した。第5の実施形態に係る医用情報処理装置は、あらかじめ決められた所定時間カーソル操作が行われなかった場合に、カーソル41bの位置情報に対応する属性データに適用可能な処理を案内するためのガイドを表示部41に表示させるものである。以下に第5の実施形態に係る医用情報処理装置の構成について、図14を参照しながら、第2の実施形態に係る医用情報処理装置と異なる構成に着目し説明する。図14は、第5の実施形態に係る医用情報処理装置のブロック図である。
本実施形態に係る表示制御部3は、ガイド表示制御部36を更に備えている。以下に、カーソル制御部32、データ一覧表示制御部31、及びガイド表示制御部36の動作に着目し説明する。
(カーソル制御部32、データ一覧表示制御部31)
カーソル制御部32は、あらかじめ決められた時間、カーソル41bの位置が変更されなかった場合、カーソル41bが操作されていない旨を、カーソル41bの位置情報とあわせてデータ一覧表示制御部31に通知する。この通知を受けて、データ一覧表示制御部31は、カーソル41bの位置情報に対応する属性データを特定する。データ一覧表示制御部31は、特定された属性データをガイドの表示対象として、ガイド表示制御部36に通知する。
(ガイド表示制御部36)
ガイド表示制御部36は、属性データに対応する関係データをデータ種別記憶部7から抽出する。ガイド表示制御部36は、抽出した関係データに基づき、この属性データに対し適用可能な処理を案内するガイドを作成する。このガイドは、属性データに適用可能な操作の方向を操作者に案内するために表示される。このガイドには、例えば、属性データに適用可能な操作の方向への矢印が表示される。これにより操作者は、属性データに適用可能な操作を確認することが可能となる。例えば、図15や図16は、このガイド表示の一例である。
まず属性データに対して、横軸成分に基づく処理及び縦軸成分に基づく処理の双方を適用可能な場合について説明する。ガイド表示制御部36は、図15に示すように、横軸に沿った方向を示す矢印G1及びG2と、縦軸に沿った矢印G3の双方を含むガイドを作成する。この場合、各方向への操作に対応した処理を識別するためのアイコンを表示させてもよい。例えば図15に示すように、左方向の矢印G1には、適合の条件の作成を意味するアイコンG11を対応付けて表示させるとよい。また右方向の矢印G2には、左方向のアイコンG11と区別して、非適合の条件の作成を意味するアイコンG21を対応付けて表示させている。また上下方向の矢印G3には、横軸方向への操作と区別して、縦軸成分に基づく処理を意味するアイコンG31を表示させている。
次に属性データに対して、横軸成分に基づく処理のみ適用可能な場合について説明する。この場合、ガイド表示制御部36は、図16に示すように、横軸に沿った方向を示す矢印G1及びG2のみを含むガイドを作成する。ガイド表示制御部36は、作成したガイドを表示部41に表示させる。また図15の例と同様に、各方向への操作に対応した処理を識別するためのアイコンを表示させてもよい。例えば図16に示すように、左方向の矢印G1には、適合の条件の作成を意味するアイコンG11を対応付けて表示させるとよい。また右方向の矢印G2には、非適合の条件の作成を意味するアイコンG21を対応付けて表示させている。
次に、図17を参照しながら、第5の実施形態に係る医用情報処理装置の一連の動作について、第2の実施形態と異なる処理に着目し説明する。図17は、この医用情報処理装置のカーソル操作に関する処理のフローチャートである。
(ステップS01)
操作者が医用データの検索に係る操作を実行すると、この操作を受けて、まず検索部2がデータ記憶部1を検索し、属性データの一覧を読み出す。検索部2により読み出された属性データの一覧は、データ一覧表示制御部31により、表形式に成形され操作画面41a上に表示される。
(ステップS02)
操作画面41aが表示されると、カーソル制御部32は、カーソル41bの位置を逐次監視しカーソル41bの位置情報を取得する。
(ステップS31)
カーソル制御部32は、あらかじめ決められた時間、カーソル41bの位置が変更されなかった場合(ステップS31、Y)、カーソル41bが操作されていない旨を、カーソル41bの位置情報とあわせてデータ一覧表示制御部31に通知する。この通知を受けて、データ一覧表示制御部31は、カーソル41bの位置情報に対応する属性データを特定する。データ一覧表示制御部31は、特定した属性データをガイドの表示対象として、ガイド表示制御部36に通知する。
(ステップS32)
ガイド表示制御部36は、データ一覧表示制御部31から通知された属性データに対応する関係データをデータ種別記憶部7から抽出する。
(ステップS33)
ガイド表示制御部36は、抽出された関係データに基づき、この属性データに対し適用可能な処理を案内するガイドを作成する。ガイド表示制御部36は、作成したガイドを表示部41に表示させる。
なおカーソル制御部32は、カーソル操作を検知された場合(ステップS31、N)、ステップS03以降の処理を実行する。ステップS03以降の処理は、第2の実施形態に係る医用情報処理装置と同様のため詳細な説明は省略する。
なお第1の実施形態に係る医用情報処理装置と同様に、カーソルの位置を遂次監視し位置情報を取得する動作に替わり、カーソルの操作を受けて位置情報を取得する動作を適用してもよい。この場合、例えばステップS02、S31〜S33に係る動作を、カーソルが所定時間停止したことを受けてカーソルの位置情報を取得するように処理を置き換えればよい。またS02、S03については、ドラッグ操作の開始を受けて始点の位置情報を取得するように処理を置き換えればよい。
以上、第5の実施形態に係る医用情報処理装置によれば、属性データに適用可能な処理を操作者に案内することが可能となる。
(第6の実施形態)
医用データに関連付けられる属性データの中には、あらかじめ決められたデータのうちいずれかのみが設定される属性データ(以下、「選択候補を持つデータ」と呼ぶ場合がある)が含まれる。例えば、曜日を示す属性データには、「日曜日」〜「土曜日」を選択候補として、この選択候補のうちのいずれかのみが設定される。第6の実施形態に係る医用情報処理装置は、このような属性データを操作対象としてドラッグ操作が行われた場合、選択候補の一覧が表示された画面(以下、「選択画面」と呼ぶ場合がある)を表示させるものである。これにより操作者は、選択画面に表示されたいずれかの選択候補を選択することで、この医用情報処理装置に検索条件を作成させることが可能となる。以下、第6の実施形態に係る医用情報処理装置の構成について、図18を参照しながら説明する。図18は、第6の実施形態に係る医用情報処理装置のブロック図である。
本実施形態に係る表示制御部3は、選択画面表示制御部37を更に備えていることを特徴とする。以下、第2の実施形態に係る医用情報処理装置と異なる部分に着目し、「選択画面の表示」及び「検索条件の作成」に分けて、各動作に係る構成について説明する。
(選択画面の表示)
まず選択画面の表示に係る構成について説明する。操作画面を表示させる場合、キーワード生成部6と、選択画面表示制御部37とが動作する。以下に各構成の動作について説明する。
(キーワード生成部6)
本実施形態に係るキーワード生成部6は、まず操作対象データが選択候補を持つデータか否かを識別する。この場合、キーワード生成部6は、操作対象データのデータ型を基に、選択候補を持つデータか否かを識別する構成にするとよい。また、選択候補を持つデータか否かを、あらかじめ関係データに含め、データ種別記憶部7に記憶させておいてもよい。
操作対象データが選択候補を持つデータの場合、キーワード生成部6は、この操作対象データの選択候補を特定する。この場合、選択候補を持つデータの属性と、その選択候補とを関連づけた、選択候補を特定するための情報を作成しておくとよい。例えば「曜日」を示す属性データの場合、属性「曜日」と、選択候補「日曜日」〜「土曜日」とを対応付けて、この選択候補を特定するための情報を作成するとよい。この選択候補を特定するための情報は、キーワード生成部6にあらかじめ記憶させておいてもよいし、関係データに含めデータ種別記憶部7に記憶させておいてもよい。キーワード生成部6は、特定された選択候補を選択画面表示制御部37に出力する。
(選択画面表示制御部37)
選択画面表示制御部37は、キーワード生成部6から受信した選択候補が、カーソル41bにより選択可能に表示された選択画面を作成する。例えば選択候補に「医師A」〜「医師G」含む属性「担当医師」の属性データを例に説明する。この場合、選択画面表示制御部37は、図19に示すように、「医師A」〜「医師G」が表示された選択画面L1を作成する。この場合、例えば、医師の顔写真などの画像データや、アイコンなどをあわせて表示させてもよい。
また属性「部位」の属性データには、「胸部」や「腹部」など部位を示す情報のいずれかが設定される。つまり、属性「部位」に対応する選択候補は、「胸部」や「腹部」などの部位を示す情報で構成される。このような属性「部位」の属性データの場合、図20に示すように、体躯を表現した画像が表示された選択画面L2を作成するように構成してもよい。この場合、選択画面表示制御部37は、「部位」を示す属性データの選択候補である「胸部」や「腹部」などを、体躯を表現した画像において各部位を示す領域と対応付けて表示させてもよい。
選択画面表示制御部37は、作成された選択画面をデータ一覧表示制御部31に出力する。データ一覧表示制御部31は、選択画面上の選択候補を表示部41上の位置情報に対応付けて、表示部41上に表示させる。
(検索条件の作成)
次に、検索条件の作成に係る構成について説明する。選択画面上に表示された選択候補のいずれかがクリックされると、カーソル制御部32、データ一覧表示制御部31、及びキーワード生成部6が動作する。これらの構成による一連の処理により医用データを検索するための検索条件が作成される。以下に、検索条件の作成に係るこれらの構成の動作について説明する。
(カーソル制御部32)
カーソル制御部32は、操作者によるクリック操作を受けて、カーソル41bの位置情報をデータ一覧表示制御部31に出力する。
(データ一覧表示制御部31)
データ一覧表示制御部31は、この位置情報に対応する選択候補を特定する。データ一覧表示制御部31は、特定された選択候補と、選択画面に対応する属性データとをキーワード生成部6に出力する。
(キーワード生成部6)
キーワード生成部6は、この属性データと選択候補とを基に、データ一覧を更新するための検索条件を作成する。この場合、キーワード生成部6は、選択画面を表示させたときのドラッグ操作の方向に応じて、作成する検索条件を切替えてもよい。例えば、左方向へのドラッグ操作により選択画面が表示された場合、キーワード生成部6は、適合の条件を作成するように構成する。また右方向へのドラッグ操作により選択画面が表示された場合、キーワード生成部6は、非適合の条件を作成するように構成すると。
キーワード生成部6は、作成された検索条件を検索部2に出力する。検索部2は、この検索条件を受けて、この検索条件に基づきデータ記憶部1を検索する。データ一覧表示制御部31は、この検索結果を受けてデータ一覧を更新する。これにより操作者のドラッグ操作に対応して、データ一覧上に表示された行が、検索条件に基づきリアルタイムで絞り込まれる。
次に、図21を参照しながら、第6の実施形態に係る医用情報処理装置の一連の動作について、選択画面が表示されていない状態を起点として説明する。図21は、この医用情報処理装置のドラッグ操作時の動作に関するフローチャートである。
(ステップS01)
操作者が医用データの検索に係る操作を実行すると、この操作を受けた検索部2がデータ記憶部1を検索し、属性データの一覧を読み出す。データ一覧表示制御部31は、この属性データの一覧を表形式に成形し操作画面41a上に表示させる。この段階では、表示部41上には選択画面は表示されていない。
(ステップS02、S43)
操作画面41aが表示されると、カーソル制御部32は、カーソル41bの位置を逐次監視しカーソル41bの位置情報を取得する(ステップS02)。この時点で選択画面は表示されていない(ステップS42、N)。そのためステップS03に係る処理に遷移する。
(ステップS03〜S07)
以下、本実施形態に係る医用情報処理装置は、ステップS03〜07に係る処理を実行する。なおステップS03〜07に係る処理は、第2の実施形態に係る医用情報処理装置と同様のため詳細な説明は省略する。これらの処理の過程で、キーワード生成部6は、始点の位置情報とカーソル41bの位置情報とから算出されたベクトルの縦軸成分及び横軸成分を操作内容解析部33から受信する。また、キーワード生成部6は、操作対象データの属性を対象として既に検索条件が作成されているかを確認する。既に検索条件が作成されている場合、その検索条件を基に基礎となる部分データを生成する。
(ステップS08)
キーワード生成部6は、操作内容解析部33が算出したベクトルに横軸成分が含まれるか否かを確認する。
(ステップS41)
ベクトルに横軸成分が含まれる場合(ステップS08、Y)、キーワード生成部6は、操作対象データが選択候補を持つデータか否かを識別する。
(ステップS42)
操作対象データが選択候補を持つデータの場合(ステップS41、Y)、キーワード生成部6は、この操作対象データの選択候補を特定する。キーワード生成部6は、特定された選択候補を選択画面表示制御部37に出力する。選択画面表示制御部37は、キーワード生成部6から受信した選択候補が、カーソル41bにより選択可能に表示された選択画面を作成する。選択画面表示制御部37は、作成された選択画面をデータ一覧表示制御部31に出力する。データ一覧表示制御部31は、選択画面上の選択候補を表示部41上の位置情報に対応付けて、表示部41上に表示させる。その後、ドラッグ操作の終了を受けて、ステップS02に係る処理に遷移する。
(ステップS09、S21、S22、S10、及びS11)
操作対象データが選択候補を持つデータではない場合(ステップS41、N)、ステップS09、ステップS21、ステップS22、ステップS10、及びステップS11に係る処理が実行される。これらの処理は第2の実施形態に係る医用情報処理装置と同様のため詳細な説明は省略する。
次に、ステップS42の処理により選択画面が表示されている場合の動作について、選択画面上の選択候補がクリックされた場合の動作に着目し説明する。
(ステップS02、S43)
カーソル制御部32は、カーソル41bの監視を継続し、カーソル41bの位置情報を逐次取得する。操作者によりクリック操作が行われると、カーソル制御部32は、カーソル41bの位置情報をデータ一覧表示制御部31に出力する(ステップS02)。この段階では、ステップS42の処理により表示部41に選択画面は既に表示されている(ステップS42、Y)。そのため、ステップS44に係る処理に遷移する。
(ステップS44)
選択画面上の選択候補がクリックされた場合(ステップS44、Y)、位置情報に対応する選択候補を特定する。データ一覧表示制御部31は、特定された選択候補と、選択画面に対応する属性データとをキーワード生成部6に出力する。キーワード生成部6は、この属性データと選択候補とを基に、データ一覧を更新するための検索条件を作成する。キーワード生成部6は、作成された検索条件を検索部2に出力する。
(ステップS01)
検索部2は、この検索条件に基づきデータ記憶部1を検索する。データ一覧表示制御部31は、この検索結果に基づいてデータ一覧を更新する。これにより操作者のドラッグ操作を受けて、データ一覧上に表示された行が、検索条件に基づきリアルタイムで絞り込まれる。以降は、医用情報処理装置は、操作者による操作が継続する限り、上記処理を繰り返し実行する。医用情報処理装置は、操作の終了を検知した場合、各構成の動作を停止させることで上記処理を終了させる。
なお、選択画面上の選択候補が選択されなかった場合(ステップS44、N)、データ一覧表示制御部31は、表示部41に表示された選択画面を消す。その後、ステップS03以降の処理が実行される。
なお第1の実施形態に係る医用情報処理装置と同様に、カーソルの位置を遂次監視し位置情報を取得する動作に替わり、カーソルの操作を受けて位置情報を取得する動作を適用してもよい。この場合、例えばステップS02、S43、S44に係る動作を、クリック操作が行われたことを受けてカーソルの位置情報を取得するように処理を置き換えればよい。この場合、クリック操作が行われた時のカーソルの位置情報が、選択画面上の選択候補の位置情報と対応する場合に、ステップS44に係る処理を実行させるように動作させればよい。
以上、第6の実施形態に係る医用情報処理装置によれば、操作対象データが選択候補を持つデータの場合、ドラッグ操作を受けて、選択候補の一覧が表示された選択画面を表示させる。これにより操作者は、この選択画面を操作することで、この医用情報処理装置に検索条件を作成させることが可能となる。これにより操作対象データが選択候補を持つデータの場合、操作者は、より簡便な操作で検索条件を指定することが可能となる。
(変形例)
上記の実施形態では、図2に示すように、表形式のデータ一覧C1を操作画面41aに表示させる例について説明した。変形例に係る医用情報処理装置は、医用画像等の検索対象の医用データを属性データとあわせて操作画面41aに表示させる。このような表示態様とすることで、この医用情報処理装置は、医用画像上に付されたアノテーションのコメントのように、医用画像等の画像データ上に付帯された情報を、検索キーを生成するための属性データとして取り扱う。以降では、この医用画像処理装置について、図22〜図24を参照しながら説明する。図22及び図23は、変形例に係る医用情報処理装置の操作画面41aの一例である。また、図24は、操作者による操作を受けて、表示部に表示される操作画面41aの表示例である。以降では、上述した実施形態とは異なる、表示画面の生成に係る部分に着目して説明する。
本実施形態に係る医用画像処理装置は、図22に示すように、医用データ(例えば、医用画像)の内容を識別可能に、その医用データに関連付けられた属性データ(例えば、患者情報や撮影条件)とあわせて操作画面41aに表示させる。以降では、まず操作画面の表示に係る検索部2及びデータ一覧表示制御部31の動作について説明し、その後、操作画面41aの画面構成について説明する。
(検索部2)
操作画面41aを表示させる場合に、検索部2は、キーワード生成部6からの指示に基づき、データ記憶部1を検索し、属性データの一覧と、操作画面41a上に表示させるための医用データの一覧とを読み出す。また、検索部2は、操作画面41a上で指定された検索条件が指定されると、その検索条件に該当する医用データを読み出す。以下、検索部2の動作について、操作画面41aの表示に係る動作と、検索条件に該当する医用データの表示に係る動作とについて説明する。
操作画面41aを表示させる場合には、検索部2は、キーワード生成部6から、属性データの一覧及び医用データの一覧の読み出しに係る指示を受ける。この場合、検索部2は、データ記憶部1を検索し、医用データの一覧と、各医用データに関連付けられた属性データの一覧をデータ記憶部1から読み出す。なお、この場合には、検索部2は、医用データとして、操作画面41a上に表示させるための少なくとも一部のデータのみを読み出せばよい。例えば、医用データが複数の医用画像を含んで構成される場合には、検索部2は、操作画面41a上に表示させる医用画像のみを読み出せばよい。以降では、操作画面41aを表示させるための一部の医用データを「表示用医用データ」と呼ぶ場合がある。キーワード生成部6により、この指示とあわせて検索条件が指定された場合、検索部2は、この検索条件に合致する表示用医用データと、その表示用医用データに関連付けられた属性データの一覧のみをデータ記憶部1から読み出す。検索部2は、表示用医用データの一覧及び属性データの一覧をデータ一覧表示制御部31に出力する。
次に、検索条件に該当する医用データの表示に係る動作について説明する。検索部2は、キーワード生成部6から、医用データの読み出しに係る指示を検索条件とあわせて受ける。この場合、検索部2は、データ記憶部1を検索し、検索条件に合致する医用データをデータ記憶部1から読み出す。検索部2は、医用データをデータ一覧表示制御部31に出力する。
(データ一覧表示制御部31)
データ一覧表示制御部31は、検索部2から属性データの一覧及び表示用医用データの一覧を受信する。データ一覧表示制御部31は、受けた表示用医用データと、その表示用医用データに対応する属性データとを組として関連付けて、これらの組を所定のレイアウトに従い配列してデータ一覧C3を作成する。データ一覧表示制御部31は、作成されたデータ一覧C3をあらかじめ決められた表示フォーマットに組込み、操作画面41aを作成する。データ一覧表示制御部31は、作成した操作画面41aを表示部41に表示させる。この場合、データ一覧表示制御部31は、操作画面41aを構成する各操作手段(例えば、データ一覧C3及び後述するデータ参照手段C4)と表示部41上の位置情報とを対応付ける。これによりデータ一覧表示制御部31は、操作画面41a上で指定された操作対象を、表示部41上の位置情報から特定することが可能となる。図22は、操作画面41aと、操作画面41a上の操作対象を指定するためのカーソル41bとを、表示部41に表示させた場合の一例である。この場合、データ一覧表示制御部31は、カーソル41bの位置情報を基に操作対象を特定するとよい。
(操作画面41aの画面構成)
次に、操作画面41aの構成について説明する。図22に示すように、変形例に係る操作画面41aは、データ一覧C3とデータ参照手段C4とを含んで構成される。データ一覧C3は、領域C30を複数含んで構成されている。なお、領域C30の数が多く、全ての領域C30を1画面に表示しきれない場合には、図22に示すように、スクロールバーC3aを表示させてもよい。
ここで、図23を参照する。図23は、領域C30の詳細な構成を説明するための図である。図23に示すように、領域C30は、表示用医用データC31と、患者情報C32と、撮影条件C33と、管理情報C34とを含んで構成されている。なお、患者情報C32、撮影条件C33、及び管理情報C34が属性データに相当する。患者情報C32は、患者名や、その患者の年齢等のように患者の情報を示す属性データである。また、撮影条件C33は、検査日時、診断部位、及び解像度などのように、医用データを取得条件に関する属性データである。また、管理情報C34は、対応する医用データの管理状態を示している。例えば、医用画像処理装置に記憶された医用データを、この装置にネットワークを介して接続されたサーバー上で一元管理するような場合には、このサーバーへ医用データを転送したか否かを、この管理情報C34を用いて管理すればよい。また、表示用医用データC31上には、その対応する医用データに付帯されたアノテーションC351と、アノテーションC351に含まれるコメントC352を、属性データとして表示させてもよい。患者情報C32、撮影条件C33、管理情報C34、及びコメントC352は、カーソル41bの操作対象として選択可能に表示されており、これらの情報が、図2において領域C11に表示された属性データに対応する。即ち、変形例に係る医用画像処理装置では、これらの情報が表示された領域に対して、カーソル41bによる操作を受けて、前述した実施形態と同様に検索条件を生成する。なお、上記では、医用データに対応する属性データを、患者情報C32、撮影条件C33、及び管理情報C34に分けて説明したが、これらの分類分けは適宜変更してもよい。
データ参照手段C4は、医用データを表示させるための操作手段である。データ一覧C3中のいずれかの領域C30が選択された状態で、データ参照手段C4が操作されると、検索部2は、選択された領域C30に対応する医用データを読み出す。データ一覧表示制御部31は、この読み出された医用データを表示部41に表示させる。これにより操作者は、データ一覧C3を基に所望の医用データを特定し参照することが可能となる。
以上、変形例に係る医用情報処理装置に依れば、医用画像等の検索対象の医用データを属性データとあわせて操作画面41aに表示させる。このような表示態様とすることで、この医用情報処理装置は、医用画像上に付されたアノテーションのコメントのように、医用画像等の画像データ上に付帯された情報を、検索キーを生成するための属性データとして取り扱うことが可能となる。
なお上記実施形態で説明したカーソル操作は、マウスによる操作に限定するものではない。例えば、タッチパネルによる操作やスタイラスを用いたペン入力に適宜置き換えてもよい。その場合、操作方法に応じて操作部42やカーソル制御部32の動作を適宜変更し、上記で説明したクリック操作やドラッグ操作に対応付けるとよい。例えばタッチパネルによる操作の場合、表示部41が操作部42を兼ねるように構成するとよい。この場合、表示部41は、タッチ操作を受け、その操作情報をカーソル制御部32に出力する。カーソル制御部32は、この操作情報に基づき、タッチ操作が行われた表示部41上の位置情報を特定するように構成するとよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載されたその均等の範囲に含まれる。
1 データ記憶部
2 検索部
3 表示制御部
31 データ一覧表示制御部
32 カーソル制御部
33 操作内容解析部
34 書式変換部
35 書式データ記憶部
36 ガイド表示制御部
37 選択画面表示制御部
4 UI
41 表示部
41a データ一覧
41b カーソル
42 操作部
5 属性データ解析部
6 キーワード生成部
7 データ種別記憶部

Claims (12)

  1. 患者の識別情報を含む属性データが対応付けられた医用データを記憶するデータ記憶部と、
    表示部と、
    前記表示部上の位置を指定するための位置指定部と、
    前記属性データを一覧で提示するデータ一覧を、前記表示部に表示させるデータ一覧表示制御部と、
    前記位置指定部により指定された位置に対応する前記データ一覧上の前記属性データに基づいて、検索キーを生成するキーワード生成部と、
    を備え、
    前記データ一覧表示制御部は、前記検索キーにより検索された結果に基づき前記データ一覧を更新し、
    前記キーワード生成部は、前記位置指定部による操作の開始位置と操作の終了位置との指定に基づき、前記開始位置から前記終了位置までの移動量のうち、第1の方向への移動量に応じて前記検索キーの長さを変更し、前記第1の方向とは異なる第2の方向の移動量に応じて前記検索キーを構成する文字を変更することを特徴とする医用情報処理装置。
  2. 操作部と、
    表示部と、
    1または複数の単位データで表される属性データが対応付けられた医用データを記憶するデータ記憶部と、
    前記属性データを一覧で提示するデータ一覧を、前記表示部上の位置情報と対応付けて、前記表示部に表示させるデータ一覧表示制御部と、
    前記表示部にカーソルを表示させ、前記操作部からの指示を受けて前記カーソルが表示された位置を変更するとともに、その位置情報を出力するカーソル制御部と、
    前記位置情報に基づいて、前記属性データ中の単位データを特定する属性データ解析部と、
    前記位置情報の変更に連動して、前記属性データ中の単位データの選択範囲を変更し、この選択範囲に対応する前記単位データを基に検索キーを生成するキーワード生成部と、
    前記検索キーを用いて前記データ記憶部を検索する検索部と
    前記位置情報を受けて、あらかじめ決められた第1の軸に沿った第1の方向または前記第1の方向とは反対の第2の方向への前記カーソルの移動方向と、前記第1の軸に沿った前記カーソルの移動量とを検出する操作内容解析部とを備え、
    前記データ一覧表示制御部は、前記検索部の検索結果を受けて前記データ一覧を更新して表示させ
    前記属性データ解析部は、前記位置情報を受けて、前記データ一覧のうち前記位置情報に対応する前記属性データを操作対象データとして特定し、
    前記キーワード生成部は、前記第1の方向への前記移動量が、あらかじめ決められた距離より短い場合、前記操作対象データの先頭に位置する前記単位データからなる先頭データを検索キーとし、前記第1の方向への移動量に応じて、前記先頭データに近い方向から順に前記単位データを取り出し、取り出された前記単位データを前記先頭データに組み合わせて検索キーを生成することを特徴とする医用情報処理装置。
  3. 前記キーワード生成部は、前記第2の方向への移動量が、所定の距離を超えた場合、前記操作対象データを含む前記属性データを検索対象から外すための検索キーを生成することを特徴とする請求項2に記載の医用情報処理装置。
  4. 前記キーワード生成部は、前記第2の方向への移動量が所定の距離分長くなるごとに、前記操作対象データの末尾から先頭に向けて順に前記単位データを特定し、特定された前記単位データを前記操作対象データから除いた部分データを含む前記属性データを検索対象から外すための検索キーを生成することを特徴とする請求項2または3に記載の医用情報処理装置。
  5. 前記操作内容解析部は、前記位置情報を受けて、前記第1の軸と異なるあらかじめ決められた第2の軸に沿った第3の方向または前記第3の方向と反対の第4の方向への前記カーソルの移動方向と、前記第2の軸に沿った前記カーソルの移動量とを更に検出し、
    前記キーワード生成部は、前記第3の方向への前記移動量が、あらかじめ決められた距離分長くなるごとに、前記検索キーの末尾に位置する所定単位の末尾データを、あらかじめ定義された前記操作対象データを構成する前記単位データがとり得る値の順序において、次の順に位置する前記単位データに変更した他の検索キーを生成することを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれかに記載の医用情報処理装置。
  6. 前記属性データごとに、前記第1の方向、前記第2の方向、前記第3の方向及び前記第4の方向への少なくとも1つの方向が対応付けられ、
    前記キーワード生成部は、前記操作対象データに対応付けられた方向への前記カーソルが移動されたときに前記検索キーを生成することを特徴とする請求項に記載の医用情報処理装置。
  7. 前記単位データの順序を入れ替えた複数の書式で定義可能な前記属性データについて、各属性データと書式とを対応付けた書式データを記憶した書式データ記憶部と、
    前記複数の書式で定義可能な前記属性データを、前記書式データに基づき、前記複数の書式のうちあらかじめ決められたいずれかの前記書式に変換する書式変換部と、を更に備え、
    前記データ一覧表示制御部は、前記データ一覧に前記複数の書式で定義可能な前記属性データが含まれる場合、その属性データの書式を前記書式変換部に変換させて、前記表示部に表示させることを特徴とする請求項乃至請求項のいずれかに記載の医用情報処理装置。
  8. 前記データ一覧表示制御部は、前記データ一覧において前記属性データが表示された1つの欄を複数の領域に分割し、各領域に前記属性データを対応付け、
    前記属性データ解析部は、前記位置情報を受けて、前記データ一覧のうち、前記位置情報に対応する前記領域を特定し、前記領域に対応付けられた前記属性データを前記操作対象データとして特定することを特徴とする請求項乃至請求項のいずれかに記載の医用情報処理装置。
  9. 前記操作対象データに対応付けられた前記方向を視認可能に前記表示部に表示させるガイド表示制御部を更に備えたことを特徴とする請求項に記載の医用情報処理装置。
  10. 前記キーワード生成部は、前記操作対象データが、あらかじめ決められた2以上の前記単位データのいずれかのみを値として取り得る前記属性データである場合に、前記カーソルの移動を受けて、前記検索キーの生成に替わり、前記2以上の単位データのいずれかを選択可能に表示させ、前記2以上の単位データのいずれかが選択されたときに、選択された前記単位データを基に前記検索キーを生成することを特徴とする請求項乃至請求項のいずれかに記載の医用情報処理装置。
  11. 前記データ一覧表示制御部は、前記属性データが対応付けられた前記医用データの少なくとも一部の内容を識別可能に、当該属性データと関連付けて、前記データ一覧として表示させることを特徴とする請求項乃至請求項10のいずれかに記載の医用情報処理装置。
  12. 操作部と、表示部と、を含むユーザーインタフェース部と、
    前記操作部により指示された前記表示部における位置を表す位置情報を出力する制御部と、
    1または複数の単位データで表される属性データが対応付けられた検索対象データを記憶するデータ記憶部と、
    前記データ記憶部に記憶された前記検索対象データに対応付けられた属性データを一覧で提示するデータ一覧を、前記表示部に表示させるデータ一覧表示制御部と、
    前記制御部から前記位置情報を受けて、前記データ一覧のうち前記位置情報に対応する前記属性データを操作対象データとして特定し、前記操作対象データを前記単位データに分割する属性データ解析部と、
    前記位置情報を基に、前記操作部によって指示された位置の移動方向と移動量を検出する操作内容解析部と、
    前記操作内容解析部により検出された前記移動方向が、あらかじめ決められた第1の軸に沿った成分を有する場合、当該成分に応じた個数の前記単位データを前記操作対象データから抽出して検索キーを生成するキーワード生成部と、
    前記検索キーを用いて前記データ記憶部を検索する検索部とを備え、
    前記データ一覧表示制御部は、前記検索部の検索結果を受けて前記データ一覧を更新して表示させ
    前記キーワード生成部は、前記操作内容解析部により検出された前記移動方向が、前記第1の軸と異なる第2の軸に沿った成分を有する場合、前記操作対象データに含まる一部の前記単位データを、前記第2の軸に沿った成分に応じて変更して前記検索キーを生成することを特徴とする情報検索装置。
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